JP7142400B1 - 多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位の方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位の方法及びシステムを提供することを課題とする。【解決手段】取得した一部の街路配置情報に基づいて見通し外ターゲットの多経路信号モデル及び多経路伝搬モデルを構築し;収集された多周期レーダーエコーを前処理して、鮮明な距離像平面を生成し;距離像平面から1つの周期のエコーデータを選択し、逆投影イメージング及び類似-逆投影イメージングアルゴリズム操作を実行して、2枚の画像を生成し;画像処理方法で2回のイメージングによって生成された画像を結合するように処理して候補ターゲットが得られ、各候補ターゲットに対応する街路の幅を計算し;距離像平面から各経路の遅延を抽出し、経路遅延を基準として候補ターゲットマッチングを実行し、実際のターゲットを絞り込み、さらに街路の幅を確定する。【選択図】図1

Description

本発明は、レーダーによる遮蔽物のあるターゲット検出の技術分野に関し、特に、多入力多出力レーダーの見通し外ターゲット測位の方法及びシステムに関する。
遮蔽物のあるターゲット検出は、テロ攻撃、都市のストリートファイト、災害救助及びスマートな運転で広く応用され、主に壁透過の検出及び見通し外の検出の2つのシナリオが含まれる。壁透過の検出とは、低周波の電磁波透過性を利用し建物における遮蔽物のあるターゲットを検出することを意味する。見通し外の検出とは、電磁波の回折及び反射伝搬を利用して街角の一側にある遮蔽物のあるターゲットを検出することを意味する。
レーダーで収集された回折経路及び反射経路は、多経路と呼ばれ、多経路はターゲット情報を運ぶため、検出範囲を効果的に拡大し、検出精度を向上させることができるので、学者による広範な研究が行われている。これらの研究は主に、多経路分離に基づくマッチング方法及び多経路蓄積に基づくイメージング方法の2つの側面から、ターゲットの検出、測位、追跡を実現する。多経路分離に基づくマッチング方法とは、各経路の遅延や角度などの情報の差に基づいて多経路を分離及び識別してから、幾何学的な方法でターゲット位置を確定することを意味する。この方法は、多経路の数が多い場合には適用できず、例えば複雑な建物配置、複数のターゲットの状況である。多経路蓄積に基づくイメージング方法は、複数の経路を含むエコーをイメージングし、イメージフュージョンの思想でフォーカス領域を処理することを意味する。この方法は、周囲のノイズの影響を大きく受け、ロバスト性が低くなる。
なお、以上の2つの方法は、シナリオの先験的情報に大きく依存し、シナリオ情報の不備又は不正確であると、アルゴリズムが無効になる。
これに着目して、本発明の目的は、多経路を分離、識別するという面倒な作業を避け、マルチターゲットシナリオを効果的に解決することができ、同時にイメージフュージョンの思想を捨てて、画像結合の方法でイメージング後の画像を処理し、安定性が高い多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位方法を提供することである。
上記目的を達成するため本発明では、次のような技術的手段を提供する。
本発明により提供される多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位方法は、
オペレーターは、位置を露出せずに取得した一部の街路配置情報に従って、見通し外ターゲットの多経路信号モデル及び多経路伝搬モデルを構築するステップ1と、
収集された多周期レーダーエコーに対して、ウィンドウ処理、ゼロフィリング、パルス圧縮、ケーブル補正及び平均キャンセルなどの前処理操作を通じて、鮮明な距離像平面を生成するステップ2と、
距離像平面から1つの周期のエコーデータを選択し、逆投影イメージング及び類似-逆投影イメージングアルゴリズム操作を実行して、2枚の画像を生成するステップ3と、
画像処理方法で2回のイメージングによって生成された画像を結合するように処理して候補ターゲットが得られ、各候補ターゲットに対応する街路の幅を計算するステップ4と、
距離像平面から各経路の遅延を抽出し、経路遅延を基準として候補ターゲットマッチングを実行し、実際のターゲットを絞り込んで、街路の幅を確定するステップ5とを含む。
さらに、ステップ1の2つのモデルの構築プロセスは、次の通りである。すなわち、
1.1)多経路信号モデルの構築:複数の建物で構成される街角のある街路を構築し、前記街角のある街路は「L」字型街路を用い、「L」字型街路がBuilding-1及びBuilding-2で構成されていると仮定し、オペレーターは壁の角C=[xc、に近い側でレーダーを操作(つまり、壁の角Cの位置は正確に取得しやすい)し、 ターゲットG=[x、yはレーダーの視野のブラインドエリアにあり、多入力多出力レーダーのm番目の送信アンテナ及びn番目の受信アンテナをT=[x、y,R=[x、yとして示す。本発明では、街路の幅Dは未知であり、表現を簡略化するためBuilding-2の縦座標をyで表し、m番目の送信アンテナで送信される信号はs(t)の場合、n番目の受信アンテナで受信されるエコーがZm,n(t)で表され;
1.2)多経路伝搬モデルの構築:電磁波のエネルギーは、多重反射後に著しく減衰するため、本発明では、ターゲットの測位に対する多次反射経路の寄与を無視し、回折経路P、Building-1で反射された一次反射経路P、及びBuilding-2で反射された一次反射経路Pという3つの一方向経路のみを考慮し、ターゲットの測位プロセスを討論し;3つの一方向経路には6つの異なる往復経路の組み合わせがあり、Pijで表され、6つの経路を式(1)で表されるベクトルPに格納する。
Figure 0007142400000002
経路Pijに沿って送信アンテナTからターゲットGに伝搬されてから受信アンテナRに戻る電磁波の遅延は、次の式で表される。
Figure 0007142400000003
式中、τi (m)(G)は送信遅延、τj (n)(G)が受信遅延である。
さらに、ステップ2では、スペクトル漏れからの影響を改善するため、レーダーエコーに長さ300のハミング窓を追加し;逆高速フーリエ変換(IFFT)はパルス圧縮を実現する方法であり、IFFTを実行する前に、データをゼロフィルして周波数分解能を上げ、パルス圧縮後に距離分解能が高いレーダー時間領域エコーが得られるようにし;平均キャンセル法で建物からの強い反射及び送信アンテナと受信アンテナとの間の直接結合信号で構成される静的クラッタを除去する。
さらに、ステップ3の2回のイメージングプロセスは、具体的には次の通りである。すなわち、
3.1)逆投影イメージング(BP):イメージング領域をX×Y個のピクセルに分割し、任意のピクセルはp=[x,y]Tで表され、ピクセルpのピクセル値の計算方法は、式(2)で表される。
Figure 0007142400000004
式中、τBP (m)(p)は、送信アンテナTからピクセルp直線で伝搬される遅延、τBP (n)(p)はピクセルpから受信アンテナRに直接戻る電磁波の伝搬遅延を表し;イメージング領域のすべてのピクセルのピクセル値が計算されるまで上記ステップを繰り返し、形成された画像は、IBPで表され;
3.2)類似-逆投影イメージング(BP-like):ピクセルpのピクセル値の計算方法は、次の式(3)で表される。
Figure 0007142400000005
ここで、往復伝搬遅延τBP-like (m,n)(p)は、次の式(4)で計算される。
Figure 0007142400000006
ここで、Cはレーダーに近い側の壁の角Cの位置[x ,y 、多入力多出力レーダーのm番目の送信アンテナ及びn番目の受信アンテナをT =[x 、y ,R =[x 、y とする。
イメージング領域内の全てのピクセルのピクセル値をトラバースして計算することで得られた画像は、IBP-likeであり;
さらにステップ4は、イメージングによって生成された2枚の画像を結合して候補ターゲットを生成し、この方法には、主に次の2つの重要な部分が含まれる。すなわち、
4.1)2枚の画像内のフォーカスゴーストの重心及びフォーカスリングの中心円を抽出:まず、画像IBPに対して2次元平均-一定の誤警報率(CA-CFAR)検出操作を実行して画像IBPのサイズに等しいしきい値行列Tcaを得てからしきい値行列に従って画像IBPを二値化し、次にMATLAB(登録商標)内のbwlable関数で二値化された画像内のフォーカス領域を連結し、連結領域の重心を計算し、行列に座標をスタックし;さらに、画像処理方法で画像IBP-like内のフォーカスリングの中心円を抽出して別の行列にスタックし;
4.2)重心行列と中心円行列に基づいて候補ターゲットを取得:2つの行列を位置により同じイメージング領域に配置し、画像IBP内の一次反射経路P22によって生成されたゴーストG22と画像IBP-like内の回折経路P11によって生成された円との位置関係に基づいて、重心行列と中心円行列を結合処理して複数の候補ターゲットGcan=[Gcan1,Gcan2,......,GcanL]Tを生成し、次にBuilding-1に関するターゲットGとゴーストG22の対称性という位置特徴に従って各候補ターゲットGcanlに対応する街路の幅を計算する。
さらに、レーダーには、計M×N個のチャネルがあり、チャネルの1つのエコーを選択して多経路遅延抽出とターゲットマッチングを行うだけで済み、ステップ5内の候補ターゲットマッチングプロセスは、次の通りである。すなわち、
5.1)各多経路遅延の取得:まずm×n個のチャネル内のエコーを抽出して、1次元平均-一定の誤警報率検出(CA-CFAR)を実行して多経路遅延を得、遅延行列Tにスタックし;
5.2)候補ターゲットGcanlの多経路遅延計算:経路Pijにそってm番目の送信アンテナから候補ターゲットGcanlに伝搬してn番目の受信アンテナに戻る電磁波の遅延を計算し、τl,ijで表され、経路行列P内の全ての経路に沿った候補ターゲットGcanlの伝搬遅延は、次の式(5)で表される。
Figure 0007142400000007
5.3)候補ターゲットマッチング:候補ターゲットGcanlとターゲットGとの間の類似性を評価するため、ターゲットGの遅延行列Tと候補ターゲットGcanlの遅延行列Tlに基づいて、HとEという2つのマッチング係数を定義して行列TとTl内のマッチング成功の要素の数及び対応するマッチング誤差をそれぞれ示し;
5.4)ターゲット判定ルール:5.2)及び5.3)を繰り返して、Gcan内の全ての候補ターゲットの2つの係数を計算し、それぞれ次の式(6)及び次の式(7)で表される2つの行列に格納する。
Figure 0007142400000008
Figure 0007142400000009
係数HとEの物理的意味によれば、候補ターゲットGcanをターゲットと判定された場合、マッチング係数Hは、行列H内の最大値で、誤差係数Eが行列E内の最小値であることが分かり、これに基づいて、実際のターゲットを絞り込む。
本発明により提供される多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位システムは、メモリと、プロセッサとを備え、前記メモリ内に実行可能コードが格納され、前記プロセッサは前記実行可能コードを実行すると、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法を実現する。
本発明により提供される多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位の方法及びシステムは、まずオペレーターが取得しやすい近くのシナリオ情報に従って、典型的な「L」字型の街路の多経路信号モデル及び多経路伝搬モデルを構築し、次に回折及び反射の伝搬特性を介して、レーダーエコーに対して2回の異なる逆投影(BP)イメージングを行い、そして画像処理方法で2枚の画像内のフォーカス領域の位置を抽出して1枚の画像に重ね合わせて結合処理を行い、1枚目の画像内の一次反射経路で発生するゴースト及び2枚目の画像内の回折経路で発生するフォーカスリングの位置関係により、直線を追加して2枚の画像内のフォーカス領域を交差させることで、候補ターゲットを生成し、次に各候補ターゲットに対応する多経路伝搬遅延を計算し、2つのマッチング係数を設計して各候補ターゲットとターゲットとの間の類似性を評価し、最後にターゲット判定ルールに従ってターゲットの位置及び街路の幅を確定する。
本発明は、操作者が露出せずにレーダーの近くの街角及び壁の情報を迅速に取得することしかできず、遠距離からのシナリオ情報を取得することが困難で、すなわち、シナリオ情報の一部が欠落していると、見通し外ターゲットの検出が正確に実行できないという問題を解決するための多入力多出力レーダーに基づくターゲット測位方法を提案する。この方法は、完全なシナリオ情報に依存せず、複雑な測位シナリオに適応し、ロバスト性が高いという利点を有する。
本発明の他の利点、ターゲット及び特徴は、ある程度上で後記の明細書で説明され、かつある程度で以下の明細書への考察や研究が当業者にとって自明であり、又は本発明の実施から教示されることができる。本発明のターゲット及び他の利点は、以下の明細書を通じて実現及び得られる。
本発明の目的、技術的手段及び有利な効果をより明確にするため、以下の図面を参照しつつ本発明をさらに説明する。
本発明の方法の全体構成のブロック図である。 典型的な「L」字型の街路の多経路伝搬モデルを示す概略図である。 シングルターゲット、ダブルターゲットの距離像平面を示す概略図である。 シングルターゲットの実験結果を示す概略図である。 ダブルターゲットの実験結果を示す概略図である。
当業者が本発明をよりよく理解し、実施できるように、図面及び具体的実施例を参照しつつ本発明を以下にさらに説明するが、挙げられる実施例は本発明を限定することを意図するものではない。
(実施例1)
図1に示す全体構成のブロック図のように本実施例により提供される多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位方法は、
オペレーターは、位置を露出せずに取得した一部の街路配置情報に従って、見通し外ターゲットの多経路信号モデル及び多経路伝搬モデルを構築するステップ1と、
収集されたレーダーエコーに対して、ウィンドウ処理、ゼロフィリング、パルス圧縮、ケーブル補正及び平均キャンセルなどの前処理操作を通じて、鮮明な距離像平面を生成するステップ2と、
距離像平面から1つの周期のエコーデータを選択し、逆投影イメージング及び類似-逆投影イメージングアルゴリズム操作を実行して、2枚の画像を生成するステップ3と、
画像処理方法で生成された2枚の画像を結合するように処理して候補ターゲットが得られ、各候補ターゲットに対応する街路の幅を計算するステップ4と、
距離像平面から各経路の遅延を抽出し、経路遅延を基準として候補ターゲットマッチングを実行し、実際のターゲットを絞り込んで、街路の幅を確定するステップ5とを含む。
好ましくは、ステップ1には、次のステップを含む。
1.1)多経路信号モデルの構築
本実施例の街角のある街路は「L」字型街路を用い、「L」字型街路がBuilding-1及びBuilding-2で構成されていると仮定し、オペレーターは壁の角C=[xc、に近い側でレーダーを操作(つまり、壁の角Cの位置は正確に取得しやすい)し、ターゲットG=[x、yはレーダーの視野のブラインドエリアにあり、多入力多出力レーダーのm番目の送信アンテナ及びn番目の受信アンテナをT=[x、y,R=[x、yとして示す。本発明では、街路の幅Dは未知であり、表現を簡略化するためBuilding-2の縦座標をyで表す。
m番目の送信アンテナで送信される信号はs(t)の場合、n番目の受信アンテナで受信されるエコーがZm,n(t)で表される
Figure 0007142400000010
式(8)中、IとJは、それぞれ送信アンテナからターゲット(送信経路)に伝搬する電磁波の経路数及びターゲットから受信アンテナ(受信経路)に戻る電磁波の経路数を示し、τi (m)(G)とτj (n)(G)はi本目の送信経路とj本目の受信経路の伝搬遅延で、σi (m)とσj (n)は後方散乱係数、d(t)は周囲のノイズ、ξ(t)は静的クラッタを表す。
1.2)多経路伝搬モデルの構築:電磁波のエネルギーは、多重反射後に著しく減衰するため、本発明では、ターゲットの測位に対する多次反射経路の寄与を無視し、回折経路P、Building-1で反射された反射経路P、及びBuilding-2で反射された反射経路Pという3つの一方向経路のみを考慮し、ターゲットの測位プロセス(I=J=3)を討論し;受信アンテナが受信するレーダーエコーは、送信経路と受信経路で構成されているため、3つの一方向経路には6つの異なる往復経路の組み合わせがあり、Pijで表され、6つの経路を式(9)で表されるベクトルPに格納する。
Figure 0007142400000011
経路Pijに沿って送信アンテナTからターゲットGに伝搬されてから受信アンテナRに戻る電磁波の遅延は、次の式で表される。
Figure 0007142400000012
ここで送信遅延τi (m)(G)は、次の式(10)で表される。
Figure 0007142400000013
式(10)中、||・||は、2点間のフィート距離を示し、cは空気中の電磁波の伝播速度を表し、G22、G33は反射経路PとPによって生成された壁に関する対称な偽のターゲットを表し、座標は次の式(11)で表される。
Figure 0007142400000014
同様に、
受信遅延τj (n)(G)は、次の式(12)のように表すことができる。
Figure 0007142400000015
好ましくは、ステップ2では、スペクトル漏れからの影響を改善するため、レーダーエコーに長さ300のハミング窓を追加し;逆高速フーリエ変換(IFFT)はパルス圧縮を実現する方法であり、IFFTを実行する前に、データをゼロフィルして周波数分解能を上げ、パルス圧縮後に距離分解能が高いレーダー時間領域エコーが得られるようにし;平均キャンセル法で建物からの強い反射及び送信アンテナと受信アンテナとの間の直接結合信号で構成される静的クラッタを除去する。
好ましくは、ステップ3には、次のステップを含む。
3.1)逆投影イメージング(BP):イメージング領域をX×Y個のピクセルに分割し、任意のピクセルはp=[x,y]Tで表され、ピクセルpのピクセル値の計算方法は、次の式(13)で表される。
Figure 0007142400000016
式中、τBP (m)(p)は、送信アンテナTからピクセルp直線で伝搬される遅延、τBP (n)(p)はピクセルpから受信アンテナRに直接戻る電磁波の伝搬遅延を表し、次の式(14)のように表される。
Figure 0007142400000017
すなわちピクセルpのピクセル値は、送信アンテナからpに直線で伝搬し、さらに受信アンテナに直線で戻る電磁波遅延に対応するエコー振幅に等しい。イメージング領域のすべてのピクセルのピクセル値が計算されるまで上記ステップを繰り返し、形成された画像は、IBPで表される。レーダーエコーには、6本の往復経路Pij,i≦,i,j∈{1,2,3}があり、実際のデータ収集過程中で経路が失われない場合、BPイメージングによって生成された画像内に6つのフォーカス領域Gij,i≦,i,j∈{1,2,3}があること。
3.2)類似-逆投影イメージング(BP-like):ピクセルpのピクセル値の計算方法は、次の(15)で表される。
Figure 0007142400000018
ここで、往復伝搬遅延τBP-like (m,n)(p)は、次の式(16)で計算される。
Figure 0007142400000019
すなわち、ピクセルpから受信アンテナへの往復伝搬遅延をピクセルpから壁の角Cへの往復遅延に送受信アンテナから壁の角Cへの遅延を加えるものに変換し、イメージング領域内の全てのピクセルのピクセル値をトラバースして計算することで得られた画像は、IBP-likeであり;ピクセルの往復遅延の計算方法は、壁の角Cを基準点とするように変換されるため、6本の往復経路が正常に収集された場合、BP-likeイメージングの結果は壁の角Cを円心とする6つの同心円Cij,i≦,i,j∈{1,2,3}であり;
画像IBPと画像IBP-like内のフォーカス領域は、両方ともターゲットの位置情報を運んでおり、2つの画像内のフォーカス領域への結合処理を行うと、ターゲット位置を確定でき、例えば画像IBP内の往復反射経路P22からマッピングされたフォーカスゴーストG22と画像IBP-like内の往復反射経路P11からマッピングされたフォーカスリングC11には、次の関係があり、すなわちフォーカスゴーストG22の中心を通るy軸に平行な直線を作成し、見通し外領域におけるこの直線とフォーカスリングC11の交点はターゲット位置である。上述の操作の困難点は画像IBP及び画像IBP-likeのフォーカス領域からフォーカスゴーストG22とフォーカスリングC11を直接識別できないことである。
好ましくは、ステップ4は、ステップ3で言及されたフォーカスゴーストG22とフォーカスリングC11による測位の思想に基づいて、ブラインド処理測位方法を提案する。この方法は、主に次の2つの重要部分を含む。
4.1)2枚の画像内のフォーカスゴーストの重心及びフォーカスリングの中心円を抽出:まず、画像IBPに対して2次元平均-一定の誤警報率(CA-CFAR)検出操作を実行して画像IBPのサイズに等しいしきい値行列Tcaを得てから次のルールに従って画像を二値化した。
Figure 0007142400000020
次にMATLAB(登録商標)内のbwlable関数で二値化された画像内のフォーカス領域を連結し、仮に計Z個の連結領域を抽出し、次に連結領域の重心を計算した。
Figure 0007142400000021
式(18)中、[xz,yz]T,z∈{1,2...Z}は、抽出されたz番目の連結領域の重心を示し、[xzq,yzq]Tはz番目の連結領域におけるq番目のピクセルの座標を示し、ここでq∈{1,2...Qz}で、Qzはz番目の連結領域に含まれるピクセルの数を示す。
フォーカスゴーストG22は、レーダーの見通し内領域にあるため、次の式(19)で表される条件を満たす連結領域を絞り込んだ。
Figure 0007142400000022
Ω1を満たす全ての連結領域重心を行列Wにスタックし、W=[W1,W2...WK]T(K≦Z);
さらに、画像処理方法で画像IBP-like内のフォーカスリングの中心円を抽出して、行列V=[V1,V2...Vu,VU]Tにスタックした。
4.2)重心W行列と中心円行列Vに基づいて候補ターゲットを取得:行列WとVを位置に従って同じイメージング領域に配置し、行列W内のK個の重心を通るy軸に平行なK本の直線を作成し、行列V内のU個の円と交わらせ、得られた交点は候補ターゲットであり、[xcan,ycan]Tで統一して表される。ターゲットは、レーダーの見通し外領域及びBuilding-2の上方にあるため、これに基づいて次の式(20)のように候補ターゲットを初期絞り込んだ。
Figure 0007142400000023
Figure 0007142400000024
Ω2とΩ3の両方を満たす候補ターゲットをベクトルGcan=[Gcan 1,Gcan 2... Gcanl... GcanL]Tで示し、Building-1に関するターゲットGとゴーストG22の対称性によると、各候補ターゲットGcanlに対応するBuilding-1の壁の縦座標を計算できる。
Figure 0007142400000025
候補ターゲットGcanlに対応する街路の幅は、次の式(23)で表される。
Figure 0007142400000026
好ましくは、ステップ5内の候補ターゲットマッチングプロセスは、次の通りである。
5.1)各多経路遅延の取得:まずm×n個のチャネル内のエコーを抽出して、1次元平均-一定の誤警報率検出(CA-CFAR)を実行して多経路遅延を得、遅延行列は次の式(24)のように表される。
Figure 0007142400000027
式中、Qは、エコー内の多経路の数を示す。
5.2)候補ターゲットGcanlの多経路遅延計算:経路Pijに沿ってm番目の送信アンテナから候補ターゲットGcanlに伝搬してn番目の受信アンテナに戻る電磁波の遅延τl,ijを計算した。
Figure 0007142400000028
Figure 0007142400000029
式(25)、(26)中、Gcanl,2とGcanl,3は、候補ターゲットGcanlの反射経路P2とP3によって生成されたBuilding-1、Building-2に関する対称な偽のターゲットを示し、座標は次の式(27)のように表される。
Figure 0007142400000030
したがって、Pijを介して伝搬される候補ターゲットGcanlの多経路遅延は、τl,iji(Gcanl)+τj(Gcanl)であり、経路行列P内の各経路伝搬遅延が計算された後行列にスタックされる。
Figure 0007142400000031
5.3)候補ターゲットマッチング:候補ターゲットGcanlとターゲットGとの間の類似性を評価するため、ターゲットGの遅延行列Tと候補ターゲットGcanlの遅延行列Tlに基づいてマッチング係数H及び誤差係数Eを次に定義した。
Figure 0007142400000032
Figure 0007142400000033
ここで、| |は、絶対値を取る操作を示し、Hは行列T及び行列Tlにおける多経路の成功したマッチングの数を示し、Eは対応するマッチング誤差を示す。Fl(・)及びF2(・)は次のように定義される。
Figure 0007142400000034
式中、Tは、値が非常に小さな経験的なしきい値である。
5.4)ターゲット判定ルール:5.2)及び5.3)を繰り返して、Gcan内の全ての候補ターゲットの2つの係数を計算し、それぞれ次の式(6)及び次の式(7)で表される2つの行列に格納した。
Figure 0007142400000035
Figure 0007142400000036
係数HとEの物理的意味によれば、候補ターゲットGcanlをターゲットと判定された場合、マッチング係数Hは、行列H内の最大値で、誤差係数Eが行列E内の最小値であることが分かり、これに基づいて次のようなルールを提案した。
・行列Hに一意の最大値がある場合、この最大値に対応する候補ターゲットがターゲットであり;
・行列Hの最大値の数が1でない場合、E内からHの最大値の下付き文字に対応する誤差係数を見つけ、これらの誤差係数の最小値を求める必要があり、この最小値に対応する候補ターゲットがターゲットであり;
このルールで判断された最初のターゲットをGt1と表し、対応する街路の幅をDt1と表し、ターゲットの数が未知であるため、Gcanに他のターゲットがあるかどうかを判断する必要がある。まず、行列HとEからターゲットGt1に対応する2つの係数を削除し、この時HとE内の要素数がL-1であり、次に上記ルールで新しいターゲット及び街路の幅を絞り込んで、Gt2及びDt2と表し、|Dt1 - Dt2|<TD(Tは実験の許容誤差である)の場合、Gt2をターゲットとして判定し、この時Gcanに他のターゲットがあるかどうかを判断し続ける必要があり、|Dt1 - Dt2|≧TDの場合、Gt2はターゲットではなく、判断プロセス全体が終了する。シナリオに複数のターゲットがあると判断された場合、街路の幅は、街路の幅に対応するいくつかのターゲットの平均値である。
本実施例の利点として、シナリオ配置情報に不備がある場合でもターゲット測位を実施でき、多経路分離シリーズ方法と比較して、本発明は多経路を分離、識別するという面倒な作業を避け、同時にマルチターゲット問題を効果的に解決でき、多経路蓄積シリーズ方法と比較して、イメージフュージョンのアイデアを捨てて画像結合の方法でイメージング後の画像を処理し、周囲のクラッタ影響を受けにくく、ロバスト性が高い。
(実施例2)
以下は、図面及び具体的実施例を参照しつつ本発明をさらに説明する。
多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位方法で実現するシステムであって、メモリと、プロセッサとを備え、前記メモリ内に実行可能コードが格納され、前記プロセッサは前記実行可能コードを実行すると、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法を実現する。具体的に次の通りである。
実際の「L」字型の街路の下でシングルターゲット、ダブルターゲットの2回の実験を行い、2回の実験は2送信・4受信のステップ周波数レーダー(M=2、N=4)をデータ収集装置として使用し、かつターゲットへの壁の角の回折、壁の一次反射の寄与のみを考慮した。全体的な構成のブロック図を図1に示し、次のステップを含む。
ステップ1:次の式(34)で表される多経路信号モデルを構築する。
Figure 0007142400000037
多経路伝搬モデルの構築:図2に示す。
ステップ2:収集された1400周期のレーダーエコーに対して、ウィンドウ処理、ゼロフィリング、パルス圧縮、ケーブル補正及び平均キャンセルなどの前処理操作を通じて、鮮明な距離像平面を生成し、図3は1番目のチャネルの距離像平面を示し、理論的分析と一致し、レーダーエコー内に回折及び反射を介してターゲットに伝搬する複数の経路がある。
ステップ3:距離像平面内の744周期目のレーダーエコーを例にとると、逆投影イメージングと類似-逆投影イメージングを実施し、シングルターゲットイメージングの結果を図4に示す。図4内の(a)は、逆投影イメージング、(b)は類似-逆投影イメージング、(c)は画像関連のターゲット位置の取得を示す。
逆投影イメージングの画像内には、ターゲットから外れたいくつかのブロブ領域が表示され、類似-逆投影イメージングの画像に壁の角Cを円心とし、半径が異なるいくつかの円を表示している。ダブルターゲットイメージングの結果を図5に示し、図5内の(a)は、逆投影イメージング、(b)は類似-逆投影イメージング、(c)は画像関連のターゲット位置の取得を示す。ターゲットの数が増え、多経路の数が増えるため、画像内のフォーカス領域も増えた。
ステップ4:画像処理の方法で2回のイメージング結果におけるフォーカス領域の重心Wと中心円Vを得、次にWとVをイメージング領域に配置して結合処理を実施して、候補ターゲットを得、図4、図5(c)の見通し外領域内の実線のドットと白抜きのドットとして示される通りである。
ステップ5:レーダーエコー内の多経路の長さを基準として候補ターゲットマッチングを実行し、ターゲット位置及び街路の幅を得、2回の実験の結果を下表に示す。
Figure 0007142400000038
本発明は、具体的な実施例で上記のとおりに開示したが、開示した具体的な実施例が本発明として限定的に用いることではなく、当該技術を熟知する者は本発明の精神と範囲に基づき各種の改変と修飾を行なうことができ、行なった改変或いは修飾も全て本発明の保護範疇にあり、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲に定義するものを基準とする。

Claims (7)

  1. 多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位方法であって、
    一部の街路配置情報を取得して、見通し外ターゲットの多経路信号モデル及び多経路伝搬モデルを構築するステップ1と、
    収集された多周期レーダーエコーを前処理して、鮮明な距離像平面を生成するステップ2と、
    距離像平面から1つの周期のエコーデータを選択し、逆投影イメージング及び類似-逆投影イメージングアルゴリズム操作を実行して、2枚の画像を生成するステップ3と、
    生成された2枚の画像を結合するように処理して候補ターゲットを得るステップ4と、
    距離像平面から各経路の遅延を抽出し、経路遅延を基準として候補ターゲットマッチングを実行し、実際のターゲットを絞り込むステップ5と、
    を含み、
    ステップ3における前記逆投影イメージングは、次のステップ、すなわち、
    イメージング領域をX×Y個のピクセルに分割し、任意のピクセルはp=[x,y]Tで表され、ピクセルpのピクセル値の計算方法は、式(4)で表され、
    Figure 0007142400000039
    [式中、τBP (m)(p)は、送信アンテナTからピクセルp直線で伝搬される遅延、τBP (n)(p)はピクセルpから受信アンテナRに直接戻る電磁波の伝搬遅延を表し;イメージング領域のすべてのピクセルのピクセル値が計算されるまで上記ステップを繰り返し、形成された画像は、IBPで表される。]
    ステップ3における前記類似-逆投影イメージングは、次のステップ、すなわち、
    ピクセルpのピクセル値は、式(5)で計算され、
    イメージング領域内の全ての前記ピクセルのピクセル値をトラバースして計算することで得られた画像は、IBP-likeである、
    Figure 0007142400000040
    [ここで、往復伝搬遅延τBP-like (m,n)(p)は、式(6)で計算される。]
    Figure 0007142400000041
    [ここで、Building-1と、Building-2とを備えた複数の建物からなる街角のある街路を構築し、Cはレーダーに近い側の壁の角Cの位置[x,y、多入力多出力レーダーのm番目の送信アンテナ及びn番目の受信アンテナをT=[x、y,R=[x、yとする]
    ことを特徴とする、多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位方法。
  2. 前記多経路信号モデルは、次の方法に従って構築される。すなわち、
    Building-1と、Building-2とを備えた複数の建物からなる街角のある街路を構築し;
    レーダーに近い側の壁の角Cの位置[x,yを取得し;
    レーダー視野のブラインドエリアにあるターゲットG=[x,yを確定し;
    多入力多出力レーダーのm番目の送信アンテナ及びn番目の受信アンテナをT=[x、y,R=[x、yとして示し;
    街路の幅は、Dで表され、Building-2の縦座標はyで表され;
    m番目の送信アンテナで送信される信号は、s(t)の場合、n番目の受信アンテナで受信されるエコーがZm,n(t)である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位方法。
  3. 前記n番目の受信アンテナで受信されるエコーは、次の式(1)で表されることを特徴とする、請求項2に記載の多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位方法。
    Figure 0007142400000042

    [式中、s(t)は、m番目の送信アンテナで送信される信号を示し、IとJはそれぞれ送信アンテナからターゲット(送信経路)に伝搬する電磁波の経路数及びターゲットから受信アンテナ(受信経路)に戻る電磁波の経路数を示し、τi (m)(G)とτj (n)(G)はi本目の送信経路とj本目の受信経路の伝搬遅延で、σi (m)とσj (n)は後方散乱係数、d(t)は周囲のノイズ、ξ(t)は静的クラッタを表す。]
  4. 前記多経路伝搬モデルは、次の方法に従って構築される。すなわち、
    Building-1と、Building-2とを備えた複数の建物からなる街角のある街路を構築し;
    街角のある街路から3つの一方向伝搬経路Pi,i∈{1,2,3},を抽出し、ここでPは回折経路、PはBuilding-1で反射された一次反射経路、PはBuilding-2で反射された一次反射経路を示し、式(2)に従って一方向経路の往復経路の組み合わせを格納し;
    経路Pijに沿って送信アンテナTからターゲットGに伝搬されてから受信アンテナRに戻る電磁波の遅延は、式(3)で計算することを特徴とする、請求項1に記載の多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位方法。
    Figure 0007142400000043
    [ここでPは、経路格納ベクトルで、Pijが一方向経路の往復経路の組み合わせを示す]
    Figure 0007142400000044
  5. 前記生成された2枚の画像を結合して候補ターゲットを生成することは、具体的に次の方法に従って実施する。すなわち、
    2枚の画像内のフォーカスゴーストの重心及びフォーカスリングの中心円を抽出:
    前記逆投影イメージングで得られた画像IBPに対して2次元平均-一定の誤警報率(CA-CFAR)検出操作を実行して画像IBPのサイズに等しいしきい値行列Tcaを得てからしきい値行列に従って画像IBPを二値化し;
    二値化された画像内のフォーカス領域を連結し、連結領域の重心を計算し、行列に座標をスタックし;
    前記類似-逆投影イメージングで得られた画像IBP-like内のフォーカスリングの中心円を抽出して別の行列にスタックする、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位方法。
  6. 前記候補ターゲットマッチングプロセスは、次のステップに従って実施する。すなわち、
    多経路遅延の取得:m×n個のチャネル内のエコーを抽出して、1次元平均-一定の誤警報率検出を実行して多経路遅延を得、遅延行列Tにスタックし;
    候補ターゲットGcanlの多経路遅延計算:経路Pijにそってm番目の送信アンテナから候補ターゲットGcanlに伝搬してn番目の受信アンテナに戻る電磁波の遅延を計算し、τl,ijで表され、経路行列P内の全ての経路に沿った候補ターゲットGcanlの伝搬遅延は、次の式(7)で表され;
    候補ターゲットマッチング:ターゲットGの遅延行列Tと候補ターゲットGcanlの遅延行列Tlに基づいて、HとEという2つのマッチング係数を定義して行列TとTl内のマッチング成功の要素の数及び対応するマッチング誤差をそれぞれ示し;
    ターゲット判定ルール:Gcan内の全ての候補ターゲットの2つの係数を繰り返し計算し、それぞれ式(8)及び式(9)で表される2つの行列に格納し;
    係数HとEに基づいて、実際のターゲットを絞り込み:候補ターゲットGcanlをターゲットと判定された場合、マッチング係数Hは、行列H内の最大値で、誤差係数Eが行列E内の最小値である、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位方法。
    Figure 0007142400000045
    Figure 0007142400000046
    Figure 0007142400000047
  7. 多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位システムであって、メモリと、プロセッサとを備え、前記メモリ内に実行可能コードが格納され、前記プロセッサは前記実行可能コードを実行すると、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法を実現することを特徴とする、多入力多出力レーダーに基づく見通し外ターゲット測位システム。
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