JP7106292B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7106292B2
JP7106292B2 JP2018033852A JP2018033852A JP7106292B2 JP 7106292 B2 JP7106292 B2 JP 7106292B2 JP 2018033852 A JP2018033852 A JP 2018033852A JP 2018033852 A JP2018033852 A JP 2018033852A JP 7106292 B2 JP7106292 B2 JP 7106292B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
region
interest
subject
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018033852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019146789A (ja
Inventor
健輔 篠田
聡 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Canon Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Medical Systems Corp filed Critical Canon Medical Systems Corp
Priority to JP2018033852A priority Critical patent/JP7106292B2/ja
Publication of JP2019146789A publication Critical patent/JP2019146789A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7106292B2 publication Critical patent/JP7106292B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置に関する。
従来、磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:MRI)装置において、被検体の撮像を行う際に、先に撮像済みの同じ被検体の画像を位置決め画像として用いて、撮像する関心領域の位置決めを行う技術が知られている。
特開2009-207677号公報 特開2007-000629号公報
本発明が解決しようとする課題は、関心領域の位置決めを確認するために参照される参照画像をより適切に表示することである。
実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置は、位置決め部と、表示制御部と、撮像制御部とを備える。前記位置決め部は、表示部に表示された被検体の位置決め画像上で関心領域の位置決めを行う。前記表示制御部は、前記被検体に関する入力画像に基づいて、前記関心領域の位置に対応する参照画像を生成して前記表示部に表示する。前記撮像制御部は、前記関心領域の位置決めが完了した後に、前記被検体における前記関心領域の位置に対応する画像を撮像する。前記表示制御部は、前記関心領域の位置決めが完了した後に行われる撮像の目的に応じて、前記被検体に関する少なくとも一つの画像の中から前記入力画像を選択する。
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置の構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係るMRI装置によって行われる処理の処理手順を示すフローチャートである。 図3は、第1の実施形態に係るMRI装置によって表示される各種画像の表示例を示す図である。 図4は、第2の実施形態に係るMRI装置によって行われる画像の位置合わせの一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、MRI装置の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置の構成例を示す図である。
例えば、図1に示すように、本実施形態に係るMRI装置100は、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、傾斜磁場電源3、全身(Whole Body:WB)コイル4、送信回路5、局所コイル6、受信回路7、RFシールド8、架台9、寝台10、インタフェース11、ディスプレイ12、記憶回路13、及び、処理回路14~17を備える。
静磁場磁石1は、被検体Sを撮像する撮像空間に静磁場を発生させる。具体的には、静磁場磁石1は、中空の略円筒状(円筒の中心軸に直交する断面の形状が楕円状となるものを含む)に形成されており、円筒内に配置された撮像空間に静磁場を発生させる。例えば、静磁場磁石1は、略円筒状に形成された冷却容器と、当該冷却容器内に充填された冷却材(例えば、液体ヘリウム等)に浸漬された超伝導磁石等の磁石とを有する。ここで、例えば、静磁場磁石1は、永久磁石を用いて静磁場を発生させるものであってもよい。
傾斜磁場コイル2は、静磁場磁石1の内側に配置されており、被検体Sを撮像する撮像空間に複数の軸方向に沿って傾斜磁場を発生させる。具体的には、傾斜磁場コイル2は、中空の略円筒状(円筒の中心軸に直交する断面の形状が楕円状となるものを含む)に形成されており、円筒内に配置された撮像空間に、互いに直交するX軸、Y軸、及びZ軸の各軸方向に沿った傾斜磁場を発生させる。ここで、X軸、Y軸、及びZ軸は、MRI装置100に固有の装置座標系を構成する。例えば、Z軸は、傾斜磁場コイル2の円筒の軸に一致し、静磁場磁石1によって発生する静磁場の磁束に沿って設定される。また、X軸は、Z軸に直交する水平方向に沿って設定され、Y軸は、Z軸に直交する鉛直方向に沿って設定される。なお、傾斜磁場コイル2の構成については、後に詳細に説明する。
傾斜磁場電源3は、傾斜磁場コイル2に電流を供給することで、傾斜磁場コイル2の内側の空間に、X軸、Y軸、及びZ軸の各軸方向に沿った傾斜磁場を発生させる。なお、X軸方向に沿った傾斜磁場を発生させるための電流の経路はXチャンネルとも呼ばれ、Y軸方向に沿った傾斜磁場を発生させるための電流の経路はYチャンネルとも呼ばれ、Z軸方向に沿った傾斜磁場を発生させるための電流の経路はZチャンネルとも呼ばれる。
このように、傾斜磁場電源3がX軸、Y軸、及びZ軸の各軸方向に沿った傾斜磁場を発生させることで、リードアウト方向、位相エンコード方向、及びスライス方向それぞれに沿った傾斜磁場を発生させることができる。リードアウト方向、位相エンコード方向、及びスライス方向それぞれに沿った軸は、撮像の対象となるスライス領域又はボリューム領域を規定するための論理座標系を構成する。なお、以下では、リードアウト方向に沿った傾斜磁場をリードアウト傾斜磁場と呼び、位相エンコード方向に沿った傾斜磁場を位相エンコード傾斜磁場と呼び、スライス方向に沿った傾斜磁場をスライス傾斜磁場と呼ぶ。
そして、各傾斜磁場は、静磁場磁石1によって発生する静磁場に重畳され、被検体Sから発生する磁気共鳴(Magnetic Resonance:MR)信号に空間的な位置情報を付与する。具体的には、リードアウト傾斜磁場は、リードアウト方向の位置に応じてMR信号の周波数を変化させることで、MR信号にリードアウト方向に沿った位置情報を付与する。また、位相エンコード傾斜磁場は、位相エンコード方向に沿ってMR信号の位相を変化させることで、MR信号に位相エンコード方向の位置情報を付与する。また、スライス傾斜磁場は、MR信号にスライス方向に沿った位置情報を付与する。例えば、スライス傾斜磁場は、撮像領域がスライス領域の場合には、スライス領域の方向、厚さ、枚数を決めるために用いられ、撮像領域がボリューム領域である場合には、スライス方向の位置に応じてMR信号の位相を変化させるために用いられる。
WBコイル4は、傾斜磁場コイル2の内側に配置されており、被検体Sを撮像する撮像空間にRF磁場を印加する送信コイルの機能と、当該RF磁場の影響によって被検体Sから発生するMR信号を受信する受信コイルの機能とを有するRFコイルである。具体的には、WBコイル4は、中空の略円筒状(円筒の中心軸に直交する断面の形状が楕円状となるものを含む)に形成されており、送信回路5から供給されるRFパルス信号に基づいて、円筒内に配置された撮像空間にRF磁場を印加する。また、WBコイル4は、RF磁場の影響によって被検体Sから発生するMR信号を受信し、受信したMR信号を受信回路7へ出力する。
送信回路5は、ラーモア周波数に対応するRF波信号をWBコイル4に出力する。具体的には、送信回路5は、発振器、位相選択器、周波数変換器、振幅変調器、及び、RFアンプを備える。発振器は、静磁場中に置かれた対象原子核に固有の共鳴周波数(ラーモア周波数)のRF波(高周波)信号を発生する。位相選択器は、当該RF波信号の位相を選択する。周波数変換器は、位相選択器から出力されたRF波信号の周波数を変換する。振幅変調器は、周波数変換器から出力されたRF波信号の振幅を例えばsinc関数の波形で変調することでRFパルス信号を生成する。RFアンプは、振幅変調器から出力されるRFパルス信号を電力増幅してWBコイル4に出力する。
局所コイル6は、被検体Sから発生するMR信号を受信する受信コイルの機能を有するRFコイルである。具体的には、局所コイル6は、WBコイル4の内側に配置された被検体Sに装着され、WBコイル4によって印加されるRF磁場の影響によって被検体Sから発生するMR信号を受信し、受信したMR信号を受信回路7へ出力する。例えば、局所コイル6は、撮像対象の部位ごとに用意された受信コイルであり、頭部用の受信コイルや、頚部用の受信コイル、肩用の受信コイル、胸部用の受信コイル、腹部用の受信コイル、下肢用の受信コイル、脊椎用の受信コイル等である。なお、局所コイル6は、被検体SにRF磁場を印加する送信コイルの機能をさらに有していてもよい。その場合には、局所コイル6は、送信回路5に接続され、送信回路5から供給されるRFパルス信号に基づいて、被検体SにRF磁場を印加する。
受信回路7は、WBコイル4又は局所コイル6から出力されるMR信号に基づいてMR信号データを生成し、生成したMR信号データを処理回路15に出力する。例えば、受信回路7は、選択器、前段増幅器、位相検波器、及び、A/D(Analog/Digital)変換器を備える。選択器は、WBコイル4又は局所コイル6から出力されるMR信号を選択的に入力する。前段増幅器は、選択器から出力されるMR信号を電力増幅する。位相検波器は、前段増幅器から出力されるMR信号の位相を検波する。A/D変換器は、位相検波器から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換することでMR信号データを生成し、生成したMR信号データを処理回路15に出力する。
RFシールド8は、傾斜磁場コイル2とWBコイル4との間に配置されており、WBコイル4によって発生するRF磁場から傾斜磁場コイル2を遮蔽する。具体的には、RFシールド8は、中空の略円筒状(円筒の中心軸に直交する断面の形状が楕円状となるものを含む)に形成されており、傾斜磁場コイル2の内周側の空間に、WBコイル4の外周面を覆うように配置されている。
架台9は、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、WBコイル4及びRFシールド8を収容している。具体的には、架台9は、略円筒状に形成された中空のボアBを有しており、ボアBを囲むように静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、WBコイル4及びRFシールド8を配置した状態で、それぞれを収容している。ここで、架台9が有するボアBの内側の空間が、被検体Sの撮像が行われる際に被検体Sが配置される撮像空間となる。
なお、ここでは、MRI装置100が、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2及びWBコイル4がそれぞれ略円筒状に形成された、いわゆるトンネル型の構成を有する場合の例を説明するが、実施形態はこれに限られない。例えば、MRI装置100は、被検体Sが配置される撮像空間を挟んで対向するように一対の静磁場磁石、一対の傾斜磁場コイル及び一対のRFコイルを配置した、いわゆるオープン型の構成を有していてもよい。
寝台10は、被検体Sが載置される天板10aを備え、被検体Sの撮像が行われる際に、架台9におけるボアBの内側へ天板10aを挿入する。例えば、寝台10は、長手方向が静磁場磁石1の中心軸と平行になるように設置されている。
インタフェース11は、操作者から各種指示及び各種情報の入力操作を受け付ける。具体的には、インタフェース11は、処理回路17に接続されており、操作者から受け付けた入力操作を電気信号へ変換して処理回路17に出力する。例えば、インタフェース11は、撮像条件や関心領域(Region Of Interest:ROI)の設定等を行うためのトラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、及び音声入力回路等によって実現される。なお、本明細書において、インタフェース11は、マウス、キーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を制御回路へ出力する電気信号の処理回路もインタフェース11の例に含まれる。なお、インタフェース11は、入力部の実現手段の一例である。
ディスプレイ12は、各種情報及び各種画像を表示する。具体的には、ディスプレイ12は、処理回路17に接続されており、処理回路17から送られる各種情報及び各種画像のデータを表示用の電気信号に変換して出力する。例えば、ディスプレイ12は、液晶モニタやCRT(Cathode Ray Tube)モニタ、タッチパネル等によって実現される。なお、ディスプレイ12は、表示部の実現手段の一例である。
記憶回路13は、各種データを記憶する。具体的には、記憶回路13は、MR信号データや画像データを記憶する。例えば、記憶回路13は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子やハードディスク、光ディスク等によって実現される。なお、記憶回路13は、記憶部の実現手段の一例である。
処理回路14は、寝台制御機能14aを有する。寝台制御機能14aは、寝台10に接続され、制御用の電気信号を寝台10へ出力することで、寝台10の動作を制御する。例えば、寝台制御機能14aは、インタフェース11を介して、天板10aを長手方向、上下方向又は左右方向へ移動させる指示を操作者から受け付け、受け付けた指示に従って天板10aを移動するように、寝台10が有する天板10aの駆動機構を動作させる。
処理回路15は、データ収集機能15aを有する。データ収集機能15aは、傾斜磁場電源3、送信回路5及び受信回路7を駆動することで、被検体SのMR信号データを収集する。
具体的には、データ収集機能15aは、処理回路17から出力されるシーケンス実行データに基づいて各種のパルスシーケンスを実行することで、MR信号データを収集する。ここで、シーケンス実行データは、MR信号データを収集するための手順を示すパルスシーケンスを定義した情報である。具体的には、シーケンス実行データは、傾斜磁場電源3が傾斜磁場コイル2に電流を供給するタイミング及び供給する電流の強さ、送信回路5がWBコイル4に供給するRFパルス信号の強さや供給タイミング、受信回路7がMR信号を検出する検出タイミング等を定義した情報である。
そして、データ収集機能15aは、各種パルスシーケンスを実行した結果として、受信回路7からMR信号データを受信し、受信したMR信号データを記憶回路13に記憶させる。なお、データ収集機能15aによって受信されたMR信号データの集合は、前述したリードアウト傾斜磁場、位相エンコード傾斜磁場、及びスライス傾斜磁場によって付与された位置情報に応じて2次元又は3次元に配列されることで、k空間を構成するデータとして記憶回路13に記憶される。
処理回路16は、画像生成機能16aを有する。画像生成機能16aは、記憶回路13に記憶されたMR信号データに基づいて画像を生成する。具体的には、画像生成機能16aは、データ収集機能15aによって記憶回路13に記憶されたMR信号データを読み出し、読み出したMR信号データに後処理、即ち、フーリエ変換等の再構成処理を施すことで画像を生成する。また、画像生成機能16aは、生成した画像の画像データを記憶回路13に記憶させる。
処理回路17は、インタフェース11によって受け付けられた入力操作に基づいて、MRI装置100が有する各構成要素を制御することで、MRI装置100の全体制御を行う。例えば、処理回路17は、インタフェース11を介して操作者から撮像条件の入力を受け付ける。そして、処理回路17は、受け付けた撮像条件に基づいてシーケンス実行データを生成し、当該シーケンス実行データを処理回路15に送信することで、各種のパルスシーケンスを実行する。また、例えば、処理回路17は、操作者からの要求に応じて、記憶回路13から画像データを読み出してディスプレイ12に出力する。
また、処理回路17は、位置決め機能17aと、表示制御機能17bと、撮像制御機能17cとを有する。ここで、位置決め機能17aは、位置決め部の実現手段の一例である。また、表示制御機能17bは、表示制御部の実現手段の一例である。また、撮像制御機能17cは、撮像制御部の実現手段の一例である。なお、これらの機能については、後に詳細に説明する。
例えば、上述した処理回路14~17は、それぞれプロセッサによって実現される。この場合に、例えば、処理回路14~17それぞれが有する処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路13に記憶される。各処理回路は、記憶回路13から各プログラムを読み出して実行することで、各プログラムに対応する機能を実現する。換言すると、各プログラムを読み出した状態の各処理回路は、図1の各処理回路内に示された各機能を有することとなる。なお、ここでは、複数のプロセッサによって各処理機能が実現されるものとして説明したが、単一のプロセッサで処理回路を構成し、当該プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。また、各処理回路が有する処理機能は、単一又は複数の処理回路に適宜に分散又は統合されて実現されてもよい。また、ここでは、単一の記憶回路13が各処理機能に対応するプログラムを記憶するものとして説明したが、複数の記憶回路を分散して配置して、処理回路が個別の記憶回路から対応するプログラムを読み出す構成としても構わない。
以上、本実施形態に係るMRI装置100の全体構成について説明した。このような構成のもと、本実施形態に係るMRI装置100は、撮像する断面が所望の断面となっているか否かを撮像実施前に確認するための機能を有する。
具体的には、位置決め機能17aが、ディスプレイ12に表示された被検体の位置決め画像上で関心領域の位置決めを行う。また、表示制御機能17bが、被検体に関する入力画像に基づいて、関心領域の位置に対応する参照画像を生成してディスプレイ12に表示する。そして、撮像制御機能17cが、関心領域の位置決めが完了した後に、被検体における関心領域の位置に対応する画像を撮像する。
このような機能では、関心領域の位置決めを確認するために参照される参照画像をより適切に表示することが求められる。例えば、参照画像を表示する際に、解剖が認識できる画質を確保することや、正確な位置情報を確保すること等が求められる。
このことから、本実施形態では、表示制御機能17bが、関心領域の位置決めが完了した後に行われる撮像の目的に応じて、被検体に関する少なくとも一つの画像の中から入力画像を選択するようにしている。なお、ここでいう撮像の目的には、撮像対象の部位や、撮像が行われる検査のフロー等が含まれる。
以下、上述したMRI装置100の機能について、詳細に説明する。
図2は、第1の実施形態に係るMRI装置100によって行われる処理の処理手順を示すフローチャートである。また、図3は、第1の実施形態に係るMRI装置100によって表示される各種画像の表示例を示す図である。
例えば、図2に示すように、本実施形態では、まず、位置決め機能17aが、インタフェース11によって受け付けられた操作者からの指示に応じて、ディスプレイ12に位置決め画像を表示する(ステップS101)。
具体的には、位置決め機能17aは、同じ検査で先に撮像済みの被検体の3次元画像データに基づいて位置決め画像を生成し、生成した位置決め画像をディスプレイ12に表示する。なお、ここでいう3次元画像データは、3Dシーケンスで収集されたボリュームデータであってもよいし、2Dシーケンスで収集されたマルチスライスデータであってもよい。
例えば、位置決め機能17aは、操作者によって指定された位置及び方向のMPR(Multi-Plane Reconstruction)画像やボリュームレンダリング画像を位置決め画像として生成して、ディスプレイ12に表示する。例えば、図3に示すように、位置決め機能17aは、位置決め画像として、同じ被検体に関するサジタル画像201及びアキシャル画像202を生成してディスプレイ12に表示する。
続いて、位置決め機能17aは、インタフェース11によって受け付けられた操作者からの指示に応じて、ディスプレイ12に表示された位置決め画像上で関心領域を設定する(ステップS102)。
例えば、図3に示すように、位置決め機能17aは、位置決め画像として表示されたサジタル画像201上で関心領域を設定し、設定した関心領域の位置を示す矩形状のグラフィック203を表示する。同様に、位置決め機能17aは、アキシャル画像202における対応する位置にも、関心領域を示す矩形状のグラフィック204を表示する。
その後、表示制御機能17bが、関心領域の位置決めが完了した後に行われる撮像の目的に応じて、被検体に関する少なくとも一つの画像の中から入力画像を選択する(ステップS104)。
具体的には、表示制御機能17bは、撮像の目的に応じて予め決められた優先順位に従って、入力画像を選択する。
例えば、表示制御機能17bは、同じ検査で先に撮像済みの被検体の3次元画像データを入力画像の候補としてディスプレイ12に表示する。このとき、表示制御機能17bは、撮像の目的に応じて予め決められた優先順位に従って、優先順位の高いものから順に3次元画像データを並べて表示する。なお、ここでいう3次元画像データは、3Dシーケンスで収集されたボリュームデータであってもよいし、2Dシーケンスで収集されたマルチスライスデータであってもよい。
例えば、図3に示すように、表示制御機能17bは、入力画像の候補として、同じ被検体の一つ以上の3次元画像データ205をディスプレイ12にサムネイル表示する。ここで、例えば、表示制御機能17bは、撮像の目的に応じて予め決められた優先順位に従って、優先順位の高いものから左から右へ順に3次元画像データ205を並べて表示する。
なお、このとき、表示制御機能17bは、同じ検査で先に撮像済みの被検体の3次元画像データを記憶回路13から読み出し、読み出した各入力画像に付帯されている付帯情報を参照して、各画像の優先順位を判別する。ここで、入力画像に付帯されている付帯情報には、例えば、入力画像を撮像した際に用いられた撮像条件(撮像パラメータ等)や撮像対象の部位等を示す情報が含まれている。
そして、表示制御機能17bは、表示した候補の中から操作者によって選択された画像を入力画像として選択する。または、表示制御機能17bは、同じ検査で先に撮像済みの被検体の3次元画像データの中から、優先順位が最も高い3次元画像を自動的に入力画像として選択してもよい。なお、ここで入力画像として選択される画像は、位置決め画像の生成に用いられた3次元画像データであってもよいし、別の3次元画像データであってもよい。
ここで、例えば、表示制御機能17bは、特定の部位の撮像が行われる場合には、当該特定の部位が最も明瞭に描出された画像を入力画像として選択する。
具体的な例として、例えば、表示制御機能17bは、ASL(Arterial Spin Labeling)法やTime-Slip(Time-Spatial Labeling Inversion Pulse)法、PS Flow(Phase Shift Flow)法等によって血流やCSF(Cerebrospinal Fluid:脳脊髄液)の撮像が行われる場合に、その前段で撮像されている画像の中から血流が強調されている画像を優先的に入力画像として選択する。この場合には、例えば、表示制御機能17bは、3D-TOF(Time Of Flight)画像>3D-UTE(Ultrashort Echo Time)-ASL画像>造影3D画像>2D-TOF画像の順で、より順位の高い画像を入力画像として選択する。
また、例えば、表示制御機能17bは、特定の断面方向で撮像が行われる場合には、当該特定の断面方向に解像度が最も高い画像を入力画像として選択する。
具体的な例として、例えば、表示制御機能17bは、アキシャル面のT2強調画像の撮像が行われる場合に、アキシャル方向に解像度が高い画像を優先的に入力画像として選択する。この場合には、例えば、表示制御機能17bは、3D画像>2D画像の順で、より順位の高い画像を入力画像として選択する。
また、例えば、表示制御機能17bは、動きのある被検体の撮像が行われる場合には、最も近い時点で撮像された当該被検体に関する画像を入力画像として選択する。
具体的な例として、例えば、表示制御機能17bは、胎児の撮像が行われる場合に、直近で撮像された同じ胎児の画像を優先的に入力画像として選択する。この場合には、例えば、表示制御機能17bは、より最近撮像した画像>より高解像度の画像の順で、より順位の高い画像を入力画像として選択する。
また、例えば、表示制御機能17bは、異なる種類の医用画像診断装置(モダリティとも呼ばれる)で撮像された同じ被検体の画像を入力画像として選択する。
具体的な例として、例えば、同じ被検体を撮像したMR(Magnetic Resonance)画像、CT(Computed Tomography)画像、US(UltraSound)画像、PET(Positron Emission Tomography)/SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)画像があった場合には、表示制御機能17bは、より解像度が高い画像が求められるときには、CT画像>MR画像>UL画像の順で、より順位の高い画像を入力画像として選択する。または、表示制御機能17bは、腫瘍等の病変の位置を把握することが求められる場合には、PET画像等の機能画像を優先的に入力画像として選択する。
なお、表示制御機能17bによって選択される入力画像の例は、上述したものに限られない。例えば、表示制御機能17bは、腫瘍の断面を確認することが求められる場合には、サブトラクション画像(差分画像)を入力画像として選択してもよい。また、例えば、表示制御機能17bは、WFS(Water Fat Separation)画像等の定量マップの3次元画像データ(ボリュームデータ又はマルチスライスデータ)を入力画像として選択してもよい。また、例えば、表示制御機能17bは、ダイナミック撮像やボリュームシネ撮像が行われる場合には、病変が描出された造影相の画像を入力画像として選択してもよい。また、例えば、表示制御機能17bは、Synthetic MRIやMR fingerprintingによって得られる画像のような、計算によって得られた画像を入力画像として選択してもよい。
このように、撮像の目的に応じて予め決められた優先順位に従って入力画像を適宜に選択することによって、参照画像を表示する際に、解剖が認識できる画質を確保することができるようになる。
また、例えば、表示制御機能17bは、撮像計画が歪補正画像を用いているか否かに応じて、入力画像を適宜に選択してもよい。
この場合には、表示制御機能17bは、撮像計画が歪補正画像を用いているか否かを判定する。そして、表示制御機能17bは、撮像計画が歪補正画像を用いて行われている場合には、傾斜磁場歪補償処理が適用された画像を入力画像として選択し、撮像計画が歪補正画像を用いて行われていない場合には、傾斜磁場歪補償処理が適用されていない画像を入力画像として選択する。ここで、例えば、傾斜磁場歪補償処理は、3D-GDC(3 Dimension Gradient Distortion Correction:3次元傾斜磁場歪補償処理)等である。
一般的に、撮像計画が実施される際に、位置情報を確保するためには、検査の全体を通して、一貫して歪補正画像を用いるか、又は、一貫して歪補正画像を用いないのが望ましい。そのため、撮像計画が歪補正画像を用いて行われているか否かに応じて、傾斜磁場歪補償処理が適用された画像又は適用されていない画像を入力画像として適宜に選択することによって、参照画像を表示する際に、正確な位置情報を確保することができるようになる。
こうして、入力画像を選択した後に、表示制御機能17bは、入力画像に基づいて、位置決め画像上で位置決めされた関心領域の位置に対応する参照画像を生成して(ステップS104)、ディスプレイ12に表示する(ステップS105)。
例えば、図3に示すように、表示制御機能17bは、参照画像として、位置決め画像上で位置決めされた関心領域の位置に対応するMIP画像206を生成してディスプレイ12に表示する。なお、例えば、表示制御機能17bは、参照画像として、MPR(Maximum Intensity Projection)画像やSVR(Shaded Volume Rendering)画像を生成してもよい。
その後、位置決め機能17a及び表示制御機能17bは、インタフェース11を介して、関心領域を変更する操作を操作者から受け付ける(ステップS106)。
例えば、図3に示す例において、位置決め機能17aは、関心領域を変更する操作として、サジタル画像201上に表示された矩形状のグラフィック203、又は、アキシャル画像202上に表示された矩形状のグラフィック204の位置及び大きさを変更する操作を受け付ける。一方、例えば、表示制御機能17bは、関心領域を変更する操作として、ディスプレイ12に表示されたスライダ207上でカーソル208を移動させることによって、参照画像を拡大表示又は縮小表示する操作を受け付ける。ここで、例えば、ディスプレイ12上で参照画像が表示される表示領域の大きさは固定であることとし、参照画像が拡大表示された場合には、相対的に関心領域の大きさが小さくなり、参照画像が縮小表示された場合には、相対的に関心領域が大きくなるものとする。
そして、位置決め機能17a及び表示制御機能17bは、いずれか一方が関心領域を変更する操作を受け付けた場合には(ステップS106,Yes)、その変更に対応するように、他方も連動して関心領域を変更する。すなわち、位置決め機能17a及び表示制御機能17bのいずれか一方が関心領域を変更する操作を受け付けた場合には、位置決め機能17aは、変更後の関心領域を示すように、サジタル画像201上に表示された矩形状のグラフィック203、及び、アキシャル画像202上に表示された矩形状のグラフィック204の位置及び大きさを変更し、表示制御機能17bは、変更後の関心領域に対応するように、拡大又は縮小した参照画像を生成して(ステップS104)、ディスプレイ12に表示する(ステップS105)。
ここで、位置決め機能17a及び表示制御機能17bがいずれも関心領域を変更する操作を受け付けなかった場合に(ステップS106,No)、表示制御機能17bは、インタフェース11を介して、入力画像を変更する操作を操作者から受け付ける(ステップS107)。
例えば、図3に示す例において、表示制御機能17bは、ディスプレイ12にサムネイル表示された3次元画像データ205の中から別の画像を入力画像として選択する操作を操作者から受け付ける。
そして、表示制御機能17bは、入力画像を変更する操作を受け付けた場合には(ステップS107,Yes)、変更後の入力画像に基づいて、参照画像を新たに生成して(ステップS104)、ディスプレイ12に表示する(ステップS105)。
一方、位置決め機能17a及び表示制御機能17bがいずれも関心領域を変更する操作を受け付けず(ステップS106,No)、かつ、表示制御機能17bが入力画像を変更する操作を受け付けなかった場合に(ステップS107,No)、位置決め機能17aは、インタフェース11を介して、位置決め画像を変更する操作を操作者から受け付ける(ステップS108)。
そして、位置決め機能17aは、位置決め画像を変更する操作を受け付けた場合には(ステップS108,Yes)、新たな位置決め画像をディスプレイ12に表示する(ステップS101)。
例えば、位置決め機能17aは、操作者からの指示に応じて、同じ検査で先に撮像済みの被検体の3次元画像データに基づいて、新たな位置決め画像を生成してディスプレイ12に表示する。または、例えば、位置決め機能17aは、その時点で表示されている参照画像を、新たな位置決め画像としてディスプレイ12に表示する。
その後、撮像制御機能17cが、インタフェース11を介して、関心領域の位置決めが完了した旨の指示を操作者から受け付けるまでの間は、上述した処理が同様に行われる。そして、撮像制御機能17cが、関心領域の位置決めが完了した旨の指示を操作者から受け付けた場合には(ステップS109,Yes)、その時点で設定されている関心領域の位置に対応する画像の撮像を実行する(ステップS110)。
具体的には、撮像制御機能17cは、関心領域の位置に対応するMR信号データを収集するためのシーケンス実行データを生成して処理回路15に送信することで、処理回路15のデータ収集機能15aにパルスシーケンスを実行させる。また、撮像制御機能17cは、処理回路15のデータ収集機能15aによって収集されたデータに基づいて、処理回路16の画像生成機能16aに画像を生成させることで、関心領域の位置に対応する画像を撮像する。
なお、上述したステップのうち、ステップS101、S102、S106及びS108は、例えば、処理回路17が位置決め機能17aに対応する所定のプログラムを記憶回路13から読み出して実行することにより実現される。また、ステップS103~S107は、例えば、処理回路17が表示制御機能17bに対応する所定のプログラムを記憶回路13から読み出して実行することにより実現される。また、ステップS109及びS110は、例えば、処理回路17が撮像制御機能17cに対応する所定のプログラムを記憶回路13から読み出して実行することにより実現される。
上述したように、第1の実施形態では、表示制御機能17bが、関心領域の位置決めが完了した後に行われる撮像の目的に応じて入力画像を選択することによって、関心領域の位置決めを確認するために参照される参照画像をより適切に表示することができる。例えば、参照画像を表示する際に、解剖が認識できる画質を確保することや、正確な位置情報を確保することができる。
そして、このように参照画像を適切に表示することによって、MRI装置100により得られる検査画像の臨床価値の低下を回避することが可能になる。また、不適切な参照画像で撮像断面を確認した場合に生じ得る誤判断を回避することが可能になる。また、誤判断等があった場合の撮像のやり直しによる検査時間の延長を回避することが可能になる。また、参照画像の生成に用いる入力画像の選択にかかる手間を省くことが可能になる。
なお、上述した実施形態では、画像の優先順位が撮像の目的に応じて予め決められていることとしたが、実施形態はこれに限られない。例えば、操作者によって実際に選択された入力画像の履歴に基づいて、優先順位を学習するようにしてもよい。
この場合には、例えば、撮像の目的ごとに優先順位を示す情報を記憶回路13に記憶しておき、表示制御機能17bが、操作者によって入力画像が選択されるごとに、その選択結果に応じて、記憶されている優先順位を更新する。または、表示制御機能17bが、操作者によって入力画像が選択されるごとに、入力画像として選択された画像を示す情報を記憶回路13に蓄積し、夜間バッチ等によって、記憶回路13に記憶されている優先順位を更新する。これにより、操作者によって実際に行われた選択の結果に応じて、入力画像とする画像の優先順位を最適化することができるようになる。
(第2の実施形態)
また、上述した第1の実施形態では、同じ検査で先に撮像済みの被検体の3次元画像データの中から入力画像を選択する場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、同じ被検体を撮像した過去の画像がある場合には、当該過去の画像から入力画像を選択してもよい。以下では、このような例を第2の実施形態として説明する。なお、第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明することとし、既に説明した構成要素と同じ役割を果たす構成要素については、同一の符号を付すこととして詳細な説明を省略する。
具体的には、本実施形態では、表示制御機能18bが、同じ検査で先に撮像済みの被検体の3次元画像データに加えて、同じ被検体を撮像した過去の画像も対象として、入力画像を選択する。
ここで、同じ被検体を撮像した過去の画像には、CT画像やUL画像、PET/SPECT画像のように、他の医用画像診断装置で撮像された画像が含まれていてもよい。例えば、CT画像やUL画像が先の検査で撮像されている場合には、それらの画像を入力画像として選択することによって、より高詳細な画像を用いて参照画像を生成できるようになる。また、例えば、PET/SPECT画像等の機能画像が先の検査で撮像されている場合には、その画像を入力画像として選択することによって、参照画像上で腫瘍や代謝の様子を把握できるようになる。
そして、このように、表示制御機能17bは、同じ被検体を撮像した過去の画像を入力画像として選択する場合には、当該入力画像を実施中の検査の中で先に撮像された画像に位置合わせして用いる。
このとき、例えば、表示制御機能17bは、公知のレジストレーション方法を用いて、実施中の検査の中で先に撮像された画像に過去の画像を位置合わせする。例えば、表示制御機能17bは、ランドマーク(Landmark)検出技術や、Atlas等の脳地図を用いたテンプレートマッチング、機械学習等によって各画像から解剖学的な特徴点を検出し、検出した特徴点を基準として、画像の位置合わせを行う。
図4は、第2の実施形態に係るMRI装置100によって行われる画像の位置合わせの一例を示す図である。
例えば、図4に示すように、表示制御機能17bは、同じ被検体に関する高詳細3D画像や機能画像等の過去画像301がある場合に、非剛体変形によって当該過去画像301を同じ検査で撮像済みの粗MR画像に位置合わせした過去画像303を生成する。そして、表示制御機能17bは、位置合わせされた過去画像303を入力画像として選択する。
このように、第2の実施形態では、同じ被検体を撮像した過去の画像を入力画像として選択することによって、検査の目的に応じた、より適切な参照画像を提示することができるようになる。
なお、上述した各実施形態では、本明細書における位置決め部、表示制御部、及び撮像制御部を処理回路17の位置決め機能17a、表示制御機能17b、及び撮像制御機能17cによって実現する場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、本明細書における位置決め部、表示制御部及び撮像制御部は、実施形態で述べた位置決め機能17a、表示制御機能17b、及び撮像制御機能17cによって実現する他にも、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、又は、ハードウェアとソフトウェアとの混合によって同機能を実現するものであっても構わない。
また、上述した説明で用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。なお、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合には、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。また、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて一つのプロセッサとして構成され、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図1における複数の構成要素を一つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
ここで、プロセッサによって実行されるプログラムは、例えば、ROM(Read Only Memory)や記憶回路等に予め組み込まれて提供される。このプログラムは、これらの装置にインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD(Compact Disk)-ROM、FD(Flexible Disk)、CD-R(Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されて提供されてもよい。また、このプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードされることにより提供又は配布されてもよい。例えば、このプログラムは、上述した各機能部を含むモジュールで構成される。実際のハードウェアとしては、CPUが、ROM等の記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、各モジュールが主記憶装置上にロードされて、主記憶装置上に生成される。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、関心領域の位置決めを確認するために参照される参照画像をより適切に表示することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:MRI)装置
17 処理回路
17a 位置決め機能
17b 表示制御機能
17c 撮像制御機能

Claims (11)

  1. 表示部に表示された被検体の位置決め画像上で関心領域の位置決めを行う位置決め部と、
    前記被検体に関する入力画像に基づいて、前記関心領域の位置に対応する参照画像を生成して前記表示部に表示する表示制御部と、
    前記関心領域の位置決めが完了した後に、前記被検体における前記関心領域の位置に対応する画像を撮像する撮像制御部と
    を備え、
    前記表示制御部は、前記関心領域の位置決めが完了した後に行われる撮像の目的に応じて、前記撮像の目的に応じて予め決められた優先順位に従って、前記被検体に関する複数の画像の中から一つの画像を前記入力画像として選択する、
    磁気共鳴イメージング装置。
  2. 表示部に表示された被検体の位置決め画像上で関心領域の位置決めを行う位置決め部と、
    前記被検体に関する入力画像に基づいて、前記関心領域の位置に対応する参照画像を生成して前記表示部に表示する表示制御部と、
    前記関心領域の位置決めが完了した後に、前記被検体における前記関心領域の位置に対応する画像を撮像する撮像制御部と
    を備え、
    前記表示制御部は、前記関心領域の位置決めが完了した後に行われる撮像の目的に応じて、特定の断面方向で撮像が行われる場合に、前記被検体に関する複数の画像の中から前記特定の断面方向に解像度が最も高い画像を前記入力画像として選択する、
    磁気共鳴イメージング装置。
  3. 表示部に表示された被検体の位置決め画像上で関心領域の位置決めを行う位置決め部と、
    前記被検体に関する入力画像に基づいて、前記関心領域の位置に対応する参照画像を生成して前記表示部に表示する表示制御部と、
    前記関心領域の位置決めが完了した後に、前記被検体における前記関心領域の位置に対応する画像を撮像する撮像制御部と
    を備え、
    前記表示制御部は、前記関心領域の位置決めが完了した後に行われる撮像の目的に応じて、撮像計画が歪補正画像を用いて行われている場合には、前記被検体に関する複数の画像の中から傾斜磁場歪補償処理が適用された画像を前記入力画像として選択し、撮像計画が歪補正画像を用いて行われていない場合には、前記被検体に関する複数の画像の中から傾斜磁場歪補償処理が適用されていない画像を前記入力画像として選択する、
    磁気共鳴イメージング装置。
  4. 表示部に表示された被検体の位置決め画像上で関心領域の位置決めを行う位置決め部と、
    前記被検体に関する入力画像に基づいて、前記関心領域の位置に対応する参照画像を生成して前記表示部に表示する表示制御部と、
    前記関心領域の位置決めが完了した後に、前記被検体における前記関心領域の位置に対応する画像を撮像する撮像制御部と
    を備え、
    前記表示制御部は、前記関心領域の位置決めが完了した後に行われる撮像の目的に応じて、同じ被検体を複数の異なる種類の医用画像診断装置で撮像した複数の画像の中から一つの画像を入力画像として選択する、
    磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記表示制御部は、前記撮像の目的に応じて予め決められた優先順位に従って、前記入力画像を選択する、
    ことを特徴とする請求項2~4のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記表示制御部は、特定の部位の撮像が行われる場合に、当該特定の部位が最も明瞭に描出された画像を前記入力画像として選択する、
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記表示制御部は、特定の断面方向で撮像が行われる場合に、当該特定の断面方向に解像度が最も高い画像を前記入力画像として選択する、
    ことを特徴とする請求項1、3~6のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記表示制御部は、動きのある被検体の撮像が行われる場合に、最も近い時点で撮像された当該被検体に関する画像を前記入力画像として選択する、
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記表示制御部は、異なる種類の医用画像診断装置で撮像された同じ被検体の画像を前記入力画像として選択する、
    ことを特徴とする請求項1~3、~8のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記表示制御部は、撮像計画が歪補正画像を用いて行われている場合には、傾斜磁場歪補償処理が適用された画像を前記入力画像として選択し、撮像計画が歪補正画像を用いて行われていない場合には、傾斜磁場歪補償処理が適用されていない画像を前記入力画像として選択する、
    ことを特徴とする請求項1、2、4のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 前記表示制御部は、前記被検体を撮像した過去の画像を前記入力画像として選択する場合に、当該入力画像を実施中の検査の中で先に撮像された画像に位置合わせして用いる、
    ことを特徴とする請求項1~10のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
JP2018033852A 2018-02-27 2018-02-27 磁気共鳴イメージング装置 Active JP7106292B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018033852A JP7106292B2 (ja) 2018-02-27 2018-02-27 磁気共鳴イメージング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018033852A JP7106292B2 (ja) 2018-02-27 2018-02-27 磁気共鳴イメージング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019146789A JP2019146789A (ja) 2019-09-05
JP7106292B2 true JP7106292B2 (ja) 2022-07-26

Family

ID=67849756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018033852A Active JP7106292B2 (ja) 2018-02-27 2018-02-27 磁気共鳴イメージング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7106292B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024024179A1 (ja) * 2022-07-29 2024-02-01 富士フイルム株式会社 撮影補助装置、方法およびプログラム

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005118461A (ja) 2003-10-20 2005-05-12 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
JP2007252904A (ja) 2006-03-21 2007-10-04 Siemens Ag 3dボリュームデータセット内での仮想の断層位置決め方法および医用撮像システム
US20070238951A1 (en) 2006-03-24 2007-10-11 General Electric Company Systems, methods and apparatus for oncology workflow integration
US20090087053A1 (en) 2007-09-27 2009-04-02 General Electric Company Systems and Methods for Image Processing of 2D Medical Images
JP2009172136A (ja) 2008-01-24 2009-08-06 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置及び位置決め方法
JP2009207677A (ja) 2008-03-04 2009-09-17 Hitachi Medical Corp 医用画像診断装置
US20110172517A1 (en) 2010-01-12 2011-07-14 Siemens Aktiengesellschaft Method for determining information used as the basis for calculating a radiotherapy treatment plan and combined magnetic resonance imaging/pet device
US20110286630A1 (en) 2010-05-21 2011-11-24 Martin Harder Visualization of Medical Image Data With Localized Enhancement
JP2014121598A (ja) 2012-11-22 2014-07-03 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
JP2014151084A (ja) 2013-02-12 2014-08-25 Toshiba Corp Mri装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005118461A (ja) 2003-10-20 2005-05-12 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
JP2007252904A (ja) 2006-03-21 2007-10-04 Siemens Ag 3dボリュームデータセット内での仮想の断層位置決め方法および医用撮像システム
US20070238951A1 (en) 2006-03-24 2007-10-11 General Electric Company Systems, methods and apparatus for oncology workflow integration
US20090087053A1 (en) 2007-09-27 2009-04-02 General Electric Company Systems and Methods for Image Processing of 2D Medical Images
JP2009172136A (ja) 2008-01-24 2009-08-06 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置及び位置決め方法
JP2009207677A (ja) 2008-03-04 2009-09-17 Hitachi Medical Corp 医用画像診断装置
US20110172517A1 (en) 2010-01-12 2011-07-14 Siemens Aktiengesellschaft Method for determining information used as the basis for calculating a radiotherapy treatment plan and combined magnetic resonance imaging/pet device
US20110286630A1 (en) 2010-05-21 2011-11-24 Martin Harder Visualization of Medical Image Data With Localized Enhancement
JP2014121598A (ja) 2012-11-22 2014-07-03 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
JP2014151084A (ja) 2013-02-12 2014-08-25 Toshiba Corp Mri装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019146789A (ja) 2019-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9706943B2 (en) Image display apparatus, image display method, and magnetic resonance imaging apparatus
JP7246864B2 (ja) 画像処理装置、磁気共鳴イメージング装置及び画像処理プログラム
JP2017108789A (ja) 画像処理装置
US20230260088A1 (en) Medical information processing apparatus and medical information processing method
US20210121092A1 (en) Magnetic resonance imaging system and position display method
JP7278785B2 (ja) 医用画像診断装置及び医用画像診断システム
US10976397B2 (en) MRI apparatus utilizing non-ultrashort TE(UTE) imaging to generate a mask image for performance of mask processing
JP2019122623A (ja) 磁気共鳴イメージング装置および医用画像処理装置
JP7106291B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP7274972B2 (ja) 医用画像診断装置、医用撮像装置及び医用撮像方法
US10824315B2 (en) Medical image processing apparatus, magnetic resonance imaging apparatus and medical image processing method
JP7106292B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP6615594B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置及び磁気共鳴イメージング装置
JP7263219B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US11650281B2 (en) Excitation region setting method and magnetic resonance imaging apparatus
JP7419145B2 (ja) 医用情報処理装置及び医用情報処理方法
JP6104627B2 (ja) Mri装置
JP7383509B2 (ja) 医用画像データ処理装置
JP6855239B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2019037457A (ja) 画像処理装置及び磁気共鳴イメージング装置
JP5710161B2 (ja) Mri装置及び制御プログラム
US20240027555A1 (en) Magnetic resonance imaging apparatus
US20230059426A1 (en) Image segmentation apparatus, image segmentation method, and magnetic resonance imaging apparatus
JP2023027425A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
Catana PET/MRI

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7106292

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150