JP7112437B2 - ストレージシステムおよびデータ移行方法 - Google Patents

ストレージシステムおよびデータ移行方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7112437B2
JP7112437B2 JP2020007261A JP2020007261A JP7112437B2 JP 7112437 B2 JP7112437 B2 JP 7112437B2 JP 2020007261 A JP2020007261 A JP 2020007261A JP 2020007261 A JP2020007261 A JP 2020007261A JP 7112437 B2 JP7112437 B2 JP 7112437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
migration
storage
virtual
virtual volume
volume
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020007261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021114213A (ja
Inventor
貴敦 鈴木
智大 川口
司 柴山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2020007261A priority Critical patent/JP7112437B2/ja
Priority to US17/010,316 priority patent/US11340820B2/en
Publication of JP2021114213A publication Critical patent/JP2021114213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7112437B2 publication Critical patent/JP7112437B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0668Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
    • G06F3/067Distributed or networked storage systems, e.g. storage area networks [SAN], network attached storage [NAS]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0628Interfaces specially adapted for storage systems making use of a particular technique
    • G06F3/0646Horizontal data movement in storage systems, i.e. moving data in between storage devices or systems
    • G06F3/0647Migration mechanisms
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0602Interfaces specially adapted for storage systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/061Improving I/O performance
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0628Interfaces specially adapted for storage systems making use of a particular technique
    • G06F3/0662Virtualisation aspects
    • G06F3/0665Virtualisation aspects at area level, e.g. provisioning of virtual or logical volumes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0668Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
    • G06F3/0671In-line storage system
    • G06F3/0683Plurality of storage devices

Description

本発明は、ストレージシステムおよびデータ移行方法に関する。
クラウド環境上で仮想マシン(VM:Virtual Machine)からAPI(Application Programming Interface)経由でボリューム管理できる仮想ボリューム(Virtual Volume:VVOLとも言う。)がVMwareより提供されている。VMwareのVVOL環境におけるボリューム移行(ボリュームマイグレーションとも言う)は、ホストベースのStorage vMotionで実現されている。
また、特許文献1には、移行元ストレージシステム内でボリュームペアを形成している移行元P-VOL(プライマリボリューム)および移行先S-VOL(セカンダリボリューム)を、無停止で移行先ストレージシステムへと移行するデータ移行方法が開示されている。
特開2015-207277号公報
しかしながら、ホストベースのStorage vMotionでは、移行元ストレージおよび移行先ストレージにアクセス可能な仮想マシンを介してボリューム移行が実行されるため、仮想マシンをホストとして提供するサーバの負荷が大きかった。サーバの負荷を低減するには、ストレージが主体となるストレージベースのボリューム移行が望まれる。
また、特許文献1には、VVOL環境におけるストレージベースのボリューム移行の開示はない。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目的は、VVOL環境におけるストレージベースの移行を実現可能なストレージシステム、データ移行方法およびデータ移行プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、第1の観点に係るストレージシステムは、プロセッサを有するストレージを複数有するストレージシステムにおいて、前記ストレージ内の、仮想ボリュームと、前記仮想ボリュームへのアクセスに用いられる第1論理資源と、前記仮想ボリュームの作成に用いられる第2論理資源をグループ化した移行グループを生成し、前記移行グループを移行元ストレージから移行先ストレージに移行する。
本発明によれば、VVOL環境におけるストレージベースの移行を実現することができる。
図1は、実施形態に係るストレージシステムにおいて移行後に移行元のボリュームおよびストレージコンテナを残すときの移行処理の流れを示すブロック図である。 図2は、実施形態に係るストレージシステムにおいて移行後に移行元のボリュームおよびストレージコンテナを削除するときの移行処理の流れを示すブロック図である。 図3は、実施形態に係るストレージシステムのVVOL環境におけるストレージの構成を示すブロック図である。 図4は、図1のストレージシステムで用いられるネットワーク環境の一例を示すブロック図である。 図5は、図4のストレージノードのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図6は、図5のメモリの内容を示すブロック図である。 図7は、図1のストレージコンテナ管理テーブルの一例を示す図である。 図8は、図1のボリューム管理テーブルの一例を示す図である。 図9は、図1の移行グループ管理テーブルの一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る移行実行時の移行元の処理全体の流れを示すフローチャートである。 図11は、移行後に移行元のボリュームおよびストレージコンテナを残すときのグループ作成処理を示すフローチャートである。 図12は、図10の移行処理における移行先の処理を示すフローチャートである。 図13は、実施形態に係る移行実行時のデータコピー処理を示すフローチャートである。 図14は、実施形態に係る移行実行時のI/O処理を示すフローチャートである。 図15は、実施形態に係る移行実行時の操作処理を示すフローチャートである。 図16は、移行後に移行元のボリュームおよびストレージコンテナを削除するときのグループ作成処理を示すフローチャートである。 図17は、図10の移行元ボリューム、ストレージコンテナ削除処理を示すフローチャートである。
実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている諸要素およびその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、実施形態に係るストレージシステムにおいて移行後に移行元のボリュームおよびストレージコンテナを残すときの移行処理の流れを示すブロック図である。
図1において、ストレージシステムは、ストレージノード101、201を備える。ストレージノード101は、仮想マシン100からアクセス可能である。仮想マシン100は、ストレージノード101に対するホストとして動作することができる。このとき、ストレージノード101は、仮想ボリュームを設定することにより、仮想マシン100単位で作業を設定することができる。
ストレージノード101は、記憶媒体109に接続され、ストレージノード201は、記憶媒体209に接続されている。記憶媒体109、209は、例えば、磁気ディスク装置またはSSD(Solid State Drive)などの物理記憶デバイスである。記憶媒体109は、ストレージノード101で管理される論理資源に対応するデータを格納する。記憶媒体209は、ストレージノード201で管理される論理資源に対応するデータを格納する。
以下、ストレージノード101、201の構成および動作について、ストレージノード101が移行元ストレージ、ストレージノード201が移行先ストレージである場合を例にとって説明する。
ストレージノード101は、移行対象の仮想ボリュームと、その仮想ボリュームへのアクセスに用いられる第1論理資源と、その仮想ボリュームの作成に用いられる第2論理資源をグループ化した移行グループを生成し、移行グループの論理資源をストレージノード201に移行する。第1論理資源は、例えば、仮想ボリュームへのアクセスを管理するプロトコルエンドポイント(PEとも言う。)である。第2論理資源は、例えば、仮想ボリュームを切り出すストレージコンテナである。また、ストレージノード101は、仮想マシン100からの指示に基づいて、移行グループの論理資源の移行を開始し、移行グループの論理資源の移行の完了時に仮想マシン100に応答を返す。このとき、ストレージノード101は、ストレージノード101、201間に仮想マシン100を介在させることなく、移行グループの論理資源をストレージノード201に移行する。
具体的には、ストレージノード101は、操作送受信部102、移行処理部103、ストレージコンテナ管理テーブル104、ボリューム管理テーブル105、移行グループ管理テーブル106およびコピー処理部107を備える。
操作送受信部102は、仮想マシン100と通信し、仮想マシン100からの指示を受信したり、仮想マシン100への応答を送信したりする。移行処理部103は、移行対象の仮想ボリュームと、その仮想ボリュームに関連する論理資源との関連性に基づいて、それらの論理資源をグループ化した移行グループを生成し、移行グループの論理資源をストレージノード201に移行する。
ストレージコンテナ管理テーブル104は、ストレージノード101で管理されるストレージコンテナの情報を登録する。ボリューム管理テーブル105は、ストレージノード101で管理される仮想ボリュームの情報を登録する。このとき、ボリューム管理テーブル105は、ストレージノード101で管理される仮想ボリュームとストレージコンテナとの関連性と、プロトコルエンドポイントと仮想ボリュームとの関連性の情報を管理情報として登録する。移行グループ管理テーブル106は、移行対象となる仮想ボリューム、プロトコルエンドポイントおよびストレージコンテナをグループ化した移行グループおよび移行先ストレージの情報を登録する。
ここで、ストレージノード101は、仮想ボリューム、プロトコルエンドポイントおよびストレージコンテナを管理する場合、実IDおよび仮想IDを割り当てることができる。実IDは、ストレージノード101内で管理されるIDである。仮想IDは、仮想マシン100から参照可能なIDである。このとき、仮想マシン100は、仮想IDを指定することにより、その仮想IDに対応した仮想ボリュームにアクセスすることができる。
コピー処理部107は、移行対象となる移行グループの論理資源に対応するデータを記憶媒体109から読み出し、ストレージノード101からストレージノード201にコピーする。
ストレージノード201は、移行処理部203、ストレージコンテナ管理テーブル204、ボリューム管理テーブル205、移行グループ管理テーブル206、コピー処理部207および構成変更部208を備える。
移行処理部203は、ストレージノード101から移行された移行グループの論理資源をストレージノード201上で構成させる処理を行う。構成変更部208は、ストレージノード101から送信された移行グループの情報に基づいて、ストレージノード101で構成されていたプロトコルエンドポイント、仮想ボリュームおよびストレージコンテナと同一のプロトコルエンドポイント、仮想ボリュームおよびストレージコンテナをストレージノード201上で構成する。
このとき、構成変更部208は、ストレージノード201に移行されたプロトコルエンドポイント、仮想ボリュームおよびストレージコンテナのそれぞれに対し、ストレージノード101で割り当てられた仮想IDと同一の仮想IDを割り当てる。これにより、ストレージノード101、201のユーザは、ストレージノード201をストレージノード101と同様に操作することができる。
ストレージコンテナ管理テーブル204は、ストレージノード201で管理されるストレージコンテナの情報を登録する。ボリューム管理テーブル205は、ストレージノード201で管理される仮想ボリュームの情報を登録する。移行グループ管理テーブル206は、ストレージノード101から移行された仮想ボリューム、プロトコルエンドポイントおよびストレージコンテナをグループ化した移行グループの情報を登録する。コピー処理部207は、ストレージノード101にてコピーされた移行グループの論理資源に対応するデータを記憶媒体209に格納する。
以下、ストレージノード101、201間での移行動作について説明する。
ストレージノード101は、操作送受信部102を介し、ホストである仮想マシン100から移行要求を受信する(1)。移行要求において、仮想マシン100は、移行対象としてプロトコルエンドポイントを指定する。
次に、移行処理部103は、仮想マシン100から要求された移行要求を受け取ると(2)、ストレージコンテナ管理テーブル104およびボリューム管理テーブル105を参照し、移行要求に含まれるプロトコルエンドポイントに関連する仮想ボリュームの情報と、その仮想ボリュームに関連するストレージコンテナの情報を取得する(3、4)。
次に、移行処理部103は、移行要求に含まれるプロトコルエンドポイントと、そのプロトコルエンドポイントに関連する仮想ボリュームと、その仮想ボリュームに関連するストレージコンテナをグループ化した移行グループを生成し、その移行グループの情報を移行グループ管理テーブル106に反映させる(5)。
次に、移行処理部103は、移行グループの情報を移行処理部203に送信する(6)。このとき、移行処理部103は、仮想マシン100を介在させることなく、移行グループの情報を移行処理部203に送信する。移行グループの情報は、移行グループに含まれるプロトコルエンドポイントに割り当てられた仮想IDと、そのプロトコルエンドポイントに関連する仮想ボリュームに割り当てられた仮想IDと、その仮想ボリュームに関連するストレージコンテナに割り当てられた仮想IDを含む。
次に、移行処理部203は、移行処理部103から受信した移行グループの情報を移行グループ管理テーブル206に反映させる(7)。そして、移行処理部203は、ストレージノード101から移行された移行グループのプロトコルエンドポイント、仮想ボリュームおよびストレージコンテナをストレージノード201上で構成するように構成変更部208に指示する(8)。
次に、構成変更部208は、移行グループ管理テーブル206を参照し、移行処理部203から指示された移行グループの情報を取得する(9)。そして、構成変更部208は、移行グループ管理テーブル206から取得した移行グループの情報に基づいて、ストレージノード101から移行されたプロトコルエンドポイントと、そのプロトコルエンドポイントに関連する仮想ボリュームと、その仮想ボリュームに関連するストレージコンテナを作成し、ストレージコンテナ管理テーブル204およびボリューム管理テーブル205に反映させる(10、11)。
次に、構成変更部208は、ストレージノード101から移行されたプロトコルエンドポイントと仮想ボリュームとストレージコンテナの作成完了を移行処理部203に通知し(12)、移行処理部203は、その作成完了を移行処理部103に通知する(13)。
次に、移行処理部103は、操作送受信部102を介し、I/O可能であることを仮想マシン100に通知する(14、15)。
次に、移行処理部103は、ストレージノード101からストレージノード201に移行される移行グループについてのデータのコピー処理の実施をコピー処理部107に指示する(16)。コピー処理部107は、その移行グループについてのデータのコピー処理の実施の指示を受け取ると、グループ管理テーブル106を参照し、その移行グループについてのプロトコルエンドポイントの情報と、仮想ボリュームの情報と、ストレージコンテナの情報を取得する(17)。そして、コピー処理部107は、その移行グループについてのデータを記憶媒体109からリードしてコピー処理部207に転送し、コピー処理部207は、コピー処理部107から転送されたデータを記憶媒体209にライトする(18)。
次に、コピー処理部107は、データコピー処理の完了を移行処理部103に通知し(19)、移行処理部103は、移行完了を移行グループ管理テーブル106に反映させる(20)。
次に、移行処理部103は、操作送受信部102を介し、仮想マシン100からの移行要求に対する移行完了を仮想マシン100に通知する(21、22)。
これにより、仮想マシン100は、移行先であるストレージノード201にアクセスすることなく、ストレージノード101は、プロトコルエンドポイント、仮想ボリュームおよびストレージコンテナをストレージノード201に移行させることができる。このため、VVOL環境におけるストレージベースの移行を実現することができ、仮想マシン100を提供するサーバの負荷を低減することができる。
また、移行処理部203は、ストレージノード101から移行された移行グループのプロトコルエンドポイントの仮想IDと仮想ボリュームの仮想IDとストレージコンテナの仮想IDを引き継ぎ、移行グループ管理テーブル206に反映させるとともに、構成変更部208は、ストレージノード101から移行された移行グループのプロトコルエンドポイントと仮想ボリュームとストレージコンテナの構成が反映されるように、プロトコルエンドポイントと仮想ボリュームとストレージコンテナをストレージノード201上に作成する。このため、ホストは、ストレージノード101にアクセスするときと同じ仮想IDを設定したコマンドをストレージノード201に発行することにより、ストレージノード101に実行させるときと同様の処理をストレージノード201に実行させることができる。
図2は、実施形態に係るストレージシステムにおいて移行後に移行元のボリュームおよびストレージコンテナを削除するときの移行処理の流れを示すブロック図である。
図2において、ストレージノード101は、図1の構成に加え、構成変更部108を備える。構成変更部108は、ストレージノード101から移行されたプロトコルエンドポイント、仮想ボリュームおよびストレージコンテナをストレージノード101から削除する。この場合、移行処理部103は、、移行対象であるストレージコンテナに紐付く移行対象でない仮想ボリュームも移行グループに追加し、ストレージノード201に移行する。
以下、図2のストレージノード101、201間での移行動作について、図1の移行動作と異なる部分について説明する。
コピー処理部107は、データコピー処理を完了すると、その完了を移行処理部103に通知し(19)、移行処理部103は、移行完了を移行グループ管理テーブル106に反映させる(20)。
次に、移行処理部103は、ストレージノード101から移行されたプロトコルエンドポイント、仮想ボリュームおよびストレージコンテナをストレージノード101から削除するように構成変更部108に指示する(21)。
次に、構成変更部108は、ストレージノード101から移行されたプロトコルエンドポイント、仮想ボリュームおよびストレージコンテナをストレージノード101から削除し、ストレージコンテナ管理テーブル104およびボリューム管理テーブル105に反映させる(22、23)。
次に、移行処理部103は、操作送受信部102を介し、仮想マシン100からの移行要求に対する移行完了を仮想マシン100に通知する(24、25)。
図3は、実施形態に係るストレージシステムのVVOL環境におけるストレージの構成を示すブロック図である。
図3において、ストレージ110は、プロトコルエンドポイント111、プロトコルエンドポイント111に関連付けられた仮想ボリューム112A、112Bおよび仮想ボリューム112A、112Bが切り出されるストレージコンテナ113を備える。
プロトコルエンドポイント111は、仮想マシン100が仮想ボリューム112A、112Bにアクセスするための統一的なインタフェースを提供する。ストレージコンテナ113は、仮想ボリューム112A、112Bを切り出すための容量の塊である。
ここで、プロトコルエンドポイント111の下に仮想ボリューム112A、112Bを定義することで、仮想マシン100は、アクセスプロトコルに合わせて操作およびI/Oの仕方を変えることなく、仮想ボリューム112A、112Bにアクセスすることが可能となるとともに、SCSI規格によるLU(Logical Unit)数の制限を回避することができ、物理ポートを増やすことなくボリューム数を増やすことが可能となる。
図4は、図1のストレージシステムで用いられるネットワーク環境の一例を示すブロック図である。
図4において、ストレージシステムは、ストレージノード101、201、301を備える。ストレージノード101、201、301は、ストレージサービスネットワーク401を介してコンピュートノード121、221、321に接続されている。ストレージノード101、201、301は、バックエンドネットワーク402を介して互いに接続されている。ストレージサービスネットワーク401およびバックエンドネットワーク402は、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)であってもよいし、WiFiまたはイーサネット(登録商標)などのLAN(Local Area Network)であってもよいし、WANとLANが混在していてもよい。また、ストレージサービスネットワーク401とバックエンドネットワーク402として、同じネットワークが用いられてもよい。各コンピュートノード121、221、321は、ストレージノード101、201、301に対するホストとして動作することができる。
ここで、ストレージサービスネットワーク401は、例えば、図1の仮想マシン100とストレージノード101との間の通信(1、15、22)に用いることができ、バックエンドネットワーク402は、ストレージノード101、201間の通信(6、13、18)に用いることができる。
図5は、図4のストレージノードのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、図4のコンピュートノードも図5の構成と同様である。
図5において、ストレージノード101は、通信装置501、502、CPU503、メモリ504およびドライブ505を備える。通信装置501、502、CPU503、メモリ504およびドライブ505は、バス506を介して互いに接続されている。
通信装置501は、図4のストレージサービスネットワーク401を介してコンピュートノード121、221、321と通信する。通信装置502は、バックエンドネットワーク402を介して他のストレージノード201、301と通信する。
CPU503は、ストレージノード101全体の動作制御を司るハードウェアである。CPU503は、メモリ504に記憶されたプログラムを実行することにより、図1の操作送受信部102、移行処理部103およびコピー処理部107の機能を実現することができる。
メモリ504は、例えば、SRAMまたはDRAMなどの半導体メモリから構成することができる。メモリ504には、CPU503が実行中のプログラムを格納したり、CPU503がプログラムを実行するためのワークエリアを設けたりすることができる。
ドライブ505は、大容量の記憶容量を備える記憶デバイスであり、例えば、ハードディスク装置またはSSD(Solid State Drive)である。ドライブ505は、各種プログラムの実行ファイルやプログラムの実行に用いられるデータを保持することができる。
図6は、図5のメモリの内容を示すブロック図である。
図6において、メモリ504は、I/O処理部113、操作送受信部102、移行処理部103、構成変更部108、ストレージコンテナ管理テーブル104、ボリューム管理テーブル105および移行グループ管理テーブル106を保持する。I/O処理部113、操作送受信部102、移行処理部103、コピー処理部107および構成変更部108は、それらの機能をCPU503で実現させるプログラムで構成することができる。
図7は、図1のストレージコンテナ管理テーブルの一例を示す図である。
図7において、ストレージコンテナ管理テーブル104は、エントリ番号#と、ストレージコンテナ実IDと、ストレージコンテナ仮想IDと、使用可能容量と、使用量のエントリを含む。ストレージコンテナ実IDは、ストレージコンテナを内部で管理するために用いるIDを示す。ストレージコンテナ仮想IDは、ホストから参照可能なストレージコンテナのIDを示す。使用可能容量は、ストレージコンテナの使用可能な容量を示す。使用量は、ストレージコンテナの実際に使用されている容量を示す。
図8は、図1のボリューム管理テーブルの一例を示す図である。
図8において、ボリューム管理テーブル105は、エントリ番号#と、ボリューム実IDと、ボリューム仮想IDと、ストレージコンテナ実IDと、PE/VVOLと、関連付けられているPEのボリューム実IDと、LUNと、容量と、移行グループIDと、移行状況のエントリを含む。
ボリューム実IDは、仮想ボリュームを内部で管理するために用いるIDを示す。ボリューム仮想IDは、ホストから参照可能な仮想ボリュームのIDを示す。ストレージコンテナ実IDは、ストレージコンテナを内部で管理するために用いるIDを示す。PE/VVOLは、エントリ番号#のエントリがプロトコルエンドポイントであるか仮想ボリュームであるかを示す。関連付けられているPEのボリューム実IDは、PEに関連付けられているボリューム実IDを示す。LUNは、論理ユニット番号を示す。容量は、仮想ボリュームの容量を示す。移行グループIDは、移行グループのIDを示す。移行状況は、PE/VVOLで示されるプロトコルエンドポイントまたは仮想ボリュームが移行前か、移行中か、移行済かを示す。
図9は、図1の移行グループ管理テーブルの一例を示す図である。
図9において、移行グループ管理テーブル106は、エントリ番号#と、移行グループIDと、移行先ストレージアドレスと、移行PEボリューム実IDと、移行PEボリューム仮想IDと、移行VVOLボリューム実IDと、移行VVOLボリューム仮想IDと、移行ストレージコンテナ実IDと、移行ストレージコンテナ仮想IDと、移行状況のエントリを含む。
移行グループIDは、移行グループのIDを示す。移行先ストレージアドレスは、移行先のストレージのアドレスを示す。移行PEボリューム実IDは、移行対象であるPEを内部で管理するために用いるIDを示す。移行PEボリューム仮想IDは、ホストから参照可能な移行対象であるPEのIDを示す。移行VVOLボリューム実IDは、移行対象である仮想ボリュームを内部で管理するために用いるIDを示す。移行VVOLボリューム仮想IDは、ホストから参照可能な移行対象である仮想ボリュームのIDを示す。移行ストレージコンテナ実IDは、移行対象であるストレージコンテナを内部で管理するために用いるIDを示す。移行ストレージコンテナ仮想IDは、ホストから参照可能な移行対象であるストレージコンテナのIDを示す。移行状況は、移行グループIDで示される移行グループが移行前か、移行中か、移行済かを示す。
以下、図1および図2のストレージシステムの動作フローについて具体的に説明する。なお、以下の説明では、図1および図2の仮想マシン100がホスト、ストレージノード101が移行元、ストレージノード201が移行先である場合を例にとる。
図10は、実施形態に係る移行実行時の移行元の処理全体の流れを示すフローチャートである。
図10において、移行処理部103は、仮想マシン100から移行要求を受信する(S11)。移行要求において、仮想マシン100は、移行先と移行対象を指定する。移行元のストレージノード101は、自身のホストとして動作する仮想マシン100に対して、プロトコルエンドポイントと、仮想ボリュームと、ストレージコンテナとを見せており、仮想マシン100は、移行対象として、プロトコルエンドポイント、仮想ボリュームおよびストレージコンテナの少なくとも1つを指定する。以下の説明では、仮想マシン100は、移行対象としてプロトコルエンドポイントを指定することとする。このとき、仮想マシン100は、プロトコルエンドポイントの指定にプロトコルエンドポイントの仮想IDを用いることができる。また、仮想マシン100は、移行要求において、移行元の仮想ボリュームおよびストレージコンテナの削除要求を含めることができる。
次に、移行処理部103は、仮想マシン100から要求された移行要求を受け取ると、その移行要求に従って移行グループを作成する(S12)。つまり、移行処理部103は、移行要求にて移行対象として指定されたプロトコルエンドポイント、仮想ボリュームおよびストレージコンテナの少なくとも1つが属する移行グループを作成する。
ここで、移行元の仮想ボリュームおよびストレージコンテナの削除が要求されていない場合、移行処理部103は、図11のグループ作成処理を実施し、移行要求に含まれるプロトコルエンドポイントと、そのプロトコルエンドポイントに関連する仮想ボリュームと、その仮想ボリュームに関連するストレージコンテナをグループ化した移行グループを作成する。
一方、移行元の仮想ボリュームおよびストレージコンテナの削除が要求されている場合、移行処理部103は、図16のグループ作成処理を実施し、移行要求に含まれるプロトコルエンドポイントと、そのプロトコルエンドポイントに関連する仮想ボリュームと、その仮想ボリュームに関連するストレージコンテナと、そのストレージコンテナに紐付く移行対象でない仮想ボリュームをグループ化した移行グループを作成する。
次に、移行処理部103は、移行グループ作成依頼をストレージノード201に送信する(S13)。このとき、移行処理部103は、移行元の仮想ボリュームおよびストレージコンテナの削除が要求されていない場合、移行グループに含まれるプロトコルエンドポイントに割り当てられた仮想IDと、そのプロトコルエンドポイントに関連する仮想ボリュームに割り当てられた仮想IDと、その仮想ボリュームに関連するストレージコンテナに割り当てられた仮想IDを移行グループ作成依頼に含める。
一方、移行処理部103は、移行元の仮想ボリュームおよびストレージコンテナの削除が要求されている場合、移行グループに含まれるプロトコルエンドポイントに割り当てられた仮想IDと、そのプロトコルエンドポイントに関連する仮想ボリュームに割り当てられた仮想IDと、その仮想ボリュームに関連するストレージコンテナに割り当てられた仮想IDと、そのストレージコンテナに紐付く移行対象でない仮想ボリュームに割り当てられた仮想IDを移行グループ作成依頼に含める。
次に、移行処理部103は、ストレージノード201から完了応答を受信すると(S14)、移行開始をコピー処理部107に通知し(S15)、図9の移行グループ管理テーブル106の移行状況を移行中に更新する(S16)。
次に、コピー処理部107は、移行処理において、移行グループについてのデータを記憶媒体109からストレージノード201に転送する(S17)。
次に、移行処理部103は、移行処理が成功したかどうかを判断し(S18)、移行処理に失敗した場合は、異常応答を仮想マシン100に返す(S19)。
一方、移行処理部103は、移行処理に成功した場合は、図9の移行グループ管理テーブル106の移行状況を移行済に更新し(S20)、移行応答完了を仮想マシン100に送信する(S21)。
次に、移行処理部103は、仮想ボリュームおよびストレージコンテナの削除が要求されているかどうかを判断し(S22)、仮想ボリュームおよびストレージコンテナの削除が要求されていない場合、処理を終了する。
一方、移行処理部103は、仮想ボリュームおよびストレージコンテナの削除が要求されている場合、移行グループに含まれる仮想ボリュームおよびストレージコンテナをストレージノード101から削除し(S23)、処理を終了する。
図11は、移行後に移行元のボリュームおよびストレージコンテナを残すときのグループ作成処理を示すフローチャートである。
図11において、図1の移行処理部103は、図8のボリューム管理テーブル105を参照し、仮想マシン100が指定したプロトコルエンドポイントと関連付けられている仮想ボリュームの一覧を作成する(S31)。
次に、移行処理部103は、図8のボリューム管理テーブル105を参照し、S31で作成した仮想ボリュームの一覧について、仮想ボリュームの作成に用いたストレージコンテナの一覧を作成する(S32)。
次に、移行処理部103は、S31で作成した仮想ボリュームの一覧およびS32で作成したストレージコンテナの一覧に基づいて、図9の移行グループ管理テーブル106を更新する(S33)。
図12は、図10の移行処理における移行先の処理を示すフローチャートである。
図12において、図1または図2の移行処理部203は、ストレージノード101から移行対象の種類とIDを受信し(S41)、移行グループ管理テーブル206に反映させる。
次に、構成変更部208は、移行グループ管理テーブル206に反映された移行グループに基づいてストレージコンテナを作成するとともに(S42)、そのストレージコンテナに仮想IDを割り当て(S43)、ストレージコンテナ管理テーブル204に反映させる。このとき、構成変更部208は、移行元で割り当てられていた仮想IDと同一の仮想IDをストレージコンテナに割り当てる。
次に、構成変更部208は、移行グループ管理テーブル206を参照し、S42で作成したストレージコンテナに関連する仮想ボリュームを作成するとともに(S44)、その仮想ボリュームに仮想IDを割り当て(S45)、ボリューム管理テーブル205に反映させる。このとき、構成変更部208は、移行元で割り当てられていた仮想IDと同一の仮想IDを仮想ボリュームに割り当てる。
次に、構成変更部208は、移行グループ管理テーブル206を参照し、S44で作成した仮想ボリュームに関連するプロトコルエンドポイントを作成するとともに(S46)、そのプロトコルエンドポイントに仮想IDを割り当て(S47)、ボリューム管理テーブル205に反映させる。このとき、構成変更部208は、移行元で割り当てられていた仮想IDと同一の仮想IDをプロトコルエンドポイントに割り当てる。
次に、移行処理部203は、移行グループに含まれるプロトコルエンドポイント、仮想ボリュームおよびストレージコンテナの作成完了通知をストレージノード101に送信する(S48)。
図13は、実施形態に係る移行実行時のデータコピー処理を示すフローチャートである。
図13において、図1または図2のコピー処理部107は、移行対象の全ての仮想ボリュームから未選択の仮想ボリュームを選択する(S51A)。
次に、コピー処理部107は、現在処理中の仮想ボリュームの先頭から終端までのアドレスから未選択のアドレスを選択し(S52A)、コピー対象アドレスを決定する(S53)。
次に、コピー処理部107は、コピー対象アドレスが新規ライト済領域を含むかどうかを判断する(S54)。新規ライト済領域は、ホストが新規データをライトした領域である。コピー対象アドレスが新規ライト済領域を含まない場合、コピー処理部107は、コピー対象アドレスへのI/Oを禁止し(S55)、コピー対象アドレスで指定される全域をコピーする(S56)。
次に、コピー処理部107は、現在処理中の仮想ボリュームの移行状況を移行済に更新する(S59)。
一方、コピー処理部107は、S54においてコピー対象アドレスが新規ライト済領域を含むと判断した場合、新規ライト済領域が全体であるかどうかを判断する(S57)。新規ライト済領域が全体である場合、コピー処理部107は、コピーをスキップし(S58)、S59に進む。
一方、コピー処理部107は、S57において新規ライト済領域が全体でないと判断した場合、未ライト領域へのI/Oを禁止し(S62)、その未ライト領域だけコピーする(S63)。
次に、コピー処理部107は、未ライト領域へのライトが成功したかどうかを判断する(S64)。未ライト領域へのライトが成功した場合、S59に進む。
次に、コピー処理部107は、現在処理中の仮想ボリュームの先頭から終端までの全てのアドレスを選択したかどうかを判断し(S52B)、それらの全てのアドレスを選択してない場合、S52Bに戻り、それらの全てのアドレスを選択した場合、S51Bに進む。
次に、コピー処理部107は、移行対象の全ての仮想ボリュームを選択したかどうかを判断し(S51B)、それらの全ての仮想ボリュームを選択してない場合、S51Bに戻り、それらの全てのアドレスを選択した場合、S60に進む。
次に、コピー処理部107は、移行された仮想ボリュームに紐付けられたストレージコンテナの移行状況を移行済に更新し(S60)、完了応答を移行処理部103に通知する(S61)。
一方、コピー処理部107は、S64においてライトが失敗したと判断した場合、移行状況を更新し(S65)、異常応答を移行処理部103に通知する(S66)。
図14は、実施形態に係る移行実行時のI/O処理を示すフローチャートである。
図14において、移行元ノードまたは移行先ノードは、ホストからI/Oを受信する(S71)。ホストからのI/Oは、ホストからのリード/ライトである。
次に、移行元ノードまたは移行先ノードは、操作対象が仮想IDを保持しているかどうかを判断する(S72)。操作対象が仮想IDを保持していない場合、移行元ノードまたは移行先ノードは、自ノードでI/O処理を実施する(S73)。
一方、移行元ノードまたは移行先ノードは、S72において操作対象が仮想IDを保持していると判断した場合、操作対象が移行対象であるかどうかを判断する(S74)。操作対象が移行対象でない場合、移行元ノードまたは移行先ノードは、S73に進む。
一方、移行元ノードまたは移行先ノードは、S74において操作対象が移行対象であると判断した場合、I/Oがリードであるかどうかを判断する(S75)。I/Oがリードである場合、移行元ノードまたは移行先ノードは、リード対象がコピー済み領域を含むかどうかを判断する(S76)。リード対象がコピー済み領域を含む場合、移行元ノードまたは移行先ノードは、コピー済み領域がリード対象全体であるかどうかを判断する(S77)。コピー済み領域がリード対象全体である場合、移行元ノードまたは移行先ノードは、移行先ノードからリードし(S78)、処理を終了する。
一方、移行元ノードまたは移行先ノードは、S75においてI/Oがライトであると判断した場合、ライト先へのI/Oを禁止し(S79)、移行元ノードへライトする。ここで、ライト対象が移行対象であるときに、移行元ノードへライトすることにより、ライト対象が移行中のライトデータの安全性を確保することができる。
次に、移行元ノードまたは移行先ノードは、移行元ノードへのライトが成功したかどうかを判断する(S81)。移行元ノードまたは移行先ノードは、移行元ノードへのライトが成功した場合は、移行先ノードへライトし(S82)、移行元ノードへのライトが失敗した場合は、異常応答をホストに返す(S83)。
一方、移行元ノードまたは移行先ノードは、S76においてリード対象がコピー済み領域を含まないと判断した場合、移行元ノードをリードする(S84)。
次に、移行元ノードまたは移行先ノードは、移行元ノードのリードが成功したかどうかを判断する(S86)。移行元ノードまたは移行先ノードは、移行元ノードのリードが成功した場合は、未コピー領域だけ移行先ノードをリードし(S87)、移行元ノードのリードが失敗した場合は、S83に進む。
一方、移行元ノードまたは移行先ノードは、S77においてコピー済み領域がリード対象全体でないと判断した場合、未コピー領域だけ移行元ノードをリードし(S85)、S86に進む。
図15は、実施形態に係る移行実行時の操作処理を示すフローチャートである。
図15において、移行元ノードまたは移行先ノードは、ホストから操作を受信する(S91)。この操作は、例えば、I/O操作またはボリューム作成操作である。
次に、移行元ノードまたは移行先ノードは、操作対象が仮想IDを保持しているかどうかを判断する(S92)。操作対象が仮想IDを保持していない場合、移行元ノードまたは移行先ノードは、ホストから受信した操作を実施する(S93)。
一方、移行元ノードまたは移行先ノードは、S92において操作対象が仮想IDを保持していると判断した場合、操作対象が移行中であるかどうかを判断する(S94)。操作対象が移行中でない場合、移行元ノードまたは移行先ノードは、S93に進む。
一方、移行元ノードまたは移行先ノードは、S94において操作対象が移行中であると判断した場合、移行元ノードの操作を実施する(S95)。
次に、移行元ノードまたは移行先ノードは、移行元ノードの操作が成功したかどうかを判断する(S96)。移行元ノードまたは移行先ノードは、移行元ノードの操作が成功した場合は、移行先ノードの操作を実施し(S97)、移行元ノードの操作が失敗した場合は、失敗応答をホストに返す(S98)。
ここで、移行元ノードまたは移行先ノードにおいて、移行対象の論理資源に同一の仮想IDを割り当てることにより、ユーザは、移行元ノードおよび移行先ノードを同様に操作することができる。
図16は、移行後に移行元のボリュームおよびストレージコンテナを削除するときのグループ作成処理を示すフローチャートである。
図16において、図2の移行処理部103は、図8のボリューム管理テーブル105を参照し、仮想マシン100が指定したプロトコルエンドポイントと関連付けられている仮想ボリュームの一覧を作成する(S101)。
次に、移行処理部103は、図8のボリューム管理テーブル105を参照し、S101で作成した仮想ボリュームの一覧について、仮想ボリュームの作成に用いたストレージコンテナの一覧を作成する(S102)。
次に、移行処理部103は、図8のボリューム管理テーブル105を参照し、S102で作成したストレージコンテナの一覧に含まれるストレージコンテナから作成された仮想ボリュームの一覧を取得し、S101で作成した仮想ボリュームの一覧に追加する(S103)。
次に、移行処理部103は、S101で作成した仮想ボリュームの一覧、S102で作成したストレージコンテナの一覧およびS103で追加した仮想ボリュームの一覧に基づいて、図9の移行グループ管理テーブル106を更新する(S104)。
図17は、図10の移行元ボリューム、ストレージコンテナ削除処理を示すフローチャートである。
図17において、ストレージノード101は、ストレージノード201に移行したプロトコルエンドポイント、仮想ボリュームおよびストレージコンテナをストレージノード101から削除する(S111~S113)。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。
100 仮想マシン、101、201 ストレージノード、102 操作送受信部、103、203 移行処理部、104、204 ストレージコンテナ管理テーブル、105、205 ボリューム管理テーブル、106、206 移行グループ管理テーブル、107、207 コピー処理部、108、208 構成変更部、109、209 記憶媒体

Claims (10)

  1. プロセッサを有するストレージを複数有するストレージシステムにおいて、
    前記ストレージ内の、仮想ボリュームと、前記仮想ボリュームへのアクセスに用いられる第1論理資源と、前記仮想ボリュームの作成に用いられる第2論理資源とをグループ化した移行グループを生成し、
    前記移行グループを、移行元ストレージから移行先ストレージに移行し、
    前記第1論理資源は、前記仮想ボリュームへのアクセスを管理するプロトコルエンドポイントであり、
    前記第2論理資源は、前記仮想ボリュームを切り出すストレージコンテナである、ストレージシステム。
  2. 前記移行元ストレージは、前記プロトコルエンドポイント、前記仮想ボリュームおよび前記ストレージコンテナにそれぞれ、前記ストレージに対するホストとして動作する仮想マシンにて参照可能であり、前記仮想マシンが前記仮想ボリュームにアクセスするために使用する仮想IDを割り当てる請求項に記載のストレージシステム。
  3. 前記移行先ストレージは、前記移行先ストレージに移行された前記プロトコルエンドポイント、前記仮想ボリュームおよび前記ストレージコンテナのそれぞれに対し、前記移行元ストレージで割り当てられた仮想IDと同一の仮想IDを割り当てる請求項に記載のストレージシステム。
  4. 前記移行元ストレージは、
    前記仮想ボリュームと前記ストレージコンテナとの関連性と、前記プロトコルエンドポイントと前記仮想ボリュームとの関連性と、を管理情報として管理し、
    前記関連性の管理情報に基づいて、前記移行グループを生成する請求項に記載のストレージシステム。
  5. 前記移行先ストレージは、
    前記移行元ストレージから送信された前記移行グループの情報に基づいて、前記移行元ストレージで構成されていた前記プロトコルエンドポイント、前記仮想ボリュームおよび前記ストレージコンテナと同一の前記プロトコルエンドポイント、前記仮想ボリュームおよび前記ストレージコンテナを構成する請求項に記載のストレージシステム。
  6. 前記移行元ストレージは、
    前記移行先ストレージに移行する論理資源を前記移行元ストレージから削除する場合、移行対象であるストレージコンテナに紐付く移行対象でない仮想ボリュームも前記移行先ストレージに移行する請求項に記載のストレージシステム。
  7. 前記移行元ストレージは、
    記ホストから前記プロトコルエンドポイント、前記仮想ボリューム、および、前記ストレージコンテナの少なくともいずれか1つを指定する移行要求を受けると、前記移行要求にかかる前記プロトコルエンドポイント、前記仮想ボリューム、および、前記ストレージコンテナの少なくともいずれか1つが属する前記移行グループを移行する、請求項2に記載のストレージシステム。
  8. 前記移行元ストレージは、
    ホストからの指示に基づいて、前記移行グループの論理資源の移行を開始し、
    前記移行グループの論理資源の移行の完了時に前記ホストに応答を返す請求項1に記載のストレージシステム。
  9. 前記移行元ストレージは、前記移行元ストレージと前記移行先ストレージとの間に前記ホストを介在させることなく、前記移行グループの論理資源を前記移行先ストレージに移行する請求項に記載のストレージシステム。
  10. プロセッサを有するストレージを複数有するストレージシステムによるデータ移行方法において、
    前記ストレージ内の、仮想ボリュームと、前記仮想ボリュームへのアクセスに用いられる第1論理資源と、前記仮想ボリュームの作成に用いられる第2論理資源とをグループ化した移行グループを生成し、
    前記移行グループを、移行元ストレージから移行先ストレージに移行し、
    前記第1論理資源は、前記仮想ボリュームへのアクセスを管理するプロトコルエンドポイントであり、
    前記第2論理資源は、前記仮想ボリュームを切り出すストレージコンテナである、データ移行方法。
JP2020007261A 2020-01-21 2020-01-21 ストレージシステムおよびデータ移行方法 Active JP7112437B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020007261A JP7112437B2 (ja) 2020-01-21 2020-01-21 ストレージシステムおよびデータ移行方法
US17/010,316 US11340820B2 (en) 2020-01-21 2020-09-02 Storage system and data migration method of migrating group of volume and logical resources of the volume

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020007261A JP7112437B2 (ja) 2020-01-21 2020-01-21 ストレージシステムおよびデータ移行方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021114213A JP2021114213A (ja) 2021-08-05
JP7112437B2 true JP7112437B2 (ja) 2022-08-03

Family

ID=76857038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020007261A Active JP7112437B2 (ja) 2020-01-21 2020-01-21 ストレージシステムおよびデータ移行方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11340820B2 (ja)
JP (1) JP7112437B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11281404B2 (en) * 2020-03-26 2022-03-22 EMC IP Holding Company LLC Storage volume migration scheduling based on storage volume priorities and specified constraints

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014087544A1 (ja) 2012-12-07 2014-06-12 株式会社日立製作所 計算機システム、管理計算機及び管理方法
JP2014519061A (ja) 2011-07-22 2014-08-07 株式会社日立製作所 計算機システム及びそのデータ移行方法
JP2017519309A (ja) 2014-06-23 2017-07-13 オラクル・インターナショナル・コーポレイション マルチテナントアプリケーションサーバ環境におけるパーティションマイグレーションのためのシステムおよび方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4852298B2 (ja) * 2005-10-28 2012-01-11 株式会社日立製作所 仮想ボリュームを識別する情報を引き継ぐ方法及びその方法を用いたストレージシステム
US8407436B2 (en) * 2009-02-11 2013-03-26 Hitachi, Ltd. Methods and apparatus for migrating thin provisioning volumes between storage systems
US8412863B2 (en) * 2010-10-19 2013-04-02 Hitachi, Ltd. Storage apparatus and virtual port migration method for storage apparatus
US8806150B2 (en) * 2011-03-28 2014-08-12 Hitachi, Ltd. Computer system and Fibre Channel migration method
US10831728B2 (en) * 2012-05-29 2020-11-10 International Business Machines Corporation Application-controlled sub-LUN level data migration
JP6136629B2 (ja) * 2013-06-25 2017-05-31 富士通株式会社 ストレージ制御装置,ストレージシステム,および制御プログラム
JP6000391B2 (ja) 2015-03-18 2016-09-28 株式会社日立製作所 ストレージシステムのデータ移行方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014519061A (ja) 2011-07-22 2014-08-07 株式会社日立製作所 計算機システム及びそのデータ移行方法
WO2014087544A1 (ja) 2012-12-07 2014-06-12 株式会社日立製作所 計算機システム、管理計算機及び管理方法
JP2017519309A (ja) 2014-06-23 2017-07-13 オラクル・インターナショナル・コーポレイション マルチテナントアプリケーションサーバ環境におけるパーティションマイグレーションのためのシステムおよび方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021114213A (ja) 2021-08-05
US20210223977A1 (en) 2021-07-22
US11340820B2 (en) 2022-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4890048B2 (ja) 記憶制御装置及び記憶制御装置を用いたデータマイグレーション方法
JP5718533B1 (ja) ストレージシステムのデータ移行方法
JP5241671B2 (ja) 記憶装置のデータ移行制御方法
JP5102826B2 (ja) 複製およびプロビジョニング管理でのボリューム・コンテナの使用
JP2019101703A (ja) 記憶システム及び制御ソフトウェア配置方法
US10191685B2 (en) Storage system, storage device, and data transfer method
TWI782487B (zh) 利用索引物件來進行簡易儲存服務無縫遷移的方法、主裝置以及儲存伺服器
JP6472508B2 (ja) 管理計算機およびリソース管理方法
JP2008134712A (ja) ファイル共有システム、ファイル共有装置及びファイル共有用ボリュームの移行方法
WO2019148841A1 (zh) 一种分布式存储系统、数据处理方法和存储节点
JP2009003499A (ja) ファイル共有システム及びファイル共有システムを用いて単一の論理的ディレクトリ構成を生成する方法
JP7012010B2 (ja) 情報処理システム、及び、情報処理システムの制御方法
JP2010079588A (ja) 仮想ボリュームを有する記憶制御装置
JP6271769B2 (ja) 計算機システム、計算機システムにおけるデータの移行方法
US11740823B2 (en) Storage system and storage control method
JP2008210031A (ja) ストレージシステムの記憶領域管理方法
JP6557785B2 (ja) 計算機システム及びストレージ装置の制御方法
JP7112437B2 (ja) ストレージシステムおよびデータ移行方法
WO2014091600A1 (ja) ストレージ装置及びストレージ装置移行方法
JPWO2018051467A1 (ja) ストレージ管理サーバ、ストレージ管理サーバの制御方法及び計算機システム
JP5501504B2 (ja) 記憶装置のデータ移行制御方法
JP6000391B2 (ja) ストレージシステムのデータ移行方法
US20210334043A1 (en) Storage system and storage system control method
JP2017058736A (ja) ストレージシステム、ストレージ制御装置およびアクセス制御方法
WO2014087465A1 (ja) ストレージ装置及びストレージ装置移行方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7112437

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150