JP7117144B2 - 入力ペン - Google Patents

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Description

本発明は、入力ペンに関する。
従来、コイルとコンデンサからなる共振回路を有する電磁誘導方式のスタイラスペンの芯体にボールペンリフィルを用いた電子ペンが提案されている(特許文献1参照)。
実開平7-41629号公報
ここで、スタイラスペンの芯体にボールペンリフィルを用いた電子ペンで電磁誘導方式の位置検出器上の用紙に筆記を行うと、その用紙にボールペンリフィルによる筆跡が残ることに加え、位置検出器により、その筆跡を認識して電子情報としても残すことができる。つまり、この場合には、用紙にボールペンリフィルで描いた情報を電子情報として残すことができる。
このとき、特許文献1の電子ペンは、円筒形のフェライトコイルの中心をボールペンリフィルが通り、そのボールペンリフィルが軸筒の軸心に位置する構造となっている。そのため、特許文献1の電子ペンでは、軸筒内に複数のボールペンリフィルを搭載しようとすると、軸筒の径が太くなってしまう。つまり、特許文献1の電子ペンでは、複数のボールペンリフィルの搭載が困難であり、多色ボールペンへの展開が困難である。
そこで、本発明は、軸筒内に複数のボールペンリフィルを搭載した電磁誘導方式による入力が可能な入力ペンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の実施態様は、以下のような構成を備える。
(1)第1の実施態様
本発明の第1の実施態様における入力ペンは、先端の開口部である先端開口を有する軸筒と、前記軸筒の内部に収容されるとともに前記先端開口から出没可能な金属製のボールペンチップを有する複数のボールペンリフィルと、前記軸筒の内部に収容され、電磁誘導方式に対応した位置指示用リフィルと、を備え、前記ボールペンチップが前記先端開口から突出した突出状態においては、電磁誘導方式の位置検出器へ電磁エネルギーを伝達する磁路が形成される。
以上の構成により、位置指示用リフィル単独では、位置検出器が入力ペンによる筆記が可能な筆記状態であると判断できない距離に位置指示用リフィルを配置しても、位置検出器が筆記状態であると判断でき、ボールペンリフィルによる筆跡を電子情報として残すことができる。また、以上の構成により、前記の電子情報を残すことと同時にボールペンリフィルによる紙面への筆跡も残すことができる。
(2)第2の実施態様
本発明の第2の実施態様における入力ペンは、第1の実施態様に加え、前記ボールペンチップには、前記ボールペンチップとは異なる透磁率をもつ磁性調整部材が装着されており、前記突出状態においては、前記位置指示用リフィル、前記ボールペンチップ及び前記磁性調整部材が前記位置検出器へ電磁エネルギーを伝達する磁路を形成する。
(3)第3の実施態様
本発明の第3の実施態様における入力ペンは、第1又は第2の実施態様に加え、前記位置指示用リフィルの先端である接触先端は、前記軸筒内のうち、前記先端開口から所定量離れた位置に固定されている。ここで挙げる所定量とは、突出状態において入力ペンが筆記状態であると位置検出器が判断できる距離を示し、特に5~10mmであることが好ましい。
本発明によれば、軸筒内に複数のボールペンリフィルを搭載した電磁誘導方式による入力が可能な入力ペンを提供することができる。
本実施の形態に係る入力ペンの没入状態における正面図(A)、右側面図(B)及び正面図のA-A断面図(C)である。 本実施の形態に係る入力ペンの突出状態における正面図(A)、右側面図(B)及び正面図のB-B断面図(C)である。 本実施の形態に係るボールペンリフィルの正面図(A)、及び正面図のC-C断面図(B)である。 本実施の形態に係る入力ペンの使用状態を示す斜視図である。
本実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明における「先端側」とは、入力ペン5の軸方向のうち、後述する先軸12に向かう一方側をいい、「後端側」とは、後述する後軸14に向かう他方側をいう。
(1)入力ペン5外観
本実施の形態に係る入力ペン5は、複数のリフィルを備える筆記具であって、図1及び図2に示すような外観を呈する。
図1(A)は、複数のリフィルの全てが軸筒10の内部に没入している没入状態を示す入力ペン5の正面図であり、図1(B)は、没入状態を示す入力ペン5の右側面図である。図2(A)は、位置指示用リフィル40が軸筒10の内部に没入し、一方のボールペンリフィル60のボールペンチップ63が軸筒10から突出した突出状態を示す入力ペン5の正面図であり、図2(B)は、突出状態を示す入力ペン5の右側面図である。
この入力ペン5は、その外部構造として、その先端と後端とにそれぞれ開口部を有する軸筒10を備えている。この軸筒10は、軸方向の先端側に位置し、その先端部分が先細となるテーパ形状に形成された先軸12と、先軸12よりも後端側に位置する後軸14とが互いに螺合されて形成される。そして、先軸12の先端には、先端の開口部としてボールペンリフィル60のボールペンチップ63(図2(A)及び(B)参照)が出没可能な先端開口13が形成され、後軸14の後端には、後端の開口部としてキャップ部材19が露出する後端開口15が形成されている。このキャップ部材19は、中空ドーム状に形成されており、ガイド筒32の後端に設けられている(図1(C)及び図2(C)参照)。
後軸14の後端側には、軸方向に沿った長孔であるガイド孔16が合計2本形成されている。ガイド孔16からは、ボールペンリフィル60の後端に装着される計2本のノック棒20のノック突起22が露出している。また、後軸14の後端側には、位置指示用リフィル40の後端に装着される棒部材24と一体に形成されたクリップ26が露出可能な長さに開口された露出孔11が形成されている。
そして、ボールペンリフィル60に装着されたノック棒20は、対応するガイド孔16に沿って軸方向に移動可能とされている。具体的には、使用者によるノック棒20のノック操作に基づいて、そのノック棒20が対応するガイド孔16に沿って軸方向に移動され、これにより、先端開口13からボールペンリフィル60のボールペンチップ63が出没可能となっている。一方、位置指示用リフィル40に装着された棒部材24は、定位置に固定されており、軸方向に移動できない、すなわち、ノック操作ができない構造となっている。
(2)入力ペン5内部
図1(C)は、没入状態を示す入力ペン5の正面図のA-A断面図であり、図2(C)は、突出状態を示す入力ペン5の正面図のB-B断面図である。
軸筒10の内部には、複数のリフィルとして、位置指示用リフィル40と2本のボールペンリフィル60とが収容されている。各リフィルの詳細については後述する。
また、軸筒10の内部における軸方向の中央よりもやや後方には、各リフィルを支持するためのリフィル支持筒30が装着されている。このリフィル支持筒30は、短円筒形状に形成されるとともに、各リフィルが挿通される支持孔17が形成されている。なお、リフィル支持筒30は、軸筒10の内部における軸方向の中央よりもやや後方の内周面から内方に突出した支持突条18によって軸筒10の内部に支持されている。
ボールペンリフィル60に装着されたノック棒20は、上記のノック突起22に加え、ノック棒20の先端部分である接続突起20Aと、接続突起20Aよりも後端側の部分であって、後述するノックスプリング28の後端を支持するスプリング支持端20Bと、を備えている。
位置指示用リフィル40に装着された棒部材24は、上記のクリップ26に加え、棒部材24の先端部分である接続突起24Aと、接続突起24Aよりも後端側の部分であって、後述するノックスプリング27の後端を支持するスプリング支持端24Bと、を備えている。
<位置指示用リフィル40>
位置指示用リフィル40は、軸筒10の内部に収容され、電磁誘導方式に対応したリフィルである。そして、この位置指示用リフィル40は、電磁誘導方式の入力装置100(例:電磁誘導タブレット)が備える位置検出器(図示せず)により送信された電磁エネルギーを反射することで、位置検出器(図示せず)に入力ペン5の位置を伝達するものであって、例えば、以下の構成を有する。
位置指示用リフィル40は、その先端と後端とにそれぞれ開口部を有する樹脂製の収容筒41を備えており、この収容筒41の内部に種々の部材が収容され、また、収容筒41に種々の部材が装着されている。
収容筒41の先端側には、棒状のフェライトコア43が挿通された略管状のコアホルダー42を内蔵した、例えばポリプロピレンのような合成樹脂製の先端継手44が装着されている。また、フェライトコア43の先端には、例えばポリアセタールのような合成樹脂製の接触先端45が装着されている。この接触先端45は、先端開口13から所定量離れた位置として、先端開口13から約7mm離れた位置に固定されている。さらに、フェライトコア43の周囲には、コアホルダー42を挟んで電磁誘導コイル46が配設されている。
収容筒41の内部空間におけるフェライトコア43よりも後端側には、電磁誘導コイル46と電気的に接続された感圧センサ47とコンデンサ48とが収容されている。また、収容筒41の後端には、例えばポリプロピレンのような合成樹脂製の後端継手49が装着されている。
後端継手49の後端には、棒部材24に接続するための接続部50が装着されている。この接続部50の後端側は軸方向に沿って開口している。この接続部50の開口部分には、棒部材24の接続突起24Aが圧入され、接続部50と棒部材24とが接続されている。これにより、位置指示用リフィル40と棒部材24とが固定され、位置指示用リフィル40が軸筒10の内部に収容される。
また、接続部50の後端側の周囲には、棒部材24を後端側に付勢するノックスプリング27が装着されている。このノックスプリング27は、その先端がリフィル支持筒30の後端縁に支持され、その後端が棒部材24のスプリング支持端24Bに支持されることで、棒部材24を後端側に付勢している。さらに、接続部50の周囲のうち、ノックスプリング27の装着部分よりも先端側には、収容筒41を先端側に付勢するリターンスプリング51が装着されている。このリターンスプリング51は、落下衝撃等により位置指示用リフィル40が破損することを抑制する機能を有する。なお、位置指示用リフィル40は棒部材24に対し接続部50で着脱可能に固定されているため、例えば、内蔵する電子機器類が故障した際には、容易に新品と交換することができる。
<ボールペンリフィル60>
図3(A)は、ボールペンリフィル60の正面図であり、図3(B)は、正面図のC-C断面図である。
ボールペンリフィル60は、インクが収容されるインク収容管61と、インク収容管61の先端に装着される継手62と、継手62の先端に装着されるステンレス、洋白等の金属や合成樹脂等で形成されたボールペンチップ63と、ボールペンチップ63の周囲に装着される磁性調整部材64と、を備えている。なお、磁性調整部材64の詳細については後述する。
ここで、ボールペンリフィル60のうち、インク収容管61の後端には、ノック棒20の接続突起20Aが圧入され、インク収容管61とノック棒20とが接続されている(図1(C)及び図2(C)参照)。これにより、ボールペンリフィル60とノック棒20とが固定され、ボールペンリフィル60が軸筒10の内部に収容される。
また、インク収容管61の後端側の周囲には、ノック棒20を後端側に付勢するノックスプリング28が装着されている(図1(C)及び図2(C)参照)。このノックスプリング28は、その先端がリフィル支持筒30の後端縁に支持され、その後端がノック棒20のスプリング支持端20Bに支持されることで、ノック棒20を後端側に付勢している。
<磁性調整部材64>
磁性調整部材64は、ボールペンチップ63とは異なる透磁率をもっており、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーの、位置検出器(図示せず)への伝達量を調整するものである。具体的には、磁性調整部材64に、透磁率の高い材料を用いれば伝達量は増加し、透磁率の低い材料を用いれば伝達量は低下する。本実施の形態では、磁性調整部材64として筒状のフェライトを用いて伝達量を増加している。つまり、本実施の形態では、ボールペンチップ63の周囲に筒状のフェライトを装着している。なお、磁性調整部材64は、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーを位置検出器(図示せず)へ伝達する磁路を形成するものであれば筒状のフェライトに限らず、例えばフェライトよりも堅牢な金属を用いてもよい。ただし、磁性調整部材64に金属等の導電性の高い素材を用いる場合は、発生する渦電流を抑制するため、例えば導線を巻回したコイル形状とするなどの工夫を施すことが望ましい。なお、フェライトとは、鉄を含む酸化物磁性体をいう。
また、本実施の形態では、各ボールペンリフィル60において、透磁率の異なる磁性調整部材64を、各々のボールペンチップ63に装着している。例えば、本実施の形態では、各々のボールペンチップ63に装着する磁性調整部材64の材料や長さや厚さを異ならせることで、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーの伝達量を異ならせている。これにより、各ボールペンリフィル60を電子ペンの芯体として用いた場合、電磁誘導方式の入力装置100(図4参照)では、入力ペン5から帰ってきた電磁エネルギー量に基づいて各ボールペンリフィル60を認識することができる。そのため、本実施の形態によれば、例えば、所定の電磁エネルギー量の範囲内では黒色のインクの電子情報が入力装置100に入力され、所定の電磁エネルギー量の範囲外では赤色のインクの電子情報が入力装置100に入力されることが可能となる。なお、磁性調整部材64をコイルとした場合には、コイルの巻数を異ならせることで、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーの伝達量を異ならせることができる。
(3)作用
次に、本実施の形態の作用、具体的には、図4に示す電磁誘導方式の入力装置100(例:電磁誘導タブレット)が備える位置検出器(図示せず)の上に用紙102を乗せた状態でボールペンリフィル60による筆記を行った場合の流れについて説明する。なお、位置検出器(図示せず)とは、特定の周波数の電磁波を発生するものである。
まず、ボールペンリフィル60による筆記を行うためには、没入状態から突出状態へと変移させる必要がある。
没入状態では、ノックスプリング28がノック棒20を後端側へ付勢しており、ボールペンチップ63が軸筒10内に没入している。そして、没入状態において、使用者によるノック棒20のノック操作が行われると、ノック棒20によりボールペンリフィル60が先端側に押圧される。このノック操作により、ノックスプリング28がリフィル支持筒30の後端縁とノック棒20のスプリング支持端20Bとの間で圧縮され、ボールペンリフィル60が先端側へ移動し、突出状態へと変移する。
ここで、上記の入力装置100が備える位置検出器(図示せず)は、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーに基づいて、入力ペン5の電磁誘導が生じた位置を座標情報として検出している。そして、入力装置100では、位置検出器(図示せず)により検出された電磁誘導の生じた位置が座標情報として入力されることで、ボールペンリフィル60で描いた描線Lや、その描線Lの色等が電子情報として記録される。
本実施の形態では、突出状態において、ボールペンリフィル60により入力装置100が備える位置検出器(図示せず)の上に乗せた用紙102に筆記を行うことで、ボールペンチップ63及び磁性調整部材64は位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーを入力装置100に伝達する。つまり、この突出状態においては、位置指示用リフィル40、ボールペンチップ63及び磁性調整部材64が位置検出器(図示せず)へ電磁エネルギーを伝達する磁路を形成する。その結果、入力装置100では、入力ペン5による筆記が可能な筆記状態であると判断することができるため、ボールペンリフィル60が入力装置100に情報を入力する電子ペンの芯体となる。なお、このとき、位置指示用リフィル40は先端開口13から突出しない。
そのため、突出状態において、入力装置100が備える位置検出器(図示せず)の上に用紙102を乗せた状態でボールペンリフィル60による筆記を行うと、その用紙102に筆跡が残るとともに、入力装置100に、その筆跡が電子情報として記録される。そして、入力装置100に記録された電子情報は、特定の通信装置(例:スマートフォン)に送信可能となっている。
ここで、上記のように、本実施の形態における電子情報には、例えば、筆跡に対応する描線Lや、描線Lの色が含まれる。
上記のように、本実施の形態では、各々のボールペンチップ63に装着された磁性調整部材64毎に透磁率を異ならせることで、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーの伝達量を異ならせている。そのため、本実施の形態では、一方のボールペンリフィル60による筆記時の電磁エネルギー量と、他方のボールペンリフィル60による筆記時の電磁エネルギー量とが異なっている。そして、入力装置100には、所定の電磁エネルギー量の範囲内では描線Lの色を「黒色」と認識し、所定の電磁エネルギー量の範囲外では描線Lの色を「赤色」と認識するよう予め設定されている。これにより、入力装置100では、一方のボールペンリフィル60(黒色のインクを収容)の筆記時に描線Lの色を「黒色」と認識したり、他方のボールペンリフィル60(赤色のインクを収容)の筆記時に描線Lの色を「赤色」と認識したりすることができる。
(4)効果
上記のように、本実施の形態では、突出状態においては、位置指示用リフィル40、ボールペンチップ63及び磁性調整部材64が位置検出器(図示せず)へ電磁エネルギーを伝達する磁路を形成している。これにより、本実施の形態では、位置検出器(図示せず)の上に乗せた用紙102にボールペンリフィル60で描いた情報(例:描線L、描線Lの色)を電子情報として残すことができる。
また、本実施の形態では、軸筒10の内部に複数(2本)のボールペンリフィル60が収容されている。そのため、本実施の形態によれば、突出状態において先端開口13から突出させるボールペンチップ63を変更し、各々のボールペンチップ63で位置検出器(図示せず)の上に乗せた用紙102に筆記することで、1本の入力ペン5で種々の描線Lの色を電子情報として残すことができる。
さらに、本実施の形態では、ボールペンチップ63には、ボールペンチップ63とは異なる透磁率をもっており、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーの伝達量を調整する磁性調整部材64が装着されている。そのため、本実施の形態によれば、ボールペンチップ63に磁性調整部材64が装着されていない場合に比べて、より遠くに電磁エネルギーを伝達できるので、軸筒10の内部におけるボールペンチップ63と位置指示用リフィル40との距離を離すことができる。
そして、本実施の形態では、接触先端45は、軸筒10内のうち、先端開口13から所定量離れた位置として、先端開口13から約7mm離れた位置に固定されている。これにより、本実施の形態によれば、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーを、位置指示用リフィル40、ボールペンチップ63及び磁性調整部材64が形成する磁路によって入力装置100に伝達しつつ、複数のボールペンリフィル60の出没を阻害しない位置に位置指示用リフィル40を配置することができる。
(5)その他
本実施の形態では、ボールペンチップ63の周囲に、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーの伝達量を変化させる磁性調整部材64を装着したが、ボールペンリフィル60に磁性調整部材64を装着しない構成としてもよい。この場合には、入力装置100が筆記状態であると判断できる距離まで、位置指示用リフィル40とボールペンリフィル60とを近づけて配置することで、ボールペンリフィル60を入力装置100に情報を入力する電子ペンの芯体とすることができる。つまり、この場合の突出状態では、位置指示用リフィル40が反射する電磁エネルギーは、位置指示用リフィル40及びボールペンチップ63のみで形成される磁路によって入力装置100に伝達されることとなる。
本実施の形態では、複数のリフィルの全てが軸筒10の内部に没入している没入状態と、一方のボールペンリフィル60が軸筒10から突出している突出状態との2種類の状態を設けたが、これに加えて、没入状態と突出状態との「中間状態」を設けてもよい。具体的には、この「中間状態」とは、ボールペンチップ63が軸筒10の内部に没入しているが、入力装置100が筆記状態であると判断できる位置にボールペンリフィル60がある状態である。この「中間状態」を設けることにより、直接入力ペン5で入力装置100を操作して情報を入力する際に、入力装置100を傷つけたり、インクで汚したりすることを抑制できる。
本実施の形態では、位置指示用リフィル40は軸筒10の先端開口13から突出しない入力ペン5であったが、位置指示用リフィル40が先端開口13から突出可能な入力ペン5としてもよい。これにより、位置指示用リフィル40で直接入力装置100を操作して情報を入力することもできる。
本実施の形態では、入力装置100に入力される描線Lの色を「黒色」又は「赤色」としたが、これに限らず、他の色が入力されてもよい。また、本実施の形態では、入力装置100に入力される描線Lの色と、ボールペンリフィル60のインクの色とを対応させることとしたが、これに限らず、描線Lの色とは異なる色情報が入力装置100に入力されることとしてもよい。
本実施の形態では、各ボールペンチップ63の周囲に装着した磁性調整部材64の透磁率を異ならせることにより、入力装置100に入力される描線Lの色を変化させたが、これに限らず、他の機能を割り当てても良い。例えば、各ボールペンチップ63の周囲に装着した磁性調整部材64の透磁率を異ならせることにより、ペン種、描線Lの太さ、又は描線種の相違をボールペンリフィル60毎に割り当ててもよい。また、各ボールペンチップ63の周囲に装着した磁性調整部材64の透磁率を異ならせることにより、一のボールペンリフィル60に消し具の機能を割り当ててもよい。
5 入力ペン 10 軸筒
11 露出孔
12 先軸 13 先端開口
14 後軸 15 後端開口
16 ガイド孔 17 支持孔
18 支持突条 19 キャップ部材
20 ノック棒 20A 接続突起
20B スプリング支持端 22 ノック突起
24 棒部材 24A 接続突起
24B スプリング支持端 26 クリップ
27 ノックスプリング 28 ノックスプリング
30 リフィル支持筒 32 ガイド筒
40 位置指示用リフィル 41 収容筒
42 コアホルダー 43 フェライトコア
44 先端継手 45 接触先端
46 電磁誘導コイル 47 感圧センサ
48 コンデンサ 49 後端継手
50 接続部 51 リターンスプリング
60 ボールペンリフィル 61 インク収容管
62 継手 63 ボールペンチップ
64 磁性調整部材
100 入力装置 102 用紙

Claims (2)

  1. 先端の開口部である先端開口を有する軸筒と、
    前記軸筒の内部に収容されるとともに前記先端開口から出没可能な金属製のボールペンチップを有する複数のボールペンリフィルと、
    前記軸筒の内部に収容され、電磁誘導方式に対応した位置指示用リフィルと、
    を備え、
    前記ボールペンチップには、前記ボールペンチップとは異なる透磁率をもつ磁性調整部材が装着されており、
    前記ボールペンチップが前記先端開口から突出した突出状態においては、前記位置指示用リフィル、前記ボールペンチップ及び前記磁性調整部材が、前記ボールペンリフィルによる筆記が行われる電磁誘導方式の入力装置が備える位置検出器へ電磁エネルギーを伝達する磁路形成する入力ペン。
  2. 前記位置指示用リフィルの先端である接触先端は、前記軸筒内のうち、前記先端開口から所定量離れた位置に固定されている請求項1記載の入力ペン。
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