JP7126158B2 - 放射線治療システム、プログラムおよび放射線治療システムの作動方法 - Google Patents

放射線治療システム、プログラムおよび放射線治療システムの作動方法 Download PDF

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Description

本発明は、放射線治療システム、プログラムおよび放射線治療システムの作動方法に関する。
非特許文献1には、典型的な臨床シナリオについて、ブラッグピークに誘起された陽子音響信号を用いた陽子線治療における飛程の検証についての検討結果が記載されている。
Ahmad M, Xiang L, Yousefi S and Xing L. "Theoretical detection threshold of the proton-acoustic range verification technique." Med Phys. 2015;42(10):5735-5744.
ブラッグピークの特徴を活かした線量集中性の高さから、粒子線治療が注目されている。特に、標的形状に合致した線量分布を形成することが可能であるため、スキャニング照射法への期待が大きい。
しかしながら、現状のスキャニング照射では、標的周囲にマージンをつけた照射が求められており、線量集中性という利点を活かす余地が残っている。マージンが求められる背景としては、体内のビーム照射位置の不確定性がある。
そこで、ビームが照射計画通りに照射されたことを直接かつリアルタイムに確認する方法により、利点をより生かすことができると考えられる。
ビームの照射位置を測定することにより、ビームが照射計画通りに照射されたことを直接かつリアルタイムに確認する方法として、上述した非特許文献1に記載されたような“粒子線音波”の活用が提案されている。
粒子線音波とは、パルス的に照射されたビームからの熱量付与により局所的な領域が断熱膨張し、その結果発生する弾性波を示す。この粒子線音波は、照射する放射線がX線の場合でも同様に発生する。
この粒子線音波を利用した位置特定では、従来では、ビームの照射開始時刻からセンサでの粒子線音波の測定時刻までの時間差に基づいてビームの照射位置を特定し、ビームが照射計画通りに照射されたことを確認していた。
しかしながら、不均質媒質中では場所ごとに音速が異なるため、誤差が生じる、との課題がある。また、発生する音波の強度が小さいため、ノイズを除去するために、何度も同じ条件で測定を繰り返し、信号を平均化する処理が必要であり、位置特定までの準備に非常に手間が掛かる、との課題がある。
本発明は、照射計画通りに放射線が照射されているかを従来に比べて簡易に判断することが可能な放射線治療システム、プログラムおよび放射線治療システムの作動方法を提供する。
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、被照射体中に配置されている基準マーカから発生する音波を利用する放射線治療システムであって、放射線発生装置と、前記放射線発生装置で発生させた放射線を前記被照射体中の標的に向けて照射する照射装置と、前記放射線発生装置および前記照射装置を制御する制御装置と、前記被照射体に設置する音波センサと、前記音波センサによって測定された信号波形に基づき、前記基準マーカからの音波発生の有無を判定することにより前記放射線が計画通りの位置に照射されているか否かを判定する信号処理装置と、を備えたことを特徴とする。
また、他の一例をあげるならば、被照射体中の標的に向けて放射線が照射される際に発生する基準マーカから発生する音波の信号に基づき、前記基準マーカからの音波発生の有無を判定することにより前記放射線が計画通りの位置に照射されているか否かを判定する判定手順を放射線治療システム内の処理装置に実行させることを特徴とする。
更に、他の一例をあげるならば、放射線治療システムの作動方法であって、前記放射線治療システムが放射線を放出し、前記放射線治療システムが、音波センサにより、基準マーカから発生する音波を測定する測定ステップと、前記放射線治療システムが、信号処理装置により、前記測定ステップで測定された音波の信号波形に基づき、前記基準マーカからの音波発生の有無を判定することにより前記放射線が計画通りの位置に照射されているか否かを判定する判定ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、照射計画通りに放射線が照射されているかを従来に比べて簡易に判断することができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明の1実施形態に係る、陽子線治療システムの全体図である。 図1の陽子線治療システムに係る、スキャニング照射法を採用したノズルの概要図である。 図1の陽子線治療システムに係る、基準マーカから発生した粒子線音波を測定し、分析するための装置構成図である。 図3の信号処理装置に係る、粒子線音波の測定データに基づいて、ビームと基準マーカとの接触の判定を行う手順である。 図3の信号処理装置に係る、粒子線音波の測定データに基づいて、ビームと基準マーカとの接触の判定を行う手順である。 本発明の1実施形態である、陽子線治療システムのビーム飛程測定システムに係る、基準マーカから発生した粒子線音波を測定し、分析するための装置構成図である。 図5の信号処理装置に係る、粒子線音波の測定データに基づいて、ビームと基準マーカとの接触の判定を行う手順である。
以下に本発明の放射線治療システム、プログラムおよび放射線治療システムの作動方法の実施例を、図面を用いて説明する。
<実施例1>
本発明の放射線治療システム、プログラムおよび放射線治療システムの作動方法の実施例1について図1乃至図4Bを用いて説明する。
本実施例では、放射線治療システムとして陽子線を標的に照射する陽子線治療システムを例に説明するが、本発明は陽子より質量の重い粒子(ヘリウム線や炭素線など)を用いた重粒子線治療システムや、X線を用いるX線治療システムにも適用することができる。
最初に、陽子線治療システムの全体構成について図1を用いて説明する。図1は、本発明の陽子線治療システムの全体構成を示す図である。
本実施例の陽子線治療システム102は被照射体111中に配置されている基準マーカ101から発生する音波を利用するシステムであり、図1に示すように、陽子線発生装置103、陽子線輸送装置104、回転式照射装置105、制御装置102a、照射計画装置301、信号処理装置302、トランスデューサ303、およびデータベース304を有する。
図1において、陽子線発生装置103は、イオン源106,前段加速器107(例えば、直線加速器)およびシンクロトロン108を有する。
イオン源106で発生したイオンは、まず、前段加速器107で加速される。前段加速器107から出射した陽子線(以下、ビーム)は、入射器108aからシンクロトロン108内に入射される。
シンクロトロン108に入射されたビームは偏向電磁石108bが形作る略四角形の経路を四極電磁石108c等の生成する磁場によって微調整されて周回しながら、加速空胴108dを通過するたびに加速される。所定のエネルギーまで加速されたビームは高周波出射装置108eによって印加された高周波によって出射デフレクタ109から陽子線輸送装置104に出射される。
陽子線輸送装置104は、複数の偏向電磁石105a、四極電磁石105bを備えており、シンクロトロン108とノズル110との間を接続している。
陽子線輸送装置104によって回転式照射装置105まで輸送されたビームは、最終的に、回転式照射装置105のノズル110を経て被照射体111に照射される。
なお、本実施形態ではビームの加速装置としてシンクロトロン108を採用したが、本発明は加速装置の種類を問わない。例えば、サイクロトロン、シンクロサイクロトロン、レーザー加速器、直線加速器等の様々な公知の加速器を採用できる。
回転式照射装置105は、陽子線発生装置103で発生させたビームを被照射体111中の標的201に向けて照射するための装置であり、回転ガントリー(図示省略)およびノズル110を有する。回転ガントリーに設置されたノズル110は、回転ガントリーと共に回転する。陽子線輸送装置104の一部は、回転ガントリーに取り付けられている。
なお、本実施形態では回転ガントリーを備える回転式照射装置105を例に説明するが、照射装置は固定式を採用することもできる。
また、照射装置は1つの場合に限られず、複数設けることができる。
更に、陽子線輸送装置104を省略してシンクロトロン108から回転式照射装置105に直接ビームを輸送することができる。
図2はスキャニング照射法を採用するノズル110の概略図である。
図2に示すように、スキャニング照射法では、標的201を微少領域(スポット)202に分割し、スポット202毎に細径のビーム(ペンシルビーム)を照射する。
スキャニング照射法では、あるスポット202に所定量のビームが照射されると、照射を停止して、あるいは照射を維持したまま次の所定スポット202に向けてビームが走査される。横方向(図2におけるX方向,Y方向)へのビーム走査にはノズル110に搭載した走査電磁石203を用いる。
ある深さについてすべてのスポット202に所定量のビームが照射されると、深さ方向(図2におけるZ方向)にビームを走査する。
深さ方向へのビームの走査は、シンクロトロン108での加速条件を変更する、もしくはビームをノズル110等に搭載したレンジシフタ(図示省略)を通過させる等の方法によりビームのエネルギーを変更することによって行う。
このような手順を繰り返し、最終的に標的201全体に一様な線量分布を形成する。
なお、本実施例では、標的に一様な線量分布を形成する手段としてスキャニング照射法を採用しているが、散乱体照射法でも同様の効果が得られる。
制御装置102aは、シンクロトロン108等を含めた陽子線発生装置103や陽子線輸送装置104、回転式照射装置105を構成する各機器の動作を制御する装置であり、1つまたは複数のプロセッサ、CPU等で構成される。制御装置102aによる各機器の動作の制御は各種プログラムで実行される。このプログラムはデータベース304や内部記録媒体、外部記録媒体に格納されており、CPUによって読み出され、実行される。
なお、制御装置102aで実行される動作の制御処理は、1つのプログラムにまとめられていても、それぞれが複数のプログラムに別れていてもよく、それらの組み合わせでもよい。また、プログラムの一部または全ては専用ハードウェアで実現してもよく、モジュール化されていても良い。更には、各種プログラムは、プログラム配布サーバや記憶メディアによって各計算機にインストールされてもよい。
データベース304は、シンクロトロン108や回転式照射装置105、陽子線輸送装置104を構成する各機器の動作を制御するプログラムや、複数の照射計画データ(ガントリー角度、計画スポットデータ等の照射パラメータ)等を記憶する記憶装置である。データベース304は、有線または無線のネットワーク回線を介して制御装置102aとデータの授受を行っている。
照射計画装置301は、ビームを標的201に照射する照射計画を作成するための装置であり、例えば、スポット202毎のエネルギー、照射位置、照射量などの情報を決定する。
本実施例の照射計画装置301は、被照射体111中のビームの線量分布を計算するとともに、線量分布の計算結果に基づいて基準マーカ101とビームとの接触の有無を推定する。推定結果は信号処理装置302に出力する。
被照射体111に設置するトランスデューサ303は、被照射体111中の標的201に向けてビームが照射される際に照射位置(スポット202)や基準マーカ101から発生する音波を測定するための装置であり、測定ステップを実行する。トランスデューサ303で測定した時間毎の圧力値(音波波形)は、信号処理装置302に出力される。
なお、本実施例では1つのトランスデューサ303を設置する場合について説明するが、複数のトランスデューサ303を設置してもよい。また、トランスデューサ303の替わりにアレイセンサなどを用いることができる。
信号処理装置302は、トランスデューサ303によって測定された信号波形に基づき、基準マーカ101からの音波発生の有無を判定することによりビームが計画通りの位置に照射されているか否かを判定する装置であり、判定手順,判定ステップを実行する。
例えば、本実施例の信号処理装置302は、トランスデューサ303で測定した音波波形を周波数分析し、後述する式(2)で示される周波数の強度が所定の閾値を超えていた場合に、基準マーカ101とビームとが接触したと判定するように設定される。
また、本実施例の信号処理装置302は、照射計画装置301によって推定された基準マーカ101とビームとの接触に関する推定結果とトランスデューサ303による測定に基づく判定結果とを比較し、差異がある場合はビームが計画通り照射されていないと判定し、ビームの照射停止信号を制御装置102aに出力する(停止手順)。
なお、信号処理装置302についても、制御装置102aと同様の構成とすることができる。また、信号処理装置302は制御装置102aに組み込んで一体化したものとすることができる。
図3に、本発明における被照射体の構成を示す。
図3に示すように、標的201の近傍には、基準マーカ101が刺入されている。この基準マーカ101は、好適には標的201とOAR(Organ At Risk:リスク臓器)との間に挿入されることが望ましい。
本実施例では、基準マーカ101の形状は球である。なお、基準マーカ101は球形状である必要はなく、他の形状(例えば立方体やコイル状)であってもよいが、基準マーカ101から生じる音波を高感度に検出するためには球形状であることが望ましい。
なお、基準マーカ101の球状の度合いについては特に限定されないが、被照射体111内に存在しない水準であることが望ましく、例えば「JIS B 1501:2009 転がり軸受-鋼球」に記載される等級でG10を満たす水準であることが望ましい。
また、本実施例では、基準マーカ101の材質は金を想定するが、金に限定されず、白金やステンレス、更には樹脂といった金とは異なる素材でも同様の効果が得られる。
基準マーカ101は、回転式照射装置105上に設置したX線透視装置(図示省略)によって常に被照射体111内の3次元空間上の位置がモニタリングされている。したがって、本発明は、基準マーカ101を用いた動体追跡照射と併用可能である。基準マーカ101は標的201の近傍に置かれているので、呼吸・心拍などの影響下では、標的201とともに移動する。基準マーカ101が所定の位置にあるときのみビームを照射することで、線量分布に対する標的201の動きの影響を抑制できる。
図3を用いて本実施例におけるビーム照射の計画方法を説明する。
照射計画装置301は、上述のように、スポット202毎のビーム照射量を最適化する。また、事前に取得した被照射体111の3次元CT画像に対して、スポット202毎のビームの3次元線量分布を計算する。そして、各ビームの線量分布を重ね合わせたときに、標的201に一様な線量分布を形成できるように、スポット202毎のビーム照射量を最適化する。最適化されたスポット202毎のビーム照射量は、処方箋としてデータベース304、更には照射前に陽子線治療システム102に出力される。
また、本実施例の照射計画装置301は、上述のように、線量分布の計算結果に基づき、基準マーカ101と、各スポット202へのビームとの接触の有無を推定する。推定結果は信号処理装置302に出力される。
次に、本実施例の陽子線治療システム102における特徴的なステップである粒子線音波の測定ステップや判定ステップの詳細について図3乃至図4Bを用いて説明する。
まず、図3に示すように、ビームの照射前に、被照射体111の表面には、粒子線音波を測定するためのトランスデューサ303が設置される。
なお、基準マーカ101の被照射体111内の3次元位置はX線撮像などによって既知であることから、トランスデューサ303は、予め位置が判明している基準マーカ101から生じる音波を測定することに特化したセンサ感度を有しているものを用いることができる。また、設置位置についても基準マーカ101からの音波の検出に特化した配置とすることができる。
陽子線治療システム102は、照射計画装置301から入力された処方箋にしたがって、各スポット202へのビーム照射を実行する。このビームの照射時に、トランスデューサ303によって測定した時間毎の圧力値(音波波形)は、信号処理装置302に出力される。
ここで、熱およびストレス閉じ込めが成立する短パルスのビーム照射のとき、ビームからの付与線量Dは以下の式(1)に基づいて圧力Pに換算される。
Figure 0007126158000001
式(1)中、ρは媒質の密度である。Γはグリュナイゼン定数(固体の格子振動における調和振動からのずれ(非調和性)を表す量であり、2次の弾性定数と3次の弾性定数との比に相当する)であり、物質によって異なる。水などの軟組織では約0.1、金では3.5である。
ビームが球形の基準マーカ101に触れると、共振を引き起こし、基準マーカ101から球面波が発生する。この球面波は0次の球ベッセル関数で示すことができ、球面波の周波数fは以下の式(2)で求められる。
Figure 0007126158000002
式(2)中、nは整数、vは音速、rは基準マーカの半径である。
また、照射ビームのパルスを標準偏差σのガウス分布とすると、基準マーカから発生する音波の強度Aは以下の式(3)で求められる。
Figure 0007126158000003
前述のように、トランスデューサ303は、ビーム照射によって発生した粒子線音波を測定し、測定結果をリアルタイムに信号処理装置302に送信する。信号処理装置302は、取得した時間毎の音波波形を分析し、各スポット202に照射されているビームが、基準マーカ101と接触したか否かを判定する。
以下、信号処理装置302における判定ステップの詳細について図4Aおよび図4Bを用いて説明する。
図4Aおよび図4Bは、粒子線音波の信号波形の特徴を示した判定ステップの流れを説明する図であり、図4Aは基準マーカ101にビームが接触していない場合、図4Bは基準マーカ101にビームが接触している場合の図である。
まず、信号処理装置302は、トランスデューサ303から時間ごとの音波波形を取得する(ステップ401a,401b)。
次に、信号処理装置302は、取得した音波波形を周波数分析する(ステップ402a,402b)。
ここで、基準マーカ101にビームが接触していない場合、図4Aの符号401a,402aに示すように、トランスデューサ303によって測定される音波は、様々な周波数成分の波を含んでおらず、実質的に特定の周波数の音波のみが測定される。この音波は、標的201内のスポット202で発生した粒子線音波である。そのため、図4Aの符号403aに示すように、基準マーカ101に対応した周波数404の音波の信号強度は0に近い値であり、その強度は閾値405を下回る。
これに対し、基準マーカ101にビームが接触している場合は、図4Bの符号401b,402bに示すように、スポット202において発生した特定の周波数の粒子線音波に加えて、基準マーカ101から発生した様々な周波数の粒子線音波が測定される。そのため、図4Bの符号403bに示すように、基準マーカ101に対応した周波数404の音波の信号強度が所定の閾値405を超えて検出される。
そこで、信号処理装置302は、式(2)で示される、基準マーカ101に対応した周波数404に着目し、強度が所定の閾値405を超えているか否かを判定する(ステップ403a,403b)。この判定で閾値405以下であると判定されるとき(ステップ403a)は基準マーカ101にビームが接触していないと判定し、閾値405を超えていると判定されるとき(ステップ403b)は基準マーカ101にビームが接触していると判定する。
さらに、信号処理装置302は、基準マーカ101とビームとの接触に関して、照射計画装置301から取得した推定結果と、測定結果とを比較する。両者が一致している場合は、照射計画通りのビーム照射が実施されたと判定し、一致しない場合は照射計画通りにビーム照射が実施されなかったと判定する。
例えば、スポット202と基準マーカ101との位置関係によってはビームが基準マーカ101にも接触して、図4Bに示すように、スポット202で発生した粒子線音波に加えて基準マーカ101で発生した粒子線音波も観測されるべきことがある。
これは、スポット202と基準マーカ101とが非常に近接している場合や、標的201内に基準マーカ101を設置する場合にスポット202と基準マーカ101とが近接している場合や照射位置がスポット202と基準マーカ101とにまたがっている場合、標的201内に基準マーカ101を設置する場合に基準マーカ101の奥側に照射対象のスポット202が配置されている場合等に相当する。
このようなスポット202の照射では、基準マーカ101で発生した粒子線音波が観測されないことは照射計画通りの位置にビームが照射されていないことを意味する。
逆に、スポット202と基準マーカ101とが離れている場合には、図4Aに示すように、スポット202で発生した粒子線音波のみが測定されて基準マーカ101で発生した粒子線音波は観測されないはずである。そのため、このような場合に、基準マーカ101で発生した粒子線音波が観測されることは照射計画通りの位置にビームが照射されていないことを意味する。
そこで、信号処理装置302は、ユーザーインターフェース102a1を介して陽子線治療システム102の操作者に判定結果を報告するとともに、判定結果を制御装置102aに送信する。
なお、ユーザーインターフェース102a1は、タッチパネル式やディスプレイや、ディスプレイとキーボードやマウスなどの入力装置から構成される。
特に、信号処理装置302は、照射計画通りのビーム照射が実施されなかったと判定された場合は、ビーム照射を自動的に停止させるためのビームの照射停止信号を制御装置102aに出力する。
制御装置102aは照射停止信号が入力されたときは、陽子線発生装置103や陽子線輸送装置104、回転式照射装置105によるビーム照射を停止する動作を実行させる。例えば、高周波出射装置108eへの出射用高周波の印加の停止などの方法がある。
次に、本実施例の効果について説明する。
上述した本発明の実施例1の陽子線治療システム102は、陽子線発生装置103と、陽子線発生装置103で発生させたビームを被照射体111中の標的201に向けて照射する回転式照射装置105と、陽子線発生装置103および回転式照射装置105を制御する制御装置102aと、被照射体111に設置するトランスデューサ303と、トランスデューサ303によって測定された信号波形に基づき、基準マーカ101からの音波発生の有無を判定することによりビームが計画通りの位置に照射されているか否かを判定する信号処理装置302と備える。
これによって、ビームの照射開始時刻からトランスデューサ303での粒子線音波の測定時刻までの時間差を利用しないため、不均質媒質中でもビームが照射計画通りに照射されたか否かを従来に比べて速やかに、かつ正確に確認することができる。
また、音源(基準マーカ101)の位置と、その音源で発生する音波の周波数が既知であるので、当該音波の測定に特化した音波センサおよびセンサ配置を適用することができる。このため、検出感度を向上させることができ、ノイズ除去のための信号の平均化処理に要する測定回数を低減することができ、手間を大きく減らすことができる。
更に、照射ビームのパルス幅を狭めることで、基準マーカ101から発生する音波の強度を増強することができ、ノイズ除去のための信号の平均化処理に要する測定回数を低減できる。これらの効果により、ビームが照射計画通りに照射されたことを効率的に確認可能となる。
また、信号処理装置302は、トランスデューサ303で測定した音波波形を周波数分析し、整数×音速÷(2×基準マーカ101の半径)で示される周波数の強度が所定の閾値を超えていた場合に、基準マーカ101とビームとが接触したと判定することにより、基準マーカ101から発生した音波を高精度に検出されたか否かを判定することができる。
更に、被照射体111中のビームの線量分布を計算し、線量分布の計算結果に基づき基準マーカ101とビームとの接触の有無を推定する照射計画装置301を更に備えることで、ビームが計画通りの位置に照射されているか否かの基準を提供することができ、より正確にビームが計画通りの位置に照射されているか否かを判定することができる。
また、信号処理装置302は、照射計画装置301によって推定された基準マーカ101とビームとの接触に関する推定結果とトランスデューサ303による測定に基づく判定結果とを比較し、差異がある場合はビームが計画通り照射されていないと判定し、ビームの照射停止信号を制御装置102aに出力することにより、計画通りの位置に照射されていない場合にビームを停止することができ、速やかな対処が可能となる。
更に、基準マーカ101は、球形状であることで、基準マーカ101からの音波が球面波となり、測定がより容易となる。
なお、本実施例では、基準マーカ101を被照射体111内に1つ設置する場合について説明したが、基準マーカ101は複数設置することができ、標的201の周囲を囲むように配置することができる。
また、基準マーカ101を複数設置する場合は、基準マーカ101から生じる音波の周波数が全ての基準マーカ101で異なることが望ましいことから、上述した式(2)において、音速vと基準マーカの半径rとのいずれもが一致しない、すなわち複数の基準マーカが同径かつ同材質としないことが望ましい。なお、基準マーカを準備する都合上から、材質が全て同じで直径が全て異なるようにするか、直径が全て同じで材質が全て異なるようにすることが望ましい。
更には、基準マーカ101を複数設置する場合は、同数のトランスデューサ303を設けることが望ましく、また設けるトランスデューサ303の仕様や設置の向き等は、対となる基準マーカ101で生じる音波に特化させることが望ましい。
また、基準マーカ101を複数設置する場合は、信号処理装置302は、基準マーカ101で発生した粒子線音波の周波数が、対応する基準マーカ101で発生したものであるか否かを判定することが望ましい。例えば、想定される周波数成分と異なる周波数の音波の強度が所定値より高い場合はビームが計画通り照射されていないと判定することが望ましい。
<実施例2>
本発明の実施例2の放射線治療システム、プログラムおよび放射線治療システムの作動方法について図5および図6を用いて説明する。実施例1と同じ構成には同一の符号を示し、説明は省略する。
本実施例の放射線治療システム、プログラムおよび放射線治療システムの作動方法は、実施例1で説明したような陽子線治療システム102等に好適に適用されるビームの飛程測定に関する技術である。
最初に、本実施例におけるビームの飛程を定量的かつリアルタイムに確認するための構成について説明する。
図5に示すように、本実施例では、被照射体111の替わりに、模擬被照射体111Aとして水ファントムを用いる。水ファントムの内部には、ビームの照射方向に沿って、金製の基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eが合計で5つ設置されている。基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eはすべて球状態であり、また直径はすべて異なっている。図5では、ビーム上流側に設置された基準マーカ101a,101b,101c,101d,101e程径が大きい場合を示している。
なお、模擬被照射体111Aとして水ファントムを用いる場合について説明するが、基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eと異なる材質であれば、水ファントムではなく、固体ファントム(樹脂、プラスチック)でも同様の効果が得られる。
本実施例においても、トランスデューサ303は、ビーム照射によって発生した粒子線音波を測定し、測定結果をリアルタイムに信号処理装置302Aに送信する。
信号処理装置302Aは、取得した時間毎の音波波形を分析し、照射されているビームが、それぞれの基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eと接触したか否かを判定する。図6は、信号処理装置302Aで得た音波波形の周波数分布の例を示す。
信号処理装置302Aは、式(2)で示される、各々の基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eに対応した周波数帯404a,404b,404c,404d,404eに着目し、強度が所定の閾値405を超えているか否かをそれぞれ判定する。
信号処理装置302Aは、閾値405を超えていると判定された場合は、ビームが当該基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eに到達した、すなわち接触したと判定する。これに対し、閾値405以下であると判定された場合は、ビームが当該基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eには到達していないと判定する。
次に、信号処理装置302Aは、ビームが到達した基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eの中で、ビーム進行方向にもっとも深い場所にある基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eの位置を、ビームの飛程とする(判定ステップ)。
最後に、信号処理装置302Aは、ユーザーインターフェース102a1(図1)を介して、陽子線治療システム102の操作者に判定結果や飛程の情報を報告する。
その他の構成・動作は前述した実施例1の放射線治療システム、プログラムおよび放射線治療システムの作動方法と略同じ構成・動作であり、詳細は省略する。
本発明の実施例2の放射線治療システムでは、基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eを2以上有する模擬被照射体111Aを更に備え、信号処理装置302Aは、判定ステップにおいて、模擬被照射体111A内の基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eから発生した音波の信号波形に基づき、ビームの飛程を測定する。
これにより、音源(基準マーカ101a,101b,101c,101d,101e)の位置と、発生する音波の周波数が既知であるので、当該音波の測定に特化した音波センサおよびセンサ配置を適用することができる。検出感度が向上し、ノイズ除去のための信号の平均化処理に要する測定回数を低減できる。また、ビームの飛程を定量的かつリアルタイムに確認可能となる。
また、模擬被照射体111Aは水ファントムであることにより、ビームの校正にも利用することが可能となる。
また、基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eを複数備え、直径が全て異なることにより、各々の基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eから発生する音波の周波数を異なる周波数に容易に調整することができ、どの基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eまでビームが到達したかをより容易に判定することができる。
なお、図5では、ビーム上流側に設置された基準マーカ101a,101b,101c,101d,101e程径が大きい場合について説明したが、これに限られず、下流側ほど基準マーカの径が大きくなるように配置することや、基準マーカの径の大小について特に考慮せずにすべて異なる径の基準マーカを模擬被照射体111A内に適宜配置することができる。
また、基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eの材質が全て金である場合について説明したが、全てが同じ材質である必要はなく、同じ材質が1つも存在しないようにすることができる。
更には、基準マーカから生じる音波の周波数が全ての基準マーカで異なることが望ましいため、上述した式(2)から、音速vと基準マーカの半径rとのいずれもが一致しない、すなわち複数の基準マーカが同径かつ同材質なものが存在しない限りはビーム照射位置が計画通りであるか否かを容易に判定することができる。
また、基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eが球状である場合について説明したが、基準マーカ101a,101b,101c,101d,101eは球状である場合に限られず、立方体などの他の形状であってもよい。
<その他>
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
101,101a,101b,101c,101d,101e…基準マーカ
102…陽子線治療システム(放射線治療システム)
102a…制御装置
102a1…ユーザーインターフェース
103…陽子線発生装置(放射線発生装置)
104…陽子線輸送装置
105…回転式照射装置(照射装置)
110…ノズル
111…被照射体
111A…模擬被照射体
201…標的
202…スポット
301…照射計画装置
302,302A…信号処理装置
303…トランスデューサ(音波センサ)
304…データベース
401a,401b…ビームと基準マーカとの接触判定のステップ1
402a,402b…ビームと基準マーカとの接触判定のステップ2
403a,403b…ビームと基準マーカとの接触判定のステップ3
404,404a,404b,404c,404d,404e…基準マーカから発生する粒子線音波の周波数帯
405…ビームと基準マーカとの接触判定の閾値

Claims (15)

  1. 被照射体中に配置されている基準マーカから発生する音波を利用する放射線治療システムであって、
    放射線発生装置と、
    前記放射線発生装置で発生させた放射線を前記被照射体中の標的に向けて照射する照射装置と、
    前記放射線発生装置および前記照射装置を制御する制御装置と、
    前記被照射体に設置する音波センサと、
    前記音波センサによって測定された信号波形に基づき、前記基準マーカからの音波発生の有無を判定することにより前記放射線が計画通りの位置に照射されているか否かを判定する信号処理装置と、を備えた
    ことを特徴とする放射線治療システム。
  2. 請求項1に記載の放射線治療システムにおいて、
    前記信号処理装置は、前記音波センサで測定した音波波形を周波数分析し、整数×音速÷(2×前記基準マーカの半径)で示される周波数の強度が所定の閾値を超えていた場合に、前記基準マーカと前記放射線とが接触したと判定する
    ことを特徴とする放射線治療システム。
  3. 請求項1に記載の放射線治療システムにおいて、
    前記被照射体中の前記放射線の線量分布を計算し、前記線量分布の計算結果に基づき前記基準マーカと前記放射線との接触の有無を推定する照射計画装置を更に備えた
    ことを特徴とする放射線治療システム。
  4. 請求項3に記載の放射線治療システムにおいて、
    前記信号処理装置は、前記照射計画装置によって推定された前記基準マーカと前記放射線との接触に関する推定結果と前記音波センサによる測定に基づく判定結果とを比較し、差異がある場合は前記放射線が計画通り照射されていないと判定し、前記放射線の照射停止信号を前記制御装置に出力する
    ことを特徴とする放射線治療システム。
  5. 請求項1に記載の放射線治療システムにおいて、
    前記基準マーカを2以上有する模擬被照射体を更に備えた
    ことを特徴とする放射線治療システム。
  6. 請求項5に記載の放射線治療システムにおいて、
    前記模擬被照射体は水ファントムである
    ことを特徴とする放射線治療システム。
  7. 請求項1に記載の放射線治療システムにおいて、
    前記基準マーカは、球形状である
    ことを特徴とする放射線治療システム。
  8. 請求項7に記載の放射線治療システムにおいて、
    前記基準マーカを複数備え、直径が全て異なる
    ことを特徴とする放射線治療システム。
  9. 請求項1に記載の放射線治療システムにおいて、
    前記基準マーカを複数備え、材質が全て異なる
    ことを特徴とする放射線治療システム。
  10. 被照射体中の標的に向けて放射線が照射される際に発生する基準マーカから発生する音波の信号に基づき、前記基準マーカからの音波発生の有無を判定することにより前記放射線が計画通りの位置に照射されているか否かを判定する判定手順を放射線治療システム内の処理装置に実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムにおいて、
    前記判定手順では、測定された音波波形を周波数分析し、整数×音速÷(2×前記基準マーカの半径)で示される周波数の強度が所定の閾値を超えていた場合に、前記基準マーカと前記放射線とが接触したと判定する
    ことを特徴とするプログラム。
  12. 請求項10に記載のプログラムにおいて、
    前記被照射体中の前記放射線の線量分布を計算し、前記線量分布の計算結果に基づき前記基準マーカと前記放射線との接触の有無を推定する推定手順を照射計画装置に実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムにおいて、
    前記推定手順における推定結果と前記判定手順における判定結果とを比較し、差異がある場合は前記放射線が計画通り照射されていないと判定し、前記放射線の照射停止信号を出力する停止手順を前記処理装置に実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  14. 放射線治療システムの作動方法であって、
    前記放射線治療システムが放射線を放出し、
    前記放射線治療システムが、音波センサにより、基準マーカから発生する音波を測定する測定ステップと、
    前記放射線治療システムが、信号処理装置により、前記測定ステップで測定された音波の信号波形に基づき、前記基準マーカからの音波発生の有無を判定することにより前記放射線が計画通りの位置に照射されているか否かを判定する判定ステップと、を有する
    ことを特徴とする放射線治療システムの作動方法。
  15. 請求項14に記載の作動方法において、
    前記測定ステップでは被照射体として前記基準マーカを2以上有する模擬被照射体を用い、
    前記判定ステップでは、前記模擬被照射体内の前記基準マーカから発生した音波の信号波形に基づき、前記放射線の飛程を測定する
    ことを特徴とする作動方法。
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