JP7140887B1 - 汚泥運搬車 - Google Patents
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Abstract
Description
1) 荷台底面・荷台左右側面及び荷台前後面を水密に箱形状に組み立てられ且つ上方を開放した荷台を運搬車の車体後部に配置した汚泥運搬車において、
前記荷台の荷台底面から所要の高さの位置の荷台前面に前記荷台に積載した水分の多い泥水・汚泥又は土砂の汚泥土の液分のオーバーフローの開口を設け、
前記オーバーフローの前記開口から流出する汚泥土の液分を一時貯える一時貯水部を前記荷台前面の外側に取付け、一方前記一時貯水部に近い運搬車の車体に汚泥土の液分を貯える前記一時貯水部の収容液量より多い液量を貯える汚水タンクを固設し、前記荷台前面の外側に取付けた前記一時貯水部と前記車体側に固設した汚水タンクとの間に運搬時の荷台水平状態において、荷台側に取付けられた一時貯水部のタンク内の液分を車体側汚水タンク内に移送できる送水管が形成され、更に汚水タンクには内部の液分を外部へ排出する開閉弁付排出管を設け、汚泥運搬車の運搬時において荷台のオーバーフローの前記開口から流出する液分は一時貯水部に貯えられた後汚水タンクに移送されて汚水タンクに収容されて、荷台からのオーバーフローした液分を汚水タンクに貯えて液分の落下による道路の汚れを抑止でき、しかも汚水タンクの液分は液分処理設備のある場所で前記開閉弁を開いて前記排出管から液分処理場で排出できるようにしたことを特徴とする、汚泥運搬車
2) 前記1)において、荷台は車体後部に固設されるように配置され、前記荷台前面側に取付けられる一時貯水部内の液分を汚水タンク内に送る送水管は固定の配管である、前記1)記載の汚泥運搬車
3) 前記1)において、荷台は車体後部に固設されるように配置され、前記荷台前面側に取付けられた一時貯水部に設けた液分を吐出する送水管の管端は下方に配置された汚水タンク内まで延びて、一時貯水部内の液分は前記送水管により直接汚水タンクへ送給される構造とした、前記1)記載の汚泥運搬車
4) 荷台底面・荷台左右側面及び荷台前後面を水密に箱形状に組み立てられ且つ上方を開放した荷台を運搬車の車体後部下部の枢支軸まわりに前記荷台前部が傾動作動手段の作動で持ち上げられるように傾動可能としたダンプ荷台であり、しかも同荷台は運搬車の車体に水平状態にも保持できる構造とし、加えて前記荷台後面は前記運搬車の前記荷台の後端上方位置に設けた枢支軸まわりに回転できて、外側に向って揺動して前記荷台後面を開放できる構造の前記荷台を運搬車の車体後部フレームに設けたダンプ荷台の汚泥運搬車において、
前記荷台の荷台底面から所要の高さの位置の荷台前面に前記荷台に積載した水分の多い泥水・汚泥又は土の前記汚泥土に含まれた液分のオーバーフロー口を設け、同オーバーフロー口の荷台前面の外側開口の外周空間を囲う形状のろ過箱をオーバーフロー液分の一時貯水部として荷台前面の外側に設けて前記オーバーフロー口から流出する液分を一時貯えられる構造とし、しかも同ろ過箱は流入した液分を外部に送る送水口を有し、同送水口に接続した送水管を介してろ過箱内の液分は運搬車の車体前側に固設した汚水タンクへ送給でき、しかも同汚水タンクにはタンク内の液分を車体外に排出する開閉弁付排出管を設け、更に荷台側に取付けられた前記ろ過箱の前記送水管は前記荷台が搬送時の水平に保持された状態ではろ過箱の液分を汚水タンク内に送水出来る構造とし、且つ液分の多い汚泥土を荷台に積載して運送する場合は前記排出管の開閉弁を閉じて使用し、荷台に積載した汚泥土の液分が搬送時の運搬車の加速・減速又は旋回の運動によって荷台の所定高さの前記オーバーフロー口からオーバーフローした液分を前記ろ過箱で一時貯え、更に同ろ過箱内の液分は同ろ過箱の前記送水管により車体前部に固定した汚水タンク内に送り込み可能とし、ダンプ運搬車が走行中に荷台の汚泥土の液分が道路に落下して道路を汚さないように汚泥土を運び、所定の泥水処理できる貯槽場で汚水タンクの液分を前記排出管に付属した開閉弁を開いて排出管から液分処理場へ排出できるようにしたことを特徴とする、汚泥運搬車
5) 前記送水管は前記ろ過箱に取付けられてろ過箱の送水口と連通した第1送水管と、同第1送水管の管端から送られる液分を受け入れて前記汚水タンクへ送り込む汚水タンク側に取付けられた第2送水管とからなり、しかも第1送水管の管端と第2送水管の液分を受け入れた管端とが搬送時の荷台が水平状態に保持された状態において、第1送水管の管端と第2送水管の管端が止水弾性体を介して接離可能に連通されてろ過箱の液分を汚水タンクへ送られるようにして、しかも荷台がダンプして傾動する状態では管端同士は分離されるようになる、前記4)記載の汚泥運搬車
6) ダンプ荷台である荷台の前記荷台前面側に固設されたろ過箱に取付けられる前記送水管の管端が、搬送時の荷台の水平保持状態で車体側に固設する汚水タンクの内部又は汚水タンクの液分受給口内に挿入される位置にあって搬送中ろ過箱内の液分を汚水タンクに送給でき、荷台のダンプ時には前記送水管の管端が上昇して汚水タンク内又は前記液分受給口から離れて、荷台及びこれに取付けたろ過箱とともに上方に持ち上る構造とした、前記4)記載の汚泥運搬車
7) 前記オーバーフロー口の前後にオーバーフロー口に流入する液分中の所定の粒径以上の固形分の流入を防止する粗いフィルターを設け、又前記一時貯水部の送水口の位置に前記粗いフィルターの篩目より細かな篩目の細かい細フィルターを設け、前記粗いフィルターによりろ過箱に粒径が大きい固形分の進入を防ぎ、又細フィルターにより汚水タンクには更にその細フィルターの篩目の粒径より大きい固形分が送られないようにして、一時貯水部と汚水タンクに固形分が多く沈殿して液分の貯水力の低下を防ぐようにした、前記1)~3)いずれか記載の汚泥運搬車
8) 前記オーバーフロー口の前後にオーバーフロー口に流入する液分中の所定の粒径以上の固形分の流入を防止する粗いフィルターを設け、又前記ろ過箱の送水口の位置に前記粗いフィルターの篩目より細かな篩目の細かい細フィルターを設け、前記粗いフィルターによりろ過箱に粒径が大きい固形分の進入を防ぎ、又細フィルターにより汚水タンクには更にその細フィルターの篩目の粒径より大きい固形分が送られないようにして、ろ過箱と汚水タンクに固形分が多く沈殿して液分の貯水力の低下を防ぐようにした、前記4)~6)いずれか記載の汚泥運搬車
9) 前記荷台の汚泥土の液分を吸引ポンプの吸引ホースで吸引して、同吸引ポンプの排出ホースのホース端を前記汚水タンク内となるように配置し、吸引した液分を直接汚水タンクに送給できるようにした液分吸引装置を設けた、前記1)~8)いずれか記載の汚泥運搬車
にある。
このような状態でオーバーフローの開口から流出した液分は荷台前面外側に設けた一時貯水部に収まり、又一時貯水部から送水管を介して車体前部に固設した汚水タンクへ送給して、オーバーフロー口から流出する液分を一時貯水部と汚水タンクに収容して道路に落下・流下しないようにする。又、荷台の液分の一部を一時貯水部と汚水タンクに一時貯えることで荷台の液分の水面を低くして、荷台から液分が道路上に流出・落下するのを少なくしている。
本実施例1は荷台がダンプ荷台の例であり、荷台前面の所定高さの左右それぞれに2個のオーバーフロー口3が設けられる。一時貯水部はオーバーフロー口3に対向した面を開放した荷台前面外側に取付けられた空箱状のろ過箱とし、更に同ろ過箱と下方の汚水タンクとを第1送水管と第2送水管でそれら管端が接離可能で連通して液分を送給できる構造とした例である。詳しくは、傾動する荷台側に取付けられる一時貯水部であるろ過箱と車体固定の汚水タンクとの間の送水管は一時貯水部のろ過箱に取付けられる第1送水管と、汚水タンク側に取付けられる長さが短くて管内径が第1送水管の管外径より大きい第2送水管とに分かれていて、搬送時の荷台が水平に保持される状態では同第2送水管の液分の受給口となる第2送水管の管端に第1送水管の管端が挿入され、液分が送給できるようになっている。又、第1送水管の管端の外周には液分飛散防止の止水弾性体のゴムリングが付設され、汚水タンクの上面から立ち上った短い第2送水管の管端の受給口の口縁と圧接して接続部での洩水を防止している。
又、荷台の汚泥土を排出するため荷台が傾動して、その荷台前面が持ち上る状態では第1送水管の管端が固定の汚水タンクの第2送水管の管端の受給口から引き抜かれて、第1送水管の管端が上方へ移動することを可能として荷台の傾動の支障にならないようにした例である。
G1は本発明の実施例1の10ton程積載できるダンプ荷台を使用した汚泥運搬車、1は運搬車の車体、10は汚泥運搬車G1の運転部、2はダンプできる荷台、20は荷台底面、21は荷台2の荷台前面、22は荷台2の荷台後面、221は荷台2の後部下方に設けた傾動のための回転軸(枢支軸)、23は荷台2の左右の荷台側面である。24は荷台後面22の煽の上方の回転軸、25は荷台2を傾動させる油圧シリンダーを用いた傾動手段、26は運搬車の車体のタイヤ、3は荷台2の荷台前面21の所定高さの左右位置に設けた2個のスリット状のオーバーフロー口(開口)、4は同オーバーフロー口の荷台前面21の外側に設けた直方体コップを横向けにした形状の一時貯水部であるろ過箱、41はオーバーフロー口3の開口に設けた粗いフィルター、42はろ過箱4の送水口、43は同送水口に接続された第1送水管、44は送水口42の位置に設けられた細かい篩目の細フィルターである。45は第1送水管43の管端、46は同管端の外周に設けた緩衝用及び防水用の止水弾性体であるゴムリングである。5は車体1側に固設した容量が450リットル程の汚水タンク、51は同汚水タンクに取付けた長さが短く管内径が第1送水管43の管外径より大きい受給口となる第2送水管、52は同第2送水管の管端の管口である受給口である。53は汚水タンクの底面に設けた排出管、54は同排出管の途中に設けた開閉弁、55は汚水タンクの空気開放管である。90は液分吸引装置、91は同液分吸引装置の吸引ホース、92は同吸引ホースの先端に取付けられた荷台内の液分を吸引するフィルター付吸引部、93は液分吸引装置の吸引ポンプ、94は同吸引ポンプの排出ホースで、ホース先端は汚水タンク5内に配置されている。95は吸引ポンプをON/OFF作動する制御線、96は同制御線の運転部10内に設けたON/OFF操作ボタンである。この液分吸引装置は荷台が固定の場合又はダンプ荷台の場合のいずれでも備えることができる。
本実施例1の荷台2はダンプ荷台であって、汚泥運搬車G1の運送中は図1に示すように、荷台2は油圧シリンダーを用いた傾動手段25によって車体1に水平を保持するようになっている。
荷台2に水分が多い汚泥土を積載された状態ではその汚泥土の液分は上層にあって、通常は荷台前面21にあるオーバーフロー口3の下方位置にある。
しかし、上記液分吸引装置90があれば、上記の液分の上面の水位レベルを低下して運搬中での液分の落下・飛散を低減できるが、液分吸引装置90は走行前ばかりでなく走行中に作動させることもできる。又は、液分吸引装置がない場合でも本発明で液分の落下・飛散を低減できる。
従って、ろ過箱4内部が大きい粒径の固形分で詰まることがないようにでき、又汚水タンク5も更に細フィルター44で細かな粒径の固形分と液体分だけを汚水タンク5に送給するので、汚水タンク5が細フィルター44の篩目の細かな粒径以上の固形分が流入して沈殿して汚水タンク5の液分の収容容量を減少させることがない。
このように、オーバーフロー口3から流入した荷台2中の液分は450リットル程汚水タンク5内に流入して貯えられる。これによって、荷台2の液分の上面が低下して荷台2からの液分のこぼれを少なくし、又オーバーフロー口3から流入した液分は汚水タンク5で貯えられるので道路を汚すことはない。
この図8,9の例では、ろ過箱4の底に設けた複数の送水口42に連通する複数の送水管の管端が直接汚水タンク5の上面に設けた液分飛散防止のゴムマスク80の管挿入用のX字状の切目81を押し分けて挿入することで、剛性がある送水管70の管端71を汚水タンク5の内部に挿入し、ろ過箱4の液分を確実に汚水タンク5内に送給できるようにした。運搬中の汚水タンク5内の液面が上下しても、上方のゴムマスク80によって汚水タンク5から飛散するのを防止している。
更に、荷台2がダンプして傾動しても送水管70はろ過箱4と荷台2とともに上・左右に移動して、汚水タンク5のゴムマスク80の切目81から引き抜かれて分離する。荷台2が下降すると、送水管70がゴムマスク80の切目81を押し拡げてその管端71を汚水タンク5内に挿入して液分の送給を確実に出来るようにしている。
1 車体
10 運転部
2 荷台
20 荷台底面
21 荷台前面
22 荷台後面
221 回転軸(枢支軸)
23 荷台側面
24 回転軸(枢支軸)
25 傾動手段
26 タイヤ
3 オーバーフロー口
4 ろ過箱(一時貯水部)
41 粗いフィルター
42 送水口
43 第1送水管
44 細フィルター
45 管端
46 ゴムリング
5 汚水タンク
51 第2送水管
52 受給口
53 排出管
54 開閉弁
55 空気開放管
90 液分吸引装置
91 吸引ホース
92 フィルター付吸引部
93 吸引ポンプ
94 排出ホース
95 制御線
96 操作ボタン
Claims (9)
- 荷台底面・荷台左右側面及び荷台前後面を水密に箱形状に組み立てられ且つ上方を開放した荷台を運搬車の車体後部に配置した汚泥運搬車において、
前記荷台の荷台底面から所要の高さの位置の荷台前面に前記荷台に積載した水分の多い泥水・汚泥又は土砂の汚泥土の液分のオーバーフローの開口を設け、
前記オーバーフローの前記開口から流出する汚泥土の液分を一時貯える一時貯水部を前記荷台前面の外側に取付け、一方前記一時貯水部に近い運搬車の車体に汚泥土の液分を貯える前記一時貯水部の収容液量より多い液量を貯える汚水タンクを固設し、前記荷台前面の外側に取付けた前記一時貯水部と前記車体側に固設した汚水タンクとの間に運搬時の荷台水平状態において、荷台側に取付けられた一時貯水部のタンク内の液分を車体側汚水タンク内に移送できる送水管が形成され、更に汚水タンクには内部の液分を外部へ排出する開閉弁付排出管を設け、汚泥運搬車の運搬時において荷台のオーバーフローの前記開口から流出する液分は一時貯水部に貯えられた後汚水タンクに移送されて汚水タンクに収容されて、荷台からのオーバーフローした液分を汚水タンクに貯えて液分の落下による道路の汚れを抑止でき、しかも汚水タンクの液分は液分処理設備のある場所で前記開閉弁を開いて前記排出管から液分処理場で排出できるようにしたことを特徴とする、汚泥運搬車。 - 請求項1において、荷台は車体後部に固設されるように配置され、前記荷台前面側に取付けられる一時貯水部内の液分を汚水タンク内に送る送水管は固定の配管である、請求項1記載の汚泥運搬車。
- 請求項1において、荷台は車体後部に固設されるように配置され、前記荷台前面側に取付けられた一時貯水部に設けた液分を吐出する送水管の管端は下方に配置された汚水タンク内まで延びて、一時貯水部内の液分は前記送水管により直接汚水タンクへ送給される構造とした、請求項1記載の汚泥運搬車。
- 荷台底面・荷台左右側面及び荷台前後面を水密に箱形状に組み立てられ且つ上方を開放した荷台を運搬車の車体後部下部の枢支軸まわりに前記荷台前部が傾動作動手段の作動で持ち上げられるように傾動可能としたダンプ荷台であり、しかも同荷台は運搬車の車体に水平状態にも保持できる構造とし、加えて前記荷台後面は前記運搬車の前記荷台の後端上方位置に設けた枢支軸まわりに回転できて、外側に向って揺動して前記荷台後面を開放できる構造の前記荷台を運搬車の車体後部フレームに設けたダンプ荷台の汚泥運搬車において、
前記荷台の荷台底面から所要の高さの位置の荷台前面に前記荷台に積載した水分の多い泥水・汚泥又は土の前記汚泥土に含まれた液分のオーバーフロー口を設け、同オーバーフロー口の荷台前面の外側開口の外周空間を囲う形状のろ過箱をオーバーフロー液分の一時貯水部として荷台前面の外側に設けて前記オーバーフロー口から流出する液分を一時貯えられる構造とし、しかも同ろ過箱は流入した液分を外部に送る送水口を有し、同送水口に接続した送水管を介してろ過箱内の液分は運搬車の車体前側に固設した汚水タンクへ送給でき、しかも同汚水タンクにはタンク内の液分を車体外に排出する開閉弁付排出管を設け、更に荷台側に取付けられた前記ろ過箱の前記送水管は前記荷台が搬送時の水平に保持された状態ではろ過箱の液分を汚水タンク内に送水出来る構造とし、且つ液分の多い汚泥土を荷台に積載して運送する場合は前記排出管の開閉弁を閉じて使用し、荷台に積載した汚泥土の液分が搬送時の運搬車の加速・減速又は旋回の運動によって荷台の所定高さの前記オーバーフロー口からオーバーフローした液分を前記ろ過箱で一時貯え、更に同ろ過箱内の液分は同ろ過箱の前記送水管により車体前部に固定した汚水タンク内に送り込み可能とし、ダンプ運搬車が走行中に荷台の汚泥土の液分が道路に落下して道路を汚さないように汚泥土を運び、所定の泥水処理できる貯槽場で汚水タンクの液分を前記排出管に付属した開閉弁を開いて排出管から液分処理場へ排出できるようにしたことを特徴とする、汚泥運搬車。 - 前記送水管は前記ろ過箱に取付けられてろ過箱の送水口と連通した第1送水管と、同第1送水管の管端から送られる液分を受け入れて前記汚水タンクへ送り込む汚水タンク側に取付けられた第2送水管とからなり、しかも第1送水管の管端と第2送水管の液分を受け入れた管端とが搬送時の荷台が水平状態に保持された状態において、第1送水管の管端と第2送水管の管端が止水弾性体を介して接離可能に連通されてろ過箱の液分を汚水タンクへ送られるようにして、しかも荷台がダンプして傾動する状態では管端同士は分離されるようになる、請求項4記載の汚泥運搬車。
- ダンプ荷台である荷台の前記荷台前面側に固設されたろ過箱に取付けられる前記送水管の管端が、搬送時の荷台の水平保持状態で車体側に固設する汚水タンクの内部又は汚水タンクの液分受給口内に挿入される位置にあって搬送中ろ過箱内の液分を汚水タンクに送給でき、荷台のダンプ時には前記送水管の管端が上昇して汚水タンク内又は前記液分受給口から離れて、荷台及びこれに取付けたろ過箱とともに上方に持ち上る構造とした、請求項4記載の汚泥運搬車。
- 前記オーバーフロー口の前後にオーバーフロー口に流入する液分中の所定の粒径以上の固形分の流入を防止する粗いフィルターを設け、又前記一時貯水部の送水口の位置に前記粗いフィルターの篩目より細かな篩目の細かい細フィルターを設け、前記粗いフィルターによりろ過箱に粒径が大きい固形分の進入を防ぎ、又細フィルターにより汚水タンクには更にその細フィルターの篩目の粒径より大きい固形分が送られないようにして、一時貯水部と汚水タンクに固形分が多く沈殿して液分の貯水力の低下を防ぐようにした、請求項1~3いずれか記載の汚泥運搬車。
- 前記オーバーフロー口の前後にオーバーフロー口に流入する液分中の所定の粒径以上の固形分の流入を防止する粗いフィルターを設け、又前記ろ過箱の送水口の位置に前記粗いフィルターの篩目より細かな篩目の細かい細フィルターを設け、前記粗いフィルターによりろ過箱に粒径が大きい固形分の進入を防ぎ、又細フィルターにより汚水タンクには更にその細フィルターの篩目の粒径より大きい固形分が送られないようにして、ろ過箱と汚水タンクに固形分が多く沈殿して液分の貯水力の低下を防ぐようにした、請求項4~6いずれか記載の汚泥運搬車。
- 前記荷台の汚泥土の液分を吸引ポンプの吸引ホースで吸引して、同吸引ポンプの排出ホースのホース端を前記汚水タンク内となるように配置し、吸引した液分を直接汚水タンクに送給できるようにした液分吸引装置を設けた、請求項1~8いずれか記載の汚泥運搬車。
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