JP7136442B2 - 車両用灯具、車両用灯具の制御システム及び車両用灯具の制御方法 - Google Patents

車両用灯具、車両用灯具の制御システム及び車両用灯具の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両用灯具、車両用灯具の制御システム及び車両用灯具の制御方法に関し、特に、自車が直線路を走行中に車線変更した場合、自車の移動先(自車ドライバーの視線方向)に対する視認性が低下するのを抑制することができる車両用灯具、車両用灯具の制御システム及び車両用灯具の制御方法に関する。
従来、車両用灯具の分野においては、夜間のカーブ走行時の視認性を向上させる観点から、自車がカーブ走行時に自車の旋回方向に配光を変化させるように構成された車両用灯具が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1には、アクチュエータを制御して灯具ユニットを左右にスイブルさせることで、自車の旋回方向に配光を変化させる車両用灯具が記載されている。特許文献2には、アクチュエータを用いることなく(灯具ユニットを左右にスイブルさせることなく)、いわゆる電子スイブルにより、自車の旋回方向に配光を変化させる車両用灯具が記載されている。
特開2005-7973号公報 国際公開第2016/167250号
しかしながら、本発明者が検討したところ、自車がカーブ走行時に自車の旋回方向に配光を変化させるように構成された車両用灯具においては、自車が直線路を走行中に車線変更した場合、カーブ走行時と同様に、自車の旋回方向に配光が変化し、自車の移動先とは反対側が照射されるため、自車の移動先(自車ドライバーの視線方向)に対する視認性が低下する、という問題があることが判明した。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、自車が直線路を走行中に車線変更した場合、自車の移動先(自車ドライバーの視線方向)に対する視認性が低下するのを抑制することができる車両用灯具、車両用灯具の制御システム及び車両用灯具の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一つの側面は、自車がカーブ走行時に自車の旋回方向に配光を変化させるように構成された車両用灯具において、自車が車線変更時に自車の旋回方向とは逆方向に配光を変化させる車両用灯具であることを特徴とする。
この側面によれば、自車が直線路を走行中に車線変更した場合、自車の移動先(自車ドライバーの視線方向)に対する視認性が低下するのを抑制することができる車両用灯具を提供することができる。
これは、自車が車線変更時に自車の旋回方向とは逆方向に配光を変化させることによるものである。
本発明の別の一つの側面は、自車がカーブ走行時に自車の旋回方向に配光を変化させるように構成された車両用灯具の制御システムにおいて、灯具ユニットと、自車が走行中の道路が直線路か否かを判定する直線路判定部と、自車が車線変更を行うか否かを判定する車線変更判定部と、前記灯具ユニットを制御する灯具ユニット制御部と、を備え、前記灯具ユニット制御部は、前記直線路判定部によって自車が走行中の道路が直線路と判定され、かつ、前記車線変更判定部によって自車が車線変更を行うと判定された場合、自車の旋回方向とは逆方向に配光が変化するように前記灯具ユニットを制御することを特徴とする。
この側面によれば、自車が直線路を走行中に車線変更した場合、自車の移動先(自車ドライバーの視線方向)に対する視認性が低下するのを抑制することができる車両用灯具の制御システムを提供することができる。
これは、灯具ユニット制御部が、直線路判定部によって自車が走行中の道路が直線路と判定され、かつ、車線変更判定部によって自車が車線変更を行うと判定された場合、自車の旋回方向とは逆方向に配光が変化するように灯具ユニットを制御することによるものである。
また、上記発明において、好ましい態様は、旋回条件を満たすか否かを判定する旋回条件判定部と、前記旋回条件を満たす場合、配光変化角度を算出する配光変化角度算出部と、前記配光変化角度算出部によって算出された配光変化角度を補正する配光変化角度補正部と、をさらに備え、前記直線路判定部によって自車が走行中の道路が直線路と判定され、かつ、前記車線変更判定部によって自車が車線変更を行うと判定された場合、前記配光変化角度補正部は、自車の旋回方向とは逆方向に配光が変化するように、前記配光変化角度算出部によって算出された配光変化角度を補正し、前記灯具ユニット制御部は、前記配光変化角度補正部による補正後の配光変化角度に基づいて、自車の旋回方向とは逆方向に配光が変化するように前記灯具ユニットを制御することを特徴とする。
また、上記発明において、好ましい態様は、前記配光変化角度補正部は、前記配光変化角度算出部によって算出された配光変化角度に、自車の旋回方向とは逆方向に配光が変化するように考慮された補正値を乗算することで、前記配光変化角度を補正することを特徴とする。
また、上記発明において、好ましい態様は、前記補正値は、自車の車速が増加するに従って小さくなることを特徴とする。
また、上記発明において、好ましい態様は、車両前方を撮像する撮像装置を備え、前記直線路判定部は、前記撮像装置によって撮像された画像に基づいて、自車前方の路面上の白線を検出し、当該検出された白線が途中に交差点を含まず途切れない直線である場合、自車が走行中の道路が直線路であると判定することを特徴とする。
また、上記発明において、好ましい態様は、自車のウインカースイッチの状態を検出するウインカースイッチ状態検出部と、自車の車速を検出する車速センサと、をさらに備え、前記車線変更判定部は、前記ウインカースイッチ状態検出部によって検出された自車のウインカースイッチの状態がオン、かつ、車速センサによって検出された自車の車速が閾値を超えている場合、自車が車線変更を行うと判定することを特徴とする。
本発明の別の一つの側面は、自車がカーブ走行時に自車の旋回方向に配光を変化させるように構成された車両用灯具の制御方法において、自車が車線変更時に自車の旋回方向とは逆方向に配光を変化させることを特徴とする。
この側面によれば、自車が直線路を走行中に車線変更した場合、自車の移動先(自車ドライバーの視線方向)に対する視認性が低下するのを抑制することができる車両用灯具の制御方法を提供することができる。
これは、自車が車線変更時に自車の旋回方向とは逆方向に配光を変化させることによるものである。
車両用灯具の制御システム10の概略構成図である。 自車V0がカーブを走行中の動作の一例について説明するためのフローチャートである。 自車V0がカーブを走行している状況を表す図である。 自車V0が直線路を走行中に車線変更して移動先Aに移動しようとしている状況を表す図である。 自車V0が直線路を走行中に車線変更した場合の動作例について説明するためのフローチャートである。 自車V0が直線路を走行中に車線変更して移動先Aに移動しようとしている状況を表す図である。 自車V0が直線路を走行中に車線変更した場合の動作例(変形例)について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態である車両用灯具の制御システム10について添付図面を参照しながら説明する。各図において対応する構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
図1は、車両用灯具の制御システム10の概略構成図である。
図1に示すように、車両用灯具の制御システム10は、撮像装置20、車速センサ30、角速度センサ40、ウインカースイッチ50、灯具ユニット60、制御部70等を備えている。車両用灯具の制御システム10は、自動車等の車両に搭載されている。以下、車両用灯具の制御システム10が搭載された車両のことを自車V0という。灯具ユニット60が本発明の車両用灯具に相当する。
撮像装置20、車速センサ30、角速度センサ40、ウインカースイッチ50、灯具ユニット60は、車載ネットワークNW等を介して制御部70に接続されている。撮像装置20、車速センサ30、角速度センサ40、ウインカースイッチ50、灯具ユニット60は、制御部70との間で車載ネットワークNW等を介して所定プロトコルに従った通信を行う。所定プロトコルは、例えば、CAN(Controller Area Network)である。
撮像装置20は、図示しないが、自車V0前方を撮像するカメラを備える。カメラは、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子で、自車V0前方の路面上の白線を含む画像を周期的に(例えば、30fps)撮像する。撮像装置20は、例えば、自車V0の車室内に設けられ、フロントガラス越しに自車V0前方を撮像する。
車速センサ30は、自車V0の所定箇所に取り付けられており、車速を検出するために用いられる。
角速度センサ40は、自車V0の所定箇所に取り付けられており、角速度を検出するために用いられる。
ウインカースイッチ50は、右折スイッチ及び左折スイッチを含む。右折スイッチは、右折(例えば、車線変更)する場合、自車ドライバーによりオンされる。左折スイッチは、左折(例えば、車線変更)する場合、自車ドライバーによりオンされる。
制御部70は、例えば、図示しないが、CPU、RAM、ROMを備えるECU(Electronic Control Unit)である。制御部70は、CPUがROMからRAMに読み込まれた所定プログラム(制御プログラム)を実行することで、図1に示すように、旋回条件判定部71、配光変化角度算出部72、直線路判定部73、車線変更判定部74、配光変化角度補正部75、灯具ユニット制御部76、ウインカースイッチ状態検出部77として機能する。
まず、電子スイブルを行うための構成例について説明する。
電子スイブルは、主に、旋回条件判定部71、配光変化角度算出部72、灯具ユニット制御部76、灯具ユニット60によって実現される。
旋回条件判定部71は、自車V0に取り付けられたセンサからの検出信号に基づいて、旋回条件を満たすか否かを判定する。例えば、旋回条件判定部71は、自車V0に取り付けられたセンサ(例えば、車速センサ30や角速度センサ40)からの検出信号に基づいて自車の旋回(例えば、自車が旋回している道路)の曲率を推定(算出)し、当該推定した曲率が閾値を超えた場合、旋回条件を満たすと判定する。
配光変化角度算出部72は、自車V0に取り付けられたセンサ(例えば、車速センサ30や角速度センサ40)からの検出信号に基づいて、配光変化角度θ1(図3参照)を算出する。図3中の符号AXが示す一点鎖線は、自車V0の前後方向に延びる基準軸を表す。以下、基準軸AXと記載する。配光変化角度θ1は、基準軸AXに対する角度のことで、自車V0が右に旋回する場合「+」となり、自車V0が左に旋回する場合「-」となる。
灯具ユニット制御部76は、配光変化角度算出部72によって算出された配光変化角度θ1に基づいて、自車V0の旋回方向に配光(灯具ユニット60から照射される光によって形成される配光パターン。以下配光という)が変化するように灯具ユニット60を制御する。具体的には、灯具ユニット制御部76は、配光変化角度算出部72によって算出された配光変化角度θ1方向に照射される光の光度が相対的に高い配光が形成されるように灯具ユニット60を制御する。
灯具ユニット60は、制御部70(灯具ユニット制御部76)からの制御に従って、特定の角度方向(例えば、配光変化角度算出部72によって算出された配光変化角度θ1方向)に照射される光の光度が相対的に高い配光を形成することができる灯具ユニットであればよく、その構成は、どのようなものであってもよい。
灯具ユニット60は、自車V0の前端部の左右両側にそれぞれ搭載される。灯具ユニット60は、ロービーム用灯具ユニットであってもよいし、ハイビーム用灯具ユニットであってもよいし、コーナリングランプ用灯具ユニットであってもよいし、その他の灯具ユニットであってもよい。
例えば、灯具ユニット60は、図示しないが、水平方向又はマトリックス状に配置された複数光源、及び、当該複数光源の光源像を投影する投影レンズと、を備えたダイレクトプロジェクション型(直射型ともいう)の灯具ユニットであってもよい。
この灯具ユニット60においては、各々の光源に各角度方向が割り当てられており、各々の光源から出て投影レンズを透過した光は、各々の光源に割り当てられた角度方向に照射される。各角度方向の光度は、例えば、各々の光源に印加される電力を調整することで可変可能である。したがって、この灯具ユニット60によれば、例えば、配光変化角度算出部72によって算出された配光変化角度θ1方向が割り当てられた光源に印加される電力を調整することで、配光変化角度θ1方向に照射される灯具ユニット60からの光の光度を相対的に高くすることができる。
また、灯具ユニット60は、光を走査することで配光を形成する例えばMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を備えた灯具ユニットであってもよいし、DMD(Digital Mirror Device)を備えた灯具ユニットであってもよいし、その他の構成の灯具ユニットであってもよい。
水平方向に配置された複数光源を備えたダイレクトプロジェクション型(直射型ともいう)の灯具ユニットとしては、例えば、特開2009-218155号公報に記載のものを用いることができる。マトリックス状に配置された複数光源を備えたダイレクトプロジェクション型(直射型ともいう)の灯具ユニットとしては、例えば、特開2009-218211号公報、特開2015-39993号公報に記載のものを用いることができる。MEMSを備えた灯具ユニット、DMDを備えた灯具ユニットとしては、例えば、特開2017-206094号公報に記載のものを用いることができる。
次に、自車V0がカーブを走行中の動作の一例について、図2、図3を参照しながら説明する。
図2は、自車V0がカーブを走行中の動作の一例について説明するためのフローチャートである。図3は、自車V0がカーブを走行している状況を表す図である。以下、自車V0が右カーブを走行している場合(右旋回する場合)を例に説明するが、左カーブを走行している場合(左旋回する場合)も同様である。
まず、旋回条件判定部71は、自車V0に取り付けられたセンサからの検出信号に基づいて、旋回条件を満たすか否かを判定する(ステップS10)。例えば、旋回条件判定部71は、自車V0に取り付けられたセンサ(例えば、車速センサ30や角速度センサ40)からの検出信号に基づいて自車の旋回(例えば、自車が旋回している道路)の曲率を推定(算出)し、当該推定した曲率が閾値を超えた場合、旋回条件を満たすと判定する。
その結果、旋回条件を満たすと判定された場合(ステップS10:Yes)、配光変化角度算出部72は、自車V0に取り付けられたセンサ(例えば、車速センサ30や角速度センサ40)からの検出信号に基づいて、配光変化角度θ1(図3参照)を算出する(ステップS12)。
次に、灯具ユニット制御部76は、配光変化角度算出部72によって算出された配光変化角度θ1に基づいて、自車V0の旋回方向に配光が変化するように灯具ユニット60を制御する(ステップS14)。具体的には、灯具ユニット制御部76は、配光変化角度算出部72によって算出された配光変化角度θ1方向に照射される光の光度が相対的に高い配光(例えば、ロービーム用配光パターン又はハイビーム用配光パターン)が形成されるように灯具ユニット60を制御する。これにより、配光変化角度θ1方向に照射される光の光度が相対的に高い配光(例えば、ロービーム用配光パターン又はハイビーム用配光パターン)が形成される。なお、自車V0が直線路を走行している場合、すなわち、旋回条件を満たさない場合、配光変化角度θ1(この場合、θ1=0)方向、つまり、基準軸AX方向に照射される光の光度が相対的に高い配光が形成される。
灯具ユニット60は、制御部70(灯具ユニット制御部76)からの制御に従って、配光変化角度算出部72によって算出された配光変化角度θ1方向に照射される光の光度が相対的に高い配光を形成する。これにより、夜間のカーブ走行時の視認性が向上する。
次に、自車V0が直線路を走行中に車線変更した場合の問題点について、図4を参照しながら説明する。
図4は、自車V0が直線路を走行中に車線変更して移動先Aに移動しようとしている状況を表す図である。
本発明者が検討したところ、自車V0がカーブ走行時に自車V0の旋回方向に配光を変化させるように構成された灯具ユニット60においては、図4に示すように、自車V0が直線路を走行中に車線変更した場合、カーブ走行時(図3参照)と同様に、自車V0の旋回方向(図4中、矢印Bが示す方向参照)に配光Pが変化し(配光変化角度θ1分変化し)、自車V0の移動先Aとは反対側が照射されるため、自車V0の移動先(自車ドライバーの視線方向)に対する視認性が低下する、という問題があることが判明した。
次に、この問題を解決するための構成例について説明する。
この問題は、図1に示すように、主に、ウインカースイッチ状態検出部77、直線路判定部73、車線変更判定部74、配光変化角度補正部75、灯具ユニット制御部76によって解決される。
ウインカースイッチ状態検出部77は、ウインカースイッチ50の状態(右折スイッチ及び左折スイッチのオンオフ状態)を検出する。
直線路判定部73は、自車V0が走行中の道路が直線路か否かを判定する。例えば、直線路判定部73は、撮像装置20によって撮像された画像に基づいて、自車V0前方の路面上の白線を検出し、当該検出された白線が途中に交差点を含まず途切れない直線である場合、直線路判定部73は、自車V0が走行中の道路が直線路であると判定する。
車線変更判定部74は、自車V0が車線変更を行うか否かを判定する。例えば、車線変更判定部74は、ウインカースイッチ状態検出部77によって検出されたウインカースイッチ50(右折スイッチ又は左折スイッチ)のオンオフ状態、及び、車速センサ30によって検出された自車V0の車速に基づいて、自車V0が車線変更を行うか否かを判定する。具体的には、車線変更判定部74は、ウインカースイッチ状態検出部77によって検出されたウインカースイッチ50(右折スイッチ又は左折スイッチ)の状態がオン、かつ、車速センサ30によって検出された自車V0の車速が閾値(例えば、30km)を超えている場合、自車V0が車線変更を行うと判定する。
配光変化角度補正部75は、配光変化角度算出部72によって算出された配光変化角度θ1を補正する。例えば、配光変化角度補正部75は、自車V0の旋回方向とは逆方向に配光が変化するように、配光変化角度算出部72によって算出された配光変化角度θ1を補正する。具体的には、配光変化角度補正部75は、配光変化角度算出部72によって算出された配光変化角度θ1に、自車V0の旋回方向とは逆方向に配光が変化するように考慮された補正値-Xを乗算することで、配光変化角度θ1を補正する。補正値-xは、例えば、-1で、制御部70のROM等の記憶部に予め記憶されている。以下、補正後の配光変化角度θ1を配光変化角度θ2(図6参照)と記載する。なお、補正値-xは、固定値であってもよいし、走行シチュエーションによって変化する可変値であってもよい。例えば、補正値-xは、自車V0の車速が増加するに従って小さくなる(又は大きくなる)可変値であってもよい。
灯具ユニット制御部76は、配光変化角度補正部75による補正後の配光変化角度θ2に基づいて、自車V0の旋回方向とは逆方向に配光が変化するように灯具ユニット60を制御する。具体的には、灯具ユニット制御部76は、配光変化角度補正部75による補正後の配光変化角度θ2(図6参照)方向に照射される光の光度が相対的に高い配光が形成されるように灯具ユニット60を制御する。
次に、自車V0が直線路を走行中に車線変更した場合の動作例について、図5、図6を照しながら説明する。
図5は、自車V0が直線路を走行中に車線変更した場合の動作例について説明するためのフローチャートで、図2に対してステップS13A~S13Cを追加したものに相当する。図6は、自車V0が直線路を走行中に車線変更して移動先Aに移動しようとしている状況を表す図である。以下、自車V0が右旋回する場合を例に説明するが、左旋回する場合も同様である。
まず、旋回条件判定部71は、自車V0に取り付けられたセンサからの検出信号に基づいて、旋回条件を満たすか否かを判定する(ステップS10)。例えば、旋回条件判定部71は、自車V0に取り付けられたセンサ(例えば、車速センサ30や角速度センサ40)からの検出信号に基づいて自車の旋回(例えば、自車が旋回している道路)の曲率を推定(算出)し、当該推定した曲率が閾値を超えた場合、旋回条件を満たすと判定する。
その結果、旋回条件を満たすと判定された場合(ステップS10:Yes)、配光変化角度算出部72は、自車V0に取り付けられたセンサ(例えば、車速センサ30や角速度センサ40)からの検出信号に基づいて、配光変化角度θ1(図6参照)を算出する(ステップS12)。
次に、直線路判定部73は、自車V0が走行中の道路が直線路か否かを判定する(ステップS13A)。例えば、直線路判定部73は、撮像装置20によって撮像された画像に基づいて、自車V0前方の路面上の白線Lを検出し、当該検出された白線Lが途中に交差点を含まず途切れない直線である場合、直線路判定部73は、自車V0が走行中の道路が直線路であると判定する。
その結果、自車V0が走行中の道路が直線路であると判定された場合(ステップS13A:Yes)、車線変更判定部74は、自車V0が車線変更を行うか否かを判定する(ステップS13B)。例えば、車線変更判定部74は、ウインカースイッチ状態検出部77によって検出されたウインカースイッチ50(右折スイッチ又は左折スイッチ)の状態がオン、かつ、車速センサ30によって検出された自車V0の車速が閾値(例えば、30km)を超えている場合、自車V0が車線変更を行うと判定する。
その結果、自車V0が車線変更を行うと判定された場合(ステップS13B:Yes)、配光変化角度補正部75は、配光変化角度算出部72によって算出された配光変化角度θ1を補正する(ステップS13C)。例えば、配光変化角度補正部75は、自車V0の旋回方向とは逆方向(図6中、矢印Cが示す方向参照)に配光が変化するように、配光変化角度算出部72によって算出された配光変化角度θ1を補正する。具体的には、配光変化角度補正部75は、配光変化角度算出部72によって算出された配光変化角度θ1に、自車V0の旋回方向とは逆方向に配光が変化するように考慮された補正値-X(例えば、-1)を乗算することで、配光変化角度θ1を補正する。例えば、配光変化角度算出部72によって算出された配光変化角度θ1が+5度とすると、補正後の配光変化角度θ2は、+5×(-X)=-5度となる。
次に、灯具ユニット制御部76は、配光変化角度補正部75による補正後の配光変化角度θ2に基づいて、自車V0の旋回方向とは逆方向(図6中、矢印Cが示す方向参照)に配光が変化するように灯具ユニット60を制御する(ステップS14)。具体的には、灯具ユニット制御部76は、配光変化角度補正部75による補正後の配光変化角度θ2方向に照射される光の光度が相対的に高い配光(例えば、ロービーム用配光パターン又はハイビーム用配光パターン)が形成されるように灯具ユニット60を制御する。
灯具ユニット60は、制御部70(灯具ユニット制御部76)からの制御に従って、配光変化角度補正部75による補正後の配光変化角度θ2方向に照射される光の光度が相対的に高い配光を形成する。これにより、自車V0の旋回方向とは逆方向(図6中、矢印Cが示す方向参照)に配光Pが変化し、自車V0の移動先Aが照射されるため、自車V0の移動先(自車ドライバーの視線方向)に対する視認性が低下するのが抑制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、自車V0が直線路を走行中に車線変更した場合、自車V0の移動先(自車ドライバーの視線方向)に対する視認性が低下するのを抑制することができる車両用灯具、車両用灯具の制御システム及び車両用灯具の制御方法を提供することができる。
これは、自車V0が車線変更時に自車V0の旋回方向とは逆方向に配光を変化させることによるものである。
なお、自車V0が直線路を走行中に車線変更した場合に旋回方向と逆方向に配光を変化させるような制御であればよく、図5に示す制御に限られない。例えば、図7に示すように、先に補正値-Xを乗算するか否かを判定(ステップS13A、S13B)した後で、配光変化角度を算出(ステップS12)してもよい。図7は、自車V0が直線路を走行中に車線変更した場合の動作例(変形例)について説明するためのフローチャートである。
次に、変形例について説明する。
上記実施形態では、灯具ユニット60として、アクチュエータを用いることなく(灯具ユニットを左右にスイブルさせることなく)、いわゆる電子スイブルにより、自車V0の旋回方向に配光を変化させる灯具ユニットを用いた例について説明したが、これに限らない。例えば、図示しないが、灯具ユニット60として、アクチュエータを制御することで左右にスイブルするように支持された灯具ユニットを用いてもよい。
本変形例によれば、例えば、灯具ユニット制御部76が、アクチュエータを制御することで、上記実施形態と同様に灯具ユニット60(配光)を制御することができる。
また、上記実施形態では、直線路判定部73は、撮像装置20によって撮像された画像に基づいて、自車V0が走行中の道路が直線路か否かを判定する例について説明したが、これに限らない。例えば、直線路判定部73は、ミリ波/LiDARなどの距測センサからの検出信号に基づいて、自車V0が走行中の道路が直線路(例えば、途中に交差点を含まず途切れない直線路)か否かを判定してもよい。また、直線路判定部73は、自車V0に搭載されたGPSにより検出される自車V0位置及び自車V0に搭載されたカーナビゲーション装置で用いられる地図データに基づいて、自車V0が走行中の道路が直線路(例えば、途中に交差点を含まず途切れない直線路)か否かを判定してもよい。
また、上記実施形態では、車線変更判定部74は、ウインカースイッチ状態検出部77によって検出されたウインカースイッチ50(右折スイッチ又は左折スイッチ)のオンオフ状態、及び、車速センサ30によって検出された自車V0の車速に基づいて、自車V0が車線変更を行うか否かを判定する例について説明したが、これに限らない。例えば、直線路判定部73は、自車V0に搭載されたGPSにより検出される自車V0位置及び自車V0に搭載されたカーナビゲーション装置で用いられる地図データに基づいて、自車V0が車線変更を行うか否かを判定してもよい。
また、上記実施形態では、旋回条件判定部71は、車速センサ30や角速度センサ40からの検出信号に基づいて、旋回条件を満たすか否かを判定する例について説明したが、これに限らない。例えば、旋回条件判定部71は、蛇角センサからの検出信号に基づいて、旋回条件を満たすか否かを判定してもよい。
また、上記実施形態では、配光変化角度算出部72は、車速センサ30や角速度センサ40からの検出信号に基づいて、配光変化角度θ1(図3参照)を算出する例について説明したが、これに限らない。例えば、配光変化角度算出部72は、車速センサ30や蛇角センサ(図示せず)からの検出信号に基づいて、配光変化角度θ1(図3参照)を算出してもよい。
上記各実施形態で示した各数値は全て例示であり、これと異なる適宜の数値を用いることができるのは無論である。
上記各実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。上記各実施形態の記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
10…車両用灯具の制御システム、20…撮像装置、30…車速センサ、40…角速度センサ、50…ウインカースイッチ、60…灯具ユニット、70…制御部、71…旋回条件判定部、72…配光変化角度算出部、73…直線路判定部、74…車線変更判定部、75…配光変化角度補正部、76…灯具ユニット制御部、77…ウインカースイッチ状態検出部

Claims (9)

  1. 自車がカーブ走行時に自車の旋回方向に配光を変化させるように構成された車両用灯具の制御システムにおいて、
    灯具ユニットと、
    自車が走行中の道路が直線路か否かを判定する直線路判定部と、
    自車が車線変更を行うか否かを判定する車線変更判定部と、
    前記灯具ユニットを制御する灯具ユニット制御部と、を備え、
    前記灯具ユニット制御部は、前記直線路判定部によって自車が走行中の道路が直線路と判定され、かつ、前記車線変更判定部によって自車が車線変更を行うと判定された場合、自車の旋回方向とは逆方向に配光が変化するように前記灯具ユニットを制御する車両用灯具の制御システム。
  2. 旋回条件を満たすか否かを判定する旋回条件判定部と、
    前記旋回条件を満たす場合、配光変化角度を算出する配光変化角度算出部と、
    前記配光変化角度算出部によって算出された配光変化角度を補正する配光変化角度補正部と、をさらに備え、
    前記直線路判定部によって自車が走行中の道路が直線路と判定され、かつ、前記車線変更判定部によって自車が車線変更を行うと判定された場合、
    前記配光変化角度補正部は、自車の旋回方向とは逆方向に配光が変化するように、前記配光変化角度算出部によって算出された配光変化角度を補正し、
    前記灯具ユニット制御部は、前記配光変化角度補正部による補正後の配光変化角度に基づいて、自車の旋回方向とは逆方向に配光が変化するように前記灯具ユニットを制御する請求項に記載の車両用灯具の制御システム。
  3. 前記配光変化角度補正部は、前記配光変化角度算出部によって算出された配光変化角度に、自車の旋回方向とは逆方向に配光が変化するように考慮された補正値を乗算することで、前記配光変化角度を補正する請求項に記載の車両用灯具の制御システム。
  4. 前記補正値は、自車の車速が増加するに従って小さくなる請求項に記載の車両用灯具の制御システム。
  5. 車両前方を撮像する撮像装置を備え、
    前記直線路判定部は、前記撮像装置によって撮像された画像に基づいて、自車前方の路面上の白線を検出し、当該検出された白線が途中に交差点を含まず途切れない直線である場合、自車が走行中の道路が直線路であると判定する請求項からのいずれか1項に記載の車両用灯具の制御システム。
  6. 自車のウインカースイッチの状態を検出するウインカースイッチ状態検出部と、
    自車の車速を検出する車速センサと、をさらに備え、
    前記車線変更判定部は、前記ウインカースイッチ状態検出部によって検出された自車のウインカースイッチの状態がオン、かつ、車速センサによって検出された自車の車速が閾値を超えている場合、自車が車線変更を行うと判定する請求項からのいずれか1項に記載の車両用灯具の制御システム。
  7. 前記灯具ユニットは、水平方向又はマトリックス状に配置された複数光源を備えた灯具ユニットである請求項からのいずれか1項に記載の車両用灯具の制御システム。
  8. 前記灯具ユニットは、光を走査することで配光を形成する灯具ユニット又はDMD(Digital Mirror Device)を備えた灯具ユニットである請求項からのいずれか1項に記の車両用灯具の制御システム。
  9. 前記灯具ユニットは、アクチュエータを制御することで左右にスイブルするように支持された灯具ユニットであり、
    前記灯具ユニット制御部は、前記アクチュエータを制御することで、前記灯具ユニットを制御する請求項からのいずれか1項に記載の車両用灯具の制御システム。
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