JP7122217B2 - 移床式砂ろ過装置の固着砂層破砕方法、移床式砂ろ過装置および移床式砂ろ過装置の運転方法 - Google Patents
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Description
ここで、原水流出器107は、懸濁物質(SS)を含んだ被処理水としての原水をろ過層104内に流入させるためのものあり、三角または五角形状の断面で下面側が開放された複数本(本例では8本)の原水分散板111により構成されている。これら原水分散板111は、筒体106の周方向に等角度間隔で放射状に配置されて原水流通路と連通状態で筒体106の下端部に接合されている。
このとき、ろ過層104における原水の流入箇所の近傍、つまり原水流出器107の各原水分散板111の下面側において、ろ過砂で捕捉したSSが堆積し、図7(a)および(b)に示されるように、堆積したSSとろ過砂とが固着して固着砂層125が生成される場合がある。固着砂層125は次第に大きくなり、最終的には、原水分散板111と案内シュート108との間でアーチ構造を形成して遂にはろ過槽102と案内シュート108との間の通路が最も狭くなった部分126(以下、「狭路部126」と称する。)を塞ぐようなブリッジ現象が発生する。このブリッジ現象が発生すると、狭路部126を塞ぐように張り出した固着砂層125によってエアリフト管115の下端側に設けられた吸込み部115aに向かうろ過砂の流れが阻害されるため、ろ過砂がエアリフト管115の吸込み部115aに向けて落下することができなくなり、遂にはエアリフト管115で吸い上げられるろ過砂がなくなり、エアリフト管115は単に水の吸い上げを行うのみになる。
ろ過槽にろ過砂を充填して形成されるろ過層に懸濁物質を含む原水を流入させることでその原水をろ過処理するとともに、ろ過処理に供された前記ろ過砂をエアリフトポンプによって上昇させながら洗浄し、洗浄した前記ろ過砂を前記ろ過層に戻すようにした移床式砂ろ過装置において、
前記原水に含まれる懸濁物質によって前記ろ過砂が固着して生成される固着砂層に向けて流体を噴射することを特徴とするものである。
ろ過槽にろ過砂を充填して形成されるろ過層に懸濁物質を含む原水を流入させることでその原水をろ過処理するとともに、ろ過処理に供された前記ろ過砂をエアリフトポンプによって上昇させながら洗浄し、洗浄した前記ろ過砂を前記ろ過層に戻すようにした移床式砂ろ過装置において、
前記原水に含まれる懸濁物質によって前記ろ過砂が固着して生成される固着砂層に向けて流体を噴射する流体噴射器を備えることを特徴とするものである。
第2発明に係る移床式砂ろ過装置の運転方法であって、
前記流体噴射器から前記固着砂層への流体の噴射でその固着砂層を破砕した後に、前記ろ過層への前記原水の流入を停止または排水量未満となるように調整した原水の流入量とした状態で、前記ろ過砂を前記エアリフトポンプによって上昇させながら洗浄しその洗浄したろ過砂を前記ろ過層に戻す動作を繰り返し連続的に行うことを特徴とするものである。
この間ろ過層はエアリフトポンプによる連続洗浄によりSS除去されるので、流体を噴射することによって、ろ過層から吹き上げられたSSはろ過水側に残ることがなく、排出することができる。
図1には、本発明の第1の実施形態に係る移床式砂ろ過装置を示す模式図で、(a)には横断面図が、(b)には縦断面図がそれぞれ示されている。
図1に示される移床式砂ろ過装置1Aは、ろ過槽2とエアリフトポンプ3とを備え、ろ過槽2にろ材としてのろ過砂が充填されて形成されるろ過層4に、懸濁物質(SS)を含んだ被処理水としての原水を上向きに流すことでその原水をろ過処理するとともに、ろ過処理に供されたろ過砂をエアリフトポンプ3で上昇させながら洗浄し、洗浄したろ過砂をろ過層4に戻すように構成されている。
ろ過槽2は、上下方向に延びる筒状胴部5と、この筒状胴部5の下端側に一体的に連設される漏斗状底部6とからなり、ろ過層4を形成するろ過砂が筒状胴部5の上下方向中間位置から漏斗状底部6に亘って充填されている。なお、ろ過槽2内におけるろ過層4の上面から筒状胴部5の上端部位置に至る部分には、ろ過層4でろ過処理された後のろ過水によって処理水層7が形成されている。
ろ過層4の中心部には、内部装置10が配設されている。この内部装置10は、主に、原水流出器11、筒体12および案内シュート13により構成されている。
筒体12は、原水流出器11の上方に向かって真っ直ぐに延びる内管17および外管18よりなる二重管構造体であり、外管18には、上端側が閉鎖され下端側が各原水分散板15に繋がる原水流通路が形成されている。この原水流通路には、移床式砂ろ過装置1Aの前段に配設された例えば最終沈殿池越流トラフ20からの原水が原水流入管21を介して送り込まれるようになっている。
案内シュート13は、原水流出器11の下側に位置するように筒体12の下端に一体的に接合されており、原水流出器11の下方に向かって末広がりの傘形状部材からなり、ろ過槽2内のろ過砂が均一に下向きに移動するように案内する役目をする。
エアリフトポンプ3は、筒体12の内管17の内部を通してろ過槽2の中心部に配されてろ過槽2の上部から下部に亘って延びるエアリフト管25と、このエアリフト管25に対する圧縮空気(エアリフト空気)の供給源としての圧力開閉式エアコンプレッサ26(以下、単に「コンプレッサ26」という。)とを備えて構成されている。
移床式砂ろ過装置1Aにおいては、最終沈殿池越流トラフ20からの原水が原水流入管21、原水流通路18を介して原水流出器11に送り込まれ、複数(8本)の原水分散板15によってろ過層4の全域に均一に分散されるようになっている。そして、各原水分散板15から流出してろ過層4内に流れ込んだ原水は、ろ過層4を上部へと流れる間に含有SSがろ過砂に捕捉されてろ過処理され、ろ過処理後のろ過水は、ろ過槽2の上部に設けられた集水トラフ29から図示されないろ過水流出管を介して次の処理装置(図示省略)へと送られる。
上記のろ過処理において、ろ過層4で原水をろ過することによってろ過砂は汚濁されるが、この汚濁したろ過砂は、ろ過槽2の底部からエアリフト管25によって水と共に汲み上げられ、その際にエアリフト管25内でろ過砂が揉まれて捕捉したSSが剥離される。エアリフト管25で汲み上げられたろ過砂と水は、内部装置10の上端部に装着された分離器30へと導入されて分離処理される。
分離器30で分離処理されたろ過砂は、ラビリンス通路を備えたサンドウォッシャー31でろ過水と対向流で洗浄されて再びろ過層4へ戻される。このように、ろ過砂の循環と洗浄を連続的に行うことにより、ろ過性能を安定的に保つことができる。
分離器30で分離処理された水は、多量のSSを含んでおり、洗浄排水としてオリフィスプレート32の孔から洗浄排水管33を介して装置外へと排出される。
そこで、第1の実施形態の移床式砂ろ過装置1Aには、原水分散板15の下方の狭路部36に向けて、流体(本例では圧縮空気)を噴射する流体噴射器50が装備されている。
流体噴射器50は、ろ過槽2の漏斗状底部6の外側にその漏斗状底部6を取り囲むように配置される環状空気配管(環状流体配管)51と、複数(8本)の原水分散板15の配置に合わせてろ過槽2の漏斗状底部6の周方向に等角度間隔でその漏斗状底部6と環状空気配管51との間に配される複数(8個)の噴射ノズル52とを備えて構成されている。
各噴射ノズル52は、その先端側に設けられた噴射口を各原水分散板15の下方の狭路部36に向けて斜め上向となるようにその先端部がろ過槽2の漏斗状底部6の壁に貫通状態で装着される一方、その基端部が環状空気配管51と連通接続されている。
環状空気配管51には、エアリフト空気配管27から分岐する分岐空気配管43が接続されている。この分岐空気配管43には、その管路を開閉しその管路内を流れる圧縮空気の流量を調節する開閉弁44が介設されており、この開閉弁44を開くことにより、コンプレッサ26からエアリフト空気配管27および分岐空気配管43を介して環状空気配管51内に圧縮空気が送り込まれ、この環状空気配管51内に送り込まれた圧縮空気が噴射ノズル52の噴射口から原水分散板15の下方の狭路部36に向けて噴射される。
なお、ここで述べたように、コンプレッサ26からの圧縮空気を分岐空気配管43を介して流体噴射器50から噴射するような態様に限定されるものではなく、コンプレッサ26とは別に独立に設けられる圧縮空気供給源(例えばコンプレッサ26と同様のもの)からの圧縮空気を流体噴射器50から噴射するようにしても良い。
また、本例では、開閉弁44が、後述する制御器45からの信号により開閉する構造のものを採用したが、これに限定されるものではなく、手動にて開閉する構造のものを採用しても良い。
開閉弁44には、その弁の開閉動作を制御する制御器45が付設されている。この制御器45には、タイマ制御回路46が組み込まれている。この制御器45は、タイマ制御回路46によるタイマ設定時間Tsを超えたときに、開閉弁44に向けて弁開作動信号を送信し開閉弁44を開いて流体噴射器50を作動させ、流体噴射器50を所定時間だけ作動させたら開閉弁44に向けて弁閉作動信号を送信し開閉弁44を閉じて流体噴射器50の作動を停止させ、かつタイマ制御回路46によるタイマ設定時間Tsをリセットして再度カウントを開始する。
このとき、ろ過層4における原水の流入箇所の近傍、つまり各原水分散板15の下面側において、ろ過砂で捕捉したSSが堆積し、堆積したSSとろ過砂とが固着して固着砂層35が生成される場合がある。固着砂層35は次第に大きくなり、最終的には、原水分散板15と案内シュート13との間でアーチ構造を形成して遂には原水分散板15の下方の狭路部36を塞ぐようなブリッジ現象が発生する。このブリッジ現象が発生すると、特に原水分散板15の下方の狭路部36を塞ぐように張り出した固着砂層35によってエアリフト管25の吸込み部25aに向かうろ過砂の流れが阻害されるため、ろ過砂がエアリフト管25の吸込み部25aに向けて落下することができなくなり、遂にはエアリフト管25で吸い上げられるろ過砂がなくなり、エアリフト管25は単に水の吸い上げを行うのみになる。
第1の実施形態の移床式砂ろ過装置1Aにおいては、原水分散板15と案内シュート13との間に生じた前述のブリッジ現象に起因して連続ろ過および連続洗浄が不可能となった状態を解消するために、制御器45から開閉弁44に向けて弁開作動信号を送信し開閉弁44を開いて流体噴射器50を作動させる。流体噴射器50が作動されると、コンプレッサ26からエアリフト空気配管27および分岐空気配管43を経て環状空気配管51内に送り込まれた圧縮空気が噴射ノズル52の噴射口から原水分散板15の下方の狭路部36に向けて噴射される。
第1の実施形態の移床式砂ろ過装置1Aによれば、原水分散板15の下方の狭路部36を塞ぐように張り出した固着砂層35の張出部分35aがその狭路部36に向けて噴射された圧縮空気によって破砕されるので、原水分散板15の下方の狭路部36を通ってエアリフト管25の吸込み部25aに向かうろ過砂の流れを元に戻すことができ、これによってろ過砂の循環を回復させてろ過性能を安定的に保つことができる。
したがって、従来の移床式砂ろ過装置101において、固着砂層125のブリッジ現象に起因して連続ろ過および連続洗浄が不可能となった状態を解消するために、当該装置101を一旦停止させ、ろ過槽102内のSSを含んだ水を排水し、全てのろ過砂をろ過槽102内から抜き取り、ブリッジ現象を生じさせている固着砂層125を除去するといった多大な労力を必要とする作業を行う必要がなくなり、当該装置101の外部でのろ過砂洗浄を行う必要がなくなり、新品のろ過砂を全量投入(手配)する必要がなくなり、SSを含んだろ過砂の処分も必要がなくなる。
すなわち、予め原水の供給を止めて各原水分散板15からの原水の流出を停止させ、ろ過層4への原水の流入を停止、あるは排水量未満となるように調整した原水の流入量としておく。所定時間経過させてSSをろ過層4上に沈降させる。ブリッジ現象が解消されたろ過層4は、エアリフトポンプ3の作動でろ過砂が循環可能な状態となっているため、原水のろ過層4への流入を停止、あるは排水量未満となるように調整した原水の流入量とした状態で、ろ過砂をエアリフトポンプ3によって上昇させながら洗浄しその洗浄したろ過砂をろ過層4に戻す動作を繰り返し連続的に行う。これにより、全てのろ過砂が循環し、全てのSSは分離器30、オリフィスプレート32および洗浄排水管33を介して装置外へと排出されることになり、ろ過層4から吹き上げられたSSが処理水層7側に混入するのを防ぐことができる。
また、移床式砂ろ過装置1Aの通常運転時においても、タイマ設定時間Tsを適当なn時間として、一定間隔時間(n時間)ごとに流体噴射器50を作動させる「ブリッジ現象予防運転」を自動的に実施するようにしてもよい。こうすることにより、ブリッジ現象の元となる固着砂層35の発生を未然に防ぐことができ、ブリッジ現象の発生を予防することができる。
なお、これらブリッジ現象防止運転やブリッジ現象予防運転を、後述する第2~第5の実施形態のものについても実施するのがよいのは言うまでもない。
図2には、本発明の第2の実施形態に係る移床式砂ろ過装置を示す模式図で、(a)には横断面図が、(b)には縦断面図がそれぞれ示されている。なお、第2の実施形態において、先の第1の実施形態と同一または同様のものについては、図に同一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することとし、以下においては、第2の実施形態に特有の部分を中心に説明することとする(後述する第3の実施形態および第5の実施形態についても同様)。
各噴射ノズル57は、その先端側に設けられた噴射口を各原水分散板15と案内シュート13との間で狭路部36のやや上方位置に向けて斜め上向となるようにその先端部が案内シュート13の壁に貫通状態で装着される一方、その基端部が環状空気配管56と連通接続されている。
図3には、本発明の第3の実施形態に係る移床式砂ろ過装置を示す模式図で、(a)には横断面図が、(b)には縦断面図がそれぞれ示されている。
環状流体溜り室61は、下方に進むに従って内径および外径が共に小さくなり軸方向の長さが径寸法に対して極端に短い逆円錐台状のテーパ筒状部材63を案内シュート13の下端部内壁面に固着することでそのテーパ筒状部材63と案内シュート13の下端部内壁面とによって区画形成されるものであり、下方には開放されている。
各噴射ノズル62は、その先端側に設けられた噴射口を各原水分散板15と案内シュート13との間で狭路部36のやや上方位置に向けて斜め上向となるようにその先端部が案内シュート13の壁に貫通状態で装着される一方、その基端部が環状流体溜り室61と連通接続されている。なお、案内シュート13に噴射ノズル62を装着する構成に代えて、案内シュート13に噴射口として機能する開口を穿設する構成を採用してもよい。
図4には、本発明の第4の実施形態に係る移床式砂ろ過装置を示す模式図で、(a)には横断面図が、(b)には縦断面図がそれぞれ示されている。なお、この第4の実施形態において、先の第3の実施形態と同一または同様のものについては、図に同一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することとし、以下においては、第4の実施形態に特有の部分を中心に説明することとする。
この流体噴射器65においては、開閉弁44を開くことにより、コンプレッサ26からエアリフト空気配管27および分岐空気配管43を介して環状空気溜り室61に圧縮空気が送り込まれ、この環状空気溜り室61内に送り込まれた圧縮空気がその環状空気溜り室61の下方に開放された面から一旦下方に向けて噴出された後に案内シュート13の全周に亘ってその径方向外側から上方に反転して狭路部36の上方に向けて噴出される。
なお、図4(b)に示されるように、案内シュート13の下端部内壁に固着されるテーパ筒状部材63が、案内シュート13の下端から下方に突出するように長く形成されているので、環状空気溜り室61からその下方に噴出された圧縮空気が案内シュート13の内側に入り込まないようになっている。
第3の実施形態の移床式砂ろ過装置1Cでは、噴射ノズル62の配置によって原水分散板15の下方の固着砂層35を主として破砕するのに対して、第4の実施形態の移床式砂ろ過装置1Dによれば、案内シュート13の全周に亘ってその径方向外側から上方に反転して狭路部36の上方に向けて圧縮空気が噴出されるので、噴射ノズル62の配置にとらわれずに、案内シュート13の周辺の固着砂層35の全体を均一に破砕することができ、ろ過層4内全体のブリッジ現象を解消することができる。
図5には、本発明の第5の実施形態に係る移床式砂ろ過装置を示す模式図で、(a)には横断面図が、(b)には縦断面図がそれぞれ示されている。
第1の実施形態の移床式砂ろ過装置1Aに適用した場合を代表例として説明すると、図1において符号80が付された二点鎖線の四角枠で囲まれた部分に示されるように、水槽81に貯留されている水をポンプ82で吸い上げ、ポンプ82と環状空気配管51とを繋ぐ水配管83の途中に介設された開閉弁84の開弁作動により、ポンプ82からの圧力水を水配管83および環状空気配管51を介して噴射ノズル52の噴射口から狭路部36に向けて噴射する構成を採用することができる。ここでは、環状空気配管(環状流体配管)51は、環状水配管の役目をする。
2 ろ過槽
3 エアリフトポンプ
4 ろ過層
11 原水流出器
13 案内シュート
15 原水分散板
25 エアリフト管
35 固着砂層
50,55,60,65,70 流体噴射器
Claims (3)
- ろ過槽にろ過砂を充填して形成されるろ過層に懸濁物質を含む原水を流入させることでその原水をろ過処理するとともに、ろ過処理に供された前記ろ過砂をエアリフトポンプによって上昇させながら洗浄し、洗浄した前記ろ過砂を前記ろ過層に戻すようにした移床式砂ろ過装置において、
前記原水を前記ろ過層へと流出させる複数本の原水分散板に合わせて配される複数のノズルから、前記原水に含まれる懸濁物質によって前記ろ過砂が固着して生成される固着砂層に向けて流体を噴射することを特徴とする移床式砂ろ過装置の固着砂層破砕方法。 - ろ過槽にろ過砂を充填して形成されるろ過層に懸濁物質を含む原水を流入させることでその原水をろ過処理するとともに、ろ過処理に供された前記ろ過砂をエアリフトポンプによって上昇させながら洗浄し、洗浄した前記ろ過砂を前記ろ過層に戻すようにした移床式砂ろ過装置において、
前記原水を前記ろ過層へと流出させる複数本の原水分散板に合わせて配される複数のノズルから、前記原水に含まれる懸濁物質によって前記ろ過砂が固着して生成される固着砂層に向けて流体を噴射する流体噴射器を備えることを特徴とする移床式砂ろ過装置。 - 請求項2に記載の移床式砂ろ過装置の運転方法であって、
前記流体噴射器から前記固着砂層への流体の噴射でその固着砂層を破砕した後に、前記ろ過層への前記原水の流入を停止または排水量未満となるように調整した原水の流入量とした状態で、前記ろ過砂を前記エアリフトポンプによって上昇させながら洗浄しその洗浄したろ過砂を前記ろ過層に戻す動作を繰り返し連続的に行うことを特徴とする移床式砂ろ過装置の運転方法。
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