JP7103521B2 - 流体測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体測定装置、特に可干渉光を用いて流路を流れる流体の流量、流速等を測定する流体測定装置に関する。
流路を流れる流体の流量や流速を測定する技術が工業・医療分野などで幅広く利用されている。流量や流速を測定する流体測定装置としては、電磁流量計、渦流量計、コリオリ式流量計、超音波流量計、レーザ流量計など様々な種類があり、用途に応じて使い分けられている。このうち、レーザ流量計と超音波流量計は流路を流れる流体に接触することなく非接触で流量や流速を測定することが可能であるため、衛生的であることを必要とする用途や既設の流路に流量計を挿入することが出来ない用途などにおいて利用されている。
ところで、超音波流量計は精度が高く幅広く用いられているものの、小型化を図るとどうしても高コストになってしまう問題があった。この点、レーザ流量計は小型化が容易であるため、小型の流量計を安価に製造することが可能である。
レーザ流量計としては、レーザドップラー流量計がある(例えば、特許文献1、非特許文献1、非特許文献2参照)。このレーザドップラー流量計では、1光束あるいは2光束の可干渉光であるレーザ光を、流路に照射する。流路内の流体に含まれる速度を持つ散乱体がレーザ光の照射領域を通過するとレーザ光が散乱され、散乱光の周波数はドップラーシフトを受ける。また、流路壁等の静止した物体からの散乱光の周波数はドップラーシフトを受けない。
このようなドップラーシフトを受けた散乱光とドップラーシフトを受けない散乱光を、同時にフォトダイオードなどで受け、電気信号に変換すると、ヘテロダイン検波が行われてビート信号が観測される。観測されるビート信号の周波数スペクトルを算出してピーク周波数を抽出すると、散乱体の移動速度を求めることができる。流れが層流であった場合、流路を流れる流体の平均流速や平均流量は、上述した方法により求めた散乱体の移動速度と比例関係となるため、流路に応じた比例定数を乗じて較正することで流体の平均流速や平均流量を求めることができる。
ここで、従来のレーザドップラー流量計の構成について図8を用いて説明する。図8は、流体が流れる管1(以下、チューブとも呼ぶ。)の流量を測るためのレーザドップラー流量計100であり、管1は、光源光(光源部からの光)に対して透過性を有する材料から構成されている。光源光が、例えば、可視光から近赤外光の場合は、管1は、例えば、塩化ビニルから構成されており、流路方向に対して垂直な断面は、例えば円形を示している。流体には複数の散乱体Sが含まれている。
このレーザドップラー流量計100は、光源部2、受光部3、受光信号の増幅やフィルタリング等の一次処理を行う信号処理部4、信号を基にした計算処理等を行う演算部5から構成されており、演算結果は最終的な計測結果を表示するためのパーソナルコンピュータ(PC)や表示モニタ等からなる結果表示部6へ送られる。
光源部2は、例えば、面発光レーザ等の半導体レーザ素子(LD)から構成されており、管1の周囲に配置されて流体にレーザ光を照射する。受光部3は、例えばフォトダイオード素子(PD)から構成されており、流体内の散乱体Sからの散乱光、または管壁等の静止物体からの散乱光を受光して光電変換を行う。
光源部2と受光部3は、1つの基板に近接して実装されていても良いし、別々の基板から構成されていても良い。従来方式では通常、センサを小型化するために光源部2と受光部3とは近接して設置される場合が多い。本例では、光源部2と受光部3とは、信号処理部であるプリント基板に近接して実装されている。
特開昭57-059173号公報
A. K. Jayanthy, et. al., "MEASURING BLOOD FLOW: TECHNIQUES AND APPLICATIONS - A REVIEW", International Journal of Recent Research and Applied Studies, 6 (2011) pp.203~216. Armand Pruijmboom, et. al., "VCSEL-based miniature laser-Doppler interferometer", Proc. of SPIE, Vol. 6908 (2008) pp.69080I-1~69080I-7.
しかしながら、このようなレーザドップラー流量計100において、管1は弾性を有しているため、流路が曲りやすい。流路の曲りなどは流速分布の偏りを発生させる原因となる。この様子を図9A、図9Bに模式的に示す。
図9Aは、流路に曲りがない直管の速度分布を示す図である。直管の流れは、レイノルズ数が一定値以下の条件において層流と呼ばれる一様な速度分布を形成している。粘性の影響を受けやすい管壁の付近は速度が小さく、管の中心部で速度が大きい分布をしており、このような分布が管のどの位置でも実現しているため、上述したように、流路を流れる流体の平均流速や平均流量は、検出される散乱体の移動速度と比例関係となる。このため、流路に応じた比例定数を乗じて較正することで流体の平均流速や平均流量を求めることができる。
一方、図9Bは、流路に曲りがある管の速度分布を示す図である。この場合は曲りによる影響のため、直管で見られる層流状態と異なった分布となっている。具体的には、曲り形状と流体の速度によって生じる遠心力により、速度の大きい成分が曲りの外側(曲率の小さい側)に偏っていく。さらにこの遠心力による圧力勾配が管の軸と垂直方向、すなわち動径方向の流れを作り出す。結局これらの流れ成分の合成により、曲りがある管における流体は螺旋を伴う速度分布を形成し、一様でない分布となる。しかも、管の曲率が場所ごとに揺らぐような場合には、上述した効果が複雑にからみあう速度分布が形成されることになる。検出される散乱体の移動速度は局所的な領域の移動速度であるため、流速分布の偏りを反映して計測位置によって大きく揺らぐことになり、移動速度から流体の平均流速や平均流量を求めることが非常に困難になる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、弾性体からなる管を流れる散乱体を含む流体の平均流速や平均流量をより正確に測定することが可能な流体測定装置を提供することにある。
上述したような課題を解決するために、本発明の流体測定装置は、散乱体を含む流体が流れる管の周囲に配置され、それぞれ前記流体に可干渉光を照射する光源部と、可干渉光を受光して光電変換する受光部と、前記光源部と受光部の間に遮光のための仕切り構造を備える第1~第2N(Nは2以上の整数)のセンサ素子と、前記第1~第2Nのセンサ素子の受光部で受光され、光電変換された信号の増幅、およびフィルタリングを行う信号処理部と、前記信号処理部で処理された信号をデジタル信号に変換し、前記デジタル信号をもとに前記流体の流速および流量の少なくとも1つを算出する演算部とを備え、前記第1~第2Nのセンサ素子内の光源部と受光部は、隣り合うセンサ素子内の光源部と受光部の位置関係とは逆になるように、前記管の管軸方向に沿って近接して配置されており、前記第1~第2Nのセンサ素子は、前記管の管軸と垂直な平面上に略等角度間隔に配置され、前記第1~第2Nのセンサ素子のうちの任意の1つのセンサ素子の光源部から出射され前記管を流れる流体を透過した可干渉光は、前記1つのセンサ素子と隣り合うセンサ素子の受光部で受光され、前記1つのセンサ素子と前記隣り合うセンサ素子との間の距離は、前記1つのセンサ素子の光源部と受光部との間の距離をdとし、前記管の外側の半径をrとした場合、πd/2以上で、かつ√2r以下とされていることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、弾性体からなる管を流れる散乱体を含む流体の平均流速や平均流量をより正確に測定することが可能な流体測定装置を提供することができる。
図1Aは、流体測定装置におけるセンサ素子の構成例を示す図である。 図1Bは、管軸と垂直に並んでいる光源部と受光部の配置例を示す図である。 図1Cは、管軸と平行に並んでいる光源部と受光部の配置例を示す図である。 図2Aは、管軸と垂直に光源部と受光部が並んでいる場合に素子の配置により受光強度が異なることを示す図である。 図2Bは、管軸と垂直に光源部と受光部が並んでいる場合に素子の配置により受光強度が異なることを示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る流体測定装置の構成を示す図である。 図4Aは、本発明の実施の形態1に係る光源部と受光部との配置(側面図)を示す図である。 図4Bは、本発明の実施の形態1に係る光源部と受光部との配置(上面図)を示す図である。 図4Cは、本発明の実施の形態1に係る光源部と受光部との配置(下面図)を示す図である。 図5は、信号処理部および演算部の機能ブロック図である。 図6Aは、6つのセンサ素子を管の周囲に配置した一例(上面図)を示す図である。 図6Bは、6つのセンサ素子を管の周囲に配置した一例(下面図)を示す図である 図6Cは、8つのセンサ素子を管の周囲に配置した一例(上面図)を示す図である。 図6Dは、8つのセンサ素子を管の周囲に配置した一例(下面図)を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態2に係る光源部と受光部との配置(側面図)を示す図である。 図8は、従来の流体測定装置(レーザドップラー流量計)の構成を示す図である。 図9Aは、流路に曲りがない直管の速度分布を示す図である。 図9Bは、流路に曲りがある管の速度分布を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。先ず、実施の形態の説明に入る前に、本発明の概要について説明する。
〔発明の概要〕
上述したように、管が弾性体などから構成され、管に曲りが生じ得る場合に、移動速度から流体の平均流速や平均流量を求めることが非常に困難になる理由は、検出される散乱体の速度情報は局所的な領域のものであるからである。
このため、管の位置で速度分布が変化しているような速度分布が一様でない状況においては、センサが配置される位置や曲り状態が変化することにより、検出される値が揺らいでしまうことになる。この問題を解決するための方法の一つは、検出される散乱体の速度情報が得られる領域を拡大し、その値を平均化することである。このためには、光源部と受光部との間の距離を長くし、広い範囲から発生する散乱光を受光できるようにする必要がある。
しかしながら、散乱光の強度は弱いため、ただ光源部と受光部との間の距離を長くしただけでは多重散乱を繰り返すうちに拡散してしまい、検出困難な程、光強度が弱くなる可能性がある。また、光の吸収がある媒質では散乱光が吸収により減衰してしまう。
これを解決するためには、より散乱強度の強い方向の散乱光を検出する必要がある。すなわち、従来技術のように、光源部と受光部との間の距離が近い場合は、必然的に散乱体の後方に散乱される光源部からの光(以下、「後方散乱光」)と呼ぶ。)を受光するが、本実施の形態に係る流体測定装置では、これに代わり散乱体の前方に散乱される光源部からの光(以下、「前方散乱光」と呼ぶ。)を受光することによりこの問題は解決される。「前方散乱光」は流体を透過する(通過する)光路を進むため、後述する「透過光」には前方散乱光が含まれる。
流量計でよく計測される血液では、散乱体である赤血球のサイズ(粒径)が計測に用いられる波長と同程度であり、この場合の散乱は「Mie散乱」と呼ばれる。この種類の散乱は後方散乱光よりも前方散乱光の強度が10倍程度強いため、前方散乱光を受光することにより光源部と受光部との間の距離を長くしたことによる光の減衰分を補うことができる。
したがって、光源部と受光部を、光源からの透過光(管を流れる流体を透過した光(前方散乱光を含む))を受光するような「透過光検出配置」にして前方散乱光を選択的に検出できるようにすればよい。さらに、この配置は透過光を検出するため、散乱体による吸収・散乱に起因する透過光の減衰量から散乱体の濃度に関する情報も得ることができるという効果を有する。
光源部と受光部を独立の素子として配置することもできるが、光源部と受光部とを1つの基板に近接して設けたセンサ素子(以下、「一体型のセンサ素子」とも呼ぶ。)を管の周囲に複数配置する方が、様々な位置におけるデータを取ることができ、データ数自体が増えるため、計測精度を高めるには有利である。
一方で、光源部と受光部とを「透過光検出配置」とする場合、光源部と受光部との間の距離は重要な要素である。光路が長い方が、より広範囲から発生する散乱光を受光しやすくなり、速度分布の平均化効果が大きくなる場合がある。しかしながら、前方散乱光の強度は強いとはいえ、光路、すなわち透過距離が長いほど、前方散乱光でも多重散乱による拡散減衰や吸収減衰が起こりやすくなり受光信号強度が低下する。
受光信号強度や平均化の効果を確かめるための検証として、管の周囲に、例えば光源部と受光部とを備える4つのセンサを略等角度間隔(90°毎)に設置した場合、管の直径を結ぶような光源部と受光部の配置(以下、このような配置を「完全透過配置」と呼ぶ。)において希薄濃度の流体を測定し、4つのセンサ信号を平均化した場合よりも、隣り合う位置にあるセンサで透過光を受光して(隣接センサ配置)流体を測定し、4つのセンサ信号を平均化した方が管の曲りによる影響が少ないことが今回初めて実験的に確かめられた。
このような検証により、管の曲りによる影響を効果的に低減するためには、測定における光源部と受光部との間の距離は完全透過配置よりも短い方が良く、複数の一体型のセンサ素子を用いる場合には、最適なセンサ素子数は3個以上であることが確かめられた。
センサ素子においては、ドップラーシフトを受けた散乱光を受光部にて受光するが、ドップラーシフトを受けていない、静止物体からの反射光も受光する。ドップラーシフトを受けた光とドップラーシフトを受けなかった光の干渉効果により散乱体の速度に比例した高周波信号が生成されるのであるが、反射光が強すぎた場合には問題が発生する。
反射光はドップラーシフトを受けた散乱光と比較すると100倍~1000倍程度強度が強い。そのため、微弱な散乱光を高感度で計測しようとすると、反射光を受光した時に受光信号が飽和してしまい計測が上手くいかない場合がある。また、受光信号が飽和しない場合でも、強度の強い反射光を受光したことによる大きな光励起電流はショットノイズを大きくし、信号のS/Nを低下させてしまう。そのため、図1Aのように、センサに近接する静止物体からの反射光がそのまま受光素子に到達しないように光源部2と受光部3の間に遮光のための仕切り構造7をそなえる場合が多い。この仕切り構造7はLD2からの反射光を透過させない素材で作製されており、これにより上記の受光信号の飽和や大きなショットノイズによるS/Nの低下を回避することができる。
しかしながら、センサ素子にこの仕切り構造がある場合に、図1Bのように流体の流れの方向に対して直交する方向に管軸と垂直に光源部2と受光部3が並んでいると、任意の1つのセンサ素子の光源部2からの透過光を隣接するセンサ素子の受光部3で受光する際、あるいは逆に任意の1つのセンサ素子の受光部3で隣接するセンサ素子の光源部2からの透過光を受光する際には、受光強度が低下する場合がある。例えば、光源部2と受光部3が近接する隣接配置(図2A)では受光できるが、光源部2と受光部3が離れる配置(図2B)では受光高度が極端に低下する。
そのため、このようなセンサ素子を使用する場合は別の工夫が必要である。このための工夫としては、図1Cに示すように管軸(チューブ軸)にそって、すなわち流体の流れの方向と平行になるように光源部2と受光部3が並んでいる配置とし、隣接するセンサ素子の光源部2と受光部3の並びを逆にすると効率よく受光可能となる。この配置がどのセンサ素子にも成り立つためには、センサ数は2N(N:整数)個である必要がある。
また、上述のように透過光受光配置で最適なセンサ素子数は3以上であることから、本構成の場合には4以上ということになる。従って、任意の一つのセンサ素子とそれに隣接するセンサ素子の間の距離は、一体型のセンサ素子4個を略等角度間隔で配置した場合の隣り合うセンサ素子間の距離L90°以下であることが望ましいことが分かった。この場合、隣り合うセンサ素子間の距離L90°は、管の外側の半径(外径の半径)をrとすると√2rとなる。
また、本発明が、一体型センサの光源部2と受光部3を利用して後方散乱光を受光する従来方式に比べて効果を発揮するのは、測定における光路長が大きくなり速度分布の平均化効果が大きくなる場合である。図1Aに示すように、一体型センサにおける光源部2と受光部3の距離をdとすると、後方散乱光を受光する従来型の平均的な光路長は、弧の長さπd/2と見積もれるため、測定における光源部と受光部との間の最適な距離は、πd/2以上であり、検証によっても確かめられている。
そこで、センサ素子間の距離をπd/2以上に設定しておくことで、センサ素子内部における光源部2と受光部3の配置関係に起因する多少の変動はあるものの、光源部2と受光部3の配置関係の詳細によらず、本発明が効果を発揮する光路長が実現されることになる。したがって、複数の一体型のセンサ素子を用いる場合、可干渉光を照射するセンサ素子と可干渉光を受光するセンサ素子間の距離は、πd/2以上で、かつ√2r以下であることが望ましい。
また、一体型のセンサ素子を用いる場合には、同一素子内の受光部を用いれば後方散乱光を受光することができるため、この後方散乱光の受光信号を加えて流量や流速を算出してもよい。
計測においては、光量の規格化等の処理が行いやすくなるため、各受光部で受ける光源部の数は一度に1つである(各受光部は2つの光源部からの光を同時に受光しない)ことが望ましく、光源部の出力時間をずらす等の工夫を行うのが望ましいが、計測精度に悪影響がない場合は、同時に複数の光源部からの光を受光しても良い。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態1に係る流体測定装置について図面を参照しながら説明する。図3に、実施の形態1に係る流体測定装置100の構成例を示す。本実施の形態では、センサ素子SE(SE1~SE4)内の光源部2と受光部3とは、図4Aに示すように、管の管軸方向にそって近接して配置されている。
本実施の形態では、管1として、例えば、外側の直径2rが5.6mmの塩化ビニルを使用しており、光源部2と受光部3とを1つの基板に近接して設けた一体型のセンサ素子SEを、管の周囲の管の管軸と垂直な平面上に略等角度間隔(90゜間隔)で4つ配置している。この場合、隣り合うセンサ素子SEの光源部と受光部との間の距離は4つのセンサ素子SE間で等しくなる。
また、本実施の形態においては、図4B、図4Cに示すように、センサ素子SE1~SE4は、センサ素子SE1の光源部から出射され管を流れる流体を透過した光がセンサ素子SE2とSE4の受光部で受光されるような配置とされ、センサ素子SE2の光源部から出射され管を流れる流体を透過した光がセンサ素子SE3とSE1の受光部で受光されるような配置とされ、センサ素子SE3の光源部から出射され管を流れる流体を透過した光がセンサ素子SE4とSE2の受光部で受光されるような配置とされ、センサ素子SE4の光源部から出射され管を流れる流体を透過した光がセンサ素子SE1とSE3の受光部で受光されるような配置とされている。
光源部2には、光源として、近赤外領域の面発光レーザ素子(LD)が実装されている。この場合、出力変動が少ない安定したレーザ素子を光源として用いるのが望ましいが、レーザ素子の出力をモニタし、補正しても良い。また、光源部2の隣りに、フォトダイオード素子(PD)3が約1~2mmの間隔をあけて受光部3として設けられ、この光源部2と受光部3とで一体型のセンサ素子SEが構成されている。
このプリント基板に実装されたセンサ素子SEはセンサヘッドと呼ばれる。センサ素子SE1~SE4に対して設けられた信号処理部(4-1~4-4)の後段には演算部5が設けられている。
センサ素子SEは、信号処理部4を備えるプリント基板に実装されている。信号処理部4および演算部5の機能ブロック図を図5に示す。信号処理部4は、受光部3からの微弱な電流信号を増幅して電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプ等の増幅器41、および所望の帯域を抽出するローパスフィルタやハイパスフィルタ等のフィルタ42から構成されている。演算部5は、アナログ・デジタル変換回路(ADC回路)等のデータ取得部51と、計算機等を用いて高速フーリエ変換(FFT)等を行う計算処理部52とから構成されている。データ取得部51には、ADC回路の手前に2次増幅器やフィルタ類が組み込まれている場合もある。
なお、信号処理部4におけるフィルタ42を演算部5に移す等、信号処理部4の部品配置は、計測状況に応じて適宜省略および変更をすることができる。例えば、信号処理部(4-1~4-4)を1つの信号処理部として、演算部5の前段に設けるなどしてもよい。
この流体測定装置100において、任意の1つのセンサ素子SEの光源部2から出射された光は、隣りのセンサ素子SEの受光部3で受光される。例えば、センサ素子SE1の光源部2から、干渉性を有する光源光(可干渉光)を流路となる管1を流れる流体に照射する。流体には光源光を散乱する散乱体Sが含まれている。塩化ビニルは透明であり、光源光波長に対して透過性を有している。光源光が散乱体Sによって散乱されると、その一部はセンサ素子SE2の受光部3によって受光される。散乱体Sの濃度が低い場合には大部分の散乱は単散乱であるが、濃度が増加するにつれて複数回の散乱を経て、センサ素子SE2の受光部3に到達することになる。散乱を起こさなかった透過光や静止している管壁からの反射・散乱光も同様に受光される。
センサ素子SE2の受光部で受光された光は電気信号に変換されるが、ドップラーシフトにより周波数が変化した光と周波数の変化がない(変化が極めて少ない)光との間でビート信号が発生し、それが交流成分となって検出される。センサ素子SE2の受光部が出力する電気信号は通常微弱であり、出力電流はμAのオーダー程度であるため、信号処理部4に配置されているトランスインピーダンスアンプなどの増幅器41を用いて増幅し、例えば、1V程度の扱いやすいレベルの電圧信号に変換する。次に増幅信号を分岐し、一方の信号にハイパスフィルタを通して高周波(交流)成分のみを取り出す。ハイパスフィルタのカットオフ周波数としては1~100Hz程度の適切な値を選択することができる。
フィルタを通さない側の信号は、次の演算部5におけるデータ取得部内のADC回路でデジタル信号に変換した後、時間平均を取ることで高周波成分を平均化して直流成分として取り出し、信号の規格化等に用いる。この直流成分は、液体の透過率、すなわち液体中の散乱体Sの濃度によって変化するため、レーザ素子の出力の変動を除いた直流成分の変化は、散乱体Sの濃度情報を与える。従って、測定対象の濃度と直流成分と後述する流速相関特徴量との対応関係を、事前に使用するチューブにおいて測定して較正表を作成することで、レーザ素子の出力変動を差し引いた直流成分を利用した、流速相関特徴量に関する散乱体Sの濃度補正を行うことができる。
高周波成分は通常、直流成分よりも一桁から2桁程度値が小さいため、2次増幅器によりさらに信号処理に適した値まで増幅した後、ローパスフィルタにより信号処理に必要としない高周波成分を取り除き、演算部5に送られる。ローパスフィルタのカットオフ周波数は、散乱体Sの流速により異なるが、例えば20MHzであればよい。
演算部5では、データ取得部51内のADC回路により、信号処理部4からの高周波成分をデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された高周波成分は計算処理部52に送られる。計算処理部52は、FFTによりフーリエ変換し、そのパワーを算出することでパワースペクトルを得る。パワースペクトルが得られたら、パワーPと周波数fとの積和を、以下に示す式(1)により所定の周波数範囲(添え字i)に亘って演算し、流速相関特徴量νとする。
ν=Σ(P(fi)×fi) ・・・・(1)
上述においては、センサ素子SE1の光源部2からの光を、管を流れる流体を通して隣りのセンサ素子SE2の受光部3で受光した場合について説明したが、センサ素子SE2の光源部2からの光を、管を流れる流体を通して隣りのセンサ素子SE1の受光部3で受光した場合にも、また、センサ素子SE2の光源部2からの光を管を流れる流体を通して隣りのセンサ素子SE3の受光部3で受光した場合等にも、同様にして流速相関特徴量νが得られる。
計算処理部52は、これら4つ(光源部の出力時間を調整するなどして受光部で一時に受光する光源部を1つに限定する場合は8つ)の流速相関特徴量νに較正係数を乗算するなどの演算を加え、この演算が加えられた4つの流速相関特徴量νから、例えば、平均流量値を算出して、結果表示部6に送ることで流体計測を実現する。なお、流速相関特徴量νを算出する際に適宜、増幅・フィルタ回路の周波数特性を補正する補正演算を行うことができる。また、ADC、計算処理を適切に設計して、直流成分等を用いた入射光強度・反射度合に応じた補正演算等を行うことができる。
本実施の形態では、一体型のセンサ素子SEを、管の周囲の管の管軸と垂直な平面上に略等角度間隔で配置したうえで、任意の1つのセンサ素子SEの光源部2から出射された光を、管を流れる流体を通して隣りのセンサ素子SEの受光部3で受光する。具体的には、隣りのセンサ素子SEの受光部3を用いて散乱光を受光する。これにより、従来よりも広範囲の流体領域から散乱光を受光することができ、速度分布をより広範囲の領域に亘って平均化することができた。また、複数のセンサ素子SEの受光信号を平均化して、流体計測を行うことができた。
この結果として、本実施の形態では、管の曲りに起因する速度分布変化の影響を従来よりも14%以上低減することが可能であった。このとき、散乱強度が強い前方散乱光を選択的に受光することができる透過光検出配置にしたため、光路が従来よりも増えたことで散乱光が減衰する影響を相殺し、従来と同程度の大きさの散乱信号を受光することができた。
なお、本実施の形態では、センサ素子SEを管の周囲に略等角度間隔で4個配置(4センサ)するようにしたが、図6A、図6Bに示すように6個配置(6センサ)するようにしてもよく、図6C、図6Dに示すように8個配置(8センサ)するようにしてもよい。この場合、管の曲りに起因する速度分布変化の影響を従来よりも6センサで16%、8センサで18%以上低減することが可能であった。
〔実施の形態2〕
実施の形態2では、図7に示すように、4つの一体型のセンサ素子SE(SE1~SE4)を管の周囲に等角度間隔(90゜間隔)で並ぶように配置している。また、実施の形態2では、隣接センサ素子を利用した前方散乱光(透過光)の受光と同時に、光源部と同一のセンサ素子SE内の受光部を用いて後方散乱光を受光し、この後方散乱光の受光信号も合わせて平均化し、流量または流速を算出するようにしている。
このようにすることによって、管の曲りに起因する速度分布変化の影響を従来よりも18%以上低減することが可能であった。
〔実施の形態3〕
実施の形態3に係る流体測定装置は、実施の形態1と同様の配置、計測構成であるが、前述したように透過光に相当する直流成分が、光吸収特性を備える散乱体Sの濃度に応じて増減することに着目した。
具体的には、測定対象の濃度と直流成分と流速相関特徴量との対応関係を、事前に使用するチューブ等において測定して較正表を作成した後、演算部において、レーザ素子の出力変動を差し引いた直流成分をこの較正表に照らし合わせることで散乱体Sの濃度変化に起因する流速相関特徴量を補正した。これにより散乱体Sの濃度に依存しない管内流体の流速相関特徴量、例えば平均流量を計測する事が可能であった。
このようにすることにより、実施の形態3では、実施の形態1と同様に、管の曲りに起因する速度分布変化の影響を従来よりも14%以上低減することが可能であり、さらに散乱体Sの濃度に依存する流量値変動を15%以上低減することが可能であった。これにより、流量値変動低減効果としては合わせて22%以上の低減が可能であった。
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1…管、2…光源部、3…受光部、4、4-1~4-4…信号処理部、41…増幅器、42…フィルタ、5…演算部、51…データ取得部、52…計算処理部、6…結果表示部、7…仕切り部、SE(SE1~SE4)…センサ素子、S…散乱体、100…流体測定装置(レーザドップラー流量計)。

Claims (5)

  1. 散乱体を含む流体が流れる管の周囲に配置され、それぞれが前記流体に可干渉光を照射する光源部と、可干渉光を受光して光電変換する受光部と、前記光源部と受光部の間に遮光のための仕切り構造を備える第1~第2N(Nは2以上の整数)のセンサ素子と、
    前記第1~第2Nのセンサ素子の受光部で受光され光電変換された信号の増幅、およびフィルタリングを行う信号処理部と、
    前記信号処理部で処理された信号をデジタル信号に変換し、前記デジタル信号をもとに前記流体の流速および流量の少なくとも1つを算出する演算部とを備え、
    前記第1~第2Nのセンサ素子内の光源部と受光部は、隣り合うセンサ素子内の光源部と受光部の位置関係とは逆になるように、前記管の管軸方向に沿って近接して配置されており、
    前記第1~第2Nのセンサ素子は、前記管の管軸と垂直な平面上に略等角度間隔に配置され、
    前記第1~第2Nのセンサ素子のうちの任意の1つのセンサ素子の光源部から出射され前記管を流れる流体を透過した可干渉光は、前記1つのセンサ素子と隣り合うセンサ素子の受光部で受光され、
    前記1つのセンサ素子と前記隣り合うセンサ素子との間の距離は、
    前記1つのセンサ素子の光源部と受光部との間の距離をdとし、前記管の外側の半径をrとした場合、πd/2以上で、かつ√2r以下とされている
    ことを特徴とする流体測定装置。
  2. 請求項1に記載された流体測定装置において、
    前記演算部は、
    前記1つのセンサ素子の光源部から出射され前記管を流れる流体を透過して前記1つのセンサ素子と隣り合うセンサ素子の受光部で受光された光に加えて、前記1つのセンサ素子の光源部から出射され前記1つのセンサ素子の受光部で受光された前記散乱体による散乱光をもとに、前記流体の流速および流量の少なくとも1つを算出する
    ことを特徴とする流体測定装置。
  3. 請求項1または2に記載された流体測定装置において、
    前記演算部は、
    前記第1~第2Nのセンサ素子の受光部で受光された信号の平均値をもとに前記流体の流速および流量の少なくとも1つを算出する
    ことを特徴とする流体測定装置。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載された流体測定装置において、
    前記演算部は、
    前記第1~第2Nのセンサ素子の受光部により検出された透過光の信号をもとに、前記流体の濃度情報を算出し、前記算出された前記流体の流速および流量の少なくとも1つの値を前記濃度情報によって補正する
    ことを特徴とする流体測定装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載された流体測定装置において、
    前記Nは、2、3、4のいずれかである
    ことを特徴とする流体測定装置。
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