JP7126997B2 - 撒餌の分布を出力可能な撒餌収容装置 - Google Patents

撒餌の分布を出力可能な撒餌収容装置 Download PDF

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本発明は、釣用の撒餌を収容する撒餌収容装置に関し、特に、撒餌収容装置から外部に放出された撒餌の分布を検出し送信することができる撒餌収容装置及び撒餌収容装置を備えた撒餌分布システムに関する。
撒餌収容装置として、内部に撒餌若しくはこませ(以下、撒餌という)を収容し、当該撒餌を水中へ放出する構成が知られている。このような撒餌収容装置では、通常ハリスを介して釣り針が取り付けられ、撒餌収容装置から放出された撒餌によって釣り針の周囲に魚をおびき寄せるよう構成される。
このような撒餌収容装置では、水中において撒餌を放出するため、水上にいる釣り人からは、撒餌収容装置から放出された撒餌の位置を視認することができないため、水中でどの程度の撒餌がどの位置に分布しているかを把握することができず、適切に撒餌を放出・配置させているかを確認することは難しい。
従来より、釣り人に撒餌が外部に放出された結果どの程度内部に撒餌が残っているかを知らせることができる様々な撒餌収容装置が知られている。特許文献1には、釣り人のしゃくり操作ごとに所定量の撒餌を放出することができる撒餌収容装置が開示されている。当該撒餌収容装置では、これにより、釣り人はしゃくりの回数によって撒餌の残量を知ることができることが開示されている。他方、特許文献2には、容器内部の撒餌を当該容器に設けられた開口部から水中に押し出すように構成された往復動部材を有する撒餌収容装置が開示されている。当該撒餌収容装置では、釣り人が当該所定の時間が経過したときに撒餌収容装置が空になったと判断することができることが開示されている。
特開2002-345382号公報 特開2006-333754号公報
しかしながら、特許文献1に開示の撒餌収容装置では、周囲の環境によってしゃくり1回当たりに放出される撒餌の量が変化し得るので、撒餌収容装置からどの程度の撒餌が放出されたかを正確に推定するのは実際上困難であり、またそもそも撒餌がどの位置で外部に放出されたかを知ることができないという問題があった。
また、特許文献2に開示の撒餌収容装置でも、往復動部材の変位速度が調節されていても、水流の影響により撒餌の放出量が変化し得るため、撒餌収容装置からどの程度の撒餌が放出されたかを正確に推定するのは実際上困難であり、またそもそも撒餌がどの位置で外部に放出されたかを知ることができないという問題があった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、撒餌収容装置から外部に放出された撒餌の分布を検出し送信することができる撒餌収容装置及び当該分布含めた情報の処理・出力を行うことができる撒餌分布処理システムを提供することにある。本発明のこれら以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
本発明の一実施形態に係る撒餌収容装置は、内部に撒餌を収容可能に構成された本体部と、該本体部内に収容されている撒餌の外部への放出量を検出する放出量検出部と、撒餌収容装置の、基準位置からの相対位置を検出する相対位置検出部と、前記放出量検出部により検出された放出量と、前記相対位置検出部により検出された相対位置とを含む情報を外部へ送信可能な送信部とを備えるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る撒餌収容装置において、前記相対位置検出部は、前記撒餌収容装置の移動方向を検出するよう構成される。
本発明の一実施形態に係る撒餌収容装置において、前記相対位置検出部は、前記撒餌収容装置の加速度を検出するよう構成される。
本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムは、内部に撒餌を収容可能に構成された本体部と、該本体部内に収容されている撒餌の外部への放出量を検出する放出量検出部と、撒餌収容装置の、基準位置からの相対位置を検出する相対位置検出部と、前記放出量検出部により検出された放出量と、前記相対位置検出部により検出された相対位置とを含む情報を外部へ送信可能な送信部と、を有する撒餌収容装置と、該送信部からの前記情報を受信する受信部と、受信された該情報の処理を行う情報処理部と、を有する情報処理装置と、を備えるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムは、さらに、処理された情報を出力する表示装置を有するよう構成される。
本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムにおいて、前記表示装置は、端末装置又は携帯端末装置であるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムにおいて、前記情報処理装置の情報処理部は、前記受信された情報と、魚群探知機による情報、リールの情報、釣り竿の情報又は船の位置情報の少なくともいずれかの情報とを含めて処理を行うよう構成される。
本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムは、さらに、前記受信された情報と、魚群探知機による情報と、リールの情報と、釣り竿の情報と、船の位置情報とを含む情報の内の少なくともいずれかの情報を記憶する記憶装置を備えるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムは、さらに、前記受信された情報と、魚群探知機による情報と、リールの情報と、釣り竿の情報と、船の位置情報とを含む情報の内の少なくともいずれかの情報を管理するクラウドを備えるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムにおいて、前記処理された情報には、前記受信された情報に加えて、魚群探知機による情報と、リールの情報と、釣り竿の情報と、船の位置情報とを含む情報の内の少なくともいずれかの情報を含み、前記表示装置は前記処理された情報を出力するよう構成される。
上記実施形態によれば、撒餌収容装置から外部に放出された撒餌の分布を検出し送信することができる撒餌収容装置及び当該分布含めた情報の処理・出力を行うことができる撒餌分布処理システムを提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る撒餌収容装置100を概略的に示す図 本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システム10を概略的に示す図 本発明の一実施形態に係る情報処理装置200を概略的に示す図 本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムの情報処理を概略的に示す図 本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムの出力例を示す図 本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムの出力例を示す図 本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムの出力例を示す図 本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムの出力例を示す図
以下、本発明の様々な実施形態を適宜図面を参照して説明する。なお、図面における共通する構成要素には同一の参照符号が付されている。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る撒餌収容装置100について説明する。図1に示す撒餌収容装置100は、本体部101と、本体部101の上方を覆う蓋111と、本体部101の下方を覆う基底部112と、を備える。蓋111には、釣竿Rから伸びる道糸107の一端が取り付けられる。基底部112の下端にはハリスが取り付けられており、このハリスの先端には釣り針108が取り付けられる。
本体部101は、例えば、中空の円筒形状に形成され、その中空の内部空間に撒餌105が収容される。撒餌105は、集魚効果のある任意の餌であり、例えば、オキアミ、魚肉のミンチ、煎り糠、及びさなぎ粉(粉状にしたカイコの死骸)等が用いられる。本体部101は、例えば、合成樹脂から形成される。
当該本体部101は、水中に撒餌を放出することができるように、その内部と外部とを連通する一以上の連通孔を有する。連通孔の位置、大きさ、数は、撒餌105の種類、釣りの対象とする魚種、及びこれら以外の要因により、適宜設定することができる。蓋111が本体部101に対して開閉可能となるように蓋111を本体部101に取り付け、水中で蓋111を開くことにより撒餌105を水中に放出してもよい。
図示の撒餌収容装置100は、投光ユニット1022及び受光ユニット1021を含む放出量検出部102、信号処理部103、送信部104、並びに電源106を備える。放出量検出部102は、例えば、蓋111に設けられた投光ユニット1022と、基底部112に設けられた受光ユニット1021とを備え、撒餌収容装置100内における撒餌105の残量を検出することにより撒餌収容装置100から外部に放出された撒餌108の放出量を検出することができる。また、糸長情報や水深センサ等で検出する位置情報と関連付けることで、外部に放出された撒餌108の放出量だけでなく、外部に放出された撒餌108の分布を算出することも可能となる。なお、撒餌収容装置100は特定の撒き餌の放出方向を検出してもよく、放出量検出部を複数備えることで、放出量だけでなく、放出方向の割合を検知させても良い。放出量検出部102の態様は、これに限られず、従来公知の様々な態様が考えられ、適宜選択することが可能である。
信号処理部103は、放出量検出部102により検出された撒餌105の放出量を示す放出量信号を生成し、送信部104は、放出量信号を後述する外部装置(図示しない)に対して送信するよう構成される。
電源106は、放出量検出部102、信号処理部103、送信部104及びこれら以外の電子部品に対して必要な電力を供給する。電源106は、例えば、小型のボタン電池、環境の温度差、振動、光エネルギーを電力に変換する環境発電型の電池、及びこれら以外の任意の電池であってもよい。これらの放出量検出部102、信号処理部103、送信部104及び電源106は、漏電が起きないように適切な防水処理が施されている。
図1に一例として示した受光ユニット1021は、基底部112に投光ユニット1022と対向するように設けられ、投光ユニット1022から発せされ本体部101の内部空間を経て伝達された光を受光するように構成される。投光ユニット1022は、例えば、発光ダイオード(LED)であり、所定の帯域の光を発することができる。投光ユニット1022は、水中での透過性が高く、且つ、撒餌105によって遮断されやすい(減衰されやすい)帯域の光を発するように構成される。投光ユニット1022から発せられる光は、例えば、可視光、赤外光、又はこれら以外の可視光帯域近傍の周波数帯の光であってもよい。
受光ユニット1021は、フォトダイオード等の光電変換素子を備える。この光電変換素子は、例えば、公知の硫化カドミウムセルである。受光ユニット1021の光電変換素子は、受光量に応じた量の電荷を発生させ、この発生させた電荷の量に応じた電気信号(例えば電圧値)を読み出して出力信号として出力することができる。受光ユニット1021において十分な光量の光を受光できるようにするために、投光ユニット1022には集光レンズを設けてもよい。また、撒餌収容装置100の周囲からの環境光が受光ユニット1021に入射してノイズが発生しないようにするため、本体部101に光を透過しない遮光部材を取り付けたり、または、光を透過しない合成樹脂から本体部101を形成してもよい。
以上のように、受光ユニット1021が投光ユニット1022と対向するように設けられ、投光ユニット1022から本体部101の内部空間を経て伝達された光を受光するように構成されているため、本体部101の内部空間に残っている撒餌105の量が多い場合には、撒餌105によって投光ユニット1022からの光が遮断され、受光ユニット1021から出力される電圧が小さくなる。撒餌105が水中に放出されて撒餌収容装置100内に残存する撒餌105の量が少なくなると、受光ユニット1021への入射光の光量が増え、受光ユニット1021から出力される電圧が大きくなる。このようにして、受光ユニット1021の出力によって、本体部101内の撒餌105の残量を検出することができる。
また、信号処理部103は、残量信号によって搬送波を変調して変調波を生成し、この変調波を送信部104から水中に送信する。残量信号の変調は、様々なアナログ変調又はデジタル変調を用いて行われる。アナログ変調を用いる場合には、残量信号は、変調前にD/A変換される。残量信号を変調するために、公知の様々な変調方式を用いることができる。例えば、振幅変調、周波数変調、位相変調、及びこれら以外の様々な変調方式を用いることができる。
本発明の一実施形態に係る撒餌収容装置100は、内部に撒餌を収容可能に構成された本体部101と、該本体部101内に収容されている撒餌の外部への放出量を検出する放出量検出部102と、撒餌収容装置100の、基準位置からの相対位置を検出する相対位置検出部109と、該放出量検出部102により検出された放出量と、該相対位置検出部109により検出された相対位置とを含む情報を外部へ送信可能な送信部104とを備えるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る撒餌収容装置により、撒餌収容装置から外部に放出された撒餌の分布を検出し送信することができる撒餌収容装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る撒餌収容装置100において、該相対位置検出部109は、該撒餌収容装置100の移動方向を検出するよう構成される。これにより、該撒餌収容装置100の基準位置からの移動の軌跡を把握することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る撒餌収容装置100において、該相対位置検出部109は、撒餌収容装置100の加速度を検出するよう構成される。このような相対位置検出部109として、例えば、加速度センサ等が考えられる。その他、本発明の一実施形態に係る撒餌収容装置100において、該相対位置検出部109は、撒餌収容装置100の相対位置を検出する超音波センサ(SBL法レスポンダ方式やワイドベースライン方式、その他の方式)や水面付近で位置を検出するGPS等であってもよく、従来公知の様々なセンサや装置を用いることが可能である。また、糸長を用いて位置を検出するリール回転センサや2回積分により位置を算出する加速度センサなども考えられるが、これらに限られるものではない。
次に、図2を参照して、本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システム10について説明する。図示のように、本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システム10は、内部に撒餌を収容可能に構成された本体部101と、該本体部101内に収容されている撒餌の外部への放出量を検出する放出量検出部102と、撒餌収容装置100の、基準位置からの相対位置を検出する相対位置検出部109と、放出量検出部102により検出された放出量と、相対位置検出部109により検出された相対位置とを含む情報を外部へ送信可能な送信部104と、を有する撒餌収容装置100と、該送信部104からの該情報を受信する受信部201と、受信された該情報の処理を行う情報処理部202と、を有する情報処理装置200と、を備えるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムにより、撒餌収容装置から外部に放出された撒餌の分布を検出し送信することができるだけでなく、当該分布含めた情報の処理・出力を行うことが可能となる。
図3に示すように、本発明の一実施形態に係る情報処理装置200は、さらに、処理された情報を出力する表示装置203を有するよう構成される。本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムにおいて、前記表示装置は、端末装置又は携帯端末装置であるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システム10において、情報処理装置200の情報処理部202は、撒餌収容装置100の送信部104から受信された情報と、魚群探知機による情報、リールの情報、釣り竿の情報又は船の位置情報の少なくともいずれかの情報とを含めて処理を行うよう構成される。また、これらの情報に加えて、天候等の環境情報、ウェアラブル機器からの情報(スマートウォッチ等)も含めた情報の少なくともいずれかの情報を処理するように構成してもよい。当該情報として、更に、携帯端末装置に設けられた、温度センサ、GPSなどの位置センサ、脈拍などの生体情報センサなどによる情報や、時間情報を含めて処理してもよい。
本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システム10は、さらに、当該受信された情報と、魚群探知機による情報と、リールの情報と、釣り竿の情報と、船の位置情報とを含む情報の内の少なくともいずれかの情報を記憶する記憶装置を備えるよう構成される。また、これらの情報に加えて、天候等の環境情報、ウェアラブル機器からの情報(スマートウォッチ等)も含めた情報の少なくともいずれかの情報を記憶するように構成してもよい。当該情報として、更に、携帯端末装置に設けられた、温度センサ、GPSなどの位置センサ、脈拍などの生体情報センサなどによる情報や、時間情報を含めて記憶してもよい。
本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システム10は、さらに、当該受信された情報と、魚群探知機による情報と、リールの情報と、釣り竿の情報と、船の位置情報とを含む情報の内の少なくともいずれかの情報を管理するクラウドを備えるよう構成される。また、これらの情報に加えて、天候等の環境情報、ウェアラブル機器からの情報(スマートウォッチ等)も含めた情報の少なくともいずれかの情報を管理するように構成してもよい。当該情報として、更に、携帯端末装置に設けられた、温度センサ、GPSなどの位置センサ、脈拍などの生体情報センサなどによる情報や、時間情報を含めて管理してもよい。
本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システム10において、当該処理された情報には、当該受信された情報に加えて、魚群探知機による情報と、リールの情報と、釣り竿の情報と、船の位置情報とを含む情報の内の少なくともいずれかの情報を含み、当該表示装置は当該処理された情報を出力するよう構成される。また、これらの情報に加えて、天候等の環境情報、ウェアラブル機器からの情報(スマートウォッチ等)も含めた情報の少なくともいずれかの情報を出力処理するように構成してもよい。当該情報として、更に、携帯端末装置に設けられた、温度センサ、GPSなどの位置センサ、脈拍などの生体情報センサなどによる情報や、時間情報を含めて出力処理してもよい。
次に、図4を参照して、本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムの情報処理についてさらに説明する。図示のように、本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システム10において、情報処理装置200は、受信部201を備え、当該受信部201は、撒餌収容装置位置センサ301、リール位置センサ302、リール回転センサ303、船位置探知センサ(GPS)304、撒餌放出量検知センサ305、釣竿加速度センサ306、イメージセンサ307、魚群探知機センサ308及び適宜これら以外のセンサからの情報を受信するよう構成される。
情報処理部202では、撒餌収容装置位置センサ301、リール位置センサ302、リール回転センサ303、船位置探知センサ(GPS)304の少なくともいずれかからの情報に基づき、撒餌収容装置100の水中における位置を演算処理するよう構成される。また、情報処理部202では、撒餌放出量検知センサ305からの情報に基づき、撒餌放出量を演算処理するよう構成される。情報処理部202では、撒餌収容装置100の水中における位置と撒餌放出量とから、撒餌収容装置100の水中での移動の軌跡と共に各位置における撒餌放出量とを関連付ける処理を行うよう構成される。このようにして、撒餌収容装置100が水中の各位置でどのように撒餌を放出していったかの情報を生成することが可能となる。
情報処理部202では、釣竿加速度センサ306からの情報に基づき、しゃくり・あたりの回数等を演算処理することができる。また、情報処理部202では、イメージセンサ307からの情報に基づき、撒餌散布状態を演算処理することができる。これにより潮の流れによる撒餌の位置変化への影響をより正確に知ることにも繋がる。さらに、情報処理部202では、魚群探知機センサ308からの情報に基づき、魚群、水温、水深等を演算処理することができる。
情報処理部202では、撒餌収容装置100の水中における位置と撒餌放出量とから、撒餌収容装置100の水中での移動の軌跡と共に各位置における撒餌放出量とを関連付けるだけでなく、必要に応じて、しゃくり・あたりの回数、撒餌散布状態、魚群、水温、水深をも含めて関連付ける処理を行うことができる。このようにして、撒餌収容装置100が水中の各位置でどのように撒餌を放出していったかの情報をより詳細に生成することが可能となる。
図4に示すように、情報処理装置200は、記憶装置203に接続するようにされ、上述の処理情報を記憶するよう構成することができる。なお、図示の例では、情報処理装置200の外部に記憶装置204を接続する構成を示しているが、情報処理装置200内に記憶装置204を含むように構成してもよい。
図示のように、情報処理装置200は、さらに出力装置203に接続するようにされ、上述の処理情報を出力するよう構成することができる。なお、図示の例では、情報処理装置200の外部に出力装置203を接続する構成を示しているが、情報処理装置200内に出力装置203を含むように構成してもよい。
図示のように、情報処理装置200は、さらにクラウド205に接続するようにされ、上述の処理情報をクラウド205にて一括管理するよう構成することができる。
次に、図5、6、7、8を参照して、本発明の一実施形態に係る撒餌分布処理システムの出力例について説明する。まず、図5に示すように、情報処理装置200により処理された情報は、出力装置203において、撒餌残量と撒餌収容装置の水深との関係がしゃくり回数と共に表示されている。このように、実際にどの水深でどの程度の撒餌が減っていたか(若しくは放出されたか)を可視化することができるため、より正確に特定の水深(タナ)に撒餌を撒くことが可能となる。また、図示の例では、指定タナの表示も含まれ、どのしゃくりでどの程度の撒餌が減ったか(若しくは放出されたか)を可視化することができ、しゃくりの強弱の調整やしゃくり動作を行うタイミングを釣人が検討しやすくなる。
次に、図6に、上視点(釣人の真上から水中を見た場合)から見た出力例を示す。図示のように、情報処理装置200により処理された情報は、出力装置203において、撒餌収容装置が釣人の手を離れてから、水中でどのような軌跡(撒餌収容装置の位置の変遷)を辿ったかを撒餌残量(若しくは撒餌放出量)、魚群分布と共に表示されている。
また、図7には、横視点(撒餌収容装置を水中で横から見た場合)から見た出力例を示す。図示のように、情報処理装置200により処理された情報は、出力装置203において、撒餌収容装置が釣人の手を離れてから、水中でどのような軌跡(撒餌収容装置の位置の変遷)を辿ったかを撒餌残量(若しくは撒餌放出量)、海底地形、魚群分布と共に表示されている。
このように、撒餌収容装置の位置、撒餌残量(若しくは放出量)及び魚群探知機の情報を表示することで、実際に魚がいる位置や海底の地形、撒餌収容装置の位置、撒餌残量(若しくは撒餌放出量)を視覚的に捉えながら釣りを行うことができる。また、例えば、潮の流れによって錘の調整をしたり、誘いを行う水深を変更したりすることもできる。
さらに、図8には、撒餌収容装置の投入時と回収時における、横視点(撒餌収容装置を水中で横から見た場合)から見た三次元の出力例を示す。図示のように、情報処理装置200により処理された情報は、出力装置203において、撒餌収容装置が釣人の手を離れてから、水中でどのような軌跡(撒餌収容装置の位置の変遷)を辿ったか(図8の紙面の左側)若しくは撒餌収容装置が撒餌収容装置の最終地点から回収され釣人の手に戻るまでに、水中でどのような軌跡(撒餌収容装置の位置の変遷)を辿ったか(図8の紙面の右側)を撒餌残量(若しくは撒餌放出量)と共に表示されている。
このように、撒餌残量(若しくは撒餌放出量)がどのように減っていったかを三次元で可視化することができ、これまで釣人が感覚でしか知り得なかった情報を視覚的に捉えることができ、例えば、釣人のしゃくり動作を行うタイミングや強さを変更したり、排出された撒餌がどのように流れていくかなどもイメージすることができる。
本発明の実施形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で様々な変更が可能である。例えば、上述した実施形態における各部材の、材質、形状、寸法、形態、数、又は配置等は適宜変更され得る。例えば、撒餌収容装置内の撒餌の残量を検出する具体的な方法は、本明細書に明示したものに限られない。撒餌の残量の具体的な検出方法は、使用する撒餌の種類に応じて最適な検出方法を用いることができる。
10 撒餌分布処理システム
100 撒餌収容装置
101 本体部
102 残量検出部
103 信号処理部
104 送信部
105 撒餌
106 電源
107 道糸
108 外部に放出された撒餌
109 相対位置検出部
111 蓋
112 基底部
200 情報処理装置
201 受信部
202 情報処理部
203 出力装置
204 記憶装置
205 クラウド
301 撒餌収容装置位置センサ
302 リール位置センサ
303 リール回転センサ
304 船位置探知センサ(GPS)
305 撒餌放出量検知センサ
306 釣竿加速度センサ
307 イメージセンサ
308 魚群探知機センサ
1021 受光ユニット
1022 投光ユニット

Claims (10)

  1. 内部に撒餌を収容可能に構成された本体部と、
    該本体部内に収容されている撒餌の外部への放出量を検出する放出量検出部と、
    撒餌収容装置の、基準位置からの相対位置を検出する相対位置検出部と、
    前記放出量検出部により検出された放出量と、前記相対位置検出部により検出された相対位置とを含む情報を外部へ送信可能な送信部と、
    を備える、撒餌収容装置。
  2. 前記相対位置検出部は、前記撒餌収容装置の移動方向を検出する、請求項1に記載の撒餌収容装置。
  3. 前記相対位置検出部は、前記撒餌収容装置の加速度を検出する、請求項1又は2に記載の撒餌収容装置。
  4. 内部に撒餌を収容可能に構成された本体部と、該本体部内に収容されている撒餌の外部への放出量を検出する放出量検出部と、撒餌収容装置の、基準位置からの相対位置を検出する相対位置検出部と、前記放出量検出部により検出された放出量と、前記相対位置検出部により検出された相対位置とを含む情報を外部へ送信可能な送信部と、を有する撒餌収容装置と、
    該送信部からの前記情報を受信する受信部と、受信された該情報の処理を行う情報処理部と、を有する情報処理装置と、
    を備える撒餌分布処理システム。
  5. さらに、処理された情報を出力する表示装置を有する、請求項4に記載の撒餌分布処理システム。
  6. 前記表示装置は、端末装置又は携帯端末装置である、請求項5に記載の撒餌分布処理システム。
  7. 前記情報処理装置の情報処理部は、前記受信された情報と、魚群探知機による情報、リールの情報、釣り竿の情報又は船の位置情報の少なくともいずれかの情報とを含めて処理を行う、請求項4から6までのいずれか1項に記載の撒餌分布処理システム。
  8. さらに、前記受信された情報と、魚群探知機による情報と、リールの情報と、釣り竿の情報と、船の位置情報とを含む情報の内の少なくともいずれかの情報を記憶する記憶装置を備える、請求項4から7までのいずれか1項に記載の撒餌分布処理システム。
  9. さらに、前記受信された情報と、魚群探知機による情報と、リールの情報と、釣り竿の情報と、船の位置情報とを含む情報の内の少なくともいずれかの情報を管理するクラウドを備える、請求項4から7までのいずれか1項に記載の撒餌分布処理システム。
  10. 前記処理された情報には、前記受信された情報に加えて、魚群探知機による情報と、リールの情報と、釣り竿の情報と、船の位置情報とを含む情報の内の少なくともいずれかの情報を含み、前記表示装置は前記処理された情報を出力する、請求項5又は6に記載の撒餌分布処理システム。
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