JP7108866B2 - 宅配ボックス用電気錠の防水構造 - Google Patents

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Description

本開示は、宅配ボックスの扉の開口部に取り付けられる電気錠の防水構造に関する。
従来より、宅配ボックスの扉に電気錠を設け、この電気錠をスマートフォン等の通信端末を用いて解錠操作することが提案されている。このような電気錠は、例えば制御基板やモータ等などの電装部品を内蔵して構成されるため、宅配ボックスの扉の表側から電気錠内部に水が浸入することによって故障等が発生しないように防水構造を設ける必要がある。
例えば、特許文献1には、電気錠用錠箱に内装される電装部品を、錠箱の外部から内部へと侵入する水分から保護するため、電装部品の真上に相当する錠箱の上壁に所定形状の開口部分を形成し、この開口部分に屋根形状の上面を有する弾性防水片を固定的に嵌め合わせて構成される電気錠用錠箱の防水構造が記載されている。
特開2009-114683号公報
宅配ボックスの扉に形成された開口部に電気錠を設置する場合、電気錠の本体部を扉の表側から開口部に挿入した状態で電気錠のフランジ部と扉の開口部の周縁部との間に例えばゴム製のパッキンを挟み込んだ状態で電気錠を固定することが考えられる。この場合、例えば正面視で矩形状をなすフランジ部の4つのコーナー部をネジ留めして固定すると、パッキンが潰された状態で挟まれていることによってフランジ部が湾曲して取り付けられることがあり、パッキンによる防水性能を十分に発揮できない可能性がある。
本開示の目的は、宅配ボックスの扉の開口部に取り付けられる電気錠に対して扉の表側から水が浸入するのを確実に防止できる宅配ボックス用電気錠の防水構造を提供することにある。
本開示の宅配ボックス用電気錠の防水構造は、宅配ボックスの扉の開口部に取り付けられる電気錠の防水構造であって、開口部の周縁部に押圧されて取り付けられるフランジ部と、フランジ部の外周縁部より内側の位置で外周縁部に沿って形成された凹溝に設けられ、開口部の周縁部とフランジ部との間で挟み付けられる弾性防水パッキンと、を備え、フランジ部には、弾性防水パッキンと外周縁部との間において弾性防水パッキンの側面の一部を露出させる段差部が形成されている。
本開示に係る宅配ボックス用電気錠の防水構造によれば、宅配ボックスの扉の開口部に取り付けられる電気錠に対して扉の表側から水が浸入するのを確実に防止できる。
本開示の一実施形態である宅配ボックス用電気錠の防水構造を備えた宅配ボックスを含む宅配ボックスシステムの使用形態を概略的に示す図である。 宅配ボックスに備えられている電気錠の前側斜視図である。 図2に示す電気錠の後側斜視図である。 電気錠のラッチが係合するボックス開口部内面に設けられた切欠部を示す斜視図である。 図2に示す電気錠において管理用シリンダー錠のカバーを取り外した状態を示す図である。 電気錠の機能ブロック図である。 電気錠を扉に取り付ける2つの取付ブラケットを分解した状態で示す後側斜視図である。 図7におけるA部拡大図である。 扉の開口周縁部と電気錠のフランジ部とに挟まれて弾性防水パッキンが潰れた状態で配置されている様子を示す断面図である。 宅配ボックスの扉に取り付けられた電気錠を上方から見た状態で示す図である。
以下に、本開示に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本開示の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
図1は、本開示の一実施形態である宅配ボックス用電気錠の防水構造を備えた宅配ボックス10を含む宅配ボックスシステム1の使用形態を概略的に示す図である。宅配ボックスシステム1は、複数の宅配ボックス10を一体に備える。図1に例示する宅配ボックスシステム1では、宅配ボックス10が3列5段に配列されている。宅配ボックスシステム1は、例えば、駅やコンビニエンスストアなどに設置される。
各宅配ボックス10は、前面に設けられたボックス開口部を開閉する扉12と、扉12に設置された電気錠14とを備える。宅配ボックス10を利用する配送人D及び荷受人Rは、それぞれ携帯する通信端末であるスマートフォンDP,RPを使って荷物Nの納品及び受取りが可能である。スマートフォンDP,RPは、宅配ボックス10の電気錠14と近距離無線通信を行うと共に、クラウドCと公衆回線又は専用回線を介して通信する。クラウドCは、宅配ボックスシステム1の管理者のサーバによって好適に構成される。
図2は、宅配ボックス10に備えられている電気錠14の前側斜視図である。図3は、図2に示す電気錠14の後側斜視図である。なお、図2及び図3(図4及び図5でも同様)には、互いに直交する前後方向、左右方向、及び、上下方向がそれぞれ矢印で示されている。ここでの左右方向は、電気錠14を前方から見て「右」、「左」という。
電気錠14は、宅配ボックス10の扉12の施錠及び解錠を行う機能を有する。図2及び図3に示すように、電気錠14は、ハンドル18及びラッチ20を備える。ハンドル18及びラッチ20は、前方から見た正面視で横長の長方形状をなす錠本体部16に取り付けられている。錠本体部16は、例えば、樹脂成形品によって好適に構成される。
ハンドル18は、扉12を開放する際に操作される部材である。ハンドル18は、錠本体部16の凹部17内に収納配置されている。ハンドル18は、正面視で略T字状をなし、上下方向に延伸する操作部18aと、操作部18aから左右方向に沿って突出する腕部18bとを有する。腕部18bの端部は、錠本体部16の内側に回動可能に設けられた軸部材(図示せず)に固定されている。これにより、ハンドル18は、腕部18bが固定された軸部材を中心に揺動可能になっている。
ラッチ20は、錠本体部16の後面に一体形成された筒状のガイド部22内において、左右方向に移動可能に配置されている。ラッチ20は、図示しない付勢部材によって左方向に常時付勢されており、その一端部20aが電気錠14の錠本体部16の左側端面から側方に突出している。ラッチ20の一端部20aには、後方にいくに従って右側位置となる傾斜面21が形成されている。
図4は、電気錠14のラッチ20が係合するボックス開口部内面に設けられた切欠部を示す斜視図である。図4に示すように、扉12によって開閉される宅配ボックス10の開口部11の内面には、例えば金属平板からなるプレート24がネジ留め等によって固定されている。このプレート24には、例えば矩形状の切欠部26が形成されている。扉12が閉じられるとき、ラッチ20の一端部20aが、傾斜面21にプレート24が当接することによって一旦引っ込んだ後、切欠部26の位置まで到達すると一端部20aが切欠部26に進入するように移動する。これにより、扉12がボックス開口部11を閉じた状態が維持される。他方、ラッチ20は、電気錠14がアンロック状態にあるとき、ハンドル18の操作によって右方向にスライド移動する。これにより、ラッチ20の一端部20aが切欠部26から脱出し、扉12を開放することができる。
このようにラッチ20は、電気錠14がアンロック状態にあるときハンドル18の操作に連動して、扉12によって開閉されるボックス開口部11の内面に設けられた切欠部26に一端部が出入りすることで、扉12の開閉動作を行うことができる。
図4に示すように、プレート24には、切欠部26の近傍にマグネット28が取り付けられている。マグネット28は、例えば、ネジ留め等によってプレート24に固定されている。本実施形態では、マグネット28は、ラッチ20の一端部20aが出入りする切欠部26に対して上方且つ後側に配置されている。マグネット28は、電気錠14に設けられた開閉センサ60(図2参照)によって検知されるか否かで、扉12の開閉状態を検知するためのものである。
なお、本実施形態ではプレート24に切欠部26及びマグネット28を配置した例について説明したが、これに限定されるものではなく、切欠部及びマグネットの少なくとも一方はボックス開口部11の内面にプレート等を介することなく直に設けてもよい。
図5は、図2に示す電気錠14において管理用シリンダー錠のカバーを取り外した状態を示す図である。図2、図3及び図5を参照すると、電気錠14は、管理用シリンダー錠30を更に備える。管理用シリンダー錠30は、宅配ボックスシステム1の管理者が有する鍵を挿入して回動させることより、ハンドル18がロック状態にあるときでもラッチ20を一端部20aが切欠部26(図4参照)から脱出した位置に移動させることができる。
管理用シリンダー錠30は、鍵穴を有する前端面が錠本体部16の前面から奥まった位置となって錠本体部16に固定されている。図2に示すように、管理用シリンダー錠30の前端面は、通常、例えば樹脂成形品からなる円盤状の前カバー32によって覆われている。前カバー32は、錠本体部16の前面に例えば圧入、螺合等によって固定されている。前カバー32には、凹条34が形成されている。管理者は、例えば、コイン等を凹条34に嵌め入れて回転させることによって、図5に示すように、前カバー32を錠本体部16から取り外して管理用シリンダー錠30を露出させ、シリンダー錠30に鍵を挿入することが可能になる。このように通常時には管理用シリンダー錠30の鍵穴がある前端面が前カバー32によって覆われていることで、鍵穴に異物を挿入される等のいたずらを防止することができる。
図3に示すように、管理用シリンダー錠30の後部は、例えば、樹脂成形品からなる後カバー36によって覆われている。後カバー36は、例えばネジ留め等によって錠本体部16に固定されている。管理用シリンダー錠30の後端面には突起が突設されている。管理用シリンダー錠30の鍵穴に管理者が有する鍵を挿入して回動させると、管理用シリンダー錠30の後端面に設けた突起が回動して、ラッチ20に連結されている連結部材を右方向に押圧する。これにより、ロック機構40によってハンドル18がロック状態にあるときでもラッチ20を一端部20aが切欠部26(図4参照)から脱出した位置に移動させることができる。
図3に示すように、ラッチ20の他端部には、緊急脱出用レバー27が取り付けられている。緊急脱出用レバー27は、ロック機構40によってハンドル18がロック状態にあるときでもラッチ20を一端部20aが切欠部26から脱出した位置に移動させることができる。これにより、万一に宅配ボックス10内に子供等が閉じ込められた場合でも、緊急脱出用レバー27を操作してラッチ20を右方向に移動させることで扉12が開放可能となり、宅配ボックス10の安全性が確保される。
電気錠14は、ロック機構40を更に備える。ロック機構40は、ハンドル18による扉12の開放操作を規制するロック状態又は開放操作を許可するアンロック状態にする機能を有する。
図3に示すように、ロック機構40は、例えば樹脂成型品からなるケース42に収納された状態で、電気錠14の錠本体部16の後面側に設けられている。ケース42は、錠本体部16においてラッチ20をスライド可能に収容するガイド部22と一体に形成された平板状のベース部23の上に、例えばネジ留め等によって取り付けられている。
ロック機構40は、ロック用モータ及びロックレバー(いずれも図示せず)を備える。ロック用モータの動作は、後述する制御部によって制御される。通常、ロックレバーは、ハンドル18の操作に連動して回転するロック部材の突出部に係合している。これにより、ハンドル18の回動が規制されて操作不能となり、宅配ボックス10は施錠状態すなわちロック状態になっている。
この状態で、ロック用モータによってロックレバーが回動され、ハンドル18の操作に連動して回転するロック部材の突出部と係合しない位置にロックレバーが回動すると、ロック機構40はアンロック状態となる。これにより、ハンドル18が操作可能となり、宅配ボックス10は解錠状態すなわちアンロック状態となる。
なお、ロック機構40は、ロック状態であることを検知するロックセンサを備えてもよい。ロックセンサは、例えば、ロックレバーの回動位置を検知するマイクロスイッチによって好適に構成される。
再び図2を参照すると、電気錠14は、テンキー入力部64を更に備える。本実施形態の電気錠14において、テンキー入力部64は、錠本体部16の前面のうち右側部分に配置されている。テンキー入力部64は、荷受人のスマートフォンRPに届いた例えばパスワード等の解錠用番号の入力を受け付ける機能を有する。
テンキー入力部64は、「1」~「9」及び「0」の10個の数字キーを含むのに加えて、取消キー65及びエンターキー66を含む。また、テンキー入力部64の上部には点灯部67が設けられているのが好ましい。点灯部67の光源には、LED(Light Emitting Diode)が好適に用いられる。点灯部67は、電気錠14が解錠されたときに点灯されることで、配送人及び荷受人を含むユーザに電気錠14がアンロック状態にあることを報知する機能を有する。
図3に示すように、電気錠14の錠本体部16の後面には、制御部収納部15が設けられている。制御部収納部15の後側開口部は、蓋部材19によって閉じられている。これにより、扉12の内側から制御部収納部15内への浸水が防止される。蓋部材19の内面には、防水効果を高めるためにパッキン部材を設けることが好ましい。
制御部収納部15は、電気錠14の錠本体部16において前面側のテンキー入力部64と前後方向に揃った位置に設けられている。これにより、制御部収納部15内に配置される制御部や電源部とテンキー入力部64との間の配線が容易になる。また、ロック機構40に含まれるロック用モータもまた、ロック機構40において制御部収納部15に近い端部側に配置されている。これにより、制御部収納部15内に配置される制御部や電源部とロック用モータとの間の配線が容易になる。
図6は、宅配ボックス10の電気錠14の機能ブロック図である。図6に示すように、電気錠14は、上述したようにロック用モータ、開閉センサ60及びテンキー入力部64を備えるのに加えて、電源部70、通信部72、制御部74、及び記憶部76を更に備える。通信部72、制御部74及び記憶部76は、制御基板78に実装された状態で制御部収納部15内に収納されてもよい。
本実施形態の電気錠14において電源部70は、制御部収納部15内に収納されている。電源部70は、上述した各部60,64,72,74などに動作用電力を供給する。電源部70は、例えば1本又は複数本の電池によって好適に構成される。このように電源部70を電池によって構成することで、宅配ボックスシステム1を電気配線工事なしで設置することができるので、施工性が良好となり設置コストを低減できる。
通信部72は、配送人及び荷受人のスマートフォンDP,RPから送信される解除信号を近距離無線により受信する機能を有する。通信部72は、スマートフォンDP,RPとの間で、例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信などの近距離無線通信を行う。より詳しくは、通信部72は、スマートフォンDP,RPとの間でのみ近距離無線通信を行い、それ以外の外部との通信を行わないことが好ましい。これにより、通信に必要な電力消費を抑制でき、電池からなる電源部70の長寿命化を図れる。
制御部74は、通信部72又はテンキー入力部64によって受け付けた解錠信号または解錠用番号が認証されたときロック用モータを駆動してロック機構40をアンロック状態とする機能を有する。制御部74は、例えばマイクロプロセッサ等によって好適に構成される。
また、制御部74は、開閉センサ60及びロックセンサの各検知結果を、通信部72から、配送人D又は荷受人RのスマートフォンDP,RPを介して外部に送信する機能する。この通信もまた、例えばBLE通信などの近距離無線通信によって行われる。スマートフォンDP,RPに送信された開閉センサ60及びロックセンサの各検知結果は、スマートフォンDP,RPから公衆回線等を介してクラウドC(例えば、管理者のサーバ等)に送信される。
記憶部76は、宅配ボックス10への荷物の納品や宅配ボックス10からの荷物の受取りの際に行われるセキュリティ認証に必要なプログラムやデータを記憶する機能を有する。記憶部76は、例えば、宅配ボックス10の使用履歴(例えば、扉12の開閉日時、電気錠14の解錠日時等)を記憶してもよい。
次に、図7~図9を参照して、本実施形態に係る宅配ボックス用電気錠の防水構造について説明する。図7は、電気錠14を扉12に取り付ける2つの取付ブラケット44を分解した状態で示す後側斜視図である。図8は、図7におけるA部拡大図である。図9は、扉12の開口周縁部と電気錠14のフランジ部とに挟まれて弾性防水パッキンが潰れた状態で配置されている様子を示す断面図である。
図7に示すように、電気錠14は、2つの取付ブラケット44によって宅配ボックス10の扉12に取り付けられる。取付ブラケット44は、例えば、金属板をL字状に折り曲げ加工した長尺状の部材であり、左右方向の両端には貫通孔を有する取付部45が上下方向及び左右方向に沿う向きにそれぞれ折り曲げ形成されている。
電気錠14の錠本体部16は、前方から見た正面視で横長の長方形状をなしている。錠本体部16の後面には、上述したように、ラッチ20をガイドするガイド部22、管理用シリンダー錠30の後側を覆う後カバー36、ロック機構40を覆うケース42、及び、制御部収納部15などが後方に突出して設けられている。錠本体部16は、これらの構成部材22,36,42,15に対して上下方向及び左右方向の外側に張り出したフランジ部50を有している。
フランジ部50は、図9に示すように、電気錠14が扉12に形成された矩形状の開口部13に固定されるとき、開口部13の前面側の周縁部に押圧されて取り付けられる部分である。図7に示すように、フランジ部50は、前方から見た正面視で略長方形状の外形を有する。また、フランジ部50は、一対の長辺部分(すなわち上辺部分と下辺部分)と、一対の短辺部分(すなわち右辺部分と左辺部分)とを有する。
フランジ部50の後面には、弾性防水パッキン54がフランジ部50の外周縁部の全周に亘って設けられている。弾性防水パッキン54は、扉12の開口部13の周縁部とフランジ部50との間で挟み付けられることによって、扉12の前面側から電気錠14の内部に水が浸入するのを防止する機能を有する。
弾性防水パッキン54は、例えば、スポンジゴム等によって好適に構成される。弾性防水パッキン54は、フランジ部50の外周縁部より内側の位置で当該外周縁部に沿って形成された凹溝56内に例えば接着等で固定された状態で設けられている。弾性防水パッキン54の後面は、フランジ部50の後面よりも後方に突出した位置にある。
図7に示すように、フランジ部50の4つのコーナー部には、雌ネジ部53(図8参照)が形成されたボス部52が後方に突出してそれぞれ形成されている。これらのボス部52の雌ネジ部53に、取付ブラケット44の取付部45の貫通孔に後方から挿入したネジ46を締め付けることによって、電気錠14が扉12に取り付けられる。このとき、弾性防水パッキン54は、扉12の開口部13の周縁部とフランジ部50との間に挟み付けられて押し潰された状態となる。
図8には、取付ブラケット44によって電気錠14が扉12に取り付けられた状態でのフランジ部50及び弾性防水パッキン54の様子が示されている。図8に示すように、フランジ部50には、弾性防水パッキン54とフランジ部50の外周縁部との間において弾性防水パッキン54の側面の一部を露出させる段差部58が形成されている。本実施形態では、段差部58は、フランジ部50において一対の長辺部分と一方の短辺部分である左辺部分とに形成されており、他方の短辺部分である右辺部分には形成されていない。これは、錠本体部16の右側部分には制御部収納部15が一体に形成されているため、フランジ部50において制御部収納部15に隣接している右辺部分の剛性が左辺部分よりも大きい。そのため、取付ブラケット44を用いて電気錠14を固定したときに撓みにくく、右辺部分での弾性防水パッキン54の防水性能の低下が生じにくいからである。ただし、上記の構成に限定されるものではなく、フランジ部50の右辺部分にも段差部を形成してもよい。
段差部58は、弾性防水パッキン54に隣接する外周縁部の厚みがフランジ部50の他の部分よりも薄くなっていることによって形成される。換言すれば、フランジ部50のコーナー部において弾性防水パッキン54に隣接する部分が略L字状の突部59として形成されている。このように段差部58が形成されていることで、弾性防水パッキン54の側面の一部が露出した状態となっている。
図10は、宅配ボックス10の扉12に取り付けられた電気錠14を上方から見た状態で示す図である。2つの取付ブラケット44を用いて電気錠14を扉12に固定したとき、図9に示すように、弾性防水パッキン54は、扉12の開口部13の周縁部とフランジ部50との間に挟まれて押し潰された状態になる。そうすると、図10中に二点鎖線で示すように、フランジ部50の一対の長辺部分では弾性防水パッキン54の圧縮による反発力によって撓みが生じることがある。このことは、フランジ部50の左辺部分においても同様であるが、この傾向は長辺部分の方が大きい。このような撓みが生じると、フランジ部50の一対の長辺部分および左辺部分の特に中央領域において弾性防水パッキン54による防水性能が低下する。
これに対し、本実施形態の電気錠14では、フランジ部50の一対の長辺部分および左辺部分に、弾性防水パッキン54に隣接して段差部58が形成されている。そのため、図9に示すように、圧縮変形して潰れた弾性防水パッキン54の一部が段差部58に逃げることができ、その結果、一対の長辺部分および左辺部分において弾性防水パッキン54の圧縮変形による反発力を抑えることができる。これにより、図10に示すように、フランジ部50を撓ませることなく電気錠14を扉12に取り付けることができ、弾性防水パッキン54による防水性能を良好に発揮することができる。
上述したように本実施形態は、宅配ボックス10の扉12の開口部13に取り付けられる電気錠14の防水構造であって、開口部13の周縁部に押圧されて取り付けられるフランジ部50と、フランジ部50の外周縁部より内側の位置で外周縁部に沿って形成された凹溝56に設けられ、開口部13の周縁部とフランジ部50との間で挟み付けられる弾性防水パッキン54とを備える。フランジ部50には、弾性防水パッキン54とフランジ部50の外周縁部との間において弾性防水パッキン54の側面の一部を露出させる段差部58が形成されている。この構成によれば、宅配ボックス10の扉12の開口部13に取り付けられる電気錠14に対して扉12の表側から水が浸入するのを確実に防止できる。
本実施形態の宅配ボックス用電気錠の防水構造では、フランジ部50は正面視で略長方形状の外形をなし、弾性防水パッキン54はフランジ部50の外周縁部全周に設けられており、段差部58はフランジ部の外周縁部のうち少なくとも一対の長辺部分に形成されている。これにより、フランジ部50における一対の長辺部分の防水性能を良好なものにできる。
また、本実施形態の宅配ボックス用電気錠の防水構造では、フランジ部50の外周縁部に含まれる一対の短辺部分のうち、電気錠14においてフランジ部50と一体形成されている筐体状の制御部収納部15から離れて位置する一方の短辺部分(すなわち左辺部分)には段差部は形成されており、制御部収納部15の近くに位置する他方の短辺部分(すなわち右辺部分)には段差部58が形成されていない。この構成によれば、フランジ部50における左辺部分の防水性能を良好なものにできる。
さらに、本実施形態の宅配ボックス用電気錠の防水構造では、フランジ部50は正面視で略長方形状の外形をなすとともに4つのコーナー部に後方へ突出する雌ネジ付きボス部52を有しており、扉12の後面側からボス部52にネジ46を締め付けて固定される取付ブラケット44とフランジ部50との間に扉12の開口部13の周縁部を挟み込むことによって電気錠14が扉12に固定される。この構成によれば、扉12の開口部13に対する電気錠14を容易かつ強固に取り付けることができる。
なお、本開示は上述した実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において種々の変更や改良が可能であることはもちろんである。
1 宅配ボックスシステム、10 宅配ボックス、11 ボックス開口部、12 扉、13 (電気錠取付用)開口部、14 電気錠、15 制御部収納部、16 錠本体部、17 凹部、18 ハンドル、19 蓋部材、20 ラッチ、21 傾斜面、22 ガイド部、23 ベース部、24 プレート、26 切欠部、27 緊急脱出用レバー、28 マグネット、30 管理用シリンダー錠、32 前カバー、34 凹条、36 後カバー、40 ロック機構、42 ケース、44 取付ブラケット、45 取付部、46 ネジ、50 フランジ部、52 ボス部、53 雌ネジ部、54 弾性防水パッキン、56 凹溝、58 段差部、59 突部、60 開閉センサ、64 テンキー入力部、65 取消キー、66 エンターキー、67 点灯部、70 電源部、72 通信部、74 制御部、76 記憶部、78 制御基板、C クラウド、D 配送人、DP,RP スマートフォン、N 荷物、R 荷受人。

Claims (4)

  1. 宅配ボックスの扉の開口部に取り付けられる電気錠の防水構造であって、
    前記開口部の周縁部に押圧されて取り付けられるフランジ部と、
    前記フランジ部の外周縁部より内側の位置で前記外周縁部に沿って形成された凹溝に設けられ、前記開口部の周縁部と前記フランジ部との間で挟み付けられる弾性防水パッキンと、を備え、
    前記フランジ部には、前記弾性防水パッキンと前記外周縁部との間において前記弾性防水パッキンの側面の一部を露出させる段差部が形成されている、
    宅配ボックス用電気錠の防水構造。
  2. 前記フランジ部は正面視で略長方形状の外形をなし、前記弾性防水パッキンは前記フランジ部の外周縁部全周に設けられており、前記段差部は前記フランジ部の外周縁部のうち少なくとも一対の長辺部分に形成されている、請求項1に記載の宅配ボックス用電気錠の防水構造。
  3. 前記フランジ部の外周縁部に含まれる一対の短辺部分のうち、前記電気錠において前記フランジ部と一体形成されている筐体状の制御部収納部から離れて位置する一方の短辺部分には前記段差部は形成されており、前記制御部収納部の近くに位置する他方の短辺部分には前記段差部が形成されていない、請求項2に記載の宅配ボックス用電気錠の防水構造。
  4. 前記フランジ部は正面視で略長方形状の外形をなすとともに4つのコーナー部に後方へ突出する雌ネジ付きボス部を有しており、前記扉の後面側から前記ボス部にネジを締め付けて固定される取付ブラケットと前記フランジ部との間に前記扉の開口部の周縁部を挟み込むことによって前記電気錠が前記扉に固定される、請求項1~3のいずれか一項に記載の宅配ボックス用電気錠の防水構造。
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