JP7122937B2 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、利用者があらかじめ登録しておいたアレルゲンの情報に基づいて、購入した飲食品の中にアレルゲンを含有する飲食品が含まれているか否かを判断する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2006-302076号公報
特許文献1の技術では、すでに購入した飲食品群という限定的な範囲において、利用者のアレルゲンを含有するか否かを判断することはできるが、これから購入する可能性のある飲食品群という広い範囲において、利用者がアレルゲンを含有する飲食品の購入を避けることができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者がアレルゲンを含有する飲食品の購入を避けることを可能にする情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、情報処理装置は、飲食品に関する情報、検索条件及び利用者のアレルゲンの情報の入力を受け付ける受付部と、前記受付部が入力を受け付けた飲食品に関する情報に基づいて、検索を実行する範囲である検索対象となる飲食品に関するデータベースを作成する作成部と、前記検索対象となる飲食品に関するデータベースから、前記受付部が入力を受け付けた前記検索条件に適合する飲食品のうち、前記受付部が入力を受け付けた前記アレルゲンを含有する飲食品を除外して検索することで、検索結果を生成する検索部と、前記検索部が検索した前記飲食品に基づいて前記検索結果を出力する出力部と、を有し、前記作成部は、飲食品の名称に対応するアレルゲンの情報、飲食品の識別子に対応するアレルゲンの情報、及び飲食品の説明のうち少なくとも1つに基づいて、該飲食品が含有する材料の情報を推定して抽出する材料抽出部と、前記受付部が入力を受け付けた飲食品に関する情報、及び、前記材料抽出部が抽出した飲食品が含有する材料の情報に基づいて、該飲食品が含有する原料の情報を抽出する原料抽出部と、前記原料抽出部が抽出した該飲食品が含有する原料の情報に基づいて、該飲食品において含有している可能性のあるアレルゲン品目、該アレルゲンのアレルゲン含有確率及び該アレルゲンのアレルゲン含有量の情報を抽出し、該飲食品と抽出したアレルゲン品目、アレルゲン含有確率及びアレルゲン含有量の情報とを対応付けるアレルゲン抽出部と、を有し、前記検索部は、前記データベースから、前記受付部が入力を受け付けた前記検索条件に適合する飲食品を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した飲食品から、前記受付部が入力を受け付けたアレルゲン情報に基づくアレルゲンを原材料に含有する飲食品を除外する除外部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、利用者がアレルゲンを含有する飲食品の購入を避けることを可能にする情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理装置の一例を説明する説明図である。 図2は、図1の情報処理装置を含む情報処理システムの構成を示す図である。 図3は、図1の情報処理装置の制御ブロック図である。 図4は、図3の受付部が表示させる表示画面の一例を示す図である。 図5は、図3の出力部が、検索部によって生成された検索結果に基づいて生成した表示画面の一例を示す図である。 図6は、図3のデータベースの一例を示す図である。 図7は、図3の出力部が、図6のデータベースに基づいて生成したアレルゲンに関する棒グラフチャートの一例を示す図である。 図8は、図3の出力部が、図6のデータベースに基づいて生成したアレルゲンに関するレーダーチャートの一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る情報処理方法のフローチャートである。 図10は、図6のデータベースの作成方法のフローチャートである。 図11は、図6に示すデータベースから所定の同種材料の各種情報を抽出した抽出データベースの一例を示す図である。 図12は、飲食品が含有する材料ごとに算出したアレルゲンに関する材料棒グラフチャートの一例を示す図である。 図13は、飲食品が含有する材料ごとに算出したアレルゲンに関する材料棒グラフチャートの別の一例を示す図である。 図14は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
〔1.情報処理装置10の一例〕
図1は、実施形態に係る情報処理装置の一例を説明する説明図である。実施形態に係る情報処理装置の一例である情報処理装置10は、図1に示すように、利用者21が使用する利用者端末20からの検索条件24及び利用者21のアレルゲンの情報であるアレルゲン情報26の入力に応じて、検索条件24に適合し、なおかつ、利用者21のアレルゲンを含有する飲食品を除外した飲食品のリストである検索結果28を出力するものである。なお、アレルゲン情報26は、検索条件の1種であるが、本実施形態では、説明の便宜上、アレルゲン情報26を除く部分の検索条件24と、アレルゲン情報26とを分けて説明する。
利用者端末20は、高機能携帯電話(いわゆる、スマートフォン)を含む携帯電話機、タブレット端末、ノート型またはデスクトップ型のPC(Personal Computer)、携帯情報端末であるPDA(Personal Digital Assistant)、及び、眼鏡型や時計型のウェアラブルデバイス(Wearable Device)等に例示される情報処理端末である。
利用者端末20は、利用者21による操作の入力を受け付ける機能を有する。また、利用者端末20は、情報処理装置10を利用するための機能、例えば、情報処理装置10からの各種情報を取得して利用者端末20の表示部に表示する機能、及び、利用者21から入力された操作に応じて各種情報を生成して情報処理装置10に送信する機能を有する。利用者端末20は、これらの様々な機能を、情報処理装置10を利用するためのソフトウェアまたはアプリケーションを実行したり、情報処理装置10を利用するためのインターネットブラウザ機能を実行したりすることで、実現する。
利用者端末20は、具体的には、情報処理装置10へアクセスして、情報処理装置10から受信した検索条件24及びアレルゲン情報26の各情報の入力フォーマットを表示し、利用者21によってこの入力フォーマットに入力された検索条件24及びアレルゲン情報26の各情報を情報処理装置10へ送信することで、情報処理装置10によって処理された検索結果28の情報を受信して表示する。
利用者21は、利用者端末20を介して情報処理装置10を利用することを通して、情報処理装置10に登録されている飲食品を購入する購入者の一例であり、購入したい飲食品の検索、選択、決済、評価等といった電子商取引における買い手としての各種手続きを行うことができる。
検索条件24は、利用者21によって、情報処理装置10から利用者端末20に向けて出力される検索条件入力フォーマットに入力されるものであり、利用者21が購入したい飲食品のキーワード、及び飲食品が属するカテゴリ等の指定等が例示される。
アレルゲン情報26は、飲食品に含有される可能性のあるアレルゲンのうち、利用者21が摂取することに応じてアレルギー症状を発症させる可能性のあるアレルゲンに関する情報である。アレルゲン情報26は、利用者21によって、情報処理装置10から利用者端末20に向けて出力される検索条件入力フォーマットに入力されるものである。ここで、アレルゲンは、えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチンが例示される。
〔2.情報処理システム1の一例〕
次に、図2を用いて、情報処理装置10を含む情報処理システム1の構成について説明する。図2は、図1の情報処理装置10を含む情報処理システム1の構成を示す図である。情報処理システム1は、図2に示すように、情報処理装置10と、利用者端末20とを含む。情報処理システム1では、情報処理装置10と利用者端末20とは、通信ネットワーク30を介して、有線または無線により情報通信可能に接続される。なお、情報処理システム1は、図2に示す数の装置及び端末を含む構成に限定されず、通信ネットワーク30を介して互いに情報通信可能に接続された複数の装置及び端末が含まれていてもよい。
〔3.情報処理装置10の構成〕
次に、図3を用いて、情報処理装置10の構成について説明する。図3は、図1の情報処理装置10の制御ブロック図である。情報処理装置10は、図3に示すように、処理部11と、記憶部12と、情報通信インターフェイス13と、を有する。
(処理部11について)
処理部11は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置10内部の記憶装置である記憶部12に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。また、処理部11は、例えば、コントローラであり、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。処理部11は、利用者端末20からの情報の入力を受け付けたり、利用者端末20に情報の出力を行ったりする情報通信インターフェイス13が接続されている。
処理部11は、図3に示すように、記憶部12及び情報通信インターフェイス13と、互いに情報通信可能に電気的に接続されており、これらの各構成要素をそれぞれ制御する制御部として機能する。すなわち、処理部11は、記憶部12とともに、制御部として機能して、本発明の実施形態に係る情報処理方法を情報処理装置10に実行させるものである。
処理部11は、図3に示すように、受付部14と、検索部15と、出力部16と、作成部17と、を有する。受付部14は、情報通信インターフェイス13を介して、通信ネットワーク30を介して利用者端末20を含む外部端末から入力される種々の情報を受け付ける。具体的には、受付部14は、利用者21によって利用者端末20において入力される検索条件24及びアレルゲン情報26の入力を受け付ける。受付部14は、また、後述する検索部15の検索対象となる飲食品に関するデータベース27を作成部17が作成するために必要な飲食品に関する各種情報を受け付ける。
受付部14は、表示画面40(図4参照)を作成し、情報通信インターフェイス13及び通信ネットワーク30を介して利用者端末20に向けて送信し、利用者端末20の表示部に利用者21が視認可能に表示させることにより、利用者端末20に表示された表示画面40への入力に基づいてアレルゲン情報26を情報処理装置10へ送信するように利用者21を促す。なお、表示画面40の説明は後述する。
検索部15は、受付部14が入力を受け付けた検索条件24に適合する飲食品のうち、受付部14が入力を受け付けたアレルゲン情報26に基づくアレルゲンを含有する飲食品を除外して検索することで、検索結果28を生成する。検索部15は、抽出部18と、除外部19と、を有する。抽出部18は、受付部14が入力を受け付けた検索条件24に適合する飲食品を抽出する。除外部19は、抽出部18が抽出した飲食品から、受付部14が入力を受け付けたアレルゲン情報26に基づくアレルゲンを含有する飲食品を、より詳細には、当該アレルゲンを原材料に含有する飲食品を、除外する。検索部15は、作成部17によって作成されて記憶部12に記憶された飲食品に関するデータベース27を、検索を実行する範囲である検索対象とする。
出力部16は、処理部11で生成される各情報を出力して、情報通信インターフェイス13及び通信ネットワーク30を介して利用者端末20に向けて送信する。出力部16は、例えば、検索部15が検索することで生成される検索結果28に基づいて表示画面44(図5参照)を生成して出力する。また、出力部16は、作成部17によって作成されたデータベース27(図6参照)に基づいて所定の飲食品が含有するアレルゲンの情報の棒グラフチャート70(図7参照)を生成して出力する。また、出力部16は、作成部17によって作成されたデータベース27(図6参照)に基づいて所定の飲食品が含有するアレルゲンの情報のレーダーチャート75(図8参照)を生成して出力する。作成部17は、受付部14が受け付けた飲食品に関する各種情報に基づいて、検索部15の検索対象となる飲食品に関するデータベース27を作成する。なお、データベース27、表示画面44、棒グラフチャート70及びレーダーチャート75の説明は後述する。
処理部11に含まれる各部、すなわち、受付部14、検索部15、出力部16、作成部17、並びに、検索部15に含まれる抽出部18及び除外部19は、いずれも、処理部11が情報処理プログラムを実行することにより、実現される機能部である。検索部15の詳細な機能、すなわち、抽出部18及び除外部19の詳細な機能は、後述する情報処理方法の詳細な説明の箇所で説明する。また、作成部17の詳細な機能は、後述するデータベースの作成方法の詳細な説明の箇所で説明する。
(記憶部12について)
記憶部12は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部12は、アレルゲンに関する情報と関連付けられた飲食品に関する情報であるデータベース27を記憶して保存する。
(情報通信インターフェイス13について)
情報通信インターフェイス13は、有線または無線の情報通信インターフェイスであり、処理部11と利用者端末20とを有線または無線で通信ネットワーク30を介して互いに情報通信可能に接続している。情報通信インターフェイス13は、利用者端末20で入力されて送信された各情報、例えば、検索条件24及び利用者21のアレルゲン情報26を受信して、それらの情報を受付部14に送信する。また、情報通信インターフェイス13は、処理部11で生成される各情報、例えば、アレルゲン情報26の入力を促す表示画面40、検索結果28に基づく表示画面44、棒グラフチャート70及びレーダーチャート75を処理部11から受信し、利用者端末20に向けて送信する。
(表示画面40について)
図4は、図3の受付部14が表示させる表示画面40の一例を示す図である。表示画面40は、図4に示すように、アレルゲンごとにチェックを入れることによってアレルゲン情報26において当該アレルゲンを指定するアレルゲン指定部41と、アレルゲン指定部41で指定したアレルゲンをアレルゲン情報26として情報処理装置10へ送信するボタンであるアレルゲン情報送信ボタン42と、表示画面40から前の画面に戻る旨の入力をするためのボタンである戻るボタン43と、を有する。
(表示画面44について)
図5は、図3の出力部16が、検索部15によって生成された検索結果28に基づいて生成した表示画面44の一例を示す図である。表示画面44は、図5に示すように、検索条件24として検索ワード「焼きそばパン」が入力され、アレルゲン情報26として除外指定アレルゲン「ゼラチン」が入力されたときの検索結果28に基づくものであり、アレルゲンであるゼラチンを含む可能性のある「ソーセージ焼きそばパンXYZ」が除去されている。表示画面44は、図5に示すように、各検索結果28のリストを羅列して表示した検索項目表示45と、各検索結果28の項目の飲食品の詳細を表示する旨を入力する詳細表示ボタン46と、各検索結果28の項目の飲食品の購入を申し込む旨を入力する購入ボタン47と、各検索結果28の項目の飲食品が含有するアレルゲンの情報の棒グラフチャート70(図7参照)を表示する旨を入力する棒グラフチャート表示ボタン48と、各検索結果28の項目の飲食品が含有するアレルゲンの情報のレーダーチャート75(図8参照)を表示する旨を入力するレーダーチャート表示ボタン49と、を有する。
(データベース27について)
図6は、図3のデータベース27の一例を示す図である。データベース27は、図6に示すように、受付部14が各種情報の入力を受け付けた全ての飲食品について、飲食品欄51に示す飲食品名等、原材料欄52に示す飲食品の原料及び材料、並びに、アレルゲン欄53に示す飲食品が含有するアレルゲンを互いに対応付けている。データベース27は、図6では、名称が「焼きそばパンXXX」となっている飲食品、及び、名称が「ソーセージ焼きそばパンXYZ」となっている飲食品の部分が例示されており、その他の飲食品については省略されている。
図6に示すデータベース27の表において、飲食品欄51は、識別子欄61と、名称欄62との2つの項目欄を有している。データベース27は、登録された全ての飲食品を、飲食品欄51の識別子欄61に示す飲食品の識別子(Identifier、ID)と、飲食品欄51の名称欄62に示す飲食品の名称によって、識別及び管理している。飲食品の識別子としては、例えば、日本国の規格に基づくJAN(Japanese Article Number)コードが好適に用いられる。飲食品の名称としては、一般に使用されている飲食品の名称に加えて、製造元が付している識別用のコード等を付した文字列が好適に用いられる。
図6に示すデータベース27の表において、原材料欄52は、材料欄63と、含有量欄64と、原料欄65との3つの項目欄を有している。すなわち、図6に示すデータベース27は、登録された全ての食品において、材料と原料との2段階に分けて、原材料を管理することを可能にしている。ここで、材料は、飲食品を作製、製造するために用いられるものを示しており、原料は、材料が加工品である場合、係る材料を作製、製造するために用いられるものを示している。
図6に示すデータベース27の表において、材料欄63には、対応する飲食品欄51に記載された飲食品が含有する材料を漏れなく列挙しており、含有量欄64には、材料欄63に列挙された材料ごとに対応付けられた当該材料の含有量を記載しており、原料欄65には、材料欄63に列挙された材料ごとに対応付けられた当該材料が含有する原料を記載している。なお、このデータベース27の表の原料欄65における「※1」「※2」「※3」「※4」「※5」との記載は、対応する材料と同種の同種材料が含有する原料の情報に基づいて推定された原料の情報を引用して採用することを意味する記載である。
図6に示すデータベース27の表において、アレルゲン欄53は、アレルゲン品目欄66と、アレルゲン含有確率欄67と、アレルゲン含有量欄68との3つの項目欄を有している。このデータベース27の表において、アレルゲン品目欄66には、対応する飲食品欄51に記載された飲食品が含有する可能性のあるアレルゲンを漏れなく列挙しており、アレルゲン含有確率欄67には、アレルゲン品目欄66に列挙されたアレルゲンごとに対応付けられた当該アレルゲンの含有確率を記載しており、アレルゲン含有量欄68には、アレルゲン品目欄66に列挙されたアレルゲンごとに対応付けられた当該アレルゲンの含有量を記載している。アレルゲンの含有量としては、最大値、最小値、期待値等の情報が含まれていることが好ましい。
(棒グラフチャート70について)
図7は、図3の出力部16が、図6のデータベース27に基づいて生成したアレルゲンに関する棒グラフチャート70の一例を示す図である。棒グラフチャート70は、所定の飲食品が含有するアレルゲンの情報を棒グラフ形式で表示したものであり、図7に示すように、アレルゲン品目欄71と、アレルゲン含有確率欄72と、アレルゲン含有量欄73との3つの項目欄を有している。棒グラフチャート70において、アレルゲン品目欄71には、27種類のアレルゲンを列挙しており、アレルゲン含有確率欄72には、アレルゲン品目欄71に列挙されたアレルゲンごとに対応付けられた当該アレルゲンの含有確率を記載しており、アレルゲン含有量欄73には、アレルゲン品目欄71に列挙されたアレルゲンごとに対応付けられた当該飲食品に含まれる含有量を記載している。アレルゲンの含有量としては、最大値、最小値、期待値等の情報が含まれていることが好ましい。
(レーダーチャート75について)
図8は、図3の出力部16が、図6のデータベース27に基づいて生成したアレルゲンに関するレーダーチャート75の一例を示す図である。レーダーチャート75は、所定の飲食品が含有するアレルゲンの情報を円グラフ形式で表示したものであり、図8に示すように、アレルゲン品目欄76と、アレルゲン含有確率表示欄77と、アレルゲン含有確率表示78とを有している。レーダーチャート75において、アレルゲン品目欄76には、27種類のアレルゲンを列挙している。レーダーチャート75において、アレルゲン含有確率表示欄77には、アレルゲン品目欄76に列挙されたアレルゲンごとに対応付けられた当該アレルゲンの含有確率を表したチャートであるアレルゲン含有確率表示78を表示するための欄が形成されている。なお、レーダーチャート75は、本実施形態では、アレルゲンの含有確率に関するものであるが、本発明はこれに限定されず、アレルゲンの含有量に関するものであってもよい。レーダーチャート75は、アレルゲンの含有量に関するものとした場合、アレルゲンの含有量に関する最大値、最小値、期待値等の情報がさらに含まれていることが好ましい。
〔4.情報処理の一例〕
本発明の実施形態に係る情報処理装置10の作用について以下に説明する。図9は、実施形態に係る情報処理方法のフローチャートである。情報処理装置10によって実行される本発明の実施形態に係る情報処理方法について、情報処理装置10の検索部15における抽出部18及び除外部19の詳細な機能と併せて、図9を用いて説明する。実施形態に係る情報処理方法は、図9に示すように、入力受付ステップS11と、検索ステップS12と、出力ステップS13と、を有する。
入力受付ステップS11は、受付部14が、利用者21によって利用者端末20において入力される検索条件24及びアレルゲン情報26の入力を受け付けるステップである。入力受付ステップS11では、具体的には、受付部14が、まず、検索条件24の入力を受け付けるための検索条件受付画面、及び、アレルゲン情報26の入力を受け付けるための図4に示す表示画面40を作成し、情報通信インターフェイス13及び通信ネットワーク30を介して利用者端末20に送信して表示させることで、利用者端末20に表示された検索条件受付画面への入力に基づいて検索条件24を情報処理装置10へ送信するように利用者21を促すとともに、利用者端末20に表示された表示画面40への入力に基づいてアレルゲン情報26を情報処理装置10へ送信するように利用者21を促す。入力受付ステップS11では、受付部14が、その後、これらの検索条件受付画面及び表示画面40への入力情報を、情報通信インターフェイス13及び通信ネットワーク30を介して受信することで、検索条件24及びアレルゲン情報26の入力を受け付ける。
例えば、入力受付ステップS11では、受付部14が、検索条件24として検索ワード「焼きそばパン」の入力を受け付け、アレルゲン情報26として除外指定アレルゲン「ゼラチン」が入力の入力を受け付ける。実施形態に係る情報処理方法は、検索条件24及びアレルゲン情報26の入力を受け付けると、検索ステップS12に進む。
検索ステップS12は、検索部15が、入力受付ステップS11で入力を受け付けた検索条件24に適合する飲食品のうち、入力受付ステップS11で入力を受け付けたアレルゲン情報26に基づくアレルゲンを含有する飲食品を除外して検索するステップである。検索ステップS12は、具体的には、図9に示すように、抽出ステップS21と、除外ステップS22と、を有する。
抽出ステップS21は、抽出部18が、入力受付ステップS11で入力を受け付けた検索条件24に適合する飲食品を抽出するステップである。抽出ステップS21では、具体的には、抽出部18が、検索条件24において指定されたキーワードを、飲食品の名称、飲食品の説明、及び、飲食品の画像から抽出される情報等の少なくともいずれかに含み、なおかつ、検索条件24において指定されたカテゴリに属する飲食品を、データベース27から抽出する。
例えば、抽出ステップS21では、抽出部18が、検索条件24として入力を受け付けた検索ワード「焼きそばパン」を含む飲食品、図6のデータベース27に示す「焼きそばパンXXX」、「ソーセージ焼きそばパンXYZ」等を抽出する。実施形態に係る情報処理方法は、検索条件24に適合する飲食品を抽出すると、除外ステップS22に進む。
除外ステップS22は、除外部19が、抽出ステップS21で抽出した飲食品から、入力受付ステップS11で入力を受け付けたアレルゲン情報26に基づくアレルゲンを含有する飲食品を除外するステップである。除外ステップS22では、除外部19が、飲食品、飲食品の原料及び材料、並びに、飲食品が含有するアレルゲンを互いに対応付けたデータベース27に基づいて、アレルゲンを原材料に含有する飲食品を除外すべき飲食品として決定する。
具体的には、除外ステップS22では、除外部19が、まず、抽出ステップS21で抽出した飲食品の1つ1つにおいて、データベース27に基づいて、アレルゲン情報26に基づくアレルゲンを少なくとも1種類、含有確率が0%より大きい状態で含有するか否かを判定する。除外ステップS22では、除外部19が、次に、アレルゲン情報26に基づくアレルゲンを少なくとも1種類、含有確率が0%より大きい状態で含有すると判定した全ての飲食品を除外し、アレルゲン情報26に基づくアレルゲンをいずれも含有しないと判定した飲食品を除外しないで残す。
例えば、除外ステップS22では、除外部19が、抽出ステップS21で抽出部18が抽出した飲食品のうち、アレルゲン情報26として入力を受け付けた除外指定アレルゲン「ゼラチン」を含む飲食品、図6のデータベース27に示す「ソーセージ焼きそばパンXYZ」等を除外する。実施形態に係る情報処理方法は、検索条件24に適合する飲食品から、アレルゲン情報26に基づくアレルゲンを含有する飲食品を除外して、検索条件24及びアレルゲン情報26に基づく検索結果28を生成すると、検索ステップS12を終了し、出力ステップS13に進む。
なお、除外ステップS22では、除外部19が除外する基準を、アレルゲン情報26に基づくアレルゲンを少なくとも1種類、含有確率が0%より大きい状態で含有するという最も厳しいものでなくてもよく、含有確率の閾値を引き上げる等、適宜変更することができる。
出力ステップS13は、出力部16が、検索ステップS12で検索した飲食品に基づいて検索結果28を出力するステップである。出力ステップS13では、出力部16が、検索条件24及びアレルゲン情報26に基づく検索結果28に基づいて、例えば、検索条件24として検索ワード「焼きそばパン」が入力され、アレルゲン情報26として除外指定アレルゲン「ゼラチン」が入力されたときの検索結果28に基づく表示画面44を生成して出力し、情報通信インターフェイス13及び通信ネットワーク30を介して利用者端末20に向けて送信し、利用者端末20の表示部に利用者21が視認可能に表示させる。
なお、出力ステップS13では、出力部16が、除外ステップS22において除外部19が除外する基準が緩い場合、アレルゲン情報26で指定されたアレルゲンを含有するものの、その含有確率や含有量が低い飲食品の出力に併せて、アレルゲン情報26で指定されたアレルゲンを含有する可能性がある旨の警告を出力することが好ましい。
また、出力ステップS13では、出力部16が、表示画面44における棒グラフチャート表示ボタン48の選択に応じて、データベース27に基づいて所定の飲食品が含有するアレルゲンの情報の棒グラフチャート70を生成して出力し、情報通信インターフェイス13及び通信ネットワーク30を介して利用者端末20に向けて送信し、利用者端末20の表示部に利用者21が視認可能に表示させてもよい。
また、出力ステップS13では、出力部16が、表示画面44におけるレーダーチャート表示ボタン49の選択に応じて、データベース27に基づいて所定の飲食品が含有するアレルゲンの情報のレーダーチャート75を生成して出力し、情報通信インターフェイス13及び通信ネットワーク30を介して利用者端末20に向けて送信し、利用者端末20の表示部に利用者21が視認可能に表示させてもよい。
このように、実施形態に係る情報処理方法は、情報処理装置10が、出力ステップS13を経て、飲食品の検索条件24及び利用者21のアレルゲン情報26に対応した検索結果28を情報通信インターフェイス13及び通信ネットワーク30を介して利用者端末20に向けて送信すると、終了する。
(データベース27の作成方法について)
次に、図10を用いて、データベース27の作成方法について説明する。図10は、図6のデータベース27の作成方法のフローチャートである。データベース27の作成方法は、情報処理装置10の作成部17によって実行され、材料抽出ステップS31と、原料抽出ステップS32と、アレルゲン抽出ステップS33と、を有する。
材料抽出ステップS31は、作成部17が、飲食品の名称に対応するアレルゲンの情報、飲食品の識別子に対応するアレルゲンの情報、及び飲食品の説明のうち少なくとも1つに基づいて、当該飲食品が含有する材料の情報を推定して抽出するステップである。なお、材料抽出ステップS31では、作成部17が、当該飲食品が含有する材料の情報の推定及び抽出に合わせて、当該材料の含有量の情報を抽出して、それらを対応付けてもよい。
材料抽出ステップS31では、具体的には、作成部17が、まず、飲食品の製造者または販売者より、製造者または販売者が使用する端末、通信ネットワーク30及び情報通信インターフェイス13を介して受付部14が受け付けた飲食品に関する各種情報、すなわち、飲食品の名称、飲食品の識別子、及び飲食品の説明等の各情報を取得する。材料抽出ステップS31では、作成部17が、次に、取得した飲食品に関する各種情報に基づいて、検索部15の検索対象となる飲食品に関するデータベース27を作成する。
材料抽出ステップS31では、詳細には、作成部17が、飲食品の識別子に基づいて当該飲食品が含有する材料等のデータベースを引いてきたり、飲食品の説明に記載されているか否か等の情報に基づいて当該飲食品が含有する材料等を推定したりすることで、当該飲食品が含有する材料等に関する基本情報を推定して抽出する。材料抽出ステップS31では、作成部17が、その次に、飲食品の名称に含まれているか否か等の情報に基づいて当該飲食品が含有する材料等を推定したり、飲食品の画像に写っているか否か等の情報に基づいて当該飲食品が含有する材料等を推定したりすることで、先に抽出した当該飲食品が含有する材料等に関する基本情報に、漏れていると考えられる材料等の情報を追加したり、過剰であると考えられる材料等の情報を削除したりする。このように、材料抽出ステップS31では、作成部17が、当該飲食品が含有する材料等の情報を漏れなく抽出する。そして、材料抽出ステップS31では、作成部17が、データベース27への登録を受け付けた全ての飲食品について、当該飲食品が含有する材料等の情報を漏れなく抽出する。
データベース27の作成方法は、作成部17が、データベース27への登録を受け付けた全ての飲食品について、当該飲食品が含有する材料等の情報を漏れなく抽出すると、原料抽出ステップS32に進む。
原料抽出ステップS32は、作成部17が、取得した飲食品に関する各種情報、及び、材料抽出ステップS31で抽出した当該飲食品が含有する材料の情報に基づいて、当該飲食品が含有する原料の情報を抽出するステップである。なお、原料抽出ステップS32では、作成部17が、材料抽出ステップS31で抽出した当該飲食品が含有する材料の情報等に基づいて、当該飲食品が含有する原料の情報の抽出に合わせて、当該原料の含有量の情報を抽出して、それらを対応付けてもよい。
原料抽出ステップS32では、具体的には、作成部17が、材料抽出ステップS31と同様の動作で、取得した飲食品に関する各種情報に基づいて、当該飲食品が含有する原料等の情報を抽出する。また、原料抽出ステップS32では、作成部17が、材料抽出ステップS31で抽出した当該飲食品が含有する材料等の情報に基づいても、材料ごとに、当該材料が含有する原料等の情報を抽出する。そして、原料抽出ステップS32では、作成部17が、抽出した原料等の情報と、材料抽出ステップS31で抽出した当該材料等の情報とを対応付ける。
原料抽出ステップS32では、詳細には、作成部17が、まず、材料抽出ステップS31で抽出した当該飲食品が含有する材料のうち、材料抽出ステップS31で抽出したその他の情報並びにデータベース27に登録されたその他の飲食品に関する情報等から、その製造業者や品番まで特定できる等、当該材料の原料等が直接的に明らかにわかっているものについては、当該原料等の情報をそのまま採用する。
その一方で、原料抽出ステップS32では、作成部17が、材料抽出ステップS31で抽出した当該飲食品が含有する材料のうち、材料抽出ステップS31で抽出したその他の情報等から、当該材料の原料等が直接的に明らかではないものについては、当該材料と同種の同種材料が含有する原料の情報に基づいて推定した原料等の情報を採用する。
例えば、原料抽出ステップS32では、作成部17が、図6に示すデータベース27の表では、「焼きそばパンXXX」及び「ソーセージ焼きそばパンXYZ」に含まれる「ロールパン」の原料等が直接的に明らかでない場合、「ロールパン」と同種の複数の同種材料が含有する原料等の情報に基づいて推定した原料等の推定情報を、「※1」に採用する。具体的には、原料抽出ステップS32では、作成部17が、「ロールパン」と同種の同種材料のうち、それ自体が飲食品としてデータベース27に既に登録されている同種材料の各種情報を抽出し、それらの同種材料の各種情報を統計的に処理することで、「焼きそばパンXXX」及び「ソーセージ焼きそばパンXYZ」に含まれる「ロールパン」の原料等の推定情報として「※1」に採用する。ここで、原料抽出ステップS32で作成部17が実行する統計的な処理としては、売上個数及び1個当たりの質量に基づいて重み付けをした相加平均処理が例示される。このため、原料抽出ステップS32で作成部17が原料等の情報を同種材料の各種情報に基づいて推定処理する場合、原料を含有する確率である含有確率という概念が生じる。また、この場合、原料の含有量は、当該原料を含有する場合における含有量という概念となる。
なお、原料抽出ステップS32では、作成部17が、図6に示すデータベース27の表における「焼きそばパンXXX」及び「ソーセージ焼きそばパンXYZ」に含まれる「焼きそば(具なし)」「炒め用油」及び「ソース」の原料等が直接的に明らかでない場合にも、上記した「ロールパン」の場合と同様に、「焼きそば(具なし)」「炒め用油」及び「ソース」と同種の複数の同種材料が含有する原料等の情報に基づいて推定した原料等の推定情報を、「※2」「※3」及び「※4」にそれぞれ採用する。また、原料抽出ステップS32では、作成部17が、図6に示すデータベース27の表における「ソーセージ焼きそばパンXYZ」に含まれる「ソーセージ」の原料等が直接的に明らかでない場合にも、上記した「ロールパン」の場合と同様に、「ソーセージ」と同種の複数の同種材料が含有する原料等の情報に基づいて推定した原料等の推定情報を、「※5」に採用する。
ここで、図11を用いて、原料抽出ステップS32で抽出する同種材料の各種情報に関する抽出データベース27aについて説明する。図11は、図6に示すデータベース27から所定の同種材料の各種情報を抽出した抽出データベース27aの一例を示す図である。抽出データベース27aは、図11に示すように、先に説明したデータベース27と同様に、飲食品欄51に示す飲食品、原材料欄52に示す飲食品の原料及び材料、並びに、アレルゲン欄53に示す飲食品が含有するアレルゲンを互いに対応付けたものであり、データベース27において、当該材料の同種材料自体が飲食品として既に登録されている情報のみに限定して抽出したものである。
抽出データベース27aは、図11に示すように、「ロールパン」と同種の同種材料自体が飲食品として既に登録されている情報のみに限定して抽出したものについて例示している。抽出データベース27aは、図11では、「ロールパンABC」となっている飲食品、及び、名称が「ロールパンAAA」となっている飲食品の部分が示されているが、これに限定されず、あらゆる種類の飲食品のグループ「ロールパン」に属する飲食品の情報を含んでいる。
原料抽出ステップS32及び後述するアレルゲン抽出ステップS33では、作成部17が、必要に応じて、抽出データベース27aを作成する。なお、本実施形態では、作成部17は、「ロールパン」に関する抽出データベース27aに限定されず、「焼きそば(具なし)」「炒め用油」「ソース」及び「ソーセージ」に関する抽出データベース等、必要に応じて様々な抽出データベースを作成する。
データベース27の作成方法は、作成部17が、データベース27への登録を受け付けた全ての飲食品について、当該飲食品が含有する原料等の情報を漏れなく抽出または推定すると、アレルゲン抽出ステップS33に進む。
アレルゲン抽出ステップS33は、作成部17が、原料抽出ステップS32で抽出した当該飲食品が含有する原料等の情報に基づいて、当該飲食品において含有している可能性のあるアレルゲン品目、当該アレルゲンのアレルゲン含有確率及び当該アレルゲンのアレルゲン含有量の情報を抽出し、当該飲食品と抽出したアレルゲン品目、アレルゲン含有確率及びアレルゲン含有量の情報とを対応付けるステップである。
アレルゲン抽出ステップS33では、具体的には、作成部17が、材料抽出ステップS31で抽出した当該飲食品が含有する材料ごとに、以下の一連の処理を実行する。アレルゲン抽出ステップS33では、作成部17が、まず、当該材料が含有する原料ごとに、当該原料が、アレルゲンに該当するか否かを判定する。アレルゲン抽出ステップS33では、作成部17が、次に、当該原料がアレルゲンに該当しない場合、当該原料に起因するアレルゲンはないものとして取り扱う。その一方で、アレルゲン抽出ステップS33では、作成部17が、当該原料がアレルゲンに該当する場合、当該原料の含有確率に応じて当該原料に起因する当該アレルゲンの含有確率及び含有量を算出する。アレルゲン抽出ステップS33では、作成部17が、原料ごとにアレルゲンに該当するか否かを判定し、アレルゲンに該当する場合に当該アレルゲンの含有確率と含有量とを算出するというこの一連の処理結果を、当該飲食品が含有する材料ごとに取りまとめる。
アレルゲン抽出ステップS33では、作成部17が、次に、この当該飲食品が含有する材料ごとに取りまとめたアレルゲンごとの含有確率及び含有量に基づいて、当該飲食品の全体におけるアレルゲン含有確率及びアレルゲン含有量を算出する。ここで、アレルゲン抽出ステップS33では、作成部17が、当該飲食品が含有する材料ごとに当該飲食品の当該アレルゲンの非含有確率を算出し、この非含有確率を掛け合わせることで当該飲食品の全体における当該アレルゲンの非含有確率を算出して、1からこの当該飲食品の全体における当該アレルゲンの非含有確率を差し引くことで、当該飲食品の全体における当該アレルゲンの含有確率を算出する。
また、アレルゲン抽出ステップS33では、作成部17が、当該飲食品の当該アレルゲンに関するアレルゲン含有確率が0である場合、当該飲食品の当該アレルゲンに関するアレルゲン含有量を0として、当該飲食品の当該アレルゲンに関するアレルゲン含有確率が0でない場合、種々のケースにおいて当該飲食品の当該アレルゲンに関する当該アレルゲンの含有量を算出して、その最大値、最小値、期待値等を算出することで、当該飲食品のアレルゲン含有量を算出する。
ここで、図12及び図13を用いて、アレルゲン抽出ステップS33において作成する、当該飲食品が含有する材料ごとに算出したアレルゲン品目、アレルゲン含有確率及びアレルゲン含有比率のデータの一例である材料棒グラフチャート81,82について説明する。図12は、飲食品が含有する材料ごとに算出したアレルゲンに関する材料棒グラフチャート81の一例を示す図である。図13は、飲食品が含有する材料ごとに算出したアレルゲンに関する材料棒グラフチャート82の別の一例を示す図である。
材料棒グラフチャート81,82は、図12及び図13にそれぞれ示すように、前述した図7に示す棒グラフチャート70と同様に、3つの項目欄を有している。材料棒グラフチャート81,82は、前述した図7に示す棒グラフチャート70と同様に、アレルゲン品目欄71と、アレルゲン含有確率欄72とを有しているが、アレルゲン含有量欄73に代えてアレルゲン含有比率欄74を有している。アレルゲン含有比率欄74には、アレルゲン品目欄71に列挙されたアレルゲンごとに対応付けられた所定の単位質量の当該材料あたりに含まれる当該アレルゲンの含有比率を記載している。アレルゲンの含有比率としては、最大値、最小値、期待値等の情報が含まれていることが好ましい。
材料棒グラフチャート81は、図12に示すように、作成部17が所定飲食品として「ロールパン」のグループに属するデータベース27に登録された全ての飲食品のデータに基づいて統計的に求めたアレルゲン品目、アレルゲン含有確率及びアレルゲン含有比率の対照データであり、図6に示すデータベース27のうち「ロールパン」を材料に含むデータのアレルゲン欄33に記載の各項目の作成に際して、引用して用いられる。材料棒グラフチャート81は、「ロールパン」が、製造元及び品種に依らず、小麦、卵、乳の3種類のアレルゲンを100%含んでおり、質量ベースにおける材料全体に対する小麦、卵、乳の3種類のアレルゲンの含有比率がそれぞれ約65%、約20%、約15%であることを示している。
材料棒グラフチャート82は、図13に示すように、作成部17が所定飲食品として「焼きそば(具なし)」のグループに属するデータベース27に登録された全ての飲食品のデータに基づいて統計的に求めたアレルゲン品目、アレルゲン含有確率及びアレルゲン含有比率の対照データであり、図6に示すデータベース27のうち「焼きそば(具なし)」を材料に含むデータのアレルゲン欄33に記載の各項目の作成に際して、引用して用いられる。材料棒グラフチャート82は、「焼きそば(具なし)」が、製造元及び品種に依らず、小麦、さけ、大豆、豚肉、りんごの5種類のアレルゲンを100%含んでおり、質量ベースにおける材料全体に対する小麦、さけ、大豆、豚肉、りんごの5種類のアレルゲンの含有比率がそれぞれ約99%、微量、微量、微量、微量であることを示している。また、材料棒グラフチャート82は、「焼きそば(具なし)」が、製造元や品種に依って、乳及び鶏肉の2種類のアレルゲンをそれぞれ50%の確率で含んでいる可能性があり、これらのアレルゲンを含む場合、質量ベースにおける材料全体に対する乳及び鶏肉の2種類のアレルゲンの含有比率がそれぞれ微量、微量であることを示している。
作成部17は、「ロールパン」に関する図11に示す抽出データベース27aに基づいて、材料棒グラフチャート81を作成する。作成部17は、抽出データベース27aと同様の「焼きそば(具なし)」に関する抽出データベースに基づいて、材料棒グラフチャート82を作成する。
なお、作成部17は、「ロールパン」に関する図11に示す抽出データベース27aに基づいて、材料棒グラフチャート81に代えて、レーダーチャート75と同様の形態の「ロールパン」に関する材料レーダーチャートを作成してもよい。また、作成部17は、抽出データベース27aと同様の「焼きそば(具なし)」に関する抽出データベースに基づいて、材料棒グラフチャート82に代えて、レーダーチャート75と同様の形態の「焼きそば(具なし)」に関する材料レーダーチャートを作成してもよい。
データベース27の作成方法は、作成部17が、データベース27への登録を受け付けた全ての飲食品について、当該飲食品が含有するアレルゲン等の情報を漏れなく抽出または推定すると、データベース27が完成し、終了する。
このように、上記した材料抽出ステップS31を含むデータベース27の作成方法を実行してデータベース27を作成しているので、検索部15の抽出部18は、前述の抽出ステップS21において、飲食品に関する各種情報、すなわち、飲食品の名称に対応するアレルゲンの情報、飲食品の識別子に対応するアレルゲンの情報、及び飲食品の説明等の各情報のうち少なくとも1つに基づいて、飲食品が含有するアレルゲンの情報を推定することができる。また、上記した原料抽出ステップS32及びアレルゲン抽出ステップS33を含むデータベース27の作成方法を実行してデータベース27を作成しているので、検索部15の除外部19は、前述の除外ステップS22において、飲食品の材料が含有するアレルゲンの情報を、飲食品の材料と同種の同種材料が含有するアレルゲンの情報に基づいて推定することができる。
〔5.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報処理装置10は、例えば図14に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図14は、情報処理装置10の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、処理部11の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部12内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔6.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図3に示した記憶部12に記憶されるデータベース27等の情報は、情報通信インターフェイス13及び通信ネットワーク30等のネットワークを介して、外部に備えられた所定の記憶装置に記憶されてもよい。
また、上記実施形態では、情報処理装置10が、例えば、入力受付ステップS11と、検索ステップS12と、出力ステップS13と、を行うことにより、実施形態に係る情報処理方法を実行する例を示した。しかし、上述した情報処理装置10は、入力受付ステップS11を行う入力受付装置と、検索ステップS12を行う検索装置と、出力ステップS13を行う出力装置とに分離されてもよい。そして、上記の情報処理装置10による情報処理方法に関する処理は、入力受付装置と、検索装置と、出力装置との各装置を有する情報処理システムによって実現される。
さらに、上記実施形態では、検索ステップS12を行う検索装置が、例えば、抽出ステップS21と、除外ステップS22と、を行うことにより、実施形態に係る情報処理方法における検索ステップS12を実行する例を示した。しかし、上述した検索ステップS12を行う検索装置は、抽出ステップS21を行う抽出装置と、除外ステップS22を行う除外装置とにさらに分離されてもよい。そして、上記の検索装置による検索ステップS12に関する処理は、抽出装置と、除外装置との各装置を有する検索システムによって実現される。
また、上記実施形態では、情報処理装置10が、例えば、材料抽出ステップS31と、原料抽出ステップS32と、アレルゲン抽出ステップS33と、を行うことにより、データベース27を作成する例を示した。しかし、上述した情報処理装置10は、材料抽出ステップS31を行う材料抽出装置と、原料抽出ステップS32を行う原料抽出装置と、アレルゲン抽出ステップS33を行うアレルゲン抽出装置とに分離されてもよい。そして、上記の情報処理装置10によるデータベース27の作成方法に関する処理は、材料抽出装置と、原料抽出装置と、アレルゲン抽出装置との各装置を有する情報処理システムによって実現される。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置10は、受付部14と、検索部15と、出力部16と、を有する。受付部14は、検索条件24及び利用者21のアレルゲン情報26の入力を受け付ける。検索部15は、受付部14が入力を受け付けた検索条件24に適合する飲食品のうち、受付部14が入力を受け付けたアレルゲン情報26に基づくアレルゲンを含有する飲食品を除外して検索する。出力部16は、検索部15が検索した飲食品に基づいて検索結果28を出力する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、検索部15が、利用者21のアレルゲン情報26に基づくアレルゲンを含有する飲食品を除外して検索するので、利用者21がアレルゲンを含有する飲食品の購入を避けることを可能にする。
また、検索部15は、検索条件24に適合する飲食品のうち、受付部14が入力を受け付けたアレルゲン情報26に基づくアレルゲンを原材料に含有する飲食品を除外して検索する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、検索部15が、利用者21のアレルゲン情報26に基づくアレルゲンを原材料に含有する飲食品を除外するので、利用者21のアレルゲン情報26に基づくアレルゲンを含有する飲食品を確実に除外することができる。
検索部15は、飲食品の材料が含有するアレルゲンの情報を、飲食品の材料と同種の同種材料が含有するアレルゲンの情報に基づいて推定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、飲食品が含有する原料が明確でないために飲食品が含有するアレルゲンが明確でない場合でも、飲食品の材料と同種の同種材料が含有するアレルゲンの情報を引用して、当該飲食品が含有するアレルゲンを適切に推定するため、利用者21のアレルゲン情報26で指定されたアレルゲンを含有する飲食品をより確実に除外することができる。
また、検索部15は、飲食品の名称に対応するアレルゲンの情報、飲食品の識別子に対応するアレルゲンの情報、及び飲食品の説明のうち少なくとも1つに基づいて、飲食品が含有するアレルゲンの情報を推定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、飲食品が含有するアレルゲンを漏れなくチェックすることができるので、利用者21のアレルゲン情報26で指定されたアレルゲンを含有する飲食品を確実に除外することができる。
また、出力部16は、飲食品の材料が含有するアレルゲンの情報のレーダーチャート75を出力する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、飲食品の材料が含有するアレルゲンの情報のレーダーチャート75を出力するので、利用者21がアレルゲンの情報を一瞥して認識することができる。
また、実施形態に係る情報処理方法は、入力受付ステップS11と、検索ステップS12と、出力ステップS13と、を有する。入力受付ステップS11は、検索条件24及び利用者21のアレルゲン情報26の入力を受け付けるステップである。検索ステップS12は、入力受付ステップS11で入力を受け付けた検索条件24に適合する飲食品のうち、入力受付ステップS11で入力を受け付けたアレルゲン情報26に基づくアレルゲンを含有する飲食品を除外して検索するステップである。出力ステップS13は、検索ステップS12で検索した飲食品に基づいて検索結果28を出力するステップである。
このように、実施形態に係る情報処理方法は、検索ステップS12で、利用者21のアレルゲン情報26に基づくアレルゲンを含有する飲食品を除外して検索するので、利用者21がアレルゲンを含有する飲食品の購入を避けることを可能にする。
また、実施形態に係る情報処理プログラムは、コンピュータ1000に、入力受付手順と、検索手順と、出力手順と、を実行させるためのものである。入力受付手順は、検索条件24及び利用者21のアレルゲン情報26の入力を受け付ける手順である。検索手順は、入力受付手順で入力を受け付けた検索条件24に適合する飲食品のうち、入力受付手順で入力を受け付けたアレルゲン情報26に基づくアレルゲンを含有する飲食品を除外して検索する手順である。出力手順は、検索手順で検索した飲食品に基づいて検索結果28を出力する手順である。
このように、実施形態に係る情報処理プログラムは、コンピュータ1000に、検索手順で、利用者21のアレルゲン情報26で指定されたアレルゲンを含有する飲食品を除外して検索するので、利用者21がアレルゲンを含有する飲食品の購入を避けることを可能にする。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、検索部は、検索手段や検索回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 処理部
12 記憶部
13 情報通信インターフェイス
14 受付部
15 検索部
16 出力部
17 作成部
18 抽出部
19 除外部
20 利用者端末
21 利用者
24 検索条件
26 アレルゲン情報
27 データベース
27a 抽出データベース
28 検索結果
70 棒グラフチャート
75 レーダーチャート
81,82 材料棒グラフチャート

Claims (7)

  1. 飲食品に関する情報、検索条件及び利用者のアレルゲンの情報の入力を受け付ける受付部と、
    前記受付部が入力を受け付けた飲食品に関する情報に基づいて、検索を実行する範囲である検索対象となる飲食品に関するデータベースを作成する作成部と、
    前記検索対象となる飲食品に関するデータベースから、前記受付部が入力を受け付けた前記検索条件に適合する飲食品のうち、前記受付部が入力を受け付けた前記アレルゲンを含有する飲食品を除外して検索することで、検索結果を生成する検索部と、
    前記検索部が検索した前記飲食品に基づいて前記検索結果を出力する出力部と、
    を有し、
    前記作成部は、
    飲食品の名称に対応するアレルゲンの情報、飲食品の識別子に対応するアレルゲンの情報、及び飲食品の説明のうち少なくとも1つに基づいて、該飲食品が含有する材料の情報を推定して抽出する材料抽出部と、
    前記受付部が入力を受け付けた飲食品に関する情報、及び、前記材料抽出部が抽出した飲食品が含有する材料の情報に基づいて、該飲食品が含有する原料の情報を抽出する原料抽出部と、
    前記原料抽出部が抽出した該飲食品が含有する原料の情報に基づいて、該飲食品において含有している可能性のあるアレルゲン品目、該アレルゲンのアレルゲン含有確率及び該アレルゲンのアレルゲン含有量の情報を抽出し、該飲食品と抽出したアレルゲン品目、アレルゲン含有確率及びアレルゲン含有量の情報とを対応付けるアレルゲン抽出部と、
    を有し、
    前記検索部は、
    前記データベースから、前記受付部が入力を受け付けた前記検索条件に適合する飲食品を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した飲食品から、前記受付部が入力を受け付けたアレルゲン情報に基づくアレルゲンを原材料に含有する飲食品を除外する除外部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記データベースは、登録された飲食品ごとに、材料と原料との2段階に分けて原材料を管理し、
    前記材料は、前記飲食品を作製、製造するために用いられるものを示し、
    前記原料は、前記材料が加工品である場合、前記材料を作製、製造するために用いられるものを示すことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記検索部は、前記飲食品の材料が含有するアレルゲンの情報を、前記飲食品の前記材料と共通する他の飲食品の材料が含有するアレルゲンの情報に基づいて推定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記検索部は、前記飲食品の名称に対応するアレルゲンの情報、前記飲食品の識別子に対応するアレルゲンの情報、及び前記飲食品の説明のうち少なくとも1つに基づいて、前記飲食品が含有するアレルゲンの情報を推定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記出力部は、前記飲食品の材料が含有するアレルゲンの情報のレーダーチャートを出力することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    飲食品に関する情報、検索条件及び利用者のアレルゲンの情報の入力を受け付ける入力受付ステップと、
    前記入力受付ステップで入力を受け付けた飲食品に関する情報に基づいて、検索を実行する範囲である検索対象となる飲食品に関するデータベースを作成する作成ステップと、
    前記検索対象となる飲食品に関するデータベースから、前記入力受付ステップで入力を受け付けた検索条件に適合する飲食品のうち、前記入力受付ステップで入力を受け付けた前記アレルゲンを含有する飲食品を除外して検索することで、検索結果を生成する検索ステップと、
    前記検索ステップで生成した前記検索結果に基づいて表示画面を生成して出力する出力ステップと、
    を有し、
    前記作成ステップは、
    飲食品の名称に対応するアレルゲンの情報、飲食品の識別子に対応するアレルゲンの情報、及び飲食品の説明のうち少なくとも1つに基づいて、該飲食品が含有する材料の情報を推定して抽出する材料抽出ステップと、
    前記入力受付ステップで入力を受け付けた飲食品に関する情報、及び、前記材料抽出ステップで抽出した飲食品が含有する材料の情報に基づいて、該飲食品が含有する原料の情報を抽出する原料抽出ステップと、
    前記原料抽出ステップで抽出した該飲食品が含有する原料の情報に基づいて、該飲食品において含有している可能性のあるアレルゲン品目、該アレルゲンのアレルゲン含有確率及び該アレルゲンのアレルゲン含有量の情報を抽出し、該飲食品と抽出したアレルゲン品目、アレルゲン含有確率及びアレルゲン含有量の情報とを対応付けるアレルゲン抽出ステップと、
    を有し、
    前記検索ステップは、
    前記データベースから、前記入力受付ステップで入力を受け付けた前記検索条件に適合する飲食品を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップで抽出した飲食品から、前記入力受付ステップが入力を受け付けたアレルゲン情報に基づくアレルゲンを原材料に含有する飲食品を除外する除外ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  7. コンピュータに、
    飲食品に関する情報、検索条件及び利用者のアレルゲンの情報の入力を受け付ける入力受付手順と、
    前記入力受付手順で入力を受け付けた飲食品に関する情報に基づいて、検索を実行する範囲である検索対象となる飲食品に関するデータベースを作成する作成手順と、
    前記検索対象となる飲食品に関するデータベースから、前記入力受付手順で入力を受け付けた検索条件に適合する飲食品のうち、前記入力受付手順で入力を受け付けた前記アレルゲンを含有する飲食品を除外して検索することで、検索結果を生成する検索手順と、
    前記検索手順で生成した前記検索結果に基づいて表示画面を生成して出力する出力手順と、
    を実行させ、
    前記作成手順では、
    飲食品の名称に対応するアレルゲンの情報、飲食品の識別子に対応するアレルゲンの情報、及び飲食品の説明のうち少なくとも1つに基づいて、該飲食品が含有する材料の情報を推定して抽出する材料抽出手順と、
    前記入力受付手順で入力を受け付けた飲食品に関する情報、及び、前記材料抽出手順で抽出した飲食品が含有する材料の情報に基づいて、該飲食品が含有する原料の情報を抽出する原料抽出手順と、
    前記原料抽出手順で抽出した該飲食品が含有する原料の情報に基づいて、該飲食品において含有している可能性のあるアレルゲン品目、該アレルゲンのアレルゲン含有確率及び該アレルゲンのアレルゲン含有量の情報を抽出し、該飲食品と抽出したアレルゲン品目、アレルゲン含有確率及びアレルゲン含有量の情報とを対応付けるアレルゲン抽出手順と、
    を実行させ、
    前記検索手順では、
    前記データベースから、前記入力受付手順で入力を受け付けた前記検索条件に適合する飲食品を抽出する抽出手順と、
    前記抽出手順で抽出した飲食品から、前記入力受付手順が入力を受け付けたアレルゲン情報に基づくアレルゲンを原材料に含有する飲食品を除外する除外手順と、
    を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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