JP7113223B2 - 照明装置、及び制御方法 - Google Patents

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Description

光源が発する光を周期的に変化させる照明装置に関する。
特許文献1のように、光源が発する光の輝度だけを周期的に変化させる照明装置が知られている。
特開2003-175109号公報
呼吸について、吸気、止め、及び呼気の3つの状態(呼吸の3様態という)が考えられる。体のストレッチについても、伸び、止め、及び縮みの3つの状態が考えられ、これらは、それぞれ呼吸の吸気、止め、及び呼気に関連付けられ得る。呼吸の3様態をユーザに認識させたいとき、光の輝度だけを変化させてもせいぜい2様態(呼気及び吸気)しかユーザには認識させられないことに本発明者らは気付いた。
ある実施形態において、照明装置は、第1光を発する第1光源、及び前記第1光と異なる色度を有する第2光を発する第2光源を少なくとも含む複数の光源と、前記第1光、及び前記第2光の各々の出力を時間的に変化させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記複数の光源が発する光を合算した合算光の刺激純度、及び輝度を時間的に変化させるよう構成され、前記刺激純度、及び前記輝度を変数とする座標系において、前記合算光の前記刺激純度、及び前記輝度を表す移動点は、互いに異なる第1点、第2点、第3点、及び前記第1点を結ぶパス上を、前記第1点、前記第2点、前記第3点、及び前記第1点の順に移動する。
ユーザが呼吸の3様態を認識しやすくする照明装置を提供できる。
照明装置のブロック図である。 第1光と第2光との間で変化する合算光の色度変化を示す図である。 合算光の刺激純度、合算光の輝度、及び合算光の刺激純度及び輝度を順序対として得られる移動点の軌跡であるパスを示す図である。 合算光の刺激純度、合算光の輝度、及び合算光の刺激純度及び輝度を順序対として得られる移動点の軌跡であるパスを示す図である。 合算光の刺激純度、合算光の輝度、及び合算光の刺激純度及び輝度を順序対として得られる移動点の軌跡であるパスを示す図である。 合算光の刺激純度、合算光の輝度、及び合算光の刺激純度及び輝度を順序対として得られる移動点の軌跡であるパスを示す図である。 合算光の刺激純度、合算光の輝度、及び合算光の刺激純度及び輝度を順序対として得られる移動点の軌跡であるパスを示す図である。 合算光の刺激純度、合算光の輝度、及び合算光の刺激純度及び輝度を順序対として得られる移動点の軌跡であるパスを示す図である。 合算光の刺激純度、及び合算光の輝度を示す図である。 制御部の構造を示すブロック図である。 色度変化を光源の出力に与える処理のアルゴリズムを示すフロー図である。
概要
図1は、照明装置100のブロック図である。照明装置100は、入力装置110、制御装置120、及び光源130を含む。制御装置120は、制御部122及び駆動部124を含む。
照明装置100は、直接照明又は間接照明、及びそれらの組み合わせを実現する。直接照明は、例えば、シーリングライト、ダウンライトである。間接照明は、例えば、コファー照明、コーニス照明、及びコーブ照明、並びにこれらの組み合わせである。照明装置100は、光源130が発する光の刺激純度及び輝度の周期的な変化により、ユーザにリラックス感を与えたり、呼吸の繰り返しのリズムを合わせやすくしたりする。照明装置100は、典型的には屋内のユーザがリラックスしようとしている近傍に配置される。
入力装置110は、ユーザが選んだ照明装置100の動作パラメータを制御部122に伝える。そのような動作パラメータは、例えば、照明装置100のオン、オフや、照明装置100の光の刺激純度及び輝度の時間的変化の周期を表す。入力装置110は、例えば、機械的又は電子的なスイッチである。入力装置110は、照明装置100の筐体上に設けられてもよく、照明装置100とは別個の筐体に設けられてもよい。前者の場合、入力装置110は、制御部122とは筐体内に設けられた配線で結合される。後者の場合、入力装置110は、制御部122とは無線で結合される。無線での結合は、例えば、赤外光又は電磁波による動作パラメータの伝送によって実現される。
制御部122は、光源130から放射される光の刺激純度及び輝度を時間的に変化させる制御信号を発生し、駆動部124に送る。制御部122は、例えば、プロセッサ及びメモリで実現され、後述の制御方法を実現する。
駆動部124は、制御部122から制御信号を受け取り、光源130を駆動する。駆動部124は、制御信号に基づいて、光源130から放射される光の刺激純度及び輝度を時間的に変化させる。駆動部124は、例えば、パルス幅変調(PWM)によって光源130の出力を変化させる。
光源130は、例えば、発光ダイオード(LED)である。ある実施形態では、光源130は、複数のグループのLED群を含む。図1の実施形態では、光源130は、第1光源132及び第2光源134を含む。第1光源132が第1光を発し、第2光源134が第2光を発するとする。本実施形態では、第2光は、第1光と異なる色度を有する。
制御部122は、少なくとも第1光及び第2光の一方の出力を時間的に変化させることによって、第1光源132が発する第1光及び第2光源134が発する第2光を合算した合算光の色度を、第1色度と、第2色度との間で連続的に反復して変化させる。第1色度は有彩色であり、第2色度は無彩色、又は第1色度よりは無彩色に近い色である。「連続的」とは、ヒトの目に連続的である認識できる程度であればよく、認識できない程度の不連続点を含んでもよい。「反復」とは、例えば色度の変化が複数回、繰り返されることを意味する。
第1光源132及び第2光源134は、例えば、R(赤)W(白)、G(緑)W、B(青)W、RG、YB等のうちの一つの組み合わせの第1光及び第2光を発する。例えば、第1光源132は、Rの第1光を発し、第2光源134は、Wの第2光を発する。より具体的には、第1光源132及び第2光源134は、JIS Z 8110-1995 色の表示方法-光源色の色名にて定義される白色の基本色名領域内(等エネルギー白色色度を中心とするマクアダム楕円25ステップ楕円式:中心座標(0.333,0.333)、長半径a(0.059)、短半径b(0.024)、長軸のx軸に対する傾きθ(deg)(59))の光を出す発光素子と、単色の発光ダイオードとである。さらに好ましくは、非調光調色時(定常状態)で白色と認識される等エネルギー白色色度近傍(マクアダム楕円5ステップ楕円式:中心座標中(0.333,0.333)、長半径a(0.012)、短半径b(0.005)、長軸のx軸に対する傾きθ(deg)(59))の光を出す発光素子と、単色発光ダイオードである。
光源130は、3つのグループのLED群(第1光源、第2光源、及び第3光源)を含んでもよい。この場合、第1光源、第2光源、及び第3光源は、例えばR(主波長λd:610 nm)、G(主波長λd:530 nm)、B(主波長λd:450 nm)をそれぞれ発する。
光源130は、4つのグループのLED群(第1光源、第2光源、第3光源、及び第4光源)を含んでもよい。この場合、第1光源、第2光源、第3光源、及び第4光源は、例えばR、G、B、及びWを発する。代替として、第1光源、第2光源、第3光源、及び第4光源は、例えばR(主波長λd:620 nm)、Y(黄)(主波長λd: 570 nm)、G(主波長λd:525 nm)、B(主波長λd:460 nm)をそれぞれ発する。
照明装置100は、入力装置110、制御装置120、及び光源130を含んでもよいが、入力装置110を含まなくてもよい。この場合は、入力装置110は、別個の要素として実現される。さらに制御装置120だけを筐体に設け、光源130を外付けにして実現してもよい。
合算光の色度変化
図2は、第1光と第2光との間で変化する合算光の色度変化200を示す図である。点201は、等エネルギー白色を表す。領域202は、基本色名「白」の領域を表す。制御部122は、合算光210が例えば第1光の第1色度211と第2光の第2色度212との間を連続的に往復するよう変化させる。すなわち合算光210は、第1色度211から第2色度212へと変化し、再び第1色度211へ戻る。第1色度211から第2色度212への変化において、典型的には色度は連続的に変化する。色度の連続的な変化は、ユーザのリラックス効果を改善するために好ましい。この例では、第1光の第1色度211は青い光であり、第2光の第2色度212は白ではない薄い青い光である。
合算光210は、青系の色には限定されず、任意の適切な色であり得る。例えば合算光220が第1光の第1色度221と第2光の第2色度222との間を連続的に往復するよう変化させられてもよい。この場合、第1色度221はオレンジ色の光であり、第2色度222は白ではない薄いオレンジ色の光である。
合算光の刺激純度及び輝度の変化パターン
光は、一般に明るさと色で表現できる、具体的には明るさは輝度、色は色度によって規定される。さらに色度は、色相及び刺激純度によって規定される。これら光のパラメータのうち、制御部122は、以下に詳述するパターンのように、合算光の刺激純度及び輝度を変化させる。
パターン1
図3は、合算光の刺激純度310、合算光の輝度320、及び合算光の刺激純度及び輝度を順序対として得られる移動点の軌跡であるパス330を示す図である。時刻t1~t2を期間P1、時刻t2~t3を期間P2、時刻t3~t4を期間P3と呼ぶ。時刻t1、t2、t3、及びt4は、パス330において第1点331、第2点332、第3点333、及び第1点331にそれぞれ対応する。
制御部122は、第1光源132が発する第1光及び第2光源134が発する第2光を合算した合算光の刺激純度及び輝度を、刺激純度310及び輝度320のように時間的に変化させる。刺激純度及び輝度を変数とする座標系において、合算光の刺激純度及び輝度を表す移動点は、第1点331、第2点332、第3点333、及び第1点331を結ぶパス上を、第1点331、第2点332、第3点333、及び第1点331の順に循環的に移動する。
パス330において、第1点331から第2点332の期間(期間P1)においては、刺激純度310及び輝度320が単調に増加する。第2点332から第3点333の期間(期間P2)においては、刺激純度310が単調に増加し、輝度320は一定である。第3点333から第1点331の期間(期間P3)においては、刺激純度310及び輝度320が単調に減少する。
本開示において、期間P1、P2、及びP3は、呼吸の3様態である吸気、止め、及び呼気にそれぞれ対応する。図3のパターン1による合算光は、期間P1は明るく、期間P2は鮮やかであり、期間P3はごく暗いといえる。このため、明るく、鮮やかな状態変化ステップが多く、膨張感を感じやすい。急速に明るくなるため、短い吸気で止め、呼気を長めにする呼吸変化に向いている。
パターン2
図4は、合算光の刺激純度410、合算光の輝度420、及び合算光の刺激純度及び輝度を順序対として得られる移動点の軌跡であるパス430を示す図である。時刻t1~t2を期間P1、時刻t2~t3を期間P2、時刻t3~t4を期間P3と呼ぶ。時刻t1、t2、t3、及びt4は、パス430において第1点431、第2点432、第3点433、及び第1点431にそれぞれ対応する。
制御部122は、第1光源132が発する第1光及び第2光源134が発する第2光を合算した合算光の刺激純度及び輝度を、刺激純度410及び輝度420のように時間的に変化させる。刺激純度及び輝度を変数とする座標系において、合算光の刺激純度及び輝度を表す移動点は、第1点431、第2点432、第3点433、及び第1点431を結ぶパス上を、第1点431、第2点432、第3点433、及び第1点431の順に循環的に移動する。
パス430において、第1点431から第2点432の期間(期間P1)においては、刺激純度410が単調に増加し、輝度420は一定である。第2点432から第3点433の期間(期間P2)においては、刺激純度410が一定であり、輝度420は単調に増加する。第3点433から第1点431の期間(期間P3)においては、刺激純度410及び輝度420が単調に減少する。
図4のパターン2による合算光は、期間P1は鮮やかであり、期間P2は明るく、期間P3はごく暗いといえる。このため、明るく、鮮やかな状態変化ステップが多く、膨張感を感じやすい。少し緩やかに明るくなるため、大きな伸びの動作に向いている。
パターン3
図5は、合算光の刺激純度510、合算光の輝度520、及び合算光の刺激純度及び輝度を順序対として得られる移動点の軌跡であるパス530を示す図である。時刻t1~t2を期間P1、時刻t2~t3を期間P2、時刻t3~t4を期間P3と呼ぶ。時刻t1、t2、t3、及びt4は、パス530において第1点531、第2点532、第3点533、及び第1点531にそれぞれ対応する。
制御部122は、第1光源132が発する第1光及び第2光源134が発する第2光を合算した合算光の刺激純度及び輝度を、刺激純度510及び輝度520のように時間的に変化させる。刺激純度及び輝度を変数とする座標系において、合算光の刺激純度及び輝度を表す移動点は、第1点531、第2点532、第3点533、及び第1点531を結ぶパス上を、第1点531、第2点532、第3点533、及び第1点531の順に循環的に移動する。
パス530において、第1点531から第2点532の期間(期間P1)においては、刺激純度510及び輝度520が単調に増加する。第2点532から第3点533の期間(期間P2)においては、刺激純度510が一定であり、輝度520は単調に減少する。第3点533から第1点531の期間(期間P3)においては、刺激純度510が単調に減少し、輝度520は一定である。
図5のパターン3による合算光は、期間P1は明るく、期間P2は暗く、期間P3はごく暗いといえる。このため、暗く、くすむ状態変化ステップが多く、収縮感を感じやすい。急激に暗くなるため、急激な収縮動作に向いている。
パターン4
図6は、合算光の刺激純度610、合算光の輝度620、及び合算光の刺激純度及び輝度を順序対として得られる移動点の軌跡であるパス630を示す図である。時刻t1~t2を期間P1、時刻t2~t3を期間P2、時刻t3~t4を期間P3と呼ぶ。時刻t1、t2、t3、及びt4は、パス630において第1点631、第2点632、第3点633、及び第1点631にそれぞれ対応する。
制御部122は、第1光源132が発する第1光及び第2光源134が発する第2光を合算した合算光の刺激純度及び輝度を、刺激純度610及び輝度620のように時間的に変化させる。刺激純度及び輝度を変数とする座標系において、合算光の刺激純度及び輝度を表す移動点は、第1点631、第2点632、第3点633、及び第1点631を結ぶパス上を、第1点631、第2点632、第3点633、及び第1点631の順に循環的に移動する。
パス630において、第1点631から第2点632の期間(期間P1)においては、刺激純度610及び輝度620が単調に増加する。第2点632から第3点633の期間(期間P2)においては、刺激純度610が単調に減少し、輝度620は一定である。第3点633から第1点631の期間(期間P3)においては、刺激純度610及び輝度620が単調に減少する。
図6のパターン4による合算光は、期間P1は明るく、期間P2は灰色っぽく、期間P3はごく暗いといえる。このため、暗く、くすむ状態変化ステップが多く、収縮感を感じやすい。少し緩やかに暗くなるため、落ち着いた雰囲気を感じやすく、就寝前の緩やかな呼吸に向いている。
パターン1~4においては、第1点、第2点、及び第3点のうちの2点において、刺激純度及び輝度のうちの1つが一定の値をとる。特に、第2点及び第3点に対応する時刻t2と時刻t3との間の期間P2は、呼吸の止めの様態に当たる。すなわち呼吸の止めの様態において、刺激純度及び輝度のうちの1つが一定であることによって、ユーザが呼吸の3様態を認識しやすくできる。
パターン5(パターン1~4の変形)
図7は、合算光の刺激純度710、合算光の輝度720、及び合算光の刺激純度及び輝度を順序対として得られる移動点の軌跡であるパス730を示す図である。時刻t1~t2を期間P1、時刻t2~t3を期間P2a、時刻t3~t4を期間P2b、時刻t4~t5を期間P3と呼ぶ。時刻t1、t2、t3、t4、及びt5は、パス730において第1点731、第2点732、第3点733、第2点732、及び第1点731にそれぞれ対応する。
制御部122は、第1光源132が発する第1光及び第2光源134が発する第2光を合算した合算光の刺激純度及び輝度を、刺激純度710及び輝度720のように時間的に変化させる。刺激純度及び輝度を変数とする座標系において、合算光の刺激純度及び輝度を表す移動点は、第1点731、第2点732、及び第3点733を結ぶパス上を、第1点731、第2点732、第3点733、第2点732、及び第1点731の順に往復するように移動する。
パス730において、第1点731から第2点732の期間(期間P1)においては、刺激純度710及び輝度720が単調に増加する。第2点732から第3点733の期間(期間P2a)においては、刺激純度710が単調に増加し、輝度720は一定である。第3点733から第2点732の期間(期間P2b)においては、刺激純度710が単調に減少し、輝度720は一定である。第2点732から第1点731の期間(期間P3)においては、刺激純度710及び輝度720が単調に減少する。
パターン5は、パターン1の変形例である。パターン5による合算光は、期間P2a及びP2bにおいて、ユーザが止めの様態を意識しやすい。パターン5のように期間P2a及びP2bが同じパスを往復するパターンは、パターン1への適用には限定されず、他のパターン2~4に適用してもよい。
パターン6(パスの辺が曲線)
図8は、合算光の刺激純度810、合算光の輝度820、及び合算光の刺激純度及び輝度を順序対として得られる移動点の軌跡であるパス830を示す図である。時刻t1~t2を期間P1、時刻t2~t3を期間P2、時刻t3~t4を期間P3と呼ぶ。時刻t1、t2、t3、及びt4は、パス830において第1点831、第2点832、第3点833、及び第1点831にそれぞれ対応する。
制御部122は、第1光源132が発する第1光及び第2光源134が発する第2光を合算した合算光の刺激純度及び輝度を、刺激純度810及び輝度820のように時間的に変化させる。刺激純度及び輝度を変数とする座標系において、合算光の刺激純度及び輝度を表す移動点は、第1点831、第2点832、第3点833、及び第1点831を結ぶパス上を、第1点831、第2点832、第3点833、及び第1点831の順に循環的に移動する。
パス830において、第1点831から第2点832の期間(期間P1)においては、刺激純度810及び輝度820が単調に増加する。第2点832から第3点833の期間(期間P2)においては、刺激純度810が単調に増加し、輝度820は前半では増加し、極大値をとってから後半では減少する。第3点833から第1点831の期間(期間P3)においては、刺激純度810及び輝度820が単調に減少する。
パターン6は、パターン1の変形例である。パターン1においてパス330は三角形であり、期間P1~P3に対応する部分は直線である。これに対してパス830の期間P1~P3に対応する部分は曲線である。具体的には期間P1及びP3ではパス830は、三角形の辺より内側に入り、期間P2ではパス830は、三角形の辺より外側にはらむ。パターン6のように、さまざまな実施形態では、第1点、第2点、第3点、及び第1点を結ぶパスは、三角形には限定されず、曲線区間を含んでもよい。
加えて、隣接する期間のパスは実質的に滑らかに接続されてもよい。例えば、第2点832において、期間P1のパスと期間P2のパスとは、尖った点を形成せずに、実質的に滑らかに接続されてもよい。本明細書で「実質的に滑らかに」とは、合算光を見るユーザの目に滑らかに感じる程度であればよく、微小な尖った点を排除するようには解釈されない。ここでパスの尖った点は、刺激純度又は輝度がステップ状に(すなわち離散的に)変化することによって、生じ得る。なお色相に依存して、ユーザが知覚できる刺激純度又は輝度の変化量は変わる。よって、ユーザがより鈍感な色相においては、より大きい尖った点であってもユーザには滑らかに見えることがあり得る。
パターン6のようにパスの一部が三角形の辺の内側又は外側を通るパターンは、パターン1への適用には限定されず、他のパターン2~4に適用してもよい。
周期の変化
図9は、合算光の刺激純度910、及び合算光の輝度920を示す図である。制御部122は、第1光源132が発する第1光及び第2光源134が発する第2光を合算した合算光の刺激純度及び輝度を、刺激純度910及び輝度920のように時間的に変化させる。図3のパターン1は、期間P1~P3の和(「周期」という)が一定のままだった。図9では、期間P1~P3の和を周期PT1,PT2,PT3,…,PTi(i=自然数)とする。図9のパターンを用いる実施形態では、周期PTiが時間経過とともに大きくなる。これによりユーザは、徐々に沈静化していくことを感じやすくなる。
図9とは逆に、周期PTiが時間経過とともに小さくなってもよい。これによりユーザは、徐々に覚醒化していくことを感じやすくなる。
ある実施形態では、制御部122は、周期PTiを音楽のテンポに応じて変化させてもよい。例えば、照明装置100と共に用いる再生装置が再生する音楽のテンポ情報を抽出することによって、周期PTiを再生されている音楽のテンポにふさわしい値に設定することができる。これによって、ユーザは、音楽と合わせた合算光の変化を感じることができ、より呼吸の3様態を感じやすくなったり、リラックス感を感じやすくなったりできる。
イントロ期間、アウトロ期間
例えば図3~図6に示されるパターンで合算光の刺激純度及び輝度を変化させる期間を主期間とする。主期間では、前述のパターン1~4等を用いることで、例えば、ユーザが呼吸の3様態をはっきり認識しながら、リラックスできる。この主期間の前に導入のための予備期間としてイントロ期間を置いてもよい。またこの主期間の後に沈静のための予備期間としてアウトロ期間を置いてもよい。イントロ期間及びアウトロ期間では、ユーザは、呼吸の止めの様態を特に意識しないようなパターンを使ってもよい。これにより主期間における止めの様態の存在をより効果的にユーザに認識させることができる。
ハードウェア
図10は、制御部122の構造を示すブロック図である。制御部122は、プロセッサ1010、メモリ1020、及び入出力部1030を含む。プロセッサ1010は、例えば図2に示すような色度変化を光源130の出力に与える処理を実行する。メモリ1020は、プロセッサ1010によって実行される処理に用いられる命令及びパラメータを格納する。入出力部1030は、プロセッサ1010の出力に基づいて制御を生成し、駆動部124に出力する。入出力部1030は、プロセッサ1010の中に組み込まれていてもよい。
制御部122と駆動部124とが一つの要素(例えば半導体チップ)として実現されてもよい。代替として制御部122と駆動部124とが一つの筐体内に設けられてもよい。
ソフトウェア
図11は、本開示による色度変化(例えば色度変化200)を光源130の出力に与える処理のアルゴリズム1100を示すフロー図である。1110において、プロセッサ1010は、入出力部1030からデータを受け取る。このデータは、例えば、ユーザが入力装置110に入力した照明装置100の動作モードを示すデータである。1120において、プロセッサ1010は、メモリ1020から色度変化に関するデータを受け取る。1130において、プロセッサ1010は、受け取られたデータに基づいて駆動部124に制御信号を出力する。必要に応じ、制御が1130から1110に戻ることによって、アルゴリズム1100を繰り返し実行してもよい。
本開示における装置、システム、又は方法の主体は、コンピュータ(例えば制御部122)を備えている。このコンピュータがプログラム(例えばアルゴリズム900)を実行することによって、本開示における装置、システム、又は方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、又はLSI(large scale integration)を含む一つ又は複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、一つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは一つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
100 照明装置
120 制御装置
122 制御部
124 駆動部
130 光源
132 第1光源
134 第2光源

Claims (15)

  1. 第1光を発する第1光源、及び前記第1光と異なる色度を有する第2光を発する第2光源を少なくとも含む複数の光源と、
    前記第1光、及び前記第2光の各々の出力を時間的に変化させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記複数の光源が発する光を合算した合算光の刺激純度、及び輝度を時間的に変化させるよう構成され、
    前記刺激純度、及び前記輝度を変数とする座標系において、前記合算光の前記刺激純度、及び前記輝度を表す移動点は、互いに異なる第1点、第2点、第3点、及び前記第1点を結ぶパス上を、前記第1点、前記第2点、前記第3点、及び前記第1点の順に循環的に移動し、
    前記第1点、第2点、第3点、及び第1点を結ぶ直線は、三角形であり、
    前記第1点から前記第2点の期間、前記第2点から前記第3点の期間、及び前記第3点から前記第1点の期間は、吸気、止め、及び呼気にそれぞれ対応する照明装置。
  2. 前記第1光源は、JIS Z 8110-1995 色の表示方法-光源色の色名にて定義される白色の基本色名領域であって、中心座標を(0.333,0.333)、長半径を0.059、短半径を0.024、長軸のx軸に対する傾きを59degとするマグアダム楕円の内側の光を出す発光素子で構成され、
    前記第2光源は、単色の発光ダイオードである
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記移動点は、前記パス上を、前記第1点、前記第2点、前記第3点、前記第2点、及び前記第1点の順に移動する
    請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記第1点、前記第2点、及び前記第3点のうちの2点において、前記刺激純度、及び前記輝度のうちの1つが同じである
    請求項1からのいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記第1点から前記第2点の期間においては、前記刺激純度、及び前記輝度が単調に増加し、
    前記第3点から前記第1点の期間においては、前記刺激純度、及び前記輝度が単調に減少し、
    前記第3点では、前記第2点よりも前記刺激純度が増加している
    請求項1からのいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記第2点から前記第3点の期間においては、前記刺激純度が単調に増加し、前記輝度は一定である
    請求項に記載の照明装置。
  7. 前記第2点では、前記第1点よりも前記刺激純度が増加しており、
    前記第3点では、前記第2点よりも前記輝度が増加しており、
    前記第3点から前記第1点の期間においては、前記刺激純度、及び前記輝度が単調に減少する
    請求項1からのいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記第1点から前記第2点の期間においては、前記刺激純度が単調に増加し、前記輝度が一定であり、
    前記第2点から前記第3点の期間においては、前記刺激純度が一定であり、前記輝度は単調に増加する
    請求項に記載の照明装置。
  9. 前記第1点から前記第2点の期間においては、前記刺激純度、及び前記輝度が単調に増加し、
    前記第3点では、前記第2点よりも前記輝度が減少しており、
    前記第1点では、前記第3点よりも前記刺激純度が減少している
    請求項1からのいずれか1項に記載の照明装置。
  10. 前記第2点から前記第3点の期間においては、前記刺激純度が一定であり、前記輝度は単調に減少し、
    前記第3点から前記第1点の期間においては、前記刺激純度が単調に減少し、前記輝度は一定である
    請求項に記載の照明装置。
  11. 前記第1点から前記第2点の期間においては、前記刺激純度、及び前記輝度が単調に増加し、
    前記第3点では、前記第2点よりも前記刺激純度が減少しており、
    前記第3点から前記第1点の期間においては、前記刺激純度、及び前記輝度が単調に減少する
    請求項1からのいずれか1項に記載の照明装置。
  12. 前記第2点から前記第3点の期間においては、前記刺激純度が単調に減少し、前記輝度は一定である
    請求項1に記載の照明装置。
  13. 前記移動点が前記パスを第1周期かけて循環的に移動し、前記第1周期の後に前記移動点が前記パスを第2周期かけて循環的に移動するとき、前記第1周期は、第2周期と異なる
    請求項1からのいずれか1項に記載の照明装置。
  14. 前記複数の光源は、楕円式:中心座標(0.333,0.333)、長半径a(0.047)、短半径b(0.019)、長軸のx軸に対する傾きθ(deg)(59)で定義される白色の基本色名領域円の
    内側の光を出す発光素子と、単色の発光ダイオードとを含む
    請求項1から及び1のいずれか1項に記載の照明装置。
  15. 前記制御部は、前記移動点が前記第1点から前記第2点及び前記第3点を経由して前記第1点に戻るまでの周期を、音楽のテンポに応じて変化させる
    請求項1から及び1から1のいずれか1項に記載の照明装置。
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