JP7156182B2 - 当接プレート - Google Patents

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Description

本明細書に記載の開示は、電力変換装置に適用される弾性部材を覆う当接プレートに関するものである。
特許文献1に示されるように、長さ方向に延びて、長さ方向に直交する幅方向の両端に長さ方向に連続して延びる壁状のリブが形成された当接プレートが知られている。
特開2007-166820号公報
幅方向に並ぶ2つのリブそれぞれに長さ方向における端側の一部のみで互いに幅方向に近付くように突起した凸部が形成されている。凸部は長さ方向における端側よりも中央側に位置している。当接プレートの長さ方向(横方向)における端側の幅方向(高さ方向)の体格が大きくなっている。
そこで本明細書に記載の開示は、横方向における端側の高さ方向の体格増大が抑制された当接プレートを提供することを目的とする。
開示の1つは、
電力変換装置(300)に含まれる半導体積層ユニット(700)と、半導体積層ユニットに付勢力を付与する弾性部材(730)との間に設けられる当接プレート(800)であって、
半導体積層ユニットと弾性部材の間に位置して、半導体積層ユニットと弾性部材の並ぶ並び方向に直交する横方向に延びる板部(810)と、
並び方向において、半導体積層ユニット側から弾性部材側に向かって板部から起立した側壁部(820,830)と、を有し、
側壁部は、板部における横方向で並ぶ両端のうちの一端から他端へと向かって連続的に延びた第1側壁部(820)と第2側壁部(830)を有し、
板部における並び方向と横方向に直交する高さ方向で並ぶ両端のうちの一端に第1側壁部が一体的に連結され、他端に第2側壁部が一体的に連結され、
第1側壁部と第2側壁部とが高さ方向で離間して対向しており、
第1側壁部における板部の横方向の両端側は、第1側壁部における板部の横方向の中央側よりも高さ方向において第2側壁側に位置し、
第2側壁部における板部の横方向の両端側は、第2側壁部における板部の横方向の中央側よりも高さ方向において第1側壁側に位置しており、
第2側壁部における板部の横方向の中央側の長さが第1側壁部における板部の横方向の中央側の長さよりも長い。
このように本開示では、第1側壁部(820)の端側の全てが高さ方向において第2側壁部(830)側に位置している。第2側壁部(830)の端側の全てが高さ方向において第1側壁部(820)側に位置している。そのために2つの側壁部(820,830)それぞれの端側の一部が互いに高さ方向に近付くように突起した構成と比べて、当接プレート(800)の横方向における端側の高さ方向の体格の増大が抑制される。
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
車載システムを示す概略図である。 電力変換装置の上面図である。 当接プレートと弾性部材との配置状態を示す正面図である。 絞り加工を説明するための図である。 図3に示すV-V線に沿う断面図である。 図3に示すVI-VI線に沿う断面図である。
以下、実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1に基づいて電力変換装置300の設けられる車載システム100を説明する。車載システム100は電気自動車用のシステムを構成している。車載システム100はバッテリ200、電力変換装置300、モータ400、および、図示しない複数のECUを有する。
複数のECUはバス配線を介して相互に信号を送受信している。複数のECUは協調して電気自動車を制御している。複数のECUの制御により、バッテリ200のSOCに応じたモータ400の回生と力行が制御される。ECUはelectronic control unitの略である。SOCはstate of chargeの略である。
バッテリ200は複数の二次電池を有する。これら複数の二次電池は直列接続された電池スタックを構成している。この電池スタックのSOCがバッテリ200のSOCに相当する。二次電池としてはリチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池、および、有機ラジカル電池などを採用することができる。
電力変換装置300はバッテリ200とモータ400との間の電力変換を行う。電力変換装置300はバッテリ200の直流電力をモータ400の力行に適した電圧レベルの交流電力に変換する。電力変換装置300はモータ400の発電(回生)によって生成された交流電力をバッテリ200の充電に適した電圧レベルの直流電力に変換する。
モータ400は図示しない電気自動車の出力軸に連結されている。モータ400の回転エネルギーは出力軸を介して電気自動車の走行輪に伝達される。逆に、走行輪の回転エネルギーは出力軸を介してモータ400に伝達される。
モータ400は電力変換装置300から供給される交流電力によって力行する。これにより走行輪への推進力の付与が成される。またモータ400は走行輪から伝達される回転エネルギーによって回生する。この回生によって発生した交流電力は、電力変換装置300によって直流電力に変換されるとともに降圧される。この直流電力がバッテリ200に供給される。また直流電力は電気自動車に搭載された各種電気負荷にも供給される。
<電力変換装置>
次に電力変換装置300を説明する。電力変換装置300はコンバータ500とインバータ600を備えている。コンバータ500はバッテリ200の直流電力をモータ400の力行に適した電圧レベルに昇圧する。インバータ600はこの直流電力を交流電力に変換する。この交流電力がモータ400に供給される。またインバータ600はモータ400で生成された交流電力を直流電力に変換する。コンバータ500はこの直流電力をバッテリ200の充電に適した電圧レベルに降圧する。
コンバータ500は第1給電バスバ301を介してバッテリ200と電気的に接続されている。またコンバータ500は第2給電バスバ302を介してインバータ600と電気的に接続されている。インバータ600は第3給電バスバ303を介してモータ400と電気的に接続されている。
コンバータ500とインバータ600それぞれは複数のスイッチを有する。これら複数のスイッチがPMW制御されることによって、バッテリ200とモータ400との間で電力変換が行われている。また、これら複数のスイッチは樹脂で封止されて複数のスイッチモジュール710を構成している。
<電力変換装置の構成>
次に、電力変換装置300の構成を説明する。以下において直交の関係にある3方向をx方向、y方向、z方向とする。x方向は横方向に相当する。y方向は並び方向に相当する。z方向は高さ方向に相当する。
電力変換装置300はコンバータ500およびインバータ600の備える複数のスイッチモジュール710の他に、冷却器720、弾性部材730、スペーサー740、当接プレート800、図示しない外部機器、および、これらを収納するケース900を有する。複数のスイッチモジュール710それぞれは冷却器720に収納されて半導体積層ユニット700を構成している。
<ケース>
ケース900はz方向の厚みの薄い底部910と、底部910の内底面910aの縁部からz方向に環状に起立した枠部920と、を有する。枠部920の内底面910aからz方向に離れた先端の上端面920aも環状を成している。この枠部920の先端側で、ケース900の開口が構成されている。
枠部920はx方向に離間して並ぶ第1枠部921と第3枠部923、および、y方向に離間して並ぶ第2枠部922と第4枠部924と、を有する。第1枠部921、第2枠部922、第3枠部923、第4枠部924がz方向の周方向で時計回りに連結されている。第2枠部922には第2枠部922から第4枠部924に向かって突出する突出部922aが形成されている。
なお図2では突出部922aが第2枠部922に形成されている形態を示したが、突出部922aはケース900を覆うように連結されたブラケットなどに形成されていてもよい。
ケース900の底部910と枠部920によって区画された収納空間に半導体積層ユニット700、当接プレート800、弾性部材730、および、スペーサー740が収納される。半導体積層ユニット700、当接プレート800、弾性部材730、および、スペーサー740それぞれが第2枠部922側から第4枠部924側に順に並んでいる。
<半導体積層ユニット>
半導体積層ユニット700は冷却器720と複数のスイッチモジュール710を有する。図2に示すように冷却器720は供給管721、排出管722、および、複数の中継管723を有する。供給管721と排出管722はy方向に延びている。供給管721と排出管722はx方向で離間している。複数の中継管723は供給管721から排出管722に向かってx方向に沿って延びている。
供給口721aと排出口722aそれぞれは上記した収納空間の外に位置している。供給口721aに外部から冷媒が供給される。供給管721を流れた冷媒は中継管723に流れる。中継管723から排出管722に冷媒が流れる。排出口722aから外部へ冷媒が排出される。
図2に示すように複数の中継管723の間にスイッチモジュール710が位置している。半導体積層ユニット700は第2枠部922と当接プレート800の間に位置している。当接プレート800は半導体積層ユニット700と弾性部材730の間に位置している。
弾性部材730は弾性部材730における後述する第1接触面731aからy方向に離れるように当接プレート800に付勢力を付与している。この付勢力によって半導体積層ユニット700がy方向で突出部922aと当接プレート800の間に固定される。これによって、複数の中継管723のy方向の隙間が狭くなり、スイッチモジュール710が中継管723によってy方向に挟持される。スイッチモジュール710で発生した熱が中継管723を介して冷媒に放熱可能になっている。
<当接プレート>
当接プレート800は金属製である。当接プレート800は一枚の金属板に1回の絞り加工が施されることで、板部810と第1側壁部820と第2側壁部830それぞれに区分される。
絞り加工について具体的に言えば、図4に示すように一枚の金属板における自身のz方向側の縁部が固定された状態で、縁部と縁部の間の中央部がパンチによってy方向へ加圧される加工を示す。これにより中央部が加圧方向に落ち込み、縁部が加圧方向とは逆の逆方向に起立する。
上記した絞り加工で用いる金属板側のパンチの縁部はR形状を成している。金属板側のパンチの一方の縁部のR形状は、金属板側のパンチの他方の縁部のR形状よりも大きくなっている。そのために、金属板におけるパンチ側の第1平坦面810aの中央部と縁部との境界に曲面が形成される。金属板の屈曲によって、金属板におけるパンチ側の裏側の第2平坦面810bの中央部と縁部との境界にも曲面が形成される。
図4に示すように、加圧方向に落ち込んだ中央部を板部810と示す。加圧方向とは逆の逆方向に起立した縁部を第1側壁部820、および、第2側壁部830と示す。図4~図6においてこれらそれぞれの境界を破線で示す。
第1平坦面810aは板部810に位置する第1主面810cと、第1側壁部820に位置する第1内面820aと、第2側壁部830に位置する第2内面830aに区分される。第2平坦面810bは板部810に位置する第2主面810dと、第1側壁部820に位置する第1外面820bと、第2側壁部830に位置する第2外面830bに区分される。
図4~図6に示すように、板部810と第2側壁部830との間の第1平坦面810a側の曲面の第1曲げ半径Raが、板部810と第1側壁部820との間の第1平坦面810a側の曲面の第2曲げ半径Rbよりも大きくなっている。
これまでに示したように当接プレート800はy方向で半導体積層ユニット700と弾性部材730との間に位置している。図4~図6に示すように、当接プレート800はy方向の厚さの薄い板部810と、板部810における弾性部材730側の第1主面810cから起立した第1側壁部820、および、第2側壁部830と、を有する。
図2に示すように板部810は第1枠部921側から第3枠部923側に向かって延びている。図5に示すように板部810には上記した第1主面810cとその裏面の第2主面810dを貫くように開口する貫通孔811が形成されている。
図5および図6に示すように、第1側壁部820と第2側壁部830それぞれはz方向における板部810の両端の縁部それぞれに一体的に連結されている。第1側壁部820と第2側壁部830はz方向に離間して並んでいる。
図2および図3に示すように、第1側壁部820と第2側壁部830それぞれは板部810における第1枠部921側の一端から第3枠部923側の他端に向かって連続的に伸びている。第1側壁部820は板部810の上端面920a側の一端に位置し、第2側壁部830は板部810の内底面910a側の他端に位置している。第1側壁部820と第2側壁部830については後で詳説する。
<弾性部材>
図2に示すように弾性部材730はx方向に延びた板状形状をしている。弾性部材730はy方向で当接プレート800とスペーサー740の間に位置している。
図5に示すように弾性部材730はy方向の厚さの薄い主部731と、主部731から当接プレート800側に突起した突起部732と、を有する。主部731は当接プレート800側の第1接触面731aとスペーサー740側の第2接触面731bを有する。第1接触面731aに上記した突起部732が形成されている。図3において突起部732を破線で示す。
図5に示すように上記した貫通孔811に突起部732が挿入される。これによって主部731と板部810とがy方向で並ぶ。また、弾性部材730はz方向で第1側壁部820と第2側壁部830の間に位置している。弾性部材730と側壁部との位置関係について後で詳しく説明する。
なお、図5では貫通孔811の一部に突起部732が挿入されている形態を示したが、突起部732がy方向に長く、貫通孔811をy方向に貫くように挿入されていてもよい。
<加圧工程>
ケース900の収納空間において半導体積層ユニット700、当接プレート800、弾性部材730が第2枠部922側から第4枠部924側に、それぞれが互いに接触した状態で順に並んで配置される。弾性部材730の第2接触面731bに加圧機が押し当てられる。
上記した加圧機によって弾性部材730が第2接触面731b側から第1接触面731a側にたわむ。これによって当接プレート800の板部810が第1主面810c側から第2主面810d側に移動する。半導体積層ユニット700が突出部922aに押し当てられる。
上記した態様で、側壁部の第4枠部924側の先端と第4枠部924の収納空間側の内面との距離が検出機によって検出される。検出値に基づいてブロック状のスペーサー740が選択される。スペーサー740は弾性部材730と第4枠部924との間に配置される。弾性部材730は第2接触面731bからy方向に離れるようにスペーサー740に付勢力を付与している。スペーサー740はこの付勢力によって第2枠部922側から第4枠部924側へ押される。これによりスペーサー740は第4枠部924に押し当てられる。スペーサー740は弾性部材730をy方向で支持する役割を果たす。
なお、半導体積層ユニット700は底部910とz方向で離間している。半導体積層ユニット700は底部910に搭載されていてもよい。
<第1側壁部>
以下に第1側壁部820の詳細な形態について説明する。上記したように当接プレート800はx方向に延びている。当接プレート800はケース900の収納空間に収納されている。図3に基づいて、第1側壁部820を細分化して説明する。第1側壁部820は第1枠部921側から第3枠部923側に向かって並んで連結された第1側部821と、第2側部822と、第3側部823と、第4側部824と、第5側部825と、を有する。
第1側部821、第3側部823、第5側部825それぞれはx方向に延びている。第3側部823は第1側部821と第5側部825それぞれの全てよりも上端面920a側に位置している。第2側部822は第1側部821の端から第3側部823の端に向かってx方向とz方向に延びている。第4側部824は第3側部823の端から第5側部825の端に向かってx方向とz方向に延びている。
図2に示すように、第3側部823におけるy方向の端と端の間の長さは、第1側部821、第2側部822、第4側部824、第5側部825それぞれのy方向の端と端の間の長さよりも長くなっている。
第3側部823には第3側部823の第1外面820b側からz方向に離れるように延びる第1爪部823aと第2爪部823bが形成されている。第1爪部823aと第2爪部823bそれぞれは第3側部823における第4枠部924側の端に位置している。第1爪部823aと第2爪部823bはx方向で離間している。
<第2側壁部>
図3に基づいて、第2側壁部830の詳細な形態について説明する。第2側壁部830は第1枠部921側から第3枠部923側に向かって並んで連結された第6側部831と、第7側部832と、第8側部833と、第9側部834と、第10側部835と、を有する。
第6側部831、第8側部833、第10側部835それぞれはx方向に延びている。第8側部833は第6側部831と第10側部835それぞれの全てよりも内底面910a側に位置している。第7側部832は第6側部831の端から第8側部833の端に向かってx方向とz方向に延びている。第9側部834は第8側部833の端から第10側部835の端に向かってx方向とz方向に延びている。
第8側部833におけるy方向の端と端の間の長さは、第6側部831、第7側部832、第9側部834、第10側部835それぞれのy方向の端と端の間の長さよりも長くなっている。
第8側部833には第8側部833の第2外面830b側からz方向に離れるように延びる第3爪部833aと第4爪部833bが形成されている。第3爪部833aと第4爪部833bそれぞれは第8側部833の第4側部824側に位置している。第3爪部833aと第4爪部833bはx方向に離間している。
これまでに説明した第1爪部823a、第2爪部823b、第3爪部833a、第4爪部833bそれぞれは製造治具に挿入されて当接プレート800の位置決めとして機能している。
<第1側壁部と第2側壁部>
上記したように第1側壁部820と第2側壁部830はz方向で対向している。図3に示すように第1側壁部820の第1枠部921側の一端と、第2側壁部830の第1枠部921側の一端とがx方向で揃って位置している。第1側部821の第3枠部923側の他端が、第6側部831の第3枠部923側の他端よりも第3枠部923側に位置している。x方向における第1側部821の長さは、x方向における第6側部831の長さよりも長くなっている。
第1側壁部820の第3枠部923側の他端と、第2側壁部830の第3枠部923側の他端とがx方向で揃って位置している。第5側部825の第1側部821側の一端が、第10側部835の第1側部821側の一端よりも第1枠部921側に位置している。x方向における第5側部825の長さは、x方向における第10側部835の長さよりも長くなっている。
第3側部823の第1枠部921側の一端は、第8側部833の第1枠部921側の一端よりも第3枠部側に位置している。第3側部823の第3枠部923側の他端は第8側部833の第3枠部923側の他端よりも第1枠部921側に位置している。x方向における第3側部823の長さはx方向における第8側部833の長さよりも短くなっている。
これまでに示したように第3側部823は第1側部821、第2側部822、第4側部824、第5側部825それぞれの全てよりも上端面920a側に位置している。第8側部833は第6側部831、第7側部832、第9側部834、第10側部835それぞれの全てよりも内底面910a側に位置している。
図3に示すようにz方向における第3側部823と第8側部833の離間距離は、z方向における第1側部821と第6側部831の離間距離よりも長くなっている。z方向における第3側部823と第8側部833の離間距離はz方向における第5側部825と第10側部835の離間距離よりも長くなっている。
<側壁部と弾性部材>
上記したように弾性部材730はz方向で第1側壁部820と第2側壁部830の間に位置している。以下においては、図5および図6に示す第1側壁部820の第1内面820a側の面と第2側壁部830の第2内面830a側の面とのz方向の離間距離を曲げ間距離L1と示す。弾性部材730のz方向の幅を当接幅L2と示す。
第3側部823と第8側部833がz方向で対向する、板部810と側壁部それぞれの領域を中央領域851と示す。第1側部821と第6側部831がz方向で対向する、板部810と側壁部それぞれの領域と、第5側部825と第10側部835がz方向で対向する、板部810と側壁部それぞれの領域を端側領域852と示す。図3においてそれぞれの領域を破線で囲って示している。
図3に示す中央領域851において、図5に示すように曲げ間距離L1は当接幅L2に第1曲げ半径Raと第2曲げ半径Rbを加えた長さよりも長くなっている。
図3に示す端側領域852において、図6に示すように曲げ間距離L1は当接幅L2に第1曲げ半径Raと第2曲げ半径Rbを加えた長さよりも短くなっている。
<作用効果>
これまでに示したように本実施形態では当接プレート800が一枚の金属板に1回の絞り加工が施されることで、板部810と、第1側壁部820と、第2側壁部830それぞれに区分けされている。第1側壁部820の第3側部823は第1側部821、第2側部822、第4側部824、第5側部825それぞれの全てよりも上端面920a側に位置している。第2側壁部830の第8側部833は第6側部831、第7側部832、第9側部834、第10側部835それぞれの全てよりも内底面910a側に位置している。
そのため、x方向に延びる第1側壁部820と第2側壁部830それぞれの端側の一部にz方向に互いに近付くように突起する凸部が形成される構成と比較して、当接プレート800におけるx方向の端側のz方向の体格が小さくなっている。図示しない外部機器などがz方向で当接プレート800に近付くように配置されやすくなる。電力変換装置300の体格が小さくなりやすくなっている。
なお、x方向における第3側部823の長さと、x方向における第8側部833の長さが異なるために、当接プレート800をケース900にz方向に逆向きに組み付けることが抑制されやすくなっている。
なお、当接プレート800はケース900の収納空間への配置において、側部に形成された複数の爪部が製造治具に固定されることで、当接プレート800の位置が決められる。第3爪部833aと第4爪部833bが製造治具にz方向に差し込まれると、第8側部833が製造治具に接触する。x方向における第8側部833の長さは、x方向における第3側部823の長さよりも長くなっている。x方向における第8側部833の長さが、x方向における第3側部823の長さに等しい場合と比較して、第8側部833と製造治具との接触面積が大きくなりやすくなっている。そのために、当接プレート800が製造治具に安定して固定されやすくなっている。
上記したように当接プレート800の貫通孔811に弾性部材730の突起部732が挿入されている。これによって弾性部材730の当接プレート800に対するx方向とz方向の位置が規定されている。
しかしながら弾性部材730は突起部732の軸方向の周回りに回転しやすくなっている。上記したように、端側領域852において、曲げ間距離L1は当接幅L2に第1曲げ半径Raと第2曲げ半径Rbを加えた長さよりも短くなっている。そのために、弾性部材730が第1側部821、第5側部825、第6側部831、第10側部835に接触しやすくなっている。端側領域852の曲げ間距離L1が当接幅L2に第1曲げ半径Raと第2曲げ半径Rbを加えた長さよりも長くなっている構成と比較して、弾性部材730における突起部732の軸方向の周回りへの回転が抑制されやすくなっている。
なお、本実施形態では1回の絞り加工で一枚の金属板から当接プレート800が形成されている。上記した2回の絞り加工で一枚の金属板から当接プレート800が形成される構成と比較して、端側領域852における側部のy方向の寸法が狙い寸法から外れにくくなっている。
端側領域852の側部は弾性部材730側に延びている。端側領域852における側部のy方向の寸法が狙い寸法から外れにくくなることで、端側領域852の側部の第4枠部924側の先端と、第4枠部924の収納空間側の内面とのy方向の離間距離の検出精度の低下が抑制されやすくなっている。検出された離間距離に応じた長さのスペーサー740が設けられやすくなっている。これによって弾性部材730の付勢力の強さが変化することが抑制されやすくなっている。
以上、本開示の好ましい実施形態について説明したが、本開示は上記した実施形態になんら制限されることなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
300…電力変換装置、700…半導体積層ユニット、730…弾性部材、800…当接プレート、810…板部、820…第1側壁部、830…第2側壁部

Claims (1)

  1. 電力変換装置(300)に含まれる半導体積層ユニット(700)と、前記半導体積層ユニットに付勢力を付与する弾性部材(730)との間に設けられる当接プレート(800)であって、
    前記半導体積層ユニットと前記弾性部材の間に位置して、前記半導体積層ユニットと前記弾性部材の並ぶ並び方向に直交する横方向に延びる板部(810)と、
    前記並び方向において、前記半導体積層ユニット側から前記弾性部材側に向かって前記板部から起立した側壁部(820,830)と、を有し、
    前記側壁部は、前記板部における前記横方向で並ぶ両端のうちの一端から他端へと向かって連続的に延びた第1側壁部(820)と第2側壁部(830)を有し、
    前記板部における前記並び方向と前記横方向に直交する高さ方向で並ぶ両端のうちの一端に前記第1側壁部が一体的に連結され、他端に前記第2側壁部が一体的に連結され、
    前記第1側壁部と前記第2側壁部とが前記高さ方向で離間して対向しており、
    前記第1側壁部における前記板部の前記横方向の両端側は、前記第1側壁部における前記板部の前記横方向の中央側よりも前記高さ方向において前記第2側壁部側に位置し、
    前記第2側壁部における前記板部の前記横方向の両端側は、前記第2側壁部における前記板部の前記横方向の中央側よりも前記高さ方向において前記第1側壁部側に位置しており、
    前記第2側壁部における前記板部の前記横方向の中央側の長さが前記第1側壁部における前記板部の前記横方向の中央側の長さよりも長い当接プレート。
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