JP7122761B2 - 水浄化システム - Google Patents

水浄化システム Download PDF

Info

Publication number
JP7122761B2
JP7122761B2 JP2019550524A JP2019550524A JP7122761B2 JP 7122761 B2 JP7122761 B2 JP 7122761B2 JP 2019550524 A JP2019550524 A JP 2019550524A JP 2019550524 A JP2019550524 A JP 2019550524A JP 7122761 B2 JP7122761 B2 JP 7122761B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water storage
storage means
purification
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019550524A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019088304A1 (ja
Inventor
力 北川
昇平 奥寺
学 西尾
諒 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wota Corp
Original Assignee
Wota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wota Corp filed Critical Wota Corp
Publication of JPWO2019088304A1 publication Critical patent/JPWO2019088304A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7122761B2 publication Critical patent/JP7122761B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K3/00Baths; Douches; Appurtenances therefor
    • A47K3/28Showers or bathing douches
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D65/00Accessories or auxiliary operations, in general, for separation processes or apparatus using semi-permeable membranes
    • B01D65/08Prevention of membrane fouling or of concentration polarisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/44Treatment of water, waste water, or sewage by dialysis, osmosis or reverse osmosis
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03CDOMESTIC PLUMBING INSTALLATIONS FOR FRESH WATER OR WASTE WATER; SINKS
    • E03C1/00Domestic plumbing installations for fresh water or waste water; Sinks
    • E03C1/12Plumbing installations for waste water; Basins or fountains connected thereto; Sinks
    • E03C1/26Object-catching inserts or similar devices for waste pipes or outlets
    • E03C1/262Object-catching inserts or similar devices for waste pipes or outlets combined with outlet stoppers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Bathtub Accessories (AREA)
  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

本発明は、水浄化システムに関する。
また本発明は、特に中間槽を有する水浄化システムに関する。
従来より、使い捨てカートリッジフィルタ式の温水循環浄化装置としては、種々のものが開発されていた(特許文献1)。
特開平9-313822号公報
しかしながら、特許文献1を含め従来の技術は、湯とカートリッジフィルタにおける不純物捕捉剤との接触面積を大きくすることでカートリッジフィルタの寿命を長くしていた。
不純物捕捉剤との接触面積を大きくすることに応じて使い捨てカートリッジフィルタの単価も上昇する為、交換頻度は抑えられるものの、ランニングコストの削減には必ずしも有効ではなかった。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、フィルタの単価を上昇させることなく長寿命化させることを可能とする水浄化システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の水浄化システムは、
送水された水が使用されると、その使用済みの水を排水として排出する1以上の使用手段を含む水浄化システムにおいて、
前記排水を浄化する1以上の浄化手段と、
前記1以上の浄化手段よりも前に配置された1以上の貯水手段と、
を含み、
前記貯水手段は、前記1以上の浄化手段により浄化されなかった前記排水を貯水し、
前記1以上の使用手段は、前記1以上の浄化手段により浄化された前記排水を使用する。
本発明によれば、水浄化システムで使用されるフィルタの長寿命化が可能となる。
本発明の第1実施形態に係る水浄化システムの構成を示す図である。 本発明の水浄化システムに含まれる制御装置の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る水浄化システムの構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る水浄化システムの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る水浄化システムの構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る水浄化システムの構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る水浄化システム1の構成を示す図である。なお、図1における矢印は、水の流れの向きを示している。図3乃至図6も同様である。
本発明の第1実施形態に係る水浄化システム1は、制御装置11と、クロスフロー型フィルタ12と、ポンプ13-1及び13-2と、貯水タンク14と、濃縮タンク15と、シャワーブース21とを含むように構成されている。
(制御装置)
制御装置11は、後述する貯水タンク14に配置されており、センシング部101と、制御部102とを備える。制御装置11は、貯水タンク14内の水の水質等のセンシングを行い、センシングが済んだ水を、クロスフロー型フィルタ12に送水する。なお、制御装置11の具体的な機能については、図2を参照して後述する。
(クロスフロー型フィルタ)
クロスフロー型フィルタ12は、クロスフロー型フィルタ12に送水された水を、汚染物質が濃縮された水(以下、「濃縮排水」と呼ぶ)と、シャワーブース21において使用可能なレベルに浄化された水(以下、「浄化水」と呼ぶ)とに分離させる。分離された濃縮排水は、貯水タンク14に戻すように送水される。これにより、貯水タンク14には汚れが濃縮された水が徐々に貯水されていく。
ここで、クロスフロー型フィルタとは、水の流れる向きが、ろ過膜の表面に対し平行になるようにすることで、ろ過膜に送水される水に含まれる懸濁物質やコロイドが膜面に堆積する現象を抑制しながらろ過を行うフィルタの型式のことをいう。これに対して、第2実施形態及び第3実施形態で後述する全量ろ過型フィルタ16は、ろ過膜に送水される水の全量についてろ過を行うフィルタの型式のことをいう。クロスフロー型フィルタ12は、一般に膜面の流速が高いほど膜面への付着物質の堆積が抑制されるので、全量ろ過型フィルタ16よりも高いろ過流束を得ることができる。
なお、クロスフロー型フィルタ12は、ストレーナー、糸巻き、セディメント、限外濾過フィルタ(Ultra Filtration Membrane)、精密ろ過フィルタ、逆浸透フィルタ(Reverse Osmosis Membrane)、正浸透フィルタ、イオン交換フィルタ、生物処理、などのうち少なくとも1以上を選択することができる。
(ポンプ)
ポンプ13-1は、シャワーブース21から排出された使用済みの排水を、貯水タンク14に送水する。
ポンプ13-2は、貯水タンク14から排出された水を、クロスフロー型フィルタ12を通過させてシャワーブース21に送水するとともに、クロスフロー型フィルタ12に送水された水のうち、浄化されなかった水を貯水タンク14に戻すように送水される。
なお、ポンプ13-1及び13-2は、容積式ポンプ、非容積式ポンプ、水槌ポンプ、気泡ポンプ、噴射ポンプ、水中ポンプ、などのうち少なくとも1種類以上を選択することができる。
(貯水タンク)
貯水タンク14は、シャワーブース21から排出された使用済みの排水を貯水するためのタンクである。貯水タンク14に貯水されている水の量は、水量メータ141によって確認することができる。上述したように、貯水タンク14には、制御装置11が配置されている。貯水タンク14に貯水された水は、制御装置11によって汚染濃度が判定される。汚染濃度が所定の閾値を超えたと判定されると、貯水タンク14に貯水されている水は、濃縮排水として貯水タンク14から排出されて、濃縮タンク15に送水される。
なお、貯水タンク14は、樹脂タンク、金属タンク、セラミックタンク、などのうち少なくとも1つから選択することができる。
(濃縮タンク)
濃縮タンク15は、貯水タンク14に貯水された水の汚染濃度が所定の閾値を超えたと判定された場合に、貯水タンク14から排出される濃縮排水を一時的に貯水するためのタンクである。濃縮タンク15に貯水された濃縮排水は、水浄化システム1のメンテナンスが実施された時など、所定のタイミングで廃棄される。
ここで、濃縮タンク15に貯水された濃縮排水は、廃棄するだけではなく再利用することもできる。なお、濃縮タンク15に貯水された濃縮排水を再利用する手法(第5実施形態)については、図6を参照して後述する。
(シャワーブース)
シャワーブース21は、送水された浄化水を散水するシャワーを備えるブースである。シャワーブース21は、図示はしないが、シャワーの水量を調節するバルブと、送水された浄化水を散水するシャワーヘッドと、シャワーヘッドから散水された浄化水をシャワーブース21の外部に排出する排水パンとを備える。シャワーブース21で使用された水は、ポンプ13-1を介して貯水タンク14に送水される。
以上のように、図1に示す第1実施形態の水浄化システムであれば、制御装置11の制御により、過剰な汚染濃度の水をクロスフロー型フィルタ12に送水されることがなくなるため、クロスフロー型フィルタ12の長寿命化を実現させることが可能となる。
[機能的構成]
図2は、本発明の水浄化システム1が備える制御装置11の機能的構成を示すブロック図である。
制御装置11は、センシング部101と、制御部102とを備える。
センシング部101は、各種センサで構成されており、各種センサの夫々がセンシングを行う。なお、センシング部101におけるセンシングの対象は特に限定されない。センシング部101を構成する各種センサは、例えば水圧、流量、pH、粘度、濁度、色度、臭気、全有機炭素、全無機炭素、全炭素、硝酸態窒素、亜硝酸体窒素、アンモニア態窒素、全窒素、残留塩素、全リン、電気伝導度、温度、を検知可能な少なくとも1以上から選択することができる。
制御部102は、図示はしないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memoy)等からなるマイクロコンピュータを主体として構成され、所定のプログラムに従って各種の処理を実行することにより水浄化システム1の全体を制御する。例えば制御部102は、センシング部101のセンシングにより得られたセンシングデータに基づいて、貯水タンク14に貯水された水の汚染濃度が所定の閾値を超えたか否かを判定する。汚染濃度が所定の閾値を超えると、制御部102は、貯水タンク14から濃縮排水を排出する制御を実行する。
制御部102においては、水浄化処理が実行される場合には、取得部111と、判定部112と、送水制御部113とが機能する。
取得部111は、センシング部101のセンシングにより得られたセンシングデータを取得する。
判定部112は、取得部111により取得されたセンシングデータに基づいて、貯水タンク14に貯水された水の汚染濃度が所定の閾値を超えているか否かを判定する。なお、所定の閾値をどのように設定するかについては特に限定されず、例えばクロスフロー型フィルタ12の浄化能力や、シャワーブース21で使用される浄化水のレベル及び使用量等に応じて任意に設定することができる。
送水制御部113は、判定部112による判定の結果に基づいて、水浄化システム1内に水を送水する制御を実行する。具体的には、送水制御部113は、水浄化システム1内に配置されたポンプ13-1及び13-2を制御したり、貯水タンク14の排水弁(図示せず)等を制御したりすることで、水浄化システム1内の送水を制御する。
例えば、送水制御部113は、ポンプ13-1が、水を貯水タンク14に送水する制御を実行する。また、送水制御部113は、ポンプ13-2が、クロスフロー型フィルタ12を通過させた浄化水をシャワーブース21に送水する制御、及びクロスフロー型フィルタ12で浄化されなかった水を再び貯水タンク14に送水する制御を実行する。
また、送水制御部113は、判定部112の判定の結果、貯水タンク14に貯水された水の汚染濃度が所定の閾値を超えたとされた場合には、貯水タンク14の排水弁(図示せず)を開く制御を実行する。これにより、貯水タンク14に貯水された濃縮排水が排出されて、濃縮タンク15に送水される。
このように、制御装置11による送水の制御の内容は、貯水タンク14に貯水された水の汚染濃度の閾値を、どのように設定するかによって変わってくる。
即ち、汚染濃度の閾値を下げた場合には、汚染濃度が低い状態の水が廃棄対象として濃縮タンクに送水されることになるので、それだけクロスフロー型フィルタ12に送水される水の汚染濃度が低くなる。これにより、クロスフロー型フィルタ12の低コスト化や長寿命化を図ることができる。また、水が貯水タンク14に貯水されている時間が短くなるので、貯水タンク14の内部における細菌の繁殖を抑えることもできる。ただし、汚染濃度の閾値を下げると、廃棄対象として濃縮タンクに送水される濃縮排水の量が増えることになるので、浄化して再使用可能な水の量が少なくなる。
これに対して、汚染濃度の閾値を上げた場合には、汚染濃度が高い状態の水が廃棄対象として濃縮タンクに送水されることになるので、それだけクロスフロー型フィルタ12に送水される水の汚染濃度が高くなる。この場合、クロスフロー型フィルタ12の浄化処理能力を高くするための高コスト化や、交換寿命の短命化の問題が生じ得る。また、水が貯水タンク14に貯水されている時間が長くなるので、貯水タンク14の内部における細菌の繁殖し易くなるという問題も生じ得る。しかしながら、廃棄対象として濃縮タンクに送水される濃縮排水の量が減ることになるので、浄化して再利用可能な水の量を増やすことができる。このため、例えば少量の水しか確保できないことが想定されるイベント等に好適である。
このように、クロスフロー型フィルタ12のコストと、シャワーブース21で使用する浄化水の量及び質との関係はトレードオフの関係にあるが、制御装置11によれば、汚染濃度の閾値を任意に設定することで様々な価値基準に対応させることができる。例えば、クロスフロー型フィルタ12のコストを抑えることが優先される場合には、制御装置11は、汚染濃度の閾値を下げることにより、クロスフロー型フィルタ12の低コスト化や長寿命化を図ることができる。また、シャワーブース21で使用する浄化水の量を増やすことが優先される場合には、制御装置11は、汚染濃度の閾値を上げることにより、浄化して再利用可能な水の量を増やすことができる。
これにより、フィルタの単価を上昇させることなく長寿命化させることを可能とする水浄化システムを提供することができる。
[第2実施形態]
図3は、本発明の第2実施形態に係る水浄化システム1の構成を示す図である。
本発明の第2実施形態に係る水浄化システム1は、制御装置11と、クロスフロー型フィルタ12と、ポンプ13-1乃至13-3と、貯水タンク14と、濃縮タンク15と、全量ろ過型フィルタ16と、貯水タンク17と、シャワーブース21とを含むように構成されている。
制御装置11、クロスフロー型フィルタ12、ポンプ13-1乃至13-3、貯水タンク14、濃縮タンク15、及びシャワーブース21の個々の機能は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
全量ろ過型フィルタ16は、シャワーブース21から排出された使用済みの排水の全量をろ過するフィルタである。上述したように、全量ろ過型フィルタとは、ろ過膜に送水される水の全量についてろ過を行うフィルタの型式のことをいう。
貯水タンク17は、クロスフロー型フィルタ12により浄化された浄化水を貯水する。貯水タンク17に貯水された浄化水は、制御装置11の制御の下に、ポンプ13-3を介してシャワーブース21に送水される。
第2実施形態の水浄化システム1において、シャワーブース21から排出された使用済みの排水は、図3に示すように、全量ろ過型フィルタに通水され、貯水タンク14に貯水される。
貯水タンク14に貯水されている水は、第1実施形態と同様に、制御装置11によって汚染濃度が判定される。汚染濃度が所定の閾値を超えたと判定されると、貯水タンク14に貯水されている水は、濃縮排水として貯水タンク14から排出されて、濃縮タンク15に送水される。
貯水タンク14からクロスフロー型フィルタ12に送水された水は、クロスフロー型フィルタ12により濃縮排水と浄化水とに分離される。
濃縮排水は、貯水タンク14に戻すように送水される。これにより、貯水タンク14には汚れが濃縮された水が徐々に貯水されていく。
クロスフロー型フィルタ12により浄化された水は、浄化水として貯水タンクへと送水される。
貯水タンク14に貯水された水は、制御装置11によって水量及び汚染濃度が判定され、貯水タンク14に貯水された水の汚染濃度が閾値を超えたと判定されると、濃縮タンク15に送水される。貯水タンク17に送水された浄化水は貯水され、シャワーブース21に送水されて使用される。
水浄化システムの構成を図3に示す構成にすることにより、所定の閾値を超えた汚染濃度の水がクロスフロー型フィルタ12に送水されることがなくなるので、過剰に汚れた水がフィルタに送水されることがなくなる。このため、フィルタのさらなる長寿命化が可能となる。
[第3実施形態]
図4は、本発明の第3実施形態に係る水浄化システム1の構成を示す図である。
本発明の第3実施形態に係る水浄化システム1は、制御装置11-1及び11-2と、クロスフロー型フィルタ12と、ポンプ13-1乃至13-3と、貯水タンク14-1及び14-2と、濃縮タンク15と、全量ろ過型フィルタ16と、シャワーブース21とを含むように構成されている。
制御装置11-1、クロスフロー型フィルタ12、ポンプ13-1乃至13-3、貯水タンク14-1、濃縮タンク15、全量ろ過型フィルタ16、及びシャワーブース21の個々の機能は、第1実施形態又は第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
貯水タンク14-2は、クロスフロー型フィルタ12により浄化された浄化水を貯水する。
第3実施形態の水浄化システム1において、シャワーブース21から排出された使用済みの排水は、図4に示すように、貯水タンク14-1に貯水される。
貯水タンク14-1に貯水された水は、クロスフロー型フィルタ12に通水され、濃縮排水と浄化水とに分離される。
濃縮排水は、貯水タンク14-1に戻すように送水される。これにより、貯水タンク14-1には汚れが濃縮された水が徐々に貯水されていく。
貯水タンク14-1に貯水された水は、制御装置11により汚染濃度が判定され、貯水タンク14-1に貯水された水の汚染濃度が閾値を超えたと判定されると、濃縮タンク15に送水される。
クロスフロー型フィルタ12により浄化された浄化水は、貯水タンク14-2に貯水される。
貯水タンク14-2に貯水された浄水は、全量ろ過型フィルタ16に送水される。
全量ろ過型フィルタ16を通過した浄化水は、シャワーブース21で使用する浄化水として利用することができる。
水浄化システムの構成を図4に示す構成にすることにより、クロスフロー型フィルタ12で浄化された浄化水をさらに全量ろ過型フィルタ16を通過させることができる。これにより、フィルタの長寿命化と安心安全に浄化した水を使用することが可能となる。
[第4実施形態]
図5は、本発明の第4実施形態に係る水浄化システム1の構成を示す図である。
本発明の第4実施形態に係る水浄化システム1は、制御装置11-1及び11-2と、クロスフロー型フィルタ12-1乃至12-2と、ポンプ13-1乃至13-3と、貯水タンク14-1及び14-2と、濃縮タンク15-1及び15-2と、シャワーブース21とを含むように構成されている。
制御装置11-1及び11-2、クロスフロー型フィルタ12-1及び12-2、ポンプ13-1乃至13-3、貯水タンク14-1及び14-2、濃縮タンク15-1及び15-2、及びシャワーブース21の個々の機能は、第1実施形態乃至第3実施形態と同様であるため説明を省略する。
第4実施形態の水浄化システムにおいて、シャワーブース21から排出された使用済みの排水は、図5に示すように、貯水タンク14-1に貯水される。
貯水タンク14-1に貯水された水は、クロスフロー型フィルタ12-1に通水され、濃縮排水と浄化水とに分離される。
クロスフロー型フィルタ12-1から出力された濃縮排水は、貯水タンク14-1に戻すように送水される。これにより、貯水タンク14-1には汚れが濃縮された水が徐々に貯水されていく。貯水タンク14-1に貯水された水は、制御装置11により汚染濃度が判定され、貯水タンク14-1に貯水された水の汚染濃度が閾値を超えたと判定されると、濃縮タンク15-1に送水される。
クロスフロー型フィルタ12-1から出力された浄化水は、貯水タンク14-2に貯水される。
貯水タンク14-2に貯水された浄化水は、クロスフロー型フィルタ12-2に通水されて、さらに濃縮排水と浄化水とに分離される。即ち、クロスフロー型フィルタ12-1により浄化された水が、クロスフロー型フィルタ12-2によりさらに濃縮排水と浄化水とに分離される。これにより、シャワーブース21で使用する浄化水の水質を向上させることができる。
クロスフロー型フィルタ12-2から出力された濃縮排水は、貯水タンク14-2に戻るように送水される。これにより、貯水タンク14-2には汚れが濃縮された水が徐々に貯水されていく。ただし、貯水タンク14-2に貯水されている水は、クロスフロー型フィルタ12-1により浄化された水であるため、貯水タンク14-2に貯水されている水の汚染濃度は、貯水タンク14-2に貯水されている水の汚染濃度よりも低い状態となる。
貯水タンク14-2に貯水された水は、制御装置11により汚染濃度が判定され、貯水タンク14-1に貯水された水の汚染濃度が閾値を超えたと判定されると、濃縮タンク15-2に送水される。クロスフロー型フィルタ12-2によりさらに浄化された浄化水はシャワーブース21で使用することができる。
水浄化システムの構成を図5に示す構成とすることにより、クロスフロー型フィルタ12-1で浄化された浄化水をさらにクロスフロー型フィルタ12-1で浄化させることができる。これにより、フィルタの長寿命化とさらなる安心安全に浄化した水を利用することが可能となる。
[第5実施形態]
図6は、本発明の第5実施形態に係る水浄化システム1の構成を示す図である。
本発明の第5実施形態に係る水浄化システム1は、上述の第1実施形態乃至第4実施形態に含まれている濃縮タンク15を含まない構成となっている。第5実施形態では、濃縮タンク15の代わりに、濃縮排水を別プロセスで浄化するための浄化装置31を含むように構成されている。
即ち、第1実施形態乃至第4実施形態では、貯水タンク14から排出された濃縮排水は、濃縮タンク15に貯水されたうえで廃棄される。しかしながら、貯水タンク14から濃縮排水を排出する基準となる汚染濃度の閾値が低く設定されている場合には、汚染濃度が低い濃縮排水が濃縮タンクに貯水されることとなる。この場合、上述したように、クロスフロー型フィルタ12や全量ろ過型フィルタ16の長寿命化を図ることができるが、濃縮タンクに貯水される濃縮排水の量が増えることになる。これにより、シャワーブース21に送水される浄化水の水質を向上させることはできるが、シャワーブース21に送水される浄化水の量は少なくなる。
そこで、貯水タンク14から排出された濃縮排水を浄化して再利用する。具体的には、図6に示すように、貯水タンク14と濃縮タンク15との間に、浄化装置31を含む構成とする。これにより、貯水タンク14から排出された濃縮排水の少なくとも一部を再利用可能とする別工程の浄化処理を行ったうえで、浄化された水を貯水タンク14に戻すことができる。また、浄化されなかった水は、浄化装置31から濃縮タンク15に排出される。
これにより、シャワーブース21に送水される浄化水の水質を所定レベルで維持させながらシャワーブース21に送水される浄化水の量を増やすことができる。
ここで、浄化装置31における浄化処理の具体的手法は特に限定されない。例えば、微生物による分解、オゾン殺菌、凝集沈降、固形化等、あらゆる手法を用いることができる。具体的には、微生物の分解により浄化を行う場合には、濃縮タンク15に貯水された濃縮排水の汚染濃度が高い方が分解を促進させることができるので、第5実施形態のように浄化装置31を設けることで濃縮排水をさらに濃縮するメリットがある。また、固形化により浄化を行う場合には、固形化された汚染物質を燃料として再利用することも可能となる。
以上本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の実施形態における、クロスフロー型フィルタ12、貯水タンク14、全量ろ過型フィルタ16、貯水タンク17、及びシャワーブース21の数や配置は一例に過ぎない。用途に応じて様々なバリエーションの組み合せが可能となる。
また例えば、本発明における使用手段について、上述の実施形態ではシャワーブース21が採用されているが、これに限定されず、例えば洗濯機、トイレ、食器洗い乾燥機など、水の入出力を伴う様々なデバイスを採用することができる。上述の実施形態で採用されているシャワーブース21の場合、排水に含まれる成分は、皮脂、石鹸類、毛等、予測可能なものとなる。このため、クロスフロー型フィルタ12、貯水タンク14、全量ろ過型フィルタ16、及び貯水タンク17の数や配置のバリエーションもそれに応じたものを任意に選択することができる。同様に、本発明における使用手段として、洗濯機、トイレ、食器洗い乾燥機などが選択された場合には、クロスフロー型フィルタ12、貯水タンク14、全量ろ過型フィルタ16、及び貯水タンク17の数や配置のバリエーションも、選択された使用手段に応じたものを任意に選択することができる。その結果、多量の浄化水を準備することが可能となるとともに、多量の排水の処理を行うことができため、安定的な浄化水の供給を実現させることができる。例えば、多数の者によるシャワーブース21やその他のデバイスの利用が見込まれる場所、例えばキャンプ場、イベント会場、災害が発生したときの避難場所、トレーラーハウス、海水浴場等にシャワーブース21やその他のデバイスを設置することができる。
また、図6に示す水浄化システム1の構成は例示に過ぎない。図6では、シャワーブース21から排出された使用済みの排水は、貯水タンク14に貯水された後に、濃縮排水として浄化装置31に送水される構成となっている。ただし、この構成に限定されず、例えば、図示はしないが、シャワーブース21から排出された使用済みの排水が、直接、浄化装置31又は濃縮タンク15に送水され、その後、貯水タンク14に貯水されて浄化される構成としてもよい。
また例えば、図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が水浄化システム1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。また、機能ブロックの存在場所も、図2に特に限定されず、任意でよい。
以上まとめると、本発明が適用される水浄化システムは、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される水浄化システム(例えば図1の水浄化システム1)は、
送水された水が使用されると、その使用済みの水を排水として排出する1以上の使用手段(例えば図1のシャワーブース21)を含む水浄化システムにおいて、
前記排水を浄化する1以上の浄化手段(例えば図1のクロスフロー型フィルタ12)と、
前記1以上の浄化手段よりも前に配置された1以上の貯水手段(例えば図1の貯水タンク14)と、
を含み、
前記貯水手段は、前記1以上の浄化手段により浄化されなかった前記排水を貯水し、
前記1以上の使用手段は、前記1以上の浄化手段により浄化された前記排水を使用する。
これにより、フィルタの長寿命化を可能とする水浄化システムを提供することができる。
また、前記1以上の使用手段は、シャワーブース(例えば図1のシャワーブース21)であり、
前記排水は、シャワー排水である、とすることができる。
これにより、フィルタの長寿命化を可能とする、シャワーブースの排水を浄化する水浄化システムを提供することができる。
また、前記貯水手段は、当該貯水手段により貯水されている水のセンシングを行うセンサ(例えば図2のセンシング部101)を有している、とすることができる。
これにより、水質に応じてフィルタの長寿命化を可能とする、水浄化システムを提供することができる。
また、本発明が適用される水浄化システム(例えば図3の水浄化システム1)は、
送水された水が使用されると、その使用済みの水を排水として排出する1以上の使用手段(例えば図3のシャワーブース21)を含む水浄化システムにおいて、
前記排水は少なくとも1以上の第1浄化手段(例えば図3の全量ろ過型フィルタ16)を通過し第1貯水手段(例えば図1の貯水タンク14)にて貯水され、
前記第1貯水手段に貯水された水は少なくとも1以上の第2浄化手段(例えば図3のクロスフロー型フィルタ12)に送水され、
前記第1貯水手段は前記第2浄化手段により浄化されなかった水を貯水し、
前記第2浄化手段を通して浄化された水は第2貯水手段(例えば図3の貯水タンク17)に貯水され、前記1以上の使用手段により使用される。
これにより、フィルタのさらなる長寿命化を可能とする水浄化システムを提供することができる。
また、前記1以上の使用手段は、シャワーブースであり、
前記排水は、シャワー排水である、とすることができる。
これにより、フィルタのさらなる長寿命化を可能とする、シャワーブースの排水を浄化する水浄化システムを提供することができる。
また、前記第1貯水手段は、当該第1貯水手段により貯水されている水のセンシングを行うセンサ(例えば図2のセンシング部101)を有している、とすることができる。
これにより、水質に応じてフィルタのさらなる長寿命化を可能とする、水浄化システムを提供することができる。
また、本発明が適用される水浄化システム(例えば図4の水浄化システム1)は、
送水された水が使用されると、その使用済みの水を排水として排出する1以上の使用手段(例えば図4のシャワーブース21)を含む水浄化システムにおいて、
少なくとも1以上の第1浄化手段(例えば図4のクロスフロー型フィルタ12)を含んでおり、
前記1浄化手段の前には少なくとも1以上の第1貯水手段(例えば図4の貯水タンク14-1)を含んでおり、
前記第1貯水手段は前記1浄化手段により浄化されなかった水を貯水し、
前記第1浄化手段を通して浄化された水は少なくとも1以上の第2貯水手段(例えば図4の貯水タンク14-2)に貯水され、
前記第2貯水手段に貯水された水は、少なくとも1以上の第2浄化手段(例えば図4の全量ろ過型フィルタ16)を通して前記1以上の使用手段により使用される。
これにより、フィルタのさらなる長寿命化を可能とする水浄化システムを提供することができる。
また、前記1以上の使用手段は、シャワーブースであり、
前記排水は、シャワー排水である、とすることができる。
これにより、フィルタのさらなる長寿命化を可能とする、シャワーブースの排水を浄化する水浄化システムを提供することができる。
また、前記第1貯水手段及び第2貯水手段は、当該第1貯水手段及び第2貯水手段により貯水されている水のセンシングを行うセンサ(例えば図2のセンシング部101)を有している、とすることができる。
これにより、水質に応じてフィルタのさらなる長寿命化を可能とする、水浄化システムを提供することができる。
また、本発明が適用される水浄化システム(例えば図5の水浄化システム1)は、
送水された水が使用されると、その使用済みの水を排水として排出する1以上の使用手段(例えば図5のシャワーブース21)を含む水浄化システムにおいて、
少なくとも1以上の第1浄化手段(例えば図5のクロスフロー型フィルタ12-1)を含んでおり、
前記第1浄化手段の前には少なくとも1以上の第1貯水手段(例えば図5の貯水タンク14-1)を含んでおり、
前記第1貯水手段は前記第1浄化手段より浄化されずに戻ってきた水を貯め、
前記第1浄化手段を通して浄化された水は少なくとも1以上の第2貯水手段(例えば図5の貯水タンク14-2)に貯水され、
前記第2貯水手段の水は少なくとも1以上の第2浄化手段(例えば図5のクロスフロー型フィルタ12-2)に送水され、
前記第2貯水手段は前記第2浄化手段より浄化されなかった水を貯水し、
前記第2浄化手段を通して浄化された水は前記1以上の使用手段により使用される。
これにより、フィルタのさらなる長寿命化を可能とする水浄化システムを提供することができる。
また、前記1以上の使用手段は、シャワーブースであり、
前記排水は、シャワー排水である、とすることができる。
これにより、フィルタのさらなる長寿命化を可能とする、シャワーブースの排水を浄化する水浄化システムを提供することができる。
また、前記第1貯水手段および第2貯水手段は、当該第1貯水手段及び第2貯水手段により貯水されている水のセンシングを行うセンサ(例えば図2のセンシング部101)を有している、とすることができる。
これにより、水質に応じてフィルタのさらなる長寿命化を可能とする、水浄化システムを提供することができる。
1・・・水浄化システム、11・・・制御装置、12,12-1,12-2・・・クロスフロー型フィルタ、13-1,13-2,13-3・・・ポンプ、14,14-1,14-2,17・・・貯水タンク、15・・・濃縮タンク、16・・・全量ろ過フィルタ、21・・・シャワーブース、31・・・浄化装置

Claims (12)

  1. 送水された水が使用されると、その使用済みの水を排水として排出する1以上の使用手段を含む水浄化システムにおいて、
    前記排水を、汚染物質が濃縮された濃縮排水と、前記1以上の使用手段に使用される浄化水とに分離させる1以上の浄化手段と、
    前記1以上の浄化手段よりも前に配置され、水を貯水し、貯水する水の汚染濃度の指標となる量のセンシングを行うセンサを有する1以上の貯水手段と、
    前記センサによる前記センシングの結果に基づいて、前記1以上の貯水手段に貯水されている水の汚染濃度が所定の閾値を超えているか否かの判定を行う判定手段と、
    前記判定手段による前記判定の結果に基づいて、前記1以上の貯水手段に前記排水を送水する第1制御と、前記1以上の貯水手段に前記濃縮排水を送水するとともに前記1以上の浄化手段を通して前記1以上の使用手段に前記浄化水を送水する第2制御を実行する送水制御手段と、
    を含み、
    前記閾値は、前記1以上の使用手段で使用される前記浄化水に求められる水質及び水量に応じて可変設定される、
    水浄化システム。
  2. 前記1以上の使用手段は、シャワーブースであり、
    前記排水は、シャワー排水である、
    請求項1に記載の水浄化システム。
  3. 送水された水が使用されると、その使用済みの水を排水として排出する1以上の使用手段を含む水浄化システムにおいて、
    前記排水は、少なくとも1以上の第1浄化手段を通過して、水を貯水し貯水する水の汚染濃度の指標となる量のセンシングを行うセンサを有する第1貯水手段にて貯水され、
    前記第1貯水手段に貯水された水は、少なくとも1以上の第2浄化手段に送水されることで、汚染物質が濃縮された濃縮排水と、前記1以上の使用手段に使用される浄化水とに分離され、
    前記第1貯水手段は、前記1以上の第2浄化手段により分離された前記濃縮排水を貯水し、
    前記1以上の第2浄化手段により分離された前記浄化水は、第2貯水手段に貯水され、前記1以上の使用手段により使用され、
    前記センサによる前記センシングの結果に基づいて、前記第1貯水手段に貯水されている水の汚染濃度が所定の閾値を超えているか否かの判定が行われ、
    前記判定の結果に基づいて、前記1以上の第1浄化手段を通して前記第1貯水手段に前記排水を送水する第1制御と、前記第1貯水手段に前記濃縮排水を送水するとともに前記第2貯水手段に前記浄化水を送水する第2制御と、前記第2貯水手段に貯水されている前記浄化水を前記1以上の使用手段に送水する第3制御とが実行され、
    前記閾値は、前記1以上の使用手段で使用される前記浄化水に求められる水質及び水量に応じて可変設定される、
    水浄化システム。
  4. 前記1以上の使用手段は、シャワーブースであり、
    前記排水は、シャワー排水である、
    請求項3に記載の水浄化システム。
  5. 送水された水が使用されると、その使用済みの水を排水として排出する1以上の使用手段を含む水浄化システムにおいて、
    水を、汚染物質が濃縮された濃縮排水と、前記使用手段に使用され得る浄化水とに分離する少なくとも1以上の第1浄化手段を含んでおり、
    前記1浄化手段の前には、水を貯水し、貯水する水の汚染濃度の指標となる量のセンシングを行うセンサを有する少なくとも1以上の第1貯水手段を含んでおり、
    前記1以上の第1貯水手段は、前記1以上の1浄化手段により分離された前記濃縮排水を貯水し、
    前記1以上の第1浄化手段により分離された前記浄化水は、少なくとも1以上の第2貯水手段に貯水され、
    前記1以上の第2貯水手段に貯水された水は、少なくとも1以上の第2浄化手段を通して前記1以上の使用手段により使用され、
    前記センサによる前記センシングの結果に基づいて、前記1以上の第1貯水手段に貯水されている水の汚染濃度が所定の閾値を超えているか否かの判定が行われ、
    前記判定の結果に基づいて、前記1以上の第1貯水手段に前記排水を送水する第1制御と、前記1以上の第1貯水手段に前記濃縮排水を送水するとともに前記1以上の第2貯水手段に前記浄化水を送水する第2制御と、前記1以上の第2貯水手段に貯水されている前記浄化水を、前記1以上の第2浄化手段を通して前記1以上の使用手段に送水する第3制御とが実行され、
    前記閾値は、前記1以上の使用手段で使用される前記浄化水に求められる水質及び水量に応じて可変設定される、
    水浄化システム。
  6. 前記1以上の使用手段は、シャワーブースであり、
    前記排水は、シャワー排水である、
    請求項5に記載の水浄化システム。
  7. 送水された水が使用されると、その使用済みの水を排水として排出する1以上の使用手段を含む水浄化システムにおいて、
    水を、汚染物質が濃縮された濃縮排水と、前記1以上の使用手段に使用され得る浄化水とに分離する少なくとも1以上の第1浄化手段を含んでおり、
    前記1以上の第1浄化手段の前には、水を貯水し、貯水する水の汚染濃度の指標となる量のセンシングを行うセンサを有する少なくとも1以上の第1貯水手段を含んでおり、
    前記1以上の第1貯水手段は、前記1以上の第1浄化手段により分離された前記濃縮排水を貯め、
    前記1以上の第1浄化手段により分離された前記浄化水は、水を貯水し、貯水する水のセンシングを行うセンサを有する少なくとも1以上の第2貯水手段に貯水され、
    前記1以上の第2貯水手段の水は、水を前記濃縮排水と、前記浄化水とに分離する少なくとも1以上の第2浄化手段に送水され、
    前記1以上の第2貯水手段は、前記1以上の第2浄化手段より分離された前記濃縮排水を貯水し、
    前記1以上の第2浄化手段により分離された前記浄化水は、前記1以上の使用手段により使用され、
    前記センサによる前記センシングの結果に基づいて、前記1以上の第1貯水手段及び前記1以上の第2貯水手段に夫々貯水されている水の汚染濃度が所定の閾値を超えているか否かの判定が夫々行われ、
    前記判定の結果に基づいて、前記1以上の第1貯水手段に前記排水を送水する第1制御と、前記第1貯水手段に前記濃縮排水を送水するとともに前記1以上の第2貯水手段に前記浄化水を送水する第2制御と、前記1以上の第2貯水手段に貯水されている水を前記1以上の第2浄化手段を通して前記1以上の第2貯水手段に送水するとともに前記1以上の使用手段に送水する第3制御とが実行され、
    前記閾値は、前記1以上の使用手段で使用される前記浄化水に求められる水質及び水量に応じて夫々可変設定される、
    水浄化システム。
  8. 前記1以上の使用手段は、シャワーブースであり、
    前記排水は、シャワー排水である、
    請求項7に記載の水浄化システム。
  9. 1以上の使用手段による、送水された水を使用するステップと、その使用済みの水を排水として排出するステップとを含む水浄化方法において、
    1以上の浄化手段が、前記排水を、汚染物質が濃縮された濃縮排水と、前記1以上の使用手段に使用される浄化水とに分離させるステップと、
    前記1以上の浄化手段よる分離させるステップよりも前のステップであって、センサを有する1以上の貯水手段が、水を貯水し、貯水する水の汚染濃度の指標となる量のセンシングを行うステップと、
    前記センサによる前記センシングの結果に基づいて、前記1以上の貯水手段に貯水されている水の汚染濃度が所定の閾値を超えているか否かの判定を行うステップと、
    前記判定の結果に基づいて、前記1以上の貯水手段に前記排水を送水する第1制御と、前記1以上の貯水手段に前記濃縮排水を送水するとともに前記1以上の浄化手段を通して前記1以上の使用手段に前記浄化水を送水する第2制御を実行するステップと、
    前記閾値が、前記1以上の使用手段で使用される前記浄化水に求められる水質及び水量に応じて可変設定されるステップと、
    を含む水浄化方法。
  10. 1以上の使用手段による、送水された水を使用するステップと、その使用済みの水を排水として排出するステップとを含む水浄化方法において、
    前記排水が、少なくとも1以上の第1浄化手段を通過して、水を貯水し貯水する水の汚染濃度の指標となる量のセンシングを行うセンサを有する第1貯水手段にて貯水されるステップと、
    前記第1貯水手段に貯水された水が、少なくとも1以上の第2浄化手段に送水されることで、汚染物質が濃縮された濃縮排水と、前記1以上の使用手段に使用される浄化水とに分離されるステップと、
    前記第1貯水手段が、前記1以上の第2浄化手段により分離された前記濃縮排水を貯水するステップと、
    前記1以上の第2浄化手段により分離された前記浄化水が、第2貯水手段に貯水され、前記1以上の使用手段により使用されるステップと、
    前記センサによる前記センシングの結果に基づいて、前記第1貯水手段に貯水されている水の汚染濃度が所定の閾値を超えているか否かの判定が行われるステップと、
    前記判定の結果に基づいて、前記1以上の第1浄化手段を通して前記第1貯水手段に前記排水を送水する第1制御と、前記第1貯水手段に前記濃縮排水を送水するとともに前記第2貯水手段に前記浄化水を送水する第2制御と、前記第2貯水手段に貯水されている前記浄化水を前記1以上の使用手段に送水する第3制御とが実行されるステップと、
    前記閾値が、前記1以上の使用手段で使用される前記浄化水に求められる水質及び水量に応じて可変設定されるステップと、
    を含む水浄化方法。
  11. 1以上の使用手段による、送水された水を使用するステップと、その使用済みの水を排水として排出するステップとを含む水浄化方法において、
    1以上の第1浄化手段が、水を、汚染物質が濃縮された濃縮排水と、前記使用手段に使用され得る浄化水とに分離するステップと、
    前記1浄化手段よる分離させるステップよりも前のステップであって、センサを有する少なくとも1以上の第1貯水手段が、水を貯水し、貯水する水の汚染濃度の指標となる量のセンシングを行うステップと、
    前記1以上の第1貯水手段が、前記1以上の1浄化手段により分離された前記濃縮排水を貯水するステップと、
    前記1以上の第1浄化手段により分離された前記浄化水が、少なくとも1以上の第2貯水手段に貯水されるステップと、
    前記1以上の第2貯水手段に貯水された水が、少なくとも1以上の第2浄化手段を通して前記1以上の使用手段により使用されるステップと、
    前記センサによる前記センシングの結果に基づいて、前記1以上の第1貯水手段に貯水されている水の汚染濃度が所定の閾値を超えているか否かの判定が行われるステップと、
    前記判定の結果に基づいて、前記1以上の第1貯水手段に前記排水を送水する第1制御と、前記1以上の第1貯水手段に前記濃縮排水を送水するとともに前記1以上の第2貯水手段に前記浄化水を送水する第2制御と、前記1以上の第2貯水手段に貯水されている前記浄化水を、前記1以上の第2浄化手段を通して前記1以上の使用手段に送水する第3制御とが実行されるステップと、
    前記閾値が、前記1以上の使用手段で使用される前記浄化水に求められる水質及び水量に応じて可変設定されるステップと、
    を含む水浄化方法。
  12. 1以上の使用手段による、送水された水を使用するステップと、その使用済みの水を排水として排出するステップとを含む水浄化方法において、
    1以上の第1浄化手段が、水を、汚染物質が濃縮された濃縮排水と、前記使用手段に使用され得る浄化水とに分離するステップと、
    前記1浄化手段よる分離させるステップよりも前のステップであって、センサを有する少なくとも1以上の第1貯水手段が、水を貯水し、貯水する水の汚染濃度の指標となる量のセンシングを行うステップと、
    前記1以上の第1貯水手段が、前記1以上の第1浄化手段により分離された前記濃縮排水を貯めるステップと、
    前記1以上の第1浄化手段により分離された前記浄化水が、水を貯水し、貯水する水のセンシングを行うセンサを有する少なくとも1以上の第2貯水手段に貯水されるステップと、
    前記1以上の第2貯水手段の水が、水を前記濃縮排水と、前記浄化水とに分離する少なくとも1以上の第2浄化手段に送水されるステップと、
    前記1以上の第2貯水手段が、前記1以上の第2浄化手段より分離された前記濃縮排水を貯水するステップと、
    前記1以上の第2浄化手段により分離された前記浄化水が、前記1以上の使用手段により使用されるステップと、
    前記センサによる前記センシングの結果に基づいて、前記1以上の第1貯水手段及び前記1以上の第2貯水手段に夫々貯水されている水の汚染濃度が所定の閾値を超えているか否かの判定が夫々行われるステップと、
    前記判定の結果に基づいて、前記1以上の第1貯水手段に前記排水を送水する第1制御と、前記第1貯水手段に前記濃縮排水を送水するとともに前記1以上の第2貯水手段に前記浄化水を送水する第2制御と、前記1以上の第2貯水手段に貯水されている水を前記1以上の第2浄化手段を通して前記1以上の第2貯水手段に送水するとともに前記1以上の使用手段に送水する第3制御とが実行されるステップと、
    前記閾値が、前記1以上の使用手段で使用される前記浄化水に求められる水質及び水量に応じて夫々可変設定されるステップと、
    を含む水浄化方法。
JP2019550524A 2017-11-06 2018-11-06 水浄化システム Active JP7122761B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017214234 2017-11-06
JP2017214234 2017-11-06
PCT/JP2018/041246 WO2019088304A1 (ja) 2017-11-06 2018-11-06 水浄化システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019088304A1 JPWO2019088304A1 (ja) 2020-11-26
JP7122761B2 true JP7122761B2 (ja) 2022-08-22

Family

ID=66333177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019550524A Active JP7122761B2 (ja) 2017-11-06 2018-11-06 水浄化システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7122761B2 (ja)
WO (1) WO2019088304A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7092425B1 (ja) 2022-03-14 2022-06-28 Wota株式会社 水処理システム、水処理方法、及び水処理プログラム

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000218268A (ja) 1999-02-02 2000-08-08 Asahi Chem Ind Co Ltd 洗濯排水の浄化再利用システム
JP2001038153A (ja) 1999-05-27 2001-02-13 Sanyo Electric Co Ltd 排水の再生システム
JP2002018437A (ja) 2000-05-02 2002-01-22 Kurita Water Ind Ltd カルシウム及びシリカ含有水の処理方法及び処理装置
JP2003001256A (ja) 2001-06-25 2003-01-07 Kurita Water Ind Ltd 循環冷却水の処理方法
JP2003218072A (ja) 2002-01-28 2003-07-31 Nomura Micro Sci Co Ltd 排水処理装置
JP2005074295A (ja) 2003-08-29 2005-03-24 Daicel Chem Ind Ltd 洗車排水処理システム
JP2007245150A (ja) 2001-09-27 2007-09-27 Daicel Chem Ind Ltd 排水処理装置
US20110049054A1 (en) 2007-09-20 2011-03-03 Verenium Corporation Wastewater treatment system
JP2011083732A (ja) 2009-10-16 2011-04-28 Mimaki Engineering Co Ltd 廃水浄化システム、洗浄装置及びインクジェットプリンタシステム
US20140311979A1 (en) 2011-11-17 2014-10-23 Alexander Schluttig Device and Method for Producing Sterile Water by Means of a Cross-Flow Liquid Sterile Filter
JP2017080740A (ja) 2011-01-20 2017-05-18 三菱レイヨン株式会社 廃水の処理装置、処理方法、および廃水処理システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5925633B2 (ja) * 1978-09-20 1984-06-19 三菱重工業株式会社 排水の処理方法
JPH0819485A (ja) * 1994-07-11 1996-01-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 可搬・水処理式シャワー装置
JP4032496B2 (ja) * 1998-04-23 2008-01-16 オルガノ株式会社 Cmp工程排水処理装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000218268A (ja) 1999-02-02 2000-08-08 Asahi Chem Ind Co Ltd 洗濯排水の浄化再利用システム
JP2001038153A (ja) 1999-05-27 2001-02-13 Sanyo Electric Co Ltd 排水の再生システム
JP2002018437A (ja) 2000-05-02 2002-01-22 Kurita Water Ind Ltd カルシウム及びシリカ含有水の処理方法及び処理装置
JP2003001256A (ja) 2001-06-25 2003-01-07 Kurita Water Ind Ltd 循環冷却水の処理方法
JP2007245150A (ja) 2001-09-27 2007-09-27 Daicel Chem Ind Ltd 排水処理装置
JP2003218072A (ja) 2002-01-28 2003-07-31 Nomura Micro Sci Co Ltd 排水処理装置
JP2005074295A (ja) 2003-08-29 2005-03-24 Daicel Chem Ind Ltd 洗車排水処理システム
US20110049054A1 (en) 2007-09-20 2011-03-03 Verenium Corporation Wastewater treatment system
JP2011083732A (ja) 2009-10-16 2011-04-28 Mimaki Engineering Co Ltd 廃水浄化システム、洗浄装置及びインクジェットプリンタシステム
JP2017080740A (ja) 2011-01-20 2017-05-18 三菱レイヨン株式会社 廃水の処理装置、処理方法、および廃水処理システム
US20140311979A1 (en) 2011-11-17 2014-10-23 Alexander Schluttig Device and Method for Producing Sterile Water by Means of a Cross-Flow Liquid Sterile Filter

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2019088304A1 (ja) 2020-11-26
WO2019088304A1 (ja) 2019-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4920990B2 (ja) 分離膜の洗浄方法
KR102329058B1 (ko) 분리막 모듈의 막힘 개소 특정 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체, 조수 시스템 및 조수 방법
JP6441808B2 (ja) 淡水化装置及び淡水化方法
CN106103349A (zh) 水处理方法
CN108473341B (zh) 净化液体的方法
RU2614287C2 (ru) Система очистки жидкости
JPWO2008078498A1 (ja) 排水処理システム及び排水処理方法
JP7122761B2 (ja) 水浄化システム
KR102380257B1 (ko) 분리막 기술을 적용한 양식장 사육수 처리 시스템
WO2016178366A1 (ja) 膜分離活性汚泥処理方法及び膜分離活性汚泥処理システム
JPWO2014007262A1 (ja) 淡水製造装置および淡水製造方法
JP2005144290A (ja) Mlssの制御方法
JP2001346460A (ja) 水耕栽培装置および方法
US20020011438A1 (en) Water purification treatment apparatus with large pore size filter membrane unit
JP5048239B2 (ja) 浄水装置
US20140076808A1 (en) Sanitary cold water treatment systems and methods
US20220203304A1 (en) Circulating water preparation system, cooling system and method for operating a cooling system
JP2007152193A (ja) 水浄化装置および水浄化方法
Song et al. Application of microfiltration for reuse of backwash water in a conventional water treatment plant-a case study
KR101560490B1 (ko) 실시간 능동 제어 방식의 골프장 잔디용수 공급을 위한 정화 장치 및 이를 이용한 잔디용수 공급 방법
US20240025780A1 (en) Method for eliminating the use of chemical products in pre-treatment in seawater desalination plants based on reverse osmosis
KR200364038Y1 (ko) 제망간탑을 이용한 분리막 고도 정수 처리장치
US10377650B2 (en) Membrane separation type activated sludge treatment method and system
RU190581U1 (ru) Мобильная станция очистки воды
KR101443909B1 (ko) 역삼투 정수장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210623

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7122761

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150