JP7138530B2 - 光クロスコネクト装置 - Google Patents
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Description
リング構成及びメッシュ構成等の形が存在する。
ここで、ある2つのノードA及びノードB間を接続している伝送路について、ノードAからノードBへの方向の伝送に使用している伝送路のうちの1本と、ノードBからノードAへの方向の伝送に使用している伝送路のうちの1本との、1対の伝送路よりなる伝送路対を、2つのノードA及びノードBから見て、それぞれのノードの方路と呼ぶこととする。
リニア構成では、端点ノードの方路数は1であり、中継ノードの方路数は2である。リニア構成では、伝送路ファイバに障害が発生した場合には、端点ノード間の通信が不可となる。
リング構成では、全てのノードの方路数が2となる。リング構成は、片方の経路に障害が発生した場合にも、逆回りの経路を介して通信を行うUPSR(Uni-directional Path Switched Ring)方式を採用することができ、リニア構成に対してより信頼性が高い構成となっている。
ネットワーク構成がメッシュ構成であり、そのノードにおいて、複数方路間の信号経路の切り替えを行う機器が光クロスコネクト装置である。メッシュ構成では、多くの場合、任意の方路間を光クロスコネクト装置によって接続可能である。このため、メッシュ構成では、ある2ノード間を接続する経路は、2経路に限らず、さまざまなパターンで構築可能である。従って、メッシュ構成は、障害発生時の迂回経路を複数用意することができる。
なお、分波及び合波側両方をWSSで構成する場合、前述のツインWSSが使用される。ツインWSSは、1つのモジュールにまとめられており、WSS+WSS構成と表記することとする。
さらに、対応可能最大方路数が異なる複数のハードウェアの開発、製造ラインの構築等が必要であり、費用の増大を招く。さらにまた、異なるハードウェアが必要となることで、部品が共通化できず、部品コストが増大する。
図1は、実施の形態1に係る光クロスコネクト装置100の構成を概略的に示すブロック図である。
光クロスコネクト装置100は、第1の方路グループ110Aと、第2の方路グループ110Bと、第1の方路拡張用増幅部130Aと、第2の方路拡張用増幅部130Bと、第3の方路拡張用増幅部130Cとを備える。そして、光クロスコネクト装置100は、複数の方路1~8に接続される。方路は、前述のように、送信用及び受信用の1対の伝送路を意味する。
ここで、第1の方路グループ110A及び第2の方路グループ110Bの各々を特に区別する必要がない場合には、各々の方路グループを方路グループ110という。
また、第1の方路拡張用増幅部130A、第2の方路拡張用増幅部130B及び第3の方路拡張用増幅部130Cの各々を特に区別する必要がない場合には、方路拡張用増幅部130という。
第2の方路グループ110Bは、第5のOXC部120Eと、第6のOXC部120Fと、第7のOXC部120Gと、第8のOXC部120Hとを備える。
ここで、第1のOXC部120A~第8のOXC部120Hの各々を特に区別する必要がない場合には、OXC部120という。OXC部120は、クロスコネクト部として機能する。
図1では、OXC部120が、方路1~8の各々に直接接続されているが、これらの間に増幅器等が挿入されていてもよく、実施の形態1でこれらの間の接続方法を特に限定するものではない。
図2では、OXC部120の第1の構成例として、符号120#1を付している。OXC部120#1は、分波側接続部140と、合波側接続部150とを備える。
なお、符号20で示されているように、OXC部120#1のN側ポートは、4ポートであり、符号21で示されているように、OXC部120#1のM側ポートは、8ポートである。
ここで、分波側接続部140の構成は、図2のように合波器141→分波器142A→分波器142B、142Cの3段構成とするだけでなく、例えば、分波器→分波器→合波器の3段構成、また、例えば、合分波器(2×2カプラ等)→分波器の2段構成、PCCデバイスで合分波器の1段構成とする等、その構成又は使用するデバイスを制限するものではなく、カプラ、スプリッタ、PLC(Planar Lightwave Circuit)デバイス等の様々なデバイスを1つ若しくは複数使用し、様々な構成とすることが可能である。
図3では、OXC部120の第2の構成例として、符号120#2を付している。OXC部120#2は、分波側接続部160と、合波側接続部170とを備える。
なお、符号22で示されているように、OXC部120#2のN側ポートは、4ポートであり、符号23で示されているように、OXC部120#2のM側ポートは、8ポートである。
分波側接続部160は、2×4 WSS 161で構成されている。そして、分波側接続部160は、N側ポート121A、121Bから入力された光信号に対して、波長毎にスイッチングを行い、M側ポート122A~122Dから出力する。
合波側接続部170は、2:1(2入力1出力)の合波器171A~171Cの2段と、1:2(1入力2出力)の分波器172の1段との3段で構成されている。
そして、合波側接続部170は、M側ポート122E~122Hに入力された光信号を合波器171A~171Cで合波してから、分波器172で分波して、N側ポート121C、121Dから出力する。なお、合波側接続部170の構成は、この例に限定されない。
図4では、OXC部120の第3の構成例として、符号120#3を付している。OXC部120#3は、分波側接続部180と、合波側接続部190とを備える。
なお、符号24で示されているように、OXC部120#3のN側ポートは、4ポートであり、符号25で示されているように、OXC部120#3のM側ポートは、8ポートである。
分波側接続部180は、4×8 WSS 181の一部で構成されている。そして、分波側接続部180は、N側ポート121A、121Bから入力された光信号に対して、波長毎にスイッチングを行い、M側ポート122A~122Dから出力する。
合波側接続部190は、4×8 WSS 181の一部で構成されている。そして、合波側接続部190は、M側ポート122E~122Hから入力された光信号に対して、波長毎にスイッチングを行い、N側ポート121C、121Dから出力する。
4×8 WSS 181は、ツインWSSで構成されているが、2個のシングルWSSを使用して構成されていてもよい。
実施の形態1におけるOXC部120では、自方路接続用に受信ポート121A及び送信ポート121C、方路拡張用に受信ポート121B及び送信ポート121D、方路グループ内接続用に、送信ポート122A及び受信ポート122Eと、送信ポート122B及び受信ポート122Fと、送信ポート122C及び受信ポート122Gとの3対のポート、ADD/DROP用に送信ポート122D及び受信ポート122Hが割り当てられている。これらのポート間において、どの波長の光信号をどのポートにスイッチさせるかは、OXC部120に少なくとも1個含まれているWSSの波長選択スイッチ機能によって実現される。
同様に、M側ポートにおいても、方路グループ内接続用のポート数とADD/DROP用のポート数との合計がMを超えない限り、どちらの用途でも0からMまでいずれのポート数も可能である。さらに、接続するポート数をMより少なくして空きポートを残すことも可能である。
なお、それぞれの用途毎に割り当てるポート数は、本実施の形態で制限するものではない。
なお、図1の例では、第4のOXC部120D及び第8のOXC部120Hの方路拡張用ポートは、使用されておらず、その2ポートずつは、何も接続されていない状態である。
しかしながら、光クロスコネクト装置100は、最初からすべての部分を備える必要はない。例えば、初期導入時において2ノードのリニア構成のみが必要であった場合、光クロスコネクト装置100は、第1の方路グループ110Aにおいて第1のOXC部120A及び第2のOXC部120Bの2つを備えていればよい。後に、必要な方路数が増えるに従い、増設する方路用のOXC部120が増設されればよい。
さらに、必要な方路数が4方路を超えた場合には、方路拡張用増幅部130を介して第2の方路グループ110Bの増設を開始する。
方路拡張用のポートを使用するOXC部120において、ある波長の光信号を方路拡張用のポートへスイッチングするようにした場合、送受のポートを対として扱うため、合波側接続部190、分波側接続部180ともに、その波長の光信号を自方路接続用として使用することはしない。WSSでは、波長の競合を防ぐため、1つの波長の光信号に対してシングルWSS相当部分で設定可能な経路は1経路のみである。
なお、任意の2つの方路において使用できない方路拡張用の経路は、最大でも2経路であるため、方路拡張用の経路として3経路が設けてあれば、波長の制約に問題がなければ必ず任意の方路間を接続可能である。
まず、第1のOXC部120A及び第5のOXC部120E間の経路のみが方路拡張用に使用されているものとする。この経路を使用できない方路は、方路1及び方路5の2つであるため、例えば、方路1及び方路5間を接続したい場合には、そのままでは接続できず、別の経路、例えば、第2のOXC部120B及び第6のOXC部120F間の経路も追加で方路拡張用に使用する必要がある。
この場合、方路1、第1のOXC部120A、第2のOXC部120B、第2の方路拡張用増幅部130B、第6のOXC部120F、第5のOXC部120E及び方路5という経路で、方路1及び方路5間を接続することができる。
この場合、方路1、第1のOXC部120A、第3のOXC部120C、第3の方路拡張用増幅部130C、第7のOXC部120G、第6のOXC部120F及び方路6の経路で、方路1及び方路6間を接続することができる。
方路グループ110Bを増設する場合、上記のように、方路拡張用の経路は、基本的には3つ以上必要である。このため、方路グループ110Bの増設時点では、3方路分の構成を追加することが基本となる。
図1の例では、第1の方路拡張用増幅部130A、第2の方路拡張用増幅部130B及び第3の方路拡張用増幅部130Cの追加に加え、方路グループ110A及び方路グループ110B間接続に使用されている第5のOXC部120E、第6のOXC部120F及び第7のOXC部120Gが追加される。また、必要に応じて、方路5~7用の、図示していない他の構成(例えば、合分波部等)も追加される。それ以降は、追加後の方路グループ110Bにおいて、最大方路数(図1の例では、4方路/方路グループ)を超えるまでは、必要に応じて、1方路分ずつの構成を追加すればよい。
1経路でよい場合にも、2方路分の構成が必要である理由は、接続先となる方路(例えば、方路6)に対応するOXC部(例えば、OXC部120F)とは別に、方路拡張用に経由するOXC部(例えば、OXC部120E)が必要となるためである。後々、追加の経路が必要となった際に、方路拡張用増幅部とOXC部等の構成を追加すればよい。
この場合、第1の方路グループ110A及び第2の方路グループ110Bで残っている方路拡張用のポートは、第4のOXC部120D及び第8のOXC部120Hの1対ずつである。このため、これらを使用したとしても、新たに追加する方路グループに接続可能な経路は2経路までとなる。前述のように任意の方路間の接続には3経路が必要となるため、2経路の状況では方路間接続に制限が生じる。
例えば、図1の例では、第3のOXC部120C及び第7のOXC部120Gを接続している経路を切断し、第1の方路グループ110Aは、第3のOXC部120C及び第4のOXC部120Dの方路拡張用ポートを用いて、新たに追加される方路グループに接続し、第2の方路グループ110Bは、第7のOXC部120G及び第8のOXC部120Hの方路拡張用ポートを用いて、新たに追加される方路グループに接続することで、これらの3つの方路グループの何れの方路間も接続可能となる。
実施の形態1における光クロスコネクト装置100を12方路にまで拡張した場合において、例えば、OXC部120を、図3の4×8 WSSで構成すると、12個の4×8 WSSを使用することとなる。そして、1個の4×8 WSSの合計ポート数は、12個である。図6に、特許文献1、特許文献2及び実施の形態1の構成に基づいて、1個のツインWSSのみで1つのOXC部を構成して、12方路を接続可能な光クロスコネクト装置を作成する場合におけるWSSの数及びポート数を比較した表を示す。
図7は、実施の形態2に係る光クロスコネクト装置200の構成を概略的に示すブロック図である。
光クロスコネクト装置200は、第1の方路グループ210Aと、第2の方路グループ210Bと、第1の方路拡張用増幅部130Aと、第2の方路拡張用増幅部130Bと、第3の方路拡張用増幅部130Cとを備える。
ここで、第1の方路グループ210A及び第2の方路グループ210Bの各々を特に区別する必要がない場合には方路グループ210という。
また、第1の方路拡張用増幅部130A、第2の方路拡張用増幅部130B及び第3の方路拡張用増幅部130Cの各々を特に区別する必要がない場合には、方路拡張用増幅部130という。
第2の方路グループ210Bは、第7のOXC部220Gと、第8のOXC部220Hと、第9のOXC部220Iと、第10のOXC部220Jと、第11のOXC部220Kと、第12のOXC部220Lとを備える。
ここで、第1のOXC部220A~第12のOXC部220Lの各々を特に区別する必要がない場合には、OXC部220という。OXC部220は、OXC部として機能する。
図7では、OXC部220が、方路1~12の各々に直接接続されているが、これらの間に増幅器等が挿入されていてもよく、実施の形態2でこれらの間の接続方法を特に限定するものではない。
図8では、OXC部220の第1の構成例として、符号220#1を付している。OXC部220#1は、分波側接続部240と、合波側接続部250とを備える。
なお、符号26で示されているように、OXC部220#1のN側ポートは、4ポートであり、符号27で示されているように、OXC部220#1のM側ポートは、12ポートである。
分波側接続部240は、2:1(2入力1出力)の合波器241の1段と、1:3(1入力3出力)の分波器242の1段と、1:2(1入力2出力)の分波器243A~243Cの1段との3段で構成されている。そして、分波側接続部240は、N側ポート221A及びN側ポート221Bに入力された光信号を、合波器241で合波してから、分波器243A~243Cで分波して、M側ポート222A~222Fから出力する。
なお、合波器241、分波器242及び分波器243A~243Cは、カプラ又はスプリッタにより構成することができる。なお、分波側接続部240の構成は、この例に限定されず、例えば、PLCデバイスで構成すること等も可能である。
図9では、OXC部220の第2の構成例として、符号220#2を付している。OXC部220#2は、分波側接続部260と、合波側接続部270とを備える。
なお、符号28で示されているように、OXC部220#2のN側ポートは、4ポートであり、符号29で示されているように、OXC部220#2のM側ポートは、12ポートである。
分波側接続部260は、2×6 WSS 261で構成されている。そして、分波側接続部260は、N側ポート221A及びN側ポート221Bから入力された光信号に対して、波長毎にスイッチングを行い、M側ポート222A~222Fから出力する。
合波側接続部270は、2:1(2入力1出力)の合波器271A~271Cの1段と、3:1(3入力1出力)の合波器272の1段と、1:2(1入力2出力)の分波器273の1段との3段で構成されている。そして、合波側接続部270は、M側ポート222G~222Lに入力された光信号を、合波器271A~271C及び合波器272で合波してから、分波器273で分波して、N側ポート221C及びN側ポート221Dから出力する。なお、合波側接続部270の構成は、この例に限定されない。
図10では、OXC部220の第3の構成例として、符号220#3を付している。OXC部220#3は、分波側接続部280と、合波側接続部290とを備える。
なお、符号30で示されているように、OXC部220#3のN側ポートは、4ポートであり、符号31で示されているように、OXC部220#3のM側ポートは、12ポートである。
分波側接続部280は、4×12 WSS 281の一部で構成されている。そして、分波側接続部280は、N側ポート221A、221Bから入力された光信号に対して、波長毎にスイッチングを行い、M側ポート222A~222Fから出力する。
合波側接続部290は、4×12 WSS 281の一部で構成されている。そして、合波側接続部290は、M側ポート222G~222Lから入力された光信号に対して合波及び波長毎のスイッチングを行い、N側ポート221C、221Dから出力する。
4×12 WSS 281は、ツインWSSで構成されているが、2個のシングルWSSを使用して構成されていてもよい。
また、M側ポートにおいても、方路グループ内接続用のポート数とADD/DROP用のポート数との合計がMを超えない限り、どちらの用途でも0からMまでのいずれのポート数も可能である。また合計をMより少なくして空きポートを残すことも可能であり、本実施の形態で制限するものではない。
なお、図7の例では、第4のOXC部220D、第5のOXC部220E、第6のOXC部220F、第10のOXC部220J、第11のOXC部220K及び第12のOXC部220Lでは、方路拡張用ポート数は0であり、2ポートずつは何も接続されていない状態である。
また、OXC部220の構成としても、図示はしていないが、図8~10に示されている部分以外に他の部分(機能性部品)が備えられていてもよい。例えば、いくつかのポートにカプラを挿入して光を分岐させ、PD又はOCM等のデバイスで光パワーを測定するモニタが備えられていてもよい。また、アイソレータを挿入して、反射等による逆方向の信号光成分を抑制したりすることもできる。
しかしながら、光クロスコネクト装置200は、最初からすべての部分を備える必要はない。例えば、初期導入時に2ノードのリニア構成のみ必要であった場合、光クロスコネクト装置200は、第1の方路グループ210Aにおいて第1のOXC部220A及び第2のOXC部220Bの2つを備えていればよい。後に、必要な方路数が増えるに従い、増設する方路用のOXC部220が増設されればよい。
さらに、必要な方路数が6方路を超えた場合には、方路拡張用増幅部130を介して第2の方路グループ210Bの増設を開始する。
方路グループ210Bを増設する場合、上記のように、方路拡張用の経路は、基本的には3つ以上必要である。このため、方路グループ210Bの増設時点では、3方路分の構成を追加することが基本となる。
図7の例では、第1の方路拡張用増幅部130A、第2の方路拡張用増幅部130B及び第3の方路拡張用増幅部130Cの追加に加え、方路グループ間接続に使用されている第7のOXC部220G、第8のOXC部220H及び第9のOXC部220Iが追加される。それ以降は、追加後の方路グループ210における最大方路数(図7の例では、12方路)を超えるまでは、必要に応じてOXC部220を1つずつ追加することができる。
1経路でよい場合にも、2方路分の構成が必要である理由は、接続先となる方路(例えば、方路7)に対応するOXC部(例えば、OXC部220G)とは別に、方路拡張用に経由するOXC部(例えば、OXC部220H)が必要となるためである。後々、追加の経路が必要となった際に、方路拡張用増幅部とOXC部等の構成を追加すればよい。
この場合、第2の方路グループ210Bの第10のOXC部220J、第11のOXC部220K及び第12のOXC部220Lに方路拡張用のポートが3対(6ポート)残っているため、それらに方路拡張用増幅部を介して、もう1つの方路グループを接続することで、18方路まで拡張することができる。
図11は、比較例としての光クロスコネクト装置500の構成を概略的に示すブロック図である。
図11に示されている光クロスコネクト装置500は、特許文献2で提案されている構成を採用して、18方路を備えるノードを構成した例である。
ここで、第1の方路グループ510A、第2の方路グループ510B及び第3の方路グループ510Cの各々を特に区別する必要がない場合には方路グループ510という。
第2の方路グループ510Bは、第9のOXC部520Iと、第10のOXC部520Jと、第11のOXC部520Kと、第12のOXC部520Lと、第13のOXC部520Mと、第14のOXC部520Nと、第15のOXC部520Oと、第16のOXC部520Pとを備える。
第3の方路グループ510Cは、第17のOXC部520Qと、第18のOXC部520Rと、第19のOXC部520Sと、第20のOXC部520Tと、第21のOXC部520Uと、第22のOXC部520Vと、第23のOXC部520Wと、第24のOXC部520Xとを備える。
ここで、第1のOXC部520A~第24のOXC部520Xの各々を特に区別する必要がない場合には、OXC部520という。
そして、図11では、OXC部520は、2×36 WSSで構成されているものとする。なお、図11では、後述の比較がしやすいように、条件を合わせている。例えば、合波及び分波ともにWSSが使用され、ADD/DROP用ポートが1対(送受2ポート)設けられ、合波及び分波での2×1×9 WSSは、2×18 WSSに相当するものとする。
そして、OXC部520の数は、備えるWSSの数に相当するため、図11では、合計で24個の2×18 WSSが使用されている。
特許文献2で提案されている構成では、第1の方路グループ510Aを、他の方路グループ510B、510Cを接続するために、第1の方路グループ510Aに、2つのOXC部520G、520Hが備えられている。これらの第7のOXC部520G及び第8のOXC部520Hは、方路には接続されていない。
ここでは、図12を用いて、第7のOXC部520G及び第8のOXC部520Hが、実施の形態2では不要になることを説明する。
第8のOXC部520HのM側ポート9対のうち5対のポート対523が、第1のOXC部520AのM側ポートと同じ接続先である第2のOXC部520B~第6のOXC部520Fである。また、残りの4対のポート対524~527のうち、1対のポート対524は、空きのポート対である。この空きのポート対は、第1のOXC部520A~第6のOXC部520Fでは、ADD/DROP用ポートに割り当てられるポート対である。さらに、その残り3対のポート対525~527のうち1対のポート対525は、第8のOXC部520H自身に光信号を折り返すためのポート対であるため、必ずしも必要ではなく、削除可能なポート対である。その残り2対のポート対526、527のうち1対のポート対526は、第1のOXC部520A及び第8のOXC部520Hをまとめた場合には、先の1対のポート対525と同じく自身に光信号を折り返すポートとなるため、これらも削除可能なポートである。最後の1対のポート対527は、第7のOXC部520Gと第8のOXC部520Hを接続しているポート対であり、後で第7のOXC部520GをN×M WSS又はカプラでまとめられれば、削除可能なポート対である。
なお、第8のOXC部520HのN側ポートとなる1対のポート対528は、第1のOXC部520AのN側ポートに接続される。
加えて、2つの第7のOXC部520G及び第8のOXC部520HのM側ポートに接続されていたファイバも削除可能となる。図12の例では、18本/個×2個で計36本のファイバを削除可能である。
Claims (9)
- 送信用及び受信用の1対の伝送路からなる方路が1つ以上接続される光クロスコネクト装置であって、
前記光クロスコネクト装置に接続される前記方路の数以上のクロスコネクト部を含む方路グループを備え、
前記クロスコネクト部は、
前記方路における送信用及び受信用の1対のポートを含む2対以上のポートを備えるN側ポートと、
送信用及び受信用の1対のポートを1対以上備えるM側ポートと、
前記N側ポートから入力された光信号を前記M側ポートの何れかのポートから出力する第1の波長選択スイッチ機能、及び、前記M側ポートから入力された光信号を前記N側ポートの何れかのポートから出力する第2の波長選択スイッチ機能、の何れか一方、又は、両方を実現する波長選択スイッチと、を備え、
前記光クロスコネクト装置は、複数の前記方路グループと、複数の前記方路グループを接続するための方路拡張用増幅部を備え、
前記方路拡張用増幅部は、複数の前記方路グループの内の1つの方路グループに含まれる前記クロスコネクト部の前記N側ポートから出力された光信号を増幅し、前記増幅された光信号を、複数の前記方路グループの内の、前記1つの方路グループとは異なる他の方路グループに含まれる前記クロスコネクト部の前記N側ポートに入力し、
複数の前記方路グループの内の第1の方路グループは、複数の前記方路グループの内の第2の方路グループと、3つの前記方路拡張用増幅部を用いて接続されていること
を特徴とする光クロスコネクト装置。 - 前記M側ポートは、前記方路グループに含まれる他の前記クロスコネクト部に接続するための送信用及び受信用の少なくとも1対のポートを備えること
を特徴とする請求項1に記載の光クロスコネクト装置。 - 前記M側ポートは、ADD/DROP用ポートを備えること
を特徴とする請求項1又は2に記載の光クロスコネクト装置。 - 前記方路グループは、4つの前記クロスコネクト部を備えること
を特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の光クロスコネクト装置。 - 前記方路グループは、6つの前記クロスコネクト部を備えること
を特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の光クロスコネクト装置。 - 前記クロスコネクト部は、
前記N側ポートから入力された光信号を分波して、当該分波された光信号を前記M側ポートから出力する分波側接続部と、
前記M側ポートから入力された光信号を合波して、当該合波された光信号を前記N側ポートから出力する合波側接続部と、を備えること
を特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の光クロスコネクト装置。 - 前記分波側接続部は、前記波長選択スイッチにより構成され、
前記合波側接続部は、カプラ又はスプリッタにより構成されていること
を特徴とする請求項6に記載の光クロスコネクト装置。 - 前記分波側接続部は、カプラ又はスプリッタにより構成され、
前記合波側接続部は、前記波長選択スイッチにより構成されていること
を特徴とする請求項6に記載の光クロスコネクト装置。 - 前記分波側接続部及び前記合波側接続部は、前記波長選択スイッチにより構成されていること
を特徴とする請求項6に記載の光クロスコネクト装置。
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