JP7129588B2 - 目盛 - Google Patents

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本発明は、スケールやメスシリンダーなど測定機械器具及び計量器、金属加工機械器具、光学機械器具、医療用機械器具、電気通信機械器具、車両、船舶及び航空機などの目盛に関する。
従来の測定や設定などを行う目盛は、図36などの目盛が知られている。
当該従来の目盛本体600は、0から10cmの範囲で目盛位置を示す目盛線が形成されていて、目盛線の測定量や設定量などである目盛値が0となる目盛線を起点として、ある目盛線から別の目盛線の目盛値の差である目盛値間隔が最小となる目盛値間隔毎の目盛線と目盛線の間を5等分するように4本ずつ形成される最小目盛線60と、最小目盛線60より目盛線の長さである線長が長く1cmを2等分するように形成される小目盛線62と、小目盛線62より線長が長く目盛線の幅員を示す線幅が太く目盛値が0となる目盛線を起点として目盛値間隔が5cm毎となる目盛線と目盛線の間を5等分するように4本ずつ形成される中目盛線64、中目盛線64より線長が長く、線幅は同じで目盛値が0となる目盛線を起点として目盛値間隔が5cm毎に形成される大目盛線66から構成されている。
なお、前記のような目盛線から構成され最小目盛線の線長を暫次異なるものとした目盛が知られている。(特許文献1参照)
また、前記のような目盛線から構成され目盛線がダイヤル状に形成された圧力計や電圧計などの目盛がある。
また、前記のような目盛線から構成された液体の体積を量るための液量計や注射筒などに設けられる目盛がある。
また、前記のような目盛線から構成された旋盤の送り目盛など設定部に設けられる目盛がある。
また、前記のような目盛線から構成され、最小目盛線の全てに目盛数字を設けた目盛が知られている。(特許文献2参照)
また、電気通信機械器具に設けられる回転式やスライド式の設定つまみなど、目盛位置を目盛数字や印や目盛線などの目盛表示で示す目盛がある。
実開昭62-134798号公報 意匠登録第1499231号公報
目盛本体600のような従来の目盛には次のような欠点があった。
中目盛線64においては、4本ずつ形成される目盛線の目盛表示が目盛数字50bの数が変化するのみで、それぞれの中目盛線64の表示方法が同一であるため、それぞれの中目盛線64を直感的に判別しにくく、測定や設定などが行いにくい難点があった。
また、目盛線がダイヤル状に形成された目盛においても同様の難点があった。
また、最小目盛線60においては、4本ずつ形成される目盛線の表示方法が同一で、特許文献1についても、最小目盛線の線長を漸次異なるものとしているが線長が漸次異なるのみで、また、どちらの場合も最小目盛線同士の間隔が狭いため、最小目盛線の目盛値を判読するためには、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えてそれぞれの最小目盛線を判別する必要があった。
また、目盛線がダイヤル状に形成された目盛においても同様の難点があった。
このようにして4本ずつ形成される最小目盛線の判別が出来ると、次は1目盛の目盛値量である目量に、この最小目盛線が、4本のうちの目盛値が0の方向から数えて何番目の最小目盛線となるかの数を掛けるなどして目盛値を判読していた。
そして、この目量を把握するためには、この従来の目盛本体600の目盛であれば、5mmの目盛値間隔を目盛線で5分割しているので、5mmを5で割って1目盛の目量を1mmと把握していた。
このように目量の数が1の場合は、目盛値の判読を行う最小目盛線が、4本の最小目盛線のうち目盛値が0の方向から数えて何番目の最小目盛線となるかを把握できれば、目量が1なので何番目の最小目盛線かの数と目量を掛けて目盛値を計算する必要はないが、目量が1以外の2などの目盛の目盛値を判読する場合は、何番目の最小目盛線かの数とこの目量を掛けて計算をする必要があった。
また、従来の目盛は、この目量の記載がある場合とない場合がある。
そのため、目盛値の判読を行う際には、まず目量の記載の有無を確認し、有る場合にはその目量を確認してから目盛値を判読し、無い場合には、前記のように目量の計算をしてから目盛値の判読を行っていた。
このように、従来の目盛においては最小目盛線の判別、目量の把握及び目盛値の判読において、手間と時間が掛かる難点があった。
また、特許文献2では、最小目盛線60の全てに目盛数字を設けているが、目盛数字の表示が多くなり過ぎることで目盛が見にくくなるとともに、最小目盛線の目盛数字の数が変化するのみで、最小目盛線60の表示方法が同一であるため、それぞれの最小目盛線の直感的な判別と目盛値の判読が行いにくい難点があった。
また、液体の体積を測定する液量計などにこのような複数の目盛線からなる従来の目盛表示方法の目盛を利用した場合、前記のような難点が存するとともに、これ以外に測定などの際に、測定対象物の液面と目盛線が重なってしまい、液面の視認性が低い難点があった。
しかし目盛線と液面が重ならないようにするためには、目盛線の端部で液面位置を確認して測定を行う必要があるが、その場合には、目盛線の端部での測定となり目盛値の判読が行いにくい難点もあった。
また、旋盤の送り目盛など設定部に設けられる目盛にこのような従来の目盛表示方法の目盛を利用した場合、前記のような難点が存するとともに、これ以外にこのような目盛の設定用の指針は、目盛本体の一側縁に設けられることが多く、指針の視認性及び目盛値の判読性が低い難点があった。
また、電気通信機械器具に設けられる回転式やスライド式の設定つまみなど、目盛位置を目盛数字や印や目盛線などの目盛表示で示す目盛は、目盛表示の表示方法が全て同一か、表示方法に変化が有る場合でも通常5目盛毎の変化で、この5目盛毎の目盛表示の間に4個ずつ設けられる目盛表示は表示方法が同一であるため、それぞれの目盛表示を直感的に判別しにくく、目盛設定が行いにくい難点があった。
本発明は、以上の欠点を解決するためのものである。
本発明の目盛は、所要な大きさを備えた目盛本体とこれに形成された複数の目盛線において、目盛値が0となる目盛線を起点とし、任意に定める目盛値間隔毎のそれぞれの目盛線に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線と仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線の表示方法が異なることを特徴とする。
また、本発明の目盛は、所要な大きさを備えた目盛本体とこれに形成された複数の目盛線において、目盛値が0となる目盛線を起点とし、任意に定める目盛値間隔毎のそれぞれの目盛線に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線と仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線の線幅の表示方法が異なることを特徴とする。
また、本発明の目盛は、所要な大きさを備えた目盛本体とこれに形成された複数の目盛線において、目盛値が0となる目盛線を起点とし、任意に定める目盛値間隔毎のそれぞれの目盛線に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線と仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線の目盛数字の表示方法が異なることを特徴とする。
また、本発明の目盛は、所要な大きさを備えた目盛本体とこれに形成された複数の目盛線において、目盛値が0となる目盛線を起点とし、任意に定める目盛値間隔毎のそれぞれの目盛線に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線に任意の形状の印を設け、仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線には任意の形状の印を設けないことにより印の表示方法が異なることを特徴とする。
また、本発明の目盛は、所要な大きさを備えた目盛本体とこれに形成された複数の目盛線において、目盛値が0となる目盛線を起点とし、任意に定める目盛値間隔毎のそれぞれの目盛線に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、その仮番号の最下位の数が3、8となる目盛線と仮番号の最下位の数が1、2、4、6、7、9となる目盛線の表示方法が異なることを特徴とする。
また、本発明の目盛は、所要な大きさを備えた目盛本体とこれに形成された複数の目盛線において、目盛値が0となる目盛線を起点とし、任意に定める目盛値間隔毎のそれぞれの目盛線に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、その仮番号の最下位の数が2、7となる目盛線と仮番号の最下位の数が1、3、4、6、8、9となる目盛線の表示方法が異なることを特徴とする。
また、本発明の目盛は、所要な大きさを備えた目盛本体とこれに形成された複数の目盛線において、4本ずつ形成される最小目盛線の4本のうちの任意の2本の目盛線の線幅が残りの2本の目盛線の線幅と異なることを特徴とする。
また、本発明の目盛は、所要な大きさを備えた目盛本体とこれに設けられた複数の目盛位置を示す目盛表示において、目盛値が0となる目盛表示を起点とし、任意に定める目盛間隔毎のそれぞれの目盛表示に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛表示と仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛表示の表示方法が異なることを特徴とする。
また、本発明の目盛は、所要な目盛線に、目盛線の中間部分を消す切欠きを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、目盛値が0となる目盛線を起点とし、任意に定める目盛値間隔毎のそれぞれの目盛線に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、付番した仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線と仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線の表示方法が異なるので、仮番号の最下位の数が1、2、3、4、6、7、8、9となるそれぞれの目盛線を直感的に判別出来るので測定や設定などが行いやすい。
また、最小目盛線において、目盛値が0となる目盛線を起点とし、任意に定める目盛値間隔毎のそれぞれの目盛線に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、付番した仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる最小目盛線と仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる最小目盛線の表示方法が異なるので、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくとも、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値を容易に判読出来る。
また、スケールや液量計などに設けられる目盛において、目盛線の中間部分に切欠きを設けているので、目盛値の判読が行いやすい。
また、旋盤の送り目盛など設定部に設けられている目盛において、目盛線の中間部分に設定用の指針のための切欠きを設けているので、設定用の指針の視認性が高いとともに、目盛値の判読が行いやすい。
また、目盛位置を目盛数字や印や目盛線などの目盛表示で示す目盛において、目盛値が0となる目盛表示を起点とし、任意に定める目盛間隔毎のそれぞれの目盛表示に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛表示と仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛表示の表示方法が異なるので、それぞれの目盛表示の直感的に判別出来るとともに目盛設定が行いやすい。
また、本発明の目盛の製造単価については、従来の目盛のプリントパターンなどを変更すればよいので、従来と同等の費用で製造することが出来る。
本発明の第1の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第2の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第3の実施の形態による目盛全体を示す平面図 図3に示した目盛全体の変形例を示す平面図 図3に示した目盛全体の変形例を示す平面図 図3に示した目盛全体の変形例を示す平面図 本発明の第4の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第5の実施の形態による目盛全体を示す平面図 図7に示した目盛全体の変形例を示す平面図 本発明の第6の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第7の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第8の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第9の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第10の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第11の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第12の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第13の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第14の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第15の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第16の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第17の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第18の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第19の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第19の実施の形態による目盛のA部拡大図を示す平面図 本発明の第20の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第21の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第22の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第23の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第24の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第25の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第26の実施の形態による目盛全体を示す平面図 図30で示した目盛全体の変形例を示す平面図 本発明の第27の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第28の実施の形態による目盛全体を示す平面図 本発明の第29の実施の形態による目盛全体を示す平面図 従来の目盛を示す平面図
以下図面を参照して実施の形態を説明する。なお、以下の各実施の形態については、図面に基づき具体的に記載したが、この具体的構成に、本発明が限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について、図1により説明する。この実施の形態は、次によりなされた物の長さの測定などを行うスケールの目盛である。
イ、目盛本体10の一側縁に、次により目盛線を形成する。
まず、目盛値0cmから目盛値10cmの範囲で、目盛値間隔1mm毎に、目盛線の線長が同じである1mm毎の目盛線を目盛値が左側から右側方向に昇順となるように形成する。
このうち、目盛値が5、15、25、35、45、55、65、75、85、95mmとなる5mm毎の目盛線の線長を前記1mm毎の目盛線の1.5倍の線長とする。
次に、目盛値が1、2、3、4、6、7、8、9cmとなる1cm毎の目盛線の線長と線幅を、前記5mm毎の目盛線の線長の1.5倍、線幅は2.5倍とし、この1cm毎の目盛線内側先端付近に、それぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
次に、目盛値が0cm、5cm、10cmとなる5cm毎の目盛線の線長と線幅を、前記1cm毎の目盛線の線長の1.2倍、線幅は同じくし、本5cm毎の目盛線内側先端付近に、それぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1mmとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である1mm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの線長と線幅を、仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線31a、34a、36a、39aの線長の1.2倍、線幅は前記1cm毎の目盛線と同じ線幅とする。
目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に本目盛線の線幅の2倍の直径の内側が黒く着色された円形の印40とそれぞれの目盛線の目盛値のcm単位換算で小数点以下第一位の数である「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字50aを設ける。
へ、次に、任意に定める目盛値間隔を10mmとして再度仮番号の付番を行う。
ト、起点20から、任意に定める目盛値間隔10mm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
チ、その仮番号の最下位の数が、2、3、7、8となる目盛線32b、33b、37b、38bの目盛数字50bを円形の線で囲む。
なお、本発明における仮番号は、便宜的なもので、本発明の目盛に設ける必要はない。(以下の実施の形態においても同様とする。)
また、仮番号を付番する際の任意に定める目盛値間隔は、目盛線の直感的な判別や目盛値の容易な判読が必要な目盛線に仮番号が付番されるように目盛値間隔の設定を行う。(以下の実施の形態においても同様とする。)
このように、cm毎の目盛線である目盛線32b、33b、37b、38bの目盛数字50bを円形の線で囲み、同じくcm毎の目盛線である目盛線31b、34b、36b、39bの目盛数字50bは円形の線で囲まないことにより、目盛線32b、33b、37b、38bと目盛線31b、34b、36b、39bの表示方法が異なるものとする。
このようにして、目盛線32b、33b、37b、38bの目盛数字50bである「2」、「3」、「7」、「8」を円形の線で囲むことで、その目盛線32b、33b、37b、38bのそれぞれの目盛線を直感的に判別出来る。
また、この目盛線32b、33b、37b、38bのそれぞれの目盛線が直感的に判別出来ることで、隣り合う目盛数字50bが「1」、「4」、「6」、「9」となる目盛線31b、34b、36b、39bのそれぞれの目盛線も直感的に判別出来る。
以上のことから、このような目盛をスケールに設ければ、目盛線31b、32b、33b、34b、36b、37b、38b、39bのそれぞれの目盛線を直感的に判別出来るので測定などが行いやすい。
また、このようにcm単位で隣り合う「2」、「3」などの目盛数字50bを円形の線で囲むことで、この「2」、「3」などの目盛数字50bの位置を把握しやすい。
また、この目盛線32b、33bの「2」、「3」の目盛数字50bは目盛線31b、32b、33b、34bの目盛数字50bである「1」、「2」、「3」、「4」の中央に位置するとともに、目盛線37b、38bの「7」、「8」も、目盛線36b、37b、38b、39bの目盛数字50bである「6」、「7」、「8」、「9」の中央に位置しているため、「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字50bの位置を把握しやすい。
また、この円形の線で囲まれた「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字50bが目安となりcm単位の目盛線の全体的な目盛位置の把握が行いやすい。
この実施の形態では、目盛線32b、33b、37b、38bの目盛数字50bを円形の線で囲んでいるが、当該目盛数字50bを四角形など任意の形状の線で囲んだり、アンダーラインを引くなどしても良い。また、この目盛線32b、33b、37b、38bの目盛数字50bのフォントのサイズや種類、文字色、背景部分の色などを目盛線31b、34b、36b、39bと異なる表示方法としても良い。
このように、目盛線32b、33b、37b、38bと目盛線31b、34b、36b、39bの表示方法が異なるものとする方法は、表示方法に相違点があればどのような方法でも良い。
また、最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aの線長と線幅を、同じく最小目盛線である目盛線31a、34a、36a、39aより線長を長く、線幅を太くし、目盛線32a、33a、37a、38aの先端には円形の印40と目盛数字50aを設けることにより、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛をスケールに設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線の線幅が1番目と4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目と3番目の目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が2、3、7、8となることを把握し、そこに設けられた目盛数字50aを目安にして測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
また、目盛線32a、33a、37a、38aの線幅を目盛線31a、34a、36a、39aより太くするだけでも、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aを直感的に判別出来るとともに、それぞれの目盛線の目盛値の判読が容易に出来るので、そのようにしても良い。
また、目盛線32a、33a、37a、38aに印40を設け、目盛線31a、34a、36a、39aに印40を設けないだけでも、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aを直感的に判別出来るとともに、それぞれの目盛線の目盛値の判読が容易に出来るので、そのようにしても良い。
また、目盛線32a、33a、37a、38aに目盛数字50aを設け、目盛線31a、34a、36a、39aに目盛数字50aを設けないだけでも、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aを直感的に判別出来るとともに、それぞれの目盛線の目盛値の判読が容易に出来るので、そのようにしても良い。
また、全体が透明な素材のスケールにおいて、最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aをスケールの表面に形成し、それ以外の目盛線31a、34a、36a、39aなどの目盛線をスケールの反対側の面に形成する目盛としても良い。
このようにすることにより、スケールの肉厚により、目盛線32a、33a、37a、38aとそれ以外の目盛線31a、34a、36a、39aなどの目盛線との高低差が生じるため、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aを直感的に判別出来るとともに、それぞれの目盛線の目盛値の判読が容易に出来るのでそのようにしても良い。(図示省略)
このように、目盛値が0となる目盛線を起点とし、任意に定める目盛値間隔毎のそれぞれの目盛線に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線と仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線の表示方法が異なるものとする方法には、目盛線の線幅、目盛線の目盛数字、目盛線の印、目盛線の形状などの表示方法によるものがあり、表示方法に相違点があればどのような方法でも良い。
(以下の実施の形態においても同様とする。)
また、離れた目盛線ではなく隣り合う目盛線32aと目盛線33a、目盛線37aと目盛線38aの最小目盛線の線幅を目盛線31a、34a、36a、39aより太くなどしているので、目盛線32a、33a、37a、38aの位置を把握しやすい。
また、目盛線32a、33a、37a、38aは、それぞれ目盛線31a、32a、33a、34aと目盛線36a、37a、38a、39aの左右に偏ることなく中央に位置しているので、目盛線32a、33a、37a、38aの位置を把握しやすい。
また、図1のこの実施の形態においては、目盛線32a、33a、37a、38aに目盛数字50aである「2」、「3」、「7」、「8」を設けたことで、この目盛数字50aを設けない場合に比べ目盛線32a、33a、37a、38aの目盛値の判読が行いやすい。
また、この目盛線32aと目盛線33a、目盛線37aと目盛線38aの隣り合う目盛線に目盛数字50aを設けているので、「2」と「3」、「7」と「8」の目盛数字50aの差から目量が、1mmであることが容易に把握出来る。
このように目量が、1mmであることが容易に把握出来ることで、目盛線32a、33a、37a、38aと隣り合う目盛数字50aのない目盛線31a、34a、36a、39aも、目盛線32a、33a、37a、38aの目盛数字50aに目量の1mmを足したり、引いたりすることで、目盛線31a、34a、36a、39aの目盛値も目盛線32a、33a、37a、38aと同様に目盛数字50aを設けない場合に比べ目盛値の判読が行いやすい。
また、本発明のそれぞれの目盛線の線幅は、目盛線を見やすくするため、目盛線の中心から隣の目盛線の中心までの間隔の4分の1以内とすることが望ましい。(以下の実施の形態においても、ダイヤル状の目盛を除き同様とする。)
なお、特許文献2では、全ての最小目盛線に目盛数字を設けているが、そのため最小目盛線の目盛数字の表示が多くなり目盛が見にくいとともに、最小目盛線の目盛数字が変わるのみで表示方法が同一であるため、最小目盛線の直感的な判別が行いにくいが、この実施の形態のように、最小目盛線のうち目盛線32a、33a、37a、38aの線幅を目盛線31a、34a、36a、39aより太くし目盛数字50aなどを設ければ、最小目盛線の目盛数字50aの表示が少ないため最小目盛線の目盛が見やすく、また、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読も容易に出来る。
この実施の形態では、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に、内側が黒く着色された円形の印40を設けているが、この印は、円形に限らず三角形、四角形、二重丸などどのような形状の図形でも良い。また、印の内側を着色しないものとしても良い。また、この印を数字や文字としても良い。 この実施の形態では、左始まりの目盛としたが、右始まりとしても良い。(以下の実施の形態においても同様とする。)
本発明は以上のように構成されている。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について、図2により説明する。この実施の形態は、次によりなされた物の長さの測定などを行うスケールの目盛である。
イ、第1の実施形態のイからホにより目盛本体10に目盛線を形成する。
本発明の第1の実施の形態の目盛における図1の目盛線32b、33b、37b、38b、の目盛数字50bを円形の線で囲むことが不要な場合は、図2のように目盛線32b、33b、37b、38bの目盛数字50bを円形の線で囲む表示を省略したこのような目盛をスケールに設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来るので、そのようにしても良い。
本発明は以上のように構成されている。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態は次によりなされた目盛で図3により説明する。
この第3の実施の形態は、図2の第2の実施の形態の目盛において、付番した仮番号の最下位の数が5となる目盛線35aを、目盛線32a、33a、37a、38aと同じ線幅とし、目盛線35aの内側先端付近に本目盛値のcm単位換算で小数点以下第一位の数である「5」の目盛数字50aを設けるものである。
このように、目盛線35aを目盛線32a、33a、37a、38aと同じ線幅とするとともに、目盛線35aに目盛数字50aである「5」を設けたこのような目盛をスケールに設ければ、図2の第2の実施の形態に比べ目盛線34a、35a、36aの把握がしやすいため、目盛線34a、35a、36aの判別と目盛値の判読がより行いやすいので、そのようにしても良い。
また、図3のような目盛本体10のそれぞれの目盛線に、図4のように目盛線の中間部分を消す切欠き45を設けた目盛を透明な素材のスケールの目盛としても良い。
このようなスケールで、図4のように長さの測定対象物41を切欠き45に挟むとともに内側のそれぞれの目盛線の頂点に合わせるようにして、透明な素材を通して測定対象物41を確認しながら測定をすれば、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの直感的な判別とそれぞれの目盛線の目盛値の判読が容易に出来るとともに、測定対象物41の測定箇所とスケールの外形線とが重ならず測定が行いやすいのでそのようにしても良い。この場合であれば、長さが3cm9mmであることが容易に判読出来る。
また、図3のような目盛本体10のそれぞれの目盛線に、図5のように中間部分を消す切欠き45を設け、その切欠き45に挟まれるようにして開口部22を設ける。
次に、このような目盛本体10の目盛をスケールに設けるとともに、スケールにも、目盛本体10の開口部22の位置に合わせ開口部を設ける。
このようなスケールで、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なる両側の目盛線を目安にして開口部を利用して測定対象物の所要な長さの位置に印を付ける作業を行えば、測定対象物の正確な位置決めが容易に出来るのでそのようにしても良い。この場合、所要の両側の2本目盛線に挟まれた位置に印を付けるのでより印が付けやすいものとなる。
また、図6のように、図3の目盛のうち最小目盛線の目盛数字50aを設けないようにした目盛をスケールに設ければ、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易で、表示がシンプルな目盛と出来るので、このような最小目盛線に目盛数字50aを設けない目盛としても良い。
本発明は以上のように構成されている。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について、図7により説明する。この実施の形態は、次によりなされた目盛線の線幅を目盛精度などの関係で同一とする必要があるスケールの目盛である。
第4の実施の形態は、第3の実施の形態の図3の目盛において、目盛線32a、33a、35a、37a、38a及び目盛値が0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10cmの目盛線の外縁先端部分の線幅を目盛線32aの線長の0.3倍の長さで、目盛線31a、34a、36a、39aと同じ線幅としたもの。
このようにして、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの目盛線の表示方法を異なるものとする。
このような目盛をスケールに設ければ、第3の実施の形態のように目盛線32a、33a、37a、38aの内側の線幅を、目盛線31a、34a、36a、39aの線幅より太くしても、測定を行う目盛線の外縁先端部分は、目盛線31a、34a、36a、39aと同じ線幅となるため、目盛精度を低下させることがないとともに、第3の実施の形態と同様に、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
また、この実施の形態では、5mm、15mmなどの5mm毎の目盛線及び1cm、2cmなどの1cm毎の目盛線及び0cm、5cmなどの5cm毎の目盛線の線幅も、目盛線31a、34a、36a、39aと同じ線幅としているので、全ての目盛線の外縁先端部分の線幅が同じとなり、見やすいとともに、全ての目盛線の目盛精度を揃えることが出来るので、そのようにしても良い。
以下の実施の形態においても、目盛精度などの関係で目盛線の外縁先端部分の線幅を同一にする必要がある場合は、このように目盛線の一部分の線幅が異なる目盛とすれば、目盛精度を低下させることなくそれぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来るので、そのようにしても良い。
本発明は以上のように構成されている。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態について、図8により説明する。この実施の形態は、次によりなされた全体が透明な素材の液体の体積を測定するメスシリンダーや計量カップなどの液量計や注射筒の目盛である。
イ、目盛本体10に、次により目盛線を形成する。
まず、目盛値0mlから目盛値50mlの範囲で、目盛値間隔2ml毎に、目盛線の線長が同じである目盛線を水平方向に形成する。なお目盛値は上側から下側方向に降順とする。
このうち、目盛値が0、10、20、30、40、50mlの10ml毎の目盛線の線長を、右方向に長く前記2ml毎の目盛線の1.4倍の線長とする。
次に、前記10ml毎の目盛線の右側先端付近に、目盛本体10の上側から下側の方向に50mlから0mlまで降順に本目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0mlの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は2mlとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である2ml毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの右側先端付近に、それぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50aを設ける。
このように、最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aには目盛数字50aを設け、同じく最小目盛線である目盛線31a、34a、36a、39aには目盛数字50aを設けないことにより、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛を液量計や注射筒に設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線のうち目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線に設けられた目盛数字50aの「4」、「6」、「14」、「16」などを目安にして測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
また、隣り合う目盛線32aと目盛線33a、目盛線37aと目盛線38aに目盛数字50aを設けているので、「4」と「6」、「14」と「16」などの目盛数字50aの差から目量が、2mlであることが容易に把握出来る。
この目量が把握出来ることで、目盛数字50aが設けられていない目盛線31a、34a、36a、39aの目盛値も判読が行いやすい。
例えば、目盛線34aである8mlの目盛線には目盛数字50aが設けられていないが、目盛数字50aが設けられた目盛線33aである6mlに目量の2mlを足すことで、8mlの目盛値であることが容易に判読出来る。
また、この目盛線32a、33a、37a、38aに目盛数字50aを設けたことで、前記のように目量を把握しなくても目盛線31a、34a、36a、39aの目盛値の判読を容易にすることも出来る。
例えば、目盛線34aである8mlの目盛線には目盛数字50aが設けられていないが、目盛数字50aが設けられた目盛線33aである6mlと目盛数字が設けられた10mlの中間の目盛線であるので8mlの目盛値であることが容易に判読出来る。
このようにすることで、目盛数字50aが設けられていない目盛線31a、34a、36a、39aの目盛値の判読も行いやすい。
この実施の形態のように目量の数が1以外の目盛においては、4本ずつ形成される最小目盛線のうち目盛値が0となる方向から数えて何番目の最小目盛線かの数に目量を掛けて計算し目盛値を判読する必要があるが、このように最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aに目盛数字を設ければこのような手間を掛けることなく目盛値の判読が出来るので特に便利である。
また、この実施の形態においては、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの線長は同長としているが、目盛線32a、33a、37a、38aの線長を目盛線31a、34a、36a、39aの1.2倍の線長とすれば、それぞれの最小目盛線の判別と目盛値の判読が更に行いやすいのでそのようにしても良い。(図示省略)
また、図8の目盛においては、目盛数字(50a、50b)は上側から下側の方向に降順となっているが、この目盛を注射筒の目盛とする場合には、注射筒本体に、注射針が下に位置するように図8の目盛を設け、更に、図8の目盛の目盛数字(50a、50b)を上側から下側の方向に昇順とした目盛も注射針が上に位置するように注射筒本体に併せて設ければ、薬液等の充填の際に、そのいずれかの目盛を見れば、注射針を上に向けた充填の時も、注射針を下に向けた充填の時も目盛数字が逆にならず充填が行いやすいので、注射筒にこのような2種類の目盛を設けても良い。
また、このいずれかの目盛だけを注射筒に設けても良い。
また、図9のように、図8のそれぞれの目盛線の同じ位置に、目盛線31aの線長の0.3倍の幅で目盛線の中間部分を消す切欠き45を設けても良い。
このように目盛線に切欠き45を設け、その切欠き45に現れる液面により測定などを行うことで、液面が目盛線に重ならず、切欠き45の両側の2本の目盛線で液面を挟むようにして目盛値の判読を行うので、通常の1本の目盛線で測定などを行うよりも、液面の視認性が高いとともに、目盛値の判読が行いやすいので、このような目盛としても良い。
なお、注射筒に図9の目盛を設けた場合においては、切欠き45から薬液等の液面とともに、注射筒の可動式の押子の薬液等側の端部も視認しやすいため、的確に必要な量の薬液等を注射筒に充填出来る。この場合、図9の目盛の目盛数字(50a、50b)を上から下に昇順となるようにした目盛を、注射針が上に位置するように注射筒本体に設ければ、注射針を上に向けて薬液などを充填しても目盛数字(50a、50b)が逆とならないのでそのようにしても良い。
また、図8や図9の目盛は、目盛線の間隔が等間隔となっているが、容器の形状に合わせて目盛線の間隔を変更すれば、容器の内径が下に行くに従い小さくなるメートルグラスの目盛としても利用出来、前記と同様な効果を得るのでそのような目盛としても良い。(図示省略)
また、液量計や注射筒など目盛値が0の目盛線を形成しない場合があるが、その場合、仮番号の付番を目盛値が0の想定の目盛線を含めて行うものとする。
(以下の実施の形態においても同じ)
このようにして想定の目盛線を含めて仮番号を付番し、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aと仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとすれば、目盛値が0の目盛線を形成しない場合においても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。(図示省略)
本発明は以上のように構成されている。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態について、図10により説明する。この実施の形態は、次によりなされた物の長さの測定などを行うスケールの目盛である。
イ、第1の実施形態のイにより、目盛本体10に目盛線を形成する。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1mmとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である1mm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に、三角形の印40を設ける。
このように、最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aには三角形の印40を設け、同じく最小目盛線で付番された仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線31a、34a、36a、39aには三角形の印40を設けないことにより、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの目盛線の表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛をスケールに設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目と3番目の目盛線の内側先端に三角形の印40を設けられ、1番目と4番目の目盛線には三角形の印40設けず、この2番目と3番目の目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が2、3、7、8となることを把握し測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
このような目盛により、最小目盛線の直感的な判別と目盛値の判読が容易に出来るとともに、目盛線32a、33a、37a、38aに三角形の印40を設けるのみで、全ての最小目盛線の線幅が同一であるため目盛精度への影響がなく、線長が同一であるため表示がシンプルな目盛とすることが出来る。
本発明は以上のように構成されている。
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態について、図11により説明する。この実施の形態は、次によりなされた物の長さの測定などを行うスケールの目盛である。
イ、第1の実施形態のイにより、目盛本体10に目盛線を形成する。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1mmとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である1mm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの線幅を、仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線31a、34a、36a、39aの2.5倍の線幅とする。
このように、最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aの線幅を、同じく最小目盛線である目盛線31a、34a、36a、39aの線幅より太くすることにより、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛をスケールに設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線の線幅が1番目と4番目の目盛線の線幅に比べて太く、この2番目と3番目の目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が2、3、7、8となることを把握し測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
このような目盛により、最小目盛線の直感的な判別と目盛値の判読が容易に出来るとともに、全ての最小目盛線の線長が同長で線幅が異なるのみであるため、表示がシンプルな目盛とすることが出来る。
なお、目盛線32a、33a、37a、38aの線長を、目盛線31a、34a、36a、39aの線長より長くすれば、それぞれの最小目盛線の判別と目盛値の判読が更に行いやすいのでそのようにしても良い。(図示省略)
また、目盛線32a、33a、37a、38aの線幅を外縁先端部から反対端部に向かうに従って増大させるなどして、目盛線31a、34a、36a、39aと異なる形状として目盛線の表示方法が異なるものとしても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来るのでそのようにしても良い。(図示省略)
本発明は以上のように構成されている。
(第8の実施の形態)
本発明の第8の実施の形態について、図12により説明する。この実施の形態は、物の長さの測定などを行うスケールの目盛である。
イ、第1の実施形態のイにより、目盛本体10に目盛線を形成する。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1mmとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である1mm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線31a、34a、36a、39aの線長と線幅を、仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの線長の1.2倍、線幅は1cm毎の目盛線と同じくし、目盛線31a、34a、36a、39aの内側先端に本目盛線の線幅の2倍の直径の内側が黒く着色された円形の印40を設ける。
このように、最小目盛線である目盛線31a、34a、36a、39aを、同じく最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aより線長を長く、線幅を太くし、目盛線31a、34a、36a、39aの内側先端に印40を設けることにより、目盛線31a、34a、36a、39aと目盛線32a、33a、37a、38の表示方法が異なるものとする。
このような目盛線31a、34a、36a、39aと目盛線32a、33a、37a、38aの相違点のある目盛をスケールに設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて1番目の目盛線と4番目の目盛線の線幅が2番目と3番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この1番目と4番目の目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が1、4、6、9となることを把握し測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
このような目盛により、最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来るとともに、5mm毎や1cm毎の目盛線と隣り合う目盛線31a、34a、36a、39aの線幅を太くなどしているため、5mm毎や1cm毎の目盛線付近の目盛値の判読が特に行いやすい目盛となる。
本発明は以上のように構成されている。
(第9の実施の形態)
本発明の第9の実施の形態について、図13により説明する。この実施の形態は、目盛値が0の目盛線を中心にして左右にマイナス側とプラス側の両方の目盛線を形成した物の長さの測定などを行うスケールの目盛である。
イ、目盛本体10の一側縁に、次により目盛線を形成する。
目盛本体10に、目盛値0cmから目盛値間隔が1mm毎に、目盛線の線長が同長の目盛線をマイナス側を左側に、プラス側を右側に目盛値5cmの範囲で形成する。
このうち、目盛値がマイナス5、15、25、35、45mm、プラス5、15、25、35、45mmとなる5mm毎の目盛線の線長を前記1mm毎の目盛線の1.5倍の線長とする。
次に、目盛値がマイナス1、2、3、4cm、プラス1、2、3、4cmとなる1cm毎の目盛線の線長と線幅を、前記5mm毎の目盛線の線長の1.5倍、線幅は2.5倍とし、本1cm毎の目盛線内側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
次に、目盛値がマイナス5cm、0cm、プラス5cmとなる5cm毎の目盛線の線長と線幅を、前記1cm毎の目盛線の線長の1.2倍、線幅は同じくし、本5cm毎の目盛線内側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1mmとする。
二、起点20から、目盛値がマイナス側及びプラス側の両方向に、任意に定める目盛値間隔である1mm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの線長と線幅を、仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線31a、34a、36a、39aの線長の1.2倍、線幅は前記1cm毎の目盛線と同じ線幅とし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に本目盛線の線幅の2倍の直径の内側が黒く着色された円形の印40とそれぞれの目盛線の目盛値のcm単位換算で小数点以下第一位の数である「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字50aを設ける。
このように、最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aの線長と線幅を、同じく最小目盛線である目盛線31a、34a、36a、39aより線長を長く、線幅を太くし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端には印40及び目盛数字50aを設けることにより、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛をスケールに設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線の線幅が1番目と4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目と3番目の目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が2、3、7、8となることを把握し、そこに設けられた目盛数字50aを目安にして測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
このような目盛により、目盛値がマイナス側からプラス側に目盛値が連続する目盛においても最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
本発明は以上のように構成されている。
(第10の実施の形態)
本発明の第10の実施の形態について、図14により説明する。この実施の形態は、次によりなされた目盛値が0の目盛線の左右方向にプラスの目盛値の目盛線を形成した物の長さの測定などを行うスケールの目盛である。
イ、目盛本体10の一側縁に、次により目盛線を形成する。
目盛本体10に、目盛値0cmから目盛値5cmの範囲で、目盛値間隔が1mm毎に、目盛線が同長の目盛線を目盛値0cmの目盛線から左右両方向に目盛線を形成する。
このうち、両方向の目盛値が5、15、25、35、45mmとなる5mm毎の目盛線の線長を前記1mm毎の目盛線の1.5倍の線長とする。
次に、両方向の目盛値が1、2、3、4cmとなる1cm毎の目盛線の線長と線幅を、前記5mm毎の目盛線の線長の1.5倍、線幅は2.5倍とし、本1cm毎の目盛線の内側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
次に、両方向の目盛値が、0cm、5cmとなる5cm毎の目盛線の線長と線幅を、前記1cm毎の目盛線の線長の1.2倍、線幅は同じくし、本5cm毎の目盛線の内側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1mmとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である1mm毎の両方向のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aを、仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線31a、34a、36a、39aの線長は1.2倍、線幅は前記1cm毎の目盛線と同じくし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に四角形の印40とそれぞれの目盛線の目盛値のcm単位換算で小数点以下第一位の数である「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字50aを設ける。
このように、最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aの線長と線幅を、同じく最小目盛線である目盛線31a、34a、36a、39aより線長を長く、線幅を太くし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に印40や目盛数字50aを設けることにより、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛をスケールに設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線の線幅が1番目と4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目と3番目の目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が2、3、7、8となることを把握し、そこに設けられた目盛数字50aを目安にして測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
このような目盛により、目盛値0の目盛線を起点に左右の両側にプラス側の目盛値の目盛線を形成した目盛においても、最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
本発明は以上のように構成されている。
(第11の実施の形態)
本発明の第11の実施の形態について、図15により説明する。この実施の形態は、次によりなされた目盛本体の両側に目盛線を形成した巻尺の目盛である。
イ、 目盛本体10に、目盛値0cmから目盛値10cmの範囲で、目盛値間隔1mm毎に目盛線を両側縁に形成する。なお、目盛値は左側端の目盛線が目盛値0となるようにする。
このうち、目盛値が5、15、25、35、45、55、65、75、85、95mmとなる5mm毎の目盛線の線長を、前記1mm毎の目盛線の1.5倍の線長とする。
次に、目盛値が1、2、3、4、6、7、8、9cmとなる1cm毎の目盛線の線長と線幅を、前記5mm毎の目盛線の線長の1.5倍、線幅は2.5倍とし、上側の目盛線と下側の目盛線の内側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
次に、目盛値が0cm、5cm、10cmとなる5cm毎の目盛線の線長と線幅を、前記1cm毎の目盛線の線長の1.2倍、線幅は同じくし、両側縁の目盛線の内側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1mmとする。
二、起点20から、両側縁の目盛線の任意に定める目盛値間隔である1mm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの線長と線幅を、仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線31a、34a、36a、39aの線長の1.2倍、線幅は前記1cm毎の目盛線と同じとし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に本目盛線の線幅の2倍の直径の内側が黒く着色された円形の印40とそれぞれの目盛線の目盛値のcm単位換算で小数点以下第一位の数である「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字50aを設ける。
へ、次に、任意に定める目盛値間隔を10mmとして再度仮番号の付番を行う。
ト、起点20から、任意に定める目盛値間隔10mm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
チ、その仮番号の最下位の数が、3、8となる目盛線33b、38bの目盛数字50bを円形の線で囲む。
このように、cm毎の目盛線33b、38bの目盛線の目盛数字50bを円形の線で囲み、仮番号の最下位の数が、1、2、4、6、7、9となる目盛線31b、32b、34b、36b、37b、39bの目盛数字50bは円形の線で囲まないことにより、目盛線33b、38bと目盛線31b、32b、34b、36b、37b、39bの表示方法が異なるものとする。
このようにして、目盛線33b、38bの目盛数字50bである「3」、「8」を円形の線で囲むことで、この目盛線33b、38bのそれぞれの目盛線を直感的に判別出来る。
また、この目盛線33b、38bのそれぞれの目盛線が直感的に判別出来ることで、近傍の目盛線31b、32b、34b、36b、37b、39bのそれぞれの目盛線も直感的に判別出来る。
以上のことから、このような目盛を巻尺に設ければ、目盛線31b、32b、33b、34b、36b、37b、38b、39bのそれぞれの目盛線を直感的に判別出来るので測定などが行いやすい。
また、円形の線で囲まれた「3」、「8」の目盛数字50bが目安となりcm単位の目盛線の全体的な目盛位置の把握が行いやすい。
また、最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aの線長と線幅を、同じく最小目盛線である目盛線31a、34a、36a、39aより線長を長く、線幅は太くし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に印40及び目盛数字50aを設けることにより、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛を巻尺に設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線の線幅が1番目と4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目と3番目の目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が2、3、7、8となることを把握し、そこに設けられた目盛数字50aを目安にして測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
このような目盛により、目盛本体の両側縁に目盛線が形成された目盛において、cm単位の目盛線31b、32b、33b、34b、36b、37b、38b、39bが直感的に判別出来るため測定などが行いやすく、最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
なお、この実施の形態は巻尺の目盛であるが、説明の便宜上、0~10cmの短い目盛により説明している。
本発明は以上のように構成されている。
(第12の実施の形態)
本発明の第12の実施の形態について、図16により説明する。
この実施の形態は、次によりなされた特許文献1のように、最小目盛線のそれぞれの線長が漸次異なる物の長さの測定などを行うスケールの目盛である。
イ、第1の実施形態のイにより、目盛本体10に目盛線を形成する。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1mmとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である1mm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が1、2、3、4となる目盛線31a、32a、33a、34aの線長を、仮番号の最下位の数が5の目盛線35aの線長を超えない範囲で、漸次短くなるようにする。
ヘ、仮番号の最下位の数が6、7、8、9となる目盛線36a、37a、38a、39aの線長を、目盛線35aの線長を超えない範囲で、漸次長くなるようにする。
ト、目盛線32a、33a、37a、38aを、1cm毎の目盛線と同じ線幅とし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に本目盛線の線幅の2倍の直径の内側を黒色に着色した円形の印40を設ける。
このように、最小目盛線のそれぞれの長さが漸次異なる目盛においては、目盛線32a、33a、37a、38aの線幅を、目盛線31a、34a、36a、39aの線幅より太くし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に印40を設けることにより、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛をスケールに設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線の線幅が1番目と4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目と3番目の目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が2、3、7、8となることを把握し測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
このような目盛により、最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来るとともに、最小目盛線の線長が、5mm毎の目盛線を中心に谷状となっているため、特に5mm毎の目盛線付近の目盛値が判読しやすい。
また、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端付近に、それぞれの目盛線の目盛値のcm単位換算で小数点以下第一位の数である「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字を設ければ、更に最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来るので、そのようにしても良い。(図示省略)
本発明は以上のように構成されている。
(第13の実施の形態)
本発明の第13の実施の形態について、図17により説明する。この実施の形態は、次によりなされた旋盤の送り目盛など設定部の目盛である。
イ、目盛本体10の一側縁に、次により目盛線を形成する。
目盛本体10に、目盛値0cmから目盛値1.0cmの範囲で、目盛値間隔0.02cm毎に、目盛線の線長が同じ目盛線を形成する。なお、目盛値は左側から右方向に昇順とするものとする。
次に、目盛値が、0.1、0.2、0.3、0.4、0.6、0.7、0.8、0.9cmとなる0.1cm毎の目盛線の線長と線幅を、前記0.02cm毎の目盛線の線長の2.5倍、線幅も2.5倍とし、本0.1cm毎の目盛線の内側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
次に、目盛値が0、0.5、1.0cmとなる0.5cm毎の目盛線の線長と線幅を、前記0.1cm毎の目盛線の線長の1.2倍、線幅は同じくし、本0.5cm毎の目盛線内側先端付近に本目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は0.02cmとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である0.02cm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの線長と線幅を、仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線31a、34a、36a、39aの線長の1.2倍、線幅は前記0.1cm毎の目盛線と同じ線幅とし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に本目盛線の線幅の2倍の直径の内側が黒色に着色された円形の印40とそれぞれの目盛線の目盛値のcm単位換算で小数点以下第二位の数である「4」、「6」の目盛数字50aを設ける。
このように、最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aを、同じく最小目盛線である目盛線31a、34a、36a、39aより線長を長く、線幅を太くし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に印40及び目盛数字50aを設けることにより、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛を旋盤の送り目盛など設定部に設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線の線幅が1番目と4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目と3番目の目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第二位の数が4、6となることを把握し、そこに設けられた目盛数字50aを目安にして測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
また、この実施の形態においては、目盛線32a、33a、37a、38aに目盛数字50aである「4」、「6」を設けたことで、この目盛数字50aを設けない場合に比べ目盛線32a、33a、37a、38aの目盛値の判読が行いやすい。
また、この隣り合う目盛線である目盛線32aと33a、目盛線37aと38aのそれぞれの目盛線に0.04cmと0.06cmを示す「4」、「6」の目盛数字50aを設けたことで、目量が0.02cmであることが簡単に把握出来る。
このように目量が、0.02cmであることが把握出来ることにより、目盛線32a、33a、37a、38aと隣り合う目盛数字50aのない目盛線31a、34a、36a、39aも、目盛線32a、33a、37a、38aの目盛数字50aに、目量の0.02cmを足したり、引いたりすることにより目盛線31a、34a、36a、39aの目盛値も目盛数字50aを設けない場合に比べ判読が行いやすい。
このような目盛を、旋盤の送り目盛など設定部の目盛とすれば、目盛設定を正確かつ迅速に行うことが出来る。
本発明は以上のように構成されている。
(第14の実施の形態)
本発明の第14の実施の形態について、図18により説明する。
この実施の形態は、次によりなされた圧力計の目盛である。
イ、円形の目盛本体10にダイヤル状に、次により目盛線を形成する。
まず、目盛本体10の中心から目盛本体10の半径の0.6倍の地点から外側に向けて放射線状に、目盛値0MPaから目盛値0.6MPaの範囲で、目盛値間隔0.01MPa毎に目盛本体10の半径の0.12倍の線長の目盛線を形成する。
なお、目盛値は時計回りに昇順とする。
次に、目盛値が0、0.05、0.10、0.15等の0.05MPa毎のそれぞれの目盛線の線長と線幅を、外側方向に前記0.01MPa毎の目盛線の線長の2倍、線幅は2.5倍とし、本0.05MPa毎の目盛線外側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0MPaの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は0.01MPaとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である0.01MPa毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの線長と線幅を、外側方向に長く仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線31a、34a、36a、39aの線長の1.5倍、線幅は前記0.05MPa毎の目盛線と同じとし、目盛線32a、33a、37a、38aの外側先端に本目盛線の線幅の2倍の直径の内側が黒く着色された円形の印40を設ける。
へ、次に、任意に定める目盛値間隔を0.05MPaとして再度仮番号の付番を行う。
ト、起点20から、任意に定める目盛値間隔0.05MPa毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
チ、その仮番号の最下位の数が、2、3、7、8となる目盛線32b、33b、37b、38bの目盛数字50bを四角形の線で囲む。
このように、0.05MPa毎の目盛線32b、33b、37b、38bの目盛線の目盛数字50bを四角形の線で囲み、目盛線31b、34b、36b、39bの目盛数字50bは四角形の線で囲まないことにより、目盛線32b、33b、37b、38bと目盛線31b、34b、36b、39bの表示方法が異なるものとする。
このようにして、目盛線32b、33b、37b、38bの目盛数字50bである「0.10」、「0.15」、「0.35」、「0.40」を四角形の線で囲むことで、この目盛線32b、33b、37b、38bのそれぞれの目盛線を直感的に判別出来る。
また、この目盛線32b、33b、37b、38bのそれぞれの目盛線が直感的に判別出来ることで、隣り合う目盛線31b、34b、36b、39bのそれぞれの目盛線も直感的に判別出来る。
以上のことから、このような目盛を圧力計に設ければ、目盛線31b、32b、33b、34b、36b、37b、38b、39bのそれぞれの目盛線を直感的に判別出来るので測定などが行いやすい。
また、0.05MPa単位で隣り合う「0.10」、「0.15」などの目盛数字50bを四角形の線で囲むことで、この「0.10」、「0.15」などの目盛数字50bの位置を把握しやすい。
また、この目盛線32b、33bの「0.10」、「0.15」の目盛数字50bは、目盛線31b、32b、33b、34bの目盛数字50bである「0.05」、「0.10」、「0.15」、「0.20」の中央に位置するとともに、目盛線37b、38bの「0.35」、「0.40」の目盛数字50bも、目盛線36b、37b、38b、39bの目盛数字50bである「0.30」、「0.35」、「0.40」、「0.45」の中央に位置しているため、「0.10」、「0.15」などの目盛数字50bの位置を把握しやすい。
また、この四角形の線で囲まれた「0.10」、「0.15」、「0.35」、「0.40」の目盛数字50bが目安となり0.05MPa単位の目盛線の全体的な目盛位置の把握が行いやすい。
また、最小目盛線においても、最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aの線長と線幅を、同じく最小目盛線である目盛線31a、34a、36a、39aより線長を長く、線幅を太くし、目盛線32a、33a、37a、38aの外側先端に印40を設けることで目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛を圧力計に設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線の線幅が1番目と4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目と3番目の目盛線の目盛値はMPa単位に換算して小数点以下第二位の数が2、3、7、8となることを把握し測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
また、この実施の形態においては、目盛線の外側に目盛数字50bを設けたことで、圧力計の指針が、目盛本体10の中心から目盛線31a、34a、36a、39aの目盛線が形成された範囲内を移動する構造とすれば、指針と目盛数字50bが重ならないため目盛値の判読が行いやすい。
また、目盛線32a、33a、37a、38aに目盛数字を設ければ、更に目盛値の判読が行いやすいので、そのようにしても良い。(図示省略)
また、本発明によるダイヤル状に形成されたそれぞれの目盛線の線幅は、目盛線を見やすくするため、目盛線の最も内側の中心から隣り合う目盛線の最も内側の中心との間隔の4分の1以内の線幅とすることが望ましい。(以下の実施の形態におけるダイヤル状の目盛についても同様とする。)
本発明は以上のように構成されている。
(第15の実施の形態)
本発明の第15の実施の形態について、図19により説明する。この実施の形態は、次によりなされた1mm毎の最小目盛線の中間に、最小目盛線より線長が短い0.5mm毎の補助目盛線42が形成された物の長さの測定などを行うスケールの目盛である。
イ、目盛本体10の一側縁に、次により目盛線を左側から右側方向に目盛値が昇順となるように形成する。
まず、目盛値0cmから目盛値5cmの範囲で、目盛値間隔0.5mm毎に、目盛線の線長が同じである目盛線を形成する。
このうち、目盛値が1、2、3、4、6、7、8、9mm等の1mm毎の目盛線の線長を前記0.5mm毎の目盛線の線長の1.8倍とする。
次に、目盛値が5、15、25、35、45mmとなる5mm毎の目盛線の線長を、前記1mm毎の目盛線の線長の1.2倍とする。
次に、目盛値が1、2、3、4cmとなる1cm毎の目盛線の線長と線幅を、上記5mm毎の目盛線の線長の1.8倍、線幅は2.5倍とし、本1cm毎の目盛線の内側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
次に、目盛値が0、5cmとなる5cm毎の目盛線の線長と線幅を、前記1cm毎の目盛線の線長の1.2倍、線幅は同じくし、本5cm毎の目盛線の内側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1mmとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である1mm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの線幅を、前記1cm毎の目盛線の線幅と同じとし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に本目盛線の線幅の2倍の直径の内側を黒く着色した円形の印40とそれぞれの目盛線の目盛値のcm単位換算で小数点以下第一位の数である「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字50aを設ける。
このように、1mm毎の最小目盛線の中央に、最小目盛線より線長が短い0.5mm毎の補助目盛線42が形成されたスケールの目盛においては、まず最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aを、同じく最小目盛線である目盛線31a、34a、36a、39aより線幅を太くし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端には円形の印40と目盛数字50aを設けることにより、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの目盛線の表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛をスケールに設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の最小目盛線と3番目の最小目盛線の線幅が1番目と4番目の最小目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目と3番目の最小目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が2、3、7、8となることを把握し、そこに設けられた目盛数字50aを目安にして測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
また、このように、最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来ることで、最小目盛線に隣り合い形成されている0.5mm毎の補助目盛線42も直感的に判別が出来るとともに、隣り合う最小目盛線の目盛値に0.5mmの数を足したり引いたりすることで、補助目盛線42の目盛値も判読が容易に出来る。
本発明は以上のように構成されている。
(第16の実施の形態)
本発明の第16の実施の形態について、図20により説明する。
この実施の形態は、次によりなされた湿度が10%から60%までの範囲とする湿度計の目盛である。
イ、円形の目盛本体10にダイヤル状に、次により目盛線を形成する。
まず、目盛値0%から目盛値60%の範囲で、目盛値間隔1%毎に、目盛本体の中心から目盛本体の半径の0.9倍の位置から目盛本体10の中心に向けて目盛本体10の半径の0.15倍の線長で同長の目盛線を形成する。ただし、目盛値0%から9%の範囲の目盛値間隔1%毎の目盛線は想定の目盛線であるので実際の表示は行わない。
なお、目盛値は時計回りに昇順となるようにする。
このうち、目盛値が15、25、35、45、55%の5%毎の目盛線の線長を、内側方向に長く前記1%毎の目盛線の1.3倍の線長とする。
次に、目盛値が10、20、30、40、50、60%の10%毎の目盛線の線長と線幅を、前記5%毎の目盛線と同じ線長、線幅は前記1%毎の目盛線の2.5倍とし、本10%毎の目盛線の内側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0%の想定の目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1%とする。
二、起点20から、想定の目盛線も含め任意に定める目盛値間隔である1%毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、想定の目盛線である0%から9%の範囲を除き、仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの線幅を前記10%毎の目盛線の線幅と同じとし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に本目盛線の線幅の2倍の直径の内側が黒く着色された円形の印40を設ける。
このように、最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aの線幅を、同じく最小目盛線である目盛線31a、34a、36a、39aより線幅を太くし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に印40を設けたことにより、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛を湿度計に設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線の線幅が1番目と4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目と3番目の線幅が太くなどされた目盛線は、目盛値の最下位の数が2、3、7、8であることを把握し測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
このように、目盛値が0までの目盛線を形成しない目盛においては、仮番号を目盛値が0となる想定の目盛線を起点とし、任意に定める目盛値間隔毎の想定の目盛線を含めたそれぞれの目盛線に0から1ずつ昇順に付番し、実際に形成されている目盛線の仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aと仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線31a、34a、36a、39aの目盛線の表示方法が異なるものとする。
本発明は以上のように構成されている。
(第17の実施の形態)
本発明の第17の実施の形態について、図21により説明する。この実施の形態は、次によりなされた1V毎の目盛線の中間位置に、1V毎の線長より短い0.5V毎の補助目盛線42が形成された電圧計の目盛である。
イ、目盛本体10に、ダイヤル状に次により目盛線を形成する。
目盛値マイナス5Vからプラス10Vの範囲で、目盛値間隔0.5V毎に、目盛線の線長が同じである目盛線を目盛本体10の左側から右側方向にマイナス5Vから10Vまで昇順に形成する。
このうち、目盛値がマイナス1、2、3、4V、プラス1、2、3、4、6、7、8、9Vとなる1V毎の目盛線の線長を、上方向に長く前記0.5V毎の目盛線の1.6倍の線長とする。
次に、目盛値がマイナス5V、0V、プラス5、10Vとなる5V毎の目盛線の線長と線幅を、上方向に長く前記1V毎の目盛線の線長の1.4倍、線幅は2.5倍とし、本5V毎の目盛線の上側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0Vの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1Vとする。
二、起点20から、目盛値がマイナス側及びプラス側の両方向に、任意に定める目盛値間隔である1V毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの線長と線幅を、上方向に長く仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線31a、34a、36a、39aの線長の1.2倍、線幅は前記5V毎の目盛線と同じとし、目盛線32a、33a、37a、38aの上側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50aを設ける。
このように、1V毎の目盛線の間を2等分するように形成された補助目盛線42が存するこのような目盛においては、まず次のように1V毎の最小目盛線の表示方法が異なるものとする。
最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aの線長と線幅を、同じく最小目盛線である目盛線31a、34a、36a、39aより線長を長く、線幅は太くし、目盛線32a、33a、37a、38aの上側先端付近に目盛数字50aを設けることで目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛を電圧計に設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線の線幅が1番目と4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目と3番目の線幅が太くなどされた目盛線は、目盛値がマイナス2、3V、プラス2、3、7、8Vとなることを把握し、そこに設けられた目盛数字50aを目安にして測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
このように、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来ることで、この最小目盛線の目盛値に0.5Vを足したり引いたりすることで、隣り合う補助目盛線42の目盛値の判読も容易に出来る。
本発明は以上のように構成されている。
(第18の実施の形態)
本発明の第18の実施の形態について、図22により説明する。この実施の形態は、次によりなされた0から360度の範囲の円形の角度計の目盛である。
イ、円形の目盛本体10の中心を中心にして、目盛本体の半径の0.7倍の半径の円を形成する。
次に、ここで形成された円に、円の頂点を始点として円周を36に分割する点から外側方向に放射線状に目盛本体の半径の0.08倍の線長の目盛線を形成する。
次に、この各目盛線の外側先端付近に、円の頂点の目盛線を目盛値0度とし、時計回りに10度ずつ昇順する目盛数字50bを設ける。なお、それぞれの目盛数字50bはその底部が目盛本体の中心に向くように設けるものとする。
ロ、目盛値が0度の目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は10度とする。
ニ、起点20から、任意に定める目盛値間隔である10度毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32b、33b、37b、38bの目盛数字50bを四角形の線で囲む。
このように、目盛線32b、33b、37b、38bの目盛数字50bを四角形の線で囲み、目盛線31b、34b、36b、39の目盛数字50bを四角形の線で囲まないことにより、目盛線32b、33b、37b、38bと目盛線31b、34b、36b、39bの表示方法が異なるものとする。
このようにして、目盛線32b、33b、37b、38bの目盛数字50bである「20」、「30」、「70」、「80」などを四角形の線で囲むことで、この目盛線32b、33b、37b、38bのそれぞれの目盛線を直感的に判別出来る。
また、この目盛線32b、33b、37b、38bのそれぞれの目盛線が直感的に判別出来ることで、隣り合う目盛線31b、34b、36b、39bのそれぞれの目盛線も直感的に判別出来る。
以上のことから、このような目盛を角度計に設ければ、目盛線31b、32b、33b、34b、36b、37b、38b、39bのそれぞれの目盛線を直感的に判別出来るので測定などが行いやすい。
また、隣り合う目盛線32b、33b、37b、38bの「20」、「30」などの目盛数字50bを四角形の線で囲むことで、使用者がこの「20」、「30」などの目盛数字50bの位置を把握しやすい。
また、この目盛線32b、33bの「20」、「30」などの目盛数字50bは目盛線31b、32b、33b、34bの目盛数字50bである「10」、「20」、「30」、「40」の中央に位置するとともに、目盛線37b、38bの「70」、「80」などの目盛数字50bも、目盛線36b、37b、38b、39bの目盛数字50bである「60」、「70」、「80」、「90」の中央に位置しているため、使用者が「20」、「30」などの目盛数字50bの位置を把握しやすい。
また、この四角形の線で囲まれた「20」、「30」、「70」、「80」などの目盛数字50bが目安となり10度単位の目盛線の全体的な目盛位置の把握が行いやすい。
このような目盛を様々な角度の測定や設定に使用する目盛とすれば、それぞれをの目盛線を直感的に判別出来るので、角度の測定や設定を迅速に行うことが出来る。
また、このような目盛を航空機や船舶などのジャイロコンパスの目盛として利用すれば、飛行などの方位を直感的に把握することが出来るため、迅速で正確な操縦に役立つのでそのようにしても良い。なお、この場合、「0」、「90」、「180」、「270」のそれぞれの目盛数字50bを、方角を示す「N」、「E」、「S」、「W」の表示としても良い。(図示省略)
本発明は以上のように構成されている。
(第19の実施の形態)
本発明の第19の実施の形態について、図23と図24により説明する。この実施の形態は、次によりなされた物の長さの測定などを行うスケールの目盛である。
イ、目盛本体10の一側縁に、次により目盛線を形成する。
まず、目盛値0cmから目盛値100cmの範囲で、目盛値間隔1mm毎に、目盛線の線長が同じである目盛線を左側から右側方向に目盛値が昇順となるように形成する。
このうち、目盛値が、5mm、15mm、25mm等の5mm毎の目盛線の線長を前記1mm毎の目盛線の1.6倍の線長とする。
次に、目盛値が、1cm、2cm、3cm等の1cm毎の目盛線の線長を、前記5mm毎の目盛線の1.2倍の線長とする。
次に、目盛値が0cm、10cm、20cm、30cm等の10cm毎の目盛線の線長と線幅を、前記1cm毎の目盛線の線長の2倍、線幅は2.5倍とし、本10cm毎の目盛線の内側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は10cmとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である10cm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32b、33b、37b、38bの目盛数字50bを四角形の線で囲む。
このように、10cm毎の目盛線である目盛線32b、33b、37b、38bの目盛数字50bを四角形の線で囲み、同じく10cm毎の目盛線である目盛線31b、34b、36b、39bの目盛数字50bを四角形の線で囲まないことにより、目盛線32b、33b、37b、38bと目盛線31b、32b、36b、39bの表示方法が異なるものとする。
このようにして、目盛線32b、33b、37b、38bの目盛数字50bである「20」、「30」、「70」、「80」を四角形の線で囲むことで、この目盛線32b、33b、37b、38bのそれぞれの目盛線を直感的に判別出来る。
また、この目盛線32b、33b、37b、38bのそれぞれの目盛線が直感的に判別出来ることで、隣り合う目盛線31b、34b、36b、39bのそれぞれの目盛線も直感的に判別出来る。
以上のことから、このような目盛をスケールに設ければ、目盛線31b、32b、33b、34b、36b、37b、38b、39bのそれぞれの目盛線を直感的に判別出来るので測定などが行いやすい。
また、10cm単位で隣り合う目盛線32b、33b、37b、38bの「20」、「30」などの目盛数字50bを四角形の線で囲むことで、この「20」、「30」などの目盛数字50bの位置を把握しやすい。
また、この目盛線32b、33bの「20」、「30」の目盛数字50bは目盛線31b、32b、33b、34bの目盛数字50bである「10」、「20」、「30」、「40」の中央に位置するとともに、目盛線37b、38bの「70」、「80」の目盛数字50bも、目盛線36b、37b、38b、39bの目盛数字50bである「60」、「70」、「80」、「90」の中央に位置しているため、「20」、「30」、「70」、「80」の目盛数字50bの位置を把握しやすい。
また、この四角形の線で囲まれた「20」、「30」、「70」、「80」の目盛数字50bが目安となり10cm単位の目盛線の全体的な目盛位置の把握が行いやすい。
このような目盛により、長さが長いスケールも、10cm毎の目盛線を直感的に判別出来るため測定などが行いやすい。
本発明は以上のように構成されている。
(第20の実施の形態)
本発明の第20の実施の形態について、図25により説明する。この実施の形態は、次によりなされた物の長さの測定などを行うスケールの目盛である
イ、第1の実施形態のイにより、目盛本体10に目盛線を形成する。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1mmとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である1mm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が3、8となる目盛線33a、38aの線長と線幅を、仮番号の最下位の数が1、2、4、6、7、9となる目盛線の線長の1.2倍、線幅は1cm毎の目盛線と同じくし、目盛線33a、38aの内側先端に本目盛線の線幅の2倍の直径の内側が黒く着色された円形の印40とそれぞれの目盛線の目盛値のcm単位換算で小数点以下第一位の数である「3」、「8」の目盛数字50aを設ける。
このように、最小目盛線である目盛線33a、38aを、同じく最小目盛線である目盛線31a、32a、34a、36a、37a、39aより線長を長く、線幅を太くし、目盛線33a、38aの内側先端に印40及び目盛数字50aを設けることにより、目盛線33a、38aと目盛線31a、32a、34a、36a、37a、39aの目盛線の表示方法が異なるものとする。
このような目盛線33a、38aと目盛線31a、32a、34a、36a、37a、39aの相違点のある目盛をスケールに設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて3番目の目盛線の線幅が1番目、2番目、4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この3番目の目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が3、8となることを把握し、そこに設けられた目盛数字50aを目安にして測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
本発明は以上のように構成されている。
(第21の実施の形態)
本発明の第21の実施の形態について、図26により説明する。この実施の形態は、次によりなされた物の長さの測定などを行うスケールの目盛である
イ、第1の実施形態のイにより、目盛本体10に目盛線を形成する。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1mmとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である1mm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が3、8となる目盛線33a、38aの外縁部の先端に、内側が黒く着色された三角形の印40を設ける。
このように、最小目盛線である目盛線33a、38aには印40を設け、同じく最小目盛線である目盛線31a、32a、34a、36a、37a、39aには印40を設けないことにより、目盛線33a、38aと目盛線31a、32a、34a、36a、37a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線33a、38aと目盛線31a、32a、34a、36a、37a、39aの相違点のある目盛をスケールに設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて3番目の目盛線に内側が黒く着色された三角形の印40が設けられ、1番目と2番目と4番目の目盛線には設けられないとともに、この3番目の目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が3、8となることを把握し測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
このような目盛をスケールの目盛とすれば、全ての最小目盛線の線長と線幅が同一となり、表示がシンプルなデザインの目盛とすることが出来る。
本発明は以上のように構成されている。
(第22の実施の形態)
本発明の第22の実施の形態について、図27により説明する。この実施の形態は次によりなされた、物の長さの測定などを行うスケールの目盛である
イ、第19の実施形態のイにより目盛本体10に目盛線を形成する。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は10cmとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である10cm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が3、8となる目盛線33b、38bの目盛数字50bを四角形の線で囲む。
このように、10cm毎の目盛線である目盛線33b、38bの目盛数字50bを四角形の線で囲み、同じく10cm毎の目盛線である目盛線31b、32b、34b、36b、37b、39bの目盛数字50bを四角形の線で囲まないことにより、目盛線33a、38aと目盛線31a、32a、34a、36a、37a、39aの表示方法が異なるものとする。
このようにして、目盛線33b、38bの目盛数字50bである「30」、「80」を四角形の線で囲むことで、この目盛線33b、38bのそれぞれの目盛線を直感的に判別出来る。
また、この目盛線33b、38bのそれぞれの目盛線が直感的に判別出来ることで、近傍の目盛線31b、32b、34b、36b、37b、39bのそれぞれの目盛線も直感的に判別出来る。
以上のことから、このような目盛をスケールに設ければ、目盛線31b、32b、33b、34b、36b、37b、38b、39bのそれぞれの目盛線を直感的に判別出来るので測定などが行いやすい。
また、四角形の線で囲まれた「30」、「80」の目盛数字50bが目安となり10cm単位の目盛線の全体的な目盛位置の把握が行いやすい。
本発明は以上のように構成されている。
(第23の実施の形態)
本発明の第23の実施の形態について、図28により説明する。この実施の形態は、次によりなされた物の長さの測定などを行うスケールの目盛である
イ、第1の実施形態のイにより、目盛本体10に目盛線を形成する。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1mmとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である1mm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、7となる目盛線32a、37aの線長と線幅を、仮番号の最下位の数が1、3、4、6、8、9となる目盛線31a、33a、34a、36a、38a、39aの線長の1.2倍、線幅は1cm毎の目盛線の線幅と同じくし、目盛線32a、37aの内側先端に本目盛線の線幅の2倍の直径の内側を黒く着色した円形の印40とそれぞれの目盛線の目盛値のcm単位換算で小数点以下第一位の数である「2」、「7」の目盛数字50aを設ける。
このように、最小目盛線である目盛線32a、37aを、同じく最小目盛線である目盛線31a、33a、34a、36a、38a、39aより線長を長く、線幅を太くし、目盛線32a、37aの内側先端に印40及び目盛数字50aを設けることにより、目盛線32a、37aと目盛線31a、33a、34a、36a、38a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、37aと目盛線31a、33a、34a、36a、38a、39aの相違点のある目盛をスケールに設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線の線幅が1番目、3番目、4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目の目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が2、7となることを把握し、そこに設けられた目盛数字50aを目安にして測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
本発明は以上のように構成されている。
(第24の実施の形態)
本発明の第24の実施の形態について、図29により説明する。
この実施の形態は、次によりなされた10cmの物の長さの測定などを行うスケールの目盛である。
イ、第1の実施形態のイにより、目盛本体10に目盛線を形成する。
ロ、4本ずつ形成されている最小目盛線60のうち、目盛値が0の目盛線のある側を左として、左から数えて2番目の2番目盛線52と4番目の4番目盛線54の線幅を、同様に左から数えて1番目の1番目盛線51と3番目の3番目盛線53の2.5倍の線幅とする。
このような目盛をスケールに設ければ、4本ずつ形成されている最小目盛線60のうち2番目盛線52及び4番目盛線54の線幅が同じく最小目盛線である1番目盛線51と3番目盛線53より太く、この2番目盛線52と4番目盛線54の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が2、4、7、9となることを把握し測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線の直感的な判別が出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
また、このように、2番目盛線52及び4番目盛線54の線幅を、同じく最小目盛線である1番目盛線51と3番目盛線53より太くするとともに、2番目盛線52及び4番目盛線54の線長を1番目盛線51と3番目盛線53の線長の1.2倍としたり、それぞれの目盛線の目盛値のcm単位換算で小数点以下第一位の数である「2」、「4」、「7」、「9」の目盛数字50aを設ければ、更に、最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来るのでそのようにしても良い。(図示省略)
また、4本ずつ形成されている最小目盛線60のうち1番目盛線51と3番目盛線53の線幅を、同じく最小目盛線である2番目盛線52と4番目盛線54の線幅より太くしても同様の効果があるのでそのようにしても良い。
(図示省略)
また、4本ずつ形成されている最小目盛線60のうち1番目盛線51と2番目盛線52の線幅を、同じく最小目盛線である3番目盛線53と4番目盛線54の線幅より太くし、最小目盛線60の隣り合う2本ずつが同じ線幅とする場合でも、この線幅が太い1番目盛線51と2番目盛線52の目盛値がcm単位に換算して小数点以下第一位の数が1、2、6、7となることを把握し測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線の直感的な判別が出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来るので、そのようにしても良い。(図示省略)
また、4本ずつ形成されている最小目盛線60のうち3番目盛線53と4番目盛線54の線幅を、同じく最小目盛線である1番目盛線51と2番目盛線52の線幅より太くし、最小目盛線60の隣り合う2本ずつが同じ線幅とすることでも、同様な効果があるので、そのようにしても良い。(図示省略)
また、4本ずつ形成されている最小目盛線60のうち2番目盛線52と3番目盛線53の線幅を、1番目盛線51と4番目盛線54の線幅より太くし、この2番目盛線52と3番目盛線53の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が2、3、7、8となることを把握し測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線の直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来るので、そのようにしても良い。(図示省略)
また、この場合、2番目盛線52及び3番目盛線53の線長を1番目盛線51と4番目盛線54の線長の1.2倍とすれば、それぞれの最小目盛線の判別と目盛値の判読が更に行いやすいので、そのようにしても良い。(図示省略)
また、2番目盛線52及び3番目盛線53に、目盛値のcm単位換算で小数点以下第一位の数である「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字50aを設ければ、更に、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来るのでそのようにしても良い。(図示省略)
このような目盛をスケールに設ければ、全ての最小目盛線の線長が同一で、線幅が異なるのみであるため、表示がシンプルな目盛とすることが出来る。
本発明は以上のように構成されている。
(第25の実施の形態)
本発明の第25の実施の形態について、図30により説明する。
この実施の形態は、次によりなされた温度計の目盛である。
イ、目盛本体10に、次により目盛線を形成する。
目盛値マイナス10℃からプラス30℃の範囲で、目盛値間隔1℃毎に、水平で同長の目盛線を上側から下側の方向に目盛値が降順となるように形成する。
このうち、目盛値がマイナス5℃、プラス5、15、25℃となる5℃毎の目盛線の線長と線幅を、右方向に長く前記1℃毎の目盛線の線長の1.3倍、線幅は2.5倍とし、本5℃毎の目盛線の右側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
次に、目盛値がマイナス10℃、0℃、プラス10、20、30℃となる10℃毎の目盛線の線長と線幅を、右方向に長く前記5℃毎の目盛線の線長の1.2倍、線幅は同じくし、本10℃毎の目盛線の右側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0℃の目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1℃とする。
二、起点20から、目盛値がマイナス側及びプラス側の両方向に、任意に定める目盛値間隔である1℃毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの線幅を前記5℃毎の目盛線と同じとし、目盛線32a、33a、37a、38aの右側先端に本目盛線の線幅の2倍の直径の内側を黒色に着色した円形の印40とそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50aを設ける。
ヘ、全ての目盛線の中間部分の同じ位置に、目盛線32a、33a、37a、38aの線長の0.3倍の幅で目盛線を消す切欠き45を設ける。
このように、最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aの線幅を、目盛線31a、34a、36a、39aより太くし、目盛線32a、33a、37a、38aの右側先端に印40及び目盛数字50aを設けることにより、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛を温度計に設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線の線幅が1番目と4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目と3番目の線幅が太くなどされた目盛線は、目盛値の最下位の数が2、3、7、8となることを把握し、そこに設けられた目盛数字50aを目安にして測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
また、この実施の形態においては、目盛線32a、33a、37a、38aに目盛数字50aである「2」、「3」、「7」、「8」などを設けたことで、この目盛数字50aを設けない場合に比べ目盛線32a、33a、37a、38aの目盛値の判読が行いやすい。
また、この目盛線32aと目盛線33a、目盛線37aと目盛線38aの隣り合う目盛線に目盛数字50aを設けているので、「2」と「3」、「7」と「8」の目盛数字50aの差から目量が、1℃であることが容易に把握出来る。
このように目量が、1℃であることが容易に把握出来ることで、目盛線32a、33a、37a、38aと隣り合う目盛数字50aのない目盛線31a、34a、36a、39aも、目盛線32a、33a、37a、38aの目盛数字50aに目量の1℃を足したり、引いたりすることで、目盛線31a、34a、36a、39aの目盛値も目盛線32a、33a、37a、38aと同様に目盛数字50aを設けない場合に比べ目盛値の判読が行いやすい。
また、この目盛線32a、33a、37a、38aに目盛数字50aを設けたことで、前記のように目量を把握しなくても目盛線31a、34a、36a、39aの目盛値の判読が容易に出来る。
例えば、目盛線39aである9℃の目盛線には目盛数字50aが設けられていないが、目盛数字50aが設けられた目盛線38aである8℃と目盛数字が設けられた10℃の中間の目盛線であるので9mlの目盛値であることが容易に判読出来る。
このようにすることで、目盛数字50aが設けられていない目盛線31a、34a、36a、39aの目盛値の判読も行いやすい。
また、この実施の形態では、この切欠き45に、目盛のない測定液が封入されたガラス製棒温度計を設ける構造とする。
このようにすることで、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの線幅の異なる目盛線でガラス製温度計を挟み測定を行うこととなり、目盛線の判別がしやすく、目盛値の判読を行いやすい。
また、この実施の形態の目盛において、切欠き45を設けず、目盛線左端にガラス製温度計を設けることとしても、目盛線の判別がしやすく、目盛値の判読を行いやすいのでそのようにしても良い。(図示省略)
本発明は以上のように構成されている。
(第26の実施の形態)
本発明の第26の実施の形態について、図31により説明する。
この実施の形態は、次によりなされた全体が透明な素材の液量計や注射筒の目盛である。
イ、目盛本体10に、次により目盛線を形成する。
目盛値0mlから30ml範囲で、目盛値間隔1ml毎に、水平で同長の目盛線を上側から下側方向に目盛値が降順となるよう形成する。
このうち、目盛値が0、5、10、15、20、25、30mlの5ml毎の目盛線の線長と線幅を、右方向に長く前記1ml毎の目盛線の線長の1.3倍、線幅は2.5倍とし、本5ml毎の目盛線右側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0mlの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は1mlとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である1ml毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの線幅を前記5ml毎の目盛線の線幅と同じくし、本目盛線の右側先端に本目盛線の線幅の2倍の直径の内側を黒色に着色した円形の印40とそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50aを設ける。
ヘ、全ての目盛線の中間部分の同じ位置に、目盛線32a、33a、37a、38aの線長の0.3倍の幅の目盛線を消す切欠き45を設ける。
ト、目盛数字(50a、50b)の反対側の各目盛線先端46を結ぶように直線の止め線47を形成する。
このように、最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aの線幅を、同じく最小目盛線である目盛線31a、34a、36a、39aより線幅を太くし、目盛線32a、33a、37a、38aの右側先端に印40及び目盛数字50aを設けることにより、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛を液量計や注射筒に設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線の線幅が1番目と4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目と3番目の目盛線の目盛値は最下位の数が2、3、7、8となることを把握し、そこに設けられた目盛数字50aを目安にして測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
また、この実施の形態においては、目盛線32a、33a、37a、38aに目盛数字50aである「2」、「3」、「7」、「8」などを設けたことで、この目盛数字50aを設けない場合に比べ目盛線32a、33a、37a、38aの目盛値の判読が行いやすい。
また、隣り合うこの目盛線32aと目盛線33a、目盛線37aと目盛線38aの目盛線に目盛数字50aを設けているので、「2」と「3」、「7」と「8」などの目盛数字50aの差から目量が、1mlであることが容易に把握出来る。
このように目量が、1mlであることが容易に把握出来ることで、目盛線32a、33a、37a、38aと隣り合う目盛数字50aのない目盛線31a、34a、36a、39aも、目盛線32a、33a、37a、38aの目盛数字50aに目量の1mlを足したり、引いたりすることで、目盛線31a、34a、36a、39aの目盛値も目盛線32a、33a、37a、38aと同様に目盛数字50aを設けない場合に比べ目盛値の判読が行いやすい。
また、この目盛線32a、33a、37a、38aに目盛数字50aを設けたことで、前記のように目量を把握しなくても目盛線31a、34a、36a、39aの目盛値の判読が容易に出来る。
例えば、目盛線39aである9mlの目盛線には目盛数字50aが設けられていないが、目盛数字50aが設けられた目盛線38aである8mlと目盛数字が設けられた10mlの中間の目盛線であるので9mlの目盛値であることが容易に判読出来る。
このようにすることで、目盛数字50aが設けられていない目盛線31a、34a、36a、39aの目盛値の判読も行いやすい。
また、このように全ての目盛線に切欠き45を設け、その切欠き45に現れる液面により測定などを行うので、液面が目盛線に重ならず、また、切欠き45の両側の2本の目盛線で液面を挟むようにして目盛値の判読を行うので、通常の1本の目盛線で測定などを行うよりも、液面の視認性が高いとともに、目盛値の判読が行いやすい。
また、この両側の目盛線は、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aは線幅が異なるので、それぞれの目盛線の判別と目盛値の判読が行いやすい。
また、注射筒本体に、このような目盛を注射針がこの目盛の下側となる位置に設ければ、切欠き45から目盛線に重なることなく薬液等の液面とともに注射筒の可動式の押子の薬液等側の端部も視認しやすいため、的確に必要な量の薬液等を注射筒に充填することが出来る。
なお、図31の目盛においては、目盛数字(50a、50b)は上側から下側の方向に降順となっているが、注射筒本体に図31の目盛のほかに、図32のように目盛数字(50a、50b)を上側から下側の方向に昇順とした目盛を注射針が上側となる位置に注射筒本体に併せて設ければ、薬液等の充填の際に、注射針を上に向けた充填は図32の目盛、下に向けた充填の時は図31の目盛を利用すれば、使用者が見る目盛数字の上下が逆にならず充填が行いやすいのでそのようにしても良い。
また、図31か図32のいずれかの目盛だけを設けた注射筒としても良い。
このような目盛を注射筒の目盛とすれば、薬液等の充填量を容易に判読出来るので、注射業務における充填量の誤りを防止し、看護士の負担軽減と敏速な処置に役立つものである。
また、止め線47により、測定などの際に使用者が目盛線に視点を定めやすくなり、目盛値の判読が行いやすい。
また、切欠き45、止め線47、目盛線32a、33a、37a、38aの目盛数字50aが不要な場合は設けなくとも、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点から、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来るので、そのようにしても良い。(図示省略)
また、この実施の形態の図31の目盛を、容器の形状に合わせて目盛線の間隔を調整すればメートルグラスの目盛としても利用出来、前記と同様な効果を得るのでそのようにしても良い。(図示省略)
本発明は以上のように構成されている。
(第27の実施の形態)
本発明の第27の実施の形態について、図33により説明する。この実施の形態は、次によりなされた旋盤の送り目盛など設定部に設けられる目盛である。
イ、目盛本体10の一側縁に、次により目盛線を形成する。
目盛本体10に、目盛値0cmから目盛値1.0cmの範囲で、目盛値間隔0.02cm毎に、目盛線の線長が同じ目盛線を左側から右側方向に目盛値が昇順となるように形成する。
次に、目盛値が、0.1、0.2、0.3、0.4、0.6、0.7、0.8、0.9cmとなる0.1cm毎の目盛線の線長と線幅を、前記0.02cm毎の目盛線の線長の1.4倍、線幅は2.5倍とし、本0.1cm毎の目盛線の内側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
次に、目盛値が0、0.5、1.0cmとなる0.5cm毎の目盛線の線長と線幅を、前記0.1cm毎の目盛線の線長の1.1倍、線幅は同じくし、本0.5cm毎の目盛線内側先端付近にそれぞれの目盛線の目盛値を示す目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0cmの目盛線を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛値間隔は0.02cmとする。
二、起点20から、任意に定める目盛値間隔である0.02cm毎のそれぞれの目盛線に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線32a、33a、37a、38aの線長と線幅を、仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線31a、34a、36a、39aの線長の1.1倍、線幅は前記0.1cm毎の目盛線と同じとし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端に本目盛線の線幅の2倍の直径の内側が黒色に着色された円形の印40とそれぞれの目盛線の目盛値のcm単位換算で小数点以下第二位の数である「4」、「6」の目盛数字50aを設ける。
ヘ、全ての目盛線の中間部分の同じ位置に、目盛線31a、34a、36a、39aの線長の0.3倍の幅の目盛線を消す切欠き45を設ける。
ト、切欠き45に挟まれた範囲に開口部22を設ける。
このような目盛を旋盤の送り目盛など設定部に設け、開口部22内に設定用の指針48を設ける構造とする。
この設けられた指針48は固定し目盛本体10を動かすことで送り量などを決める構造としても良いし、目盛本体10は固定し指針48を動かして送り量などを決める構造としても良い。
このように、最小目盛線である目盛線32a、33a、37a、38aの線長と線幅を、同じく最小目盛線である目盛線31a、34a、36a、39aより線長を長く、線幅を太くし、目盛線32a、33a、37a、38aの内側先端には円形の印40と目盛数字50aを設けることにより、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの表示方法が異なるものとする。
このような目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aの相違点のある目盛を旋盤の送り目盛など設定部に設ければ、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線の線幅が1番目と4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目と3番目の目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第二位の数が4、6となることを把握し、そこに設けられた目盛数字50aを目安にして測定などを行うことで、4本ずつ形成される最小目盛線をいちいち数えなくても、それぞれの最小目盛線を直感的に判別出来るとともに、それぞれの最小目盛線の目盛値の判読が容易に出来る。
また、この実施の形態においては、目盛線32a、33a、37a、38aに目盛数字50aである「4」、「6」を設けたことで、この目盛数字50aを設けない場合に比べ目盛線32a、33a、37a、38aの目盛値の判読が行いやすい。
また、この目盛線32aと目盛線33a、目盛線37aと目盛線38aの隣り合う目盛線に目盛数字50aを設けているので、「4」と「6」の目盛数字50aの差から目量が、0.02cmであることが容易に把握出来る。
このように目量が、0.02cmであることが容易に把握出来ることで、目盛線32a、33a、37a、38aと隣り合う目盛数字50aのない目盛線31a、34a、36a、39aも、目盛線32a、33a、37a、38aの目盛数字50aに目量の0.02cmを足したり、引いたりすることで、目盛線31a、34a、36a、39aの目盛値も目盛線32a、33a、37a、38aと同様に目盛数字50aを設けない場合に比べ目盛値の判読が行いやすい。
また、指針48を切欠き45の両側の目盛線で挟むようにして目盛値の判読を行うため、指針48が目盛本体10の一側縁に設けられている場合に比べ指針48の視認性が高いとともに、それぞれの目盛線の目盛値の判読が行いやすい。
また、この両側の目盛線は、目盛線32a、33a、37a、38aと目盛線31a、34a、36a、39aは線幅が異なるので、それぞれの目盛線の判別と目盛値の判読が行いやすい。
これらのことから図33であれば、指針48の示す目盛値は、0.62cmであることが容易に判読出来る。
このような目盛を旋盤の送り目盛など設定部の目盛とすれば、正確かつ迅速に目盛設定を行うことが出来る。
本発明は以上のように構成されている。
(第28の実施の形態)
本発明の第28の実施の形態について、図34により説明する。
この実施の形態は、次によりなされた電気通信機械器具などに設けられる回転式の設定つまみの目盛である。
イ、円形の目盛本体10にダイヤル状に、次により目盛数字50bや印112の目盛表示を設ける。
まず、目盛値0から目盛値10の範囲で、目盛値間隔1毎に、それぞれの目盛位置を示す目盛表示である目盛数字50bを設ける。
ロ、目盛値が0の目盛表示を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛間隔は1目盛とする。
二、起点20から、任意に定める目盛間隔である1目盛毎のそれぞれの目盛表示に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛表示101b、104b、106b、109bを、内側が黒く着色された円形の印112に変更する。
このように、仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛表示102b、103b、107b、108bは、目盛数字50bによる表示とし、仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛表示101b、104b、106b、109bは印112による表示とすることで表示方法が異なるものとする。
このような目盛を回転式の設定つまみに設ければ、目盛表示102b、103b、107b、108bを目盛数字50bである「2」、「3」、「7」、「8」とし、目盛表示101b、104b、106b、109bは印112とすることで、目盛表示102b、103b、107b、108bを直感的に判別出来る。
また、この目盛表示102b、103b、107b、108bが直感的に判別出来ることで、隣り合う目盛表示101b、104b、106b、109bとなる目盛表示も直感的に判別出来る。
以上のことから目盛表示101b、102b、103b、104b、106b、107b、108b、109bを直感的に判別出来るので目盛設定が行いやすい。
なお、目盛値が0までの目盛表示が設けられない目盛においては、目盛値が0までの想定の目盛表示を含めて任意に定める目盛間隔毎のそれぞれの目盛表示に、目盛値が0となる目盛表示を起点として、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、実際に設けられている目盛表示の仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛表示102b、103b、107b、108bと仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛表示101b、104b、106b、109bの表示方法が異なるものとする。このようにしても発明の効果は変わらないのでそのようにしても良い。(図示省略)
また、このように隣り合う目盛表示102b、103b、107b、108bが、「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字50bによる表示とされたことで、この「2」、「3」、「7」、「8」の目盛表示の位置を把握しやすい。
また、この「2」、「3」の目盛表示102b、103bは、目盛表示101b、102b、103b、104bの中央に位置するとともに、「7」、「8」の目盛表示107b、108bも目盛表示106b、107b、108b、109bの中央に位置しているため、この「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字50bの位置を把握しやすい。
また、この「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字50bによる目盛表示が設けられたことで、「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字50bが目安となり全体的な目盛位置の把握が行いやすい。
なお、このような目盛の中央に、外縁部に指針48が形成された円柱状の回転式の設定用つまみ49を設け、それぞれの目盛表示を直感的に判別し、その上で回転式の設定用つまみ49を回転させることで目盛設定を正確かつ迅速に行うことが出来る。
また、目盛表示101b、102b、103b、104b、106b、107b、108b、109bを目盛数字による表示とし、目盛表示102b、103b、107b、108bの目盛数字を円形の線で囲み、目盛表示101b、104b、106b、109bの目盛数字は円形の線で囲まないようにしても同様の効果があるので、そのようにしても良い。(図示省略)
また、印112の形状は、三角形でも、四角形でも、二重丸でも良く、どのような形状でも良い。
また、目盛値が0となる目盛表示を起点とし、任意に定める目盛間隔毎のそれぞれの目盛表示に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛表示と仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛表示の表示方法が異なることとする方法は、スケールや液量計など複数の目盛線による目盛にも利用でき、それぞれの目盛線の直感的な判別と目盛値の容易な判読が出来るのでそのようにしても良い。(図示省略)
本発明は以上のように構成されている。
(第29の実施の形態)
本発明の第29の実施の形態について、図35により説明する。
この実施の形態は、次によりなされた電気通信機械器具などに設けられるスライド式の設定つまみの目盛である。
イ、図35のように目盛本体10の中央に穴をあけ開口部22を設ける。
この開口部22の両側に、目盛値が0から10の範囲で、目盛値間隔が1毎に、それぞれの目盛位置を示す目盛表示である「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「10」の目盛数字50bを、下側から上側に昇順に設ける。
また、それぞれの目盛数字50bと開口部22の間に、設定を行いやすくするため印112を設ける。
次に、開口部22上を、指針48が形成された設定用つまみ49が移動し目盛設定を行う構造とする。
ロ、目盛値が0の目盛表示を起点20とする。
ハ、任意に定める目盛間隔は1目盛とする。
二、起点20から、任意に定める目盛間隔である1目盛毎のそれぞれの目盛表示に、順に、0から1ずつ昇順に仮番号を付番する。
ホ、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛表示102b、103b、107b、108bの目盛数字50bを円形の線で囲む。
このように、目盛表示102b、103b、107b、108bの目盛数字50bを円形の線で囲み、仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛表示101b、104b、106b、109bの目盛数字50bを円形の線で囲まないことにより、目盛表示102b、103b、107b、108bと目盛表示101b、104b、106b、109bの表示方法が異なるものとする。
このような目盛をスライド式の設定つまみに設ければ、目盛表示102b、103b、107b、108bの目盛数字50bの「2」、「3」、「7」、「8」を円形の線で囲み、目盛表示101b、104b、106b、109bの目盛数字50bの「1」、「4」、「6」、「9」は円形の線で囲まないことで、「2」、「3」、「7」、「8」の目盛表示102b、103b、107b、108bを直感的に判別出来る。
また、この「2」、「3」、「7」、「8」の目盛表示102b、103b、107b、108bが直感的に判別出来ることで、隣り合う「1」、「4」、「6」、「9」の目盛表示101b、104b、106b、109bも直感的に判別出来る。
以上のことから目盛表示101b、102b、103b、104b、106b、107b、108b、109bを直感的に判別出来るので目盛設定が行いやすい。
また、このように隣り合う「2」と「3」、「7」と「8」の目盛表示102b、103b、107b、108bを円形の線で囲むことで、この「2」、「3」、「7」、「8」の目盛表示の位置を把握しやすい。
また、この円形の線で囲まれた「2」、「3」の目盛表示は目盛表示101b、102b、103b、104bである「1」、「2」、「3」、「4」の中央に位置するとともに、同じく円形の線で囲まれた「7」、「8」の目盛表示も目盛表示106b、107b、108b、109bである「6」、「7」、「8」、「9」の中央に位置しているため、「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字50bの位置を把握しやすい。
また、この円形の線で囲まれた「2」、「3」、「7」、「8」の目盛数字50bによる目盛表示が設けられたことで、円形の線で囲まれた「2」、「3」、「7」、「8」の目盛表示102b、103b、107b、108bが目安となり全体的な目盛位置の把握が行いやすい。
また、目盛設定を行う際には、目盛本体10に設けられた切欠き45上を、スライド式の設定用つまみ49をスライドさせることで目盛設定を正確かつ迅速に行うことが出来る。
また、目盛表示102b、103b、107b、108bと目盛表示101b、104b、106b、109bの表示方法が異なる方法は、これ以外に、目盛数字のフォントの種類やポイントの大きさを変えたりするなど、表示方法に相違点があればどのようなものでも良い。
本発明は以上のように構成されている。
前記の各実施の形態で説明したように、目盛値が0となる目盛線を起点として任意に定める目盛値間隔毎のそれぞれの目盛線に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線と仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線の表示方法が異なることとする方法は、表示方法に相違点があればどのような方法でも良い。
また、目盛値が0となる目盛線を起点として任意に定める目盛値間隔毎のそれぞれの目盛線に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、その仮番号の最下位の数が3、8となる目盛線と仮番号の最下位の数が1、2、4、6、7、9となる目盛線の表示方法が異なることとする方法も、表示方法に相違点があればどのような方法でも良い。
また、目盛値が0となる目盛線を起点として任意に定める目盛値間隔毎のそれぞれの目盛線に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、その仮番号の最下位の数が2、7となる目盛線と仮番号の最下位の数が1、3、4、6、8、9となる目盛線の表示方法が異なることとする方法も、表示方法に相違点があればどのような方法でも良い。
また、本発明は、目盛位置を示す複数の目盛線、複数の目盛数字や印からなる目盛であれば、どのような目盛にも利用出来、スケール・巻尺・曲尺・ノギス・ダイヤルゲージ・テーパーゲージ・分度器・プロトラクター・三角スケール・方向コンパス・液量計・流量計・気圧計・重量計・電流計など測定機械器具及び計量器、旋盤など金属加工機械器具、スケールルーペなど光学機械器具、注射筒や血圧計など医療用機械器具、電気通信機械器具、車両・船舶及び航空機の計器など広い分野の目盛として利用出来る。
本発明の対象とする目盛の単位も、長さ、圧力、気圧、温度、湿度、重量、体積、角度、方位、電圧、電流量、光度、速度、深度、高度、回転数、騒音、血圧などどのような単位の目盛としても良い。
本発明の目盛の形状は、平面や円柱の円柱面のような形状などどのような形状としても良い。
また、本発明の目盛は、旋盤の送りハンドルに設けられる目盛のように、所要な部品などに設けられる目盛としても良い。
また、本発明は、測定機器や分析装置などの液晶画面などに表示される測定結果や設定画面などに設けられる目盛としても良い。
また、本発明の目盛は、測定結果などを印刷物に表示する場合の目盛としても良い。
また、スケールの目盛を電気泳動素子等の電子ペーパーにより表示する構造とし、第1、2、3、4、6、7、8、12、20、21、23、24の実施の形態の何れかの複数の目盛を切り替えて表示出来るスケールとしても良い。
このようにすることで、使用状況に合わせた目盛を表示出来るのでそのようにしても良い。
また、本発明の目盛は、紙、プラスチック、木材、竹、ガラス、金属など目盛を設けることが出来る素材であれば、どのような素材に設けても良い。
また、前記の実施の形態では、目盛値の範囲が、長さ0~10cm、0~1cm、0~100cm、温度マイナス10℃~プラス30℃、圧力0~0.6MPa、湿度10~60%などの目盛としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、目盛範囲はどのような範囲のものでも良い。
また、目盛位置を複数の目盛線で示す目盛のうち、目盛値が0までの目盛線が形成されない目盛においては、第16の実施の形態のように、目盛値が0となる想定の目盛線を起点とし、任意に定める目盛値間隔毎の想定の目盛線を含めたそれぞれの目盛線に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、実際に形成されている仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線と仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線の目盛線の表示方法が異なるものとする。
このようにすることで、目盛値が0までの目盛線が形成されない目盛についても、それぞれの目盛線の直感的な判別と、目盛値の容易な判読が出来る。
また、目盛位置を複数の目盛表示で示す目盛においても、目盛値が0までの目盛表示が設けられない目盛においては、目盛値が0となる想定の目盛表示を起点とし、任意に定める目盛間隔毎の想定の目盛表示を含めたそれぞれの目盛表示に0から1ずつ昇順に仮番号を付番し、実際に設けられている仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛表示と仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛表示の表示方法が異なるものとする。
このようにすることで、目盛値が0までの目盛表示が設けられない目盛についても、それぞれの目盛表示の直感的な判別と、目盛値の容易な判読が出来る。
図1の第1の実施の形態に基づき、本発明の使用方法を説明する。
まず、目盛数字が円形の線で囲まれた2、3、7、8cmの目盛線を目安にして、cm単位の目盛線の把握を行う。
次に、4本ずつ形成される最小目盛線が、目盛値が0の方向から数えて2番目の目盛線と3番目の目盛線の線幅が1番目と4番目の目盛線の線幅に比べて太くなどされていて、この2番目と3番目の目盛線の目盛値はcm単位に換算して小数点以下第一位の数が2、3、7、8となることを把握し、そこに設けられた目盛数字50aの「2」、「3」、「7」、「8」を目安にして目盛線の目盛値の判読を行う。
10 目盛本体
20 起点
22 開口部
31;31a;31b 仮番号の最下位の数が1となる目盛線
32;32a;32b 仮番号の最下位の数が2となる目盛線
33;33a;33b 仮番号の最下位の数が3となる目盛線
34;34a;34b 仮番号の最下位の数が4となる目盛線
35;35a;35b 仮番号の最下位の数が5となる目盛線
36;36a;36b 仮番号の最下位の数が6となる目盛線
37;37a;37b 仮番号の最下位の数が7となる目盛線
38;38a;38b 仮番号の最下位の数が8となる目盛線
39;39a;39b 仮番号の最下位の数が9となる目盛線
40 印
41 測定対象物
42 補助目盛線
45 切欠き
46 目盛線先端
47 止め線
48 指針
49 設定つまみ
50 目盛数字;50a;50b
51 1番目盛線
52 2番目盛線
53 3番目盛線
54 4番目盛線
60 最小目盛線
62 小目盛線
64 中目盛線
66 大目盛線
101b 仮番号の最下位の数が1となる目盛表示
102b 仮番号の最下位の数が2となる目盛表示
103b 仮番号の最下位の数が3となる目盛表示
104b 仮番号の最下位の数が4となる目盛表示
105b 仮番号の最下位の数が5となる目盛表示
106b 仮番号の最下位の数が6となる目盛表示
107b 仮番号の最下位の数が7となる目盛表示
108b 仮番号の最下位の数が8となる目盛表示
109b 仮番号の最下位の数が9となる目盛表示
112 印
600 従来の目盛本体

Claims (3)

  1. 所要な大きさを備えた目盛本体とこれに形成された複数の目盛線からなる目盛において、
    目盛値が0となる目盛線を起点とし、最小目盛線に0から1ずつ昇順に仮番号を付番したときに、その仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線を仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線より線幅を太くするとともに、前記仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線に任意の形状の当該目盛線の線幅より大きな印を設け、前記仮番号の最下位の数が1、4、6、9となる目盛線には前記任意の形状の印を設けないことを特徴とする目盛。
  2. 更に、前記印は、前記仮番号の最下位の数が2、3、7、8となる目盛線の内側先端に接して設けられることを特徴とする請求項1に記載の目盛。
  3. 所要な目盛線に、目盛線の中間部分を消す切欠きを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の目盛。
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