JP7131456B2 - Rfidリーダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工場の認証システムに適用されるRFID(Radio Frequency Identification)リーダ装置に関する。
カード等の記憶媒体に記憶された識別情報をRFIDリーダ装置によって読み取り、その読み取った識別情報に基づいて特定のエリアへのアクセス等の認証を行う認証システムが知られている(例えば特許文献1参照)。この種の認証システムにおいては、読み取った識別情報をRFIDリーダ装置のメモリに記憶し、上記認証においてはその記憶された識別情報とシステムに記憶されている認証情報とが照合される。
特開2011-186924号公報
ここで、上述したタイプの認証システムを工場に適用する場合には以下の懸念が生じる。すなわち、工場では製品の変更等に応じてレイアウトやラインが変更されることが一般的であり、工場にて上述したエリア等を設定する場合には当該エリアを柵等で仕切るといった簡易的な手法が用いられることが多い。この種の仕切りにRFIDリーダ装置を設置する場合には、オフィス等の壁部とは異なり、当該RFIDリーダ装置へ電力を供給するケーブルやその接続部分を仕切り内部に収容することが困難になる。つまり、ケーブルやその接続部分が外部に露出した状態になり得る。
このような構成においては、誤ってケーブルが取り外される等することによりRFIDリーダ装置への電力供給が突然遮断される可能性が生じる。電力供給が突然遮断されることは、RFIDリーダ装置の誤作動の要因となり、RFIDリーダ装置ひいては認証システムの信頼性を高める上で妨げになると懸念される。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、RFIDリーダ装置への電力供給の突然の遮断を予見することにある。
以下、上記課題を解決するための手段について記載する。
第1の手段は、
携帯可能な記憶媒体に記憶されている識別情報と予め記憶されている認証情報とを照合することにより認証を行う工場用認証システムに適用され、前記照合に際して前記記憶媒体から前記識別情報を読み取るRFIDリーダ装置であって、
装置本体と、
前記装置本体に設けられた本体側コネクタに接続可能なケーブル側コネクタを有するケーブルと
を備え、
前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタには、前記装置本体への動作電力の供給経路を形成する電力供給用端子と、前記装置本体への所定信号の入力経路を形成する信号入力用端子とが各々設けられており、
前記本体側コネクタと前記ケーブル側コネクタとが接続された接続状態として、前記電力供給用端子及び前記信号入力用端子が各々接続された第1接続状態と、前記電力供給用端子が接続され且つ前記信号入力用端子の接続が解除された第2接続状態とが設けられており、
前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタは、前記第1接続状態となっている状況下における所定方向への前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタの相対変位に基づいて前記第2接続状態となり、当該第2接続状態となっている状況下における前記所定方向への相対変位に基づいて分離されるように構成されており、
前記本体側コネクタと前記ケーブル側コネクタとの分離に際して前記第2接続状態となっている場合に、前記所定方向への相対変位を一時的に妨げることにより前記電力供給用端子の接続の解除を遅延させる遅延機構を備えている。
上記構成によれば、装置本体からケーブルが外れて電力供給が遮断される場合には、電力供給の遮断前に所定信号(例えば電力供給遮断予見用の信号)の入力が停止される。このように所定信号の入力の停止を電力供給の遮断に先行させる構成とすることにより、所定信号の入力の有無から突然の電力供給の遮断を予見することが可能となる。
工場におけるアクセスが制限された特定のエリアについては、ライン変更等に鑑みて金網等の柵に代表されるような簡易的な囲み部によって囲まれることが多い。このような囲み部についてはRFIDリーダ装置を埋設する上で十分な厚さが確保されているとは限らず、囲み部にRFIDリーダ装置を設置した状態ではケーブルやその接続部分が露出した状態となり得る。このような設置態様では、例えば埋め込みタイプと比較して、偶発的な要因等によりケーブルが外れる可能性が高くなると懸念される。ここで、上記第1の手段によれば、ケーブルの外れによる突然の電力供給の遮断を予見することができるため、RFIDリーダ装置のコネクタやケーブル等が露出するように取り付けられることに起因した上記不都合の発生を好適に抑制できる。
第2の手段では、前記遅延機構は、前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタの接続状態が前記第2接続状態となった場合にそれら本体側コネクタ及びケーブル側コネクタの前記所定方向への相対変位を規制する規制部を有し、前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタを前記所定方向へ相対変位させる操作とは異なる所定の操作が行われたことに基づいて当該規制部による規制が解除されるように構成されている。
ケーブルが装置本体から誤って取り外される場合には、コネクタの所定方向への変位により信号入力用端子の接続が解除された後(第2接続状態となった後)に当該所定方向への変位が規制される。この規制を解除するにはコネクタを所定方向へ変位させる操作とは異なる操作が必要になる。このように異なる操作を必須として第2接続状態に維持される時間を稼ぐ構成とすることで、上述した遅延機能を好適に発揮させることができる。
第3の手段では、前記所定の操作の操作方向は、前記所定方向と交差する方向となるように規定されている。
上記構成によれば、コネクタを所定方向へ変位させる場合の操作の方向と所定の操作の操作方向とが交差する方向となるように規定されているため、所定方向へ変位させる際の操作の勢いのまま所定の操作が行われることを抑制できる。これにより、上述した遅延機能を好適に発揮させることができる。
第4の手段では、前記遅延機構は、前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタの接続状態が前記第1接続状態から前記第2接続状態となり前記規制部によって前記所定方向への相対変位が規制されるまでは前記所定の操作が不可又は無効となるように構成されている。
上記構成によれば、規制部によって所定方向へのコネクタの変位が規制された後に所定の操作が可能となる又は有効に受け付けられることとなる。このように、所定の操作を事前に行うことができない構成とすれば、第2接続状態となった後に規制部による規制が行われることなく又は行われたとしても直ちに解除されてコネクタが分離されることを抑制できる。これは、規制部を用いた遅延機能の安定化を図る上で有利である。
第5の手段では、前記電力供給用端子は、前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタの一方に配設され前記所定方向に延びる接続ピンと前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタの他方に配設され当該接続ピンが挿入される挿入部とを有し、前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタには、前記所定の操作の操作方向と同じ方向への前記接続ピン及び前記挿入部の相対変位を規制するストッパ部が設けられている。
上記構成によれば、所定の操作が行われた際の操作力の影響により接続端子に変形等が生じることを抑制できる。故に、上述した遅延機構の存在が接続端子の耐久性や接続安定性等を低下させる要因になることを回避できる。
第6の手段では、前記規制部は、前記本体側コネクタに設けられた本体側当接部及び前記ケーブル側コネクタに設けられたケーブル側当接部を有し、前記所定方向への相対変位によって前記第2接続状態となった後に前記本体側当接部と前記ケーブル側当接部とが当該所定方向において当接することにより当該所定方向への変位を規制するものであり、当該規制が行われている状況下にて前記所定の操作が行われることにより前記本体側当接部と前記ケーブル側当接部との前記所定方向における当接が回避された状態となるように構成されている。
上記構成によれば、ケーブルが勢いよく引っ張られる等した場合であっても本体側当接部及びケーブル側当接部が当接してそれ以上の変位が規制される。これにより、勢いに任せて電力供給用端子の接続が解除されることを抑制できる。
第7の手段では、前記所定の操作に基づいて前記本体側当接部及び前記ケーブル側当接部の少なくとも一方が前記所定方向と交差する方向に変位することにより、前記本体側当接部と前記ケーブル側当接部との前記所定方向における当接が回避された状態となるように構成されている。
上述した遅延機構によって誤作動の抑制を図ることが、正規の手順でケーブルを取り外す際の作業性を極端に低下させる要因になることは好ましくない。この点、第7の手段に示す構成によれば、本体側当接部とケーブル側当接部との当接は所定方向と交差する方向への変位によって回避されるため、当接を解除させるための操作や機構等が複雑になることを抑制できる。つまり、リーダ装置の誤作動を抑えて認証システムの信頼性の向上を図りつつ、それに起因した作業性の極端な低下を抑制できる。
第8の手段では、前記本体側当接部及び前記ケーブル側当接部は、少なくとも前記第1接続状態となっている場合には、コネクタ外部へ露出しない構成となっている。
上記構成によれば、コネクタが第1接続状態となっている場合に作業者が各当接部に誤って触れることを抑制できる。これは、当接部の破損等によって上記遅延機能が上手く発揮されなくなることを抑制する上で好ましい。
第9の手段では、前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタには、前記電力供給用端子及び前記信号入力用端子が設けられたベース部が各々設けられており、
前記本体側コネクタのベース部及び前記ケーブル側コネクタのベース部の一方には、当該一方のベース部の外周に沿って回動可能となるようにして回動部材が取り付けられており、
前記本体側当接部及び前記ケーブル側当接部のうち前記回動部材の取付対象となっている一方の当接部は当該回動部材に配設されており、
前記規制部は、前記回動部材を前記外周に沿って回動させることにより前記本体側当接部と前記ケーブル側当接部との前記所定方向における当接が回避された状態となるように構成されている。
上記構成によれば、コネクタを分離させる場合には、コネクタのベース部に付属の回動部材を回動させることにより本体側当接部と前記ケーブル側当接部との当接が回避され、所定方向への変位が可能となる。このような構成とすれば、認証システムの信頼性の向上に起因してケーブルの取り外し時の作業性が極端に低下することを抑制できる。
第10の手段では、前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタの少なくとも一方に前記所定の操作用の操作部が設けられている。
上記構成によれば、所定の操作用の操作部がコネクタに設けられているため、ケーブルの取り外しに際して所定の操作を行う際の作業性が極端に低下することを抑制できる。
第11の手段では、前記装置本体は、前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタの接続状態が前記第1接続状態から前記第2接続状態になったことに基づいて電力供給の遮断に対応する処理を実行する実行部を有している。
上記構成によれば、コネクタの接続状態が第1接続状態から第2接続状態になったことに基づいて電力供給の遮断に対応する処理(電断用の処理)が実行される。第2接続状態となった後は遅延機構によって分離が遅延されることとなり、当該電断用の処理を実行する時間を稼ぐことができる。これにより、電断用の処理が途中で中断されることでRFIDリーダ装置の挙動が不安定になるといった不都合を生じにくくすることができる。
第12の手段では、前記実行部は、前記遮断に対応する処理として、電力の供給が再開された場合に権限者の認証を要求するモードへ移行させる処理を実行する。
上記構成によれば、ケーブルが外れて電力供給が遮断された場合には、権限者の承認を要求するモードへ移行する。ここで、上記第1の手段との組み合わせによれば、移行処理が中断されることを抑制し、上記モードへの移行が不完全になることを抑制できる。これは、例えばモード移行が不完全となって権限者の承認を受けることなくRFIDリーダ装置を稼働させることが可能になるといった不都合の発生を抑制する上で好ましい。
第13の手段では、装置本体は、前記記憶媒体から前記識別情報を読み取る読取部と、前記読取部が読み取った識別情報を記憶する記憶部と、それら読取部及び記憶部を収容するケース体とを有し、
前記ケース体には、配置対象となる壁面に固定される固定部が設けられている。
上記構成によれば、ケース体に設けられた固定部を用いてRFIDリーダ装置を壁面へ配置することができる。このような簡易な固定構造とすることは、RFIDリーダ装置の配置を製造ライン等の変更に応じて変更可能とする上で好ましい。しかしながら、このような構成では、壁面へ配置した状態にてケーブルやその接続部分が露出した状態となりやすい。このため、例えばRFIDリーダ装置を配置対象に埋め込むようにして固定する場合と比較して、偶発的な要因等によりケーブルが外れる可能性が高くなると懸念される。この点、上記第1の手段等との組み合わせによれば、ケーブル等の露出に起因した認証システムの信頼性の低下を抑制し、RFIDリーダ装置の配置自由度を好適に向上させることができる。
第14の手段は、
携帯可能な記憶媒体に記憶されている識別情報と予め記憶されている認証情報とを照合することにより認証を行う工場用認証システムに適用され、前記照合に際して前記記憶媒体から前記識別情報を読み取るRFIDリーダ装置であって、
前記記憶媒体から前記識別情報を読み取る読取部及び当該読取部により読み取った識別情報を記憶する記憶部を有する装置本体と、
前記装置本体に設けられた本体側コネクタに接続可能なケーブル側コネクタを有するケーブルと
を備え、
前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタには、前記装置本体への動作電力の供給経路を形成する電力供給用端子と、前記装置本体への所定信号の入力経路を形成する信号入力用端子とが各々設けられており、
前記本体側コネクタと前記ケーブル側コネクタとが接続された接続状態として、前記電力供給用端子及び前記信号入力用端子が各々接続された第1接続状態と、前記電力供給用端子が接続され且つ前記信号入力用端子の接続が解除された第2接続状態とが設けられており、
前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタは、所定方向への第1の操作に基づいて前記第1接続状態から前記第2接続状態となり、前記第2接続状態となっている状況下における前記所定方向への第2の操作に基づいて分離されるように構成されており、
前記本体側コネクタと前記ケーブル側コネクタとの分離に際して前記第2接続状態となっている場合に前記第2の操作を規制し、前記所定方向とは異なる方向への第3の操作が行われることで当該規制が解除される規制部を備えている。
上記構成によれば、装置本体からケーブルが外れて電力供給が停止される場合には、電力供給の停止前に所定信号の入力が停止される。このように所定信号の入力の停止を電力供給の停止に先行させる構成とすることにより、所定信号の入力の有無から電力供給の遮断を予見することが可能となる。ここで、ケーブルの取り外しには、第1接続状態にて第1の操作を行って第2接続状態とし、第1の操作や第2の操作とは操作の方向が異なる第3の操作を行って第2の操作の規制を解除した後に第2の操作を行う必要がある。このように、操作方向の異なる第3の操作を介在させて所定方向へのコネクタの相対変位を一時的に妨げることで、第2接続状態から分離までの期間を引き延ばす(遅延させる)ことが可能となる。
工場におけるアクセスが制限された特定のエリアについては、ライン変更等に鑑みて金網等の柵に代表されるような簡易的な囲み部によって囲まれることが多い。このような囲み部についてはRFIDリーダ装置を埋設する上で十分な厚さが確保されているとは限らず、囲み部にRFIDリーダ装置を設置した状態ではケーブルやその接続部分が露出した状態となり得る。このような設置態様では、例えば埋め込みタイプと比較して、偶発的な要因等によりケーブルが外れる可能性が高くなると懸念される。ここで、上記第14の手段によれば、ケーブルの外れによる突然の電力供給の遮断を予見することができるため、RFIDリーダ装置のコネクタやケーブル等が露出するように取り付けられることに起因した上記不都合の発生を好適に抑制できる。
工場における制限エリアを示す概略図。 リーダ装置及びその周辺を示す図1の部分拡大図。 認証システムを示すブロック図。 リーダ装置を側方から見た概略図。 コネクタ構造を示す概略図。 本体側コネクタの平面図。 制御部にて実行される特殊電断用処理を示すフローチャート。 通常状態とロック状態との関係を示す概略図。 ケーブルの取り外しの流れを示す概略図。 コネクタの分離の流れを示すタイミングチャート。 コネクタの変形例を示す概略図。 コネクタの変形例を示す概略図。 コネクタの変形例を示す概略図。
以下、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、工場用の認証システムに用いられるRFIDリーダ装置として具現化している。
図1に示すように、本認証システムが適用された工場には、アクセスが制限された制限エリアREが設けられている。制限エリアREは金網の柵である区画部11により工場内の他のエリアと区画されている。区画部11には、作業者が所有するIDカード30のRFタグ(「記憶媒体」に相当)から無線通信により識別情報を読み取り、その読み取った識別情報に基づいて制限エリアREへのアクセスの可否を判定するRFIDリーダ装置(以下、リーダ装置40という)が配設されている。リーダ装置40にIDカード30をかざしてアクセス権が認証された場合には、当該区画部11のドア12に併設された施錠装置13が施錠状態から解錠状態に切り替えられる。なお、施錠装置13についてはドア12が閉じた場合に解錠状態から施錠状態に復帰する。
図2に示すように、リーダ装置40は、装置本体41と、外部電源から当該装置本体41へ駆動電力を供給する電源ケーブル42とを有している。装置本体41の外郭を形成する筐体50には、区画部11に設けられた台座15への取付部53が設けられている。取付部53は筐体50の側面部52において台座15寄りとなる部分に配設されており、取付部53がボルト等の固定具によって台座15に固定された状態では装置本体41及び電源ケーブル42(リーダ装置40全体)が区画部11の壁面から張り出している。
筐体50の側面部52には、電源ケーブル42以外にも、施錠装置13との接続に用いられる通信ケーブル43と、サーバ80との通信に用いられる通信ケーブル44とが取り付けられている。本実施形態では、IDカード30、リーダ装置40、サーバ80により、上記認証システム20が構築されている。
図3のブロック図に示すように、リーダ装置40には、認証等の各種処理を実行する制御部55と、筐体50の前面部51にかざされたIDカード30から識別情報を読み取る読取部56と、読取部56によって読み取られた識別情報や当該識別情報との照合に使用される認証情報等の各種情報を記憶する記憶部57とが設けられている。制御部55においては、IDカード30から読み取った識別情報と認証情報とを照合し、制限エリアREへのアクセス権を有する作業者や管理者であると判定した場合には、施錠装置13を施錠状態から解錠状態に切り替える。また、IDカード30から読み取られた識別情報についてはリーダ装置40からサーバ80に随時転送される。
ここで、リーダ装置40については制限エリアREの内外(内壁側及び外壁側)に各々設けられており(図4参照)、サーバ80では各リーダ装置40からの転送された情報に基づいて制限エリアREに係る入退場の履歴を把握している。サーバ80には制限エリアREに配設されたロボット95用の制御装置90に接続されており、当該制御装置90においてはサーバ80からの指示に基づいてロボット95の駆動制御が制限される構成となっている。具体的には、入退場の履歴に基づいて制限エリアREに作業者がいないと判定したことを条件の1つとして制御装置90によるロボット95の駆動制御が許可され、入退場の履歴に基づいて制限エリアREに作業者がいると判定した場合には制御装置90によるロボット95の駆動制御が制限される。
ロボット95(制限エリアRE)の配置については製造ラインの変更に伴って変更されることがある。上記区画部11を金網等の簡易な構成とし、区画部11の壁面にリーダ装置40(装置本体41)を取り付けることは製造ラインの変更作業の容易化を実現する上で好ましい。但し、図4等に示すように、リーダ装置40を壁面に取り付ける構成とした場合には、電源ケーブル42やその接続部分が露出することで以下の懸念が生じる。すなわち、壁内に埋め込まれたものと比較して、作業ミス等により電源ケーブル42が外れたり作業者の勘違い等により電源ケーブル42が取り外されたりすることでリーダ装置40への電力供給が突如として遮断される可能性が高くなる。本実施形態に示すリーダ装置40についてはサーバ80からのシャットダウン操作によって電源がOFFとなるように構成されている。シャットダウン操作によって電源がOFFとなる場合には、リーダ装置40に記憶されているデータの保護等の各種処理が実行することができるため、電源のON/OFFに起因してリーダ装置40に誤作動が生じる可能性は低い。これに対して、電源ケーブル42が外れることで電力供給が遮断された場合には、それに起因した誤作動等が生じる可能性が高くなる。本実施形態においては、そのような不都合の発生を抑制する工夫がなされていることを特徴の1つとしている。以下、図5~図8を参照して、当該工夫について説明する。
図5に示すように、装置本体41と電源ケーブル42とを接続する接続部は、装置本体41に設けられた本体側コネクタ60と電源ケーブル42に設けられたケーブル側コネクタ70とで構成されている。本体側コネクタ60及びケーブル側コネクタ70は、複数の接続端子61~63,71~73とそれら接続端子61~63,71~73が固定されたコネクタベース64,74とを各々有している。コネクタベース64,74には、接続端子61~63,71~73を囲むようにして円筒状の筒部65,75が各々形成されており、接続時には本体側コネクタ60の筒部65に、ケーブル側コネクタ70の筒部75が挿入される構成となっている。ケーブル側コネクタ70の筒部75の外径と本体側コネクタ60の筒部65の内径とが一致しており、それら筒部65,75によってコネクタ60,70の接続及び分離の各方向(以下、着脱方向という)が筒部65,75の中心軸線と同じ方向となるように規定されている。
ケーブル側コネクタ70の接続端子71~73は何れも着脱方向に延びるピン材であり、本体側コネクタ60の接続端子61~63にはケーブル側コネクタ70の接続端子71~73が挿入される挿入部が形成されている。接続端子71~73が接続端子61~63の挿入部に各々挿入されることにより、接続端子61~63と接続端子71~73とが接続された状態となる。
本体側コネクタ60の接続端子61~63及びケーブル側コネクタ70の接続端子71~73は、電力ラインを形成する電力供給用接続端子61,71、グランドラインを形成するグランド用接続端子62,72、信号ラインを形成する信号用接続端子63,73に大別され、上記中心軸線を囲むように並べて配設されている(図6参照)。
ケーブル側コネクタ70の電力供給用接続端子71、グランド用接続端子72、信号用接続端子73については、全長が同一となっており且つ上記着脱方向において先端部(装置本体41側の端部)の位置が同じ位置となるように配置されている。これに対して、本体側コネクタ60の電力供給用接続端子61、グランド用接続端子62、信号用接続端子63については、全長が異なっており且つ上記所定方向において先端部(ケーブル側の端部)の位置をずらした状態で配置されている。
詳しくは、電力供給用接続端子61及びグランド用接続端子62の全長は信号用接続端子63の全長よりも長くなっている。そして、電力供給用接続端子61、グランド用接続端子62、信号用接続端子63の各基端部(電源ケーブル42側とは反対側の端部)は着脱方向において同じ位置となっており且つ電力供給用接続端子61及びグランド用接続端子62の先端部が信号用接続端子63の先端部よりも電源ケーブル42側へオフセットするようにして配設されている。つまり、電力供給用接続端子61及びグランド用接続端子62の先端部については信号用接続端子63よりも電源ケーブル42側へ延出している。
なお、本体側コネクタ60のコネクタベース64には、ケーブル側コネクタ70の信号用接続端子73を本体側コネクタ60の信号用接続端子63における挿入部へ導くガイド孔69が形成されており、このガイド孔69の入口部分は、上記着脱方向において電力供給用接続端子61やグランド用接続端子62の先端部(挿入部の入口部分)と同じ位置に配設されている。
本体側コネクタ60及びケーブル側コネクタ70は上記着脱方向への相対変位によって接続/分離されることとなる。ここで、本体側コネクタ60及びケーブル側コネクタ70の接続状態としては、電力供給用接続端子61,71、グランド用接続端子62,72、信号用接続端子63,73が各々接続されることで電力供給ライン、グランドライン、信号ラインが各々形成された第1接続状態と、電力供給用接続端子61,71及びグランド用接続端子62,72が各々接続されることで電力供給ライン及びグランドラインが形成され、信号用接続端子63,73の非接続となることで信号ラインが形成されていない第2接続状態とが設けられている。なお、本実施形態においては、電力供給用接続端子61,71、グランド用接続端子62,72、信号用接続端子63,73の全ての接続が解除され電力供給ライン、グランドライン、信号ラインの何れも形成されていない状態を「分離状態」として「接続状態」と区別している。
電源ケーブル42を装置本体41に取り付ける際には、ケーブル側コネクタ70を本体側コネクタ60に押し込むことにより、両コネクタ60,70が第2接続状態となり、更に押し込むことで第1接続状態となる。これにより、両コネクタ60,70の接続が完了する。これに対して、電源ケーブル42が取り外される際には、ケーブル側コネクタ70を引き抜く過程で第2接続状態を経由して両コネクタ60,70が分離される。つまり、電源ケーブル42が外れる場合には、第2接続状態となって信号ラインによる所定信号の入力が途切れることで、直後に電力供給が停止されることをリーダ装置40の制御部55にて特定(予見)可能となっている。
制御部55においては、リーダ装置40への電力供給が遮断される場合に電断用処理が実行される。電断用処理は、サーバ80において正規のシャットダウン操作が行われた場合に実行される通常電断用処理と、電源ケーブル42が外れることで電力供給が遮断される場合に実行される特殊電断用処理とに大別される。これら通常電断用処理及び特殊電断用処理については、何れもデータやシステムの保護を図ることを目的としているものの、特殊電断用処理においてはその契機が特殊であることから再び起動された場合に管理者の承認を要求する状態(後述するロック状態)へ移行する点が特徴的となっている。以下、図7のフローチャートを参照して、特殊電断用処理について説明する。特殊電断用処理は、制御部55にて定期処理の一環として実行される処理である。
特殊電断用処理においては先ず、ステップS101にて電断検知用の信号である上記所定信号の入力が途切れたか否かを判定する。具体的には、制御部55の入力部には上記信号ラインと繋がっており、電断検知用信号が入力されている場合には入力部の電圧がHIレベル、信号が入力されていない場合には当該入力部の電圧レベルがLOWレベルとなるように構成されている。入力部の電圧レベルがHIレベルとなっている場合には、ステップS101にて否定判定をしてそのまま本特殊電断用処理を終了する。入力部の電圧レベルがLOWレベルとなっている場合には、ステップS101にて肯定判定をしてステップS102に進む。
ステップS102ではIDカード30から読み込んだ識別情報をサーバ80へ転送している最中又は転送を開始するタイミングであるか否かを判定する。転送中及び転送を開始するタイミングの何れでもない場合には、ステップS102にて否定判定をしてステップS103に進む。本実施形態では、IDカード30から読み込んだ識別情報については照合及びサーバ80への転送が完了した後に消去されることとなるが、転送完了後であって消去前に電断検知用信号がLOWレベルとなった場合には、ステップS103にて当該識別情報を消去する。これにより、記憶部57に識別情報が残存することを回避している。これは、例えばリーダ装置40を起動させた際に記憶部57に残存している識別情報に基づいて誤った認証がなされることを回避する工夫である。
本実施形態に示す制御部55については制限エリアREへのアクセスについての認証を行う通常状態と、制限エリアREへのアクセスの認証が行わないロック状態とに切替可能となっている。ステップS104の移行処理を実行することにより制御部55が通常状態からロック状態へと移行する。ロック状態への移行後は、特殊電断処理を含む他の制御処理を禁止した後に、電力供給が遮断されて処理が実行できなくなるまで無限ループを継続する。リーダ装置40への電力供給が再開された場合には、当該リーダ装置40がロック状態にて起動することとなる。ロック状態となっている場合には管理者による認証を要求し、当該認証がおこなわれた場合に通常状態に移行する。
ステップS102の説明に戻り、サーバ80へ識別情報を転送している最中である場合又は識別情報の転送を開始するタイミングである場合には、ステップS102にて肯定判定をしてステップS105に進む。ステップS105ではサーバ80から識別情報の転送が完了した旨の通知が受信したか否かを判定する。この通知を受信した場合には、ステップS103及びステップS104の処理を実行し無限ループへと移行する。
ステップS105にて否定判定をした場合にはステップS106に進む。ステップS106では、サーバ80に識別情報を転送している最中であって、ロック状態への移行を延期している最中(以下、待機中という)であるか否かを判定する。待機中ではない場合には、ステップS107にて待機期間の設定処理を実行した後、本特殊電断用処理を終了する。待機期間については、サーバ80への識別情報の転送に要する所要期間を加味して設定される期間であり、本実施形態においてはサーバ80との通信にルータが介在しておりルータでの通信遅れを考慮して1secとしている。
ステップS106にて肯定判定をした場合、すなわち待機中である場合には、ステップS108に進む。ステップS108では待機期間を経過したタイミングであるか否かを判定する。ステップS108にて否定判定をした場合にはそのまま本特殊電断用処理を終了する。ステップS108にて肯定判定をした場合には、ステップS103及びステップS104の処理を実行し無限ループへと移行する。
以上詳述したように、特殊電断用処理にてロック状態への移行処理、識別情報の消去処理、識別情報の転送用の処理を実行するにはある程度の時間を要する。特に、サーバ80とリーダ装置40との間にはルータが介在しており、ルータの通信状況に応じて時間が通信時間が間延びする可能性がある。本実施形態においては、これらの各種処理が実行されている最中に電力供給が途切れて特殊電断用処理が中断されないように、第2接続状態→分離までの時間を稼ぐ遅延機構が設けられていることを特徴の1つとしている。以下、図5、図9及び図10を参照して当該遅延機構について説明する。
図5に示すように、ケーブル側コネクタ70のコネクタベース74には、筒部75の中心軸線を中心として当該筒部75の外周に沿って回動可能な可動体77が配設されている。可動体77は、筒部75の中心軸線を中心とする円筒状をなしており、当該筒部75を外側から覆っている。可動体77の内周面は、装置本体41側が拡径部77a、装置本体41側とは反対側が縮径部77bとなる段差状をなしている。筒部75の外周部には、筒部75の中心軸線を中心とする円環状をなす溝部67が形成されており、この溝部67に上記縮径部77bが係合することで、中心軸線方向への相対変位が規制された状態で可動体77がコネクタベース74により保持された状態となっている。
拡径部77aは、筒部75の外周部と隙間を隔てて対向しており、この隙間は、コネクタ60,70が接続される場合に本体側コネクタ60の筒部65が挿入される挿入部76として機能する。可動体77の内周部(拡径部77a)には上記中心軸線を中心とした螺旋状のネジ部78が内向きとなるようにして突設されており、本体側コネクタ60のコネクタベース64(筒部65)の外周部分にはネジ部78に係合可能なネジ部66が外向きとなるようにして突設されている。ネジ部66の起立量とネジ部78の起立量との和は、上記拡径部と筒部75との隙間よりも大きくなっており、ネジ部66,78掛かり代が確保されている。
ネジ部66,78は、第1接続状態においては、可動体77のネジ部78が本体側コネクタ60のネジ部66がよりも装置本体41に近くなるようにして軸線方向に離間している。この離間距離については、ケーブル側コネクタ70の分離方向への変位に伴い第1接続状態から第2接続状態となった場合に上記軸線方向にて相互に当接する距離となるように規定されている。
図9に示すように、コネクタ60,70を分離する場合には、ケーブル側コネクタ70を分離方向へ引っ張る(引き下げる)ことにより、第1接続状態から第2接続状態となる。第2接続状態となった直後には、ケーブル側コネクタ70のネジ部78が本体側コネクタ60のネジ部66に装置本体41側から当接する。ネジ部66,78同士が中心軸線方向にて当接することにより(引っ掛かることにより)、それ以上の分離方向への変位が規制されることとなる。
ネジ部66,78によって分離方向への変位が規制された後は、上記中心軸線を中心に時計回り方向へ可動体77を回動させる操作(回動操作)を行う。これにより、ネジ部66,78の引っ掛かりが回避され、上記変位規制が解除されることとなる。本実施形態においては、本体側コネクタ60のネジ部66(「本体側当接部」に相当)及びケーブル側コネクタ70のネジ部78(「ケーブル側当接部」に相当)が「規制部」に相当し、可動体77が「操作部」及び「回動部材」に相当する。そして、本体側コネクタ60のネジ部66及びケーブル側コネクタ70の可動体77によって「遅延機構」が構成されている。
なお、本実施形態に示すコネクタベース64には軸線方向に延びる溝部68(図6参照)が形成されており、両コネクタ60,70が接続された状態では溝部68にコネクタベース74に形成された突条部が係合する構成となっている。溝部68と突条部とが係合することにより、中心軸線を中心としたコネクタベース64,74の向きの変化が規制されている。これは、可動体77の回動操作に追従したコネクタベース64,74の向きの変化を回避し、接続端子61~63,71~73に歪み等の変形が生じることを回避する工夫である。
ネジ部66,78による変位規制が解除された後は、再びケーブル側コネクタ70を分離方向へ引っ張る(引き下げる)ことにより、両コネクタ60,70の分離が完了する。
図10のタイミングチャートに示すように、本実施の形態においては、第2接続状態となってからネジ部66,78による変位規制を解除してコネクタ60,70を分離するまでに要する最短所要時間(t2~t5)は、サーバ80への転送、識別情報の消去、ロック状態への移行の各処理を実行するのに必要な時間の和よりも十分に長くなっており、ネジ部66,78による遅延によって電断用処理が中断されることが抑制されている。
以上詳述した実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。
リーダ装置40の装置本体41から電源ケーブル42が外れることで電力供給が停止される場合には、電力供給の停止前に電断検知用信号の入力が停止される。このように電断検知用信号の入力の停止を電力供給の停止に先行させる構成とすることにより、制御部55において電断検知用信号の入力の有無から電力供給の遮断を予見し、電力供給の遮断を見越して特殊電断用処理を開始させることが可能となっている。電源ケーブル42の取り外しに伴って両コネクタ60,70の接続状態が第2接続状態となった場合には、分離方向へのケーブル側コネクタ70の変位が一時的に妨げられ、コネクタ60,70の分離が規制される。このようにして、特殊電断用処理を実行するための時間を稼ぐことにより、当該処理の最中に電力供給が途切れる等して処理が中断されることを抑制できる。これは、リーダ装置40の誤作動等を抑制して、認証システム20の信頼性の向上を図る上で有利である。
工場における制限エリアREについてはライン変更等に鑑みて金網からなる区画部11によって区画されている。区画部11についてはリーダ装置40を埋設する上で十分な厚さが確保されておらず、区画部11にリーダ装置40を固定した状態では電源ケーブル42やその接続部分が区画部11外に露出した状態となる。このような設置態様では、例えば埋め込みタイプと比較して、偶発的な要因等によりケーブルが外れる可能性が高くなると懸念される。この点、本実施形態に示した構成によれば、電源ケーブル42等が露出するように取り付けられていたとしても、電源ケーブル42の外れによる電力供給の停止に起因した誤作動等の発生を抑制できる。故に、リーダ装置40の配置自由度等を高めつつ、それに起因した認証システム20の信頼性の低下を好適に抑制できる。
電源ケーブル42が装置本体41から取り外される場合には、ケーブル側コネクタ70の分離方向への変位により信号用接続端子63,73の接続が解除された後(第2接続状態となった後)に当該分離方向への変位が規制される。この規制を解除するにはケーブル側コネクタ70を分離方向へ変位させる操作とは異なる操作、具体的には可動体77を時計回り方向へ回動させる操作(解除操作)が必要になる。このように回動操作を必須として第2接続状態に維持される時間を稼ぐ構成とすることで、上述した遅延機能を好適に発揮させることができる。特に、分離方向への引っ張り操作と解除操作とでは操作方向が異なるため、引っ張り操作の勢いのまま解除操作が行われることを抑制できる。
分離方向へのケーブル側コネクタ70の変位が規制された後に可動体77による変位規制の解除操作が可能となる。このように、解除操作を事前に行うことができない構成とすれば、第2接続状態となった後にネジ部66,78による変位規制が行われることなくコネクタ60,70が分離されることを抑制できる。これは、上述した遅延機能の安定化を図る上で有利である。なお、可動体77が斜めに引っ張られる等した場合であってもネジ部66,78の掛かり代が減ることはない。故に、例えばケーブルが無理に引っ張られる等した場合であってもその勢いによってネジ部66,78の引っ掛かりが解除されることを抑制できる。
上記ネジ部66,78は、コネクタ60,70が第1接続状態となっている状況下においてはコネクタ外部への露出が回避される。このため、作業者がネジ部66,78に誤って触れることを抑制できる。これは、ネジ部66,78の破損等によって上記遅延機能が上手く発揮されなくなることを抑制する上で好ましい。
本実施の形態においては遅延機構によって第2接続状態に維持される期間を引き延ばす構成としたが、例えば接続端子の長さの差を大きくして、当該期間を引き延ばすことも可能である。但し、このような構成では、接続端子が無暗に長くなり、接続端子に変形等の不都合が生じやすくなる。これは、接続安定性を低下させる要因になると想定される。このように、遅延機構によって期間を引き延ばすことは、接続端子の長さが過剰になることを抑制し、接続安定性を担保する上で好ましい。
遅延機構の存在が正規の手順で電源ケーブル42を取り外す際の作業性を極端に低下させる要因になることは好ましくない。この点、上記実施形態によれば、ケーブル側コネクタ70に付属の可動体77を回動させるという簡易な操作で変位規制が解除されるため、解除操作が過度に複雑になったりケーブル側コネクタ70から手を離したりする必要がなく、操作や機構等が複雑になることを抑制できる。つまり、リーダ装置40の誤作動を抑えて認証システム20の信頼性の向上を図りつつ、それに起因した作業性の極端な低下を抑制できる。
<その他の実施形態>
・上記実施形態では、コネクタ60,70の接続状態が第1接続状態から第2接続状態に移った場合に、ケーブル側コネクタ70の分離方向への変位を規制し、分離方向への引っ張り操作とは異なる操作によって当該規制が解除される構成としたが、分離方向への変位を一時的に妨げて第2接続状態に維持される期間を稼ぐことができるのであれば足り、当該規制を解除するための別途操作を必須とするものではない。例えば、規制後に分離方向へ引っ張り操作を継続することで当該規制が解除される構成としたり(例えば図13のプランジャ67C参照)、予め設定された期間が経過した場合に規制が自動的に解除される構成としたりすることも可能である。
・上記実施形態では、特殊電断用処理にて、ロック状態への移行処理、サーバ80への転送用の処理、記憶している識別情報の消去処理の3つの処理を実行する構成としたが、必ずしもそれら3つの処理を実行する必要はない。但し、管理者としての権限を有さない作業者によってリーダ装置40の配置等が勝手に変更されることを回避する上では、特殊電断用処理においては少なくともロック状態への移行処理を行い、起動後に管理者の認証を要求する構成とすることが好ましい。
・上記実施形態では、少なくとも両コネクタ60,70の接続状態が第1接続状態となっている場合にはネジ部66,78のコネクタ外部への露出が回避される構成としたが、第1接続状態となっている場合にネジ部66,78がコネクタ外部へ露出する構成を否定するものではない(例えば図12の突起66B及びスリット78B参照)。但し、第1接続状態にてネジ部66,78を露出させる構成とする場合であっても、少なくとも第2接続状態となるまでは分離方向への変位の規制を解除する操作を不可となるように構成することが好ましい。つまり、遅延機能を安定して発揮させる上では、上記実施形態に示したように第2接続状態とることで規制解除用の操作が可能となる構成とすることが好ましい。
・上記実施形態では、第1接続状態→第2接続状態とする場合の操作の方向及び第2接続状態→分離とする場合の操作の方向と、第2接続状態となった後に規制を解除する際の操作の方向とを相違させる構成としたが、規制を解除する際の操作の方向が第1接続状態→第2接続状態とする場合の操作の方向及び第2接続状態→分離とする場合の操作の方向の何れか一方とのみ相違する構成とすることも可能である。
・上記実施形態では、「操作部」として1の可動体77を設けたが、操作部の数については任意であり複数とすることも可能である。例えば、図11に示すように、左右のネジ78Aによって第2接続状態→分離を妨げる構成とすることも可能である。この構成においては、左右のネジ78Aを取り外すことで第2接続状態→分離が可能となることで、すなわち、第2接続状態では左右のネジ78Aの取り外し操作が必要になることで、当該第2接続状態に維持される期間を稼ぐことができる。なお、図11に示す例では第1接続状態及び第2接続状態の両状態に亘ってネジ回し操作が必要になるようにネジ山を形成したが、電源ケーブル42を正規の手順で取り外す場合の作業性に配慮するのであれば、第1接続状態→第2接続状態となるまでの区間ではネジ78Aとネジ穴66Aとが係合しないようにネジ山の形成範囲を限定することが好ましい。
・上記実施形態では、可動体77を回転させることにより分離方向への変位規制が解除される構成とした。分離方向への引っ張り操作とは異なる方向への操作によって変位規制が解除される構成においては遅延時間を十分に確保することができるのあれば規制解除に必要な可動体77の回動量(操作量)については任意である。例えば図12に示すように、本体側コネクタ60Bのコネクタベース64Bに外側へ突出する突起66Bを設けるとともにケーブル側コネクタ70Bの可動体77Bに突起66Bが挿通されるスリット78Bを設け、スリット78Bを分離方向に延びる2つの縦溝部78aB,78cBとそれら縦溝部78aB,78cBを繋ぐ横溝部78bBとで構成し、全体として分離方向と交差する方向にクランクさせる構成とすることも可能である。コネクタ60B,70Bを分離させる際には、突起66Bが縦溝部78aB→横溝部78bB→縦溝部78cBに移るようにして可動体77Bを回動させることにより、分離方向への変位規制が解除される。この際、第2接続状態となっている場合に突起66Bが横溝部78bBを通過する間は分離方向への変位が規制される構成とすることにより遅延効果が発揮される構成とするとよい。
・図2に示したように3つのケーブル42~44の中央に電源ケーブル42が配設されている場合には、左右のケーブル43,44が可動体77を回転させる操作の邪魔になり、電源ケーブル42の取り外す際の回動操作(解除操作)が難しくなり得る。このような事情に鑑みれば、回動操作以外の操作によって規制が解除される構成とする。例えば図13に示すように、本体側コネクタ60Cの筒部65Cにおいてケーブル側コネクタ70Cの可動体77Cと対向する部分に凹部66Cを形成し、この凹部66Cから突出する突出位置と突出が回避された退避位置とに変位可能なプランジャ67C(詳しくは球体)を配設し、プランジャ67Cによって分離方向への変位を規制する構成とすることも可能である。詳しくは、プランジャ67Cをバネ等の付勢部材によって突出位置へ付勢し、第1接続状態から第2接続状態となった場合に、プランジャ67Cの一部が可動体77Cに形成された溝部78Cに入り込むことで、両コネクタ60C,70Cが引っ掛かる構成とする。そして、両コネクタ60C,70Cが引っ掛かった後は、ケーブル側コネクタ70を強く引っ張ることでプランジャ67Cが退避位置へと後退し、引っ掛かりが解消される構成とすることにより、左右のケーブルが電源ケーブル42の取り外しの邪魔になることを抑制できる。
・上記実施形態では、「操作部」としての可動体77をケーブル側コネクタ70に配設したが、これを変更し「操作部」に相当する構成を本体側コネクタ60に配設することも可能である。また、「操作部」の配設対象についてはコネクタ60,70に限定されるものではなく、例えば筐体50とすることも可能である。
・上記実施形態では、第1接続状態においてはネジ部66,78が軸線方向に離間されることにより、可動体77の回動操作を行ったとしてもネジ部66,78が係合しない構成、すなわち回動操作が実質的に無効となる構成とした。これを変更し、第1接続状態となっている場合に可動体77の回動を阻止するストッパを設け、回動操作が不可となる構成とすることも可能である。
11…区画部(配置対象)、20…認証システム、30…IDカード(記憶媒体)、40…リーダ装置(RFIDリーダ装置)、41…装置本体、42…電源ケーブル、50…筐体(ケース体)、53…取付部(固定部)、55…制御部(実行部)、56…読取部、57…記憶部、60…本体側コネクタ、61…接続端子(電力供給用端子)、62…接続端子、63…接続端子(信号入力用端子)、64…コネクタベース(ベース部)、66…ネジ部(当接部又はストッパ部)、70…ケーブル側コネクタ、71…接続端子(電力供給用端子)、72…接続端子、73…接続端子(信号入力用端子)、74…コネクタベース(ベース部)、77…可動体(操作部又は回動部材)、78…ネジ部(当接部又はストッパ部)。

Claims (14)

  1. 携帯可能な記憶媒体に記憶されている識別情報と予め記憶されている認証情報とを照合することにより認証を行う工場用認証システムに適用され、前記照合に際して前記記憶媒体から前記識別情報を読み取るRFIDリーダ装置であって、
    装置本体と、
    前記装置本体に設けられた本体側コネクタに接続可能なケーブル側コネクタを有するケーブルと
    を備え、
    前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタには、前記装置本体への動作電力の供給経路を形成する電力供給用端子と、前記装置本体への所定信号の入力経路を形成する信号入力用端子とが各々設けられており、
    前記本体側コネクタと前記ケーブル側コネクタとが接続された接続状態として、前記電力供給用端子及び前記信号入力用端子が各々接続された第1接続状態と、前記電力供給用端子が接続され且つ前記信号入力用端子の接続が解除された第2接続状態とが設けられており、
    前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタは、前記第1接続状態となっている状況下における所定方向への前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタの相対変位に基づいて前記第2接続状態となり、当該第2接続状態となっている状況下における前記所定方向への相対変位に基づいて分離されるように構成されており、
    前記本体側コネクタと前記ケーブル側コネクタとの分離に際して前記第2接続状態となっている場合に、前記所定方向への相対変位を一時的に妨げることにより前記電力供給用端子の接続の解除を遅延させる遅延機構を備えているRFIDリーダ装置。
  2. 前記遅延機構は、前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタの接続状態が前記第2接続状態となった場合にそれら本体側コネクタ及びケーブル側コネクタの前記所定方向への相対変位を規制する規制部を有し、前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタを前記所定方向へ相対変位させる操作とは異なる所定の操作が行われたことに基づいて当該規制部による規制が解除されるように構成されている請求項1に記載のRFIDリーダ装置。
  3. 前記所定の操作の操作方向は、前記所定方向と交差する方向となるように規定されている請求項2に記載のRFIDリーダ装置。
  4. 前記遅延機構は、前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタの接続状態が前記第1接続状態から前記第2接続状態となり前記規制部によって前記所定方向への相対変位が規制されるまでは前記所定の操作が不可又は無効となるように構成されている請求項2又は請求項3に記載のRFIDリーダ装置。
  5. 前記電力供給用端子は、前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタの一方に配設され前記所定方向に延びる接続ピンと前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタの他方に配設され当該接続ピンが挿入される挿入部とを有し、
    前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタには、前記所定の操作の操作方向と同じ方向への前記接続ピン及び前記挿入部の相対変位を規制するストッパ部が設けられている請求項2乃至請求項4のいずれか1つに記載のRFIDリーダ装置。
  6. 前記規制部は、前記本体側コネクタに設けられた本体側当接部及び前記ケーブル側コネクタに設けられたケーブル側当接部を有し、前記所定方向への相対変位によって前記第2接続状態となった後に前記本体側当接部と前記ケーブル側当接部とが当該所定方向において当接することにより当該所定方向への変位を規制するものであり、当該規制が行われている状況下にて前記所定の操作が行われることにより前記本体側当接部と前記ケーブル側当接部との前記所定方向における当接が回避された状態となるように構成されている請求項2乃至請求項5のいずれか1つに記載のRFIDリーダ装置。
  7. 前記規制部は、前記所定の操作に基づいて前記本体側当接部及び前記ケーブル側当接部の少なくとも一方が前記所定方向と交差する方向に変位することにより、前記本体側当接部と前記ケーブル側当接部との前記所定方向における当接が回避された状態となるように構成されている請求項6に記載のRFIDリーダ装置。
  8. 前記本体側当接部及び前記ケーブル側当接部は、少なくとも前記第1接続状態となっている場合には、コネクタ外部へ露出しない構成となっている請求項6又は請求項7に記載のRFIDリーダ装置。
  9. 前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタには、前記電力供給用端子及び前記信号入力用端子が設けられたベース部が各々設けられており、
    前記本体側コネクタのベース部及び前記ケーブル側コネクタのベース部の一方には、当該一方のベース部の外周に沿って回動可能となるようにして回動部材が取り付けられており、
    前記本体側当接部及び前記ケーブル側当接部のうち前記回動部材の取付対象となっている一方の当接部は当該回動部材に配設されており、
    前記規制部は、前記回動部材を前記外周に沿って回動させることにより前記本体側当接部と前記ケーブル側当接部との前記所定方向における当接が回避された状態となるように構成されている請求項6乃至請求項8のいずれか1つに記載のRFIDリーダ装置。
  10. 前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタの少なくとも一方に前記所定の操作用の操作部が設けられている請求項2乃至請求項8のいずれか1つに記載のRFIDリーダ装置。
  11. 前記装置本体は、前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタの接続状態が前記第1接続状態から前記第2接続状態になったことに基づいて電力供給の遮断に対応する処理を実行する実行部を有している請求項1乃至請求項10のいずれか1つに記載のRFIDリーダ装置。
  12. 前記実行部は、前記遮断に対応する処理として、電力の供給が再開された場合に権限者の認証を要求するモードへ移行させる処理を実行する請求項11に記載のRFIDリーダ装置。
  13. 装置本体は、前記記憶媒体から前記識別情報を読み取る読取部と、前記読取部が読み取った識別情報を記憶する記憶部と、それら読取部及び記憶部を収容するケース体とを有し、
    前記ケース体には、取付対象となる壁面に固定される固定部が設けられている請求項1乃至請求項12のいずれか1つに記載のRFIDリーダ装置。
  14. 携帯可能な記憶媒体に記憶されている識別情報と予め記憶されている認証情報とを照合することにより認証を行う工場用認証システムに適用され、前記照合に際して前記記憶媒体から前記識別情報を読み取るRFIDリーダ装置であって、
    前記記憶媒体から前記識別情報を読み取る読取部及び当該読取部により読み取った識別情報を記憶する記憶部を有する装置本体と、
    前記装置本体に設けられた本体側コネクタに接続可能なケーブル側コネクタを有するケーブルと
    を備え、
    前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタには、前記装置本体への動作電力の供給経路を形成する電力供給用端子と、前記装置本体への所定信号の入力経路を形成する信号入力用端子とが各々設けられており、
    前記本体側コネクタと前記ケーブル側コネクタとが接続された接続状態として、前記電力供給用端子及び前記信号入力用端子が各々接続された第1接続状態と、前記電力供給用端子が接続され且つ前記信号入力用端子の接続が解除された第2接続状態とが設けられており、
    前記本体側コネクタ及び前記ケーブル側コネクタは、所定方向への第1の操作に基づいて前記第1接続状態から前記第2接続状態となり、前記第2接続状態となっている状況下における前記所定方向への第2の操作に基づいて分離されるように構成されており、
    前記本体側コネクタと前記ケーブル側コネクタとの分離に際して前記第2接続状態となっている場合に前記第2の操作を規制し、前記所定方向とは異なる方向への第3の操作が行われることで当該規制が解除される規制部を備えているRFIDリーダ装置。
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