JP7139707B2 - 遮光袋 - Google Patents

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Description

本発明は遮光袋に関するものである。特に医療・介護現場などで用いられる、輸液バッグ用の遮光袋に関するものである。
点滴用の輸液バッグ、あるいは輸液容器において、投与する際に遮光が必要になる場合がある。たとえば、紫外線によるビタミンの光分解を防止したり、光に対して不安定な薬物において、投与する際に輸液バッグ、あるいは輸液容器、さらに必要に応じて輸液経路全般への遮光が必要になる。
このような場合に、輸液バッグ、あるいは輸液容器への外層袋として、遮光袋を被せて使用することが行なわれている。
しかしながら、一般に薬液の投与は、輸液バッグ、あるいは輸液容器をフックに吊り下げて輸液のチューブを経て投与する方法がとられる。そのため、輸液バッグ、あるいは輸液容器にはフックに吊り下げるための穴が設けてある。したがって輸液バッグ、あるいは輸液容器と同様に、吊り下げのための穴を露出させるための開口部を、外層袋である遮光袋にも設ける必要がある。
特許文献1には、輸液バッグ用の輸液容器外層袋の提案があるが、吊り下げに際しては外層袋の上部を大きく切り取る方式であるために、開口部から外光が輸液バックに当るおそれがあって、外光の内容物に対する影響を遮断する目的に対しては十分とは言えず、改善が求められている。
特開2011-104331号公報
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、輸液バッグもしくは輸液容器を覆って収納可能な遮光袋において、遮光袋に吊り下げのための開口部をあける際にも、開口部が小さく、外部からの光の影響を受けることの少ない遮光袋を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、
輸液バッグもしくは輸液容器を、内部に収容する遮光袋であって、
該輸液バッグもしくは輸液容器として、その開口予定部の反対側の底部中央部分に、フック吊り下げ用の穴を有しているものを使用し、かつ該フック吊り下げ用の穴が、遮光袋の上辺に近くなるよう収納する遮光袋において、
該遮光袋は、遮光性を有する層を含んで、プラスチックフィルムを基材とした積層体からなり、
該遮光袋の上辺は上辺シール部で密閉され、他の辺はシール、または積層体が折り返されて、遮光袋は周縁部で密封されて製袋されており、
該上辺シール部より遮光袋内側の非シール部には、吊り下げ用フック先端が遮光袋の表側と裏側の積層体を貫通可能に、易開封部分が設けられており、
該吊り下げ用フック先端の、表裏易開封部分貫通時には、表側と裏側の積層体の易開封部分の間に位置を合わせて、輸液バッグもしくは輸液容器の吊り下げ用穴を挿入して、積層体、吊り下げ用穴、積層体を順次貫通させることが可能であり、
前記上辺シール部には、前記輸液バッグもしくは輸液容器の底部の外形に合わせた凹みが設けてあり、該凹みに前記輸液バッグもしくは輸液容器の底部がはめ込まれることを特徴とする、遮光袋である。
また、請求項2に記載の発明は、
前記易開封部分は、積層体にミシン目を入れて構成されるものであることを特徴とする、請求項1に記載の遮光袋である。
また、請求項3に記載の発明は、
前記易開封部分は、吊り下げ用フックの先端が貫通可能に、十字形に設けられていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の遮光袋である。
また、請求項4に記載の発明は、
前記凹みに前記輸液バッグもしくは輸液容器の底部がはめ込まれたとき、前記易開封部分と前記輸液バッグもしくは輸液容器の吊り下げ用穴とが同位置となることを特徴とする、請求項1~請求項3のいずれかに記載の遮光袋である。
また、請求項5に記載の発明は、
前記遮光袋の下部には、下辺シール部を切り取って開封可能に開封予定線が設けられていることを特徴とする、請求項1~請求項4のいずれかに記載の遮光袋である。
また、請求項6に記載の発明は、
前記開封予定線に沿って、易開封機構が設けられていることを特徴とする、請求項1~請求項5のいずれかに記載の遮光袋である。
本発明によれば、輸液バッグもしくは輸液容器を覆って収納可能な遮光袋において、遮光袋にフック吊り下げのための開口部をあける際にも、開口部が小さく、外部からの光の影響を受けることの少ない遮光袋を提供することが可能である。また、上辺シール部は、輸液バッグもしくは輸液容器の底部の外形に合わせた凹みを設けてあることによって、吊り下げ用フック先端の表裏易開封部分の貫通時に、表側と裏側の積層体の易開封部の間に位置を合わせて、輸液バッグもしくは輸液容器の吊り下げ用穴を挿入するに際して、作業をより容易にまた安定して行なうことが可能になり、吊り下げ用フック先端を、位置合わせした部分に順次貫通させる作業においても、より容易に、安定して行なうことが可能になる。
すなわち従来の遮光袋は、使用時にフックへの吊り下げを行なう際に、遮光袋の上部を大きく切取って、吊り下げ用穴を露出させる必要があり、この切取り部分が、遮光袋の遮光性を損なうことが問題とされている。
それに比べて、本発明による遮光袋は、吊り下げ用穴を開ける際にも、切取り部分がないことによって、開口部を小さくすることが可能である。したがって、外部からの光の影響を受けることが極めて少ない遮光袋とすることができる。
特に請求項2に記載の発明によれば、易開封部分は、積層体にミシン目を入れて構成されるものであることによって、より簡易な方法で易開封機構を実現することが可能であり、工程、コストにおいても有利な遮光袋の実現が可能になる。
特に請求項3に記載の発明によれば、易開封部分は吊り下げ用フックの先端が貫通可能に、十字形に設けられていることによって、フックの先端の貫通がより安定して、より容易に可能になる。
それに加えて、輸液バッグもしくは輸液容器を覆って収納可能な遮光袋において、遮光袋に吊り下げのための開口部をあける際にも、開口部が小さく、外部からの光の影響を受けることの少ない、かつ使い勝手のよい遮光袋を提供することが可能である。
特に請求項5に記載の発明によれば、遮光袋下部に設けられた遮光袋下部の開封のための開封予定線が、設けられていることによって、切り裂きの作業はより容易に、また正確に行なうことが可能であり、より使い勝手のよい遮光袋を提供することが可能である。
特に請求項6に記載の発明によれば、開封予定線に沿って、易開封機構が設けられていることによって、切り裂きの作業はさらに容易に、また正確に行なうことが可能であり、より使い勝手のよい遮光袋を提供することが可能である。
図1は本発明に係る遮光袋の一実施態様を説明するための、平面、一部透視模式図である。 図2は本発明に係る遮光袋の他の実施態様を説明するための平面、一部透視模式図である。 図3は本発明に係る遮光袋の一実施態様において、開封した状態を説明するための平面、一部透視模式図である。
以下、本発明を図1~図3を参照しながら、更に詳しい説明を加える。ただし本発明は、ここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は、請求項によって限定されるものである。
図1は本発明に係る遮光袋の一実施態様を説明するための、平面、一部透視模式図である。
本発明による遮光袋(100)は、輸液バッグもしくは輸液容器(20)を、内部に収容する遮光袋であって、遮光袋(100)は、遮光性を有する層を含んで、プラスチックフィルムを基材とした積層体からなる。
積層体には、製袋のためのシーラント層が含まれ、また遮光性を有する層は、たとえばアルミニウム箔などの金属箔層、プラスチックフィルムに着色層を設けるなどした隠蔽層からなる。これによって、外光、特に紫外線が、遮光袋(100)内部に侵入することを回避することが可能である。
プラスチックフィルムに着色層を設ける方法について、特段の制約を設けるものではないが、たとえば印刷やコーティングの手法を用いて、光学的に不透明な層を形成することが可能である。
また、シーラント層の材質としては、熱可塑性樹脂のうちポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン-αオレフィン共重合体、エチレン-メタアクリル酸樹
脂共重合体などのエチレン系樹脂を用いることができる。
あるいは、ホモポリプロピレン樹脂(PP)、プロピレン-エチレンランダム共重合体、プロピレン-エチレンブロック共重合体、プロピレン-αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等を使用することができる。
シーラント層の形成には、押出機などを用いて溶融した樹脂を製膜して、積層体上に層形成することができる。あるいは、あらかじめフィルムの状態に製膜してある材料を、接着剤を用いたラミネート等によって積層することによって、積層体の表面にシーラント層を形成することも可能である。
遮光袋の上辺(10)は、上辺シール部(1)で密閉され、他の側部の辺および底辺はシール、または積層体が折り返されて、遮光袋(100)は周縁部で密封されて製袋されている。
また、遮光袋(100)に収容される、輸液バッグもしくは輸液容器(20)として、その開口予定部の反対側の底部(2)中央部分に、フック吊り下げ用穴(21)を有している。遮光袋(100)は、このフック吊り下げ用穴(21)が、遮光袋の上辺(10)に近くなるよう収納する。
すなわち、遮光袋(100)には、輸液バッグもしくは輸液容器(20)が、その開口予定部の反対側の底部(2)中央部分に、フック吊り下げ用穴(21)を有して、フック吊り下げ用穴(21)が、遮光袋の上辺(10)に近接して収納されている。
また、本発明による遮光袋(100)において、上辺シール部(1)より遮光袋(100)内側の非シール部には、吊り下げ用フック先端が遮光袋(100)の表側と裏側の積層体を貫通可能に、易開封部分(4)が設けられている。
易開封部分(4)の機構は、特段の限定を加えるものではなく、易開封に妨げのない範囲、また吊り下げ用フック先端の貫通に支障のない範囲で任意であり、たとえば刃物によるハーフカットや、レーザー光の照射などによって、積層体に部分的に脆弱部を設けることによって設けることができる。
これは、遮光袋(100)、および輸液バッグもしくは輸液容器(20)を、点滴などの用途に供するために、吊り下げ用フックに吊り下げることを目的として、吊り下げ用フック先端を、遮光袋(100)、および輸液バッグもしくは輸液容器(20)の吊り下げ用穴(21)に貫通させる作業を行なうためである。
本発明においては、遮光袋(100)を構成する表側と裏側の積層体には、易開封部分(4)を設けておき、輸液バッグもしくは輸液容器(20)の吊り下げ用穴(21)と、位置を合わせて、積層体、吊り下げ用穴(21)、積層体の三者を順次貫通させることによって、輸液バッグもしくは輸液容器(20)を、外袋である遮光袋(100)をつけたままの状態で、点滴などの用途に供することができる。
このように、輸液バッグもしくは輸液容器(20)を覆って収納可能な遮光袋(100)において、遮光袋(100)に吊り下げのための開口部をあける際にも、開口部が小さく、外部からの光の影響を受けることの少ない遮光袋(100)を提供することが可能である。
図2は本発明に係る遮光袋の他の実施態様を説明するための平面、一部透視模式図であ
る。
図2に示す例のように、易開封部分(4)は、積層体にたとえばミシン目を入れて構成することができる。また、易開封部分(4)の形状は、易開封に妨げのないこと、また吊り下げ用フック先端の貫通に支障のないことを配慮すれば、任意である。たとえば、一文字でも良く、十字形に設けるのでも、その他の形状でも構わない。図2に示す例において易開封部分(4)の形状は、ミシン目を十字形とした例である。
本発明においては、吊り下げ用フック先端の、表裏易開封部分(4)貫通時には、表側と裏側の積層体の易開封部分(4)の間に位置を合わせて、輸液バッグもしくは輸液容器(20)の吊り下げ用穴(21)を挿入して、位置合わせした部分を順次貫通させる作業を行なうことになる。
このとき、上辺シール部(1)に、吊り下げ用穴を有する輸液バッグもしくは輸液容器(20)の底部(2)を、遮光袋(100)内で保持可能に、上辺シール部(1)に凹み(13)を設けることができ、これによって、位置合わせをより容易に、また確実に行なうことができる。
すなわち、輸液バッグもしくは輸液容器(20)の底部(2)が、上辺シール部(1)に設けられた凹み(13)に保持された状態において、吊り下げ用穴(21)と同位置に易開封部分(4)を設けてある。
また、遮光袋(100)の下部(11)には、下辺シール部(9)を切り取って遮光袋(100)下部(11)を開封可能に、開封予定線(8)を設けることができる。
これによって、遮光袋(100)下部(11)の切り裂きの作業はより容易に、また正確に行なうことが可能であり、より使い勝手のよい遮光袋(100)を提供することが可能である。開封予定線は、たとえば、遮光袋外部から視認可能に印刷等で明示することができる。
さらに、開封予定線(8)に沿って、易開封機構を設けることが可能である。これによって、切り裂きの作業はさらに容易に、また正確に行なうことが可能であり、より使い勝手のよい遮光袋(100)を提供することが可能である。
易開封機構は、その方式に特段の制約を設けるものではなく、たとえば遮光袋(100)を構成する積層体へのハーフカットやミシン目、あるいは積層体を構成するプラスチックフィルムの分子配向性を利用したものでもよい。
ただし、ハーフカットやミシン目のように、積層体に物理的に脆弱部を設ける場合には、積層体の遮光層への影響を考慮する必要があり、積層体にガスバリア層が含まれる場合もまた同様である。
易開封機構として、開封予定線(8)を手指による引き裂きを容易に可能にする機構のほか、遮光袋の側端部に切込み(7)を設けて、切込み(7)をきっかけにして、それに接続する易開封機構を有する開封予定線(8)に沿って、開封することも可能であり、より容易で安定した下部(11)の開封に有効である。
切込み(7)は、左右両方の側端部に設けることもでき、また片方の側端部のみでも構わない。図1、および図2に示す例においては、切込みを左右両方の側端部に設けた例である。
図3は本発明に係る遮光袋の一実施態様において、開封した状態を説明するための平面、一部透視模式図である。
遮光袋(100)上部の開封は、上辺シール部(1)より遮光袋内側の非シール部に設けられた、易開封部分(4)に、吊り下げ用のフック(30)先端を貫通させて行なわれる。
このとき、遮光袋(100)に収容された、輸液バッグもしくは輸液容器(20)の底部(2)中央付近に設けられた、吊り下げ用穴(21)にも吊り下げ用のフック(30)先端が貫通している。
図3に示す例においては、遮光袋(100)上部の開封による開口部は、積層体が切り取られる部分はなく、フック(30)先端が貫通する限られた面積のみに限定されるために、開口部による輸液バッグもしくは輸液容器(20)の外光への暴露は、きわめて限定的なものにとどまる。
また、図3に示す例において、上辺シール部(1)には、輸液容器(20)の底部(2)の外形に合わせた、凹み(13)が設けてあり、この凹み(13)に、輸液容器(20)の底部(2)を嵌め込んで保持することができる。
これによって、輸液容器(20)の吊り下げ用穴(21)と、遮光袋(100)の易開封部分(4)との位置あわせができ、凹み(13)による輸液容器(20)の保持効果と相俟って、吊り下げ用のフック(30)の先端の貫通を、より容易で安定したものとすることが可能である。
遮光袋(100)下部(11)の開封は、図1または図2に示す開封予定線(8)に沿って行う。すなわち図1または図2に示す例のように、シール部(3)に設けられた切込み(7)をきっかけとして、それに接続する開封予定線(8)を水平方向に、遮光袋(100)下部(11)を切り裂いて行なう。
開封予定線(8)を切り裂いた後、下部(11)は、遮光袋本体から分離することができる。このとき切り裂いた部分は、遮光袋(100)の下辺開口部(12)となって、輸液容器(20)の口部(22)と、内溶液(23)の導出のためのチューブ(25)との接続作業を可能にする。
以下本発明を、実施例1、および比較例1によって更に具体的な説明を加える。ただし本発明は、ここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は、請求項によって限定されるものである。
<実施例1>
本発明による遮光袋を作成して評価した。
形状は図2に示す例と同様のものとした。
具体的には、
・上辺シール部(1)に凹み(13)を設けてある。
・遮光袋(100)上部の非シール部分の易開封部分(4)は、十字形でミシン目加工である。
・下部(11)には、下辺シール部を切り取って開封可能に開封予定線(8)が設けられており、開封予定線(8)に沿って、易開封機構が設けられている。
遮光袋を構成する積層体の層構成は下記のとおりである。
遮光袋外側から、
無機化合物蒸着付きポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)/遮光層/直鎖状低密度ポリエチレン(厚さ50μm)
とした。直鎖状低密度ポリエチレンがシーラント層である。
すなわち、実際の開封において、上辺シール部より遮光袋内側の非シール部には、吊り下げ用フック先端が遮光袋の表側と裏側の積層体を貫通可能に、易開封部分が設けられており、吊り下げ用フック先端の、表裏易開封部分貫通時には、表側と裏側の積層体の易開封部分の間に位置を合わせて、輸液バッグもしくは輸液容器の吊り下げ用穴を挿入して、積層体、吊り下げ用穴、積層体を順次貫通させることが可能な構造とした。易開封部分はレーザー光によるミシン目加工によって脆弱部を形成して設けた。
<比較例1>
従来より一般的に用いられている遮光袋を評価した。
特徴は、遮光袋上辺の、吊り下げ用穴部分の開封、露出は、周辺を半円形に大きく切り取る方式のものである。
評価項目は下記の項目とした。
・遮光性
・吊り下げ性
・吊り下げ部カット性
・加工性
・価格
・輸送性。
評価結果を表1に示す。
Figure 0007139707000001
表1に示す結果から、本発明による遮光袋である実施例1が、従来の遮光袋である比較例1に比較して、遮光性、吊り下げ部カット性において優れている。したがって、総合評価においても実施例1が優れている〇評価となった。
特に遮光性については、本発明による遮光袋である実施例1が、上部の開封において、吊り下げ用穴を開ける際にも、切取り部分がないことによって、開口部を小さくすることが可能である。したがって、外部からの光の影響を受けることが極めて少ない遮光袋とすることができる。
従来の遮光袋は、使用時にフックへの吊り下げを行なう際に、遮光袋の上部を大きく切り取って、吊り下げ用穴を露出させる必要があり、この切取り部分が、遮光袋の遮光性を損なうことになる。
この差が、遮光性の評価において、実施例1が〇、比較例1が△の評価の差に繋がったものである。
このように、本発明によれば、輸液バッグもしくは輸液容器を覆って収納可能な遮光袋において、遮光袋にフック吊り下げのための開口部をあける際にも、開口部が小さく、外部からの光の影響を受けることの少ない遮光袋を提供することが可能であることを検証することができた。
1・・・上辺シール部
2・・・底部
3・・・シール部
4・・・易開封部分
7・・・切込み
8・・・開封予定線
9・・・下辺シール部
10・・・遮光袋の上辺
11・・・下部
12・・・下辺開口部
13・・・凹み
20・・・輸液容器
21・・・吊り下げ用穴
22・・・口部
23・・・内溶液
30・・・フック
100・・・遮光袋

Claims (6)

  1. 輸液バッグもしくは輸液容器を、内部に収容する遮光袋であって、
    該輸液バッグもしくは輸液容器として、その開口予定部の反対側の底部中央部分に、フック吊り下げ用の穴を有しているものを使用し、かつ該フック吊り下げ用の穴が、遮光袋の上辺に近くなるよう収納する遮光袋において、
    該遮光袋は、遮光性を有する層を含んで、プラスチックフィルムを基材とした積層体からなり、
    該遮光袋の上辺は上辺シール部で密閉され、他の辺はシール、または積層体が折り返されて、遮光袋は周縁部で密封されて製袋されており、
    該上辺シール部より遮光袋内側の非シール部には、吊り下げ用フック先端が遮光袋の表側と裏側の積層体を貫通可能に、易開封部分が設けられており、
    該吊り下げ用フック先端の、表裏易開封部分貫通時には、表側と裏側の積層体の易開封部分の間に位置を合わせて、輸液バッグもしくは輸液容器の吊り下げ用穴を挿入して、積層体、吊り下げ用穴、積層体を順次貫通させることが可能であり、
    前記上辺シール部には、前記輸液バッグもしくは輸液容器の底部の外形に合わせた凹みが設けてあり、該凹みに前記輸液バッグもしくは輸液容器の底部がはめ込まれることを特徴とする、遮光袋。
  2. 前記易開封部分は、積層体にミシン目を入れて構成されるものであることを特徴とする、請求項1に記載の遮光袋。
  3. 前記易開封部分は、吊り下げ用フックの先端が貫通可能に、十字形に設けられていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の遮光袋。
  4. 前記凹みに前記輸液バッグもしくは輸液容器の底部がはめ込まれたとき、前記易開封部分と前記輸液バッグもしくは輸液容器の吊り下げ用穴とが同位置となることを特徴とする、請求項1~請求項3のいずれかに記載の遮光袋。
  5. 前記遮光袋の下部には、下辺シール部を切り取って開封可能に開封予定線が設けられていることを特徴とする、請求項1~請求項4のいずれかに記載の遮光袋。
  6. 前記開封予定線に沿って、易開封機構が設けられていることを特徴とする、請求項1~
    請求項5のいずれかに記載の遮光袋。
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