JP7142457B2 - 可変容量形ピストンポンプ - Google Patents
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Description
シリンダブロック内の前記回転軸周りに等角度間隔で穿設された複数のシリンダ室と、
各シリンダ室内に往復摺動可能に挿嵌されたピストンと、
前記ハウジング内に設けられた斜板支持部に、斜板受け部材を介して揺動可能で前記回転軸に対して傾転角可変に支持され、表面側に平滑な傾斜面を有すると共に裏面側に突出した凸曲面を有する斜板と、
各ピストンの先端部に回動自在に装着され、前記シリンダブロックの回転に伴って前記斜板の傾斜面上を摺動するピストンシューと、を備え、
前記斜板受け部材は、前記斜板支持部に装着され、斜板の前記凸曲面を摺動可能に受け入れる凹曲面を有するものであり、
前記ピストンシューは、前記傾斜面に対する摺接面内中央にピストン側から圧油が供給される円形凹状のオイルポケットを備え、
前記斜板は、吐出しモードのピストンのピストンシューが摺接する傾斜面の高圧側領域で、前記傾斜面上を摺動する前記ピストンシューの中心点の軌跡が描く円周上に開口して前記オイルポケットから圧油が導入される導油口と、該導油口から斜板を裏面側まで貫いて前記導油口に導入された圧油を前記凸曲面と前記斜板受け部材の凹曲面との間へ送る貫通油路と、を備え、
前記斜板の凸曲面のうちの前記傾斜面の高圧側領域に対応する領域と、該領域に対向する前記斜板受け部材の凹曲面の領域とのいずれかに、前記貫通油路からの圧油が供給される溝状オイルポケットが形成されている可変容量形ピストンポンプであって、
前記導油口として、前記傾斜面の高圧側領域の前記ピストンシューの中心点の軌跡による前記円周上に、第1の導油口と第2の導油口との二つが設けられており、
これら第1の導油口と第2の導油口との角度間隔は、ピストンシュー同士間の開放領域の前記円周上での角度幅A[deg.]と、ピストンシューのオイルポケット周りの前記傾斜面に摺接するシール領域の前記円周上での角度幅B[deg.]とに対して、
A<α<Bを満たす角度α°、
あるいは、自然数nとして前記シリンダブロック内に収容されるピストンの本数Zと前記角度α°に対して、
αn°=0<{(360/Z)n}±α<180[deg.]を満たす角度αn°として決定されるものであることを特徴とするものである。
前記斜板は、吐出しモード或いは吸込みモードのピストンのピストンシューが摺接する一方の半分傾斜面領域と、吸込みモード或いは吐出しモードのピストンのピストンシューが摺接する他方の半分傾斜面領域とに、それぞれ前記円周上で開口する前記第1導油口と前記第2の導油口の二つずつを備えると共に、前記回転軸を挟んで両方の前記半分傾斜面領域にそれぞれ対応する裏面側でそれぞれ突出する一対の凸曲面を備え、
前記一対の凸曲面をそれぞれ摺動可能に受け入れる凹曲面を有する一対の斜板受け部材と、これらの各凹曲面とそれぞれ対向する凸曲面とのいずれかに形成された一対の溝状オイルポケットとを備え、
前記一方の半分傾斜面領域の第1と第2との導油口から一方の溝状オイルポケットへ圧油を供給する貫通油路と、前記他方の半分傾斜面領域の第1と第2との導油口から他方の溝状オイルポケットへ圧油を供給する貫通油路とを備えているものである。
2:傾斜面
3:凸曲面(斜板裏面)
4:溝状オイルポケット
5:斜板受け部材
6:凹曲面
7:ピストンシュー中心点の軌跡が描く円周
8:回転軸貫通孔
20,20a,20b:ピストンシュー
21:オイルポケット
22:環状シール領域
22f:第1のシール領域
22s:第2のシール領域
23,24,54,55,56,57:貫通油路
30,40,50,52:第1の導油口
31,41,51,53:第2の導油口
100:導油口
101:貫通油路
α:第1と第2の導油口の角度間隔
A:開放領域(圧抜け期間)の角度幅
B:シール領域(シール期間)の角度幅
C:オイルポケット領域(圧油供給期間)の角度幅
Claims (3)
- ハウジング内で駆動源からの回転運動が伝達される回転軸に連結されたシリンダブロックと、
シリンダブロック内の前記回転軸周りに等角度間隔で穿設された複数のシリンダ室と、
各シリンダ室内に往復摺動可能に挿嵌されたピストンと、
前記ハウジング内に設けられた斜板支持部に、斜板受け部材を介して揺動可能で前記回転軸に対して傾転角可変に支持され、表面側に平滑な傾斜面を有すると共に裏面側に突出した凸曲面を有する斜板と、
各ピストンの先端部に回動自在に装着され、前記シリンダブロックの回転に伴って前記斜板の傾斜面上を摺動するピストンシューと、を備え、
前記斜板受け部材は、前記斜板支持部に装着され、斜板の前記凸曲面を摺動可能に受け入れる凹曲面を有するものであり、
前記ピストンシューは、前記傾斜面に対する摺接面内中央にピストン側から圧油が供給される円形凹状のオイルポケットを備え、
前記斜板は、吐出しモードのピストンのピストンシューが摺接する傾斜面の高圧側領域で、前記傾斜面上を摺動する前記ピストンシューの中心点の軌跡が描く円周上に開口して前記オイルポケットから圧油が導入される導油口と、該導油口から斜板を裏面側まで貫いて前記導油口に導入された圧油を前記凸曲面と前記斜板受け部材の凹曲面との間へ送る貫通油路と、を備え、
前記斜板の凸曲面のうちの前記傾斜面の高圧側領域に対応する領域と、該領域に対向する前記斜板受け部材の凹曲面の領域とのいずれかに、前記貫通油路からの圧油が供給される溝状オイルポケットが形成されている可変容量形ピストンポンプであって、
前記導油口として、前記傾斜面の高圧側領域の前記ピストンシューの中心点の軌跡による前記円周上に、第1の導油口と第2の導油口との二つが設けられており、
これら第1の導油口と第2の導油口との角度間隔は、ピストンシュー同士間の開放領域の前記円周上での角度幅A[deg.]と、ピストンシューのオイルポケット周りの前記傾斜面に摺接するシール領域の前記円周上での角度幅B[deg.]とに対して、
A<α<Bを満たす角度α°、
あるいは、自然数nとして前記シリンダブロック内に収容されるピストンの本数Zと前記角度α°に対して、
αn°=0<{(360/Z)n}±α<180[deg.]を満たす角度αn°として決定されるものであることを特徴とする可変容量形ピストンポンプ。 - 前記回転軸が正転逆転双方向に切換可能に回転駆動され、回転方向によって選択的に特定される2つの吐出口のうちのいずれかから圧油を吐出する双方向回転式の可変容量形ピストンポンプであって、
前記斜板は、吐出しモード或いは吸込みモードのピストンのピストンシューが摺接する一方の半分傾斜面領域と、吸込みモード或いは吐出しモードのピストンのピストンシューが摺接する他方の半分傾斜面領域とに、それぞれ前記円周上で開口する前記第1導油口と前記第2の導油口の二つずつを備えると共に、前記回転軸を挟んで両方の前記半分傾斜面領域にそれぞれ対応する裏面側でそれぞれ突出する一対の凸曲面を備え、
前記一対の凸曲面をそれぞれ摺動可能に受け入れる凹曲面を有する一対の斜板受け部材と、これらの各凹曲面とそれぞれ対向する凸曲面とのいずれかに形成された一対の溝状オイルポケットとを備え、
前記一方の半分傾斜面領域の第1と第2との導油口から一方の溝状オイルポケットへ圧油を供給する貫通油路と、前記他方の半分傾斜面領域の第1と第2との導油口から他方の溝状オイルポケットへ圧油を供給する貫通油路とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の可変容量形ピストンポンプ。 - 前記第1の導油口および前記第2の導油口の口径が0.5~0.8mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の可変容量形ピストンポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018085375A JP7142457B2 (ja) | 2018-04-26 | 2018-04-26 | 可変容量形ピストンポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018085375A JP7142457B2 (ja) | 2018-04-26 | 2018-04-26 | 可変容量形ピストンポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019190399A JP2019190399A (ja) | 2019-10-31 |
JP7142457B2 true JP7142457B2 (ja) | 2022-09-27 |
Family
ID=68388983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018085375A Active JP7142457B2 (ja) | 2018-04-26 | 2018-04-26 | 可変容量形ピストンポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7142457B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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CN113117359B (zh) * | 2021-03-05 | 2022-08-26 | 湘雅生物医药(湖州)有限公司 | 一种用于胶原蛋白提取用的无菌式蒸馏瓶 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012241534A (ja) | 2011-05-16 | 2012-12-10 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 斜板式可変容量型ピストンポンプ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0367067A (ja) * | 1989-08-03 | 1991-03-22 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 斜板型液圧回転機 |
-
2018
- 2018-04-26 JP JP2018085375A patent/JP7142457B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012241534A (ja) | 2011-05-16 | 2012-12-10 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 斜板式可変容量型ピストンポンプ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019190399A (ja) | 2019-10-31 |
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