JP7150470B2 - 撮像装置、撮像システム、信号処理方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像システム、信号処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7150470B2
JP7150470B2 JP2018096057A JP2018096057A JP7150470B2 JP 7150470 B2 JP7150470 B2 JP 7150470B2 JP 2018096057 A JP2018096057 A JP 2018096057A JP 2018096057 A JP2018096057 A JP 2018096057A JP 7150470 B2 JP7150470 B2 JP 7150470B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microphones
microphone
sound signal
group
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018096057A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019201377A (ja
JP2019201377A5 (ja
Inventor
智浩 河本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2018096057A priority Critical patent/JP7150470B2/ja
Publication of JP2019201377A publication Critical patent/JP2019201377A/ja
Publication of JP2019201377A5 publication Critical patent/JP2019201377A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7150470B2 publication Critical patent/JP7150470B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、撮像装置、撮像システム、信号処理方法、及びプログラムに関する。
従来、マイクを搭載し、会話の音声等を集音可能な撮像装置がある。このような撮像装置においては、目的とする音を明瞭に集音できることが望まれる。言い換えれば、目的としない音(例えば、会話の音声を集音する場合においては、エアコンの駆動音等)を可能な限り除去して集音できることが望まれる。例えば、特許文献1には、搭載された2つのマイクで集音した各々の音信号を演算処理することにより、応答操作者の声(目的とする音)とそれ以外の室内音(目的としない音)を分離し、応答操作者の声を聴き取り易くするインターホン装置が開示されている。
特開2017-34490号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、装置の正面方向からの音(応答操作者の声)を明瞭に集音する用途には適しているが、装置の正面方向以外からの音(それ以外の室内音)を明瞭に集音する用途には適していない。そこで、本発明は、集音対象とする被写体の位置が装置の正面方向から離れている場合にも、目的とする音を明瞭に集音することを可能にすることを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、撮像素子を有する撮像部と、前記撮像部の光軸に略平行な方向に離して配置された複数のマイクを含む第1のマイク群と、前記撮像部の光軸に略垂直な方向に離して配置された複数のマイクを含む第2のマイク群と、入力される音信号を用いて指向性処理を実施し、前記指向性処理された音信号を出力する音信号処理部と、を有し、前記音信号処理部は、集音対象の範囲が所定の画角よりも広い側である場合、前記第1のマイク群で得られる音信号を用いて前記指向性処理を実施し、前記集音対象の範囲が所定の画角よりも狭い側である場合、前記第2のマイク群で得られる音信号を用いて前記指向性処理を実施することを特徴とする。
本発明によれば、集音対象の被写体の位置が装置の正面方向から離れている場合にも、目的とする音を明瞭に集音することが可能となる。
本実施形態における撮像システムのハードウェア構成の例を示す図である。 本実施形態における撮像システムの機能構成の例を示す図である。 本実施形態における撮像装置の例を説明する図である。 本実施形態における音信号処理に係る構成例を示す図である。 本実施形態における音信号処理について説明する図である。 本実施形態における音信号処理について説明する図である。 本実施形態における音信号処理の例を示すフローチャートである。 本実施形態におけるアンプの増幅量の設定例を示す図である。 本実施形態における使用するマイク群の他の選択例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における撮像システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。本実施形態における撮像システムは、撮像部及び複数のマイクを有する撮像装置110と、撮像装置110に対する操作や撮像装置110により得られる画像、音の出力等を実行可能なクライアント装置120とを有する。撮像装置110とクライアント装置120とは、例えばIP(Internet Protocol)ネットワーク等のネットワーク130を介して通信可能に接続される。
撮像装置110は、CPU111、ROM112、RAM113、通信インターフェース(通信I/F)114、撮像部115、マイク群116、及び記憶装置117を有する。CPU111、ROM112、RAM113、通信I/F114、撮像部115、マイク群116、及び記憶装置117は、システムバス等の伝送路118を介して通信可能に接続される。
CPU(Central Processing Unit)111は、システムバス等の伝送路118を介して接続された撮像装置110の各種デバイスの制御を行う。ROM(Read Only Memory)112は、撮像装置110の起動プログラム等を記憶する。RAM(Random Access Memory)113は、CPU111の主記憶装置として使用される。通信I/F114は、撮像装置110をネットワーク130に接続し、ネットワーク130を介した情報通信を制御する。
撮像部115は、撮像素子を有しており、被写体を撮像して、被写体を含む画像の画像信号を出力する。マイク群116は、複数のマイクを有しており、撮像装置110周辺の音を集音し、集音した音の音信号を出力する。記憶装置117は、例えば不揮発性半導体記憶装置であり、撮像装置110の動作や処理に係る制御プログラム等を記憶する。なお、記憶装置117が、撮像部115から出力される画像の画像信号を必要に応じて記憶するようにしても良い。
前述のように構成された撮像装置110において、撮像装置110に電源が投入されると、CPU111は、ROM112に格納された起動プログラムに従って、ROM112又は記憶装置117から制御プログラム等をRAM113に読み込む。CPU111は、RAM113に読み込んだ制御プログラム等に従い処理等を実行することによって、撮像装置110の機能を実現する。つまり、撮像装置110のCPU111が制御プログラム等に基づき処理を実行することによって撮像装置110の機能及び処理が実現される。
クライアント装置120は、CPU121、ROM122、RAM123、通信インターフェース(I/F)124、出力装置125、入力装置126、及び記憶装置127を有する。CPU121、ROM122、RAM123、通信I/F124、出力装置125、入力装置126、及び記憶装置127は、システムバス等の伝送路128を介して通信可能に接続される。
CPU121は、システムバス等の伝送路128を介して接続されたクライアント装置120の各種デバイスの制御を行う。ROM122は、BIOSのプログラムやブートプログラムを記憶する。RAM123は、CPU121の主記憶装置として使用される。通信I/F124は、クライアント装置120をネットワーク130に接続し、ネットワーク130を介した情報通信を制御する。
出力装置125は、CPU121における処理結果等を出力する。また、出力装置125は、例えば撮像装置110から出力される画像信号に基づく画像をディスプレイ等の画像表示部に表示したり、撮像装置110から出力される音信号に基づく音をスピーカ等の音出力部から出力したりする。入力装置126は、ユーザによる入力等を受け付ける。記憶装置127は、オペレーティングシステム(OS)のプログラムやOS上で動作する各種アプリケーションのプログラム等が格納される。記憶装置127は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)等である。
前述のように構成されたクライアント装置120において電源が投入されると、CPU121は、ROM122に格納されたブートプログラムに従って、記憶装置127等からOSのプログラム等をRAM123に読み込む。CPU121は、RAM123に読み込んだOSのプログラム等に従い処理を実行することによって、クライアント装置120の機能を実現する。つまり、クライアント装置120のCPU121がプログラムに基づき処理を実行することによってクライアント装置120の機能及び処理が実現される。
図2は、本実施形態における撮像システムの機能構成の一例を示すブロック図である。本実施形態における撮像システムは、撮像部210、第1のマイク群220、第2のマイク群230、画像処理部240、音信号処理部250、出力部260、記憶部270、制御部280、及び操作部290を有する。
撮像部210は、光学系211及び撮像素子212を有し、撮像を行い撮像した被写体を含む画像の画像信号を出力する。光学系211は、レンズ等で構成された光学系であり、フォーカスレンズやその駆動系等を含む。撮像素子212は、例えばCMOSイメージセンサ等の撮像素子であり、光学系211により結像された光学像を光電変換し、得られた画像信号を出力する。
第1のマイク群220及び第2のマイク群230は、音声を集音するための複数のマイク221、231をそれぞれ有し、得られた音信号を出力する。第1のマイク群220が有する複数のマイク221は、撮像装置が有する撮像部210の光軸に略平行な方向に離して配置されている。また、第2のマイク群230が有する複数のマイク231は、撮像装置が有する撮像部210の光軸に略垂直な方向に離して配置されている。
例えば、図3(A)及び図3(B)に一例を示すように、撮像装置300が有する撮像部の光軸310に対して、略平行な方向に距離D1を有して、第1のマイク群220に属するマイク221A、221Bが順に配置されている。また、撮像部の光軸310に対して、略垂直な方向に距離D2を有し撮像部の光軸310に略対称となるように、第2のマイク群230に属するマイク231A、231Bが順に配置されている。ここで、図3(A)は撮像装置300の外観図であり、図3(B)は撮像装置の断面図である。なお、図3(A)及び図3(B)に示した第1のマイク群220に属する複数のマイク及び第2のマイク群230に属する複数のマイクの配置は一例であり、本実施形態におけるマイクの配置はこれに限定されるものではない。
画像処理部240は、撮像部210によって得られた画像信号に係る画像処理を行う。また、音信号処理部250は、第1のマイク群220のマイク221や第2のマイク群230のマイク231によって得られた音信号に係る音信号処理を行う。音信号処理部250が行う音信号処理は、後述する音信号に係る指向性処理を含む。画像処理部240により画像処理が施された画像信号及び音信号処理部250により音信号処理が施された音信号は、出力部260や記憶部270に出力される。なお、画像処理部240及び音信号処理部250が、記憶部270等に格納された画像信号及び音信号に対して処理を行うようにしてもよい。
出力部260は、画像信号に係る画像を表示する画像表示部261、及び音信号に係る音を再生出力する音出力部262を有する。画像表示部261は、画像処理部240から出力される画像信号、又は記憶部270に格納された画像信号に基づいて、その画像信号に係る画像を表示する。また、音出力部262は、音信号処理部250から出力される音信号、又は記憶部270に格納された音信号に基づいて、その音信号に係る音を出力する。
記憶部270は、画像処理部240により画像処理が施された画像信号や音信号処理部250により音信号処理が施された音信号を記憶する。制御部280は、撮像システムが有する各機能部を制御する。制御部280は、例えば操作部290からの指示に応じて撮像部210を制御したり、画像処理部240及び音信号処理部250を制御したりする。操作部290は、撮像システムに対するユーザの各種指示動作を受け付けて制御部280等に出力する。
図1に示した撮像装置110のCPU111が制御プログラムを読み出して実行することで、例えば画像処理部240、音信号処理部250、及び制御部280の機能が実現される。なお、クライアント装置120のCPU111がプログラムを読み出して実行することで、画像処理部240、音信号処理部250、及び制御部280のそれぞれの機能の一部が実現されるようにしてもよい。撮像装置110の撮像部115により、例えば撮像部210の機能が実現され、撮像装置110のマイク群116により、例えば第1のマイク群220及び第2のマイク群230の機能が実現される。また、クライアント装置120の出力装置125により、例えば出力部260の機能が実現され、クライアント装置120の入力装置126により、例えば操作部290の機能が実現される。撮像装置110の記憶装置117やクライアント装置120の記憶装置127により、例えば記憶部270の機能が実現される。
以下では、図3(A)及び図3(B)に例示したように、第1のマイク群220がマイク221A、221Bを有し、第2のマイク群230がマイク231A、231Bを有する場合を例に説明する。図4は、本実施形態における音信号処理(指向性処理)に係る構成例を示す図である。マイク221A、221B、231A、231Bによりそれぞれ得られた音信号が、音信号処理部250に入力される。
音信号処理部250のセレクタ401は、4つのマイク221A、221B、231A、231Bの音信号が入力され、そのうちの2つの音信号をCPU403からの選択信号SELに基づいて選択し出力する。セレクタ401は、選択信号SELに基づいて、第1のマイク群220が有するマイク221A、221Bの音信号、又は第2のマイク群230が有するマイク231A、231Bの音信号を出力する。アンプ402A、402Bは、セレクタ401から出力された音信号が入力され、入力された音信号をCPU403からの設定信号SGA、SGBに応じた増幅量だけ増幅する。
CPU(指向性処理部)403は、アンプ402A、402Bにより増幅された音信号が入力され、その音信号を指向性処理して、指向性処理後の音信号SOUTを出力する。ここで、指向性処理とは、目的の方向からの音を強調し、目的以外の方向からの音を抑制する信号処理である。また、CPU403は、操作部290から目的の方向に関する指示(指向範囲指定)を示す信号SINが入力され、信号SINに応じた選択信号SELを出力する。
次に、本実施形態における音信号処理(指向性処理)について説明する。なお、以下の説明では、音を集音するマイクと音源との距離は、マイク間の距離に対して十分に大きく、マイクからみた音源の方向(角度)は同じ角度であるとする。
図5(A)は、音源からの音が、第2のマイク群230に属するマイク231A及びマイク232Bに対して、角度θの方向から到達する様子を示している。マイク231Aとマイク231Bとは、距離D2を隔てて配置されている。この場合において、音源からマイク231Aまでの距離と、音源からマイク231Bまでの距離との差Lは、
L=D2×cosθ
で表される。また、音速をVとすると、音源からの音がマイク231Aに到達してから、音源からの音がマイク231Bに到達するまでの時間Tは、
T=L/V=D2×cosθ/V
で表される。
図5(B)は、D2=50mm、V=346.75m/sとした場合の角度θに対する、距離の差L、時間Tの値、及び時間Tの差分を示している。例えば、θ=0度のとき、L=50mm、T=144μsであり、θ=15度のとき、L=48mm、T=139μsである。したがって、θ=0度のときとθ=15度のときとの時間Tの差分は、5μsである。
ここで、音信号の指向性処理においては、時間Tをもとにして演算を行う。例えば、正面方向(90度)の音を強調したい(指向性を持たせたい)場合、マイク231A及びマイク231Bに同時に到達する音(T=0μsの音)を強調し、時間差をもって到達する音声(T≠0μsの音)は抑制する、といった演算を行う。
したがって、目的の方向からの音の時間Tと目的以外の方向からの音の時間Tとの差分が大きければ大きいほど、より指向性を有しやすい。図5(B)に示す例では、θ=90度とθ=75度では、時間Tの差分が37μsである。一方、θ=0度とθ=15度では、時間Tの差分が5μsである。この2つを比較した場合、撮像部の光軸に略垂直な方向に配置した第2のマイク群230に属するマイク231A、マイク232Bでは、θ=0度よりもθ=90度のほうが、より指向性を有することになる。
すなわち、正面方向(θ=90度)からの音に指向性を持たせた場合、θ=75度からの音は良好に抑制され、正面方向(θ=90度)からの音が強調されて聞こえる。一方、θ=0度からの音に指向性を持たせた場合、θ=15度からの音声は、θ=90度からの音に指向性を持たせたときのθ=75度からの音ほどは抑制されないため、目的の方向(θ=0度)以外からの音も、漏れ聞こえてしまう状態となる。
したがって、撮像部の光軸に略垂直な方向に配置したマイク231A、マイク231Bを用いて指向性処理を実施する場合には、装置の正面方向(例えば、θ=90度)からの音を明瞭に集音する用途には適している。しかし、装置の正面方向以外(例えば、θ=0度)からの音を明瞭に集音する用途には適していないことが理解できる。したがって、集音対象の被写体の位置が装置の正面方向から離れている場合には、目的とする音が明瞭に集音できないという課題が生ずる。
そこで、本実施形態では、撮像部の光軸に略平行な方向に配置した第1のマイク群220に属するマイク221A及び2211Bを活用することで、前述した課題を解決する。図6(A)は、音源からの音が、第1のマイク群220に属するマイク221A及びマイク222Bに対して、角度θの方向から到達する様子を示している。マイク221Aとマイク221Bとは、距離D1を隔てて配置されている。この場合において、音源からマイク221Aまでの距離と、音源からマイク221Bまでの距離との差Lは、
L=D1×cos(90-θ)=D1×sinθ
で表される。また、音速をVとすると、音源からの音がマイク221Aに到達してから、音源からの音がマイク221Bに到達するまでの時間Tは、
T=L/V=D1×sinθ/V
で表される。
図6(B)は、D1=50mm、V=346.75m/sとした場合の角度θに対する、距離の差L、時間Tの値、及び時間Tの差分を示している。ここで、時間Tの差分に着目すると、マイク231A及びマイク231Bを用いた場合(図5(B)を参照)とは異なり、正面方向の差分が小さく、正面方向以外の差分が大きくなっていることが分かる。この結果は、当然のことながら、第1のマイク群220に属するマイク221A及びマイク221Bの配置方向と、第2のマイク群231に属するマイク231A及びマイク231Bの配置方向とが、90度だけ異なることによるものである。
本実施形態における音信号処理(指向性処理)では、時間Tの差分が大きい(指向性処理に適している)方のマイク群によって得られた音信号を使用する。図5(B)及び図6(B)に示した例を比較すると、図5(B)に示す範囲501及び図6(B)に示す範囲601、602が他方よりも時間Tの差分が大きい。したがって、正面方向(θが45度~135度)の範囲においては、第2のマイク群230に属するマイク231A及びマイク232Bにより得られる音信号を使用して指向性処理を実施する。また、正面以外の方向(θが0度~45度、135度~180度)の範囲においては、第1のマイク群220に属するマイク221A及びマイク221Bにより得られる音信号を使用して指向性処理を実施する。このように、集音対象の範囲が所定の画角(この例では45度~135度)よりも広い側(広角側)である場合、第1のマイク群220で得られる音信号を使用して指向性処理を実施する。また、集音対象の範囲が所定の画角(この例では45度~135度)よりも狭い側(望遠側)である場合、第2のマイク群230で得られる音信号を使用して指向性処理を実施する。
図7は、本実施形態における音信号処理の例を示すフローチャートである。
まず、ステップS700にて、操作部290によって目的の方向に関する指示(指向範囲指定)が与えられると、ステップS701にて、音信号処理部250のCPU403は、指向性処理に使用するマイク群を決定する。このとき、CPU403は、前述したように時間Tの差分が大きいほうのマイク群を使用するように決定する。例えば、θ=75度に指向範囲指定された場合、CPU403は、第2のマイク群230(マイク231A、マイク231B)に決定する。
ステップS702にて、CPU403は、ステップS701において決定したマイク群で得られる音信号を選択するように、セレクタ401に対して選択信号SELを出力する。例えば、θ=75度に指向範囲指定された場合、第2のマイク群230(マイク231A、マイク231B)からの音信号が選択されるように選択信号SELを出力する。
続いて、ステップS703にて、CPU403は、アンプ402A及び402Bの増幅量を決定する。この処理によって、マイク毎の感度差を補正し、かつ、被写体とマイクとの距離差に起因する感度差を補正する。
例えば、図3(A)及び図3(B)に示した例において、マイク221Aよりもマイク221Bの方が、被写体から距離D1だけ遠い位置に配置されている。そのため、マイク221Bに到達する音源からの音量は、マイク221Aに到達する音源からの音量よりも小さくなる。したがって、マイク221Bからの音信号を増幅するアンプには、マイク221Aからの音信号を増幅するアンプよりも、大きい増幅量を設定する必要がある。
CPU105は、このように被写体とマイクとの距離差に起因する感度差を補正することも目的として、アンプ402A及び402Bの増幅量を決定する。アンプ402A及び402Bに設定する増幅量の一例を図8(A)及び図8(B)に示す。
第1のマイク群220が選択された場合には、例えば、マイク221Aからの音信号を増幅するアンプに対して増幅量30.0dBが設定され、マイク221Bからの音信号を増幅するアンプに対して増幅量30.8dBが設定される。マイク221A及びマイク221Bに対する設定値の差分は、前述した通り、マイク毎の感度差、及び被写体とマイクとの距離差に起因する感度差を考慮したものとなっている。
また、第2のマイク群230が選択された場合には、例えば、マイク231Aからの音信号を増幅するアンプに対して増幅量30.3dBが設定され、マイク231Bからの音信号を増幅するアンプに対して増幅量30.1dBが設定される。マイク231A及びマイク231Bに対する設定値の差分は、マイク毎の感度差を考慮したもののみとなっている。第2のマイク群230のマイク231A及びマイク231Bは、撮像部の光軸に略対称となるように配置されているため、被写体とマイクとの距離差に起因する感度差はゼロとみなしている。
マイク221A、221B、231A、及び231Bで比較すると、最も被写体から遠い距離に配置されているマイクは、マイク221Bである。もし、マイク毎の感度差を無視すれば、マイク221Bからの音信号を増幅するアンプに対しては、最も大きな増幅量を設定する必要がある。言い換えると、マイク毎の感度差がなければ、第1のマイク群220に属するマイクに対して設定される各々の増幅量の平均値は、第2のマイク群230に属するマイクに対して設定される各々の増幅量の平均値より大きくする必要がある。また、第1のマイク群に属するマイクに対して設定される各々の増幅量は、撮像装置において被写体側から遠いほど高く設定する必要がある。
次に、ステップS704にて、CPU403は、ステップS703において決定したアンプ402A及び402Bの増幅量に基づいて、アンプ402A及び402Bに対して設定信号SGA、SGBを出力する。続いて、ステップS705にて、CPU403は、アンプ402A及び402Bによって増幅された音信号を用いて、指向範囲指定された方向に指向性を持たせるように演算処理を行い、指向性処理を実施する。
以上のように、本実施形態によれば、指向性を持たせる方向(角度θ)によって、指向性処理のために使用するマイクを切り替えることで、正面以外の方向の音を明瞭に集音することが可能となる。したがって、集音対象の被写体(音源)の位置が装置の正面方向から離れている場合にも、目的とする音を集音することが可能となる。
以上、説明した実施形態は一例であり、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、マイク221Aとマイク221Bとの距離D1、マイク231Aとマイク231Bとの距離D2は、前述した実施形態ではD1=D2=50mmとして説明したが、等距離でなくともよく、距離D1と距離D2とが異なっていてもよい。一例として、距離D1=100mm、距離D2=50mmとした場合の角度θに対する、距離の差L、時間Tの値、及び時間Tの差分を図9に示す。第1のマイク群220に属するマイク221A、221Bについて示した図6(B)と図9(B)とを比較すると、時間Tの差分は、距離D1=50mmのときよりも距離D1=100mmにした方が、大きくなっていることが分かる。すなわち、マイク間距離が大きい方が指向性処理に適していることが明らかである。
図3(A)及び図3(B)に示したような箱形の撮像装置(例えば、ネットワークカメラ)においては、マイク231Aとマイク231Bとの距離に比べて、マイク221Aとマイク221Bとの距離のほうが、より大きくできる。そのため、D1=D2とするよりも、D1>D2という関係にした方が、指向性処理に関してはより好ましい。
例えば、図9(A)及び図9(B)に示した例においては、図9(A)に示す範囲901及び図9(B)に示す範囲902、903が他方よりも時間Tの差分が大きい。したがって、正面方向(θが60度~120度)の範囲においては、第2のマイク群230に属するマイク231及びマイク231Bにより得られる音信号を使用して指向性処理を実施する。また、正面以外の方向(θが0度~60度、120度~180度)の範囲においては、第1のマイク群220に属するマイク221A及びマイク221Bにより得られる音信号を使用して指向性処理を実施する。以上より、第1のマイク群のマイク間距離と第2のマイク群のマイク間距離が等距離でなくとも、実施形態として好ましい場合があることが理解されよう。
また、前述した実施形態では、第1のマイク群220に属するマイクと第2のマイク群230に属するマイクとは、すべて異なるものとしているが、少なくとも1つのマイクが第1のマイク群220及び第2のマイク群230に属するようにしてもよい。例えば、図3(C)に示すように第1のマイク群220に属するマイク及び第2のマイク群230に属するマイクを配置し、1つのマイク(221A、231A)を第1のマイク群220と第2のマイク群230とで共用するようにしてもよい。図3(C)に示したように配置しても音信号処理(指向性処理)に使用する音信号を適切に選択することで、図3(A)に示した配置と同様の効果が得られる。
また、図3(D)に示すように、第2のマイク群230に属するマイクとして、撮像部の光軸に対して略垂直な方向で、かつマイク231Aとマイク231Bとを結ぶ方向に略垂直な方向に、さらにマイク231Cを配置するようにしてもよい。このようにした場合には、撮像部の光軸を法線ベクトルとする平面上の任意の位置に対する指向性を持たせることが可能となる。
なお、前述した音信号処理(指向性処理)は、撮像装置110において実施してもよいし、クライアント装置120において実施してもよい。例えば、撮像装置110において指向性処理を実施し、指向性処理後の音信号を撮像装置110から出力するようにしてもよい。また、例えば、撮像装置110から第1のマイク群220及び第2のマイク群220で得られた音信号を出力し、クライアント装置120において使用する音信号を選択して指向性処理を実施してもよい。また、例えば、撮像装置110から第1のマイク群220及び第2のマイク群220の内の使用するマイク群で得られた音信号だけを出力し、クライアント装置120において指向性処理を実施してもよい。
(本発明の他の実施形態)
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
110:撮像装置 111、121:CPU 112、122:ROM 113、123:RAM 114、124:通信インターフェース 115:撮像部 116:マイク群 117、127:記憶装置 120:クライアント装置 125:出力装置 126:入力装置 130:ネットワーク 210:撮像部 211:光学系 212:撮像素子 220、230:マイク群 221、231:マイク 240:画像処理部 250:音信号処理部 260:出力部 261:画像表示部 262:音出力部 270:記憶部 280:制御部 290:操作部

Claims (11)

  1. 撮像素子を有する撮像部と、
    前記撮像部の光軸に略平行な方向に離して配置された複数のマイクを含む第1のマイク群と、
    前記撮像部の光軸に略垂直な方向に離して配置された複数のマイクを含む第2のマイク群と
    入力される音信号を用いて指向性処理を実施し、前記指向性処理された音信号を出力する音信号処理部と、
    を有し、
    前記音信号処理部は、
    集音対象の範囲が所定の画角よりも広い側である場合、前記第1のマイク群で得られる音信号を用いて前記指向性処理を実施し、
    前記集音対象の範囲が所定の画角よりも狭い側である場合、前記第2のマイク群で得られる音信号を用いて前記指向性処理を実施することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1のマイク群に属する少なくとも1つのマイクが、前記第2のマイク群に属することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1のマイク群におけるマイク間の距離は、前記第2のマイク群におけるマイク間の距離よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1のマイク群におけるマイク間の距離と、前記第2のマイク群におけるマイク間の距離とが同じであることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  5. 前記第2のマイク群に属するマイクは、前記撮像部の光軸に略対称に配置されていることを特徴とする請求項1~の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 第1の平面上に前記第1のマイク群に属する前記複数のマイクが配置され、前記第1の平面とは異なる第2の平面上に前記第2のマイク群に属する前記複数のマイクが配置されることを特徴とする請求項1~の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記音信号処理部は、入力される前記音信号を増幅する複数のアンプを有し、
    前記第1のマイク群で得られる音信号を用いて前記指向性処理を実施する場合に前記複数のアンプに設定される増幅量の平均値は、前記第2のマイク群で得られる音信号を用いて前記指向性処理を実施する場合に前記複数のアンプに設定される増幅量の平均値より大きいことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記第1のマイク群で得られる音信号を用いて前記指向性処理を実施する場合に前記複数のアンプに設定される増幅量は、音信号を得るマイクの位置が撮像装置において被写体側から遠いほど高く設定されることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 撮像素子を有する撮像部と、前記撮像部の光軸に略平行な方向に離して配置された複数のマイクを含む第1のマイク群と、前記撮像部の光軸に略垂直な方向に離して配置された複数のマイクを含む第2のマイク群とを有する撮像装置と、
    前記撮像装置から出力された音信号を用いて指向性処理を実施し、前記指向性処理された音信号を出力する音信号処理部を有し、
    前記音信号処理部は、
    集音対象の範囲が所定の画角よりも広い側である場合、前記第1のマイク群で得られる音信号を用いて前記指向性処理を実施し、
    前記集音対象の範囲が所定の画角よりも狭い側である場合、前記第2のマイク群で得られる音信号を用いて前記指向性処理を実施することを特徴とする撮像システム。
  10. 撮像素子を有する撮像部と、前記撮像部の光軸に略平行な方向に離して配置された複数のマイクを含む第1のマイク群と、前記撮像部の光軸に略垂直な方向に離して配置された複数のマイクを含む第2のマイク群とを有する撮像装置により得られる音信号の信号処理方法であって、
    集音対象の範囲に応じて、前記第1のマイク群及び前記第2のマイク群の内から使用するマイク群を決定する決定工程と、
    前記決定工程で決定されたマイク群で得られる音信号を用いて指向性処理を実施し、前記指向性処理された音信号を出力する音信号処理工程とを有し、
    前記音信号処理工程では、
    集音対象の範囲が所定の画角よりも広い側である場合、使用するマイク群を前記第1のマイク群に決定し、
    前記集音対象の範囲が所定の画角よりも狭い側である場合、使用するマイク群を前記第2のマイク群に決定することを特徴とする信号処理方法。
  11. 撮像素子を有する撮像部と、前記撮像部の光軸に略平行な方向に離して配置された複数のマイクを含む第1のマイク群と、前記撮像部の光軸に略垂直な方向に離して配置された複数のマイクを含む第2のマイク群とを有する撮像装置により得られる音信号の信号処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    集音対象の範囲に応じて、前記第1のマイク群及び前記第2のマイク群の内から使用するマイク群を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップで決定されたマイク群で得られる音信号を用いて指向性処理を実施し、前記指向性処理された音信号を出力する音信号処理ステップとを有し、
    前記音信号処理ステップでは、
    集音対象の範囲が所定の画角よりも広い側である場合、使用するマイク群を前記第1のマイク群に決定し、
    前記集音対象の範囲が所定の画角よりも狭い側である場合、使用するマイク群を前記第2のマイク群に決定することを特徴とするプログラム。
JP2018096057A 2018-05-18 2018-05-18 撮像装置、撮像システム、信号処理方法、及びプログラム Active JP7150470B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018096057A JP7150470B2 (ja) 2018-05-18 2018-05-18 撮像装置、撮像システム、信号処理方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018096057A JP7150470B2 (ja) 2018-05-18 2018-05-18 撮像装置、撮像システム、信号処理方法、及びプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019201377A JP2019201377A (ja) 2019-11-21
JP2019201377A5 JP2019201377A5 (ja) 2021-07-26
JP7150470B2 true JP7150470B2 (ja) 2022-10-11

Family

ID=68612567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018096057A Active JP7150470B2 (ja) 2018-05-18 2018-05-18 撮像装置、撮像システム、信号処理方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7150470B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005124090A (ja) 2003-10-20 2005-05-12 Sony Corp マイクロホン装置、再生装置及び撮像装置
JP2006115180A (ja) 2004-10-14 2006-04-27 Sony Corp 電子機器
JP2009130854A (ja) 2007-11-27 2009-06-11 Sony Corp 音声信号処理装置、音声信号処理方法及び撮像装置
JP2010251916A (ja) 2009-04-13 2010-11-04 Nec Casio Mobile Communications Ltd 音データ処理装置、及び、プログラム
JP2011024112A (ja) 2009-07-17 2011-02-03 Kumagai Gumi Co Ltd 固定装置
JP2012150059A (ja) 2011-01-20 2012-08-09 Chubu Electric Power Co Inc 音源推定方法及び音源推定装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005124090A (ja) 2003-10-20 2005-05-12 Sony Corp マイクロホン装置、再生装置及び撮像装置
JP2006115180A (ja) 2004-10-14 2006-04-27 Sony Corp 電子機器
JP2009130854A (ja) 2007-11-27 2009-06-11 Sony Corp 音声信号処理装置、音声信号処理方法及び撮像装置
JP2010251916A (ja) 2009-04-13 2010-11-04 Nec Casio Mobile Communications Ltd 音データ処理装置、及び、プログラム
JP2011024112A (ja) 2009-07-17 2011-02-03 Kumagai Gumi Co Ltd 固定装置
JP2012150059A (ja) 2011-01-20 2012-08-09 Chubu Electric Power Co Inc 音源推定方法及び音源推定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019201377A (ja) 2019-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6023779B2 (ja) オーディオ情報処理の方法及び装置
JP5748422B2 (ja) 電子機器
CN107534725B (zh) 一种语音信号处理方法及装置
JP6246246B2 (ja) 適応型カメラアレイを有するデバイス
KR101490007B1 (ko) 제어 가능한 전면 이득 및 후면 이득을 갖는 마이크로폰을 구비한 전자 장치
US20150022636A1 (en) Method and system for voice capture using face detection in noisy environments
US10237473B2 (en) Depth map calculation in a stereo camera system
KR20170067682A (ko) 음향 신호 수집을 위한 코드 실행가능 방법, 회로, 장치, 시스템 및 관련 컴퓨터
KR20210017229A (ko) 오디오 줌 기능을 갖는 전자 장치 및 이의 동작 방법
CN113141448B (zh) 摄像装置
WO2017149124A1 (en) A method, system and device for generating associated audio and visual signals in a wide angle image system
JP7150470B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、信号処理方法、及びプログラム
JP2009130854A (ja) 音声信号処理装置、音声信号処理方法及び撮像装置
US20140253763A1 (en) Electronic device
JP6593941B2 (ja) 焦点取得方法及び装置、プログラムならびに記録媒体
CN114554154A (zh) 音视频拾音器位置选择方法及系统、音视频采集终端与存储介质
JP2011120028A (ja) 音声再生装置、及びその制御方法
JP2006332736A (ja) マイクロフォンアレイ装置
JP2006237816A (ja) 演算装置、収音装置、及び、信号処理プログラム
KR20200014204A (ko) 제어장치, 촬상장치, 및 기억매체
JP6631166B2 (ja) 撮影装置、プログラム及び撮影方法
JP2018157314A (ja) 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP2007208866A (ja) カメラ
US10873805B2 (en) Sound processing apparatus and audio signals processing method thereof based on sound source position
JP2019201377A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210517

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220928

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7150470

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151