JP7138957B2 - 判定回路 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路に関する。
循環ポンプは、ヒートポンプや熱源機の熱搬送の他、風呂用として給湯器、追焚、給湯暖房機に利用され、循環ポンプ内を媒体が循環している。この内、家庭用の風呂に用いられる風呂給湯器には、追い焚き機能が設けられていることが一般的である。通常、追い焚き機能は、浴槽と熱交換器との間を湯が循環するように配置された循環回路と、循環回路の中途部に配置された循環ポンプとを備えている。
また、浴槽内に湯が存在しない場合に追い焚き機能が動作してしまうと、空焚きが生じてしまい、故障や破損の原因になる。そこで、浴槽内の湯量を検出し、湯量が一定以下の場合には追い焚き機能の動作を停止させることが従来より提案されてきた。
例えば、特許文献1には、循環回路に媒体の流れを検出する水流スイッチを設け、浴槽内に所定量の湯が存在しているかどうかを判定することが開示されている。特許文献1では、水流スイッチがオンであれば循環回路に所定量の湯が循環しているので、浴槽内に循環アダプタレベル以上の湯が有ると判定され、水流スイッチがオフであれば浴槽内に循環アダプタレベル以上の湯が無いと判定される。
また、特許文献2には、循環ポンプを所定の駆動出力で駆動したときの回転数を検出することで、浴槽内に湯が有るかどうかを検出することが開示されている。特許文献2では、循環ポンプとしてDCポンプを使用しており、制御装置で駆動Dutyを変化させることで調整をしている。また、循環ポンプからは回転信号が出力されており制御装置にて検出できるようになっている。
浴槽内の湯が循環アダプタよりも上にあり、浴槽の湯が循環される状態で循環ポンプを駆動Duty50%で駆動すると回転数はほぼ5000rpmとなる。しかし、浴槽の湯が循環アダプタまで無い状態で循環ポンプを同じDutyで駆動させると、回転数は非常に高くなり15000rpm以上となる。これはポンプに水の抵抗がかからないためである。
このように、特許文献2では、循環ポンプを所定の駆動Duty(例えば50%)で駆動し、そのときの回転数がある値(例えば10000rpm)より高いか低いかを見ることで浴槽の湯が循環アダプタ以上に有るか無いかを判定することができる。
特開平10-103765号公報 特開2010-91207号公報
浴槽内の湯の有無を判定するために、特許文献1のように媒体の流れを検出する水流スイッチを循環回路に設けると、水流スイッチ自体が湯の流れを妨げるため、湯の圧力損失につながるという課題がある。また、循環回路を循環する湯には、髪の毛等の異物やゴミが含まれていることもあり、水流スイッチにこれらの異物やゴミが堆積して水流スイッチが動作不良を起こす可能性があるという課題がある。
特許文献2のように、循環ポンプの回転数に基づいて浴槽内の湯の有無を判定する場合、正確な判断ができない場合があるという課題がある。例えば、循環する湯量がゆっくりと減少していくような場合、回転数による判定だけでは変化を検出しにくい。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、媒体の流れを検出するスイッチや媒体の流量を測定する流量計を用いずに、媒体の流れの有無を正確に判定できる判定回路を提供することにある。
本発明にかかる判定回路によれば、媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、前記回転数検出手段が検出した回転数の値および前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、前記算出値を比較対象として予め設定された所定範囲と比較し、比較対象とした前記算出値が予め設定された前記所定範囲から外れている場合に、前記循環回路における媒体の流れが無いと判定する判定手段と、を有することを特徴としている。
この構成によれば、正確に循環回路における媒体の流れの有無を判定することができる。
本発明にかかる判定回路によれば、媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、前記回転数検出手段が検出した回転数の値および前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、前記回転数の値、前記消費電力の値および前記算出値のうち少なくとも1つの値を比較対象として予めそれぞれに設定された所定範囲と比較し、比較対象とした前記回転数の値、前記消費電力の値または前記算出値のいずれかの値が、予めそれぞれに設定された前記所定範囲から外れている場合に、前記循環回路における媒体の流れが無いと判定する判定手段と、を有することを特徴としている。
この構成によれば、正確に循環回路における媒体の流れの有無を判定することができる。
本発明にかかる判定回路によれば、媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータへ入力される運転指令電圧の値を検出する運転指令電圧値検出手段と、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、前記運転指令電圧値検出手段が検出した運転指令電圧の値、前記回転数検出手段が検出した回転数の値および前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、前記算出値を比較対象として予め設定された所定範囲と比較し、比較対象とした前記算出値が予め設定された前記所定範囲から外れている場合に、前記循環回路における媒体の流れが無いと判定する判定手段と、を有することを特徴としている。
この構成によれば、正確に循環回路における媒体の流れの有無を判定することができる。
本発明にかかる判定回路によれば、媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータへ入力される運転指令電圧の値を検出する運転指令電圧値検出手段と、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、前記運転指令電圧値検出手段が検出した運転指令電圧の値、前記回転数検出手段が検出した回転数の値および前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、前記運転指令電圧の値、前記回転数の値、前記消費電力の値および前記算出値のうち少なくとも1つの値を比較対象として予めそれぞれに設定された所定範囲と比較し、比較対象とした前記運転指令電圧の値、前記回転数の値、前記消費電力の値または前記算出値のいずれかの値が、予めそれぞれに設定された前記所定範囲から外れている場合に、前記循環回路における媒体の流れが無いと判定する判定手段と、を有することを特徴としている。
この構成によれば、正確に循環回路における媒体の流れの有無を判定することができる。
本発明にかかる判定回路によれば、媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータへ入力される運転指令電圧の値を検出する運転指令電圧値検出手段と、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、前記運転指令電圧値検出手段が検出した運転指令電圧の値、前記回転数検出手段が検出した回転数の値、前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値および前記駆動電圧の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、前記算出値を比較対象として予め設定された所定範囲と比較し、比較対象とした前記算出値が予め設定された前記所定範囲から外れている場合に、前記循環回路における媒体の流れが無いと判定する判定手段と、を有することを特徴としている。
この構成によれば、正確に循環回路における媒体の流れの有無を判定することができる。
本発明にかかる判定回路によれば、媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータへ入力される運転指令電圧の値を検出する運転指令電圧値検出手段と、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、前記運転指令電圧値検出手段が検出した運転指令電圧の値、前記回転数検出手段が検出した回転数の値、前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値および前記駆動電圧の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、前記運転指令電圧の値、前記回転数の値、前記消費電力の値および前記算出値のうち少なくとも1つの値を比較対象として予めそれぞれに設定された所定範囲と比較し、比較対象とした前記運転指令電圧の値、前記回転数の値、前記消費電力の値または前記算出値のいずれかの値が、予めそれぞれに設定された前記所定範囲から外れている場合に、前記循環回路における媒体の流れが無いと判定する判定手段と、を有することを特徴としている。
この構成によれば、正確に循環回路における媒体の流れの有無を判定することができる。
また、前記判定手段は、前記比較対象とした値のうちの1つ以上の値が、予めそれぞれに設定された前記所定範囲から外れていることを検出した後、所定時間経過後に前記循環回路における媒体の流れが無いと判定してもよい。
この構成によれば、各数値において一瞬オフになる場合があっても瞬間的なオフの時の値で判断しないため、正確な水流の有無の判定を行うことができる。
また、前記判定手段は、前記循環回路における媒体の流れが無いと判定した場合に、前記モータへの前記駆動電圧を停止するように指示する指示信号を出力してもよい。
また、前記判定手段は、前記循環回路における媒体の流れが無いと判定した場合に、前記モータへの前記駆動電圧を停止するように指示する指示信号を、前記制御コントローラへ出力してもよい。
また、前記判定回路は、前記算出値から媒体の流量を算出する流量算出手段と、を有し、算出した流量の指示信号を出力してもよい。
これによれば、算出される媒体の流量の値から、循環回路における媒体の流れの有無を判定することができる。そして、算出した流量の指示信号を出力することができる。
本発明にかかる判定回路によれば、媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値から媒体の流量を算出する流量算出手段と、を有し、算出した流量の指示信号を出力することを特徴としている。
これによれば、算出される媒体の流量の値から、循環回路における媒体の流れの有無を判定することができる。そして、算出した流量の指示信号を出力することができる。
本発明にかかる判定回路によれば、媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、前記回転数検出手段が検出した回転数の値および前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、前記算出値から媒体の流量を算出する流量算出手段と、を有し、算出した流量の指示信号を出力することを特徴としている。
これによれば、算出される媒体の流量の値から、循環回路における媒体の流れの有無を判定することができる。そして、算出した流量の指示信号を出力することができる。
本発明にかかる判定回路によれば、媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータへ入力される運転指令電圧の値を検出する運転指令電圧値検出手段と、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、前記運転指令電圧値検出手段が検出した運転指令電圧の値、前記回転数検出手段が検出した回転数の値および前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、前記算出値から媒体の流量を算出する流量算出手段と、を有し、算出した流量の指示信号を出力することを特徴としている。
これによれば、算出される媒体の流量の値から、循環回路における媒体の流れの有無を判定することができる。そして、算出した流量の指示信号を出力することができる。
本発明にかかる判定回路によれば、媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータへ入力される運転指令電圧の値を検出する運転指令電圧値検出手段と、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、前記運転指令電圧値検出手段が検出した運転指令電圧の値、前記回転数検出手段が検出した回転数の値、前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値および前記駆動電圧の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、前記算出値から媒体の流量を算出する流量算出手段と、を有し、算出した流量の指示信号を出力することを特徴としている。
これによれば、算出される媒体の流量の値から、循環回路における媒体の流れの有無を判定することができる。そして、算出した流量の指示信号を出力することができる。
また、風呂給湯器用、風呂追焚用、暖房用、熱交換循環用、風呂給湯暖房機用、ヒートポンプ用、熱源機の熱搬送循環用、燃料電池機器の循環用として利用されてもよい。
本発明の判定回路によれば、媒体の流れを検出するスイッチや媒体の流量を測定する流量計を用いずに、媒体の流れの有無を正確に判定できる。
浴槽12と風呂給湯器10とを接続した全体構成を示す説明図である。 循環ポンプ20の構成を示す一部破断面図である。 媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路のブロック図である。 判定回路27の動作を説明するフローチャートである。 判定回路27の動作を説明する他のフローチャートである。 判定回路27の動作を説明する他のフローチャートである。 本実施形態における水流検出実験結果を示すグラフである。 本実施形態の循環ポンプ20内を流れる水の流量を測定した実測値と計算値を示す。
(風呂給湯器10を用いた風呂装置の全体構成)
本実施形態の一例として、風呂給湯器10用の循環ポンプ20について述べ、湯や水を媒体とし、熱交換器15内を通過して浴槽12と熱交換器15との間で湯または水を循環させる循環回路14に設けられる循環ポンプ20について述べる。図1に、浴槽12と風呂給湯器10とを接続した全体構成を示す。なお、循環ポンプ20は実際には風呂給湯器10の内部に内蔵されているが、ここでは構造をわかりやすくするために風呂給湯器10から外部に出ているように図示している。
浴槽12内に設けられている循環アダプタ13から、風呂給湯器10へ向けて循環回路14が配置されている。循環回路14の吸込側管路14aは、循環ポンプ20の吸込口20aに接続されている。
循環ポンプ20内には、モータ22と、モータ22によって回転するインペラ24とが配置されている。循環ポンプ20は、モータ22の駆動によりインペラ24を回転させ、浴槽12の湯を吸い込み、風呂給湯器10の熱交換器15へ湯を送り込む。循環ポンプ20の吐出口20bに接続された吐出側管路14bは、熱交換器15に接続されている。熱交換器15内に送り込まれた湯は、燃焼装置16によって加熱された空気と熱交換して加熱され、循環アダプタ13から浴槽12内に吐出される。
なお、図1では給湯回路については省略し、説明も省略しているが、風呂給湯器10は浴槽12への給湯回路と、他の蛇口等への給湯回路も備えているものとする。
(循環ポンプ20の構成)
図2に循環ポンプ20の構成を示し、図3に媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路のブロック図を示す。循環ポンプ20は、上述したようにモータ22とインペラ24とを備えている。インペラ24が収納されている流路空間25の一端側に吸込口20aが設けられ、他端側に吐出口20bが設けられている。
本実施形態におけるモータ22は、DCブラシレスモータを採用している。このため、モータ22には、ドライブ回路、インバータ回路を含む制御回路26が接続されている。DCブラシレスモータの回転数制御は、PWM方式によって行われる。制御回路26は、循環ポンプ20内に内蔵されている。
モータ22に入力される電圧としては、Vcc(制御回路電源電圧)、Vm(モータ駆動電圧)、Vsp(運転指令電圧)がある。これら、Vcc(制御回路電源電圧)、Vm(モータ駆動電圧)、Vsp(運転指令電圧)は、風呂給湯器10のコントローラ29から出力されるものである。また、モータ22からコントローラ29への出力として、ホール素子信号の合成波形としてのFGパルス(パルス速度)(モータ22の回転数に比例した値であり、1秒間当たりに出力されるパルス数)がある。コントローラ29は、循環ポンプ20を制御する場合に、回転数が目標値となるようにFGパルスをチェックしつつ、Vspを0V~6.0Vの範囲で調整する。
浴槽12内の水流の有無、湯の有無を判定する判定回路27が設けられている。判定回路27は、制御回路26とともに同一の基板上に形成されているとよい。この判定回路27は、マイクロコントローラ等を採用することができる。
判定回路27は循環ポンプ20に設けられることに限定しない。
判定回路27は、モータ22の回転数を検出する回転数検出手段32と、モータ22の消費電力を検出するモータ消費電力検出手段34と、所定の関係式から算出値を算出する算出手段36と、これら各検出手段の検出結果に基づいて、水量の有無を判定する判定手段38と、を有している。このとき、算出手段36は、回転数検出手段32が検出した回転数の値およびモータ消費電力検出手段34が検出した消費電力の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する。また、算出手段36に用いられる回転数の値は、後述するモータ22の回転数の値を用いて算出されるFGパルスを用いてもよい。
また、判定回路27は、風呂給湯器10のコントローラ29からモータ22へ入力される運転指令電圧Vspを検出する運転指令電圧値検出手段30を有していてもよい。そしてさらに、モータ22の回転数を検出する回転数検出手段32と、モータ22の消費電力を検出するモータ消費電力検出手段34と、所定の関係式から算出値を算出する算出手段36を有していてもよい。このとき、算出手段36は、運転指令電圧値検出手段30が検出した運転指令電圧Vspの値、回転数検出手段32が検出した回転数の値およびモータ消費電力検出手段34が検出した消費電力の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する。または、運転指令電圧値検出手段30が検出した運転指令電圧Vspの値、回転数検出手段32が検出した回転数の値、モータ消費電力検出手段34が検出した消費電力の値および駆動電圧の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する。算出手段36に用いられる回転数の値は、後述するモータ22の回転数の値を用いて算出されるFGパルスを用いてもよい。
本実施形態では、制御回路電源電圧VccはDC15Vであり、モータ駆動電圧VmはDC141Vである。また運転指令電圧VspはDC0~6.0Vである。本実施形態におけるモータ22は、モータ22の1回転当たり4パルスで出力されるため、1パルス当たり回転角は90°である。FGパルスは、回転数検出手段32により算出されるモータ22の回転数の値を用いて算出される値である。また、モータ22の消費電力(以下、Vm電力と称する場合もある)は、コントローラ29から入力されるモータ駆動電圧Vmと、モータ22駆動時に実際にモータ22に流れる電流(Vm電流分)とを乗算することで算出できる。
算出値は、算出手段36により所定の関係式
Vm電力/FGパルス・・・式(1)
すなわち、回転数の値およびモータ22の消費電力の値を用いた所定の関係式(1)によって算出できる。
また、算出値は、算出手段36により、その他の所定の関係式
(Vm電力/(FGパルス))/Vsp・・・式(2)
すなわち、運転指令電圧Vspの値、回転数の値、モータ22の消費電力の値を用いた所定の関係式(2)によって算出できる。
また、算出値は、算出手段36により、その他の所定の関係式
((Vm電力/(FGパルス))/Vsp)/Vm電圧+C・・・式(3)(Cは個々のモータ22により変わる定数)
すなわち、運転指令電圧Vspの値、回転数の値、モータ22の消費電力の値および駆動電圧の値を用いた所定の関係式(3)によって算出できる。
判定手段38は、式(1)よって算出される算出値を比較対象として、予め設定された所定範囲と比較する。また、判定手段38は、式(2)よって算出される算出値を比較対象として、予め設定された所定範囲と比較する。また、判定手段38は、式(3)によって算出される算出値を比較対象として、予め設定された所定範囲と比較する。また、判定手段38は、3つの判定パラメータである回転数の値(回転数の値によって算出されるFGパルスも含む)、消費電力の値および算出値(式(1)による)のうち少なくとも1つの値を比較対象とし、予めそれぞれに設定された所定範囲と比較する。また、判定手段38は、4つの判定パラメータである運転指令電圧Vspの値、回転数の値(回転数の値によって算出されるFGパルスも含む)、消費電力の値および算出値(式(1)、式(2)、式(3))のうち少なくとも1つの値を比較対象とし、予めそれぞれに設定された所定範囲と比較する。そして、判定手段38は、比較対象とした判定パラメータのうちのいずれかの値が、予めそれぞれに設定された所定範囲から外れている場合に、循環回路14における水流が無いと判定する。このとき、判定手段38は、比較対象としていない各値については、その値の所定範囲を定めなくてもよい。また、比較対象とした各値については、比較対象となるすべての値が所定範囲内であるときには水流有りと判定する。運転指令電圧値検出手段30を有していない場合は、判定手段38は、3つの判定パラメータである回転数の値(回転数の値によって算出されるFGパルスも含む)、消費電力の値および算出値のうち少なくとも1つの値を比較対象とし、予めそれぞれに設定された所定範囲と比較する。
判定手段38が水流無しと判定した場合、判定回路27は、風呂給湯器10のコントローラ29に対して水流無しである旨を送信可能である。本実施形態では、判定回路27からコントローラ29への水流の有無に関する送信としては、フォトカプラのオンオフによって行うようにしている。判定回路27からフォトカプラの入力側に入力信号線が接続され、フォトカプラの出力側はコントローラ29に接続されている。判定回路27がフォトカプラをオン(Hi)にするとフォトカプラからの出力電流がコントローラ29に入力される。
例えば、判定回路27は、水流が有る状態ではフォトカプラをオンにするようにし、水流が無い場合はフォトカプラをオフするようにする。コントローラ29は、フォトカプラのオンオフによって水流の有無を判断することができる。
本実施形態における、4つの判定パラメータである運転指令電圧Vspの値、回転数の値(回転数の値によって算出されるFGパルスも含む)、消費電力の値および算出値の所定範囲は、本実施形態の循環ポンプ20において、水流有無の判定を正確にできるように実験を繰り返して得た値である。
(水流有無の判定フロー)
図4に基づいて、水流有無の判定方法の一例について説明する。なお、各値の所定範囲は、モータ22の性能等によって変わるものであり、所定範囲は記載された値に限定されるものでない。まず、コントローラ29から制御回路26に制御回路電源電圧Vcc(DC15V)が入力され、循環ポンプ20の駆動がスタートする。次に、コントローラ29から制御回路26にモータ駆動電圧Vm(DC141V)が入力され、また判定回路27がフォトカプラ(判定回路27の水流有無の判定結果を示すデバイス)がLoであることを確認する(ステップS100)。フォトカプラがLoということは、循環ポンプ20では水流を検出していないということである。
次に、判定回路27の運転指令電圧値検出手段30は、Vsp>2V(範囲内)であるかどうか判定する(ステップS102)。Vsp>2Vの場合は、異常なしで次のステップへ進むが、Vsp≦2V(範囲外)の場合は、ステップS102の判定を繰り返し実行する。次に、判定回路27の回転数検出手段32は、200Hz<FGパルス≦447Hz(範囲内)であるかどうか判定する。(ステップS104)。200Hz<FGパルス≦447Hzの場合は、異常なしで次のステップへ進むが、FGパルス≦200Hzの場合、FGパルス>447Hz(範囲外)の場合は、ステップS102の判定に戻る。
次に判定回路27は、Vm電圧とVm電流を乗算してVm電力を算出する(ステップS106)。そして判定回路27のモータ消費電力検出手段34は、Vm電力>8W(範囲内)であるかどうか判定する(ステップS108)。Vm電力>8Wの場合は、異常なしで次のステップへ進むが、Vm電力≦8(範囲外)Wの場合は、ステップS102の判定に戻る。
次に、判定回路27の算出手段36は、式(1)(Vm電力/FGパルス)により算出される値が所定範囲内であるかどうか判定する(ステップS110)。式(1)により算出される値が所定範囲内である場合は、異常なしで次のステップへ進むが、式(1)により算出される値が所定範囲内ではない場合は、ステップS102の判定に戻る。また、ステップ110では、式(1)の代わりに式(2)により算出される値、式(3)により算出される値で判定してもよい。次のステップS112では、判定回路27の判定手段38は、S102~S110の条件が1秒間持続したかどうかを判定し、1秒間持続した場合に水流有りと判定する。判定手段38は、水流有りと判定すると、フォトカプラをHiとする(ステップS114)。すなわち、ステップS114以降の工程が、湯の循環開始後の工程となる。
水流有りと判定された後の湯の循環中において、判定回路27は常時水流の有無を判定している。以下は、水流有りと判定された後において水流無しと判定する際に、Vspの値を必須の比較対象とし、さらにFGパルスの値、Vm電力の値、式(1)により算出される値のうち少なくとも1つを比較対象としている場合について述べる。そして、Vspが所定範囲外であるか判定するステップを必須としたフローチャートを図4に示す。まず、判定回路27の運転指令電圧値検出手段30は、Vsp<2V(範囲外)であるかどうか判定する(ステップS116)。Vsp≧2Vの場合は、異常が無いのでステップS120、S122、S124のうち少なくとも1つのステップへ移行する。Vsp<2V(範囲外)の場合は、異常ありで、次のステップS118において所定時間(100msec)持続するか否か判定される。Vspはソフトウェア的に作成される電圧信号であり、100msec以内の瞬間的なオフが存在するためである。ステップS118においてVsp<2Vの状態が100msec維持された場合は、判定回路27の判定手段38は、水流無しと判定し、フォトカプラをLoとする(ステップS128)。
なお、Vsp≧2V(範囲内)の場合における次の工程では、FGパルス<200Hz(範囲外)であるかどうか(ステップS120)、判定回路27のモータ消費電力検出手段34はVm電力<8W(範囲外)であるかどうか(ステップ122)、式(1)(Vm電力/FGパルス)により算出される値が所定範囲外であるかどうか(ステップS124)を判定する。FG≧200Hz(範囲内)の場合は、異常が無いのでステップS116の判定を繰り返し実行する。判定回路27のモータ消費電力検出手段34はVm電力>8W(範囲内)の場合は、異常が無いのでステップS116の判定を繰り返し実行する。式(1)により算出される値が所定範囲内である場合は、異常が無いのでステップS116の判定を繰り返し実行する。
FG<200Hzの場合は、次のステップS126において、FG<200Hzの状態が所定時間(100msec)持続するか否か判定される。Vm電力<8Wの場合は、次のステップS126において、Vm電力<8Wの状態が所定時間(100msec)持続するか否か判定される。式(1)(Vm電力/FGパルス)により算出される値が所定範囲外である場合、次のステップS126において、式(1)により算出される値が所定範囲外の状態が所定時間(100msec)持続するか否か判定される。ステップ126において、ステップ110で算出値を求めるために使用した式(1)の代わりに、このとき使用した式と同じ式(2)により算出される値、式(3)により算出される値で判定してもよい。ステップS126において、少なくとも1つの比較対象となる値が、所定範囲外である状態が100msec維持された場合は、判定回路27の判定手段38は、水流無しと判定し、フォトカプラをLoとする(ステップS128)。
ステップ118、ステップ126において、所定範囲外である状態が所定時間持続しなかった場合は、運転指令電圧Vspの判定工程であるステップS116に戻り、ステップS116~ステップS126までの判定工程を繰り返し実行する。
なお、水流無しと判定されてステップS128に移行し、フォトカプラがLoになった場合、コントローラ29は循環ポンプ20への制御回路電源電圧Vccをオフにする(ステップS130)。これにより、水流が無いと判定された場合に循環ポンプ20の駆動が停止する。
このように、水流の有無の判定条件として、Vsp(回転数を目標値まで達成させるための指令電圧)の値で判定を行う。この電圧値が小さいということはすでに回転数が非常に大きい値になっていることであり、水流が無いためにモータ22が空回りしている状態であると考えられる。次にFGパルスが所定範囲よりも小さい場合は、水流が無く回転数が極めて少ない状態と考えられ、FGパルスが所定範囲よりも大きい場合は水流が無いためにモータ22が空回りしている状態であると考えられる。
さらに、Vm電力が所定電力未満であるということは、水流が無く水流による抵抗が無く回転しているかまたはほぼ回転していないと考えられる。そして、モータ22のFGパルス当たりの電力が所定の値未満であるということは、徐々に水流が減っていった場合でも確実に水流が無いことが検出できる。
図4に示す判定回路27の動作フローチャートとは別のフローチャートを図5、図6に示す。図5における判定回路27の判定手段38が水流有りと判定するステップS202~S214は、図4における判定回路27の判定手段38が水流有りと判定するステップS102~S114と同じ判定工程である。そして、水流有りと判定された後において水流無しと判定する際に、Vspの値、FGパルスの値、Vm電力の値、式(1)により算出される値のうち少なくとも1つを比較対象とし、少なくとも1つのステップS216、S218、S220、S222から判定する。図6は、運転指令電圧値検出手段30を有していない場合であり、判定手段38は、回転数の値(回転数の値によって算出されるFGパルスも含む)、消費電力の値および算出値のうち少なくとも1つの値を比較対象とする。図6における判定回路27の判定手段38が水流有りと判定するステップS302~S312は、図4における判定回路27の判定手段38が水流有りと判定するステップS104~S114と同じ判定工程である。そして、水流有りと判定された後において水流無しと判定する際に、FGパルスの値、Vm電力の値、式(1)により算出される値のうち少なくとも1つを比較対象とし、少なくとも1つのステップS314、S316、S318から判定する。その他、式(1)のみ、式(2)のみ、式(3)のみで判定してもよい。
また、判定回路は、媒体の流量を算出する流量算出手段を有していてもよい。また、判定回路は、上述した判定手段を設けずに媒体の流量を算出する流量算出手段を有していてもよい。これにより、循環ポンプ内の媒体の流量を算出することができる。他に、算出される媒体の流量の値から、循環回路における媒体の流れの有無を判定することができる。
例えば、循環ポンプ内の媒体の流量は、式(1)のように、回転数の値およびモータ22の消費電力の値を用いた所定の関係式によって算出し、流量値として検出する。また、式(2)のように、運転指令電圧Vspの値、回転数の値、モータ22の消費電力の値を用いた所定の関係式によって算出し、流量値として検出する。また、式(3)のように、運転指令電圧Vspの値、回転数の値、モータ22の消費電力の値および駆動電圧の値を用いた所定の関係式によって算出し、流量値として検出する。より具体的には、式(1)、式(2)、式(3)によって得られる値に所定の値を掛けて媒体の流量を算出する。それぞれの式から得られる流量値は、測定、算出できる流量範囲は異なるものの、いずれの式を用いても流量に相関した値が求められる。また、式(3)に基づいて、運転指令電圧Vspの値、回転数の値、モータ22の消費電力の値および駆動電圧の値を用いた所定の関係式によって算出される値が誤差や、算出できる流量範囲が広い。また、流量の有無を判定するまでの間における循環ポンプ内の媒体の流量値を信号として出力することもできる。実際は循環ポンプ内の媒体の流量は、循環回路における媒体の流量と同等である。流量を出力する用途として、暖房機などで搬送熱量を調節するときに循環水の往き温度と戻り温度の差に、この流量を乗算することで実際の搬送熱量を知ることができ、高価な流量計を取りつけずに搬送熱量のフィードバック制御ができる。
ここまで、風呂給湯器10に用いられる判定回路27について述べたが、本実施形態は、風呂給湯器10用として利用するだけではなく、風呂追焚用、暖房用、熱交換用として用いることができる。判定回路27は、風呂給湯暖房機用、ヒートポンプ熱源機の熱搬送循環用、燃料電池機器の循環用など多岐に使用される。そして、この判定回路27を用いることで、循環させる液体、気体の流れの有無を検出できる。
(実施例)
循環回路14の内の水流を変化させた場合に、本実施形態のように4つのパラメータの数値により水流の有無を検出する場合と、従来のような循環回路に水流スイッチで水流の有無を検出する場合とで比較した結果を図7に示す。図7では、縦軸に流量(L/min)を示し、横軸に時間(sec)を示している。図7の結果より、水流有りの状態から実際の流量の減少に伴って正確に水流無しを検出することが可能であることが立証された。
さらに、浴槽12が家屋の2階に存在している場合に追い焚きの途中で徐々に循環水量が減少してきた場合や、追い焚きの途中でタオル等により浴槽12内の循環アダプタ13が塞がれた場合など、循環回路14内には少しの水量が残留している場合がある。しかし、このような場合であっても、特にモータ22のFGパルス(回転数)当たりの電力(すなわち単位回転当たりのモータ22の仕事量)を検出することにより、循環回路14内には少しの水量が残留していても確実に水流無しを検出することができる。
図8に、本実施形態の循環ポンプ20を用い、循環ポンプ20内を流れる水の流量を測定し、横軸に水の流量の実測値、右の縦軸に式(3)によって求められた値に定数を除算(乗算)した計算値を示す。図8に示すように、媒体の流量の実測値と計測値はほぼ同じとなり、式(3)に基づいて流量を求めることができる。
10 風呂給湯器
12 浴槽
13 循環アダプタ
14 循環回路
14a 吸込側管路
14b 吐出側管路
15 熱交換器
16 燃焼装置
20 循環ポンプ
20a 吸込口
20b 吐出口
22 モータ
24 インペラ
25 流路空間
26 制御回路
27 判定回路
29 コントローラ
30 運転指令電圧値検出手段
32 回転数検出手段
34 モータ消費電力検出手段
36 算出手段
38 判定手段
Vcc 制御回路電源電圧
Vm モータ駆動電圧
Vsp 運転指令電圧

Claims (15)

  1. 媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、
    循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、
    前記回転数検出手段が検出した回転数の値および前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、
    前記算出値を比較対象として予め設定された所定範囲と比較し、比較対象とした前記算出値が予め設定された前記所定範囲から外れている場合に、前記循環回路における媒体の流れが無いと判定する判定手段と、を有することを特徴とする判定回路。
  2. 媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、
    循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、
    前記回転数検出手段が検出した回転数の値および前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、
    前記回転数の値、前記消費電力の値および前記算出値のうち少なくとも1つの値を比較対象として予めそれぞれに設定された所定範囲と比較し、比較対象とした前記回転数の値、前記消費電力の値または前記算出値のいずれかの値が、予めそれぞれに設定された前記所定範囲から外れている場合に、前記循環回路における媒体の流れが無いと判定する判定手段と、を有することを特徴とする判定回路。
  3. 媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、
    循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータへ入力される運転指令電圧の値を検出する運転指令電圧値検出手段と、
    前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、
    前記運転指令電圧値検出手段が検出した運転指令電圧の値、前記回転数検出手段が検出した回転数の値および前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、
    前記算出値を比較対象として予め設定された所定範囲と比較し、比較対象とした前記算出値が予め設定された前記所定範囲から外れている場合に、前記循環回路における媒体の流れが無いと判定する判定手段と、を有することを特徴とする判定回路。
  4. 媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、
    循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータへ入力される運転指令電圧の値を検出する運転指令電圧値検出手段と、
    前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、
    前記運転指令電圧値検出手段が検出した運転指令電圧の値、前記回転数検出手段が検出した回転数の値および前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、
    前記運転指令電圧の値、前記回転数の値、前記消費電力の値および前記算出値のうち少なくとも1つの値を比較対象として予めそれぞれに設定された所定範囲と比較し、比較対象とした前記運転指令電圧の値、前記回転数の値、前記消費電力の値または前記算出値のいずれかの値が、予めそれぞれに設定された前記所定範囲から外れている場合に、前記循環回路における媒体の流れが無いと判定する判定手段と、を有することを特徴とする判定回路。
  5. 媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、
    循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータへ入力される運転指令電圧の値を検出する運転指令電圧値検出手段と、
    前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、
    前記運転指令電圧値検出手段が検出した運転指令電圧の値、前記回転数検出手段が検出した回転数の値、前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値および前記駆動電圧の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、
    前記算出値を比較対象として予め設定された所定範囲と比較し、比較対象とした前記算出値が予め設定された前記所定範囲から外れている場合に、前記循環回路における媒体の流れが無いと判定する判定手段と、を有することを特徴とする判定回路。
  6. 媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、
    循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータへ入力される運転指令電圧の値を検出する運転指令電圧値検出手段と、
    前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、
    前記運転指令電圧値検出手段が検出した運転指令電圧の値、前記回転数検出手段が検出した回転数の値、前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値および前記駆動電圧の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、
    前記運転指令電圧の値、前記回転数の値、前記消費電力の値および前記算出値のうち少なくとも1つの値を比較対象として予めそれぞれに設定された所定範囲と比較し、比較対象とした前記運転指令電圧の値、前記回転数の値、前記消費電力の値または前記算出値のいずれかの値が、予めそれぞれに設定された前記所定範囲から外れている場合に、前記循環回路における媒体の流れが無いと判定する判定手段と、を有することを特徴とする判定回路。
  7. 前記判定手段は、
    前記比較対象とした値のうちの1つ以上の値が、予めそれぞれに設定された前記所定範囲から外れていることを検出した後、所定時間経過後に前記循環回路における媒体の流れが無いと判定することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の判定回路。
  8. 前記判定手段は、
    前記循環回路における媒体の流れが無いと判定した場合に、前記モータへの前記駆動電圧を停止するように指示する指示信号を出力することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の判定回路。
  9. 前記判定手段は、
    前記循環回路における媒体の流れが無いと判定した場合に、前記モータへの前記駆動電圧を停止するように指示する指示信号を、前記制御コントローラへ出力することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の判定回路。
  10. 前記算出値から媒体の流量を算出する流量算出手段を有し、算出した流量の指示信号を出力することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の判定回路。
  11. 媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、
    循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、
    前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値から媒体の流量を算出する流量算出手段と、を有し、算出した流量の指示信号を出力することを特徴とする判定回路。
  12. 媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、
    循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、
    前記回転数検出手段が検出した回転数の値および前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、
    前記算出値から媒体の流量を算出する流量算出手段と、を有し、算出した流量の指示信号を出力することを特徴とする判定回路。
  13. 媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、
    循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータへ入力される運転指令電圧の値を検出する運転指令電圧値検出手段と、
    前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、
    前記運転指令電圧値検出手段が検出した運転指令電圧の値、前記回転数検出手段が検出した回転数の値および前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、
    前記算出値から媒体の流量を算出する流量算出手段と、を有し、算出した流量の指示信号を出力することを特徴とする判定回路。
  14. 媒体を循環させる循環回路の媒体の流れを判定する判定回路であって、
    循環回路内の媒体を循環させるために、制御コントローラから駆動電圧が入力され、インペラを回転駆動するモータを有する循環ポンプの前記モータへ入力される運転指令電圧の値を検出する運転指令電圧値検出手段と、
    前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段と、
    前記運転指令電圧値検出手段が検出した運転指令電圧の値、前記回転数検出手段が検出した回転数の値、前記モータ消費電力検出手段が検出した消費電力の値および前記駆動電圧の値を用いた所定の関係式から算出値を算出する算出手段と、
    前記算出値から媒体の流量を算出する流量算出手段と、を有し、算出した流量の指示信号を出力することを特徴とする判定回路。
  15. 風呂給湯器用、風呂追焚用、暖房用、熱交換循環用、風呂給湯暖房機用、ヒートポンプ用、熱源機の熱搬送循環用、燃料電池機器の循環用として利用されることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の判定回路。
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