JP7103092B2 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は情報処理装置及び情報処理方法に関する。
所定動作を行う可動装置の動作を監視することで当該可動装置の異常の有無を検出する装置が使用されている。特許文献1のパワーステアリング装置では、複数の指標をそれぞれ独立して閾値と比較することで、指標毎に異常の有無を判定している。
特開2016‐064710号公報
複数の指標が互いに関連している場合、1個の指標の値の変動により、他の指標の正常範囲が変化する場合がある。特許文献1のパワーステアリング装置によると異なる指標毎に閾値と比較している。このため、正確に各指標の異常の有無を判定することができず、可動装置の異常の発見が遅れる可能性がある。本発明の一態様は、異常の有無を早期に検出することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の一側面に係る情報処理装置は、可動装置に所定動作をさせるモータを、入力された指示値に基づいてドライバが回転させたときの当該モータの回転に伴う第1指標及び第2指標を経時的に取得する取得部と、前記取得部が取得した第1指標の所定期間における特徴量である第1特徴量を演算する第1特徴量演算部と、前記取得部が取得した第2指標の前記所定期間における特徴量である第2特徴量を演算する第2特徴量演算部と、前記第2特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第1特徴量に応じて変化する第2閾値を取得し、前記第2特徴量演算部が演算した前記第2特徴量と前記第2閾値とを比較することで、当該第2特徴量が前記正常範囲に含まれるか否かを判定する判定部を備えている。
上記構成によると、第1指標及び第2指標のうち、第1指標の特徴量である第1特徴量に応じた第2特徴量の正確な正常範囲を、第2閾値として得ることができる。これにより、前記可動装置の異常の有無を早期に検出することができる。
前記判定部は、前記第1特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第2特徴量に応じて変化する第1閾値を取得し、前記第1特徴量演算部が演算した前記第1特徴量と前記第1閾値とを比較することで、当該第1特徴量が前記正常範囲に含まれるか否かを判定してもよい。上記構成によると、第1指標及び第2指標のうち、第2指標の特徴量である第2特徴量に応じた第1特徴量の正確な正常範囲を、第1閾値として得ることができる。これにより、前記可動装置の異常の有無を早期に検出することができる。
前記正常範囲は楕円形状であってもよい。
前記第1特徴量は、前記所定期間における前記第1指標の、平均値、分散、最大値と最小値との差、モータの回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の平均、及び、モータの回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の分散のいずれかであってもよい。
前記第2特徴量は、前記所定期間における前記第2指標の、平均値、分散、最大値と最小値との差、モータの回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の平均、及び、モータの回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の分散のいずれかであってもよい。
前記第1指標及び前記第2指標は、互いに異なる指標であって、前記モータの回転に伴うトルク、前記モータが回転する速度、及び、前記モータの回転に伴う前記可動装置の動作速度の何れかであってもよい。トルク及び速度は、可動装置が動いているときの指標であるので、可動装置の異常が値に反映されやすい。それゆえ、前記可動装置の異常の有無を早期に検出することができる。
本発明の一側面に係る情報処理方法は、可動装置に所定動作をさせるモータを、入力された指示値に基づいてドライバが回転させたときの当該モータの回転に伴う第1指標及び第2指標を経時的に取得する取得ステップと、前記取得ステップにて取得した第1指標の所定期間における特徴量である第1特徴量を演算する第1特徴量演算ステップと、前記取得ステップにて取得した第2指標の前記所定期間における特徴量である第2特徴量を演算する第2特徴量演算ステップと、前記第2特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第1特徴量に応じて変化する第2閾値を取得し、前記第2特徴量演算ステップにて演算した前記第2特徴量が前記に含まれるか否かを判定する判定ステップとを有する。
本開示の一態様によれば、異常の有無を早期に検出することができる。
実施形態1に係るPLCの機能ブロックの一例を示す図である。 実施形態1に係るPLCの適用場面の一例を模式的に表す図である。 実施形態1に係る、座標空間において正常範囲演算部が演算した正常範囲の様子を表す図である。 実施形態1に係る可動装置が所定動作を行っている際のモータのトルクの経時変化を表す図である。 実施形態1に係る可動装置が所定動作を行っている際のモータの回転の速度の経時変化を表す図である。 実施形態1に係るトルク平均値の変化の様子を表す図である。 実施形態1に係る速度差分平均値の変化の様子を表す図である。 実施形態1に係る第1特徴量と第2特徴量とを座標とする座標空間に、第1特徴量と第2特徴量とをプロットした様子を表す図である。 実施形態1に係るPLCの処理の流れを表す図である。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。
§1 適用例
図2を用いて、本発明が適用される場面の一例について説明する。図2は、実施形態1に係るPLC(programmable logic controller)50の適用場面の一例を模式的に表す図である。本実施形態に係るPLC50は、モータ30の回転によって所定動作をする可動機構(可動部13、ボールネジ12)を含む可動装置10の異常をリアルタイムで検出する、本発明の情報処理装置の一例である。
可動システム1は、可動装置10と、モータ30と、モータ30の駆動を制御するドライバ40と、PLC50とを備えている。可動システム1は、例えば、製品の製造工場において用いられる生産設備である。可動装置10は、例えば、カップリング20を介して接続されているモータ30の回転が伝達されることによって、所定動作を行う装置である。可動装置10は、モータ30の回転が伝達されることで所定動作をする装置であればよく、例えば、製造工場において用いられる搬送装置等の各種装置であってもよいし、製造工場以外で用いられている各種のロボット等の装置であってもよい。
PLC50は、モータ30の回転に伴う複数の指標を経時的に取得し、当該複数の指標に基づいて可動装置10の異常を検出する情報処理装置であればよく、当該情報処理装置としては、例えば、サーバ等であってもよい。モータ30の回転に伴う指標とは、モータ30を制御するための制御値(入力値)、モータ30の回転に伴う出力値(計測値)等、互いに関連する指標である。そして、PLC50は、複数の指標に基づいて、可動装置10の異常の有無を判定する。指標の具体例は後述する。例えば、PLC50は、第1指標を横軸とし、第2指標を縦軸とした2次元平面において、第1指標と第2指標とで示される座標が正常範囲に入っているか否かに基づいて、可動装置10の異常の有無を判定する。指標の具体例は後述する。
§2 構成例
図2を用いて、実施形態1に係る可動システム1の構成例について説明する。可動装置10は、例えば、リニアガイドを有するベース11と、ボールネジ12と、可動部13とを備えている。ボールネジ12は、ベース11の長軸方向に平行となるようにベース11に搭載されている。可動部13は、ボールネジ12に搭載されている。ボールネジ12の一方の端部は、カップリング20を介してモータ30の出力軸と接続されている。
モータ30の出力軸の回転(単に、モータ30の回転と称する)によってボールネジ12が回転する。そして、可動部13は、ボールネジ12の回転に伴い、ボールネジ12上であって、矢印A1に示すように、ボールネジ12に沿って動作する(すなわち移動する)。
可動装置10は、例えば、可動部13が、ボールネジ12の一方の端部(モータ30に近い側の端部)近傍から、他方の端部(モータ30から遠い側の端部)近傍方向(往路方向)へ1サイクルの動作として移動したり、逆に、可動部13が、ボールネジ12の他方の端部近傍から、一方の端部近傍方向(復路方向)へ1サイクルの動作として移動したりする。この可動装置10における所定動作とは、前記1サイクルの動作であってもよいし、前記1サイクルの動作を複数回含む複数サイクルの動作であってもよい。
本実施形態では、モータ30はエンコーダ35を備えているものとして説明する。エンコーダ35は、モータ30の回転方向及び回転角度を示す情報をパルス信号としてドライバ40へ経時的に出力する。
なお、エンコーダ35は、モータ30とは別に設けられた外付けであってもよい。エンコーダ35がモータ30とは別に設けられている場合、例えば、当該エンコーダ35は、ボールネジ12の他方の端部(モータ30から遠い側の端部)にカップリングを介して取り付けられる。そして、当該エンコーダ35は、ボールネジ12の回転方向及び回転角度を示す情報をパルス信号としてPLC50へ経時的に出力する。
なお、モータ30に内蔵されているエンコーダ35又はモータ30とは別に設けられた外付けのエンコーダ35は、回転部分と、当該回転部分の回転方向及び回転角度をセンシングするセンシング部分と、が接触している接触式のエンコーダであってもよいし、回転部分とセンシング部分とが非接触である非接触式のエンコーダであってもよい。
例えば、ドライバ40は、PLC50からの指示値(目標値)に基づいて、モータ30の単位時間あたりの回転数が指示値(目標値)となるように、適切な値の電流及び電圧を生成し、当該生成した電流及び電圧をモータ30に出力する。これにより、ドライバ40は、モータ30の回転を制御する。例えば、ドライバ40は、モータ30へ出力した電流及び電圧それぞれの電流値及び電圧値に基づいて、モータ30のトルク値を経時的に演算し、逐次、PLC50へ出力する。
ドライバ40に入力されるPLC50からの指示値(目標値)、ドライバ40からモータ30へ出力する電流値及び電圧値、及び、当該電流値及び電圧値から演算されるトルク値は、モータ30の回転に伴う指標のうち、モータ30を制御するための制御値の一例である。
また、ドライバ40は、モータ30が備えるエンコーダ35から取得するパルス信号に基づいて、モータ30の回転に伴う出力値(計測値)である角速度値(換言するとモータ30の回転の速度)を経時的に演算して、逐次、PLC50へ出力してもよい。
なお、例えば、可動部13に加速度センサを取り付けておき、モータ30の回転に伴って移動する可動部13の加速度データを加速度センサが経時的に取得し、当該加速度センサが、加速度値を示す加速度データを、モータ30の回転に伴う出力値として、逐次、PLC50へ出力するようにしてもよい。また、例えば、可動部13に位置センサを取り付けておき、モータ30の回転に伴って移動する可動部13の位置データを位置センサが経時的に取得し、当該位置センサが、可動部13の位置を示す位置データを、モータ30の回転に伴う出力値として、逐次、PLC50へ出力するようにしてもよい。また、例えば、モータ30に温度センサを取り付けておき、モータ30の回転に伴って上昇するモータ30の温度データを温度センサが経時的に取得し、当該温度センサが、モータ30の温度を示す温度データを、モータ30の回転に伴う出力値として、逐次、PLC50又はドライバ40を介してPLC50へ出力するようにしてもよい。
上述したような、モータ30からドライバ40へ出力されるパルス信号から演算されるモータ30の回転の速度、又は別途設けられたセンサから得られる、加速度値、位置及び温度等は、モータ30の回転に伴う指標のうち、モータ30の回転に伴う出力値(計測値)の一例である。なお、モータ30の回転に伴う出力値(計測値)は、モータ30の回転に伴って計測して得られる値であればよい。
図1は、実施形態1に係るPLC50の機能ブロックの一例を示す図である。PLC50は、指示部51と、正常範囲演算部52と、記憶部53と、取得部54と、第1特徴量演算部55aと、第2特徴量演算部55bと、判定部56とを備えている。以下、PLC50が備える各部について説明する。
図3は、実施形態1に係る、座標空間において正常範囲演算部が演算した正常範囲の様子を表す図である。正常範囲演算部52は、評価対象とする複数の指標それぞれの特徴量を座標軸とする座標空間における、評価対象とする複数の指標それぞれの特徴量の正常範囲を演算し、当該演算結果を記憶部53に記憶する。
PLC50が評価対象とする複数の指標は、モータ30の回転に伴う指標である。当該複数の指標は、モータ30の回転に伴い同時に値が変化(劣化)していく指標である。例えば、複数の指標は、1種類の指標の値の変化(劣化)に伴って、他の指標の値も劣化しているような関連性を有する指標であってもよい。例えば、上述したような、モータ30を制御するための制御値(入力値)、モータ30の回転に伴う出力値(計測値)等、互いに関連する指標、及びそれらの指標から演算される指標であってもよい。
モータ30を制御するための制御値(入力値)は、例えば、PLC50からドライバ40へ出力される指示値(目標値)、ドライバ40が指示値に基づいて生成する電流値及び電圧値、当該電流値及び電圧値から演算されるトルク値等を挙げることができる。
モータ30の回転に伴う出力値(計測値)は、例えば、エンコーダ35から出力されるパルス信号が演算されるモータ30の回転の速度、又は別途設けられたセンサから得られる、加速度値、位置及び温度等を挙げることができる。
トルク及び速度は、可動装置10が動いているときの指標であるので、可動装置10の異常が値に反映されやすい。それゆえ、可動装置10の異常の有無を早期に検出することができる。
また、それらの指標から演算される指標とは、例えば、PLC50からドライバ40へ出力される指示値に対する予想値を予め設定しておき、当該予想値と、モータ30の回転に伴う出力値(計測値)との差分(乱れ成分と称する場合がある)であってもよい。当該予想値を得るために、記憶部53に予め、指示値と当該指示値に対するモータ30の回転に伴う出力値との対応関係を表すデータベースを作成して記憶しておいてもよいし、指示値と当該指示値に対するモータ30の回転に伴う出力値との対応関係を表す伝達関数を予め作成して記憶しておいてもよい。
指示値の波形に対応する予測値の波形は、指示値の波形に対して予想されるズレを含む波形である。モータ30の回転に伴う出力値は、指示値の波形に追従するような波形となるが、指示値の波形と全く同じにはならず、多少のズレが生じる。特に、予測値の波形は、指示値の波形の立ち上がり直後(すなわちモータ30の停止状態から回転を開始した直後)、及び、指示値の波形の立ち下がりから停止まで(すなわちモータ30の減速状態から回転の停止まで)において、指示値の波形とのズレが大きくなる。よって予め指示値の波形に対する予想値の波形を把握しておき、予想値の波形に対して、モータ30の回転に伴う出力値の波形が追従していれば正常に可動装置10が可動しており、モータ30の回転に伴う出力値の波形のズレが大きくなると、可動装置10の可動に異常が生じていることを把握することができる。
指標の特徴量とは、所定期間における指標の絶対値の平均値、所定期間における前記差分の最大値と最小値との差分、所定期間における前記差分の分散、所定期間における平均の最大値と最小値との差等、所定期間における指標のバラツキ量である。なお、所定期間とは、可動装置10の整数倍サイクル(1又は複数サイクル)の期間であればよい。
図3に示す例では、第1指標はトルク値であり、第2指標はモータ30の回転の速度の乱れ成分(理想波形に対するモータ30の回転の速度の波形の差分)としている。そして、x軸は、第1指標(トルク値)の特徴量(第1特徴量)としての例である、所定期間における平均の最大値と最小値との差分を表している。y軸は、第2指標(モータ30の回転の速度の乱れ成分)の特徴量(第2特徴量)の例である平均値を表している。
ここで、例えば、PLC50が可動装置10を速度制御(すなわちモータ30の回転の速度制御)する場合、工場における生産に影響を与えるのは可動装置10における可動部13の速度(すなわちモータ30の回転の速度)である。そして、モータ30の回転の速度は、ドライバ40がモータ30に入力する電圧及び電流(すなわちトルク)によって調整される。すなわち、ドライバ40は、モータ30の回転の速度が所望の速度となるように電圧及び電流(すなわちトルク)をモータ30に入力する。このため、例えば、可動装置10に異常が生じると、モータ30の回転の速度の特徴量に影響が表れる前に、ドライバ40がモータ30へ入力している電圧及び電流(すなわちトルク)の特徴量に影響が表れる。
よって、第1指標として選択したトルク値と、第2指標として選択した速度の乱れ成分とは互いに関連する指標である。そして、モータ30の回転の速度の特徴量と、当該速度の制御値であるトルクの特徴量とを監視することで早期に異常の検出を行うことができる。
また、例えば、モータ30の温度が変化すると、トルク値の平均値も変化するため、温度とトルク値とも互いに関連する指標である。その他、上述したように、PLC50が評価対象とする複数の指標は、モータ30を制御するための制御値(入力値)、モータ30の回転に伴う出力値(計測値)、及び、それらの指標から演算される指標を組み合わせて選択する。
正常範囲演算部52は、評価対象とする複数の指標に関してデータのサンプリングを繰り返すことで、それぞれの指標の特徴量における正常範囲を演算し、当該正常範囲を規定する閾値を規定し、当該閾値を記憶部53に記憶する。図3に示す例では、正常範囲演算部52は、xy座標空間に、閾値(第1閾値)T1と、閾値(第2閾値)T2を規定している例を示している。閾値T1は、問題なく正常値である正常範囲を規定する閾値である。閾値T2は、閾値T1の外側を囲む範囲を規定する閾値であり、異常が発生する手前の注意すべき警告範囲を規定する。閾値T2より外側の範囲は、異常値を示す異常範囲である。閾値T1は、座標(T1x:T1y)によって規定されている。閾値T2は、座標(T2x:T2y)によって規定されている。第1指標と第2指標とは互いに関連する指標であるため、例えば、図3に示す例では、正常範囲は楕円形状となっている。つまり、x軸の値によって、y軸方向の閾値T1・T2は変動する。また、y軸の値によって、x軸方向の閾値T1・T2は変動する。
なお、評価対象とする指標は、2種類に限定されず、3種類以上であってもよい。この場合、正常範囲演算部52は、2軸(xy軸)ではなく、指標の種類数に応じて3軸以上の多次元の座標空間上に正常範囲を演算して各軸方向の閾値範囲を規定する。
記憶部53は、正常範囲演算部52が演算した正常範囲が記憶されている。当該正常範囲は、例えば、上述したように、閾値T1として座標(T1x:T1y)が記憶されており、閾値T2として座標(T2x:T2y)が記憶されている。なお、記憶部53は、PLC50の外部に設けられてもよいし、PLC50に外付けで接続されてもよい。
指示部51は、指示値をドライバ40に出力する。指示部51がドライバ40に出力する指示値とは、モータ30の回転に伴う出力値の目標値である。例えば、指示部51がドライバ40に出力する指示値とは、モータ30の回転に伴うトルクの目標値であってもよいし、モータ30の回転に伴う速度(角速度、回転速度)の目標値であってもよいし、モータ30の回転に伴う可動部13の速度(移動速度)の目標値であってもよいし、他の値の目標値であってもよい。
指示値がトルクの目標値の場合、ドライバ40は、指示部51から当該指示値を取得すると、モータ30のトルクが当該指示値となるような値の電流及び電圧を生成し、当該生成した電流及び電圧によってモータ30を回転させる。これにより、モータ30は、トルクが当該指示値となるように回転する。また、指示値がモータ30の回転する速度の目標値の場合、ドライバ40は、指示部51から当該指示値を取得すると、モータ30の回転する速度が当該指示値となるような値の電流及び電圧を生成し、当該生成した電流及び電圧によってモータ30を回転させる。これにより、モータ30は、速度が当該指示値となるように回転する。また、指示値が可動部13の速度の目標値の場合、ドライバ40は、指示部51から当該指示値を取得すると、可動部13の速度が当該指示値となるような値の電流及び電圧を生成し、当該生成した電流及び電圧によってモータ30を回転させる。これにより、モータ30は、可動部13の速度が当該指示値となるように回転する。
なお、本発明に係る情報処理装置がPLCではなく、サーバである場合は、指示部51を省略した構成としてもよい。
図4は、実施形態1に係る可動装置10が所定動作を行っている際のモータ30のトルクの経時変化を表す図である。図5は、実施形態1に係る可動装置10が所定動作を行っている際のモータ30の回転の速度の経時変化を表す図である。
取得部54は、複数の指標を、ドライバ40、又は、別途設けられる各種センサから取得する。図4及び図5に示す例では、取得部54は、第1指標としてドライバ40からトルク値を経時的に取得し、第2指標としてドライバ40からモータ30の回転の速度値を経時的に取得する。図4及び図5に示す横軸は同時間を表している。つまり、図4及び図5は、同時間における、トルク値の経時変化(図4)と速度値の経時変化(図5)とを表している。図4及び図5に示す期間B1、期間B2、期間B3、及び期間B4は、可動装置10の同じタイミングの1サイクルの動作期間を表している。なお、評価対象である指標が指示値の場合は、取得部54は指示部51から当該指示値を取得すればよい。
図6は、実施形態1に係るトルク平均値の変化の様子を表す図である。第1特徴量演算部55aは、取得部54が取得した第1指標の所定期間における特徴量である第1特徴量を演算する。例えば、第1特徴量演算部55aは、取得部54が取得したトルク値から、図4に示した期間B1、期間B2、期間B3、及び期間B4・・・毎のトルク値の平均値を特徴量として演算する。図6に示す例では、期間B1、期間B2、期間B3、期間B4・・・毎のトルク値の平均値を経時的に横軸方向にプロットしたトルク値の平均値の経時変化の様子を表している。
なお、第1特徴量演算部55aは、第1特徴量として、所定期間(例えば期間B1、期間B2、期間B3、期間B4・・・毎)における第1指標の、平均値、分散、最大値と最小値との差、モータの回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の平均、及び、モータ30の回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の分散のいずれかを演算してもよい。
図7は、実施形態1に係る速度差分平均値の変化の様子を表す図である。第2特徴量演算部55bは、取得部54が取得した第2指標の所定期間における特徴量である第2特徴量を演算する。例えば、第2特徴量演算部55bは、取得部54が取得した速度値から、図5に示した期間B1、期間B2、期間B3、及び期間B4・・・毎の速度差分(速度の乱れ成分)の平均値を特徴量として演算する。図7に示す例では、期間B1、期間B2、期間B3、期間B4・・・毎の速度差分平均値を経時的に横軸方向にプロットした速度差分平均値の経時変化の様子を表している。
なお、第2特徴量演算部55bは、第2特徴量として、所定期間(例えば期間B1、期間B2、期間B3、期間B4・・・毎)における第2指標の、平均値、分散、最大値と最小値との差、モータの回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の平均、及び、モータ30の回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の分散のいずれかを演算してもよい。
図8は、実施形態1に係る第1特徴量と第2特徴量とを座標とする座標空間に、第1特徴量と第2特徴量とをプロットした様子を表す図である。
判定部56は、図8に示すように、例えば、トルクの平均値(第1指標の第1特徴量)をx軸とし、速度差分平均値(第2指標の第2特徴量)をy軸として、xy座標を作成する。そして、図6に示した第1特徴量演算部55aからトルク値の平均値の経時変化と、図7に示した第2特徴量演算部55bから速度差分平均値の経時変化とを取得すると、同時間同士のトルクの平均値と速度差分平均値とを対応づけ、xy座標空間上にプロットする。つまり、判定部56は、トルクの平均値をx座標とし、速度差分平均値をy座標とする座標データ(x:y)を作成する。
そして、判定部56は、記憶部53に記憶された正常範囲を参照し、xy座標空間にプロットした座標データにおける、第1特徴量演算部55aが演算した第1特徴量(xの値)に応じて変化する第2閾値(閾値T1のy座標の値範囲と、閾値T2のy座標の値範囲)とを取得する。そして、判定部56は、座標データにおけるyの値が第2閾値(閾値T1のy座標の値範囲と、閾値T2のy座標の値範囲)に含まれていれば、yの値は正常範囲であると判定する。
なお、判定部56は、座標データのyの値が、閾値T1のy座標の値範囲外であり、閾値T2のy座標の値範囲内であれば、ユーザに警告するため、ユーザへの警告通知処理を行う。また、判定部56は、座標データのyの値が、閾値T2のy座標の値範囲外であれば、yの値は異常値であると判定し、ユーザに異常を知らせるため、ユーザへの異常通知処理を行う。
このように、例えば、互いに関連する指標である、トルク(第1指標)及び速度(第2指標)のうち、トルクの特徴量であるトルク平均(第1特徴量)に応じた速度の速度差分平均値(第2特徴量)の正確な正常範囲を、第2閾値として得ることができる。これにより、可動装置10の異常の有無を早期に検出することができる。
また、判定部56は、y座標が正常であるか否かを判定した座標データの第2特徴量(yの値)に応じて変化する第1閾値(閾値T1のx座標の値範囲と、閾値T2のx座標の値範囲)とを取得する。そして、判定部56は、座標データにおけるxの値が第1閾値(閾値T1のx座標の値範囲と、閾値T2のx座標の値範囲)に含まれていれば、xの値は正常範囲であると判定する。
なお、判定部56は、座標データのxの値が、閾値T1のx座標の値範囲外であり、閾値T2のx座標の値範囲内であれば、xの値は正常範囲であるが、ユーザに警告するため、ユーザへの警告通知処理を行う。また、判定部56は、座標データのxの値が、閾値T2のx座標の値範囲外であると、xの値は異常値であると判定し、ユーザに異常を知らせるため、ユーザへの異常通知処理を行う。
このように、例えば、互いに関連する指標である、トルク(第1指標)及び速度(第2指標)のうち、速度の特徴量である速度差分平均値(第2特徴量)に応じたトルクの平均値(第1特徴量)の正確な正常範囲を、第1閾値として得ることができる。これにより、可動装置10の異常の有無を早期に検出することができる。なお、評価対象とする指標は、1個の指標が変化すると他の指標にも影響を及ぼす関連を有していてもよいし、当該関連を有していなくても同時に値が変化する(劣化する)ような複数の指標であってもよい。
なお、判定部56は、評価対象である指標の種類が3種類以上の場合は、当該種類に応じた3軸以上の多次元空間において座標データをプロットし、当該座標データが正常範囲であるか否かを判定する。
また、判定部56は、座標データのうち、先に、xの値が閾値T1のx座標の値範囲内であるか、また、閾値T2のx座標の値範囲内又は範囲外であるかを判定し、その次に、yの値が閾値T1のy座標の値範囲内であるか、また、閾値T2のy座標の値範囲内又は範囲外であるかを判定してもよい。また、判定部56は、座標データのうち、先に判定した値(例えばyの値)が、閾値T2の範囲外(警告範囲)であると判定すると、もう一方の値(例えばxの値)が、閾値T1及び閾値T2の座標の値範囲内であるか否かを判定せずに、ユーザに対する異常通知処理を行ってもよい。
なお、ユーザに通知する処理とは、ユーザに通知するための種々の方法を含む。このユーザに通知する処理の例としては、可動システム1がディスプレイを備える場合は、ユーザに通知する画面をディスプレイに表示させたり、可動システム1がスピーカを備える場合は、ユーザに通知する音声をスピーカに出力させたりする処理を挙げることができる。または、このユーザに通知する処理として、例えば、ユーザが指定するアドレスにメールを送信することでユーザに通知したり、可動システム1がランプを備える場合は、当該ランプを点灯又は点滅させたりする処理等を挙げることもできる。
図9は、実施形態1に係るPLC50の処理の流れを表す図である。まず、正常範囲演算部52は、評価対象である指標の特徴量それぞれを座標軸とした多次元の座標空間において、それぞれの特徴量の正常範囲を規定する閾値(閾値T1・T2)を演算する(ステップS10)。次いで、取得部54は、ドライバ40からトルク値等の第1指標と、速度値等の第2指標を経時的に取得する(ステップS11)。
そして、第1特徴量演算部55aは、取得部54が取得したトルク値等の第1指標の所定期間における特徴量である平均値(第1特徴量)を演算する(ステップS12)。第1特徴量演算部55aは、演算した平均値(第1特徴量)を経時的に判定部56へ出力する。
また、第2特徴量演算部55bは、取得部54が取得した速度値等の第2指標の所定期間における特徴量である速度差分平均値(第2特徴量)を演算する(ステップS13)。第2特徴量演算部55bは、演算した速度差分平均値(第2特徴量)を経時的に判定部56へ出力する。
次いで、判定部56は、トルクの平均値(第1特徴量)をx座標とし、速度差分平均値(第2特徴量)をy座標とする座標空間を作成する。そして、判定部56は、第1特徴量演算部55aから取得した平均値(第1特徴量)をxの値とし、当該平均値と同じ時間の第2特徴量演算部55bから取得した速度差分平均値(第2特徴量)をyの値とする座標データを作成し、xy座標空間にプロットしていく。そして、判定部56は、記憶部53に記憶された正常範囲を参照し、プロットした座標データのうち、xの値(トルクの平均値)に応じたyの値(第2特徴量)の閾値(閾値T1のy座標の値範囲及び閾値T2のy座標の値範囲)を取得する(ステップS14)。
さらに、判定部56は、記憶部53に記憶された正常範囲を参照し、座標空間にプロットした座標データのうち、yの値(速度差分平均値)に応じたxの値(第1特徴量)の閾値(閾値T1のx座標の値範囲及び閾値T2のx座標の値範囲)を取得する(ステップS15)。
そして、ステップS16において、判定部56は、xの値及びyの値が共に、閾値T1の範囲内であれば(ステップS16のYESの場合)、座標データは正常範囲の値であると判定し、ステップS11の処理に戻る。
また、ステップS16において、判定部56は、xの値及びyの少なくとも一方が、閾値T1より大きく閾値T2以下の範囲であるか否かを判定する(ステップS17)。そして、ステップS17において、判定部56は、xの値及びyの少なくとも一方が、閾値T1より大きく閾値T2以下の範囲であると判定すると(ステップS17のYESの場合)、座標データは警告範囲に含まれると判定し、ユーザへの警告通知処理を行う(ステップS18)。また、ステップS17において、判定部56は、xの値及びyの少なくとも一方が、閾値T2より大きい場合(ステップS17のNOの場合)、座標データは異常であると判定し、ユーザへの異常報知処理を行う(ステップS19)。
〔ソフトウェアによる実現例〕
PLC50の制御ブロック(特に指示部51、正常範囲演算部52、取得部54、第1特徴量演算部55a、第2特徴量演算部55b及び判定部56)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、PLC50は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 可動システム
10 可動装置
11 ベース
12 ボールネジ
13 可動部
20 カップリング
30 モータ
35 エンコーダ
40 ドライバ
50 PLC
51 指示部
52 正常範囲演算部
53 記憶部
54 取得部
55a 第1特徴量演算部
55b 第2特徴量演算部
56 判定部

Claims (10)

  1. 可動装置に所定動作をさせるモータを、入力された指示値に基づいてドライバが回転させたときの当該モータの回転に伴う第1指標及び第2指標を経時的に取得する取得部と、
    前記取得部が取得した第1指標の所定期間における特徴量である第1特徴量を演算する第1特徴量演算部と、
    前記取得部が取得した第2指標の前記所定期間における特徴量である第2特徴量を演算する第2特徴量演算部と、
    前記第2特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第1特徴量に応じて変化する第2閾値を取得し、前記第2特徴量演算部が演算した前記第2特徴量と前記第2閾値とを比較することで、当該第2特徴量が前記正常範囲に含まれるか否かを判定する判定部を備え、
    前記判定部は、前記第1特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第2特徴量に応じて変化する第1閾値を取得し、前記第1特徴量演算部が演算した前記第1特徴量と前記第1閾値とを比較することで、当該第1特徴量が前記正常範囲に含まれるか否かを判定する情報処理装置。
  2. 可動装置に所定動作をさせるモータを、入力された指示値に基づいてドライバが回転させたときの当該モータの回転に伴う第1指標及び第2指標を経時的に取得する取得部と、
    前記取得部が取得した第1指標の所定期間における特徴量である第1特徴量を演算する第1特徴量演算部と、
    前記取得部が取得した第2指標の前記所定期間における特徴量である第2特徴量を演算する第2特徴量演算部と、
    前記第2特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第1特徴量に応じて変化する第2閾値を取得し、前記第2特徴量演算部が演算した前記第2特徴量と前記第2閾値とを比較することで、当該第2特徴量が前記正常範囲に含まれるか否かを判定する判定部を備え、
    前記正常範囲は楕円形状である情報処理装置。
  3. 可動装置に所定動作をさせるモータを、入力された指示値に基づいてドライバが回転させたときの当該モータの回転に伴う第1指標及び第2指標を経時的に取得する取得部と、
    前記取得部が取得した第1指標の所定期間における特徴量である第1特徴量を演算する第1特徴量演算部と、
    前記取得部が取得した第2指標の前記所定期間における特徴量である第2特徴量を演算する第2特徴量演算部と、
    前記第2特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第1特徴量に応じて変化する第2閾値を取得し、前記第2特徴量演算部が演算した前記第2特徴量と前記第2閾値とを比較することで、当該第2特徴量が前記正常範囲に含まれるか否かを判定する判定部を備え、
    前記第1特徴量は、前記所定期間における前記第1指標の、平均値、分散、最大値と最小値との差、モータの回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の平均、及び、モータの回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の分散のいずれかである情報処理装置。
  4. 可動装置に所定動作をさせるモータを、入力された指示値に基づいてドライバが回転させたときの当該モータの回転に伴う第1指標及び第2指標を経時的に取得する取得部と、
    前記取得部が取得した第1指標の所定期間における特徴量である第1特徴量を演算する第1特徴量演算部と、
    前記取得部が取得した第2指標の前記所定期間における特徴量である第2特徴量を演算する第2特徴量演算部と、
    前記第2特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第1特徴量に応じて変化する第2閾値を取得し、前記第2特徴量演算部が演算した前記第2特徴量と前記第2閾値とを比較することで、当該第2特徴量が前記正常範囲に含まれるか否かを判定する判定部を備え、
    前記第2特徴量は、前記所定期間における前記第2指標の、平均値、分散、最大値と最小値との差、モータの回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の平均、及び、モータの回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の分散のいずれかである情報処理装置。
  5. 可動装置に所定動作をさせるモータを、入力された指示値に基づいてドライバが回転させたときの当該モータの回転に伴う第1指標及び第2指標を経時的に取得する取得部と、
    前記取得部が取得した第1指標の所定期間における特徴量である第1特徴量を演算する第1特徴量演算部と、
    前記取得部が取得した第2指標の前記所定期間における特徴量である第2特徴量を演算する第2特徴量演算部と、
    前記第2特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第1特徴量に応じて変化する第2閾値を取得し、前記第2特徴量演算部が演算した前記第2特徴量と前記第2閾値とを比較することで、当該第2特徴量が前記正常範囲に含まれるか否かを判定する判定部を備え、
    前記第1指標及び前記第2指標は、互いに異なる指標であって、前記モータの回転に伴うトルク、前記モータが回転する速度、及び、前記モータの回転に伴う前記可動装置の動作速度の何れかである情報処理装置。
  6. 可動装置に所定動作をさせるモータを、入力された指示値に基づいてドライバが回転させたときの当該モータの回転に伴う第1指標及び第2指標を経時的に取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにて取得した第1指標の所定期間における特徴量である第1特徴量を演算する第1特徴量演算ステップと、
    前記取得ステップにて取得した第2指標の前記所定期間における特徴量である第2特徴量を演算する第2特徴量演算ステップと、
    前記第2特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第1特徴量に応じて変化する第2閾値を取得し、前記第2特徴量演算ステップにて演算した前記第2特徴量が前記に含まれるか否かを判定する判定ステップとを有し、
    前記判定ステップは、前記第1特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第2特徴量に応じて変化する第1閾値を取得し、前記第1特徴量演算ステップが演算した前記第1特徴量と前記第1閾値とを比較することで、当該第1特徴量が前記正常範囲に含まれるか否かを判定する情報処理方法
  7. 可動装置に所定動作をさせるモータを、入力された指示値に基づいてドライバが回転させたときの当該モータの回転に伴う第1指標及び第2指標を経時的に取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにて取得した第1指標の所定期間における特徴量である第1特徴量を演算する第1特徴量演算ステップと、
    前記取得ステップにて取得した第2指標の前記所定期間における特徴量である第2特徴量を演算する第2特徴量演算ステップと、
    前記第2特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第1特徴量に応じて変化する第2閾値を取得し、前記第2特徴量演算ステップにて演算した前記第2特徴量が前記に含まれるか否かを判定する判定ステップとを有し、
    前記正常範囲は楕円形状である情報処理方法
  8. 可動装置に所定動作をさせるモータを、入力された指示値に基づいてドライバが回転させたときの当該モータの回転に伴う第1指標及び第2指標を経時的に取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにて取得した第1指標の所定期間における特徴量である第1特徴量を演算する第1特徴量演算ステップと、
    前記取得ステップにて取得した第2指標の前記所定期間における特徴量である第2特徴量を演算する第2特徴量演算ステップと、
    前記第2特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第1特徴量に応じて変化する第2閾値を取得し、前記第2特徴量演算ステップにて演算した前記第2特徴量が前記に含まれるか否かを判定する判定ステップとを有し、
    前記第1特徴量は、前記所定期間における前記第1指標の、平均値、分散、最大値と最小値との差、モータの回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の平均、及び、モータの回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の分散のいずれかである情報処理方法
  9. 可動装置に所定動作をさせるモータを、入力された指示値に基づいてドライバが回転させたときの当該モータの回転に伴う第1指標及び第2指標を経時的に取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにて取得した第1指標の所定期間における特徴量である第1特徴量を演算する第1特徴量演算ステップと、
    前記取得ステップにて取得した第2指標の前記所定期間における特徴量である第2特徴量を演算する第2特徴量演算ステップと、
    前記第2特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第1特徴量に応じて変化する第2閾値を取得し、前記第2特徴量演算ステップにて演算した前記第2特徴量が前記に含まれるか否かを判定する判定ステップとを有し、
    前記第2特徴量は、前記所定期間における前記第2指標の、平均値、分散、最大値と最小値との差、モータの回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の平均、及び、モータの回転に伴う出力値の予測値と当該出力値の計測値との差の分散のいずれかである情報処理方法
  10. 可動装置に所定動作をさせるモータを、入力された指示値に基づいてドライバが回転させたときの当該モータの回転に伴う第1指標及び第2指標を経時的に取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにて取得した第1指標の所定期間における特徴量である第1特徴量を演算する第1特徴量演算ステップと、
    前記取得ステップにて取得した第2指標の前記所定期間における特徴量である第2特徴量を演算する第2特徴量演算ステップと、
    前記第2特徴量の正常範囲を規定しかつ前記第1特徴量に応じて変化する第2閾値を取得し、前記第2特徴量演算ステップにて演算した前記第2特徴量が前記に含まれるか否かを判定する判定ステップとを有し、
    前記第1指標及び前記第2指標は、互いに異なる指標であって、前記モータの回転に伴うトルク、前記モータが回転する速度、及び、前記モータの回転に伴う前記可動装置の動作速度の何れかである情報処理方法
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