JP7140602B2 - ウェアラブル端末及び表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、ウェアラブル端末に関する。
特許文献1には、画像光を反射して観察者の眼に投射するハーフミラーを備えるヘッドマウントディスプレイに、ハーフミラーを透過した画像光が透過する際に外界からの視認性を低下可能とした視認性阻害部材を設ける技術が開示されている。
特開2012-159680号公報
頭部装着型のウェアラブル端末の表示面にパソコン等の画面を現実空間に重ねて表示させる場合、例えば休憩等のためにウェアラブル端末を取り外すと、取り外したウェアラブル端末に表示される画面を見た他人に情報が漏洩する危険がある。
そこで、本発明は、表示機能を有するウェアラブル端末が取り外された場合における情報の漏洩を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、頭部装着型のウェアラブル端末であって、自端末を装着したユーザの視界に位置する透過型の表示面と、自端末が前記ユーザの頭部から外されたことを検知する取外検知部と、前記ユーザによる操作デバイスの操作に応じて動作する処理装置の画面を前記表示面に表示させ、前記検知が行われた場合に前記表示面に表される情報量を減少させる表示制御部と、自端末が前記ユーザの頭部に装着されたことを検知する装着検知部と、自端末の移動を検知する移動センサとを備え、前記表示制御部は、前記装着検知部による装着の検知が行われてから認証処理が行われた場合に前記情報量を元に戻し、前記認証処理が行われた後に、前記取外検知部による検知が行われてから前記装着検知部による検知が行われるまで前記移動センサが移動を検知し続けている場合は、前記ユーザが自端末を頭部から外してから再び頭部に装着した後における再度の前記認証処理が行われなくても前記装着検知部による検知が行われた場合に前記情報量を元に戻すウェアラブル端末を提供する。
また、自端末に設けられて前記ユーザの生体情報を検出する生体センサを備え、前記表示制御部は、前記生体センサが前記ユーザに固有の情報を検出する処理を当該ユーザの認証処理として用いてもよい。
また、自端末を持つ際に前記ユーザが触れる位置への接触を検知する接触センサを備え、前記表示制御部は、前記認証処理が行われた後に、前記取外検知部による検知が行われてから前記装着検知部による検知が行われるまで前記接触センサが接触を検知し続けている場合は、前記ユーザが自端末を頭部から外してから再び頭部に装着した後における再度の前記認証処理が行われなくても前記装着検知部による検知が行われた場合に前記情報量を元に戻してもよい。
また、前記表示制御部は、前記取外検知部による検知が行われても所定の時間は前記情報量を減少させず、当該時間が経過する前に前記装着検知部による検知が行われた場合は前記情報量の減少を行わなくてもよい。
また、前記表示面に表示される情報の重要度を判定する判定部を備え、前記表示制御部は、判定された前記重要度が高いほど前記時間を短くしてもよい。
また、本発明は、上記のウェアラブル端末と、前記ウェアラブル端末を装着したユーザによって操作される操作デバイスと、前記操作デバイスへの操作に応じて動作し、自装置の画面が前記ウェアラブル端末に表示される処理装置とを備える表示システムを提供する。
本発明によれば、表示機能を有するウェアラブル端末が取り外された場合における情報の漏洩を抑制することができる。
実施例に係るARPCシステムの全体構成を表す図 パソコンのハードウェア構成を表す図 ウェアラブルグラスのハードウェア構成を表す図 投影装置の構成を表す図 ARPCシステムが実現する機能構成を表す図 情報量減少処理による表示の変化の例を表す図 表示制御処理における動作手順の一例を表す図 変形例で実現される機能構成の一例を表す図 変形例のハードウェア構成の一例を表す図 変形例で実現される機能構成の一例を表す図 変形例で実現される機能構成の一例を表す図 変形例で実現される機能構成の一例を表す図 待機時間テーブルの一例を表す図
[1]実施例
図1は実施例に係るARPCシステム1の全体構成を表す。ARPCシステム1は、AR(Augmented Reality:拡張現実)の技術を用いてPC(Personal Computer:パーソナルコンピュータ(パソコンとも言う))を利用するためのシステムである。
ARPCシステム1は、パソコン10と、ウェアラブルグラス20とを備える。パソコン10は、いわゆるパーソナルコンピュータであり、キーボード等の操作デバイスを備える。本実施例のパソコン10は、キーボードと一体になっており、キーボードの筐体の中にプロセッサ等のパソコン本体を構成する部品が格納されている。パソコン10は、それらの操作デバイスへの操作に応じて処理の実行等の動作を行う。パソコン10は本発明の「処理装置」の一例である。
ウェアラブルグラス20は、ユーザの頭部に装着されて使用される(つまり頭部装着型の)ウェアラブル端末であり、具体的にはメガネ型のウェアラブル端末である。ウェアラブルグラス20は本発明の「ウェアラブル端末」の一例である。パソコン10及びウェアラブルグラス20は、本実施例では、図1に表すように有線で接続されている。なお、両装置の接続は無線であってもよい。
ウェアラブルグラス20は、背景が透過して見える表示面を有し、その表示面にパソコン10の画面を表示する。この表示された画面を見るユーザ、すなわち、ウェアラブルグラス20を装着したユーザによって、パソコン10が備える操作デバイスが操作される。このように、パソコン10は、操作デバイスへの操作に応じて動作すると共に、自装置の画面がウェアラブルグラス20に表示される。
図2はパソコン10のハードウェア構成を表す。パソコン10は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信装置14と、入力装置15と、バス16という各装置と、それらの装置を格納するキーボード筐体19とを備えるコンピュータである。なお、ここでいう「装置」という文言は、回路、デバイス及びユニット等に読み替えることができる。また、各装置は、1つ又は複数含まれていてもよいし、一部の装置が含まれていなくてもよい。
プロセッサ11は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ11は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。また、プロセッサ11は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール及びデータ等を、ストレージ13及び/又は通信装置14からメモリ12に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。
各種処理を実行するプロセッサ11は1つでもよいし、2以上であってもよく、2以上のプロセッサ11は、同時又は逐次に各種処理を実行してもよい。また、プロセッサ11は、1以上のチップで実装されてもよい。プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
メモリ12は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)及びRAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ12は、レジスタ、キャッシュ及びメインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。メモリ12は、前述したプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール及びデータ等を保存することができる。
ストレージ13は、コンピュータが読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。
ストレージ13は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ12及び/又はストレージ13を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。通信装置14は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。
入力装置15は、情報を入力するための操作を受け付ける操作デバイスである。本実施例では、入力装置15は、キーボード17及びマウス18を操作デバイスとして備える。プロセッサ11及びメモリ12等の各装置は、情報を通信するためのバス16を介して互いにアクセス可能となっている。バス16は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、パソコン10等は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、及び、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ11は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
図3はウェアラブルグラス20のハードウェア構成を表す。ウェアラブルグラス20は、プロセッサ21と、メモリ22と、ストレージ23と、通信装置24と、入力装置25と、バス26と、投影装置30と、フレーム40という各装置を備えるコンピュータである。プロセッサ21から通信装置24までは、図2に表す同名の装置と性能及び仕様等の違いはあるが同種の装置である。
入力装置25は、ウェアラブルグラス20を装着したユーザが自分の手元を見なくても操作可能な操作デバイスとして例えばタッチパッドを備える。投影装置30は、外部装置から供給される画像データが示す画像を、ウェアラブルグラス20を装着したユーザの眼に対して投影する。投影装置30は、投影部31と、光路形成部32とを備える。投影部31は、前述した画像を示す光を投射する。光路形成部32は、投影部31からユーザの眼までの光路を形成し、投影部31が投射した光をユーザの眼まで案内する。
図4は投影装置30の構成を表す。図4では、左眼に光を投射する投影部31Lと、右眼に光を投射する投影部31Rとが表されている。また、光路形成部32が備える部材として、導光板321と、ミラー322L及び322R(それぞれを区別しない場合は「ミラー322」という)と、ビームスプリッタ323L及び323R(それぞれを区別しない場合は「ビームスプリッタ323」という)とが表されている。
導光板321は、細長い板状の部材である。ウェアラブルグラス20がユーザに装着されると、導光板321がユーザの眼の前方に位置し、導光板321の長手方向がユーザの眼が並んでいる方向、つまりユーザにとっての左右方向に沿うようになっている。以下では、各部の配置を表す場合に、ウェアラブルグラス20を装着したユーザから見て左右どちらにあるかによって表すものとする。例えば、投影部31Lはユーザの眼よりも左側に配置され、投影部31Rはユーザの眼よりも右側に配置されている。
ミラー322Lは、導光板321内部の左側の端に設けられ、ミラー322Rは、導光板321内部の右側の端に設けられている。ミラー322Lは、投影部31Lから投射されて導光板321に入射した投影光を右側(ビームスプリッタ323Lがある側)に向けて反射する。ミラー322Rは、投影部31Rから投射されて導光板321に入射した投影光を左側(ビームスプリッタ323Rがある側)に向けて反射する。
図4及び以降の図では、投影光の光路を線及び矢印(投影光の進行方向を示す)を使って表す。なお、両ミラーが反射した投影光は導光板321の内部を反射しながら進むが、図を見やすくするために単純な直線で光路を表している。反射された投影光は左右共にビームスプリッタ323に到達する。ビームスプリッタ323とは、入射した光の一部を透過し一部を反射する板状の部材(ハーフミラーとも呼ばれる)である。
ビームスプリッタ323Lは、自端末を装着したユーザの一方の眼(左眼)の視界に配置されている。ビームスプリッタ323Lは、ミラー322Lにより反射されて導光板321内を進んできた投影光を反射する反射面324Lを有し、反射面324Lの反対側に、外界からの光を透過する透過面325Lを有する。反射面324Lで反射された投影光はユーザの左眼に到達し、投影光が示す画像がユーザの左眼に映ることになる。
ビームスプリッタ323Rは、自端末を装着したユーザの一方の眼(右眼)の視界に配置されている。ビームスプリッタ323Rは、ミラー322Rにより反射されて導光板321内を進んできた投影光を反射する反射面324Rを有し、反射面324Rの反対側に、外界からの光を透過する透過面325Rを有する。反射面324Rで反射された投影光はユーザの右眼に到達し、投影光が示す画像がユーザの右眼に映ることになる。
このように、反射面324L及び324Rは、投影光により示される画像が表示される面である。また、ユーザから見た場合、反射面324L及び324Rの先の背景が透過して見えるようになっている。つまり、反射面324L及び324Rは、自端末(ウェアラブルグラス20)を装着したユーザの視界に位置する透過型の表示面であり、本発明の「表示面」の一例である。以下ではこれらを区別しない場合は「表示面324」という。
フレーム40は、投影装置30を支持すると共に、自端末をユーザの頭部に固定する(装着させる)部品である。フレーム40は、例えばメガネのフレームと似た形をした金属又はプラスチック製の部品である。フレーム40には、接触センサ41と、生体センサ42とが設けられている。接触センサ41は、自センサへの物体の接触の有無を示す信号をプロセッサ21に出力する。
接触センサ41は、フレーム40のうち、ユーザがウェアラブルグラス20を装着した場合にユーザの頭部に接触する部分に設けられている。そのため、接触センサ41が接触の有ることを示す接触信号を出力すればウェアラブルグラス20がユーザに装着されていることが示され、接触の無いことを示す非接触信号を出力すればウェアラブルグラス20がユーザに装着されていないことが示される。
生体センサ42は、自端末に設けられてユーザの生体情報を検出するセンサである。生体情報とは、生体が発する種々の生理学的情報及び解剖学的情報等のことであるが、そのうちの特に生体認証に利用される情報(指紋、掌紋、虹彩及び網膜等)のことを言う。生体センサ42は、本実施例では、ユーザの指紋を生体情報として検出する。生体センサ42は、フレーム40の表面にタッチ面を有し、そのタッチ面にユーザの指が接触すると指紋を検出し、検出した指紋を示す指紋信号をプロセッサ21に出力する。
ARPCシステム1が備える各装置には、本システムで提供されるプログラムが記憶されており、各プロセッサがプログラムを実行して各部を制御することで以下に述べる機能群が実現される。
図5はARPCシステム1が実現する機能構成を表す。パソコン10は、画面データ生成部101を備える。ウェアラブルグラス20は、センサ出力取得部201と、端末着脱検知部202と、ユーザ認証部203と、画面表示制御部204とを備える。
センサ出力取得部201は、自端末に設けられたセンサの出力を取得する。センサ出力取得部201は、例えば、前述した接触センサ41の出力として、接触信号及び非接触信号のいずれかを一定の時間間隔(例えば10秒毎など)で繰り返し取得する。また、センサ出力取得部201は、前述した生体センサ42の出力として、指紋信号を取得する。センサ出力取得部201は、指紋信号については、生体センサ42から出力されてきたときにだけ取得する。
センサ出力取得部201は、接触センサ41の出力(接触信号及び非接触信号のいずれか)を取得すると、その度に取得した出力を端末着脱検知部202に供給する。端末着脱検知部202は、自端末のユーザの頭部への着脱を検知する。端末着脱検知部202は、センサ出力取得部201から非接触信号が供給される状態から接触信号が供給される状態に変化した場合に、自端末がユーザの頭部に装着されたことを検知する。この場合の端末着脱検知部202は本発明の「装着検知部」の一例である。
端末着脱検知部202は、センサ出力取得部201から接触信号が供給される状態から非接触信号が供給される状態に変化した場合に、自端末がユーザの頭部から取り外されたことを検知する。この場合の端末着脱検知部202は本発明の「取外検知部」の一例である。端末着脱検知部202は、装着及び取り外しのいずれかを検知すると、その旨を画面表示制御部204に通知する。
ユーザ認証部203は、自端末を使用するユーザの認証を行う。ユーザ認証部203は、本実施例では、生体センサ42がユーザに固有の情報を検出する処理(生体認証処理)をそのユーザの認証処理として行う。ユーザ認証部203は、例えば、自端末の使用が許可されたユーザの生体情報(本実施例では指紋情報)を予め記憶しておく。この指紋情報はユーザに固有の情報の一例である。
ユーザ認証部203は、センサ出力取得部201から指紋信号が供給されると、その指紋信号と同じ指紋を示す指紋情報が記憶されている場合、すなわち、生体センサ42がユーザに固有の情報を検出した場合、その指紋を読み取らせたユーザを認証する。また、ユーザ認証部203は、供給された指紋信号と同じ指紋を示す指紋情報が記憶されていない場合、すなわち、生体センサ42がユーザに固有の情報を検出しなかった場合、その指紋を読み取らせたユーザを認証しない。
なお、ユーザ認証部203は、供給された指紋信号が示す信号を外部の認証装置に通知して、認証装置による認証の可否の応答によって認証を行ってもよい。ユーザ認証部203は、上記のとおりユーザを認証する認証処理を行うと、ユーザを認証した旨を画面表示制御部204に通知する。なお、ユーザ認証部203は、ユーザを認証しなかった場合は、その旨を画面表示制御部204に通知してもよいし、しなくてもよい。
画面表示制御部204は、ユーザによる操作デバイスの操作に応じて動作する処理装置の画面を背景に重畳させて表示面324(図4に表す反射面324L及び324R)に表示させる。画面表示制御部204は本発明の「表示制御部」の一例である。画面表示制御部204は、本実施例では、パソコン10(キーボード17及びマウス18操作に応じて動作する処理装置)の画面(以下「パソコン画面」という)を表示面324に表示させる。
画面表示制御部204は、本実施例では、端末着脱検知部202により装着が検知され、且つ、ユーザ認証部203によりユーザが認証された場合にパソコン画面を表示させる。画面表示制御部204は、端末着脱検知部202から装着を検知した旨が通知され、ユーザ認証部203からユーザを認証した旨が通知されると、パソコン10にパソコン画面を示す画面データを要求する要求データを送信する。
パソコン10は、受信した要求データを画面データ生成部101に供給する。画面データ生成部101は、供給された要求データにより要求された画面データ、すなわち自装置のパソコン画面を示す画面データを生成する。画面データ生成部101は、生成した画面データをウェアラブルグラス20に送信する。画面表示制御部204は、送信されてきた画面データが示すパソコン画面を表示面324に表示させる。
ユーザがウェアラブルグラス20を装着して指紋を読み取らせて認証をさせると、上記の動作が行われてパソコン画面が表示される。その後、パソコン画面を表示させたままユーザがウェアラブルグラス20を取り外したとする。すると、端末着脱検知部202が自端末の取り外しを検知してその旨を画面表示制御部204に通知する。画面表示制御部204は、自端末の取り外しの検知が行われた場合に、表示面324に表される情報量を減少させる処理(以下「情報量減少処理」という)を行う。
情報量減少処理について図6を参照して説明する。
図6は情報量減少処理による表示の変化の例を表す。図6(a)では、表示面324に表示されているパソコン画面A1が表されている。画面表示制御部204は、例えば、パソコン画面A1の表示を停止して、図6(b)に表すように完全に見えなくする停止処理を情報量減少処理として行う。
また、画面表示制御部204は、図6(c)に表すようにパソコン画面A1を縮小した縮小画面A2を表示させてパソコン画面を見えにくくする縮小処理を情報量減少処理として行う。また、画面表示制御部204は、図6(d)に表すようにパソコン画面A1の透過率を上げた透過画面A3を表示させてパソコン画面を見えにくくする透過処理を情報量減少処理として行う。
また、画面表示制御部204は、図6(e)に表すようにパソコン画面A1を表示面324の端に移動させてはみ出させることでパソコン画面が一部しか見えないようにする移動処理を情報量減少処理として行う。また、画面表示制御部204は、図6(f)に表すように別の画像B1(この例では「取り外し中」と書かれた画像)を重ねて表示させてパソコン画面A1の一部(全部でもよい)が見えないようにする重畳処理を情報量減少処理として行う。
画面表示制御部204は、取り外しの検知が通知されると、上記のいずれかの情報量減少処理を行う。ユーザがウェアラブルグラス20を取り外す理由は様々あるが、理由によっては、しばらくしてから再度ウェアラブルグラス20を装着する場合がある。その場合、端末着脱検知部202は、自端末の装着を検知してその旨を画面表示制御部204に通知する。
そして、ウェアラブルグラス20を装着したユーザが再び指紋を読み取らせると、ユーザ認証部203が認証処理を行いその旨を画面表示制御部204に通知する。画面表示制御部204は、このように端末着脱検知部202による自端末の装着の検知が行われてからユーザ認証部203によるユーザの認証処理が行われた場合に、情報量減少処理により減少させていた情報量を元に戻す処理(以下「情報量復旧処理」という)を行う。
画面表示制御部204は、図6(b)~(f)のいずれかの表示から図6(a)の表示に戻す処理を情報量復旧処理として行う。上記のとおり、画面表示制御部204は、端末着脱検知部202による自端末の装着の検知が通知されただけでは情報量復旧処理を行わない。また、例えばユーザがウェアラブルグラス20を装着せずに指紋だけを読み取らせた場合、すなわち、ユーザ認証部203によるユーザの認証処理だけが行われた場合も、画面表示制御部204は情報量復旧処理を行わない。
ウェアラブルグラス20は、上記の構成に基づいて、パソコン画面の表示を制御する表示制御処理を行う。
図7は表示制御処理における動作手順の一例を表す。この動作手順は、例えば、ユーザがウェアラブルグラス20の電源を入れることを契機に開始される。まず、ウェアラブルグラス20(端末着脱検知部202)は、自端末のユーザへの装着の有無を判断する(ステップS11)。
ウェアラブルグラス20は、ステップS11で装着を検知しない場合(NOの場合)は、ステップS11に戻って動作する。ステップS11で装着を検知した場合(YESの場合)は、ウェアラブルグラス20(ユーザ認証部203)は、ユーザの認証の可否を判断する(ステップS12)。ステップS12でユーザを認証しない場合(NOの場合)は、ウェアラブルグラス20(端末着脱検知部202)は、自端末のユーザからの取り外しの有無を判断し(ステップS13)、取り外しを検知した場合(YESの場合)はこの動作手順を終了する。
ステップS13で取り外しを検知しない場合(NOの場合)は、ウェアラブルグラス20は、ステップS12に戻って動作する。ステップS12でユーザを認証した場合(YESの場合)は、ウェアラブルグラス20(画面表示制御部204)は、パソコン画面を背景に重畳させて表示面324に表示させる(ステップS14)。その後、ウェアラブルグラス20(端末着脱検知部202)は、自端末のユーザからの取り外しの有無を判断し(ステップS21)、取り外しを検知するまで(YESになるまで)ステップS21の動作を繰り返し行う。
ステップS21で取り外しを検知した場合(YESの場合)は、ウェアラブルグラス20(画面表示制御部204)は、表示面324に表される情報量を減少させる処理(情報量減少処理)を行う(ステップS22)。次に、ウェアラブルグラス20(端末着脱検知部202)は、自端末のユーザへの装着の有無を判断し(ステップS31)、装着を検知するまで(YESになるまで)ステップS31の動作を繰り返し行う。
ステップS31で装着を検知した場合(YESの場合)は、ウェアラブルグラス20(ユーザ認証部203)は、ユーザの認証の可否を判断し(ステップS32)、ユーザを認証するまで(YESになるまで)ステップS32の動作を繰り返し行う。ステップS32でユーザを認証した場合(YESの場合)は、ウェアラブルグラス20(画面表示制御部204)は、情報量減少処理により減少させていた情報量を元に戻す処理(情報量復旧処理)を行い(ステップS33)、ステップS21に戻って動作する。
本実施例では、例えばパソコン画面A1が表示されている状態でウェアラブルグラス20を取り外すと情報量減少処理が行われて表示面324に表される情報量が図6に表すように減少する。その状態で仮にユーザ以外の第三者がウェアラブルグラス20を覗き込んで表示面324を見たとしても、情報量が減少しているので、パソコン画面A1に表されていた情報が全て漏洩する(知られる)ことはない。
従って、本実施例によれば、情報量減少処理が行われない場合に比べて、表示機能を有するウェアラブル端末が取り外された場合における情報の漏洩を抑制することができる。また、例えば図6(c)から(f)までの例では、パソコン画面が完全に見えなくなるわけではなく、情報量を減らした形で表示されている。そのため、ユーザが再度ウェアラブルグラス20を装着したときに、情報量復旧処理が行われる前であっても、自分が行っていた作業の状態を思い出しやすいようになっている。
また、本実施例では、ユーザの認証処理が行われると情報量復旧処理が行われ、ウェアラブルグラス20を取り外す前の状態のパソコン画面が再び表示される。これにより、ウェアラブルグラス20の使用が許可されたユーザ(認証されるユーザ)だけがパソコン画面を用いた作業を続けることができる。また、この認証は生体情報を用いて行われるので、パスワードのようにユーザが忘れて認証できないというおそれがない。
また、本実施例では、装着が検知されてからユーザ認証が行われた場合には情報量復旧処理が行われるが、装着が検知されない状態でユーザ認証が行われただけでは情報量復旧処理が行われない。これにより、例えばユーザが取り外したウェアラブルグラス20の指紋のタッチ面を誤って触ってしまい意図せずユーザ認証がされた場合でも、そのウェアラブルグラス20にパソコン画面が表示されてしまい情報が漏洩するという事態が生じないようにすることができる。
[2]変形例
上述した実施例は本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。
[2-1]着脱の検知方法
端末着脱検知部202によるウェアラブルグラス20の着脱の検知方法は実施例で述べた接触センサを用いた方法に限らない。例えば、ウェアラブルグラス20がユーザの眼を撮影する撮影手段を備えている場合に、端末着脱検知部202は、撮影された画像からユーザの眼又は鼻等が認識されるようになった場合に装着を検知し、その認識がされなくなった場合に取り外しを検知してもよい。
また、温度センサ(体温が検出された場合に装着を検知する)、測距センサ(物体との距離が閾値未満になった場合に装着を検知する)又は電位センサ(2か所以上の接触個所における電位を測定するセンサが所定の範囲の電位を測定した場合に装着を検知する)等が用いられてもよい。要するに、ユーザの頭部に装着された状態が検知可能であれば、どのような方法で脱着の検知が行われてもよい。
[2-2]ウェアラブル端末
本発明のウェアラブル端末は、ウェアラブルグラス20に限らない。例えば光路の形成方法として図4に表す方法以外の周知の方法(例えば偏光を利用した方法等)が用いられてもよい。また、ウェアラブルグラス20はメガネ型であるが、ゴーグル型又は片メガネ型(その場合は表示面が1つになる)であってもよい。要するに、頭部装着型であってユーザの視界に位置する透過型の表示面を有するものであれば、どのようなタイプのウェアラブル端末が用いられてもよい。
[2-3]処理装置
本発明の処理装置は、パソコン10に限らない。例えばキーボード一体型ではなく普通のデスクトップ型のパーソナルコンピュータであってもよい。また、ノートパソコン、スマートフォン又はタブレット端末のように表示面を有している処理装置が用いられてもよい。
その場合、処理装置本体の表示面への表示はオフにしたり、処理装置本体をカバンに入れるなどしたりすることで、第三者に処理装置本体の表示面が見られないようにすればよい。なお、ウェアラブル端末に表示される画面は処理装置の画面であればよく、パソコン画面に限る必要はない。いずれの処理装置も、ユーザによる操作デバイス(スマートフォン及びタブレット端末の場合は外付けのキーボード等)の操作に応じて動作するものであればよい。
[2-4]ユーザ認証
ユーザ認証部203は、実施例とは異なる方法でユーザ認証を行ってもよい。ユーザ認証部203は、例えば指紋認証ではなく他の生体情報(掌紋、虹彩及び網膜等)を用いた生体認証をユーザ認証として行ってもよい。その場合、図3に表す生体センサ42としては、認証に用いる生体情報が検出可能なセンサが用いられる。また、ユーザ認証部203は、ユーザID(Identification)及びパスワードを用いたユーザ認証を行ってもよい。要するに、ウェアラブル端末を頭部に装着した状態で認証可能な方法であれば、どのような認証方法が用いられてもよい。
[2-5]認証処理の要否判断
画面表示制御部204は、実施例では、情報量減少処理を行った後、自端末の装着が検知されてからユーザの認証処理が行われた場合に情報量復旧処理を行ったが、状況によってはユーザの認証処理を不要と判断してもよい。
図8は本変形例で実現される機能構成の一例を表す。図8では、図5に表す各部に加えて端末保持検知部205を備えるウェアラブルグラス20aが表されている。端末保持検知部205は、自端末がユーザによって保持されている状態(保持状態)を検知する。ウェアラブルグラス20aにおいては、図3に表す接触センサ41が、例えばフレーム40のテンプル(つる)の位置に設けられている。
テンプル(つる)とは、メガネのうち耳に掛ける部分のことであり、ウェアラブルグラス20aを持つ際にユーザが触れると想定される部分である。テンプルに設けられた本変形例の接触センサ41は、自端末を持つ(保持する)際にユーザが触れる位置(以下「保持位置」という)への接触を検知する。接触センサ41は本発明の「接触センサ」の一例である。接触センサ41は、ユーザが触れている間は接触信号を出力し続ける。
本変形例では、端末着脱検知部202は、自端末の脱着の検知結果を端末保持検知部205に通知する。端末保持検知部205は、自端末が取り外されたという検知結果が通知されると、接触センサ41が保持位置への接触を検知している(接触信号を出力している)場合には、保持状態(自端末がユーザによって保持されている状態)であることを検知する。
端末保持検知部205は、その後、保持位置への接触が検知され続けている(接触信号が出力され続けている)間は、保持状態を検知し続けて、保持位置への接触が検知されなくなった(非接触信号が出力された)ときに、保持状態を検知しなくなる。端末保持検知部205は、保持状態を検知する度に、その検知結果(保持状態が検知されなくなったことを含む)を画面表示制御部204に繰り返し供給する。
画面表示制御部204は、端末着脱検知部202による取り外しの検知が行われてから装着の検知が行われるまで接触センサ41が接触を検知し続けている(保持状態が検知され続けている)場合は、認証処理が行われなくても端末着脱検知部202による装着の検知が行われた場合に情報量復旧処理を行う。保持状態が検知され続けているということは、例えばユーザはウェアラブルグラス20aを取り外したがそのまま保持し続けている(手に持ち続けている)ということを表している。
これは、例えば、ユーザが汗をぬぐい、グラスを拭き又は眼を擦る等のためにウェアラブルグラス20aを一時的に取り外してまた装着したということが考えられる。いずれの場合も、再度ウェアラブルグラス20aを装着したユーザは、既に認証されたユーザということになるので、ユーザ認証が行われなくても、使用が許可されたユーザによってパソコン10が使用されることになる。
このように、本変形例によれば、ユーザが再度ウェアラブルグラス20aを装着したときの認証処理を不要にするので、常に認証処理を求める場合に比べて、ユーザの手間を少なくすることができる。また、本変形例の画面表示制御部204は、取り外しの検知が行われてから装着の検知が行われるまでに接触センサ41による接触の検知(保持状態の検知)が一度でも途切れた場合は、実施例と同様に認証処理が行われた場合にのみ情報量復旧処理を行う。
これにより、例えばユーザが取り外したウェアラブルグラス20aをどこかに置き、そのウェアラブルグラス20aを第三者が手で掴んで持ち去ったというような場合であっても、保持状態の検知が一度途切れて認証処理が必要となるので、その第三者への情報漏洩を防止することができる。なお、端末保持検知部205は、非接触信号が出力される瞬間が多少あっても保持状態を検知し続けている(接触が検知され続けている)と判断してもよい。これにより、実際には接触が続いているのに接触センサ41の出力のエラー等で非接触信号が出力された場合でも、保持状態を検知し続けることができる。
[2-6]移動による認証処理の要否判断
画面表示制御部204は、上記の変形例とは異なる方法で認証処理の要否を判断してもよい。
図9は本変形例のハードウェア構成の一例を表す。図9では、図3に表す各装置に加えて測位センサ43がフレーム40に設けられたウェアラブルグラス20bが表されている。
測位センサ43は、例えばGPS(Global Positioning System)の技術で自端末の位置を測定する装置であり、測定した位置を示す位置データをプロセッサ21に出力する。測位センサ43は、測定する位置の変化によって自端末の移動を検知することが可能なセンサであり、本発明の「移動センサ」の一例である。測位センサ43は、所定の時間間隔で測定を繰り返し行い、測定の度に位置データを出力する。
図10は本変形例で実現される機能構成の一例を表す。図10に表すウェアラブルグラス20bは、図5に表す各部に加えて端末移動検知部206を備えている。端末移動検知部206は、自端末の移動(自端末が移動している状態であること)を検知する。端末移動検知部206は、例えば測位センサ43が測定する位置の変化量が閾値以上である場合に、自端末が移動状態であることを検知する。
本変形例では、端末着脱検知部202は、自端末の脱着の検知結果を端末移動検知部206に通知する。端末移動検知部206は、自端末が取り外されたという検知結果が通知されると、自端末が移動状態であるか否かの判断を開始する。端末移動検知部206は、自端末が移動状態であることを検知すると、自端末が移動状態でなくなるまで繰り返し検知を行う。
端末移動検知部206は、移動状態の検知を行うたびにその検知結果(移動状態が検知されなくなったことを含む)を画面表示制御部204に供給する。画面表示制御部204は、端末着脱検知部202による取り外しの検知が行われてから装着の検知が行われるまで測位センサ43が自端末の移動を検知し続けている(移動状態が検知され続けている)場合は、認証処理が行われなくても端末着脱検知部202による装着の検知が行われた場合に情報量復旧処理を行う。
移動状態が検知され続けているということは、例えばユーザがウェアラブルグラス20bを取り外したがそれを所持したまま移動し続けていることを表している。その場合、ウェアラブルグラス20bを再度装着するのはそのユーザ、すなわち認証されたユーザであるから、画面表示制御部204は、認証処理が不要と判断する。これにより、ユーザが再度ウェアラブルグラス20bを装着したときの認証処理を不要にするので、常に認証処理を求める場合に比べて、ユーザの手間を少なくすることができる。
また、本変形例の画面表示制御部204は、取り外しの検知が行われてから装着の検知が行われるまでに測位センサ43による自端末の移動の検知(移動状態の検知)が一度でも途切れた場合は、実施例と同様に認証処理が行われた場合にのみ情報量復旧処理を行う。これにより、例えばユーザが取り外したウェアラブルグラス20bをどこかに置き(このときに移動状態が途切れる)、そのウェアラブルグラス20bを第三者が持ち去って再び移動状態にしたというような場合であっても、移動状態の検知が一度途切れて認証処理が必要となるので、その第三者への情報漏洩を防止することができる。
なお、端末移動検知部206は、変化量が閾値以上でない位置データが出力される瞬間が多少あっても移動状態を検知し続けていると判断してもよい。これにより、実際には移動が続いているのに測位センサ43の出力の変化量が閾値以上でない位置データが出力された場合でも、移動状態を検知し続けることができる。また、本変形例で用いる移動センサは測位センサに限らず、例えば速度センサ及び加速度センサ等であってもよい。要するに、自端末が移動していることを検知可能なセンサであれば、どのようなセンサが用いられてもよい。
[2-7]保持状態と移動状態
上述した保持状態及び移動状態の両方を用いて認証処理の要否を判断してもよい。
図11は本変形例で実現される機能構成の一例を表す。図11に表すウェアラブルグラス20cは、図5に表す各部に加えて図8に表す端末保持検知部205及び図10に表す端末移動検知部206を備えている。
画面表示制御部204は、端末着脱検知部202による取り外しの検知が行われてから装着の検知が行われるまで、端末保持検知部205により保持状態が検知され続けている状態及び端末移動検知部206により自端末の移動状態が検知され続けている状態の少なくとも一方の状態が常に維持されている場合は、認証処理が行われなくても装着の検知が行われた場合に情報量復旧処理を行う。
この場合、例えばユーザがウェアラブルグラス20cを取り外してポケットに入れつつ(このときはまだ移動が始まっていない)、別の場所まで移動してから(このときは端末がユーザの手で保持されていない)再びウェアラブルグラス20cを取り出して装着したというときに、保持状態と移動状態が交互に検知されるので認証処理が不要になる。これにより、保持状態及び移動状態を一方だけ用いる場合に比べて、より多くの状況においてユーザの手間を少なくすることができる。
[2-8]情報量減少処理の待機
画面表示制御部204は、実施例では自端末の取り外しの検知が行われた場合に、特に間を開けることなくすぐに情報量減少処理を行ったが、所定の時間だけ待機してから情報量減少処理を行ってもよい。そして、画面表示制御部204は、待機中に装着が検知された場合は、情報量減少処理をキャンセルしてもよい。
つまり、本変形例では、画面表示制御部204は、端末着脱検知部202による取り外しの検知が行われても所定の待機時間は情報量減少処理を行わず、その待機時間が経過する前に端末着脱検知部202による装着の検知が行われた場合は情報量減少処理を行わない。待機時間としては、例えばユーザが一時的にウェアラブルグラス20を取り外し且つ取り外したウェアラブルグラス20から離れないでいることが多いと想定される長さの時間(例えば3分程度)が用いられる。
これにより、取り外しの検知が行われたら常に即座に認証処理を求める場合に比べて、ユーザの手間を少なくすることができる。なお、上記の待機時間を状況に応じて変化させてもよい。
図12は本変形例で実現される機能構成の一例を表す。図12では、図5に表す各部に加えて情報重要度判定部207を備えるウェアラブルグラス20dが表されている。
情報重要度判定部207は、画面表示制御部204が表示面324に表示される情報の重要度を判定する。情報重要度判定部207は本発明の「判定部」の一例である。画面表示制御部204は、パソコン10から送信されてきた画面データを情報重要度判定部207に一旦供給する。情報重要度判定部207は、供給された画面データが示すパソコン画面を解析して重要度を判定する。
情報重要度判定部207は、例えば、パソコン画面に表されている文字を認識し、個人名、電話番号及び住所等の個人情報(辞書データ等を用いて判断する)が含まれている場合に所定の重要度と判定する。また、情報重要度判定部207は、パソコン画面に表示されているアプリ(アプリケーションプログラム)を認識し、例えばグループウェア及び業務用アプリ等の社内情報を参照可能なアプリが表示されている場合に所定の重要度と判定する。
他にも、情報重要度判定部207は、例えばパソコン画面に表示されている文字の数が多いほど高い重要度と判定してもよいし、その中に含まれている固有名詞が多いほど高い重要度と判定してもよい。情報重要度判定部207は、こうして判定した重要度を画面表示制御部204に通知する。画面表示制御部204は、通知された重要度、すなわち情報重要度判定部207により判定された重要度に応じて待機時間の長さを判断する。
画面表示制御部204は、重要度と待機時間とを対応付けた待機時間テーブルを用いて待機時間を判断する。
図13は待機時間テーブルの一例を表す。図13の例では、「低」、「中」、「高」という重要度に「T1」、「T2」、「T3」という待機時間(T1>T2>T3とする)がそれぞれ対応付けられている。
画面表示制御部204は、通知された重要度に待機時間テーブルで対応付けられた待機時間だけ情報量減少処理を実行せずに待機する。この待機時間テーブルを用いることで、画面表示制御部204は、情報重要度判定部207により判定された重要度が高いパソコン画面ほど、待機時間(取り外しの検知が行われても情報量減少処理を行わずに待機する時間)を短くする。
なお、重要度の表し方は2段階でもよいし、4段階以上でもよい。また、テーブルを用いる代わりに、例えば重要度を数値で表して、その数値から所定の計算式で待機時間が算出されてもよい。いずれの場合も、画面表示制御部204は、重要度が高いパソコン画面ほど待機時間を短くする。待機時間が長いほど、取り外されたウェアラブルグラス20dに表示されている情報が第三者に漏洩する可能性が高くなる。本変形例では、上記のとおり待機時間を変化させることで、重要な情報ほど第三者に漏洩する可能性を低くすることができる。
[2-9]別の待機方法
画面表示制御部204は、上述した変形例で述べた保持状態及び移動状態の検知状態に応じて情報量減少処理を実行せずに待機してもよい。例えば、画面表示制御部204は、端末着脱検知部202による取り外しの検知が行われても、端末保持検知部205により保持状態が検知され続けている場合は情報量減少処理を行わずに待機し、保持状態が検知されなくなった場合に情報量減少処理を行う。
この場合、ウェアラブルグラスを手に持って(保持して)取り外してそのまま装着しただけの場合は情報量減少処理が行われないので、情報量復旧処理を行わせるために必要であった認証処理も不要になる。これにより、情報量減少処理を待機しない場合に比べて、ウェアラブルグラスを取り外してはすぐに装着するという使い方をするユーザの手間を少なくすることができる。
また、画面表示制御部204は、端末着脱検知部202による取り外しの検知が行われても、端末移動検知部206により自端末の移動状態が検知され続けている場合は情報量減少処理を行わずに待機し、移動状態が検知されなくなった場合に情報量減少処理を行う。この場合、移動中にウェアラブルグラスを取り外してポケット等に入れたユーザであれば、再び装着したときまで情報量減少処理が行われないので認証処理も不要になるので、そのようなユーザの手間を少なくすることができる。
また、画面表示制御部204は、本変形例でも、保持状態及び移動状態の両方を用いて待機期間を判断してもよい。この場合、画面表示制御部204は、端末着脱検知部202による取り外しの検知が行われても、端末保持検知部205により保持状態が検知され続けている状態及び端末移動検知部206により自端末の移動状態が検知され続けている状態の少なくとも一方の状態が維持されている場合は情報量減少処理を行わずに待機し、いずれの状態も維持されなくなった場合に情報量減少処理を行う。
この場合も、保持状態及び移動状態を一方だけ用いる場合に比べて、より多くの状況においてユーザの手間を少なくすることができる。また、本変形例では、保持状態及び移動状態が検知され続けている間、情報量減少処理自体が実行されないので、パソコン画面が表示されたまま維持される。これに対し、上記の変形例では、取り外しが検知されると情報量減少処理は必ず実行され、情報量復旧処理を行う際の認証処理を不要としていた。
そのため、例えば端末着脱検知部202による検知感度が高すぎてウェアラブルグラスを上下に少しずらしただけで取り外しが検知されるような場合、ウェアラブルグラスをずらす度に情報量減少処理及び情報量復旧処理が行われて画面が切り替わる。頻繁な画面の切り替えは目がちかちかして頭痛の要因にもなり得る。本変形例では、情報量減少処理自体を行わないようにすることで、そのような画面の頻繁な切り替えが起きないようにして、ユーザが画面を見やすいようにすることができる。
[2-10]各部を実現する装置
図5等に表す各機能を実現する装置は、それらの図に表された装置に限らない。例えばウェアラブルグラス20が備えるユーザ認証部203をパソコン10又は他の外部装置が実現してもよい。また、1つの機能が行う動作を2以上の機能で分担して行ってもよい。例えば端末着脱検知部202が行う装着の検知と取り外しの検知を別々の機能が分担して行ってもよい。要するに、ARPCシステム全体としてこれらの機能が実現されていればよい。
[2-11]発明のカテゴリ
本発明は、パソコンのような処理装置及びウェアラブルグラスのようなウェアラブル端末の他、それらの装置を備えるARPCシステムのような表示システムとしても捉えられる。また、本発明は、各装置が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられるし、各装置を制御するコンピュータを機能させるためのプログラムとしても捉えられる。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするなどの形態で提供されてもよい。
[2-12]処理手順等
本明細書で説明した各実施例の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾がない限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
[2-13]入出力された情報等の扱い
入出力された情報等は特定の場所(例えばメモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
[2-14]ソフトウェア
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
[2-15]情報、信号
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
[2-16]システム、ネットワーク
本明細書で使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
[2-17]「に基づいて」の意味
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
[2-18]「及び」、「又は」
本明細書において、「A及びB」でも「A又はB」でも実施可能な構成については、一方の表現で記載された構成を、他方の表現で記載された構成として用いてもよい。例えば「A及びB」と記載されている場合、他の記載との不整合が生じず実施可能であれば、「A又はB」として用いてもよい。
[2-19]態様のバリエーション等
本明細書で説明した各実施例は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施例に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…ARPCシステム、10…パソコン、20…ウェアラブルグラス、30…投影装置、31…投影部、32…光路形成部、40…フレーム、41…接触センサ、42…生体センサ、43…測位センサ、101…画面データ生成部、201…センサ出力取得部、202…端末着脱検知部、203…ユーザ認証部、204…画面表示制御部、205…端末保持検知部、206…端末移動検知部、207…情報重要度判定部、324…表示面。

Claims (6)

  1. 頭部装着型のウェアラブル端末であって、
    自端末を装着したユーザの視界に位置する透過型の表示面と、
    自端末が前記ユーザの頭部から外されたことを検知する取外検知部と、
    前記ユーザによる操作デバイスの操作に応じて動作する処理装置の画面を前記表示面に表示させ、前記検知が行われた場合に前記表示面に表される情報量を減少させる表示制御部と、
    自端末が前記ユーザの頭部に装着されたことを検知する装着検知部と、
    自端末の移動を検知する移動センサと
    を備え、
    前記表示制御部は、
    前記装着検知部による装着の検知が行われてから認証処理が行われた場合に前記情報量を元に戻し、
    前記認証処理が行われた後に、前記取外検知部による検知が行われてから前記装着検知部による検知が行われるまで前記移動センサが移動を検知し続けている場合は、前記ユーザが自端末を頭部から外してから再び頭部に装着した後における再度の前記認証処理が行われなくても前記装着検知部による検知が行われた場合に前記情報量を元に戻す
    ウェアラブル端末。
  2. 自端末に設けられて前記ユーザの生体情報を検出する生体センサを備え、
    前記表示制御部は、前記生体センサが前記ユーザに固有の情報を検出する処理を当該ユーザの認証処理として用いる
    請求項1に記載のウェアラブル端末。
  3. 自端末を持つ際に前記ユーザが触れる位置への接触を検知する接触センサを備え、
    前記表示制御部は、前記認証処理が行われた後に、前記取外検知部による検知が行われてから前記装着検知部による検知が行われるまで前記接触センサが接触を検知し続けている場合は、前記ユーザが自端末を頭部から外してから再び頭部に装着した後における再度の前記認証処理が行われなくても前記装着検知部による検知が行われた場合に前記情報量を元に戻す
    請求項1又は2に記載のウェアラブル端末。
  4. 前記表示制御部は、前記取外検知部による検知が行われても所定の時間は前記情報量を減少させず、当該時間が経過する前に前記装着検知部による検知が行われた場合は前記情報量の減少を行わない
    請求項1から3のいずれか1項に記載のウェアラブル端末。
  5. 前記表示面に表示される情報の重要度を判定する判定部を備え、
    前記表示制御部は、判定された前記重要度が高いほど前記時間を短くする
    請求項4に記載のウェアラブル端末。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のウェアラブル端末と、
    前記ウェアラブル端末を装着したユーザによって操作される操作デバイスと、
    前記操作デバイスへの操作に応じて動作し、自装置の画面が前記ウェアラブル端末に表示される処理装置と
    を備える表示システム。
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