JP7127548B2 - 距離測定装置及びそのsn比を改善する方法 - Google Patents

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Description

本開示は、距離測定装置及びそのSN比を改善する方法に関する。
特許文献1には、Lidar(Light Detection and Ranging)を用いて、距離を測定する距離測定装置が開示されている。この距離測定装置は、精度を維持するために、レーザーの発光素子の温度を計測し、温度調整装置で発光素子の温度を一定に保つように制御している。
特開2013-92385号公報
しかし、測定を行う光学系には、バンドパスフィルタや受光センサが存在するため、特許文献1に示すように、発光素子の温度を一定に保っても光学系全体のSN比が温度変化につれて低下する場合があった。
本開示の一形態によれば、光学的に距離を測定する距離測定装置(100)が提供される。この距離測定装置は、光を発光する発光素子(12)と、測定対象物(200)からの反射光を受光する受光センサ(40)と、前記反射光のうちの一部の波長を前記受光センサに向けて透過させるバンドパスフィルタ(30)と、前記発光素子の温度を測定するための第1温度センサ(16)と、前記バンドパスフィルタの温度を測定するための第2温度センサ(36)と、前記発光素子の発光波長と、前記バンドパスフィルタの透過中心波長とを近づけるように、前記発光素子の温度と前記バンドパスフィルタの温度のうちの少なくとも一方の温度を制御する温度制御装置(50、18、38)と、を備える。この形態によれば、温度制御装置が、発光素子の発光波長と、バンドパスフィルタの透過中心波長とが合うように発光素子とバンドパスフィルタの温度を制御するので、発光素子の発光波長と、バンドパスフィルタの透過中心波長とがずれず、SN比の低下を抑制できる。
距離測定装置における発光部と受光部の概略構成を示す説明図である。 発光部と受光部のブロック図である。 距離測定装置の動作時において、制御部が実行する制御フローチャートである。 第1実施形態における発光素子とバンドパスフィルタの温度と波長の関係を示すグラフである。 第2制御において、制御部が実行する制御フローチャートである。 第2制御における発光素子とバンドパスフィルタの温度と波長の関係を示すグラフである。 第3制御において、制御部が実行する制御フローチャートである。 第3制御における発光素子とバンドパスフィルタの温度と波長の関係を示すグラフである。 第2実施形態の距離測定装置の発光部と受光部のブロック図である。 第2実施形態の他の形態の概略構成を示す説明図である。 第2実施形態の他の形態のブロック図である。 第2実施形態の他の形態の概略構成を示す説明図である。 第2実施形態の他の形態のブロック図である。 第2実施形態の他の形態の概略構成を示す説明図である。 第2実施形態の他の形態のブロック図である。 第2実施形態の他の形態の概略構成を示す説明図である。 第3実施形態の発光部の概略構成を示す説明図である。 第3実施形態の他の形態の発光部の概略構成を示す説明図である。 第4実施形態における距離測定装置における発光部と受光部の概略構成を示す説明図である。 第4実施形態の他の形態における距離測定装置における発光部と受光部の概略構成を示す説明図である。 第5実施形態における距離測定装置における発光部と受光部の概略構成を示す説明図である。
・第1実施形態:
図1、図2に示すように、光学的に距離を測定する距離測定装置100は、発光部10と、受光部20と、制御部50と、を備える。発光部10からの照射光が測定対象物200に当たり、その反射光を受光部20で受光する。制御部50は、発光から受光までの時間を用いて、測定対象物200までの距離を測定する。発光部10と、受光部20とは、筐体90の上に設置されている。図1の例では、発光部10と、受光部20とは同一の筐体90上に配置されているが、異なる筐体上に配置しても良い。
発光部10は、発光素子12と、第1温度センサ16と、第1温度制御装置18と、を備える。発光素子12は、例えば、垂直共振器面発光レーザー(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)であり、ホルダ14により保持されている。垂直共振器面発光レーザーは、発光波長の温度に対するシフト量が0.1nm/℃以下であることが多い。また、垂直共振器面発光レーザーを用いる場合、発光波長の温度に対するシフト量を0.1nm/℃以下に設計しやすい。なお、垂直共振器面発光レーザーの代わりに、分布帰還型レーザー(DFB:Distributed FeedBack Laser)を用いても良い。同様に、発光波長の温度に対するシフト量が0.1nm/℃以下であることが多い。また、発光波長の温度に対するシフト量を0.1nm/℃以下に設計しやすい。第1温度センサ16は、発光素子12の温度を測定するセンサであり、例えば熱電対が用いられる。第1温度制御装置18は、発光素子12を加熱し、又は冷却する装置であり、例えば、第1熱電素子であるペルチェ素子が用いられる。ペルチェ素子であれば、ペルチェ素子に流す電流の向きにより、発光素子12を加熱し、あるいは、冷却できる。
受光部20は、集光用のレンズ22と、バンドパスフィルタ30と、第2温度センサ36と、第2温度制御装置38と、受光センサ40と、を備える。レンズ22は、例えばガラスや樹脂で形成され、発光部10が発光した光が、物に当たって反射して戻ってくる反射光を集光して、バンドパスフィルタ30及び受光センサ40に透過させる。レンズ22は、レンズホルダ24により保持されている。バンドパスフィルタ30は、薄膜の界面で発生する反射光の干渉現象を利用し、特定の波長を選択して透過させることができるフィルタである。第1波長よりも長波長の光のみ透過させるフィルタと、第1波長よりも長い第2波長よりも短波長の光のみ透過させるフィルタとを組み合わせても良い。バンドパスフィルタ30の透過中心波長の温度に対する変化量は、0.02nm/℃以上であることが多い。また、透過中心波長の温度に対するシフト量を0.02nm/℃以上に設計しやすい。バンドパスフィルタ30は、ホルダ34により保持されている。第2温度センサ36は、バンドパスフィルタ30の温度を測定するセンサであり、例えば熱電対が用いられる。第2温度センサ36は、バンドパスフィルタ30とホルダ34との間に設けられている。第2温度制御装置38は、バンドパスフィルタ30を加熱し、又は冷却する装置であり、例えば、第2熱電素子であるペルチェ素子が用いられる。なお、バンドパスフィルタを冷却する必要がない場合には、ペルチェ素子の代わりに、ヒータを用いても良い。受光センサ40は、例えば、CCDやMOSセンサにより形成されており、反射光を検知する。なお、CCDやMOSセンサの代わりに、フォトダイオードやフォトトランジスタ、SPAD(Single Photon Avalanche Diode)を採用することも可能である。
図3は、距離測定装置100の動作時において、制御部50が実行する第1制御の制御フローチャートであり、図4は、第1制御における発光素子12とバンドパスフィルタ30の温度と波長の関係を示すグラフである。図4に示すように、発光素子12とバンドパスフィルタ30は、いずれも、温度が高くなると、波長が長くなる特性を有している。ただし、発光素子12は、例えば0.065nm/℃のシフト量を有し、バンドパスフィルタ30は、例えば、0.025nm/℃のシフト量を有しており、発光素子12のシフト量の方が大きい。第1実施形態では、室温(T=RT)で発光素子12の波長と、バンドパスフィルタ30の透過中心波長とがλrtで一致するようにバンドパスフィルタ30の膜厚が設定されている。
図3のステップS10では、制御部50は、発光素子12の温度Tldと、バンドパスフィルタ30の温度Tbpfを取得する。図4では、図3の各ステップの処理を図示している。ステップS20では、制御部50は、温度Tbpfにおけるバンドパスフィルタ30の透過中心波長λbpfを算出する。バンドパスフィルタを透過する光は、波長を横軸、透過光の強さを縦軸にグラフを描くと、ある波長が最も強く、その波長よりも波長が短くなっても、長くなっても、透過光は弱くなる。透過中心波長とは、その透過光の強さが最も強くなる波長である。ステップS30では、制御部50は、発光素子12の発光波長が、λbpfとなる発光素子12の温度Tldtarを算出する。ステップS40では、制御部50は、発光素子12の温度がTldtarとなるように、第1熱電素子である第1温度制御装置18を制御する。具体的には、第1温度制御装置18を制御して発光素子12を冷却し、発光素子12の温度をTldからTldtarに低下させる。
以上、第1制御によれば、制御部50は、発光素子12の温度Tldと、バンドパスフィルタ30の温度Tbpfを取得して、温度Tbpfにおけるバンドパスフィルタ30の透過中心波長λbpfを算出する。次いで、発光素子12の発光波長がλbpfとなる発光素子12の温度Tldtarを算出する。そして、発光素子12の温度がTldtarとなるように、第1温度制御装置18を制御する。その結果、発光素子12の発光波長と、バンドパスフィルタ30の透過中心波長とを近づけることができるので、SN比の低下を抑制できる。また、バンドパスフィルタ30の温度Tbpfから透過中心波長λbpfを正確に算出することで、発光素子12の温度をどれくらいにすればよいか正確に決定することができる。さらに、発光素子12に、バンドパスフィルタ30が透過させることができる波長の光をより多く発光させることができる。
第1制御によれば、発光素子12の温度上昇による波長のシフトを考慮してバンドパスフィルタ30の透過波長を広めに設定する必要がなく、外乱光を少なくできる。例えば発光素子12が上述したように、0.065nm/℃の温度に対する発光波長のシフト量を有する場合、発光素子12の温度が100℃上昇した場合には、6.5nmの発光波長のシフトが生じる。発光素子12の温度を制御しない場合、このシフトした分の波長の光もバンドパスフィルタ30を透過するように、バンドパスフィルタ30の透過波長を広く設定する必要がある。しかし、第1制御によれば、発光素子12の温度をTldtarになるように制御するので、発光素子12の発する光の発光波長のシフト量を減少させることができる。その結果、バンドパスフィルタ30の透過波長を広く設定する必要がなくなり、外乱光が少なくなるためSN比を改善できる。
発光素子12とバンドパスフィルタ30は、いずれも、温度が高くなると、波長が長くなる正のシフト係数、すなわち、波長の温度に対するシフト量を有する特性を有しているので、発光素子12とバンドパスフィルタ30の一方が負のシフト係数、すなわち温度が高くなると波長が短くなるシフト係数を有している場合に比べて、発光素子12の温度の制御量を少なく出来る。
第1制御のみ実行する場合、第2温度制御装置38は、省略可能である。
図5は、第2制御において、制御部50が実行する制御フローチャートであり、図6は、第2制御における発光素子12とバンドパスフィルタ30の温度と波長の関係を示すグラフである。第1制御では、制御部50は、発光素子12の温度を制御したが、第2制御では、制御部50は、バンドパスフィルタ30の温度を制御する点が異なっている。
図5のステップS10では、制御部50は、発光素子12の温度Tldと、バンドパスフィルタ30の温度Tbpfを取得する。図6では、図5の各ステップの処理を図示している。ステップS21では、制御部50は、温度Tldにおける発光素子12の発光波長λldを算出する。ステップS31では、制御部50は、バンドパスフィルタ30の透過中心波長が、λldとなるバンドパスフィルタ30の温度Tbpftarを算出する。ステップS41では、制御部50は、バンドパスフィルタ30の温度がTbpftarとなるように、第2熱電素子である第2温度制御装置38を制御する。具体的には、第2温度制御装置38を制御してバンドパスフィルタ30を加熱し、バンドパスフィルタ30の温度をTbpfからTbpftarに上昇させる。
以上、第2制御によれば、制御部50は、発光素子12の温度Tldと、バンドパスフィルタ30の温度Tbpfを取得して、温度Tldにおける発光素子12の発光波長λldを算出する。次いで、バンドパスフィルタ30の透過中心波長がλldとなるバンドパスフィルタ30の温度Tbpftarを算出する。そして、バンドパスフィルタ30の温度がTbpftarとなるように、第2温度制御装置38を制御する。その結果、発光素子12の発光波長と、バンドパスフィルタ30の透過中心波長とを近づけることができるので、SN比の低下を抑制できる。第2制御のみ実行する場合、第1温度制御装置18は、省略可能である。
第2制御では、発光素子12やバンドパスフィルタ30を冷却することがないので、第2温度制御装置38として、安価なヒータを利用できる。
図7は、第3制御において、制御部50が実行する制御フローチャートであり、図8は、第3制御における発光素子12とバンドパスフィルタ30の温度と波長の関係を示すグラフである。第1制御では、制御部50は、発光素子12の温度を制御し、第2制御では、制御部50は、バンドパスフィルタ30の温度を制御したが、第3制御では、制御部50は、発光素子12の温度と、バンドパスフィルタ30の温度の両方を制御する点が異なっている。
図7のステップS10では、制御部50は、発光素子12の温度Tldと、バンドパスフィルタ30の温度Tbpfを取得する。図8では、図7の各ステップの処理を図示している。ステップS22では、制御部50は、温度Tldにおける発光素子12の発光波長λldを算出し、温度Tbpfにおけるバンドパスフィルタ30の透過中心波長λbpfを算出する。ステップS23では、制御部50は、波長λldと波長λbpfの間の目標波長λtarを算出する。制御部50は、例えば、(λld+λbpf)/2を算出し、λtarとしてもよい。また、制御部50は、例えば、2λld×λbpf/(λld+λbpf)を算出し、λtarとしてもよい。すなわち、2つの波長の振動数の中間の振動数に対応する波長としてもよい。ステップS32では、制御部50は、発光素子12の発光波長がλtarとなる発光素子12の温度Tldtarと、バンドパスフィルタ30の透過中心波長がλtarとなるバンドパスフィルタ30の温度Tbpftarと、を算出する。ステップS42では、制御部50は、発光素子12の温度がTldtarとなるように、第1熱電素子である第1温度制御装置18を制御し、バンドパスフィルタ30の温度がTbpftarとなるように、第2熱電素子である第2温度制御装置38を制御する。具体的には、第1温度制御装置18を制御して発光素子12を冷却し、発光素子12の温度をTldからTldtarに低下させ、第2温度制御装置38を制御してバンドパスフィルタ30を加熱し、バンドパスフィルタ30の温度をTbpfからTbpftarに上昇させる。
以上、第3制御によれば、制御部50は、発光素子12の温度Tldと、バンドパスフィルタ30の温度Tbpfを取得して、温度Tldにおける発光素子12の発光波長λldと、温度Tbpfにおけるバンドパスフィルタ30の透過中心波長λbpfとを算出し、波長λldと波長λbpfの間の目標波長λtarを算出する。次いで、発光素子12の発光波長がλtarとなる発光素子12の温度Tldtarと、バンドパスフィルタ30の透過中心波長がλtarとなるバンドパスフィルタ30の温度Tbpftarと、を算出する。そして、発光素子12の温度がTldtarとなるように、第1熱電素子である第1温度制御装置18を制御し、バンドパスフィルタ30の温度がTbpftarとなるように、第2熱電素子である第2温度制御装置38を制御する。その結果、発光素子12の発光波長と、バンドパスフィルタ30の透過中心波長とを近づけることができるので、SN比の低下を抑制できる。
第3制御によれば、制御部50は、発光素子12の温度を低下させ、バンドパスフィルタ30の温度を上昇させる。そのため、発光素子12とバンドパスフィルタ30の一方の温度を制御する場合に比べて効率的に発光素子12の発光波長と、バンドパスフィルタ30の透過中心波長とを近づけることができる。
以上、第1制御から第3制御までをまとめると、第1実施形態の距離測定装置100は、光を発光する発光素子12と、反射光を受光する受光センサ40と、反射光のうちの一部の波長を受光センサに向けて透過させるバンドパスフィルタ30と、発光素子の温度を測定するための第1温度センサ16と、バンドパスフィルタの温度を測定するための第2温度センサ36と、発光素子12の発光波長と、バンドパスフィルタ30の透過中心波長とを近づけるように、発光素子12の温度とバンドパスフィルタ30の温度のうちの少なくとも一方の温度を制御する温度制御装置と、を備える。温度制御装置は、第1制御では、第1温度制御装置18であり、第2制御では、第2温度制御装置38であり、第3制御では、第1温度制御装置18と第2温度制御装置38の両方である。
また、発光素子12として、垂直共振器面発光レーザーや分布帰還型レーザーを用いると、発光波長の温度に対するシフト量を、0.1nm/℃以下としやすく、一方、バンドパスフィルタ30の透過中心波長の温度に対するシフト量は、0.02nm/℃以上であり、その比を5倍以下にできる。そのため、第1制御から第3制御までのいずれかの制御において、発光素子12の温度とバンドパスフィルタ30の温度のうちの少なくとも一方の温度を制御するときに、それらの温度の変化させるときの温度変化量を少なくでき、制御が容易となる。また、発光素子12、またはバンドパスフィルタ30の温度を変化させるときのエネルギーを少なくできる。
・第2実施形態:
図9に示す第2実施形態の距離測定装置101は、第1実施形態の距離測定装置100と比較すると、発光部10aが第1温度制御装置18を備えておらず、代わりに、発光素子デューティ比制御部54を備える。
発光素子デューティ比制御部54は、発光素子12に流す電流のデューティ比、すなわち、全サイクル時間中の発光素子12に電流を流す時間の割合を制御する。発光素子デューティ比制御部54がデューティ比を大きくすれば、発光素子12を発熱させて発光素子の温度を上昇させ、一方、デューティ比を小さくすれば発光素子12の発熱を抑制し、発光素子12の温度を下降させることができる。
発光素子デューティ比制御部54に代えて、あるいは、発光素子デューティ比制御部54とともに、発光素子電流制御部を備えても良い。発光素子電流制御部は、発光素子12に流す電流の大きさを制御する。発光素子電流制御部が発光素子12に流す電流を多く制御すれば、発光素子12を発熱させて発光素子の温度を上昇させ、一方、発光素子12に流す電流を少なく制御すれば、発光素子12の発熱を抑制し、発光素子12の温度を下降させることができる。
発光素子デューティ比制御部54が発光素子12に電流をながる時間の割合であるデューティ比を制御し、あるいは、発光素子電流制御部が発光素子12に流す電流の大きさを制御することで、発光素子12の温度を制御できる。すなわち、発光素子デューティ比制御部54や発光素子電流制御部は、発光素子12の温度を制御する温度制御装置として機能する。
以上、第2実施形態によれば、温度制御装置として、発光素子デューティ比制御部54と発光素子電流制御部との少なくとも一方を備え、発光素子12に電流が流れる時間の割合であるデューティ比と発光素子12に流す電流の大きさとの少なくとも一方を制御することで、発光素子12の温度を制御できる。
第2実施形態では、第1温度制御装置18の機能を実現する発光素子デューティ比制御部54と発光素子電流制御部との少なくとも一方を備えているので、発光素子12を加熱しまたは冷却する第1温度制御装置18を設けなくても、発光素子12の温度を制御できる。すなわち、第2実施形態の発光素子デューティ比制御部54と発光素子電流制御部とを、第1実施形態の第1制御、第3制御における第1温度制御装置18の代わりに採用してもよい。
なお、第2実施形態においては、発光素子デューティ比制御部54と発光素子電流制御部との両方を備える構成であってもよく、いずれか一方を備える構成であってもよい。
・受光部の他の形態1:
図10、図11に示す距離測定装置102は、第1実施形態の距離測定装置100と比較すると、発光部10の構成は同じであるが、受光部20aの構成が異なっている。受光部20aの第2温度センサ36と第2温度制御装置38の位置が異なっている。すなわち、第2温度センサ36は、バンドパスフィルタ30ではなく、バンドパスフィルタ30を保持するホルダ34に設けられている。また、第2温度制御装置38は、バンドパスフィルタ30ではなく、ホルダ34に設けられている。ホルダ34は、バンドパスフィルタ30を固定する抑え部35を有している。バンドパスフィルタ30とホルダ34の温度は、ほぼ等しいので、ホルダ34に第2温度センサ36を設けて、温度を測定しても良い。ホルダ34に熱電対のような第2温度センサ36を設けることは、バンドパスフィルタ30に設けるよりも容易である。また、ホルダ34に第2温度センサ36を設ければ、第2温度センサ36がバンドパスフィルタに与える影響、例えば、設置に伴う薄膜の厚さの変動やこれに伴う透過中心波長の変動を抑制できる。さらに、バンドパスフィルタ30を遮ることにより生じる光量の減少を抑制できる。
この距離測定装置102では、制御部50は、第1実施形態、第2実施形態で説明したのと同様に、発光素子12と、バンドパスフィルタ30の温度の制御を実行する。
この距離測定装置102では、ホルダ34に第2温度センサ36を設けているが、抑え部35に第2温度センサ36を設けても良い。また、この距離測定装置102では、第2温度制御装置38を、ホルダ34に設けているが、抑え部35に設けても良く、バンドパスフィルタ30に直接設けても良い。
・受光部の他の形態2:
図12、13に示す距離測定装置103は、第1実施形態の距離測定装置100と比較すると、発光部10の構成は同じであるが、受光部20bの構成が異なっている。すなわち、受光部20bの第2温度センサ36が、バンドパスフィルタ30ではなく、受光センサ40に設けられている。外乱光による影響を少なくするため、バンドパスフィルタ30と受光センサ40との間の間隔は狭く設定される。そのため、バンドパスフィルタ30と受光センサ40の温度は、ほぼ等しいと考えられる。そのため、受光センサ40に第2温度センサ36を設けて、温度を測定しても良い。受光センサ40に熱電対のような第2温度センサ36を設けることは、バンドパスフィルタ30に設けるよりも容易である。また、受光センサ40に第2温度センサ36を設ければ、第2温度センサ36がバンドパスフィルタに与える影響、例えば、設置に伴う薄膜の厚さの変動やこれに伴う透過中心波長の変動を抑制できる。さらに、バンドパスフィルタ30を遮ることにより生じる光量の減少を抑制できる。なお、受光センサ40をホルダで保持している場合には、受光センサ40のホルダに第2温度センサ36を設けても良い。
この距離測定装置103では、制御部50は、第1実施形態、第2実施形態で説明したのと同様に、発光素子12と、バンドパスフィルタ30の温度の制御を実行してもよい。
・受光部の他の形態3:
図14、15に示す距離測定装置104は、第1実施形態の距離測定装置100と比較すると、発光部10の構成は同じであるが、受光部20cの構成が異なっている。受光部20cは、第2温度センサ36を備えておらず、受光センサ40が温度モニタ46を有している。バンドパスフィルタ30と受光センサ40との間の間隔は狭い。そのため、バンドパスフィルタ30と受光センサ40の温度は、ほぼ等しいと考えられる。そのため、受光センサ40が温度モニタ46を有している場合には、温度モニタ46が測定した温度を、バンドパスフィルタ30の温度としても良い。この距離測定装置104では、第2温度センサ36を別個に備えないので、第2温度センサ36がバンドパスフィルタに与える影響、例えば、設置に伴う薄膜の厚さの変動やこれに伴う透過中心波長の変動を抑制できる。さらに、バンドパスフィルタ30を遮ることにより生じる光量の減少を抑制できる。
この距離測定装置104では、制御部50は、第1実施形態、第2実施形態で説明したのと同様に、発光素子12と、バンドパスフィルタ30の温度の制御を実行してもよい。
・受光部の他の形態4:
図16に示す距離測定装置105は、第1実施形態の距離測定装置100と比較すると、発光部10の構成は同じであるが、受光部20dの構成が異なっている。受光部20dは、バンドパスフィルタ30がレンズ22に組み込まれている構成を有する。受光部40は、ホルダ44により保持されている。そして、第2温度制御装置38は、バンドパスフィルタ30とレンズ22の外周に設けられ、バンドパスフィルタ30とレンズ22の両方に接触し、バンドパスフィルタ30とレンズ22の温度を制御する。また、第2温度センサ36は、レンズ22に設けられ、間接的にバンドパスフィルタ30の温度を測定する。バンドパスフィルタ30は、レンズ22に組み込まれているので、バンドパスフィルタ30とレンズ22の温度は、ほぼ等しいと考えられる。そのため、第2温度センサ36で測定した温度を、バンドパスフィルタ30の温度としても良い。
この距離測定装置105では、制御部50は、第1実施形態、第2実施形態で説明したのと同様に、発光素子12と、バンドパスフィルタ30の温度の制御を実行してもよい。
以上、説明したように、バンドパスフィルタ30の温度を測定する場合、ホルダ34、受光センサ40、レンズ22などの温度を測定することで、間接的にバンドパスフィルタ30の温度を測定しても良い。
・第3実施形態:
第3実施形態は、発光素子12で生じた熱を放熱する実施形態である。図17に示すように、第3実施形態の発光部10bは、発光素子12と、高熱伝導ホルダ15と、第1温度センサ16と、第1温度制御装置18と、ヒートシンク92と、熱伝導部材94を備える。ヒートシンク92の上に熱伝導部材94が配置され、熱伝導部材94の上に、発光素子12と高熱伝導ホルダ15が配置されている。高熱伝導ホルダ15は、アルミニウムや、アルミニウム合金、銅などの熱伝導性の大きな金属で形成されており、発光素子12の外縁を囲うように設けられている。高熱伝導ホルダ15には、ペルチェ素子のような第1温度制御装置18が配置されている。熱伝導部材94としては、例えば、高熱伝導率のフィラを含むエポキシ樹脂で形成された高熱伝導プリント基板や、アルミニウム、銅などの金属をベースとしたプリント基板を用いることができる。また、プリント基板以外に、シリコーン、変性シリコーンで形成された樹脂層が使用可能である。シリコーンや変性シリコーンは、熱伝導率の高い金属あるいは金属酸化物の粒子(フィラー)、例えば、銅、銀、アルミニウム、アルミナ、酸化マグネシウム、窒化アルミニウムを含んでいても良い。熱伝導部材94は、発光素子12の熱をヒートシンク92に移動させる。
第3実施形態の発光部10bは、熱伝導部材94を備えることで、発光素子12からヒートシンク92を経由して筐体90に熱を移動させることができ、発光素子12の温度を降下させることができる。ヒートシンク92により熱を放熱するので、第1温度制御装置18によって冷却する熱量を低下させることができる。その結果、発光素子12の温度を目標温度Tldtarまで下げるときの第1温度制御装置18の消費電力を少なくできる。
・第3実施形態の他の形態:
図18に示す発光部10cは、図17に示す発光部10bと比較すると、高熱伝導ホルダ15を備えておらず、第1温度制御装置18の位置が異なっている。発光部10cでは、熱伝導部材94とヒートシンク92との間にペルチェ素子のような第1温度制御装置18が配置されている。ペルチェ素子は、一方の面が吸熱し、反対面に発熱が起こる。すなわち、第1温度制御装置18の発光素子12、熱伝導部材94側を冷却側、すなわち吸熱側とすると、第1温度制御装置18のヒートシンク92側が放熱側となる。この形態では、第1温度制御装置18のヒートシンク92側の熱を、ヒートシンク92を経由して筐体90に熱を移動させることができる。その結果、第1温度制御装置18の効率を向上させることができる。
第3実施形態を、第1実施形態、第2実施形態と組み合わせて実施してもよい。例えば、図17、図18に示す発光部の構成は、図1から図16で説明した受光部の構成と自在に組み合わせて採用してもよい。
・第4実施形態:
第4実施形態は、発光素子12で生じた熱をバンドパスフィルタ30に移動させる実施形態である。図19に示す第4実施形態の距離測定装置106は、発光部10dの発光素子12と、受光部20eのバンドパスフィルタ30とが熱的に結合している。具体的には、発光部10dは、熱伝導板95aと、発光素子12を有し、筐体90の上に熱伝導部材である熱伝導板95aが設けられ、熱伝導板95aの上に発光素子12が配置されている。熱伝導板95aは、高熱伝導率のフィラを含むエポキシ樹脂で形成された高熱伝導プリント基板や、アルミニウム、銅などの金属をベースとしたプリント基板や、アルミニウム、銅などの金属をベースとしたプリント基板で形成されている。受光部20eは、レンズ22と、バンドパスフィルタ30と、受光センサ40と、熱伝導板95bを備える。熱伝導板95bは、熱伝導板95aと同様の部材である。筐体90の上に熱伝導部材である熱伝導板95bが設けられ、熱伝導板95bの上に受光センサ40が設けられている。バンドパスフィルタ30は、高熱伝導性を有するホルダ37に保持されており、ホルダ37は、熱伝導板95bの上に配置されている。このように、発光素子12とバンドパスフィルタ30とは、熱伝導板95a、筐体90、熱伝導板95b、ホルダ37を介して熱的に結合している。
発光素子12は、電流が流されると、発熱する。一方、バンドパスフィルタ30は、反射光を選択して透過させるだけなので、自発的に発熱することはなく、周囲環境によって温度が上昇する。通常、発光素子12の温度Tldは、バンドパスフィルタ30の温度Tbpfよりも高い。この形態では、発光素子12の熱は、熱伝導板95aを経て筐体90に伝わる。筐体90は、第1実施形態よりも熱電導性の優れた材料で形成されていることが好ましい。筐体90の熱は、熱伝導板95b、ホルダ37を介してバンドパスフィルタ30に伝わる。すなわち、発光素子12の温度を下げ、バンドパスフィルタ30の温度を上げることができる。その結果、発光素子12の発光波長λldを短くし、バンドパスフィルタ30の透過中心波長λbpfを長くできる。第5実施形態の距離測定装置106では、発光部10dの熱伝導板95aと、受光部20eの熱伝導板95aとが分かれているが、一体としてもよい。この場合、筐体90を熱伝導性の高くない材料で形成できる。第5実施形態の距離測定装置106では、第1温度センサ16、第2温度センサ36が配置されているが、第1温度センサ16と第2温度センサ36は、省略可能である。
第4実施形態の距離測定装置106において、第1温度制御装置18と第2温度制御装置38を備える構成を採用しても良い。すなわち、第4実施形態を、第1実施形態、第2実施形態と組み合わせて実施してもよい。第1温度制御装置18による冷却を少なくし、第2温度制御装置38による加熱を少なくできる。
・第4実施形態の他の形態:
図20に示す第4実施形態の他の形態である距離測定装置107は、発光部10dと、受光部20eとが、熱伝導部材であるヒートパイプ96によって、熱的に結合している。具体的には、熱伝導板95aとホルダ37とがヒートパイプ96によって接続されている。この形態によれば、発光素子12の熱は、熱伝導板95aを経てヒートパイプ96に伝わる。ヒートパイプ96の熱は、ホルダ37を介してバンドパスフィルタ30に伝わる。すなわち、発光素子12の熱は、筐体90を経由しないでバンドパスフィルタ30に伝わる。そのため、筐体90を熱伝導性のよい材料、例えば金属で形成する必要がなく、樹脂で形成できる。
第4実施形態においては、第1温度センサ16、第2温度センサ36は、備えても良く、備えていなくても良い。
・第5実施形態:
第5実施形態は、発光部10と受光部20とを熱的に結合させない実施形態である。図21に示すように、第5実施形態の距離測定装置108では、発光部10と受光部20とが、異なる筐体90a、90bに配置され、発光部10と受光部20との間に断熱材98が配置されている。この形態では、発光素子12の熱が、断熱材98により受光部20に伝わらない。そのため、バンドパスフィルタ30の温度は、発光素子12の熱の影響を受けない。その結果、発光素子12とバンドパスフィルタ30の温度を独立に、高精度に制御できる。第5実施形態は、第1~第3実施形態と組み合わせて実施しても良い。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10 発光部 12 発光素子 16 第1温度センサ 18 第1温度制御装置 20 受光部 30 バンドパスフィルタ 36 第2温度センサ 38 第2温度制御装置 40 受光センサ 100 距離測定装置

Claims (9)

  1. 光学的に距離を測定する距離測定装置(100)であって、
    光を発光する発光素子(12)と、
    測定対象物(200)からの反射光を受光する受光センサ(40)と、
    前記反射光のうちの一部の波長を前記受光センサに向けて透過させるバンドパスフィルタ(30)と、
    前記発光素子の温度を測定するための第1温度センサ(16)と、
    前記バンドパスフィルタの温度を測定するための第2温度センサ(36、46)と、
    前記発光素子の発光波長と、前記バンドパスフィルタの透過中心波長とを近づけるように、前記発光素子の温度と前記バンドパスフィルタの温度のうちの少なくとも一方の温度を制御する温度制御装置(18、38、54)と、
    前記バンドパスフィルタと前記発光素子との間に設けられた断熱材(98)と、
    を備える、距離測定装置。
  2. 光学的に距離を測定する距離測定装置(100)であって、
    光を発光する発光素子(12)と、
    測定対象物(200)からの反射光を受光する受光センサ(40)と、
    前記反射光のうちの一部の波長を前記受光センサに向けて透過させるバンドパスフィルタ(30)と、
    前記発光素子の温度を測定するための第1温度センサ(16)と、
    前記バンドパスフィルタの温度を測定するための第2温度センサ(36、46)と、
    前記発光素子の発光波長と、前記バンドパスフィルタの透過中心波長とを近づけるように、前記発光素子の温度と前記バンドパスフィルタの温度のうちの少なくとも一方の温度を制御する温度制御装置(18、38、54)と、
    を備え、
    前記発光素子の発光波長は、前記発光素子の温度が高いほど長く、
    前記バンドパスフィルタの透過中心波長は、前記バンドパスフィルタの温度が高いほど長く、
    前記バンドパスフィルタと前記発光素子とは、熱伝導部材(96)により接続されている、
    距離測定装置。
  3. 請求項1に記載の距離測定装置であって、
    前記温度制御装置は、前記発光素子を加熱し、または冷却する第1熱電素子(18)と、前記バンドパスフィルタを加熱し、または冷却する第2熱電素子(38)とのうちの少なくとも一方を含む、距離測定装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の距離測定装置であって、
    前記温度制御装置は、前記発光素子に流す電流のデューティ比と前記発光素子に流す電流の大きさの少なくとも一方を制御する距離測定装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の距離測定装置であって、
    前記バンドパスフィルタは、ホルダ(34)に設置されており、
    前記第2温度センサは、前記ホルダの温度を測定する温度センサである、距離測定装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の距離測定装置であって、
    前記受光センサは、前記受光センサの温度を測定する温度モニタ(46)を内蔵しており、
    前記温度モニタを、前記バンドパスフィルタの温度を測定するための前記第2温度センサとして用いる、距離測定装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の距離測定装置であって、
    前記発光素子は、垂直共振器面発光レーザーまたは分布帰還型レーザーであり、
    前記発光素子の発光波長の温度に対するシフト量は、前記バンドパスフィルタの透過中心波長の温度に対するシフト量の5倍以下である、距離測定装置。
  8. 光学的に距離を測定する距離測定装置におけるSN比を改善する方法であって、
    光を発光する発光素子(12)の温度を測定し、
    測定対象物(200)からの反射光のうちの一部の波長を受光センサに向けて透過させるバンドパスフィルタ(30)であって、前記発光素子とは断熱材(98)により隔てられたバンドパスフィルタの温度を測定し、
    前記発光素子の発光波長と、前記バンドパスフィルタの透過中心波長とが合うように、前記発光素子と前記バンドパスフィルタの少なくとも一方の温度を制御する、方法。
  9. 光学的に距離を測定する距離測定装置におけるSN比を改善する方法であって、
    光を発光する発光素子(12)の温度を測定し、
    測定対象物(200)からの反射光のうちの一部の波長を受光センサに向けて透過させるバンドパスフィルタ(30)の温度を測定し、
    前記発光素子の発光波長と、前記バンドパスフィルタの透過中心波長とが合うように、前記発光素子と前記バンドパスフィルタの少なくとも一方の温度を制御し、
    前記発光素子の発光波長は、前記発光素子の温度が高いほど長く、
    前記バンドパスフィルタの透過中心波長は、前記バンドパスフィルタの温度が高いほど長く、
    前記バンドパスフィルタと前記発光素子とは、熱伝導部材(96)により接続されている、方法。
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