JP7130153B2 - 情報処理装置、プログラム及び情報処理方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施の形態1に係る情報処理装置であるデータ可視化装置100の構成を概略的に示すブロック図である。
データ可視化装置100は、入力部101と、記憶部102と、データ取得部103と、距離行列算出部104と、順序調整部105と、可視化部106と、表示部107とを備える。
記憶部102は、データ可視化装置100での処理に必要なプログラム及びデータを記憶する。例えば、記憶部102は、可視化対象のデータセット及びそのラベル情報を記憶する。
データセットを構成するサンプルは、距離行列算出部104で距離行列を算出する一単位である。サンプルは、例えば、振動センサ又はマイクによって得られる時系列データである。
ここでは、一例として、機器の異常診断を目的に収集された計測データであるサンプルに紐付けられるラベル情報について説明する。そして、データを計測する目的は、計測データから異常か正常を見分けることとする。
この場合、各サンプルには、検査結果を示すラベルを含むラベル情報が付与されている。このとき、検査結果を示すラベルである検査結果ラベルは、「正常クラス」及び「異常クラス」の二つのクラスで構成されていてもよいし、異常の種類に応じて、「正常クラス」、「第1の異常クラス」及び「第2の異常クラス」というように三つ以上のクラスで構成されていてもよい。ここでのクラスは、同じラベルに含まれるある状態のことを示す。例えば、クラスが異なると、同じラベルに含まれている別の状態を示すこととなる。
また、計測データには、計測データの目的に対応するラベル(ここでは、正常又は異常)とは無関係であると期待されるようなラベルが存在する場合がある。例として、「計測者」、「計測した場所」又は「計測した日時」等が挙げられる。
例えば、距離行列算出部104は、データセットDSに含まれる全てのサンプルの組み合わせでサンプル間距離を算出し、算出されたサンプル間距離により、行数及び列数の各々をサンプル数とする行列である距離行列を生成する。
ある条件下で一定時間に計測された計測データを1サンプルとして扱う。今回の例では、1サンプルは、各々の時刻において1次元の値を示す時系列データである。このとき、各サンプルには、機器の検査結果である正常又は異常を示す「検査結果ラベル」及び計測をいつ行ったかを示す「計測日ラベル」がラベル情報として付与されているものとする。
図2(A)は、二つのサンプルの分布間の距離が大きい場合であり、図2(B)は、二つのサンプルの分布間の距離が小さい場合である。
図3は、距離行列の一例を示す概略図である。
ここでは、上記のように、二日にわたり八つのサンプルが存在する。ここでは、各サンプルに、各サンプルを特定するためのサンプル識別情報であるサンプル番号が振られているものとする。このとき、距離行列のN行M列の要素はN番目のサンプルとM番目のサンプルとの距離を表す。ここでは、N及びMは、1以上、8以下の整数である。
サンプル間距離の算出に、バタチャリヤ距離のような対称性のある手法が使用された場合、サンプルを入れ替えても距離の値は変わらないため、距離行列は対称行列となる。
具体的には、順序調整部105は、距離行列算出部104によって生成された距離行列を構成するサンプルの順序を、指定されたラベルに応じて調整する。具体的には、上記のように、ラベル情報として、「検査結果ラベル」及び「計測日ラベル」が含まれている場合、順序調整部105は、「検査結果ラベル」及び「計測日ラベル」のそれぞれによって、距離行列のサンプルの順序を調整する。
例えば、可視化部106は、順序調整部105によって順序が調整された調整距離行列に含まれている要素の値に応じて、その要素に対応する欄の色の明度を決定することで、評価画面画像を生成する。このように、調整距離行列の要素に対応する欄の明暗を、その欄の値に応じて変更することで、順序変更に使用したラベルに起因するデータセットの品質問題を視覚的に表現することができる。
具体的には、可視化部106は、調整距離行列の欄の値を、予め定められた閾値と比較し、予め定められた閾値未満である場合に、その欄の色を、予め定められた閾値以上の値の欄の色よりも暗くする。
ここでのデータセットは、異常診断のためのデータセットであるものとする。このため、異常のサンプルと、正常のサンプルとは、出来るだけ異なる性質を持っていることが好ましい。一方で、異常及び正常の診断とは無関係であると期待されるラベルである計測日ラベルについては、クラスが異なる場合でもサンプルの特性が変化しないことが期待される。上記を踏まえて、この例における「良いデータセット」とは、以下の二つの条件を満たすデータセットであるといえる。
第2の条件は、計測日ラベルにおいて異なるサンプル間の距離がまとまっていないことである。言い換えると、計測日ラベルにおいてクラスが同じでも、異なっていてもサンプル間の類似度が低かったり、高かったりすることである。
このような場合、計測日におけるデータのばらつきが、検査結果の悪化の原因であると特定することができる。
例えば、図6(A)に示されているように、検査結果ラベルにおいて、正常クラス及び異常クラスに分けて、サンプルの順序を調整した後に、その正常クラス及び異常クラスの各々に含まれているサンプルを、さらに、計測日ラベルに含まれている6月12日クラス及び6月13日クラスに分けて、サンプルの順序を調整してもよい。
このような場合、例えば、図7に示されているように、正常クラス及び異常クラスの中において、さらに、サンプルが6月12日クラス及び6月13日クラスの各々に分類されることとなる。
このとき、図7に示されているように、正常クラス又は異常クラスの各々において、計測日の違い(計測日ラベルの違い)によって行列要素の明暗がまとまってしまうと、計測日におけるデータのばらつきが、検査結果の悪化の原因であることを特定することができる。
ここでは、九つのサンプル数のデータセットについて、三つのクラス数のラベルによって順序を調整した調整距離行列を評価画面画像として可視化した場合の四つの例を、図8~図12に提示する。
例えば、クラスがデータの計測者を表す場合、2番のクラスに対応する計測者(ここでは、2番の計測者とする)のデータだけが他の計測者(1番の計測者及び3番の計測者)のデータと異なっていることを視認することができる。これにより、2番の計測者の計測方法に問題があった可能性がある、といったようにデータ品質の劣化要因を考察することができる。
データ可視化装置100は、入力装置131と、表示装置132と、記憶装置133と、メモリ134と、プロセッサ135とを備えるコンピュータ130により構成することができる。
表示装置132は、可視化の際にユーザに提示するディスプレイ等のアプリケーションを表示する装置である。表示装置132は、例えば、HMDのシースルー型のディスプレイ等も含む。
メモリ134は、一時的な記憶を行なう装置であり、RAM(Random Access Memory)を含む。
表示部107は、プロセッサ135が、表示装置132を利用することで実現することができる。
記憶部102は、プロセッサ135が、メモリ134を利用することで実現することができる。
このようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。即ち、このようなプログラムは、例えば、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
まず、データ取得部103は、記憶部102から、データセットDS及びそのラベル情報LIを取得する(S10)。取得されたデータセットDS及びそのラベル情報LIは、距離行列算出部104に与えられる。
実施の形態1では、指定されたラベルによって距離行列のサンプルの順序を調整した結果を可視化することで、ユーザがラベルによるデータのばらつきを解釈していた。
実施の形態2では、予めデータのばらつき度合いを算出し、順序を調整するラベルの指定を支援する。または、算出されたばらつき度合いにより、順序を調整するラベルを自動的に指定する。
データ可視化装置200は、入力部101と、記憶部102と、データ取得部103と、距離行列算出部104と、順序調整部105と、可視化部106と、表示部107と、ばらつき算出部208と、順序調整支援部209とを備える。
但し、データ取得部103は、取得されたデータセットDS及びラベル情報LIをばらつき算出部208にも与え、距離行列算出部104は、生成した距離行列をばらつき算出部208にも与える。
実施の形態1では、可視化された調整距離行列をユーザが解釈することで品質問題を明らかにしていた。例えば、図8に示されている調整距離行列120のように、対角線上の同じクラス同士が交わる区画の明度が低く、それ以外の区画の明度が高い場合は、ラベルによるばらつきがあると判断することができる。
算出対象のラベルに含まれるクラス数をC個(Cは、2以上の整数)として、それぞれのクラスを1,2,・・・,Cと表すこととする。
Mの要素の数は、N×N個である。ここでは、クラス数がC個のラベルで距離行列のサンプルを調整しているため、調整距離行列M内に、C×C個の領域である部分行列が存在する。これらの部分行列を、図16に示されているように、D11、D12、・・・、DCCと表すこととする。
クラスiに属するサンプルの数をNiとし、クラスjに属するサンプルの数をNjとすると、Dijは、Ni×Njの行列となる。Dijの各要素は、dkl (ij)と表記する。
調整距離行列Mの対称性により、μijを算出する際には、図17において塗りつぶされた区画が使用される。i=jのときには、Dij自体が対称行列となるため対角線より右上の要素のみを使用して平均値が算出される。また、μij=μjiとなるため、i>jとなる区画については計算を行なう必要がない。
(2)式の右項は、i=Jのときのμijを全ての組み合わせで算出し、その平均を算出するものである。これは、同じクラス内のデータがどれだけばらついているかどうかを表す。
順序調整支援部209は、ばらつき結果画面画像を表示するのではなく、ばらつき算出部208によって得られた結果を順序調整部105に通知して、自動的に距離行列に含まれているサンプルの順序を調整することで、調整距離行列を生成させてもよい。例えば、順序調整支援部209は、ばらつき度合いの最も高いラベルを対象ラベルとして指定して、その対象ラベルに従って、順序調整部105に調整距離行列を生成させてもよい。また、順序調整支援部209は、ばらつき度合いの高いものから順に複数のラベルを対象ラベルとして指定してもよい。さらに、順序調整支援部209は、ばらつき度合いの最も高いラベルと、ばらつき度合いの最も低いラベルとを、対象ラベルとして指定してもよい。
例えば、ばらつき算出部208及び順序調整支援部209は、プロセッサ135が、記憶装置133に記憶されているプログラムをメモリ134に読み出して、そのプログラムを実行することで実現することができる。
第1の処理は、順序調整支援部209が、ばらつき算出部208によって得られた結果であるばらつき結果画面画像を表示部107に表示させる場合の処理である。
第2の処理は、順序調整支援部209が、ばらつき算出部208によって得られた結果であるばらつき結果により、ラベルを指定する場合の処理である。
図20は、実施の形態3に係るデータ可視化装置300の構成を概略的に示すブロック図である。
データ可視化装置300は、記憶部102と、データ取得部103と、距離行列算出部104と、表示部107と、ばらつき算出部308とを備える。
実施の形態3に係るデータ可視化装置300の記憶部102、データ取得部103、距離行列算出部104及び表示部107は、実施の形態1に係るデータ可視化装置100の記憶部102、データ取得部103、距離行列算出部104及び表示部107と同様である。
そして、ばらつき算出部308は、算出されたばらつき度合いを示すばらつき結果画面画像を表示部107に表示させる。
ばらつき結果画面画像は、例えば、ばらつき度合いVの大きい順に予め定められた数のラベルを表示する画面画像であってもよく、全てのラベルのばらつき度合いVを表示する画面画像であってもよい。言い換えると、ばらつき算出部308は、ラベル情報LIで示される全てのラベルに含まれる少なくとも一つのラベルと、その少なくとも一つのラベルに対応するばらつき度合いとをばらつき結果画面画像に表示させればよい。
まず、データ取得部103は、記憶部102から、データセットDS及びそのラベル情報LIを取得する(S50)。取得されたデータセットDS及びそのラベル情報LIは、距離行列算出部104及びばらつき算出部308に与えられる。
また、データ収集時に、「計測時刻」、「計測者」、「機体の番号」又は「計測した場所」等の検査結果とは無関係であると期待されるラベルの情報も記録し、実施の形態1~3で記した処理により各ラベルによるデータのばらつき度合いを可視化及び定量化する。
Vout(c)は、クラスcのサンプルが他クラスのサンプルとどれだけ乖離しているかを表し、Vin(c)は、クラスc同士のサンプルがどれだけばらついているかを表す。
また、ばらつき算出部208、308は、対象クラスに分類されるサンプルと、対象クラス以外のクラスに分類されるサンプルとの類似度の代表値に、対象クラスに分類されるサンプル間の類似度の代表値を加算することによりばらつき度合いV(c)を算出してもよい。
以上のように、ばらつき算出部208、308は、与えられた全てのラベルについて、ラベルによるばらつき度合いVと、そのラベルの各クラスによって生じるばらつき度合いV(c)とを算出してもよい。なお、ばらつき度合いVを、ラベルばらつき度合いともいい、ばらつき度合いV(c)をクラスばらつき度合いともいう。
例えば、ばらつき算出部208は、入力部101を介して、ユーザがラベルの指定を行なった際に、そのラベルに含まれる各クラスのばらつき度合いV(c)を算出してもよい。また、ばらつき算出部208、308は、ラベル毎のばらつき度合いVと、クラス毎のばらつき度合いV(c)とを算出して、その算出結果であるV及びV(c)を、ばらつき結果画面画像に含めて、表示させてもよい。
Claims (20)
- 複数のサンプルを有するデータセットから、前記複数のサンプルが並ぶ順序に従って横に並べられた複数の列と、前記順序に従って縦に並べられた複数の行とを備え、前記複数の列の内の一つの列と、前記複数の行の内の一つの行とで特定される一つの欄に、前記一つの列に対応するサンプルと、前記一つの行に対応するサンプルとの間の類似度を格納した類似度行列を生成する類似度行列生成部と、
前記複数のサンプルの各々に対して、各々が複数のクラスを有する複数のラベルを用いてラベリングを行なった結果を示すラベル情報を参照して、前記複数のラベルから指定されたラベルである対象ラベルにおける前記複数のクラス毎に前記複数のサンプルが並ぶように、前記類似度行列における前記順序を調整することで、調整類似度行列を生成する順序調整部と、
前記調整類似度行列の各々の欄を、前記類似度に応じた明度で示す評価画面画像を生成する可視化部と、
前記評価画面画像を表示する表示部と、を備えること
を特徴とする情報処理装置。 - 前記複数のラベルから、前記対象ラベルの指定を受け付ける入力部をさらに備えること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記複数のラベルの各々によって生じる、前記複数のサンプルのばらつき度合いを算出するばらつき算出部と、
前記複数のラベルと、前記複数のラベルの各々に対応する前記ばらつき度合いとを表示するばらつき結果画面画像を生成し、前記表示部に前記ばらつき結果画面画像を表示させる順序調整支援部と、
前記複数のラベルから、前記対象ラベルの指定を受け付ける入力部と、をさらに備えること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記複数のラベルの各々によって生じる、前記複数のサンプルのばらつき度合いを算出し、前記ばらつき度合いが最も高いラベルを、前記対象ラベルとして指定するばらつき算出部をさらに備えること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記ばらつき度合いは、前記複数のクラスにおいて、異なるクラスに分類されるサンプル間の類似度の代表値から、同じクラスに分類されるサンプル間の類似度の代表値を減算することにより算出されること
を特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。 - 前記複数のクラスの各々によって生じる、前記複数のサンプルのばらつき度合いを算出するばらつき算出部と、
前記複数のクラスと、前記複数のクラスの各々に対応する前記ばらつき度合いとを表示するばらつき結果画面画像を生成し、前記表示部に前記ばらつき結果画面画像を表示させる順序調整支援部と、をさらに備えること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記ばらつき度合いは、前記複数のクラスの内、前記ばらつき度合いを算出する一つのクラスを対象クラスとした場合に、前記対象クラスに分類されるサンプルと、前記対象クラスを除いた前記複数のクラスに分類されるサンプルとの類似度の代表値から、前記対象クラスに分類されるサンプル間の類似度の代表値を減算することにより算出されること
を特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記ばらつき度合いは、前記複数のクラスの内、前記ばらつき度合いを算出する一つのクラスを対象クラスとした場合に、前記対象クラスに分類されるサンプルと、前記対象クラスを除いた前記複数のクラスに分類されるサンプルとの類似度の代表値に、前記対象クラスに分類されるサンプル間の類似度の代表値を加算することにより算出されること
を特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記評価画面画像は、前記調整類似度行列の前記複数の列及び前記複数の行に対応付けて、前記対象ラベルにおける前記複数のクラスを示すこと
を特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の情報処理装置。 - データセットに含まれている複数のサンプルの各々に対して、各々が複数のクラスを有する複数のラベルを用いてラベリングを行なった結果を示すラベル情報を参照して、同じクラスにラベリングされるサンプルと、別のクラスにラベリングされるサンプルとにより生じるばらつき度合いを算出し、前記複数のラベルに含まれる少なくとも一つのラベルと、前記少なくとも一つのラベルに対応する前記ばらつき度合いとを表示するばらつき結果画面画像を生成するばらつき算出部と、
前記ばらつき結果画面画像を表示する表示部と、を備えること
を特徴とする情報処理装置。 - 前記ばらつき度合いは、前記複数のクラスにおける異なるクラスに分類されるサンプル間の類似度の代表値の平均から、前記複数のクラスにおける同じクラスに分類されるサンプル間の類似度の代表値の平均を減算することにより算出されること
を特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。 - データセットに含まれている複数のサンプルの各々に対して、各々が複数のクラスを有する複数のラベルを用いてラベリングを行なった結果を示すラベル情報を参照して、同じクラスにラベリングされるサンプルと、別のクラスにラベリングされるサンプルとにより生じるばらつき度合いを算出し、前記複数のクラスと、前記複数のクラスの各々に対応する前記ばらつき度合いとを表示するばらつき結果画面画像を生成するばらつき算出部と、
前記ばらつき結果画面画像を表示する表示部と、を備えること
を特徴とする情報処理装置。 - 前記ばらつき度合いは、前記複数のクラスの内、前記ばらつき度合いを算出する一つのクラスを対象クラスとした場合に、前記対象クラスに分類されるサンプルと、前記対象クラスを除いた前記複数のクラスに分類されるサンプルとの類似度の代表値の平均から、前記対象クラスに分類されるサンプル間の類似度の代表値を減算することにより算出されること
を特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。 - 前記ばらつき度合いは、前記複数のクラスの内、前記ばらつき度合いを算出する一つのクラスを対象クラスとした場合に、前記対象クラスに分類されるサンプルと、前記対象クラスを除いた前記複数のクラスに分類されるサンプルとの類似度の代表値に、前記対象クラスに含まれる同じクラスに分類されるサンプル間の類似度の代表値を加算することにより算出されること
を特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
複数のサンプルを有するデータセットから、前記複数のサンプルが並ぶ順序に従って横に並べられた複数の列と、前記順序に従って縦に並べられた複数の行とを備え、前記複数の列の内の一つの列と、前記複数の行の内の一つの行とで特定される一つの欄に、前記一つの列に対応するサンプルと、前記一つの行に対応するサンプルとの間の類似度を格納した類似度行列を生成する類似度行列生成部、及び、
前記複数のサンプルの各々に対して、各々が複数のクラスを有する複数のラベルを用いてラベリングを行なった結果を示すラベル情報を参照して、前記複数のラベルから指定されたラベルである対象ラベルにおける前記複数のクラス毎に前記複数のサンプルが並ぶように、前記類似度行列における前記順序を調整することで、調整類似度行列を生成する順序調整部、
前記調整類似度行列の各々の欄を、前記類似度に応じた明度で示す評価画面画像を生成する可視化部、及び、
前記評価画面画像を表示する表示部、として機能させること
を特徴とするプログラム。 - コンピュータを、
データセットに含まれている複数のサンプルの各々に対して、各々が複数のクラスを有する複数のラベルを用いてラベリングを行なった結果を示すラベル情報を参照して、同じクラスにラベリングされるサンプルと、別のクラスにラベリングされるサンプルとにより生じるばらつき度合いを算出し、前記複数のラベルに含まれる少なくとも一つのラベルと、前記少なくとも一つのラベルに対応する前記ばらつき度合いとを表示するばらつき結果画面画像を生成するばらつき算出部、及び、
前記ばらつき結果画面画像を表示する表示部、として機能させること
を特徴とするプログラム。 - コンピュータを、
データセットに含まれている複数のサンプルの各々に対して、各々が複数のクラスを有する複数のラベルを用いてラベリングを行なった結果を示すラベル情報を参照して、同じクラスにラベリングされるサンプルと、別のクラスにラベリングされるサンプルとにより生じるばらつき度合いを算出し、前記複数のクラスと、前記複数のクラスの各々に対応する前記ばらつき度合いとを表示するばらつき結果画面画像を生成するばらつき算出部、及び、
前記ばらつき結果画面画像を表示する表示部、として機能させること
を特徴とするプログラム。 - 複数のサンプルを有するデータセットから、前記複数のサンプルが並ぶ順序に従って横に並べられた複数の列と、前記順序に従って縦に並べられた複数の行とを備え、前記複数の列の内の一つの列と、前記複数の行の内の一つの行とで特定される一つの欄に、前記一つの列に対応するサンプルと、前記一つの行に対応するサンプルとの間の類似度を格納した類似度行列を生成し、
前記複数のサンプルの各々に対して、各々が複数のクラスを有する複数のラベルを用いてラベリングを行なった結果を示すラベル情報を参照して、前記複数のラベルから指定されたラベルである対象ラベルにおける前記複数のクラス毎に前記複数のサンプルが並ぶように、前記類似度行列における前記順序を調整することで、調整類似度行列を生成し、
前記調整類似度行列の各々の欄を、前記類似度に応じた明度で示す評価画面画像を生成し、
前記評価画面画像を表示すること
を特徴とする情報処理方法。 - データセットに含まれている複数のサンプルの各々に対して、各々が複数のクラスを有する複数のラベルを用いてラベリングを行なった結果を示すラベル情報を参照して、同じクラスにラベリングされるサンプルと、別のクラスにラベリングされるサンプルとにより生じるばらつき度合いを算出し、
前記複数のラベルに含まれる少なくとも一つのラベルと、前記少なくとも一つのラベルに対応する前記ばらつき度合いとを表示するばらつき結果画面画像を生成し、
前記ばらつき結果画面画像を表示すること
を特徴とする情報処理方法。 - データセットに含まれている複数のサンプルの各々に対して、各々が複数のクラスを有する複数のラベルを用いてラベリングを行なった結果を示すラベル情報を参照して、同じクラスにラベリングされるサンプルと、別のクラスにラベリングされるサンプルとにより生じるばらつき度合いを算出し、
前記複数のクラスと、前記複数のクラスの各々に対応する前記ばらつき度合いとを表示するばらつき結果画面画像を生成し、
前記ばらつき結果画面画像を表示すること
を特徴とする情報処理方法。
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