JP7152969B2 - 自動レール溶接装置およびレールのエンクローズアーク溶接方法 - Google Patents
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しかし、エンクローズアーク溶接は、手作業による溶接方法であるため、技術者の技量の違いによって性能にバラツキが生じ、欠陥を完全に無くすことが困難であるとともに、作業効率が悪いという課題がある。
なお、特許文献1に開示されているようなエンクローズアーク溶接方法に関しては、溶接トーチの操作を人手で行い溶接ワイヤの送り出しは自動で行うようにした半自動方式が実用化されている。しかし、この方式でも、溶接しようとするレールの端面同士の遊間(開先)を狭めると、アークの狙い位置などとの関係で溶接作業の自由度が極度に悪化して欠陥が発生し易くなるため、遊間をあまり狭くすることができず、それによって溶接金属による埋設量(容積)が多くなり、溶接時間の短縮を妨げる要因になっていることが分かった。
本発明の他の目的は、途中で溶接ワイヤの種類を切り換えることなく所望の特性の溶接部を得ることができる自動レール溶接装置およびレールのエンクローズアーク溶接方法を提供することにある。
溶接トーチを鉛直方向に垂下した状態で保持する溶接ヘッドと、前記溶接ヘッドを少なくとも横方向および鉛直方向へ移動可能な移動手段と、前記溶接トーチを回転可能な回転手段と、前記移動手段および回転手段を制御する制御手段と、を備えた溶接装置本体と、
前記溶接ヘッドへ溶接ワイヤを供給するワイヤ送給装置と、
前記溶接ヘッドへ電流を供給する電源装置と、
前記電源装置を制御する電流制御装置と、
相対向するレールの突合せ部の周囲を覆いシールドガス雰囲気を形成する溶接用治具と、
を備え、レールの突合せ面の隙間に前記溶接トーチを挿入して前記溶接ヘッドを3軸方向へ移動させてレール間を溶接する自動レール溶接装置であって、
前記溶接トーチは、パイプ状をなす電極管内に溶接ワイヤが挿通され、前記電極管の下端はドーム状の壁体で閉塞され、前記壁体にはその中心から偏心した位置に細孔が形成され、前記細孔より前記溶接ワイヤの先端部が前記電極管の中心軸に対して所定の角度をなして突出され、
前記溶接用治具は、それぞれ内部にガス通路を有し、レールの底部を囲繞する第1治具とレールの頭部から腹部を囲繞する第2治具とからなり、
前記第1治具は、
レールの底部の上方を覆い内側空間をシールドガスで満たすための一対のフード手段と、
上面に前記レールの突合せ面の隙間の幅よりも広い幅を有する溝が形成されこの溝以外の部位がレール底面に接するように配設される裏当部材と、
前記溝内に設置される軟鋼からなるプレート状の裏当金と、
前記裏当金の縁部とレールの底面との間に設置される合金鋼からなる一対の丸棒と、
を備えているように構成した。
また、溶接用治具が、レールの底部を囲繞する第1治具とレールの頭部から腹部を囲繞する第2治具とから構成されているため、レールの上部と下部それぞれの溶接条件により適したガス雰囲気を生成することができ、これによって欠陥の少ない高品質の溶接部を得ることができる。
さらに、第1治具を構成する一対の丸棒によりアークで生じた溶融池が横に広がるのを防止することができ、それによってレール底部における欠陥を減少させることができるとともに、軟鋼からなるプレート状の裏当金によりレール底部が粘り(延性)のある特性を保有するように溶接を実施することができる。
前記第2治具のレール頭頂部を覆う部位には、レールの突合せ面の隙間の幅とほぼ等しい間隔をおいてレール表面に接する一対の広がり防止材が設けられているように構成する。
かかる構成によれば、レール頭頂部の溶接においてもアークで生じた溶融池が横に広がるのを防止することができ、それによってレール頭頂部においても欠陥の少ない高品質の溶接部を得ることができる。
かかる構成によれば、溶接ヘッドを鉛直方向と前後方向と左右方向へ移動可能な3つの直動ユニットを備えるため、水平面内においてレールと直交する方向はもちろんのレールと平行な方向へも溶接ヘッドを移動させることができるため、最初の溶接ヘッドの位置決めから溶接終了まで、全自動で精度の高いレール溶接を実行することができる。
溶接トーチを鉛直方向に垂下した状態で保持する溶接ヘッドを有し前記溶接ヘッドを3軸方向へ移動可能な移動手段および前記溶接トーチを回転可能な回転手段と前記移動手段および回転手段を制御する制御手段とを備えた溶接装置本体と、
前記溶接ヘッドへ溶接ワイヤを供給するワイヤ送給装置と、
前記溶接ヘッドへ電流を供給する電源装置と、
前記電源装置を制御する電流制御装置と、
相対向するレールの突合せ部の周囲を覆いシールドガス雰囲気を形成する溶接用治具と、
を備え、溶接ワイヤの先端が電極管の外周延長面よりも外側に位置しかつレール端面に接触しないよう設定された所定の角度をなして突出された溶接トーチをレールの突合せ面の隙間に挿入して前記溶接ヘッドを3軸方向へ移動させてレール間を溶接する自動レール溶接装置を用いたエンクローズアーク溶接方法において、
前記電流制御装置は、
レールの底部から腹部にかけての部位を溶接する際には、レールの底部を溶接する際の電流よりも少ない電流を前記溶接ヘッドに供給するように前記電源装置を制御し、
レールの腹部を溶接する際には、レールの底部を溶接する際の電流よりも大きな電流を前記溶接ヘッドに供給するように前記電源装置を制御し、
レールの頭部を溶接する際には、レールの底部を溶接する際の電流とほぼ同一の電流を前記溶接ヘッドに供給するように前記電源装置を制御し、
前記制御手段は、
レールの底部から腹部にかけての部位を溶接する際には、レールの底部を溶接する際の回転速度よりも低い回転速度で前記溶接トーチを回転させるように前記回転手段を制御し、
レールの腹部を溶接する際には、レールの底部を溶接する際の回転速度よりも高い回転速度で前記溶接トーチを回転させるように前記回転手段を制御し、
レールの頭部を溶接する際には、レールの底部を溶接する際とほぼ同一の回転速度で前記溶接トーチを回転させるように前記回転手段を制御するようにしたものである。
上記のような方法によれば、最初の溶接ヘッドの位置決めから溶接終了まで、すべて手作業によらず全自動で行うことができるとともに、途中で溶接ワイヤの種類を切り換えることなく所望の特性の溶接部を得ることができ、それによって、欠陥の少ない高品質の溶接部を有するロングレールを短時間に形成することができる。
レールの突合せ部の周囲を覆うように前記溶接用治具を設置した後に、
前記電流制御装置および前記制御手段による制御を開始して、前記溶接トーチを前記レールの突合せ面の隙間内に挿入させて溶接を行うようにする。
かかる方法によれば、レールの底面に設置された一対の丸棒によりアークで生じた溶融池が横に広がるのを防止することができるとともに、軟鋼からなるプレート状の裏当金によりレール底部が粘り(延性)のある特性を保有するように溶接を実施することができる。
図1には、一実施形態に係る自動レール溶接装置の全体の概略構成が示されている。
図1に示すように、本実施形態の自動レール溶接装置は、溶接トーチ40を保持しレールR上に設置される溶接装置本体10と、溶接装置全体を統括的に制御する制御盤21、溶接装置本体10に対して溶接ワイヤを自動的に送り出すワイヤ送給装置22、ワイヤ送給装置22に対して電源を供給する溶接電源23、上記制御盤21および溶接電源23に対する3相交流電源(例えばAC200V)を発生する発電機24、溶接装置本体10に対して溶接条件を教示するティーチペンダント(コントローラ)25、溶接部を囲繞して熱を遮断するとともにシールドガス雰囲気を形成するための溶接用治具26などから構成されている。
図2に示すように、本実施形態の自動レール溶接装置における溶接装置本体10は、溶接装置本体10の下部に設けられ操作ハンドル12a,12bを回すことでクランパ12cを移動させてクランパ12cとクランプピン12dとでレールRを挟み込んで本体をレールR上に固定するためのレールクランプ装置12と、レールクランプ装置12上に固定された基台13、基台13上に載置された制御中継箱14、この制御中継箱14上に載置された制御操作ボックス15を備える。
特に限定されるものでないが、この実施形態においては、Z軸ユニット16はチェーン移送方式、Y軸ユニット17とX軸ユニット18は送りネジ方式である。X,Y,Z軸の各直動ユニット16~18は、それぞれモータを備えており、制御操作ボックス15からの制御信号に従ってモータが駆動制御され、溶接ヘッド11をX,Y,Z軸へ移動させる。なお、溶接ヘッド11を移動させる機構は、図2に示されているものに限定されず、3軸方向に移動可能なものであれば、ラック・ピニオン方式などどのような機構であっても良い。
図3には、従来の被膜アーク溶接で使用されている溶接トーチ(溶接棒)と本実施例における溶接トーチが示されている。図3において、左側(A)に示されているのが従来の溶接トーチ40’、右側(B)に示されているのが本実施例における溶接トーチ40である。
そのため、溶接作業に熟練を要するとともに、溶接しようとするレールの端面同士の開先を狭めると、熟練者にとっても、アークの狙い位置などとの関係で溶接作業の自由度が極度に悪化して作業がしずらく欠陥が発生し易くなるので、遊間をあまり狭くすることができず、開先幅W’は14mm以下にできないとされており、開先幅を14~20mmに設定してアーク溶接を実施するのが一般的であった。
先ず、図4を用いて、本実施形態における裏当金の構造について、従来の被膜アーク溶接や半自動炭酸ガス溶接で使用されている裏当金と比較しながら説明する。図4において、(A)は平面図、(B)はレール下部を示す側面図である。また、図4において、左側のものは従来の被膜アーク溶接で使用されている裏当銅板を、真ん中のものは従来の半自動炭酸ガス溶接で使用されている裏当金および裏当銅板を、右側のものは本実施形態で使用されている裏当金および裏当銅板を、それぞれ示している。
一方、従来の半自動炭酸ガス溶接(図4の中央の図)では、裏当銅板51の表面に形成された浅い溝51a内に軟鋼からなるプレート状の裏当金53が設置されるとともに、レールの開先の両端部にコの字状の溶融金属流出防止捨金54A,54Bが設置された状態で溶接が開始されるようになっていた。
従来の半自動炭酸ガス溶接(図4の中央の図)では、レールのフランジ部上面にて溶接金属が図5(B)における左右方向に広がり、その直下に欠陥が発生し易かったが、本実施形態では、レールの開先を狭めるとともに銅側板63の下部までガス噴出孔66を形成したことによって、溶接金属が左右方向に広がるのを防止し、欠陥が発生するのを回避することができるようになった。
また、図6(B)に示すように、治具本体67の後壁には内部のシールドガス室67aに連通されシールドガス供給パイプが接続される口金としてのガス供給管67bが設けられ、カバー68の後壁には内部の冷却水室68aに連通され冷却水循環パイプが接続される口金としての冷却水循環配管68bが設けられている。
また、治具本体67の内壁面がレールRの頭部側面に近接するように構成しても溶接は可能であるが、本実施形態においては、レール頭部側面の余盛り幅を大きくすることで欠陥を減少させることができるように、治具本体67の内壁面とレールRの頭部側面との間に比較的余裕のある隙間が設けられている(図6(A))。
図7に示す実施例の溶接用治具26Cにあっては、台形状の溶接金属整形用銅側板71A,71Bを設けない構成も可能であるが、溶接金属整形用銅側板71A,71Bを設けることによって、図7(B)から分かるように、レール頭頂面の溶接の際に溶接金属が横に広がるのを防止することができ、それによって欠陥の発生を抑制することができる。
図9は、本実施形態の自動レール溶接装置を用いたレール溶接作業における溶接部位と溶接ヘッド11への供給電流およびヘッド回転速度との関係を示す。図9に矢印で示されているように、レールRの底部から開始して腹部、頭部の順に下から上へ溶接作業が実施される。図9において、実線は比較的大きな電流を流しつつ溶接ヘッドを比較的高い回転速度で回転させるように制御することを意味し、点線は比較的小さな電流を流しつつ溶接ヘッドを比較的低い回転速度で回転させるように制御することを意味している。また、破線は中程度の電流を流しつつ溶接ヘッドを中程度の回転速度で回転させるように制御することを意味している。
また、レール底部から下首上部にかけての溶接は底部用の溶接用治具(26A)をレールに装着した状態で実行し、レール腹部から頭頂部までの溶接は上部用の溶接用治具(26B,26C)をレールに装着した状態で実行する。
上記のような条件および制御を実行することで、図10(B)に示すように溶融金属の量が適正となり、欠陥が少ない良好な品質の溶接部が形成されかつ短い所要時間でレールの溶接作業を完了することができるようになった。
また、上記実施形態の自動レール溶接装置では、溶接の開始から完了まで同一の溶接ワイヤを溶接ヘッドに供給するようにしているが、例えば溶接用治具の切換えのタイミングに合わせて溶接ワイヤの種類(径や材質等)を切り換えるように構成しても良い。さらに、溶接金属の成分組成や組織形態を変化させるため、シールドガスの種類や混合比を切り替えるようにしても良い。
11 溶接ヘッド
12 レールクランプ装置
14 制御中継箱
15 制御操作ボックス
16 鉛直軸方向直動ユニット(Z軸ユニット)
17 前後方向直動ユニット(Y軸ユニット)
18 左右方向直動ユニット(X軸ユニット)
21 制御盤
22 ワイヤ送給装置
23 溶接電源
24 発電機
25 ティーチペンダント(コントローラ)
26 溶接用治具
31~37 ケーブル
40 溶接トーチ
51 裏当銅板(裏当部材)
53 裏当金
55A,55B 丸棒(広がり防止材)
61 フードフレーム(フード手段)
63 銅側板
71A,71B 側板(広がり防止材)
Claims (5)
- 溶接トーチを鉛直方向に垂下した状態で保持する溶接ヘッドと、前記溶接ヘッドを3軸方向へ移動可能な移動手段と、前記溶接トーチを回転可能な回転手段と、前記移動手段および回転手段を制御する制御手段と、を備えた溶接装置本体と、
前記溶接ヘッドへ溶接ワイヤを供給するワイヤ送給装置と、
前記溶接ヘッドへ電流を供給する電源装置と、
前記電源装置を制御する電流制御装置と、
相対向するレールの突合せ部の周囲を覆いシールドガス雰囲気を形成する溶接用治具と、
を備え、レールの突合せ面の隙間に前記溶接トーチを挿入して前記溶接ヘッドを3軸方向へ移動させてレール間を溶接する自動レール溶接装置であって、
前記溶接トーチは、パイプ状をなす電極管内に溶接ワイヤが挿通され、前記電極管の下端はドーム状の壁体で閉塞され、前記壁体にはその中心から偏心した位置に細孔が形成され、前記細孔より前記溶接ワイヤの先端部が前記電極管の中心軸に対して所定の角度をなして突出され、
前記溶接用治具は、それぞれ内部にガス通路を有し、レールの底部を囲繞する第1治具とレールの頭部から腹部を囲繞する第2治具とからなり、
前記第1治具は、
レールの底部の上方を覆い内側空間をシールドガスで満たすための一対のフード手段と、
上面に前記レールの突合せ面の隙間の幅よりも広い幅を有する溝が形成されこの溝以外の部位がレール底面に接するように配設される裏当部材と、
前記溝内に設置される軟鋼からなるプレート状の裏当金と、
前記裏当金の縁部とレールの底面との間に設置される合金鋼からなる一対の丸棒と、
を備えていることを特徴とする自動レール溶接装置。 - 前記第2治具は、主としてレールの腹部を覆う部位と、レールの頭頂部を覆う部位とに分割可能に構成され、
前記第2治具のレール頭頂部を覆う部位には、レールの突合せ面の隙間の幅とほぼ等しい間隔をおいてレール表面に接する一対の広がり防止材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動レール溶接装置。 - 前記溶接装置本体は、前記移動手段として、
前記溶接ヘッドを鉛直方向へ移動可能な第1直動ユニットと、
前記溶接ヘッドを前後方向へ移動可能な第2直動ユニットと、
前記溶接ヘッドを左右方向へ移動可能な第3直動ユニットと、
を有することを特徴とする請求項1または2に記載の自動レール溶接装置。 - 溶接トーチを鉛直方向に垂下した状態で保持する溶接ヘッドを有し前記溶接ヘッドを3軸方向へ移動可能な移動手段および前記溶接トーチを回転可能な回転手段と前記移動手段および回転手段を制御する制御手段とを備えた溶接装置本体と、
前記溶接ヘッドへ溶接ワイヤを供給するワイヤ送給装置と、
前記溶接ヘッドへ電流を供給する電源装置と、
前記電源装置を制御する電流制御装置と、
相対向するレールの突合せ部の周囲を覆いシールドガス雰囲気を形成する溶接用治具と、
を備え、溶接ワイヤの先端が電極管の外周延長面よりも外側に位置しかつレール端面に接触しないよう設定された所定の角度をなして突出された溶接トーチをレールの突合せ面の隙間に挿入して前記溶接ヘッドを3軸方向へ移動させてレール間を溶接する自動レール溶接装置を用いたエンクローズアーク溶接方法であって、
前記電流制御装置は、
レールの底部から腹部にかけての部位を溶接する際には、レールの底部を溶接する際の電流よりも少ない電流を前記溶接ヘッドに供給するように前記電源装置を制御し、
レールの腹部を溶接する際には、レールの底部を溶接する際の電流よりも大きな電流を前記溶接ヘッドに供給するように前記電源装置を制御し、
レールの頭部を溶接する際には、レールの底部を溶接する際の電流とほぼ同一の電流を前記溶接ヘッドに供給するように前記電源装置を制御し、
前記制御手段は、
レールの底部から腹部にかけての部位を溶接する際には、レールの底部を溶接する際の回転速度よりも低い回転速度で前記溶接トーチを回転させるように前記回転手段を制御し、
レールの腹部を溶接する際には、レールの底部を溶接する際の回転速度よりも高い回転速度で前記溶接トーチを回転させるように前記回転手段を制御し、
レールの頭部を溶接する際には、レールの底部を溶接する際とほぼ同一の回転速度で前記溶接トーチを回転させるように前記回転手段を制御することを特徴とするレールのエンクローズアーク溶接方法。 - 上面に前記レールの突合せ面の隙間の幅よりも広い幅を有する溝が形成され、前記溝内に軟鋼からなるプレート状の裏当金を設置されるとともに、当該裏当金の縁部とレールの底面との間に合金鋼からなる一対の丸棒が設置された裏当部材を設置し、
レールの突合せ部の周囲を覆うように前記溶接用治具を設置した後に、
前記電流制御装置および前記制御手段による制御を開始して、前記溶接トーチを前記レールの突合せ面の隙間内に挿入させて溶接を行うことを特徴とする請求項4に記載のレールのエンクローズアーク溶接方法。
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