JP7147511B2 - 立体物形成装置、立体物形成方法、及びプログラム - Google Patents

立体物形成装置、立体物形成方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、立体物形成装置、立体物形成方法、及びプログラムに関する。
3Dプリンタ等の立体物形成装置において、目的とする立体物の仕上がりをシミュレートし、その結果を事前にユーザに提示する技術が利用されている。
例えば、立体物作成時に彩色の仕上がりを予測して提示する技術が開示されている(特許文献1)。
また、立体物を造形する造形装置において、造形の指示を受け付けた造形装置に対する造形のための設定を他の代替造形装置に適用可能であるか否かの情報を表示することを目的として、代替造形装置の性能情報に基づいて造形のための設定を代替造形装置に適用可能であるか否かを判定し、造形のための設定を代替造形装置に適用可能であるか否かを示す情報の表示を制御する構成が開示されている(特許文献2)。
従来技術においては、目的とする立体物のシミュレーション結果や装置の設定情報の転用可否を示す情報を単純に表示するだけであって、問題点の提示、解決策等をユーザに提示することができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、立体物のシミュレーションに関する有用な情報をユーザに提供できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様は、立体物を形成する立体物形成装置であって、前記立体物の形成に用いられる入力情報に基づいて前記立体物の仕上がりを予測するシミュレーションを行うシミュレート手段と、前記シミュレーションの結果に基づいて、前記立体物に発生し得る問題点を示す警告情報、および前記問題点を解消するための代替案を示す代替案情報を表示装置に表示させる警告表示制御手段と、を備え、前記シミュレート手段は、変更された前記入力情報に基づいて前記シミュレーションを再実行し、前記警告表示制御手段は、再実行された前記シミュレーションの結果に基づいて前記問題点が解消されたか否かを示す改善情報を前記表示装置に表示させることを特徴とする。
本発明によれば、立体物のシミュレーションに関する有用な情報をユーザに提供できるようにすることが可能となる。
図1は、実施形態に係る立体物形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係る立体物形成装置のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る立体物形成装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る立体物形成装置の運用状態の一例を概念的に示す図である。 図5は、実施形態に係る立体物形成装置における全体的な処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施形態に係る初期設定処理の具体的な処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態に係る実行処理の具体的な処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係るシミュレーション画面の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係るシミュレーション画面において問題点の解消後の状態の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係るシミュレーション画面において問題点の解消後の状態の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係るシミュレーション画面において問題点の解消後の状態の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、立体物形成装置、立体物形成方法、及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、及びいわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更、及び組み合わせを行うことができる。
図1は、実施形態に係る立体物形成装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。ここで例示する立体物形成装置1は、操作部11、入力部12、通信部13、一次記憶部14、二次記憶部15、出力部16、及び制御部17を有する。
操作部11は、ユーザの操作を受け付けると共にユーザに対して情報を提示するユーザインターフェースである。操作部11は、例えばタッチパネル機構、液晶画面等を利用して構成される。
入力部12は、目的とする立体物の形成に必要なデータ(入力情報)を入力するためのデバイスである。入力部12は、例えば汎用メディアと接続するポート、物体を撮像する撮像装置、撮像装置と接続可能なコネクタ等を利用して構成される。
通信部13は、コンピュータネットワークを介して外部の情報処理装置と通信を確立するデバイスである。通信部13は、例えばイーサネット(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)等の規格に準拠したコネクタ、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の規格に準拠した無線接続用デバイス等を利用して構成される。入力情報は通信部13を介して外部の情報処理装置から取得されてもよい。
一次記憶部14は、入力情報、シミュレーションに関するデータ、制御プログラム等を一時的に記憶する記憶装置である。一次記憶部14は、例えばDRAM、SRAM、フラッシュメモリ等を利用して構成される。
二次記憶部15は、比較的安価で大容量のデータを保持することができ、ファームウェア、制御プログラム、自機情報等を記憶する不揮発性の記憶装置である。二次記憶部15は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等を利用して構成される。
出力部16は、実際に立体物を形成(造形)するためのユニットである。本実施形態に係る出力部16における具体的な造形法は特に限定されるべきものではないが、例えばFDM(Fused Deposition Modeling)法、マテリアルジェッティング法、バインダジェッティング法、粉末焼結積層造形法、光造形法等が挙げられる。出力部16はこれらの造形法の中から選択された方法を実現する各種機構により構成される。
制御部17は、立体物形成装置1全体を制御する電子制御ユニットである。制御部17は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を利用して構成される。
図2は、実施形態に係る立体物形成装置1のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。本実施形態に係る立体物形成装置1を制御するソフトウェアは、操作制御モジュール51、通信モジュール52、入力処理モジュール53、データ制御モジュール54、出力モジュール55、状態管理モジュール56、シミュレーションモジュール57、及び警告表示制御モジュール58を有する。
操作制御モジュール53は、ユーザインターフェースとなる操作画面の生成、制御等を行い、受け付けたユーザからの指示や設定要求に対応する要求を他のモジュールに対して発行する。
通信モジュール52は、外部からのデータ受信、本体からのデータ発信等を制御し、通信機能を実現するための処理を行う。
入力処理モジュール53は、入力情報(立体物の形成に用いられるデータ)の入力、入力されたデータのデータ制御モジュール54への受け渡し等を制御する。入力情報には、目的とする立体物の形状を示す三次元入力データ、立体物の形成時における向きを示す方向情報、立体物の素材に関する素材情報、及び立体物形成装置1の性能に関する性能情報が含まれる。なお、素材情報や性能情報は、状態管理モジュール56により管理されていてもよい。
データ制御モジュール54は、操作制御モジュール53に対して操作画面に必要なデータを提供したり、操作制御モジュール53からの要求を保持したりするための処理を行う。また、データ制御モジュール54は、通信モジュール52、入力処理モジュール53、状態管理モジュール56、及びシミュレーションモジュール57からのデータをそれぞれ必要なモジュールに受け渡す。
出力モジュール55は、入力処理モジュール53や状態管理モジュール56から取得した入力情報に基づいて立体物を出力するための処理(出力部16の制御)を行う。
状態管理モジュール56は、立体物形成装置1の性能を示す性能情報、出力モジュール55における出力方式、素材の種類や状態を示す素材情報等を管理するための処理を行う。
シミュレーションモジュール57は、入力処理モジュール53や状態管理モジュール56から取得した入力情報に基づいて立体物の仕上がりを予測するシミュレーションを実行するための処理を行う。
警告表示制御モジュール58は、シミュレーションモジュール57によるシミュレーションの結果(シミュレート結果)に基づいて、立体物の形成に関する予測情報を生成するための処理を行う。予測情報としては、例えば、目的とする立体物の形成に関する問題点を示す警告情報、問題点への対処法を示す代替案情報、問題点が改善・解消されたことを示す改善情報、立体物が形成されるまでの過程を動画で示す動画情報等が挙げられる。
図3は、実施形態に係る立体物形成装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。本実施形態に係る立体物形成装置1は、データ制御機能101、パネル表示機能102、設定要求機能103、通信機能104、データ入力機能105、状態管理機能106、シミュレート機能107、警告表示制御機能108、及び出力機能109を有する。
データ制御機能101は、各機能102~109間におけるデータの伝達を制御する。データ制御機能101は、制御部17、データ制御モジュール54等の協働により構成され得る。
パネル表示機能102は、ユーザに立体物形成装置1の状態、設定内容、シミュレート結果等を示す画面を所定の表示装置に表示させる。パネル表示機能102は、操作部11、パネル表示機能102等の協働により構成され得る。
設定要求機能103は、ユーザによりなされた操作に対応する設定・要求を、データ制御機能101を介してシミュレート機能107、警告表示制御機能108、及び出力機能109に受け渡す。設定要求機能103は、操作部11、制御部17、操作制御モジュール51等の協働により構成され得る。
通信機能104は、外部から取得した各種データや要求を、データ制御機能101を介して、対応する各機能102~109に受け渡す。通信機能104は、通信部13、制御部17、通信モジュール52、データ制御モジュール54等の協働により構成され得る。
データ入力機能105は、目的とする立体物の形状を示す三次元入力データ、立体物の向きを示す方向情報等を入力し、入力した三次元入力データや方向情報を、データ制御機能101を介してシミュレート機能107及び出力機能109に受け渡す。データ入力機能105は、操作部11、入力部12、制御部17、操作制御モジュール51、入力処理モジュール53、データ制御モジュール54等の協働により構成され得る。
状態管理機能106は、立体物を形成するための素材に関する素材情報、立体物形成装置1の性能を示す性能情報等を管理し、これらの情報を、データ制御機能101を介してシミュレート機能107に受け渡す。状態管理機能106は、一次記憶部14、制御部17、状態管理モジュール56等の協働により構成され得る。
シミュレート機能107は、取得した入力情報(三次元入力データ、方向情報、素材情報、及び性能情報を含む情報)の少なくとも1つに基づいて立体物の仕上がりを予測するシミュレーションを実行する。シミュレート機能107は、入力情報が変更された場合には再度シミュレートを実行し、シミュレート結果を更新する。シミュレート機能107は、シミュレート結果を、データ制御機能101を介して警告表示制御機能108に受け渡す。シミュレーション機能107は、制御部17、シミュレーションモジュール57等の協働により構成され得る。
警告表示制御機能108は、シミュレート結果に基づいて、立体物の形成に関する予測情報(警告情報、代替案情報、改善情報、動画情報等)を生成する。警告表示制御機能108は、生成した予測情報を、データ制御機能101を介してパネル表示機能102に受け渡す。警告表示制御機能108は、制御部17、警告表示制御モジュール58等の協働により構成され得る。
出力機能109は、入力情報、設定情報等に基づいて、目的とする立体物を形成する。出力機能109は、出力部16、制御部17、出力モジュール55等の協働により構成され得る。
なお、シミュレート結果や予測情報は、通信機能104を介して外部装置に提供されてもよい。
図4は、実施形態に係る立体物形成装置1の運用状態の一例を概念的に示す図である。立体物形成装置1は、実際に立体物を形成する前に、入力情報(三次元入力データ、方向情報、素材情報、及び性能情報の少なくとも1つ)に基づいて、形成しようとしている立体物の仕上がりをシミュレートし、シミュレート結果や予測情報を含むシミュレーション画面21を所定の表示装置(立体物形成装置1に搭載された液晶画面、外部装置のディスプレイ等)に表示する。ユーザ22はこのようなシミュレーション画面21を事前に確認することにより、適切な対処を採ることが可能となる。なお、ここでは三次元入力データ及び方向情報を立体物形成装置1に接続されたPC(Personal Computer)等の情報処理装置25から取得する例が示されているが、これらの情報の取得方法はこれに限られるものではない。
図5は、実施形態に係る立体物形成装置1における全体的な処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態に係る立体物形成装置1においては、先ず初期設定処理S100が行われ、次いで実行処理S200が行われる。
図6は、実施形態に係る初期設定処理S100の具体的な処理の一例を示すフローチャートである。先ず、パネル表示機能102や設定要求機能103により、ユーザ22がシミュレーションの実行を要求しているか否かを判定する(S101)。シミュレーションが要求されていない場合(S101:No)、初期設定処理S100を終了する。
シミュレーションが要求されている場合(S101:Yes)、データ入力機能105及び状態管理機能106から入力情報が収集される(S102)。また、パネル表示機能102や設定要求機能103により、ユーザ22による突起物警告設定、折れ警告設定、滑らかさ警告設定、代替案設定、及び外部シミュレート設定を行うための操作を受け付ける(S103~S107)。
突起物警告設定とは、立体物に形成される突起物の長さの最大値に関する設定である。設定要求機能103は、入力情報に基づいて、形成され得る突起物の長さの推定最大値を算出し、ユーザが当該推定最大値を参考にして任意の長さを設定できるようにする。警告表示制御機能108は、シミュレーションにより形成されると予測された突起物の長さがユーザ22により設定された最大値を超える場合に警告や対処法(代替案)を提示する。
折れ警告設定とは、立体物の構成部分の厚さの最小値に関する設定である。設定要求機能103は、入力情報に基づいて、所定の強度を確保するために必要な厚さの推定最小値を算出し、ユーザ22が当該推定最小時を参考にして任意の厚さを設定できるようにする。警告表示制御機能108は、シミュレーションにより形成されると予測された立体物の構成部分の厚さがユーザ22により設定された最小値を下回る場合に警告や対処法を提示する。
滑らかさ警告設定とは、立体物の滑らかさ(表面粗さ)を示すパラメータに関する設定である。設定要求機能103は、入力情報に基づいて、所定の滑らかさを確保するために必要なパラメータの推定許容範囲を算出し、ユーザ22が当該推定許容範囲を参考にして任意のパラメータの許容範囲を設定できるようにする。警告表示制御機能108は、シミュレーションにより予測された立体物の滑らかさを示すパラメータの値がユーザ22により設定された許容範囲を外れる場合に警告や対処法を提示する。
代替案設定とは、警告が発生した場合に提示される代替案に関する設定である。例えば、突起物警告については、形成時における立体物の向きを変更することにより、当該警告を無くすことができる場合がある。例えば、突起部分が下方を向くように形成される立体物に対して突起物警告が出された場合には、当該突起部分が上方を向くように立体物の向きを変更することにより、当該警告を解消することができる場合がある。また、折れ警告については、目的とする立体物の形状を示す三次元入力データの修正、素材の変更等により解消することができる場合がある。設定要求機能103は、このような代替案の提示の仕方をユーザ22に指示させる。
外部シミュレート設定とは、上記のようなシミュレーションを自機が有するシミュレーション機能107により行うか、ネットワークを介して接続された外部システムにより行うかに関する設定である。
図7は、実施形態に係る実行処理S200の具体的な処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ22が立体物の出力を要求すると(S201)、三次元入力データを外部から取得するか否かを判定する(S202)。三次元入力データを外部から取得する場合(S202:Yes)、ネットワークを介して接続する外部装置から三次元入力データを取得する(S203)。三次元入力データを外部から取得しない場合(S203:No)、データ入力機能105から三次元入力データを取得する(S204)。
その後、シミュレーション設定があるか否か(図6におけるS103~S107の設定があるか否か)を判定し(S205)、シミュレーション設定がない場合(S205:No)、立体物の変更・出力処理を実行する(S214)。変更・出力処理は、これまでに取得された入力情報に基づいて実際に立体物を形成する処理と、必要に応じて入力情報の一部又は全部を変更し、変更後の入力情報に基づいて実際に立体物を形成する処理とを含む。シミュレーション設定がある場合(S205:Yes)、外部シミュレートが有効であるか否かを判定する(S206)。
外部シミュレートが無効である場合(S206:No)、立体物形成装置1内のシミュレート機能107により入力情報に基づいてシミュレーションを行い(S207)、シミュレート結果を表示する(S209)。外部シミュレートが有効である場合(S206:Yes)、入力情報を外部装置に送信し、外部装置からシミュレート結果を受信した後(S208)、シミュレート結果を表示する(S209)。
その後、警告表示制御機能108は、シミュレート結果に基づいて警告箇所(問題点)があるか否かを判定し(S210)、警告箇所がない場合(S210:No)、変更・出力処理を実行する(S214)。警告箇所がある場合(S210:Yes)、警告情報を含むシミュレーション画面21を表示し(S211)、代替案があるか否かを判定する(S212)。代替案設定がない場合(S212:No)、変更・出力処理を実行する(S214)。代替案設定がある場合(S212:Yes)、代替案情報を含むシミュレーション画面21を表示した後(S213)、変更・出力処理を実行する(S214)。
図8は、実施形態に係るシミュレーション画面21の一例を示す図である。ここで例示するシミュレーション画面21には、仕上がり予測画像31、警告情報32A~32C、及び代替案情報33A~33Cが含まれている。
仕上がり予測画像31は、目的とする立体物の仕上がり状態の予測を立体的な画像として示すものである。ここでは、目的とする立体物が自転車の模型である場合が例示されている。仕上がり予測画像31は、ユーザ22のタッチパネル操作等により任意の角度に変更できるようになされていることが好ましい。
警告表示32A~32Cは、立体物の形成において発生すると予測される問題点を示す情報である。ここでは、曲面の滑らかさに関する問題点を警告する第1の警告表示32A、強度に関する問題点を警告する第2の警告表示32A、及び立体物の構成部間(例えば車輪のスポーク間)の隙間に関する問題点を警告する第3の警告表示32Cが例示されている。
代替案表示33A~33Cは、上記のような問題点を解決するための代替案を示す情報である。ここでは、第1の警告表示32Aで指摘された問題点を解決するものとして、素材の変更の提案と、変更後の効果とを示す第1の代替案33Aが例示されている。また、第2の警告表示32Bで指摘された問題点を解決するものとして、目的とする立体物の形状に関するデータ(三次元入力データ)の変更の提案と、素材の変更の提案とを示す第2の代替案33Bが例示されている。また、第3の警告表示32Cで指摘された問題点を解決するものとして、目的とする立体物を形成する際の向き(方向情報)の変更の提案と、変更後の効果とを示す第3の代替案33Cが例示されている。
図9~図11は、実施形態に係るシミュレーション画面21において問題点の解消後の状態の一例を示す図である。
図9は、上記第1の警告表示32A及び第1の代替案表示33Aに対応するものであって、ユーザ22が第1の代替案表示33Aの内容に従って素材を変更した場合におけるシミュレーション画面21を例示している。このシミュレーション画面21には、素材の変更により立体物の曲面の滑らかさが改善されたことを示す第1の改善情報35Aが表示されている。
図10は、上記第2の警告表示32B及び第2の代替案表示33Bに対応するものであって、ユーザ22が第2の代替案表示33Bの内容に従って三次元入力データを変更した場合におけるシミュレーション画面21を例示している。このシミュレーション画面21には、三次元入力データの変更により立体物の強度不足が解消されたことを示す第2の改善情報35Bが表示されている。
図11は、上記第3の警告情報32B及び第3の代替案表示33Cに対応するものであって、ユーザ22が第3の代替案表示33Cの内容に従って立体物の向き(方向情報)を変更した場合におけるシミュレーション画面21を例示している。このシミュレーション画面21には、方向情報の変更により立体物の構成部間の隙間が確保されるようになったことを示す第3の改善情報35Cが表示されている。
なお、シミュレーション画面21には、更に、立体物が形成されるまでの過程を示す動画が表示されてもよい。
ユーザ22は、上記のようなシミュレーション画面21を確認しながら、必要に応じて入力情報(三次元入力データ、方向情報、素材情報等)を適切に変更し、変更後の結果を確認することができる。これにより、実際の試作を重ねることなく、高品質な立体物を形成することが可能となる。
上記立体物形成装置1の各機能を実現するプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、プログラムを、インターネット等のネットワークに接続された他のコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、プログラムをネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図するものではない。この新規な実施形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更、及び組み合わせを行うことができる。この実施形態及びその変形は発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 立体物形成装置
11 操作部
12 入力部
13 通信部
14 一次記憶部
15 二次記憶部
16 出力部
17 制御部
21 シミュレーション画面
22 ユーザ
25 情報処理装置
31 仕上がり予測画像
32A~32C 警告情報
33A~33C 代替案情報
35A~35C 改善情報
51 操作制御モジュール
52 通信モジュール
53 入力処理モジュール
54 データ制御モジュール
55 出力モジュール
56 状態管理モジュール
57 シミュレーションモジュール
58 警告表示制御モジュール
101 データ制御機能
102 パネル表示機能
103 設定要求機能
104 通信機能
105 データ入力機能
106 状態管理機能
107 シミュレート機能
108 警告表示制御機能
109 出力機能
特開2005-110820号公報 特開2017-159634号公報

Claims (7)

  1. 立体物を形成する立体物形成装置であって、
    前記立体物の形成に用いられる入力情報に基づいて前記立体物の仕上がりを予測するシミュレーションを行うシミュレート手段と、
    前記シミュレーションの結果に基づいて、前記立体物に発生し得る問題点を示す警告情報、および前記問題点を解消するための代替案を示す代替案情報を表示装置に表示させる警告表示制御手段と、を備え、
    前記シミュレート手段は、変更された前記入力情報に基づいて前記シミュレーションを再実行し、
    前記警告表示制御手段は、再実行された前記シミュレーションの結果に基づいて前記問題点が解消されたか否かを示す改善情報を前記表示装置に表示させる、
    立体物形成装置。
  2. 前記入力情報は、前記立体物の形状を示す三次元入力データ、前記立体物の形成時における向きを示す方向情報、前記立体物の素材に関する素材情報、及び立体物形成装置の性能に関する性能情報を含む情報から選択される1以上の情報である、
    請求項1に記載の立体物形成装置。
  3. 前記警告表示制御手段は、前記シミュレーションの結果に基づいて前記立体物の仕上がりを示す仕上がり予測画像を表示装置に表示させる、
    請求項1又は2に記載の立体物形成装置。
  4. 前記仕上がり予測画像は、ユーザによる操作に応じて表示角度が任意に変更可能に表示される、
    請求項3に記載の立体物形成装置。
  5. 前記警告表示制御手段は、前記シミュレーションの結果に基づいて前記立体物が完成されるまでの過程を示す動画を表示装置に表示させる、
    請求項1~のいずれか1項に記載の立体物形成装置。
  6. 立体物を形成するための立体物形成方法であって、
    前記立体物の形成に用いられる入力情報に基づいて前記立体物の仕上がりを予測するシミュレーションを実行する工程と、
    前記シミュレーションの結果に基づいて、前記立体物に発生し得る問題点を示す警告情報、および前記問題点を解消するための代替案を示す代替案情報を表示装置に表示させる処理と、
    変更された前記入力情報に基づいて前記シミュレーションを再実行する工程と、
    再実行された前記シミュレーションの結果に基づいて前記問題点が解消されたか否かを示す改善情報を前記表示装置に表示させる工程と、
    を含む立体物形成方法。
  7. 立体物を形成する装置を制御するコンピュータに、
    前記立体物の形成に用いられる入力情報に基づいて前記立体物の仕上がりを予測するシミュレーションを実行する処理と、
    前記シミュレーションの結果に基づいて、前記立体物に発生し得る問題点を示す警告情報、および前記問題点を解消するための代替案を示す代替案情報を表示装置に表示させる処理と、
    変更された前記入力情報に基づいて前記シミュレーションを再実行する処理と、
    再実行された前記シミュレーションの結果に基づいて前記問題点が解消されたか否かを示す改善情報を前記表示装置に表示させる処理と、
    を実行させるプログラム。
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