JP7117573B2 - 音状態表示方法、音状態表示装置および音状態表示システム - Google Patents

音状態表示方法、音状態表示装置および音状態表示システム Download PDF

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Description

本開示は、検査対象物の発する音の状態を表示する音状態表示方法、音状態表示装置および音状態表示システムに関する。
生産工場等において、対象物または対象空間等の音を収音し、取得した音データを解析して異常の検知、製品の良否判定などを行うシステムが従来用いられている。この種の解析に用いられる装置として、例えば特許文献1には、振動部を有する製品の種々の正常、異常を安定して判定することができる異常判定方法および装置が開示されている。特許文献1は、計測データから時間軸波形を求め該時間軸波形を解析する時間軸波形解析と、計測データから周波数軸波形を求め該周波数軸波形を解析する周波数軸波形解析とを実行し、時間軸波形解析および周波数軸波形解析の総合判定結果から製品の異常を判定する。
日本国特開平11-173909号公報
特許文献1の構成では、検査対象物の発する音の状態の良し悪しを確認する検査員に対し、その検査対象物の発する音の状態(以下、音状態)をユーザインターフェースによって分かり易く提示することは想定されていない。従って、検査員が熟練者でない素人である場合等、検査員が検査業務に不慣れである場合には、検査対象物の正常、異常の状態把握が困難となり、例えば異常がある場合の原因究明が容易ではなかった。一方、検査員が素人でない熟練者である場合、検査対象物がどのようにして異常なしと判定されたかの機械処理を熟練者に納得させるために可視化したいという要望があった。
本開示は、上述した従来の状況に鑑みて案出され、検査対象物の正常、異常の状態を検査員に対して分かり易く提示し、検査員の検査業務の利便性の向上を支援する音状態表示方法、音状態表示装置および音状態表示システムを提供することを目的とする。
本開示は、検査対象物の発する音が収音された音データを取得するステップと、前記音データに基づいて、前記検査対象物の異常の有無を規定するための複数の指標に関する解析処理を実行するステップと、前記解析処理の結果に基づいて、前記検査対象物の発する音の音状態を前記複数の指標をそれぞれ軸としたグラフに対し、前記音状態を示す音状態点をプロットした音状態画面を生成するステップと、生成された前記音状態画面を表示デバイスに表示するステップと、前記音状態画面にプロットされた前記音状態点に対するユーザ操作に応じて、前記音状態点に対応する特性波形の選択画面を表示するステップと、を有する、音状態表示方法を提供する。
また、本開示は、検査対象物の発する音が収音された音データを取得する取得部と、前記音データに基づいて、前記検査対象物の異常の有無を規定するための複数の指標に関する解析処理を実行する解析部と、前記解析処理の結果に基づいて、前記検査対象物の発する音の音状態を前記複数の指標をそれぞれ軸としたグラフに対し、前記音状態を示す音状態点をプロットした音状態画面を生成する生成部と、生成された前記音状態画面を表示デバイスに表示する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記音状態画面にプロットされた前記音状態点に対するユーザ操作に応じて、前記音状態点に対応する特性波形の選択画面を表示する、音状態表示装置を提供する。
また、本開示は、検査対象物の発する音が収音された音データを取得する取得部と、前記音データに基づいて、前記検査対象物の異常の有無を規定するため複数の指標に関する解析処理を実行する解析部と、前記解析処理の結果に基づいて、前記検査対象物の発する音の音状態を前記複数の指標をそれぞれ軸としたグラフに対し、前記音状態を示す音状態点をプロットした音状態画面を生成する生成部と、生成された前記音状態画面を表示デバイスに表示する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記音状態画面にプロットされた前記音状態点に対するユーザ操作に応じて、前記音状態点に対応する特性波形の選択画面を表示する、音状態表示システムを提供する。
本開示によれば、検査対象物の正常、異常の状態を検査員に対して分かり易く提示でき、検査員の検査業務の利便性の向上を支援できる。
実施の形態1に係る音状態表示システムのシステム構成例を示すブロック図 実施の形態1に係る音状態表示システムにおける情報処理装置のシステム構成例を示すブロック図 検査対象物の収音に関する第1のユースケースを示す説明図 検査対象物の収音に関する第2のユースケースを示す説明図 音状態遷移表示画面の一例を示す図 波形表示画面の一例を示す図 周波数表示画面の一例を示す図 脈動表示画面の一例を示す図 表示画面の遷移例を示す説明図 実施の形態1に係る検査対象物の発する機械音の収音および異常検知に関する動作手順例を示すフローチャート 実施の形態1に係る音状態遷移表示画面の生成に関する動作手順例を示すフローチャート 実施の形態1に係る表示画面の生成手順例を示すフローチャート 実施の形態1に係る音状態表示システムの他のシステム構成例を示すブロック図
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る音状態表示方法、音状態表示装置および音状態表示システムの構成および作用を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(音状態表示システムの構成)
図1Aは、実施の形態1に係る音状態表示システム1000のシステム構成例を示すブロック図である。図1Bは、実施の形態1に係る音状態表示システム1000における情報処理装置140のシステム構成例を示すブロック図である。実施の形態1では、検査員により1つまたは複数のマイクを用いて検査対象エリア内に設置されている検査対象物の発する音(例えば機械音)を収音し、収音により取得された音データを解析して検査対象物の異常の有無を検知ならびにその結果を表示する音状態表示システム1000を例示して説明する。音状態表示システム1000は、1つまたは複数のマイク110と、オーディオインターフェース120と、情報処理装置140とを含む構成である。図1Aでは、マイクを「MIC」、インターフェースを「I/F」と便宜的に表記している。なお、図1Aに示す音状態表示システム1000は、マイク110の代わりに振動センサを用いて、その振動センサの出力を処理可能なオーディオインターフェース120を用いることにより、取得した振動波形データを解析して異常の有無を検知してもよい。この場合、音状態表示システム1000による解析処理の対象となるデータは、音データの代わりに振動波形データとなる。音は空気の振動であるので、音状態表示システムは、同様に検査対象物の発する音の異常の有無を検知可能と言える。
マイク110は、検査対象エリア内の検査対象物(例えば空調機、コンプレッサ、大型サーバのファン、産業用機械に設けられたモータ等の機械部品)の発する音(音波)を入力(収音)して電気信号のオーディオ信号(または振動波形信号、以下同様)として出力する収音デバイスを有して構成される。マイク110は、検査対象物の発する音(例えば機械音)を収音すると、その音に係るオーディオ信号をオーディオインターフェース120に伝送する。なお、検査対象物は、上述した空調機、コンプレッサ、大型サーバのファン、産業用機械に設けられたモータ等の機械部品に限定されない。
オーディオインターフェース120は、マイク110の収音により得られたオーディオ信号を各種の信号処理が可能なデジタルデータに変換するオーディオ入力用のインターフェースである。オーディオインターフェース120は、入力部121と、ADコンバータ122と、バッファ123と、通信部124とを含む構成である。図1Aでは、ADコンバータを「ADC」と便宜的に表記している。
入力部121は、オーディオ信号を入力する入力端子を有する。
ADコンバータ122は、所定の量子化ビットおよびサンプリング周波数によってアナログのオーディオ信号をデジタルの音データ(または振動波形データ、以下同様)に変換する。ADコンバータ122のサンプリング周波数は、例えば48kHzである。
バッファ123は、音データを保持するメモリを有し、所定時間分の音データをバッファリングする。バッファ123のバッファ容量は、例えば40msec程度とする。このように比較的小さなバッファ容量とすることによって、音状態表示システム1000における録音処理等の遅延を小さくすることが可能である。
通信部124は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等の通信インターフェースを有し、情報処理装置140等の外部機器との間でデータの送受信が可能になっている。通信部124は、ADコンバータ122により変換されたデジタルの音データを情報処理装置140に伝送する。
情報処理装置140は、例えばプロセッサおよびメモリ等のハードウェア部品を有するPC(Personal Computer)等により構成され、検査対象物の発する音(言い換えると、マイク110により収音された音)の解析処理、解析結果の分析処理、音状態遷移表示画面(後述参照)の生成処理や表示処理等に関する各種の情報処理を実行する。以下、マイク110により収音された音を「収録音」と称する。情報処理装置140は、PCの代わりにタブレット端末、スマートフォン等の各種の情報処理装置を用いて構成されてもよい。情報処理装置140は、通信部141と、処理部142と、記憶部143と、操作入力部144と、表示部145とを含む構成である。
通信部141は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等の通信インターフェースを有した通信回路を用いて構成され、オーディオインターフェース120等の外部機器との間でデータの送受信が可能になっている。通信部141は、オーディオインターフェース120から伝送される収録音の音データを入力する。
処理部142は、例えばCPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)あるいはFPGA(Field Programmable Gate Array)等のプロセッサを用いて構成される。処理部142は、記憶部143に記憶されている所定のプログラムに従って、各種の処理(例えば、収録音の解析処理、解析結果の分析処理、音状態遷移表示画面の生成処理および表示処理)を実行する。
収録音の解析処理とは、マイク110により収音(収録)された検査対象物の発する音を、検査対象物の異常の有無を判別するために、1つもしくは複数(例えば2つ)の異なる指標の観点で、基準状態(つまり正常状態)の特性からの変化量、突発的な異音が発生する頻度の傾向をそれぞれ解析する処理である。ここで、複数の異なる指標は、例えば検査対象物が定常的に発する音(定常音)の変化の度合いあるいは変化量と、検査対象物が突発的に発する音の発生頻度である。
解析結果の分析処理とは、解析処理の結果と記憶部143に記憶されている照合用データベース(後述参照)とに基づいて、解析処理の結果から検査対象物のどの箇所に異常の原因が生じているかを特定する処理である。
音状態遷移表示画面の生成処理および表示処理とは、上述した1つもしくは複数の異なる指標に基づいて検査対象物の発する音の状態を視覚的に示す音状態遷移表示画面(音状態画面の一態様)を生成したり、表示部145に表示したりする処理である。音状態遷移表示画面WD1の詳細については、図2を参照して後述する。
また、処理部142は、ソフトウェア等による機能的構成として、音声入力部150と、音声区間検出部151と、特徴抽出部152と、判定部153と、判定結果統合部154と、GUI(Graphical User Interface)155と、再生処理部156と、を有する。
音声入力部150は、通信部141からマイク110により収音(収録)された検査対象物の発する収録音の入力を受け付ける。音声入力部150は、入力された収録音を音声区間検出部151に出力するとともに、記憶部143にWav形式で出力し、記憶させる。なお、音声入力部150は、収録音をWav形式で記憶されてよい。
音声区間検出部151は、ユーザ操作により入力された検査対象物の設置場所、検査対象物、収音時刻のそれぞれに基づいて、音声入力部150から入力された一定期間分の収録音のうち検査対象物の音が収音された音声区間を検出する。音声区間検出部151は、音声区間の検出結果を特徴抽出部152に出力する。
特徴抽出部152は、音声区間検出部151から入力された検出結果が示す音声区間において解析処理を実行する。特徴抽出部152は、例えばFFT(Fast Fourier Transform)、音量変化、脈動抽出等の複数の解析方法のそれぞれを用いて解析処理を実行し、解析方法ごとの解析結果として得られた解析方法ごとの特徴点をそれぞれ抽出する。なお、図1Bに示す解析処理方法は、一例であり、これに限定されない。また、特徴抽出部152が実行可能なこれらの解析方法は、検査対象物に応じて選択されるとともに、ユーザが希望する場合に既存の解析方法に他の解析方法がオプション機能として追加可能であってよい。特徴抽出部152は、抽出された特徴点に関する情報を判定部153に出力する。
判定部153は、特徴抽出部152から入力された複数の特徴点のそれぞれについて、異常の有無を判定する。判定部153は、各手法あるいは機能(例えばF(frequency)特判定EL1、音量判定EL2、脈動判定EL3、DNN(deep neural network)EL4、SVN(Sub Version)EL5、決定木EL6等)を備え、これらの機能を用いて各解析方法により解析された特徴点について異常の有無を判定する。なお、判定部153は、検査対象物あるいは検査対象物の設置場所に応じて、判定に用いる手法あるいは機能を選択してよい。
判定部153は、各手法あるいは機能のそれぞれによって判定された特徴点ごとの異常の有無についての判定結果を判定結果統合部154に出力する。なお、これらの機能は一例であり、図1Bに示す機能に限定されないことは言うまでもない。また、これらの機能は、ユーザにより任意に選択された機能がオプションとして追加され、判定部153に備えられてよい。これにより、ユーザは、検査対象物あるいは検査対象物の設置場所等に応じて、より適応的な機能のみを備えた情報処理装置140を実現できる。
判定部153が備える機能のうち、F特判定EL1、音量判定EL2、脈動判定EL3のそれぞれは、記憶部143に記憶された異常の有無の判定に用いられる各種閾値の情報を記憶する閾値調整パラメータMM1、あるいは検査対象物、検査対象物の設置場所等に応じて異常の有無を判定するためのルールを記憶する判定ルールMM2からの最新データの入力により、データの更新が行われてよい。同様に、判定部153が備える機能のうち、DNNEL4、SVNEL5、決定木EL6のそれぞれは、記憶部143に記憶された学習モデルMD1からの最新モデルデータの入力により、データの更新が行われてよい。なお、これらの機能のデータ更新は、ユーザ操作によって実行されてよい。
ここで、各種判定機能について説明する。F特判定EL1は、収録音の周波数特性に基づいて特徴点の解析を実行し、異常の有無を判定可能にする機能である。音量判定EL2は、収録音の音量に基づいて特徴点の解析を実行し、異常の有無を判定可能にする機能である。脈動判定EL3は、収録音の脈動特性に基づいて特徴点の解析を実行し、異常の有無を判定可能にする機能である。DNNEL4は、DNNを用いて、収録音における特徴点の解析を実行し、異常の有無を判定可能にする機能である。SVNEL5は、SVNを用いて収録音における特徴点の解析を実行し、異常の有無を判定可能にする機能である。決定木EL6は、決定木を用いて収録音における特徴点の解析を実行し、異常の有無を判定可能にする機能である。これらの各種判定機能は、F特判定EL1、音量判定EL2、脈動判定EL3等の記憶部143に記憶された閾値調整パラメータMM1あるいは判定ルールMM2に基づく解析を実行する機能、あるいはDNNEL4、SVNEL5、決定木EL6等の学習モデルMD1が有する学習データに基づく解析を実行する機能等により実現される。
判定結果統合部154は、判定部153から入力された各手法あるいは機能によって判定された判定結果に基づいて、収録音から抽出された特徴点ごとの異常の有無の判定結果を統合する。判定結果統合部154は、統合された判定結果を記憶部143に出力して記憶させるとともに、GUI155に出力する。なお、判定結果統合部154は、統合された判定結果だけでなく、判定部153から入力された判定結果を記憶部143に出力してよい。さらに、判定結果統合部154は、判定部153から入力された判定結果について、判定された各手法あるいは機能の情報と関連付けを実行した後、記憶部143に出力してよい。これにより、記憶部143における閾値調整パラメータMM1、判定ルールMM2および学習モデルMD1は、これらの判定結果に基づいてより効率的に学習を実行し、更新データあるいは更新モデルを生成できる。
GUI155は、所謂UI(ユーザインターフェース)であり、操作入力部144から入力されたユーザの入力操作に基づいて、判定結果統合部154から入力された判定結果から表示部145に表示させる各種画面(例えば、後述する波形表示画面WD2(図4参照)、周波数表示画面WD3(図5参照)あるいは脈動表示画面WD4(図6参照)等)を生成する。GUI155は、生成する画面をウィンドウあるいは罫線で区切る処理、操作対象物(例えば、時間、日付、表示する検査対象物等)を絵あるいは図形で表示する処理等を実行する。GUI155は、生成された画面を表示部145に入力する。
再生処理部156は、後述する波形表示画面WD2(図4参照)、周波数表示画面WD3(図5参照)あるいは脈動表示画面WD4(図6参照)が表示部145に表示されている場合に、波形表示画面WD2、周波数表示画面WD3あるいは脈動表示画面WD4に対するユーザ操作により、指定された期間に収録(収音)された音を、スピーカ161から音響出力する。
記憶部143は、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)等による半導体メモリと、SSD(Solid State Drive)あるいはHDD(Hard Disk Drive)等によるストレージデバイスのうちいずれかとを含む記憶デバイスを有する。記憶部143は、閾値調整パラメータMM1と、判定ルールMM2と、学習モデルMD1と、を備え、処理部142が実行する処理を規定するプログラム、音状態表示システム1000に関する各種の設定データ、異常の有無を解析する際に用いられる学習データ、オーディオインターフェース120から伝送された音データ等の各種のデータを生成または記憶する。また、記憶部143は、検査対象物の収録音の解析処理の結果と検査対象物に生じている異常の原因とを予め対応付けて定義した照合用データベースを記憶保持している。なお、この照合用データベースは、適宜アップデートされてよい。
学習データを生成するための学習は、1つ以上の統計的分類技術を用いて行っても良い。統計的分類技術としては、例えば、線形分類器(linear classifiers)、サポートベクターマシン(support vector machines)、二次分類器(quadratic classifiers)、カーネル密度推定(kernel estimation)、決定木(decision trees)、人工ニューラルネットワーク(artificial neural networks)、ベイジアン技術および/またはネットワーク(Bayesian techniques and/or networks)、隠れマルコフモデル(hidden Markov models)、バイナリ分類子(binary classifiers)、マルチクラス分類器(multi-class classifiers)、クラスタリング(a clustering technique)、ランダムフォレスト(a random forest technique)、ロジスティック回帰(a logistic regression technique)、線形回帰(a linear regression technique)、勾配ブースティング(a gradient boosting technique)等が挙げられる。但し、使用される統計的分類技術はこれらに限定されない。さらに、学習データの生成は、情報処理装置140内の処理部142で行われても良いし、例えばネットワークを用いて情報処理装置140と接続されるサーバ装置340(図9参照)で行われても良い。また、取得する音データの判定目的は、故障時や不良発生時の異音検知だけでなく、音の分類や音声認識を行うための学習用音データを収集することであってもよい。
操作入力部144は、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチパネル等の入力デバイスを有する。操作入力部144は、音状態表示システム1000の機能に関するユーザ操作を処理部142に入力する。
表示デバイスの一例としての表示部145は、例えば液晶ディスプレイあるいは有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等の表示デバイスを用いて構成される。表示部145は、処理部142により生成される音状態遷移表示画面、波形表示画面、周波数表示画面を表示する。以下では、操作入力部144として、表示部145において上部にタッチパネルが設けられた構成を想定し、表示画面に各種の操作オブジェクトが表示され、ユーザが操作オブジェクトをタッチ操作する場合の動作を例示する。なお、表示部145は、情報処理装置140に内蔵されずに外付けされるディスプレイ端末(図2A参照)であってもよい。
スピーカ161は、例えば情報処理装置140に内蔵された音響出力素子であり、再生処理部156により再生処理の対象となる音データを音響出力する。なお、スピーカ161は、情報処理装置140に内蔵されずに外付けされる音響出力素子であってもよい。
次に、実施の形態1に係る音状態表示システム1000における検査対象物の収音に関する2種類のユースケース例について、図2Aおよび図2Bを参照して説明する。図2Aは、検査対象物の収音に関する第1のユースケースを示す説明図である。図2Bは、検査対象物の収音に関する第2のユースケースを示す説明図である。
第1のユースケースでは、据置型の収音機材(後述参照)が検査対象エリアに常時設置され、長期間にわたって検査対象物の発する音が収録(収音)される。
第2のユースケースでは、検査対象エリアに入った検査員によって携帯型の収音機材(後述参照)が所持された状態で、短期間、検査対象物の発する音が収録(収音)される。
図2Aに示す第1のユースケースでは、検査対象エリアAR1に収音機材(例えばマイク110、オーディオインターフェース120、情報処理装置140、表示部145のセット)が、検査対象物MC1,MC2,MC3のそれぞれに1つずつ対応して設置される。つまり、収音機材を用いたサービスの開始時に収音機材が設置され、そのサービスが終了するまで収音機材の設置が継続される。それぞれの収音機材を構成するマイク110は、常時、検査対象物MC1,MC2,MC3のそれぞれの発する音を収録(収音)する。収音機材を構成する情報処理装置140は、対応するオーディオインターフェース120を介して検査対象物の発する音(収録音)の一定期間(データ収録期間)分の音データを取得すると、その取得の度に解析処理を繰り返して定期的に実行する。
図2Bに示す第2のユースケースでは、検査対象エリアAR1に収音機材(例えばマイク110、オーディオインターフェース120および表示部145を一体に含んだ構成のスマートフォン等の情報処理装置140A)が、検査対象エリアAR1に入り込んだ検査員に所持された状態で、検査対象物MC1,MC2,MC3のそれぞれごとにスポット的に順次、短期間の収録(収音)がなされる。つまり、収音機材を用いたサービスの開始時に収音場所の検討がなされ、そのサービスが終了するまで、収音機材を用いたそれぞれの検査対象物の発する音が短期間、収録(収音)される。収音機材を構成する情報処理装置140Aのマイク110は、検査対象物MC1,MC2,MC3のそれぞれの発する音を随時、収録(収音)する。収音機材を構成する情報処理装置140Aは、検査対象物の発する音(収録音)の一定期間(データ収録期間)分の音データを取得すると、その取得の度に解析処理を繰り返して定期的に実行する。
次に、情報処理装置140の表示部145に表示される各種の表示画面の種類ならびに表示画面の遷移例について、図3、図4、図5及び図7を参照して説明する。図3は、音状態遷移表示画面WD1の一例を示す図である。図4は、波形表示画面WD2の一例を示す図である。図5は、周波数表示画面WD3の一例を示す図である。図7は、表示画面の遷移例を示す説明図である。図4および図5の説明において、図3の説明と重複する要素については同一の符号を付与して説明を簡略化あるいは省略し、異なる内容について説明する。
図3に示すように、音状態遷移表示画面WD1は、検査対象物の発する音の収録(収音)に関する書誌情報BIB1と、音状態遷移グラフGPH1と、分析内容RST1とを視覚的に示す表示画面である。書誌情報BIB1では、ユーザ操作によって指定された、検査対象物の発する音が収録(収音)された場所、日時および基準選択時刻のそれぞれが示される。図3の例では、検査対象物の設置場所は「A県工場01」であり、検査対象物の名称は「機器01」であり、検査対象物の音状態遷移グラフGPH1の基準状態を特定する日時は「2018年9月10日、午前10:00:30」である。つまり、図3の音状態遷移グラフGPH1は、「2018年9月10日、午前10:00:30」を基準の日時(言い換えると、起点)として、基準の日時以降の検査対象物の発する音の状態に関する遷移状態を直感的かつ視覚的にユーザに提示する。
音状態遷移グラフGPH1は、検査対象物の異常の有無を判別するために、ユーザ操作により指定された基準の日時以降の音状態を、定常音変化量の軸(横軸)と突発音頻度の軸(縦軸)の計2軸によって蓄積的にプロットしたグラフである。線L1は突発音頻度の基準状態(言い換えると、突発音の発生が無い正常状態)を示す。線L2は定常音変化量の基準状態(言い換えると、定常音の出力している定常状態)を示す。なお、定常音変化量の基準状態(言い換えると、定常音の出力している定常状態)は、線L2でなく縦軸の線でもよい。
図3の例では、音状態遷移グラフGPH1は、9月10日の音状態を示す音状態点P1を基準として、9月11日の音状態を示す音状態点P2、9月12日の音状態を示す音状態点P3、9月13日の音状態を示す音状態点P4のそれぞれがプロットされている。いずれかの音状態点(例えば9月13日の音状態点)に対するユーザ操作(例えばマウス等の操作入力部144による右クリック操作)がなされると、処理部142は、その選択された音状態点に対応する詳細表示リストDTL1を音状態遷移グラフGPH1に表示するとともに、その選択された音状態点が示す日付(例えば9月13日)に収録(収音)された検査対象物の発する音に対応する分析処理の結果を分析内容RST1として表示する。
分析内容RST1には、処理部142による解析処理の結果と、その結果に対応する処理部142による分析処理の結果とが文章(テキスト)によって示されている。図3の例では、「5回/1sec」の頻度で突発音が発生していること、「0KHz~10KHzの周波数帯」に定常音の変化が発生していることがそれぞれ分析内容RST1の一例(例えば解析処理の結果)として示され、更に、「ベルトの緩み、異物混入の可能性」が分析処理の結果として示されている。
詳細表示リストDTL1の「波形表示」に対するユーザ操作(例えばマウス等の操作入力部144による左クリック)がなされると、処理部142は、現在表示されている音状態遷移表示画面WD1を、そのユーザ操作により選択された「波形表示」に対応する波形表示画面WD2に切り替えて表示部145に表示する(図4および図7参照)。
図4に示すように、波形表示画面WD2は、検査対象物の発する音の収録(収音)に関する書誌情報BIB2と、時間軸波形グラフGPH2と、分析内容RST1と、画面切替アイコンORG1とを視覚的に示す表示画面である。書誌情報BIB2では、書誌情報BIB1の内容に加え、再生開始時刻設定欄ST1と再生ボタンRP1とが更に追加されている。再生開始時刻設定欄ST1には、時間軸波形グラフGPH2に対応する音データの再生対象となる日時(例えば「2018年9月10日の午前10:00:45」がユーザ操作により指定される。その上で、再生ボタンRP1がユーザ操作により押下されると、再生処理部156は、その指定された再生開始時刻から音データを再生してスピーカ161から音響出力する。なお、再生処理部156は、音データの再生に合わせて、時間軸波形グラフGPH2のカーソル線CRT1を推移して移動表示してよい。
時間軸波形グラフGPH2は、音状態遷移表示画面WD1においてユーザ操作により選択された日付の音状態点(例えば音状態点P4)の検査対象物の収録音の時間軸波形PTY1を示す。横軸は時間を示し、縦軸は音圧を示す。ユーザ操作によりスクロールバーSCB1が左右方向(つまり時間軸方向)にスライドされると、処理部142は、そのユーザ操作に応じて、時間軸波形グラフGPH2の時間軸波形PTY1をスクロールして表示する。なお、ユーザ操作により「音状態遷移表示画面の表示」と記載された画面切替アイコンORG1が押下されると、処理部142は、現在表示されている波形表示画面WD2を、その波形表示画面WD2に対応する音状態遷移表示画面WD1に切り替えて表示部145に表示する(図3および図7参照)。
図5に示すように、周波数表示画面WD3は、検査対象物の発する音の収録(収音)に関する書誌情報BIB2と、周波数軸波形グラフGPH3と、分析内容RST1と、画面切替アイコンORG1とを視覚的に示す表示画面である。
周波数軸波形グラフGPH3は、音状態遷移表示画面WD1においてユーザ操作により選択された日付の音状態点(例えば音状態点P4)の検査対象物の収録音の周波数軸波形PTY2を示す。横軸は周波数を示し、縦軸は音圧を示す。なお、ユーザ操作により、「音状態遷移表示画面の表示」と記載された画面切替アイコンORG1が押下されると、処理部142は、現在表示されている周波数表示画面WD3を、その波形表示画面WD2に対応する音状態遷移表示画面WD1に切り替えて表示部145に表示する(図3および図7参照)。
図6は、脈動表示画面WD4の一例を示す図である。脈動表示画面WD4は、ユーザ操作により、画面切替アイコンORG3のうち、脈動表示画面WD4を表示する画面切替アイコンORG2が選択された際に表示される画面である。脈動表示画面WD4は、検査対象物の発する音の収録(収音)に関する書誌情報BIB3と、周波数軸波形グラフGPH4と、画面切替アイコンORG2,3のそれぞれとを視覚的に示す表示画面である。なお、画面切替アイコンORG3は、他の表示画面(例えば、周波数解析、時間遷移表示、差分解析、波形解析、音状態遷移等)を表示可能な複数のアイコンのそれぞれを含み、ユーザ操作に基づいて画面遷移可能である。
書誌情報BIB3は、再生開始時刻設定欄ST2と再生ボタンRP1とを含んで生成される。再生開始時刻設定欄ST2には、周波数軸波形グラフGPH4に対応する音データの再生対象となる日時(例えば「2018年9月13日の午前10:00:30」がユーザ操作により指定される。その上で、再生ボタンRP1がユーザ操作により押下されると、再生処理部156は、その指定された再生開始時刻から音データを再生してスピーカ161から音響出力する。なお、再生処理部156は、音データの再生に合わせて、周波数軸波形グラフGPH4のスクロールバーSCB2が左右方向(つまり時間軸方向)にスライドされると、処理部142は、そのユーザ操作に応じて、周波数軸波形グラフGPH4の波形をスクロールして表示する。
周波数軸波形グラフGPH4は、脈動表示画面WD4においてユーザ操作により選択された日付の検査対象物の収録音の脈動波形PTY3を含む。横軸は周波数を示し、縦軸は音圧を示す。
図7では、図3に示す音状態遷移表示画面WD1と、図4に示す波形表示画面WD2と、図5に示す周波数表示画面WD3とのそれぞれの表示画面のユーザ操作に対する遷移例が詳細に示されている。音状態遷移表示画面WD1の初期状態は、検査対象物の発する音の収録(収音)の度に実行される処理部142による解析処理の結果に基づいて生成される音状態点が蓄積して表示された表示画面である。ユーザ操作によりいずれかの音状態点が選択されると、処理部142は、その選択された音状態点に対応する詳細表示リストDTL1を表示する。一方、ユーザ操作により音状態点の選択の解除操作(例えば音状態遷移表示画面WD1中の他の部分をクリックする操作)がなされると、処理部142は、その詳細表示リストDTL1の表示を中止し、初期状態の音状態遷移表示画面WD1を表示する。
また、ユーザ操作により選択されたいずれかの音状態点に対応する詳細表示リストDTL1が表示されている際に波形表示のアイコンが選択されると、処理部142は、現在表示されている音状態遷移表示画面WD1を、そのユーザ操作により選択された「波形表示」に対応する波形表示画面WD2に切り替えて表示部145に表示する(図4および図7参照)。一方で、ユーザ操作により「音状態遷移表示画面の表示」と記載された画面切替アイコンORG1が押下されると、処理部142は、現在表示されている波形表示画面WD2を、その波形表示画面WD2に対応する音状態遷移表示画面WD1に切り替えて表示部145に表示する(図3および図7参照)。
また、ユーザ操作により選択されたいずれかの音状態点に対応する詳細表示リストDTL1が表示されている際に周波数表示のアイコンが選択されると、処理部142は、現在表示されている音状態遷移表示画面WD1を、そのユーザ操作により選択された「周波数表示」に対応する周波数表示画面WD3に切り替えて表示部145に表示する(図4および図7参照)。一方で、ユーザ操作により「音状態遷移表示画面の表示」と記載された画面切替アイコンORG1が押下されると、処理部142は、現在表示されている周波数表示画面WD3を、その周波数表示画面WD3に対応する音状態遷移表示画面WD1に切り替えて表示部145に表示する(図3および図7参照)。
次に、実施の形態1に係る音状態表示システム1000の各種の動作手順例について、図8および図9Aを参照して説明する。図8は、実施の形態1に係る検査対象物の発する機械音の収音および異常検知に関する動作手順例を示すフローチャートである。図9Aは、実施の形態1に係る音状態遷移表示画面の生成に関する動作手順例を示すフローチャートである。
図8において、情報処理装置140の処理部142は、マイク110およびオーディオインターフェース120を介して取得された、収録(収音)された検査対象エリアの音の一定期間分の音データ(つまり、検査対象エリアに設置された検査対象物の発する音の音データ)を記憶部143から読み出す(St11)。なお、ステップSt11において、処理部142は、検査対象物の発する音の一定期間分の音データを、記憶部143から読み出すのではなく、マイク110およびオーディオインターフェース120を介して直接に取得してもよい。
処理部142は、ステップSt11において読み出された一定期間分の収録音の音データに対し、定常音の変化量と突発音の発生頻度のそれぞれの有無について解析処理を実行する(St12)。
処理部142は、ステップSt12の解析処理の結果とその結果の発生原因と考えられる事象の情報とが対応付けられた照合用データベースを記憶部143から読み出して参照することで、解析処理の結果に対応する分析処理を実行する(St13)。
処理部142は、ステップSt12の解析処理の結果およびステップSt13の分析処理の結果を、ステップSt11において読み出された音データに対応する検査対象物の設置場所、検査対象物、収音時刻のそれぞれに対応付けて記憶部143に保存する(St14)。
図9Aにおいて、処理部142は、情報処理装置140を使用するユーザ操作により、ユーザが確認したいと考えている検査対象物の設置場所、検査対象物、収音時刻のそれぞれが入力(選択)されたことを検知した場合(St21、YES)、その入力(選択)に対応する解析結果および分析結果を記憶部143から読み出して取得する(St22)。なお、ユーザが確認したいと考えている検査対象物の設置場所、検査対象物、収音時刻のそれぞれが入力(選択)されない場合には(St21、NO)、図9Aの処理は終了する。
処理部142は、ステップSt22において取得された解析結果および分析結果を用いて、定常音変化量と突発音頻度との関係を示す音状態遷移グラフGPH1と分析結果(分析内容RST1)とを含む音状態遷移表示画面WD1を生成する(St23)。処理部142は、その生成された音状態遷移表示画面WD1を表示部145に表示する(St24)。
図9Bは、実施の形態1に係る表示画面の生成手順例を示すフローチャートである。表示画面は、情報処理装置140における特徴抽出部152によって抽出された複数の特徴点のそれぞれの種類(つまり、FFT、音量変化、脈動抽出等の解析方法の種類)のうち2種類の解析方法の解析結果を軸として生成される。
情報処理装置140は、入力された音声(つまり収録音)について音量変化、脈動抽出等の複数の解析方法のそれぞれを用いた解析処理を実行し、n種類(n:2以上の整数)の特徴点を抽出する(St31)。なお、ここでいう種類は、解析方法を示す。
情報処理装置140は、抽出されたn種類の特徴点(つまりn種類の解析処理の結果)のうち、更に所定の変化が認められると判定されたk種類(k<n,k:0以上の整数)の特徴点(つまり解析処理方法)を抽出する(St32)。
情報処理装置140は、ステップSt32の処理において、変化が認められた特徴点の種類の数kがk=0か否かを判定し(St33)、k=0である場合(St33,YES)、収録音について異常なしと判定する(St34)。ここで、ステップSt34の処理に移行した場合、表示画面の生成を終了する。
一方、情報処理装置140は、ステップSt33の処理において、変化が認められた特徴点の種類の数kがk=0でない場合(St33,NO)、n種類の特徴点(つまり、n種類の解析方法ごとの解析結果)から2種類の特徴点を選択し、これらの2種類の特徴点のそれぞれを縦軸および横軸とする2次元表示画面を生成する(St35)。
ここで、図9Bに示す表示画面の生成手順例に基づいて生成される2次元表示画面の一例として、例えば図3に示す音状態遷移表示画面WD1の生成手順について説明する。図3に示す音状態遷移表示画面WD1の場合、情報処理装置140は、例えば特徴抽出部152により、少なくとも定常音変化量を解析する解析処理および突発音頻度を解析する解析処理の2種類の解析方法で解析処理を実行する。情報処理装置140は、ステップSt31の処理において、変化が認められた定常音変化量に関する解析処理の解析結果としての特徴点と、突発音頻度に関する解析処理の解析結果としての特徴点とを抽出し、ステップSt35の処理において、定常音変化量に関する特徴点を横軸に、突発音頻度に関する特徴点を縦軸に示す音状態遷移表示画面WD1を生成する。
なお、情報処理装置140は、ステップSt33の処理において、変化が認められた特徴点の種類の数kがk=1の場合、ステップSt32の処理において変化が認められると判定された1つの特徴点と、ステップSt32の処理において変化が認められなかった他の1つの特徴点とを2軸とする2次元表示画面を生成する。
以上により、実施の形態1に係る音状態表示システム1000では、情報処理装置140は、検査対象物(例えば図2Aに示す検査対象物MC1)の発する音が収音された音データを処理部142(取得部の一態様)において取得する。情報処理装置140は、その取得された音データに基づいて、検査対象物の異常の有無を規定するための複数の異なる指標に関する解析処理を処理部142(解析部の一態様)において実行する。情報処理装置140は、解析処理の結果に基づいて、検査対象物の発する音の音状態を複数の異なる指標によって示す音状態遷移表示画面WD1(音状態画面の一態様)を処理部142(生成部の一態様)において生成する。情報処理装置140は、生成された音状態遷移表示画面WD1を処理部142(表示制御部の一態様)において表示部145(表示デバイスの一態様)に表示する。
これにより、音状態表示システム1000によれば、情報処理装置140は、検査員等のユーザが検査したいと考えている検査対象物の正常あるいは異常の状態をそのユーザに対して分かり易く提示できるので、相当の熟練した検査員に限らず、十分な知識経験を有していない検査員においても、検査員の検査業務の利便性の向上を的確に支援できる。
また、複数の異なる指標は、検査対象物が定常的に発する音の変化量に関する指標と、検査対象物が突発的に発する音の発生頻度に関する指標である。これにより、情報処理装置140は、検査対象物ごとに定められる基準状態に対し、定常的に発する音に変化量が存在するか否かや、異音等のように突発的に発する音の発生頻度が高いか否かを解析することで、コンプレッサ等の検査対象物が発する音に異常が見られるかどうかを的確に判別できる。また、検査員等のユーザは、定常的に発する音に変化量が存在するか否かという観点と、異音等のように突発的に発する音の発生頻度が高いか否かという観点とに基づいて、検査対象物の異常の有無を視覚的かつ効率的に把握できる。
また、情報処理装置140は、音状態画面を生成する際に、検査対象物の発する音が収音される度に実行される解析処理の結果に対応する音状態を蓄積して示す音状態遷移表示画面WD1を生成する。これにより、情報処理装置140は、検査対象物の発する音が収音(収録)される度にその収録音の解析処理の結果としての音状態(つまり、異常の有無を示す収録音の状態)を蓄積して音状態遷移表示画面WD1に示すので、検査員等のユーザに対して検査対象物の発する音の収録(収音)ごとの音状態を俯瞰的に把握させることができる。
また、情報処理装置140は、解析処理の結果に基づいて、検査対象物の異常の原因を示唆する分析結果を取得する。情報処理装置140は、音状態遷移表示画面WD1を生成する際に、取得された分析結果(分析内容RST1)を含めて音状態遷移表示画面WD1を生成する。これにより、ユーザは、音状態遷移表示画面WD1を閲覧するだけで、具体的に検査対象物のどこにどのような異常が存在するかを分かり易く把握できる。
また、情報処理装置140は、音状態画面を生成する際に、複数の異なる指標をそれぞれ軸としたグラフに対し、音状態を示す音状態点をプロットした音状態遷移表示画面WD1を生成する。これにより、ユーザは、検査対象物の発する音に基づいて解析された音状態を視覚的に示された音状態遷移表示画面WD1を閲覧することで、検査対象物に異常があるか否かを簡単に把握できる。
また、情報処理装置140は、音状態点に対するユーザ操作に応じて、音状態点に対応する特性波形の選択画面を表示するステップ、を更に有する。これにより、ユーザは、自ら気になった音状態点の特性波形を選択することができるので、所定の特性波形の確認を行うことができる。
また、情報処理装置140は、音状態遷移表示画面WD1に示される複数の音状態点のいずれかに対するユーザ操作に応じて、その音状態点に対応する検査対象物の発する音の時間軸波形を示す波形表示画面WD2を表示部145に表示する。これにより、ユーザは、自ら気になった音状態点を指定する簡易な操作によって、収録音の時間軸の波形を直接に確認でき、異常の有無を当該波形から把握することができる。
また、情報処理装置140は、波形表示画面WD2に対する検査対象物の発する音の再生開始時刻の指定に応じて、その指定された再生開始時刻からの検査対象物の発する音を再生して出力する。これにより、ユーザは、自ら気になった音状態点の音を自ら指定した再生開始時刻から実際に聞くことができるので、異常の有無を聞いた音から類推等の確認を行うことができる。
また、情報処理装置140は、音状態遷移表示画面WD1に示される複数の音状態点のいずれかに対するユーザ操作に応じて、その音状態点に対応する検査対象物の発する音の周波数特性波形を示す周波数表示画面WD3を表示部145に表示する。これにより、ユーザは、自ら気になった音状態点を指定する簡易な操作によって、収録音の周波数軸の波形を直接に確認でき、異常の有無を当該波形から把握することができる。
また、情報処理装置140は、周波数表示画面WD3に対する検査対象物の発する音の再生開始時刻の指定に応じて、その指定された再生開始時刻からの検査対象物の発する音を再生して出力する。これにより、ユーザは、自ら気になった音状態点の音を自ら指定した再生開始時刻から実際に聞くことができるので、異常の有無を聞いた音から類推等の確認を行うことができる。
また、情報処理装置140は、音状態点に対するユーザ操作に応じて、音状態点に対応する検査対象物の発する音のスペクトログラム特性波形を示す波形表示画面WD2を表示デバイスに表示するステップ、を更に有する。これにより、ユーザは、自ら気になった捜査対象物の音状態点の音を実際に聞くことができるので、異常の有無を聞いた音から類推等の確認を行うことができる。
なお、上述した情報処理装置140において実行する解析処理、分析処理、音状態遷移表示画面WD1の生成処理、波形表示画面WD2の生成処理、および周波数表示画面WD3の生成処理は、情報処理装置140と有線あるいは無線のネットワークを介して接続されるサーバ装置340によって少なくとも一部を実行するようにしてもよい(図10参照)。
図10は、実施の形態1に係る音状態表示システムの他のシステム構成例を示すブロック図である。図10に示す音状態表示システム1000Aでは、図1Aに示す音状態表示システム1000に加え、情報処理装置140に対応する情報処理装置140Aからネットワークまたは通信回線を介して接続されるサーバ装置340が設けられる。このサーバ装置340によって、解析処理、分析処理、音状態遷移表示画面WD1の生成処理、波形表示画面WD2の生成処理、および周波数表示画面WD3の生成処理が実行される。
音状態表示システム1000Aは、マイク110と、オーディオインターフェース120と、情報処理装置140Aと、サーバ装置340とを含む構成である。図1Aに示す音状態表示システム1000の構成と同一の構成については同一の符号を付与して説明を簡略化あるいは省略し、異なる内容について説明する。
情報処理装置140Aは、通信部141と、処理部142Aと、記憶部143と、操作入力部144と、表示部145と、通信部146とを含む構成である。処理部142Aは、例えばCPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)あるいはFPGA(Field Programmable Gate Array)等のプロセッサを用いて構成される。処理部142Aは、記憶部143に記憶されている所定のプログラムに従って、各種の処理(例えば、収録音の解析処理の指示、解析結果の分析処理の指示、音状態遷移表示画面の生成処理の指示、および音状態遷移表示画面の表示処理)を実行する。通信部146は、有線あるいは無線の通信インターフェースを有する通信回路を用いて構成され、外部のサーバ装置340との間で通信を行う。情報処理装置140Aは、有線あるいは無線のネットワークの通信路300を介してサーバ装置340と接続される。その他は図1Aに示した音状態表示システム1000の構成と同様であり、ここでは異なる部分のみ説明する。
サーバ装置340は、例えばプロセッサおよびメモリ等のハードウェア部品を有する情報処理装置(コンピュータ)等により構成され、検査対象物の発する音(言い換えると、マイク110により収音された音)の解析処理、解析結果の分析処理、音状態遷移表示画面の生成処理等の各種の情報処理を実行する。サーバ装置340は、通信部341と、処理部342と、記憶部343とを含む構成である。
通信部341は、情報処理装置140Aとの間で音データ、学習データ等の各種データを送受信する通信回路を用いて構成され、情報処理装置140Aとの間でデータあるいは情報の送受信を行う。
解析部および生成部のそれぞれの一例としての処理部342は、例えばCPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)あるいはFPGA(Field Programmable Gate Array)等のプロセッサを用いて構成される。処理部342Aは、記憶部343に記憶されている所定のプログラムに従って、各種の処理(例えば、収録音の解析処理、解析結果の分析処理、音状態遷移表示画面の生成処理)を実行する。なお、収録音の解析処理、解析結果の分析処理、音状態遷移表示画面の生成処理の全ての処理が処理部342により実行されてもよいし、その一部の処理が実行されて残りの処理は情報処理装置140Aの処理部142Aにより実行されてもよい。
図10の構成例では、実施の形態1に係る音状態表示システム1000Aの行う処理を、ネットワーク等を介して接続される複数の情報処理装置(具体的には、情報処理装置140、サーバ装置340)において分散して実行する構成となっている。特に、収録音の解析処理、解析結果の分析処理、解析処理に用いる学習データの学習処理(上述参照)については、高い処理能力を持つサーバ装置340の情報処理装置を用いて実行することにより、複雑なアルゴリズム演算や高速処理などへの対応が容易になる。学習データを用いた学習処理、収録音の解析処理、解析処理の結果の分析処理は、オーディオインターフェース120と接続されるローカルの情報処理装置140A、あるいはサーバ装置340等において、処理毎に適宜割り当てて実行してもよい。例えば、システム構成、使用環境、データ処理のアルゴリズム、データ量、データ特性、出力態様などの各種条件に応じて、実施の形態1に係る各処理を適切な情報処理装置140Aおよびサーバ装置340のそれぞれにて分担して実行可能である。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
なお、本出願は、2018年11月14日出願の日本特許出願(特願2018-213587)に基づくものであり、その内容は本出願の中に参照として援用される。
本開示は、検査対象物の正常、異常の状態を検査員に対して分かり易く提示し、検査員の検査業務の利便性の向上を支援する音状態表示方法、音状態表示装置および音状態表示システムとして有用である。
110 マイク
120 オーディオインターフェース
121 入力部
122 ADコンバータ
123 バッファ
124、141 通信部
140 情報処理装置
142 処理部
143 記憶部
144 操作入力部
145 表示部
156 再生処理部
161 スピーカ

Claims (11)

  1. 検査対象物の発する音が収音された音データを取得するステップと、
    前記音データに基づいて、前記検査対象物の異常の有無を規定するための複数の異なる指標に関する解析処理を実行するステップと、
    前記解析処理の結果に基づいて、前記検査対象物の発する音の音状態を前記複数の異なる指標をそれぞれ軸としたグラフに対し、前記音状態を示す音状態点をプロットした音状態画面を生成するステップと、
    生成された前記音状態画面を表示デバイスに表示するステップと、
    前記音状態画面にプロットされた前記音状態点に対するユーザ操作に応じて、前記音状態点に対応する特性波形の選択画面を表示するステップと、 を有する、
    音状態表示方法。
  2. 前記複数の異なる指標は、
    前記検査対象物が定常的に発する音の変化量に関する指標と、前記検査対象物が突発的に発する音の発生頻度に関する指標である、
    請求項1に記載の音状態表示方法。
  3. 前記音状態画面を生成するステップは、
    前記検査対象物の発する音が収音される度に実行される前記解析処理の結果に対応する前記音状態を蓄積して示す前記音状態画面を生成するステップを含む、
    請求項1に記載の音状態表示方法。
  4. 前記解析処理の結果に基づいて、前記検査対象物の異常の原因を示唆する分析結果を取得するステップ、を更に有し、
    前記音状態画面を生成するステップは、
    取得された前記分析結果を含めて前記音状態画面を生成するステップを含む、
    請求項1~3のうちいずれか一項に記載の音状態表示方法。
  5. 前記音状態点に対するユーザ操作に応じて、前記音状態点に対応する前記検査対象物の発する音の時間軸波形を示す波形表示画面を前記表示デバイスに表示するステップ、を更に有する、
    請求項に記載の音状態表示方法。
  6. 前記波形表示画面に対する前記検査対象物の発する音の再生開始時刻の指定に応じて、その指定された前記再生開始時刻からの前記検査対象物の発する音を再生して出力するステップ、を更に有する、
    請求項に記載の音状態表示方法。
  7. 前記音状態点に対するユーザ操作に応じて、前記音状態点に対応する前記検査対象物の発する音の周波数特性波形を示す周波数表示画面を前記表示デバイスに表示するステップ、を更に有する、
    請求項に記載の音状態表示方法。
  8. 前記周波数表示画面に対する前記検査対象物の発する音の再生開始時刻の指定に応じて、その指定された前記再生開始時刻からの前記検査対象物の発する音を再生して出力するステップ、を更に有する、
    請求項に記載の音状態表示方法。
  9. 前記音状態点に対するユーザ操作に応じて、前記音状態点に対応する前記検査対象物の発する音のスペクトログラム特性波形を示す波形表示画面を前記表示デバイスに表示するステップ、を更に有する、
    請求項に記載の音状態表示方法。
  10. 検査対象物の発する音が収音された音データを取得する取得部と、
    前記音データに基づいて、前記検査対象物の異常の有無を規定するための複数の異なる指標に関する解析処理を実行する解析部と、
    前記解析処理の結果に基づいて、前記検査対象物の発する音の音状態を前記複数の異なる指標をそれぞれ軸としたグラフに対し、前記音状態を示す音状態点をプロットした音状態画面を生成する生成部と、
    生成された前記音状態画面を表示デバイスに表示する表示制御部と、を備え
    前記表示制御部は、前記音状態画面にプロットされた前記音状態点に対するユーザ操作に応じて、前記音状態点に対応する特性波形の選択画面を表示す る、
    音状態表示装置。
  11. 検査対象物の発する音が収音された音データを取得する取得部と、
    前記音データに基づいて、前記検査対象物の異常の有無を規定するための複数の異なる指標に関する解析処理を実行する解析部と、
    前記解析処理の結果に基づいて、前記検査対象物の発する音の音状態を前記複数の異なる指標をそれぞれ軸としたグラフに対し、前記音状態を示す音状態点をプロットした音状態画面を生成する生成部と、
    生成された前記音状態画面を表示デバイスに表示する表示制御部と、を備え
    前記表示制御部は、前記音状態画面にプロットされた前記音状態点に対するユーザ操作に応じて、前記音状態点に対応する特性波形の選択画面を表示す る、
    音状態表示システム。
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