JP7122950B2 - 分析試料前処理装置、分析試料前処理方法、及び分析試料前処理システム - Google Patents

分析試料前処理装置、分析試料前処理方法、及び分析試料前処理システム Download PDF

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Description

本発明は、分析試料前処理装置、分析試料前処理方法、及び分析試料前処理システムに関する。
従来、懸濁液中の溶質成分を液体クロマトグラフや質量分析等の分析装置で分析する場合、懸濁液中の濁質が流路内で目詰まりを起こしたり、ノイズの原因になってしまったりする可能性があるため、溶質成分を分析する前に懸濁液中の濁質を分離、除去する前処理が必要である。
該前処理は、現在においては用手法が主流であり、一般的には人手によって膜濾過を用いた濁質の分離、除去が行われている。
膜濾過を用いる方法以外の分離方法としては、例えば特許文献1には「懸濁液が流れる流路部が構成される懸濁液処理部と、前記懸濁液処理部を駆動する駆動部と、を備え、前記懸濁液処理部は、前記流路部の少なくとも一部の領域を挟むように、第1の振動子及び第2の振動子を含む2つ以上の振動子が設けられ、前記駆動部は、信号増幅部を含み、前記第1の振動子及び第2の振動子は、前記信号増幅部を介して電気的に接続され、前記信号増幅部は、前記第2の振動子からの電気信号を増幅して前記第1の振動子へ入力し、前記第1の振動子と前記第2の振動子との間の前記流路部の領域に超音波を発生させることにより、前記懸濁液から微粒子または固形物を分離する処理を行う」懸濁液処理装置が開示されている。
国際公開第2015/25395号
用手法によって前処理を行う場合、人手によって試料のサンプリングと前処理を複数回実施することになるため、時間がかかり、人件費もかかる。また、膜濾過を用いる場合には、膜交換の手間や消耗品である膜の購入コストが必要となる。
特許文献1に記載の処理装置では、懸濁液を収容する容器に超音波振動子が接続されているため、容器を交換する場合等において超音波振動子の着脱が容易に行えないことが起こり得る。また、処理装置や容器には、構造上、濁質の沈殿物の排出や流路の洗浄が困難となる部分が存在する。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、濁質を含む分析試料の前処理を速やか、且つ、低コストで行えるようにすることを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。上記課題を解決すべく、本発明の一態様に係る分析試料前処理装置は、分析試料から濁質を除去した清澄液を得る分析試料前処理装置であって、前記分析試料を収容するためのセルと、前記セルを装着するために筐体の少なくとも一部が開口されたセルホルダと、を備え、前記セルホルダは、内部に装着された前記セルを挟んで対向する平面対に配置された超音波振動子及び超音波反射板を有し、前記セルは、前記分析試料を流入する第1開口部、前記清澄液を流出する第2開口部、及び前記濁質を排出する第3開口部を有し、前記セルを前記セルホルダに装着した状態において、前記第1開口部は、前記超音波振動子の上端よりも鉛直方向で低い位置、または前記超音波振動子の下端よりも鉛直方向で高い位置に設けられていることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、濁質を含む分析試料の前処理を速やか、且つ、低コストで行うことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る分析試料前処理装置1をなすセル10及びセルホルダ20の構成例を示す図である。 図2は、セル10の構成例を示しており、図2(A)はYZ側面図、図2(B)はXZ側面図である。 図3は、セル10をセルホルダ20に装着した状態を示しており、図3(A)はYZ側面図、図3(B)はXZ側面図である。 図4は、前処理を説明するフローチャートである。 図5は、本発明の第2の実施形態に係る分析試料前処理装置2をなすセル10及びセルホルダ21の構成例を示す図である。 図6は、本発明の第3の実施形態に係る分析試料前処理装置3をなすセル10及びセルホルダ22の構成例を示す図である。 図7は、本発明の第4の実施形態に係る分析試料前処理装置4をなすセル11及びセルホルダ23の構成例を示す図である。 図8は、セル11の構成例を示しており、図7(A)はYZ側面図、図7(B)はXZ側面図である。 図9は、セル11をセルホルダ23に装着した状態を示しており、図9(A)はYZ側面図、図9(B)はXZ側面図である。 図10は、セル10の第1の変形例であるセル12を示しており、図10(A)はYZ側面図、図11(B)はXY側面図である。 図11は、セル10の第2の変形例であるセル13を示しており、図11(A)はYZ側面図、図11(B)はXY側面図である。 図12は、セル10の第3の変形例であるセル14を示しており、図12(A)はYZ側面図、図12(B)はXY側面図である。 図13は、セル10の第4の変形例であるセル15を示しており、図13(A)はYZ側面図、図13(B)はXY側面図である。 図14は、本発明の第5の実施形態に係る分析試料前処理装置5のセル16の構成例を示しており、図14(A)はYZ側面図、図7(B)はXZ側面図である。す図である。 図15は、本発明の第5の実施形態に係る分析試料前処理装置5をなすセル16及びセルホルダ24の構成例であって、セル16をセルホルダ24に装着した状態を示す斜視図である。 図16は、本発明の第6の実施形態に係る分析試料前処理システム6の構成例を示す図である。 図17は、本発明の第7の実施形態に係る分析試料前処理システム7の構成例を示す図である。 図18は、本発明の第8の実施形態に係る分析試料前処理システム8の構成例を示す図である。 図19は、本発明の第9の実施形態に係る分析試料前処理システム9の構成例を示す図である。
以下に説明する各実施形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、各実施形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、各実施形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。また、各実施形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、図面においては、X軸、Y軸、及びZ軸を備える直交座標系を用い、X軸及びY軸は水平方向を示し、Z軸は鉛直方向を示すものとする。
<本発明の実施形態の概要>
本発明の実施形態に係る分析試料前処理装置及び分析試料前処理システムは、分析試料としての懸濁液に含まれた溶質成分を分析する分析装置の前段に配置されるものである。すなわち、分析試料前処理装置及び分析試料前処理システムは、濁質を含む分析試料から濁質を分離、除去する前処理を行い、その結果得られる清澄な分析試料(以下、清澄液と称する)を分析装置に供給することができるように構成されている。
ここで、分析試料としては、液体状態の化学品、医薬品、食品、環境試料、固体微粒子を含む懸濁液、油滴が分散した乳濁液等が想定される。
<本発明の第1の実施形態に係る分析試料前処理装置1>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る分析試料前処理装置1をなすセル10及びセルホルダ20の構成例を示している。
分析試料前処理装置1は、濁質の密度が媒質成分の密度よりも大きい分析試料の前処理に適している。分析試料前処理装置1は、セルホルダ20の下方からセル10を装着でき、また取り外しできるようになされている。
セル10は、濁質を含む分析試料を収容するためのものである。セルホルダ20は、装着されたセル10を保持し、セル10に対して超音波を照射することにより、セル10の中の分析試料から濁質を分離させるためのものである。
次に、図2は、セル10の構成例を示しており、同図(A)は、YZ面の側面図を示し、同図(B)は、XZ面の側面図を示している。図3は、セルホルダ20に対してセル10を装着した状態を示しており、同図(A)は、YZ面の側面図を示し、同図(B)は、XZ面の側面図を示している。
セル10は、化学的に安定しており、機械的強度と耐熱性がある材料によって直方体に形成されている。なお、セル10の中の分析試料が見えるようにする場合、ガラス、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、フッ素樹脂等の透明な材料を用いることが望ましい。また、セル10の内部が見えなくても構わない場合、ステンレス鋼等を用いてもよい。セル10の内部には、分析試料を収容するための直方体の空間が形成されている。
セル10には、第1開口部101、第2開口部102、及び第3開口部103が設けられている。なお、第1開口部101、第2開口部102、及び第3開口部103は、セル10の壁面に形成された穴であってもよいし、該穴に配管を接続したものでもよい。
セル10がセルホルダ20に装着された状態において、第1開口部101は、超音波振動子202の上端よりも鉛直方向(Z方向)で低い位置に設けられている。なお、濁質の分離効率を上げるため、第1開口部101は、超音波振動子202の下端よりも鉛直方向(Z方向)で低い位置に設けられていることが望ましい。第2開口部102は、第1開口部101及び第3開口部103よりも鉛直方向(Z方向)で高い位置に設けられている。第3開口部103は、第1開口部101よりも鉛直方向(Z方向)で低い位置に設けられている。
いまの場合、第1開口部101は、セル10の対向するXZ面対のうちの一方に設けられ、第2開口部102は、セル10の対向するXY面対のうちの上面に設けられ、第3開口部103は、対向するXY面対のうちの下面に設けられている。なお、第1開口部101、第2開口部102、及び第3開口部103を設ける面は上述した例に限定されない。
第1開口部101、第2開口部102、及び第3開口部103には、それぞれ分析試料、清澄液、洗浄液、濁質等のタンクに繋がれた配管が接続される。各配管には制御部によって制御される開閉バルブ及び繋がれたタンクを切り替えるための切り替えバルブが設けられている。また、各配管にはポンプ(いずれも不図示)が接続されていてもよい。
第1開口部101は、濁質を含む分析試料や洗浄液の流入口として用いられる。第2開口部102は、清澄液の流出口として、または洗浄液の流入口として用いられる。第3開口部103は、分析試料から分離された濁質や洗浄液の排出口として用いられる。
セルホルダ20は、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属、またはアクリル樹脂等を材料とする直方体であり、その内部にてセル10を保持するための空間が設けられている。また、セルホルダ20は、セル10を下方から着脱できるように、対向するXY面対のうちの下面が開放されている。セルホルダ20の材料は、機械的強度が高く、耐熱性があるものが望ましい。また、セルホルダ20は、超音波を伝達し易くするため、吸音率が低く、隣接する物質と音響インピーダンスが近い材料を選ぶことがより望ましい。
セルホルダ20の対向するYZ面対のうちの一方の面の外側には押し付けねじ201が配置され、該面の内側には超音波振動子202が配置されている。また、セルホルダ20の対向するYZ面対のうちの他方の面の外側であって、超音波振動子202に対向する位置には超音波反射板206が配置されている。超音波振動子202は、PZT等の圧電セラミックス素子、P(VDF-TrFE)素子、及びZnO素子等からなる。超音波振動子202は、制御部(不図示)からの制御に従い、所定波長の超音波を出力する。超音波反射板206は、超音波を反射する金属等からなる。超音波反射板206は、超音波振動子202から出力され、セル10に収容された分析試料を伝搬する超音波を反射する。
押し付けねじ201(本発明の押し付け部材に相当する)は、セルホルダ20に対してねじ込むことができ、超音波振動子202は、X方向に可動できるようにセルホルダ20の内壁面に保持されている。よって、押し付けねじ201をセルホルダ20にねじ込むことにより、超音波振動子202をセル10側に移動させ、セル10を、超音波振動子202と、超音波反射板206が外側に配置されたセルホルダ20の壁面とに密着させることができる。
なお、押し付けねじ201の代わりに、例えばバネ等を用いてもよい。また、超音波反射板206を、セルホルダ20の対向するYZ面のうちの他方の内側であって、超音波振動子202に対向する位置に配置したり、X方向に可動できるようにしたりしてもよい。さらに、超音波振動子202と超音波反射板206との配置を入れ替えて、押し付けねじ201により、超音波反射板206をセル10に押し付けるようにしてもよい。
セルホルダ20の対向するXZ面対のうちの一方の面には、セル10をセルホルダ20の下方から着脱する際に、セル10の第1開口部101を通すためのスリット203と、セル10の中の分析試料の状態(前処理による濁質の分離状態等)を観察するための観察窓205とが形成されている。なお、スリット203からも、セル10の中の分析試料の状態を観察することができる。
セルホルダ20の対向するXY面対のうちの上面には、セル10の第2開口部102に接続された配管を通すための配管穴204が形成されている。
分析試料前処理装置1においては、ユーザにより、セルホルダ20に対して下方からセル10が装着される。そして、ユーザにより押し付けねじ201がねじ込まれると、セル10が超音波振動子202と超音波反射板206の間に挟まれる。この状態で超音波振動子202が超音波を出力すると、超音波はセル10のYZ平面または超音波反射板206にて反射されて、セル10内の分析試料には定在波が形成されることになる。
なお、超音波の伝達効率が上がるように、超音波振動子202とセル10との当接面、及びセル10とセルホルダ20のYZ面との当接面を密着させるため、各当接面にはゲル状のエラストマー樹脂等を塗布することが望ましい。
セル10内の分析試料に発生した定在波の節には、分析試料中の濁質が寄せ集められて凝集する。該濁質が媒質成分よりも密度が大きい場合には、濁質の凝集が進むと沈降し、セル10の底部に溜まる。これにより、濁質が分離、除去された清澄液を、上方に設けられた第2開口部102から排出して後段に供給することができる。また、沈降した濁質は、下方に設けられた第3開口部103から排出することができる。
<分析試料前処理装置1による前処理>
次に、図4は、分析試料前処理装置1による前処理を説明するフローチャートである。該前処理は、例えばユーザからの所定の開始操作に応じて実行される。
はじめに、ユーザがセルホルダ20の下方からセル10を装着する(ステップS1)。そして、セル10の第1開口部101、第2開口部102、及び第3開口部103に所定の配管を接続する。なお、第1開口部101、及び第3開口部103については、セル10をセルホルダ20に装着する前に配管を接続してもよい。
次に、セル10の第3開口部103に接続された配管の開閉バルブが、制御部からの制御に従い、該配管を閉鎖する(ステップS2)。次に、超音波振動子202が、制御部(不図示)からの制御に従い、所定波長の超音波の照射を開始する(ステップS3)。
次に、セル10の第1開口部101に接続された配管の開閉バルブが、制御部からの制御に従い、該配管を開放して濁質を含む分析試料をセル10に流入させる。これと同時に、第2開口部102に接続された配管の開閉バルブが、制御部からの制御に従い、該配管を開放する(ステップS4)。
これにより、セル10に流入した分析試料には、超音波の定在波が生じ、その節には濁質が凝集し、凝集した濁質はセル10の底部に沈降することになる。したがって、開放されている第2開口部102からは、濁質が分離、除去された清澄液が排出される。該清澄液は、分析試料前処理装置の後段に配置された分析装置(不図示)に供給されることになる。
次に、セル10の第1開口部101に接続された配管の開閉バルブが、制御部からの制御に従い、該配管を閉鎖する。これにより、濁質を含む分析試料のセル10に対する流入が止った後、超音波振動子202が、制御部からの制御に従い、所定波長の超音波の照射を終了する(ステップS5)。なお、ステップS5における制御部の制御タイミングは、ステップS3によって超音波の照射が開始されてから所定の時間が経過した後に実行してもよいし、観察窓205からの目視によって濁質がセル10の底部に溜まったことを確認したユーザからの指示に応じて実行してもよい。
次に、セル10の第3開口部103に接続された配管の開閉バルブが、制御部からの制御に従い、該配管を開放する(ステップS6)。次に、制御部が、第1開口部101及び第2開口部102の少なくとも一方に接続されている配管の切り替えバルブを洗浄液のタンクに切り替えて、開放バルブを開放してセル10に洗浄液を流入させる(ステップS7)。これにより、セル10の底部に沈降した濁質が洗浄液とともに第3開口部103から排出される。以上、分析試料前処理装置1による前処理の説明を終了する。
以上説明したように、分析試料前処理装置1によれば、媒質成分よりも密度が大きい濁質を含む分析試料から連続的に濁質を除去、分離することができる。また、濁質を濾過するフィルタ等を用いないので、フィルタ等を用いる場合に比べて低コストで前処理を実行できる。
また、セルホルダ20から取り外すことなくセル10の内部を洗浄できるので、速やかに次回の前処理を開始することができる。その場合、ステップS1を省略し、ステップS2から開始すればよい。
<本発明の第2の実施形態に係る分析試料前処理装置2>
次に、図5は、本発明の第2の実施形態に係る分析試料前処理装置2をなすセル10及びセルホルダ21の構成例を示している。
分析試料前処理装置2は、分析試料前処理装置1と同様、分析試料中の濁質の密度が媒質成分の密度よりも大きい分析試料の前処理に適している。分析試料前処理装置2は、分析試料前処理装置1と共通のセル10を用い、分析試料前処理装置1におけるセルホルダ20をセルホルダ21に置換したものである。
分析試料前処理装置2は、セルホルダ21の上方からセル10を装着でき、また取り外しできるようになされている。
セルホルダ21は、セルホルダ20と同じ材質からなる直方体である。セルホルダ21は、セル10を上方から着脱できるように、対向するXY面のうちの上面が開放されている。
セルホルダ21には、セルホルダ20と同様の位置に、押し付けねじ201、超音波振動子202、及び超音波反射板206が設けられている。これらについては説明を省略する。
セルホルダ20の対向するXZ面対のうちの一方の面には、セル10をセルホルダ20の上方から着脱する際に、セル10の第1開口部101を通すためのスリット211と、セル10の中の分析試料の状態を観察するための観察窓212とが形成されている。なお、スリット211からも、セル10の中の分析試料の状態を観察することができる。
セルホルダ21の対向するXY面対のうちの下面には、セル10の第3開口部103に接続された配管を通すための配管穴213が形成されている。
分析試料前処理装置2による前処理については、分析試料前処理装置1による前処理と同様であるため、説明を省略する。
分析試料前処理装置2によれば、分析試料前処理装置1と同様の効果を得ることができる。また、分析試料前処理装置2によれば、観察窓212により、セル10の底部の状態(濁質の溜り具合等)を観察することができる。
<本発明の第3の実施形態に係る分析試料前処理装置3>
次に、図6は、本発明の第3の実施形態に係る分析試料前処理装置3をなすセル10及びセルホルダ22の構成例を示している。
分析試料前処理装置3は、分析試料前処理装置1と同様、濁質の密度が媒質成分の密度よりも大きい分析試料の前処理に適している。分析試料前処理装置3は、分析試料前処理装置1と共通のセル10を用い、分析試料前処理装置1におけるセルホルダ20をセルホルダ22に置換したものである。
分析試料前処理装置3は、セルホルダ22の側方からセル10を装着でき、また取り外しできるようになされている。
セルホルダ22は、セルホルダ20と同じ材質からなる直方体である。セルホルダ22は、セル10を側方から着脱できるように、対向するXZ面対のうちの一方の面が開放されている。
セルホルダ22は、セルホルダ20と同様の位置に、押し付けねじ201、超音波振動子202、及び超音波反射板206が設けられている。これらについては説明を省略する。
セルホルダ22の対向するXY面対のうちの上面には、セル10をセルホルダ22の側方から着脱する際に、セル10の第2開口部102を通すためのスリット221が形成されている。また、XY面対のうちの下面には、セル10をセルホルダ22の側方から着脱する際に、セル10の第3開口部103を通すためのスリット222が形成されている。なお、セルホルダ22の場合、開放されているXZ面からセル10の中の分析試料の状態を観察することができる。
分析試料前処理装置3による前処理については、分析試料前処理装置1による前処理と同様であるため、説明を省略する。
分析試料前処理装置3によれば、分析試料前処理装置1と同様の効果を得ることができる。
また、分析試料前処理装置3によれば、第1開口部101、第2開口部102、及び第3開口部103のいずれにおいても、接続されている配管を取り外すことなく、セル10をセルホルダ22に対して着脱することができる。したがって、分析試料前処理装置3は、例えば、細胞や微生物等の培養液を分析試料とする場合のように、セル10に各配管を接続した状態で滅菌を行い、滅菌後は汚染防止のためにセル10から各配管を外すことができない場合に用いて好適である。
<本発明の第4の実施形態に係る分析試料前処理装置4>
次に、図7は、本発明の第4の実施形態に係る分析試料前処理装置4をなすセル11及びセルホルダ23の構成例を示している。
分析試料前処理装置4は、濁質の密度が媒質成分の密度よりも小さい分析試料の前処理に適している。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、木片等のように水(媒質成分)よりも密度が小さい固体微粒子を含む水溶液や、水中に油滴が分散した乳濁液等の前処理に適している。分析試料前処理装置4は、セルホルダ23の上方からセル11を装着でき、また取り外しできるようになされている。
セル11は、濁質を含む分析試料を収容するためのものである。セルホルダ23は、装着されたセル11を保持し、セル11に対して超音波を照射することにより、セル11の中の分析試料から濁質を分離させるためのものである。
次に、図8は、セル11の構成例を示しており、同図(A)は、YZ面の側面図を示し、同図(B)は、XZ面の側面図を示している。
セル11は、セル10と同様の材料によって直方体に形成されている。セル11の内部には、分析試料を収容するための直方体の空間が形成されている。
セル11には、第1開口部111、第2開口部112、及び第3開口部113が設けられている。なお、第1開口部111、第2開口部112、及び第3開口部113は、セル11の壁面に形成された穴であってもよいし、該穴に配管を接続したものでもよい。
セル11がセルホルダ23に装着された状態において、第1開口部111は、超音波振動子202の下端よりも鉛直方向(Z方向)で高い位置に設けられている。なお、濁質の分離効率を上げるため、第1開口部111は、超音波振動子202の上端よりも鉛直方向(Z方向)で高い位置に設けられていることが望ましい。第2開口部112は、第1開口部111及び第3開口部113よりも鉛直方向(Z方向)で低い位置に設けられている。第3開口部113は、第1開口部111よりも鉛直方向(Z方向)で高い位置に設けられている。
いまの場合、第1開口部111は、セル11の対向するXZ面対のうちの一方に設けられ、第2開口部112は、セル11の対向するXY面対のうちの下面に設けられ、第3開口部113は、対向するXY面対のうちの上面に設けられている。なお、第1開口部111、第2開口部112、及び第3開口部113を設ける面は上述した例に限定されない。
第1開口部111、第2開口部112、及び第3開口部113には、それぞれ分析試料、清澄液、洗浄液、濁質等のタンクに繋がれた配管が接続される。各配管には制御部によって制御される開閉バルブ及び繋がれたタンクを切り替えるための切り替えバルブが設けられている。また、各配管にはポンプ(いずれも不図示)が接続されていてもよい。
第1開口部111は、濁質を含む分析試料や洗浄液の流入口として用いられる。第2開口部112は、濁質が除去された清澄液の流出口として、または洗浄液の入口として用いられる。第3開口部113は、分析試料から分離された濁質や洗浄液の排出口として用いられる。
次に、図9は、セルホルダ23に対してセル11を装着した状態を示しており、同図(A)は、YZ面の側面図を示し、同図(B)は、XZ面の側面図を示している。
セルホルダ23は、セルホルダ20と同様の材料からなる直方体であり、その内部にてセル11を保持するための空間が設けられている。セルホルダ23は、セル11を上方から着脱できるように、対向するXY面対のうちの上面が開放されている。
セルホルダ23には、セルホルダ20と同様の位置に、押し付けねじ201、超音波振動子202、及び超音波反射板206が設けられている。これらについては説明を省略する。
セルホルダ23の対向するXZ面対のうちの一方の面には、セル11をセルホルダ23の上方から着脱する際に、セル11の第1開口部111を通すためのスリット231と、セル11の中の分析試料の状態を観察するための観察窓205とが形成されている。なお、スリット231からも、セル10の中の分析試料の状態を観察することができる。
セルホルダ23の対向するXY面対のうちの下面には、セル11の第2開口部112に接続された配管を通すための配管穴232が形成されている。
分析試料前処理装置4において、分析試料中の濁質が媒質成分よりも密度が小さい場合には、濁質の凝集が進むと浮上し、セル10の上部に溜まる。これにより、濁質が分離、除去された清澄液を、下方に設けられた第2開口部112から排出して後段に供給することができる。また、浮上した濁質は、上方に設けられた第3開口部113から排出することができる。
なお、分析試料前処理装置4による前処理については、分析試料前処理装置1による前処理と同様であるため、説明を省略する。
分析試料前処理装置4によれば、媒質成分よりも密度が小さい濁質を含む分析試料から連続的に濁質を除去、分離することができる。また、濁質を濾過するフィルタ等を用いないので、フィルタ等を用いる場合に比べて低コストで前処理を実行できる。
また、セルホルダ23から取り外すことなくセル11の内部を洗浄できるので、速やかに次回の前処理を開始することができる。
なお、セルホルダ23は、セル11を上方から着脱できるが、セルホルダ20,22のように、セル11を側方や下方から着脱できるように形成してもよい。
<セル10の変形例>
次に、セル10の変形例について説明する。
図10は、セル10の第1の変形例であるセル12を示しており、同図(A)はYZ平面図、同図(B)はXY平面図である。
セル12は、その外観形状はセル10(図2)と同様に形成されており、セル10と同じ位置に第1開口部101、第2開口部102、及び第3開口部103が設けられている。したがって、セル12は、セルホルダ20(図3)、セルホルダ21(図5)、及びセルホルダ22(図6)に対して装着することができる。
なお、図示は省略するが、セル12において、第1開口部101、第2開口部102、及び第3開口部103を設ける代わりに、セル11(図8)と同じ位置に第1開口部111、第2開口部112、及び第3開口部113を設けるようにすれば、セルホルダ23(図7)に対して装着することができる。
また、セル12には、分析試料を収容するための内部空間が形成されおり、内部空間の上部及び下部の少なくとも一方(同図の場合、両方)は四角錐状に形成されている。第2開口部102は、内部空間の上部に形成された四角錐状の頂点と一致するように配置されている。第3開口部103は、内部空間の下部に形成された四角錐状の頂点と一致するように配置されている。
このように、セル12の内部空間の上部を四角錐状に形成することにより、浮上した濁質、セル10内に混入した気泡をセル12から排出し易くすることができる。また、内部空間の下部を四角錐状に形成することにより、沈殿した濁質をセル12から排出し易くすることができる。さらに、セル12の内部における清澄液や洗浄液の滞留の発生を抑止することができる。
次に、図11は、セル10の第2の変形例であるセル13を示しており、同図(A)はYZ平面図、同図(B)はXY平面図である。
セル13は、その外観形状はセル10と同様に形成されており、セル10と同じ位置に第1開口部101、第2開口部102、及び第3開口部103が設けられている。したがって、セル13は、セルホルダ20(図3)、セルホルダ21(図5)、及びセルホルダ22(図6)に対して装着することができる。
なお、図示は省略するが、セル13において、第1開口部101、第2開口部102、及び第3開口部103を設ける代わりに、セル11(図8)と同じ位置に第1開口部111、第2開口部112、及び第3開口部113を設けるようにすれば、セルホルダ23(図7)に対して装着することができる。
また、セル13には、分析試料を収容するための内部空間が形成されおり、該内部空間の上部及び下部の少なくとも一方(同図の場合、両方)は半球状、円錐状、または回転方物面状に形成されている。第2開口部102は、内部空間の上部に形成された半球状等の頂点と一致するように配置されている。第3開口部103は、内部空間の下部に形成された半球状等の頂点と一致するように配置されている。
このように形成されたセル13は、上述したセル12と同様の効果を得ることができる。
次に、図12は、セル10の第3の変形例であるセル14を示しており、同図(A)はYZ平面図、同図(B)はXY平面図である。
セル14は、セル13(図11)における第1開口部101の位置を、同じ高さ(同じZ座標)のままXZ面からYZ面に移動したものである。
このように形成されたセル14は、上述したセル12,13と同様の効果を得ることができる。ただし、セル14は、第1開口部101の位置がセル10と異なるので、セル14のYZ面に設けられている第1開口部101に対応できるように、セル14を装着するセルホルダのYZ面にはスリット等を形成すればよい。
次に、図13は、セル10の第4の変形例であるセル15を示しており、同図(A)はYZ平面図、同図(B)はXY平面図である。
セル15には、分析試料を収容するための内部空間が外観形状に対して斜めに形成されている。そして、該内部空間の上部及び下部の少なくとも一方(同図の場合、両方)は半球状、円錐状、または回転方物面状に形成されている。第2開口部102は、内部空間の上部に形成された半球状等の頂点と一致するように配置されている。第3開口部103は、内部空間の下部に形成された半球状等の頂点と一致するように配置されている。
このように形成されたセル15は、上述したセル12~14と同様の効果を得ることができる。ただし、セル15を装着するセルホルダは、セル15を装着可能な空間を有し、セル15の第1開口部101、第2開口部102、及び第3開口部103に対応したスリットや貫通孔が形成されている必要がある。
<本発明の第5の実施形態に係る分析試料前処理装置5>
次に、図14は、本発明の第5の実施形態に係る分析試料前処理装置5をなすセル16及びセルホルダ24のうちのセル16を示しており、同図(A)はYZ平面図、同図(B)はXY平面図である。図15は、セル16に対応するセルホルダ24に対して上方からセル16を装着した状態を示している。
セル16は、セル10と同様の材料によって、XZ面対を有する円柱状に形成されている。セル16には、分析試料を収容するための、外観形状と同じ形の内部空間が形成されている。セル16には、セル10と同様に、第1開口部101が、超音波振動子202(図15)の上端よりも鉛直方向(Z方向)で低い位置に設けられている。なお、濁質の分離効率を上げるため、第1開口部101は、超音波振動子202の下端よりも鉛直方向(Z方向)で低い位置に設けられていることが望ましい。第2開口部102は、第1開口部101及び第3開口部103よりも鉛直方向(Z方向)で高い位置に設けられている。第3開口部103は、第1開口部101及び第2開口部102よりも鉛直方向(Z方向)で低い位置に設けられている。
セルホルダ24は、外観形状が異なるセルホルダ20(図3)やセルホルダ21(図5)と同様に、押し付けねじ201、超音波振動子202、超音波反射板206、スリット211、及び観察窓212を有する。セルホルダ24は、セル16を上方から装着でき、また取り外せるようになされている。
なお、セルホルダ24は、セルホルダ20(図1)やセルホルダ22(図6)と同様に、セル16を側方または下方から装着できるように形成してもよい。
分析試料前処理装置5による前処理については、分析試料前処理装置1による前処理と同様であるため、説明を省略する。
分析試料前処理装置5によれば、分析試料前処理装置1と同様の効果を得ることができる。また、分析試料前処理装置5によれば、観察窓212により、セル16の底部の状態(濁質の溜り具合等)を観察することができる。また、セル16の上部及び下部底部が曲面に形成されているので、セル16の内部における分析試料、洗浄液、濁質の滞留を抑止できる。また、分析試料前処理装置5によれば、セルホルダ24の上面が曲面状に開放されているので、セル及びセルホルダが直方体である場合に比べて、セルホルダ24に対してセル16を装着し易い、換言すれば、セルホルダ24に対するセル16の挿入時の位置の自由度が高いメリットがある。
<本発明の第6の実施形態に係る分析試料前処理システム6>
次に、図16は、本発明の第6の実施形態に係る分析試料前処理システム6の構成例を示している。
分析試料前処理システム6は、後段の分析装置に対して清澄液を連続的に供給し続けるためのものであり、複数の分析試料前処理装置1(図3)が並列配置されている。なお、分析試料前処理システム6は、濁質の密度が媒質成分の密度よりも大きい分析試料の前処理に適している。
同図の場合、分析試料前処理システム6は、2台の分析試料前処理装置1A,1B、切り替えバルブ301,302、ポンプ303、及び開閉バルブ304,305を有する。
切り替えバルブ301,302、及び開閉バルブ304,305は、制御部(不図示)からの制御に従い、それぞれ第1の状態と第2の状態とを切り替えることができる。
切り替えバルブ301は、配管を介して分析試料前処理装置1A,1Bの第1開口部101に接続されている。切り替えバルブ301は、第1の状態(図示する状態)において、前処理を行う前の濁質を含む分析試料を分析試料前処理装置1Aの第1開口部101に供給し、それと同時に洗浄液を分析試料前処理装置1Bの第1開口部101に供給する。また、切り替えバルブ301は、第2の状態(図示しない状態)において、前処理を行う前の濁質を含む分析試料を分析試料前処理装置1Bの第1開口部101に供給し、それと同時に洗浄液を分析試料前処理装置1Aの第1開口部101に供給する。
切り替えバルブ302は、配管を介して分析試料前処理装置1A,1Bの第2開口部102に接続されている。切り替えバルブ302は、第1の状態(図示する状態)において、分析試料前処理装置1Aの第2開口部102とポンプ303とを接続し、それと同時に洗浄液を分析試料前処理装置1Bの第2開口部102に供給する。また、切り替えバルブ302は、第2の状態(図示しない状態)において、分析試料前処理装置1Bの第2開口部102とポンプ303とを接続し、それと同時に洗浄液を分析試料前処理装置1Aの第2開口部102に供給する。
ポンプ303は、切り替えバルブ302を介して接続される分析試料前処理装置1Aまたは1Bの第2開口部102から前処理の結果得られる清澄液を吸引して後段の分析装置(不図示)に供給する。
開閉バルブ304は、第1の状態において閉鎖され、第2の状態において開放される。反対に、開閉バルブ305は、第1の状態において開放され、第2の状態において閉鎖される。
上述したように構成される分析試料前処理システム6において、第1の状態と第2の状態とを交互に繰り返せば、後段の分析装置に対して清澄液を連続的に供給し続けることができ、かつ、分析試料前処理装置1A,1Bのセル10の内部も交互に洗浄することができる。
なお、分析試料前処理システム6における分析試料前処理装置1は、分析試料前処理装置2または分析試料前処理装置3に置換してもよい。
また、分析試料前処理システム6における分析試料前処理装置1を分析試料前処理装置4に置換すれば、濁質の密度が媒質成分の密度よりも小さい分析試料の前処理に適したものに変更できる。
<本発明の第7の実施形態に係る分析試料前処理システム7>
次に、図17は、本発明の第7の実施形態に係る分析試料前処理システム7の構成例を示している。
分析試料前処理システム7は、後段の分析装置に対して清澄液を連続的に供給し続けるためのものである。分析試料前処理システム6は、濁質の密度が媒質成分の密度よりも大きい分析試料の前処理に適している。
分析試料前処理システム7は、分析試料前処理システム6における切り替えバルブ301を削除して、切り替えバルブ311,312を追加したものである。
分析試料前処理システム7における切り替えバルブ311,312、及び開閉バルブ304,305は、制御部(不図示)からの制御に従い、それぞれ第1の状態と第2の状態とを切り替えることができる。
切り替えバルブ311は、配管を介して分析試料前処理装置1Aの第1開口部101に接続されている。切り替えバルブ311は、第1の状態(図示する状態)において、前処理を行う前の濁質を含む分析試料を分析試料前処理装置1Aの第1開口部101に供給する。また、切り替えバルブ311は、第2の状態(図示しない状態)において、洗浄液を分析試料前処理装置1Aの第1開口部101に供給する。
切り替えバルブ312は、配管を介して分析試料前処理装置1Bの第1開口部101に接続されている。切り替えバルブ312は、第1の状態(図示する状態)において、前処理を行う前の濁質を含む分析試料を分析試料前処理装置1Bの第1開口部101に供給する。また、切り替えバルブ312は、第2の状態(図示しない状態)において、洗浄液を分析試料前処理装置1Bの第1開口部101に供給する。
なお、切り替えバルブ311に供給されている濁質を含む分析試料と、切り替えバルブ312に供給されている濁質を含む分析試料とは同一のもの(例えば、共通のタンクに収容されているもの)であってもよいし、異なるもの(例えば、濁質の濃度が異なるもの)であってもよい。
上述したように構成される分析試料前処理システム7において、第1の状態と第2の状態とを交互に繰り返せば、後段の分析装置に対して清澄液を連続的に供給し続けることができ、かつ、分析試料前処理装置1A,1Bのセル10の内部も交互に洗浄することができる。
なお、分析試料前処理システム7における分析試料前処理装置1は、分析試料前処理装置2または分析試料前処理装置3に置換してもよい。
また、分析試料前処理システム7における分析試料前処理装置1を分析試料前処理装置4(図9)に置換すれば、濁質の密度が媒質成分の密度よりも小さい分析試料の前処理に適したものに変更できる。
<本発明の第8の実施形態に係る分析試料前処理システム8>
次に、図18は、本発明の第8の実施形態に係る分析試料前処理システム8の構成例を示している。
分析試料前処理システム8は、後段の分析装置(不図示)に対して清澄液を供給するためのものである。分析試料前処理システム8は、媒質成分よりも密度が大きい濁質と密度が小さい濁質の両方を含む分析試料の前処理に適している。
分析試料前処理システム8は、分析試料前処理装置1(図3)(本発明の第1分析試料前処理装置に相当する)及び分析試料前処理装置4(図9)(本発明の第2分析試料前処理装置に相当する)から成り、分析試料前処理装置1の第2開口部102と、分析試料前処理装置4の第1開口部111とが配管によって接続されている。
分析試料前処理システム8においては、分析試料前処理装置1の第1開口部101から、濁質を含む分析試料が入力される。分析試料前処理装置1では、前処理によって、媒質成分よりも密度の高い濁質が分離、除去され、その結果得られる上澄みの分析試料が分析試料前処理装置1の第2開口部102から出力されて、分析試料前処理装置4の第1開口部111に供給される。分析試料前処理装置4では、前処理によって、媒質成分よりも密度の低い濁質が分離、除去され、その結果得られる清澄液が分析試料前処理装置4の第2開口部112から出力されて、後段の分析装置(不図示)に供給される。
なお、分析試料前処理装置1のセル10の底部に沈降した濁質、及び分析試料前処理装置4のセル11の上部に浮上した濁質は、洗浄液とともに第3開口部103,113から排出される。
分析試料前処理システム8によれば、媒質成分よりも密度が大きい濁質と密度が小さい濁質の両方を含む分析試料に対して前処理を行い、その結果得られる清澄な分析試料を後段の分析装置に供給することができる。
なお、分析試料前処理システム8における分析試料前処理装置1は、分析試料前処理装置2または分析試料前処理装置3に置換してもよい。
<本発明の第9の実施形態に係る分析試料前処理システム9>
次に、図19は、本発明の第9の実施形態に係る分析試料前処理システム9の構成例を示している。
分析試料前処理システム9は、後段の分析装置(不図示)に対して清澄液を供給するためのものである。分析試料前処理システム9は、媒質成分よりも密度が大きい濁質と密度が小さい濁質の両方を含む分析試料の前処理に適している。
分析試料前処理システム9は、分析試料前処理システム8における分析試料前処理装置1(図3)及び分析試料前処理装置4(図9)の配置を入れ替えたものであり、分析試料前処理装置4の第2開口部112と、分析試料前処理装置1の第1開口部101とが配管によって接続されている。
分析試料前処理システム9においては、分析試料前処理装置4の第1開口部111から、濁質を含む分析試料が入力される。分析試料前処理装置4では、前処理によって、媒質成分よりも密度の低い濁質が分離、除去され、その結果得られる、媒質成分よりも密度の高い濁質を含む分析試料が分析試料前処理装置4の第2開口部112から出力されて、分析試料前処理装置1の第1開口部101に供給される。分析試料前処理装置1では、前処理によって、媒質成分よりも密度の高い濁質が分離、除去され、その結果得られる清澄液が分析試料前処理装置1の第2開口部102から出力されて、後段の分析装置(不図示)に供給される。
なお、分析試料前処理装置4のセル11の上部に浮上した濁質、及び分析試料前処理装置1のセル10の底部に沈降した濁質は、洗浄液とともに第3開口部103,113から排出される。
分析試料前処理システム9によれば、媒質成分よりも密度が大きい濁質と密度が小さい濁質の両方を含む分析試料に対して前処理を行い、その結果得られる清澄液を後段の分析装置に供給することができる。
なお、分析試料前処理システム9における分析試料前処理装置1は、分析試料前処理装置2または分析試料前処理装置3に置換してもよい。
<変形例>
上述した各実施の形態においては、セルホルダに超音波振動子202及び超音波反射板206を付けるようにしたが、セルを交換しない場合や超音波振動子202及び超音波反射板206を再利用せずセルとともに交換しても良い場合には、超音波振動子202及び超音波反射板の少なくとも一方をセルに直接付けるようにしてもよい。また、セルの対向する平面対の一方の一部を超音波振動子とし、他方の一部を超音波反射板としてもよい。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上述した各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えたり、追加したりすることが可能である。
1~5・・・分析試料前処理装置、6~9・・・分析試料前処理システム、10~16・・・セル、20~24・・・セルホルダ、101・・・第1開口部、102・・・第2開口部、103・・・第3開口部、111・・・第1開口部、112・・・第2開口部、113・・・第3開口部、202・・・超音波振動子、203・・・スリット、204・・・配管穴、205・・・観察窓、206・・・超音波反射板、211・・・スリット、212・・・観察窓、213・・・配管穴、221,222・・・スリット、231・・・スリット、232・・・配管穴、301,302・・・切り替えバルブ、303・・・ポンプ、304,305・・・開閉バルブ、311,312・・・切り替えバルブ

Claims (1)

  1. 分析試料から濁質を除去した清澄液を得る分析試料前処理装置であって、
    前記分析試料を収容するためのセルと、
    前記セルを装着するために筐体の少なくとも一部が開口されたセルホルダと、を備え、
    前記セルホルダは、前記筐体の側面が開口されており、
    前記セルは、側方から前記セルホルダに装着され、
    前記セルホルダは、内部に装着された前記セルを挟んで対向する平面対に配置された超音波振動子及び超音波反射板を有し、
    前記セルは、前記分析試料を流入する第1開口部、前記清澄液を流出する第2開口部、及び前記濁質を排出する第3開口部を有し、
    前記セルを前記セルホルダに装着した状態において、
    前記第1開口部は、前記超音波振動子の上端よりも鉛直方向で低い位置、または前記超音波振動子の下端よりも鉛直方向で高い位置に設けられている
    ことを特徴とする分析試料前処理装置。
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