JP7108903B2 - 照明装置及び照明制御方法 - Google Patents

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本開示は、照明装置及び照明制御方法に関する。
特許文献1のように、光源が発する光の輝度を周期的に変化させる照明装置が知られている。
特開2003-175109号公報
ユーザの覚醒度や躍動感を高めるには、高照度な照明を利用するのが好ましい。その一方でカラーフィーリング効果を実現することも好ましい。これらを実現するために、白色光と単色光とを組み合わせることに本願発明者らは気付いた。
ある実施形態による照明装置は、JIS Z 9112で規定される白色光領域の外にある有彩色光である第1光を発する第1光源と、前記白色光領域の中にある第2光を発する第2光源とを含む複数の光源と、前記第1光源及び前記第2光源の出力を変化させる制御部と、を備え、前記制御部は、第1期間において、前記第1光源の出力を増加させ、前記第1期間の後の第2期間において、前記第2光源の出力を増加させる。
ある実施形態による制御方法は、JIS Z 9112で規定される白色光領域の外にある有彩色光である第1光を発する第1光源と、前記白色光領域の中にある第2光を発する第2光源とを含む複数の光源の制御方法であって、第1期間において、前記第1光源の出力を増加させることと、前記第1期間の後の第2期間において、前記第2光源の出力を増加させることとを含む。
色味を強く感じさせるモードと、明るさを強く感じさせるモードとを有する照明装置を提供できる。
照明装置のブロック図である。 第1光と第2光との間で変化する合算光の色度変化を示す図である。 合算光の刺激純度、合算光の輝度、及び合算光の刺激純度及び輝度を順序対として得られる移動点の軌跡であるパスを示す図である。 合算光の刺激純度、及び合算光の輝度を示す図である。 合算光の刺激純度、及び合算光の輝度を示す図である。 単色光の最適照度レベルを示す図である。 波長が変化したときの、単位光束を得るために必要な各光源の相対強度を示す図である。 図7に視感度曲線(Y刺激値)を重ねてプロットした図である。 図7を図8の視感度曲線で補正した、波長が変化したときの、単位光束を得るために必要な各光源の相対強度を示す図である。 制御部の構造を示すブロック図である。 色度変化を光源の出力に与える処理のアルゴリズムを示すフロー図である。
以下の記載及び図面において、対応する部分は同じ参照番号で示される。図面で示される要素の大きさは、必ずしも正確な縮尺では表されていない。
概要
図1は、照明装置100のブロック図である。照明装置100は、入力装置110、制御装置120、及び光源130を含む。制御装置120は、制御部122及び駆動部124を含む。
照明装置100は、直接照明又は間接照明、及びそれらの組み合わせを実現する。直接照明は、例えば、シーリングライト、ダウンライトである。間接照明は、例えば、コファー照明、コーニス照明、及びコーブ照明、並びにこれらの組み合わせである。照明装置100は、光源130が発する光の刺激純度及び輝度の周期的な変化により、ユーザに覚醒度や躍動感を与えたり、呼吸の繰り返しのリズムを合わせやすくしたりする。照明装置100は、典型的には屋内のユーザが覚醒度を高めようとしている近傍に配置される。そのような屋内施設としては、例えば、オフィス、ジムスタジオ、サービス付き高齢者向け住宅等がある。
入力装置110は、ユーザが選んだ照明装置100の動作パラメータを制御部122に伝える。そのような動作パラメータは、例えば、照明装置100のオン、オフや、照明装置100の光の刺激純度及び輝度の時間的変化の周期を表す。入力装置110は、例えば、機械的又は電子的なスイッチである。入力装置110は、照明装置100の筐体上に設けられてもよく、照明装置100とは別個の筐体に設けられてもよい。前者の場合、入力装置110は、制御部122とは筐体内に設けられた配線で結合される。後者の場合、入力装置110は、制御部122とは無線で結合される。無線での結合は、例えば、赤外光又は電磁波による動作パラメータの伝送によって実現される。
制御部122は、光源130から放射される光の刺激純度及び輝度を時間的に変化させる制御信号を発生し、駆動部124に送る。制御部122は、例えば、プロセッサ及びメモリで実現され、後述の制御方法を実現する。
駆動部124は、制御部122から制御信号を受け取り、光源130を駆動する。駆動部124は、制御信号に基づいて、光源130から放射される光の刺激純度及び輝度を時間的に変化させる。駆動部124は、例えば、パルス幅変調(PWM)によって光源130の出力を変化させる。
光源130は、例えば、発光ダイオード(LED)である。ある実施形態では、光源130は、複数のグループのLED群を含む。図1の実施形態では、光源130は、第1光源132及び第2光源134を含む。第1光源132が第1光を発し、第2光源134が第2光を発する。本実施形態では、第2光は、第1光と異なる色度を有する。
制御部122は、少なくとも第1光及び第2光の一方の出力を時間的に変化させることによって、第1光源132が発する第1光及び第2光源134が発する第2光を合算した合算光の色度を、第1色度と、第2色度との間で連続的に反復して変化させる。第1色度は有彩色であり、第2色度は無彩色、又は第1色度よりは無彩色に近い色である。具体的には、第1光源132が発する第1光は、JIS Z 9112で規定される白色光領域の外にある有彩色光であり、第2光源134が発する第2光は、JIS Z 9112で規定される白色光領域の中にある無彩色光である。「連続的」とは、ヒトの目に連続的である認識できる程度であればよく、認識できない程度の不連続点を含んでもよい。「反復」とは、例えば色度の変化が複数回、繰り返されることを意味する。
第1光源132及び第2光源134は、例えば、R(赤)W(白)、G(緑)W、B(青)Wのうちの一つの組み合わせである第1光及び第2光を発する。例えば、第1光源132は、Rの第1光を発し、第2光源134は、Wの第2光を発する。より具体的には、典型的には、第2光源134は、JIS Z 8110-1995 色の表示方法-光源色の色名にて定義される白色の基本色名領域内(等エネルギー白色色度を中心とするマクアダム楕円25ステップ楕円式:中心座標(0.333,0.333)、長半径a(0.059)、短半径b(0.024)、長軸のx軸に対する傾きθ(deg)(59))の光を出す発光素子であり、第1光源132は、単色(例えばR、G、及びBのうちの一つ)の発光ダイオードである。好ましくは、第2光源134は、JIS Z 8110-1995 色の表示方法-光源色の色名にて定義される白色の基本色名領域内(等エネルギー白色色度を中心とするマクアダム楕円5ステップ楕円式:中心座標(0.333,0.333)、長半径a(0.012)、短半径b(0.005)、長軸のx軸に対する傾きθ(deg)(59))の光を出す発光素子である。さらに好ましくは、第2光源134は、JIS Z 8110-1995 色の表示方法-光源色の色名にて定義される白色の基本色名領域内(等エネルギー白色色度を中心とするマクアダム楕円3ステップ楕円式)の光を出す発光素子である。
光源130は、3つのグループのLED群(第1光源、第2光源、及び第3光源)を含んでもよい。この場合、第1光源、第2光源、及び第3光源は、例えばR(主波長λd:610 nm)、G(主波長λd:530 nm)、B(主波長λd:450 nm)をそれぞれ発する。
光源130は、4つのグループのLED群(第1光源、第2光源、第3光源、及び第4光源)を含んでもよい。この場合、第1光源、第2光源、第3光源、及び第4光源は、例えばR、G、B、及びWを発する。代替として、第1光源、第2光源、第3光源、及び第4光源は、例えばR(主波長λd:620 nm)、Y(黄)(主波長λd: 570 nm)、G(主波長λd:525 nm)、B(主波長λd:460 nm)をそれぞれ発する。
照明装置100は、入力装置110、制御装置120、及び光源130を含んでもよいが、入力装置110を含まなくてもよい。この場合は、入力装置110は、別個の要素として実現される。さらに制御装置120だけを筐体に設け、光源130を外付けにして実現してもよい。
合算光の色度変化
図2は、第1光と第2光との間で変化する合算光の色度変化200を示す図である。点201は、等エネルギー白色を表す。領域202は、基本色名「白」の領域を表す。制御部122は、合算光210が例えば第1光の第1色度211と第2光の第2色度212との間を連続的に往復するよう変化させる。すなわち合算光210は、第1色度211から第2色度212へと変化し、再び第1色度211へ戻る。第1色度211から第2色度212への変化において、典型的には色度は連続的に変化する。色度の連続的な変化は、ユーザの覚醒度を改善するために好ましい。この例では、第1光の第1色度211は青い光であり、第2光の第2色度212は白ではない薄い青い光である。
合算光210は、青系の色には限定されず、任意の適切な色であり得る。例えば合算光220が第1光の第1色度221と第2光の第2色度222との間を連続的に往復するよう変化させられてもよい。この場合、第1色度221はオレンジ色の光であり、第2色度222は白ではない薄いオレンジ色の光である。
合算光の刺激純度及び輝度の変化パターン
光は、一般に明るさと色で表現できる、具体的には明るさは輝度、色は色度によって規定される。さらに色度は、色相及び刺激純度によって規定される。これら光のパラメータのうち、制御部122は、以下に詳述するパターンのように、合算光の刺激純度及び輝度を変化させる。
図3は、合算光の刺激純度310、合算光の輝度320、及び合算光の刺激純度及び輝度を順序対として得られる移動点の軌跡であるパス330を示す図である。時刻t1~t2を期間P1、時刻t2~t3を期間P2、時刻t3~t4を期間P3、時刻t4~t5を期間P4、時刻t5~t6を期間P5、時刻t6~t7を期間P6、時刻t7~t8を期間P7、時刻t8~t9を期間P8と呼ぶ。時刻t1、t2、t3、t4、及びt5は、パス330において第1点331、第2点332、第3点333、第2点332、及び第1点331にそれぞれ対応する。同様に、時刻t5、t6、t7、t8、及びt9は、パス330において第1点331、第2点332、第3点333、第2点332、及び第1点331にそれぞれ対応する。
制御部122は、第1光源132が発する第1光及び第2光源134が発する第2光を合算した合算光の刺激純度及び輝度を、それぞれ刺激純度310及び輝度320のように時間的に変化させる。刺激純度及び輝度を変数とする座標系において、合算光の刺激純度及び輝度を表す移動点は、第1点331、第2点332、及び第3点333を結ぶパス上を、第1点331、第2点332、第3点333、第2点332、及び第1点331の順に往復するように移動する。
パス330において、第1点331から第2点332の期間(期間P1)においては、刺激純度310は一定であり、輝度320が単調に増加する。第2点332から第3点333の期間(期間P2)においては、刺激純度310が単調に減少し、輝度320は単調に増加する。第3点333から第2点332の期間(期間P3)においては、刺激純度310が単調に増加し、輝度320は単調に減少する。第2点332から第1点331の期間(期間P4)においては、刺激純度310は一定であり、輝度320が単調に減少する。期間P5~P8における合算光の刺激純度及び輝度は、期間P1~P4と同じように変化する。
呼吸は、一般に吸気、止め、及び呼気の3様態からなると考えられる。本開示において、期間P1は吸気に対応し、期間P2及びP3は止めに対応し、期間P4は吸気に対応する。図3のパターンによる合算光において、期間P1では、刺激純度を維持したまま輝度が大きくなる。期間P2では、さらに刺激純度は小さくなるものの、輝度をさらに大きくできる。期間P3及びP4では、期間P1及びP2と対称的にパス330を逆にたどる。図3の制御方法によれば、色味を強く感じさせるモードである期間P1、P4と、明るさを強く感じさせるモードである期間P2、P3とを交互に実現できる。その結果、本開示の実施形態によれば、光色の色み(カラフルネスともいう)を効率的に提供する照明装置及び照明装置の制御方法を実現できる。
ある実施形態では図3に示すように、制御部122は、パス330を往復することを反復するように合算光の刺激純度及び輝度を変化させる。換言すれば制御部122は、期間P1~P4を順次実行し、これを反復するように合算光の刺激純度及び輝度を変化させる。これにより、ユーザは、覚醒度や躍動感を高めることができる。
他の実施形態では図3のパターンのうち、期間P1及びP2の部分だけを実行する。すなわち制御部122は、合算光の輝度が単調に増加し、第3点333で最高に達したあと、その状態を維持する。これによりユーザは、覚醒度や躍動感が高められた状態を維持することができる。さらに他の実施形態では、図3のパターンのうち、期間P1及びP2の部分だけを反復して実行してもよい。合算光の輝度が単調に増加するプロセスを反復することによって、ユーザは、覚醒度や躍動感をさらに高めることができる。
図3のパス330は、第1点331、第2点332、及び第3点333を結ぶ直線で構成される。パス330は、これには限定されず、曲線区間を含んでもよい。加えて、隣接する期間のパスは実質的に滑らかに接続されてもよい。例えば、第2点332において、期間P1のパスと期間P2のパスとは、尖った点を形成せずに、実質的に滑らかに接続されてもよい。本明細書で「実質的に滑らかに」とは、合算光を見るユーザの目に滑らかに感じる程度であればよく、微小な尖った点を排除するようには解釈されない。ここでパスの尖った点は、刺激純度又は輝度がステップ状に(すなわち離散的に)変化することによって、生じ得る。なお色相に依存して、ユーザが知覚できる刺激純度又は輝度の変化量は変わる。よって、ユーザがより鈍感な色相においては、より大きい尖った点であってもユーザには滑らかに見えることがあり得る。
周期の変化
図4は、合算光の輝度410、及び合算光の刺激純度420を示す図である。制御部122は、第1光源132が発する第1光及び第2光源134が発する第2光を合算した合算光の刺激純度及び輝度を、輝度410及び刺激純度420のように時間的に変化させる。図3のパターンは、期間P1~P4の和(「周期」という)が一定のままだった。図4では、期間P1~P4の和を周期PT1,PT2,PT3(一般にPTi(i=自然数))とする。図4のパターンを用いる実施形態では、周期PTiが時間経過とともに大きくなる。これによりユーザは、徐々に沈静化していくことを感じやすくなる。
図4とは逆に、周期PTiが時間経過とともに小さくなってもよい。これによりユーザは、徐々に覚醒化していくことを感じやすくなる。
ある実施形態では、制御部122は、周期PTiを音楽のテンポに応じて変化させてもよい。例えば、照明装置100と共に用いる再生装置が再生する音楽のテンポ情報を抽出することによって、周期PTiを再生されている音楽のテンポにふさわしい値に設定することができる。これによって、ユーザは、音楽と合わせた合算光の変化を感じることができ、より呼吸の3様態を感じやすくなったり、覚醒度や躍動感を感じやすくなったりできる。
振幅の変化
図5は、合算光の輝度510、及び合算光の刺激純度520を示す図である。制御部122は、第1光源132が発する第1光及び第2光源134が発する第2光を合算した合算光の輝度および刺激純度を、輝度510及び刺激純度520のように時間的に変化させる。具体的には、合算光の輝度および刺激純度の変化パターンは、導入フェーズ530、主フェーズ540、及び沈静フェーズ550を有する。導入フェーズ530、主フェーズ540、及び沈静フェーズ550のそれぞれは、ユーザが変化パターンの周期性を感じられるように、典型的には期間P1~P4からなるサイクルを複数回、実行する。
ある実施形態では、制御部122は、導入フェーズ530の合算光の輝度の振幅532よりも、主フェーズ540の合算光の輝度の振幅542が大きくなるように制御する。これにより、主フェーズ540において、より効率的にユーザの覚醒度や躍動感を高めることができる。加えて、制御部122は、導入フェーズ530の刺激純度の振幅534よりも、主フェーズ540の刺激純度の振幅544が大きくなるように制御してもよい。これによりさらに効率的にユーザの覚醒度や躍動感を高めることができる。
ある実施形態では、制御部122は、主フェーズ540の合算光の輝度542よりも、沈静フェーズ550の合算光の輝度の振幅552が小さくなるように制御する。これにより、沈静フェーズ550において、より効率的にユーザの覚醒度や躍動感を沈静させることができる。加えて、制御部122は、主フェーズ540の刺激純度の振幅544よりも、沈静フェーズ550の刺激純度の振幅554が小さくなるように制御してもよい。これにより、沈静フェーズ550において、さらに効率的にユーザの覚醒度や躍動感を沈静させることができる。
単色光の最適照度レベル
以下に、照明装置100が色味を強く感じさせるモードと、明るさを強く感じさせるモードとを有することが好ましい理由を説明する。
図6は、単色光の最適照度レベルを示す図である。プロット610は、照度が変化したときのカラフルネスの変化を示す。プロット620は、照度が変化したときのクロマの変化を示す。プロット630は、照度が変化したときのブライトネスの変化を示す。プロット640は、照度が変化したときのライトネスの変化を示す。図6及び図7~9において、R、G、B、及びAは、赤、緑、青、及びアンバーをそれぞれ表す。
プロット610~640を見れば、照度レベル500lxまでは単色光の出力を高め、それ以上の明るさが必要な場合は、白色光の出力を高めることが効率的であることがわかる。特にカラフルネスを表すプロット610を見れば、白壁などの彩度を効率的に高める単色光の最適な照度レベルは、300~500lx(95~160cd/m)であることがわかる。
図7は、波長が変化したときの、単位光束を得るために必要な各光源の相対強度を示す図である。図8は、図7に視感度曲線(Y刺激値)を重ねてプロットした図である。図9は、図7での最大ピークを有する単色Bを除いた単色R,G,及びAと白色(5000K)の単位光束を示した図である。図9の左の縦軸は、単色R、G、及びAについての相対強度を表し、図9の右の縦軸は、白色(5500K)についての相対強度を表す。
図6~9を見れば、(1)照度レベル500lx以上では色みを強めることは難しいこと、(2)それ以上の照度レベルでは、明るさを高めるためには、白色光を加え、この白色光の出力を高めるほうがより効率的に全体の明るさを強めることができることがわかる。
ハードウェア
図10は、制御部122の構造を示すブロック図である。制御部122は、プロセッサ1010、メモリ1020、及び入出力部1030を含む。プロセッサ1010は、例えば図2に示すような色度変化を光源130の出力に与える処理を実行する。メモリ1020は、プロセッサ1010によって実行される処理に用いられる命令及びパラメータを格納する。入出力部1030は、プロセッサ1010の出力に基づいて制御を生成し、駆動部124に出力する。入出力部1030は、プロセッサ1010の中に組み込まれていてもよい。
制御部122と駆動部124とが一つの要素(例えば半導体チップ)として実現されてもよい。代替として制御部122と駆動部124とが一つの筐体内に設けられてもよい。
ソフトウェア
図11は、本開示による色度変化(例えば色度変化200)を光源130の出力に与える処理のアルゴリズム1100を示すフロー図である。1110において、プロセッサ1010は、入出力部1030からデータを受け取る。このデータは、例えば、ユーザが入力装置110に入力した照明装置100の動作モードを示すデータである。1120において、プロセッサ1010は、メモリ1020から色度変化に関するデータを受け取る。1130において、プロセッサ1010は、受け取られたデータに基づいて駆動部124に制御信号を出力する。必要に応じ、制御が1130から1110に戻ることによって、アルゴリズム1100を繰り返し実行してもよい。
本開示におけるさまざまな機能のそれぞれは、単一の要素で実現されてもよく、複数の要素で実現されてもよい。逆に複数の機能が単一の要素で実現されてもよい。それぞれの機能は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせによって実現され得る。本開示におけるフロー図は、複数のブロックを含む。これらブロックの処理は、シリアルになされてもよく、パラレルになされてもよい。また一部ブロックの順序が入れ替わってもよい。
本開示における装置、システム、または方法の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、又はLSI(large scale integration)を含む一つ又は複数の電子回路で構成される。ここでは、ICやLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(very large scale integration)、若しくはULSI(ultra large scale integration) と呼ばれるものであってもよい。LSIの製造後にプログラムされる、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、又はLSI内部の接合関係の再構成又はLSI内部の回路区画のセットアップができる再構成可能な論理デバイスも同じ目的で使うことができる。複数の電子回路は、一つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは一つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
上に説明されてきたものには、本発明のさまざまな例が含まれる。本発明を記載する目的では、要素や手順の考えられるあらゆる組み合わせを記載することは当然のことながら不可能であるが、当業者なら本発明の多くのさらなる組み合わせおよび順列が可能であることがわかるだろう。したがって本発明は、特許請求の範囲の精神および範囲に入るそのような改変、変更および変形例を全て含むよう意図される。
100 照明装置
120 制御装置
122 制御部
124 駆動部
130 光源
132 第1光源
134 第2光源

Claims (8)

  1. JIS Z 9112で規定される白色光領域の外にある有彩色光である第1光を発する第1光源と、前記白色光領域の中にある第2光を発する第2光源とを含む複数の光源と、
    前記第1光源及び前記第2光源の出力を変化させる制御部と、を備える照明装置であって、
    前記制御部は、前記第1光源及び前記第2光源の出力を変化させることにより、前記第1光及び前記第2光を合算した合算光の刺激純度及び輝度を時間的に変化させるものであり、
    第1期間において、前記第1光源の出力を増加させることによって、前記合算光において、刺激純度を一定にして、輝度を増加させ
    前記第1期間の後の第2期間において、前記第2光源の出力を増加させることによって、前記合算光において、刺激純度を減少させ、輝度を増加させる
    照明装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第2期間の後の第3期間において、前記第2光源の出力を減少させることによって、前記合算光において、刺激純度を増加させ、輝度を減少させ
    前記第3期間の後の第4期間において、前記第1光源の出力を減少させることによって、前記合算光において、刺激純度を一定にして、輝度を減少させる
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1期間、前記第2期間、前記第3期間、及び前記第4期間からなる周期を時間の経過と共に変化させる
    請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記制御部は、
    前記合算光 の輝度の振幅が、導入フェーズよりも、前記導入フェーズの後の主フェーズにおいて大きくなるように制御する
    請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記制御部は、
    前記合算光の輝度の振幅が、前記主フェーズよりも、前記主フェーズの後の沈静フェーズにおいて小さくなるように制御する
    請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記第1光源は、単色発光ダイオードを含み、
    前記第2光源は、等エネルギー白色色度を中心とするマクアダム楕円25ステップ楕円式:中心座標(0.333,0.333)、長半径a(0.059)、短半径b(0.024)、長軸のx軸に対する傾きθ(deg)(59)の内部の光を出す発光素子を含
    請求項1から5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記制御部は、
    前記周期を音楽のテンポに応じて変化させる
    請求項3に記載の照明装置。
  8. JIS Z 9112で規定される白色光領域の外にある有彩色光である第1光を発する第1光源と、前記白色光領域の中にある第2光を発する第2光源とを含む複数の光源の制御方法であって、
    前記第1光源及び前記第2光源の出力を変化させることにより、前記第1光及び前記第2光を合算した合算光の刺激純度及び輝度を時間的に変化させるものであり、
    第1期間において、前記第1光源の出力を増加させることによって、前記合算光において、刺激純度を一定にして、輝度を増加させることと、
    前記第1期間の後の第2期間において、前記第2光源の出力を増加させることによって、前記合算光において、刺激純度を減少させ、輝度を増加させることを含む
    制御方法。
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