JP7115994B2 - 流体圧送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の製造ライン等においてタンク内に貯留されている接着剤等の粘性流体(以下、単に流体という場合もある)をワークに向けて圧送する流体圧送装置に係る。特に、本発明は、タンク交換に伴う流体の廃棄量を削減するための対策に関する。
従来、特許文献1に開示されているように、車両の製造ラインにおいて、ワークに対して接着剤等の流体(粘性流体)を塗布するべく、タンク(ドラム缶)から流体を押し出してワークに向けて圧送する流体圧送装置が知られている。
図18は従来の流体圧送装置aの一部を断面で示した図である。この図に示すように、流体圧送装置aは、タンクb内の流体cに対して上側から加圧力を付与するフォロワプレートdを備えている。このフォロワプレートdは、エレベータeに支持されて昇降可能となっている。また、このフォロワプレートdには、流体経路(図示省略)に繋がるドラムポンプgが取り付けられている。つまり、フォロワプレートdがタンクb内の流体cに対して下向きの加圧力を付与し、この加圧力を受けた流体cが、フォロワプレートdの中央部に設けられた開口fを通過してドラムポンプgに向けて押し出され、該ドラムポンプgの作動によって流量が調整されて流体経路に圧送されるようになっている。そして、この流体経路は、図示しない塗布ロボットに接続されており、この塗布ロボットに達した流体cがワークに向けて塗布される。
特開2018-127905号公報
ところで、流体経路への流体cの圧送が継続され、タンクb内の流体cの残量が少なくなるとタンクbを交換する必要がある。図19は、タンクb内の流体cの残量が少なくなってフォロワプレートdがタンクb内の底部に達し、タンクbの交換が必要となった状態を示している。
この図19に示すように、従来のフォロワプレートdは、その下面が上方に向けて凹状となる円錐形状(擂り鉢形状)となっている。このため、フォロワプレートdがタンクb内の底部に達した状態にあっては、フォロワプレートdの下面とタンクb内の底部との間に流体cが残存することになる。そして、この残存した流体cは、タンクbの交換に伴って廃棄されることになる。このため、従来より、このタンクbの交換に伴う流体cの廃棄量を削減することが要求されている。
例えば、図20に示すように、フォロワプレートdの下面を水平方向に延在する(タンクbの底面に平行である)ものとした場合、このフォロワプレートdをタンクb内の底部まで下降させることができれば、流体cの廃棄量を大幅に削減することができる。
しかしながら、流体cは粘性が高いため、フォロワプレートdがタンクb内の底部に近付くと(図20に示す状態に達すると)、流体cがフォロワプレートdの中央側(前記開口f側)に流動し難くなる。このような状況でドラムポンプgが作動すると、タンクb内の負圧が大きくなることに起因して流体c中に空気が入り込み(エア噛み込みが発生し)、ワークに向けての流体cの圧送に支障を来してしまう可能性がある(流体cが接着剤であった場合にはワークの接着性に悪影響を与えてしまう可能性がある)。このため、このような形状(下面が水平方向に延在する形状)のフォロワプレートdを採用する場合、フォロワプレートdをタンクb内の底部まで下降させることができず、フォロワプレートdとタンクb内の底部との間に比較的多量の流体cが残存した状態でタンクbを交換せねばならなくなってしまう。
以上のことから、これまで、フォロワプレートdの下面は円錐形状(ペントルーフ型とも呼ばれる)とされ、フォロワプレートdを下降させる力の分力を、流体cをフォロワプレートdの中央側に流動させるための力として利用できるようにしているのが現状であり、タンクbの交換に伴う流体cの廃棄量の削減を図るには限界があった。
本発明の発明者らは、フォロワプレートdを下降させる力の分力を、流体cをフォロワプレートdの中央側に流動させるための力として利用できるようにしながらも、タンク交換に伴う流体cの廃棄量を削減することが可能なフォロワプレートdの形状について考察した。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、タンク交換に伴う流体の廃棄量を削減することが可能な流体圧送装置を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、タンク内に貯留されている流体に対してフォロワプレートによって一方側から他方側に向けて加圧力を付与し、前記フォロワプレートの中央部に設けられている開口から前記一方側のタンク外に向けて前記流体を圧送する流体圧送装置を前提とする。そして、この流体圧送装置は、前記フォロワプレートにおける軸心に沿う方向での断面において、前記タンク内の流体側に位置する壁面は、前記開口の外縁部から径方向外側の所定範囲が、サインカーブの一部の曲線であって前記他方側に凸となる形状に構成された第1の範囲とされ、この第1の範囲の外側に連続して前記径方向外側に向けて延在すると共に前記壁面の外縁近傍まで達する範囲が、前記径方向外側に向かって前記他方側に傾斜する傾斜面で構成された第2の範囲とされており、前記フォロワプレートの半径の長さに対する前記第1の範囲における径方向に沿う方向での長さ寸法の比率は、前記フォロワプレートの半径の長さに対する前記第2の範囲における径方向に沿う方向での長さ寸法の比率よりも小さく設定されていることを特徴とする。
この特定事項により、タンク内に貯留されている流体に対してフォロワプレートによって一方側から他方側に向けて加圧力を付与することによりフォロワプレートの開口から流体がタンク外に向けて圧送される状態が継続されると、タンク内の流体の残量が少なくなっていく。本解決手段にあっては、フォロワプレートにおける軸心に沿う方向での断面において、タンク内の流体側に位置する壁面が、サインカーブの一部の曲線であって他方側(フォロワプレートが流体に対して加圧力を付与する側)に凸となる形状に構成されていることにより、タンク内の流体の残量が少なくなった場合であっても、フォロワプレートの移動方向の力(他方側に向かう力)の分力を、流体をフォロワプレートの中央部に向けて流動させるための力として利用できる。このため、タンク内の底部に達する位置までフォロワプレートを移動させることができる。また、前述したフォロワプレートの壁面の形状(サインカーブの一部の曲線であって前記他方側に向けて凸となる形状)により、フォロワプレートがタンク内の底部に達する位置まで移動した状態にあっては、このフォロワプレートの壁面とタンク内の底部との間の距離を短くすることができる(フォロワプレートの壁面が円錐形状となっている従来のものに比べて短くすることができ、フォロワプレートの壁面とタンク内の底部との間の容積を小さくできる)。このため、フォロワプレートとタンク内の底部との間に残存する流体の量を削減することができ、タンク交換に伴う流体の廃棄量を削減することが可能になる。
本発明では、タンク内に貯留されている流体に加圧力を付与して該流体を圧送するためのフォロワプレートに対し、その軸心に沿う方向での断面において、タンク内の流体側に位置する壁面を、中央部の開口の外縁部から径方向外側の所定範囲が、サインカーブの一部の曲線であって他方側(フォロワプレートが流体に対して加圧力を付与する側)に向けて凸となる形状に構成している。これにより、フォロワプレートがタンク内の底部に達する位置まで移動した状態にあっては、このフォロワプレートの壁面とタンク内の底部との間の距離を短くすることができ、フォロワプレートとタンク内の底部との間に残存する流体の量を削減することができる。その結果、タンク交換に伴う流体の廃棄量を削減することが可能になる。
実施形態に係る流体圧送装置の一部を断面で示した図である。 フォロワプレートおよびその周辺部を示す断面図である。 ドラムポンプの断面図である。 フォロワプレートの下面の断面形状を説明するためのサインカーブの一例を示す図である。 フォロワプレートがタンク内の底部に達した状態を示す図1相当図である。 変形例1に係るフォロワプレートを示す断面図である。 変形例2における図6相当図である。 変形例3における図6相当図である。 変形例4における図6相当図である。 変形例5における図6相当図である。 比較例1における図6相当図である。 比較例2における図6相当図である。 比較例3における図6相当図である。 比較例4における図6相当図である。 比較例5における図6相当図である。 実施形態、各変形例および各比較例それぞれにおける接着剤廃棄量を比較したシミュレーション結果を示す図である。 実施形態、各変形例および各比較例それぞれにおけるタンク内負圧の推移を比較した実験結果を示す図である。 従来技術における図1相当図である。 従来技術における図5相当図である。 下面が水平方向に延在したフォロワプレートがタンク内の底部に接近した状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、車両の製造ラインにおいて、ワークであるウィンドガラスに塗布されるウレタン接着剤(ウィンドガラスを車体に接着するための接着剤;流体)を塗布ロボットに向けて圧送する流体圧送装置に本発明を適用した場合について説明する。
-流体圧送装置の構成-
図1は、本実施形態に係る流体圧送装置1の一部を断面で示した図である。この図に示すように、流体圧送装置1は、タンク2、フォロワプレート3、エレベータ4、ドラムポンプ5等を備えて構成されている。
この流体圧送装置1におけるウレタン接着剤Uの圧送動作の概略としては、図1に示すようにタンク2にウレタン接着剤Uが貯留された状態で、ウレタン接着剤Uに対してフォロワプレート3を上側から加圧し、該フォロワプレート3の中央部に設けられている開口31からドラムポンプ5に向けてウレタン接着剤Uを押し出しながら、所定量(図示しない塗布ロボットが要求する量)のウレタン接着剤Uをドラムポンプ5によって流体経路を経て塗布ロボットに向けて圧送するようになっている。
以下、この流体圧送装置1を構成している各構成部材について説明する。
タンク2は、ウレタン接着剤Uが貯留(充填)されたドラム缶であって、その内部におけるウレタン接着剤Uの残量が少なくなった時点で交換される。流体圧送装置1は、ベースプレート11上にエレベータ4のシリンダ41,41が立設されており、タンク2は、このシリンダ41,41同士の間に配置される。シリンダ41,41は、エアシリンダで構成されており、そのピストンロッド42,42が上方に延在されている。このピストンロッド42,42の上端は、水平方向に沿って延在するタイバー43に取り付けられている。
タンク2は、上部が開放されており、その開放部分がフォロワプレート3によって閉鎖されている。このフォロワプレート3の上面と前記タイバー43との間はタイロッド44,44によって連結されている。
この構成により、シリンダ41,41の作動によってタイバー43が昇降すると、それに伴って、タイロッド44,44を介してタイバー43に連結されているフォロワプレート3も昇降するようになっている。シリンダ41,41の作動により、フォロワプレート3は、タンク2内のウレタン接着剤Uに対して上側から加圧力を付与している。この加圧力により、タンク2内のウレタン接着剤Uはフォロワプレート3に設けられている開口31を通過してドラムポンプ5に押し出されるようになっている。このタンク2内からのウレタン接着剤Uの押し出しに伴ってタンク2内のウレタン接着剤Uの残量が少なくなっていくに従って、フォロワプレート3がタンク2内を下降していくことになる。
シリンダ41,41の作動によるタイバー43の昇降範囲として、該タイバー43が最上昇位置にある状態では、フォロワプレート3がタンク2の上端よりも所定寸法だけ上側に位置するようになっている。これにより、フォロワプレート3がタンク2の上端から退避することでタンク2の交換(タンク2の搬出および搬入)を可能にする。また、タイバー43が最下降位置にある状態では、フォロワプレート3がタンク2内の底部に達する位置となる(図5の状態を参照)。
フォロワプレート3は、前述したようにタンク2上部の開放部分を閉鎖している。この状態で、フォロワプレート3は、タンク2内のウレタン接着剤Uに対して上側から加圧力を付与している。この加圧力は、タンク2内のウレタン接着剤Uをドラムポンプ5に向けて押し出すための力として作用する。なお、この加圧力は、後述するドラムポンプ5のチェックバルブ53を開弁させない程度の値に設定されている。
図2はフォロワプレート3およびその周辺部を示す断面図である。この図2に示すように、フォロワプレート3は、前記ドラムポンプ5がボルト止めされる円筒形状の中央部32と、該中央部32の外周囲から外側に向かって斜め下方に傾斜する傾斜板部33と、該傾斜板部33の外周縁から所定寸法だけ上方に延在する外縁部34とが一体形成されて成っている。前記傾斜板部33の下面33aの形状については後述する。
また、フォロワプレート3における傾斜板部33にはエア抜きプラグ35が装着されている。このエア抜きプラグ35は、例えば手動操作によって開弁および閉弁が切り替え可能となっている。このエア抜きプラグ35の開弁状態では、フォロワプレート3の下側の空間と上側の空間とが連通される。このため、フォロワプレート3がタンク2に挿入された状態で、エア抜きプラグ35が開弁状態になると、タンク2の内部空間を大気に連通させることになる。また、このエア抜きプラグ35の閉弁状態では、フォロワプレート3の下側の空間と上側の空間とが遮断される。このため、フォロワプレート3がタンク2に挿入された状態で、エア抜きプラグ35が閉弁状態になると、タンク2の内部空間を大気から遮断することになる。
更に、フォロワプレート3の傾斜板部33には、ウレタン接着剤Uの硬化を抑制するために電気ヒータ36が埋設されている。また、フォロワプレート3の外縁部34の外周面には、フォロワプレート3の周方向に亘って2本のシールホース37,37が取り付けられている。このシールホース37,37は、フォロワプレート3の外周縁とタンク2の内面との間のシールを確保するためのものである。
ドラムポンプ5は、タンク2内に貯留されているウレタン接着剤Uを抜き取り、そのウレタン接着剤Uを、所定量だけ流体経路を経て塗布ロボットに向けて圧送するものである。
図3はドラムポンプ5の断面図である。この図3に示すように、ドラムポンプ5は、ポンプケーシング51の内部にポンプロッド52が往復移動可能に挿入されて構成されている。
ポンプケーシング51の下部には、ドラムポンプ5をフォロワプレート3に取り付けるためのフランジ51aが設けられており、このフランジ51aがフォロワプレート3にボルト止めされる。これにより、フォロワプレート3を介して(フォロワプレート3の中央部32の開口31を介して)、ポンプケーシング51の内部とタンク2の内部とが連通している。
また、ポンプケーシング51の内部には、チェックバルブ53が配設されており、このチェックバルブ53によってポンプケーシング51の内部は上側空間51bと下側空間51cとに仕切られている。このチェックバルブ53は、前記上側空間51bと下側空間51cとの圧力差に応じて開閉する。具体的には、下側空間51cの圧力が上側空間51bの圧力に対して所定値だけ高くなった場合にチェックバルブ53が開放され、下側空間51cから上側空間51bへウレタン接着剤Uが流入される。これに対し、上側空間51bの圧力が下側空間51cの圧力に対して高い場合や、下側空間51cの圧力が上側空間51bの圧力に対して高くなっていてもその差が所定値未満である場合にはチェックバルブ53は閉鎖され、上側空間51bと下側空間51cとの間でのウレタン接着剤Uの流通は行われないようになっている。ポンプケーシング51には、上側空間51bに連通する接着剤導出管54が接続されている。また、ポンプケーシング51の上部には、このポンプケーシング51とポンプロッド52との間をシールするパッキンシールナット55が装着されている。
前記ポンプロッド52は、上側空間51bに位置すると共に該上側空間51bの内径寸法に対して僅かに小径とされた大径部52aと、前記チェックバルブ53に挿通され且つ前記大径部52aよりも外径寸法が小さく設定された小径部52bとを備えている。また、このポンプロッド52は図示しないエアモータの作動によって、ポンプケーシング51の内部を昇降(上下移動)可能となっている。また、小径部52bの下端部にはプライマディスク52cが取り付けられている。このプライマディスク52cは外径寸法がポンプケーシング51の下側空間51cの内径寸法に略一致している。このため、ポンプロッド52が上昇移動してプライマディスク52cが下側空間51cに位置する状態では、この下側空間51cの下側が閉塞されることになる。
このようにしてドラムポンプ5が構成されているため、ポンプロッド52が上昇移動してプライマディスク52cが下側空間51cに位置する状態で、ポンプロッド52が更に上昇移動して、プライマディスク52cとチェックバルブ53との間の空間が小さくなっていくと、この空間の圧力が上昇し、この圧力と上側空間51bの圧力との差が所定値に達した時点でチェックバルブ53が開放してウレタン接着剤Uが上側空間51bに流入する。
そして、図3に仮想線で示すようにプライマディスク52cがチェックバルブ53近傍に達するまでポンプロッド52が上昇移動すると、ポンプロッド52の大径部52aの大部分はポンプケーシング51から上側へ抜け出た状態となり、このポンプケーシング51の上側空間51bの大部分に小径部52bが存在することになる。この状態では、上側空間51bにおけるポンプケーシング51の内周面と小径部52bの外周面との間の間隔が比較的大きいことから、上側空間51bに比較的多量のウレタン接着剤Uが存在した(流入された)状態となっている。
この状態からポンプロッド52が下降移動すると、ポンプロッド52の大径部52aがポンプケーシング51の上側空間51bに入り込むことになる。これにより、上側空間51bから下側空間51cに移動した小径部52bの体積と、上側空間51bに入り込んだ大径部52aの体積との差分だけ、ウレタン接着剤Uが接着剤導出管54に向けて押し出されることになる。つまり、ポンプロッド52の下降移動量を調整することによって、ポンプケーシング51からのウレタン接着剤Uの押し出し量が調整でき、流体経路を経て塗布ロボットに向けて圧送されるウレタン接着剤Uの量を調整することが可能である。このウレタン接着剤Uの圧送量の調整は、塗布ロボットが要求するウレタン接着剤Uの量の情報を図示しないコントローラが受け、このコントローラが前記エアモータを作動させてポンプロッド52の下降移動量を調整することによって行われる。
また、ドラムポンプ5が昇降してもウレタン接着剤Uの圧送が良好に行われるように前記流体経路は可撓性を有する配管によって構成されている。
-フォロワプレートの下面形状-
次に、本実施形態の特徴であるフォロワプレート3の下面33aの形状(前記傾斜板部33の下面33aの形状)について説明する。
前述したように、従来のフォロワプレートは、その下面が上方に向けて凹状となる円錐形状(擂り鉢形状)となっている。これは、フォロワプレートを下降させる力の分力を、ウレタン接着剤をフォロワプレートの中央側に流動させるための力として利用できるようにするためである。しかし、このようにフォロワプレートの下面を上方に向けて凹状となる円錐形状とした場合、フォロワプレートがタンク内の底部に達した状態にあっては、フォロワプレートの下面とタンク内の底部との間に比較的多量のウレタン接着剤が残存することになる。そして、この残存したウレタン接着剤は、タンクの交換に伴って廃棄されることになり、この廃棄されるウレタン接着剤の量(廃棄量)が多くなっていることが課題であった。
本実施形態は、この点に鑑み、フォロワプレート3を下降させる力の分力を、ウレタン接着剤Uをフォロワプレート3の中央側に流動させるための力として利用できるようにしながらも、タンク交換に伴うウレタン接着剤Uの廃棄量を削減できるようにしたものである。
具体的には、フォロワプレート3における軸心に沿う方向での断面(図2に示す断面)において、該フォロワプレート3の下面(タンク2内のウレタン接着剤U側に位置する壁面)33aを、前記開口31の外縁部から径方向外側の所定範囲が、サインカーブの一部の曲線であって下方に向けて凸となる形状に構成している。図2に示すものでは、開口31の外縁部から径方向外側の範囲T1がサインカーブの一部の曲線であって下方に向けて凸となる形状に構成されている。
ここで、サインカーブの一部の曲線について説明する。図4は、フォロワプレート3の下面33aの断面形状を説明するためのサインカーブ(関数y=sinxのサインカーブ)の一例を示す図である。このサインカーブにおいて、図中に実線で示す線図の曲線(3π/2~2πの範囲におけるサインカーブ)と合致する形状となるように、フォロワプレート3の下面33aの断面形状(図2におけるフォロワプレート3の下面33aの断面形状)は設計されている。
つまり、このフォロワプレート3の下面33aの断面形状としては、開口31の外縁部に近い領域における接線の傾斜角度(水平方向に対して成す角度)に対して、開口31の外縁部から遠い領域(径方向外側の領域)における接線の傾斜角度が小さくなるような曲面で構成されている。また、このサインカーブの一部の曲線で成る範囲T1よりも外側の範囲T2にあっては、径方向外側に向かって下方に傾斜する傾斜面となっている。具体的に、前記範囲T1の距離は、フォロワプレート3の半径の35%程度に設定されている。また、前記範囲T2の距離は、フォロワプレート3の半径の50%程度に設定されている。これらの値はこれに限定されるものではない。
図2における仮想線L1は、従来技術(図18に示したもの)におけるフォロワプレートの下面の断面形状である。このように、本実施形態におけるフォロワプレート3の下面33aの断面形状は下方に向けて凸となる形状となっている。
-流体圧送装置の動作-
次に、前述の如く構成された流体圧送装置1の動作について説明する。図1は、タンク2にウレタン接着剤Uが満充填された状態を示している。この状態からウレタン接着剤Uの圧送が開始されると、エレベータ4のシリンダ41,41の作動によってタイバー43が下降し、これによってフォロワプレート3が、タンク2内のウレタン接着剤Uに対して上側から加圧力を付与する。この加圧力に起因してタンク2内のウレタン接着剤Uの一部がドラムポンプ5に向けて流動する。
一方、ドラムポンプ5のポンプロッド52が上昇移動してプライマディスク52cが下側空間51cに位置する状態で、ポンプロッド52の更なる上昇移動に伴って、プライマディスク52cとチェックバルブ53との間の空間が小さくなっていくと、この空間の圧力が上昇し、この圧力と上側空間51bの圧力との差が所定値に達した時点でチェックバルブ53が開放してウレタン接着剤Uが上側空間51bに流入する。そして、その後、ポンプロッド52が下降移動すると、その下降移動量に応じてポンプケーシング51から接着剤導出管54に所定量だけウレタン接着剤Uが押し出され、そのウレタン接着剤Uが、流体経路を経て塗布ロボットに向けて圧送される。このウレタン接着剤Uは塗布ロボットによってウィンドガラスに塗布される。このポンプロッド52の下降移動(ポンプケーシング51から接着剤導出管54へのウレタン接着剤Uの押し出し動作)は、ウィンドガラスに対するウレタン接着剤Uの塗布動作が実施される度に間欠的に行われる。
このようなタンク2からドラムポンプ5へのウレタン接着剤Uの流入動作、および、ドラムポンプ8による流体経路へのウレタン接着剤Uの圧送動作が継続されるに従って、タンク2内のウレタン接着剤Uが消費されていく。それに伴い、タンク2内のウレタン接着剤Uの残量が少なくなっていくことでフォロワプレート3がタンク2内を下降していく。
そして、図5に示すようにフォロワプレート3がタンク2内の底部に達すると、タンク2の交換が必要となる。前記タイバー43の昇降位置は図示しないセンサによってセンシングされており、このタイバー43の昇降位置が所定位置(フォロワプレート3がタンク2内の底部に達する位置)に達すると、作業者にタンク2の交換を促すための情報が発信される。例えば図示しない操作盤に備えられたランプの点灯や、音声の発信等が行われる。
そして、このようにしてフォロワプレート3がタンク2内の底部に達した状態にあっては、フォロワプレート3の下面33aとタンク2内の底部との間にウレタン接着剤Uが残存することになり、この残存したウレタン接着剤Uは、タンク2の交換に伴って廃棄されることになる。
前述したように、本実施形態では、フォロワプレート3における軸心に沿う方向での断面において、該フォロワプレート3の下面33aを、前記開口31の外縁部から径方向外側の所定範囲が、サインカーブの一部の曲線であって下方に向けて凸となる形状に構成されている。このため、フォロワプレート3がタンク2内の底部に達する位置まで移動(下降)した状態にあっては、このフォロワプレート3の下面33aとタンク2内の底部との間の距離を短くすることができる(フォロワプレートの下面が円錐形状となっている従来のもの(図19に示したもの)に比べて短くすることができ、フォロワプレート3の下面33aとタンク2内の底部との間の容積を小さくできる)。このため、フォロワプレート3とタンク2内の底部との間に残存するウレタン接着剤Uの量を削減することができ、タンク交換に伴う流体の廃棄量を削減することが可能になる。
次に、タンク2の交換時の作業について説明する。このタンク2の交換時の作業としては、先ず、タンク2内の底部に達しているフォロワプレート3をタンク2から取り出す作業が行われる。この作業では、エア抜きプラグ35が開弁状態とされ、タンク2の内部空間を大気に連通させた状態でエレベータ4のシリンダ41,41を作動させてフォロワプレート3を引き上げる。この際、エア抜きプラグ35からタンク2内に空気が流入し、このフォロワプレート3の引き上げを容易に行うことができる。フォロワプレート3をタンク2の上端よりも所定寸法だけ上側に位置させて、タンク2の上端から退避させ、フォロワプレート3に付着しているウレタン接着剤Uの除去作業を行うと共に、空となったタンク2の搬出作業を行う。
その後、新たなタンク(ウレタン接着剤Uが貯留されているタンク)2の搬入作業を行う。つまり、この新たなタンク2をベースプレート11上に配置する。その後、シリンダ41,41を作動させてフォロワプレート3を下降させ、タンク2の内部に挿入していく。フォロワプレート3をタンク2の内部に挿入した時点では、フォロワプレート3とウレタン接着剤Uとの間に空気が存在しているので、この空気を排出する作業(エア抜き取り作業)を行う。このエア抜き取り作業では、フォロワプレート3を下降させていき、前記空気をエア抜きプラグ35から外部に排出する。そして、空気の全てが排出され、エア抜きプラグ35からウレタン接着剤Uが流出する状態になると、該エア抜きプラグ35を閉弁状態にする。
-実施形態の効果-
以上説明したように、本実施形態では、フォロワプレート3における軸心に沿う方向での断面において、タンク2内のウレタン接着剤U側に位置する下面(壁面)33aが、サインカーブの一部の曲線であって下側に凸となる形状に構成されていることにより、タンク2内のウレタン接着剤Uの残量が少なくなった場合であっても、フォロワプレート3の移動方向(下向き方向)の力の分力を、ウレタン接着剤Uをフォロワプレート3の中央部に向けて流動させるための力として利用できる。このため、タンク2内の底部に達する位置までフォロワプレート3を移動させることができる。また、前述したフォロワプレート3の下面33aの形状(サインカーブの一部の曲線であって下側に凸となる形状)により、フォロワプレート3がタンク2内の底部に達する位置まで移動した状態にあっては、このフォロワプレート3の下面33aとタンク2内の底部との間の距離を短くすることができる(フォロワプレートの下面が円錐形状となっている従来のものに比べて短くすることができ、フォロワプレート3の下面33aとタンク2内の底部との間の容積を小さくできる)。このため、フォロワプレート3とタンク2内の底部との間に残存するウレタン接着剤Uの量を削減することができ、タンク交換に伴う流体の廃棄量を削減することが可能になる。
-変形例-
次に、複数の変形例について説明する。
図6は、変形例1に係るフォロワプレート3を示す断面図である。本変形例に係るフォロワプレート3にあっては、フォロワプレート3の下面33aにおいて、サインカーブの一部の曲線で成る範囲T1が、前記実施形態のものに比べて短くなっている。
本変形例にあっては、前記範囲T1の距離は、フォロワプレート3の半径の28%程度に設定されている。
図7は、変形例2に係るフォロワプレート3を示す断面図である。本変形例に係るフォロワプレート3にあっては、フォロワプレート3の下面33aにおいて、前記開口31の外縁部から径方向外側の所定範囲が、サインカーブの一部の曲線であって上方に向けて凸となる形状に構成され(図7における範囲T3を参照)、その範囲よりも径方向外側の所定範囲が、サインカーブの一部の曲線であって下方に向けて凸となる形状に構成されている(図7における範囲T4を参照)。
本変形例にあっては、前記範囲T3の距離は、フォロワプレート3の半径の8%程度に設定されている。また、前記範囲T4の距離は、フォロワプレート3の半径の32%程度に設定されている。
図8は、変形例3に係るフォロワプレート3を示す断面図である。本変形例に係るフォロワプレート3にあっては、フォロワプレート3の下面33aにおいて、サインカーブの一部の曲線で成る範囲T1が、前記実施形態のものに比べて短くなっている(前記変形例1のものに比べても短くなっている)。
本変形例にあっては、前記範囲T1の距離は、フォロワプレート3の半径の22%程度に設定されている。
図9は、変形例4に係るフォロワプレート3を示す断面図である。本変形例に係るフォロワプレート3にあっては、フォロワプレート3の下面33aにおいて、サインカーブの一部の曲線で成る範囲T1が、前記変形例3のものに比べていっそう短くなっている。
本変形例にあっては、前記範囲T1の距離は、フォロワプレート3の半径の15%程度に設定されている。
図10は、変形例5に係るフォロワプレート3を示す断面図である。本変形例に係るフォロワプレート3にあっては、フォロワプレート3の下面33aにおいて、サインカーブの一部の曲線で成る範囲T1が、前記変形例4のものに比べていっそう短くなっている。
本変形例にあっては、前記範囲T1の距離は、フォロワプレート3の半径の12%程度に設定されている。
これらの変形例においても、前述した実施形態の場合と同様の効果を奏することができる。つまり、タンク2内のウレタン接着剤Uの残量が少なくなった場合であっても、フォロワプレート3の移動方向(下向き方向)の力の分力を、ウレタン接着剤Uをフォロワプレート3の中央部に向けて流動させるための力として利用できる。このため、タンク2内の底部に達する位置までフォロワプレート3を移動させることができる。また、フォロワプレート3がタンク2内の底部に達する位置まで移動した状態にあっては、このフォロワプレート3の下面33aとタンク2内の底部との間の距離を短くすることができる(フォロワプレートの下面が円錐形状となっている従来のものに比べて短くすることができ、フォロワプレート3の下面33aとタンク2内の底部との間の容積を小さくできる)。このため、フォロワプレート3とタンク2内の底部との間に残存するウレタン接着剤Uの量を削減することができ、タンク交換に伴う流体の廃棄量を削減することが可能になる。
-接着剤廃棄量およびタンク内負圧の比較結果-
次に、前記実施形態および前記各変形例の効果を確認するために行った接着剤廃棄量およびタンク内負圧の比較結果について説明する。ここでは、比較例として、図11~図15に示すフォロワプレートdを使用し、前記実施形態および前記各変形例に係るフォロワプレート3を使用した場合との比較結果について説明する。
なお、図11に示す比較例1のものは、図18で示した従来のフォロワプレートdであって、フォロワプレートdにおける軸心に沿う方向での断面において下面d1が直線状に傾斜した構成(擂り鉢形状)のものである。
図12に示す比較例2のものは、比較例1のものに比べてフォロワプレートdの下面d1の傾斜角度が小さい(水平方向に近い)構成のものである。
図13に示す比較例3のものは、フォロワプレートdの下面d1における内側の領域の傾斜角度が大きく、外側の傾斜角度が小さい構成のものである。
図14に示す比較例4のものは、フォロワプレートdの下面d1における中央部に断面台形状の凹部d2を設けた構成のものである。
図15に示す比較例5のものは、前記比較例4のものと同様にフォロワプレートdの下面d1における中央部に断面台形状の凹部d2を設けた構成のものであって、この断面台形状の凹部d2の外周側に更に凹部d3を設けた構成のものである。
図16は、前述した実施形態、各変形例および各比較例それぞれにおける接着剤廃棄量(タンク交換に伴うウレタン接着剤Uの廃棄量)を比較したシミュレーション結果を示す図である。
実施形態および各変形例のものにあっては、従来のフォロワプレートd(図11に示す比較例1)に比べて接着剤廃棄量は大幅に削減されていることが確認された。
また、比較例2~5においても、従来のフォロワプレートd(比較例1)に比べて接着剤廃棄量は削減されている。しかし、これら比較例2~5にあっては、後述するようにタンク内負圧が大きくなり、このタンク内負圧が大きくなることに起因してウレタン接着剤U中に空気が入り込み(エア噛み込みが発生し)、ワークに向けてのウレタン接着剤Uの圧送に支障を来してしまう可能性があり、また、ワークの接着性に悪影響を与えてしまう可能性があるものとなっていた。また、設備の耐久性に悪影響を与えてしまう可能性もある。以下、具体的に説明する。
図17は、前述した実施形態、各変形例および各比較例それぞれにおけるタンク内負圧の推移を比較した実験結果を示す図である。この図17では、前記実施形態の実験結果をA、変形例1の実験結果をB、変形例2の実験結果をC、変形例3の実験結果をD、変形例4の実験結果をE、変形例5の実験結果をF、比較例1の実験結果をG、比較例2の実験結果をH、比較例3の実験結果をI、比較例4の実験結果をJ、比較例5の実験結果をKでそれぞれ示している。また、この図17における破線は、ウレタン接着剤中に空気が入り込まないためのタンク内負圧の限界値を表している。
この図17に示すように、前記実施形態および各変形例のものにあっては、タンク内負圧が限界値に達することはなく、ウレタン接着剤中に空気が入り込むことがない。これに対し、比較例1、2、4、5のものにあっては、タンク内負圧が限界値を超えてしまい、ウレタン接着剤中に空気が入り込んでしまう虞がある。また、比較例3のものは、タンク内負圧が限界値を超えてはいないが、フォロワプレートの下面における水平方向に延在する領域が広すぎることから、フォロワプレートをタンク内の底部まで下降させることができず、実際には、フォロワプレートとタンク内の底部との間に比較的多量のウレタン接着剤が残存することになっていた。
以上のことから、前記実施形態および前記各変形例にあっては、前述した効果(タンク2内の底部に達する位置までフォロワプレート3を移動させることができ、タンク交換に伴うウレタン接着剤Uの廃棄量を削減することが可能になるといった効果)を奏することが確認できた。
-他の実施形態-
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲および該範囲と均等の範囲で包含される全ての変形や応用が可能である。
例えば、前記実施形態では、車両の製造ラインにおいて、ウィンドガラスに塗布されるウレタン接着剤Uを塗布ロボットに向けて圧送する流体圧送装置1に本発明を適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、ウレタン接着剤U以外の流体を流体経路に向けて圧送する流体圧送装置に対して適用することも可能である。
また、前記実施形態では、フォロワプレート3が、タンク2内のウレタン接着剤Uに対して上側から加圧力を付与するものとし、このフォロワプレート3の下面の断面をサインカーブの一部の曲線とする構成としていた。本発明はこれに限らず、フォロワプレートが、タンク内のウレタン接着剤に対して横方向(水平方向)から加圧力を付与するものとしてもよい。この場合、フォロワプレートにおけるウレタン接着剤側に位置する壁面の断面をサインカーブの一部の曲線とする構成となる。
本発明は、車両の製造ラインにおいて、ウィンドガラスに塗布されるウレタン接着剤を塗布ロボットに向けて圧送する流体圧送装置に適用可能である。
1 流体圧送装置
2 タンク
3 フォロワプレート
31 開口
33 傾斜板部
33a 下面(壁面)
U ウレタン接着剤(流体)

Claims (1)

  1. タンク内に貯留されている流体に対してフォロワプレートによって一方側から他方側に向けて加圧力を付与し、前記フォロワプレートの中央部に設けられている開口から前記一方側のタンク外に向けて前記流体を圧送する流体圧送装置において、
    前記フォロワプレートにおける軸心に沿う方向での断面において、前記タンク内の流体側に位置する壁面は、
    前記開口の外縁部から径方向外側の所定範囲が、サインカーブの一部の曲線であって前記他方側に向けて凸となる形状に構成された第1の範囲とされ、
    この第1の範囲の外側に連続して前記径方向外側に向けて延在すると共に前記壁面の外縁近傍まで達する範囲が、前記径方向外側に向かって前記他方側に傾斜する傾斜面で構成された第2の範囲とされており、
    前記フォロワプレートの半径の長さに対する前記第1の範囲における径方向に沿う方向での長さ寸法の比率は、前記フォロワプレートの半径の長さに対する前記第2の範囲における径方向に沿う方向での長さ寸法の比率よりも小さく設定されていることを特徴とする流体圧送装置。
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