JP7150201B1 - 減結合回路 - Google Patents
減結合回路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7150201B1 JP7150201B1 JP2021576572A JP2021576572A JP7150201B1 JP 7150201 B1 JP7150201 B1 JP 7150201B1 JP 2021576572 A JP2021576572 A JP 2021576572A JP 2021576572 A JP2021576572 A JP 2021576572A JP 7150201 B1 JP7150201 B1 JP 7150201B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- susceptance
- transmission line
- end connected
- antenna element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 108
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 34
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 38
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 38
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 claims description 20
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 36
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 8
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 6
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 230000005672 electromagnetic field Effects 0.000 description 3
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 3
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000005404 monopole Effects 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q5/00—Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
- H01Q5/30—Arrangements for providing operation on different wavebands
- H01Q5/307—Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way
- H01Q5/314—Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way using frequency dependent circuits or components, e.g. trap circuits or capacitors
- H01Q5/335—Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way using frequency dependent circuits or components, e.g. trap circuits or capacitors at the feed, e.g. for impedance matching
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/52—Means for reducing coupling between antennas; Means for reducing coupling between an antenna and another structure
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/52—Means for reducing coupling between antennas; Means for reducing coupling between an antenna and another structure
- H01Q1/521—Means for reducing coupling between antennas; Means for reducing coupling between an antenna and another structure reducing the coupling between adjacent antennas
- H01Q1/523—Means for reducing coupling between antennas; Means for reducing coupling between an antenna and another structure reducing the coupling between adjacent antennas between antennas of an array
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q21/00—Antenna arrays or systems
- H01Q21/06—Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q21/00—Antenna arrays or systems
- H01Q21/28—Combinations of substantially independent non-interacting antenna units or systems
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q5/00—Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
- H01Q5/30—Arrangements for providing operation on different wavebands
- H01Q5/307—Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way
- H01Q5/342—Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way for different propagation modes
- H01Q5/357—Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way for different propagation modes using a single feed point
- H01Q5/364—Creating multiple current paths
- H01Q5/371—Branching current paths
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q5/00—Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
- H01Q5/50—Feeding or matching arrangements for broad-band or multi-band operation
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H7/00—Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
- H03H7/38—Impedance-matching networks
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
Description
また、高速化、高品質化や複数の無線通信システム搭載のために、無線通信装置を複数の周波数帯で動作させるニーズが高まっている。ダイバーシチやMIMOが効果を発揮するためには、複数のアンテナ間の結合をできる限り小さくし、アンテナ相関を低くする必要がある。
しかし、通信装置が小型な場合、複数のアンテナを搭載するための領域が限られ、それぞれのアンテナ間の距離を十分に確保できない。このため、アンテナ間結合が強くなり通信性能が劣化する。この問題に対して、アンテナに減結合回路を接続することにより、アンテナ間結合を低減させる方法がある。
図1は、本実施の形態に係る減結合回路を示す図である。
図2は、本実施の形態に係る減結合回路の効果を確認するために電磁界シミュレーションを行った2素子アンテナの構成を示す図である。
図3は、図2の2素子アンテナに実施の形態1に係る減結合回路を適用した場合と適用しなかった場合のSパラメータの計算結果である。
サセプタンス回路11~13は、サセプタンス素子で構成しても良いし、共振回路で構成してもよい。また、複数のサセプタンス素子で構成しても良い。本実施の形態では、サセプタンス11~13をサセプタンス素子で構成した場合について説明する。
伝送線路32の一端(第1の端)は、アンテナ素子2に接続され、他端(第2の端)はサセプタンス12の一端(第1の端)に接続される。
サセプタンス11の他端(第2の端)は、サセプタンス12の他端(第2の端)と接続される。
サセプタンス13の一端(第1の端)は、サセプタンス11の他端(第2の端)に接続され、他端(第2の端)はグランド導体101に接続される。
入出力端子51はサセプタンス11の一端(第1の端)に接続され、入出力端子52はサセプタンス12の一端(第1の端)に接続される。
なお、参照面t1、参照面t2及び参照面t3は、アンテナ側の2ポートのSパラメータを観測する面を表している。
図1の参照面t1、t2からアンテナ素子1、2側を見たときの基準インピーダンスをZ1とし、入出力端子51、52の基準インピーダンスをZ0とする。なお、Z0は通常50Ωである。
参照面t1からアンテナ素子1、2側を見た時のアンテナ素子1、2の相互結合の振幅をαとする。Z1を
として、参照面t1におけるアンテナ素子1、2の反射が低減されるように、アンテナ素子1、2の形状を調整する。
伝送線路31、32の特性インピーダンスをZ1とする。また、伝送線路31の長さをL1、伝送線路32の長さをL2とする。
参照面t2からアンテナ素子1、2側を見た時のアンテナ素子1、2の相互結合の位相が、±90度になるように、長さL1、L2を決定する。
基準インピーダンスをZ0として、参照面t3からアンテナ素子1、2側を見た2ポートのSパラメータをScとする。サセプタンス11、12の値B1を
とし、サセプタンス13の値B2を
とすれば、すなわち、B2をB1の反数とすれば、参照面t3からアンテナ素子1、2側を見た時の反射|SC11|、|SC22|と、相互結合|SC21|を低減できる。
このように、本発明の実施の形態1に係る減結合回路では、3個のサセプタンスのみで、1周波数において相互結合と反射の両方を低減することができる。また、アンテナ素子1、2への制約条件は、式(1)の基準インピーダンスでアンテナ素子1、2の反射を低減することのみであるので、非対称な2素子アンテナにも適用でき、2素子アンテナ構成への制約を小さくできる。すなわち、2素子アンテナのインピーダンスマトリクス(Sパラメータ)に対する制約を小さくできる。
図2において、λは、設計周波数fにおける自由空間波長である。アンテナ素子1、2は、誘電体基板61(比誘電率7、誘電正接0.01、厚み0.01λ0)の上に形成したモノポール方式のアンテナであり、平面上のグランド導体101の上辺に近接させて配置している。
図3(a)に、基準インピーダンスをZ1=25Ωとした時の図2のモデルのSパラメータ計算結果を示す。なお、図2のモデルは面対称のため、アンテナ素子1の反射S11、アンテナ素子1、2の相互結合S21だけを示し、アンテナ素子2の反射S22は省略している。S22はS11と等しくなる。
図3(a)から、f0において、反射S11は-18.5dBと低減されているが、相互結合S21は-5.0dBと高いことが確認できる。
図3(b)のSパラメータでは、基準インピーダンスはZ0=50Ωである。図3(b)から、f0において、反射S11は-15.2dB、相互結合S21は-38.0dBとなり、反射と相互結合の両方が低減されていることを確認できる。
本実施の形態では、実施の形態1に係る減結合回路を2周波数に拡張した場合について述べる。
図4は、本実施の形態に係る減結合回路を示す図である。なお、図1と同符号は、同一または相当部分を示している。
図4において、本実施の形態に係る減結合回路には、アンテナ素子1、2と、2周波共用移相回路61と、共振回路71~73と、グランド導体101と、入出力端子51、52とが設けられている。
本実施の形態では、サセプタンス11~13を共振回路71~73で構成した場合について示している。
なお、2周波共用移相回路61は図1の減結合回路における伝送路31、32と置き換えたものである。
共振回路72の一端(第1の端)は、アンテナ素子2に接続される。
共振回路71の一端(第1の端)は、2周波共用移相回路61の他端(第2の端)に接続され、他端(第2の端)は共振回路72の他端(第2の端)に接続される。
共振回路73の一端(第1の端)は、共振回路71の他端(第2の端)に接続され、他端(第2の端)はグランド導体101に接続される。
入出力端子51は共振回路71の一端(第1の端)に接続され、入出力端子52は共振回路72の一端(第1の端)に接続される。
図5に1周波数における移相回路を示す。
図5(a)は、3個のサセプタンス14、15、16から成るΠ型回路により構成した移相回路である。
図5(b)は、3個のサセプタンス17、18、19から成るT型回路により構成した移相回路である。
図5(a)、(b)どちらの移相回路においても、使用しているサセプタンスの値を調整することで、通過位相を遅らせる、あるいは進ませることができる。
図6(a)は、図5(a)のサセプタンス14、15、16を、それぞれ共振回路74、75、76に置き換えたものである。
図6(b)は、図5(b)のサセプタンス17、18、19を、それぞれ共振回路77、78、79に置き換えたものである。
このようにサセプタンスを共振回路に置き換えることで、2周波数において、通過位相を遅らせる、あるいは進ませることができる。また、2周波数において、異なる通過位相を実現できる。
図7(a)は、インダクタ81とキャパシタ82の直列共振回路の一例である。
図7(b)は、インダクタ81とキャパシタ82の並列共振回路の一例である。
このようにすることで、2周波数において異なるサセプタンスを実現できる。
図4の参照面t1、t2からアンテナ素子1、2側を見たときの基準インピーダンスを、f1、f2においてそれぞれZ1l、Z1hとする。入出力端子51、52のf1、f2における基準インピーダンスをZ0とする。Z0は通常50Ωである。
参照面t1からアンテナ素子1、2側を見た時のアンテナ素子1、2の相互結合の振幅をf1、f2においてそれぞれαl、αhとする。Z1l、Z1hを
として、参照面t1におけるアンテナ素子1、2の反射がf1、f2において低減されるように、アンテナ素子1、2の形状を調整する。
アンテナ素子1、2の近傍にグランド導体101や金属、誘電体がある場合には、それらの形状、配置を含めて調整する。なお、アンテナ素子1と2周波共用移相回路61の間と、アンテナ素子2と共振回路72の間に、それぞれ整合回路を設置しても良い。
基準インピーダンスをZ0として、参照面t3からアンテナ素子1、2側を見た2ポートのSパラメータをSCとする。
共振回路71のf1、f2におけるサセプタンスをそれぞれB1l、B1hとする。
共振回路72のf1、f2におけるサセプタンスをそれぞれB1l、B1hとする。
また、共振回路73のf1、f2におけるサセプタンスをそれぞれB2l、B2hとする。
B1l、B1h、B2l、B2hを、
とすれば、参照面t3からアンテナ素子1、2側を見た時の反射|SC11|、|SC22|と、相互結合|SC21|を、f1、f2において低減できる。
このように、本実施の形態に係る減結合回路では、アンテナ素子1、2への制約条件は、式(4)、式(5)の基準インピーダンスでアンテナ素子1、2の反射を低減することのみであるので、非対称な2素子アンテナにも適用でき、2素子アンテナ構成への制約を小さくできる。
本実施の形態では、実施の形態1に係る減結合回路を2周波数に拡張し、更に構成を簡易化した場合について述べる。
図8は、本実施の形態に係る減結合回路を示す図である。
図8において、本実施の形態に係る減結合回路には、整合回路91、整合回路92と、サセプタンス19、サセプタンス20とが新たに設けられている。
整合回路91は伝送線路31の途中に、整合回路92は伝送線路32の途中に挿入している。また、サセプタンス19、20は、サセプタンス13と置き換えた直列共振回路である。
また、図10は、図8の減結合回路において、サセプタンス19、20から成る直列共振回路とグランド導体101を、伝送線路37で置き換えた図である。
同様に伝送線路32を伝送線路35、36に分割し、伝送線路35、36の間に整合回路92が設置されている。
さらに、サセプタンス13を、サセプタンス19、20から成る直列共振回路に置き換えている。
本実施の形態では、アンテナ素子1、2の反射、相互結合を低減する周波数をf1(第1の周波数)、f2(第2の周波数)とする。また、f2はf1より高い周波数とする。
図8の参照面t1、t2からアンテナ素子1、2側を見たときの基準インピーダンスをZ1とする。入出力端子51、52の基準インピーダンスをZ0とする。Z0は通常50Ωである。
参照面t1からアンテナ素子1、2側を見た時のアンテナ素子1、2の相互結合の振幅をf1においてαlとする。基準インピーダンスZ1は、
として、参照面t1におけるアンテナ素子1、2の反射がf1において低減され、かつ、参照面t1におけるアンテナ素子1、2の相互結合がf2において低減されるように、アンテナ素子1、2の形状を調整する。
アンテナ素子1、2の近傍にグランド導体101や金属、誘電体がある場合には、それらの形状、配置を含めて調整する。
参照面t2からアンテナ素子1、2側を見た時のアンテナ素子1、2の相互結合の位相が、f1において90度になるように、長さL1、L2を決定する。
基準インピーダンスをZ0として、参照面t3からアンテナ素子1、2側を見た2ポートのSパラメータをSCとする。サセプタンス11、12の値B1を
とする。また、サセプタンス19、20から成る直列共振回路は、f1においてサセプタンスが
となり、f2において短絡(サセプタンスが無限大)となるように、決定する。すなわち、サセプタンス19は、インダクタLとして、
とし、サセプタンス20は、キャパシタCとして、
とする。
すなわち、サセプタンス19、20を削除し、サセプタンス11の他端(第2の端)にグランド導体101を接続し、サセプタンス12の他端(第2の端)にグランド導体101を接続したと見なすことができる。
f2においては、アンテナ素子1側の回路とアンテナ素子2側の回路が接続されていないので、図9の回路は相互結合に影響を与えず、相互結合はf2において低減されたままとなる。
伝送線路37の電気長をf2で約0.25波長とすれば、伝送線路37の一端(第1の端)がf2でグランド導体101に接続されていると見なすことができる。また、伝送線路37の一端(第1の端)から伝送線路37側を見たサセプタンスがf1において式(12)となるように、伝送線路37の特性インピーダンスを決定する。
以上のようにすれば、図10の減結合回路は、図8の減結合回路と同じ動作を実現できる。
整合回路91、92の構成は、本実施の形態3で特定するものではないが、例えば、伝送線路31、32に直列に設置した、インダクタとキャパシタの直列共振回路が考えられる。また、伝送線路31、32に並列に設置した、インダクタとキャパシタの並列共振回路が考えられる。
前者の場合は、直列共振回路は、f1において短絡となるようにし、f1の特性に影響を与えないようにする。
後者の場合は、f1において開放となるようにし、f1の特性に影響を与えないようにする。整合回路91の数は1個に限定するものではなく、伝送線路31の途中に複数個を設置しても良い。同様に、整合回路92の数は1個に限定するものではなく、伝送線路32の途中に複数個を設置しても良い。
このように、本発明の実施の形態3に係る減結合回路では、アンテナ素子1、2への制約条件は、式(10)の基準インピーダンスでf1においてアンテナ素子1、2の反射を低減し、f2において相互結合を低減することなので、非対称な2素子アンテナにも適用でき、2素子アンテナ構成への制約を小さくできる。
本実施の形態では、実施の形態1に係る減結合回路を2周波数に拡張し、構成を簡易化した場合について述べる。
図11は、本実施の形態に係る減結合回路を示す図である。なお、図1と同符号は、同一または相当部分を示している。
図11において、本実施の形態に係る減結合回路には、整合回路91、整合回路92と、サセプタンス21、サセプタンス22、サセプタンス23、サセプタンス24とが新たに設けられている。
なお、整合回路91は図1における伝送線路31の途中に、整合回路92は伝送線路32の途中に挿入している。また、サセプタンス21、22は、図1におけるサセプタンス11と置き換えた並列共振回路(第1の並列共振回路)、サセプタンス23、24は、図1におけるサセプタンス12と置き換えた並列共振回路(第2の並列共振回路)である。
次に、本減結合回路の動作について説明する。
本実施の形態では、アンテナ素子1、2の反射、相互結合を低減する周波数をf1(第1の周波数)、f2(第2の周波数)とする。また、f2はf1より高い周波数とする。
図8の参照面t1、t2からアンテナ素子1、2側を見たときの基準インピーダンスをZ1とする。
入出力端子51、52の基準インピーダンスをZ0とする。なお、Z0は通常50Ωである。
として、参照面t1におけるアンテナ素子1、2の反射がf1において低減され、かつ、参照面t1におけるアンテナ素子1、2の相互結合がf2において低減されるように、アンテナ素子1、2の形状を調整する。アンテナ素子1、2の近傍にグランド導体101や金属、誘電体がある場合には、それらの形状、配置を含めて調整する。
参照面t2からアンテナ素子1、2側を見た時のアンテナ素子1、2の相互結合の位相が、f1において90度になるように、長さL1、L2を決定する。
とする。サセプタンス21、22から成る第1の並列共振回路は、f1においてサセプタンスが(16)式となり、f2において開放となるように、決定する。
同様に、サセプタンス23、24から成る第2の並列共振回路も、f1においてサセプタンスが(16)式となり、f2において開放となるように、決定する。
すなわち、サセプタンス21、23は、インダクタLとして、
とし、サセプタンス22、24は、キャパシタCとして、
とする。また、サセプタンス13の値B2を
とする。
なお、サセプタンス11~24は、それぞれ1個のインダクタもしくはキャパシタとしても良いし、複数のインダクタとキャパシタを組み合わせて実現しても良い。
Claims (11)
- 第1のアンテナ素子と、
第2のアンテナ素子と、
グランド導体と、
前記第1のアンテナ素子に第1の端が接続された第1の伝送線路と、
前記第2のアンテナ素子に第1の端が接続された第2の伝送線路と、
前記第1の伝送線路の第2の端に第1の端が接続された第1のサセプタンス回路と、
前記第2の伝送線路の第2の端に第1の端が接続され、前記第1のサセプタンス回路の第2の端に第2の端が接続された第2のサセプタンス回路と、
前記第1のサセプタンス回路の第2の端に第1の端が接続され、前記グランド導体に第2の端が接続された第3のサセプタンス回路と、
前記第1のサセプタンス回路の第1の端に接続された第1の入出力端子と、
前記第2のサセプタンス回路の第1の端に接続された第2の入出力端子と
を備え、
前記第1のサセプタンス回路は、第1の並列共振回路であり、
前記第2のサセプタンス回路は、第2の並列共振回路であ る減結合回路。 - 第1のアンテナ素子と、
第2のアンテナ素子と、
グランド導体と、
前記第1のアンテナ素子に第1の端が接続された2周波共用移相回路と、
前記2周波共用移相回路の第2の端に第1の端が接続された第1のサセプタンス回路と、
前記第2のアンテナ素子に第1の端が接続され、前記第1のサセプタンス回路の第2の端に第2の端が接続された第2のサセプタンス回路と、
前記第1のサセプタンス回路の第2の端に第1の端が接続され、前記グランド導体に第2の端が接続された第3のサセプタンス回路と、
前記第1のサセプタンス回路の第1の端に接続された第1の入出力端子と、
前記第2のサセプタンス回路の第1の端に接続された第2の入出力端子と
を備える減結合回路。 - 前記第1のサセプタンス回路は第1の共振回路であり、
前記第2のサセプタンス回路は第2の共振回路であり、
前記第3のサセプタンス回路は第3の共振回路である
請求項2に記載の減結合回路。 - 前記2周波共用移相回路は、
前記第1のアンテナ素子に第1の端が接続され、前記グランド導体に第2の端が接続された第4の共振回路と、
前記第4の共振回路の第1の端に第1の端が接続された第5の共振回路と、
前記第5の共振回路の第2の端と前記第1のサセプタンス回路の第1の端に第1の端が接続され、前記グランド導体に第2の端が接続された第6の共振回路と
を備える請求項3に記載の減結合回路。 - 前記2周波共用移相回路は、
前記第1のアンテナ素子に第1の端が接続された第7の共振回路と、
前記第7の共振回路の第1の端に第1の端が接続され、前記グランド導体に第2の端が接続された第8の共振回路と、
前記第8の共振回路の第1の端に第1の端が接続され、前記第1のサセプタンス回路の第1の端に第2の端が接続された第9の共振回路と
を備える請求項3に記載の減結合回路。 - 第1のアンテナ素子と、
第2のアンテナ素子と、
グランド導体と、
前記第1のアンテナ素子に第1の端が接続された第1の伝送線路と、
前記第2のアンテナ素子に第1の端が接続された第2の伝送線路と、
前記第1の伝送線路の第2の端に第1の端が接続された第1のサセプタンス回路と、
前記第2の伝送線路の第2の端に第1の端が接続され、前記第1のサセプタンス回路の第2の端に第2の端が接続された第2のサセプタンス回路と、
前記第1のサセプタンス回路の第2の端に第1の端が接続され、前記グランド導体に第2の端が接続された第3のサセプタンス回路と、
前記第1のサセプタンス回路の第1の端に接続された第1の入出力端子と、
前記第2のサセプタンス回路の第1の端に接続された第2の入出力端子と
を備え、
前記第1の伝送線路は第3の伝送線路と第4の伝送線路を直列に接続したものであり、
前記第2の伝送線路は第5の伝送線路と第6の伝送線路を直列に接続したものであり、
前記第3のサセプタンス回路は、直列共振回路であり、
前記第3の伝送線路と前記第4の伝送線路との間に挿入された第1の整合回路と、
前記第5の伝送線路と前記第6の伝送線路との間に挿入された第2の整合回路と
を備える減結合回路。 - 第1のアンテナ素子と、
第2のアンテナ素子と、
グランド導体と、
前記第1のアンテナ素子に第1の端が接続された第1の伝送線路と、
前記第2のアンテナ素子に第1の端が接続された第2の伝送線路と、
前記第1の伝送線路の第2の端に第1の端が接続された第1のサセプタンス回路と、
前記第2の伝送線路の第2の端に第1の端が接続され、前記第1のサセプタンス回路の第2の端に第2の端が接続された第2のサセプタンス回路と、
前記第1のサセプタンス回路の第2の端に第1の端が接続され、前記グランド導体に第2の端が接続された第3のサセプタンス回路と、
前記第1のサセプタンス回路の第1の端に接続された第1の入出力端子と、
前記第2のサセプタンス回路の第1の端に接続された第2の入出力端子と
を備え、
前記第1の伝送線路は第3の伝送線路と第4の伝送線路を直列に接続したものであり、
前記第2の伝送線路は第5の伝送線路と第6の伝送線路を直列に接続したものであり、
前記第3のサセプタンス回路は、第1の端が、前記第1のサセプタンス回路の第2の端と接続され、第2の端が開放された第7の伝送線路であり、
前記第3の伝送線路と前記第4の伝送線路との間に挿入された第1の整合回路と、
前記第5の伝送線路と前記第6の伝送線路との間に挿入された第2の整合回路と
を備える減結合回路。 - 第1の周波数において、前記第1のサセプタンス回路のサセプタンスと前記第2のサセプタンス回路のサセプタンスが、前記第3のサセプタンス回路のサセプタンスの反数であり、
第2の周波数において、前記第3のサセプタンス回路が短絡となる、
請求項6または7に記載の減結合回路。 - 前記第1の伝送線路は第3の伝送線路と第4の伝送線路を直列に接続したものであり、
前記第2の伝送線路は第5の伝送線路と第6の伝送線路を直列に接続したものであり、
前記第3の伝送線路と前記第4の伝送線路との間に挿入された第1の整合回路と、
前記第5の伝送線路と前記第6の伝送線路との間に挿入された第2の整合回路と
を備える請求項1に記載の減結合回路。 - 第1の周波数と第2の周波数において、 前記第1のサセプタンス回路のサセプタンスと前記第2のサセプタンス回路のサセプタンスが、前記第3のサセプタンス回路のサセプタンスの反数である請求項2から5のいずれか一項に記載の減結合回路。
- 第1の周波数において、前記第1のサセプタンス回路のサセプタンスと前記第2のサセプタンス回路のサセプタンスが、前記第3のサセプタンス回路のサセプタンスの反数であり、
第2の周波数において、前記第1のサセプタンス回路及び前記第2のサセプタンス回路が開放となる、
請求項1または9に記載の減結合回路。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2021/012492 WO2022201414A1 (ja) | 2021-03-25 | 2021-03-25 | 減結合回路 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2022201414A1 JPWO2022201414A1 (ja) | 2022-09-29 |
JP7150201B1 true JP7150201B1 (ja) | 2022-10-07 |
JPWO2022201414A5 JPWO2022201414A5 (ja) | 2023-02-20 |
Family
ID=83395450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021576572A Active JP7150201B1 (ja) | 2021-03-25 | 2021-03-25 | 減結合回路 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20230411846A1 (ja) |
JP (1) | JP7150201B1 (ja) |
CN (1) | CN117044038A (ja) |
GB (1) | GB2620040B (ja) |
WO (1) | WO2022201414A1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014089530A1 (en) * | 2012-12-06 | 2014-06-12 | Microsoft Corporation | Reconfigurable multiband antenna decoupling networks |
JP2017504274A (ja) * | 2014-01-24 | 2017-02-02 | ゼットティーイー コーポレーションZte Corporation | アンテナユニット及び端末 |
WO2020178897A1 (ja) * | 2019-03-01 | 2020-09-10 | 三菱電機株式会社 | アンテナ装置 |
-
2021
- 2021-03-25 JP JP2021576572A patent/JP7150201B1/ja active Active
- 2021-03-25 CN CN202180095891.1A patent/CN117044038A/zh active Pending
- 2021-03-25 WO PCT/JP2021/012492 patent/WO2022201414A1/ja active Application Filing
- 2021-03-25 GB GB2314336.5A patent/GB2620040B/en active Active
-
2023
- 2023-08-30 US US18/240,066 patent/US20230411846A1/en active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014089530A1 (en) * | 2012-12-06 | 2014-06-12 | Microsoft Corporation | Reconfigurable multiband antenna decoupling networks |
JP2017504274A (ja) * | 2014-01-24 | 2017-02-02 | ゼットティーイー コーポレーションZte Corporation | アンテナユニット及び端末 |
WO2020178897A1 (ja) * | 2019-03-01 | 2020-09-10 | 三菱電機株式会社 | アンテナ装置 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
LINSHENG LI, SATHYA VENKATASUBRAMANIAN, ANU LEHTOVUORI, CLEMENS ICHELN, MIKKO HEINO, KATSUYUKI HANED: "T-SHAPED DECOUPLING NETWORK FOR WIDEBAND ISOLATION IMPROVEMENT BETWEEN TWO STRONGLY COUPLED ANTENNAS", 2015 LOUGHBOROUGH ANTENNAS & PROPAGATION CONFERENCE (LAPC), JPN6021019756, 2015, GB, ISSN: 0004749342 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2022201414A1 (ja) | 2022-09-29 |
GB2620040A (en) | 2023-12-27 |
GB2620040B (en) | 2024-08-21 |
JPWO2022201414A1 (ja) | 2022-09-29 |
CN117044038A (zh) | 2023-11-10 |
US20230411846A1 (en) | 2023-12-21 |
GB202314336D0 (en) | 2023-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4437167B2 (ja) | アンテナ装置及び無線通信装置 | |
EP2610964B1 (en) | Multi-antenna device and communication apparatus | |
US7701407B2 (en) | Wide-band slot antenna apparatus with stop band | |
US7710338B2 (en) | Slot antenna apparatus eliminating unstable radiation due to grounding structure | |
CN108039590B (zh) | 双频双馈入天线结构 | |
CN112997359A (zh) | 一种天线阵列电磁去耦的方法及结构 | |
US9407014B2 (en) | Antenna device | |
JP6197793B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP4904196B2 (ja) | 不平衡給電広帯域スロットアンテナ | |
US10284165B2 (en) | Variable phase shifter, variable phase shift circuit, RF front-end circuit, and communication apparatus | |
CN109167144B (zh) | 一种共轭匹配耦合抑制网络的微带电路实现方法 | |
KR20080062587A (ko) | 이중대역-crlh 전송 선로를 이용한 전력 분배기 및전력 합성기 | |
JPWO2008084801A1 (ja) | 広帯域スロットアンテナ | |
WO2015052838A1 (ja) | 減結合回路 | |
CN104953216B (zh) | 功率处理电路及多路放大电路 | |
JP7150201B1 (ja) | 減結合回路 | |
JP7026869B2 (ja) | 減結合回路 | |
JP5694953B2 (ja) | アンテナ装置及び無線通信装置 | |
CN113270728B (zh) | 一种用于多天线系统的可调谐去耦网络 | |
WO2012004930A1 (ja) | アンテナ装置及び無線通信装置 | |
EP1936738A1 (en) | A microstrip patch antenna | |
TWI836864B (zh) | 複合式多天線裝置 | |
KR20230171047A (ko) | 전력 분배기/결합기 | |
Zhurbenko et al. | Impedance transformers | |
Li | A parasitic decoupling technique for two antennas |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211223 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211223 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20211223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220412 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220608 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220830 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220927 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7150201 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |