JP7117891B2 - 記録素子基板、及び、記録ヘッドの製造方法 - Google Patents
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Description
次に、発熱抵抗体および抵抗モニタ素子の製造方法について説明する。図1(c)と図3(d)を比較して説明する。基体7、絶縁層8は共通であり、抵抗体1と発熱抵抗体27は同一の材料で作製され、例えばTaSiNなどを用いて同時に同一方法で作製される。電極2と配線電極28は同一材料で作製され、例えばAlなどを用いて同時に同一方法で作製される。各層のパターニングにおいても同時に同一方法で形成される。保護膜9は共通であり、例えばSiNなどを用いて同時に同一方法で作製される。このように、発熱抵抗体と抵抗モニタ素子を同時に同一方法で作り込んでいる。
図4は、本発明に係る記録ヘッドの構成例を示す図である。図4において、記録ヘッド33は、印刷が想定されるシートの最大幅をカバーする範囲でインクジェット方式のノズル列が形成されたライン型の記録ヘッドである。ノズル列の並び方向は、記録装置においてシートが搬送される方向(第1方向)と交差する方向(第2方向)、例えば直交する方向となっている。大きなプレート32の上に、複数のノズル付き記録素子基板31が第2方向に沿って並んでいる。
図5は、本発明に係る記録装置の構成例を示す図である。図5において、記録装置41は、長尺のラインヘッド(記録ヘッド33)を用いて、シートを搬送方向(第1方向)に連続搬送しながらプリントを行うラインプリンタである。ロール状に巻かれた連続紙などのシート44を保持するホルダ、シート44を所定速度で第1方向に搬送する搬送機構47、シート44に対してラインヘッドで記録を行う記録部43を備える。なお、シートは連続したロールシートに限らず、カットシートであってもよい。
図3に示す3種類の抵抗モニタ素子を用いた場合を説明する。なお、抵抗モニタ素子の数は一例であり、この数に限定するものではない。
次に本発明に係る発熱抵抗体の面積を算出する概略工程について、図6を用いて説明する。
記録ヘッドの作製の概略工程について、図7を用いて説明する。ここでは、記録ヘッドの作製の流れとして、3つのパターンを示す。各パターンにおいて、発熱抵抗体面積ランク分け工程(S600)を行うタイミングが異なっている。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る抵抗モニタ素子の構成例を示す図である。これは、抵抗素子の層を、平坦化技術を用いて平坦にした場合の一例である。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る抵抗モニタ素子の構成例を示す図である。これは、抵抗モニタ素子の抵抗体の接続方法を変更した場合の一例である。
図10は、本発明の第4の実施形態に係る抵抗モニタ素子の配置例を示す図である。記録素子基板が大型化して、発熱抵抗体の大きさが記録素子基板内で異なるような場合は、3個の抵抗モニタ素子からなる組を複数配置することができる。
図13は、本発明の第5の実施形態に係るノズル付き記録素子基板31とその一部を示す図である。図13(a)に示すように、ノズル付き記録素子基板31は互いに隣接する辺のなす角度が直角でない平行四辺形の形状である。図13(a)では図示していないが、吐出口23それぞれに対応して、発熱抵抗体27が配列される。また、吐出口23の配列方向(発熱抵抗体27の配列方向)に沿って複数の電極パッド24が配列されている。図13(a)のE部に、本発明に係る抵抗モニタ素子を3個配置している。すなわち、複数の抵抗モニタ素子は、記録素子基板を平面視すると、電極パッド24の列と発熱抵抗体が配列されて構成された発熱抵抗体列とに挟まれるように配置されている。図13(b)、図13(c)はそれぞれ図13(a)のE部を拡大して示す図である。
Claims (17)
- 液滴を吐出させるための複数の発熱抵抗体と、
外部からの電気的な接続を行うための複数のパッドが配列されたパッド列と、
前記複数の発熱抵抗体の抵抗値を測定するための、複数の抵抗モニタ素子と、
を備えた記録素子基板において、
前記複数の抵抗モニタ素子は、前記パッド列の方向に沿って配列され、
前記複数の抵抗モニタ素子のうちの少なくとも1つの抵抗モニタ素子において、複数の抵抗が直列に接続されて構成されていることを特徴とする記録素子基板。 - 液滴を吐出させるための複数の発熱抵抗体と、
外部からの電気的な接続を行うための複数のパッドが配列されたパッド列と、
前記複数の発熱抵抗体の抵抗値を測定するための、複数の抵抗モニタ素子と、
を備えた記録素子基板において、
前記複数の抵抗モニタ素子は、前記パッド列の方向に沿って配列され、
前記複数の抵抗モニタ素子のうちの少なくとも1つの抵抗モニタ素子において、複数の抵抗が並列に接続されて構成されていることを特徴とする記録素子基板。 - 液滴を吐出させるための複数の発熱抵抗体と、
外部からの電気的な接続を行うための複数のパッドが配列されたパッド列と、
前記複数の発熱抵抗体の抵抗値を測定するための、複数の抵抗モニタ素子と、
を備えた記録素子基板において、
前記複数の抵抗モニタ素子は、前記パッド列の方向に沿って配列され、
前記発熱抵抗体および前記複数の抵抗モニタ素子は、ビアを介して電極に接続されていることを特徴とする記録素子基板。 - 前記パッド列と前記複数の抵抗モニタ素子それぞれとの距離は、前記パッド列と前記複数の発熱抵抗体のうちの前記パッド列からの距離が最も短い発熱抵抗体との距離より短いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の記録素子基板。
- 前記パッド列と前記複数の抵抗モニタ素子それぞれとの距離は、前記パッド列と前記複数の発熱抵抗体のうちの前記パッド列からの距離が最も短い発熱抵抗体との距離の二分の一以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の記録素子基板。
- 前記発熱抵抗体に接続され、前記発熱抵抗体を駆動させるための駆動回路を備え、
前記複数の抵抗モニタ素子それぞれは、前記駆動回路に接続されておらず、前記パッドに接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の記録素子基板。 - 少なくとも3個の前記抵抗モニタ素子を備え、
前記少なくとも3個の抵抗モニタ素子それぞれの形状は、異なる形状にて構成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の記録素子基板。 - 少なくとも3個の前記抵抗モニタ素子を備え、
前記少なくとも3個の抵抗モニタ素子の形状は、正方形とは異なる形状にて構成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の記録素子基板。 - 前記複数の抵抗モニタ素子それぞれと前記パッドとの間の配線抵抗は、同一となるように構成されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の記録素子基板。
- 前記複数の抵抗モニタ素子は、互いに所定の長さよりも近い位置となるように構成されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の記録素子基板。
- 少なくとも3個の前記抵抗モニタ素子を備え、
前記少なくとも3個の抵抗モニタ素子それぞれは、他の抵抗モニタ素子の幅もしくは長さと異なるように構成されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の記録素子基板。 - 少なくとも3個の前記抵抗モニタ素子を備え、
前記少なくとも3個の抵抗モニタ素子のうちの少なくとも1つの抵抗モニタ素子と、前記発熱抵抗体とは、長さもしくは幅が同一または略同一であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の記録素子基板。 - 前記複数の抵抗モニタ素子からなる組が、前記記録素子基板に複数組設けられることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の記録素子基板。
- 前記発熱抵抗体と前記複数の抵抗モニタ素子とは、同じ材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の記録素子基板。
- 前記複数の発熱抵抗体が前記パッド列の方向に沿って構成された発熱抵抗体列を備え、
前記記録素子基板を平面視すると、前記複数の抵抗モニタ素子は、前記パッド列と前記発熱抵抗体列に挟まれて配置されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の記録素子基板。 - 複数の記録素子基板を備えた記録ヘッドの製造方法であって、
液滴を吐出させるための複数の発熱抵抗体と、外部からの電気的な接続を行うための複数のパッドが配列されたパッド列と、前記複数の発熱抵抗体の抵抗値を測定するための、複数の抵抗モニタ素子と、を備え、前記複数の抵抗モニタ素子は、前記パッド列の方向に沿って配列されている記録素子基板を複数、1のウェハ上に作製する工程と、
複数の前記記録素子基板それぞれに設けられた前記複数の抵抗モニタ素子それぞれの抵抗値を測定する工程と、
前記測定した抵抗値に基づいて、前記複数の記録素子基板それぞれに設けられた発熱抵抗体のサイズを算出する工程と、
前記算出した発熱抵抗体のサイズに基づいて、前記複数の記録素子基板それぞれを分類する工程と、
前記分類に基づいて、1の記録ヘッドに複数の記録素子基板を組み込む工程と
を有することを特徴とする記録ヘッドの製造方法。 - 前記組み込む工程において、同じ分類がなされた記録素子基板が、同じ記録ヘッドに組み込まれることを特徴とする請求項16に記載の記録ヘッドの製造方法。
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