JP7138530B2 - 光クロスコネクト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光クロスコネクト装置に関する。
インターネットの拡大、携帯電話及びスマートフォンの普及、並びに、取り扱われるサービスの多様化及び大容量化に伴い、メトロエリアからバックボーンエリアにおける光通信ネットワークに求められる伝送容量は、増加の一途を辿っている。
光通信ネットワークでは、WDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)伝送技術が適用されており、1本の光ファイバ(伝送路ファイバ)に複数波長を合波して伝送することによって、大容量伝送が実現されている。また、1波長当たりの伝送速度も、10Gbps、40Gbps及び100Gbpsと高速化しており、1本の伝送路ファイバ当たりの重要性は、年々大きくなってきている。
光通信ネットワークにおいて各拠点(ノード)間を接続する構成には、リニア構成、
リング構成及びメッシュ構成等の形が存在する。
ここで、ある2つのノードA及びノードB間を接続している伝送路について、ノードAからノードBへの方向の伝送に使用している伝送路のうちの1本と、ノードBからノードAへの方向の伝送に使用している伝送路のうちの1本との、1対の伝送路よりなる伝送路対を、2つのノードA及びノードBから見て、それぞれのノードの方路と呼ぶこととする。
リニア構成は、2つのノードが端点となるようにノードが接続されている構成である。リニア構成では、通常、2つの端点ノード間が、中継ノードを介して接続されるが、中継ノードが存在しない場合もある。
リニア構成では、端点ノードの方路数は1であり、中継ノードの方路数は2である。リニア構成では、伝送路ファイバに障害が発生した場合には、端点ノード間の通信が不可となる。
リング構成は、任意の2ノード間を接続する経路が右回りと左回りとの2経路となるようにノードが接続されている構成である。
リング構成では、全てのノードの方路数が2となる。リング構成は、片方の経路に障害が発生した場合にも、逆回りの経路を介して通信を行うUPSR(Uni-directional Path Switched Ring)方式を採用することができ、リニア構成に対してより信頼性が高い構成となっている。
メッシュ構成は、3方路以上の方路数をもつノードが含まれるようにノードが接続されている構成である。
ネットワーク構成がメッシュ構成であり、そのノードにおいて、複数方路間の信号経路の切り替えを行う機器が光クロスコネクト装置である。メッシュ構成では、多くの場合、任意の方路間を光クロスコネクト装置によって接続可能である。このため、メッシュ構成では、ある2ノード間を接続する経路は、2経路に限らず、さまざまなパターンで構築可能である。従って、メッシュ構成は、障害発生時の迂回経路を複数用意することができる。
近年、光通信ネットワークでは、大規模災害発生時等、障害が1区間だけに限らず、複数区間で発生する場合を想定する必要性が高まってきている。このため、光通信ネットワークにおいて、迂回経路を複数構築可能であるメッシュ構成がより重要視されるようになってきている。
また、ノードの地理的な位置、災害の発生頻度、人口の密度及びネットワークに求められる信頼性等に応じて、必要となる方路数は異なるため、対応可能な方路数を柔軟に変更可能な光クロスコネクト装置が有用となる。
特許文献1には、メッシュ構成を構成可能な光クロスコネクト装置が開示されている。特許文献1に記載された光クロスコネクト装置は、伝送路ファイバから増幅器を介して入力されたWDM信号をスプリッタによって分波し、各方路用、及び、そのノード内の受信器で終端するDROP信号用に分配する。そして、この光クロスコネクト装置は、各方路用に分波された信号及び挿入されたADD信号を、WSS(Wavelength Selective Switch:波長選択スイッチ)によって合波し、増幅器を介して方路に出力する。この場合、そのノードが接続可能な方路数の上限は、これらスプリッタ及びWSSのポート数によって決まる。
スプリッタは、入力された光を出力ポート数分のパワーに分け、分波して出力することができるモジュールである。カプラは、双方向に使用可能なデバイスで、スプリッタと同等の機能も有し、さらに逆方向には複数ポートから入力された光を合波して出力することもできる。
WSSは、入力された光を波長毎に分け、波長毎に光経路を制御して、どのポートに出力するか、あるいはどのポートにも出力しないか、を選択することができる波長選択スイッチ機能を有するモジュールである。
WSSでは、モジュールが備えるポート数を表すために、例えば、入力が1ポート、出力が9ポートの場合等、1×9 WSSと表記することが一般的である。一般的なWSSは、光学的に入出力方向を制限するものではなく、双方向に使用することができるため、例えば、1×9 WSSは、入力が9ポート、出力が1ポートのWSSとしても使用することができる。その場合、9×1 WSSとも表記するが、9×1 WSSは、本質的には1×9 WSSと同一である。
また、1対のWSSの機能を1つのモジュールに備えた、ツインWSS等も存在する。送信方向及び受信方向の両方にWSSを使用する場合に、個別の2個のWSSを使用するのではなく、1つにまとめたモジュールを使用することで、スペース及び部品点数等の点で有利となる。1対の1×9 WSSの機能を備える場合、ツイン1×9 WSS又は2×1×9 WSS等と表記する。1対ではない場合を、ツインに対してシングルと称する場合もある。
一般的なツインWSSは、モジュール2つをそのまま1つのモジュールに内蔵するものではなく、1つのモジュール内を光学経路的に分けて構成される。例えば、ツイン1×9 WSSは、2×18 WSSを、光学経路及び経路制御等で制限することにより構成される。
この方向性をさらに一般化したものとして、合計ポート数からそれぞれのポートをN側かM側かに、例えば光学経路及び経路制御等で振り分けて、N×M WSS(N及びMは、それぞれ2以上の整数)としたモジュールも存在する。本稿では、N側ポートに入力した波長はM側ポートから出力でき、またM側ポートから入力した波長はN側ポートには出力できるが、N側ポートから入力した波長を同じくN側ポートには出力できず、M側ポートから入力した波長を同じくM側ポートには出力できないものとして、N×M WSSを定義する。
WSSでは、ポート数が多くなるに従って、光学経路の違いによるポート毎の特性差(挿入損失及びクロストーク等)が大きくなる。例えば、シングル1×9 WSSとツイン1×9 WSSとでは、ツイン1×9 WSSの方が通常は特性差が大きくなる。合計ポート数が重要となるため、以降では、ポートの数を比較しやすいように、ツイン1×9 WSSも2×18 WSSと表記する。
特許文献1の構成では、対応可能な最大方路数Mのノードでは1×M WSSが必要となり、方路数にWSSの規模が比例する。
これに対して、特許文献2では、1つのWSSで全ての方路に対応するのではなく、内部接続用入出力ポートから迂回させる構成として、他のWSSが対応する方路にルーティングさせることで、1つのWSSの規模を小さくすることが可能である。
また、特許文献2に記載されている光クロスコネクト装置は、光クロスコネクト部の構成として、分波側をカプラ、合波側をWSSで構成する第1の構成、分波側をWSS、合波側をカプラで構成する第2の構成、又は、分波及び合波側両方をWSSで構成する第3の構成を有する。
カプラは、波長選択スイッチ機能を持たず、損失も原理的に大きくなる。しかしながら、カプラの部品コストは、WSSと比較して数分の一と安価である。即ち、カプラと、WSSとは、それぞれメリット及びデメリットを有する。
第3の構成の場合、コストは最も大きくなるが、光クロスコネクト部の損失としては分波側及び合波側ともに一番小さい状態となる。それに対して、第1の構成及び第2の構成は、コストは小さいが、損失が大きくなるため、方路数が多くなると損失が許容できなくなってくる。また、カプラの接続先で、波長フィルタ若しくは波長選択機能、又は、その両方が必要となる場合がある。
なお、分波及び合波側両方をWSSで構成する場合、前述のツインWSSが使用される。ツインWSSは、1つのモジュールにまとめられており、WSS+WSS構成と表記することとする。
国際公開第2013/186842号 特開2014-027562号公報
特許文献1に記載されている光クロスコネクト装置では、接続可能な方路数の上限は、スプリッタ及びWSS等の部品のポート数で決まる。このため、予め想定される必要な最大方路数を決定し、最大方路数に対応可能な光クロスコネクト装置を構成及び導入する必要がある。従って、想定が外れた場合には、必要のなかった規模の構成で光クロスコネクト装置を導入することとなる可能性がある。
また、導入後に上限を超える方路数への対応が必要となった場合には、既存のハードウェアの動作を一旦停止させて、最大方路数が大きい光クロスコネクト装置に入れ替える必要が生じる。
さらに、対応可能最大方路数が異なる複数のハードウェアの開発、製造ラインの構築等が必要であり、費用の増大を招く。さらにまた、異なるハードウェアが必要となることで、部品が共通化できず、部品コストが増大する。
また、ノードによって必要となる最大方路数は異なるが、複数のハードウェアのラインアップを用意するには限界があり、多くの場合は、方路数が多いノードに最大方路数を合わせることとなるため、必要のなかった規模の構成を導入することとなる可能性が高くなる。
特許文献2に記載されている光クロスコネクト装置は、ノードの最大方路数を1個のWSS等で対応する特許文献1と比較して、スプリッタ(特許文献2では、カプラ)及びWSS等の規模を小さくすることができる。しかしながら、内部接続用入出力ポートに接続される、カプラ、WSS等が追加で2つずつ必要となり、部品コストの増大を招く。
また、特許文献2に記載されている光クロスコネクト装置は、WSSを何段も経由する場合が生じるため、光信号のパワー低下も問題となる。
そこで、本発明は、容易に方路数を変更することができるとともに、使用される波長選択スイッチを増やすことなく、波長選択スイッチの規模を小さくすることを目的とする。
本発明の一態様に係る光クロスコネクト装置は、送信用及び受信用の1対の伝送路からなる方路が1つ以上接続される光クロスコネクト装置であって、前記光クロスコネクト装置に接続される前記方路の数以上のクロスコネクト部を含む方路グループを備え、前記クロスコネクト部は、前記方路における送信用及び受信用の1対のポートを含む2対以上のポートを備えるN側ポートと、送信用及び受信用の1対のポートを1対以上備えるM側ポートと、前記N側ポートから入力された光信号を前記M側ポートの何れかのポートから出力する第1の波長選択スイッチ機能、及び、前記M側ポートから入力された光信号を前記N側ポートの何れかのポートから出力する第2の波長選択スイッチ機能、の何れか一方、又は、両方を実現する波長選択スイッチと、を備え、前記光クロスコネクト装置は、複数の前記方路グループと、複数の前記方路グループを接続するための方路拡張用増幅部を備え、前記方路拡張用増幅部は、複数の前記方路グループの内の1つの方路グループに含まれる前記クロスコネクト部の前記N側ポートから出力された光信号を増幅し、前記増幅された光信号を、複数の前記方路グループの内の、前記1つの方路グループとは異なる他の方路グループに含まれる前記クロスコネクト部の前記N側ポートに入力し、複数の前記方路グループの内の第1の方路グループは、複数の前記方路グループの内の第2の方路グループと、3つの前記方路拡張用増幅部を用いて接続されていることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、容易に方路数を変更することができるとともに、使用される波長選択スイッチの数を増やすことなく、波長選択スイッチの規模を小さくすることができる。
実施の形態1に係る光クロスコネクト装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるOXC部の第1の構成例を示す概略図である。 実施の形態1におけるOXC部の第2の構成例を示す概略図である。 実施の形態1におけるOXC部の第3の構成例を示す概略図である。 実施の形態1におけるOXC部の各ポートの使用用途例を示す概略図である。 実施の形態1においてWSSの数及びポート数を従来と比較するための表である。 実施の形態2に係る光クロスコネクト装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2におけるOXC部の第1の構成例を示す概略図である。 実施の形態2におけるOXC部の第2の構成例を示す概略図である。 実施の形態2におけるOXC部の第3の構成例を示す概略図である。 比較例としての光クロスコネクト装置の構成を概略的に示すブロック図である。 比較例としての光クロスコネクト装置の第1の方路グループの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2においてWSSの数及びポート数を従来と比較するための表である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る光クロスコネクト装置100の構成を概略的に示すブロック図である。
光クロスコネクト装置100は、第1の方路グループ110Aと、第2の方路グループ110Bと、第1の方路拡張用増幅部130Aと、第2の方路拡張用増幅部130Bと、第3の方路拡張用増幅部130Cとを備える。そして、光クロスコネクト装置100は、複数の方路1~8に接続される。方路は、前述のように、送信用及び受信用の1対の伝送路を意味する。
ここで、第1の方路グループ110A及び第2の方路グループ110Bの各々を特に区別する必要がない場合には、各々の方路グループを方路グループ110という。
また、第1の方路拡張用増幅部130A、第2の方路拡張用増幅部130B及び第3の方路拡張用増幅部130Cの各々を特に区別する必要がない場合には、方路拡張用増幅部130という。
第1の方路グループ110Aは、第1のOXC(Optical Cross Connect)部120Aと、第2のOXC部120Bと、第3のOXC部120Cと、第4のOXC部120Dとを備える。
第2の方路グループ110Bは、第5のOXC部120Eと、第6のOXC部120Fと、第7のOXC部120Gと、第8のOXC部120Hとを備える。
ここで、第1のOXC部120A~第8のOXC部120Hの各々を特に区別する必要がない場合には、OXC部120という。OXC部120は、クロスコネクト部として機能する。
光クロスコネクト装置100は、8個のOXC部120を備えることで、8方路構成を実現している。このため、光クロスコネクト装置100は、8本の方路1~8を有する。
図1では、OXC部120が、方路1~8の各々に直接接続されているが、これらの間に増幅器等が挿入されていてもよく、実施の形態1でこれらの間の接続方法を特に限定するものではない。
OXC部120は、N側ポートと、M側ポートとを備える。例えば、N側ポートは、1つの方路に接続される送信用及び受信用の1対のポート、並びに、1つの方路拡張用増幅部130を介して他の方路グループ110に接続するための送信用及び受信用の1対のポートからなる。また、M側ポートは、自身が属する方路グループ110の他の少なくとも1つのOXC部120に接続するための少なくとも1対のポート、又は、ADD/DROP用の1対のポートからなる。なお、N側ポートのポート数がNであり、M側ポートのポート数がMであるOXC部120を、N×MのOXC部120ともいう。
また、OXC部120は、N側ポートから入力された光信号を分波して、M側ポートから出力する分波機能と、M側ポートから入力された光信号を合波して、N側ポートから出力する合波機能とを備える。ここで、OXC部120は、N側ポートから入力された光信号を波長毎に経路を選択してM側ポートの何れかのポートから出力する第1の波長選択スイッチ機能を実行するWSS、M側ポートから入力された光信号を波長毎に経路を選択してN側ポートの何れかのポートから出力する第2の波長選択スイッチ機能を実行するWSS、又は、第1の波長選択スイッチ機能及び第2の波長選択スイッチ機能を実行するWSSを備える。
実施の形態1のOXC部120では、N×M WSSを使用しているため、N側ポートに入力された光信号は、M側ポートから出力でき、また、M側ポートから入力された光信号は、N側ポートに出力できる。一方、N側ポートから入力された光信号は、N側ポートには出力できず、M側ポートから入力された信号は、M側ポートには出力できないものとする。
図2は、実施の形態1におけるOXC部120の第1の構成例を示す概略図である。
図2では、OXC部120の第1の構成例として、符号120#1を付している。OXC部120#1は、分波側接続部140と、合波側接続部150とを備える。
なお、符号20で示されているように、OXC部120#1のN側ポートは、4ポートであり、符号21で示されているように、OXC部120#1のM側ポートは、8ポートである。
分波側接続部140は、2:1(2入力1出力)の合波器141の1段と、1:2(1入力2出力)の分波器142A~142Cの2段との3段で構成されている。そして、分波側接続部140は、N側ポート121A、121Bに入力された光信号を合波器141で合波してから、分波器142A~142Cで分波して、M側ポート122A~122Dから出力する。
ここで、分波側接続部140の構成は、図2のように合波器141→分波器142A→分波器142B、142Cの3段構成とするだけでなく、例えば、分波器→分波器→合波器の3段構成、また、例えば、合分波器(2×2カプラ等)→分波器の2段構成、PCCデバイスで合分波器の1段構成とする等、その構成又は使用するデバイスを制限するものではなく、カプラ、スプリッタ、PLC(Planar Lightwave Circuit)デバイス等の様々なデバイスを1つ若しくは複数使用し、様々な構成とすることが可能である。
合波側接続部150は、2×4 WSS 151で構成されている。そして、合波側接続部150は、M側ポート122E~122Hから入力された光信号に対して、波長毎にスイッチングを行い、N側ポート121C、121Dから出力する。
図3は、実施の形態1におけるOXC部120の第2の構成例を示す概略図である。
図3では、OXC部120の第2の構成例として、符号120#2を付している。OXC部120#2は、分波側接続部160と、合波側接続部170とを備える。
なお、符号22で示されているように、OXC部120#2のN側ポートは、4ポートであり、符号23で示されているように、OXC部120#2のM側ポートは、8ポートである。
分波側接続部160は、2×4 WSS 161で構成されている。そして、分波側接続部160は、N側ポート121A、121Bから入力された光信号に対して、波長毎にスイッチングを行い、M側ポート122A~122Dから出力する。
合波側接続部170は、2:1(2入力1出力)の合波器171A~171Cの2段と、1:2(1入力2出力)の分波器172の1段との3段で構成されている。
そして、合波側接続部170は、M側ポート122E~122Hに入力された光信号を合波器171A~171Cで合波してから、分波器172で分波して、N側ポート121C、121Dから出力する。なお、合波側接続部170の構成は、この例に限定されない。
図4は、実施の形態1におけるOXC部120の第3の構成例を示す概略図である。
図4では、OXC部120の第3の構成例として、符号120#3を付している。OXC部120#3は、分波側接続部180と、合波側接続部190とを備える。
なお、符号24で示されているように、OXC部120#3のN側ポートは、4ポートであり、符号25で示されているように、OXC部120#3のM側ポートは、8ポートである。
分波側接続部180は、4×8 WSS 181の一部で構成されている。そして、分波側接続部180は、N側ポート121A、121Bから入力された光信号に対して、波長毎にスイッチングを行い、M側ポート122A~122Dから出力する。
合波側接続部190は、4×8 WSS 181の一部で構成されている。そして、合波側接続部190は、M側ポート122E~122Hから入力された光信号に対して、波長毎にスイッチングを行い、N側ポート121C、121Dから出力する。
4×8 WSS 181は、ツインWSSで構成されているが、2個のシングルWSSを使用して構成されていてもよい。
図5は、OXC部120の各ポートの使用用途例を示す概略図である。
実施の形態1におけるOXC部120では、自方路接続用に受信ポート121A及び送信ポート121C、方路拡張用に受信ポート121B及び送信ポート121D、方路グループ内接続用に、送信ポート122A及び受信ポート122Eと、送信ポート122B及び受信ポート122Fと、送信ポート122C及び受信ポート122Gとの3対のポート、ADD/DROP用に送信ポート122D及び受信ポート122Hが割り当てられている。これらのポート間において、どの波長の光信号をどのポートにスイッチさせるかは、OXC部120に少なくとも1個含まれているWSSの波長選択スイッチ機能によって実現される。
それぞれの用途毎に割り当てるポート数は、基本的には自由であり、N×MのOXC部120のN側ポートにおいて、自方路接続用のポート数と方路拡張用のポート数との合計がNを超えない限り、どちらの用途でも0からNまでのいずれのポート数も可能である。また、接続するポート数をNより少なくして空きポートを残すことも可能である。
同様に、M側ポートにおいても、方路グループ内接続用のポート数とADD/DROP用のポート数との合計がMを超えない限り、どちらの用途でも0からMまでいずれのポート数も可能である。さらに、接続するポート数をMより少なくして空きポートを残すことも可能である。
なお、それぞれの用途毎に割り当てるポート数は、本実施の形態で制限するものではない。
例えば、図1において、方路3及び方路4間を中継する波長の光信号を使用しないことが決定している場合には、第3のOXC部120C及び第4のOXC部120D間は接続しなくてもよい。この場合には、第3のOXC部120C及び第4のOXC部120D間を接続していたポートは、ADD/DROP用ポート数を増やすために使用されてもよく、また、方路グループ110Aに追加の方路を増やせるように、その追加の方路用のOXC部との接続用に方路グループ内接続用ポートとして残しておいてもよく、若しくは、空きポートとされてもよい。
なお、図1の例では、第4のOXC部120D及び第8のOXC部120Hの方路拡張用ポートは、使用されておらず、その2ポートずつは、何も接続されていない状態である。
なお、WSSは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)スイッチを使用した構成、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)を使用した構成、LC(Liquid Crystal)を使用した構成等、さまざまな手法によって実現されている。ここで、OXC部120に少なくとも1個含まれるN×M WSS(N≧2、M≧2)は、波長選択スイッチ機能を有するものであれば、その実現手段はどのようなものであってもよい。
また、OXC部120の構成として、図2~4には記載されていない他の部分(機能性部品)を備えることも可能であり、本実施の形態は、他の部分の構成を限定するものではない。例えば、いくつかのポートにカプラを挿入して光を分岐させ、PD(Photo Detector)若しくはOCM(Optical Channel Monitor)又はその両方で光パワーを測定するモニタが備えられてもよい。また、アイソレータを挿入して、反射等による逆方向の信号光成分を抑制したりすることもできる。
また、図示はしていないが、OXC部120のADD/DROP用ポートから先には、複数波長を合分波する合分波部及び光送受信器等で構成される部分が接続されるが、実施の形態1は、ADD/DROP用ポートから先の構成を制限するものではない。
実施の形態1では、OXC部120は、以上のように構成され、1つの方路グループ110は、最大4個のOXC部120を含み、1つの方路グループ110あたり4方路よりも方路数が多くなる場合には、他の方路グループが追加される。
図1に示されているように、第1の方路グループ110Aと第2の方路グループ110Bとを接続する箇所には、方路拡張用増幅部130が挿入される。図1では、第1の方路グループ110Aと第2の方路グループ110Bとは、3つの経路で接続されており、それぞれの経路に第1の方路拡張用増幅部130A、第2の方路拡張用増幅部130B及び第3の方路拡張用増幅部130Cが挿入されている。方路拡張用増幅部130は、一方の方路グループ110のOXC部120から入力された光信号の光パワーを、そのOXC部120等で受けた損失を補償して増幅し、もう一方の方路グループ110のOXC部120に出力する。
次に、光クロスコネクト装置100におけるOXC部及び方路グループの増設方法について説明する。
図1では、8方路用の光クロスコネクト装置100として、任意の2つの方路間を光クロスコネクト可能とし、また、任意の方路に光信号を挿入(ADD)し、又は、任意の方路から光信号を分岐(DROP)できる構成を示している。
しかしながら、光クロスコネクト装置100は、最初からすべての部分を備える必要はない。例えば、初期導入時において2ノードのリニア構成のみが必要であった場合、光クロスコネクト装置100は、第1の方路グループ110Aにおいて第1のOXC部120A及び第2のOXC部120Bの2つを備えていればよい。後に、必要な方路数が増えるに従い、増設する方路用のOXC部120が増設されればよい。
実施の形態1では、4方路までは、第1の方路グループ110AにOXC部120が増設されればよい。
さらに、必要な方路数が4方路を超えた場合には、方路拡張用増幅部130を介して第2の方路グループ110Bの増設を開始する。
まず、実施の形態1において、方路グループを増設する際の前提を説明する。
方路拡張用のポートを使用するOXC部120において、ある波長の光信号を方路拡張用のポートへスイッチングするようにした場合、送受のポートを対として扱うため、合波側接続部190、分波側接続部180ともに、その波長の光信号を自方路接続用として使用することはしない。WSSでは、波長の競合を防ぐため、1つの波長の光信号に対してシングルWSS相当部分で設定可能な経路は1経路のみである。
図1では、第1のOXC部120A及び第5のOXC部120E間、第2のOXC部120B及び第6のOXC部120F間、並びに、第3のOXC部120C及び第7のOXC部120G間の3経路が、4方路を超える方路拡張用に使用されている。次に、3経路の必要性について説明する。
本手法では、方路拡張用に、WSSではN側ポートを使用している。WSSでは、N側ポートからN側ポートへのスイッチングはできない。このため、ある方路が選択された場合、その方路が接続されるOXC部の方路拡張用ポートからの方路拡張用の経路は、使用できない。
任意の2つの方路において、その2つの方路それぞれに対して使用できない方路拡張用の経路が存在し得るため、使用できない経路は最大2経路となる。従って、任意の方路間を接続できるようにするためには、方路拡張用の経路としては3経路が必要となる。
なお、任意の2つの方路において使用できない方路拡張用の経路は、最大でも2経路であるため、方路拡張用の経路として3経路が設けてあれば、波長の制約に問題がなければ必ず任意の方路間を接続可能である。
次に、具体例とその例外条件とを示す。
まず、第1のOXC部120A及び第5のOXC部120E間の経路のみが方路拡張用に使用されているものとする。この経路を使用できない方路は、方路1及び方路5の2つであるため、例えば、方路1及び方路5間を接続したい場合には、そのままでは接続できず、別の経路、例えば、第2のOXC部120B及び第6のOXC部120F間の経路も追加で方路拡張用に使用する必要がある。
この場合、方路1、第1のOXC部120A、第2のOXC部120B、第2の方路拡張用増幅部130B、第6のOXC部120F、第5のOXC部120E及び方路5という経路で、方路1及び方路5間を接続することができる。
第1のOXC部120A及び第5のOXC部120E間の経路のみが方路拡張用に使用されている場合、例外条件としては、方路1及び方路5が接続を使用できなくなることから、逆に言えば、方路グループ110A及び方路グループ110Bをまたぐ方路間接続の何れかの方路としても方路1及び方路5が使用されないと決まっている場合には、2つ目以上の経路は不要となる。後々、これらの方路1又は方路5が、方路グループ110A及び方路グループ110Bをまたぐ方路間接続のいずれかの方路として使用されることとなった場合に、2つ目の経路が追加されればよい。
次に、1つ目の経路だけでなく、2つ目の経路としての第2のOXC部120B及び第6のOXC部120F間の経路も使用できない場合を説明する。2つ目の経路を使用できない方路は、方路2又は方路6である。例えば、方路1及び方路6間を接続する場合、方路1によって1つ目の経路が使用できず、方路6によって2つ目の経路も使用できない。このため、別の経路、例えば、第3のOXC部120C及び第7のOXC部120G間の経路も、さらに追加で方路拡張用に使用する必要がある。
この場合、方路1、第1のOXC部120A、第3のOXC部120C、第3の方路拡張用増幅部130C、第7のOXC部120G、第6のOXC部120F及び方路6の経路で、方路1及び方路6間を接続することができる。
例外条件として、2つの経路が使用できない組合せの方路間の接続(上記の例では、方路1及び方路6間、並びに、方路2及び方路5間)が使用されることがないと決まっている場合には、方路拡張用経路は2経路のみで十分となる。この組合せは、異なる方路拡張用経路が接続するOXC部の対応方路の組合せであり、かつ、異なる方路グループに属する方路の組合せである。後々、これらの方路間の接続が必要となった場合に、3つ目の経路が追加されればよい。
なお、同一方路グループに属する方路間の伝送(例えば、方路1、OXC部120A、OXC部120B及び方路2の経路)と比較して、複数の方路グループをまたぐ伝送では、OXC部を2つ追加で経由するため、その損失を補償するのに方路拡張用増幅部を挿入する必要がある。
次に、方路グループ110Bの増設時点について説明する。
方路グループ110Bを増設する場合、上記のように、方路拡張用の経路は、基本的には3つ以上必要である。このため、方路グループ110Bの増設時点では、3方路分の構成を追加することが基本となる。
図1の例では、第1の方路拡張用増幅部130A、第2の方路拡張用増幅部130B及び第3の方路拡張用増幅部130Cの追加に加え、方路グループ110A及び方路グループ110B間接続に使用されている第5のOXC部120E、第6のOXC部120F及び第7のOXC部120Gが追加される。また、必要に応じて、方路5~7用の、図示していない他の構成(例えば、合分波部等)も追加される。それ以降は、追加後の方路グループ110Bにおいて、最大方路数(図1の例では、4方路/方路グループ)を超えるまでは、必要に応じて、1方路分ずつの構成を追加すればよい。
但し、方路グループ110Bの増設時点で、前述のように方路拡張用経路が1経路又は2経路で十分であった場合には、3方路分の構成を追加しなくても、2方路分の構成を追加すればよい場合がある。
1経路でよい場合にも、2方路分の構成が必要である理由は、接続先となる方路(例えば、方路6)に対応するOXC部(例えば、OXC部120F)とは別に、方路拡張用に経由するOXC部(例えば、OXC部120E)が必要となるためである。後々、追加の経路が必要となった際に、方路拡張用増幅部とOXC部等の構成を追加すればよい。
次に、図1に示されている8方路構成の光クロスコネクト装置100に、さらに方路グループを追加して、12方路構成まで拡張する場合を説明する。
この場合、第1の方路グループ110A及び第2の方路グループ110Bで残っている方路拡張用のポートは、第4のOXC部120D及び第8のOXC部120Hの1対ずつである。このため、これらを使用したとしても、新たに追加する方路グループに接続可能な経路は2経路までとなる。前述のように任意の方路間の接続には3経路が必要となるため、2経路の状況では方路間接続に制限が生じる。
そのような制限をなくして、新たに追加する方路グループにも3経路を設けるには、一度既存の経路を切断し、経路を再構成する必要がある。この場合、任意の2つの方路グループ間を2経路で接続すれば、各々の方路グループが他の方路グループと4経路で接続されることとなる。これにより、3経路以上の要件が満たされるため、任意の方路間の接続が可能となる。
例えば、図1の例では、第3のOXC部120C及び第7のOXC部120Gを接続している経路を切断し、第1の方路グループ110Aは、第3のOXC部120C及び第4のOXC部120Dの方路拡張用ポートを用いて、新たに追加される方路グループに接続し、第2の方路グループ110Bは、第7のOXC部120G及び第8のOXC部120Hの方路拡張用ポートを用いて、新たに追加される方路グループに接続することで、これらの3つの方路グループの何れの方路間も接続可能となる。
但し、既存の経路の切断が必要であるため、その経路で運用中のサービスがすでに存在したならば、一時的なサービスの停止を伴う。
以降、方路グループを増設するたびに、同様に経路の切断、サービスの一時停止、経路の再構成が必要となるが、光信号の性能が許す限り、光クロスコネクト装置100に4方路ずつ増設し続けることができる。
このように、実施の形態1における光クロスコネクト装置100は、対応可能な方路数を拡張可能であるが、OXC部120は、1種類のみを共通して使用することができる。その1種類のOXC部120のN側ポート数及びM側ポート数が最初に決定されれば、あとは同じOXC部120を増設に使用可能である。増設に必要となるブロックは、OXC部120及び方路拡張用増幅部130である。本手法で使用されるブロックは、2種類だけであるため、開発及び製造も比較的シンプルにでき、効率化を図ることができる。
以下、実施の形態1の効果について説明する。
実施の形態1における光クロスコネクト装置100を12方路にまで拡張した場合において、例えば、OXC部120を、図3の4×8 WSSで構成すると、12個の4×8 WSSを使用することとなる。そして、1個の4×8 WSSの合計ポート数は、12個である。図6に、特許文献1、特許文献2及び実施の形態1の構成に基づいて、1個のツインWSSのみで1つのOXC部を構成して、12方路を接続可能な光クロスコネクト装置を作成する場合におけるWSSの数及びポート数を比較した表を示す。
特許文献1の構成では、同様の条件とした場合に、12個の2×24 WSSが必要となり、1個あたりの合計ポート数は、26となる。実施の形態1では、WSSの個数は同じだが、ポート数を大幅に削減することができる。
また、特許文献2の構成では、18個の2×14 WSSが必要となり、1個あたりの合計ポート数は、16である。特許文献2では、実施の形態1よりも1個あたりのポート数が4つ多いWSSが使用され、さらにその個数も6個多くなる。
これらの結果より、実施の形態1が特許文献1及び特許文献2と比較して、コスト的に大きく有利であることがわかる。
以上のように、実施の形態1は、初期導入時には最小限の方路数に対応するだけの構成で導入できるとともに、12方路構成以上に拡張した場合にはサービスの一時停止を伴うが、後々の方路数を必要に応じて方路を拡張することが可能となる。なお、WSSの規模をさらに小さくすると、例えば、4×6 WSSの3方路グループの構成が可能であるが、拡張性は、さらに犠牲となる。この場合、任意の方路間で接続を可能とするためには、方路グループは2つまでが限界となる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係る光クロスコネクト装置200の構成を概略的に示すブロック図である。
光クロスコネクト装置200は、第1の方路グループ210Aと、第2の方路グループ210Bと、第1の方路拡張用増幅部130Aと、第2の方路拡張用増幅部130Bと、第3の方路拡張用増幅部130Cとを備える。
ここで、第1の方路グループ210A及び第2の方路グループ210Bの各々を特に区別する必要がない場合には方路グループ210という。
また、第1の方路拡張用増幅部130A、第2の方路拡張用増幅部130B及び第3の方路拡張用増幅部130Cの各々を特に区別する必要がない場合には、方路拡張用増幅部130という。
第1の方路グループ210Aは、第1のOXC部220Aと、第2のOXC部220Bと、第3のOXC部220Cと、第4のOXC部220Dと、第5のOXC部220Eと、第6のOXC部220Fとを備える。
第2の方路グループ210Bは、第7のOXC部220Gと、第8のOXC部220Hと、第9のOXC部220Iと、第10のOXC部220Jと、第11のOXC部220Kと、第12のOXC部220Lとを備える。
ここで、第1のOXC部220A~第12のOXC部220Lの各々を特に区別する必要がない場合には、OXC部220という。OXC部220は、OXC部として機能する。
光クロスコネクト装置200は、12個のOXC部220を備えることで、12方路構成を実現している。このため、光クロスコネクト装置200は、12本の方路1~12を有する。
図7では、OXC部220が、方路1~12の各々に直接接続されているが、これらの間に増幅器等が挿入されていてもよく、実施の形態2でこれらの間の接続方法を特に限定するものではない。
図8は、実施の形態2におけるOXC部220の第1の構成例を示す概略図である。
図8では、OXC部220の第1の構成例として、符号220#1を付している。OXC部220#1は、分波側接続部240と、合波側接続部250とを備える。
なお、符号26で示されているように、OXC部220#1のN側ポートは、4ポートであり、符号27で示されているように、OXC部220#1のM側ポートは、12ポートである。
分波側接続部240は、2:1(2入力1出力)の合波器241の1段と、1:3(1入力3出力)の分波器242の1段と、1:2(1入力2出力)の分波器243A~243Cの1段との3段で構成されている。そして、分波側接続部240は、N側ポート221A及びN側ポート221Bに入力された光信号を、合波器241で合波してから、分波器243A~243Cで分波して、M側ポート222A~222Fから出力する。
なお、合波器241、分波器242及び分波器243A~243Cは、カプラ又はスプリッタにより構成することができる。なお、分波側接続部240の構成は、この例に限定されず、例えば、PLCデバイスで構成すること等も可能である。
合波側接続部250は、2×6 WSS 251で構成されている。そして、合波側接続部250は、M側ポート222G~222Lから入力された光信号に対して、波長毎にスイッチングを行い、N側ポート221C及びN側ポート221Dから出力する。
図9は、実施の形態2におけるOXC部220の第2の構成例を示す概略図である。
図9では、OXC部220の第2の構成例として、符号220#2を付している。OXC部220#2は、分波側接続部260と、合波側接続部270とを備える。
なお、符号28で示されているように、OXC部220#2のN側ポートは、4ポートであり、符号29で示されているように、OXC部220#2のM側ポートは、12ポートである。
分波側接続部260は、2×6 WSS 261で構成されている。そして、分波側接続部260は、N側ポート221A及びN側ポート221Bから入力された光信号に対して、波長毎にスイッチングを行い、M側ポート222A~222Fから出力する。
合波側接続部270は、2:1(2入力1出力)の合波器271A~271Cの1段と、3:1(3入力1出力)の合波器272の1段と、1:2(1入力2出力)の分波器273の1段との3段で構成されている。そして、合波側接続部270は、M側ポート222G~222Lに入力された光信号を、合波器271A~271C及び合波器272で合波してから、分波器273で分波して、N側ポート221C及びN側ポート221Dから出力する。なお、合波側接続部270の構成は、この例に限定されない。
図10は、実施の形態2におけるOXC部220の第3の構成例を示す概略図である。
図10では、OXC部220の第3の構成例として、符号220#3を付している。OXC部220#3は、分波側接続部280と、合波側接続部290とを備える。
なお、符号30で示されているように、OXC部220#3のN側ポートは、4ポートであり、符号31で示されているように、OXC部220#3のM側ポートは、12ポートである。
分波側接続部280は、4×12 WSS 281の一部で構成されている。そして、分波側接続部280は、N側ポート221A、221Bから入力された光信号に対して、波長毎にスイッチングを行い、M側ポート222A~222Fから出力する。
合波側接続部290は、4×12 WSS 281の一部で構成されている。そして、合波側接続部290は、M側ポート222G~222Lから入力された光信号に対して合波及び波長毎のスイッチングを行い、N側ポート221C、221Dから出力する。
4×12 WSS 281は、ツインWSSで構成されているが、2個のシングルWSSを使用して構成されていてもよい。
図8~10に示されているOXC部220#1~220#3では、自方路接続用に受信ポート221A及び送信ポート221C、方路拡張用に受信ポート221B及び送信ポート221D、方路グループ内接続用に、送信ポート222A及び受信ポート222Gと、送信ポート222B及び受信ポート222Hと、送信ポート222C及び受信ポート222Iと、送信ポート222D及び受信ポート222Jと、送信ポート222E及び受信ポート222Kとの5対のポート、ADD/DROP用に送信ポート222F及び受信ポート222Lが割り当てられている。
図7に戻り、説明する。第1の方路グループ210Aと第2の方路グループ210Bを接続する箇所には、方路拡張用増幅部130が挿入される。図7では、第1の方路グループ210Aと第2の方路グループ210Bを接続する経路は3対あり、それぞれ方路拡張用増幅部130A~130Cが挿入されている。方路拡張用増幅部130によって、一方の方路グループ210のOXC部220から入力された光信号の光パワーを、そのOXC部220等で受けた損失を補償して増幅し、もう一方の方路グループ210のOXC部220に出力する。
OXC部220では、複数のポート間において、どの波長の光信号をどのポートにスイッチさせるかは、OXC部220に少なくとも1個含まれているWSSの波長選択スイッチ機能によって実現される。
実施の形態1でも述べたように、それぞれの用途毎に割り当てるポート数は、基本的には自由であり、OXC部220のN側ポートにおいて、自方路接続用ポート数と方路拡張用ポート数との合計がNを超えない限り、どちらの用途でも0からNまでのいずれのポート数も可能である。また合計をNより少なくして空きポートを残すことも可能である。
また、M側ポートにおいても、方路グループ内接続用のポート数とADD/DROP用のポート数との合計がMを超えない限り、どちらの用途でも0からMまでのいずれのポート数も可能である。また合計をMより少なくして空きポートを残すことも可能であり、本実施の形態で制限するものではない。
例えば、方路4及び方路5間を中継する波長の光信号は使用しないことが決定している場合には、第4のOXC部220D及び第5のOXC部220E間は接続せずに、空いたポートがADD/DROP用ポートを増やすために使用されてもよい。また、第1の方路グループ210A内に別の方路及びその別の方路用のOXC部220を追加して、その別の方路との接続用に、追加したOXC部220に接続されてもよい。さらに、その空いたポートに何も接続しないようにすることもできる。
なお、図7の例では、第4のOXC部220D、第5のOXC部220E、第6のOXC部220F、第10のOXC部220J、第11のOXC部220K及び第12のOXC部220Lでは、方路拡張用ポート数は0であり、2ポートずつは何も接続されていない状態である。
実施の形態1と同様に、実施の形態2で使用されるWSSの構成は、特に制限されるものではない。
また、OXC部220の構成としても、図示はしていないが、図8~10に示されている部分以外に他の部分(機能性部品)が備えられていてもよい。例えば、いくつかのポートにカプラを挿入して光を分岐させ、PD又はOCM等のデバイスで光パワーを測定するモニタが備えられていてもよい。また、アイソレータを挿入して、反射等による逆方向の信号光成分を抑制したりすることもできる。
また、図示はしていないが、OXC部220のADD/DROP用ポートから先には、複数波長を合分波する合分波部及び光送受信器等よりなる構成が接続され、全体として光クロスコネクト装置200を構成するが、実施の形態2でADD/DROP用ポートから先の構成を制限するものではない。
なお、図7では、12方路用の光クロスコネクト装置200として、任意の2つの方路間を光クロスコネクト可能とし、また、任意の方路に光信号を挿入(ADD)し、又は、任意の方路から光信号を分岐(DROP)できる構成を示している。
しかしながら、光クロスコネクト装置200は、最初からすべての部分を備える必要はない。例えば、初期導入時に2ノードのリニア構成のみ必要であった場合、光クロスコネクト装置200は、第1の方路グループ210Aにおいて第1のOXC部220A及び第2のOXC部220Bの2つを備えていればよい。後に、必要な方路数が増えるに従い、増設する方路用のOXC部220が増設されればよい。
実施の形態2では、6方路までは、第1の方路グループ210AにOXC部220が増設されればよい。
さらに、必要な方路数が6方路を超えた場合には、方路拡張用増幅部130を介して第2の方路グループ210Bの増設を開始する。
実施の形態2においても、方路拡張用のポートを使用するOXC部220において、ある波長の光信号を方路拡張用のポートへスイッチングするようにした場合、送受のポートを対として扱うため、合波側接続部290、分波側接続部280ともに、その波長の光信号を自方路接続用として使用することはしない。WSSでは、波長の競合を防ぐため、1つの波長の光信号に対してシングルWSS相当部分で設定可能な経路は1経路のみである。
図7では、第1のOXC部220A及び第7のOXC部220G間、第2のOXC部220B及び第8のOXC部220H間、並びに、第3のOXC部220C及び第9のOXC部220I間の3経路が、6方路を超える方路拡張用に使用されている。実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、全ての方路に接続可能にするためには、ある方路グループは、少なくとも3経路で1又は2以上の方路グループに接続されている必要がある。実施の形態1での説明は、方路グループ数又は方路グループ内の方路数によらず、任意の2つの方路に対して成り立つため、1つの方路グループの方路数が6方路となっても、基本的な必要経路数が3経路である点は変わらない。経路数を1経路、2経路に削減できる例外条件も同様である。
次に、実施の形態2における方路グループ210Bの増設時点について説明する。
方路グループ210Bを増設する場合、上記のように、方路拡張用の経路は、基本的には3つ以上必要である。このため、方路グループ210Bの増設時点では、3方路分の構成を追加することが基本となる。
図7の例では、第1の方路拡張用増幅部130A、第2の方路拡張用増幅部130B及び第3の方路拡張用増幅部130Cの追加に加え、方路グループ間接続に使用されている第7のOXC部220G、第8のOXC部220H及び第9のOXC部220Iが追加される。それ以降は、追加後の方路グループ210における最大方路数(図7の例では、12方路)を超えるまでは、必要に応じてOXC部220を1つずつ追加することができる。
但し、方路グループ210Bの増設時点で、前述のように方路拡張用経路が1経路又は2経路で十分であった場合には、3方路分の構成を追加しなくても、2方路分の構成を追加すればよい場合がある。
1経路でよい場合にも、2方路分の構成が必要である理由は、接続先となる方路(例えば、方路7)に対応するOXC部(例えば、OXC部220G)とは別に、方路拡張用に経由するOXC部(例えば、OXC部220H)が必要となるためである。後々、追加の経路が必要となった際に、方路拡張用増幅部とOXC部等の構成を追加すればよい。
次に、図7に示されている12方路構成の光クロスコネクト装置200に、さらに方路グループを追加して、18方路構成まで拡張する場合を説明する。
この場合、第2の方路グループ210Bの第10のOXC部220J、第11のOXC部220K及び第12のOXC部220Lに方路拡張用のポートが3対(6ポート)残っているため、それらに方路拡張用増幅部を介して、もう1つの方路グループを接続することで、18方路まで拡張することができる。
以降、光信号の性能が許す限り、方路グループを増設して6方路ずつ増設し続けることが可能である。
このように、実施の形態2では、新たな方路グループを増設する際に、実施の形態1とは異なり、既存経路の切断、再構成及び運用中サービスの一時停止は伴わない。
実施の形態2では、方路グループ210にOXC部220は6つあるため、方路グループを増設した際に、任意の方路間接続に必要な3経路のみを方路拡張用経路として設けることで、方路拡張用ポートを合計3対(6ポート)、常に残すことが可能である。このため、次に方路グループを増設する際にも、3経路を設けることができ、任意の方路間の接続が可能なままとなる。これより、サービス停止等の制約なしの将来的な方路数拡張性を優先する場合には、実施の形態2の構成が、実施の形態1の構成よりも適している。
このように、実施の形態2では、4×12 WSSを使用してM側ポート数を12ポート用意することで、方路グループ210当たりのOXC部220が6つとなる構成にできている。このように、M側ポートを12ポート以上とすることで、方路グループ210当たりのOXC部220を6つ以上にでき、将来の方路数拡張性を損なうことなく、初期導入時には比較的低コストで、光クロスコネクト装置200を構成することができる。
以下、実施の形態2の効果について説明する。
図11は、比較例としての光クロスコネクト装置500の構成を概略的に示すブロック図である。
図11に示されている光クロスコネクト装置500は、特許文献2で提案されている構成を採用して、18方路を備えるノードを構成した例である。
光クロスコネクト装置500は、第1の方路グループ510Aと、第2の方路グループ510Bと、第3の方路グループ510Cとを備える。
ここで、第1の方路グループ510A、第2の方路グループ510B及び第3の方路グループ510Cの各々を特に区別する必要がない場合には方路グループ510という。
第1の方路グループ510Aは、第1のOXC部520Aと、第2のOXC部520Bと、第3のOXC部520Cと、第4のOXC部520Dと、第5のOXC部520Eと、第6のOXC部520Fと、第7のOXC部520Gと、第8のOXC部520Hとを備える。
第2の方路グループ510Bは、第9のOXC部520Iと、第10のOXC部520Jと、第11のOXC部520Kと、第12のOXC部520Lと、第13のOXC部520Mと、第14のOXC部520Nと、第15のOXC部520Oと、第16のOXC部520Pとを備える。
第3の方路グループ510Cは、第17のOXC部520Qと、第18のOXC部520Rと、第19のOXC部520Sと、第20のOXC部520Tと、第21のOXC部520Uと、第22のOXC部520Vと、第23のOXC部520Wと、第24のOXC部520Xとを備える。
ここで、第1のOXC部520A~第24のOXC部520Xの各々を特に区別する必要がない場合には、OXC部520という。
方路グループ510は、8個のOXC部520を備えている。
そして、図11では、OXC部520は、2×36 WSSで構成されているものとする。なお、図11では、後述の比較がしやすいように、条件を合わせている。例えば、合波及び分波ともにWSSが使用され、ADD/DROP用ポートが1対(送受2ポート)設けられ、合波及び分波での2×1×9 WSSは、2×18 WSSに相当するものとする。
そして、OXC部520の数は、備えるWSSの数に相当するため、図11では、合計で24個の2×18 WSSが使用されている。
なお、条件を合わせた特許文献1の構成では、18個の2×36 WSSが必要となる。特許文献2の構成は、特許文献1の構成と比較して、WSSの台数は増加するが、1個のWSSの規模は小さくなっている。
図12は、図11の第1の方路グループ510Aの構成を概略的に示すブロック図である。
特許文献2で提案されている構成では、第1の方路グループ510Aを、他の方路グループ510B、510Cを接続するために、第1の方路グループ510Aに、2つのOXC部520G、520Hが備えられている。これらの第7のOXC部520G及び第8のOXC部520Hは、方路には接続されていない。
ここでは、図12を用いて、第7のOXC部520G及び第8のOXC部520Hが、実施の形態2では不要になることを説明する。
第8のOXC部520Hは、特許文献2の構成での追加となる部分である。
第8のOXC部520HのM側ポート9対のうち5対のポート対523が、第1のOXC部520AのM側ポートと同じ接続先である第2のOXC部520B~第6のOXC部520Fである。また、残りの4対のポート対524~527のうち、1対のポート対524は、空きのポート対である。この空きのポート対は、第1のOXC部520A~第6のOXC部520Fでは、ADD/DROP用ポートに割り当てられるポート対である。さらに、その残り3対のポート対525~527のうち1対のポート対525は、第8のOXC部520H自身に光信号を折り返すためのポート対であるため、必ずしも必要ではなく、削除可能なポート対である。その残り2対のポート対526、527のうち1対のポート対526は、第1のOXC部520A及び第8のOXC部520Hをまとめた場合には、先の1対のポート対525と同じく自身に光信号を折り返すポートとなるため、これらも削除可能なポートである。最後の1対のポート対527は、第7のOXC部520Gと第8のOXC部520Hを接続しているポート対であり、後で第7のOXC部520GをN×M WSS又はカプラでまとめられれば、削除可能なポート対である。
なお、第8のOXC部520HのN側ポートとなる1対のポート対528は、第1のOXC部520AのN側ポートに接続される。
以上により、第8のOXC部520Hに、実質、必要なポート対は5対のみで、5対とも第1のOXC部520Aと同じ接続先であるため、N×M WSS又はカプラを用いることにより、第1のOXC部520A及び第2のOXC部8のOXC部520Hでまとめることが可能である。
第7のOXC部520Gは、N×M WSS又はカプラを用いることで、第2のOXC部520Bにまとめることが可能であり、これらより、特許文献2で追加されていた2つの第7のOXC部520G及び第8のOXC部520Hは、実施の形態1におけるOXC部120A、120Bにまとめることが可能である。従って、実施の形態2では、特許文献2の第7のOXC部520G及び第8のOXC部520Hで使用されていた2個のWSSを削減することができる。
加えて、2つの第7のOXC部520G及び第8のOXC部520HのM側ポートに接続されていたファイバも削除可能となる。図12の例では、18本/個×2個で計36本のファイバを削除可能である。
さらに、他のOXC部520が、第7のOXC部520G及び第8のOXC部520Hとの接続に使用していたポートは不要となるため、それぞれのOXC部520で2対のM側ポートを削減可能となる。また、他のOXC部520でも自身に光信号を折り返していたポートが存在するため、合わせて合計3対のポート(6ポート)を削減可能となる。代わりにN側ポートが増えるため、最終的に2対のポート(4ポート=6ポート-2ポート)分の削減効果となる。
以上のように、実施の形態1では、N×M WSS又はカプラを使用することで、特許文献2では方路グループ510間の接続用に追加していた2個のWSSを削減し、特許文献1と同様に方路数分のWSSのままとすることができる。このため、実施の形態2では、特許文献2と比較して、方路グループ210毎に2個のWSSを削減することができる。
次に、実施の形態2における光クロスコネクト装置200を18方路にまで拡張した場合には、例えば、OXC部220を、図10の4×12 WSSで構成すると、18個の4×12 WSSを使用することとなる。そして、1個の4×12 WSSの合計ポート数は、16個である。
図13は、特許文献1、特許文献2及び実施の形態2の構成に基づいて、1個のWSSで1つのOXC部を構成して、18方路を接続可能な光クロスコネクト装置を作成する場合におけるWSSの数及びポート数を比較するための表である。
前述のように、特許文献1の構成では、同様の条件とした場合に、18個の2×36 WSSが必要となり、1個あたりの合計ポート数は、38となる。実施の形態2では、WSSの個数は同じだが、ポート数を大幅に削減することができる。
また、特許文献2の構成では、24個の2×18 WSSが必要となり、1個あたりの合計ポート数は、20である。特許文献2では、実施の形態2よりも1個あたりのポート数が4つ多いWSSが使用され、さらにその個数も6個多くなる。
これらの結果より、実施の形態2が特許文献1及び特許文献2と比較して、コスト的にも将来拡張性においても大きく有利であることがわかる。
なお、前述のように、実施の形態2でも、複数の方路グループ間をまたぐ任意の方路間の伝送を可能とするには、方路拡張用ポートが3対以上必要である。1つの方路グループを6方路以上とした場合には、ある2つの方路グループ間に方路拡張用ポートを3対使用しても、一方の方路グループに方路拡張用ポートを3対残すことができるため、光信号の性能が許す限り、方路数を拡張し続けることが可能である。
以上のように、実施の形態2は、初期導入時には最小限の方路数に対応するだけの構成で導入できるとともに、サービスを一時的に停止することなく、後々の方路数を必要に応じて拡張することが可能となる。
また、実施の形態1及び2等によれば、将来を見据えた最大規模の方路数でWSSのポート数を決めるのではなく、方路グループに収まる数の方路数でWSSのポート数を決めることができるため、比較的少ないポート数のWSSを選択することができ、部品コストを削減可能となる。また、ポート数が比較的少ないため、将来の想定が外れた場合でも、不要となった規模の影響は、比較的小さくすることができる。
さらに、実施の形態1及び2等によれば、必要な方路数が増えた際にも、方路間接続が増えた際にも、必要な部分に限定して増設を行うことができるため、各時点で必要なコストを抑えることが可能である。方路グループに収まる方路数までの増設は、必要最小限のOXC部の増設のみで可能であり、将来用にWSS等の追加デバイスを予め導入しておく必要もない。
また、実施の形態1及び2等によれば、方路グループに収まる方路数を超える方路数に増設する場合に初めて、方路拡張用増幅部及び方路拡張用ポート間接続用の追加用品が必要となる。方路グループ増設時点では、方路グループをまたぐ方路間接続が可能となるように、必要な部分に限定して増設することができるため、必要なコストを抑えることが可能である。
実施の形態1及び2等によれば、方路拡張用ポートとして残されているポートは、他の用途にも一時的に流用可能であり、例えば、テスト機能用又はモニタポートとして使用することも可能である。
なお、実施の形態2等によれば、将来拡張用に方路拡張用ポートを3対残しておくことで、運用中のサービスに影響を与えずに、光信号の性能が許す限り、方路数を拡張し続けることが可能である。これより、将来的な方路数の拡張性を確保することができる。
ある光クロスコネクト装置に必要な方路数は、その光クロスコネクト装置が位置するノードによって異なる。しかしながら、実施の形態1及び2によれば、使用するWSSの規模を替えた複数種類のOXC部を用意するのではなく、OXC部120、220の規模は1種類のままで、将来的な方路数の拡張性も確保することができる。このため、WSS等の部品の共通化によるコスト低減効果も有する。
また、WSSはポート数が多くなるとポート間の特性差が大きくなってくるが、実施の形態1及び2によれば、使用するWSSに必要なポート数を従来より削減できるため、ポート間の特性差を低減することができる。
なお、実施の形態1及び2の場合と異なるが、N側ポートの数が3対以上(自方路接続用ポートか方路拡張用ポートのどちらかが少なくとも2対以上)の場合も同様で、1つの波長の光信号に対して、シングルWSS相当部分で設定可能な経路は1経路のみであるため、ある波長の光信号を方路拡張用のポートへスイッチングするようにした場合、その波長の光信号を自方路接続用として使用することはしない。
以上に記載された実施の形態1及び2では、ADD/DROP用のポートが設けられているが、このようなポートが設けられていなくてもよい。
100,200,500 光クロスコネクト装置、 110,210,510 方路グループ、 120,220,520 OXC部、 121 N側ポート、 122 M側ポート、 523,524,525,526,527, ポート対、 130 方路拡張用増幅部、 140,160,180,240,260,280 分波側接続部、 150,170,190,250,270,290 合波側接続部、 141,171,241,271,272 合波器、 142,172,242,243,273 分波器、 151,161,181,251,261,281 WSS、 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12 方路。

Claims (9)

  1. 送信用及び受信用の1対の伝送路からなる方路が1つ以上接続される光クロスコネクト装置であって、
    前記光クロスコネクト装置に接続される前記方路の数以上のクロスコネクト部を含む方路グループを備え、
    前記クロスコネクト部は、
    前記方路における送信用及び受信用の1対のポートを含む2対以上のポートを備えるN側ポートと、
    送信用及び受信用の1対のポートを1対以上備えるM側ポートと、
    前記N側ポートから入力された光信号を前記M側ポートの何れかのポートから出力する第1の波長選択スイッチ機能、及び、前記M側ポートから入力された光信号を前記N側ポートの何れかのポートから出力する第2の波長選択スイッチ機能、の何れか一方、又は、両方を実現する波長選択スイッチと、を備え
    前記光クロスコネクト装置は、複数の前記方路グループと、複数の前記方路グループを接続するための方路拡張用増幅部を備え、
    前記方路拡張用増幅部は、複数の前記方路グループの内の1つの方路グループに含まれる前記クロスコネクト部の前記N側ポートから出力された光信号を増幅し、前記増幅された光信号を、複数の前記方路グループの内の、前記1つの方路グループとは異なる他の方路グループに含まれる前記クロスコネクト部の前記N側ポートに入力し、
    複数の前記方路グループの内の第1の方路グループは、複数の前記方路グループの内の第2の方路グループと、3つの前記方路拡張用増幅部を用いて接続されていること
    を特徴とする光クロスコネクト装置。
  2. 前記M側ポートは、前記方路グループに含まれる他の前記クロスコネクト部に接続するための送信用及び受信用の少なくとも1対のポートを備えること
    を特徴とする請求項1に記載の光クロスコネクト装置。
  3. 前記M側ポートは、ADD/DROP用ポートを備えること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の光クロスコネクト装置。
  4. 前記方路グループは、4つの前記クロスコネクト部を備えること
    を特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の光クロスコネクト装置。
  5. 前記方路グループは、6つの前記クロスコネクト部を備えること
    を特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の光クロスコネクト装置。
  6. 前記クロスコネクト部は、
    前記N側ポートから入力された光信号を分波して、当該分波された光信号を前記M側ポートから出力する分波側接続部と、
    前記M側ポートから入力された光信号を合波して、当該合波された光信号を前記N側ポートから出力する合波側接続部と、を備えること
    を特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の光クロスコネクト装置。
  7. 前記分波側接続部は、前記波長選択スイッチにより構成され、
    前記合波側接続部は、カプラ又はスプリッタにより構成されていること
    を特徴とする請求項に記載の光クロスコネクト装置。
  8. 前記分波側接続部は、カプラ又はスプリッタにより構成され、
    前記合波側接続部は、前記波長選択スイッチにより構成されていること
    を特徴とする請求項に記載の光クロスコネクト装置。
  9. 前記分波側接続部及び前記合波側接続部は、前記波長選択スイッチにより構成されていること
    を特徴とする請求項に記載の光クロスコネクト装置。
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