JP7103027B2 - 化合物半導体装置、化合物半導体装置の製造方法、発電装置及び電源装置 - Google Patents

化合物半導体装置、化合物半導体装置の製造方法、発電装置及び電源装置 Download PDF

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Description

本発明は、化合物半導体装置、化合物半導体装置の製造方法、発電装置及び電源装置に関する。
エネルギーハーベスティングにより、環境に存在するエネルギーから発電する装置が注目されている。特に、物のインターネット(Internet of Things:IoT)に用いられるIoTセンサの自立電源向けに小型の発電装置の実現が期待されている。従来、ナノワイヤを用いた太陽電池及びナノワイヤを用いた電波発電装置が提案されている。
しかしながら、IoTセンサにおいては、昼夜を問わず安定した電力が必要とされるところ、これらの従来の装置では、小型で安定した電力を得ることは難しい。
国際公開第2012/124807号 特開2006-261666号公報
本開示の目的は、小型で安定した電力を得ることができる化合物半導体装置、化合物半導体装置の製造方法、発電装置及び電源装置を提供することにある。
本開示の一形態によれば、基板と、前記基板の上方に形成され、第1導電型の第1のナノワイヤセグメントと、前記第1のナノワイヤセグメント上の第2導電型の第2のナノワイヤセグメントと、を有し、第1発電手段として作用する第1のナノワイヤと、前記基板の上方に形成され、第1導電型の第3のナノワイヤセグメントと、前記第3のナノワイヤセグメント上の第2導電型の第4のナノワイヤセグメントと、前記第4のナノワイヤセグメント上の第1導電型の第5のナノワイヤセグメントと、を有し、第2発電手段として作用する第2のナノワイヤと、前記第1のナノワイヤセグメント及び前記第3のナノワイヤセグメントに電気的に接続された第1の金属電極と、前記第2のナノワイヤセグメントに電気的に接続された第2の金属電極と、前記第5のナノワイヤセグメントに電気的に接続された第3の金属電極と、を有し、前記第1のナノワイヤセグメントと前記第2のナノワイヤセグメントとがトンネル接合し、前記第3のナノワイヤセグメントと前記第4のナノワイヤセグメントとがトンネル接合する化合物半導体装置が提供される。
本開示によれば、小型で安定した電力を得ることができる。
第1の実施形態に係る化合物半導体装置を示す断面図である。 第1の実施形態に係る化合物半導体装置を示すエネルギーバンド図である。 第2の実施形態に係る化合物半導体装置を示す断面図である。 第2の実施形態に係る化合物半導体装置を示すエネルギーバンド図である。 第2の実施形態に係る化合物半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 第2の実施形態に係る化合物半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。 第2の実施形態に係る化合物半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 第3の実施形態に係る化合物半導体装置を示す断面図である。 第3の実施形態に係る化合物半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 第3の実施形態に係る化合物半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。 第3の実施形態に係る化合物半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 第3の実施形態に係る化合物半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。 第4の実施形態に係る発電装置を示す模式図である。 第5の実施形態に係る電源装置を示す回路図である。
以下、実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省くことがある。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。第1の実施形態は、ナノワイヤを備えた化合物半導体装置に関する。図1は、第1の実施形態に係る化合物半導体装置を示す断面図である。図2は、第1の実施形態に係る化合物半導体装置を示すエネルギーバンド図である。図2(a)は、第1のナノワイヤのエネルギーバンドを示し、図2(b)は、第2のナノワイヤのエネルギーバンドを示す。
図1に示すように、第1の実施形態に係る化合物半導体装置100は、基板151と、基板151の上方に形成された第1のナノワイヤ131と、基板151の上方に形成された第2のナノワイヤ132と、を有する。第1のナノワイヤ131は、第1導電型の第1のナノワイヤセグメント101と、第1のナノワイヤセグメント101上の第2導電型の第2のナノワイヤセグメント102と、を有する。第2のナノワイヤ132は、第1導電型の第3のナノワイヤセグメント103と、第3のナノワイヤセグメント103上の第2導電型の第4のナノワイヤセグメント104と、第4のナノワイヤセグメント104上の第1導電型の第5のナノワイヤセグメント105と、を有する。化合物半導体装置100は、更に、第1のナノワイヤセグメント101及び第3のナノワイヤセグメント103に電気的に接続された第1の金属電極121と、第2のナノワイヤセグメント102に電気的に接続された第2の金属電極122と、第5のナノワイヤセグメント105に電気的に接続された第3の金属電極123と、を有する。第1のナノワイヤ131及び第2のナノワイヤ132は、例えばIII-V族化合物半導体から構成される。
図2(a)に示すように、第1のナノワイヤセグメント101と第2のナノワイヤセグメント102とはトンネル接合する。第1のナノワイヤセグメント101の伝導帯の下端と第2のナノワイヤセグメント102の価電子帯の上端とが等しいことが好ましく、第1のナノワイヤセグメント101と第2のナノワイヤセグメント102との接合がタイプII又はタイプIIIのヘテロ接合であってもよい。
図2(b)に示すように、第3のナノワイヤセグメント103と第4のナノワイヤセグメント104とはトンネル接合する。第3のナノワイヤセグメント103の伝導帯の下端と第4のナノワイヤセグメント104の価電子帯の上端とが等しいことが好ましく、第3のナノワイヤセグメント103と第4のナノワイヤセグメント104との接合がタイプII又はタイプIIIのヘテロ接合であってもよい。第4のナノワイヤセグメント104と第5のナノワイヤセグメント105との接合はタイプIIのヘテロ接合である。
なお、第1のナノワイヤ131及び第2のナノワイヤ132の本数は特に限定されない。
このように構成された化合物半導体装置100では、第1のナノワイヤ131は、第1の金属電極121と第2の金属電極122との間で整流ダイオードとして機能することができる。そして、整流ダイオードは、電波発電装置に用いることができる。マイクロ波等の環境電波は昼夜を問わず存在しているため、電波発電装置は一定の電力を常時出力することができる。また、第2のナノワイヤ132に光が照射されると、第4のナノワイヤセグメント104及び第5のナノワイヤセグメント105は、その接合界面が電荷分離構造となる太陽電池として機能し、電力を生成する。このとき、第3のナノワイヤセグメント103と第4のナノワイヤセグメント104とがトンネル接合しているため、太陽電池にて生じた電力はほとんどそのまま第1の金属電極121及び第3の金属電極123から取り出すことができる。太陽光は豊富なエネルギーを含んでいるため、太陽電池は大きな電力を出力することができる。
化合物半導体装置100では、これら電波発電装置に好適な整流ダイオード及び太陽電池を単一の基板151上に配置することができる。従って、化合物半導体装置100を用いることで、小型で安定した電力を生成する発電装置を実現することができる。なお、従来の電波発電装置及び太陽電池を単に1つのパッケージに配置したとしても、第1の実施形態ほど小型化することはできない。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、ナノワイヤを備えた化合物半導体装置に関する。図3は、第2の実施形態に係る化合物半導体装置を示す断面図である。図4は、第2の実施形態に係る化合物半導体装置を示すエネルギーバンド図である。図4(a)は、第1のナノワイヤのエネルギーバンドを示し、図4(b)は、第2のナノワイヤのエネルギーバンドを示す。
図3に示すように、第2の実施形態に係る化合物半導体装置200には、周辺領域291、電波発電領域292及び光電変換領域293が設けられている。基板251上にn型半導体層252が形成されている。例えば、基板251は半絶縁性(semi-insulating:SI)-GaAs(111)B基板であり、n型半導体層252は、厚さが100nm~300nmのn型GaAs層である。n型半導体層252上に開口部254及び255を備えた成長マスク253が形成されている。開口部254は電波発電領域292及び光電変換領域293に複数個ずつ形成されており、開口部255は周辺領域291に形成されている。例えば、成長マスク253は、厚さが40nm~60nmのシリコン窒化膜であり、開口部254の直径は20nm~100nmである。開口部255内に、n型半導体層252に接触する第1の金属電極221が形成されている。
電波発電領域292は、開口部254を通じて基板251の上方に成長した複数の第1のナノワイヤ231を有する。例えば、第1のナノワイヤ231の直径は20nm~100nmである。第1のナノワイヤ231は、n型のナノワイヤセグメント201と、ナノワイヤセグメント201上のp型のナノワイヤセグメント202と、ナノワイヤセグメント202上のn型のナノワイヤセグメント206と、を有する。第1のナノワイヤ231上に金属膜256が形成されている。金属膜256は、例えば直径が20nm~100nmの金(Au)膜である。
図4(a)に示すように、ナノワイヤセグメント201とナノワイヤセグメント202とはトンネル接合する。ナノワイヤセグメント201とナノワイヤセグメント202との接合はタイプIIIのヘテロ接合である。ナノワイヤセグメント202とナノワイヤセグメント206との接合はタイプIIのヘテロ接合である。
光電変換領域293は、開口部254を通じて基板251の上方に成長した複数の第2のナノワイヤ232を有する。例えば、第2のナノワイヤ232の直径は20nm~100nmである。第2のナノワイヤ232は、n型のナノワイヤセグメント203と、ナノワイヤセグメント203上のp型のナノワイヤセグメント204と、ナノワイヤセグメント204上のn型のナノワイヤセグメント205と、を有する。第2のナノワイヤ232上にも金属膜256が形成されている。
図4(b)に示すように、ナノワイヤセグメント203とナノワイヤセグメント204とはトンネル接合する。ナノワイヤセグメント203とナノワイヤセグメント204との接合はタイプIIIのヘテロ接合である。ナノワイヤセグメント204とナノワイヤセグメント205との接合はタイプIIのヘテロ接合である。
例えば、ナノワイヤセグメント201及び203は、n型不純物として硫黄(S)を含み、長さが0.1μm~0.5μmのn型InAsナノワイヤセグメントである。例えば、ナノワイヤセグメント202及び204は、p型不純物として亜鉛(Zn)を含み、長さが0.5μm~1.0μmのp型GaAsSbナノワイヤセグメントである。例えば、ナノワイヤセグメント206及び205は、n型不純物としてSを含み、長さが0.5μm~1.0μmのn型GaAsナノワイヤセグメントである。例えば、ナノワイヤセグメント201及び203におけるn型不純物の濃度は1×1018cm-3~1×1020cm-3である。例えば、ナノワイヤセグメント202及び204におけるp型不純物の濃度は1×1017cm-3~1×1019cm-3である。例えば、ナノワイヤセグメント206及び205におけるn型不純物の濃度は1×1017cm-3~1×1019cm-3である。このようなp型GaAsSbのナノワイヤセグメント204とn型GaAsのナノワイヤセグメント205との組み合わせは、吸収帯に赤外光領域を含んだ順方向ダイオードとして機能し、特に赤外光を用いた発電に好適である。また、ナノワイヤセグメント201とナノワイヤセグメント202との組み合わせ、及びナノワイヤセグメント203とナノワイヤセグメント204との組み合わせはバックワードダイオードとして機能する。
n型のナノワイヤセグメント201は第1のナノワイヤセグメントの一例である。p型のナノワイヤセグメント202は第2のナノワイヤセグメントの一例である。n型のナノワイヤセグメント203は第3のナノワイヤセグメントの一例である。p型のナノワイヤセグメント204は第4のナノワイヤセグメントの一例である。n型のナノワイヤセグメント205は第5のナノワイヤセグメントの一例である。
周辺領域291、電波発電領域292及び光電変換領域293に、第1のナノワイヤ231及び第2のナノワイヤ232を覆うようにして樹脂膜260が形成されている。例えば、樹脂膜260はベンゾシクロブテン(BCB)の樹脂膜である。
樹脂膜260に、周辺領域291にて、第1の金属電極221を露出する開口部261が形成されている。樹脂膜260に、電波発電領域292にて、厚さ方向でナノワイヤセグメント202の途中まで到達する溝262が形成されている。溝262内にナノワイヤセグメント202の側面の一部に接触する第2の金属電極222が形成されている。第2の金属電極222はナノワイヤセグメント206の側面にも接触する。樹脂膜260に、光電変換領域293にて、厚さ方向でナノワイヤセグメント205の途中まで到達する溝263が形成されている。溝263内にナノワイヤセグメント205の側面の一部に接触する第3の金属電極223が形成されている。
第1の金属電極221はn型半導体層252を介してナノワイヤセグメント201及び203に電気的に接続されている。第2の金属電極222は直接ナノワイヤセグメント202に接しており、ナノワイヤセグメント202に電気的に接続されている。第3の金属電極223は直接ナノワイヤセグメント205に接しており、ナノワイヤセグメント205に電気的に接続されている。例えば、第1の金属電極221、第2の金属電極222及び第3の金属電極223は、Pt膜及びその上のAu膜からなる積層膜を含む。
このように構成された化合物半導体装置200では、第1のナノワイヤ231は、第1の金属電極221と第2の金属電極222との間で整流ダイオードとして機能することができる。また、化合物半導体装置200に太陽光が照射されると、ナノワイヤセグメント204及び205は、その接合界面が電荷分離構造となる太陽電池として機能し、電力を生成する。このとき、ナノワイヤセグメント203とナノワイヤセグメント204とがトンネル接合しているため、太陽電池にて生じた電力はほとんどそのまま第1の金属電極221及び第3の金属電極223から取り出すことができる。
従って、化合物半導体装置200を用いることで、小型で安定した電力を生成する発電装置を実現することができる。
なお、ナノワイヤセグメント204とナノワイヤセグメント205との間にノンドープのi型のGaAs層が設けられていてもよい。i型のGaAs層が設けられることで、第2のナノワイヤ232における不純物による太陽光の吸収が抑制され、優れた光電変換効率を得ることができる。ナノワイヤセグメント202とナノワイヤセグメント206との間にノンドープのi型のGaAs層が設けられていてもよい。
次に、第2の実施形態に係る化合物半導体装置200の製造方法について説明する。図5A~図5Cは、第2の実施形態に係る化合物半導体装置200の製造方法を示す断面図である。
先ず、図5A(a)に示すように、基板251上にn型半導体層252としてn型GaAs層を形成する。n型半導体層252は、例えば有機金属化学気相成長(metal organic chemical vapor deposition:MOCVD)法により成長させることができる。例えば、Gaの原料にトリエチルガリウム(TEGa)を用い、Asの原料にアルシン(AsH)を用いる。また、n型不純物の原料に硫化水素(HS)を用い、n型不純物としてSをドーピングする。次いで、n型半導体層252上に成長マスク253としてシリコン窒化膜を形成する。
その後、図5A(b)に示すように、成長マスク253に開口部254を形成する。続いて、開口部254内に、第1のナノワイヤ231及び第2のナノワイヤ232の触媒として、例えば円板状の金属膜256としてAu膜を形成する。例えば、開口部254及び金属膜256は、電子線(electron beam:EB)リソグラフィ及びリフトオフプロセスによって形成することができる。このようにして、基板251、成長マスク253及び金属膜256を備えた結晶成長用の基板が得られる。
次いで、図5B(c)に示すように、第1のナノワイヤ131及び第2のナノワイヤ232を基板251の上方に成長させる。例えば、第1のナノワイヤ231及び第2のナノワイヤ232は、MOCVD法によりVLS(vapor-liquid-solid)モードで成長させることができる。
第1のナノワイヤ231及び第2のナノワイヤ232の成長では、n型のナノワイヤセグメント201及び203を成長させ、その上にp型のナノワイヤセグメント202及び204を成長させ、その上にn型のナノワイヤセグメント206及び205を成長させる。例えば、n型のナノワイヤセグメント201及び203はn型InAsナノワイヤセグメントであり、p型のナノワイヤセグメント202及び204はp型GaAsSbナノワイヤセグメントであり、n型のナノワイヤセグメント206及び205はn型GaAsナノワイヤセグメントである。
例えば、n型のナノワイヤセグメント201及び203は400℃~450℃の温度で成長させる。n型のナノワイヤセグメント201及び203の成長では、例えば、Inの原料にトリメチルインジウム(TMIn)を用い、Asの原料にAsHを用いる。また、n型不純物の原料にHSを用い、n型不純物としてSをドーピングする。S濃度は、例えば1×1018cm-3~1×1020cm-3とする。
例えば、p型のナノワイヤセグメント202及び204は500℃~550℃の温度で成長させる。p型のナノワイヤセグメント202及び204の成長では、例えば、Gaの原料にTEGaを用い、Asの原料にAsHを用い、Sbの原料にトリメチルアンチモン(TMSb)を用いる。また、p型不純物の原料にジエチル亜鉛(DEZn)を用い、p型不純物としてZnをドーピングする。Zn濃度は、例えば1×1017cm-3~1×1019cm-3とする。
例えば、n型のナノワイヤセグメント206及び205は500℃~550℃の温度で成長させる。n型のナノワイヤセグメント206及び205の成長では、例えば、Gaの原料にTEGaを用い、Asの原料にAsHを用いる。また、n型不純物の原料にHSを用い、n型不純物としてSをドーピングする。S濃度は、例えば1×1017cm-3~1×1019cm-3とする。
第1のナノワイヤ231及び第2のナノワイヤ232の成長後、図5B(d)に示すように、第1のナノワイヤ231及び第2のナノワイヤ232を覆う樹脂膜260として、BCBの樹脂膜を形成する。
次いで、図5C(e)に示すように、樹脂膜260に開口部261並びに溝262及び263を形成する。また、開口部261に繋がる開口部255を成長マスク253に形成する。開口部261、溝262及び263並びに開口部255は、例えばリソグラフィ、レジストのパターニング及びドライエッチングにより形成することができる。
その後、図5C(f)に示すように、開口部255及び261内に第1の金属電極221を形成し、溝262内に第2の金属電極222を形成し、溝263内に第3の金属電極223を形成する。例えば、第1の金属電極221、第2の金属電極222及び第3の金属電極223の形成では、Pt膜及びその上のAu膜からなる積層膜を形成する。
このようにして、化合物半導体装置200を製造することができる。
なお、樹脂膜260の形成前に、第1のナノワイヤ231及び第2のナノワイヤ232の側面上に保護膜を形成することが好ましい。保護膜としては、例えば厚さが5nm~10nmのAl膜を原子層堆積(atomic layer deposition:ALD)法により形成することができる。この保護膜は、後に、溝262及び263内で除去すれば、第2の金属電極222はナノワイヤセグメント202及び206に接触することができ、第3の金属電極223はナノワイヤセグメント205に接触することができる。
また、第1の金属電極221、第2の金属電極222及び第3の金属電極223の形成後に樹脂膜260を除去してもよい。樹脂膜260を除去することにより、寄生容量を低減することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、ナノワイヤを備えた化合物半導体装置に関する。図6は、第3の実施形態に係る化合物半導体装置を示す断面図である。
図6に示すように、第3の実施形態に係る化合物半導体装置300には、周辺領域391、電波発電領域392、光電変換領域393及び光電変換領域394が設けられている。基板251上にn型半導体層252が形成されている。n型半導体層252上に開口部254及び255を備えた成長マスク253が形成されている。開口部254は電波発電領域392、光電変換領域393及び光電変換領域394に複数個ずつ形成されており、開口部255は周辺領域391に形成されている。開口部255内に、n型半導体層252に接触する第1の金属電極321が形成されている。
電波発電領域392は、開口部254を通じて基板251の上方に成長した複数の第1のナノワイヤ331を有する。例えば、第1のナノワイヤ331の直径は20nm~100nmである。第1のナノワイヤ331は、n型のナノワイヤセグメント301と、ナノワイヤセグメント301上のp型のナノワイヤセグメント302と、ナノワイヤセグメント302上のn型のナノワイヤセグメント311と、を有する。第1のナノワイヤ331は、更に、ナノワイヤセグメント311上のトンネル接合層341と、トンネル接合層341上のp型のナノワイヤセグメント312と、ナノワイヤセグメント312上のn型のナノワイヤセグメント313と、を有する。第1のナノワイヤ331上に金属膜256が形成されている。
ナノワイヤセグメント301とナノワイヤセグメント302とはトンネル接合する。ナノワイヤセグメント301とナノワイヤセグメント302との接合はタイプIIIのヘテロ接合である。ナノワイヤセグメント302とナノワイヤセグメント311との接合はタイプIIのヘテロ接合である。ナノワイヤセグメント312とナノワイヤセグメント313との接合はタイプIIのヘテロ接合である。
光電変換領域393は、開口部254を通じて基板251の上方に成長した複数の第2のナノワイヤ332を有する。例えば、第2のナノワイヤ332の直径は20nm~100nmである。第2のナノワイヤ332は、n型のナノワイヤセグメント303と、ナノワイヤセグメント303上のp型のナノワイヤセグメント304と、ナノワイヤセグメント304上のn型のナノワイヤセグメント305と、を有する。第2のナノワイヤ332は、更に、ナノワイヤセグメント305上のトンネル接合層342と、トンネル接合層342上のp型のナノワイヤセグメント314と、ナノワイヤセグメント314上のn型のナノワイヤセグメント315と、を有する。第2のナノワイヤ332上にも金属膜256が形成されている。
ナノワイヤセグメント303とナノワイヤセグメント304とはトンネル接合する。ナノワイヤセグメント303とナノワイヤセグメント304との接合はタイプIIIのヘテロ接合である。ナノワイヤセグメント304とナノワイヤセグメント305との接合はタイプIIのヘテロ接合である。ナノワイヤセグメント314とナノワイヤセグメント315との接合はタイプIIのヘテロ接合である。
光電変換領域394は、開口部254を通じて基板251の上方に成長した複数の第3のナノワイヤ333を有する。例えば、第3のナノワイヤ333の直径は20nm~100nmである。第3のナノワイヤ333は、n型のナノワイヤセグメント306と、ナノワイヤセグメント306上のp型のナノワイヤセグメント307と、ナノワイヤセグメント307上のn型のナノワイヤセグメント308と、を有する。第3のナノワイヤ333は、更に、ナノワイヤセグメント308上のトンネル接合層343と、トンネル接合層343上のp型のナノワイヤセグメント309と、ナノワイヤセグメント309上のn型のナノワイヤセグメント310と、を有する。第3のナノワイヤ333上にも金属膜256が形成されている。
ナノワイヤセグメント306とナノワイヤセグメント307とはトンネル接合する。ナノワイヤセグメント306とナノワイヤセグメント307との接合はタイプIIIのヘテロ接合である。ナノワイヤセグメント307とナノワイヤセグメント308との接合はタイプIIのヘテロ接合である。ナノワイヤセグメント309とナノワイヤセグメント310との接合はタイプIIのヘテロ接合である。
例えば、ナノワイヤセグメント301、303及び306は、n型不純物としてSを含み、長さが0.1μm~0.5μmのn型InAsナノワイヤセグメントである。例えば、ナノワイヤセグメント302、304及び307は、p型不純物としてZnを含み、長さが0.5μm~1.0μmのp型AlGaSbナノワイヤセグメントである。例えば、ナノワイヤセグメント311、305及び308は、n型不純物としてSを含み、長さが0.5μm~1.0μmのn型InGaPナノワイヤセグメントである。例えば、ナノワイヤセグメント312、314及び309は、p型不純物としてZnを含み、長さが0.5μm~1.0μmのp型GaAsSbナノワイヤセグメントである。例えば、ナノワイヤセグメント313、315及び310は、n型不純物としてSを含み、長さが0.5μm~1.0μmのn型GaAsナノワイヤセグメントである。このようなp型AlGaSbのナノワイヤセグメント304とn型InGaPのナノワイヤセグメント305との組み合わせは、吸収帯に可視光領域を含んだ順方向ダイオードとして機能し、特に可視光を用いた発電に好適である。また、p型GaAsSbのナノワイヤセグメント309とn型GaAsのナノワイヤセグメント310との組み合わせは、吸収帯に赤外光領域を含んだ順方向ダイオードとして機能し、特に赤外光を用いた発電に好適である。また、ナノワイヤセグメント301とナノワイヤセグメント302との組み合わせ、ナノワイヤセグメント303とナノワイヤセグメント304との組み合わせ、及びナノワイヤセグメント306とナノワイヤセグメント307との組み合わせはバックワードダイオードとして機能する。
トンネル接合層341~343は、ナノワイヤセグメント311、305及び308よりも高濃度でn型不純物を含むn型InGaP層と、その上に形成され、ナノワイヤセグメント312、314及び308よりも高濃度でp型不純物を含むp型GaAsSb層との積層体である。これらn型InGaP層とp型GaAsSb層とはトンネル接合している。
n型のナノワイヤセグメント301は第1のナノワイヤセグメントの一例である。p型のナノワイヤセグメント302は第2のナノワイヤセグメントの一例である。n型のナノワイヤセグメント303は第3のナノワイヤセグメントの一例である。p型のナノワイヤセグメント304は第4のナノワイヤセグメントの一例である。n型のナノワイヤセグメント305は第5のナノワイヤセグメントの一例である。n型のナノワイヤセグメント306は第6のナノワイヤセグメントの一例である。p型のナノワイヤセグメント307は第7のナノワイヤセグメントの一例である。n型のナノワイヤセグメント308は第8のナノワイヤセグメントの一例である。p型のナノワイヤセグメント309は第9のナノワイヤセグメントの一例である。n型のナノワイヤセグメント310は第10のナノワイヤセグメントの一例である。
周辺領域391、電波発電領域392、光電変換領域393及び光電変換領域394に、第1のナノワイヤ331、第2のナノワイヤ332及び第3のナノワイヤ333を覆うようにして樹脂膜360が形成されている。例えば、樹脂膜360はBCBの樹脂膜である。
樹脂膜360に、周辺領域391にて、第1の金属電極321を露出する開口部361が形成されている。樹脂膜360に、電波発電領域392にて、厚さ方向でナノワイヤセグメント302の途中まで到達する溝362が形成されている。溝362内にナノワイヤセグメント302の側面の一部に接触する第2の金属電極322が形成されている。第2の金属電極322はナノワイヤセグメント312及び313並びにトンネル接合層341の側面にも接触する。樹脂膜360に、光電変換領域393にて、厚さ方向でナノワイヤセグメント314の途中まで到達する溝363が形成されている。溝363内にナノワイヤセグメント314の側面の一部に接触する第3の金属電極323が形成されている。第3の金属電極323はナノワイヤセグメント315の側面にも接触する。樹脂膜360に、光電変換領域394にて、厚さ方向でナノワイヤセグメント310の途中まで到達する溝364が形成されている。溝364内にナノワイヤセグメント310の側面の一部に接触する第4の金属電極324が形成されている。
第1の金属電極321はn型半導体層252を介してナノワイヤセグメント301、303及び306に電気的に接続されている。第2の金属電極322は直接ナノワイヤセグメント302に接しており、ナノワイヤセグメント302に電気的に接続されている。第3の金属電極323はナノワイヤセグメント314及びトンネル接合層342を介してナノワイヤセグメント305に電気的に接続されている。第4の金属電極324は直接ナノワイヤセグメント310に接しており、ナノワイヤセグメント310に電気的に接続されている。例えば、第1の金属電極321、第2の金属電極322、第3の金属電極323及び第4の金属電極324は、Pt膜及びその上のAu膜からなる積層膜を含む。
このように構成された化合物半導体装置300では、第1のナノワイヤ331は、第1の金属電極321と第2の金属電極322との間で整流ダイオードとして機能することができる。また、化合物半導体装置300に可視光、例えば室内の発光ダイオード(light emitting diode:LED)照明の光が照射されると、ナノワイヤセグメント304及び305は、その接合界面が電荷分離構造となる太陽電池として機能し、電力を生成する。このとき、ナノワイヤセグメント303とナノワイヤセグメント304とがトンネル接合しているため、太陽電池にて生じた電力はほとんどそのまま第1の金属電極321及び第3の金属電極323から取り出すことができる。同様に、第3のナノワイヤ333においても、第1の金属電極321及び第4の金属電極324から電力を取り出すことができる。更に、化合物半導体装置300に太陽光が照射されると、ナノワイヤセグメント309及び310は、その接合界面が電荷分離構造となる太陽電池として機能し、電力を生成する。このとき、ナノワイヤセグメント306とナノワイヤセグメント307とがトンネル接合し、ナノワイヤセグメント308とナノワイヤセグメント309との間にトンネル接合層343が設けられているため、太陽電池にて生じた電力はほとんどそのまま第1の金属電極321及び第4の金属電極324から取り出すことができる。
従って、化合物半導体装置300を用いることで、小型で安定した電力を生成する発電装置を実現することができる。また、赤外光のみならず可視光を利用することもできるため、より広範囲の光環境に対応することができる。
なお、ナノワイヤセグメント309とナノワイヤセグメント310との間にノンドープのi型のGaAs層が設けられていてもよい。i型のGaAs層が設けられることで、第3のナノワイヤ333における不純物による太陽光の吸収が抑制され、優れた光電変換効率を得ることができる。ナノワイヤセグメント312とナノワイヤセグメント313との間、及びナノワイヤセグメント314とナノワイヤセグメント315との間にノンドープのi型のGaAs層が設けられていてもよい。
また、ナノワイヤセグメント304とナノワイヤセグメント305との間にノンドープのi型のInGaP層が設けられていてもよい。i型のInGaP層が設けられることで、第2のナノワイヤ332における不純物による可視光の吸収が抑制され、優れた光電変換効率を得ることができる。ナノワイヤセグメント302とナノワイヤセグメント311との間、及びナノワイヤセグメント307とナノワイヤセグメント308との間にノンドープのi型のInGaP層が設けられていてもよい。
次に、第3の実施形態に係る化合物半導体装置300の製造方法について説明する。図7A~図7Dは、第3の実施形態に係る化合物半導体装置300の製造方法を示す断面図である。
先ず、図7Aに示すように、化合物半導体装置200の製造方法と同様に、基板251上にn型半導体層252を形成し、n型半導体層252上に成長マスク253を形成し、成長マスク253に開口部254を形成し、開口部254内に金属膜256を形成する。
次いで、図7Bに示すように、第1のナノワイヤ331、第2のナノワイヤ332及び第3のナノワイヤ333を基板251の上方に成長させる。例えば、第1のナノワイヤ231及び第2のナノワイヤ232は、MOCVD法によりVLSモードで成長させることができる。
第1のナノワイヤ331、第2のナノワイヤ332及び第3のナノワイヤ333成長では、先ず、n型のナノワイヤセグメント301、303及び306を成長させる。次いで、ナノワイヤセグメント301、303及び306の上にp型のナノワイヤセグメント302、304及び307を成長させ、その上にn型のナノワイヤセグメント311、305及び308を成長させる。その後、n型のナノワイヤセグメント311、305及び308の上にトンネル接合層341、342及び343を成長させ、その上にp型のナノワイヤセグメント312、314及び309を成長させ、その上にn型のナノワイヤセグメント313、315及び310を成長させる。
例えば、n型のナノワイヤセグメント301、303及び306はn型InAsナノワイヤセグメントである。例えば、p型のナノワイヤセグメント302、304及び307はp型AlGaSbナノワイヤセグメントである。例えば、n型のナノワイヤセグメント311、305及び308はn型InGaPナノワイヤセグメントである。例えば、トンネル接合層341~343は、高濃度で不純物を含むn型InGaP層及びp型GaAsSb層の積層体である。例えば、p型のナノワイヤセグメント312、314及び309はp型GaAsSbナノワイヤセグメントである。例えば、n型のナノワイヤセグメント313、315及び310はn型GaAsナノワイヤセグメントである。
n型のナノワイヤセグメント301、303及び306の成長では、例えば、Inの原料にTMInを用い、Asの原料にAsHを用いる。また、n型不純物の原料にHSを用い、n型不純物としてSをドーピングする。
p型のナノワイヤセグメント302、304及び307の成長では、例えば、Alの原料にトリメチルアルミニウム(TMAl)を用い、Gaの原料にTEGaを用い、Sbの原料にTMSbを用いる。また、p型不純物の原料にDEZnを用い、p型不純物としてZnをドーピングする。
n型のナノワイヤセグメント311、305及び308の成長では、例えば、Inの原料にTMInを用い、Gaの原料にTEGaを用い、Pの原料にホスフィン(PH)を用いる。また、n型不純物の原料にHSを用い、n型不純物としてSをドーピングする。n型のナノワイヤセグメント311、305及び308の成長の後に、HSの供給量を上げ、トンネル接合層341~343のn型InGaP層を形成する。
p型のナノワイヤセグメント312、314及び309の成長では、Gaの原料にTEGaを用い、Asの原料にAsHを用い、Sbの原料にTMSbを用いる。また、p型不純物の原料にDEZnを用い、p型不純物としてZnをドーピングする。p型のナノワイヤセグメント312、314及び309の成長の前に、DEZnの供給量を上げ、トンネル接合層341~343のp型GaAsSb層を形成する。
n型のナノワイヤセグメント313、315及び310の成長では、例えば、Gaの原料にTEGaを用い、Asの原料にAsHを用いる。また、n型不純物の原料にHSを用い、n型不純物としてSをドーピングする。
第1のナノワイヤ331、第2のナノワイヤ332及び第3のナノワイヤ333の成長後、図7Cに示すように、第1のナノワイヤ331、第2のナノワイヤ332及び第3のナノワイヤ333を覆う樹脂膜360として、BCBの樹脂膜を形成する。次いで、樹脂膜360に開口部361並びに溝362、363及び364を形成する。また、開口部361に繋がる開口部255を成長マスク253に形成する。開口部361、溝362~364並びに開口部255は、例えばリソグラフィ、レジストのパターニング及びドライエッチングにより形成することができる。
その後、図7Dに示すように、開口部255及び361内に第1の金属電極321を形成し、溝362内に第2の金属電極322を形成し、溝363内に第3の金属電極323を形成し、溝364内に第4の金属電極324を形成する。例えば、第1の金属電極321、第2の金属電極322、第3の金属電極323及び第4の金属電極324の形成では、Pt膜及びその上のAu膜からなる積層膜を形成する。
このようにして、化合物半導体装置200を製造することができる。
なお、樹脂膜360の形成前に、第1のナノワイヤ331、第2のナノワイヤ332及び第3のナノワイヤ333の側面上に保護膜を形成することが好ましい。保護膜としては、例えば厚さが5nm~10nmのAl膜をALD法により形成することができる。この保護膜は、後に、溝362~364内で除去すれば、第2の金属電極322はナノワイヤセグメント302及び311~314に接触することができ、第3の金属電極323はナノワイヤセグメント314及び315に接触することができ、第4の金属電極324はナノワイヤセグメント310に接触することができる。
また、第1の金属電極321、第2の金属電極322、第3の金属電極323及び第4の金属電極324の形成後に樹脂膜360を除去してもよい。樹脂膜360を除去することにより、寄生容量を低減することができる。
また、各ナノワイヤセグメントの材料は第2及び第3の実施形態のものに限定されない。また、基板の材料も第2及び第3の実施形態のものに限定されない。ただし、光が基板側からナノワイヤに入射してくる場合は、基板の材料には太陽電池として機能するナノワイヤが吸収する光に対して透明なものを用いることが好ましい。化合物半導体装置の製造過程で、光を吸収する基板を用いる場合は、例えば、樹脂膜でナノワイヤを固定した後に、当該基板からナノワイヤ及び樹脂膜等を剥離し、光に対して透明な基板に貼り付けることが好ましい。可視光領域から赤外光領域までの範囲で透明な材料として、GaPが挙げられる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、第2の実施形態に係る化合物半導体装置200を含む発電装置に関する。図8は、第4の実施形態に係る発電装置を示す模式図である。
第4の実施形態に係る発電装置400は、図8に示すように、化合物半導体装置200、レンズ401及びアンテナ402を有する。例えば、レンズ401はフレネルレンズであり、アンテナ402は金属アンテナである。化合物半導体装置200は、レンズ401の平坦面401aでレンズ401の焦点となる部分に、基板251の裏面が接触するように貼り付けられている。また、アンテナ402は、平坦面401aの化合物半導体装置200の周辺に設けられている。
アンテナ402は端子402a及び402bを有する。端子402aに配線411及び421が接続され、端子402bに配線412及び422が接続されている。配線411は第1の金属電極221に接続され、配線412は第2の金属電極222に接続されている。また、第3の金属電極223には配線413が接続されている。例えば、配線421及び411を通じて第1の金属電極221に接地電位が供給される。
このような発電装置400では、化合物半導体装置200にレンズ401側から光又は電波のエネルギー源450が入射してくると、第1のナノワイヤ231や第2のナノワイヤ232を通じて発電が行われる。すなわち、発電装置400は、光及び電波をハーベスティングすることができる。
基板251には、例えばGaP等の可視光領域から赤外光領域に透明な材料を用いることが好ましい。また、化合物半導体装置200の製造過程で、光吸収に影響を及ぼす基板上に第1のナノワイヤ231及び第2のナノワイヤ232を成長させた場合には、当該基板から剥離して、上記のような透明な材料の基板に貼り付けてもよい。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。第5の実施形態は、第4の実施形態に係る発電装置400を含む電源装置に関する。図9は、第5の実施形態に係る電源装置を示す回路図である。
第5の実施形態に係る電源装置500は、電波511を受けて電力を生成する電力源501及び光512を受けて電力を生成する電力源502を有する。電力源501及び502は蓄電部520に接続されている。蓄電部520は、電力源501に接続されたキャパシタ521及び電力源502に接続されたキャパシタ522を有する。蓄電部520は、キャパシタ521と出力端子530との間に接続されたスイッチ523及びキャパシタ522と出力端子530との間に接続されたスイッチ524を有する。スイッチ523及び524は、出力端子530の接続先をキャパシタ521とキャパシタ522との間で切り替える。電力源501は、発電装置400の配線421と配線422との間の部分を含む。電力源502は、発電装置400の配線421と配線413との間の部分を含む。
電源装置500は、電波発電素子として機能する電力源501により生成された電力をキャパシタ521に蓄電し、太陽電池として機能する電力源502により生成された電力をキャパシタ522に蓄電する。スイッチ523及び524は互いに排他的にオン/オフし、一方から出力端子530に電力が伝達される。例えば、出力端子530にはIoTセンサが接続され、このIoTセンサは電池等を用いることなく動作することができる。
なお、環境にもよるが、電力源501の発電量は1μW~10μW、電力源502の発電量は0.1mW~1mWであるため、キャパシタ522の容量がキャパシタ521の容量より大きいことが好ましい。
第5の実施形態では、電力源501及び502が同一のセンサ駆動電源となるが、これらが異なる用途に用いられてもよい。例えば、発電量の大きい電力源502により生成された電力を通信機器に供給するように構成してもよい。
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
基板と、
前記基板の上方に形成され、第1導電型の第1のナノワイヤセグメントと、前記第1のナノワイヤセグメント上の第2導電型の第2のナノワイヤセグメントと、を有する第1のナノワイヤと、
前記基板の上方に形成され、第1導電型の第3のナノワイヤセグメントと、前記第3のナノワイヤセグメント上の第2導電型の第4のナノワイヤセグメントと、前記第4のナノワイヤセグメント上の第1導電型の第5のナノワイヤセグメントと、を有する第2のナノワイヤと、
前記第1のナノワイヤセグメント及び前記第3のナノワイヤセグメントに電気的に接続された第1の金属電極と、
前記第2のナノワイヤセグメントに電気的に接続された第2の金属電極と、
前記第5のナノワイヤセグメントに電気的に接続された第3の金属電極と、
を有し、
前記第1のナノワイヤセグメントと前記第2のナノワイヤセグメントとがトンネル接合し、
前記第3のナノワイヤセグメントと前記第4のナノワイヤセグメントとがトンネル接合することを特徴とする化合物半導体装置。
(付記2)
前記第1のナノワイヤセグメント及び前記第3のナノワイヤセグメントは同一の材料から構成され、
前記第2のナノワイヤセグメント及び前記第4のナノワイヤセグメントは同一の材料から構成されていることを特徴とする付記1に記載の化合物半導体装置。
(付記3)
前記第1のナノワイヤセグメントと前記第2のナノワイヤセグメントとがバックワードダイオードを構成し、
前記第3のナノワイヤセグメントと前記第4のナノワイヤセグメントとがバックワードダイオードを構成し、
前記第4のナノワイヤセグメントと前記第5のナノワイヤセグメントとが順方向ダイオードを構成することを特徴とする付記1又は2に記載の化合物半導体装置。
(付記4)
前記基板の上方に形成され、第1導電型の第6のナノワイヤセグメントと、前記第6のナノワイヤセグメント上の第2導電型の第7のナノワイヤセグメントと、前記第7のナノワイヤセグメント上の第1導電型の第8のナノワイヤセグメントと、前記第8のナノワイヤセグメント上の第2導電型の第9のナノワイヤセグメントと、前記第9のナノワイヤセグメント上の第1導電型の第10のナノワイヤセグメントと、を有する第3のナノワイヤと、
前記第10のナノワイヤセグメントに接続された第4の金属電極と、
を有することを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
(付記5)
前記第6のナノワイヤセグメントは、前記第1のナノワイヤセグメント及び前記第3のナノワイヤセグメントと同一の材料から構成され、
前記第7のナノワイヤセグメントは、前記第2のナノワイヤセグメント及び前記第4のナノワイヤセグメントと同一の材料から構成され、
前記第8のナノワイヤセグメントは、前記第5のナノワイヤセグメントと同一の材料から構成され、
前記第9のナノワイヤセグメントのバンドギャップは前記第7のナノワイヤセグメントのバンドギャップと相違し、
前記第10のナノワイヤセグメントのバンドギャップは前記第8のナノワイヤセグメントのバンドギャップと相違することを特徴とする付記4に記載の化合物半導体装置。
(付記6)
付記1乃至5のいずれか1項に記載の化合物半導体装置と、
一方の端子が前記第1の金属電極に接続され、他方の端子が前記第2の金属電極に接続されたアンテナと、
前記第2のナノワイヤに集光するレンズと、
を有することを特徴とする発電装置。
(付記7)
前記基板が前記レンズの平坦面に貼り付けられていることを特徴とする付記6に記載の発電装置。
(付記8)
付記6又は7に記載の発電装置と、
前記第1のナノワイヤを含む第1の電力源に接続された第1のキャパシタと、
前記第2のナノワイヤを含む第2の電力源に接続された第2のキャパシタと、
出力端子の接続先を前記第1のキャパシタと前記第2のキャパシタとの間で切り替えるスイッチと、
を有することを特徴とする電源装置。
(付記9)
基板の上方に、第1導電型の第1のナノワイヤセグメント及び第1導電型の第3のナノワイヤセグメントを互いに離間して成長させる工程と、
前記第1のナノワイヤセグメント上の第2導電型の第2のナノワイヤセグメント及び前記第3のナノワイヤセグメント上の第2導電型の第4のナノワイヤセグメントを成長させる工程と、
前記第4のナノワイヤセグメント上の第1導電型の第5のナノワイヤセグメントを成長させる工程と、
前記第1のナノワイヤセグメント及び前記第3のナノワイヤセグメントに電気的に接続される第1の金属電極を形成する工程と、
前記第2のナノワイヤセグメントに電気的に接続される第2の金属電極を形成する工程と、
前記第5のナノワイヤセグメントに電気的に接続される第3の金属電極を形成する工程と、
を有し、
前記第1のナノワイヤセグメントと前記第2のナノワイヤセグメントとがトンネル接合し、
前記第3のナノワイヤセグメントと前記第4のナノワイヤセグメントとがトンネル接合することを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。
(付記10)
前記第1のナノワイヤセグメント及び前記第3のナノワイヤセグメントを同一の材料から構成し、
前記第2のナノワイヤセグメント及び前記第4のナノワイヤセグメントを同一の材料から構成することを特徴とする付記9に記載の化合物半導体装置の製造方法。
100、200、300:化合物半導体装置
101~105、201~206、301~310:ナノワイヤセグメント
121~123、221~223、321~324:金属電極
131、132、231、232、331~333:ナノワイヤ
151、251:基板
400:発電装置
500:電源装置

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に形成され、第1導電型の第1のナノワイヤセグメントと、前記第1のナノワイヤセグメント上の第2導電型の第2のナノワイヤセグメントと、を有し、第1発電手段として作用する第1のナノワイヤと、
    前記基板の上方に形成され、第1導電型の第3のナノワイヤセグメントと、前記第3のナノワイヤセグメント上の第2導電型の第4のナノワイヤセグメントと、前記第4のナノワイヤセグメント上の第1導電型の第5のナノワイヤセグメントと、を有し、第2発電手段として作用する第2のナノワイヤと、
    前記第1のナノワイヤセグメント及び前記第3のナノワイヤセグメントに電気的に接続された第1の金属電極と、
    前記第2のナノワイヤセグメントに電気的に接続された第2の金属電極と、
    前記第5のナノワイヤセグメントに電気的に接続された第3の金属電極と、
    を有し、
    前記第1のナノワイヤセグメントと前記第2のナノワイヤセグメントとがトンネル接合し、
    前記第3のナノワイヤセグメントと前記第4のナノワイヤセグメントとがトンネル接合することを特徴とする化合物半導体装置。
  2. 前記第1のナノワイヤセグメント及び前記第3のナノワイヤセグメントは同一の材料から構成され、
    前記第2のナノワイヤセグメント及び前記第4のナノワイヤセグメントは同一の材料から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体装置。
  3. 前記第1のナノワイヤセグメントと前記第2のナノワイヤセグメントとがバックワードダイオードを構成し、
    前記第3のナノワイヤセグメントと前記第4のナノワイヤセグメントとがバックワードダイオードを構成し、
    前記第4のナノワイヤセグメントと前記第5のナノワイヤセグメントとが順方向ダイオードを構成することを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物半導体装置。
  4. 前記基板の上方に形成され、第1導電型の第6のナノワイヤセグメントと、前記第6のナノワイヤセグメント上の第2導電型の第7のナノワイヤセグメントと、前記第7のナノワイヤセグメント上の第1導電型の第8のナノワイヤセグメントと、前記第8のナノワイヤセグメント上の第2導電型の第9のナノワイヤセグメントと、前記第9のナノワイヤセグメント上の第1導電型の第10のナノワイヤセグメントと、を有し、第3発電手段として作用する第3のナノワイヤと、
    前記第10のナノワイヤセグメントに接続された第4の金属電極と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の化合物半導体装置と、
    一方の端子が前記第1の金属電極に接続され、他方の端子が前記第2の金属電極に接続されたアンテナと、
    前記第2のナノワイヤに集光するレンズと、
    を有することを特徴とする発電装置。
  6. 請求項5に記載の発電装置と、
    前記第1のナノワイヤを含む第1の電力源に接続された第1のキャパシタと、
    前記第2のナノワイヤを含む第2の電力源に接続された第2のキャパシタと、
    出力端子の接続先を前記第1のキャパシタと前記第2のキャパシタとの間で切り替えるスイッチと、
    を有することを特徴とする電源装置。
  7. 基板の上方に、第1導電型の第1のナノワイヤセグメント及び第1導電型の第3のナノワイヤセグメントを互いに離間して成長させる工程と、
    前記第1のナノワイヤセグメント上の第2導電型の第2のナノワイヤセグメント及び前記第3のナノワイヤセグメント上の第2導電型の第4のナノワイヤセグメントを成長させる工程と、
    前記第4のナノワイヤセグメント上の第1導電型の第5のナノワイヤセグメントを成長させる工程と、
    前記第1のナノワイヤセグメント及び前記第3のナノワイヤセグメントに電気的に接続される第1の金属電極を形成する工程と、
    前記第2のナノワイヤセグメントに電気的に接続される第2の金属電極を形成する工程と、
    前記第5のナノワイヤセグメントに電気的に接続される第3の金属電極を形成する工程と、
    を有し、
    前記第1のナノワイヤセグメントと前記第2のナノワイヤセグメントとがトンネル接合し、
    前記第3のナノワイヤセグメントと前記第4のナノワイヤセグメントとがトンネル接合し、
    前記第1のナノワイヤセグメント及び前記第2のナノワイヤセグメントを有する第1のナノワイヤが第1発電手段として作用し、
    前記第3のナノワイヤセグメント、前記第4のナノワイヤセグメント及び前記第5のナノワイヤセグメントを有する第2のナノワイヤが第2発電手段として作用することを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1のナノワイヤセグメント及び前記第3のナノワイヤセグメントを同一の材料から構成し、
    前記第2のナノワイヤセグメント及び前記第4のナノワイヤセグメントを同一の材料から構成することを特徴とする請求項7に記載の化合物半導体装置の製造方法。
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