JP7106093B2 - 道具箱、道具箱の把手及び道具のヘッド部分 - Google Patents

道具箱、道具箱の把手及び道具のヘッド部分 Download PDF

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Description

本発明は、道具箱、道具箱の把手及び道具箱に収納される道具のヘッド部分に関する。
道具箱は、種々の道具、例えば農具や工具などを内部に収納し、当該道具を使用する場所へ運搬するために用いられる。そのため、道具箱には人が手で持ち易くするための把手が設けられているのが一般的であり、例えば特許文献1や特許文献2に開示されたものがある。
特許文献1は、電動工具等を収納する収納ケースに関し、内容物の取り出しが容易となるように小物入れを工夫すると共に、把手を持って運ぶときに小物入れが脱落せず安全に運搬できるようにしたことを特徴としている。
特許文献2は、蓋側ケースに対して回動して開閉する蓋体を備えると共に、蓋体の回動を規制する中央ラッチを設け、蓋体を確実に係止することを特徴とした電動工具収納ケースに関するものであり、ケースの上部に設けられた把手を把持して持ち運び可能となっている。
特開2018-12144号公報 特開2017-7047号公報
これらの道具箱に収納される道具は、内部にそのまま収納されるものが多い。しかしながら、鍬、スコップ、レーキなどのように柄(グリップ)の長さが長い場合、それらを道具箱に収めるには道具箱の容積が相当大きくならざるを得ない。また、グリップを中途で折りたためるようにして収納したり、あるいは、グリップと道具のヘッド部分(グリップの先端に設けられている掘削、破砕、代掻き等の所定の機能を果たす部分)とを分離できるようにして収納したりすることも考えられるが、いずれにしてもヘッド部分の種類に対応した数だけグリップを準備する必要がある。
よって、例えば、鍬、スコップ及びレーキと3種類の農具を収納する場合に、グリップをヘッド部分から分離可能としたとしても、例えば、鍬のヘッド部分とスコップのヘッド部分とでは、直線状のグリップに対する向きが同じではなく、それぞれに対応するグリップを道具箱内に収納する必要がある。そのため、このような構成としても、分離せずに収納する道具箱と比較して、長さは短くできるものの収納容積に大差はない。
本発明は上記に鑑みなされたものであり、所定の道具を収納する場合に、従来と比較して収納容積を小さくしてコンパクト化を図ることができ、もって運搬を容易化し、さらに、道具の使用時において不便を来すことのない道具箱、道具箱の把手及び道具箱に収納する道具のヘッド部分を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の道具箱は、
道具のヘッド部分が収納されるケースと、
前記ケースに設けられる持ち運び用の把手と、
を有し、
前記把手が、前記ケースに取り外し可能に設けられ、前記ケースから取り外して前記道具のヘッド部分に接続され、前記道具のグリップとして使用可能であることを特徴とする。
前記ケースは、一方の開閉体と他方の開閉体が、一側部でヒンジを介して接続され、前記一方の開閉体及び他方の開閉体の少なくとも一方に、前記道具のヘッド部分が収納される構成であり、前記把手が、前記ケースの他側部側に設けられていることが好ましい。
前記ケースは、前記ヘッド部分を複数収納可能であることが好ましい。
前記把手の長手方向の一端に、複数枚並列に設けられたグリップ側連結板を備え、前記グリップ側連結板は、周縁に回り止め用溝部が複数箇所に形成されていると共に、前記グリップ側連結板に、ロックピン挿入用のグリップ側貫通孔が設けられていることが好ましい。
本発明の道具箱の把手は、長手方向一端側に、複数枚並列に設けられたグリップ側連結板を備え、前記グリップ側連結板は、周縁に回り止め用溝部が複数箇所に形成されていると共に、前記グリップ側連結板に、ロックピン挿入用のグリップ側貫通孔を有し、道具のヘッド部分が収納される道具箱に取り外し可能に設けられ、取り外して前記ヘッド部分に接続してグリップとして使用されることを特徴とする。
本発明の道具のヘッド部分は、道具箱に収納される道具のヘッド部分であって、
複数枚並列に設けられていると共に、ロックピン挿入用のヘッド側貫通孔が形成されているヘッド側連結板と、
前記並列配置された複数枚のヘッド側連結板間に掛け渡される回り止めピンと、
を有し、
請求項5記載の道具箱の把手と組み合わせて用いられ、
前記道具箱の把手における前記グリップ側連結板のいずれかの回り止め用溝部に、前記回り止めピンを係合させ、かつ、前記ヘッド側貫通孔を前記グリップ側貫通孔に連通させた状態でロックピンが挿通されて固定されることを特徴とする。
本発明によれば、運搬用として用いられる道具箱の把手が、当該道具箱に取り外し可能に設けられており、道具箱内に収納されている道具のヘッド部分のグリップとしても使用可能となっている。よって、この把手を用いることで、道具箱内において少なくとも1つのヘッド部分に対応するグリップの収納スペースを省くことができ、道具箱全体の収納容積を小さくし、コンパクト化できる。それにより、道具箱の運搬がより容易となる。特に、道具箱は、その内部に、複数のヘッド部分を収納可能な構成とし、かつ、道具箱の把手が、複数のヘッド部分のグリップとして使用できるものであることが好ましく、これにより、さらなる収納容積の効率化、コンパクト化に寄与できる。
また、把手の長手方向一端側に設けたグリップ側連結板は、周縁に回り止め用溝部が複数箇所に形成されている。このため、道具のヘッド部分に設けた回り止めピンを係合させる回り止め用溝部を、ヘッド部分の種類に合わせて選択でき、一つの把手を複数種類のヘッド部分のグリップとして用いることができる。これにより、道具箱内のグリップの収納スペースのさらなる低減を図ることができる。
本発明の一の実施形態に係る道具箱の全体的な斜視図である。 (a)は図1の正面図、(b)は(a)の右側面図、(c)は(a)の拡大した左側面図である。 (a)は、ケースを開いた状態を示す斜視図で、(b)は、ロックピンの斜視図である。 道具のヘッド部分や把手を示す斜視図である。 道具のヘッド部分に把手を取り付けた状態を示す斜視図である。 (a)は、把手の正面図で、(b)は、鍬のヘッド部分を示す側面図で、(c)は、鍬のヘッド部分に把手を取り付けた状態を示す側面図である。 (a)は、スコップのヘッド部分を示す側面図で、(b)は、スコップのヘッド部分に把手を取り付けた状態を示す側面図である。
以下、図面に示した実施形態に基づき本発明をさらに詳細に説明する。図1は道具箱の全体を示し、図2は道具箱の正面と側面を示し、図3は道具箱を開いた状態を示す図である。図4は道具箱に収納される道具のヘッド部分と前記ヘッド部分に取り付けるグリップを示す図である。なお、収納対象の道具の種類は限定されるものではなく、種々の農具、工具等を対象とすることができる。本実施形態では、図3等に示したように、主に農具として用いられる道具を収納対象としている。
本実施形態に係る道具箱1は、図1に示すように全体的に直方体のケース10を形成している。ケース10を構成する第1開閉体11と第2開閉体12が、一側部10aでヒンジ15を介して接続されている。よって、ヒンジ15が設けられている一側部10aに対向する他側部10b側において、第1開閉体11と第2開閉体12とを相互に離接することにより、ヒンジ15を中心として開閉される。
ケース10は、図3に示すように、第1開閉体11と第2開閉体12が開いた状態で、第1開閉体11側に形成された収納部11a~11cに、各種道具のヘッド部分31a~31c(鍬、スコップ、レーキの各ヘッド部分31a,31b,31c)が収納される。本実施形態では、第2開閉体12側にも複数の収納部12a~12dが形成されており、収納部12aにノコギリのヘッド部分(鋸刃)31dが収納されている。また、他の収納部12b,12cには、それぞれグリップとヘッド部分とに構造上分離できないトング30a、あるいは、小型の道具である剪定バサミ30bが収納されている。なお、収納部11a~11c、12a~12dは、第1開閉体11又は第2開閉体12の裏面側の凹部内に装填されたスペーサ部材13,14に、収納対象の各ヘッド部分31a~31dや道具自体(トング30aや剪定バサミ30b)の外形に合わせて形成された凹状溝から構成される。
なお、本実施形態では、第1開閉体11と第2開閉体12の両方に収納部11a~11c、12a~12dを設けているが、いずれか一方のみに収納部を設け、他方を単なる蓋部材としてもよい。
ここで、本実施形態の道具箱1は、図1及び図2に示すように、第1開閉体11と第2開閉体12を閉じた状態のケース10を持ち運びするために、把手20が前記ケース10の他側部10b側に設けられている。
より詳しく説明すると、第1開閉体11には、把手20の両端を固定するための第1及び第2ケース側固定用連結板16a,17aが、ケース10の他側部10b側において、把手20の両端の間隔に合わせて所定間隔をおいて突出形成されている(図3参照)。第1及び第2ケース側固定用連結板16a,17aにはそれぞれケース側固定用貫通孔18が設けられている(図2(a),(c)参照)。
また、第2開閉体12には、把手20の両端を固定するための第3及び第4ケース側固定用連結板16b,17bが、ケース10の他側部10b側において、第1開閉体11側に設けられた第1及び第2ケース側固定用連結板16a,17aと同様の間隔をおいて突出形成されている(図3参照)。第3及び第4ケース側固定用連結板16b,17bにもそれぞれケース側固定用貫通孔18が設けられている(図2(a),(c)、図3参照)。
把手20は、長手方向一端側(図2(a)では左側の端部)にグリップ側連結板21,21を備えている。グリップ側連結板21,21は、把手20の厚み方向に間隔をおいて並列配置され、かつ、把手20の長手方向に突出するように設けられた2枚の金属板から構成されている。また、各グリップ側連結板21,21は、把手20の長手方向一端側に位置する第1及び第3ケース側固定用連結板16a,16bに取り付けるためのグリップ側貫通孔23aが貫通形成されている(図2(a),(c)、図3参照)。
把手20の長手方向他端側(図2(a)では右側の端部)に、把手20の長手方向に対して略直交する方向に突出する把手側固定用連結板22が設けられている。この把手側固定用連結板22には、把手側固定用貫通孔23bが貫通形成されており、第2及び第4ケース側固定用連結板17a,17b間に固定される(図2(b)、図3参照)。具体的には、第1開閉体11と第2開閉体12を閉じることにより、第2及び第4ケース側固定用連結板17a,17b間に把手20の長手方向他端側の把手側固定用連結板22を挟む。この時、把手側固定用連結板22の把手側固定用貫通孔23bが、第2及び第4ケース側固定用連結板17a,17bのケース側固定用貫通孔18,18に連通するように合わせる。次いで、ロックピン32をケース側固定用貫通孔18,18と把手側固定用貫通孔23bに挿通してロックする。
一方、把手20の長手方向一端側では、図2(c)に示すように、第1及び第3ケース側固定用連結板16a,16bが2枚のグリップ側連結板21,21の間になるように挿入配置される。この時、グリップ側連結板21,21のグリップ側貫通孔23a,23aが、第1及び第3ケース側固定用連結板16a,16bのケース側固定用貫通孔18,18に連通するように合わせる。その後は、上記と同様に、ロックピン32をグリップ側貫通孔23a,23aとケース側固定用貫通孔18,18に挿通してロックする。
ロックピン32は、本実施形態では、図3(b)に示すように、シャフト32bと、シャフト32bの一端に、該シャフト32bよりも大径のストッパ部32aとを有して構成されている。シャフト32bの他端部には、一対のボール32c,32cが互いに反対側の位置で外周面から突出している。前記一対のボール32c,32cはシャフト32bの内部に配設された図示しないスプリングにより外方向に付勢されている。ストッパ部32aには、リング32dが係合されている。
したがって、ロックピン32を、グリップ側貫通孔23a,23aとケース側固定用貫通孔18,18、及び、ケース側固定用貫通孔18,18と把手側固定用貫通孔23bにそれぞれ押し込むと、前記の一対のボール32c,32cがこれらの貫通孔の内周面によって内方に押圧されて円滑に挿入される一方、ボール32c,32cがこれらの貫通孔を通り過ぎると外方に突出する。これにより、ストッパ部32aとボール32c,32cとにより、把手20の一端側では、グリップ側連結板21,21と第1及び第3ケース側固定用連結板16a,16bとが挟持され、把手20の他端側では、把手側固定用連結板22と第2及び第4ケース側固定用連結板17a,17bとが挟持されてロックされる。ロックピン32を外すときは、リング32dを持って引っ張ると、前記の一対のボール32c,32cが前記スプリングの付勢力に抗して各貫通孔の内周面によって内部へ押圧されるため、各貫通孔から引き抜くことができる。
なお、把手20は、人が掴み易く、持ち易くするために、図1及び図3に示すように、ケース10に取り付けた状態で、ケース10寄りの側縁20aが手指を掛けやすくするように丸みを帯びた形状とすることが好ましい。
本実施形態において、把手20は、ケース10から取り外して道具のヘッド部分31a~31cに接続することで、道具を把持するためのグリップとして用いられる。したがって、グリップとなる把手20に、ヘッド部分31a~31dのいずれかとを組み合わせた形態が一つの道具となる。把手20を道具のグリップとして用いるため、把手20には、上記のように、長手方向一端側に、ヘッド部分31a~31dに連結するためのグリップ側連結板21,21を備えている。各グリップ側連結板21,21の周縁には、後述するヘッド部分31a~31dの回り止めピン35a,35bが係合される回り止め用溝部24a~24cが複数箇所に形成されている。
次に、道具としての鍬、スコップ、レーキ及びノコギリの各ヘッド部分31a~31dについて詳しく説明する。
鍬、スコップ、レーキ及びノコギリの各ヘッド部分31a~31dは、図4に示すように、グリップとなる把手20を連結するためのヘッド側連結板33を備えている。ヘッド側連結板33は、ヘッド部分31a~31dの後端部に複数枚並列に設けられており、ロックピン挿入用のヘッド側貫通孔34が形成されている。本実施形態では2枚のヘッド側連結板33,33が形成されている。
さらに、ヘッド部分31a~31dは、回り止めピン35a,35bが並列配置された2枚のヘッド側連結板33,33の間に掛け渡されている。本実施形態では2本の回り止めピン35a,35bを設けているが、回り止めの機能を果たすことができる限り、その数は限定されない。
ヘッド部分31a~31dは、2本の回り止めピン35a,35bを把手20のグリップ側連結板21に形成された所定の回り止め用溝部24a~24cに係合させる。なお、回り止めピン35a,35bを所定の回り止め用溝部24a~24cに係合させると、ヘッド側貫通孔34がグリップ側貫通孔23aと連通するように、これらの形成位置が設定されている。次いで、ロックピン32をヘッド側貫通孔34とグリップ側貫通孔23aに挿通することで、各道具のヘッド部分31a~31dが把手20に連結固定される。
図5は、鍬、スコップ、レーキ及びノコギリの各ヘッド部分31a,31b,31c,31dのそれぞれに、把手20を連結固定した道具として使用可能な状態を示しており、これにより、グリップとなる把手20を持って作業が可能になる。
一例として、鍬のヘッド部分31aに把手20をグリップとして連結固定する場合について図6等を参照してより詳細に説明する。
まず、把手20は、図6(a),(c)に示すように、丸みを帯びている側縁20aを下に向けた状態でグリップとして取り付ける。
把手20は、図6(a)に示すように、先端部に位置するグリップ側連結板21の周縁に、3か所の回り止め用溝部24a,24b,24cが形成されている。なお、回り止め用溝部24cの入り口には抜け止めの突起26を形成している。さらに、グリップ側連結板21は、上記のようにロックピン32を挿通するためのグリップ側貫通孔23aが形成されている。
鍬のヘッド部分31aは、図4及び図6(b)に示すように、2枚並列に設けたヘッド側連結板33,33を備えており、ロックピン挿入用のヘッド側貫通孔34,34が形成されている。また、2本の回り止めピン35a,35bが、2枚のヘッド側連結板33,33の間に掛け渡されている。
鍬30aのヘッド部分31aに把手20をグリップとして連結固定する場合、図6(c)に示すように、把手20の先端部のグリップ側連結板21を、鍬30aのヘッド部分31aに備えた2枚並列のヘッド側連結板33,33の間に挿入させる。なお、図6(c)は、ヘッド側連結板33,33の間を通る仮想面から紙面方向に視た図となっている。
ヘッド側連結板33の一方の回り止めピン35aは、グリップ側連結板21の回り止め用溝部24cに挿入して係合させ、他方の回り止めピン35bはグリップ側連結板21の回り止め用溝部24bに係合させる。これにより、ロックピン挿入用のヘッド側貫通孔34がグリップ側貫通孔23aに連通する。次いで、ロックピン32をヘッド側貫通孔34とグリップ側貫通孔23aに挿通することで、把手20がグリップとして鍬30aのヘッド部分31aに連結固定される。
この結果、鍬のヘッド部分31aの刃先方向が、グリップとなっている把手20と略直交する方向にセットされる。なお、回り止めピン35a,35bの形成位置、グリップ側連結孔23aや回り止め用溝部24a~24cの形成位置等は、上記のように、回り止めピン35a,35bを所定の回り止め用溝部24b,24cに係合させることで、ヘッド部分31aと把手20とが略直交する位置関係となるように設定されている。
次に、把手20に、該把手20の長手方向の延長線上に沿って取り付けられるスコップのヘッド部分31bの場合について説明する。把手20は、図7(b)に示すように、丸みを帯びている側縁20aを下に向けた状態でグリップとして取り付ける。
スコップのヘッド部分31bは、図7(a)に示すように、2枚並列に設けたヘッド側連結板33,33を備えており、ロックピン挿入用のヘッド側貫通孔34,34が形成されている。また、2本の回り止めピン35a,35bが、2枚のヘッド側連結板33,33の間の所定の位置に掛け渡されている。スコップのヘッド部分31bの先端方向は、図7(c)に示すように、グリップとなる把手20の長手方向に沿った方向であるため、2本の回り止めピン35a,35bの位置は、上記の鍬のヘッド部分31aの場合とは異なる。
スコップのヘッド部分31bに把手20をグリップとして連結固定する場合、図7(b)に示すように、把手20の先端部のグリップ側連結板21が、スコップのヘッド部分31bの2枚のヘッド側連結板33,33の間に挿入される。なお、図7(b)は、ヘッド側連結板33,33の間を通る仮想面から紙面方向に視た図となっている。
この時、ヘッド側連結板33の回り止めピン35bがグリップ側連結板21の回り止め用溝部24cに挿入され、また、回り止めピン35aがグリップ側連結板21の回り止め用溝部24bに係合される。これにより、ロックピン挿入用のヘッド側貫通孔34は、グリップ側貫通孔23aに連通する。なお、回り止めピン35a,35bを上記の回り止め用溝部24c,24dに係合させれば、ヘッド側貫通孔34とグリップ側貫通孔23aとが連通する位置関係となるように設定されている。次いで、ロックピン32をヘッド側貫通孔34とグリップ側貫通孔23aに挿通することで、把手20がグリップとしてスコップのヘッド部分31bに連結固定される。
上記の構成により、本実施形態の道具箱1は、道具箱1を持ち運ぶための把手20が複数の道具30のヘッド部分31と簡単に脱着可能となる共通のグリップとして使用される構成である。これにより、道具箱10内の収納スペースを、グリップを収納しなくても済む分、省スペース化することができ、道具箱10のコンパクト化を図ることができる。また、把手20のグリップ側連結板21は、周縁に回り止め用溝部が複数箇所に形成されているため、係合箇所の選択により、配設向きの異なるヘッド部分であっても、共通の把手20を利用することができる。
1 道具箱
10 ケース
11 第1開閉体
12 第2開閉体
15 ヒンジ
16a,16b,17a,17b ケース側固定用連結板
18 ケース側固定用貫通孔
20 把手
21 グリップ側連結板
22 把手側固定用連結板
23a グリップ側貫通孔
24a,24b,24c 回り止め用溝部
31a,31b,31c,31d ヘッド部分
32 ロックピン
33 ヘッド側連結板
34 ヘッド側貫通孔
35a,35b 回り止めピン

Claims (6)

  1. 道具のヘッド部分が収納されるケースと、
    前記ケースに設けられる持ち運び用の把手と、
    を有し、
    前記把手が、前記ケースに取り外し可能に設けられ、前記ケースから取り外して前記道具のヘッド部分に接続され、前記道具のグリップとして使用可能であることを特徴とする道具箱。
  2. 前記ケースは、一方の開閉体と他方の開閉体が、一側部でヒンジを介して接続され、前記一方の開閉体及び他方の開閉体の少なくとも一方に、前記道具のヘッド部分が収納される構成であり、前記把手が、前記ケースの他側部側に設けられている請求項1記載の道具箱。
  3. 前記ケースは、前記ヘッド部分を複数収納可能である請求項1又は2記載の道具箱。
  4. 前記把手の長手方向の一端に、複数枚並列に設けられたグリップ側連結板を備え、前記グリップ側連結板は、周縁に回り止め用溝部が複数箇所に形成されていると共に、前記グリップ側連結板に、ロックピン挿入用のグリップ側貫通孔が設けられている請求項1~3のいずれか1に記載の道具箱。
  5. 長手方向一端側に、複数枚並列に設けられたグリップ側連結板を備え、前記グリップ側連結板は、周縁に回り止め用溝部が複数箇所に形成されていると共に、前記グリップ側連結板に、ロックピン挿入用のグリップ側貫通孔を有し、道具のヘッド部分が収納される道具箱に取り外し可能に設けられ、取り外して前記ヘッド部分に接続してグリップとして使用されることを特徴とする道具箱の把手。
  6. 道具箱に収納される道具のヘッド部分であって、
    複数枚並列に設けられていると共に、ロックピン挿入用のヘッド側貫通孔が形成されているヘッド側連結板と、
    並列配置された複数枚の前記ヘッド側連結板間に掛け渡される回り止めピンと、
    を有し、
    請求項5記載の道具箱の把手と組み合わせて用いられ、
    前記道具箱の把手における前記グリップ側連結板のいずれかの回り止め用溝部に、前記回り止めピンを係合させ、かつ、前記ヘッド側貫通孔を前記グリップ側貫通孔に連通させた状態でロックピンが挿通されて固定されることを特徴とする道具のヘッド部分。
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