JP7049599B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関する。
近年、複数の微小な発光ダイオード(LED)や配線等を形成された半導体をそのまま発光基板として用いる表示装置、いわゆるマイクロLEDディスプレイが開発されている。マイクロLEDディスプレイは、小型で軽量且つ薄型のディスプレイとして注目されている。
通常の発光ダイオードを用いた装置においては、発光ダイオードから射出する光が拡散光であるため、光を効率よく利用できていないという課題がある。このような課題に対して、例えば特許文献1では、光を出射させる側にマイクロレンズアレイを設けることで、特定の方向、例えば正面方向に集光する照明装置が開示されている。光を特定方向に集光することで、LEDから発光した光を効率よく利用することができる。
特開2008-305802号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術をマイクロLEDディスプレイに用いる場合、マイクロレンズアレイの個々のマイクロレンズの大きさが発光するLEDの大きさに比べて同程度かそれより大きくなるため、単に光を出射させる側にマイクロレンズアレイを設けるだけでは望まれる程度にまで十分に特定の方向に集光することはできない。本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、マイクロLEDディスプレイにおいて光を特定の方向に集光することを目的とする。
本発明の表示装置は、
単位領域に区分けされた半導体層と、少なくとも複数の単位領域に設けられた発光部と、を有する発光基板と、
前記発光基板に対向して配置されたレンズシートと、を備え、
前記レンズシートは、各単位領域に対応して配置された複数の単位レンズを有する。
本発明の表示装置において、前記単位領域及び前記単位レンズは、それぞれ第1方向および前記第1方向に非平行な第2方向に配列されていてもよい。
本発明の表示装置において、前記発光部は、第1発光体と、前記第1発光体と異なる波長の光を発光する第2発光体と、を含んでもよい。
本発明の表示装置において、前記レンズシートは、前記単位レンズの間に設けられた遮光部を含んでもよい。
本発明の表示装置において、前記遮光部は、前記レンズシートのシート面に沿った少なくとも一方向に延びてもよい。
本発明の表示装置において、前記遮光部は、前記一方向および前記一方向に非平行な他方向に延びてもよい。
本発明の表示装置において、前記発光基板と前記レンズシートとの間に空気層が設けられていてもよい。
本発明の表示装置において、
前記レンズシートの前記発光基板と対向する側には凹部が形成されており、
前記空気層は、前記凹部によって設けられていてもよい。
本発明の表示装置において、
前記発光基板と前記レンズシートとの間に隙間が設けられ、
前記空気層は、前記隙間によって設けられていてもよい。
本発明の表示装置において、前記レンズシートの前記発光基板が配置された側とは逆側に設けられた拡散層をさらに備えてもよい。
本発明によれば、マイクロLEDディスプレイにおいて光を特定の方向に集光することができる。
図1は、表示装置の各要素を概略的に示す分解斜視図である。 図2は、表示装置の発光基板の一部を拡大して示す断面図である。 図3は、表示装置の発光基板及びレンズシートの一部を拡大して示す平面図である。 図4は、図3のIV-IV線に沿った表示装置の断面図であって、表示装置の作用を説明するための図である。 図5は、レンズシートの製造方法の一例を説明するための図である。 図6は、レンズシートの製造方法の一例を説明するための図である。 図7は、レンズシートの製造方法の一例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
また、「シート面(板面、フィルム面)」とは、対象となるシート状(板状、フィルム状)の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材(板状部材、フィルム状部材)の平面方向と一致する面のことを指す。
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1は、本発明の表示装置1を概略的に示す分解斜視図である。表示装置1は、表示面5に画像等を表示する。図1に示されているように、表示装置1は、発光基板10と、発光基板10に対向して配置されたレンズシート20と、レンズシート20の発光基板10が配置された側とは逆側に設けられた拡散層40と、を備えている。発光基板10とレンズシート20との間には、空気層30が設けられている。図1に示された例では、拡散層40のレンズシート20に対面する側とは逆側の面が、表示装置1の表示面5となっている。後述するように、本実施の形態の表示装置1は、1つ又は複数の発光ダイオードから発光した光を1つの画素として用いている、いわゆるマイクロLEDディスプレイである。表示装置1の適用例としては、スマートフォン、腕時計、AR(Augmented Reality)やVR(Virtual Reality)の画像を表示する眼鏡等を挙げることができる。表示装置1の表示面5は、例えば矩形形状の表示面5の対角線の長さが10インチ以下、好ましくは5インチ以下である。
発光基板10は、表示面5に表示する画像を形成する光を発光する。図2は、発光基板10の構成を示す拡大断面図である。図2に示されているように、発光基板10は、半導体層11と、半導体層11上に設けられた複数の発光部13と、を有している。各発光部13は、半導体層11に接する活性層14と、活性層14に接する第2半導体層15と、を含んでいる。すなわち、発光基板10の発光部13が設けられた位置において、半導体層11、活性層14及び第2半導体層15がこの順で積層されている。半導体層11、活性層14及び第2半導体層15は、例えばInP系化合物半導体やGaN系化合物半導体を含んでいる。半導体層11の厚さは、例えば10μm以上500μm以下であり、活性層14の厚さは、例えば0.1μm以上20μm以下であり、第2半導体層15の厚さは、例えば0.1μm以上20μm以下である。
半導体層11と第2半導体層15との間に電圧を印加することで、活性層14を発光させることができる。半導体層11と第2半導体層15との間に電圧を印加するために、半導体層11及び第2半導体層15には、図示しない電極が設けられており、半導体層11に形成された回路を介して外部の電源と接続している。また、発光部13の上面、詳しくは第2半導体層15の活性層14と接する側とは逆側の面が、活性層14から発せられる光を射出する出射面17となっている。
活性層14から発せられる光の波長は、半導体層11、活性層14及び第2半導体層15を構成する材料等によって決定される。本実施の形態において、発光部13は、ある波長の光を発光する第1発光体13Rと、第1発光体13Rとは異なる波長の光を発光する第2発光体13Gと、第1発光体13R及び第2発光体13Gとは異なる波長の光を発光する第3発光体13Bと、を含んでいる。例えば、半導体層11、活性層14及び第2半導体層15を構成する材料等を発光体ごとに適宜に選択することで、第1発光体13Rを波長域620nm~680nmの赤色の光に発光させ、第2発光体13Gを波長域530nm~570nmの緑色の光に発光させ、第3発光体13Bを波長域440nm~480nmの青色の光に発光させることができる。第1発光体13R、第2発光体13G及び第3発光体13Bは、発光ダイオードとなっている。
図2及び図3に示すように、半導体層11は、複数の単位領域10aに区分けされている。図3に示された例では、単位領域10aは、第1方向d1と、第1方向d1に非平行な第2方向d2に配列されている。図示された例において、第1方向d1と第2方向d2とは、互いに直交している。また、図示された例において、単位領域10aは、第1方向d1及び第2方向d2に同一の間隔で配列されている。図3において、1つの単位領域10aが、斜線を付した状態で示されている。発光部13は、少なくとも複数の単位領域10aに配置されている。図示された例では、全ての単位領域10aに発光部13が設けられている。また、図示された例では、発光部13は、単位領域10aの中央に配置されている。また、図2に示された例では、発光部13は、各単位領域10aにおいて、複数の発光体13R、13G、13Bを有している。単位領域10aは、表示装置1の画素領域となっており、各単位領域10aに配置された発光部13は、表示装置1の画素を形成する。
しかしながら、発光部13は、各単位領域10aにおいて、1つの発光体13R、13G、13Bのみを有していてもよい。この例において、単位領域10aはサブ画素領域を形成し、異なる波長の光を射出する発光部を有した別の単位領域10aと1つの画素を形成する。
各単位領域10aの第1方向d1及び第2方向d2に沿った長さは、例えば10μm以上100μm以下である。また、発光部13の第1方向d1及び第2方向d2に沿った長さは、例えば2μm以上100μm以下である。
レンズシート20は、発光基板10から出射した光の進行方向を変化させる。とりわけ、図示されたレンズシート20は、発光基板10から出射した光を特定の方向、具体的には表示装置1の正面方向へ集光させる。ここで、正面方向とは、表示装置1の表示面5の法線方向となる方向のことを意味する。レンズシート20は、第1方向d1及び第2方向d2に広がっている。レンズシート20は、本体部23と、本体部23上に設けられた複数の単位レンズ21と、各単位レンズ21の間に設けられた遮光部25と、を有している。また、レンズシート20の発光基板10と対向する側には、凹部27が形成されている。
レンズシート20の厚さは、例えば10μm以上200μm以下である。レンズシート20の本体部23及び単位レンズ21は、例えばアクリレート系樹脂等の透明な部材で形成されている。ここで、「透明」とは、当該レンズシートを介して当該レンズシートの一方の側から他方の側を透視し得る程度の透明性を有していることを意味しており、例えば、30%以上、より好ましくは70%以上の可視光透過率を有していることを意味する。可視光透過率は、分光光度計((株)島津製作所製「UV-3100PC」、JIS K 0115準拠品)を用いて測定波長380nm~780nmの範囲内で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。
単位レンズ21は、入射した光をその表面であるレンズ面21aにおいて屈折させ、例えば光を特定の方向へ或いは特定の角度範囲に、集光させる。単位レンズ21は、例えば球面レンズである。単位レンズ21のレンズ面21aの曲率半径は、要求される集光機能に応じて適宜に設定することができ、例えば5μm以上100μm以下である。複数の単位レンズ21は、それぞれ各単位領域10aに対応して配置されている。具体的には、1つの単位領域10aと重なる位置に1つの単位レンズ21が配置される。したがって、1つの単位レンズ21は、1つの発光部13に対応して配置されている。単位領域10aが第1方向d1及び第2方向d2に配列されているため、単位レンズ21もまた、第1方向d1及び第2方向d2に配列されている。単位レンズ21の第1方向d1及び第2方向d2に沿った長さは、例えば10μm以上100μm以下である。
遮光部25は、レンズシート20に入射した光のうち、当該光を発光した発光部13に対応する単位レンズ21以外の単位レンズ21に入射し得る光を遮光する。一例として、遮光部25は、遮光のために光を吸収する機能を有している。遮光部25は、例えばカーボンブラック等の黒色顔料を含む樹脂部によって形成されている。遮光部25は、単位レンズ21の間に設けられており、本体部23の内部を延びている。図示された例において、任意の単位レンズ21の間には、遮光部25が設けられている。図3に示すように、遮光部25は、レンズシート20のシート面に沿った第1方向d1及び第2方向d2に延びている。また、図3のIV-IV線に沿った断面図である図4に示すように、遮光部25は、レンズシート20の厚さ方向に、本体部23の厚さの少なくとも半分以上にわたって延びているのが好ましく、本体部23の全体にわたって延びているのがより好ましい。なお、厚さ方向とは、レンズシート20のシート面の法線方向に沿った方向のことを意味する。遮光部25の幅、例えば第1方向d1に延びる遮光部25の第2方向d2に沿った方向の長さは、例えば1μm以上10μm以下である。
空気層30は、図4に示された例では、レンズシート20の凹部27によって設けられている。空気はレンズシート20を形成する樹脂等と比較して屈折率が小さいため、空気層30とレンズシート20との界面で、光は、入射角より出射角を小さくするように屈折する。すなわち、光は、空気層30とレンズシート20との界面で、表示装置1の正面方向に近づくように屈折する。なお、レンズシート20の入射面をその法線方向に直交する平坦面とし、空気層30が、発光基板10とレンズシート20との間に設けられた単なる隙間によって設けられてもよい。
拡散層40は、入射した光を拡散させる。拡散層40は、例えばその内部に拡散粒子を有するマット層として構成される。あるいは、拡散層40は、その表面に微小な凹凸を有し、表面において光を拡散させる表面拡散層であってもよい。拡散層40の厚さは、例えば50μm以上500μm以下である。
次に、表示装置1の作用について説明する。
発光基板10に電圧を印加すると、発光部13は発光する。発光部13から発光した光は、空気層30を進む。図4に示すように、光L1、L2は、空気層30とレンズシート20との界面において、出射角が入射角より小さくなるよう屈折する。すなわち、光は、正面方向に集光される。さらに言い換えると、界面への入射方向が正面方向に対してなす角度よりも、界面からの出射方向が正面方向に対してなす角度が小さくなる。その後、正面方向に対する傾斜角度が比較的大きい光L1は、レンズシート20の本体部23内部の遮光部25によって吸収される。一方、正面方向に対する傾斜角度が比較的小さい光L2は、発光した発光部13に対応する単位レンズ21のレンズ面21aに入射する。レンズ面21aにおいて光L2は正面方向へと屈折して、すなわち正面方向に集光されて、レンズシート20から出射する。レンズシート20から出射した光は、拡散層40を透過して拡散される。このようにして、表示装置1の表示面5から光が出射する。各単位領域10aに設けられた発光部13の発光および発光停止を切り換えることで、外部の観察者が観察可能な画像を形成することができる。
発光部13が単位領域10aに配置され、単位レンズ21が各単位領域10aに対応して配置されているため、1つの単位レンズ21は、1つの発光部13に対応している。1つの発光部13から発光した光が単位レンズ21の間に入射してしまうことを効果的に防止して、各発光部13から発光した光を、発光部13に対応する単位レンズ21によって、効率よく特定の方向に集光させることができる。とりわけ、単位領域10a及び単位レンズ21がそれぞれ第1方向d1及び第2方向d2に配列されており、発光部13が複数の単位領域10aに配置されているため、表示装置1の各画素領域において、特定の方向に十分に集光させることができる。
発光部13は、互いに異なる波長の光を発光する複数の発光体を含んでいる。このため、発光部13は、混色した光を発光することができる。特に、発光部13が赤色の光を発光する第1発光体13Rと、緑色の光を発光する第2発光体13Gと、青色の光を発光する第3発光体13Bと、を含む場合、発光部13は、フルカラーで任意の色を発光することができる。
また、遮光部25が単位レンズ21の間に設けられている。遮光部25によって、光を発光した発光部13に対応する単位レンズ21以外の単位レンズ21に入射しようとする光を遮光することができる。ある発光部13で発光する光をその発光部13に対応する単位レンズ21以外の単位レンズ21に入射することを防止することで、対応する単位レンズ21以外からある発光部13で発光する光が出射することを防止することができる。したがって、表示装置1の1つの画素領域となっているある単位領域10aにおいて発光した光が、他の画素領域に入り込んでクロストークを発生させてしまうことを防止することができる。また、外部から表示装置1に入射した光を遮光部25によって吸収して、表示装置1の表示面5に表示する画像のコントラストの低下を防止することができる。
遮光部25によるこれらの効果は、遮光部25が本体部23の厚さの少なくとも半分以上にわたって延びていることで発揮されやすく、本体部23の全体にわたって延びていることでより発揮されやすい。特に、表示装置1を観察する観察者に対して、遮光部25が縦方向に延びている場合、画像の解像度に対する観察者の感度は縦方向より横方向でより高いため、より効果的にクロストークの発生を防止することができる。また、表示装置1を観察する観察者に対して、遮光部25が横方向に延びている場合、観察者に観察され得る外部から表示装置1に入射した光を効率よく遮光部25によって吸収できるため、より効果的にコントラストの低下を防止することができる。図3に示されているように、本実施の形態では、遮光部25は第1方向d1及び第2方向d2の両方に延びているため、クロストークの発生の防止およびコントラストの低下の防止の両方をより効果的に実現することができる。
さらに、空気層30によって、発光部13から発光した光は、空気層30とレンズシート20との界面で表面方向へと屈折する。すなわち、光の正面方向に対する傾斜角度を比較的小さくすることができる。このため、発光部13から発光した光を、空気層30によっても、正面方向に集光させることができる。また、遮光部25によって遮光される光を減少させることができ、より効率よく発光部13から発光した光を利用することができる。空気層30は、発光基板10とレンズシート20との間に隙間を設けることで、あるいはレンズシート20に凹部27が設けることで、容易に設けられることができる。
また、拡散層40によってレンズシート20からの光を拡散することで、表示面5に表示する画像光を種々の方向から観察することができる。
次に、表示装置1の製造方法の一例について説明する。
まず、発光基板10の製造方法について説明する。まず、発光部13ごとに電圧を印加することができるよう、半導体層11に電極を含む回路が形成される。次に、半導体層11上に発光部13となる活性層14及び第2半導体層15が直接形成される。このとき、活性層14及び第2半導体層15は、発光部13ごとに分離して形成される。その後、第2半導体層15に電極が形成され、半導体層11に形成された回路と接続する。
次に、レンズシート20の製造方法について、図5~図7を参照しながら説明する。まず、図5に示すような凹部27が設けられている本体部23を用意する。本体部23には、遮光部25が形成される穴部24が設けられている。本体部23は、樹脂を賦型することで作製してもよいし、樹脂製板材に切削等の機械加工を施すことで作製してもよいし、樹脂賦型と切削等の機械加工とを組み合わせて作製してもよい。次に、図6に示すように、例えば穴部24に黒色顔料を含む樹脂組成物が注入され且つ樹脂組成物を硬化させることで、穴部24内に遮光部25が形成される。その後、図7に示すように、本体部23の凹部27が設けられた側とは逆側に、単位レンズ21が設けられる。設けられる単位レンズ21の境界は、遮光部25と重なっている。なお、本体部23の作製に樹脂賦型を用いる場合には、本体部23と単位レンズ21とを樹脂賦型により一体的に作製してもよい。
得られた発光基板10及びレンズシート20を、発光基板10の発光部13とレンズシート20の凹部27とが対面するように配置する。発光基板10とレンズシート20との間には、凹部27によって空気層30が設けられる。その後、レンズシート20の単位レンズ21が設けられた側に拡散層40が配置されて、表示装置1が製造される。
以上のように、本実施の形態の表示装置1は、単位領域10aに区分けされた半導体層11と、少なくとも複数の単位領域10aに設けられた発光部13と、を有する発光基板と10、発光基板10に対向して配置されたレンズシート20と、を備え、レンズシート20は、各単位領域10aに対応して配置された複数の単位レンズ21を有する。このような表示装置1によれば、各発光部13から発光した光を発光部13に対応する単位レンズ21によって、効率よく特定の方向に出射させることができる。発光ダイオードである発光部13が画素領域となる単位領域10aに設けられており、表示装置1は、マイクロLEDディスプレイである。したがって、マイクロLEDディスプレイにおいて特定の方向に出射する光を増加させることができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。
上述した実施の形態において、遮光部25は、光を吸収する機能を有していた。しかしながら、遮光部25は、光を吸収する機能でなく、光を反射する機能を有していてもよい。このような遮光部25は、例えば酸化チタン等の白色顔料を含む樹脂部によって形成され得る。遮光部25が光を反射する機能を有していると、発光部13に対応する単位レンズ21以外の単位レンズ21に入射し得る光を遮光するだけでなく、発光部13に対応する単位レンズ21側へ光を反射することで、発光部13に対応する単位レンズ21に入射する光を増加させることができる。これにより、発光部13から発光した光をより効率よく利用することができる。
1 表示装置
5 表示面
10 発光基板
10a 単位領域
11 半導体層
13 発光部
13R 第1発光体
13G 第2発光体
13B 第3発光体
20 レンズシート
21 単位レンズ
25 遮光部
27 凹部
30 空気層
40 拡散層

Claims (8)

  1. 単位領域に区分けされた半導体層と、少なくとも複数の単位領域に設けられた発光部と、を有する発光基板と、
    前記発光基板に対向して配置されたレンズシートと、を備え、
    前記レンズシートは、各単位領域に対応して配置された複数の単位レンズを有し、
    前記発光基板と前記レンズシートとの間に空気層が設けられ、
    前記レンズシートの前記発光基板と対向する側には凹部が形成されており、
    前記空気層は、前記凹部によって設けられている、表示装置。
  2. 前記単位領域及び前記単位レンズは、それぞれ第1方向および前記第1方向に非平行な第2方向に配列されている、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記発光部は、第1発光体と、前記第1発光体と異なる波長の光を発光する第2発光体と、を含む、請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記レンズシートは、前記単位レンズの間に設けられた遮光部を含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記遮光部は、前記レンズシートのシート面に沿った少なくとも一方向に延びる、請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記遮光部は、前記一方向および前記一方向に非平行な他方向に延びる、請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記発光基板と前記レンズシートとの間に隙間が設けられ、
    前記空気層は、前記隙間によって設けられている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の表示装置。
  8. 前記レンズシートの前記発光基板が配置された側とは逆側に設けられた拡散層をさらに備える、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の表示装置。
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