JP7145582B2 - 木造ラーメン構造体の構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は木造ラーメン構造体の構築方法に係り、詳しくは木造建築物における柱梁の剛接合を図ることのみならず、その後の地震などによる大きい荷重を受けて建物が歪んでも、また木痩せするなどしても、事後的に剛接合部を修復することができ、さらに柱梁軸組構造の解体や再構築を可能にして撤去や移転を容易にした木造ラーメン構造の構築方法に関するものである。
木造建築物は、基礎にアンカーされた土台に柱を立て、梁をわたして柱梁軸組が形成される。これに筋交いを入れたりツーバイフォー工法では壁パネルを入れるなどして、軸組の変形が大きくならないようにされる。この軸組を剛にしておけば筋交いや壁パネルが必要でなくなり、入口や窓のための開口も大きくとれ、また数多く設けることも可能となる。すなわち、木造建築物であるにもかかわらず鉄骨造と同等もしくはそれに近い剛構造が実現される。
しかし、軸組が鋼材でないゆえに接合部の剛強さは、鉄骨造の溶接やボルト締結に到底及ばない。それにもかかわらず、木造建築物においてもラーメン構造を導入する努力がなされ、その代表的なものとしては仕口に鋼製金物を介在させ、これを柱梁の見栄えを損なうことなくボルト等で接合するといったことがなされる。その金物は鋼製のガセットプレ
ートやそれに類したブラケットであったりするが、金物全体が柱梁に埋入される場合もあれば、ボルトやピンによる固定が柱梁のいずれか一方でなされ、一部露出が避けられないこともある。
例えば特許文献1には、上階用柱の下端仕口と下階用柱の上端仕口とのそれぞれに上下方向へ梁背分延びる十字状の切り込みが形成され、残余部をほぞとしたものが開示されている。その詳細は省くが、図13(a)に示すように、その切り込みやほぞと組み合う十字体41の各先端と梁42の端部とにスリット43が形成され、そこに埋設されたガセットプレート44にドリフトピン45を挿通させて、両者を接合している。
特許文献2には、図13(b)にあるように、柱46の側面仕口に平面視コ字状であって梁に向けて突出するブラケット47を取りつけ、梁48の木口に設けたスリット49に嵌める構造が示されている。これも本質的にはガセットプレートとドリフトピンによる結合形態と同じである。
特許文献3は仕口に接合金具全体を露出させた形態であり、これは、図13(c)のごとく、アングル状の鋼材51を背中合わせにしたような形の羽型接合板52を、梁53や柱54の木口に固定したものである。すなわち、柱梁の交差位置に3方もしくは4方に羽型接合板を取りつけた金属仕口構造体55が配置され、その羽型接合板と柱の羽型接合板または梁の羽型接合板とをボルトを介して固定するものとなっている。
特開平6-185115号公報 実登3090665号公報 特開2005-264688
上記のいずれの例においても、接合用のボルトなどを例えば梁側面から埋設ガセットプレートに設けた挿通孔やブラケット受け凹みに差し込むが、その孔や凹みは僅かといえボルト径より大きい。したがって、ナット締結されるボルトといえどもドリフトピンと同様に、初期ガタが残された状態にある。この種の金具を介したものでは、柱梁もしくは梁がボルトなどにより直接一体化されたものとはなっていない点が剛接合構造として完全を期し得ていないと言える。
ところで、梁が中間部位で下方荷重を受けていると梁柱の接合部に作用する曲げモーメントにより、梁上層部では引張が、梁下層部では圧縮が作用する。引張側のドリフトピンは梁の繊維の延びる方向に力を及ぼす結果、梁は最も弱い割裂き強度で対抗しなければならなくなる。ドリフトピンに作用する応力を小さくするためには、梁の成りを大きくしておく必要もある。ピンの径は小さいから支圧の応力集中が生じれば尚更のことである。
また、ドリフトピンは複数本使用されるといっても上記したごとく初期ガタは避けられず、経年変化等が原因して何時までも緊密な締結が保たれるとはかぎらない。ましてや梁断面に比べて小さい断面性能しか持たないガセットプレート等は、木材の強度に見合った曲げ耐力を発揮させようがないことも大きな難点の一つである。
上記したガセットプレートやブラケットは、大荷重が作用した時点で変形などすれば、軸組はほとんど修正が利かなくなる。したがって、地震による大荷重を受けて建物が歪んでも、また木痩せするなどしても、事後的に剛接合部の緩みを解消することはできず、ましてや柱梁軸組構造の再使用可能な解体は望むべくもない。
本発明は上記の問題に鑑みなされたもので、その目的は、初期ガタのない接合構造として柱梁軸組の剛接合を達成し、地震などにより事後的な現象によって軸組が歪んでも、また経年変化するなどしても、接合部の緩みを解消したり、変形の修復を容易に図ることができる木造ラーメン構造体を構築する方法を提供することである。
本発明は、木造建築物における柱梁の剛接合を図った木造ラーメン構造、すなわち、図1を参照して、その木造ラーメン構造自体は以下であり、既設柱12Aと次設柱12Bのいずれの木柱にも、柱梁を剛接合させる部位に水平な貫通孔17が上下に少なくとも一対穿設されるとともに、貫通孔17には既設梁11A内に螺入されたラグスクリュー14のヘッド部外周ねじ20Aがかみ合わされる第一雌ねじ4Aを備えた金属製の第一カプラー4が装填され、木柱間に配置される梁には断面寸法を減少させる段差部22が形成され、その段差面22aを境に断面寸法の小さい部分の木口11mが既設柱12Aの側に、断面寸法の大きい部分の木口11nが次設柱12Bの側に形成され、断面寸法の小さい木口11mから段差面22aまでの梁外凹陥状空間23は、第一カプラー4における反第一雌ねじ側に設けた第二雌ねじ4Bに連接される接合具を配置できる長さとされ、貫通孔17の延長線上にある他のラグスクリュー14が、梁の段差面22aから外周ねじ20Aの刻設されたヘッド20を突出させるようにして次設梁11B内の既設柱側に螺入され、さらに他のラグスクリュー14が、次設柱12Bに面する側の木口11nから外周ねじ20Aの刻設されたヘッド20を突出させるようにして次設梁11B内の次設柱側に螺入され、連結ボルト5が第二雌ねじ4Bにかみ合わされ、かつその連結ボルト5に掛けたナット6により既設柱12Aが貫通孔17の近傍で支圧され、連結ボルト5は、金属製の第二カプラー7が第一内ねじ7Aでもってかみ合わされ、その第二カプラー7には、段差面22aから突出されたラグスクリュー14のヘッド外周ねじ20Aにかみ合わされる第二内ねじ7Bが反第一内ねじの側に形成され、その第二内ねじ7Bと第一内ねじ7Aとは同方向螺旋であるが、第二内ねじ7BのねじピッチpB が第一内ねじ7AのねじピッチpA より大きくされており、第一カプラー4、連結ボルト5、支圧用のナット6、第二カプラー7を備える金属製のねじ式接合機構2によって柱梁の剛接合が達成される木造ラーメン構造体であり、それに適用される構築方法は、同じく図1を参照して、まず、次設梁11BL を所定位置に配置するために、下階用次設梁11BL と既設柱12Aとの間に連結ボルト5や第二カプラー7を配置可能とする大きさの隙間δ(図4を参照)を生じさせるように次設柱12Bを傾け、その際、次設柱12Bのアンカーボルトのうち既設柱12Aの側にあるアンカーボルト25(図4を参照)を緩め、次設柱12Bがそれ以上に倒れないように引っ張っておき、
この状態で下階用次設梁11BL を吊り込み下階用仕口に配置し、断面寸法の大きい部分の木口11nの側に螺入されているラグスクリュー14のヘッド外周ねじ20Aを下階用の貫通孔17L に臨ませ、上階用次設梁11BU も吊り込み上階用仕口に配置し、梁寸法が元のままの部分の木口11nの側に螺入されているラグスクリュー14のヘッド外周ねじ20Aを上階用の貫通孔17U に臨ませ、
それぞれの貫通孔17L ,17U に第一カプラー4を挿入して、ねじ底に到るまで各第一雌ねじ4Aを次設梁11Bから出ているヘッド外周ねじ20Aにかみ合わせ、次設梁11Bの既設柱側を支えておき、
この次設梁11Bの段差面22aで形成された梁外凹陥状空間23に連結ボルト5を臨ませ、そのねじの既設柱側を第一カプラー4の第二雌ねじ4Bにねじ底までかみ合わせ、支圧板8、ナット6を配置し、支圧板8が既設柱12Aを強く押圧するようにナット6を締め、次設梁11Bと既設柱12Aとを緊締結し、その状態で、第二カプラー7を連結ボルト5と段差面22aから突出しているヘッド外周ねじ20Aとの間に配置し、第二カプラー7がナット6に当接するまで深く螺着させ、これらの操作は上階用の仕口においてもなされ、
この状態で、下階用のみならず上階用の次設梁11BL ,11BU の各断面寸法の小さい木口11m,11mにスペーサ27を付着させておき、次設柱12Bを引っ張って起こし、下階用次設梁11BL に付けたスペーサ27L を既設柱12Aに当接させ、
第二カプラー7を回転して第一内ねじ7Aと連結ボルト5との螺着量を減らし、第二内ねじ7Bを段差面22aから突出しているヘッド外周ねじ20Aに初期螺合状態とし、
次設柱12Bを倒してスペーサ27L を除去し、第二カプラー7をヘッド外周ねじ20Aに向けて前進させ、第二カプラー7を回転させれば (ねじピッチの差×回転数 )分だけラグスクリューヘッド20と連結ボルト5とを接近させ、かつ除去されたスペーサ27L の厚み分だけラグスクリューヘッドを移動させ、このとき、その仕口における4つのねじ式接合機構2における第二カプラー7はほぼ同時に回転され、次設柱12Bのアンカーボルトのうち緩められているアンカーボルト25(図9を参照)を締め、次設柱12Bの直立を図り、上階用次設梁11BU にはスペーサ27U が残されて直立状態にあり、そこで次設柱12Bと既設柱12Aの間を拡げ、スペーサ27U を除去し、その後は下階用の仕口における操作と同じ操作により上階用の次設梁11BU を取りつけ、全階の第二カプラー7を本締めする手順としたことである。
本発明によれば、柱梁の剛接合を図る金属製ねじ式接合機構が、第一カプラー、連結ボルト、支圧用のナット、第二カプラーを備え、第二カプラーの2つの内ねじは同一方向の螺旋をなすが、第二内ねじのねじピッチが連結ボルト側に位置する第一内ねじのねじピッチより大きくされているので、第二カプラーの回転でもって次設梁のラグスクリューを既設柱方向に引き寄せ、結果として次設梁を既設柱に剛強に接合することができる。
既設柱を挟んだ二つの梁に螺入するラグスクリューがねじ式接合機構により緊連結されるので、柱を挟んで不連続に配置される梁同士であっても剛強な接合がなされ、ひいては梁に挟まれた柱との一体性も格段に向上し、柱梁の剛接合が達成された木造ラーメン構造体とすることができる。
既設柱と次設柱との間に配置される次設梁の両端部には木柱の対向面部にそれぞれ密接する木口が形成されるが、そのうち既設柱側の木口の断面寸法が梁に段差部を設けることによって次設柱側の木口よりも小さくされる。既設柱側の木口から段差部までの梁外凹陥状空間は第二カプラーなどの接合具を配置することができる長さとされるので、ねじ式接合機構のうち既設柱および次設梁から露出した部分を梁外凹陥状空間に収容しておくこと
ができる。
梁の軸方向に配置されるねじ式接合機構は、梁の側面からドリフトピンなどで固定されるガセットプレート機構に比べれば、明らかに初期ガタのない接合となり柱梁軸組の剛接合が達成される。このねじ式接合機構は回転操作できることから、大きい荷重を受けて軸組に歪や変形が生じても、また経年変化などてガタの生じることがあっても、第二カプラーをさらに締めれば剛接合状態を再現することができる。
本発明によれば、既設柱を挟んだ二つの梁に螺入するラグスクリューがねじ式接合機構により緊締されるので、不連続に配置される梁同士であっても剛強な接合がなされ、ひいては梁に挟まれた柱との一体性が格段に向上し、柱梁の剛接合が達成される。
本発明の構築方法の対象をなす木造ラーメン構造体を形成するねじ式接合機構の主たる構成と、第二カプラーをヘッド外周ねじに向けて前進させる段階にある接合機構が軸組の下階用仕口に適用されている要部概略図。 ねじ式接合機構が2階建て家屋の柱梁軸組に導入して完成されている全体の正面図。 (a)は梁単体の一例の正面図、(b)は角柱の軸組における仕口での接合状態斜視図、(c)はねじ式接合機構群が交差している様子を示す斜視図、(d)は丸柱の軸組における仕口での接合状態斜視図、(e)は梁の異なる形をした一例の正面図。 下階用次設梁と既設柱に間に隙間δを生じさせるように次設柱を傾けた状態の正面図。 (a)は連結ボルトを第一カプラーに臨ませた状態の模式図、(b)は支圧板、皿バネ座金、ナットを配置した状態の模式図、(c)は支圧板が既設柱を強く押圧するようにナットが締められている状態の模式図。 第二カプラーを連結ボルトと段差面から突出しているヘッド外周ねじとの間に配置した状態の模式図。 第二カプラーがナットに当接するまで連結ボルトに深く螺着された状態の模式図。 第二カプラーを回転して第一内ねじと連結ボルトとの螺着量を減らし、第二内ねじを段差面から突出しているヘッド外周ねじに初期螺合させた状態の模式図。 水平姿勢のジャッキにより次設柱を既設柱から離すように少し倒して下階用次設梁のスペーサを除去したときの模式図。 ジャッキを伸ばして上階用次設柱と既設柱の間を拡げ、スペーサを除去したときの模式図。 梁を交差させた形態の仕口の平面図。 平面視T状に配した梁の仕口の平面図。 先行技術文献に開示された剛接合構造例。
以下に、本発明に係る木造ラーメン構造体とその構築方法を、その実施の形態を表した図面に基づいて詳細に説明する。図1には、柱梁軸組1の建て方における或る段階の柱梁の様子が示され、中央にはその時点での金属製ねじ式接合機構2の全形が大きく表されている。この接合機構により、木造建築物における柱梁の剛接合した図2に示す木造ラーメン構造体3が実現される。
その接合機構2は、図1に示されるように、第一カプラー4、連結ボルト5、支圧用のナット6、第二カプラー7を備える。なお、図示の例においては支圧板8や皿バネ座金9も含まれている。これらの要素のうち、剛接合を達成する直接の要素は第二カプラー7であり、第一カプラー4と同様に軸方向に並ぶ二つの雌ねじを備える。特筆すべきは、左下
に表した拡大図のごとく、第二カプラー7において、雌ねじを形成する第一内ねじ7Aと第二内ねじ7Bは同方向のスパイラルであるが、第二内ねじ7BのねじピッチpB は第一内ねじ7AのねじピッチpA より大きくされている。この第二カプラー7を回転させれば梁11を柱12に近づけ、両者を剛に接合できるだけでなく、柱12を挟んだ梁11と梁11との剛接合も図られるようになっている。
それらの要素を具体的に説明する前に、ねじ式接合機構2が柱梁軸組1に導入される全体的な形態を述べる。その軸組は図2に示すごとくであり、2階建ての家屋としての例となっている。軸組1は図3(a)にも示す梁11が図2のごとく並べられた柱12に架け渡される。導入されるねじ式接合機構2は後述するラグスクリュー14ごとに適用され、図3(b)に示すように梁11の一断面中の上下に左右各一対とされる。したがって、ラグスクリュー群15を4本からなる棒状に描けば図3(c)のようになる。一つの群は矩形断面を持つ柱12を貫通して延びるものであり、必要に応じて設けられる他の群は交差するように配置される。この例では、群15Mが群15Tの内部領域に配置されている。以下の説明では軸組を正面から見ているので、4つのねじ式接合機構のうち手前の上下一対のみが表される。
ねじ式接合機構2を構成する要素を個々に詳細に説明する。第一カプラー4は図1に示すように筒体であり、第一雌ねじ4Aと第二雌ねじ4Bが直列に形成される。本例では両雌ねじは同一方向螺旋、同一径、同一ピッチである。このカプラー4は図2の右側に示された既に強固に直立された柱12A(以下、既設柱という。)に取りつけられる。その直立した既設柱には、これから組み込もうとする梁11B(以下、次設梁という。)を剛接合させるようとする部位(仕口)に水平な貫通孔17が上下に穿設されている。第一カプラー4は、その貫通孔17に装填されるものであるが、後で述べる支圧作用を効果的に発揮させるために、貫通孔17よりは少し短かい寸法とされる。
上記した第一雌ねじ4Aは、図1に示すように、既設梁11A内に螺入されているラグスクリュー14Aのヘッド部外周ねじ20Aとかみ合わすべく形成されたものである。なお、第二雌ねじ4Bは先に触れた連結ボルト5を螺着させるためのものである。この第一カプラー4は後述する建て方のところで説明するように既設柱12Aに既に装填されており、その既設柱と平行して立てられようとしている柱12B(以下、次設柱という。)にも後で説明する図4の段階で装填される。ちなみに、ラグスクリュー14は、図1中に符号18,19,20が与えられた梁の軸方向に螺入するねじ軸とジャナールとヘッドからなる。そのヘッド20には上記した外周ねじ20Aが形成され、ラグスクリュー14のねじとヘッド部外周ねじ20Aとは同径であり、例えば丸棒からの削り出し品とされる。
ところで、木柱間に配置される梁には図3(a)に示したように断面寸法を減少させる段差部22が既設柱側の部位に形成される。その段差面22a(図1を参照)を境に断面寸法の小さい部分の木口11mが既設柱12Aの側に、梁寸法が元のままの部分(断面寸法の大きい部分)の木口11nが次設柱12Bの側に形成されることになる。断面寸法の小さい木口11mから段差面22aまでの梁外凹陥状空間23は、第一カプラー4における反第一雌ねじ側に設けた第二雌ねじ4Bに連接される後述する接合具を配置できる長さとされる。なお、断面の小さい部分が、梁として所望強度を発揮する寸法に選定されていることは言うまでもない。
この次設梁11Bに適用されるラグスクリュー14はいずれも既設柱12Aの貫通孔17の延長線上にあり、1つは梁の段差面22aから外周ねじの刻設されたヘッド20を突出させるようにして既設柱側に螺入されている。もう1つは次設柱12Bに面する側の木口11nから外周ねじの刻設されたヘッド20を突出させるようにして次設柱側に螺入されている。
上記した接合具としての連結ボルト5が第二雌ねじ4Bにかみ合わされ、かつ連結ボルト5に掛けたナット6により既設柱12Aが貫通孔17の近傍で支圧されるようになっている。支圧部に作用する高い面圧を少しでも低くし支圧を効果的にするために支圧板8が既設柱12Aにあてがわれ、皿バネ座金9を挟むなどしてナット6の緩み止めが図られる。その支圧板8による押圧力により既設柱12Aが少しではあるが圧縮されるようにしているので、その支圧の際に第一カプラー4が邪魔にならないよう前述したごとく第一カプラー4は貫通孔17よりも少し短くされている。ちなみに、支圧作用が低下することがあっても、後述するごとく次設梁11Bは既設柱12Aに、さらには次設梁11Bが既設梁11Aに事後的に引き寄せることができるので、既設柱12Aに作用する挟圧力が所望外に低下することはない。
連結ボルト5には、他の接合具としての金属製の第二カプラー7が第一内ねじ7Aでもってかみ合わされる。第二カプラー7には、段差面22aから突出されたラグスクリュー14のヘッド外周ねじ20Aにかみ合わされる第二内ねじ7Bが反第一雌ねじ側に形成されるが、この第二内ねじ7Bと第一内ねじ7Aとは同方向螺旋であるものの、第二内ねじ7BのねじピッチpB が第一内ねじ7AのねじピッチpA より大きくされていることはすでに述べた。
次に、このねじ式接合機構2を使用して柱梁軸組1の建て方の手順を説明する。なお、既設柱12Aと次設柱12Bとの間に下階用次設梁11BL と上階用次設梁11BU を組み込み、図2のごとくの軸組1を完成させようとする例である。
(1)次設梁11BL を所定位置に配置するために、下階用次設梁11BL と既設柱12Aとの間に図4のごとくの隙間δを生じさせるように次設柱12Bを傾ける。その際、次設柱12Bのアンカーボルトのうち既設柱12Aの側にあるアンカーボルト25を緩め、次設柱12Bがそれ以上に倒れないようにレバーブロック(登録商標)26により引っ張っておく。このδは、接合具としての連結ボルト5や第二カプラー7を配置可能とする大きさでよい。このとき、上階用次設梁11BU と既設柱12Aに間にはδより大きい隙間が生じることは言うまでもない。なお、δは、図5(c)および図6から分かるように、貫通孔17から連結ボルト5が突出して固定された状態で第二カプラー7を配置できる寸法δ1 としておけばよい。連結ボルト5がδ1 より長い場合は、図5(a)から分かるごとく、連結ボルト5を第一カプラー4とかみ合わせるために配置することができる寸法δ2 としておけばよい。
(2)この状態で下階用次設梁11BL を図4のように吊り込み下階用仕口に配置し、断面寸法の大きい部分の木口11nの側に螺入されているラグスクリュー14のヘッド外周ねじ20Aを下階用の貫通孔17L に臨ませる。上階用次設梁11BU も吊り込み上階用仕口に配置し、梁寸法が元のままの部分の木口11nの側に螺入されているラグスクリュー14のヘッド外周ねじ20Aを上階用の貫通孔17U に臨ませる。
(3)この時点で、図示しないドリフトピンを所定箇所に打って次設梁11Bの次設柱側での姿勢の大きな変化を阻止しておき、それぞれの貫通孔17L ,17U に第一カプラー4を挿入して、ねじ底に到るまで各第一雌ねじ4Aを次設梁11Bから出ているヘッド外周ねじ20Aにかみ合わせる。次設梁11Bの既設柱側は図示したようにジャッキJ1 ,J2 によって支えておく。
(4)次設梁11Bの段差面22aで形成された梁外凹陥状空間23に、図5(a)で示した連結ボルト5を臨ませ、そのねじの既設柱側を第一カプラー4の第二雌ねじ4Bにねじ底までかみ合わせる。図5(b)に示すように、支圧板8、皿バネ座金9、ナット6を配置し、図5(c)のごとく支圧板8が既設柱12Aを強く押圧するようにナット6を締める。皿バネ座金9はナット6の緩みを防止し、次設梁11Bと既設柱12Aとが緊締結される。その状態で、図6のように、第二カプラー7を連結ボルト5と段差面22aから突出しているヘッド外周ねじ20Aとの間に配置し、図7に示すように第二カプラー7が
ナット6に当接するまで深く螺着させる。これらの操作は上階用の仕口においてもなされる。
(5)この状態で、下階用のみならず上階用の次設梁11BL ,11BU の各断面寸法の小さい木口11m,11mに所望厚みt例えば4mmのプラスチックスペーサ27をピン止めするなりして付着させておく。レバーブロック(登録商標)26(図4を参照)により次設柱12Bを引っ張って起こし、下階用次設梁11BL に付けたスペーサ27L を図7のごとく既設柱12Aに当接させる。ちなみに、上階用次設梁11BU と既設柱12Aとの間にはtより大きい隙間が生じる。
(6)第二カプラー7を回転して第一内ねじ7Aと連結ボルト5との螺着量を減らし、図8に示すように、第二内ねじ7Bを段差面22aから突出しているヘッド外周ねじ20Aに例えば1ピッチ程度の初期螺合状態とする。
(7)そこで、図9において水平姿勢のジャッキJ3 により次設柱12Bを少し倒してスペーサ27L を除去する。ジャッキJ3 を外し、図1のように第二カプラー7をヘッド外周ねじ20Aに向けて前進させる。ヘッド外周ねじ20Aにかみ合う第二内ねじ7Bと連結ボルト5にかみ合う第一内ねじ7Aとは同方向螺旋、同一径であるが、第二内ねじ7BのねじピッチpB が第一内ねじ7AのねじピッチpA より大きくされているので、第二カプラー7を回転させれば(ねじピッチの差×回転数)分だけラグスクリューヘッド20と連結ボルト5とが接近する。各内ねじが所定の力を発揮するかみ合い量を達成しかつ除去されたスペーサ27L の厚み分だけラグスクリューヘッドを移動させる。このとき、その仕口における4つのねじ式接合機構2における第二カプラー7はほぼ同時に回転される。次設柱12Bのアンカーボルトのうち緩められているアンカーボルト25(図9を参照)を締め、次設柱12Bの直立を図る。なお、スペーサ27の厚みtは(ねじピッチの差×回転数)に相当するものとされ、木口11mが既設柱12Aに当接した時点で所定のかみ合わせが達成される。
(8)上階用次設梁11BU にはスペーサ27U が残されているので、直立状態にあるとはいえ次設柱12BU は上階用の仕口において突っ張られた状態にある。そこで図9に示したジャッキJ4 を伸ばして次設柱12Bと既設柱12Aの間を拡げ、スペーサ27U を除去する。その後は下階用の仕口における操作と同じ操作により上階用の次設梁11BU を取りつける(図10を参照)。全階の第二カプラー7を本締めすれば、図2に示したように一・二階用の軸組1が完成される。さらに次の軸組1を構築する場合は次々設柱を設置して同じ要領により先に述べた次設柱を既設柱と見立てて次々設梁を組み込めばよい。例えば図11や図3(c)のようにねじ式接合機構を交差させ、ひいては梁を交差した形態31にすることも、図12のように平面視T状にした形態32とすることもできる。ちなみに、軸組を追加しない場合には、第一カプラーに抜け止め阻止金具33を取りつけておけばよい。なお、梁外凹陥状空間23は木製カバー34(図10を参照)などで覆えば柱梁接合部における見栄えを簡単に整えておくことができる。
既設柱12Aや次設柱12Bは矩形断面のもので示したが、図3(d)のように丸柱35とすることも差し支えない。また、次設梁11Bには段差面を境に断面寸法の小さい部分の木口を形成できさえすればよいので、極端に描けば、図3(e)のような変形梁36でも、所定の強度を備えているなら差し支えない。なお、木口11mは、梁外凹陥状空間を梁の上下の2箇所形成することにより得られる形としたが、左右の2箇所形成することにより得られる形としたり、梁周囲4箇所に形成することによって得られる形とすることもできる。
ところで、上記の例では、第二カプラー7の第二内ねじ7Bと第一内ねじ7Aとは、同径であるとしたが、同方向螺旋かつねじピッチを第一内ねじ7Aより大きくした第二内ねじ7Bとするなら同一径でなくてもよい。ただ、同一径にしておけば、カプラー自体の構造や形が可及的に単純化され、さらには製作も容易となって都合がよい。
さらに、上の例では、第二内ねじ7Bのねじピッチは第一内ねじ7Aのねじピッチより大きく、第一カプラー4の第二雌ねじ4Bのねじピッチは第一雌ねじ4Aのねじピッチに等しく、既設梁11A内のラグスクリュー14のヘッド外周ねじ20Aのねじピッチが、次設梁11B内のラグスクリューヘッドの外周ねじ20Aのねじピッチより小さいとの前提に立って示した。それに代えて、第二カプラー7の第二内ねじ7BのねじピッチpB は第一内ねじ7AのねじピッチpA より大きいが、第一カプラー4の第一雌ねじ4Aのねじピッチは第二雌ねじ4Bのねじピッチより大きく、既設梁11A内のラグスクリュー14のヘッド外周ねじのねじピッチを、次設梁11B内のラグスクリューヘッドの外周ねじのねじピッチに等しくしておくこともできる。その場合はラグスクリューにおけるヘッド外周ねじの同一径化が図られる。
ちなみに、通常はねじ式接合機構2は、図3(c)のごとく、梁の一断面中の上下に左右各一対とした計4つとされるが、サイズによっては梁の一断面中の上下に一対とした計2つとすることもあり得る。さらに、既設柱のみならず次設柱においても、その柱脚を、本発明者が特願2016-160419において提案した剛柱脚構造としておけば、その詳細はここでは省くが、柱梁軸組を比類のない剛接合の木造ラーメン構造体としておくことができる。
以上の説明から分かるように、本発明によれば、既設柱を挟んだ二つの梁に螺入するラグスクリューがねじ式接合機構により緊締されるので、不連続に配置される梁同士であっても剛強な接合がなされ、ひいては梁に挟まれた柱との一体性が格段に向上し、柱梁の剛接合が達成される。
梁の軸方向に配置されるねじ式接合機構は、梁の側面からドリフトピンで固定される先行技術におけるガセットプレートなどの機構と比べれば、明らかに初期ガタのない接合となり、これにより柱梁軸組の剛接合の向上は比較する術もない。このねじ式接合機構は回転操作によることから、大きい荷重を受けて軸組に歪や変形が生じても、また経年変化など木痩せしてガタの生じることがあっても、第二カプラーをさらに締めれば剛接合状態を再現することができる。逆に言えば、第二カプラーの操作によって接合を解除することもできるので、軸組の解体が極めて容易で、廃材の発生量も可及的に少なくでき、さらに言えば、再構築することも可能なわけで、移動式住居としたり、解体保管しておくことができる仮設住宅とする途も拡がる。
1…柱梁軸組、2…ねじ式接合機構、3…木造ラーメン構造体、4…第一カプラー、4A…第一雌ねじ、4B…第二雌ねじ、5…連結ボルト、6…支圧用のナット、7…第二カプラー、7A…第一内ねじ、7B…第二内ねじ、11…梁、11A…既設梁、11B,11BL ,11BU …次設梁、11m…断面寸法の小さい部分の木口、11n…梁寸法が元のままの部分(断面寸法の大きい部分)の木口、12…柱、12A…既設柱、12B…次設柱、14,14A…ラグスクリュー、17、17L ,17U …貫通孔、20A…ヘッド外周ねじ、22…段差部、22a…段差面、23…梁外凹陥状空間、25…アンカーボルト、27,27L ,27U …スペーサ、pA …第一内ねじのねじピッチ、pB …第二内ねじのねじピッチ。

Claims (1)


  1. 既設柱と次設柱のいずれの木柱にも、柱梁を剛接合させる部位に水平な貫通孔が上下に少なくとも一対穿設されるとともに、該貫通孔には既設梁内に螺入されたラグスクリューのヘッド部外周ねじがかみ合わされる第一雌ねじを備えた金属製の第一カプラーが装填され、
    木柱間に配置される梁には断面寸法を減少させる段差部が形成され、その段差面を境に断面寸法の小さい部分の木口が前記既設柱の側に、断面寸法の大きい部分の木口が前記次設柱の側に形成され、
    断面寸法の小さい木口から前記段差面までの梁外凹陥状空間は、前記第一カプラーにおける反第一雌ねじ側に設けた第二雌ねじに連接される接合具を配置できる長さとされ、
    前記貫通孔の延長線上にある他のラグスクリューが、梁の前記段差面から外周ねじの刻設されたヘッドを突出させるようにして次設梁内の既設柱側に螺入され、さらに他のラグスクリューが、前記次設柱に面する側の木口から外周ねじの刻設されたヘッドを突出させるようにして前記次設梁内の次設柱側に螺入されており、
    前記接合具としての連結ボルトが前記第二雌ねじにかみ合わされ、かつ該連結ボルトに掛けたナットにより既設柱が前記貫通孔近傍で支圧され、
    前記連結ボルトには、他の接合具としての金属製の第二カプラーが第一内ねじでもってかみ合わされ、
    該第二カプラーには、前記段差面から突出されたラグスクリューのヘッド外周ねじにかみ合わされる第二内ねじが反第一内ねじ側に形成され、
    該第二内ねじと前記第一内ねじとは同方向螺旋であるが、第二内ねじのねじピッチが前記第一内ねじより大きくされ、
    上記した第一カプラー、連結ボルト、支圧用のナット、第二カプラーを備える金属製のねじ式接合機構によって柱梁の剛接合が達成される木造ラーメン構造体の構築方法において、
    まず、前記次設梁を所定位置に配置するために、下階用次設梁と前記既設柱との間に前記連結ボルトや第二カプラーを配置可能とする大きさの隙間を生じさせるように次設柱を傾け、その際、次設柱のアンカーボルトのうち既設柱の側にあるアンカーボルトを緩め、次設柱がそれ以上に倒れないように引っ張っておき、
    この状態で下階用次設梁を吊り込み下階用仕口に配置し、断面寸法の大きい部分の木口の側に螺入されているラグスクリューのヘッド外周ねじを下階用の貫通孔に臨ませ、上階用次設梁も吊り込み上階用仕口に配置し、梁寸法が元のままの部分の木口の側に螺入されているラグスクリューのヘッド外周ねじを上階用の貫通孔に臨ませ、
    それぞれの貫通孔に第一カプラーを挿入して、ねじ底に到るまで各第一雌ねじを次設梁から出ているヘッド外周ねじにかみ合わせ、次設梁の既設柱側を支えておき、
    この次設梁の段差面で形成された梁外凹陥状空間に連結ボルト臨ませ、そのねじの既設柱側を第一カプラーの第二雌ねじにねじ底までかみ合わせ、支圧板、ナットを配置し、支圧板が既設柱を強く押圧するようにナットを締め、次設梁と既設柱とを緊締結し、その状態で、第二カプラーを連結ボルトと段差面から突出しているヘッド外周ねじとの間に配置し、第二カプラーがナットに当接するまで深く螺着させ、これらの操作は上階用の仕口においてもなされ、
    この状態で、下階用のみならず上階用の次設梁の各断面寸法の小さい木口にスペーサを付着させておき、次設柱を引っ張って起こし、下階用次設梁に付けたスペーサを既設柱に当接させ、第二カプラーを回転して第一内ねじと連結ボルトとの螺着量を減らし、第二内ねじを段差面から突出しているヘッド外周ねじに初期螺合状態とし
    次設柱を倒してスペーサを除去し、第二カプラーをヘッド外周ねじに向けて前進させ、第二カプラーを回転させれば (ねじピッチの差×回転数)分だけラグスクリューヘッドと連結ボルトとを接近させ、かつ除去されたスペーサの厚み分だけラグスクリューヘッドを移動させ、このとき、その仕口における4つのねじ式接合機構における第二カプラー7はほぼ同時に回転され、次設柱のアンカーボルトのうち緩められているアンカーボルトを締め、次設柱の直立を図り、上階用次設梁にはスペーサが残されて直立状態にあり、そこで次設柱と既設柱の間を拡げ、スペーサ を除去し、その後は下階用の仕口における操作と同じ操作により上階用の次設梁を取りつけ、全階の第二カプラーを本締めすることを特徴とする木造ラーメン構造体の構築方法。
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