JP7132160B2 - ロボットアーム操作システムおよびロボットアーム操作方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態に係るロボットアーム操作システム10の模式図である。図2、図3は、ロボットアーム操作システム10による姿勢・位置合わせ作業の一例(ボルト締結)を表す模式図である。
まず、ボルトBの軸心(主軸Ao)とインパクトレンチRの軸心(主軸At)が一致するようにスレーブアーム30を操作する(姿勢合わせ、図2、図3参照)。
次に、この軸心(主軸Ao)に沿ってソケットSを移動させ、ボルトBに近づける(位置合わせ、図3)。この結果、インパクトレンチR先端のソケットSがボルトBに嵌め合わされる。
本実施形態では、この姿勢・位置合わせが容易になる。以下、詳細に説明する。
スレーブ側に、記憶部45、判定部46、算出部47を配置することで、計測部44での計測結果等をマスター側に通信することが不要となる。この結果、マスター、スレーブ間(通信部42a、42b間)での通信量を低減できる。
但し、記憶部45、判定部46、算出部47をマスター側に配置することも可能である。また、これらを別個にマスター側、スレーブ側に配置してもよい。
すなわち、スレーブアーム30の動作によって、反力fsが発生することがある。例えば、スレーブアーム30の手35が物を把持したり、接触したりしたことで、手35に反力fsが作用する。この反力fsが力・トルクセンサによって検出される。
反力fsは、手先座標で表すことができる。なお、後述の力ft、トルクτ(θ)、力f(d)、操作補助力fgも、手先座標で表すことができる。
このようにして検出されたマスターアーム20の状態情報(変位の変化x’)は、マスターアーム20側の通信部42aから送信され、ネットワークを介して、スレーブアーム30側の通信部42bに受信される。
なお、力ft(反力fs)が手先座標で表される場合、制御部41aは、力ft(反力fs)を腕22の関節での力・トルクに分解し、各関節を制御する。
なお、作業環境は、スレーブアーム30が設置される場所に配置され、作業に拘わる可能性のある物体(構造物、物品)を意味する。
形状モデルは、作業対象O、作業工具T、および作業環境の三次元形状を表すデータである。但し、この形状モデルは、作業に関連しない形状(例えば、内部形状)を表す必要はない。
ここで、作業工具Tがスレーブアーム30に完全に固定されている場合は、スレーブアーム30の状態(変位量)の情報を用いて、作業工具Tの位置Pt、主軸Atを幾何学的に算出できる。この場合、作業工具Tの形状の計測等は不要となる。
一方、作業工具Tがスレーブアーム30に対して可動の場合(例えば、インパクトレンチRを汎用グリッパで把持する場合)は、作業対象Oと同様、形状計測によって、位置Pt、主軸Atを算出する。
以上は、計測部44が作業対象Oの外形を計測できることを前提としている。
しかし、作業対象Oが他の構造物の死角になり、計測部44で計測できないこともあり得る。
この場合、判定部46は、計測できる物体(作業対象と異なる物体、例えば、ボルトB1)と、その物体と作業対象O(例えば、ボルトB)との相対的幾何情報(相対的な位置・方位の情報)をもとに、作業対象Oの位置Po、主軸Aoを判定できる。
すなわち、形状モデルは、死角になっている作業対象Oと、計測可能な物品との相対幾何情報を含み得る。
判定部46は、この形状モデルと計測された物体(例えば、ボルトB1)の形状から死角のボルトBの位置・主軸を判定できる。
以上では、計測部44によって作業対象Oの形状を測定し、その位置Po、主軸Aoを判定している。但し、形状モデルが、作業対象Oの位置Po、主軸Aoの情報を含んでいれば、作業対象Oを計測部44で計測しなくともよい。
算出部47は、主軸Ao、Atの偏差(角度θ)および主軸Aoに対する位置Ptの偏差(距離d)に応じて、操作補助力fgを算出する。操作補助力fgは、作業工具Tを作業対象Oに対応する姿勢および位置に誘導するための力である。
算出部47は、この角度θに対応して、主軸Ao、Atを一致させるための姿勢補正力として、トルクτ(θ)を算出する。
従い、大きなトルクτ(θ)を受けないように、オペレータMがマスターアーム20を操作すれば、主軸Ao、Atが自然に一致することになる。
算出部47は、この距離dに対応して、主軸Aoに、位置Ptを一致させるための位置補正力として力f(d)を算出する。
この結果、大きな力f(d)を受けないように、オペレータMがマスターアーム20を操作すれば、主軸Aoの延長線上に位置Ptが自然に配置されることになる。
fg =(K1×τ(θ)、K2×f(d))
また、係数K1、K2は、位置Po、Pt間の距離d0に基づいて変化させてもよい。例えば、距離d0が小さくなるほど、係数を大きくする。
作業対象Oに作業工具Tが近づくと、操作補助力fgが大きくなり、姿勢・位置決めが優先される。
ここで、スレーブアーム30と作業工具Tが作業環境(作業に拘わる可能性のある物体)と干渉することがあり得る。このような場合、この干渉の可能性に応じて、係数K1、K2を変化させることが好ましい。
形状モデルに、作業環境の形状を定義しておくことで、スレーブアーム30および作業工具Tと作業環境との干渉の可能性を評価することができる。
前述のように、スレーブアーム30の反力fsに操作補助力fgを加算して、力ftが算出される。
ft = fs + fg
既述のように、制御部41aは、必要に応じて、力ftを腕22の関節での力・トルクに分解し、各関節を制御する。
また、スレーブアーム30が姿勢・位置を制御可能な機構として記載したが、位置だけ、あるいは姿勢だけ制御できる機構に対しても同様の考え方で位置決め補正を行うことができる。
Claims (6)
- オペレータによって操作されるマスターアームと、
前記操作に対応して、作業ツールを動かして、作業対象の主軸に合わせるスレーブアームと、
前記主軸と前記作業ツール間の距離に対応する操作補助力を算出する算出部と、
前記マスターアームに前記操作補助力を反映させる制御部と、
を具備するロボットアーム操作システムであって、
前記作業ツールが主軸を有し、
前記算出部が、
前記作業対象の主軸と前記作業ツール間の距離に対応する第1の補助力と、
前記作業対象の主軸と前記作業ツールの主軸間のなす角度に対応する第2の補助力と、を算出し、
前記第1の補助力に第1の係数を乗じた第1の値と、前記第2の補助力に第2の係数を乗じた第2の値と、の和を前記操作補助力として、算出し、
前記第1、第2の係数が、前記作業対象と前記作業ツール間の距離に対応して変化する、
ロボットアーム操作システム。 - 物体の形状を計測する計測部と、
前記作業ツールの形状モデルを記憶する記憶部と、
前記形状モデルと、前記計測部で計測された前記作業ツールの形状と、に基づいて、前記作業ツールの位置および主軸を判定する判定部と、
をさらに具備する請求項1に記載のロボットアーム操作システム。 - 前記形状モデルが作業対象の形状の情報を含み、
前記判定部が、前記形状モデルと、前記計測部で計測された前記作業対象の形状と、に基づいて、前記作業対象の位置および主軸を判定する、
請求項2に記載のロボットアーム操作システム。 - 前記形状モデルが、前記作業対象と異なる物体の形状およびこの物体と前記作業対象の相対的幾何情報を含み、
前記判定部が、前記形状モデルと、前記計測部で計測された前記物体の形状と、に基づいて、前記作業対象の位置および主軸を判定する、
請求項3に記載のロボットアーム操作システム。 - 前記スレーブアームおよび前記作業ツールと、作業環境下の物体間の隙間を判定する第2の判定部をさらに具備し、
前記算出部が、前記スレーブアームおよび前記作業ツールと、前記作業環境下の物体間の隙間に対応して前記操作補助力を変化させる、
請求項1乃至4いずれか1項に記載のロボットアーム操作システム。 - オペレータがマスターアームを操作する工程と、
前記操作に対応して、スレーブアームが、作業ツールを動かして、作業対象の主軸に対応させる工程と、
前記主軸と前記作業ツール間の距離に対応する操作補助力を算出する工程と、
前記マスターアームに前記操作補助力を反映させる工程と、
を具備するロボットアーム操作方法であって、
前記作業ツールが主軸を有し、
前記操作補助力を算出する工程は、
前記作業対象の主軸と前記作業ツール間の距離に対応する第1の補助力と、
前記作業対象の主軸と前記作業ツールの主軸間のなす角度に対応する第2の補助力と、を算出し、
前記第1の補助力に第1の係数を乗じた第1の値と、前記第2の補助力に第2の係数を乗じた第2の値と、の和を前記操作補助力として、算出し、
前記第1、第2の係数が、前記作業対象と前記作業ツール間の距離に対応して変化する、
ロボットアーム操作方法。
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US20130169423A1 (en) | 2011-12-29 | 2013-07-04 | Mako Surgical Corp. | Systems and methods for selectively activating haptic guide zones |
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