JP7139924B2 - 表示装置 - Google Patents

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この明細書による開示は、表示装置に関する。
従来、車両に用いられる表示装置が知られている。特許文献1に開示の装置は、画像表示器、光源及び導光板を備えている。導光板は、光源からの可視光を内部に導入する。そして、画像表示器の表示画面とは離間して配置された導光板において、視認側とは反対側の背面側に露出するうら面の一部において、導光板の内部に導入された可視光を視認側に反射する凹凸を有する反射構造を形成している。
特開2018-75930号公報
すなわち、特許文献1の導光板では、うら面の一部に反射構造を形成しており、当該反射は導光板の内部と外部との屈折率差により効率的な反射を実現している。かかる屈折率差は、導光板の裏面と表示画面との間に低屈折率の空気層を設けることで大きく設定できる。しかしながら、このうら面と表示画面とを離間させて空気層を設けた相反として、装置の外部から太陽光等の外光が入射した場合に、うら面及び表示画面での当該外光の反射が生じ、日中等に表示の視認性が悪化することが懸念されている。
この明細書の開示による目的のひとつは、視認性が良好な表示装置を提供することにある。
ここに開示された表示装置は、表示画面(22)に画像を表示する画像表示器(21)と、
可視光を発する光源(41)と、
透光性を有する光学接着材料を用いて層状に形成され、光源からの可視光を内部に導入する光学層状部(31)と、を備え、
光学層状部は、視認側に露出するおもて面(31a)の少なくとも一部において、内部に導入された可視光を視認側に反射する凹凸(32a)を有する反射構造(32)を形成していると共に、おもて面とは反対側のうら面(32b)の少なくとも一部を表示画面に接着されており、
おもて面のうち反射構造を除く領域の少なくとも一部において、おもて面での光の反射を規制する凹凸(33a)を有する反射規制構造(33)が、形成されている。
このような態様によると、光源からの可視光を内部に導入するものは、透光性を有する光学接着材料を用いて層状に形成された光学層状部となっている。この光学層状部のおもて面の少なくとも一部に、導入された可視光を視認側に反射する反射構造の凹凸が形成されている。おもて面は視認側に露出しているので、おもて面に反射構造を形成しても、界面での屈折率差を大きく設定できるため、効率的な反射が実現される。そして、反射構造をおもて面に移したことにより、うら面を、表示画面に接着することが可能となった。うら面と表示画面とが接着されることにより、装置の外部から太陽光等の外光が入射した場合であっても、うら面及び表示画面での当該外光の反射が抑制される。したがって、日中等に表示の視認性が悪化するということも抑制できる。以上により、視認性が良好な車両用表示装置を提供することができる。
なお、括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。
第1実施形態の表示装置の正面図である。 図1のII-II線断面図である。 第1実施形態の画像表示器の断面構造を模式的に示す図である。 第1実施形態の反射構造の配置を説明するための拡大正面図である。 第1実施形態の反射規制構造を説明するための拡大斜視図である。
一実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本開示の第1実施形態による表示装置10は、車両に用いられる車両用表示装置であって、当該装置10を視認する視認者としての乗員が着座する座席とは対向するインストルメントパネルに、設置されている。表示装置10は、乗員が位置することとなる視認側へ向けて車両の情報を表示可能となっている。特に本実施形態の表示装置10は、画像表示器21による画像の表示を主体としたグラフィックメータとなっている。
なお、本実施形態において、上、下、前、後、左及び右が示す各方向は、水平面上の車両を基準として記載される。
このような表示装置10は、図2にも示すように、ケース部11、画像表示器21、光学層状部31、及び光源41等により構成されている。
ケース部11は、背面側ケース12、見返し部材13、及びフロント板14等を有している。背面側ケース12は、例えば合成樹脂により遮光性に形成されており、画像表示器21を背面側から覆っている。
見返し部材13は、例えば合成樹脂により遮光性に形成されている。見返し部材13は、視認側及び背面側に開口部を有し、装置10の外周に沿った変形筒状に形成されている。見返し部材13において画像表示器21よりも上方に配置される上部は、画像表示器21よりも下方に配置される下部よりも視認側に大きく突出している。
フロント板14は、例えば着色されたアクリル樹脂又はポリカーボネイト樹脂等の半透光性樹脂により、見返し部材13の視認側開口部の全面を塞ぐ曲面板状に形成されている。これにより、画像表示器21等による表示は、フロント板14を通して乗員に視認されることとなる。フロント板14は、上述の上部及び下部の突出寸法の関係により、全体的に斜め下方を向くように傾斜して配置されると共に、背面側(画像表示器21側)へ凹むように湾曲して形成されている。
なお、本実施形態のフロント板14は、スモーク調の着色により、可視光の透過率が30%程度に設定されているが、30%以上の任意の値に設定されていてもよい。本実施形態における可視光とは、波長が380~750nmの範囲内である光を意味する。
画像表示器21は、例えば輪郭が矩形状かつ平面状の表示画面22に、画像を表示する。特に本実施形態の画像表示器21には、自発光式の表示器として、例えばリジッド基板を用いたOLEDディスプレイ(Organic Light-Emitting Diode Display)が採用されている。画像表示器21は、図3に示すように、発光部25及び偏光部26等により構成されている。
発光部25は、透光性を有する一対の平板状の基板層24a,24bに挟まれて配置されている。発光部25は、画素を構成するための有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode;OLED)を2次元に配列して形成されている。隣接する有機発光ダイオードについて、例えば赤、緑、青というように、異なる色の可視光を発光するように配置することにより、異なる色の組み合わせにより、様々な色を再現することができる。他の構成として、可視光として白色光を発する有機発光ダイオードと、カラーフィルタを組み合わせることによっても、様々な色を再現することができる。
偏光部26は、発光部25よりも視認側に配置され、より詳細に視認側の基板層24aに対して密着状態で形成されている。本実施形態の偏光部26には、円偏光板が採用されている。偏光部26は、直線偏光層26a及び位相差層26bを、貼り合わせ等によって互いに積層された状態で有している。
直線偏光層26aは、位相差層26bよりも視認側に配置されている。直線偏光層26aは、いわゆる偏光フィルムであり、例えばポリビニルアルコール樹脂等の合成樹脂にヨウ素を添加して薄い平板状に形成され、ヨウ素分子の配向方向によって透過軸と吸収軸とを互いに実質直交した状態で有している。透過軸に沿った直線偏光は、直線偏光層26aを透過し、吸収軸に沿った直線偏光は、直線偏光層26aにより吸収される。実質的に、この直線偏光層26aが、表示画面22において視認側を向くおもて面22aの部分を形成していることとなる。
位相差層26bは、いわゆる位相差フィルムであり、可視光に対しておよそ1/4波長分の位相差を付与するように形成されている。すなわち、直線偏光は、位相差層26bの透過によりおよそ円偏光へ変換され、円偏光は、位相差層26bの透過によりおよそ直線偏光へと変換される。
これにより、表示画面22に外光が視認側から背面側へ入射した場合であっても、殆どが直線偏光層26aにて吸収される形態となるため、画像表示器21における当該外光の視認側への反射が抑制される。
表示画面22の周囲には、枠部23が形成されている。枠部23は、例えば合成樹脂等により遮光性に形成され、表示画面22を全周に亘って囲んでいる。
枠部23において視認側を向くおもて面23aは、表示画面22のおもて面22aに対して段差の形成が規制されていることが好ましい。これにより、両おもて面22a,23aは実質的に共通の平面部を構成することができる。なお、偏光部26を、発光部25が設けられた部分よりも外周側の枠部23の部分に延設することによって、両おもて面22a,23aに一体的な平面部が構成されていてもよい。
こうして形成される画像表示器21は、厚さ2.0mm以下、より好ましくは1.4mm程度のパネル状に形成され、画像表示器21よりも背面側に配置された背面側ケース12に対して保持されている。
本実施形態において、表示画面22には、画像として指針PDが左右に並んで2つ表示されるようになっている。各指針PDが回動して指示位置を適宜変更することにより、それぞれの指針PDに対応した情報が表示されるようになっている。
光学層状部31は、透光性を有する光学接着材料を用いて、実質的に均一な厚さの層状に形成されている。光学接着材料の屈折率は、表示画面22のおもて面22aを形成する部分、すなわち偏光部26の直線偏光層26aの材料の屈折率に極力近くなるように(例えば屈折率の差が0.1より小さくなるように)、選択される。光学接着材料としては、例えば厚さ1.0mm以下、より好ましくは0.5mm程度の光学粘着シート(Optical Clear Adhesive;OCA)が用いられる。光学粘着シートは、例えばアクリル樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の透光性の合成樹脂を主体として、粘性を有するシート状に形成されている。
光学層状部31は、視認側に露出するおもて面31aと、表示画面22のおもて面22a及び枠部23のおもて面23aに接着されているうら面31bと、を有している。光学層状部31のうら面31bと両おもて面22a,23aとは、全面的に面状に接着されていることで、実質的にその間に空気層を介在させることなしに、密着している。
こうして光学層状部31は、表示画面22と重畳する重畳領域OR1、及び当該重畳領域OR1の外部へとはみ出して配置され、枠部23と重畳するはみ出し領域OR2を有している。光学層状部31の外周輪郭は、例えば枠部23の外周輪郭に合わせて形成されている。光学層状部31の外周輪郭を構成する側面31cは、例えば鋭利なカッターにより切断されることで、おもて面31a及びうら面31bとは実質的に垂直な平面状を呈している。
光源41は、光学層状部31の側面31cに対向するように、当該側面31cとは所定の間隔を空けて配置された光源用回路基板42上に、複数の発光素子を有している。特に本実施形態では、側面31cのうち、上方を向く側面31cに対向するように、光源用回路基板42が配置されている。各光源41と当該側面31cとは、僅かな隙間を介して、上下に対向している。光源41は、側面31cに当接されていてもよい。光源用回路基板42は、背面側ケース12に保持されている。
光源41を構成する複数の発光素子は、互いに所定のピッチで並べられている。各発光素子には、点光源状の無機発光ダイオード(LED)、より詳細には超小型のチップLEDが採用されており、各発光素子は、電源と接続されることで可視光を発する。特に本実施形態では、各発光素子は、互いに実質同一の色及び同じ輝度で発光するようになっている。また、各発光素子は、点灯状態及び消灯状態を同時に切り替え可能に構成されている。
このような光源41と側面31cとの対向配置(又は当接配置)により、光源41からの可視光は、上から下へ向かう方向を入射方向として、光学層状部31の内部へと導入される。光学層状部31の内部へと導入された可視光は、当該内部を光学層状部31の延設方向に沿って下方へと進行していく。
光学層状部31は、光源41からの可視光を用いて表示を行なう。具体的に、光学層状部31は、そのおもて面31aに反射構造32及び反射規制構造33を形成していることにより、図柄を表示可能となっている。なお、本実施形態では、おもて面31aのうち全面が反射構造32又は反射規制構造33のいずれかに覆われている。
反射構造32は、おもて面31aにおいて、内部に導入された可視光を視認側に反射する凹凸32aを有して形成されている。この凹凸32aは、光源41が発した可視光の波長以上(例えば1~10μmの範囲程度の)ピッチ及び突出高さにて、山部及び谷部が2次元方向に交互に繰返し出現する形状を呈している。
なお、「光源41が発した可視光の波長以上のピッチ」とは、厳密には、光源41が発した可視光のうち、最小の波長以上のピッチであるものとする。突出高さについても同様である。またなお、反射構造32の凹凸32aのピッチとは、谷部を挟んで隣接する山部間の寸法を意味し、連続した反射構造32の内部において、当該寸法にばらつきがある場合では、当該寸法の平均値を意味する。
そして、光源41からの可視光は、反射構造32に入射すると、山部及び谷部にて1回又は複数回反射されることで、視認側へ反射され得る。反射された可視光は、おもて面31aから放射状に射出されるので、当該反射構造32が面状に発光しているように視認される。故に、反射構造32が形成された領域RRが図柄として認識される。
さて、本実施形態の反射構造32は、図4に拡大して示すように、図柄として認識される認識領域RRに、隙間なく形成されている訳ではない。認識領域RRにおいて、凹凸32aのピッチよりも十分に大きな(例えば20~100μmの範囲程度の)ピッチを有する格子状に区切られた小領域SSが2次元方向に並んで設けられている。反射構造32は、この複数の小領域SSのうち、一部の小領域SSに形成されている。反射構造32が形成された小領域SSと、反射構造32が形成されない小領域SSとの面積の比率により、図柄の各部分の輝度を調整することもできる。具体的に、本実施形態の反射構造32は、1つ飛ばしでチェック柄を構成するような一部の小領域SSに設けられる。
なお、図3において、反射構造32が配置される部分は、ドット状のハッチングが施されることによって示されている。
またなお、本実施形態の反射構造32の凹凸32aは、光源41が発した可視光の波長以上のピッチ及び突出高さとしつつも、1つ1つの凹凸形状が肉眼で認識できない微細なサイズに設定される。これにより、光源41を消灯状態にした場合に、視認者が図柄を実質的に認識できない状態とすることができる。
認識領域RRの内部であっても、反射構造32が形成されない部分には、反射規制構造33が形成されることが好ましく、本実施形態でもそのようになっている。勿論、認識領域RRの外部においては、反射構造32及び反射規制構造33のうち、実質的に反射規制構造33のみが形成されている。
反射規制構造33は、例えば太陽光等の外光、画像表示器21から発せられた可視光等のおもて面31aでの反射を規制する凹凸33aを有して形成されている。この反射規制構造33の凹凸33aは、反射構造32の凹凸32aとは大きく異なり、光源41が発した可視光の波長よりも小さな(例えば100~200nmの範囲程度の)ピッチにて、山部及び谷部が2次元方向に交互に繰返し出現する形状を呈している。
なお、「光源41が発した可視光の波長よりも小さなピッチ」とは、厳密には、光源41が発した可視光のうち、最小の波長よりもピッチであるものとする。またなお、反射規制構造33の凹凸33aのピッチとは、谷部を挟んで隣接する山部間の寸法を意味し、連続した反射規制構造33の内部において、当該寸法にばらつきがある場合では、当該寸法の平均値を意味する。
こうした反射規制構造33は、一般的にモスアイ構造とも称される。図5に拡大して示すように、反射規制構造33における山部は、背面側から視認側へ錘状(例えば円錐状)に突出する錘状突起33bとなっている。こうした反射規制構造33では、上記凹凸33aのピッチよりも小さな波長の光に対する実効的な屈折率が、錘状突起33bの基端部から先端部へ向かうに従って、連続的に減少するように機能する。故に、反射規制構造33が形成された部位では、界面での光の反射が規制される。
本実施形態において、反射構造32が形成する図柄は、指針PDに指示される指標IDとなっている。指標IDは、各指針PDに対応して、左右に2つ並んで表示される。各指標IDは、目盛ID1及び目盛ID1に対応する文字ID2がそれぞれ指針PDの回転中心RCと同心の円環状に配列されることによって形成されている。目盛ID1は、文字ID2よりも回転中心RCに対する外周側に位置している。文字ID2は、光学層状部31のうち、表示画面22と重畳する重畳領域OR1の内部に全て配置されている。これに対し目盛ID1の一部は、光学層状部31のうち、重畳領域OR1より外側、すなわちはみ出し領域OR2へと、はみ出して配置されている。
なお、本実施形態において左側の指標IDは、文字ID2が車両の速度を表す数字となっていることで、指針PDと連携して速度を表示する。右側の指標IDは、文字ID2が車両のエンジン回転数を表す数字となっていることで、指針PDと連携してエンジン回転数を表示する。このように、表示画面22による画像と、当該表示画面22に対して接着された光学層状部31による図柄とが連携して、視認性が良く、互いに位置ずれし難い一体的な表示を実現している。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に改めて説明する。
第1実施形態によると、光源41からの可視光を内部に導入するものは、透光性を有する光学接着材料を用いて層状に形成された光学層状部31となっている。この光学層状部31のおもて面31aの少なくとも一部に、導入された可視光を視認側に反射する反射構造32の凹凸32aが形成されている。おもて面31aは視認側に露出しているので、おもて面31aに反射構造32を形成しても、界面での屈折率差を大きく設定できるため、効率的な反射が実現される。そして、反射構造32をおもて面31aに形成したことにより、うら面31bを、表示画面22に接着することが可能となった。うら面31bと表示画面22とが接着されることにより、装置10の外部から太陽光等の外光が入射した場合であっても、うら面31b及び表示画面22での当該外光の反射が抑制される。したがって、日中等に表示の視認性が悪化するということも抑制できる。以上により、視認性が良好な表示装置10を提供することができる。
また、第1実施形態によると、光学層状部31のおもて面31aのうち反射構造32を除く領域の少なくとも一部において、おもて面31aでの光の反射を規制する反射規制構造33の凹凸33aが形成されている。おもて面31aでの外光の反射も反射規制構造33によって抑制されるので、日中等における表示の視認性悪化を、より一層抑制できる。そして、おもて面31aでは反射構造32も反射規制構造33も凹凸により構成されるので、両凹凸32a,33aを形成するための工程を共通化することも可能となる。以上により、視認性が良好な表示装置10を、製造容易に提供することができる。
また、第1実施形態によると、反射構造32の凹凸32aは、可視光の波長よりも大きなピッチで形成されていると共に、反射規制構造33の凹凸33aは、可視光の波長よりも小さなピッチで形成されている。凹凸32a,33aのピッチの違いで真逆の反射機能を実現しているため、視認性が良好な表示装置10を、製造容易に提供することができる。
また、第1実施形態によると、表示画面22に、指針PDが表示され、反射構造32が形成する図柄によって、指針PDに指示される指標IDが表示されている。指針PDと指標IDとが異なる性質の表示部材によって表示されるので、指針PDと指標IDとの区別が付き易くなり、表示の読み取りが容易となる。さらには、光学層状部31が表示画面22と離間せずに接着されているので、指針PDと指標IDとの間に視差が生じ難く、また例えば車両の振動が発生しても指針PDと指標IDとの相対位置が維持されるので、表示された値を正確に読み取り易い。故に、視認性が良好な表示装置10を提供することができる。
また、第1実施形態によると、反射構造32は、表示画面22と重畳する重畳領域OR1より外側へはみ出して配置されている。このようなはみ出しによれば、表示画面22の大きさにとらわれずに、拡がり感のある表示を実現することができる。
また、第1実施形態によると、うら面31bと表示画面22とは、面状に接着されている。こうした面状の接着により、うら面31bと表示画面22との間における空気層の介在の余地は、極めて乏しくなるため、うら面31b及び表示画面22での外光の反射抑制効果は、極めて高いものとなる。
(他の実施形態)
以上、一実施形態について説明したが、本開示は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
具体的に変形例1としては、画像表示器21には、薄くて曲がるフレキシブルな樹脂OLEDディスプレイを採用することができ、また、OLEDディスプレイ以外の、液晶ディスプレイ等を採用することができる。
変形例2としては、表示画面22のおもて面22aは、曲面状であってもよく、多少の凹凸を有していてもよい。
変形例3としては、反射規制構造33が設けられず、おもて面31aにおいて反射構造32を除く部分が平坦に形成されていてもよい。
変形例4としては、反射構造32により表示される図柄には、任意の図柄を採用することができる。例えば、図柄は、警告を表示する警告灯の図柄であってもよい。また例えば、表示画面22を加飾する加飾図柄等の情報を表示しない図柄が採用されていてもよい。
変形例5としては、表示画面22に表示される画像としては、指針PDだけでなく、任意の画像を採用することができる。
変形例6としては、光源41は、無機発光ダイオードを用いたものに限られない、光源41は、例えば蛍光管、有機発光ダイオード、レーザ光源等を用いて構成されていてもよい。
変形例7としては、表示装置10は、車両に用いられるものに限られず、例えば航空機、船舶等の移動体に用いられる表示装置、冷蔵庫等の家電製品、スマートフォン等の情報通信機器、ゲーム、パチンコ等の遊技機、街頭広告に用いられる表示装置であってもよい。
なお、第1実施形態において説明した各構成要素の数値範囲はこれに限定されることなく、表示装置の用途に対応して適宜、選定することが可能である。
21 画像表示器、22 表示画面、31 光学層状部、31a おもて面、32b うら面、32 反射構造、32a 凹凸、41 光源

Claims (5)

  1. 表示画面(22)に画像を表示する画像表示器(21)と、
    可視光を発する光源(41)と、
    透光性を有する光学接着材料を用いて層状に形成され、前記光源からの前記可視光を内部に導入する光学層状部(31)と、を備え、
    前記光学層状部は、視認側に露出するおもて面(31a)の少なくとも一部において、前記内部に導入された前記可視光を視認側に反射する凹凸(32a)を有する反射構造(32)を形成していると共に、前記おもて面とは反対側のうら面(32b)の少なくとも一部を前記表示画面に接着されており、
    前記おもて面のうち前記反射構造を除く領域の少なくとも一部において、前記おもて面での光の反射を規制する凹凸(33a)を有する反射規制構造(33)が、形成されている表示装置。
  2. 前記反射構造の凹凸は、前記可視光の波長以上のピッチで形成されていると共に、前記反射規制構造の凹凸は、前記可視光の波長よりも小さなピッチで形成されている請求項に記載の表示装置。
  3. 前記表示画面に、指針(PD)が表示され、
    前記反射構造が形成する図柄によって、前記指針に指示される指標(ID)が表示されている請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記反射構造は、前記光学層状部のうち、前記表示画面と重畳する重畳領域(OR1)より外側へはみ出して配置されている請求項1からのいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記うら面と前記表示画面とは、面状に接着されている請求項1からのいずれか1項に記載の表示装置。
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