JP7116251B2 - 内視鏡システム - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡システムに関する。
医療分野において、光源装置、内視鏡、及びプロセッサ装置を備える内視鏡システムが普及している。内視鏡システムでは、照明光を照射して被写体を照明し、被写体からの反射光を撮像してモニタなどに表示する。また、近年では、下記特許文献1に記載されているように、被写体の外観を撮像して観察するだけでなく、被写体を撮像した画像を用いて、酸素飽和度等の生体情報を算出する内視鏡システムが知られている。酸素飽和度は、ヘモグロビンの酸素飽和度に応じて吸光係数が変化する波長帯域の光を含む照明光を用いて被写体を撮像した画像を用いて演算等することにより算出する。
国際公開2017/085793号公報
しかしながら、生体情報の取得に特化した波長帯域が近接している場合、生体情報を精度良く取得することが難しいといった問題があった。
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、生体情報をより精度良く取得できる内視鏡システムを提供することを目的としている。
本発明の内視鏡システムは、被写体を照明し、被写体からの反射光を撮像する内視鏡システムにおいて、反射光を、複数の波長帯域の光に分光する分光素子と、分光素子により分光された複数の波長帯域の光の各々が入射する複数の撮像素子と、複数の撮像素子の露光期間を、撮像素子毎に制御して撮像を行う撮像制御部と、を備える。
撮像素子に、第1波長を含む第1波長帯域の光が入射する第1撮像素子と、第1波長と波長差が30nm以内の第2波長を含む第2波長帯域の光が入射する第2撮像素子と、が含まれ、第1撮像素子と第2撮像素子との少なくとも一方の露光期間が、他の撮像素子の露光期間よりも長いものでもよい。
第1波長帯域の光として第1青色光が第1撮像素子に入射し、第1撮像素子により第1青色画像が撮像され、第2波長帯域の光として第2青色光が第2撮像素子に入射し、第2撮像素子により第2青色画像が撮像されるものでもよい。
第1波長が445nmであり、第2波長が473nmであってもよい。
第1青色画像と第2青色画像とを用いて酸素飽和度を算出する酸素飽和度算出部を設けてもよい。
第1波長帯域の光として第1赤色光が第1撮像素子に入射し、第1撮像素子により第1赤色画像が撮像され、第2波長帯域の光として第2赤色光が第2撮像素子に入射し、第2撮像素子により第2赤色画像が撮像されるものでもよい。
第1波長が600nmであり、第2波長が630nmであってもよい。
第1赤色画像と第2赤色画像とを用いて生体情報を算出する生体情報算出部を設けてもよい。
撮像素子として、第1撮像素子と、第2撮像素子と、が設けられ、分光素子により、反射光から特定波長を含む第1波長帯域の光を分光し、第1波長帯域の光が第1撮像素子に入射し、残りの光が第2撮像素子に入射するものでもよい。
撮像制御部は、全ての撮像素子について、共通のフレームレートで連続して撮像を行うものでもよい。
撮像制御部は、フレームレートよりも長い露光期間で撮像を行う撮像素子が存在する場合に、全ての撮像素子について、フレームレートを露光期間のうち最長の期間よりも長く変更するものでもよい。
フレームレートの変更が行われた場合に、その旨を通知する通知部を設けてもよい。
本発明の内視鏡システムによれば、生体情報をより精度良く取得できる。
内視鏡システムの構成図である。 光源の発光スペクトルを示すグラフである。 ヘモグロビン及び酸化ヘモグロビンの吸光係数を示すグラフである。 カメラヘッドの構成図である。 ダイクロイックミラーの特性図である。 ダイクロイックミラーの特性図である。 ダイクロイックミラーの特性図である。 第1青色光のスペクトルを示すグラフである。 第2青色光のスペクトルを示すグラフである。 緑色光のスペクトルを示すグラフである。 赤色光のスペクトルを示すグラフである。 第2青色光の低下を説明するための説明図である。 各CMOSセンサの露光期間を示す説明図である。 光源の発光スペクトルを示すグラフである。 照明光のスペクトルを示すグラフである。 第1青色光のスペクトルを示すグラフである。 第2青色光のスペクトルを示すグラフである。 緑色光のスペクトルを示すグラフである。 赤色光のスペクトルを示すグラフである。 フレームレートを変更した例を示す説明図である。 光学フィルタの特性図である。 照明光のスペクトルを示すグラフである。 ダイクロイックミラーの特性図である。 緑色光のスペクトルを示すグラフである。 ダイクロイックミラーの特性図である。 第1赤色光のスペクトルを示すグラフである。 第2赤色光のスペクトルを示すグラフである。 カメラヘッドの構成図である。 カメラヘッドの構成図である。 内視鏡システムと画像処理装置の関係を示す説明図である。 内視鏡システム及びPACSと診断支援装置の関係を示す説明図である。 各種検査装置と医療業務支援装置の関係を示す説明図である。
[第1実施形態]
図1に示すように、内視鏡システム10は、内視鏡12と、光源装置14と、カメラヘッド15と、プロセッサ装置16と、モニタ18と、コンソール19と、を備える。
内視鏡12は、硬質で細長く形成され、被検体内に挿入される。内視鏡12の内部には、被写体像を結像するための光学系、及び、被写体に照明光を照射するための光学系が設けられている。光源装置14は、照明光を発生する。カメラヘッド15は、被写体の撮像を行う。プロセッサ装置16は、内視鏡システム10のシステム制御及び画像処理等を行う。モニタ18は、内視鏡12で撮像した画像を表示する表示部である。コンソール19は、プロセッサ装置16等への設定入力等を行う入力デバイスである。
光源装置14は、照明光を発光する光源部20と、光源部20の動作を制御する光源制御部22と、を備える。
光源部20は、被写体を照明する照明光、または、照明光を発光するために使用する励起光等を発光する。光源部20は、例えば、レーザーダイオード(以下、LDという)、LED(Light Emitting Diode)、キセノンランプ、または、ハロゲンランプの光源を含み、少なくとも、白色の照明光、または、白色の照明光を発光するために使用する励起光を発光する。白色には、内視鏡12を用いた被写体の撮像において実質的に白色と同等な、いわゆる擬似白色を含む。
また、光源部20は、必要に応じて、励起光の照射を受けて発光する蛍光体、または、照明光または励起光の波長帯域、スペクトル、もしくは光量等を調節する光学フィルタ等を含む。この他、光源部20は、被写体が含むヘモグロビンの酸素飽和度等の生体情報を算出するために使用する画像の撮像に必要な、特定の波長帯域を有する光を発光できる。
図2に、本実施形態の光源部20が発光する照明光の発光スペクトルを示す。本実施形態において、光源部20は、中心波長が約445nm(第1波長)の青色の光(第1青色光)を発光する第1LEDと、中心波長が約473nm(第2波長)の青色の光(第2青色光)を発光する第2LEDと、を含む。また、光源部20は、中心波長が約540nmの緑色の光(緑色光)を発光する第3LEDと、中心波長が約650nmの赤色の光(赤色光)を発光する第4LEDと、を含む。
ここで、第1青色光、及び、第2青色光は、被写体が含むヘモグロビンの酸素飽和度等の生体情報を算出するために使用する画像の撮像に必要な、特定の波長帯域を有する光である。つまり、図3に示すように、第1青色光の中心波長である約445nmは、酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンとで吸光係数の変化がほとんどない波長である。また、第2青色光の中心波長である約473nmは、酸化ヘモグロビン(HbO)と還元ヘモグロビン(Hb)とで吸光係数の差が概ね極大になる波長である。よって、第1青色光及び第2青色光を含む照明光を照射して被写体の撮像を行い、撮像した画像から第1青色光及び第2青色光の吸光係数を求めることで、被写体が含むヘモグロビンの酸素飽和度等の生体情報を算出できる。
図1に戻り、光源制御部22は、光源部20を構成する各光源の点灯または消灯、及び、発光量等を制御する。そして、光源部20が発光した照明光は、ライトガイド24を介して内視鏡12に入射し、内視鏡12に内蔵された光学系(被写体に照明光を照射するための光学系)を介して内視鏡12の先端に導光され内視鏡12の先端から被写体に向けて出射される。この後、照明光は被写体により反射され、被写体からの反射光が内視鏡12に内蔵された光学系(被写体像を結像するための光学系)を介してカメラヘッド15に案内される。
図4に示すように、カメラヘッド15は、ダイクロイックミラー(分光素子)31、32、及び33と、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ(撮像素子)41、42、43、及び44と、を備える。
ダイクロイックミラー31、32、及び33は、照明光によって照明された被写体からの反射光を複数の波長帯域の光に分光するために設けられている。そして、本実施形態では、ダイクロイックミラー31、32、及び33により、被写体からの反射光を、445nm(第1波長)を含む波長帯域(第1波長帯域)の光である第1青色光と、473nm(第2波長)を含む波長帯域(第2波長帯域)の光である第2青色光と、緑色光と、赤色光と、の4つに分光する。
具体的には、ダイクロイックミラー31、32、及び33は、この順番で被写体側から順に並べられており、被写体からの反射光(第1青色光、第2青色光、緑色光、赤色光)は、最初にダイクロイックミラー31により第1青色光が反射されて、第1青色光とそれ以外の光(第2青色光、緑色光、及び赤色光)とに分光される。ダイクロイックミラー31を通過した、第2青色光、緑色光、及び赤色光は、ダイクロイックミラー32により第2青色光が反射されて、第2青色光とそれ以外の光(緑色光、及び赤色光)とに分光される。ダイクロイックミラー32を通過した緑色光、赤色光は、ダイクロイックミラー33により緑色光が反射され、赤色光が通過することにより、緑色光と赤色光とに分光される。
図5に示すように、本実施形態では、ダイクロイックミラー31として、449nmの反射率が100%で透過率が0%であり、474nmの反射率が0%で透過率が100%であり、449nmから474nmの間は、反射率が波長に反比例して低下し、透過率が波長に比例して増加する特性を有するものを用いている。すなわち、本実施形態では、被写体からの反射光のうち、474nm未満の光が第1青色光である(図8参照)。なお、図5、並びに、後述する図6、図7、図23、及び、図25については、反射される光の波長と反射率との関係を示す線に符号46を付し、透過する光の波長と透過率との関係を示す線に符号48を付している。
また、図6に示すように、本実施形態では、ダイクロイックミラー32として、472nmの反射率が100%で透過率が0%であり、497nmの反射率が0%で透過率が100%であり、472nmから497nmの間は、反射率が波長に反比例して低下し、透過率が波長に比例して増加する特性を有するものを用いている。すなわち、本実施形態では、被写体からの反射光のうち、449nmより大きく497nm未満の光が第2青色光である(図9参照)。
さらに、図7に示すように、本実施形態では、ダイクロイックミラー33として、583nmの反射率が100%で透過率が0%であり、608nmの反射率が0%で透過率が100%であり、583nmから608nmの間は、反射率が波長に反比例して低下し、透過率が波長に比例して増加する特性を有するものを用いている。すなわち、本実施形態では、被写体からの反射光のうち、473nmより大きく608nm未満の光が緑色光である(図10参照)。また、本実施形態では、被写体からの反射光のうち、583nmより大きい光が赤色光である(図11参照)。
CMOSセンサ41、42、43、及び44は、被写体の撮像を行うために設けられている。本実施形態では、ダイクロイックミラー31に反射された第1青色光がCMOSセンサ41に入射して撮像され、ダイクロイックミラー32に反射された第2青色光がCMOSセンサ42に入射して撮像され、ダイクロイックミラー33に反射された緑色光がCMOSセンサ43に入射して撮像され、全てのダイクロイックミラー31、32、及び33を通過した赤色光がCMOSセンサ44に入射して撮像される。なお、撮像素子として、CMOSセンサに代えてCCD(Charge Coupled Device)センサなど、CMOSセンサ以外の撮像素子を用いてもよい。
ダイクロイックミラー31、32、及び33の特性は、前述の通りである(図5~図7参照)ので、被写体からの反射光のスペクトルが図2に示すスペクトルである場合には、CMOSセンサ41に入射する第1青色光のスペクトルは図8に示すものとなり、CMOSセンサ42に入射する第2青色光のスペクトルは図9に示すものとなり、CMOSセンサ43に入射する緑色光のスペクトルは図10に示すものとなり、CMOSセンサ44に入射する赤色光のスペクトルは図11に示すものとなる。なお、分光素子としてダイクロイックミラーを用いる例で説明をしたが、分光素子として、例えば、プリズムなどダイクロイックミラー以外の光学素子を用いてもよい。
ここで、CMOSセンサ42に入射した第2青色光(図9参照)は、被写体からの反射光に含まれる第2青色光(図2参照)と比較して光量が低下している。これは、第1青色光の中心波長である第1波長(本実施形態では445nm)と、第2青色光の中心波長である第2波長(本実施形態では473nm)と、が近接していること(差が30nm以内であること)、並びに、ダイクロイックミラーの反射率(透過率)が0%と100%との2値ではなく、0%となる波長と100%となる波長との間においては、波長と反射率(透過率)との関係が、例えば、比例(または反比例)の関係となる(0%または100%以外の値となる)ことに起因して生じる。
具体的には、図12に示すように、被写体からの反射光が、中心波長が445nmの光(符号51を付したスペクトルの光)と、中心波長が473nmの光(符号52を付したスペクトルの光)と、を含み、また、図中破線で示すように、450nmの反射率が100%であり、かつ、470nmの反射率が0%であり、かつ、450nmから470nmの間の反射率が波長と反比例の関係となる特性のダイクロイックミラーで分光する場合、領域53Aについては、本来、第1青色光として分光されるべきであるにも関わらず第2青色光として分光される光が多くなり、反対に、領域53Bについては、本来、第2青色光として分光されるべきであるにも関わらず第1青色光として分光される光が多くなる。このように、第1青色光と第2青色光とを正確に分離(分光)することができないので、前述のような光量の低下が発生する。
図1に戻り、プロセッサ装置16は、制御部(撮像制御部)59と、画像取得部60と、画像処理部61と、表示制御部66と、を有する。
制御部59は、照明制御(光源装置14の制御)及び撮影制御(カメラヘッド15の制御)等、内視鏡システム10の統括的な制御を行う。また、コンソール19等を用いて、各種設定の入力等をした場合には、制御部59は、その設定を、光源制御部22、カメラヘッド15、及び/または画像処理部61等の内視鏡システム10の各部に入力する。
制御部59は、カメラヘッド15のCMOSセンサ41、42、43、及び44のそれぞれを駆動し、予め設定された撮像サイクル(フレームレート)で連続して撮像を行う。本実施形態では、CMOSセンサ41、42、43、及び44の全てについて、フレームレートが60fps(frames per second)となっている。すなわち、本実施形態では、予め設定された撮像サイクル(フレームレート)が、60fpsであり、このフレームレートは、全ての撮像素子(CMOSセンサ41、42、43、及び44の全て)に共通である。これにより、本実施形態では、CMOSセンサ41、42、43、及び44のそれぞれにより1秒間に60フレーム(枚)の画像が撮像される。
また、図13に示すように、制御部59は、CMOSセンサ41、42、43、及び44のそれぞれによる撮像にあたって各CMOSセンサ41、42、43、及び44の電子シャッタのシャッタスピード、すなわち、露光期間を、CMOSセンサ41、42、43、及び44毎に独立して制御する。前述のように、本実施形態では、被写体からの反射光に含まれる第2青色光(図2参照)と比較して、CMOSセンサ42に入射する第2青色光(図9参照)の光量が低下する。このため、制御部59は、CMOSセンサ42の露光期間T2を、CMOSセンサ41、43、及び44の露光期間T1、T3、及びT4よりも長くする。このように、入射光量が低下する撮像素子の露光期間を、他の撮像素子の露光期間よりも長くして、光量の低下を補うことで、生体情報をより精度良く取得できる。また、例えば、光量の低下を補うために、入光量が低下する撮像素子が撮像した画像の信号値の増幅率を、他の撮像素子により撮像された画像の信号値の増幅率よりも高くする場合と比較して、ノイズ成分が増幅されてしまうといったこともない。
画像取得部60は、CMOSセンサ41により撮像された画像(以下、第1青色画像)と、CMOSセンサ42により撮像された画像(以下、第2青色画像)と、CMOSセンサ43により撮像された画像(以下、緑色画像)と、CMOSセンサ44により撮像された画像(以下、赤色画像)と、を取得する。これにより、画像取得部60は、特定の生体情報の算出に必要な画像を取得する。特定の生体情報とは、酸素飽和度、血管の深さ、もしくは、血管の密度等、または、被写体を撮像した画像を用いて演算等することによって得るその他の情報である。本実施形態においては、特定の生体情報とは、酸素飽和度である。
画像処理部61は、画像取得部60が取得した画像を用いて表示用の画像を生成する。本実施形態においては、画像処理部61に、相関関係記憶部68と、酸素飽和度算出部70と、が設けられている。相関関係記憶部68には、画像取得部60が取得した画像の信号値及び/または信号値の比と、酸素飽和度との相関関係を示す相関関係情報が記憶されている。酸素飽和度算出部70は、相関関係記憶部68から相関関係情報を読み出し、相関関係情報を用いて酸素飽和度を算出する。
また、画像処理部61は、例えば、第1青色画像と、第2青色画像と、緑色画像と、赤色画像とを用いて、被写体に白色光を照射した場合に視認される画像と同等の画像、いわゆる白色画像を生成する。そして、画像処理部61は、白色画像を、酸素飽和度算出部70が算出した酸素飽和度の値を用いて色付けすることにより、表示用の画像として、酸素飽和度の値を色で表す酸素飽和度画像を生成する。
表示制御部66は、画像処理部61から表示用の画像を取得し、取得した画像を表示に適した形式に変換してモニタ18に出力する。これにより、本実施形態においては、モニタ18に酸素飽和度画像が表示される。
[第2実施形態]
上記第1実施形態は、図2に示すスペクトルの照明光を被写体に照射する例で説明をしている。これに対し、第2実施形態では、図14に示すスペクトルの照明光を発光するキセノンランプを光源として用い、さらに、光学フィルタにより425nm以下の光をカットして、図15に示すスペクトルの照明光を被写体に照射する。なお、キセノンランプのように白色光を発光する光源に加えて、補助的な光源を設けてもよい。この場合、例えば、第1実施形態で説明した第1LED及び/または第2LEDを設けるといったように、特定の生体情報の取得に特化した特定の波長帯域の光を発光する補助光源を設けることが好ましい。
第2実施形態においては、ダイクロイックミラー31(図4、及び図5参照)に反射された、図16に示すスペクトルの第1青色光がCMOSセンサ41(図4参照)に入射する。また、ダイクロイックミラー32(図4、及び図6参照)に反射された、図17に示すスペクトルの第2青色光がCMOSセンサ42(図4参照)に入射する。さらに、ダイクロイックミラー33(図4、及び図7参照)に反射された、図18に示すスペクトルの緑色光がCMOSセンサ43(図4参照)に入射し、ダイクロイックミラー33を透過した、図19に示すスペクトルの赤色光がCMOSセンサ44(図4参照)に入射する。
この第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、第2青色光が低下する(図15、及び図17参照)。このため、第2実施形態においても、制御部59が、CMOSセンサ42の露光期間T2を、CMOSセンサ41、43、及び44の露光期間T1、T3、及びT4よりも長くする(図13参照)。こうすることで、第1実施形態と同様に、生体情報をより精度良く取得できる。
なお、第1、及び第2実施形態では、第1青色光と第2青色光とのうち第2青色光の光量が低下する例で説明をしたが、用いるダイクロイックミラーの特性等によっては第1青色光の光量が低下する構成となる場合もある。このような場合には、第1青色光の撮像を行う撮像素子の露光期間(第1、及び第2実施形態では、CMOSセンサ41の露光期間T1)を、他の撮像素子の露光期間(第1、及び第2実施形態では、CMOSセンサ42、43、及び44の露光期間T2、T3、及びT4)よりも長くすればよい。また、用いるダイクロイックミラーの特性等によっては、第1青色光と第2青色光との両方の光量が低下する構成となる場合もある。このような場合には、露光期間T1、及びT2の両方を、露光期間T3、及びT4よりも長くすればよい。もちろん露光期間T1、T2、T3、及びT4は、それぞれ独立して設定できるので、例えば、「T1>T2>T3=T4」を満たすように各露光期間を制御してもよい。
さらに、用いるダイクロイックミラーの特性等によっては、第1青色光及び/または第2青色光の光量の低下が大きく、予め設定されたフレームレート(CMOSセンサ41、42、43、及び44の全てに共通のフレームレートであり、第1、及び第2実施形態では、60fps(1フレームあたり60分の1秒))の範囲内で露光期間を最大としても露光期間が十分とは言い難い場合もある。このような場合には、図20に示すように、露光期間を長くできるようにフレームレートを変更してもよい。この場合、フレームレートを、CMOSセンサ41、42、43、及び44の露光期間のうち最大の露光期間よりも長く設定すればよい。例えば、CMOSセンサ41、42、43、及び44の露光期間のうち最大の露光期間が30分の1秒である場合には、フレームレートを30fps以下へと変更すればよい。なお、フレームレートの変更は、制御部59が行えばよい。また、このようにフレームレートを変更した場合には、制御部59を通知部として機能させ、この旨をモニタ18等に表示するなどしてユーザーに報知(通知)することが好ましい。
[第3実施形態]
上記第1、及び第2実施形態は、被写体からの反射光を、445nmを含む波長帯域の光である第1青色光と、473nmを含む波長帯域の光である第2青色光と、緑色光と、赤色光と、の4つに分光している。これに対し、第3実施形態では、被写体からの反射光を、青色光と、540nmを含む波長帯域の光である緑色光と、600nm(第1波長)を含む波長帯域(第1波長帯域)の光である第1赤色光と、630nm(第2波長)を含む波長帯域(第2波長帯域)の光である第2赤色光とに分光する。このように、第3実施形態では、分光される光のうち、近接する(第1波長と第2波長との波長差が30nm以内である)波長帯域の光が第1赤色光と第2赤色光である。赤色光(第1赤色光、及び第2赤色光等)は、青色光(第1青色光、及び第2青色光等)と比較して長波長であり、青色光よりも奥(被写体のより深層部)まで到達する性質を有する。つまり、青色光は被写体の表層部の生体情報の取得に適しているのに対し、赤色光は被写体の深層部の生体情報の取得に適している。
第3実施形態では、光源として第2実施形態と同様のスペクトルの照明光を発光するキセノンランプを用いている(図14参照)。また、第3実施形態では、波長と透過率との関係が図21に示す関係となる光学フィルタにより、図22に示すスペクトルの照明光を被写体に照射している。
また、第3実施形態では、ダイクロイックミラー31(図4参照)として、469nmの反射率が100%で透過率が0%であり、494nmの反射率が0%で透過率が100%であり、469nmから494nmの間は、反射率が波長に反比例して低下し、透過率が波長に比例して増加する特性を有するものを用いている。これにより、494nm未満の光が青色光としてCMOSセンサ41に入射する。なお、第3実施形態では、青色光に該当する照明光を光学フィルタによりカットする構成(図21、図22参照)であるため、CMOSセンサ41に入射する光が存在しないが、光学フィルタを廃止、または、特性を変更するなどして、青色光がCMOSセンサ41に入射する構成としてもよい。すなわち、後述する緑色光、第1赤色光、及び、第2赤色光だけでなく、青色光も用いて生体情報を取得してもよい。
ダイクロイックミラー31を透過した光(緑色光、第1赤色光、及び第2赤色光)は、ダイクロイックミラー32(図4参照)に入射する。図23に示すように、第3実施形態では、ダイクロイックミラー32として、562nmの反射率が100%で透過率が0%であり、587nmの反射率が0%で透過率が100%であり、562nmから587nmの間は、反射率が波長に反比例して低下し、透過率が波長に比例して増加する特性を有するものを用いている。これにより、図24に示すように、469nmより大きく587nm未満の光が緑色光としてCMOSセンサ42に入射する。
ダイクロイックミラー32を透過した光(第1赤色光、及び第2赤色光)は、ダイクロイックミラー33(図4参照)に入射する。図25に示すように、第3実施形態では、ダイクロイックミラー33として、604nmの反射率が100%で透過率が0%であり、629nmの反射率が0%で透過率が100%であり、604nmから629nmの間は、反射率が波長に反比例して低下し、透過率が波長に比例して増加する特性を有するものを用いている。これにより、図26に示すように、562nmより大きく629nm未満の光が第1赤色光としてCMOSセンサ43に入射する。また、図27に示すように、604nmより大きい光が第2赤色光としてCMOSセンサ43に入射する。
この第3実施形態では、第2赤色光の光量が低下する(図22、及び図27参照)。このため、第3実施形態においては、制御部59が、CMOSセンサ44の露光期間T4を、CMOSセンサ41、42、及び43の露光期間T1、T2、及びT3よりも長くする。こうすることで、生体情報をより精度良く取得できる。
なお、上記実施形態では、4つの撮像素子を備えたカメラヘッドを用いる例で説明をしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図28、または図29に示すように、2つの撮像素子を備えたカメラヘッド100、または110を用いてもよい。なお、図28以降の図面を用いた説明では、前述した実施形態と同様の部材については、同様の符号を付して説明を省略している。
図28において、カメラヘッド100は、ダイクロイックミラー31として、図5に示す特性を有するものを用いている。そして、図28の例では、光源が第1青色光と第2青色光とを発光し、この光源により照明された被写体からの反射光をダイクロイックミラー31により第1青色光と第2青色光とに分光し、第1青色光についてはCMOSセンサ41で撮像し、第2青色光についてはCMOSセンサ42で撮像している。このようなカメラヘッド100を用いた場合についても上記実施形態と同様に、CMOSセンサ41、及び42のいずれか一方(入射光量が低下する方)の露光期間を長くすればよい。
他方、図29において、カメラヘッド110は、分光素子112と、撮像素子114、及び116とを備えている。分光素子112は、被写体からの反射光のうち、特定波長帯域の光を分光するために設けられ、例えば、特定波長帯域の光を反射するダイクロイックミラー、または、特定波長帯域の光の一部を反射するハーフミラーである。撮像素子114、及び116は、CMOSセンサまたはCCDセンサなどであり、撮像素子114は、カラーフィルタを備えないモノクロセンサ、すなわち、前述したCMOSセンサ41、42、43、及び44と同様のセンサである。これに対し、撮像素子116は、カラーフィルタ118を備えている。カラーフィルタ118としては、例えば、原色系のカラーフィルタを用いることができる。原色系のカラーフィルタは、撮像素子116のB画素(青色画素)に相当する位置に青色カラーフィルタ、G画素(緑色画素)に相当する位置に緑色カラーフィルタ、また、R画素(赤色画素)に相当する位置に赤色カラーフィルタが設けられたものである。このように、カラーフィルタ118を有することで、1つの撮像素子116による1回の撮像で、B画像(青色画像)と、G画像(緑色画像)と、R画像(赤色画像)の3種類の画像を同時に得ることができる。もちろん、カラーフィルタ118として、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、及びC(シアン)の3つのカラーフィルタからなる補色系のカラーフィルタを用いてもよい。このようなカメラヘッド110を用いた場合についても上記実施形態と同様に、撮像素子114と撮像素子116とのいずれか一方(入射光量が低下する方)の露光期間を長くすればよい。
なお、上記実施形態等においては、酸素飽和度を算出しているが、本発明は、他の生体情報を表す画像等(血液量または特定の深さにある血管の画像等)を生成する際にも有用である。他の生体情報を明示的に算出する場合、酸素飽和度算出部70は生体情報算出部とする。また、結果として他の生体情報を表す画像を生成する場合、酸素飽和度算出部70は、その画像を生成するために画像の信号値及び/または信号値の比を用いて必要な演算をする演算部とできる。
また、上記実施形態等においては、全ての撮像素子について共通のフレームレートで撮像を行う例で説明をしているが、本発明はこれに限定されない。撮像素子毎にフレームレートを異ならせてもよい。
この他、図30に示すように、内視鏡システム10のうち画像処理部61及び/または制御部59の一部または全部は、例えばプロセッサ装置16と通信して内視鏡システム10と連携する医療画像処理装置701に設けることができる。また、図31に示すように、内視鏡システム10のうち画像処理部61及び/または制御部59の一部または全部は、例えば内視鏡システム10から直接的に、または、PACS(Picture Archiving and Communication Systems)710から間接的に、内視鏡12で撮像した画像を取得する診断支援装置711に設けることができる。また、図32に示すように、内視鏡システム10を含む、第1検査装置721、第2検査装置722、…、第N検査装置723等の各種検査装置と、ネットワーク726を介して接続する医療業務支援装置730に、内視鏡システム10のうち画像処理部61及び/または制御部59の一部または全部を設けることができる。
10 内視鏡システム
12 内視鏡
14 光源装置
15、100、110 カメラヘッド
16 プロセッサ装置
18 モニタ
19 コンソール
20 光源部
22 光源制御部
24 ライガイド
31、32、33 ダイクロイックミラー(分光素子)
41、42、43、44 CMOSセンサ(撮像素子)
46 反射される光の波長と反射率との関係を示す線
48 透過する光の波長と透過率との関係を示す線
51 中心波長が445nmの光のスペクトル
52 中心波長が473nmの光のスペクトル
53A、53B 領域
59 制御部(撮像制御部)
60 画像取得部
61 画像処理部
66 表示制御部
68 相関関係記憶部
70 酸素飽和度算出部
112 分光素子
114、116 撮像素子
118 カラーフィルタ
701 医療画像処理装置
710 PACS
711 診断支援装置
721 第1検査装置
722 第2検査装置
723 第N検査装置
726 ネットワーク
730 医療業務支援装置
T1、T2、T3、T4 露光期間

Claims (11)

  1. 被写体を照明し、被写体からの反射光を撮像する内視鏡システムにおいて、
    前記反射光を、複数の波長帯域の光に分光する分光素子と、
    前記分光素子により分光された複数の波長帯域の光の各々が入射する複数の撮像素子と、
    前記複数の撮像素子の露光期間を、前記撮像素子毎に制御して撮像を行う撮像制御部と、を備え、
    前記撮像素子に、第1波長を含む第1波長帯域の光が入射する第1撮像素子と、前記第1波長と中心波長の波長差が30nm以内の第2波長を含む第2波長帯域の光が入射する第2撮像素子と、が含まれ、
    前記第1、第2波長帯域には、重複部分が存在し、
    前記第1、第2撮像素子のうち、前記分光により入射光量が減少する一方の撮像素子の露光期間が他方の撮像素子の露光期間よりも長い内視鏡システム。
  2. 前記第1波長帯域の光として第1青色光が前記第1撮像素子に入射し、前記第1撮像素子により第1青色画像が撮像され、
    前記第2波長帯域の光として第2青色光が前記第2撮像素子に入射し、前記第2撮像素子により第2青色画像が撮像される請求項1記載の内視鏡システム。
  3. 前記第1波長が445nmであり、前記第2波長が473nmである請求項2記載の内視鏡システム。
  4. 前記第1青色画像と前記第2青色画像とを用いて酸素飽和度を算出する酸素飽和度算出部を備えた請求項2または3記載の内視鏡システム。
  5. 前記第1波長帯域の光として第1赤色光が前記第1撮像素子に入射し、前記第1撮像素子により第1赤色画像が撮像され、
    前記第2波長帯域の光として第2赤色光が前記第2撮像素子に入射し、前記第2撮像素子により第2赤色画像が撮像される請求項1記載の内視鏡システム。
  6. 前記第1波長が600nmであり、前記第2波長が630nmである請求項5記載の内視鏡システム。
  7. 前記第1赤色画像と前記第2赤色画像とを用いて生体情報を算出する生体情報算出部を備えた請求項5または6記載の内視鏡システム。
  8. 前記撮像素子として、第1撮像素子と、第2撮像素子と、が設けられ、
    前記分光素子により、前記反射光から特定波長を含む第1波長帯域の光を分光し、
    前記第1波長帯域の光が前記第1撮像素子に入射し、残りの光が前記第2撮像素子に入射する請求項1記載の内視鏡システム。
  9. 前記撮像制御部は、全ての撮像素子について、共通のフレームレートで連続して撮像を行う請求項1~8のいずれか1項に記載の内視鏡システム。
  10. 前記撮像制御部は、前記フレームレートよりも長い露光期間で撮像を行う撮像素子が存在する場合に、全ての撮像素子について、前記フレームレートを前記露光期間のうち最長の期間よりも長く変更する請求項9記載の内視鏡システム。
  11. 前記フレームレートの変更が行われた場合に、その旨を通知する通知部を備えた請求項10記載の内視鏡システム。
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