JP7119711B2 - 燃焼装置および温水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼装置および燃焼装置を備える温水装置に関する。
火炎を検知するためのフレームロッドを備えた燃焼装置は、例えば特開2018-071855公報(特許文献1)に開示されている。この燃焼装置においては、フレームロッドは、点火プラグとともに、燃焼ガスの流通方向において燃焼装置よりも下流に配置される熱交換器のケースの側壁に取り付けられている。フレームロッドは折り曲げられており、フレームロッドの先端はフレームロッドにおいてケース側壁に取り付けられている部分よりも炎孔面の近くに配置されている。
特開2018-071855公報
上記公報に記載の燃焼装置では、フレームロッドが熱交換器のケースの側壁に取り付けられている。熱交換器のケースの側壁におけるフレームロッドの取付位置は、湯水が流通する配管等の熱交換器の他の構成部材により制約を受ける。この制約により、上記燃焼装置では、フレームロッドがバーナの炎孔面に対して比較的離れて配置されている。
本発明の目的は、フレームロッドが高い検知性能を有している燃焼装置および温水装置を提供することである。
本発明に係る燃焼装置は、複数の炎孔が開口している炎孔面を有するバーナと、バーナが取り付けられている取付面を有し、かつ混合ガスを複数の炎孔に供給するチャンバと、平面視においてバーナの外周側に位置するチャンバの外周部分に取り付けられ、かつ芯線を含むフレームロッドとを備える。芯線は、取付面に対して斜めに延びてチャンバを貫通し、かつ炎孔面に向かって折り曲げられている。
本発明に係る燃焼装置によれば、従来の燃焼装置と比べて、フレームロッドを炎孔面の近くに配置することができる。このため、本発明に係る燃焼装置のフレームロッドは、従来の燃焼装置のフレームロッドと比べて、高い検知性能を有している。
上記燃焼装置において、芯線は、先端部を有し、かつ炎孔面に沿うように配置された第1部分を含む。先端部は、炎孔面に対してチャンバとは反対側に配置されており、かつ平面視においてバーナと重なるように配置されている。これにより、上記燃焼装置のフレームロッドでは、従来の燃焼装置のフレームロッドと比べて、不完全燃焼を防止するために、給気空気中の酸素濃度が低下することによって火炎がリフトする現象を検知する性能(以下低酸素検知性能)が高められている。
上記燃焼装置において、芯線は、チャンバに挿通されている第2部分と、第1部分と第2部分との間に配置されている第3部分と、第1部分と第3部分とを接続している第1屈曲部と、第2部分と第3部分とを接続している第2屈曲部とを有している。これにより、芯線が第1部分と第2部分との間に1つの屈曲部のみを有している場合と比べて、第1部分の位置が取付面に対する芯線の傾斜角による制約を受けにくくなる。そのため、上記フレームロッドでは、上記傾斜角によらず第1部分が炎孔面に沿うように配置されるため、低酸素検知性能が容易に高められる。
上記燃焼装置は、平面視において少なくとも一部がバーナの外縁部と重なるようにバーナと芯線との間に配置されているバーナフランジ部をさらに備える。上記燃焼装置において、バーナフランジ部は、チャンバに挿通されたフレームロッドが予め定められた取付位置とは異なる位置に配置されたときに、炎孔面と芯線との間に配置され、異なる位置に配置された芯線が炎孔面に接触することを防止するように設けられている。バーナフランジ部は、上記のように折り曲げられた芯線を含むフレームロッドがチャンバに取り付けられるときに、芯線が炎孔面に接触することによって炎孔面が損傷することを防止することができる。
上記燃焼装置において、バーナの構造は繊維状である。バーナフランジ部の構造は、金属材料から成る板状であり、バーナと比べてフレームロッドに接触されたときに損傷しにくい構造である。このようなバーナフランジ部は、フレームロッドがバーナフランジ部に接触したときに、フレームロッドがバーナフランジ部とともにバーナを損傷させることを防止できる。
上記燃焼装置において、上記外周部分には、フレームロッドが挿通された貫通孔と、貫通孔のバーナ側の端部に接続された凹部とが設けられている。バーナの外周側に延びる第1方向の凹部の幅は、第1方向に直交する第2方向の凹部の幅よりも狭い。このような凹部は、上記のように折り曲げられた芯線を含むフレームロッドがチャンバに取り付けられるときに、フレームロッドがチャンバに干渉することを防止できる。
上記燃焼装置において、フレームロッドは、芯線の一部を覆う碍子をさらに含む。上記燃焼装置は、フレームロッドをチャンバに固定する固定部をさらに備える。固定部は、碍子が挿通される挿通孔が設けられている。挿通孔は、挿通されたフレームロッドを固定部に対し位置決めするように設けられている。固定部は、チャンバと係合する係合部を有している。係合部は、固定部をチャンバに対して位置決めするように設けられている。これにより、上記燃焼装置では、フレームロッドがチャンバに対して予め定められた位置とは異なる位置に取り付けられることが防止されている。
本発明に係る温水装置は、上記燃焼装置と、燃焼装置において混合ガスが燃焼されることにより発生した燃焼ガスにより湯水を加熱する熱交換部とを備える。このため、フレームロッドが高い検知性能を有している燃焼装置を備えた温水装置を提供することができる。
本発明によれば、フレームロッドが高い検知性能を有している燃焼装置および温水装置を提供することができる。
実施の形態における温水装置の構成を模式的に示す図である。 図1に示される燃焼装置および顕熱回収熱交換器の構成例を示す斜視図である。 図2中の矢印III-IIIから視た部分断面図である。 図2に示される燃焼装置の取付部および固定部の構成を示す部分平面図である。 図2に示される燃焼装置の取付部および固定部の構成を示す部分斜視図である。 図2に示される燃焼装置の凹部の構成を示す部分断面図である。 図2に示される燃焼装置のフレームロッドがチャンバに取り付けられるときの様子を示す部分断面図である。 図7に示される燃焼装置を、貫通孔の孔軸方向および図7の紙面に垂直な方向に沿った断面であって、バーナフランジ部側を視た部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。なお、以下の説明において平面視とは、チャンバ31においてバーナ30が取り付けられる取付面31iに対して直交する方向から見た視点を意味する。まず、本発明の一実施の形態における温水装置の構成について図1を用いて説明する。
図1に示されるように、本実施の形態の温水装置100は、顕熱回収熱交換器(一次熱交換器)10と、潜熱回収熱交換器(二次熱交換器)20と、バーナ30と、チャンバ31と、ファン(送風装置)32と、ダクト33と、ベンチュリ34と、オリフィス35と、ガスバルブ36と、配管40と、バイパス配管41と、筐体50とを主に有している。筐体50の内部に、上記の部品のうち筐体50を除く全ての部品が配置されている。
ガスバルブ36、オリフィス35およびベンチュリ34がこの順で配管に接続されている。この配管には筐体50の外部から燃料ガスが供給可能である。この配管に供給された燃料ガスは、ガスバルブ36とオリフィス35とを通じてベンチュリ34に流れる。
ガスバルブ36は燃料ガスの供給と停止の切り替え、及びベンチュリ34の入口のガス圧を空気圧と均圧にするためのものである。ベンチュリ34は、空気の流速を増加させることで燃料ガス導入部の負圧を増大させ、燃料ガスの流入を促すものである。ベンチュリ34は、筐体50の外部から空気を取り入れられるように構成されている。ベンチュリ34は、筐体50の外部から取り入れた空気と、配管から供給された燃料ガスとを混合するように構成されている。
ベンチュリ34は配管を通じてファン32に接続されている。この配管により、ベンチュリ34で混合された混合ガスはファン32に送られる。ファン32は、混合ガスをバーナ30へ供給するためのものである。ファン32は、ファンケースと、ファンケース内に配置された羽根車と、羽根車を回転させるための駆動源(モータなど)とを主に有している。
ファン32はチャンバ31に接続されており、チャンバ31はバーナ30に接続されている。ファン32から供給された混合ガスは、チャンバ31を通じてバーナ30に送られる。
バーナ30は、混合ガスを燃焼することにより加熱用気体としての燃焼ガスを発生するためのものである。バーナ30は燃焼ガスを下向きに供給する逆燃式の装置である。バーナ30から吹出される混合ガスは、点火プラグ14によって着火され、燃焼ガスとなる。点火プラグ14は、混合ガスの流通方向においてバーナ30の下流側に配置されており、たとえば顕熱回収熱交換器10に取り付けられている。混合ガスが燃焼することによってバーナ30に生じる火炎の有無は、フレームロッド15によって検知される。フレームロッド15は、混合ガスの流通方向においてバーナ30の下流側に配置されており、チャンバ31に取り付けられている。フレームロッド15の詳細は、後述する。
燃焼ガスが顕熱回収熱交換器10および潜熱回収熱交換器20を順に通過するように、バーナ30、顕熱回収熱交換器10および潜熱回収熱交換器20が接続されている。具体的には、バーナ30の下方に顕熱回収熱交換器10が取り付けられており、この顕熱回収熱交換器10の下方に潜熱回収熱交換器20が取り付けられている。
潜熱回収熱交換器20にはダクト33が接続されており、ダクト33は筐体50の外部へ延びている。これにより、潜熱回収熱交換器20を通過した燃焼ガスは、ダクト33を通じて筐体50の外部へ排出される。
顕熱回収熱交換器10および潜熱回収熱交換器20の各々は、バーナ30から供給された燃焼ガスと湯水との間で熱交換を行うことにより湯水を加熱するためのものである。
顕熱回収熱交換器10は、バーナ30が発生させた燃焼ガスの顕熱を回収するためのものである。顕熱回収熱交換器10は、ケース11および吸熱パイプ13(図3、図4)を主に有している。潜熱回収熱交換器20は、燃焼ガスの潜熱を回収するためのものである。この潜熱回収熱交換器20には、たとえばプレート式熱交換器が用いられる。
顕熱回収熱交換器10において入水する湯水の温度が低い場合、またはバーナ30の加熱量が少ない場合などには、顕熱回収熱交換器10内において燃焼ガスの水蒸気が凝縮し、凝縮した水(ドレン)が発生する。また潜熱回収熱交換器20においても、ドレンが発生する。これらのドレンはダクト33の一部を通って、筐体50の外部へ排水される。
顕熱回収熱交換器10の吸熱パイプ13と潜熱回収熱交換器20の伝熱部とは配管40で接続されている。潜熱回収熱交換器20よりも入水側の配管40の部分と、顕熱回収熱交換器10よりも出湯側の配管40の部分とはバイパス配管41によりバイパスされている。
バイパス配管41にはバイパスサーボ42が接続されている。バイパスサーボ42は、バイパス配管41を流れる水の流量を制御するように構成されている。
上記の温水装置100に供給された水は、顕熱回収熱交換器10および潜熱回収熱交換器20において燃焼ガスと熱交換をして湯となる。これにより温水装置100によって湯を供給することが可能となる。
次に、上記の温水装置100に用いられる燃焼装置200の構成について図1~図8を用いて説明する。なお、図7および図8はフレームロッド15がフランジ部31aに取り付けられるときの途中状態を示す部分断面図であるが、フレームロッド15は断面視されていない。図7は、貫通孔31cの孔軸を通りかつフランジ部31aの延在方向に垂直な断面である。図8は、貫通孔31cの孔軸を通りかつ図7の紙面に対して垂直な断面からバーナフランジ部37側を視た断面図である。
図1~図3に示されるように、燃焼装置200は、バーナ30と、チャンバ31と、バーナフランジ部37と、点火プラグ14と、フレームロッド15と、固定部としての押さえ部材16および固定部材17と、シール部材18とを備えている。
図3に示されるように、バーナ30は、複数の炎孔30aが開口している炎孔面30bを有している。バーナ30は、複数の炎孔30aを通って炎孔面30b上に供給された混合ガスを燃焼して火炎を生じさせる。炎孔面30bは、例えばバーナ30よりも上方に配置された曲率中心を有する曲面である。複数の炎孔30aは、例えば平面視においてバーナ30の外縁部よりも内側に設けられており、バーナ30の上記外縁部には設けられていない。複数の炎孔30aの各孔軸は、炎孔面30bに直交するように設けられている。バーナ30は、チャンバ31の排気口に接続されている。バーナ30は、例えば平面視においてチャンバ31の排気口31hの全体と重なるように配置されている。バーナ30の構造は、繊維状である。ここで、繊維状の構造とは、繊維が織り込まれることにより形成された構造を意味する。
図3に示されるように、チャンバ31は、ファン32から供給された混合ガスをバーナ30の複数の炎孔30aに供給する。チャンバ31は、ファン32に接続された吸気口と、バーナ30に接続された排気口31hとを有している。チャンバ31は、平面視において、バーナ30および排気口31hよりも外側に配置されたフランジ部31a(外周部分)を含む。フランジ部31aは、平面視においてバーナ30および排気口31hの外周を囲むように環状に配置されている。
図2~図4に示されるように、フランジ部31aは、顕熱回収熱交換器10の上端部とシール部材38を介して接続されている外周領域と、バーナフランジ部37とシール部材39を介して接続されている内周領域と、外周領域と内周領域との間に配置されており、フレームロッド15が取り付けられている取付部31bとを有している。フランジ部31aの上記内周領域の下面は、バーナフランジ部37を介してバーナ30が取り付けられている取付面31iである。
図3に示されるように、取付部31bには、取付部31bの上面と下面との間を貫通している貫通孔31cが設けられている。貫通孔31cの孔軸は、取付面31iに対して傾斜している。取付部31bの上面は、取付部31b以外のフランジ部31aの他の部分の上面に対して傾斜している傾斜面31dである。傾斜面31dは、平面視における内側に向かうにつれて上方に向かうように傾斜している。貫通孔31cの上記一端は、傾斜面31dに開口している。
図4および図5に示されるように、取付部31bは、傾斜面31dと交差する方向に延びており、かつ傾斜面31dを挟んで配置されている第1側面31fおよび第2側面31gをさらに有している。第1側面31fおよび第2側面31gは、取付部31b以外のフランジ部31aの他の部分の上面に対して傾斜している。貫通孔31cと第1側面31fとの間の距離W1は、貫通孔31cと第2側面31gとの間の距離W2よりも短い。
取付部31bの下面は、ケース11の内部に面しており、取付部31b以外のフランジ部31aの他の部分の下面に対して凹んでいる凹部31eの内周面として構成されている。なお、凹部31eの詳細は後述する。
図3に示されるように、貫通孔31cの孔軸は、フランジ部31aの上面に対して傾斜している。貫通孔31cの一端は、チャンバ31およびケース11の外部に面している。貫通孔31cの他端は、顕熱回収熱交換器10のケース11の内部に面している。貫通孔31cの上記他端は、貫通孔31cの上記一端に対して、平面視において内側かつ下方に配置されている。貫通孔31cの開口形状は、任意の形状であればよいが、例えば円形状である。
バーナフランジ部37は、平面視において複数の炎孔30aを囲むように環状に配置されている。図3に示されるように、バーナフランジ部37は、平面視においてバーナ30の上記外縁部と重なるように配置されている内周部37aと、平面視においてバーナ30の上記外縁部を囲むように配置されている外周部37bとを有している。バーナフランジ部37の内周部37aは、炎孔面30bに対してフレームロッド15の先端部15T側、すなわち顕熱回収熱交換器10側に配置されている。バーナフランジ部37の外周部37bは、フランジ部31aに取り付けられている。これにより、バーナフランジ部37は、バーナ30をチャンバ31に対して支持している。
バーナフランジ部37の構造は、金属材料から成る板状であり、繊維状構造を有するバーナ30と比べて、フレームロッドに接触されたときに損傷しにくい構造である。
図2に示されるように、点火プラグ14は、1対の点火プラグ電極を有している。点火プラグ14は、1対の点火プラグ電極間に点火スパークを生じさせることにより、バーナ30から噴き出された混合ガスに火炎を生じさせる。
図2および図3に示されるように、点火プラグ14は、ケース11の壁面に取り付けられている。点火プラグ14は、ケース11を貫通してケース11に取り付けられている。点火プラグ14は、ケース11に隣接して配置された複数の吸熱パイプ13のうち最もバーナ30の近くに位置する吸熱パイプ13、すなわち最も上方に位置する吸熱パイプ13と、その直下に配置されている吸熱パイプ13、すなわち上方から2番目に位置する吸熱パイプ13との間に配置されている。
点火プラグ14は、導電性材料からなる芯線と、電気的絶縁性材料からなり芯線の一部を覆う碍子とを含む。点火プラグ14の芯線は、ケース11の内部に位置する先端部14Tを有している。点火プラグ14の芯線は、ケース11の内部において1箇所で折り曲げられている。点火プラグ14の芯線は、例えば水平方向に沿って延在している部分と、当該部分に対してバーナ30側に向かって延在している部分と、両部分を接続する屈曲部とを有している。点火プラグ14の芯線の水平方向に沿って延在している部分が、碍子を介してケース11に取り付けられている。点火プラグ14の芯線のバーナ30側に向かって延在している部分は、上記先端部14Tを有している。
フレームロッド15は、バーナ30で生じた火炎の間に交流電圧を印加し火炎内での燃焼ガスのイオン化による導電性および整流作用の少なくともいずれかを利用して、フレームロッド15から火炎へ流れる直流電流を検知することにより火炎の有無を検出する。
図2および図3に示されるように、フレームロッド15は、チャンバ31のフランジ部31aに取り付けられている。フレームロッド15は、炎孔面30bに対してチャンバ31側に配置されており、かつ平面視においてバーナ30よりも外側に配置される一端15Sと、炎孔面30bに対してチャンバ31とは反対側に配置されており、かつ平面視においてバーナ30と重なるように配置されている先端部15Tとを含む。先端部15Tは、炎孔面30bに垂直な方向において炎孔面30bと間隔を隔てて配置されている。好ましくは、燃焼装置200は、フレームロッド15に加えて、ケース11に取り付けられたフレームロッド19をさらに備えている。炎孔面30bからの距離が異なる2つのフレームロッド15およびフレームロッド19により、いずれか一方のみを用いる場合と比べて、低酸素検知性能が高められる。フレームロッド19は、上記従来の燃焼装置のフレームロッドと同様の構成を有していればよい。
フレームロッド15は、導電性材料からなり上記一端15Sおよび上記先端部15Tを有する芯線15aと、電気的絶縁性材料からなり芯線15aの一部を覆う碍子15bとを含む。フレームロッド15の芯線15aは、ケース11の内部において少なくとも2箇所で屈曲している。フレームロッド15の芯線15aの屈曲点は、点火プラグ14の芯線の屈曲点と比べて多い。
芯線15aは、先端部15Tを有する第1部分15aa、一端15Sを有する第2部分15ab、第3部分15ac、第1屈曲部15ad、および第2屈曲部15aeを含む。芯線15aのうち、第2部分15abの一部が碍子15bに覆われている。芯線15aのうち、第1部分15aa、第3部分15ac、第1屈曲部15ad、および第2屈曲部15aeは、碍子15bに覆われておらず、ケース11の内部に露出している。
第1部分15aaは、炎孔面30bに沿うように配置されている。つまり、第1部分15aaと炎孔面30bとの間の距離は、略一定に設けられている。
第2部分15abの一部は、チャンバ31およびケース11の外部に配置されている。第2部分15ab他の一部は、ケース11の内部に配置されている。第2部分15abの残部は、フランジ部31aの貫通孔31cに挿通されている。
第3部分15acは、第1部分15aaと第2部分15abとの間に配置されている。第1屈曲部15adは、第1部分15aaと第3部分15acとを接続している。
第1屈曲部15adは、炎孔面30bに垂直な方向から視て、炎孔面30bとは重ならずに、バーナフランジ部37と重なるように、配置されている。異なる観点から言えば、第1屈曲部15adは、炎孔面30bに垂直な方向に炎孔面30bを投影して得られる投影面と、炎孔面30bとの間に挟まれる空間の外に、配置されている。第1屈曲部15adにおいて第1部分15aaと第3部分15acとが成す第1角度は、例えば鈍角である。
第2屈曲部15aeは、第2部分15abと第3部分15acとを接続している。第2屈曲部15aeにおいて第2部分15abと第3部分15acとが成す第2角度は、例えば鈍角である。第1角度は、例えば第2角度よりも大きい。第1角度は、例えば点火プラグ14の芯線の上記屈曲角度よりも大きい。第2角度は、例えば点火プラグ14の芯線の上記屈曲角度よりも小さい。
図3に示されるように、碍子15bは、本体部15baと、張り出し部15bbとを有している。本体部15baは、芯線15aの第2部分15abを保持している。本体部15baは、芯線15aの一端15S側に位置しチャンバ31およびケース11の外部に配置される一端と、芯線15aの先端部15T側に位置しケース11の内部に配置される他端とを有している。張り出し部15bbは、本体部15baの一端と他端との間に位置する部分の外周面から外方へ張り出している。本体部15baにおいて張り出し部15bbよりも一端側に位置する部分、および張り出し部15bbは、チャンバ31およびケース11の外部に配置されている。本体部15baにおいて張り出し部15bbよりも他端側に位置する部分のうち、一部は貫通孔31cに挿通されており、残部はケース11の内部に配置されている。本体部15baにおいて張り出し部15bbよりも上記他端側に位置する部分は、貫通孔31c内で芯線15aを中心として回転可能とされている。つまり、本体部15baにおいて張り出し部15bbよりも上記他端側に位置する部分が貫通孔31c内で芯線15aを中心として回転したときに、当該部分は貫通孔31cと干渉しないように設けられている。本体部15baにおいて張り出し部15bbよりも上記他端側に位置する部分の平面形状は、芯線15aの中心に対して対称な形状であり、例えば円形状である。
図4に示されるように、本体部15baにおいて張り出し部15bbよりも上記一端側に位置する部分、すなわち貫通孔31cに挿通されない部分の平面形状は、芯線15aの中心に対して非対称な形状である。
固定部は、フレームロッド15がフランジ部31aに対して移動することを規制するように設けられている。固定部は、フレームロッド15がフランジ部31aに対して予め定められた位置(第1の位置)に配置されている状態(以下、第1状態)から、フレームロッド15がフランジ部31aに対して貫通孔31cの孔軸方向に移動することを規制するように設けられている。さらに、固定部は、上記第1状態から、フレームロッド15がフランジ部31aに対して貫通孔31cの孔軸を中心とする周方向に回動することを規制するように設けられている。なお、予め定められた位置とは、図4に示されるフレームロッド15の位置であり、第1部分15aaが炎孔面30bに沿って配置されており、フレームロッド15が予定された検知性能(火炎検知性能および低酸素検知性能向上)を奏することができる位置である。
固定部は、押さえ部材16と、固定部材17とを有している。押さえ部材16は、上記第1状態において、張り出し部15bbおよびシール部材18を取付部31bとは反対側から押さえている。
押さえ部材16は、対向部16aと、1対の接触部16bと、少なくとも1つの突出部16d(係合部)とを有している。対向部16aは、上記第1状態において、傾斜面31dと対向し、傾斜面31dとの間で張り出し部15bbおよびシール部材18を挟むように設けられている。対向部16aには、碍子15bの本体部15baにおいて張り出し部15bbよりも上記一端側に位置する部分が挿通される第2貫通孔16cが設けられている。第2貫通孔16cの平面形状は、第2貫通孔16cの中心に対して非対称な形状である。対向部16aには、固定部材17が挿通される複数の第3挿通孔がさらに設けられている。複数の第3挿通孔は、第2貫通孔16cを挟むように設けられている。
各接触部16bは、対向部16aに対して屈曲している。各接触部16bは、上記第1状態において、傾斜面31dに接するように設けられている。各接触部16bは、例えば第2貫通孔を挟んで対向する対向部16aの両端部に接続されている。対向部16aの平面形状が長手方向と短手方向とを有する場合、1対の接触部16bは対向部16aの短手方向の両端部に接続されているのが好ましい。
一対の接触部16bの第2貫通孔16cの孔軸方向における幅は等しい。第2貫通孔16cの孔軸方向における各接触部16bの幅は、芯線15aの延在方向における張り出し部15bbの幅と押圧されていない状態のシール部材18の厚みとの和未満である。第2貫通孔16cの孔軸方向における各接触部16bの幅は、上記和から、予め定められたシール部材18の潰し代を差し引いた値として、設計されている。これにより、例えば固定部材17がビスである場合にビスを緊締するときにシール部材18に作用するトルクにバラつきが生じても、第2貫通孔16cに対して一方の側に位置するシール部材18の潰し代と、他方の側に位置するシール部材18の潰し代とのバラつきを抑制することができる。
図4および図5に示されるように、突出部16dは、対向部16aに接続されている。突出部16dは、接触部16bよりも対向部16aとは反対側に突出している。対向部16aの平面形状が長手方向と短手方向とを有する場合、突出部16dは対向部16aの長手方向の一方の端部にのみ接続されている。
図4に示されるように、突出部16dにおいて第2貫通孔16c側を向いた面と第2貫通孔16cとの間の距離は、貫通孔31cと第1側面31fとの間の距離W1に等しい。これにより、上記第1の位置にある状態において、突出部16dは、第1側面31fと接触し、対向部16aが傾斜面31dに対して平行に保持されて、フレームロッド15がフランジ部31aに対して適切に取り付けられる。一方、上記第1の位置に対して第2貫通孔16cの中心に対して180度回転した状態では、突出部16dは、傾斜面31dと接触し、対向部16aが傾斜面31dに対して傾いた状態とされ、フレームロッド15は貫通孔31cと干渉して貫通孔31cに挿通され得ない。
固定部材17は、たとえばビス、ネジ、ボルトなどの螺合部材であってもよく、またピンなどであってもよい。シール部材18は、例えばゴムパッキンである。上記押さえた状態で、シール部材18は、その厚み方向に押圧されており、貫通孔31cをシールしている。
図7および図8に示されるように、凹部31eは、フレームロッド15をフランジ部31aに対して取り付けるときに、フランジ部31aに対して回動されたフレームロッド15と干渉しないように設けられている。
図3、図7および図8に示されるように、凹部31eは、下方を向いた底面と、底面を囲む側面とを有している。凹部31eの底面は、フランジ部31aの上記外周領域の下面および上記内周領域の下面に対して凹んでいる。凹部31eの側面は、凹部31eの底面とフランジ部31aの上記外周領域の下面および上記内周領域の下面との間を接続している。貫通孔31cは、凹部31eの底面、および凹部31eの底面とフランジ部31aの上記外周領域の下面とを接続する側面に、開口している。図8に示されるように、貫通孔31cは、例えばフランジ部31aの延在方向において凹部31eの中心よりも一方に寄って配置されている。
図6に示されるように、平面視において、フランジ部31aの延在方向の凹部31eの幅W3は、フランジ部31aの延在方向に垂直な方向の凹部31eの幅W4よりも広い。異なる観点から言えば、平面視においてバーナ30の中心から外周側に向かって延びる第1方向の凹部の幅W4は、平面視において第1方向と直交する第2方向の凹部の幅W3よりも狭い。
フレームロッド15は、フランジ部31aに対して、例えば以下のようにして取り付ける。
まず、互いに位置決めされたフレームロッド15および押さえ部材16が準備される。具体的には、碍子15bが押さえ部材16の第2貫通孔16cに挿通されていることにより、フレームロッド15は押さえ部材16に対して位置決めされている。また、シール部材18が第2貫通孔16cを囲むように配置される。
次に、フレームロッド15の芯線15aにおいて碍子15bよりも先端部15T側に位置する部分が貫通孔31cに挿通される。続いて、碍子15bが貫通孔31cに挿通される。このとき、図7に示されるように、碍子15bの中心軸が貫通孔31cの孔軸に沿うように配置される。さらに、フランジ部31aの延在方向から視てフレームロッド15の芯線15aの各部分が貫通孔31cの孔軸と重なるように配置される。このとき、フランジ部31aに凹部31eが設けられていることにより、第1部分15aaとフランジ部31aとの干渉が防止されている。第1部分15aaの一部は凹部31e内に配置され、先端部15Tを含む第1部分15aaの残部は凹部31eの外であってケース11の内部に配置される。なお、このときの押さえ部材16は、取付部31bと係合不能な位置に配置されている。
その後、フレームロッド15が貫通孔31cの孔軸に沿って移動すると、芯線15aにおいて碍子15bよりも先端部15T側に位置する部分も孔軸に沿って移動する。張り出し部15bbが傾斜面31dに接触した後、フレームロッド15がフランジ部31aに対して相対的に回動される。フレームロッド15は、例えばフランジ部31aに対して90度回動される。このようにして、押さえ部材16は取付部31bに対して固定可能な位置に配置される。さらに、押さえ部材16が取付部31bに対して固定可能な位置に配置されたときに、押さえ部材16に対して位置決めされているフレームロッド15は、図3に示されるようなフランジ部31aに対して予め定められた位置に配置される。このとき、対向部16aが傾斜面31dとの間で張り出し部15bbおよびシール部材18を挟み、接触部16bが傾斜面31dに接触し、かつ突出部16dが取付部31bと第1側面31fと接触する。次に、固定部材17が、上記位置に配置された押さえ部材16の第3挿通孔に挿通されてフランジ部31aに固定される。これにより、フレームロッド15はフランジ部31aに対して固定される。
なお、張り出し部15bbが傾斜面31dに接触する前に、フレームロッド15がフランジ部31aに対して相対的に回動されると、例えば第1部分15aaおよび第1屈曲部15ad等の芯線15aの一部がバーナフランジ部37に接触する場合がある。バーナフランジ部37は芯線15aによって押圧されても破損しないように設けられているため、フレームロッド15の芯線15aとバーナ30との接触はバーナフランジ部37によって防止される。
次に、本実施の形態の作用効果について従来の燃焼装置と対比して説明する。
上述のように、従来の燃焼装置では、フレームロッドが熱交換器のケースの側壁に取り付けられている。熱交換器のケースの側壁におけるフレームロッドの取付位置は、湯水が流通する配管等の熱交換器の他の構成部材により制約を受ける。この制約により、上記温水装置では、フレームロッドがバーナの炎孔面に対して比較的離れて配置されている。
これに対し、本実施の形態によれば、フレームロッド15が、ケース11よりもバーナ30に近い位置に配置されているチャンバ31のフランジ部31aに取り付けられている。さらに、フレームロッド15の芯線15aにおいて、チャンバ31の貫通孔31cに挿通されている第2部分15abが取付面31iに対して傾斜しており、かつ第1部分15aaが第2部分15abに対して炎孔面30bに向かって折り曲げられている。そのため、燃焼装置200によれば、従来の燃焼装置と比べて、フレームロッド15の第1部分15aaが炎孔面30bの近くに配置され得る。このため、フレームロッド15は、従来の燃焼装置のフレームロッドと比べて、高い検知性能を有している。
なお、上記燃焼装置200において、第2部分15abを取付面31iに対して垂直に延びてフランジ部31aを貫通するように構成した場合、フレームロッド15が吸熱パイプ13またはバーナ30と干渉することになる。この場合、フレームロッド15と吸熱パイプ13またはバーナ30との干渉を防止するには、例えば吸熱パイプ13とバーナ30との間の距離を長くする必要があり、燃焼装置および温水装置の大型化を引き起こす。上記燃焼装置200によれば、装置の大型化を引き起こすことなく、フレームロッド15を炎孔面30bの近くに配置することができる。
燃焼装置200において、芯線15aは、先端部15Tを有し、かつ炎孔面30bに沿うように配置された第1部分15aaを含む。先端部15Tは、炎孔面30bに対してチャンバ31とは反対側に配置されており、かつ平面視においてバーナ30と重なるように配置されている。
これにより、フレームロッド15の第1部分15aaは、炎孔面30bの近くに配置されており、かつ炎孔面30bとの距離が略一定とされている。そのため、フレームロッド15は、このような第1部分15aaを含まない従来の燃焼装置のフレームロッドと比べて、低酸素検知性能が高められている。
上記燃焼装置において、芯線15aは、チャンバ31に挿通されている第2部分15abと、第1部分15aaと第2部分15abとの間に配置されている第3部分15acと、第1部分15aaと第3部分15acとを接続している第1屈曲部15adと、第2部分15abと第3部分15acとを接続している第2屈曲部15aeとを有している。これにより、芯線15aが第1部分15aaと第2部分15abとの間に1つの屈曲部のみを有している場合と比べて、第1部分15aaの位置が取付面31iに対する芯線15aの傾斜角による制約を受けにくくなる。つまり、上記フレームロッド15では、上記傾斜角によらず第1部分15aaが炎孔面に沿うように配置される。そのため、フレームロッド15は、設計が容易でかつ低酸素検知性能が高められる。
なお、従来の燃焼装置においてフレームロッドを炎孔面の近くに配置するには、フレームロッドにおいてケース側壁に取り付けられている部分に対してフレームロッドを直角に近い角度で折り曲げて、フレームロッドの先端を炎孔面の近くに配置することも考えられる。しかしこの場合には、組立精度の制約から、フレームロッドの先端と炎孔面との間を近づけるほど、フレームロッドが熱交換器のケースの側壁に取り付けられる際にフレームロッドの先端部が炎孔面に接触しやすくなり、その結果炎孔面が損傷しやすいという問題がある。
これに対し、上記燃焼装置200は、平面視において少なくとも一部がバーナ30の外縁部と重なるようにバーナ30と芯線15aとの間に配置されているバーナフランジ部37をさらに備える。上記燃焼装置200において、バーナフランジ部37は、チャンバ31に挿通されたフレームロッド15が予め定められた取付位置とは異なる位置に配置されたときに、炎孔面30bと芯線15aとの間に配置され、上記異なる位置に配置された芯線15aが炎孔面30bに接触することを防止するように設けられている。バーナフランジ部37は、上記のように折り曲げられた芯線15aを含むフレームロッド15がチャンバ31に取り付けられるときに、芯線15aが炎孔面30bに接触することによって炎孔面30bが損傷することを防止することができる。
上記燃焼装置200において、バーナ30の構造は、繊維状である。バーナフランジ部37の構造は、金属材料から成る板状であり、バーナ30と比べて、フレームロッドに接触されたときに損傷しにくい構造である。このようなバーナフランジ部37は、フレームロッド15がバーナフランジ部37に接触したときに、フレームロッド15がバーナフランジ部37とともにバーナ30を損傷させることを防止できる。
上記燃焼装置200において、上記フランジ部31aには、フレームロッドが挿通された貫通孔と、貫通孔のバーナ側の端部に接続された凹部とが設けられている。バーナの外周側に延びる第1方向の凹部の幅は、第1方向に直交する第2方向の凹部の幅よりも狭い。このような凹部は、上記のように折り曲げられた芯線を含むフレームロッドがチャンバに取り付けられるときに、フレームロッドがチャンバに干渉することを防止できる。
上記燃焼装置において、フレームロッドは、芯線の一部を覆う碍子をさらに含む。上記燃焼装置は、フレームロッドをチャンバに固定する固定部をさらに備える。固定部は、碍子が挿通される挿通孔が設けられている。挿通孔は、挿通されたフレームロッドを固定部に対し位置決めするように設けられている。固定部は、チャンバと係合する係合部を有している。係合部は、固定部をチャンバに対して位置決めするように設けられている。これにより、上記燃焼装置では、フレームロッドがチャンバに対して予め定められた位置とは異なる位置に取り付けられることが防止されている。
本発明に係る温水装置は、上記燃焼装置と、燃焼装置において前記混合ガスが燃焼されることにより発生した燃焼ガスにより湯水を加熱する熱交換部とを備える。このため、フレームロッドが高い検知性能を有している燃焼装置を備えた温水装置を提供することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 顕熱回収熱交換器、11 ケース、13 吸熱パイプ、14 点火プラグ、14T,15T 先端部、15 フレームロッド、15S 一端、15a 芯線、15aa 第1部分、15ab 第2部分、15ad 第1屈曲部、15ae 第2屈曲部、15b 碍子、15ba 本体部、15bb 張り出し部、16 押さえ部材、16a 対向部、16b 接触部、16c 第2貫通孔、16d 突出部、17 固定部材、18,38,39 シール部材、20 潜熱回収熱交換器、30 バーナ、30a 炎孔、30b 炎孔面、31 チャンバ、31a フランジ部、31b 取付部、31c 貫通孔、31d 傾斜面、31e 凹部、31f 第1側面、31g 第2側面、31h 排気口、31i 取付面、32 ファン、33 ダクト、34 ベンチュリ、35 オリフィス、36 ガスバルブ、37 バーナフランジ部、37a 内周部、37b 外周部、40 配管、41 バイパス配管、42 バイパスサーボ、44 温水配管、50 筐体、100 温水装置、200 燃焼装置。

Claims (7)

  1. 複数の炎孔が開口している炎孔面を有するバーナと、
    平面視において少なくとも一部が前記バーナの外縁部と重なるように配置されているバーナフランジ部と、
    前記バーナフランジ部を介して前記バーナが取り付けられている取付面を有し、かつ混合ガスを前記複数の炎孔に供給するチャンバと、
    平面視において前記バーナの外周側に位置する前記チャンバの外周部分に取り付けられ、かつ芯線を含むフレームロッドとを備え、
    前記芯線が、前記取付面に対して斜めに延びて前記チャンバを貫通し、かつ前記炎孔面に向かって折り曲げられており
    前記バーナフランジ部は、前記チャンバに挿通された前記フレームロッドが予め定められた取付位置とは異なる位置に配置されたときに、前記炎孔面と前記芯線との間に配置され、前記異なる位置に配置された前記芯線が前記炎孔面に接触することを防止するように設けられている、燃焼装置。
  2. 前記芯線は、先端部を有し、かつ前記炎孔面に沿うように配置された第1部分を含み、
    前記先端部は、前記炎孔面に対して前記チャンバとは反対側に配置されており、かつ平面視において前記バーナと重なるように配置されている、請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 前記芯線は、
    前記チャンバに挿通されている第2部分と、
    前記第1部分と前記第2部分との間に配置されている第3部分と、
    前記第1部分と前記第3部分とを接続している第1屈曲部と、
    前記第2部分と前記第3部分とを接続している第2屈曲部とを有している、請求項2に記載の燃焼装置。
  4. 前記バーナの構造は、繊維状であり、
    前記バーナフランジ部の構造は、金属材料から成る板状であり、前記バーナと比べて前記フレームロッドに接触されたときに損傷しにくい構造である、請求項1~3のいずれか1項に記載の燃焼装置。
  5. 前記外周部分に、前記フレームロッドが挿通された貫通孔と、前記貫通孔の前記バーナ側の端部に接続された凹部とが設けられており、
    前記バーナの外周側に延びる第1方向の前記凹部の幅は、前記第1方向に直交する第2方向の前記凹部の幅よりも狭い、請求項1~のいずれか1項に記載の燃焼装置。
  6. 前記フレームロッドは、前記芯線の一部を覆う碍子をさらに含み、
    前記フレームロッドを前記チャンバに固定する固定部をさらに備え、
    前記固定部は、前記碍子が挿通される挿通孔が設けられており、
    前記挿通孔は、挿通された前記フレームロッドを前記固定部に対し位置決めするように設けられており、
    前記固定部は、前記チャンバと係合する係合部を有し、
    前記係合部は、前記固定部を前記チャンバに対して位置決めするように設けられている、請求項1~のいずれか1項に記載の燃焼装置。
  7. 請求項1~のいずれか1項に記載の前記燃焼装置と、
    前記燃焼装置において前記混合ガスが燃焼されることにより発生した燃焼ガスにより湯水を加熱する熱交換部とを備える、温水装置。
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