JP7131240B2 - 印刷物管理装置、端末装置およびプログラム - Google Patents

印刷物管理装置、端末装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷物管理装置、端末装置およびプログラムに関する。
従来、印刷会社等では、各媒体(用紙)へ1以上の画像を印刷し、各媒体から各画像の部分を切り抜いて、切抜印刷物を製造することが行われている。
また、用紙の固有情報として、例えば紙指紋情報が知られている。紙指紋情報は、用紙を形成する繊維の絡み合いのパターン(用紙ごとに異なる)の情報であり、用紙の真贋判定などに利用されている(例えば特許文献1,2参照)。
特許第4265180号公報 特開2009-5091号公報
ところで、印刷会社等では、識別情報(印刷物の依頼者の識別情報、或いは、依頼者が指定する識別情報等)と対応づけられて印刷物が製造されている。媒体から切り抜きを行わない一般的な印刷物の製造では、例えば媒体の余白部分に識別情報を付しておけば、それを参照することで、各印刷物に対応づけられた識別情報を特定することができる。一方、切抜印刷物は、媒体から切り抜かれて製造されるため、印刷物自体に参照可能な識別情報が存在せず、各切抜印刷物に対応づけられた識別情報を特定することができない。
本発明の目的は、切抜印刷物に対応づけられた識別情報が特定されるようにする、ことにある。
請求項1に係る発明は、識別情報を示す画像と当該識別情報に対応する1以上の対応画像とが印刷された媒体であって、前記対応画像が切り抜かれて切抜印刷物となる予定の媒体を読み取った画像情報を受け付ける受付手段と、前記画像情報から、前記識別情報と、前記各対応画像の固有情報とを抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記識別情報と前記各対応画像の固有情報とを関連づけた関連付け情報を記憶する記憶部と、を含み、前記関連付け情報は、前記媒体から切り抜かれた前記切抜印刷物を読み取った印刷物画像情報から得られた固有情報から、前記切抜印刷物に対応づけられた識別情報を特定するための情報である、印刷物管理装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の印刷物管理装置において、前記対応画像は、前記媒体から切り抜かれて印刷物となる画像である、ことを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の印刷物管理装置おいて、前記対応画像の固有情報は、紙指紋情報である、ことを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の印刷物管理装置において、前記紙指紋情報は、前記対応画像における予め定められた画像の位置から予め定められた距離だけ離れた位置にある紙指紋の情報である、ことを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項3に記載の印刷物管理装置において、前記紙指紋情報は、前記対応画像の外郭の予め定められた位置から予め定められた距離だけ内側に入った位置にある紙指紋の情報である、ことを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項3に記載の印刷物管理装置において、前記対応画像は、上下方向または左右方向の少なくとも一方向において非対称の形状を有し、前記紙指紋情報は、前記対応画像の非対称の形状を有する方向における一方端の予め定められた位置から予め定められた距離だけ内側に入った位置にある紙指紋の情報である、ことを特徴とするものである。
請求項7に係る発明は、請求項1または2に記載の印刷物管理装置おいて、前記対応画像の固有情報は、前記対応画像内にある顔画像の情報である、ことを特徴とするものである。
請求項8に係る発明は、コンピュータを、識別情報を示す画像と当該識別情報に対応する1以上の対応画像とが印刷された媒体であって、前記対応画像が切り抜かれて切抜印刷物となる予定の媒体を読み取った画像情報を受け付ける受付手段、前記画像情報から、前記識別情報と、前記各対応画像の固有情報とを抽出する抽出手段、前記抽出手段により抽出された前記識別情報と前記各対応画像の固有情報とを関連づけた関連付け情報を記憶部に記憶する制御を行う記憶制御手段、として機能させる、プログラムであって、前記関連付け情報は、前記媒体から切り抜かれた前記切抜印刷物を読み取った印刷物画像情報から得られた固有情報から、前記切抜印刷物に対応づけられた識別情報を特定するための情報である、プログラムである。
請求項9に係る発明は、識別情報を示す画像と当該識別情報に対応する1以上の対応画像とが印刷された媒体を読み取った媒体画像情報を受け付ける第1受付手段と、前記媒体画像情報から、前記識別情報と、前記各対応画像の固有情報とを抽出する第1抽出手段と、前記第1抽出手段により抽出された前記識別情報と前記各対応画像の固有情報とを関連づけた関連付け情報を記憶部に記憶する制御を行う記憶制御手段と、を含み、上記の第1受付手段、第1抽出手段および記憶制御手段を用いて一連の記憶処理を行い、前記媒体から切り抜かれた前記対応画像である切抜印刷物を読み取った印刷物画像情報を受け付ける第2受付手段と、前記印刷物画像情報から、前記切抜印刷物の固有情報を抽出する第2抽出手段と、前記第2抽出手段により抽出された前記切抜印刷物の固有情報と、前記関連付け情報とから前記切抜印刷物に対応づけられた識別情報を特定する特定手段と、を含み、上記の第2受付手段、第2抽出手段、および特定手段を用いて一連の特定処理を行う、印刷物管理装置である。
請求項10に係る発明は、識別情報を示す画像と当該識別情報に対応する1以上の対応画像とが印刷された媒体を読み取った媒体画像情報を受け付け、前記媒体画像情報から、前記識別情報と、前記各対応画像の固有情報とを抽出し、当該抽出された識別情報と各対応画像の固有情報とを関連づけた関連付け情報を記憶部に記憶する、一連の記憶処理と、前記媒体から切り抜かれた前記対応画像である切抜印刷物を読み取って印刷物画像情報を取得し、前記印刷物画像情報から、前記切抜印刷物の固有情報を抽出し、当該抽出された前記切抜印刷物の固有情報と、前記関連付け情報とから前記切抜印刷物に対応づけられた識別情報を特定し、当該特定された識別情報を画面に表示する、一連の特定処理と、を行うことが可能なように使用され、前記一連の特定処理における、前記切抜印刷物を読み取って前記印刷物画像情報を取得する読取部、および、前記特定された識別情報を画面に表示する表示部を含む、端末装置である。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載の端末装置において、前記読取部は、撮像装置であり、前記表示部に、前記撮像装置により撮像されている撮像画像と、その撮像画像にオーバーラップさせた位置合わせ用画像とを表示させ、前記表示部において、前記位置合わせ用画像に、前記撮像画像における前記切抜印刷物の部分が位置合わせされた状態で、前記撮像装置が前記印刷物画像情報を取得する、ことを特徴とするものである。
請求項1、2、8に係る発明によれば、媒体から対応画像の部分が切り抜かれて切抜印刷物となった際に、その固有情報を取得することで、関連付け情報から、当該切抜印刷物に対応づけられた識別情報が特定される。
請求項3に係る発明によれば、対応画像の画像自体に特徴がない場合でも、媒体から対応画像の部分が切り抜かれて切抜印刷物となった際に、当該切抜印刷物に対応づけられた識別情報が特定される。
請求項4、5、6に係る発明によれば、対応画像における紙指紋情報の取得位置が決定される。
請求項7に係る発明によれば、対応画像内にある顔画像の情報を用いることで、媒体から対応画像の部分が切り抜かれて切抜印刷物となった際に、当該切抜印刷物に対応づけられた識別情報が特定される。
請求項9、10に係る発明によれば、切抜印刷物に対応づけられた識別情報が特定される。
請求項11に係る発明によれば、撮像画像における切抜印刷物の部分が位置合わせ用画像に位置合わせされない状態で、印刷物画像情報が取得された場合に比べて、印刷物画像情報からの固有情報の取得が容易になる。
パッケージ印刷物(切抜印刷物)の製造過程を模式的に示す図である。 パッケージ印刷物の印刷物管理システムの一例を示すブロック図である。 一連の登録処理(記憶処理)の流れを示すフローチャートである。 IDを示す画像と複数のパッケージ画像とが印刷された媒体の一例を示す図である。 IDを示す画像と複数のパッケージ画像とが印刷された媒体の一例を示す図である。 パッケージ画像の読取画像情報、および印刷物画像情報の一例を示す図である。 パッケージ画像の読取画像情報、および印刷物画像情報の一例を示す図である。 関連付け情報の一例を示す図である。 パッケージ印刷物が多数混在している様子を示す図である。 一連の特定処理の流れを示すフローチャートである。 端末装置によりパッケージ印刷物の画像情報(印刷物画像情報)を取得する様子を示す図である。 仕分けされたパッケージ印刷物の様子を示す図である。 ログの一例を示す図である。 端末装置に出荷先を表示させる様子を示す模式図である。 宛名データベースの一例を示す図である。 端末装置に出荷先を表示させる前と、表示させた後の様子を示す図である。
本発明は、媒体から切り抜かれて製造される切抜印刷物の全般に適用可能である。以下で説明する実施形態は、あくまで本発明を適用した一例であることに留意する必要がある。以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
従来から、最終形態としてキャラメルや飴などの菓子箱(商品箱)になるパッケージ印刷物の製造が行われている。例えば、パッケージ印刷物は、展開図の形態で1枚の媒体に複数個、面付け印刷されて(図4参照)、各展開図が媒体から切り抜かれる。そして、各パッケージ印刷物(展開図の形態)をパッケージ組立体に組み立てた後、各パッケージ組立体へ中身(キャラメルや飴など)が入れられる。
近年、結婚式や子供の誕生祝い等の配布用として、上記のような菓子箱の表面に、新郎新婦や子供等の顔写真や名前等を入れるサービスがある。このサービスは、例えば、次のように行われている。
まず、新郎新婦や子供の親などの最終顧客から、ブランドオーナー(例えば菓子会社)に、顔写真や名前等のデータが渡される。そして、ブランドオーナー、または、その関係業者(以下、ブランドオーナー等と言う)は、最終顧客毎にID(識別情報)を付し、最終顧客(ID)毎に顔写真や名前等のデータからパッケージ印刷物の印刷データ(展開図の形態の印刷データ)を作成する。そして、ブランドオーナー等は、多数の最終顧客に関するIDと、各IDに対応づけた印刷データとを印刷会社へ渡す。
印刷会社は、各IDに対応づけられた印刷データに基づいてパッケージ印刷物を製造する。具体的には、上記したように、パッケージ印刷物(展開図の形態)を1枚の媒体に複数個、面付け印刷し、各展開図を媒体から切り抜く。この際、各IDに対応するパッケージ印刷物の数は少数である(部数が少ない)ことが多いため、各IDに対応するパッケージ印刷物がまとめて印刷および切り抜かれ、それらが混在した状態になり得る。印刷会社は、製造したパッケージ印刷物をID毎に仕分けした上でブランドオーナー等に納品する。そして、ブランドオーナー等は、納品されたパッケージ印刷物をパッケージ組立体に組み立て、パッケージ組立体の中へ、中身を入れた後、各最終顧客へ出荷する。
このようなサービスにおいて、上記した印刷会社によるパッケージ印刷物のIDごとの仕分け作業が、大きな負担となっている。すなわち、パッケージ印刷物は、媒体から切り抜かれた印刷物(切抜印刷物)であり、切り抜かれない一般的な印刷物のように余白等に参照可能なIDを付しておくことができない。そのため、印刷物自体からIDを特定することができず、簡単に仕分け作業を行えない。また、上記したようにパッケージ印刷物の印刷データは、ブランドオーナー等により作成されて印刷会社に渡されるため、印刷会社が、仕分け作業のためにその印刷データを編集してIDを付加することも難しい。そこで、仕分け作業のために、印刷会社では、例えば、IDとそれに対応したパッケージ印刷物の印刷データとを印刷した確認用紙を事前に作成しておき、仕分け作業は、その確認用紙を見ながら行っている。
本実施形態は、上記サービスにおける印刷会社のパッケージ印刷物の仕分け作業のために、各パッケージ印刷物に対応づけられたID(識別情報とも言う)を、確認用紙を使う場合に比べて、容易に特定できるようにする。以下、この実施形態について詳細に説明していく。
図1は、印刷会社におけるパッケージ印刷物106(切抜印刷物とも言う)の製造過程を模式的に示す図である。図1に示すように、媒体100に複数のパッケージ画像104(ブランドオーナーから渡される印刷データ)が印刷されて、それらが媒体100から切り抜かれて、各パッケージ印刷物106となる。各パッケージ印刷物106は、ID(最終顧客)ごとに仕分けされ、ブランドオーナーへ納品される。ブランドオーナーから印刷会社へは、IDごとの発注部数が伝えられ、印刷会社は、IDごとに、発注部数だけのパッケージ印刷物106を製造することになる。
本実施形態は、1枚の媒体100に、IDを示す画像102(識別情報を示す画像とも言う)と、そのIDに対応づけられた1以上のパッケージ画像104(対応画像とも言う)とを印刷する特徴を有する。1枚の媒体100には、所定個(図1では6個)のパッケージ画像104が印刷され、発注部数に応じて、複数枚の媒体100に同一IDのパッケージ画像104が印刷され得る。
また、本実施形態は、仕分け作業において各パッケージ印刷物106に対応づけられたIDを特定するために、製造過程に、一連の登録処理(記憶処理)と、一連の特定処理とを含む特徴を有する。
一連の登録処理は、各媒体100を読取装置16(イメージスキャナ等)で読み取って媒体画像情報を取得し、各媒体像情報からIDと、各パッケージ画像104の固有情報とを抽出し、抽出されたIDと各パッケージ画像の固有情報とを関連づけた関連付け情報を印刷物管理装置12(サーバ)に記憶するものである。
一連の特定処理は、媒体100から切り抜かれたパッケージ画像104であるパッケージ印刷物106を端末装置18のカメラで読み取って印刷物画像情報を取得し、印刷物画像情報からパッケージ印刷物106の固有情報を抽出し、抽出されたパッケージ印刷物106の固有情報と、印刷物管理装置12にある関連付け情報とからパッケージ印刷物106に対応づけられたIDを特定し、特定されたIDを端末装置18の画面に表示するものである。
一連の登録処理と一連の特定処理とは、印刷物管理装置12、または、印刷物管理システムを用いて実現される。図2は、印刷物管理システム10の一例を示すブロック図である。印刷物管理システム10は、媒体にIDを示す画像とIDに対応する各パッケージ画像とを形成する画像形成装置14と、媒体を読み取って媒体画像情報を取得する読取装置16と、媒体画像情報からIDとパッケージ画像の固有情報とを抽出し、それらを関連づけた関連付け情報を記憶する印刷物管理装置12と、一連の特定処理に用いられる端末装置18とを含む。
画像形成装置14は、媒体に画像を形成できれば方式は限定されず、例えば、電子写真方式の印刷装置、インクジェット方式の印刷装置、或いは、オフセット印刷機などを使用できる。本実施形態では、画像形成装置14として、電子写真方式の印刷装置を用いる。図2に示すように、画像形成装置14は、制御部60と、記憶部62と、媒体に画像を形成する画像形成部64(印刷部)と、画像形成された媒体を読み取るインラインセンサ66(読取部)と、画像形成装置14をネットワーク20に接続するための通信インタフェース(IF)である通信部68とを含む。なお、画像形成装置14は、それに接続された印刷サーバ94(図1参照)を介して、ネットワーク20に接続されてもよい。
読取装置16は、イメージスキャナ等である。図2に示すように、読取装置16は、制御部70と、記憶部72と、媒体を読み取る読取部74と、読取装置16をネットワーク20に接続するための通信インタフェース(IF)である通信部76とを含む。なお、読取装置16は、それに接続されたパーソナルコンピュータ等の端末装置(不図示)を介して、ネットワーク20に接続されてもよい。
印刷物管理装置12は、制御部22と、記憶部24とを備えた情報処理装置である。制御部22は、CPU等のプロセッサを含み、印刷物管理装置12にインストールされているプログラムに従って情報処理を実行する。それにより、制御部22は、第1受付部30、第1抽出部32、記憶制御部34、第2受付部36、第2抽出部38、および特定部40として機能する。なお、第1受付部30は第1受付手段(或いは受付手段)として機能し、同様に、第1抽出部32は第1抽出手段(或いは抽出手段)として、記憶制御部34は記憶制御手段として、第2受付部36は第2受付手段として、第2抽出部38は第2抽出手段として、特定部40は特定手段として機能する。記憶部24は、ハードディスク等であり、制御部22が実行するプログラムや、関連付け情報50、後述するログ52等を記憶する。印刷物管理装置12は、ネットワークインタフェース(IF)としての通信部26を含み、LANやインターネット等であるネットワーク20を介して、画像形成装置14、読取装置16、および端末装置18に接続されている。
なお、印刷物管理装置12で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD-ROMやUSBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムは印刷物管理装置12にインストールされる。
端末装置18は、携帯型の端末装置であり、スマートフォンやタブレット等であり得る。端末装置18は、制御部80と、記憶部82と、UI(ユーザインターフェイス)部84(操作部および表示部)と、カメラ86(撮像装置、読取部)と、通信部88とを含む。制御部80は、CPU等のプロセッサを含み、端末装置18にインストールされているプログラムに従って情報処理を実行する。それにより、制御部80は、読取制御部90および表示制御部92として機能する。なお、読取制御部90は読取制御手段として、表示制御部92は表示制御手段として機能する。記憶部82は、フラッシュメモリ等であり、制御部80が実行するプログラム等を記憶する。端末装置18は、ネットワークインタフェース(IF)としての通信部88を用いて、ネットワーク20に接続される。
なお、端末装置18で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、USBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムは端末装置18にインストールされる。
次に、一連の登録処理(記憶処理)と、一連の特定処理について詳細に説明する。図3は、一連の登録処理の流れを示すフローチャートである。図3を参照しながら、一連の登録処理について説明する。
図3のS100で、各媒体の印刷データの作成をする。これは、ブランドオーナーから渡される、IDと、IDに対応づけられたパッケージ画像の印刷データとを用いて行う。図4に示すように、1枚の媒体100に、IDを示す画像102と、そのIDに対応づけられたパッケージ画像104とが印刷されるように、印刷データを作成する。1枚の媒体100には、パッケージ画像104が所定個だけ面付けされる。
図4は、IDを示す画像102と、そのIDの対応づけられた複数のパッケージ画像104とが印刷された媒体100の一例を示す図である。図5は、図4とは別のIDに関する媒体100の一例であり、図4と同様に、IDを示す画像102と、そのIDの対応づけられた複数のパッケージ画像104とが印刷されている。図4,5に示すように、各パッケージ画像104は、ロゴ部110と、顔画像部112と、名前部114とを含む。前述したように、パッケージ画像(パッケージ印刷物)の印刷データは、ブランドオーナーが最終顧客から渡された顔画像と名前を用いて作成し、顔画像と名前はそれぞれ、パッケージ画像104における顔画像部112と名前部114に用いられる。よって、図4,5に示すように、最終顧客(ID)が異なれば、パッケージ画像104における顔画像部112と名前部114の内容は異なることになる。このように、本実施形態の印刷は、いわゆるバリアブル印刷である。なお、パッケージ画像104のロゴ部110(図4,5における「キャンディ」)の内容は、各IDで同じである。
なお、S100の印刷データの作成は、パーソナルコンピュータ等の端末装置96(図1参照)を用いて印刷サーバ94を操作することにより行うこともできる。
次に、S102で、S100において作成した媒体100の印刷データを用いて、各媒体100に印刷を行う。具体的には、画像形成装置14の画像形成部64(印刷部)により、各媒体100に画像を形成する(印刷する)。それより、図4,5に示すような、画像が形成された各媒体100が得られる。
次に、S104で、画像形成された各媒体100を読取装置16で読み取り、各媒体画像情報を取得する。なお、この際、図1に示す読取装置16(画像形成装置14と別体の読取装置)ではなく、画像形成装置14が備えている読取装置(イメージスキャナ、不図示)や、ILS66(インラインセンサ)を用いることもできる。ILS66は、画像形成装置14の画像形成部64により形成された媒体100上の画像を、媒体100が画像形成装置14から排紙される前に、読み取るセンサである。このように、画像形成装置14が備えている読取装置(イメージスキャナ)やILS66が用いられる場合には、図1,2に示す画像形成装置14とは別体の読取装置16は不要となる。
S104で、各媒体100を読み取ることで取得された各媒体画像情報は、読取装置16または画像形成装置14から、ネットワーク20を介して、印刷物管理装置12へ送信される。
次に、S106で、印刷物管理装置12の第1受付部30は、読取装置16または画像形成装置14からの各媒体画像情報を受け付ける。そして、印刷物管理装置12の第1抽出部32が、各媒体画像情報の、IDを示す画像の部分からIDを抽出し、各パッケージ画像の部分から各固有情報を抽出する。ここで抽出する各パッケージ画像の固有情報は、紙指紋情報である。
図6は、媒体画像情報の中の1つのパッケージ画像の部分(パッケージ画像の読取画像情報120a)の一例と、その中の紙指紋情報の抽出位置(紙指紋取得領域128とも言う)の一例とを示す図である。図6に示すように、例えば、紙指紋取得領域128は、パッケージ画像におけるロゴ部122の位置から予め定められた距離だけ離れた位置(領域)とすることができる。すなわち、取得(抽出)される紙指紋情報は、パッケージ画像における予め定められた画像の位置から予め定められた距離だけ離れた位置にある紙指紋の情報とすることができる。
また、紙指紋情報の抽出(取得)位置は、その他にも様々なものが考えられる。図7は、別の紙指紋情報の取得位置(紙指紋取得領域128)を示す図である。図7に示すように、パッケージ画像は、展開図の形態の画像であるため、水平方向(X方向、左右方向)または垂直方向(Y方向、上下方向)のいずれかが非対称の形状であることが多い。図7では、パッケージ画像は、X方向に非対称の形状を有している。そこで、例えば、パッケージ画像(対応画像)の非対称の形状を有する方向(図7ではX方向)における一方端の上部P(外郭)の位置から、予め定められた距離だけ内側に入った領域を、紙指紋取得領域128としてもよい(図7参照)。ここで、一方端は、例えば、垂直方向(Y方向)の幅が小さい方の端(図7では左端)などと決めておけばよい。このようにすれば、パッケージ画像における紙指紋取得領域128が一意に決定される。すなわち、例えば、定形サイズの長方形の媒体であれば、上下方向および左右方向に対称の形状であり、180度回転させても同一の形状である。そのため、一方端の上部といっても、その場所は一意に決定されず、紙指紋取得領域128は一意に決定されない。しかし、非対称の形状を有するパッケージ画像であれば、上記したように、パッケージ画像の外郭の予め定められた位置を基準に、紙指紋取得領域128が一意に決定される。
次に、図3のS108で、印刷物管理装置12は、S106において抽出されたIDと各パッケージ画像104の紙指紋情報とを関連づけた関連付け情報50を生成する。図8は、関連付け情報50の一例を示す図である。関連付け情報50における紙指紋情報は、紙指紋の画像情報(画像データ)、紙指紋の画像情報を符号化した情報、或いは、紙指紋の画像情報が格納される場所を示す情報(リンク先情報)等であり得る。なお、各IDに関連づけられる紙指紋情報の数は、各IDに対応づけられたパッケージ画像の数、すなわち、各最終顧客のパッケージ印刷物の発注部数となる。
そして、図3のS110で、印刷物管理装置12の記憶制御部34は、S108で生成された関連付け情報50を記憶部24に記憶(登録)する。
以上が、一連の登録処理(記憶処理)である。一連の登録処理の完了後、図1の右上に示すように、各媒体100から各パッケージ画像102が切り抜かれて、各パッケージ印刷物106となる。この際、各IDに対応づけられたパッケージ印刷物106は、図9に示すように、混在した状態になり得る。このような混在した多数のパッケージ印刷物106を、IDごとに仕分けしてブランドオーナーに納品するために、各パッケージ印刷物のIDを特定する必要がある。そこで、一連の特定処理を行う。
図10は、一連の特定処理の流れを示すフローチャートである。図10を参照しながら、一連の特定処理について説明する。
まず、S200で、端末装置18のカメラ86(撮像装置)により、パッケージ印刷物106を読み取り印刷物画像情報を取得する。端末装置18は、例えば、図9に示すように、前面にタッチパネル等のUI部84が配置され、裏面にカメラ86が配置された携帯型の端末装置である。端末装置18のカメラ86と対向させてパッケージ印刷物106を配置し、それを撮影して(読み取って)印刷物画像情報を取得する。
図11は、端末装置18によりパッケージ印刷物の印刷物画像情報を取得する様子の一例を示す図である。図11(A)に示すように、端末装置18のUI部84(表示部)に、パッケージ印刷物の輪郭形状140(位置合わせ用画像とも言う)を表示する。この輪郭形状の情報は、例えば、端末装置18の記憶部82に予め記憶しておく、或いは、ネットワーク20を介して印刷物管理装置12から取得する。輪郭形状の情報は、印刷物管理装置12が、一連の登録処理において媒体画像情報から取得してもよい。具体的には、媒体画像情報のパッケージ画像104の部分に対して、所望の画像処理(例えばエッジ強調等)を施すことで、パッケージ画像104の輪郭形状を取得する。
図11(A)のようにUI部84にパッケージ印刷物の輪郭形状140が表示された状態で、カメラ86によりパッケージ印刷物が撮像され、撮像画像がUI部84に表示される。それにより、図11(B)に示すように、UI部84(表示部)には、撮像画像と、その撮像画像にオーバーラップさせた輪郭形状140とが表示された状態となる。ユーザは、図11(B)に示すように、UI部84において、撮像画像におけるパッケージ印刷物の部分144が輪郭形状140に合うように、端末装置18またはパッケージ印刷物を位置合わせする。
そして、図11(B)に示すように、UI部84において、輪郭形状140に、撮像画像のパッケージ印刷物の部分144が位置合わせされた状態で、カメラ86がパッケージ印刷物を読み取り印刷物画像情報を取得する。この読み取りは、ユーザがシャッターボタンを押すこと、或いは、位置合わせされたときにカメラ86が自動でシャッターをきることで行われる。なお、この読み取りは、端末装置18の読取制御部90を用いて行われる。
端末装置18により取得された印刷物画像情報は、印刷物管理装置12へ送信される。そして、印刷物管理装置12の第2受付部36が、それを受け付ける。
次に、図10のS202で、印刷物管理装置12の第2抽出部38が、印刷物画像情報から、パッケージ印刷物の紙指紋情報を抽出する。この際の紙指紋取得領域は、図6,7に示した一連の登録処理におけるパッケージ画像の紙指紋取得領域128と同じである。
なお、前述したように、印刷物画像情報は、端末装置18において、パッケージ印刷物の輪郭形状140に、撮像画像におけるパッケージ印刷物の部分144が位置合わせされた状態で取得されている。それにより、位置合わせ用画像140に合わされない状態で、パッケージ印刷物の画像が読み取られた(撮影された)場合に比べて、読み取られたパッケージ印刷物の画像情報(印刷物画像情報)における紙指紋取得領域128の位置が容易に特定できるようになっている。すなわち、パッケージ印刷物(切抜印刷物)は、定形サイズの印刷物と異なり様々な形状を有するため、端末装置18で印刷物画像情報を取得する際、例えばパッケージ印刷物が大きく傾いた状態で、その情報が取得されてしまうことがある。この場合、印刷物画像情報において紙指紋取得領域を特定することが、非常に困難になる。しかし、本実施形態のように、撮像画像におけるパッケージ印刷物の部分144が位置合わせ用画像140に位置合わせされた状態で印刷物画像情報が取得されていれば、印刷物画像情報においてパッケージ印刷物が大きく傾いていることがなく、紙指紋取得領域が容易に特定される。
次に、図10のS204で、印刷物管理装置12の特定部40は、S202において抽出された紙指紋情報と、記憶部24にある関連付け情報50とから、端末装置18のカメラ86で読み取られたパッケージ印刷物106に対応づけられたIDを特定する。具体的には、S202で抽出された紙指紋情報を、関連付け情報50(図8参照)に登録された複数の紙指紋情報の中から探索し、探索された紙指紋情報に関連づけられたIDを特定する。そして、印刷物管理装置12は、特定されたIDを端末装置18へ送信する。
次に、図10のS206で、端末装置18は、印刷物管理装置12から特定されたIDを受け付け、UI部84(表示部)に表示する。図11(B)には、特定されたIDである「00123」が、UI部84に表示されている様子が示されている。なお、このIDをUI部84に表示する制御は、端末装置18の表示制御部92を用いて行われる。
以上が、一連の特定処理である。このような一連の特定処理を、各パッケージ印刷物に対して行うことで、各パッケージ印刷物に対応づけられたIDが特定され、図12に示すようにIDごとにパッケージ印刷物106が仕分けられる。
以上説明したように、媒体100からパッケージ画像104(対応画像)の部分が切り抜かれてパッケージ印刷物106(切抜印刷物)となった際に、その紙指紋情報(固有情報)を取得することで、関連付け情報50から、当該パッケージ印刷物106に対応づけられたID(識別情報)が特定される。
また、以上説明したように、パッケージ画像104(およびパッケージ印刷物106)の固有情報として、紙指紋情報を用いれば、パッケージ画像104(およびパッケージ印刷物106)の画像自体に特徴がない場合でも、媒体100からパッケージ画像104の部分が切り抜かれてパッケージ印刷物106となった際に、当該パッケージ印刷物106に対応づけられたIDが特定される。
なお、以上説明した実施形態のように、パッケージ画像104に顔画像部112や名前部114が含まれ(図4,5参照)、パッケージ画像104の画像自体に特徴がある場合には、その画像自体を、パッケージ画像104(およびパッケージ印刷物106)の固有情報としてもよい。
例えば、パッケージ画像104の固有情報として顔画像情報を用いる場合には、次のように処理が行われる。まず、一連の登録処理において、各媒体画像情報からIDと、各パッケージ画像104内にある顔画像部112の情報(顔画像情報)とを抽出し、抽出されたIDと各パッケージ画像104の顔画像情報とを関連づけた関連付け情報50を生成し、印刷物管理装置12の記憶部24に記憶する。なお、この関連付け情報50における顔画像情報は、顔画像の画像情報(画像データ)、顔画像の画像情報を符号化した情報、或いは、顔画像の画像情報が格納される場所を示す情報(リンク先情報)等であり得る。そして、一連の特定処理において、パッケージ印刷物106を読み取って印刷物画像情報を取得し、印刷物画像情報からパッケージ印刷物106の顔画像情報を抽出し、抽出された顔画像情報と印刷物管理装置12の記憶部24にある関連付け情報50とから、パッケージ印刷物106に対応づけられたIDを特定する。
なお、以上説明した各実施形態において、一連の特定処理が行われた各パッケージ印刷物106のログを管理してもよい。図13は、ログ52の一例を示す図である。図13に示すように、ログ52は、例えば、IDと、紙指紋情報と、一連の特定処理の完了日時とが対応づけられたものである。ログ52は、例えば、印刷物管理装置12の記憶部24に記憶され、印刷物管理装置12において一連の特定処理が行われるたびに更新されるようにする。このようなログ52は、各パッケージ印刷物106に対して処理が行われたことを示す証拠(エビデンス)として使用できる。
以上説明した各実施形態は、印刷会社における処理であり、一連の登録処理で生成された関連付け情報50は、印刷会社内だけで利用されるものであった。しかし、関連付け情報50は、印刷会社外で利用されてもよい。以下では、ブランドオーナー等が、関連付け情報50を利用する実施形態について説明する。
図14は、ブランドオーナー等において関連付け情報50を利用する実施形態を説明するための図であり、端末装置18に最終顧客の住所等(出荷先)を表示させる様子を示す模式図である。図14において、破線の内側は、ブランドオーナー等が行う処理が示されている。
前述したように、印刷会社からブランドオーナー等にパッケージ印刷物(展開図の形態)が納品され、ブランドオーナー等は、納品された各パッケージ印刷物を組み立ててパッケージ組立体150にし、パッケージ組立体150へ中身(飴やキャラメルなど)を入れる。このようにして完成した商品は、ブランドオーナー等から最終顧客へ発送される。この際、ブランドオーナー等は、関連付け情報50を利用することにより、各パッケージ組立体150の出荷先(最終顧客の住所等)を確認する。
図14に示すように、印刷会社にある印刷物管理装置12から、ブランドオーナー等のサーバ13に、関連付け情報50が渡される。サーバ13には、図15に示すような宛名データベース156が記憶されている。宛名データベース156は、各ID(最終顧客)に対応づけられた出荷先(住所および氏名)の情報である。サーバ13に、関連付け情報50(図8参照)と、宛名データベース156(図15参照)とを格納することにより、IDを介して、関連付け情報50にある各紙指紋情報と、宛名データベース156にある各出荷先(住所および名前)との対応づけが可能となる。
図14に示す端末装置18は、図1,2に示した端末装置18と同様に携帯型の端末装置であり、スマートフォンやタブレット等であり得る。図14に示すように、端末装置18のカメラ86によりパッケージ組立体150を撮影し(読み取り)、パッケージ組立体150の画像情報を取得する。
図16は、ブランドオーナー等における端末装置18のUI部84(表示部)に表示される画像の一例を示す図である。図16(A)に示すように、端末装置18のUI部84(表示部)に、パッケージ組立体の正面側の輪郭形状141(位置合わせ用画像ともいう)を表示する。UI部84に輪郭形状141が表示された状態で、カメラ86によりパッケージ組立体150の正面側が撮像され、撮像画像がUI部84に表示される。それにより、図16(B)に示すように、UI部84には、撮像画像と、その撮像画像にオーバーラップさせた輪郭形状141とが表示された状態となる。ユーザは、図16(B)に示すように、UI部84において、撮像画像におけるパッケージ組立体の正面部分145が輪郭形状141に合うように、端末装置18またはパッケージ組立体150を位置合わせする。
そして、図16(B)に示すように、UI部84において、輪郭形状141に、撮像画像におけるパッケージ組立体の正面部分145が位置合わせされた状態で、カメラ86がパッケージ組立体150を読み取り画像情報を取得する。この読み取りは、ユーザがシャッターボタンを押すこと、或いは、位置合わせされたときにカメラ86が自動でシャッターをきることで行われる。
そして、端末装置18により取得されたパッケージ組立体の画像情報は、サーバ13へ送信される。サーバ13は、パッケージ組立体の画像情報から、紙指紋情報を抽出する。この際の紙指紋取得領域129(図14参照)は、図6等に示した一連の登録処理におけるパッケージ画像の紙指紋取得領域128と同じである。
サーバ13は、抽出された紙指紋情報と、サーバ13にある関連付け情報50および宛名データベース156から、端末装置18のカメラ86で読み取られたパッケージ組立体150に対応づけられたIDと、出荷先(住所および名前)を特定する。具体的には、抽出された紙指紋情報を、関連付け情報50(図8参照)に登録された複数の紙指紋情報の中から探索し、探索された紙指紋情報に関連づけたIDを特定する。そして、特定されたIDに対応づけられた出荷先(住所および名前)を、宛名データベース156(図15参照)から特定する。
そして、サーバ13は、特定されたIDおよび出荷先を端末装置18へ送信する。端末装置18は、IDおよび出荷先をサーバ13から受け付け、図16(B)に示すようにUI部84に表示する。図16(B)には、特定されたIDである「00123」と、住所である「東京都中央区日本橋*****」と、名前である「山田**」とが、UI部84に表示されている様子が示されている。
以上説明したように、関連付け情報50を利用することにより、各パッケージ組立体150の出荷先が確認される。なお、図16(B)に示すように、端末装置18のUI部84に、「出荷伝票印刷」のボタン164を表示し、ユーザがそのボタン164を押下した際には、UI部84に表示されている出荷先(住所および名前)の出荷伝票が、不図示の印刷装置から印刷されるようにしてもよい。
10 印刷物管理システム、12 サーバ(印刷物管理装置)、13 サーバ、14 画像形成装置、16 イメージスキャナ(読取装置)、18 端末装置、20 ネットワーク、22 制御部、24 記憶部、26 通信部、30 第1受付部、32 第1抽出部、34 記憶制御部、36 第2受付部、38 第2抽出部、40 特定部、50 関連付け情報、52 ログ、60 制御部、62 記憶部、64 画像形成部(印刷部)、66 ILS(読取部)、68 通信部、70 制御部、72 記憶部、74 読取部、76 通信部、80 制御部、82 記憶部、84 UI部(表示部)、86 カメラ(撮像装置,読取部)、88 通信部、90 読取制御部、92 表示制御部、94 印刷サーバ、96 端末装置、100 媒体、102 IDを示す画像(識別情報を示す画像)、104 パッケージ画像(対応画像)、106 パッケージ印刷物(切抜印刷物)、110 ロゴ部、112 顔画像部、114 名前部、120a パッケージ画像の読取画像情報、120b 印刷物画像情報、122 ロゴ部、128,129 紙指紋取得領域、130 外郭、140,141 輪郭形状(位置合わせ用画像)、144 パッケージ印刷物の部分、145 パッケージ組立体の正面部分、150 パッケージ組立体、156 宛名データベース、164 ボタン。

Claims (11)

  1. 識別情報を示す画像と当該識別情報に対応する1以上の対応画像とが印刷された媒体であって、前記対応画像が切り抜かれて切抜印刷物となる予定の媒体を読み取った画像情報を受け付ける受付手段と、
    前記画像情報から、前記識別情報と、前記各対応画像の固有情報とを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記識別情報と前記各対応画像の固有情報とを関連づけた関連付け情報を記憶する記憶部と、を含み、
    前記関連付け情報は、前記媒体から切り抜かれた前記切抜印刷物を読み取った印刷物画像情報から得られた固有情報から、前記切抜印刷物に対応づけられた識別情報を特定するための情報である、
    印刷物管理装置。
  2. 請求項1に記載の印刷物管理装置において、
    前記対応画像は、前記媒体から切り抜かれて印刷物となる画像である、
    印刷物管理装置。
  3. 請求項1または2に記載の印刷物管理装置おいて、
    前記対応画像の固有情報は、紙指紋情報である、
    印刷物管理装置。
  4. 請求項3に記載の印刷物管理装置において、
    前記紙指紋情報は、前記対応画像における予め定められた画像の位置から予め定められた距離だけ離れた位置にある紙指紋の情報である、
    印刷物管理装置。
  5. 請求項3に記載の印刷物管理装置において、
    前記紙指紋情報は、前記対応画像の外郭の予め定められた位置から予め定められた距離だけ内側に入った位置にある紙指紋の情報である、
    印刷物管理装置。
  6. 請求項3に記載の印刷物管理装置において、
    前記対応画像は、上下方向または左右方向の少なくとも一方向において非対称の形状を有し、
    前記紙指紋情報は、前記対応画像の非対称の形状を有する方向における一方端の予め定められた位置から予め定められた距離だけ内側に入った位置にある紙指紋の情報である、
    印刷物管理装置。
  7. 請求項1または2に記載の印刷物管理装置おいて、
    前記対応画像の固有情報は、前記対応画像内にある顔画像の情報である、
    印刷物管理装置。
  8. コンピュータを、
    識別情報を示す画像と当該識別情報に対応する1以上の対応画像とが印刷された媒体であって、前記対応画像が切り抜かれて切抜印刷物となる予定の媒体を読み取った画像情報を受け付ける受付手段、
    前記画像情報から、前記識別情報と、前記各対応画像の固有情報とを抽出する抽出手段、
    前記抽出手段により抽出された前記識別情報と前記各対応画像の固有情報とを関連づけた関連付け情報を記憶部に記憶する制御を行う記憶制御手段、として機能させる、
    プログラムであって、
    前記関連付け情報は、前記媒体から切り抜かれた前記切抜印刷物を読み取った印刷物画像情報から得られた固有情報から、前記切抜印刷物に対応づけられた識別情報を特定するための情報である、
    プログラム
  9. 識別情報を示す画像と当該識別情報に対応する1以上の対応画像とが印刷された媒体を読み取った媒体画像情報を受け付ける第1受付手段と、
    前記媒体画像情報から、前記識別情報と、前記各対応画像の固有情報とを抽出する第1抽出手段と、
    前記第1抽出手段により抽出された前記識別情報と前記各対応画像の固有情報とを関連づけた関連付け情報を記憶部に記憶する制御を行う記憶制御手段と、を含み、
    上記の第1受付手段、第1抽出手段および記憶制御手段を用いて一連の記憶処理を行い、
    前記媒体から切り抜かれた前記対応画像である切抜印刷物を読み取った印刷物画像情報を受け付ける第2受付手段と、
    前記印刷物画像情報から、前記切抜印刷物の固有情報を抽出する第2抽出手段と、
    前記第2抽出手段により抽出された前記切抜印刷物の固有情報と、前記関連付け情報とから前記切抜印刷物に対応づけられた識別情報を特定する特定手段と、を含み、
    上記の第2受付手段、第2抽出手段、および特定手段を用いて一連の特定処理を行う、
    印刷物管理装置。
  10. 識別情報を示す画像と当該識別情報に対応する1以上の対応画像とが印刷された媒体を読み取った媒体画像情報を受け付け、
    前記媒体画像情報から、前記識別情報と、前記各対応画像の固有情報とを抽出し、
    当該抽出された識別情報と各対応画像の固有情報とを関連づけた関連付け情報を記憶部に記憶する、
    一連の記憶処理と、
    前記媒体から切り抜かれた前記対応画像である切抜印刷物を読み取って印刷物画像情報を取得し、
    前記印刷物画像情報から、前記切抜印刷物の固有情報を抽出し、
    当該抽出された前記切抜印刷物の固有情報と、前記関連付け情報とから前記切抜印刷物に対応づけられた識別情報を特定し、
    当該特定された識別情報を画面に表示する、
    一連の特定処理と、
    を行うことが可能なように使用され、
    前記一連の特定処理における、前記切抜印刷物を読み取って前記印刷物画像情報を取得する読取部、および、前記特定された識別情報を画面に表示する表示部を含む、
    端末装置。
  11. 請求項10に記載の端末装置において、
    前記読取部は、撮像装置であり、
    前記表示部に、前記撮像装置により撮像されている撮像画像と、その撮像画像にオーバーラップさせた位置合わせ用画像とを表示させ、
    前記表示部において、前記位置合わせ用画像に、前記撮像画像における前記切抜印刷物の部分が位置合わせされた状態で、前記撮像装置が前記印刷物画像情報を取得する、
    端末装置。
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