JP7117144B2 - 入力ペン - Google Patents
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Description
(1)第1の実施態様
本発明の第1の実施態様における入力ペンは、先端の開口部である先端開口を有する軸筒と、前記軸筒の内部に収容されるとともに前記先端開口から出没可能な金属製のボールペンチップを有する複数のボールペンリフィルと、前記軸筒の内部に収容され、電磁誘導方式に対応した位置指示用リフィルと、を備え、前記ボールペンチップが前記先端開口から突出した突出状態においては、電磁誘導方式の位置検出器へ電磁エネルギーを伝達する磁路が形成される。
以上の構成により、位置指示用リフィル単独では、位置検出器が入力ペンによる筆記が可能な筆記状態であると判断できない距離に位置指示用リフィルを配置しても、位置検出器が筆記状態であると判断でき、ボールペンリフィルによる筆跡を電子情報として残すことができる。また、以上の構成により、前記の電子情報を残すことと同時にボールペンリフィルによる紙面への筆跡も残すことができる。
本発明の第2の実施態様における入力ペンは、第1の実施態様に加え、前記ボールペンチップには、前記ボールペンチップとは異なる透磁率をもつ磁性調整部材が装着されており、前記突出状態においては、前記位置指示用リフィル、前記ボールペンチップ及び前記磁性調整部材が前記位置検出器へ電磁エネルギーを伝達する磁路を形成する。
本発明の第3の実施態様における入力ペンは、第1又は第2の実施態様に加え、前記位置指示用リフィルの先端である接触先端は、前記軸筒内のうち、前記先端開口から所定量離れた位置に固定されている。ここで挙げる所定量とは、突出状態において入力ペンが筆記状態であると位置検出器が判断できる距離を示し、特に5~10mmであることが好ましい。
本実施の形態に係る入力ペン5は、複数のリフィルを備える筆記具であって、図1及び図2に示すような外観を呈する。
図1(A)は、複数のリフィルの全てが軸筒10の内部に没入している没入状態を示す入力ペン5の正面図であり、図1(B)は、没入状態を示す入力ペン5の右側面図である。図2(A)は、位置指示用リフィル40が軸筒10の内部に没入し、一方のボールペンリフィル60のボールペンチップ63が軸筒10から突出した突出状態を示す入力ペン5の正面図であり、図2(B)は、突出状態を示す入力ペン5の右側面図である。
図1(C)は、没入状態を示す入力ペン5の正面図のA-A断面図であり、図2(C)は、突出状態を示す入力ペン5の正面図のB-B断面図である。
軸筒10の内部には、複数のリフィルとして、位置指示用リフィル40と2本のボールペンリフィル60とが収容されている。各リフィルの詳細については後述する。
位置指示用リフィル40は、軸筒10の内部に収容され、電磁誘導方式に対応したリフィルである。そして、この位置指示用リフィル40は、電磁誘導方式の入力装置100(例:電磁誘導タブレット)が備える位置検出器(図示せず)により送信された電磁エネルギーを反射することで、位置検出器(図示せず)に入力ペン5の位置を伝達するものであって、例えば、以下の構成を有する。
図3(A)は、ボールペンリフィル60の正面図であり、図3(B)は、正面図のC-C断面図である。
磁性調整部材64は、ボールペンチップ63とは異なる透磁率をもっており、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーの、位置検出器(図示せず)への伝達量を調整するものである。具体的には、磁性調整部材64に、透磁率の高い材料を用いれば伝達量は増加し、透磁率の低い材料を用いれば伝達量は低下する。本実施の形態では、磁性調整部材64として筒状のフェライトを用いて伝達量を増加している。つまり、本実施の形態では、ボールペンチップ63の周囲に筒状のフェライトを装着している。なお、磁性調整部材64は、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーを位置検出器(図示せず)へ伝達する磁路を形成するものであれば筒状のフェライトに限らず、例えばフェライトよりも堅牢な金属を用いてもよい。ただし、磁性調整部材64に金属等の導電性の高い素材を用いる場合は、発生する渦電流を抑制するため、例えば導線を巻回したコイル形状とするなどの工夫を施すことが望ましい。なお、フェライトとは、鉄を含む酸化物磁性体をいう。
次に、本実施の形態の作用、具体的には、図4に示す電磁誘導方式の入力装置100(例:電磁誘導タブレット)が備える位置検出器(図示せず)の上に用紙102を乗せた状態でボールペンリフィル60による筆記を行った場合の流れについて説明する。なお、位置検出器(図示せず)とは、特定の周波数の電磁波を発生するものである。
没入状態では、ノックスプリング28がノック棒20を後端側へ付勢しており、ボールペンチップ63が軸筒10内に没入している。そして、没入状態において、使用者によるノック棒20のノック操作が行われると、ノック棒20によりボールペンリフィル60が先端側に押圧される。このノック操作により、ノックスプリング28がリフィル支持筒30の後端縁とノック棒20のスプリング支持端20Bとの間で圧縮され、ボールペンリフィル60が先端側へ移動し、突出状態へと変移する。
上記のように、本実施の形態では、各々のボールペンチップ63に装着された磁性調整部材64毎に透磁率を異ならせることで、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーの伝達量を異ならせている。そのため、本実施の形態では、一方のボールペンリフィル60による筆記時の電磁エネルギー量と、他方のボールペンリフィル60による筆記時の電磁エネルギー量とが異なっている。そして、入力装置100には、所定の電磁エネルギー量の範囲内では描線Lの色を「黒色」と認識し、所定の電磁エネルギー量の範囲外では描線Lの色を「赤色」と認識するよう予め設定されている。これにより、入力装置100では、一方のボールペンリフィル60(黒色のインクを収容)の筆記時に描線Lの色を「黒色」と認識したり、他方のボールペンリフィル60(赤色のインクを収容)の筆記時に描線Lの色を「赤色」と認識したりすることができる。
上記のように、本実施の形態では、突出状態においては、位置指示用リフィル40、ボールペンチップ63及び磁性調整部材64が位置検出器(図示せず)へ電磁エネルギーを伝達する磁路を形成している。これにより、本実施の形態では、位置検出器(図示せず)の上に乗せた用紙102にボールペンリフィル60で描いた情報(例:描線L、描線Lの色)を電子情報として残すことができる。
本実施の形態では、ボールペンチップ63の周囲に、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーの伝達量を変化させる磁性調整部材64を装着したが、ボールペンリフィル60に磁性調整部材64を装着しない構成としてもよい。この場合には、入力装置100が筆記状態であると判断できる距離まで、位置指示用リフィル40とボールペンリフィル60とを近づけて配置することで、ボールペンリフィル60を入力装置100に情報を入力する電子ペンの芯体とすることができる。つまり、この場合の突出状態では、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーは、位置指示用リフィル40及びボールペンチップ63のみで形成される磁路によって入力装置100に伝達されることとなる。
11 露出孔
12 先軸 13 先端開口
14 後軸 15 後端開口
16 ガイド孔 17 支持孔
18 支持突条 19 キャップ部材
20 ノック棒 20A 接続突起
20B スプリング支持端 22 ノック突起
24 棒部材 24A 接続突起
24B スプリング支持端 26 クリップ
27 ノックスプリング 28 ノックスプリング
30 リフィル支持筒 32 ガイド筒
40 位置指示用リフィル 41 収容筒
42 コアホルダー 43 フェライトコア
44 先端継手 45 接触先端
46 電磁誘導コイル 47 感圧センサ
48 コンデンサ 49 後端継手
50 接続部 51 リターンスプリング
60 ボールペンリフィル 61 インク収容管
62 継手 63 ボールペンチップ
64 磁性調整部材
100 入力装置 102 用紙
Claims (2)
- 先端の開口部である先端開口を有する軸筒と、
前記軸筒の内部に収容されるとともに前記先端開口から出没可能な金属製のボールペンチップを有する複数のボールペンリフィルと、
前記軸筒の内部に収容され、電磁誘導方式に対応した位置指示用リフィルと、
を備え、
前記ボールペンチップには、前記ボールペンチップとは異なる透磁率をもつ磁性調整部材が装着されており、
前記ボールペンチップが前記先端開口から突出した突出状態においては、前記位置指示用リフィル、前記ボールペンチップ及び前記磁性調整部材が、前記ボールペンリフィルによる筆記が行われる電磁誘導方式の入力装置が備える位置検出器へ電磁エネルギーを伝達する磁路を形成する入力ペン。 - 前記位置指示用リフィルの先端である接触先端は、前記軸筒内のうち、前記先端開口から所定量離れた位置に固定されている請求項1に記載の入力ペン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018089803A JP7117144B2 (ja) | 2018-05-08 | 2018-05-08 | 入力ペン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018089803A JP7117144B2 (ja) | 2018-05-08 | 2018-05-08 | 入力ペン |
Publications (2)
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JP2019197301A JP2019197301A (ja) | 2019-11-14 |
JP7117144B2 true JP7117144B2 (ja) | 2022-08-12 |
Family
ID=68538426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018089803A Active JP7117144B2 (ja) | 2018-05-08 | 2018-05-08 | 入力ペン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7117144B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20040246211A1 (en) | 2003-06-09 | 2004-12-09 | Leapfrog Enterprises, Inc. | Writing stylus for electrographic position location apparatus |
WO2016143498A1 (ja) | 2015-03-06 | 2016-09-15 | 株式会社ワコム | 電子ペン及び電子ペン用本体部 |
WO2018070085A1 (ja) | 2016-10-11 | 2018-04-19 | 株式会社ワコム | 多機能電子ペン |
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2018
- 2018-05-08 JP JP2018089803A patent/JP7117144B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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WO2018070085A1 (ja) | 2016-10-11 | 2018-04-19 | 株式会社ワコム | 多機能電子ペン |
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JP2019197301A (ja) | 2019-11-14 |
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