JP7120811B2 - プログラム及び処理端末 - Google Patents

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Description

本発明は、処方監査の処理を行う処方監査処理端末で用いられる処方監査処理端末用のデータ構造に関するものである。
薬剤師は、病院等の医療機関が発行した処方箋に従って薬剤を調合する。その際、薬剤師は、処方箋の内容を見て、適切な投与量になっているか、重複投与となっていないか、又は、多剤投与によるポリファーマシーのおそれがないかなどを調べる処方監査を行わなければならない。
このため、処方監査を容易に行えるようにした装置が多数提案されている(例えば特許文献1)。
特開2014-67104号公報
処方監査の結果、医療機関に対して、処方箋の見直しの提案又は疑義照会が行われることがある。このような処方箋の見直しの提案又は疑義照会は、電話やFAXを使用して行われ、又は、紙媒体である報告書により行われていた。このため、記録が残されないことがあったり、記録が残されてもファイルされたまま、その後、目を通されないことがあったりした。このような場合、処方監査が次回の処方箋の作成に反映されず、再度、同様の処方箋の見直しの提案又は疑義照会を行う必要が生じていた。つまり、処方監査が十分に活用されていなかった。
特許文献1に例示される先行技術では、このような課題について何ら認識されていない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、処方監査を効果的に活用できるようにした処方監査処理端末用のデータ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のプログラムは、被保険者の処方に対する処方監査情報の送信許可情報を取得することと、前記送信許可情報に基づいて、前記処方監査情報の医療機関端末への送信が許可されているか判定することと、前記送信が許可されている場合、薬局端末から取得した前記処方監査情報を前記医療機関端末に転送することと、を処理端末に実行させる。
本発明によれば、処方監査を効果的に活用できる。
一実施形態の処方監査処理システムの全体構成を示す模式図 一実施形態の薬局端末の構成を示す模式図 一実施形態の保険薬局が所有している被保険者の個人情報の構成を示す模式図 一実施形態の処方監査処理の一例を示すフローチャート
以下、本発明の実施形態ついて、図面を参照しながら説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。また、実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。さらに、実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができる。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一要素は原則として同一の符号を付し、その説明を省略することもある。
[1.処方監査処理システム]
以下、図1を参照して一実施形態の処方監査処理システム1の全体構成について説明する。図1は、処方監査処理システム1の全体構成を示す模式図である。
処方監査処理システム1は、処方薬情報データベースサーバ(以下「データベースサーバ」ともいう)3と、被保険者が操作する操作端末4(被保険者端末)と、薬局端末5(処方監査処理端末)と、医療機関端末6とを備えて構成される。処方薬情報データベースサーバ3は、所定のネットワークを介して保険者データベースサーバ2から種々の情報を取得する。なお、保険者データベースサーバ2の情報を記録媒体に記憶させ、この記録媒体から当該情報を処方薬情報データベースサーバ3に読み込ませるようにしてもよい。
保険者データベースサーバ2は、市町村や健康保険組合などの保険者が管理するデータベースサーバであり、例えばパーソナルコンピュータにより構成される。保険者データベースサーバ2には、医療機関や保険薬局から医療報酬の請求に伴う各種情報が被保険者毎に記録されたデータベースが格納される。具体的には、被保険者の年齢などの個人情報と、病名及び通院歴などの被保険者の受診に関する情報と、処方薬の種別及び用量などの処方薬に関する情報とが記憶されている。以下、受診に関する情報を「受診情報」といい、処方薬に関する情報を「処方薬情報」といい、「受診情報」と「処方薬情報」とを纏めて「診療処方情報」という。
処方薬情報データベースサーバ3は、サービス提供者が管理するデータベースサーバであり、例えばパーソナルコンピュータにより構成される。処方薬情報データベースサーバ3は、保険者との契約により、保険者データベースサーバ2から、個人情報,診療処方情報を含む情報I1を適宜のタイミングで取得でき、保険者データベースサーバ2と同様に、個人情報、診療処方情報が保険者毎に記録されたデータベースを格納する。処方薬情報データベースサーバ3は、被保険者の内、サービス提供者と契約したユーザの操作端末4(以下「ユーザ端末」という)に、このユーザの診療処方情報I2を適宜提供するサービスを行う。
詳しくは、データベースサーバ3は、そのデータベースの中から、特定の抽出条件を満たすユーザを抽出する。例えば、データベースサーバ3は、75歳以上且つ6種類以上の薬剤が3ヶ月以上処方されているユーザを、多剤投与によるポリファーマシーのおそれがあるユーザとして抽出する。データベースサーバ3は、この抽出した各ユーザのユーザ端末4に、ポリファーマシーのおそれがあるので薬剤の処方について薬剤師に相談するよう通知を行う。また、この通知と併せて、データベースサーバ3は、当該ユーザの診療処方情報I2をユーザ端末4に送信する。なお、診療処方情報I2をユーザ端末4に送信するタイミングは、特定の抽出条件が見直されたとき、又は、ユーザ端末4から要求があったときなどが例示される。
ユーザ端末4は、例えばスマートフォン,パーソナルコンピュータ又はタブレットパソコン等により構成され、実施形態では、ユーザ端末4はスマートフォンにより構成される。
ユーザは、ユーザ端末4に、専用アプリケーションを使用することで、データベースサーバ3を管理するサービス提供者から所定のサービスを受けることができる。
具体的には、上述したように、ユーザが特定の抽出条件を満たしている場合、ユーザは、ユーザ端末4により、データベースサーバ3から、薬剤師への相談を促す通知と、ユーザの診療処方情報I2とを受け取ることができる。
そして、ユーザは、ユーザ端末4を使用して、この診療処方情報I2を、専用アプリケーションプログラムP(以下「プログラム」という)をインストールした所望の保険薬局の薬局端末5に転送できる。詳しくは、ユーザは、タッチパネル4aによりユーザ端末4を操作して、予め登録した保険薬局の中から、かかり付けの薬剤師が所属するなどの所望の保険薬局を選択する。ユーザ端末4は、この保険薬局の管理する薬局端末5が格納している被保険者の個人情報(以下「薬局データ」という)I4の内、許可フラグD15aを取得し、この許可フラグD15aが「1」である場合には、診療処方情報I2を薬局端末5に送信する(これについては詳しく後述する)。
診療処方情報I2を送信された薬局端末5を管理する保険薬局では、この診療処方情報I2に基づいて処方監査が行われ、この処方監査の結果I3(以下「処方監査情報」という)はユーザ端末4に送信される。
なお、ユーザは、処方監査情報I3を受診すると、保険薬局へ訪れて薬剤師から処方監査についてより詳しい説明を受けることが推奨される。
そして、ユーザは、ユーザ端末4を使用して、この処方監査情報I3を、専用アプリケーションをインストールした所望の医療機関の医療機関端末6に転送できる。詳しくは、ユーザは、タッチパネル4aによりユーザ端末4を操作して、予め登録した医療機関の中から、かかり付けの医師が所属するなどの所望の医療機関を選択する。ユーザ端末4は、薬局端末5から取得した前記の許可フラグD15aが「1」である場合には、処方監査情報I3を医療機関端末6に送信する(これについては詳しく後述する)。
また、ユーザは、ユーザ端末4から処方監査情報I3をデータベースサーバ3に転送して、データベースサーバ3に処方監査情報I3をバックアップしておくことができる。
この他、ユーザは、サービス提供者から種々のサービスが受けられる。例えば、ユーザは、医療機関から出された処方箋をユーザ端末4により撮影し、処方箋の写真画像を、専用アプリケーションを使用して保険薬局に送信することで、保険薬局に到着する前に調剤を先行して開始してもらうことができる。
薬局端末5は、保険薬局が管理するものであり、例えば、スマートフォン,パーソナルコンピュータ又はタブレットパソコン等により構成され、本実施形態では、パーソナルコンピュータにより構成される。
薬局端末5は、上述したように、ユーザ端末4からユーザの診療処方情報I2を受信することができる。薬局端末5が受信した診療処方情報I2は、当該保険薬局に所属する薬剤師の処方監査に使用される。
診療処方情報I2には、この薬局端末5を管理する保険薬局又は特定の医療機関で扱った処方箋に関する処方薬情報だけでなく、他の保険薬局及び不特定の医療機関で扱った処方箋に関する処方薬情報が含まれている。したがって、ユーザは、特定の保険薬局及び特定の医療機関で扱った処方箋に限定されずに総合的な処方監査を受けることができる。
薬剤師が薬局端末5に処方監査情報I3を入力すると、この処方監査情報I3は、上述したようにユーザ端末4を介して所望の医療機関の医療機関端末6へと送信される。
医療機関端末6は、医療機関が管理するものであり、例えば、スマートフォン,パーソナルコンピュータ又はタブレットパソコン等により構成され、本実施形態では、パーソナルコンピュータにより構成される。
医療機関端末6は、上述したように、ユーザ端末4からユーザの処方監査情報I3を受信することができる。医療機関端末6には、ユーザの診療情報が電子化された電子カルテCが記憶されており、医療機関端末6は、処方監査情報I3を受信すると、この処方監査情報I3を電子カルテCに追加する。
以下、図2及び図3を参照して、薬局端末5についてさらに説明する。図2は、薬局端末5の構成を示す模式図である。図3は、薬局端末5が格納している被保険者の薬局データI4の構成を示す模式図である。
図2に示すように、薬局端末5は、入力装置50と、通信装置51と、出力装置52と、記憶装置53と、制御装置54とを備える。
出力装置52は、ディスプレイ又はプリンタである。出力装置52は、制御装置54の制御により、診療処方情報I2を表示又はプリントアウトすることで、薬剤師が参照できるようにユーザの診療処方情報I2を出力する。薬剤師は、この出力された診療処方情報I2に基づいて、処方監査を行う。すなわち、重複投与されていないか、多剤投与によるポリファーマシーのおそれがないか、又は禁忌処方されていないか等が調査される。
入力装置50は、例えばタッチパネル,キーボード及びマウスの内の少なくとも一つを備える。薬剤師は、入力装置50を使用して、処方監査情報I3を制御装置54に入力する。また、入力装置50は、ユーザ端末4に処方監査情報I3を送信させるための操作を受け付ける。
通信装置51は、送信回路、受信回路などを含む。通信装置51は、制御装置54の制御により、ユーザ端末4と直接又は所定のネットワークを介して、双方向の通信を行う。具体的には、通信装置51は、ユーザ端末4から上述の診療処方情報I2を受信し、ユーザ端末4へ上述の処方監査情報I3を送信する。
記憶装置53は、メモリまたはハードディスク装置などの記憶デバイスであり、種々の情報を記憶する。例えば、処方監査処理を行うためのプログラムPや、前述の各種情報I2,I3,I4を記憶する。
制御装置54は、プロセッサなどの制御デバイスであり、薬局端末5が行う各処理を実行する。処方監査処理は、記憶装置53に格納されたプログラムPを実行することで制御装置54により実行される。
後述するように、ユーザ端末4から薬局端末5に診療処方情報I2を送信する場合、及び、ユーザ端末4から医療機関端末6に処方監査情報I3を送信する場合、ユーザの許可が必要となる。ユーザの許可は、薬局データI4を参照することで行われる。
本実施形態では、ユーザが、保険薬局において、例えばタブレットパソコンを使用して問診に答えるかたちで、当該送信を許可するか否かを決定する。このタブレットパソコンは、薬局端末5に例えば無線接続されており、タブレットパソコンから入力された各種データは、図3に示す薬局データI4の一部として薬局端末5に記録される。なお、問診に使用されるタブレットパソコン自体を薬局端末5として使用してもよい。
薬局データI4は、図3に示すように、問診データD1,服薬指導歴情報D2,服薬履歴画像推定情報D3,薬情報D4,検査情報D5及び診療処方情報D6を有する。
問診データD1は、問診により被保険者から取得する情報であり、身長体重情報D11,アレルギ情報D12,既往歴情報D13,保険証番号D14及び利活用制御情報D15に細分化される。
服薬指導歴情報D2は、今までに受けた薬剤の使用法に関する指導の具体的な内容である。服薬履歴画像推定情報D3とは、患者の持参薬をタブレットパソコンのカメラで撮影して、得られた持参薬の画像をAIなどによって画像認識し、その結果を薬局の薬歴DBを用いて、推定(特定)した服薬履歴の情報である。薬情報D4は、薬局が保持管理している薬の注意事項であり、併用禁忌薬、服薬時の症状が記録される。検査情報D5とは今までに受けた検査結果の情報である。診療処方情報D6には、薬局端末5に転送された診療処方情報I2がそのまま格納されている。すなわち診療処方情報D6は診療処方情報I2がコピーされたものである。身長体重情報D11は、被保険者の身長と体重との各情報である。アレルギ情報D12は、被保険者のアレルギの有無、アレルゲンの種類、各アレルゲンに対するアレルギの症状やその程度に関する情報である。既往歴情報D13は、被保険者のこれまでにかかったことのある病気の種類、煩っていた時期及び期間などである。
診療処方情報D6と服薬履歴画像推定情報D3とを見比べることによって、医療機関による処方と、見直し後に実際に処方された調剤情報と、を比較でき、処方監査ひいては以降の処方の見直しを行い易くなる。
利活用制御情報D15は、さらに、許可フラグD15a,開示範囲D15b及び氏名患者識別情報D15c(氏名患者ID)に細分化される。許可フラグ(送信許可情報)D15aには、薬局端末5への診療処方情報I2の送信及び医療機関端末6への処方監査情報I3の送信に被保険者を許可する場合には、本実施形態では「1」が入力され、そうでない場合は「0」が入力される。開示範囲D15bは、問診データD1~保険証番号D14の内、被保険者が第三者への開示を許可するデータの種別が入力される。氏名患者識別情報D15cは、被保険者の氏名又は患者IDであるが、ブランクとした場合には、薬局データI4は、匿名の被保険者のデータとして利活用されることとなる。
そして、許可フラグD15aは、薬局端末5からユーザ端末4へと送信される。ユーザ端末4は受信した許可フラグD15aが「1」である場合、ユーザから特定の操作を受け付けなくとも、データベースサーバ3から取得した診療処方情報I2を薬局端末5へ転送し、薬局端末5から取得した処方監査情報I3を医療機関端末6へ転送する。
なお、薬局端末5に転送された診療処方情報I2を、上述したように診療処方情報D6に格納する替わりに、薬情報D4,検査情報D5に適宜分類され記憶されるようにしてもよい。この場合、診療処方情報D6を省略できる。
[2.制御フロー]
一実施形態の処方監査処理システム1による処方監査処理方法について図4を参照して説明する。図4は、本発明の一実施形態の処方監査処理方法の制御フローの一例を示すフローチャートである。この制御フローの内、薬局端末5により行われる処理は、薬局端末5の制御装置54がプログラムPを実行することで行われる。
先ず、ステップS10で、データベースサーバ3は、そのデータベースの中からポリファーマシーのおそれがあるユーザを抽出する。次に、データベースサーバ3は、ステップS20で、抽出したユーザのユーザ端末4に、このユーザの診療処方情報I2と、処方箋の見直しを薬剤師に相談することを促す通知と、を送信する。
そして、ステップS40で、ユーザ端末4は、薬局端末5から許可フラグD15aを取得し、許可フラグD15aが「1」であるか「0」であるかに基づき、薬局端末5に診療処方情報I2を転送するか否かを判定する。
ステップS40で許可フラグD15aが「1」であった場合、すなわち当該転送が許可された場合には、ユーザ端末4は、ステップS50で、薬局端末5へ診療処方情報I2を送信する。
一方、ステップS40で許可フラグD15aが「0」であった場合、すなわち当該転送が禁止された場合には、ユーザ端末4は当該送信を行わない。このまま処方監査処理は未完のまま終了する。但し、ユーザ端末4は、診療処方情報I2の転送が禁止された場合には、その旨の情報をデータベースサーバ3に送信する。データベースサーバ3は、この情報を受信すると、ステップS45で、ユーザ端末4にメールを送信する。このメールにより、問診をやり直して当該転送を行うように推奨することや、当該転送を禁止したことについてのアンケートなどが行われる。アンケートの内容は、例えば、当該転送を禁止した理由の問い合わせ、当該転送を他の保険薬局に対して行う希望がないかの問い合わせなどである。
ステップS50で薬局端末5へ診療処方情報I2が送信されると、ステップS60で、薬局端末5は、この診療処方情報I2を表示又は印刷する。そして、薬局端末5は、ステップS70で、この診療処方情報I2に対する処方監査情報I3の入力を受け付け、ステップS80でこの処方監査情報I3をユーザ端末4へと送信する。
処方監査情報I3を受診したユーザ端末4は、ステップS90でこの処方監査情報I3を表示すると共に、処方監査情報I3をバックアップするか否かをユーザに問い合わせる表示をする。そして、ステップS100で、ユーザ端末4は、ユーザによりバックアップを許可する旨の操作及びバックアップを禁止する旨の何れの操作を受け付けたか判定する。
ユーザ端末4は、バックアップする旨の操作を受け付けた場合には、データベースサーバ3に処方監査情報I3を出力する。そして、ステップS110で、データベースサーバ3がこの処方監査情報I3を記憶することで処方監査情報I3のバックアップが行われた後、ステップS120の処理へ進む。
その一方、ステップS100で、ユーザ端末4は、バックアップしない旨の操作を受け付けた場合には、処方監査情報I3のバックアップが行われないまま、ステップS120の処理へ進む。
ステップS120において、ユーザ端末4は、ステップS40で取得した許可フラグD15aが「1」であるか「0」であるかに基づき、医療機関端末6に処方監査情報I3を転送するか否かを判定する。
ステップS120において、ユーザ端末4は、許可フラグD15aが「0」であった場合、すなわち当該転送が禁止された場合には、処方監査情報I3を医療機関端末6へ送信しない。この結果、処方監査の結果が医療機関に連絡されないまま、処方監査処理が終了する。但し、ユーザ端末4は、医療機関端末6の転送が禁止された場合には、その旨の情報をデータベースサーバ3に送信する。データベースサーバ3は、この情報を受信すると、ステップS125で、ユーザ端末4にメールを送信する。このメールにより、問診をやり直して当該転送を行うように推奨することや、当該転送を禁止したことについてのアンケートなどが行われる。アンケートの内容は、例えば、当該転送を禁止した理由の問い合わせ、当該転送を他の医療機関に対して行う希望がないかの問い合わせなどである。
一方、ステップS120において、ユーザ端末4は、許可フラグD15aが「1」であった場合、すなわち当該転送が許可された場合には、ステップS130で、処方監査情報I3を医療機関端末6へ送信する。
処方監査情報I3を受信した医療機関端末6は、ステップS140で、処方監査情報I3をモニタ等に表示する。医療機関端末6は、ステップS150で、キーボード等の入力装置から、電子カルテCへの処方監査情報I3の追加を許可する許可操作と、当該追加を禁止する禁止操作との何れの操作を、受け付けたかを判定する。
医療機関端末6は、ステップS150で許可操作を受け付けた場合には、ステップS160で、電子カルテCに処方監査情報I3を追加する。これにより、処方監査処理が終了する。
一方、医療機関端末6は、ステップS150で禁止操作を受け付けた場合には、電子カルテCに処方監査情報I3が記録されないまま、処方監査処理が終了する。
[3.作用・効果]
本発明の一実施形態によれば、医療機関端末6へ処方監査情報I3が送信され、この処方監査情報I3が医療機関端末6に記録された電子カルテCに記録されるので、処方監査情報I3の見落としを抑制でき、処方監査を効果的に活用できる。
また、処方監査が十分に活用されることで、医療機関により処方箋が適宜見直されるようになるので、薬剤の重複投与,禁忌処方及びポリファーマシーの発生を抑制できる。
また、診療処方情報I2の薬局端末5への送信と、処方監査情報I3の医療機関端末6への送信と、にはユーザの許可がそれぞれ必要であるが、ユーザがこれらの送信を許可するか否かは許可フラグD15aを使用して予め設定されている。したがって、処方監査が行われる毎に、ユーザの意向の確認が不要となって、診療処方情報I2及び処方監査情報I3の送信に必要な処理手順を簡略化できる。
薬局端末5に診療処方情報I2が送信される場合、及び、医療機関端末6に処方監査情報I3が送信される場合、許可フラグD15aを「1」に設定することでユーザが当該送信を許可したことが予め記録されている。したがって、ユーザの個人情報を含む診療処方情報I2又は処方監査情報I3が、ユーザの許可のもと薬局端末5又は医療機関端末6に送信されたことを、許可フラグD15aが「1」に設定されていることで記録として残しておける。
また、開示範囲D15bにより、問診データD1~保険証番号D14の内、被保険者が第三者への開示を許可するデータの種別を制限できるので、第三者への開示を必要十分な範囲に留めることができ、個人情報を保護できる。
さらに、問診データD1には氏名患者識別情報D15cが含まれているが、この氏名患者識別情報D15cをブランク(未入力)とすることで薬局データI4を、匿名の被保険者のデータとして利活用できる。
また、身長体重情報D11を参照して、被保険者に処方された薬剤の用量が適切であるか否かを判定でき、より正確な処方監査が行われる。なお、薬局端末5は、身長体重情報D11を参照して適切な用量を計算して、この適切な用量をモニタに表示させるようにしてもよい。薬剤師は、この表示された用量に基づき、処方された薬剤の用量が適切であるか否かを厳格に判断することができる。或いは、薬局端末5が、処方された薬剤の用量と、身長体重情報D11を参照して計算した適切な用量とを比較して、処方された薬剤の用量が適切であるか判定して、判定結果をモニタに表示させるようにしてもよい。
加えて、アレルギ情報D12及び既往歴情報D13を参照して、禁忌処方がなされていないかの判断を、より厳格に行える。
さらに、被保険者が調剤薬局で薬剤を提供されるまでの待時間を利用して被保険者が問診データを入力できるので、この待時間を有効利用できる。
[4.変形例]
(1)前記実施形態では、許可フラグD15aが「1」である場合、ユーザ端末4を介して、薬局端末5から医療機関端末6へ処方監査情報I3を送信するようにした。これに対し、許可フラグD15aが「1」である場合、ユーザ端末4を介さずに、処方監査情報I3を医療機関端末6へ直接送信するようにしてもよい。
(2)前記実施形態では、薬局端末5への診療処方情報I2の送信の許可と、医療機関端末6への処方監査情報I3の送信の許可とを、共用の許可フラグD15aにより設定した。これに対し、薬局データI4に、薬局端末5への診療処方情報I2の送信用の許可フラグと、医療機関端末6への処方監査情報I3の送信用の許可フラグとを別々に設けてもよい。
本発明によれば、一度行われた処方監査を効率的に活用でき、同様の処方監査が不要に繰り替えされることを抑制できる。また、処方監査処理端末で用いられるデータ構造に、医療機関端末への処方監査情報の送信を許可するか否かを示す送信許可情報が含まれているので、処方監査が行われる毎に被保険者に当該送信への許可を確認することが不要となり、監査処理を医療機関端末へ提供するまでの処理を簡略かできる。よって、その産業上の利用可能性は多大である。
1 処方監査処理システム
2 保険者データベースサーバ
3 処方薬情報データベースサーバ
4 操作端末(被保険者端末)
5 薬局端末(処方監査処理端末)
6 医療機関端末
50 入力装置
51 通信装置
52 出力装置
53 記憶装置
54 制御装置
P プログラム
C 電子カルテ
D1 問診データ
D11 身長体重情報
D12 アレルギ情報
D13 既往歴情報
D15a 許可フラグ(送信許可情報)
D15b 開示範囲
D15c 氏名患者識別情報
D6 診療処方情報
I1 情報
I2 診療処方情報
I3 処方監査情報
I4 薬局データ

Claims (8)

  1. 被保険者の処方に対する処方監査情報の送信許可情報を取得することと、
    前記送信許可情報に基づいて、前記処方監査情報の医療機関端末への送信が許可されているか判定することと、
    前記送信が許可されている場合、薬局端末から取得した前記処方監査情報を前記医療機関端末に転送することと、
    を処理端末に実行させるプログラム。
  2. 前記処方監査情報は、処方された調剤情報を含む、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記処方監査情報は、ポリファーマシーの可能性を示す、請求項1に記載のプログラム。
  4. 通信装置と、
    制御装置と、
    を有し、
    前記制御装置は、
    被保険者の処方に対する処方監査情報の送信許可情報を取得し、
    前記送信許可情報に基づいて、前記処方監査情報の医療機関端末への送信が許可されているか判定し、
    前記送信が許可されている場合、薬局端末から取得した前記処方監査情報を前記医療機関端末に転送する、処理端末。
  5. 被保険者の処方に対する診療処方情報の送信許可情報を取得することと、
    前記送信許可情報に基づいて、前記診療処方情報の薬局端末への送信が許可されているか判定することと、
    前記送信が許可されている場合、データベースサーバから取得した前記診療処方情報を前記薬局端末に転送することと、
    を処理端末に実行させるプログラム。
  6. 前記診療処方情報は、前記被保険者の受診情報と処方薬情報とを含む、請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記診療処方情報は、前記薬局端末を管理する薬局又は医療機関と異なる他の薬局又は医療機関の処方薬情報を含む、請求項6に記載のプログラム。
  8. 通信装置と、
    制御装置と、
    を有し、
    前記制御装置は、
    被保険者の処方に対する診療処方情報の送信許可情報を取得し、
    前記送信許可情報に基づいて、前記診療処方情報の薬局端末への送信が許可されているか判定し、
    前記送信が許可されている場合、データベースサーバから取得した前記診療処方情報を前記薬局端末に転送する、処理端末。
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