JP7140691B2 - 非水電解液二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、非水電解液二次電池に関する。
近年、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素電池その他の二次電池は、車両搭載用電源、あるいはパソコンおよび携帯端末の電源等として重要性が高まっている。特に、リチウムイオン二次電池は、軽量で高エネルギー密度が得られるため、車両搭載用の高出力電源として好ましく用いられている。これらの二次電池の正極および負極には、電荷担体イオンを吸蔵、放出する活物質を含む活物質層が備えられている。例えば特許文献1には、正極の活物質層に、比表面積が1700m/g以上の活性炭を適切な設計条件で混合することにより、電池の出力特性を向上できることが記載されている。
特開2007-317582号公報
ここで、引用文献1の表1に示されるように、引用文献1の技術では、25℃における電池の出力特性は改善できることがわかる。しかしながら、-30℃における電池の出力特性については却って悪化する場合があることが確認できる。また本願発明者らの検討によると、比表面積が1700m/g以上の活性炭を正極活物質層に添加すると、活性炭の高い反応性により電池ケース内でガスが発生し、電池膨れが生じるという新たな課題が発生することが知られている。
そこで本発明の目的は、正極の活物質層に炭素材を含む電池であって、低温であっても電池の出力特性を改善することができ、かつ、ガス発生が抑制された電池を提供することにある。
ここに開示される非水電解液二次電池は、正極と負極と非水電解液とを備え、前記正極は、正極集電体上に正極活物質を含む正極活物質層を備えている。そして上記正極活物質層は、BET法に基づく比表面積が1200m/g以上1650m/g以下であり、かつ、結晶子のa軸方向の寸法La(10)が4.5nm以上である炭素材を含む。以下、「結晶子のa軸方向の寸法La(10)」を単に「La」と記載する場合がある。
この正極は、比表面積が十分に大きい炭素材を含むために電荷担体の吸蔵放出がスムーズに行なわれ、電池の出力特性が向上されている。また、炭素材の比表面積が大きすぎず、かつ、結晶子が十分に大きいことから、例えば-30℃の低温においても出力特性が改善され得る。なお一般に、比表面積の大きい炭素材を電極に含む電池においては、上記のとおり、炭素材によって電解液等が分解されやすく、ガス発生による電池膨れ等の問題が生じ得る。しかしながら、上記の炭素材は、比表面積が大きすぎず、かつ、結晶子が十分に大きいことから、活性点の増加が好適に抑制されており、上記効果を発現しつつ、ガス発生や電池膨れ等の問題が抑制されている。これにより、低温出力特性の改善と、ガス発生の抑制とが両立された電池が提供される。
ここに開示される電池の一態様において、上記炭素材は、上記正極活物質層に、0.25質量%以上2質量%以下の割合で含まれる。これにより、正極の抵抗増加を抑制しつつ、上記効果を好適に発揮することができる。
ここに開示される電池の一態様において、上記非水電解液は、電解質と、上記電解質を溶解する非水溶媒とを含み、上記非水溶媒は、環状カーボネートと鎖状カーボネートとを合計で、当該非水電解液の90質量%の割合で含む。このような構成の電解液は、高活性な炭素材により分解されやすく、電池ケース内にガスを発生し得る。しかしながら、ここに開示される電池に用いられる炭素材は、比表面積が十分に高いながらも、活性点が良好に低減されており、電解液の分解等が好適に抑制され得る。したがって、当該炭素材を含む正極は、活性の高い炭素材によって分解されやすい非水溶媒を含む電池に好適に適用することができる。これにより、出力特性の改善に加えて、ガス発生の問題が抑制された電池が提供される。
なお、本明細書において、「比表面積」は、例えば吸着質として窒素(N)ガスを用いたガス吸着法(定容量吸着法)によって測定されたガス吸着量に基づき、BET法(例えばBET一点法)により解析されて算出された表面積をいう。
また、本明細書において、「炭素材の結晶子のa軸の寸法La(10)」は、学振法に準じて測定された値を採用している。具体的には、Cukα線を用いたX線回折(X-ray Diffraction:XRD)分析により得られた回折ピークプロファイルから、2θ=43°付近に観測される(hk)=(10)面からの回折線について半価幅を測定し、Scherrerの式により算出した値である。なお、Scherrer式における比例定数としてはk=0.94を採用している。
一実施形態に係る電池の構造を模式的に示す縦断面図である。 各例の炭素材における比表面積とLaとの関係を例示したグラフである。
以下、ここに開示される技術による実施の形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本技術の実施に必要な事柄(例えば、本技術を特徴付けない電池の一般的な構成および製造プロセス)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本技術は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。なお、本明細書において、数値範囲を示す「A~B」との表記は、A以上B以下を意味する。
本技術において「二次電池」とは、繰り返し充放電可能な蓄電デバイス一般をいい、いわゆる蓄電池ならびに電気二重層キャパシタ等の蓄電素子等を包含する用語である。また、非水電解液二次電池とは、非水系の電解液中に含まれる電解質イオンを電荷担体として利用する二次電池をいう。以下、電池がリチウムイオン二次電池である場合を例に、本技術について説明する。なお、本明細書において「リチウムイオン二次電池」とは、電荷担体としてリチウムイオンを利用し、正負極間におけるリチウムイオンに伴う電荷の移動により充放電が実現される二次電池をいう。
図1は一実施形態に係る非水電解液二次電池(以下、単に「電池」等という場合がある。)1の縦断面図である。図中の符号X、Y、およびZは、それぞれ電池1の厚み方向、幅方向、および高さ方向を示している。ここに開示される電池1は、正極22と負極24と非水電解液(図示せず)とを備えている。これらは典型的には電池ケース10に収容される。本実施形態の電池ケース10は、これに限定されるものではないが、厚みの薄い(扁平な)直方体形状を有している。電池ケース10は、ケース本体12と、蓋部材14とを備えている。ケース本体12は、有底の角筒形であり、一つの面が開口した筐体である。蓋部材14は、ケース本体12の開口に装着されて、ケース本体12の開口を密閉する。電池ケース10の材質は特に制限されない。一例として、電池ケース10は、高強度であり比較的軽量で熱伝導性が良好な金属材料であることが好ましく、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、ニッケルめっき鋼等であってよい。
蓋部材14には、外部接続用の正極端子42および負極端子44が、蓋部材14とは絶縁された状態で取り付けられている。正極端子42および負極端子44は、電池ケース10(蓋部材14)を貫通して電池ケース10の外部に突出している。正極端子42および負極端子44は、電池ケース10内で、正極集電端子42aおよび負極集電端子44aに電気的に接続されるとともに機械的に固定されている。なお、これらの正極集電端子42aおよび負極集電端子44aは、銅、ニッケル、アルミニウム合金等の電気伝導性の良好な金属により構成することができる。本実施形態における蓋部材14には電池ケース10内の内圧を開放するように設定された薄肉の安全弁16と、非水電解液を注入するための注液孔18aとが設けられている。注液孔18aは、注液栓18bによって気密に封止されている。電極体20を収容したケース本体12は、蓋部材14が溶接等により接合されている。
電極体20は、電池1の蓄電要素である。本実施形態における電極体20は、捲回型電極体である。電極体20は、長尺のシート状の正極22と、長尺のシート状の負極24とを、2枚の長尺シート状のセパレータ26を介して互いに絶縁して重ね合わせた状態で、正・負極22、24の長手方向に直交する幅方向を捲回軸として捲回され、断面が長円形となるように成形されている。この電極体20は、正・負極22、24の幅方向(すなわち捲回軸方向)が電池ケース10の幅方向Yに、断面の長円形の長軸が高さ方向Zとなるように、電池ケース10内に収容されている。ここで、電極体20の正極22は正極集電端子42aに、負極24は負極集電端子44aに溶接されている。正極集電端子42aおよび負極集電端子44aは、それぞれ幅方向Yの両端において電極体20に固定され、電極体20を蓋部材14から離間した位置に安定的に支持している。これにより、電極体20は、電池ケース10内での位置が規定されるとともに、電池ケース10とは離間されつつ、正極端子42と負極端子44とにそれぞれ電気的に接続される。
正極22は、帯状の正極集電体と、この正極集電体の表面に固着された多孔質の正極活物質層とを備える。正極集電体としては、正極電位に対する化学的耐久性を備え、導電性の良好な金属を用いることができる。例えば、シート状のアルミニウムまたはアルミニウム合金、ステンレス鋼、ニッケル等が好適に用いられる。正極集電体には、例えば幅方向の一方の端部に沿って、集電のための集電部が設けられている。正極活物質層は、これに限定されるものではないが、通常、集電体の両面であって、集電体の集電部以外の領域に設けられる。
正極活物質層は正極活物質と炭素材とを含む。正極活物質は、リチウムイオンを吸蔵及び放出可能な材料により構成される。正極活物質は、後述の負極活物質に対して相対的にリチウムイオンの吸蔵放出電位の高い材料を用いることができる。正極活物質としては、リチウム元素と一種または二種以上の遷移金属元素とを含むリチウム含有化合物を好適に用いることができる。例えば、層状岩塩型、スピネル型またはオリビン型の結晶構造を有するリチウム遷移金属酸化物が好適例として挙げられる。かかるリチウム遷移金属酸化物は、具体的には、リチウムニッケル複合酸化物(例えばLiNiO)、リチウムコバルト複合酸化物(例えばLiCoO)、リチウムマンガン複合酸化物(例えばLiMn)、或いは、リチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物(例えばLiNi1/3Co1/3Mn1/3)、オリビン型リン酸鉄(LiFePO)等であり得る。このような正極活物質は、典型的には微細な一次粒子が凝集(集合)して二次粒子(凝集体)の形態をなしている。
正極活物質層は、正極活物質を主成分として含む。ここで主成分とは、正極活物質層中に正極活物質が50質量%以上の割合で含まれることを意味する。正極活物質は、出力密度を高める観点から、正極活物質層中に凡そ70質量%以上、好ましくは75質量%以上、より好ましくは80質量%以上、例えば85質量%以上の割合で含まれるとよい。しかしながら、後述する他の材料を含むことも好ましいことから、正極活物質は正極活物質層中95質量%以下、例えば95質量%以下の割合で含まれていてもよい。正極活物質の形状は特に限定されないが、例えば二次粒子の平均粒径は20μm以下であるとよく、典型的には0.1~20μm、例えば1~15μmであり得る。また、比表面積は0.1m/g以上(典型的には0.5m/g以上、例えば1m/g以上)であって、5m/g以下(典型的には3m/g以下、例えば2m/g以下)であり得る。また、必ずしもこれに限定されるものではないが、正極活物質層の平均厚みは、例えば約5μm以下(小型二次電池用)ではなく、平均厚みが約5μm超過、例えば10μm以上(車載用の高出力電池等)、典型的には50μm以上、例えば100μm以上であることが好ましい。
なお、本明細書において「平均粒径」とは、一般的なレーザー回折・光散乱法に基づく粒度分布測定によって測定した体積基準の粒度分布おいて、累積50%に相当する粒径(D50粒径、メジアン径ともいう。)をいう。
炭素材は、電解液中のイオンを電気的に吸着して、正極活物質中への電荷担体の移動を円滑に推進する機能を有する。換言すれば、正極活物質と炭素材と非水電解液(より詳細には、非水電解液に溶媒和された電荷担体)との三相界面を好適に整える作用を発現する。このことにより、例えば環境温度条件に左右されることなく電池の低抵抗化および出力密度の向上を実現することができる。なお、この炭素材は、後述する導電材とは異なり、正極活物質層の導電性を高めるための材料とは区別される。例えば、炭素材の圧粉体抵抗率は、例えば0.5g/cmのときに50Ωcm以上であり得る。
炭素材は、BET法に基づく比表面積が1200m/g以上1650m/g以下であって、かつ、結晶子のa軸方向の寸法Laが4.5nm以上である物質を用いるとよい。比表面積が1200m/gに満たないと、単位質量当たりの活性点が少なすぎて、上記効果を十分に得られないために好ましくない。比表面積は、1300m/g以上がより好ましく、1400m/g以上が特に好ましく、例えば1450m/g以上がより好ましい。しかしながら、本発明者らの検討によると、炭素材の比表面積が1650m/gよりも大きすぎると、単位質量当たりの活性点が多くなりすぎて、非水電解液の分解等の弊害が発生し得ることを知見した。かかる観点から、比表面積は1600m/g以下がより好ましく、1550m/g以下がより好ましく、例えば1500m/g以下であってよい。
炭素材は、基本的に、炭素六角網面が積層された結晶構造を有する。そしてここに開示される炭素材は、2次元グラファイトの(hk)面における結晶子のa軸方向の寸法Laが、4.5nm以上の比較的大きいものを用いるようにしている。Laが4.5nmに満たないと面内の結晶性が低く、単位質量当たりにエッジ部が相対的に多く存在することとなり、活性点が多くなりすぎて上記の非水電解液の分解等の弊害が発生し得るために好ましくない。Laは、5nm以上がより好ましく、5.5nm以上が特に好ましく、6nm以上がさらに好ましい。Laの上限は限定されない。しかしながら、上記のとおりの比較的大きな比表面積と比較的大きなLaとを併せ持つ炭素材は、これまでに電池材料用の炭素質材料としては提供されていないものとなり得る。
このような性状を有する炭素材は、例えば上記条件を満たす活性炭を好ましく用いることができる。活性炭とは、炭素含有原料を水蒸気、炭酸ガス等のガスとの共存下で加熱して活性化させるガス賦活処理や、水酸化カリウム等のアルカリ成分等からなる賦活剤と炭素含有原料との混合物を加熱して活性化させる薬剤賦活処理などが施された、多孔質の炭素を主な成分とする物質のことをいう。活性炭の原料となる炭素含有原料としては、難黒鉛化性炭素(ハードカーボンと称される)や易黒鉛化炭素およびこれらの混合物が挙げられる。ハードカーボンとしては、例えば、木材、おがくず、木炭、ヤシガラ、セルロース系繊維、合成樹脂(例えば、フェノール樹脂)が挙げられる。易黒鉛化炭素としては、例えば、コークス(例えば、ピッチコークス、ニードルコークス、石油コークス、石炭コークス)、ピッチ(例えば、メソフェーズピッチ)、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリアクリロニトリル(PAN)等が挙げられる。上記比表面積条件を満たす活性炭は、炭素含有原料の性状にもよるため一概には言えないが、ガスおよび薬剤種を選択することで高比表面積化し、かつ、炭化処理の温度を800~2000℃の高温とすることで高La化することが例示される。なお、本発明者らの知見によると、上記比表面積条件よりも比表面積が大きく、かつ、La条件を満たす炭素材(例えば、比表面積が1700m/g以上でLaが4.5nm以上の炭素材)はこれまでに存在していない。
このような炭素材は、特に制限されるものではないが、平均粒子径が約10μm以下であるとよく、典型的には約8μm以下、好ましくは約6μm以下であり、また、典型的には約0.5μm以上、好ましくは約1μm以上、例えば約1.5μm以上であり得る。炭素材は、正極活物質層中に凡そ0.25質量%以上10質量%以下の割合で含まれるとよい。0.25質量%以上であることで、炭素材による上記効果を適切に発現することができる。炭素材は、正極活物質層中に0.5質量%以上であることが好ましく、0.75質量%以上がより好ましい。その一方で、上記のとおりの比表面積とLaとを備える炭素材は電気伝導性がさほどよくない。そのため正極活物質層中に10質量%を超えて含まれると抵抗成分となり得る。したがって、炭素材は、正極活物質層中に7質量%以下であることが好ましく、5質量%以下がより好ましい。
上記の正極活物質および炭素材は、それらのみでは抵抗率が比較的高いために好ましくない。したがって、正極活物質層は、上記の正極活物質および炭素材以外の成分として、例えば導電材を含むことができる。導電材としては、例えば、圧粉体抵抗率が0.5g/cmのときに50Ωcm未満の高導電性の材料を好ましく用いることができる。上記圧粉体抵抗率は1Ωcm以下や0.1Ωcm以下であってよい。このような導電材の種類は特に制限されるものではなく、例えば、黒鉛や、アセチレンブラック、ケッチェンブラック等のカーボンブラック、気相成長カーボン繊維、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、その他の炭素質材料が軽量である点において好適に用いることができる。このような導電材は、電極活物質層の総量を100質量%としたとき、例えば、1質量%以上の割合で含むことができる。導電材の割合は、例えば1~12質量%の範囲内であってよく、2~10質量%の範囲内であってよい。なお一例として、これらの導電材の比表面積は、10~2000m/g程度、一般的には10~300m/g程度であり、Laは1.6~4.0nm程度、一般的には、1.6~3.0nm程度である。
正極活物質層は、その他の成分として、上記の正極活物質および炭素材等の材料を結着するバインダ等を含み得る。バインダとしては特に制限されず、例えば、この種の電池のバインダとして用いることができる結着性を有する各種の有機化合物を用いることができる。例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリトリフルオロエチレン、ポリエチレン、セルロース樹脂、アクリル樹脂、ビニル樹脂、ニトリルゴム、ポリブタジエンゴム、ブチルゴム、ポリスチレン、スチレンブタジエンゴム、スチレンブタジエンラテックス、多硫化ゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、フッ素ゴム等が挙げられる。バインダは、上記のいずれか1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。このバインダは、電極活物質層の総量を100質量%としたとき、例えば、0.5質量%以上の割合で含むことができ、例えば0.5~10質量%の範囲内であってよく、1~5質量%の範囲であってよい。
負極板は、帯状の負極集電体と、この負極集電体の表面に固着された多孔質の負極活物質層とを備える。負極24を構成する負極集電体としては、正極集電体と同様の観点から、例えばシート状の、銅または銅合金、ステンレス鋼、ニッケル等が好適に用いられる。負極集電体には、例えば幅方向の一方の端部に沿って、集電のための集電部が設けられている。負極活物質層は、これに限定されるものではないが、通常、集電体の両面であって、集電体の集電部以外の領域に設けられる。
負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵及び放出可能な、炭素質材料、酸化物系材料、金属材料および非晶質材料等の各種の材料であって、前述の正極活物質に対して相対的にリチウムイオンの吸蔵放出電位の低い材料を用いることができる。負極活物質としては、典型的には、黒鉛、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、カーボンナノチューブ等の炭素質材料や、リチウム(Li)、シリコン(Si)、スズ(Sn)等の金属ならびにこれらの酸化物(例えば、SiO、SnO)、金属とリチウムとの合金(例えば、LiSi、LiSn、LiAl等)等が好適例として挙げられる。これらはいずれか1種または2種以上を採用することができる。中でも、リチウムイオンを吸蔵することでリチウム基準電位近くにまで電位が下がり、強い還元力を示す天然黒鉛や、この天然黒鉛に非晶質炭素をコーティングした非晶質炭素被覆黒鉛等の使用が好ましい。
負極活物質層は、負極活物質を主成分として含む。負極活物質は、出力密度を高める観点から、負極活物質層中に凡そ80質量%以上、好ましくは85質量%以上、より好ましくは90質量%以上、例えば95質量%以上の割合で含まれるとよい。しかしながら、後述する他の材料を含むことも好ましいことから、負極活物質は負極活物質層中98量%以下、例えば95質量%以下の割合で含まれていてもよい。負極活物質の形状は特に限定されないが、例えば平均粒径は20μm以下であるとよく、好ましくは10μm以下、典型的には約5μm以下であり、また、典型的には約0.1μm以上、好ましくは約0.5μm以上であり得る。必ずしもこれに限定されるものではないが、負極活物質層の平均厚みは、例えば約5μm以下(小型二次電池用)ではなく、平均厚みが約5μm超過、例えば10μm以上(車載用の高出力電池等)、典型的には50μm以上、例えば100μm以上であることが好ましい。
負極活物質層は、その他の成分として、上記の正極におけるのと同様のバインダと、増粘剤等を含み得る。バインダとしては特に制限されないが、例えば、この種の電池のバインダとして用いることができる結着性を有する各種の有機化合物を用いることができる。好ましくは、例えば、ブチルゴム、ポリスチレン、スチレンブタジエンゴム、スチレンブタジエンラテックス、多硫化ゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、フッ素ゴム等が挙げられる。中でも、例えばスチレンブタジエンゴム(SBR)等を好適に使用し得る。このバインダは、電極活物質層の総量を100質量%としたとき、例えば、0.5質量%以上、例えば0.5~10質量%の範囲内であってよく、1~5質量%の範囲であってよい。増粘剤としては、例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)等を使用し得る。バインダは、上記のいずれか1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
セパレータ26としては、正極22と負極24とを電気的に絶縁し、かつ、電荷担体の移動を可能にする各種の絶縁シートを用いることができる。セパレータ26としては、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、セルロース、ポリアミド等の樹脂から成る多孔性シートが挙げられる。かかる多孔性シートは、単層構造であってもよく、二層以上の積層構造(例えば、PE層の両面にPP層が積層された三層構造)であってもよい。セパレータ26の表面には、無機粒子がバインダにより層状に形成された耐熱層(HRL)が設けられていてもよい。
非水電解液としては、典型的には、非水溶媒中に電解質塩(例えば、リチウムイオン二次電池ではリチウム塩)を溶解または分散させたものを用いることができる。非水溶媒としては、カーボネート類、エーテル類、エステル類、ニトリル類、スルホン類、ラクトン類等の各種の有機溶媒の1種または2種以上を特に制限なく用いることができる。例えば、具体的には、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジエチルカーボネート(DEC)等に代表される鎖状カーボネートや、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、メチルエチレンカーボネート、エチルエチレンカーボネート等の環状カーボネートの使用が好ましい。これらはフッ素化されたものであるとサイクル特性等の面でより好ましい。フッ素化カーボネートの好適例としては、メチル2,2,2-トリフルオロエチルカーボネート(MTFEC)等のフッ素化鎖状カーボネート、モノフルオロエチレンカーボネート(FEC)、ジフルオロエチレンカーボネート(DFEC)等のフッ素化環状カーボネートが挙げられる。支持塩としては、一般的な非水電解液二次電池に用いられる各種のもののうち、1種または2種以上を適宜選択して使用することができる。例えば、LiPF、LiBF、LiClO、LiAsF、Li(CFSON、LiCFSO等のリチウム塩を用いることが例示される。電解質塩は、非水電解液における濃度が0.7mol/L~1.3mol/L程度の範囲内となるように調製することが好ましい。なお、非水電解液には、本技術の効果を著しく損なわない限りにおいて、例えば、ビフェニル(BP)、シクロヘキシルベンゼン(CHB)等のガス発生剤;その他の被膜形成剤;分散剤;増粘剤等を含んでいてもよい。
以上のようにして構成されるリチウムイオン二次電池1は、各種用途に利用可能である。好適な用途としては、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)等の車両に搭載される駆動用電源が挙げられる。リチウムイオン二次電池1は、典型的には複数個を直列および/または並列に接続してなる組電池の形態でも使用され得る。
なお、上記説明では、扁平捲回型の電極体20を備える角形のリチウムイオン二次電池1について説明した。しかしながら、電池1は、複数の板状の正極22および負極24がセパレータ26を介して積層された積層型電極体20を備えていてもよい。このとき、それぞれの正極集電体および負極集電体には、集電のためのタブが設けられていてもよい。また、電池1は、非水電解液に代えて、固体電解質やゲル状電解質を備えていてもよい。この場合、電池ケース10の蓋部材14には、注液孔18aおよび注液栓18bが備えられていなくてもよい。さらに、電池1は、アルミニウム合金からなる角型電池ケース10に代えて、ステンレス鋼等の他の金属、樹脂等からなる電池ケースや、ラミネートフィルムよりなる電池バック等を備えていてもよい。
以下、本技術に関する実施例を説明するが、本技術を以下の実施例に示すものに限定することを意図したものではない。
炭素材として、異なる賦活条件(炭素源、賦活剤の種類、熱処理条件等)で調製した7とおりの活性炭(実施例1~3,比較例1~5)を用意した。これらの活性炭の比表面積と結晶子のa軸方向の寸法Laとを測定した。比表面積は、窒素ガス吸着等温線からBET法により解析した値を採用した。また、結晶子のa軸方向の寸法La(10)は、株式会社リガク製のXRD分析装置UltraX18を使用したXRD分析に基づき算出した。これらの結果を、下記の表1に示した。また、用意した活性炭の比表面積とLaとの関係を図2に示した。
正極活物質粉末としてのLiNi1/3Co1/3Mn1/3(LNCM)と、導電材としてのアセチレンブラック(AB)と、上記で用意した炭素材(C)と、バインダとしてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)とを、LNCM:AB:C:PVdF=90:8:2:3の質量比で、分散媒(溶剤)としてN-メチルピロリドン(NMP)と混合し、正極用スラリーを調製した。このスラリーを、長尺状のアルミニウム箔の幅方向の一端に沿って非塗工部を残し、その他の領域に帯状に両面に塗布して乾燥した後、ロールプレスすることにより、正極シートを作製した。なお、アセチレンブラックとしては、比表面積が約40m/gのものを用いた。
負極活物質として、天然黒鉛系炭素質材料(C)と、バインダとしてのスチレンブタジエンゴム(SBR)と、増粘剤としてのカルボキシメチルセルロース(CMC)とを、C:SBR:CMC=98:1:1の質量比で分散媒としてのイオン交換水と混合して、負極用スラリーを調製した。このスラリーを、長尺状の銅箔の幅方向の一端に沿って非塗工部を残し、その他の領域に帯状に両面に塗布して乾燥した後、ロールプレスすることにより、負極シートを作製した。
セパレータシートとして、PP/PE/PPの三層構造の多孔質ポリオレフィンシートを2枚用意した。そして、正極シートと負極シートとをセパレータシートを介して互いに絶縁させた状態で積層し、断面が略長円形となるように捲回することで電極体を作製した。正極シートと負極シートとは、負極活物質層が正極活物質層の両端から幅方向で突出するように、また、正極シートおよび負極シートの非塗工部(集電箔)が幅方向の異なる方向に突出するように重ね合わせた。
電解質として、エチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とをEC:DMC:EMC=30:40:30の体積比で混合した混合溶媒に、LiPFを1.0mol/Lの濃度で溶解させた非水電解液を用意した。また、電池ケースとして、角型のケース本体と蓋部材とからなるアルミニウム合金製の電池缶を用意した。蓋部材には、予め正極集電端子および負極集電端子の一端を溶接し、用意した電極体の捲回の軸方向の両端に突出している正極および負極の非塗工部に他端をそれぞれ溶接することで、電極体を蓋部材に固定した。そして蓋部材に固定した電極体を、ケース本体の上部の開口からケース本体に挿入し、蓋部材をケース本体に嵌め合わせた後、蓋部材とケース本体とをレーザー溶接することで電池ケースを封止した。次いで、蓋部材の注液孔から所定量の非水電解液を電池ケース内に注液し、注液孔を封口部材で塞いだのち、注液孔と封口部材とをレーザー溶接することで電池ケースを気密に封止した。これにより、評価用のリチウムイオン二次電池(電池組立体)を得た。
[低温出力評価]
用意した各リチウムイオン二次電池を25℃の環境にて安定させ、活性化処理を施した。活性化処理としては、各リチウムイオン二次電池に対し、25℃で4.1Vまで定電流充電したのち、60℃の環境で20時間保持するエージング処理を施すものとした。
この活性化処理の後、各リチウムイオン二次電池の充電率(state of charge:SOC)を27%に調整し、-35℃の環境で6時間静置した。そして-35℃の低温で、所定の複数の出力(W)で定電力放電を行い、これらの測定結果から、所定の時間で所定の電圧に至る出力値を算出して低温出力(W)とした。得られた低温出力は、比較例1を基準(100)にして規格化した値を、下記の表1の「低温出力」の欄に表示した。
[エージング後のガス発生量の評価]
各リチウムイオン二次電池を組立てる際に、電池ケース内に内圧センサを取り付けた。そして上記と同様、25℃の環境で4.1Vまで定電流充電したのち、60℃の環境で20時間エージングする活性化処理を行った。そして、各リチウムイオン二次電池を25℃の環境で安定させたときのケース内の内圧センサ値から、二次電池のガス発生量を計測した。得られたガス発生量は、比較例1を基準(100)にして規格化した値を、下記の表1の「ガス発生量」の欄に表示した。
Figure 0007140691000001
[評価]
表1に示すように、正極活物質層に炭素材が含まれていない比較例1の電池は、全例の中で2番目に低温出力が悪く、ガス発生量は全例の中で4番目に多いという結果であった。これに対し、比表面積が1000m/gを超える炭素材を2%添加した各例の電池は、低温出力特性やガス発生量が様々に変化することがわかった。具体的には、比較例2~4の電池では、比表面積が1650m/gを越えて十分に大きいが、Laが4.1nm以下と十分に発達していない炭素材を用いた例である。この比較例2~4では、炭素材を含まない比較例1の電池よりも低温出力は改善されるものの、過充電時のガス発生量が増大して、安全性が懸念されることが確認された。比表面積が大きい上に結晶子の小さい炭素材を用いると活性点が著しく増大し、意図せず電解液を分解してしまうことがわかった。
また、比較例5の電池は、Laは6.3nmと十分に発達しているが、比表面積が1017m/gとカーボンブラックなどと比較すると十分に大きいものの1200m/gには満たない炭素材を用いた例である。この比較例5では、炭素材を含まない比較例1の電池よりも過充電時のガス発生量が減少するものの、低温出力特性が悪化してしまうことが確認された。低温出力特性を改善するという目的からは、炭素材の比表面積は、1017m/gよりも大きいことが望ましいことがわかった。
これに対し、実施例1~3の電池は、比表面積が1200m/g以上と十分に大きく、また、Laも4.5nm以上と十分に発達している炭素材を用いた例である。これらの実施例1~3では、炭素材を含まない比較例1の電池よりも低温出力特性が改善され、かつ、過充電時のガス発生量も減少することが確認された。実施例1~3の炭素材の性状と電池性能とを比較すると、低温出力特性とガス発生量とは背反する関係にあることが予想できる。しかしながら、炭素材の比表面積を1200~1650m/g程度の大きさとし、かつ、Laを4.5nm以上とバランスよく整えることで、低温出力特性の向上とガス発生量の低減とを好適に両立できることがわかった。ここに開示される技術によると、例えば、低温出力特性は、炭素材を含まない比較例1の電池に対して15%以上改善され、また、過充電時のガス発生量は95%以下に低減されることがわかった。
以上のことから、上記した本実施形態に係る電池によれば、不可避的に電池ケース内に入り込む金属異物が電極体に混入するのを抑制し、この金属異物に起因する微小短絡の発生を抑制できることがわかる。以上、本技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
1 電池
10 電池ケース
12 ケース本体
14 蓋部材
20 電極体
22 正極
24 負極
26 セパレータ

Claims (2)

  1. 正極と負極と非水電解液とを備え、
    前記正極は、正極集電体上に正極活物質を含む正極活物質層を備えており、
    前記正極活物質層は、
    BET法に基づく比表面積が1200m/g以上1650m/g以下であり、か
    つ、結晶子のa軸方向の寸法La(10)が4.5nm以上である炭素材を含
    前記炭素材は、前記正極活物質層に0.25質量%以上2質量%以下の割合で含まれる、非水電解液二次電池。
  2. 前記非水電解液は、電解質と、前記電解質を溶解する非水溶媒とを含み、
    前記非水溶媒は、環状カーボネートと鎖状カーボネートとを合計で、当該非水電解液の
    90質量%の割合で含む、請求項1に記載の非水電解液二次電池。
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