JP7147253B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電装置に関する。
特許文献1の蓄電装置は、排気弁をそれぞれ有する複数の電池を収容するケース体と、電池からの排気をケース体の外部に排出する排出経路と、排出経路に設けられた流路行程変更部とを備える。流路行程変更部は、排気弁から排出された排気を低圧低温化するために、排出経路の上流側から下流側に向かって排気の流れ方向を複数回変更して、排気の流路行程を長くする。
国際公開第2016/136193号
このような蓄電装置では、電池の充電状態などを監視するための回路基板がケース体の内部に搭載されている場合がある。しかし、特許文献1では、ケース体の内部に配置される回路基板が、高温高圧の排気に曝されることを回避することは検討されていない。
本発明は、回路基板が搭載された蓄電装置において、回路基板が高温高圧の排気に曝されること回避するとともに、排気の温度を低下させる蓄電装置を提供することを課題とする。
本発明の一態様の蓄電装置は、安全弁をそれぞれ有する複数の蓄電素子と、前記複数の蓄電素子を所定の配列方向に並べて収容する外装体と、前記複数の蓄電素子の前記安全弁からの排気を案内する排気経路を形成し、前記複数の蓄電素子の前記安全弁と対向するように配置された排気部と、前記排気部と対向するとともに、前記排気部に対して前記複数の蓄電素子とは反対側に配置された回路基板とを備え、前記排気部は、前記排気経路を形成する排気経路形成部を備え、前記排気経路は、蛇行して前記配列方向に延びている。
この構成によれば、蓄電素子の安全弁と回路基板との間に排気部が介在しているため、回路基板が蓄電素子の安全弁からの排気に直接曝されることを防止できる。また、排気経路が蛇行して蓄電素子の配列方向に延びているため、排気経路の経路長を長くできるので、排気温度を低下できる。
前記排気経路は、前記排気部の前記排気経路形成部と、前記複数の蓄電素子の前記安全弁が設けられている面とによって画定されていてもよい。
この構成によれば、排気経路を通過する排気は、排気経路形成部の周囲の空気との熱交換に加えて、蓄電素子と熱交換できるため、効果的に排気温度を低下できる。
前記排気部は、前記排気を前記排気経路から前記複数の蓄電素子の前記安全弁が設けられている面に沿って排出する複数の排出口を形成していてもよい。
この構成によれば、排気部が複数の排気口を備えるため、排気を分散して排出できるので、局所的な温度上昇を防止できる。
前記排気部は、前記複数の蓄電素子に固定される固定部を備えていてもよい。
この構成によれば、排気部が蓄電素子に固定されているため、排気経路を維持できる。
本発明の他の態様に係る蓄電装置は、安全弁をそれぞれ有する複数の蓄電素子と、前記複数の蓄電素子を所定の配列方向に並べて収容する外装体と、前記複数の蓄電素子の前記安全弁からの排気を案内する排気経路を有し、前記複数の蓄電素子の前記安全弁と対向するように配置された排気部と、を備え、前記配列方向に配列した前記複数の蓄電素子は、前記安全弁が前記配列方向に対して前記配列方向に交差する方向にずれるように、配列されており、前記排気部は、前記排気経路を画定する排気経路形成部を備え、前記排気経路は、蛇行して前記配列方向に延びている。
本発明の蓄電装置によれば、回路基板が搭載された蓄電装置において、回路基板が高温高圧の排気に曝されることを回避するとともに、排気の温度を低下させて外部に排出できる。
本発明の実施形態に係る蓄電装置の分解斜視図。 実施形態に係る蓄電素子及びハウジングの平面図。 実施形態に係る中蓋を上方からみた斜視図。 実施形態に係る中蓋を下方からみた斜視図。 実施形態に係る蓄電素子、中蓋及びハウジングの平面図。 実施形態に係る蓄電装置の要部断面斜視図。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る蓄電装置1の分解斜視図である。
図1を参照すると、本実施形態に係る蓄電装置1は、複数(本実施形態では4つ)の蓄電素子10と、4つの蓄電素子10を収容するハウジング20及びカバー21とを備える。また、蓄電装置1は、蓄電素子10上に配置された中蓋30と、中蓋30に取り付けられたバスバー40と、中蓋30上に配置された回路基板50とを備える。
以下の説明において、蓄電素子10の短手方向、長手方向、及び高さ方向をそれぞれX方向、Y方向、及びZ方向という場合がある。
図2は、本実施形態に係る蓄電素子10及びハウジング20の平面図である。
図2を併せて参照すると、本実施形態の蓄電素子10は、角形電池であり、リチウムイオン二次電池のような非水電解質二次電池である。蓄電素子10は、Z方向に直交する平面(XY平面)に沿って延びる略矩形状の端子面11を備える。蓄電素子10の端子面11には、正極端子12と、負極端子13と、安全弁14とが設けられている。
安全弁14は、蓄電素子10の内部の圧力が上昇した場合に開放されて、蓄電素子10の内部のガスを外部に排出するように構成されている。本実施形態の安全弁14は、4つの蓄電素子10のそれぞれに設けられており、Y方向における蓄電素子10の中央部よりも正極端子12側に設けられている。
4つの蓄電素子10は、X方向(所定の配列方向)に並べて外装体20に収容されている。具体的には、4つの蓄電素子10A,10B,10C,10Dは、X方向の一方側(図2において下側)から他方側(図2において上側)に向かってこの順序で配置されている。また、4つの蓄電素子10は、蓄電装置1のY方向の一方側及び他方側のそれぞれにおいて、正極端子12と負極端子13とがX方向に交互に並ぶように、配置されている。すなわち、4つの蓄電素子10は、それぞれの安全弁14がX方向に隣接する蓄電素子10の安全弁14に対して、Y方向にずれるように、配置されている。
図1を参照すると、本実施形態のハウジング20は、1つの面(Z方向の上面)を開口しており、X方向の寸法よりもY方向の寸法が大きい有底直方体形状の箱型である。ハウジング20の寸法は、蓄電素子10の形状、大きさ、及び個数で変更される。すなわち、ハウジング20のX方向の寸法が、Y方向の寸法より大きくてもよい。カバー21は、ハウジング20の前記開口を塞ぐ部材である。ハウジング20とカバー21とは、接着によって液密かつ気密に固定され、外装体を構成する。
本実施形態の中蓋30は、樹脂製であり、ハウジング20の内形よりも小さく、Z方向からみた平面視(図5に示す)でハウジング20の内形と相似形の外形を有する略長方形状である。中蓋30は、4つの蓄電素子10に跨がって配置されており、蓄電素子10の安全弁14を覆うように、4つの蓄電素子10の端子面11に接着されている。中蓋30は、中蓋本体31と、中蓋30のY方向における中央部に設けられた排気部60とを備える。
図3は、本実施形態に係る中蓋30を上方からみた斜視図である。図4は、本実施形態に係る中蓋30を下方からみた斜視図である。図5は、本実施形態に係る蓄電素子10、ハウジング20、及び中蓋30の平面図である。図6は、図5のA-A線に沿って本実施形態に係る蓄電装置1を切断した場合の要部断面斜視図である。
図3を参照すると、中蓋本体31は、蓄電素子10の正極端子12又は負極端子13(図5に示す)が挿通される8つの穴部32と、Z方向の上側に突出する4つの基板保持部33とを備える。また、図4を併せて参照すると、中蓋本体31は、Y方向における両側において、蓄電素子10の端子面11(図1に示す)に対向する面に、XY平面に沿って延びる取付部34を備える。中蓋30は、中蓋本体31の取付部34と蓄電素子10の端子面11とが接着されることで、蓄電素子10に固定される。
図3を参照すると、穴部32は、Y方向の一方側と他方側とに設けられている。具体的には、中蓋本体31のY方向の一方側に4つの穴部32Aが設けられており、中蓋本体31のY方向の他方側に4つの穴部32Bが設けられている。図4を参照すると、中蓋本体31のY方向の一方側に設けられた4つの穴部32AのY方向の一方側と、中蓋本体31のY方向の他方側に設けられた4つの穴部32BのY方向の他方側とには、取付部34が配置されている。また、穴部32の周囲には、Z方向下側に突出した段部35が形成されており、穴部32は、段部35によって画定されている。
図4を参照すると、取付部34は、接着剤を最適な厚みで保持するために、穴部32の周囲に設けられた段部35よりもZ方向上側に向かって凹んでいる。すなわち、穴部32の周囲に設けられた段部35は、取付部34に対して突出しており、取付部34に配置した接着剤が穴部32の中に流れ込むことを防いでいる。図5を併せて参照すると、取付部34は、中蓋本体31のY方向の一方側(図5の左側)と他方側(図5の右側)とに配置されている。具体的には、中蓋本体31のY方向の一方側に4つの取付部34Aが配置されており、中蓋本体31のY方向の他方側に4つの取付部34Bが配置されている。Y方向の一方側の取付部34Aは、Y方向の一方側(図5の左側)の穴部32Aに対して、それら穴部32AからさらにY方向の一方側である中蓋本体31の端部31aまで形成されている。また、Y方向の他方側の取付部34Bは、Y方向の他方側(図5の右側)の穴部32Bに対して、それら穴部32BからさらにY方向の他方側である中蓋本体31の端部31bまで形成されている。言い換えると、取付部34は、中蓋本体31のY方向の一方側と他方側とに配置された穴部32のY方向の外側において、それぞれX方向に沿って延びて連続的に形成されている。
図4を参照すると、排気部60は、固定部61と、排気経路形成部62とを備える。固定部61と排気経路形成部62とは、ともに中蓋本体31と同一の樹脂材料で互いに一体化された構造である。この構造により、中蓋30は、前述した複数の穴部32でのみZ方向に開口している。言い換えれば、図6に示すように、ハウジング20及びカバー21で形成された内部空間が中蓋30によってZ方向の上下で仕切られる。Z方向下側に位置する蓄電素子10側の空間と、Z方向上側に位置する回路基板50側の空間Sは、前述した複数の穴部32でのみ連通している。
図5を参照すると、固定部61は、排気経路形成部62の近傍であって、Y方向において、排気経路形成部62と穴部32との間に設けられている。図4を併せて参照すると、固定部61は、接着剤を最適な厚みで保持するために、穴部32の周囲に設けられた段部35よりもZ方向上側に向かって凹んでいる。言い換えれば、穴部32の周囲に設けられた段部35は、固定部61に対して突出しており、固定部61に配置した接着剤が穴部32の中に流れ込むことを防いでいる。排気経路形成部62は、Y方向一方側の穴部32の周囲からY方向他方側の穴部32の周囲までの範囲でXY平面においてジグザグに折れ曲がりながら、X方向に向かって蛇行している。固定部61は、排気経路形成部62が上記の範囲で蛇行していることによって、排気経路形成部62が存在しない空きスペースを利用している。具体的には、固定部61は、蓄電素子10AのZ方向上側において排気経路形成部62(後述する直線部分63A)からY方向の一方側の穴部32Aの周囲までの範囲と、蓄電素子10BのZ方向上側において排気経路形成部62(後述する屈曲部分64A)からY方向他方側の穴部32Bの周囲までの範囲と、蓄電素子10CのZ方向上側において排気経路形成部62(後述する屈曲部分64B)からY方向の一方側の穴部32Aの周囲までの範囲と、蓄電素子10DのZ方向上側において排気経路形成部62(後述する直線部分63C)からY方向の他方側の穴部32Bの周囲までの範囲とにそれぞれ形成されている。
排気部60は、固定部61と蓄電素子10の端子面11(図1に示す)とが接着されることで、蓄電素子10に固定される。すなわち、中蓋30は、中蓋本体31の取付部34と蓄電素子10の端子面11との接着に加えて、排気部60の固定部61と蓄電素子10の端子面11との接着によって、蓄電素子10に固定される。
図5を参照すると、排気経路形成部62は、前述したように、X方向に延びながら蛇行している。排気経路形成部62は、蓄電素子10の安全弁14を覆うように、複数回(本実施形態では2回)屈曲しながらX方向に延びている。本実施形態の排気経路形成部62は、X方向に隣接して配置された蓄電素子10の安全弁14の間に跨がるように設けられた3つの直線部分63A,63B,63Cと、2つの屈曲部分64A,64Bとを備える。Z方向から見たときの排気経路形成部62の幅(排気経路形成部62の延在方向に直交する方向における寸法)は、排気経路形成部62の延在方向において概ね一定であることが好ましい。本実施形態の排気経路形成部62の幅は、排気経路形成部62の延在方向において、直線部分63A,63B,63Cと屈曲部分64A,64Bとにおいても変化なく一定とした。
図6を参照すると、排気経路形成部62の内面62aは、排気経路形成部62が延びる方向に交差する断面において、Z方向の上側に凹んだ形状をしている。排気経路形成部62の内面62aと、蓄電素子10の端子面11とによって排気経路Pが画定されている。
排気経路形成部62の外面62bは、穴部32の周囲よりもZ方向の上側へドーム状に突出している。また、排気経路形成部62を形成している樹脂材のZ方向の厚みは、中蓋本体31における排気経路形成部62以外の領域(例えば、穴部32の周囲に設けられた段部35(図4に示す))のZ方向の厚みよりも分厚くなっている。
図5を参照すると、排気経路形成部62の直線部分63Aは、蓄電素子10Aの安全弁14と、蓄電素子10Bの安全弁14との間に跨がるように設けられている。すなわち、排気経路形成部62の直線部分63Aは、蓄電素子10Aから蓄電素子10Bに向かって、Y方向の一方側(図5における左側)に向かって延びるように設けられている。
排気経路形成部62の直線部分63Bは、蓄電素子10Bの安全弁14と、蓄電素子10Cの安全弁14との間に跨がるように設けられている。すなわち、排気経路形成部62の直線部分63Bは、蓄電素子10Bから蓄電素子10Cに向かって、Y方向の他方側(図5における右側)に向かって延びるように設けられている。
排気経路形成部62の直線部分63Cは、蓄電素子10Cの安全弁14と、蓄電素子10Dの安全弁14との間に跨がるように設けられている。すなわち、排気経路形成部62の直線部分63Cは、蓄電素子10Cから蓄電素子10Dに向かって、Y方向の一方側(図5における左側)に向かって延びるように設けられている。
排気経路形成部62の屈曲部分64Aは、直線部分63Aと直線部分63Bとの間を連結するように屈曲して設けられている。屈曲部分64Aが屈曲する方向と形状は、X方向一方側かつY方向他方側(図5の右下)からX方向他方側かつY方向他方側(図5の右上)に向かって連続的に向きを変えながら滑らかに湾曲している。
排気経路形成部62の屈曲部分64Bは、直線部分63Bと直線部分63Cとの間を連結するように屈曲して設けられている。屈曲部分64Bが屈曲する方向と形状は、X方向一方側かつY方向一方側(図5の左下)からX方向他方側かつY方向一方側(図5の左上)に向かって連続的に向きを変えながら滑らかに湾曲している。
前述したように、排気経路形成部62は、蓄電素子10の安全弁14を覆うように、
屈曲しながらX方向に延びている。すなわち、Z方向から見て、蓄電素子10Aの安全弁14は、排気経路形成部62の直線部分63Aの蓄電素子10A側の端部に位置しており、蓄電素子10Bの安全弁14は、排気経路形成部62の屈曲部分64Aに位置している。また、Z方向から見て、蓄電素子10Cの安全弁14は、排気経路形成部62の屈曲部分64Bに位置しており、蓄電素子10Dの安全弁14は、排気経路形成部62の直線部分63Cの蓄電素子10D側の端部に位置している。
また、排気経路形成部62は、排出口65を形成する。具体的には、図6に示すように、排出口65は、排気経路形成部62の内面62aと蓄電素子10の端子面11とによって画定されている。本実施形態の排気経路形成部62と蓄電素子10の端子面11とは、4つの排出口65A,65B,65C,65Dを画定している。
図5を参照すると、排出口65Aは、排気経路形成部62の直線部分63Aの蓄電素子10A側の端部に設けられており、蓄電素子10Aの正極端子12に向いて開口している。つまり、排気経路形成部62の内部は、直線部分63Aの蓄電素子10A側の端部において、排出口65Aを介して蓄電素子10Aの正極端子12が挿通している穴部32Bの内部と連通している。
排出口65Bは、排気経路形成部62の屈曲部分64Aの外縁部に設けられており、蓄電素子10Bの正極端子12に向いて開口している。つまり、排気経路形成部62の内部は、屈曲部分64Aの外縁部において、排出口65Bを介して蓄電素子10Bの正極端子12が挿通している穴部32Aの内部と連通している。
排出口65Cは、排気経路形成部62の屈曲部分64Bの外縁部に設けられており、蓄電素子10Cの正極端子12に向いて開口している。つまり、排気経路形成部62の内部は、屈曲部分64Bの外縁部において、排出口65Cを介して蓄電素子10Cの正極端子12が挿通している穴部32Bの内部と連通している。
排出口65Dは、排気経路形成部62の直線部分63Cの蓄電素子10D側の端部に設けられており、蓄電素子10Dの正極端子12に向いて開口している。つまり、排気経路形成部62の内部は、直線部分63Cの蓄電素子10D側の端部において、排出口65Dを介して蓄電素子10Dの正極端子12が挿通している穴部32Aの内部と連通している。
排気経路Pは、4つの蓄電素子10A,10B,10C,10Dのそれぞれの安全弁14と流体的に接続されており、4つの蓄電素子10A,10B,10C,10Dのそれぞれの安全弁14からの排気を案内する。前述したように、本実施形態の排気経路Pは、排気部60の排気経路形成部62と、蓄電素子10の端子面11(図6に示す)とによって画定されている。排気経路Pは、排気経路形成部62の形状に沿って延びている。つまり、排気経路Pは、X方向に延びながら蛇行している。また、Z方向からみたときの排気経路Pの幅(排気経路Pの延在方向に直交する方向における寸法)は、排気経路Pの延在方向において概ね一定である。
具体的には、排気経路Pは、排気経路形成部62の直線部分63Aに沿う排気経路P1と、排気経路形成部62の直線部分63Bに沿う排気経路P2と、排気経路形成部62の直線部分63Cに沿う排気経路P3とを備える。なお、これら排気経路P1,P2,P3は、図5の平面視(XY平面)において、X方向及びY方向に対してそれぞれ傾斜している。本実施形態では、排気経路P1,P2,P3は、X方向及びY方向に対して、それぞれ45度で傾斜している態様とした。
また、排気経路Pは、排気経路形成部62の内部と外部とを流体的に接続する排気経路P4,P5,P6,P7を更に備える。排気経路P4は、排出口65Aを介して、排気経路P1と回路基板50が配置されている空間S(図6に示す)とを流体的に接続する。排気経路P5は、排出口65Bを介して、排気経路P1及び排気経路P2と回路基板50が配置されている空間Sとを流体的に接続している。排気経路P6は、排出口65Cを介して、排気経路P2及び排気経路P3と回路基板50が配置されている空間Sとを流体的に接続している。排気経路P7は、排出口65Dを介して、排気経路P3と回路基板50が配置されている空間Sとを流体的に接続している。
このように、各排出口65A~Dは、排気経路形成部62の出口である。さらに、排気経路P1,P2,P3を主経路とした場合に、排気経路P5,P6は、主経路から枝分かれした分岐路である。
なお、これら排気経路P4,P5,P6,P7は、図5の平面視(XY方向)において、Y方向に沿っているとともに、X方向に対して交差している。本実施形態では、排気経路P4,P5,P6,P7は、Y方向に平行であり、X方向に対して直交している態様とした。つまり、排出口65A,65B,65C,65Dによって形成される排気経路P4,P5,P6,P7は、排気経路形成部62の直線部分63A,63B,63Cに沿う排気経路P1,P2,P3に対して、図5の平面視(XY方向)において135度で傾斜している。
さらに、それぞれの排気経路Pの交点のZ方向下側には、蓄電素子10の安全弁14がそれぞれ位置している。具体的には、排気経路P1と排気経路P4との交点におけるZ方向下側には、蓄電素子10Aの安全弁14が位置している。排気経路P1と排気経路P2と排気経路P5との交点におけるZ方向下側には、蓄電素子10Bの安全弁14が位置している。排気経路P2と排気経路P3と排気経路P6との交点におけるZ方向下側には、蓄電素子10Cの安全弁14が位置している。排気経路P3と排気経路P7との交点におけるZ方向下側には、蓄電素子10Dの安全弁14が位置している。
前述したように、蓄電素子10の安全弁14は、Y方向における蓄電素子10の中央部よりも正極端子12側に設けられており、かつ排気経路形成部62は、蓄電素子10の安全弁14を覆うように形成されている。そのため、排気経路Pは、各蓄電素子10の安全弁14を覆いながら、各排出口65を介して、蓄電素子10の正極端子12が挿通すると共に安全弁14が近接されている穴部32の内部と連通している。
図1を参照すると、バスバー40は、金属のような導電材料からなる板状の部材であり、X方向に隣接する蓄電素子10の正極端子12と負極端子13とを電気的に接続する。バスバー40は、中蓋30の穴部32(図3に示す)に挿通された蓄電素子10の正極端子12又は負極端子13にZ方向上側から配置されて、溶接されることで接合されている。
回路基板50は、複数の蓄電素子10の充電状態又は放電状態を監視するための制御基板である。回路基板50は、中蓋30上に配置された略板状の部材であり、バスバー40と電気的に接続されている。回路基板50は、排気部60と対向するように中蓋30の基板保持部33に保持されている。また、図6に示すように、回路基板50は、排気部60に対して蓄電素子10とは反対側に配置されている。
(排気ガスの流れ)
以下、図5及び図6を参照して、蓄電素子10Cの安全弁14から排気ガスが排出された場合を具体例として、蓄電装置1内での排気ガスの流れを説明する。蓄電素子10Cの内部の圧力が上昇すると、安全弁14が開放されて排気ガスがZ方向の上側に向かって排出される。安全弁14から排気経路Pに排出された排気ガスは、排気経路Pに沿って案内されて、4つの排出口65A,65B,65C,65Dから、回路基板50が配置された空間Sに排出される。
具体的には、まず、蓄電素子10Cの安全弁14から排出された排気ガスは、排気経路P2と、排気経路P3と、排気経路P6に分岐して流れる。
蓄電素子10Cの安全弁14から排気経路P2に流入した排気ガスは、排気経路形成部62の周囲の流体及び蓄電素子10Bと熱交換をしながら排気経路P2を流れ、その後、排気経路P1と排気経路P5とに分岐して流れる。排気経路P2から排気経路P1に流入した排気ガスは、排気経路P4を流れて、排出口65Aを介して、回路基板50が配置された空間Sに排出される。排気経路P2から排気経路P5に流入した排気ガスは、排出口65Bを介して、回路基板50が配置された空間Sに排出される。
蓄電素子10Cの安全弁14から排気経路P6に流入した排気ガスは、排出口65Cを介して、回路基板50が配置された空間Sに排出される。
蓄電素子10Cの安全弁14から排気経路P3に流入した排気ガスは、排気経路形成部62の周囲の流体及び蓄電素子10Dと熱交換をしながら排気経路P3を流れる。排気経路P3を流れる排気ガスは、その後、排気経路P7に流入し、排出口65Dを介して、回路基板50が配置された空間Sに排出される。
この構成によれば、蓄電素子10の各安全弁14と回路基板50との間に排気部60が介在しているため、回路基板50が蓄電素子10の安全弁14からの排気に直接曝されることを防止できる。また、排気経路Pが蛇行して蓄電素子10の配列方向に延びているため、排気経路Pの経路長を長くできるので、排気経路Pから回路基板50が配置されている空間Sに排出される排気ガスの排気温度を低下できる。
この構成によれば、排気経路Pを通過する排気ガスは、排気経路形成部62の周囲の空気との熱交換に加えて、蓄電素子10と熱交換できるため、効果的に排気温度を低下できる。
また、排気部60が複数の排出口65A,65B,65C,65Dを備えるため、排気ガスを分散して排出できるので、局所的な温度上昇を防止できる。
また、排気部60が、固定部61によって、蓄電素子10の端子面11に固定されているため、蓄電素子10の安全弁14から高圧の排気ガスが排出された場合でも、排気部60が蓄電素子10から外れることを防止でき、排気経路Pを維持できる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲において、種々の変更が可能である。
例えば、排気部60は、中蓋30と別体であってもよい。
また、排気経路Pは、排気経路形成部62のみで画定されていてもよい。
また、実施形態では、蓄電装置1は、回路基板50を備えていたが、これに限定されず、回路基板50を備えていなくてもよい。
1 蓄電装置
10,10A,10B,10C,10D 蓄電素子
11 端子面
12 正極端子
13 負極端子
14 安全弁
20 ハウジング
21 カバー
30 中蓋
31 中蓋本体
32,32A,32B 穴部
33 基板保持部
34,34A,34B 取付部
35 段部
40 バスバー
50 回路基板
60 排気部
61 固定部
62 排気経路形成部
62a 内面
62b 外面
63A,63B,63C 直線部分
64A,64B 屈曲部分
65A,65B,65C,65D 排出口
P,P1,P2,P3,P4,P5,P6,P7 排気経路

Claims (4)

  1. 安全弁をそれぞれ有する複数の蓄電素子と、
    前記複数の蓄電素子を所定の配列方向に並べて収容する外装体と、
    前記複数の蓄電素子の前記安全弁からの排気を案内する排気経路を形成し、前記複数の蓄電素子の前記安全弁と対向するように配置された排気部と、
    前記排気部と対向するとともに、前記排気部に対して前記複数の蓄電素子とは反対側に配置された回路基板と
    を備え、
    前記排気部は、前記排気経路を形成する排気経路形成部を備え、
    前記排気経路は、蛇行して前記配列方向に延びており
    前記排気経路は、前記排気部の前記排気経路形成部と、前記複数の蓄電素子の前記安全弁が設けられている面とによって画定されている、蓄電装置。
  2. 安全弁をそれぞれ有する複数の蓄電素子と、
    前記複数の蓄電素子を所定の配列方向に並べて収容する外装体と、
    前記複数の蓄電素子の前記安全弁からの排気を案内する排気経路を形成し、前記複数の蓄電素子の前記安全弁と対向するように配置された排気部と、
    前記排気部と対向するとともに、前記排気部に対して前記複数の蓄電素子とは反対側に配置された回路基板と
    を備え、
    前記排気部は、前記排気経路を形成する排気経路形成部を備え、
    前記排気経路は、蛇行して前記配列方向に延びており
    前記排気部は、前記排気を前記排気経路から前記複数の蓄電素子の前記安全弁が設けられている面に沿って排出する複数の排出口を形成している、蓄電装置。
  3. 前記排気部は、前記複数の蓄電素子に固定される固定部を備えている、請求項1または2に記載の蓄電装置。
  4. 安全弁をそれぞれ有する複数の蓄電素子と、
    前記複数の蓄電素子を所定の配列方向に並べて収容する外装体と、
    前記複数の蓄電素子の前記安全弁からの排気を案内する排気経路を有し、前記複数の蓄電素子の前記安全弁と対向するように配置された排気部と、
    を備え、
    前記配列方向に配列した前記複数の蓄電素子は、前記安全弁が前記配列方向に対して前記配列方向に交差する方向にずれるように、配列されており、
    前記排気部は、前記排気経路を画定する排気経路形成部を備え、
    前記排気経路は、蛇行して前記配列方向に延びている、蓄電装置。
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