JP7153987B2 - 塗装欠陥の評価方法 - Google Patents
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Description
まず、撮像装置11で塗装欠陥の原因となる異物fの外観を撮像可能なように、異物fの表層側にある塗膜層を削り出して、異物fを露出させる。本実施形態では、検査ブース5でボデーB表面の塗装欠陥を検出する作業者W1が、この削り出しによる露出作業を続けて行う(図2を参照)。当該作業者W1であれば微小な塗装欠陥(に内在する異物f)の位置を既に把握しているため、迅速に露出作業を実施できる。
上述のようにして露出した異物fを撮像装置11で撮像して、異物fの画像データD0を得る。本実施形態では、作業の効率化のため、露出作業を行った作業者W1が引き続き異物fを撮像して、異物fの画像データD0を取得する。取得した画像データD0は、データ処理装置15に送信される(図2を参照)。
この工程では、予め過去の塗装欠陥の発生要因に関するデータを、当該過去の塗装欠陥の原因となる異物F(例えば図5を参照)の外観属性データD1と紐付けした状態でデータベース化する。具体的には、例えば表示部13に関連する入力装置を用いて、塗装ライン1で生じた過去の塗装欠陥の外観属性をデータ入力し、入力した外観属性データD1をデータ保管部12の外観属性データベース12aに保管、蓄積する。同様に、塗装ライン1で生じた過去の塗装欠陥の発生要因をデータ入力し、入力した発生要因データD2をデータ保管部12の発生要因データベース12bに保管、蓄積する。また、塗装ライン1で生じた過去の塗装欠陥の画像をデータ入力し、入力した画像データD3をデータ保管部12の画像データベース12cに保管、蓄積する。これら外観属性データD1と発生要因データD2、及び画像データD3は互いに紐付けされた状態で保管(データベース化)される。なお、データ保管部12へのデータ入力は、表示部13に関連する入力装置に限らず、例えばデータ保管部12と通信可能な他のデータ入力装置を用いて行うことも可能なことはもちろんである。
この工程では、撮像装置11で撮像して得た画像データD0に基づいて、異物fの外観属性を取得する。本実施形態では、撮像装置11で得てデータ処理装置15に送信された異物fの画像データD0を、表示部13の画面13a上に画像14として表示する(図4を参照)。また、この画像14を見た作業者W2(本実施形態では、図2に示すように異物fの検出に係る作業者W1とは別の場所にいる作業者)は、画像14に基づいて、表示部13の画面13a上に表示された外観属性の「全体形状」タブをタッチし、プルダウンメニュー16を表示させる。そして、表示されたプルダウンメニュー16に表示された全体形状の種類のうち画像14に現れている異物fの全体形状に最も近い種類を選択することで、異物fの全体形状の取得並びに入力が行われる。以下、同様にして、画像14に現れている異物fの残りの外観属性(詳細形状、厚み方向位置、発泡の有無、及び色彩)の取得並びに入力が行われる。
この工程では、属性取得工程S3で取得並びに入力した異物fの外観属性と、データ保管部12にデータベース化により保管されている外観属性データD1とに基づいて、塗装欠陥の発生要因を特定する。本実施形態では、データ処理装置15が、作業者W2が表示部13を介して入力した異物fの外観属性データと、データ保管部12に蓄積された過去の異物Fの外観属性データD1(ここでは全体形状データD11a、詳細形状データD11b、厚み方向位置データD12、発泡存否データD13、及び色彩データD14)との照合を行う。そして、例えば全ての項目で一致する各データD11~D14と紐付けされた発生要因データD2をデータ保管部12から抽出し、表示部13の画面13aに表示する。また、同時に、上記各データD11~D14と紐付けされた画像データD3をデータ保管部12から抽出し、表示部13の画面13aに表示する(何れも図5を参照)。これにより、作業者W2は、今現在発生した塗装欠陥の発生要因を特定することが可能となる。
このようにして、作業者W2が評価対象となる異物fの外観属性を入力することにより、データ処理装置15が、対応する発生要因を特定する。また、上述のように、対応する異物Fの画像17を、評価対象となる異物fの画像14と隣り合う位置に表示する場合、作業者W2は、双方の画像14,17を対比することにより、要因特定工程S4で特定した発生要因が適当であるか否かを判定する。ここで、例えば図示は省略するが、画面13a上に「適当」と「不適」のタブを表示し、対比作業を終えた作業者W2が「適当」のタブをタッチすることで、データ処理装置15は、対比に係る異物fの外観属性データをデータ保管部12に送信し、既存の種類の外観属性データD1として外観属性データベース12aに追加する。あるいは、対比作業を終えた作業者W2が「不適」のタブをタッチした場合、データ処理装置15は、対比に係る異物fの外観属性が、データベース化された既存の何れの種類の外観属性データD1にも該当しないとして処理する。この場合、例えば改めて詳細な解析を行い、新たな種類の外観属性であると認定された場合、外観属性データD1に当該新たな種類を追加する(対応するプルダウンメニュー16に新たな種類を追加する)。以上のようにして、新規の塗装欠陥の発生要因が特定されると共に、特定結果がデータベース化される。
2 除塵ブース
3 塗装ブース
4 焼付けブース
5 検査ブース
6 手直しブース
10 塗装欠陥の評価システム
11 撮像装置
12 データ保管部
12a 外観属性データベース
12b 発生要因データベース
12c 画像データベース
13 表示部
13a 画面
14 画像
15 データ処理装置
16 プルダウンメニュー
17 データベース化された異物の画像
B ボデー
D0 画像データ
D1 外観属性データ
D11 外観形状データ
D11a 全体形状データ
D11b 詳細形状データ
D12 厚み方向位置データ
D13 発泡存否データ
D14 色彩データ
D2 発生要因データ
D3 画像データ
F 異物(データベース化済み)
f 異物(未データベース化)
S1 撮像工程
S2 データベース化工程
S3 属性取得工程
S4 要因特定工程
S5 適否判定工程
W1,W2 作業者
Claims (2)
- 塗装欠陥の発生要因となる異物を撮像する撮像工程と、
過去の塗装欠陥の発生要因データを、前記過去の塗装欠陥の発生要因となる異物の外観属性データと紐付けした状態でデータベース化するデータベース化工程と、
前記撮像工程で得た前記異物の画像に基づいて、前記異物の外観属性を取得する属性取得工程、及び
前記取得した外観属性と、前記データベース化されている外観属性データとに基づいて前記塗装欠陥の発生要因を特定する要因特定工程とを備えた塗装欠陥の評価方法。 - 前記属性取得工程で、前記異物の外観形状、厚み方向位置、発泡の有無、及び色彩を前記外観属性として取得する請求項1に記載の塗装欠陥の評価方法。
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JP2018124558A JP7153987B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 塗装欠陥の評価方法 |
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JP2018124558A JP7153987B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 塗装欠陥の評価方法 |
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JP2020003398A JP2020003398A (ja) | 2020-01-09 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000111326A (ja) | 1999-11-17 | 2000-04-18 | Mazda Motor Corp | 表面状態検査用スクリ―ン及びそのスクリ―ンを用いた検査装置及び検査方法 |
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