JP7153920B2 - 暗号通貨処理システム、方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
一方、所定の社員にポイントを発行した場合、自らが当該ポイントを自由に利用可能であれば、他の社員にポイントを付与するインセンティブが働かないので、積極的にポイントを付与するインセンティブが働くような仕組みが要求される。
以下、本発明の実施形態に係る暗号通貨処理システム1について、図を参照して説明する。
本実施形態に係る暗号通貨処理システム1は、ユーザ間において、所定の行為等に対するインセンティブとして暗号通貨を付与することを可能とするものである。具体的には、会社内において、管理職が部下の仕事に対する評価として暗号通貨を付与したり、当該暗号通貨の付与を受けた社員が同僚に対して、日頃の感謝として付与を受けた暗号通貨を再付与したりすることを可能とする。
ポイント発行者は、ポイントの付与権限を有する所定のユーザ(一次配布権利者)に対し、他のユーザ(自身以外の一次配布権利者や二次配布権利者)への付与のみが可能なポイントとして暗号通貨を発行する(S1)。ここで、他のユーザへの付与のみが可能なポイントが意味するところは、ポイントとしての暗号通貨の発行を受けた一次配布権利者が、当該ポイントとしての暗号通貨を自由利用できないことである。即ち、一次配布権利者に対して発行されたポイントとしての暗号通貨は、他のユーザに付与する以外の用途での使用が認められない。
また、一次配布権利者が保有するポイントは、二次配布権利者のみならず、自身以外の一次配布権利者に付与することが可能である。
続いて、図2により、本実施形態に係る暗号通貨処理システム1の詳細について、説明する。
暗号通貨処理システム1は、情報処理装置1aと暗号通貨処理装置1bとによって構成されると共に、インターネット等のネットワークNWを介してユーザ端末2と通信可能に構成されている。
なお、図2の例では、情報処理装置1aと暗号通貨処理装置1bが専用回線によって接続された場合を示しているが、これに限らず、同一の装置を構成する異なるモジュールとして構成することもできるし、インターネット等のネットワークNWを介して接続すされるようにすることもできる。
この情報処理装置1aは、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの記憶装置により、ユーザ情報記憶部1A、履歴情報記憶部1B、登録処理部11、抽出処理部12、評価分析部13、及び通信処理部14からなる機能ブロックを構成する。
このユーザ情報記憶部1Aには例えば、図3に示されるように、ユーザごとに、ユーザ名、権限種別、メールアドレス、ユーザID、パスワードが記憶されている。
一次配布権利者は、ポイントの付与権限を有する者であって、ポイント発行者からポイントとしての暗号通貨の発行を受けて当該ポイントを自己のポイントとして保有すると共に、当該ポイントを他のユーザに付与する。例えば、会社内でのインセンティブ付与システムとして本実施形態に係る暗号通貨処理システム1を利用する場合、一次配布権利者は役員や管理職などが想定される。
また、二次配布権利者は、ポイントの付与権限を有しない者であって、ポイントの付与を受けたり、ポイントの付与によって取得した自由利用可能な暗号通貨を他のユーザに再付与したりする。上述の例のように、会社内でのインセンティブ付与システムとして本実施形態に係る暗号通貨処理システム1を利用する場合、二次配布権利者は役員や管理職の配下の社員などが想定される。
この履歴情報記憶部1Bには例えば、図4に示されるように、暗号通貨の付与を行った者のID(付与者ID)、暗号通貨の付与を受け、当該暗号通貨を受け取った者のID(受取者ID)、付与が行われた日時(付与日時)、付与時に付与者が付したコメント、受取者が受け取った暗号通貨の数量、受取者の受取後の暗号通貨の数量、付与者が付与した暗号通貨の数量、付与者の付与後の暗号通貨の数量、付与者が付与したポイントの数量、付与者の付与後のポイントの数量に係る情報が記憶される。
また、選択式のコメントに対しては属性を付与し、後述する評価分析部13による処理において、コメントの属性からユーザを評価するようにすることもできる。
また、履歴情報には、暗号通貨とポイントの付与履歴が記憶されるが、ポイントの付与権限を有しないユーザ(二次配布権利者)については、ポイントの付与に関する情報が履歴として記憶されることはない。
本実施形態に係る暗号通貨処理システム1によれば、ユーザ間で所定の行為等に対するインセンティブをポイント又は暗号通貨の形で付与し合えるため、ポイント又は暗号通貨の付与を受けた履歴の多いユーザほど、高く評価されているものと分析できる。また、ポイントや暗号通貨を付与した履歴についても、付与の履歴が多いほど他のユーザを評価して人間関係をうまく構築しているものと評価することもできる。これらのことは、ポイントや暗号通貨の数量よりも、付与によって生じるトランザクション自体に価値が見いだされることを示している。
この通信処理部14により、ユーザ端末2から、ポイント又は暗号通貨の付与要求に係る情報を受信したり、ユーザ端末2に対し、ユーザのポイント又は暗号通貨の付与の履歴等に係る情報を送信したりすることができる。
この暗号通貨処理部は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの記憶装置により、暗号通貨情報記憶部1C、発行処理部15、及び送金処理部16からなる機能部を構成する。
この暗号通貨情報記憶部1Cには例えば、図5に示されるように、ユーザIDに関連付けて、保有暗号通貨と保有ポイントに係る情報が記憶されている。
ここで、保有暗号通貨は、付与によってポイントから自由利用可能になった暗号通貨の保有量を示している。また、保有ポイントは、ポイントとして発行されている暗号通貨の保有量を示しており、ポイントの付与権限を有するユーザについてのみ関係する。
付与期限とは、ポイントの発行を受けた一次配布権利者たるユーザが、当該ポイントを他のユーザに対して付与する期限である。即ち、ポイントの発行を受けた一次配布権利者が、当該付与期限までにポイントを他のユーザに付与しなかった場合には、当該ポイントは失効又は付与不能となる。そのため、当該付与期限は、ポイントの発行を受けたユーザにとって、他のユーザを積極的に評価し、インセンティブとしてのポイントを付与する動機ともなる。なお、ポイントの付与期限が到来した場合、ポイントは失効付与不能とすることもできるし、時間を追って価値を半減等させていくこともできる。
また、付与上限は、一次配布権利者に対して付与されるポイントの上限であり、一次配布権利者は、当該付与上限内で、ポイントの発行を受ける。
次に、本実施形態に係る暗号通貨処理システム1によって実行される一連の処理の流れについて説明する。
まず、図7を参照して、ポイントとしての暗号通貨が発行される際の処理の流れを説明する。
暗号通貨処理システム1はまず、ポイントの発行者からポイントとして暗号通貨の発行要求を受け付ける(S101)。なお、発行要求の受付は、所定の端末等から受信するものであってもよいし、暗号通貨処理システム1に対して直接、入力されたものを受け付けるものであってもよい。
なお、ポイントの発行要求においては、ポイントの発行対象となるユーザ(一次配布権利者)情報、ポイントの数量、ポイントの付与期限に係る情報が合わせて受け付けられる。
ポイントとしての暗号通貨が発行されると、発行に係る情報は暗号通貨情報記憶部1Cに記憶される(S103)。即ち、発行者によって指定されたユーザに対し、所定数量のポイントを関連付ける。なお、これと同時に、ポイントの付与期限に係る情報が暗号通貨に設定される。
次に、ポイント又は暗号通貨の付与に際して実行される処理の流れについて、図8を参照して説明する。
まず、ユーザ端末2から情報処理装置1aに対し、ポイント又は暗号通貨の付与要求が送信される(S201)。ポイント又は暗号通貨の付与要求に係る情報には、ポイント又は暗号通貨の数量と、付与対象のユーザ、付与対象のユーザに対するコメントに係る情報が含まれる。
送金結果は暗号通貨情報記憶部1Cに反映されると共に(S204)、情報処理装置1aに対して送信される(S205)。
以上の処理により、ポイント又は暗号通貨の付与に係る処理が完了する。
続いて、ユーザ端末2上において、ポイント又は暗号通貨の付与を行ったり、付与の履歴を参照したりする場合の画面例を説明する。
図9は、ユーザが、自らが保有するポイントや暗号通貨の数量を確認する場合の画面の一例である。
この画面例は、ポイントの付与権限を有するユーザ(一次配布権利者)が参照する画面の例であり、この画面中には、ポイントの付与期限、ユーザが保有するポイントの数量、ユーザが保有する暗号通貨の数量に係る情報が表示されている。これらの情報は、暗号通貨処理装置1bの暗号通貨情報記憶部1Cに記憶されている情報や、暗号通貨に設定されている情報に基づいている。
なお、ポイント最大発行量とあるのは、全ての一次配布権利者に対して発行されたポイントの総量である。
この画面例は、ユーザが一次配布権利者である場合のものであり、画面中には、自らが保有するポイントと暗号通貨の数量、付与先のユーザを特定する情報(一例としてユーザID)、付与するポイントと暗号通貨の数量、付与対象者に対するコメント欄が設けられている。
ユーザが一次配布権利者である場合、ユーザは他のユーザに付与する暗号通貨として、ポイント又は自由利用可能な暗号通貨のいずれをも指定することができる。
ユーザが二次配布権利者である場合、ユーザがポイントを保有しておらず、したがってポイントの保有量や付与する暗号通貨としてポイントの数量を入力又は表示する欄が設けられていない。
取引履歴に係る情報には、過去におけるポイント又は暗号通貨の付与について、付与対象のユーザ、付与した暗号通貨の数量、付与時にユーザが付したコメントが含まれる。
なお、この画面例において、付与した暗号通貨の数量は、ポイントとしての暗号通貨と、ポイントから自由利用可能に変換された暗号通貨の総量からなる。
評価分析部13による処理は例えば、一定の期間内において、ユーザが付与を受けたポイント又は暗号通貨の数量や、付与を行ったポイント又は暗号通貨の数量を数値化あるいはグラフ化したり、付与元のユーザや付与先のユーザの偏り具合や、ポイント又は暗号通貨の付与を受けた際のコメントから評価傾向を示したりする。
また、ポイントの発行を受けた者は、ポイントを自己のために利用することができず、他のユーザに付与するほかないし、付与期限も設定されるため、積極的にポイントを付与することになる。
また、暗号通貨の保有量のみならず、付与を受けた暗号通貨の総量によってユーザを評価したり、暗号通貨を付与した数量や回数によっても、ユーザを評価することができる。
さらに、ユーザに対する評価は、本人の自己申告等によらない、上長や同僚等の他者の視点に基づくものとなるため、客観性が高く、信頼するに値するものである。そのため、当該ユーザの転職や昇任等において、有用な情報となり得る。
本実施形態に係る暗号通貨処理システム1は、会社内での評価システムとしての利用に限らず、複数の会社間での相互評価のほか、会社内の部署内や部署・プロジェクトチーム間といったより小さい単位での相互評価など、各種の規模による評価システムとして利用することができる。この場合、暗号通貨処理システム1のユーザは、社員、部署、会社などによって構成される。
図14に示されるように、プロジェクトA、B、Cの三つの主体には夫々、ポイントA、B、Cが発行される。各ポイントは、上述した第一の実施形態と同様、各プロジェクトA、B、Cの一次配布権利者に対して発行され、各一次配布権利者は夫々、ポイントA、B、Cを各プロジェクトに寄与した者に付与する。
さらに、ポイントから自由利用可能な暗号通貨への変換は、所定の変換レートに従って行われる。変換レートは、プロジェクトごとのポイントA、B、Cそれぞれで異なるものを適用することができ、例えば、プロジェクトごとの利益率などに従って決定するとよい。
暗号通貨情報記憶部1Cには、ユーザIDに関連付けて、保有暗号通貨と保有ポイントに係る情報が記憶されているが、保有ポイントは、ポイントA、ポイントB、ポイントCごとの保有量が分かるように記憶されている。
まず、図16を参照して、ポイントの付与に際して実行される処理の流れについて説明する。
なお、ユーザ端末2から情報処理装置1aに対し、暗号通貨の付与要求があった場合の処理について、図8を参照して上述した処理と同様の処理が実行される。
付与結果は暗号通貨情報記憶部1Cに反映されると共に(S304)、情報処理装置1aに対して送信される(S305)。
以上の処理により、ポイントの付与に係る処理が完了する。
情報処理装置1aは、プロジェクトの終了など、所定の期限が到来すると(S401)、暗号通貨処理装置1bに対し、ポイントを暗号通貨に変換する際の変換レートと共に変換処理依頼を送信する(S402)。
なお、変換レートは、ポイントA、B、Cごとに異なるものであってもよく、プロジェクトごとの達成度や評価に基づいて決定されるようにするとよい。
変換結果は情報処理装置1aに送信され(S405)、情報処理装置1aでは当該変換結果が履歴情報記憶部1Bに登録される(S406)。
また、期限が到来した場合は以後、ユーザ間でポイントの付与が行えないよう、付与要求を受け付けないようにするとよい。
本実施形態では、一次配布権利者が他のユーザにポイントを付与した際、所定量のポイントを新たに発行し、当該一次配布権利者に当該新たに発行されたポイントを付与するものである。
即ち、図18に示されるように、一次配布権利者たるユーザAが100ポイント保有しており、この100ポイントをユーザBに付与したとすると、その半分の数量に当たる50ポイントが新たに発行され、当該発行された50ポイントがユーザAに付与される。同様に、ユーザAがユーザBに50ポイントを付与すると、その半分の数量に当たる25ポイントが新たに発行され、当該発行された25ポイントがユーザBに付与される。
ユーザ端末2から情報処理装置1aに対し、ポイント又は暗号通貨の付与要求が送信されると(S501)、これを受信した情報処理装置1aは、付与者が一次配布権利者でない場合には(S502)、暗号通貨処理装置1bに対し、付与要求されたポイント又は暗号通貨の数量及び付与対象のユーザに係る情報と共にポイント又は暗号通貨の送金処理依頼を送信する(S503)。
暗号通貨処理装置1bから送金結果とポイントの新規発行の結果を受信した情報処理装置1aは、登録処理部11により、これらの情報を付与時のコメントと共に履歴情報記憶部1Bに登録する(S510)。
以上の処理により、ポイント又は暗号通貨の付与に係る処理が完了する。
本実施形態では、ユーザから、他のユーザに対するポイント又は暗号通貨の付与要求があった際、かかる付与要求について、他のユーザから一定の賛同票が得られたときに付与要求に即した処理を実行するものである。
本実施形態では、所定のユーザからポイント又は暗号通貨の付与要求があると、かかる付与要求があったことが他のユーザに対して公開され、これを見た他のユーザは、かかる付与要求に賛同する場合、賛同を示す賛同票を情報処理装置1aに対して送信する。賛同票は例えば、付与要求を所定のウェブページ上で公開し、当該ウェブページ上での賛同票を示すボタンの押下によって受け付けたり、メール等によって他のユーザに付与要求の情報を送信し、これに対する賛同の返信を受け付けたりすることによって収集される。
まず、ユーザ端末2から情報処理装置1aに対し、ポイント又は暗号通貨の付与要求が送信される(S601)。ポイント又は暗号通貨の付与要求に係る情報には、ポイント又は暗号通貨の数量と、付与対象のユーザ、付与対象のユーザに対するコメントに係る情報が含まれる。
この結果、一定の期間内に賛同票が規定数に達しなかった場合には(S603)、受け付けた賛同票を失効させ、ポイント又は暗号通貨の付与要求を無効なものとして処理を終了する(S604)。
送金結果は暗号通貨情報記憶部1Cに反映されると共に(S607)、情報処理装置1aに対して送信される(S608)。
以上の処理により、ポイント又は暗号通貨の付与に係る処理が完了する。
また、ポイント又は暗号通貨の付与要求があった場合に、賛同票の集まり具合を公開するようにしてもよい。例えば、既に何票の賛同票が集まっているのかを公開したり、規定数に達するまでに要する賛同票の票数を公開したりしてもよい。
また、所定のポイント又は暗号通貨の付与要求について、一定の期間内に賛同票が規定数に達せず、ポイント又は暗号通貨の付与が行われなかった場合でも、付与要求時に付与者から入力されたコメントについては登録するようにしてもよい。
この場合には、実際的なポイント又は暗号通貨の移動は伴わないが、履歴情報記憶部1Bに付与要求があったことや、付与要求時のコメントを登録することで、履歴情報記憶部1Bの情報に基づいたユーザの評価や分析を行うことができる。このようなことは、ポイント又は暗号通貨の数量のみがユーザの評価を決定するわけではなく、ポイントや暗号通貨の付与行為というトランザクション自体が評価の指標となり得ることの帰結である。
さらに、この暗号通貨処理システム1は、企業内の従業員評価のみならず、学校等の教育機関などにも適用することができ、この場合には例えば、先生と生徒の間の相互評価の仕組みとすることができる。特に教育機関であれば、生徒の評価内容は、成績証明書や卒業証明書の一部又は全部とすることも可能である。
このように構成することで、ユーザに対する評価の客観性が担保されるし、ユーザの退職や転職に関わらず、評価に係る情報を保持することができる。その結果、ユーザの退職や転職に関わらず、当該ユーザに対する評価を客観的且つ一身専属的な情報として、業務経歴書や業務証明書、あるいは履歴書等にも活用できる。
このように、ユーザが属する会社等が管理するのではなく、各ユーザの管理下に置くようにすることで、会社等への在籍如何、あるいは転職や退職等にかかわらず、ポイントや暗号通貨のやり取りによって得られた各ユーザの評価等の情報をユーザが自由に用いることができる。
なお、このように全てのユーザを一次配布権利者で構成した場合、上述した第三の実施形態では、所定のユーザが他のユーザにポイントを付与する都度、所定量のポイントが新たに発行され、当該所定のユーザに当該新たに発行されたポイントが付与されることになる。
1a 情報処理装置
1b 暗号通貨処理装置
1A ユーザ情報記憶部
1B 履歴情報記憶部
1C 暗号通貨情報記憶部
11 登録処理部
12 抽出処理部
13 評価分析部
14 通信処理部
15 発行処理部
16 送金処理部
17 集計処理部
18 通信処理部
2 ユーザ端末
NW ネットワーク
Claims (11)
- ユーザ間において、インセンティブとしての暗号通貨を付与するためのシステムであって、
上記ユーザごとに保有する暗号通貨を記憶する暗号通貨情報記憶手段と、
所定のユーザに対し、他のユーザへの付与のみが可能なポイントとして暗号通貨を発行する発行処理手段と、
上記所定のユーザから他のユーザへのポイントの付与に応じて、上記ポイントとして発行されていた暗号通貨を自由利用可能な暗号通貨として、上記所定のユーザから他のユーザに送金する第一の送金処理手段と、
上記ユーザ間での自由利用可能な暗号通貨の付与に応じて、上記自由利用可能な暗号通貨を付与元のユーザから付与対象のユーザに送金する第二の送金処理手段と、
上記ユーザ間での暗号通貨の付与履歴を記憶する履歴情報記憶手段と、を有する、
ことを特徴とする暗号通貨処理システム。 - 上記ユーザごとに、上記ポイントの付与権限に係る情報を記憶するユーザ情報記憶手段、をさらに有し、
上記発行処理手段は、上記ポイント付与権限を有する所定のユーザに対し、他のユーザへの付与のみが可能なポイントとして暗号通貨を発行する、
請求項1記載の暗号通貨処理システム。 - 上記ポイントとしての暗号通貨には、付与期限が設定されている、
請求項1又は2記載の暗号通貨処理システム。 - 上記履歴情報記憶手段を参照して、上記ユーザごとに、付与された又は付与した暗号通貨の数量を集計して上記ユーザの評価を分析する評価分析手段、をさらに有する、
請求項1乃至3いずれかの項に記載の暗号通貨処理システム。 - 上記履歴情報記憶手段はさらに、上記ユーザ間の暗号通貨の付与履歴として、付与元のユーザのコメントを記憶し、
上記評価分析手段は、上記履歴情報記憶手段を参照して、上記ユーザごとに、付与された又は付与した暗号通貨の数量を集計すると共に上記コメントを参照して、上記ユーザの評価を分析する、
請求項4記載の暗号通貨処理システム。 - 上記ユーザが利用するユーザ端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
上記ユーザ端末から、他のユーザへの暗号通貨の送金処理依頼を受信する送金処理依頼受信手段、をさらに有する、
請求項1乃至5いずれかの項に記載の暗号通貨処理システム。 - 上記暗号通貨情報記憶手段を参照して、上記ユーザが保有する暗号通貨に係る情報を抽出する抽出処理手段と、
上記ユーザ端末に対し、上記暗号通貨情報を、上記ポイント又は上記自由利用可能な暗号通貨に区別して閲覧可能に送信する暗号通貨情報送信手段、をさらに有する、
請求項6記載の暗号通貨処理システム。 - ユーザ間において、インセンティブとしての暗号通貨を付与するためのシステムであって、
上記ユーザごとに保有する暗号通貨を記憶する暗号通貨情報記憶手段と、
所定のユーザに対し、他のユーザへの付与のみが可能なポイントとしての暗号通貨を複数種類、発行する発行処理手段と、
上記所定のユーザから他のユーザへの所定の種類のポイントの付与要求を受け付ける付与要求受付手段と、
上記所定のユーザから他のユーザへ付与されたポイントに対し、上記ポイントの種類に応じた所定の変換レートを適用することにより、上記ポイントとして発行されていた暗号通貨を自由利用可能な暗号通貨に変換し、上記所定のユーザから他のユーザに送金する第一の送金処理手段と、
上記ユーザ間での自由利用可能な暗号通貨の付与に応じて、上記自由利用可能な暗号通貨を付与元のユーザから付与対象のユーザに送金する第二の送金処理手段と、
上記ユーザ間での暗号通貨の付与履歴を記憶する履歴情報記憶手段と、を有する、
ことを特徴とする暗号通貨処理システム。 - ユーザ間において、インセンティブとしての暗号通貨を付与するための方法であって、
上記ユーザごとに保有する暗号通貨を記憶する暗号通貨情報記憶手段、を有するコンピュータが、
所定のユーザに対し、他のユーザへの付与のみが可能なポイントとして暗号通貨を発行する発行処理と、
上記所定のユーザから他のユーザへのポイントの付与に応じて、上記ポイントとして発行されていた暗号通貨を自由利用可能な暗号通貨として、上記所定のユーザから他のユーザに送金する第一の送金処理と、
上記ユーザ間での自由利用可能な暗号通貨の付与に応じて、上記自由利用可能な暗号通貨を付与元のユーザから付与対象のユーザに送金する第二の送金処理と、
上記ユーザ間での暗号通貨の付与履歴を履歴情報記憶手段に記憶する処理と、を実行する、
ことを特徴とする暗号通貨処理方法。 - ユーザ間において、インセンティブとしての暗号通貨を付与するための方法であって、
上記ユーザごとに保有する暗号通貨を記憶する暗号通貨情報記憶手段、を有するコンピュータが、
所定のユーザに対し、他のユーザへの付与のみが可能なポイントとしての暗号通貨を複数種類、発行する発行処理と、
上記所定のユーザから他のユーザへの所定の種類のポイントの付与要求を受け付ける付与要求受付処理と、
上記所定のユーザから他のユーザへ付与されたポイントに対し、上記ポイント種類に応じた所定の変換レートを適用することにより、上記ポイントとして発行されていた暗号通貨を自由利用可能な暗号通貨に変換し、上記所定のユーザから他のユーザに送金する第一の送金処理と、
上記ユーザ間での自由利用可能な暗号通貨の付与に応じて、上記自由利用可能な暗号通貨を付与元のユーザから付与対象のユーザに送金する第二の送金処理と、
上記ユーザ間での暗号通貨の付与履歴を履歴情報記憶手段に記憶する処理と、を実行する、
ことを特徴とする暗号通貨処理方法。 - ユーザ間において、インセンティブとしての暗号通貨を付与するためのコンピュータプログラムであって、
上記ユーザごとに保有する暗号通貨を記憶する暗号通貨情報記憶手段、を有するコンピュータに対し、
所定のユーザに対し、他のユーザへの付与のみが可能なポイントとして暗号通貨を発行する発行処理と、
上記所定のユーザから他のユーザへのポイントの付与に応じて、上記ポイントとして発行されていた暗号通貨を自由利用可能な暗号通貨として、上記所定のユーザから他のユーザに送金する第一の送金処理と、
上記ユーザ間での自由利用可能な暗号通貨の付与に応じて、上記自由利用可能な暗号通貨を付与元のユーザから付与対象のユーザに送金する第二の送金処理と、
上記ユーザ間での暗号通貨の付与履歴を履歴情報記憶手段に記憶する処理と、を実行させる、
コンピュータプログラム。
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