JP7126375B2 - Image reader - Google Patents
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Description
本発明は、画像の読取技術に関するものである。 The present invention relates to image reading technology.
従来の画像読取装置としては、例えば、シートを給送する給送部と、シートを検出するための複数の媒体検知部と、によって、搬送されているシートの斜行量から搬送速度のムラを検出し、この検知結果に基づいて給送異常が発生していているかどうかを判断する給送装置が知られている(特許文献1)。 In conventional image reading apparatuses, for example, a feeding unit that feeds a sheet and a plurality of medium detection units that detect the sheet detect unevenness in the conveying speed from the amount of skew of the sheet being conveyed. A feeding device is known that detects and determines whether or not a feeding abnormality has occurred based on the detection result (Patent Document 1).
特許文献1の給送装置では、光学的にシートを検出する光学センサを用いることになるが、画像読取部を有した画像読取装置の場合、画像を読み取るためにシートに照射する光と干渉する可能性があり、正確にシートを検出できない、もしくは、画像読取部によって読み取られた画像に不要な光が映り込む可能性がある。
In the feeding device of
本発明は、シートの異常搬送をより確実に検出するための技術を提供する。 The present invention provides a technique for more reliably detecting abnormal sheet conveyance.
本発明は、搬送路上に搬送される原稿に光を照射する第1光源を有し、該原稿からの反射光により該原稿の画像を撮像し、該画像に基づいて該原稿の移動量または移動方向を検知する検知部と、
前記搬送路上に搬送される原稿に光を照射する第2光源を有し、該原稿からの反射光に基づいて該原稿を読み取る読み取り部と
を有し、
前記読み取り部は、前記検知部から前記原稿の搬送方向下流側にずれた位置に、前記搬送路に対して前記検知部と同じ側と、前記搬送路に対して前記検知部と異なる側と、に設けられており、
前記搬送路に対して前記検知部と異なる側の前記読み取り部は、前記搬送路に対して前記検知部と同じ側の前記読み取り部よりも前記搬送方向において前記検知部の近くに設けられている
ことを特徴とする。
The present invention has a first light source for irradiating a document conveyed on a conveying path with light , captures an image of the document by reflected light from the document, and measures the amount of movement of the document based on the image. a detection unit that detects the direction of movement ;
a reading unit that has a second light source that irradiates light onto a document transported on the transport path, and that reads the document based on reflected light from the document;
The reading unit is located on the same side of the transport path as the detection unit and on a different side of the transport path from the detection unit at a position shifted downstream from the detection unit in the document transport direction. is provided in
The reading unit on a side different from the detection unit with respect to the transport path is provided closer to the detection unit in the transport direction than the reading unit on the same side as the detection unit with respect to the transport path. It is characterized by
本発明の構成によれば、シートの異常搬送をより確実に検出することができる。 According to the configuration of the present invention, it is possible to more reliably detect abnormal sheet conveyance.
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載した構成の具体的な実施形態の1つである。 BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. It should be noted that the embodiment described below is an example of a specific implementation of the present invention, and is one of the specific embodiments of the configuration described in the claims.
[第1の実施形態]
本実施形態では、画像読取装置を適用した原稿給送装置について説明する。先ず、本実施形態に係る原稿給送装置の構成例について、該原稿給送装置の断面図を示す図1を用いて説明する。
[First Embodiment]
In this embodiment, a document feeding device to which an image reading device is applied will be described. First, a configuration example of the document feeding device according to the present embodiment will be described with reference to FIG. 1 showing a cross-sectional view of the document feeding device.
図1に示す如く、本実施形態に係る原稿給送装置Aは、装置本体A1の背面側上端部に設けられた載置台1(積載部)に積載された1枚以上の原稿Sを1枚ずつ、水平面(装置本体A1の設置面)に対して傾斜した経路RTへ搬送して該原稿Sを読み取り、その後、該原稿Sを装置本体A1の前面側下端部に設けられた排出トレイ2に排出する装置である。読み取る原稿Sは、例えば、OA紙、チェック、小切手、名刺、カード類等のシートであり、厚手のシートであっても良いし、薄手のシートであってもよい。カード類は、例えば、保険証、免許証、クレジットカード等である。 As shown in FIG. 1, the document feeder A according to the present embodiment feeds one or more documents S stacked on a table 1 (stacking section) provided at the upper end of the rear side of the apparatus main body A1. The originals S are conveyed to a path RT inclined with respect to the horizontal plane (installation surface of the apparatus main body A1) one by one, and read. It is a device for discharging. The document S to be read is, for example, a sheet such as OA paper, a check, a check, a business card, a card, etc., and may be a thick sheet or a thin sheet. Cards are, for example, health insurance cards, driver's licenses, credit cards, and the like.
<給送部>
図1に示す如く、装置本体A1には、装置本体A1の経路RTに沿って原稿Sを給送する給送機構としての第1搬送部10が設けられている。第1搬送部10は本実施形態の場合、給送ローラ110と、給送ローラ110に対向配置される分離ローラ12と、を備えており、載置台1上の積載面側に配置された原稿Sを給送方向D1に1枚ずつ順次搬送する。
<Feeding unit>
As shown in FIG. 1, the apparatus main body A1 is provided with a
図1は搬送状態における原稿給送装置Aの構成、図2は待機状態における原稿給送装置Aの構成、を示している。本実施形態においては、給送方向D1は、原稿給送装置Aの載置面に対して規定の角度で傾斜して設けられており、載置台1に載置された原稿Sの自重によって給送機構に原稿Sが供給される。 1 shows the configuration of the document feeder A in the conveying state, and FIG. 2 shows the configuration of the document feeder A in the standby state. In the present embodiment, the feeding direction D1 is inclined at a specified angle with respect to the placement surface of the document feeding device A, and the document S placed on the placement table 1 is fed by its own weight. A document S is supplied to the feeding mechanism.
装置本体A1の上端部側には、載置台1の載置面側にある原稿Sに当接するように給送ローラ110を装着するための凹形状部であるローラ装着部が設けられている。なお、本実施形態では、このローラ装着部内に装着された給送ローラ110の周囲を覆うカバー部材が、ローラ装着部の端部に開閉自在に設けられる。そして、このカバー部材を開状態とした状態では、給送ローラ110はローラ装着部に対して着脱自在となる。
A roller mounting portion, which is a recessed portion for mounting the
また、給送ローラ110は、例えば、ゴム材料等で形成された2つの給送ローラ部(第1ローラ部及び第2ローラ部)がホイール部にそれぞれ個別に装着され、このホイール部がワンウェイクラッチ11aを介して個別に給送ローラ軸(回転軸)11bに支持されている。つまり、本実施形態のワンウェイクラッチ11aは、左右に別々に設けられた複数の給送ローラ部に対してそれぞれ設けられ個々独立した第1ワンウェイクラッチ部及び第2ワンウェイクラッチ部となる。
The
さらに、給送ローラ110が有する給送ローラ軸11bは、ローラ装着部内に設けられた軸受部に両側の軸端部が保持され、更にその上からカバー部材を閉じることで、カバー部材とローラ装着部の軸受部との間で給送ローラ軸11bの軸受構造が形成され、ローラ装着部内の軸受部とカバー部材との間で給送ローラ軸11bの両端部が回転可能に保持される。すなわち、カバー部材の開閉によって、給送ローラ110の着脱が容易に行えるようになっている。
Further, the
また、給送ローラ110が有する給送ローラ軸11bには、各給送ローラ部の軸方向における隙間に給送ギア部が設けられている。この給送ギア部は、装置本体A1内に設置されたモータ3(駆動モータ)の駆動力を伝達する駆動ギア部に対してギア接続される。なお、この給送ギア部は、上記カバー部材を閉じたときにカバー部材によって分離ローラ12側の上部が覆われる構造となる。これにより、給送ギア部に対して紙粉が付着することをカバー部材によって保護することができる。
Further, the
このようにカバー部材によって保護された給送ギア部は、各給送ローラ部の直径よりも小さいギア径で設けられている。このため、駆動ギア部は、給送ローラ軸11bの軸方向視において各給送ローラ部と部分的に重なり、給送ギア部とのギア接続部が軸方向視において各給送ローラ部と重なるように設けられている。これにより、給送ギア部の外径を小さく設定し、給送ローラ110の収容性を高め、カバー部材との物理的な干渉についても防ぐことができる。
The feeding gear portion protected by the cover member in this way is provided with a gear diameter smaller than the diameter of each feeding roller portion. Therefore, the driving gear portion partially overlaps each feeding roller portion when viewed in the axial direction of the
また、このような給送ギア部に接続される駆動ギア部は、駆動ギア軸の一端側に設けられ、駆動ギア軸の他端側には、電磁クラッチ等から構成されるクラッチ部が設けられている。また、このクラッチ部は、モータ3からプーリーで駆動力が伝達される駆動伝達機構(ギア列)Xと駆動ギア軸との間で接続されている。つまり、駆動ギア軸と駆動伝達機構Xとは、駆動ギア軸が有するクラッチ部によって駆動連結される。さらに、この給送ローラ110への駆動伝達機構Xは、分離ローラ12の駆動伝達機構が接続される。すなわち、モータ3は、分離ローラ12及び給送ローラ110の駆動源となる。
The drive gear connected to the feed gear is provided on one end of the drive gear shaft, and the other end of the drive gear shaft is provided with a clutch comprising an electromagnetic clutch or the like. ing. Further, the clutch portion is connected between a drive transmission mechanism (gear train) X to which drive force is transmitted from the
ここで、駆動ギア軸に設けたクラッチ部がOFFのときは、モータ3の逆転駆動(原稿を載置台1側へ戻すための駆動)を駆動ギア軸に伝達せず、クラッチ部がONのときはモータ3の正転駆動(原稿を分離給送する方向の駆動)のみを駆動ギア軸に伝達する。 Here, when the clutch provided on the driving gear shaft is OFF, the reverse driving of the motor 3 (driving for returning the document to the document table 1 side) is not transmitted to the driving gear shaft, and when the clutch is ON. transmits only forward rotation of the motor 3 (driving in the direction of separating and feeding the originals) to the drive gear shaft.
クラッチ部をOFFにすると、分離ローラ12だけに駆動伝達が行われ、このとき給送ローラ110は分離ローラ12に従動回転する。これにより、原稿が重送したことを後述する重送検出センサ40で検知した場合、給送動作を一時停止し、モータ3を駆動することで、重送した原稿を載置台1側に戻す動作を適切に行うことができる。なお、このような重送リトライ機能を搭載しない場合は、クラッチ部を設けなくてもよい。
When the clutch portion is turned off, the drive is transmitted only to the
このように、本実施形態では、モータ3を駆動して駆動ギア部から給送ギア部にその駆動力が伝達されると、給送ギア部と共に給送ローラ軸11bが給送方向(図1の実線矢印D2方向)に回転する。このとき、ワンウェイクラッチ11aが給送ローラ軸11bに噛み合うことで、給送ローラ部がホイール部と共に給送方向に回転する。
As described above, in the present embodiment, when the
ここで、給送ローラ110の搬送速度は、後述の搬送ローラ21の搬送速度より遅い速度に設定されている。このため、給送された原稿Sが搬送ローラ21に到達して原稿Sの搬送速度が上がる時、ワンウェイクラッチ11aと給送ローラ軸11bとの噛み合いが外れ、給送ローラ110は原稿Sに連れ回り、モータ3からの駆動伝達で回転するスピードよりも速く回転する。
Here, the conveying speed of the feeding
すなわち、搬送ローラ21に達した原稿Sは、給送ローラ110との速度差が大きく設定された搬送ローラ21から搬送力を受けるため、給送ローラ110と給送ローラ110に接圧された分離ローラ12との間から引き抜かれることになる。
That is, the document S reaching the
このとき、本実施形態では、上述したように、ワンウェイクラッチ11aが左右の給送ローラ部に対して個別に設けられているため、搬送ローラ21に達した原稿Sが斜行した状態で給送ローラ110及び分離ローラ12の間から引き抜かれたとしても、個々独立したワンウェイクラッチ11aの動作によって、後続の原稿Sの斜行の連鎖が抑えられる(以下、「斜行連鎖の抑制効果」)。
At this time, in this embodiment, as described above, the one-
ここで、本実施形態の給送ローラ110は、上述したように、給送ローラ軸11bの軸方向における各給送ローラ部の隙間に給送ギア部が配置されているので、給送ローラ110に対してモータ3の駆動力が安定的に伝達される。
Here, as described above, in the
すなわち、給送ローラ110は、分離ローラ12からの付勢力を受けており、この付勢力に対し、給送ローラ軸11bへの駆動伝達は各給送ローラ部の間で行われることになるので、左右の給送ローラ部において実質的に均等な位置でバランス良く駆動伝達が行われる。
That is, the
また、本実施形態の給送ローラ110に対しては、各給送ローラ部のうち給送ギア部側の各ローラ端部に対して分離ローラ12がそれぞれ接圧される構成としている。
Further, in the
つまり、分離ローラ12は、給送ローラ110の各給送ローラ部に対してバネ等で均等に付勢されるが、本実施形態の構成では、各給送ローラ部のうち給送ギア部側の各ローラ端部に圧接するような構成とすることで、給送ギア部と駆動ギア部とのギア接続が更に安定化する。これにより、給送ローラ110に対する動力伝達がより安定的に行え、分離ローラ12との接圧状態も左右で良好なバランスを維持できる。
In other words, the
なお、本実施形態では、上述したように、各給送ローラ部のうち給送ギア部側(互いに向かい合う側)の各ローラ端部で分離ローラ12がそれぞれ接圧される構成としたが、給送ギア部側とは反対側のローラ端部でそれぞれ分離ローラ12と接圧されていてもよいし、軸方向における各給送ローラ部の中央部で分離ローラ12と接圧されてもよい。いずれにしても、各給送ローラ部に対して分離ローラ12を左右均等に接圧するようにするのが好ましい。
In this embodiment, as described above, the
このように、本実施形態の給送ローラ部は、分離ローラ12の付勢力を受け、左右でバランス良く分離ローラ12に接圧されることになる。つまり、分離ローラ12に対する給送ローラ110の姿勢が安定する。したがって、原稿Sに対して左右のニップ力が均等にかかることになるため、原稿Sの斜行を未然に防止し、様々な種類の原稿に対して、安定した給送動作を行うことができる。また、先行する原稿Sが斜行したとしても、後続の原稿Sに対して上述のワンウェイクラッチ11aの個別動作を安定的に実行できるため、斜行連鎖の抑制効果を更に高めることができる。
In this way, the feeding roller portion of the present embodiment receives the biasing force of the
また、本実施形態では、給送ギア部は、給送ローラ軸11bを保持する部分が筒状に設けられ、この筒状部が給送ローラ軸11bの軸方向両側に突出して延設されている。これにより、各給送ローラ部を保持するホイール部またはワンウェイクラッチ11aと各筒状部の端部(第1及び第2当接部)が当接することで、各給送ローラ部の間隔を一定に保つことができる。但し、給送ギア部の筒状部とホイール部またはワンウェイクラッチ11aとは常時当接していなくても良く、ホイール部が給送ローラ軸11bに対して軸方向に僅かに移動可能に保持されており、ホイール部がワンウェイクラッチ11aとともに給送ギア部側に移動した際に当接可能なように構成されていれば良い。いずれにしても、給送ギア部の筒状部によって、各給送ローラ部の間隔を一定に保つことができる。
Further, in the present embodiment, the feeding gear portion has a cylindrical portion that holds the feeding
すなわち、本実施形態の給送ギア部は、各給送ローラ部の間隔を規制する役目を果たす。なお、ここでは、ホイール部と給送ギア部の各筒状部の端部とが当接するように説明したが、ワンウェイクラッチ11aの側面部に当接させても同様の効果が得られる。 That is, the feeding gear portion of the present embodiment serves to regulate the intervals between the feeding roller portions. Although the wheel portion and the end portion of each cylindrical portion of the feeding gear portion have been described as being in contact with each other, the same effect can be obtained by contacting the side surface portion of the one-way clutch 11a.
また、本実施形態のように給送ギア部の各筒状部によってワンウェイクラッチ11aを実質的に覆うようにすることで、紙粉などがワンウェイクラッチ11aの隙間に入り込むことを未然に防ぐ効果も期待できる。 Further, by substantially covering the one-way clutch 11a with the tubular portions of the feeding gear portion as in the present embodiment, there is an effect of preventing paper dust from entering the gap of the one-way clutch 11a. I can expect it.
なお、給送ローラ110と後述の分離ローラ12はそれぞれ1つのユニットであり、装置から付け外し可能なユニットとなっている。このため、メンテナンスが容易であり、また、ローラ表面が摩耗してきた場合等において、給送ローラ110のユニット交換が可能である。
The
<分離部>
上述した給送ローラ110に対向配置される分離ローラ12は、原稿Sを1枚ずつ分離するためのローラであり、給送ローラ110に対して一定圧で圧接している。この圧接状態を確保するため、図1に示すように分離ローラ12を分離揺動部材121によって支持している。分離揺動部材121は、軸部121aを中心に回転可能に支持されており、また、分離ローラ12が給送ローラ110に圧接するように圧縮バネ122により付勢力が与えられている。
<Separation part>
The
図1に示すように、分離ローラ12はトルクリミッタ12aを介してモータ3から駆動力が伝達され、実線矢印D3方向に回転駆動される。分離ローラ12はトルクリミッタ12aにより駆動力の伝達が規制されるため、給送ローラ110と当接している際は給送ローラ110に連れ回りする方向(破線矢印D4方向)に回転する。これにより、複数の原稿Sが給送ローラ110と分離ローラ12とのニップ部(圧接部)Nに搬送されてきた際には、1枚を残して2枚以上の原稿Sが下流に搬送されないようにせき止められる。
As shown in FIG. 1, the
このような給送ローラ110と分離ローラ12とが接圧され、原稿に対して分離作用を及ぼす部分、すなわち、原稿を捌く部分が少なくとも分離給送部として機能するが、本明細書でいう「分離給送部」とは、例えば、本実施形態のように2つの給送ローラ部によって給送ローラ110を構成している場合、左右の給送ローラ部と分離ローラ12とで形成される各ニップ部Nの間、すなわち、各給送ローラ部の間に挟まれた部分(隙間)も含めて分離給送部としての意味を有する。したがって、分離給送部の給送方向における下流領域とは、各給送ローラ部の隙間から下流に延びる領域を含む。
The portion where the feeding
なお、本実施形態においては分離ローラ12を用いた構造にて説明したが、必ずしもローラの形態に限らず、原稿Sに対して給送方向とは逆方向に負荷を掛けるもの、例えば分離パッドなどを用いた場合でも同様であり、分離部材としてはいかなる形態でも構わない。
In this embodiment, the structure using the
<給送部の原稿検知構造>
載置台1上の原稿Sの有無を検知するため、図1に示すように給送ローラ110の上流部には原稿検知センサ90が設けられている。原稿検知センサ90は、自重で鉛直方向上方から下方側に垂れ下るように設けられたレバー式のセンサである。他の例として後述の媒体検出センサ50、60のような光学式のセンサであっても構わない。
<Document detection structure of the feeding section>
In order to detect the presence or absence of the document S on the table 1, a
ここで、本実施形態では、原稿検知センサ90は、分離ローラ12と給送ローラ部とで形成されるニップ部よりも給送方向において上流側(例えば直前)で原稿Sの有無を検知するセンサである。そのため、原稿検知センサ90は、ニップ部に近い場所となる左右の給送ローラ部の間に配置するのが好ましく、その場合、原稿検知センサ90は、カバー部材を間に挟んで給送ローラ110の給送ギア部と対向する部分に設けることになる。
Here, in the present embodiment, the
例えば、駆動力の伝達を行う上で給送ギア部の外径等を設定するにあたり、原稿検知センサ90(およびカバー部材)との物理的な干渉を防ぐことが好ましいが、原稿検知の精度等を高めるために原稿検知位置をニップ部に近づけたい場合もある。 For example, when setting the outer diameter of the feeding gear portion for transmitting the driving force, it is preferable to prevent physical interference with the document detection sensor 90 (and the cover member). In some cases, it is desirable to bring the document detection position closer to the nip portion in order to increase the .
したがって、それらの両立を図るためには、原稿検知センサ90の先端部が、給送ローラ部の軸方向において各給送ローラ部及び給送ギア部に重なるように、給送ローラ部と給送ギア部との間にそれぞれ牙状に延設することが好ましい。
Therefore, in order to achieve both of these, it is necessary to arrange the feeding roller portion and the feeding roller portion so that the leading end portion of the
この場合においても、原稿検知センサ90と給送ギア部との間には、カバー部材を介在させることが好ましい。その場合、カバー部材は、給送ギア部との干渉を防ぐために中央部が分離ローラ12側に突出し、また、原稿検知センサ90との干渉を防ぐために、中央部の両脇が給送ローラ軸11b側に突出した形状となっていることが好ましい。
Also in this case, it is preferable to interpose a cover member between the
これにより、カバー部材が給送ギア部を含む給送ローラ110の周囲を覆うことで紙粉などが駆動系に付着することを防ぎつつ、このような給送ローラ110の駆動部分と、カバー部材の面上において原稿の有無を原稿検知センサ90により検知する原稿検知部分とを構造的に仕切ることができる。
As a result, the cover member covers the periphery of the
このような原稿検知センサ90における牙状の先端部は、原稿検知センサ90の剛性を確保するために相互に連結することが好ましく、その場合、該連結部は、給送ギア部に対して給送方向下流側を迂回するような形状で形成するのがよい。これにより、原稿検知センサ90の剛性を確保しつつ、原稿検知位置をニップ部に近づけ、更に給送ギア部の設計自由度を高めることができる。
It is preferable that the tooth-shaped leading end portions of the
なお、本実施形態のようなレバー式の原稿検知センサ90を採用することで、給送ローラ110において給送ギア部を設けるスペースが確保され、高精度な原稿検知に加え、左右均等な接圧状態で良好な分離給送を行うことができる。
By adopting the lever-type
<ピックアーム・原稿ストッパー>
原稿給送装置Aは図1のように、給送ローラ110と分離ローラ12とが接するニップ部(圧接部)の上流側で給送ローラ110に原稿Sを圧接するピックローラ131と、ピックローラ131を軸支するピックアーム13を備える。ピックローラ131は原稿Sを給送ローラ110に押し付けることで原稿Sの搬送力をアップさせて原稿Sの給送を補助する。
<Pick Arm/Document Stopper>
As shown in FIG. 1, the document feeding apparatus A includes a
ピックアーム13は、ピックアーム13の軸部13aが原稿給送装置Aに回転可能に支持され、ピックローラ131を給送ローラ110に押し付ける方向に不図示のバネにより付勢されている。ピックアーム13は、図1で示されるピックローラ131が給送ローラ110に原稿Sを圧接する圧接位置と、図2で示されるピックローラ131を給送ローラ110から退避する退避位置と、に後述のモータ4の駆動力によって移動可能である。
The
給送ローラ110の給送を補助する別の構成として、給送ローラ110の上流にもう1つの給送ローラを設ける構成もあるが、図1の構成であれば装置の小型化や装置のコストダウンを実現できる。
As another configuration for assisting the feeding of the feeding
原稿給送装置Aは図1のように原稿ストッパー14を備える。原稿ストッパー14は図2の状態においてその先端を搬送路(経路RT)側に突出させることで、積載された原稿束をせき止める役割を有する。
The document feeder A has a
原稿ストッパー14は、原稿ストッパー14の軸部14aが原稿給送装置Aに回転可能に支持され、図1で示される原稿Sを給送できるように搬送路を開く開口位置と、図2で示される給送ニップに原稿束が入らないように搬送路を閉じる閉口位置と、に移動可能である。図2が原稿給送装置Aの待機状態であり、この状態で原稿束の先端を原稿ストッパー14に突き当てて載置台1に原稿束をセットできる。
The
モータ4は、搬送ローラ21を保持する搬送ローラ軸、及び搬送ローラ31を保持する搬送ローラ軸の一端側においてプーリーP及びベルトを介して接続される。
The motor 4 is connected via a pulley P and a belt to one end of the transport roller shaft that holds the
すなわち、モータ4は、搬送ローラ21、31を駆動する駆動源であり、上述した給送ローラを駆動するモータ3とは別のモータとして設けられている。これにより、モータ3、4を個別制御すれば、給送駆動と搬送駆動とを別々の制御を行うことで、高精度な給搬送制御を実現できる。
That is, the motor 4 is a drive source for driving the conveying
ピックアーム13と原稿ストッパー14は駆動伝達機構Yを介して、上述した搬送ローラ21、31を駆動するモータ4によって駆動される。モータ4が所定パルス数を正方向に駆動することで、ピックアーム13が圧接位置、原稿ストッパー14が開口位置に移動し、モータ4が所定パルス数を逆方向に駆動することで、ピックアーム13が退避位置、原稿ストッパー14が閉口位置に移動する。ここで正方向とは、図1において原稿Sを給送方向D1に搬送するように後述の搬送ローラ21、31を回転させる方向である。
The
<搬送構造>
図1に示すように、第1搬送部10の給送方向下流側にある搬送機構としての第2搬送部20は、搬送ローラ21と、搬送ローラ21に従動する従動ローラ22と、を備え、第1搬送部10から搬送されてきた原稿Sをその下流側へ搬送する。搬送ローラ21はモータ4から駆動力が伝達され、図中実線矢印方向に回転駆動される。従動ローラ22は搬送ローラ21に対して一定圧で圧接し、搬送ローラ21に連れ回る。
<Transport structure>
As shown in FIG. 1, the second conveying
このような第2搬送部20よりも給送方向下流側にある第3搬送部30は、搬送ローラ31と、搬送ローラ31に従動する従動ローラ32と、を備え、第2搬送部20から搬送されてきた原稿Sを排出トレイ2へ搬送する。つまり、この第3搬送部30は排出機構として機能する。搬送ローラ31はモータ4から駆動力が伝達され、図中実線矢印方向に回転駆動される。従動ローラ32は搬送ローラ31に対して一定圧で圧接し、搬送ローラ31に連れまわる。
The third conveying
<重送検出>
図1及び図2に示すように、第1搬送部10と第2搬送部20との間に配置される重送検出センサ40は、静電気等により紙などの原稿S同士が密着し、第1搬送部10を通過してきた場合(つまり重なって搬送される重送状態の場合)に、これを検出するための検出センサ(原稿Sの挙動や状態を検出するセンサ)の一例である。
<Double feed detection>
As shown in FIGS. 1 and 2, the
重送検出センサ40としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合には超音波センサであり、超音波の発信部41とその受信部42とを備え、紙等の原稿Sが重送されている場合と1つずつ搬送されている場合とで、原稿Sを通過する超音波の減衰量が異なることを原理として重送を検出する。
Various sensors can be used as the double
<移動検知部>
本実施形態では、移動検知センサ45を用いて、搬送路上に搬送される原稿Sの画像を取得してその画像情報に基づいて移動量を検出することで、原稿の挙動を検知する。移動検知センサ45は、原稿Sが搬送される搬送路内における撮像基準面から所定距離離れるように配置されている。撮像基準面は、移動検知センサ45と対向する、移動検知センサ45による撮像の基準となる面であり、本実施形態では、撮像対象物である原稿S(シート)が搬送される搬送路の表面が撮像基準面として定められる。移動検知センサ45を撮像基準面から所定距離離すことによって、原稿の種類や移動検知センサ45が配置される位置に依らずに原稿の画像を適切な間隔で取得することができる。従って、移動検知センサ45としては、所定距離離れた原稿に対し撮像焦点の合うものを用いることが好ましい。
<Movement detector>
In this embodiment, the behavior of the document is detected by acquiring an image of the document S transported on the transport path using the
移動検知センサ45は、例えば、図5に示す如く、搬送路に向けて光を照射する光源213と、原稿Sからの反射光(該光源213から照射された光に対する原稿Sからの反射光)を受光することで該原稿Sを撮像する撮像部211と、を有しており、撮像部211および光源213は隣接した状態で基板200に対して実装されている。
For example, as shown in FIG. 5, the
光源213は、例えば、赤外線レーザ光を出力する発光素子(レーザ光源)であり、撮像部211は、例えば、受光素子を含むセンサ素子で構成される。光を遮蔽するモールド部材212a、212bと、光を透過させる透光板(フィルタ)212cは、撮像部211及び光源213の周囲を覆っているケース体212の一部を構成している。モールド部材212a、212bは、基板200に対して垂直な壁を形成している。透光板212cは、モールド部材212a、212bの基板200側の端部とは反対側の端部に接続されている。図5の配置では、透光板212cが、基板200の表面又は上述の撮像基準面に対して傾斜を有するように、モールド部材212bが形成する壁はモールド部材212aが形成する壁よりも長くなっている。
The
透光板212cは、光源213から出力されて原稿Sへ向かう光を透過させる。透光板212cを透過して原稿Sで反射した光は、透光板212cを透過して、撮像部211によって受光される。このような移動検知センサ45の構成によって、紙粉が直に移動検知センサ45に付着することを防止できるとともに、紙粉が特徴点として誤って抽出されることを防止できる。なお、光源213が照射する光の波長は850nm程の近赤外線領域の光を用いるのが好ましく、透光板212cとしては、その帯域の光を透過可能なフィルタを用いることが好ましい。また、透光板212cで反射光が生じた場合に備えて透光板212cの反射率r1よりも低い反射率r2(r1>r2)を有する材料をモールド部材212a、212bに採用してもよい。これにより、モールド部材212a、212bの内壁で反射して撮像部211へ向かう余分な反射光を効果的に低減することが可能になる。これは、上述のように、移動検知センサ45に入射する反射光に起因した、シート(原稿)の移動量の誤検知に対する対策となる。
The light-transmitting
本実施形態の移動検知センサ45は、例えば、1パッケージで完結したセンサであり、1つの検知領域内において、光源213から原稿Sに対して光を照射し、原稿Sからの反射光を撮像部211で受光して得られる画像を所定のサンプリング周期で取得し、該画像に含まれる特徴点の移動を追跡し、その結果に基づいて、原稿Sの移動量又は移動方向を検知する追跡型のセンサである。
The
すなわち、本実施形態の移動検知センサ45は、1つの検知領域内で原稿の特徴点の移動や変化を追跡(トラッキング)するトラッキングセンサであり、主に、搬送路内における原稿の斜め移動(斜行)を検知するセンサとして用いている。
That is, the
また、本実施形態では、各給送ローラ部にワンウェイクラッチ11aを設けて斜行連鎖の抑制に加え、給送ローラ110への駆動伝達を各給送ローラ部の隙間に設けた給送ギア部によって行うようにしたので、斜行の発生を抑えることができる。ただし、例えば、複数の原稿がステイプルによって原稿の角部片側で綴じられている場合には、綴じ部分が原稿の旋回中心となって原稿の斜行が発生し、そのまま分離給送動作を継続してしまうと原稿が破損してしまうおそれもある。そのため、このような綴じ原稿の斜行を移動検知センサ45によって検知し、その検知結果に基づいて分離給送部の駆動を早期に一時停止させることができる。
Further, in this embodiment, the one-way clutch 11a is provided in each feeding roller portion to suppress the skew chain, and in addition, the feeding gear portion is provided in the gap between the feeding roller portions to transmit the driving force to the
<レジストセンサ>
上述した重送検出センサ40よりも給送方向下流側に配置される媒体検出センサ50は、第2搬送部20よりも上流側で、第1搬送部10よりも下流側に配置された上流側の検出センサ(原稿Sの挙動や状態を検出するセンサ)としての一例であり、第1搬送部10により搬送される原稿Sの位置、詳細には、媒体検出センサ50の検出位置に原稿Sの端部が到達又は通過したか否かを検出する。なお、本実施形態では、この媒体検出センサ50は、図1及び図2に示すように、上述した重送検出センサ40に対して、更に第2搬送部20側で同じ下流領域に設けている。
<Registration sensor>
The
媒体検出センサ50としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合には光学センサであり、発光部51とその受光部52とを備え、原稿Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として原稿Sを検出する。
Various sensors can be used as the
本実施形態の場合、原稿Sの先端が媒体検出センサ50で検出された時点で、原稿Sが重送検出センサ40により重送を検出可能な位置に到達しているように、上記の媒体検出センサ50は重送検出センサ40の近傍においてその下流側に設けられている。なお、この媒体検出センサ50は、上記の光学センサに限定されず、例えば、原稿Sの端部が検知できるセンサ(イメージセンサ等)を用いてもよいし、経路RTに突出したレバー型のセンサでもよい。
In this embodiment, when the leading edge of the document S is detected by the
媒体検出センサ50とは別の媒体検出センサ60が画像読取ユニット70よりも上流側に配置されている。媒体検出センサ60は、第2搬送部20よりも下流側に配置された下流側の検出センサとしての一例であり、第2搬送部20により搬送される原稿Sの位置を検出する。
A
媒体検出センサ60としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合、媒体検出センサ50と同様に光センサであり、発光部61と受光部62とを備え、原稿Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として原稿Sを検出する。
Various sensors can be used as the
<CISの配置>
媒体検出センサ60よりも下流側にある画像読取ユニット70は、例えば、光学的に走査し、電気信号に変換して画像データとして読み取るものであり、内部にLED等の光源、イメージセンサ、レンズアレイ等を備えている。つまり、画像読取ユニット70は、原稿Sを読み取るコンタクトイメージセンサ(CIS)によって構成されている。
<Placement of CIS>
The
画像読取ユニット70について、図6を用いて説明する。図6に示す如く、画像読取ユニット70は、光源であるLED304と、LED304からの光をライン状に拡散するための導光体301と、原稿Sからの反射光を、後述するイメージセンサの受光素子305に導くためのロッドレンズアレイ303と、を有する。図6には示してないが、ロッドレンズアレイ303の奥に、イメージセンサの受光素子とこれが実装された基板が設置されている。LED304は赤、緑、青のLEDからなり、不図示の駆動回路につながれている。また、LED304および導光体301は、ライン状に並んだLEDアレイで置き換えることも可能である。
The
画像読取ユニット70の内部構成(断面図)、及び画像読取ユニット70と移動検知センサ45との位置関係を図7に示す。画像読取ユニット70は、図7に示す如く、移動検知センサ45から矢印の方向(原稿Sの搬送方向)下流側にずれた位置に、経路RT(搬送路)に対して移動検知センサ45と同じ側に設けられている。
FIG. 7 shows the internal configuration (sectional view) of the
原稿Sの一例である原稿307は経路RT内を、矢印の方向(搬送方向)に搬送される。イメージセンサの受光素子305は、基板306に実装される。ここで、図7に示す如く、導光体301(光源)は、原稿Sで反射された光がロッドレンズアレイ303に入射しやすいように、光の照射方向が搬送方向下流側に向くように傾いているので、本実施形態では、移動検知センサ45(光源213)からの光が導光体301からの光と干渉しないようにするべく(光源213からの光の照射範囲が、導光体301からの光の照射範囲と重ならないようにするべく)、移動検知センサ45を、光源213が搬送路に対して垂直に光を照射するように装置本体A1内に取り付ける。このように、図7では、移動検知センサ45を、光源213が搬送路に対して垂直に光を照射するように装置本体A1内に取り付け、導光体301を搬送方向下流側に光を照射するように傾けているため、光源213からの光と、導光体301からの光と、が干渉することはなく、その結果、移動検知センサ45が正確に原稿Sを検出できないという問題や、画像読取ユニット70によって読み取られた画像に不要な光が映り込む可能性があるという問題を解消することができる。なお、移動検知センサ45は、光源213が給送方向上流側(搬送方向上流側)に向けて光を照射するように、装置本体A1内に取り付けることが好ましい。
A
なお、本実施形態では図7に示す如く、画像読取ユニット70の上流側に移動検知センサ45が配置されているため、導光体301がロッドレンズアレイ303の上流側に来るようにし、導光体301を給送方向下流側に光を照射するように傾けたが、画像読取ユニット70と移動検知センサ45の配置が逆であれば、導光体301がロッドレンズアレイ303の下流側に来るように配置し、導光体301を給送方向上流側に光を照射するように傾けてもよい。このとき、移動検知センサ45は、光源213が搬送路に対して垂直に光を照射するように若しくは光源213が給送方向下流側に向けて光を照射するように、装置本体A1内に取り付けるようにしても良い。
In this embodiment, as shown in FIG. 7, since the
なお、光源213からの光と、導光体301からの光と、が干渉しないような光源213及び導光体301のそれぞれの位置や光の照射方向の組み合わせは上記の例に限らない。つまり、光源213及び導光体301のうち一方は、経路RT(搬送路)に沿った方向において光源213及び導光体301のうち他方が位置する側とは異なる側に光を照射する。
Note that the combination of the respective positions of the
次に、原稿給送装置Aの制御部80の構成例について、図3のブロック図を用いて説明する。
Next, a configuration example of the
CPU81は、記憶部82に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行することで、原稿給送装置A全体の動作制御を行うと共に、原稿給送装置Aが行うものとして説明する各処理を実行若しくは制御する。
The
記憶部82は、RAM、ROM等のメモリ装置により構成されており、原稿給送装置Aが行うものとして説明する各処理をCPU81に実行若しくは制御させるためのコンピュータプログラムやデータが格納されている。
The
操作部83は、スイッチやタッチパネル等のユーザインターフェースにより構成されており、ユーザが操作することで各種の指示をCPU81に対して入力することができる。
The
通信部84は、外部装置との間のデータ通信を行うための通信インターフェースである。外部装置としてPC(パーソナルコンピュータ)を想定した場合、通信部84としては、例えば、USBインターフェースやSCSIインターフェースを挙げることができる。また、このような有線通信のインターフェースの他、通信部84は無線通信のインターフェースとしてもよく、有線通信、無線通信の双方のインターフェースを備えていてもよい。
The
インターフェース部85は、アクチュエータ86やセンサ87との間のデータの入出力を行うためのI/Oインターフェースである。アクチュエータ86には、モータ3、モータ4等が含まれる。センサ87には、重送検出センサ40、移動検知センサ45、媒体検出センサ50及び60、画像読取ユニット70、原稿検知センサ90等が含まれる。
The
<原稿給送装置Aによる原稿Sの読取動作>
載置台1に積載されている原稿Sの読取指示を外部装置から受信した原稿給送装置A(制御部80)が行う処理について、同処理のフローチャートを示す図4を用いて説明する。原稿給送装置Aは、原稿Sの読取指示を外部装置から受信すると、第1搬送部10、第2搬送部20、第3搬送部30の駆動を開始し、載置台1に積載された原稿Sはその最も下に位置する原稿Sから1枚ずつ搬送される。なお、原稿Sの読取指示は、外部装置から原稿給送装置Aに入力することに限らず、ユーザが操作部83に含まれるスタートボタンを押下することで原稿給送装置Aに入力するようにしても良い。
<Reading Operation of Document S by Document Feeding Apparatus A>
Processing performed by the document feeder A (control unit 80) that receives an instruction to read the document S placed on the table 1 from an external device will be described with reference to FIG. 4 showing a flowchart of the processing. When the document feeder A receives an instruction to read the document S from an external device, it starts driving the
ステップS1では、CPU81は、通信部84が外部装置から受信した読取指示を取得する。
In step S1, the
ステップS2では、CPU81は、原稿検知センサ90から出力される信号を参照して、該信号が、載置台1に原稿Sが載置されていることを示しているのか、それとも載置されていないことを示すのかを判断する。この判断の結果、原稿検知センサ90からの信号が、載置台1に原稿Sが載置されていることを示す場合には、処理はステップS4に進み、原稿検知センサ90からの信号が、載置台1に原稿Sが載置されていないことを示す場合には、処理はステップS3に進む。
In step S2, the
ステップS3では、CPU81は、載置台1に原稿Sが載置されていないことをユーザに通知するべく、例えば、タッチパネルの画面に、載置台1に原稿Sが載置されていない旨を示す画像や文字を表示する。
In step S3, the
一方、ステップS4では、CPU81は、モータ4を正方向に駆動させる。このとき、ピックアーム13が圧接位置に、原稿ストッパー14が開口位置に移動される。
On the other hand, in step S4, the
ステップS5では、CPU81は、モータ3を駆動して、給送ローラ110を原稿Sを給送する方向(正方向)に回転させ、原稿Sを給送する。
In step S5, the
ステップS6では、CPU81は、ステップS5で給送した原稿S(以下、給送原稿S)の先端が媒体検出センサ50を通過したことを、媒体検出センサ50からの信号に基づいて検出し、ステップS7では、CPU81は、給送原稿Sの先端が媒体検出センサ60を通過したことを、媒体検出センサ60からの信号に基づいて検出する。
In step S6, the
このとき、給送原稿Sの先端が媒体検出センサ60を通過したことで、給送原稿Sが第2搬送部20に到達していることから、第1搬送部10を停止しても給送原稿Sが第2搬送部20によって搬送されるため、ステップS8では、CPU81は、モータ3を停止させる。
At this time, since the leading edge of the fed document S has passed the
一方、媒体検出センサ60に給送原稿Sの先端が到達した時刻から、画像読取ユニット70に到達する所定時間の経過後に、画像読取ユニット70による給送原稿Sの画像読取を開始する。
On the other hand, the image reading of the fed document S by the
ステップS9では、CPU81は、給送原稿Sの後端が媒体検出センサ60を通過したことを、媒体検出センサ60からの信号に基づいて検出する。この時刻から所定時間の経過後に、画像読取ユニット70による給送原稿Sの画像読取を終了する。これによって1枚の給送原稿Sに対する一連の読取動作が完了する。
In step S<b>9 , the
ステップS10では、CPU81は、原稿検知センサ90から出力される信号を参照して、該信号が、載置台1に原稿Sが載置されていることを示しているのか、それとも載置されていないことを示すのかを判断する。この判断の結果、原稿検知センサ90からの信号が、載置台1に原稿Sが載置されていることを示す場合には、処理はステップS5に進み、原稿検知センサ90からの信号が、載置台1に原稿Sが載置されていないことを示す場合には、処理はステップS11に進む。
In step S10, the
ステップS11では、CPU81は、モータ4を停止させる。このとき、媒体検出センサ60を通過した給送原稿が第3搬送部30によって排紙されるべく、所定時間経過後にモータ4を停止させる。第3搬送部30の駆動をモータ4が行わない場合には、直ちにモータ4を停止して良い。
At step S11, the
そしてステップS12では、CPU81は、モータ4を逆方向に所定パルス数だけ駆動してから停止させる。この時、ピックアーム13が退避位置に、原稿ストッパー14が閉口位置に移動されて停止する。これで給送・搬送の動作が終了となる。
In step S12, the
このような図4のフローチャートに従った処理を行うことで、CPU81は、媒体検出センサ60の検出結果に基づくタイミングで、第2搬送部20により搬送されてきた原稿Sの、画像読取ユニット70による画像の読み取りを開始し、読み取った画像を出力先に出力する。CPU81は、読み取った画像を記憶部82に格納しても良いし、該読み取った画像をタッチパネルの画面に表示しても良いし、該読み取った画像を通信部84により外部装置に対して送信しても良い。つまり、読み取った画像の出力先は特定の出力先に限らない。そして画像が読み取られた原稿S(給送原稿S)は第3搬送部30により排出トレイ2に排出されてその原稿Sの画像読取処理が終了する。媒体検出センサ60をトリガーとして次の原稿Sの給送をする搬送制御を行うので、画像読取ユニット70の読取位置で所定の紙間を設けられ、これにより、安定的に原稿Sを連続して搬送することができる。
By performing the processing according to the flowchart of FIG. Starts reading an image and outputs the read image to the output destination. The
以上説明した読取制御の流れの中で、移動検知センサ45を用いて、搬送路上に搬送される原稿Sの画像を取得してその画像情報に基づいて移動量を検出し、移動量が異常判定のための閾値を超えるような場合に、搬送異常が起こったことを検出する。
In the flow of reading control described above, the
[第2の実施形態]
以下の各実施形態(本実施形態を含む)では、第1の実施形態との差分について説明し、以下で特に触れない限りは第1の実施形態と同様であるものとする。本実施形態では、図8に示す如く、画像読取ユニット70が経路RTに対して移動検知センサ45と異なる側に設けられている。
[Second embodiment]
In each of the following embodiments (including this embodiment), differences from the first embodiment will be explained, and unless otherwise specified, the embodiments are the same as the first embodiment. In this embodiment, as shown in FIG. 8, the
画像読取ユニット70の内部構成(断面図)、及び画像読取ユニット70と移動検知センサ45との位置関係を図9に示す。図9に示す如く、画像読取ユニット70は移動検知センサ45から搬送方向下流側にずれた位置に設けられている点は第1の実施形態と同様であるが、経路RTに対して移動検知センサ45と異なる側に設けられている点で第1の実施形態と異なる。図9では、移動検知センサ45は、光源213が搬送路に対して垂直に光を照射するように装置本体A1内に取り付けられており、導光体301は、搬送方向下流側に光を照射するように傾けている。
FIG. 9 shows the internal configuration (sectional view) of the
このような構成の場合、移動検知センサ45及び画像読取ユニット70はそれぞれ、搬送されてきた原稿307において異なる側の面を撮像することになる。そして図9の構成によれば、光源213からの光と、導光体301からの光と、が干渉することはないため、移動検知センサ45が正確に原稿Sを検出できないという問題や、画像読取ユニット70によって読み取られた画像に不要な光が映り込む可能性があるという問題を解消することができる。
In such a configuration, the
なお、本実施形態においても、光源213からの光と、導光体301からの光と、が干渉しないような光源213による光の照射方向及び導光体301による光の照射方向の組み合わせは上記の例に限らず、この点では第1の実施形態と基本的には同様であるが、本実施形態では、画像読取ユニット70は経路RTに対して移動検知センサ45と異なる側に設けられており、画像読取ユニット70は移動検知センサ45から搬送方向下流側にずれた位置に設けられているので、光源213及び導光体301のそれぞれは、搬送路に対して垂直に光を照射するようにしても良く、このような構成であっても、光源213からの光と、導光体301からの光と、が干渉することはない。これは、画像読取ユニット70及び移動検知センサ45の配置が逆であっても同様である。
Also in the present embodiment, the combination of the direction of irradiation of light from the
[第3の実施形態]
本実施形態では、図10に示す如く、経路RTを挟んで上側に画像読取ユニット70a、下側に画像読取ユニット70bが設けられている。画像読取ユニット70a及び画像読取ユニット70bは何れも画像読取ユニット70と同様の構成を有しており、以下では、画像読取ユニット70aの構成に対する参照番号にはaを付し、画像読取ユニット70bの構成に対する参照番号にはbを付す。画像読取ユニット70a、70bの内部構成(断面図)、及び画像読取ユニット70a、70bと移動検知センサ45との位置関係を図11に示す。図11に示す如く、画像読取ユニット70a、70bは移動検知センサ45から搬送方向下流側にずれた位置に設けられている点は第1の実施形態と同様であるが、経路RTを挟んで上側に画像読取ユニット70aが、下側に画像読取ユニット70bが設けられている点で第1の実施形態と異なる。図11では、移動検知センサ45は、光源213が経路RTに対して垂直に光を照射するように装置本体A1内に取り付けられている。経路RTに対して移動検知センサ45と同じ側に位置する画像読取ユニット70aにおける導光体301aは、搬送方向下流側に光を照射するように傾けている。また、経路RTに対して移動検知センサ45と異なる側に位置する画像読取ユニット70bにおける導光体301bは、搬送方向下流側に光を照射するように傾けている。ここで、画像読取ユニット70aと画像読取ユニット70bとで光の照射範囲が重ならないように、画像読取ユニット70a及び画像読取ユニット70bの位置や光の照射角度を調整する必要がある。
[Third Embodiment]
In this embodiment, as shown in FIG. 10, an
ここで、画像読取ユニット70a及び画像読取ユニット70bのうち画像読取ユニット70bを移動検知センサ45に近い位置に配置する。つまり、搬送路に対して移動検知センサ45と異なる側の画像読取ユニット70bを、搬送路に対して移動検知センサ45と同じ側の画像読取ユニット70aよりも移動検知センサ45に近く配置する。そして、画像読取ユニット70aの導光体301a及び光源213のうち少なくとも一方は、経路RT(搬送路)に沿った方向において、画像読取ユニット70aの導光体301a及び光源213のうち他方が位置する側とは異なる側に光を照射する。
Of the
このような構成の場合、画像読取ユニット70a及び画像読取ユニット70bにより、搬送されてきた原稿307の両面を撮像することになる。そして図11の構成によれば、光源213からの光と、導光体301a及び導光体301bからの光と、が干渉することはないため、移動検知センサ45が正確に原稿Sを検出できないという問題や、画像読取ユニット70a及び画像読取ユニット70bによって読み取られた画像に不要な光が映り込む可能性があるという問題を解消することができる。
In such a configuration, both sides of the
なお、本実施形態では、光源213からの光と、導光体301a及び導光体301bからの光と、が干渉しないように、搬送路を原稿が搬送されている際に、原稿によって遮蔽されることで移動検知センサ45に対する影響が少なくなる、搬送路を挟んで対向する位置の画像読取ユニット70bを、搬送方向において移動検知センサ45に近い位置に配置し、移動検知センサ45と搬送路に対して同じ側に位置する画像読取ユニット70aを画像読取ユニット70bよりも搬送方向の下流側に配置しているが、光源213及び導光体301a及び導光体301bの配置位置や光の照射方向の組み合わせは図11の例に限らず、この点では第1、2の実施形態と同様である。
In this embodiment, in order to prevent the light from the
また、本実施形態においては、画像読取ユニット70a、70bのそれぞれの導光体301a、301bの照射方向をともに搬送方向の下流側に向けることで、画像読取ユニット70a、70bのいずれよりも上流に配置された移動検知センサ45への影響を低減している。但し、これに限らず、画像読取ユニット70a、70bのそれぞれの導光体301a、301bの照射方向を、互いに他方側を向く、もしくは他方側とは反対側を向くように傾けても良い。この場合であっても、原稿によって遮蔽される側である画像読取ユニット70bを、画像読取ユニット70aよりも移動検知センサ45に近い位置に配置することで上述したような相互に及ぼされる影響を低減する効果を発揮できる。
Further, in this embodiment, by directing the irradiation directions of the light guides 301a and 301b of the
なお、LED304は、光源213が点灯している間は消灯するようにしても良い。
Note that the
[第4の実施形態]
第1~3の実施形態では、原稿給送装置を例に取り説明したが、第1~3の実施形態で説明した動作は、原稿を読み取る読取装置(スキャナ等)や、原稿に対して印刷を行う印刷装置(プリンタ等)、あるいはこれらを組み合わせた複合機などの原稿搬送系を持つ装置にも適用可能である。
[Fourth embodiment]
In the first to third embodiments, the document feeding device was described as an example. The present invention can also be applied to a printing apparatus (printer, etc.) that performs printing, or an apparatus having a document conveying system such as a multifunction machine combining these.
A 原稿給送装置
S 原稿
1 載置台
2 排出トレイ
3、4 モータ
10 第1搬送部
11a ワンウェイクラッチ
11b 給送ローラ軸
12 分離ローラ
13 ピックアーム
14 原稿ストッパー
20 第2搬送部
21 搬送ローラ
22 従動ローラ
30 第3搬送部
31 搬送ローラ
32 従動ローラ
40 重送検出センサ
41 発信部
42 受信部
45 移動検知センサ
50、60 媒体検出センサ
51 発光部
52 受光部
70 画像読取ユニット
80 制御部
81 CPU
82 記憶部
83 操作部
84 通信部
85 インターフェース部
86 アクチュエータ
87 センサ
90 原稿検知センサ
110 給送ローラ
121 分離揺動部材
121a 軸部
122 圧縮バネ
131 ピックローラ
200 基板
211 撮像部
213 光源
212a モールド部材
212b モールド部材
212c 透光板
212 ケース体
301 導光体
303 ロッドレンズアレイ
304 LED
305 受光素子
306 基板
307 シート
A document feeder S
82
305 light receiving
Claims (5)
前記搬送路上に搬送される原稿に光を照射する第2光源を有し、該原稿からの反射光に基づいて該原稿を読み取る読み取り部と
を有し、
前記読み取り部は、前記検知部から前記原稿の搬送方向下流側にずれた位置に、前記搬送路に対して前記検知部と同じ側と、前記搬送路に対して前記検知部と異なる側と、に設けられており、
前記搬送路に対して前記検知部と異なる側の前記読み取り部は、前記搬送路に対して前記検知部と同じ側の前記読み取り部よりも前記搬送方向において前記検知部の近くに設けられている
ことを特徴とする画像読取装置。 It has a first light source that irradiates light onto a document conveyed on the conveying path, captures an image of the document by reflected light from the document, and detects the amount or direction of movement of the document based on the image. a detection unit that
a reading unit that has a second light source that irradiates light onto a document transported on the transport path, and that reads the document based on reflected light from the document;
The reading unit is located on the same side of the transport path as the detection unit and on a different side of the transport path from the detection unit at a position shifted downstream from the detection unit in the document transport direction. is provided in
The reading unit on a side different from the detection unit with respect to the transport path is provided closer to the detection unit in the transport direction than the reading unit on the same side as the detection unit with respect to the transport path. An image reading device characterized by:
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