JP7135467B2 - マスタ装置、システム、及びスレーブ装置 - Google Patents

マスタ装置、システム、及びスレーブ装置 Download PDF

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Description

本発明は、マスタ装置、システム、及びスレーブ装置に関する。
マスターユニットと2以上の計測ユニットにより構成される連結型計測装置における電源供給に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 特開2005-148874号公報
接続されるユニットの数がシステムの電源供給能力を超える場合でも、システムを稼働できることが望ましい。また、システムの消費電力を削減することも望まれる。
第1の態様において、マスタ装置が提供される。マスタ装置は、複数のスレーブ装置に電力を供給する電力供給部を備える。マスタ装置は、複数のスレーブ装置のそれぞれから、それぞれのスレーブ装置の動作時間及びそれぞれのスレーブ装置の動作時の消費電力を示す情報を含む動作情報を取得する取得部を備えてよい。マスタ装置は、動作情報に基づいて、複数のスレーブ装置の合計消費電力が電力供給部から供給可能な電力の上限を超えないように、複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを調整する調整部を備えてよい。マスタ装置は、調整部により調整された複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを指示する情報を、それぞれのスレーブ装置に送信する送信部を備えてよい。
動作情報は、複数のスレーブ装置のそれぞれの動作周期を示す情報を含んでよい。調整部は、複数のスレーブ装置の合計消費電力が電力供給部から供給可能な電力の上限を超えず、かつ、複数のスレーブ装置のそれぞれがそれぞれの動作周期で周期的に動作できるように、複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを調整してよい。
動作情報は、複数のスレーブ装置がそれぞれ動作する場合にそれぞれのスレーブ装置とマスタ装置との間で伝送されるデータ量を示す情報をさらに含んでよい。調整部は、動作情報に基づいて、複数のスレーブ装置とマスタ装置との間で伝送される合計データ量が、マスタ装置が複数のスレーブ装置と通信可能なデータ量の上限を超えないように、複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを調整してよい。
マスタ装置は、調整部による調整によって動作タイミングを決定できないスレーブ装置を示す情報を含む警告情報を出力する出力部をさらに備えてよい。
動作情報は、複数のスレーブ装置のそれぞれの優先度を示す情報をさらに含んでよい。調整部は、動作情報に含まれる優先度を示す情報に基づいて、複数のスレーブ装置のうち、優先度がより高いスレーブ装置の動作タイミングを、優先度がより低いスレーブ装置の動作タイミングより優先的に決定してよい。
動作情報は、複数のスレーブ装置のそれぞれの動作周期を示す情報をさらに含んでよい。調整部は、調整部による調整によって、動作情報で示される動作周期に適合する動作周期の動作タイミングを決定できないスレーブ装置が存在する場合、優先度がより低いスレーブ装置の動作周期をより長くすることにより、複数のスレーブ装置の合計消費電力が電力供給部から供給可能な電力の上限を超えないように、複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを調整してよい。
動作情報は、複数のスレーブ装置のそれぞれの動作周期の許容範囲を示す情報をさらに含んでよい。調整部は、調整部による調整によって、動作情報で示される動作周期に適合する動作周期の動作タイミングを決定できないスレーブ装置が存在する場合、複数のスレーブ装置のうち優先度が予め定められた優先度より低いスレーブ装置の動作周期を、当該スレーブ装置の動作周期の許容範囲内で調整することにより、複数のスレーブ装置の合計消費電力が電力供給部から供給可能な電力の上限を超えないように、複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを調整してよい。
複数のスレーブ装置のそれぞれは、それぞれのスレーブ装置が指示された動作タイミングで動作を開始するための時刻を計時するリアルタイムクロックを有してよい。マスタ装置は、複数のスレーブ装置がそれぞれ有するリアルタイムクロックの時刻が同期される時刻を計時するリアルタイムクロックをさらに備えてよい。
マスタ装置は、マスタ装置が備えるリアルタイムクロックの時刻と、複数のスレーブ装置がそれぞれ有するリアルタイムクロックの時刻とを同期するための同期信号を、予め定められた周期で複数のスレーブ装置に送信する同期信号送信部をさらに備えてよい。
取得部が新たなスレーブ装置から動作情報を取得した場合に、調整部は、新たなスレーブ装置から受信した新たなスレーブ装置の動作情報と、送信部から複数のスレーブ装置に送信された複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングと、複数のスレーブ装置のそれぞれの動作情報とに基づいて、新たなスレーブ装置の動作タイミングを決定してよい。
第2の態様において、システムが提供される。システムは、上記のマスタ装置を備えてよい。システムは、上記のスレーブ装置を備えてよい。
第3の態様において、スレーブ装置が提供される。スレーブ装置は、マスタ装置から供給される電力で動作する。スレーブ装置は、スレーブ装置が予め定められた動作を行う動作時間及び前記スレーブ装置が前記予め定められた動作を行う場合の消費電力を示す情報を含む動作情報を送信する送信部を備えてよい。スレーブ装置は、マスタ装置によって決定された動作タイミングを示す情報を、前記マスタ装置から受信する受信部を備えてよい。スレーブ装置は、マスタ装置によって決定された動作タイミングで起動され、前記動作時間の間、前記スレーブ装置に前記予め定められた動作を実行させるスレーブ装置制御部を備えてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一実施形態に係るシステム10の全体構成を概略的に示す。 マスタ装置40の機能ブロックを概念的に示す。 スレーブ装置30の機能ブロックを概念的に示す。 スレーブ装置30a、スレーブ装置30b、及びスレーブ装置30eのみがマスタ装置40に接続されている状態での動作タイミングを示す。 スレーブ装置30cがマスタ装置40に新たに接続された場合を示す。 スレーブ装置30dがマスタ装置40に新たに接続された場合を示す。 スレーブ装置30dがマスタ装置40に新たに接続された場合の他の例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係るシステム10の全体構成を概略的に示す。システム10は、マスタ装置40と、スレーブ装置30a、スレーブ装置30b、スレーブ装置30c、スレーブ装置30d、及びスレーブ装置30eと、接続ケーブル100とを備える。マスタ装置40は、システム10全体を管理する。スレーブ装置30a、スレーブ装置30b、スレーブ装置30c、スレーブ装置30d、及びスレーブ装置30eは、例えば、いわゆるIoTデバイスである。
スレーブ装置30aは、マスタ装置40から供給される電力で動作する。具体的には、スレーブ装置30aは、接続ケーブル100内の電源ラインを通じてスレーブ装置30から供給される電力で動作する。スレーブ装置30aは、自己電源を有しない。スレーブ装置30aは、マスタ装置40から指示された動作タイミングで起動し、予め定められた動作時間にわたって動作した後、動作を停止する。
一例として、スレーブ装置30aは、カメラである。スレーブ装置30aは、マスタ装置40から指示される動作タイミングで起動し、予め定められた撮影時間にわたって撮影動作を行い、撮影データをマスタ装置40に送信した後、動作を停止する。
スレーブ装置30b、スレーブ装置30c、及びスレーブ装置30dは、例えばセンサである。スレーブ装置30b、スレーブ装置30c、及びスレーブ装置30dは、例えば温度センサ、湿度センサ、照度センサ等のセンサである。スレーブ装置30eは、データの記憶機能を有するストレージ装置である。
スレーブ装置30b、スレーブ装置30c、スレーブ装置30d、及びスレーブ装置30eは、スレーブ装置30aと同様に、接続ケーブル100の電源ラインを通じてスレーブ装置30から供給される電力で動作する。スレーブ装置30b、スレーブ装置30c、スレーブ装置30d、及びスレーブ装置30eは、スレーブ装置30aと同様に、自己電源を有しない。また、スレーブ装置30b、スレーブ装置30c、スレーブ装置30d、及びスレーブ装置30eは、スレーブ装置30aと同様に、マスタ装置40から指示される動作タイミングで起動し、予め定められた動作時間の動作を行って、動作を停止する。このように、スレーブ装置30a、スレーブ装置30b、スレーブ装置30c、スレーブ装置30d、及びスレーブ装置30eは、動作の内容が異なる点を除いて、マスタ装置40に対するスレーブ装置としては同じ機能を有する。そのため、特に区別する必要がある場合を除いて、スレーブ装置30a、スレーブ装置30b、スレーブ装置30c、スレーブ装置30d、及びスレーブ装置30eを、スレーブ装置30と総称する場合がある。
スレーブ装置30は、マスタ装置40に対して着脱可能である。例えば、スレーブ装置30は、接続ケーブル100の挿抜に応じてマスタ装置40に着脱可能である。
スレーブ装置30はそれぞれ、予め定められた動作周期で、予め定められた動作時間にわたって予め定められた動作を行う。例えば、スレーブ装置30bは、予め定められた測定時間にわたって温度等を測定し、温度データをマスタ装置40に送信した後、動作を停止する。スレーブ装置30bは、予め定められた動作時間にわたって行う温度等の測定を、予め定められた動作周期で繰り返す。
スレーブ装置30は、接続ケーブル100を通じてマスタ装置40に接続されると、動作周期、動作時間及びスレーブ装置30の消費電力を示す情報を、接続ケーブル100内のデータ通信バスを通じてマスタ装置40に送信する。マスタ装置40は、スレーブ装置30から受信した動作周期、動作時間、及び消費電力に基づいて、同じタイミングで動作するスレーブ装置30の合計消費電力がマスタ装置40から供給可能な電力の上限を超えないように、スレーブ装置30の動作タイミングを調整して、動作タイミングを指示する情報をスレーブ装置30に送信する。スレーブ装置30は、マスタ装置40から指示された動作タイミングが示す時刻になった場合に起動し、予め定められた動作時間にわたって予め定められた動作を行った後、動作を停止する。これにより、スレーブ装置30の合計消費電力がマスタ装置40から電力供給可能な電力の上限を超えないようにすることができる。そのため、電力不足によりシステム全体が停止することを抑制することができる。
図2は、マスタ装置40の機能ブロックを概念的に示す。マスタ装置40は、リアルタイムクロック270と、バッテリ272と、マスタ装置制御部200と、電力供給部280と、出力部290とを備える。マスタ装置制御部200は、取得部210と、通信部220と、同期信号送信部230と、調整部240とを備える。
通信部220は、接続ケーブル100のデータ通信バス110に接続される。同期信号送信部230は、接続ケーブル100の同期信号伝送ライン120に接続される。電力供給部280は、接続ケーブル100の電源ライン130に接続される。
電力供給部280は、複数のスレーブ装置30に電力を供給する。電力供給部280は、商用電源から供給される電力を用いて複数のスレーブ装置30に供給される電力を生成する。電力供給部280がスレーブ装置30に供給可能な電力には上限がある。
通信部220は、データ通信バス110を通じてスレーブ装置30と通信する。通信部220は、データ通信バス110を通じて、スレーブ装置30から送信される動作情報を受信する。動作情報には、スレーブ装置30の動作時間及びスレーブ装置30の動作時の消費電力を示す情報が含まれる。通信部220が受信した動作情報は、取得部210に供給される。
取得部210は、複数のスレーブ装置30のそれぞれの動作情報を取得する。このように、取得部210は、通信部220を通じて、複数のスレーブ装置30のそれぞれから、それぞれのスレーブ装置30の動作情報を取得する。調整部240は、取得部210が取得した動作情報に基づいて、複数のスレーブ装置30の合計消費電力が電力供給部280から供給可能な電力の上限を超えないように、複数のスレーブ装置30のそれぞれの動作タイミングを調整する。通信部220は、調整部240により調整された複数のスレーブ装置30のそれぞれの動作タイミングを指示する情報を、それぞれのスレーブ装置30に送信する。動作タイミングは、例えば、スレーブ装置30が起動するタイミングを示す通信部220は、動作タイミングを指示する情報をスレーブ装置30に送信する送信部の一例である。
動作情報は、複数のスレーブ装置30のそれぞれの動作周期を示す情報を含んでよい。調整部240は、複数のスレーブ装置30の合計消費電力が電力供給部280から供給可能な電力の上限を超えず、かつ、複数のスレーブ装置30のそれぞれがそれぞれの動作周期で周期的に動作できるように、複数のスレーブ装置30のそれぞれの動作タイミングを調整してよい。
動作情報は、複数のスレーブ装置30がそれぞれ動作する場合にそれぞれのスレーブ装置30からマスタ装置40に送信されるデータ量を示す情報をさらに含んでよい。調整部240は、動作情報に基づいて、複数のスレーブ装置30とマスタ装置40との間で伝送される合計データ量が、マスタ装置40が複数のスレーブ装置30と通信可能なデータ量の上限を超えないように、複数のスレーブ装置30のそれぞれの動作タイミングを調整してよい。
出力部290は、調整部240による調整によって動作タイミングを決定できないスレーブ装置30を示す情報を含む警告情報を出力する。例えば、出力部290は、マスタ装置40に設けられた小型モニタであってよい。出力部290は、動作タイミングを決定できなかったスレーブ装置30を示す文字を表示してよい。スレーブ装置30を示す文字は、動作情報に含めてスレーブ装置30からマスタ装置40に送信されてよい。
動作情報は、複数のスレーブ装置30のそれぞれの優先度を示す情報を含んでよい。調整部240は、動作情報に含まれる優先度を示す情報に基づいて、複数のスレーブ装置30のうち、優先度がより高いスレーブ装置30の動作タイミングを、優先度がより低いスレーブ装置30の動作タイミングより優先的に決定してよい。
動作情報は、複数のスレーブ装置30のそれぞれの動作周期を示す情報を含んでよい。調整部240は、調整部240による調整によって、動作情報で示される動作周期に適合する動作周期の動作タイミングを決定できないスレーブ装置30が存在する場合、優先度がより低いスレーブ装置30の動作周期をより低くすることにより、複数のスレーブ装置30の合計消費電力が電力供給部280から供給可能な電力の上限を超えないように、複数のスレーブ装置30のそれぞれの動作タイミングを調整してよい。
動作情報は、複数のスレーブ装置30のそれぞれの動作周期の許容範囲を示す情報を含んでよい。調整部240は、調整部240による調整によって、動作情報で示される動作周期に適合する動作周期の動作タイミングを決定できないスレーブ装置30が存在する場合、複数のスレーブ装置30のうち優先度が予め定められた優先度より低いスレーブ装置30の動作周期を、当該スレーブ装置30の動作周期の許容範囲内で調整することにより、複数のスレーブ装置30の合計消費電力が電力供給部280から供給可能な電力の上限を超えないように、複数のスレーブ装置30のそれぞれの動作タイミングを調整してよい。
リアルタイムクロック270は、マスタ装置40における時刻を計時する。リアルタイムクロック270は、バッテリ272によって駆動される。リアルタイムクロック270は、マスタ装置40の電源がオフされても、バッテリ272から供給される電力で駆動されて時刻情報を保持する。
後述するように、複数のスレーブ装置30のそれぞれは、それぞれのスレーブ装置30が指示された動作タイミングで動作を開始するための時刻を計時するリアルタイムクロック370を有する。スレーブ装置30のリアルタイムクロック370の時刻は、リアルタイムクロック270の時刻に同期される。すなわち、マスタ装置40が備えるリアルタイムクロック270は、複数のスレーブ装置30のリアルタイムクロック370の時刻が同期される時刻を計時する。
同期信号送信部230は、マスタ装置40が備えるリアルタイムクロック270の時刻と、複数のスレーブ装置30がそれぞれ有するリアルタイムクロック370の時刻とを同期するための同期信号を、予め定められた周期で複数のスレーブ装置30に出力する。リアルタイムクロックにおいては、水晶振動子の個体誤差等によって時刻のズレが発生し得る。時刻のズレを補正するために、同期信号送信部230は、スレーブ装置30に対して、予め定められた周期で同期信号を出力する。
同期信号は、同期信号伝送ライン120を通じてスレーブ装置30に伝送される。同期信号は、例えば、マスタ装置40により計時される特定日時を示す。スレーブ装置30は、同期信号伝送ライン120を通じて同期信号を検出した場合に、リアルタイムクロック370の時刻情報を特定日時にセットする。これにより、リアルタイムクロック270の時刻に複数のスレーブ装置30のリアルタイムクロック370の時刻を同期させることができる。そのため、スレーブ装置30は、マスタ装置40が決定した正しい動作タイミングで起動することができる。
取得部210が新たなスレーブ装置30から動作情報を取得した場合に、調整部240は、新たなスレーブ装置30から受信した新たなスレーブ装置30の動作情報と、通信部220から複数のスレーブ装置30に送信された複数のスレーブ装置30のそれぞれの動作タイミングと、複数のスレーブ装置30のそれぞれの動作情報とに基づいて、新たなスレーブ装置30の動作タイミングを決定する。これにより、新しいスレーブ装置30がシステムに追加された場合でも、スレーブ装置30の合計消費電力が電力供給部280から供給可能な電力の上限を超えないように動作タイミングを調整することができる。
図3は、スレーブ装置30の機能ブロックを概念的に示す。スレーブ装置30は、スレーブ装置制御部300と、通信制御部320と、リアルタイムクロック370と、電源制御部330と、電源回路380と、動作部390と、通信用電力供給路322と、バッテリ372とを備える。
動作部390は、スレーブ装置30が有する固有の動作を行う機能ブロックである。例えば、スレーブ装置30aにおいて、動作部390は撮影機能に関する動作を行う。スレーブ装置30b、スレーブ装置30c、及びスレーブ装置30dにおいて、動作部390は測定機能に関する動作を行う。スレーブ装置30eにおいて、動作部390はデータ記憶機能に関する動作を行う。ここでは、動作部390の動作についての詳細については説明を省略し、各スレーブ装置30の共通機能であるスレーブ装置としての機能を説明する。
リアルタイムクロック370は、スレーブ装置30が指示された動作タイミングで動作を開始するための時刻を計時する。リアルタイムクロック370は、バッテリ372によって駆動され得る。リアルタイムクロック370は、スレーブ装置30の電源がオフ、すなわち、電源回路380から電力が供給されていない場合であっても、バッテリ372から供給される電力で駆動されて時刻情報を保持する。
上述したように、マスタ装置40は、同期信号伝送ライン120に同期信号を出力する。通信制御部320は、同期信号伝送ライン120上で同期信号を検出すると、リアルタイムクロック270の時刻を特定日時にセットする。これにより、マスタ装置40とスレーブ装置30との間で時刻を同期することができる。
通信制御部320は、比較的に低い電力で動作することができる。例えば、通信制御部320の消費電力は、スレーブ装置制御部300の消費電力より低い。
スレーブ装置30に接続ケーブル100が接続された場合、電源回路380は電源ライン130に接続される。電源回路380は、電源ライン130から供給される電力を用いて、スレーブ装置30の各部に供給される電力を生成する。電源回路380は、電源ライン130に接続されると、少なくとも通信制御部320を動作させることができる電力を生成する。電源回路380により生成された電力は、通信用電力供給路322を通じて通信制御部320に供給される。これにより、スレーブ装置30において通信制御部320のみが起動し、通信制御部320がデータ通信バス110を通じてマスタ装置40と通信可能となる。
通信制御部320は、マスタ装置40と通信可能になると、スレーブ装置30の動作情報を送信する。動作情報は、通信制御部320が有する不揮発性メモリに記憶されてよい。動作情報は、スレーブ装置30が予め定められた動作を行う動作時間、予め定められた動作を行う動作周期、スレーブ装置30が予め定められた動作を行う場合の消費電力、スレーブ装置30が動作する場合にスレーブ装置30とマスタ装置40にとの間で伝送されるデータ量、スレーブ装置30の優先度、スレーブ装置30の識別情報、スレーブ装置30を示す文字情報等を含む。上述したように、動作情報には、スレーブ装置30の動作周期の許容範囲を示す情報を含んでよい。
上述したように、マスタ装置40は、スレーブ装置30から受信した動作情報に基づいて決定した動作タイミングを示す情報を、スレーブ装置30に送信する。また、マスタ装置40は、リアルタイムクロック270で計時している時刻情報をスレーブ装置30に送信する。
これにより、通信制御部320は、マスタ装置40によって決定された動作タイミングを示す情報を、マスタ装置40から受信する。また、通信制御部320は、マスタ装置40のリアルタイムクロック270で計時されている時刻情報を受信する。
通信制御部320は、マスタ装置40から受信した時刻情報に、リアルタイムクロック370の時刻情報をセットする。また、通信制御部320は、マスタ装置40から受信した動作タイミングから定まる動作開始時刻にリアルタイムクロック370からトリガ信号が生成されるよう、リアルタイムクロック370のアラーム時刻を、当該動作開始時刻にセットする。通信制御部320は、アラーム時刻をセットすると、動作を停止する。これにより、スレーブ装置30は、電源回路380が電源ライン130から実質的に電力を取得しない状態となる。
リアルタイムクロック370は、リアルタイムクロック370が計時する時刻がアラーム時刻になると、電源制御部330、スレーブ装置制御部300及び通信制御部320にトリガ信号を出力する。電源制御部330は、電源制御部330にリアルタイムクロック370からのトリガ信号が入力すると、電源回路380を制御して、電源回路380を含むスレーブ装置30の各部が動作する電力を生成可能にする。これにより、スレーブ装置制御部300が動作可能となり、スレーブ装置制御部300はトリガ信号に応じて起動して、動作状態となる。また、通信制御部320もリアルタイムクロック370からのトリガ信号に応じて起動して、動作状態となる。
スレーブ装置制御部300は、起動すると、動作部390を制御して、スレーブ装置30の固有の動作を実行させる。スレーブ装置制御部300は、起動後、動作情報で定められた動作時間が経過すると、動作部390の動作を停止させ、自身も動作を停止する。同様に、通信制御部320は、起動後、動作情報で定められた動作時間が経過すると、動作を停止する。これにより、スレーブ装置30は、実質的に電力を消費しない停止状態になる。
このように、スレーブ装置制御部300は、マスタ装置40によって決定された動作タイミングを示す情報及び動作時間に従って、予め定められた動作を実行させる。スレーブ装置制御部300は、動作タイミングによって示される動作開始時刻において電力が供給されて起動され、起動してから動作時間が経過した場合に動作を停止する。
以上に説明したように、マスタ装置40は、マスタ装置40がスレーブ装置30に供給することができる電力の供給能力の範囲内でスレーブ装置30が動作出来るように、スレーブ装置30の動作タイミングを調整する。これにより、同時に動作するスレーブ装置30の数が増えてマスタ装置40の電力供給能力を超えること抑制することができる。そのため、システムが停止する可能性を抑制することができる。また、スレーブ装置30は、停止状態においては、実質的に電源ライン130から電力を取得しないので、システム全体の消費電力を削減することができる。
図4は、スレーブ装置30a、スレーブ装置30b、及びスレーブ装置30eのみがマスタ装置40に接続されている状態での動作タイミングを示す。ここでは、スレーブ装置30a、スレーブ装置30b、及びスレーブ装置30eは、いずれも周期Tで間欠的に動作するものとする。
スレーブ装置30a、スレーブ装置30b、及びスレーブ装置30eが接続ケーブル100を通じてマスタ装置40に接続されると、調整部240は、スレーブ装置30a、スレーブ装置30b、及びスレーブ装置30eのそれぞれの動作情報に基づいて、スレーブ装置30aが時刻t0から時刻t2aまで動作し、スレーブ装置30bが時刻t2aから時刻t2bまで動作し、スレーブ装置30eが時刻t0eから時刻t2eまで動作するよう動作タイミングを調整する。例えば、時刻t2aは、時刻t0からスレーブ装置30aの動作時間だけ後の時刻である。時刻t2bは、時刻t2aからスレーブ装置30bの動作時間だけ後の時刻である。時刻t2eは、時刻t0eからスレーブ装置30eの動作時間だけ後の時刻である。
通信部220は、スレーブ装置30a、スレーブ装置30b、及びスレーブ装置30eに、それぞれ時刻t0、時刻t2a、及び時刻t0eを、動作タイミングとして送信する。これにより、上述したように、スレーブ装置30a、スレーブ装置30b、及びスレーブ装置30eにおいて、それぞれ時刻t0、時刻t2a、及び時刻t0eにリアルタイムクロック370からトリガが出力されて、スレーブ装置制御部300が起動して、スレーブ装置30a、スレーブ装置30b、及びスレーブ装置30eが動作する。
なお、図4において、マスタ装置40がスレーブ装置30に供給可能な電力の上限はPmxで示される。スレーブ装置30a、スレーブ装置30b、及びスレーブ装置30eの動作タイミングを分散させることで、周期Tの期間全体にわたって、スレーブ装置30の合計消費電力がPmxを超えることを回避することができる。
図4において、マスタ装置40とスレーブ装置30との間で伝送可能なデータ量の上限はDmxで示される。スレーブ装置30a、スレーブ装置30b、及びスレーブ装置30eの動作タイミングを分散させることで、周期Tの期間全体にわたって、マスタ装置40とスレーブ装置30との間で伝送される合計データ量がDmxを超えることを回避することができる。
なお、スレーブ装置30aからの動作情報には、スレーブ装置30aの消費電力、スレーブ装置30aの動作時間、当該動作時間内におけるスレーブ装置30aからマスタ装置40へのデータ送信期間、スレーブ装置30aから送信されるデータ量Da、及び動作周期Tを示す情報が含まれる。図4において時刻t1aと時刻t2aとの間の期間は、スレーブ装置30aがマスタ装置40にデータ送信を行う期間を示す。
同様に、スレーブ装置30bからの動作情報には、スレーブ装置30bの消費電力、スレーブ装置30bから送信されるデータ量Db、スレーブ装置30bの動作時間、当該動作時間内におけるスレーブ装置30bからマスタ装置40へのデータ送信期間、スレーブ装置30aから送信されるデータ量Db、および動作周期Tを示す情報が含まれる。図4において時刻t1bと時刻t2bとの間の期間は、スレーブ装置30bがマスタ装置40にデータ送信を行う期間を示す。
同様に、スレーブ装置30eからの動作情報には、スレーブ装置30eの消費電力、スレーブ装置30eの動作時間、当該動作時間内におけるスレーブ装置30eへのデータ送信期間、スレーブ装置30eに送信可能なデータ量De、及び動作周期Tを示す情報が含まれる。図4において時刻t0eと時刻t2eとの間の期間は、スレーブ装置30eがマスタ装置40からデータ受信を行う期間を示す。
調整部240は、Dmx及びデータ通信バス110のバス数に基づいて、スレーブ装置30とマスタ装置40との間で伝送されるデータ量がデータ容量を超えないようにスレーブ装置30の動作タイミングを調整する。なお、データ通信バス110のバス数が1である場合、同時に複数のスレーブ装置30がマスタ装置40と通信することはできない。そのため、データ通信バス110のバス数が1の場合、調整部240は、動作情報に基づいて、各スレーブ装置30がデータを送信又は受信する期間が重複しないように、スレーブ装置30の動作タイミングを調整する。
なお、マスタ装置40において、マスタ装置制御部200は、期間Tの間にマスタ装置40a、マスタ装置40b、及びマスタ装置40cから送信されたデータを処理して、スレーブ装置30eに送信する。例えば、マスタ装置制御部200は、スレーブ装置30aから送信されるRAW画像データを圧縮して保持し、スレーブ装置30eの動作タイミングにおいてスレーブ装置30eに送信する。同様に、マスタ装置制御部200は、スレーブ装置30bから送信される測定データに対して、間引き処理や補正処理等の予め定められたデータ処理を施して保持し、スレーブ装置30eの動作タイミングにおいて、データ処理済みのデータをスレーブ装置30eに送信する。
図5は、スレーブ装置30cがマスタ装置40に新たに接続された場合を示す。スレーブ装置30cがマスタ装置40に接続されると、スレーブ装置30cの動作情報がマスタ装置40に送信される。調整部240は、スレーブ装置30cの動作情報に基づいて、マスタ装置40cの動作タイミングを決定する。動作情報は、スレーブ装置30cの消費電力、スレーブ装置30cの動作時間、当該動作時間内におけるマスタ装置40へのデータ送信期間(t1c~t2c)、マスタ装置40に送信されるデータ量Dc、及び動作周期Tを含む。
調整部240は、スレーブ装置30cの動作時間が、いずれのスレーブ装置30も動作しない時刻t2bと時刻t1eとの期間より短いため、時刻t2bと時刻t1eとの間でスレーブ装置30cを動作させることができると判断する。これにより、調整部240は、スレーブ装置30cを時刻t2bから動作させるよう決定する。そして、通信部220は、スレーブ装置30cの動作タイミングとして時刻t2bをスレーブ装置30cに送信する。他のスレーブ装置30の動作タイミングは変更されないため、通信部220は動作タイミングをスレーブ装置30cのみに送信する。このように、調整部240は、複数のスレーブ装置30の動作時間が重複しないよう、スレーブ装置30の動作終了時刻に続いてスレーブ装置30cの動作が開始するようにスレーブ装置30の動作タイミングを決定してよい。
図6は、スレーブ装置30dがマスタ装置40に新たに接続された場合を示す。スレーブ装置30dがマスタ装置40に接続されると、スレーブ装置30dの動作情報がマスタ装置40に送信される。調整部240は、スレーブ装置30dの動作情報に基づいて、マスタ装置40dの動作タイミングを決定する。動作情報は、スレーブ装置30dの消費電力、スレーブ装置30dの動作時間、当該動作時間内におけるマスタ装置40へのデータ送信期間(t1d~t2d)、マスタ装置40に送信されるデータ量Dd、及び動作周期Tを示す情報を含む。
調整部240は、スレーブ装置30dの動作時間が、いずれのスレーブ装置30も動作しない時刻t2cと時刻t1eとの期間より長いため、いずれかのスレーブ装置30の動作期間と重複させる旨を決定する。調整部240は、消費電力の合計値がPmxを超えないように、スレーブ装置30dの動作タイミングを決定する。また、調整部240は、スレーブ装置30との間で伝送されるデータ量の合計値がDmxを超えないように、スレーブ装置30dの動作タイミングを決定する。また、調整部240は、マスタ装置40との間で同時にデータ伝送を行うスレーブ装置30の数が、伝送データ通信バス110のバス数を超えないように、スレーブ装置30dの動作タイミングを決定する。
図6の網掛け領域は、スレーブ装置30dの動作タイミングをスレーブ装置30aの動作タイミングと重複させた場合の合計消費電力を示す。このように、スレーブ装置30dの動作タイミングをスレーブ装置30aの動作タイミングと重複させても、合計消費電力がPmxを超えない。マスタ装置40に送信される合計データ量もDmxを超えない。また、スレーブ装置30dのデータ送信期間と、スレーブ装置30aのデータ送信期間が重複しない。そのため、調整部240は、スレーブ装置30aの動作開始時刻である時刻t0からスレーブ装置30dを動作させることができると判断して、スレーブ装置30dを時刻t0から動作させるよう決定する。そして、通信部220は、スレーブ装置30dの動作タイミングとして時刻t0をスレーブ装置30dに送信する。他のスレーブ装置30の動作タイミングは変更されないため、通信部220は動作タイミングをスレーブ装置30dのみに送信する。
図7は、スレーブ装置30dがマスタ装置40に新たに接続された場合の他の例を示す。図4から図6に示したケースとは異なり、スレーブ装置30aは、撮影動作に並行して撮影データをマスタ装置40に送信する。データ通信バス110のバス数が1であるとすると、図6に示したようにスレーブ装置30aとスレーブ装置30dとを重複させて動作させることができない。そのため、調整部240は、スレーブ装置30dの動作タイミングを周期T内で時間的にシフトさせて、データ送信期間が重複しない動作タイミングを探索する。
図7の網掛け領域は、スレーブ装置30dのデータ送信期間がスレーブ装置30aのデータ送信期間に引き続いて開始するようにスレーブ装置30dの動作タイミングをシフトさせた状態を示す。このように、スレーブ装置30dの動作タイミングをシフトさせることで、合計消費電力がPmxを超えず、合計データ量がDmxを超えず、かつ、スレーブ装置30dのデータ送信期間とスレーブ装置30aのデータ送信期間とが重複しないようにすることができる。そのため、調整部240は、図7の時刻t0dからスレーブ装置30dを動作させることができると判断して、スレーブ装置30dを時刻td0から動作させるよう決定する。これにより、そして、通信部220は、スレーブ装置30dの動作タイミングとして時刻td0をスレーブ装置30dに送信する。他のスレーブ装置30の動作タイミングは変更されないため、通信部220は動作タイミングをスレーブ装置30dのみに送信する。
図4から図7に関連して、スレーブ装置30の動作タイミングの調整例を、比較的に調整が容易な例を用いて説明した。しかし、例えば、新たなスレーブ装置30が接続されたことにより、既に動作タイミングが決められているスレーブ装置30についても、動作タイミングの再調整が必要な場合がある。このような場合には、調整部240は、適切なアルゴリズムを適宜採用して、全スレーブ装置30の動作タイミングを決定し直してよい。そして、通信部220は、動作タイミングが変わったスレーブ装置30に、変更後の動作タイミングを送信してよい。
上述したように、動作情報にはスレーブ装置30の優先度が含まれてよい。調整部240は、優先度が高い順にスレーブ装置30の動作タイミングを周期内に分散するように配置してよい。動作タイミングを周期内に配置できないスレーブ装置30が生じた場合は、動作情報に含まれるスレーブ装置30の文字情報を出力部290に出力してよい。動作情報に動作周期の許容範囲が含まれている場合には、動作タイミングを周期内に配置できないスレーブ装置30の動作周期を許容範囲内で長くしてよい。また、通信部220は、動作タイミングを周期内に配置できなかったスレーブ装置30には、動作しないよう指示する情報を送信してよい。
以上に説明に説明したように、マスタ装置40とマスタ装置40に着脱可能な複数台のスレーブ装置30から構成されるシステムにおいて、スレーブ装置30は、マスタ装置40によって許可され動作期間のみ動作し、他の期間においては停止状態となり、実質的にマスタ装置40からの電力を消費しない状態となる。したがって、マスタ装置40は、マスタ装置40がスレーブ装置30に供給することができる電力の中でスレーブ装置30を動作させることができる。これにより、スレーブ装置30の数が増えてもマスタ装置40の電力供給能力を超えることがないようにすることができる。例えば、スレーブ装置30が同時に動作した場合の合計消費電力が電力供給部280の電力供給能力を超える場合でも、動作タイミングを分散させることで、マスタ装置40の電力供給能力を超えないようにすることができる。これにより、マスタ装置40における電力供給部280の電力供給能力を大きくしないで済むため、マスタ装置40のコストアップを抑制することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 システム
30 スレーブ装置
40 マスタ装置
100 接続ケーブル
110 データ通信バス
120 同期信号伝送ライン
130 電源ライン
200 マスタ装置制御部
210 取得部
220 通信部
230 同期信号送信部
240 調整部
270 リアルタイムクロック
272 バッテリ
280 電力供給部
290 出力部
300 スレーブ装置制御部
320 通信制御部
322 通信用電力供給路
330 電源制御部
370 リアルタイムクロック
372 バッテリ
380 電源回路
390 動作部

Claims (10)

  1. 複数のスレーブ装置に電力を供給する電力供給部と、
    前記複数のスレーブ装置のそれぞれから、それぞれのスレーブ装置の動作時間及びそれぞれのスレーブ装置の動作時の消費電力を示す情報を含む動作情報を取得する取得部と、
    前記動作情報に基づいて、前記複数のスレーブ装置の合計消費電力が前記電力供給部から供給可能な電力の上限を超えないように、前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを調整する調整部と、
    前記調整部により調整された前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを指示する情報を、それぞれのスレーブ装置に送信する送信部と
    を備え、
    前記動作情報は、前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作周期を示す情報を含み、
    前記調整部は、前記複数のスレーブ装置の合計消費電力が前記電力供給部から供給可能な電力の上限を超えず、かつ、前記複数のスレーブ装置のそれぞれがそれぞれの前記動作周期で周期的に動作できるように、前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを調整する
    スタ装置。
  2. マスタ装置であって、
    複数のスレーブ装置に電力を供給する電力供給部と、
    前記複数のスレーブ装置のそれぞれから、それぞれのスレーブ装置の動作時間及びそれぞれのスレーブ装置の動作時の消費電力を示す情報を含む動作情報を取得する取得部と、
    前記動作情報に基づいて、前記複数のスレーブ装置の合計消費電力が前記電力供給部から供給可能な電力の上限を超えないように、前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを調整する調整部と、
    前記調整部により調整された前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを指示する情報を、それぞれのスレーブ装置に送信する送信部と
    を備え、
    前記動作情報は、前記複数のスレーブ装置がそれぞれ動作する場合にそれぞれのスレーブ装置と前記マスタ装置との間で伝送されるデータ量を示す情報をさらに含み、
    前記調整部は、前記動作情報に基づいて、前記複数のスレーブ装置と前記マスタ装置との間で伝送される合計データ量が、前記マスタ装置が前記複数のスレーブ装置と通信可能なデータ量の上限を超えないように、前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを調整する
    スタ装置。
  3. 複数のスレーブ装置に電力を供給する電力供給部と、
    前記複数のスレーブ装置のそれぞれから、それぞれのスレーブ装置の動作時間及びそれぞれのスレーブ装置の動作時の消費電力を示す情報を含む動作情報を取得する取得部と、
    前記動作情報に基づいて、前記複数のスレーブ装置の合計消費電力が前記電力供給部から供給可能な電力の上限を超えないように、前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを調整する調整部と、
    前記調整部により調整された前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを指示する情報を、それぞれのスレーブ装置に送信する送信部と、
    前記調整部による調整によって動作タイミングを決定できないスレーブ装置を示す情報を含む警告情報を出力する出力部と
    えるスタ装置。
  4. 前記動作情報は、前記複数のスレーブ装置のそれぞれの優先度を示す情報をさらに含み、
    前記調整部は、前記動作情報に含まれる前記優先度を示す情報に基づいて、前記複数のスレーブ装置のうち、優先度がより高いスレーブ装置の動作タイミングを、優先度がより低いスレーブ装置の動作タイミングより優先的に決定する
    請求項に記載のマスタ装置。
  5. 前記動作情報は、前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作周期を示す情報をさらに含み、
    前記調整部は、前記調整部による調整によって、前記動作情報で示される動作周期に適合する動作周期の動作タイミングを決定できないスレーブ装置が存在する場合、前記優先度がより低いスレーブ装置の動作周期をより長くすることにより、前記複数のスレーブ装置の合計消費電力が前記電力供給部から供給可能な電力の上限を超えないように、前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを調整する
    請求項に記載のマスタ装置。
  6. 前記動作情報は、前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作周期の許容範囲を示す情報をさらに含み、
    前記調整部は、前記調整部による調整によって、前記動作情報で示される動作周期に適合する動作周期の動作タイミングを決定できないスレーブ装置が存在する場合、前記複数のスレーブ装置のうち前記優先度が予め定められた優先度より低いスレーブ装置の動作周期を、当該スレーブ装置の動作周期の許容範囲内で調整することにより、前記複数のスレーブ装置の合計消費電力が前記電力供給部から供給可能な電力の上限を超えないように、前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングを調整する
    請求項に記載のマスタ装置。
  7. 前記複数のスレーブ装置のそれぞれは、それぞれのスレーブ装置が前記指示された動作タイミングで動作を開始するための時刻を計時するリアルタイムクロックを有し、
    前記マスタ装置は、
    前記複数のスレーブ装置がそれぞれ有する前記リアルタイムクロックの時刻が同期される時刻を計時するリアルタイムクロック
    をさらに備える請求項1からのいずれか一項に記載のマスタ装置。
  8. 前記マスタ装置が備える前記リアルタイムクロックの時刻と、前記複数のスレーブ装置がそれぞれ有するリアルタイムクロックの時刻とを同期するための同期信号を、予め定められた周期で前記複数のスレーブ装置に送信する同期信号送信部
    をさらに備える請求項に記載のマスタ装置。
  9. 前記取得部が新たなスレーブ装置から前記動作情報を取得した場合に、前記調整部は、前記新たなスレーブ装置から受信した前記新たなスレーブ装置の動作情報と、前記送信部から前記複数のスレーブ装置に送信された前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作タイミングと、前記複数のスレーブ装置のそれぞれの動作情報とに基づいて、前記新たなスレーブ装置の動作タイミングを決定する
    請求項1からのいずれか一項に記載のマスタ装置。
  10. 請求項1からのいずれか一項に記載のマスタ装置と、
    前記スレーブ装置と
    を備えるシステム。
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